JP2022126260A - 洗浄機、制御装置、及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄機、制御装置、及び洗浄方法 Download PDF

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Shinsuke Sasaki
翔太 高市
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Abstract

【課題】洗浄機の安全性を担保しつつ、洗浄機の構成を簡略化する。【解決手段】洗浄機1は、本体2と、容器Bの内部を洗浄するための洗浄液を射出するためのノズル3と、容器Bの内部に射出された洗浄液が容器Bと本体2との間から漏れないようにシールするためのシール部4と、容器Bがシール部4に接触するように保持するための保持部5と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、容器などを洗浄するための洗浄機、制御装置、及び洗浄方法に関する。
飲料用の容器を再利用するために、容器の内部を洗浄する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、飲料水の自動販売機において、ボトル投入部にセットされたボトルに飲料水を充填する前に、ボトルを反転装置により注ぎ口部が下側に位置するように反転させ、下側に位置した注ぎ口部を介してボトル内部に殺菌剤入り飲料水などをノズルから噴射してボトル内部を洗浄する技術が開示されている。
特開2003-317144号公報
特許文献1の自動販売機は、ボトルを洗浄した後に飲料水を充填するので、ボトルを反転させるための反転装置が備えられている。本発明者らは、洗浄機の安全性を担保しつつ、構成をより簡略化することを課題として認識した。
本開示は、洗浄機の安全性を担保しつつ、構成を簡略化するための技術を提供する。
本開示における洗浄機は、本体と、容器の内部を洗浄するための洗浄液を射出するためのノズルと、容器の内部に射出された洗浄液が容器と本体との間から漏れないようにシールするためのシール部と、容器がシール部に接触するように保持するための保持部と、を備える。
本開示における制御装置は、容器の内部を洗浄するための洗浄機において容器と洗浄機の本体との間から容器の内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部と容器との接触状態を示す情報を取得する接触状態情報取得部と、シール部と容器とが接触しているときに容器の内部への洗浄液の射出を可能とし、シール部と容器とが接触していないときに容器の内部に洗浄液を射出させないように制御する射出制御部と、を備える。
本開示における洗浄方法は、容器の内部を洗浄するための洗浄機において容器と洗浄機の本体との間から容器の内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部と容器とを接触させるステップと、シール部と容器とが接触しているときに容器の内部に洗浄液を射出するステップと、を備える。
本開示によれば、洗浄機の安全性を担保しつつ、構成を簡略化することができる。
実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る容器の例を示す図 実施の形態1に係る容器の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機の構成と、洗浄機による容器の洗浄方法の手順の別の例を示す図 実施の形態1に係る容器の別の例を示す図 実施の形態1に係る容器の別の例を示す図 実施の形態1に係る洗浄機を制御するための制御装置の構成図 実施の形態に係る洗浄方法の手順を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~11を用いて、実施の形態1を説明する。実施の形態1に係る洗浄機は、主に飲料用の容器を洗浄するためのものである。特許文献1に記載された自動販売機は、飲料水を販売するためのものであるので、容器の内部に落ちにくい汚れが付着していることは想定されていない。それに対して、コーヒー飲料、お茶、ジュースなどを販売するための容器を再利用する場合には、落ちにくい汚れを落とすために、より強い力で洗浄液を容器の内部に噴射する必要がある。そのため、容器を洗浄する際に、容器の内部から洗浄液が漏れないようにシールしたり、洗浄液の噴射により容器が飛ばないように保持したりする技術が必要となる。
[1-1.構成]
図1は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順を示す。洗浄機1は、本体2と、ノズル3と、シール部4と、保持部5と、ポンプ9と、タンク10と、制御装置50とを備える。
ノズル3は、本体2の開口部8の内部に設けられ、容器Bの内部を洗浄するための洗浄液を射出する。シール部4は、容器Bの内部に射出された洗浄液が容器Bと本体2との間から漏れないようにシールする。
保持部5は、容器Bがシール部4に接触するように保持する。保持部5は、本体2に取り付けられたガイド6に沿って昇降可能に設けられる。使用者は、保持部5に取り付けられた取っ手7を把持して、保持部5を上下に移動させることができる。保持部5をガイド6に沿って自動的に昇降させる構成が設けられてもよい。
ポンプ9は、洗浄液を貯留するタンク10から洗浄液を吸い上げてノズル3から射出させる。制御装置50は、ポンプ9の駆動を制御する。ポンプ9、タンク10、及び制御装置50は、以降の図では省略する。
ステップ(a)において、使用者は、取っ手7を把持し、本体2の上面からの保持部5の高さが容器Bの高さよりも高くなるように保持部5を移動させる。つづいて、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の下から保持部5に挿入する。使用者は、容器Bの側面に設けられた凸部Cの直下(図1では直上)まで容器Bを保持部5に挿入する。
ステップ(b)において、使用者は、保持部5により容器Bの側面部をチャックする。保持部5は、容器Bの側面部の外面と同様の形状の内面を有しており、容器Bの側面部を環囲して保持する。保持部5は、例えば使用者が取っ手7を押したり、引いたり、ねじったりすることにより手動で開閉されてもよい。保持部5を自動で開閉するための構成が設けられてもよい。保持部5は、容器Bをチャックする方向に付勢されていてもよい。この場合、使用者が保持部5を手動で開き、保持部5に容器Bを挿入した後、取っ手7から手を離したり、容器Bをチャックするためのボタンなどを押したりすることにより、自動的に容器Bをチャックすることができる。使用者は、容器Bが保持部5によりチャックされていることを確認すると、取っ手7を把持して保持部5を下に移動させる。
ステップ(c)において、使用者は、容器Bとシール部4とが接触するまで保持部5を下げて、容器Bをシール部4に押し付ける。これにより、容器Bの内部に射出された洗浄液が容器Bと本体2との間から漏れないように、容器Bと本体2との間をシールすることができる。
保持部5により容器Bがチャックされ、容器Bとシール部4とが接触すると、制御装置50は、ポンプ9を駆動して洗浄液をノズル3から射出させる。容器Bの飲み口Dの開口Eから容器Bの内部に入射した洗浄液は、重力により開口Eから本体2の内部に排出される。容器Bとシール部4とが接触することによりポンプ9に通電される構成になっていてもよい。保持部5と容器Bとが接触し、かつ、容器Bとシール部4とが接触することによりポンプ9に通電される構成になっていてもよい。ポンプ9に通電される状態になってから、使用者がスタートボタンなどを押下することによりポンプ9が駆動されてもよい。容器Bとシール部4とが離れたとき、又は、保持部5と容器Bとが離れたときに、ポンプ9への通電が遮断され、ポンプ9が停止される構成になっていてもよい。
保持部5により容器Bがチャックされていることを検知するためのセンサが設けられてもよい。また、容器Bとシール部4とが接触していることを検知するためのセンサが設けられてもよい。これらのセンサは、例えば、接触センサ、圧力センサ、光センサなどであってもよい。制御装置50は、これらのセンサから検知結果を取得し、検知結果に応じてポンプ9のオンオフを制御してもよい。
保持部5の内径は、容器Bの側面部の保持位置より下方(図1では上方)の外径よりも大きく、保持位置より上方(図1では下方)の外径よりも小さい。洗浄液が容器Bの内部に射出されるとき、洗浄液が容器Bの内底面に当たることにより、図1において上向きの力が容器Bに作用するが、保持位置より上方における容器Bの側面部の外径が保持部5の内径よりも小さいので、図1において上方向に容器Bが移動しないように抑えられる。図1の例では、容器Bの側面部に凸部Cが設けられており、保持部5は、凸部Cの下方(図1では上方)で容器Bを保持する。したがって、洗浄液により上向きの力が容器Bに作用しても、凸部Cが保持部5に引っ掛かることにより、上方向に容器Bが移動しないように抑えられる。これにより、洗浄中に容器Bがシール部4から離れないように保持されるので、容器Bと本体2との間から洗浄水が漏れないようにすることができる。したがって、洗浄機1の安全性を担保することができる。さらに、容器Bの底側から保持部5に挿入して洗浄機1にセットするようにすることで、飲み口Dが保持部5などに触れる可能性が低くなるので、より衛生が担保される。
シール部4は、容器Bの飲み口Dよりも下方(図1では上方)と本体2との間をシールするように設けられる。これにより、飲み口Dの外側にも洗浄液が当たるようにすることができるので、飲み口Dの内側と外側の双方を洗浄することができる。したがって、容器Bが複数回使用されたり、複数の使用者により共有されたりする場合であっても、不衛生にならないようにすることができる。また、単一の使用者により専用される容器Bを、複数の使用者により共用される洗浄機1で洗浄する場合であっても、飲み口Dが保持部5などに触れることなく容器Bを洗浄することができるので、より衛生が担保される。
図1に示した洗浄機1は、容器Bのシール部4に接触する位置より下方の側面部及び底面部の外側を洗浄せず、容器Bの内側と飲み口Dの外側のみを洗浄するので、容器Bと本体2との間から洗浄水が漏れないようにシールされていれば、容器Bを覆う筐体を設ける必要がない。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、構成を簡略化することができる。
図2は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図1に示した例では、容器Bを保持部5の下方から保持部5に挿入したが、本図に示す例では、容器Bを保持部5の上方から保持部5に挿入する。
ステップ(a)において、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の上方に移動させる。
ステップ(b)において、使用者は、保持部5の内径が容器Bの凸部Cの外径よりも広くなるように保持部5を開く。
ステップ(c)において、使用者は、保持部5の上方から容器Bを保持部5に挿入する。使用者は、容器Bの側面に設けられた凸部Cの直下(図2では直上)まで容器Bを保持部5に挿入する。
ステップ(d)において、使用者は、保持部5により容器Bの側面部の凸部Cの直下(図2では直上)をチャックする。
ステップ(e)において、使用者は、容器Bとシール部4とが接触するまで保持部5を下げて、容器Bをシール部4に押し付ける。
本図の例によれば、保持部5を上下に移動させる距離を短くすることができる。これにより、ガイド6を短くすることができる。また、使用者の利便性を向上させることができる。
図3は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図3に示した例では、容器Bを保持部5に挿入してチャックすると同時にシールも完了するように構成される。
ステップ(a)において、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の上方に移動させる。
ステップ(b)において、使用者は、保持部5の内径が容器Bの凸部Cの外径よりも広くなるように保持部5を開く。
ステップ(c)において、使用者は、保持部5の上方から容器Bを保持部5に挿入する。使用者は、容器Bの側面に設けられた凸部Cの直下(図3では直上)まで容器Bを保持部5に挿入する。このとき、容器Bの凸部Cの直上(図3では直下)がシール部4と接触するように、保持部5とシール部4との間の距離、及び凸部Cの幅が調整されている。
ステップ(d)において、使用者は、保持部5により容器Bの側面部の凸部Cの直下(図3では直上)をチャックする。これにより、保持部5による容器Bのチャックと、シール部4による容器Bと本体2との間のシールを同時に完了させることができる。
本図の例によれば、保持部5を上下に移動させる必要がない。したがって、ガイド6を省略することができる。また、使用者の利便性を向上させることができる。
また、本図の例によれば、図4A及び図4Bに示すように、高さや容量の異なる容器Bであっても、凸部Cの上方(図4A及び図4Bでは下方)の形状を共通にしておけば、同じ洗浄機1により洗浄可能である。
図5は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図5に示した例でも、容器Bを保持部5に挿入してチャックすると同時にシールも完了するように構成される。
ステップ(a)において、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の上方に移動させる。
ステップ(b)において、使用者は、容器Bを保持部5の上方から保持部5に挿入する。このとき、容器Bの凸部Cの上方(図5では下方)の勾配部が保持部5を押し広げる。
ステップ(c)において、使用者は、容器Bの凸部Cの直上(図5では直下)がシール部4と接触するまで容器Bを押し下げる。
ステップ(d)において、凸部Cが保持部5を通過すると、閉じる方向に付勢されている保持部5が自動的に凸部Cの直下(図5では直上)をチャックする。このとき、容器Bの凸部Cの直上(図5では直下)がシール部4と接触するように、保持部5とシール部4との間の距離、及び凸部Cの幅が調整されている。これにより、保持部5による容器Bのチャックと、シール部4による容器Bと本体2との間のシールを同時に完了させることができる。
本図の例によれば、保持部5を上下に移動させる必要がない。したがって、ガイド6を省略することができる。また、使用者の利便性を向上させることができる。
図6は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図6に示した例では、容器Bを本体2にセットしてから保持部5によりチャックする。
ステップ(a)において、使用者は、容器Bを上下逆にして本体2の上にセットする。このとき、容器Bの側面部に設けられた凸部Cの直上(図6では直下)とシール部4とが接触するようにする。
ステップ(b)において、使用者は、保持部5を容器Bの側面部の凸部Cの直下(図6では直上)まで下げて容器Bをチャックする。容器Bの凸部Cよりも下方(図6では上方)の外径が、容器Bの保持位置の外径よりも小さい場合、保持部5を開閉することなく保持部5を保持位置まで下げてチャックすることができる。容器Bの凸部Cよりも下方(図6では上方)の一部の外径が、容器Bの保持位置の外径よりも大きい場合は、保持部5をいったん開いてから保持位置まで下げ、保持位置において保持部5を閉じて容器Bをチャックする。
本図の例によれば、使用者が実行する手順を簡略化することができるので、使用者の利便性を向上させることができる。
図7は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図7に示した例では、図1に示した例において、保持部5とシール部4が一体的に構成される。
ステップ(a)において、使用者は、取っ手7を把持し、本体2の上面からの保持部5の高さが容器Bの高さよりも高くなるように保持部5を移動させる。つづいて、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の下方から保持部5に挿入する。使用者は、容器Bの側面に設けられた凸部Cの直下(図1では直上)まで容器Bを保持部5に挿入し、保持部5により容器Bの側面部をチャックする。
ステップ(b)において、使用者は、シール部4と本体2が接触するまで保持部5を下げる。
本図の例によれば、使用者が実行する手順を簡略化することができるので、使用者の利便性を向上させることができる。また、保持部5とシール部4を一体的に構成するので、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
図8は、実施の形態1に係る洗浄機1の構成と、洗浄機1による容器Bの洗浄方法の手順の別の例を示す。図8に示した例でも、保持部5とシール部4が一体的に構成される。また、図8に示した例では、保持部5が回動可能に本体2に軸支されている。
ステップ(a)において、使用者は、取っ手7を把持し、図8において右方向に保持部5を回動して開く。つづいて、使用者は、容器Bを上下逆にして保持部5の左下から保持部5に挿入する。
ステップ(b)において、使用者は、容器Bの側面に設けられた凸部Cの直下(図8では直上)まで容器Bを保持部5に挿入し、保持部5により容器Bの側面部をチャックする。
ステップ(c)において、使用者は、取っ手7を把持し、図8において左方向に保持部5を回動して、シール部4と本体2を接触させる。
本図の例によれば、使用者が実行する手順を簡略化することができるので、使用者の利便性を向上させることができる。また、保持部5とシール部4を一体的に構成するので、洗浄機1の構成を簡略化することができる。さらに、容器Bの底側から保持部5に挿入して洗浄機1にセットするようにすることで、飲み口Dが保持部5などに触れる可能性が低くなるので、より衛生が担保される。
図9A及び図9Bは、実施の形態1に係る容器Bの別の例を示す。図9Aに示した例では、容器Bの側面部に凹部Fが設けられる。保持部5は、凹部Fにおいて容器Bの側面部を環囲して保持する。これにより、容器Bの内部に洗浄液が射出されたときに、容器Bの上下左右の移動を抑えることができる。この場合も、凹部Fの上方(図9Aでは下方)の形状を共通にしておけば、高さや容量の異なる容器Bであっても、図3又は図5に示した洗浄機1により洗浄可能である。
図9Bに示した例では、容器Bの側面部は底面部から飲み口Dに向けて次第に外径が大きくなる形状を有する。これにより、容器Bの内部に洗浄液が射出されたときに、容器Bが上や左右に移動しないように抑えることができる。
図10は、実施の形態1に係る洗浄機1を制御するための制御装置50の構成を示す。制御装置50は、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、集積回路などのハードウェアにより実現される。本図は、ノズル3から洗浄液を射出するためのポンプ9を自動制御するための制御装置50の構成を示す。
制御装置50は、接触状態情報取得部51及びポンプ制御部52を備える。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現され、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアの組合せなど、いろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
接触状態情報取得部51は、保持部5による容器Bの保持状態を検知する保持状態センサ11から保持状態を示す情報を取得する。接触状態情報取得部51は、容器Bとシール部4との接触状態を検知するシール状態センサ12からシール状態を示す情報を取得する。
ポンプ制御部52は、接触状態情報取得部51により取得された情報に基づいてポンプ9のオンオフを制御する。ポンプ制御部52は、容器Bとシール部4とが接触しているときには、ノズル3から洗浄液を射出するためにポンプ9をオンにすることを可能とし、容器Bとシール部4とが接触していないときには、ポンプ9をオフにしてノズル3から洗浄液が射出されないようにする。これにより、洗浄液が容器Bの外部に漏れるのを防ぐことができる。
ポンプ制御部52は、容器Bが保持部5により保持されているときには、ノズル3から洗浄液を射出するためにポンプ9をオンにすることを可能とし、容器Bが保持部5により保持されていないときには、ポンプ9をオフにしてノズル3から洗浄液が射出されないようにする。これにより、洗浄液が容器Bの内部に射出されることにより容器Bが本体2から飛ばされて周囲の物や使用者などに当たるのを防ぐことができる。
[1-2.動作]
以上のように構成された洗浄機1について、以下その動作、作用を説明する。
図11は、実施の形態に係る洗浄方法の手順を示すフローチャートである。使用者は、洗浄対象の容器Bを洗浄機1にセットする(S10)。上述した方法を含む任意の方法により、シール部4と容器Bとを接触させた状態で保持部5により容器Bを保持させる。制御装置50の接触状態情報取得部51は、保持部5による容器Bの保持状態を検知する保持状態センサ11から保持状態を示す情報を取得する。ポンプ制御部52は、容器Bが保持部5により保持されているときには(S12のY)、ノズル3から洗浄液を射出するためにポンプ9をオンにすることを可能とする。ポンプ制御部52は、容器Bが保持部5により保持されていないときには(S12のN)、ポンプ9が駆動中である場合はポンプ9を停止してから(S20)、処理を終了する。接触状態情報取得部51は、容器Bとシール部4との接触状態を検知するシール状態センサ12からシール状態を示す情報を取得する。ポンプ制御部52は、容器Bとシール部4とが接触しているときには(S14のY)、ノズル3から洗浄液を射出するためにポンプ9をオンにすることを可能とする。ポンプ制御部52は、容器Bとシール部4とが接触していないときには(S14のN)、ポンプ9が駆動中である場合はポンプ9を停止してから(S20)、処理を終了する。ポンプ制御部52は、ポンプ9を駆動してノズル3から洗浄液を射出する(S16)。洗浄が終了するまでは(S18のN)、S12に戻って洗浄を続ける。所定時間又は所定量の洗浄液が射出されて洗浄が終了すると(S18のY)、ポンプ制御部52は、ポンプ9を停止させる(S20)。容器Bの内部の洗浄液が本体2に排出されると、使用者は、保持部5による保持を解除し、容器Bを本体2から取り外す。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、洗浄機1は、本体2と、容器Bの内部を洗浄するための洗浄液を射出するためのノズル3と、容器Bの内部に射出された洗浄液が容器Bと本体2との間から漏れないようにシールするためのシール部4と、容器Bがシール部4に接触するように保持するための保持部5と、を備える。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、保持部5は、ノズル3から容器Bの内部に洗浄液が射出されたときに容器Bがシール部4から離れないように保持する。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、容器Bとシール部4とが接触することにより、ノズル3から洗浄液を射出するためのポンプに通電される。これにより、洗浄機1の安全性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、容器Bとシール部4とが離れたときに、ノズル3から洗浄液を射出するためのポンプ9が停止される。これにより、洗浄機1の安全性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、保持部5は、容器Bの側面部において容器を保持する。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、保持部5は、容器Bの側面部に設けられた凸部Cの下方で容器Bを保持する。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、保持部5は、容器Bの側面部において容器Bを環囲し、保持部5の内径は、保持部5が容器Bを保持する保持位置より下方の側面部の外径よりも大きく、保持位置より上方の側面部の外径よりも小さい。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、シール部4は、容器Bの開口Eに設けられた飲み口Dよりも下方の側面部と本体2との間をシールする。これにより、飲み口Dの外側も洗浄することができる。
また、本実施の形態において、制御装置50は、容器Bの内部を洗浄するための洗浄機1において容器Bと洗浄機1の本体2との間から容器Bの内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部4と容器Bとの接触状態を示す情報を取得する接触状態情報取得部51と、シール部4と容器Bとが接触しているときに容器Bの内部への洗浄液の射出を可能とし、シール部4と容器Bとが接触していないときに容器Bの内部に洗浄液を射出させないように制御するポンプ制御部52と、を備える。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
また、本実施の形態において、制御方法は、容器Bの内部を洗浄するための洗浄機1において容器Bと洗浄機1の本体2との間から容器Bの内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部4と容器Bとを接触させるステップと、シール部4と容器Bとが接触しているときに容器Bの内部に洗浄液を射出するステップと、を備える。これにより、洗浄機1の安全性を担保しつつ、洗浄機1の構成を簡略化することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、飲料用の容器について主に説明したが、本実施の形態の技術は、任意の用途の容器に適用可能である。
実施の形態1では、保持部5により容器Bの側面部をチャックする例について主に説明したが、保持部5により容器Bの底面部を保持してもよい。容器Bが上方向に移動しないように保持するための保持部と、容器Bが水平方向に移動しないように保持するための保持部とが設けられてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、容器を洗浄するための洗浄機に利用可能である。
1 洗浄機
2 本体
3 ノズル
4 シール部
5 保持部
6 ガイド
7 取っ手
8 開口部
9 ポンプ
10 タンク
11 保持状態センサ
12 シール状態センサ
50 制御装置
51 接触状態情報取得部
52 ポンプ制御部

Claims (10)

  1. 本体と、
    容器の内部を洗浄するための洗浄液を射出するためのノズルと、
    前記容器の内部に射出された洗浄液が前記容器と前記本体との間から漏れないようにシールするためのシール部と、
    前記容器が前記シール部に接触するように保持するための保持部と、
    を備える
    洗浄機。
  2. 前記保持部は、前記ノズルから前記容器の内部に前記洗浄液が射出されたときに前記容器が前記シール部から離れないように保持する
    請求項1に記載の洗浄機。
  3. 前記容器と前記シール部とが接触することにより、前記ノズルから洗浄液を射出するためのポンプに通電される
    請求項1又は2に記載の洗浄機。
  4. 前記容器と前記シール部とが離れたときに、前記ノズルから洗浄液を射出するためのポンプが停止される
    請求項1から3のいずれかに記載の洗浄機。
  5. 前記保持部は、前記容器の側面部において前記容器を保持する
    請求項1から4のいずれかに記載の洗浄機。
  6. 前記保持部は、前記容器の側面部に設けられた凸部の下方で前記容器を保持する
    請求項5に記載の洗浄機。
  7. 前記保持部は、前記容器の側面部において前記容器を環囲し、
    前記保持部の内径は、前記保持部が前記容器を保持する保持位置より下方の前記側面部の外径よりも大きく、前記保持位置より上方の前記側面部の外径よりも小さい
    請求項5又は6に記載の洗浄機。
  8. 前記シール部は、前記容器の開口に設けられた飲み口よりも下方の側面部と前記本体との間をシールする
    請求項1から7のいずれかに記載の洗浄機。
  9. 容器の内部を洗浄するための洗浄機において前記容器と前記洗浄機の本体との間から前記容器の内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部と前記容器との接触状態を示す情報を取得する接触状態情報取得部と、
    前記シール部と前記容器とが接触しているときに前記容器の内部への洗浄液の射出を可能とし、前記シール部と前記容器とが接触していないときに前記容器の内部に洗浄液を射出させないように制御する射出制御部と、
    を備える制御装置。
  10. 容器の内部を洗浄するための洗浄機において前記容器と前記洗浄機の本体との間から前記容器の内部に射出された洗浄液が漏れないようにシールするためのシール部と前記容器とを接触させるステップと、
    前記シール部と前記容器とが接触しているときに前記容器の内部に洗浄液を射出するステップと、
    を備える洗浄方法。
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