JP2022125883A - 携帯用飲料容器の栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの押圧力によって生じる誤操作を、従来品よりも更に高いレベルで防ぐことができる携帯用飲料容器の栓体を提供する。【解決手段】蓋部101の閉状態を保持するための係合を、第1操作部材155を操作することによって行う第1操作、及び、第2操作部材を直接的または間接的に操作することによって行う第2操作の2段階の連続操作の完了によって解かれる構造とし、第1操作部材155は第2操作部材から回動可能に支持させ、指先の浸入を許容できる凹部165を形成し、当該凹部165内に第1操作部材155の操作部155aを配置し、凹部の内側から押圧しないと第1操作ができない構造とする。【選択図】図5

Description

本発明は携帯用飲料容器に関し、特に詳しくは、容器本体に取り付ける栓体蓋部の開閉機構に関するものである。
従来から、容器本体に装着される基台部と、当該基台部からヒンジを介して開閉可能な蓋部を備え、蓋部側に備わる係止部と基台部側に備わる被係止部との係合によって蓋部の閉状態が保持される構造の栓体には多くの種類のものが存在する。また、蓋部の意図しない解放を防止するべく、蓋部を開くために少なくとも2つの操作(第1操作を完了しないと第2操作を行うことができない)を要する所謂「ロック機構」も多くの種類が存在する。
例えば特許文献1においては、蓋部上面縁の手前側に設けた開閉レバー81(当該段落における符号は特許文献1の符号をそのまま用いている。)を下方にスライドさせるように押し下げた上で(第1操作)、その開閉レバー81を奥方に回動させる操作(第2操作)を行うことによって、蓋部と基台部との係合が解かれ、蓋部が開く構造とされている。
また、特許文献2においては、蓋部上に設けた操作レバー27(当該段落における符号は特許文献2の符号をそのまま用いている。)を水平方向にスライドさせた上で(第1操作)、その操作ボタン27を下方に押し込むという操作(第2操作)によって、蓋部と基台部との係合が解かれ、蓋部が開く構造とされている。
特開2017-165423号公報 特開2017-61344号公報
確かに、上記特許文献らに開示されているように、蓋部と基台部との係合を解くための操作を2段階操作とすることによって、不用意に蓋部が開いてしまうことを確実に防止することができる。
しかしながら携帯用飲料容器は、例えば鞄の中で他の荷物と混在する環境で持ち運ばれるような場面も多い。このような時、運搬中などに携帯用飲料容器に外部から押圧力が加わることは容易に想像できるものであるが、上記特許文献1及び2に開示さている構造の栓体においては、こういった外部からの押圧力によって、第1操作が完了してしまう可能性が高い。このことは、更に続く第2操作をも完了してしまい、意図せず蓋部が開いてしまう可能性を高めることにも繋がる。
そこで本発明は、こういった問題点を解決するべくなされたものであって、外部からの押圧力によって生じる誤操作を、従来品よりも更に高いレベルで防ぐことができる携帯用飲料容器の栓体を提供する事をその課題としている。
上記課題を解決するべく、本願発明は、容器本体に装着される基台部と、当該基台部からヒンジを介して開閉可能且つ第1の弾性体によって常時開方向に付勢される蓋部を備え、前記蓋部側に備わる係止部と前記基台部側に備わる被係止部との係合によって前記蓋部の閉状態が保持される構造の栓体であって、前記係合は、第1操作部材を操作することによって行う第1操作、及び、第2操作部材を直接的または間接的に操作することによって行う第2操作の2段階の連続操作の完了によって解かれる構造とされており、前記第1操作部材は前記第2操作部材から回動可能に支持されており、前記基台部側若しくは前記蓋部側には、指先の浸入を許容できる凹部が形成され、当該凹部内に前記第1操作部材の操作部を配置し、前記第1操作は、前記第1操作部材の前記操作部を前記凹部の内側から押圧することによって前記第1操作部材を回動させる回動操作とされていることを特徴とする。
このような構成を採用したことによって、外部からの押圧力によって、第1操作が完了してしまう可能性をより引き下げている。第1に、第1操作をスライド操作でなく回動操作としていることによって、外部からの押圧力に対抗している。即ち、外部からの押圧力は直線的なベクトルで加わるケースが多いが、第1操作を回動操作とすることによって、この直線的なベクトルで加わってくる押圧力によって第1操作が完了され難くなっている。第2に、指の侵入を許容できる凹部を形成し、当該凹部内に第1操作部材の操作部を配置しており、更に回動操作の方向を凹部の内側から(操作部を)押圧する方向に設計している。要するに、外部から直線的なベクトルで加わってくる押圧力では第1操作部材の操作部に力を加えて回動させる操作が容易でない設計としているのである。
また、前記第1操作は、前記第1操作部材の前記操作部を前記凹部の底側から外側に向かって引き上げる方向に押圧することによって前記第1操作部材を回動させる回動操作とされていることを特徴とする。
このような構成を採用したことによって、外部から直線的なベクトルで加わってくる押圧力では第1操作部材の操作部に力を加えて回動させる操作が不可能となる。
また、前記第1操作部材は、第2の弾性体によって常時反回動方向に付勢されており、前記第2操作は、前記第1操作部材が回動して変位した状態を保ったままで、当該第1操作部材と共に前記第2操作部材を特定方向に押圧してスライドさせる操作とされていることを特徴とする。
このように動きが異なる2つの操作を連続操作として組み合わせた上で、第2弾性体を介在させることによって、第1操作を完了させるための力を加え続けた状態でなければ第2操作に進めない構成とし、意図せず蓋部が開いてしまう可能性を限りなく排除している。
また、前記第1操作部材は、第2の弾性体によって常時反回動方向に付勢されており、前記第2操作は、前記第1操作部材が回動して変位した状態を保ったままで、当該第1操作部材と共に前記第2操作部材を特定方向に押圧して、前記第1操作部材の回動とは軸心を異にする方向に回動させる操作とされていることを特徴とする。
このように回動方向が異なる(軸心が一致しない)2つの回動操作を連続操作として組み合わせた上で、第2弾性体を介在させることによって、第1操作を完了させるための力を加え続けた状態でなければ第2操作に進めない構成とし、意図せず蓋部が開いてしまう可能性を限りなく排除している。
また、前記蓋部が閉状態のとき、前記第1操作部材及び前記第2操作部材は、当該栓体の表面から突出しない形状とされていることを特徴とする。
このような構成を採用したことによって、当該栓体を更に覆うようにキャップ(通常このキャップは取り外すとコップとして機能する)を装着した場合でもコンパクトな設計が可能となる。
本発明を適用することで、外部からの押圧力によって生じる誤操作を、従来品よりも更に高いレベルで防ぐことができる携帯用飲料容器の栓体を提供することができる。
(A)は携帯用飲料容器の全体斜視図、(B)は中央断面図である。 栓体の分解図である。 操作部材の組立図である。 栓体部分の断面図である。 (A)は第1操作が完了した状態を示した断面図、(B)は第2操作が完了した状態を示した断面図である。 蓋部の開ける操作を行う際の、携帯用飲料容器の持ち方の一例を示した図である。 第2実施例を示した斜視図であって、(A)は蓋部が閉じた状態の斜視図、(B)は蓋部が開いた状態を示した斜視図である。 第2実施例を示した断面図であって、(A)は蓋部が閉じた状態の断面図、(B)は蓋部が開いた状態を示した断面図である。 第2実施例を示した断面図であって、(A)は第1操作が完了した状態を示した断面図、(B)は第2操作が完了した状態を示した断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例である携帯用飲料容器の栓体(以下単に「栓体」という場合がある。)100について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈栓体の構成〉
図1に示しているように、本発明の実施形態の一例として示す栓体100は、携帯用飲料容器1を構成する部品であり、例えば真空二重構造として構成された容器本体10の開口部に取り付けられる。
図2に示しているように、栓体100は、容器本体10に装着される基台部110と、当該基台部110からヒンジ116を介して開閉可能に備わる蓋部101とから構成される。なお、蓋部101は、バネ(第1の弾性体)170によって、常時開方向に付勢されている(図2においてバネ170は示していない。図4参照。)。
基台部110は、略円形に構成された枠部111を中心として、その下方に容器本体10と結合するための螺号部112が垂設される。枠部111及び螺号部112の中心には、容器本体10側と連通する開口部113が設けられている。また、枠部111の奥方には蓋部101とヒンジ連結するためのヒンジ116が設けられ、手前には開口部113と連続するように半円弧形状の飲み口114が立設される。なお、この飲み口114の正面側は爪が引っかかるような形状とされており、蓋部101を係止するための引掛部(被係止部)115として機能する。
蓋部101は、上部カバー160、操作部材150、バネ140、下部カバー130及びネジ120で構成される。なお、下部カバー130の底面側にはゴムパッキン180が取り付けられる(図2においては示していない。図4参照。)
操作部材150は、ネジ120によって組み付けられる下部カバー130と上部カバー160によって上下方向から挟持される。なお、操作部材150は、アーム部151dが下部カバー130のガイド枠130aの上に載置されるように組み付けられ、上部カバー160からバネ140を介して一方向(奥方向)に常時付勢されつつ、正面側に進退動可能に構成される。
上部カバー160は、平面視略円形に構成されると共に、操作部材150を収容するスペースを確保するべく高さ方向にある程度幅を持たせた外周壁部161が形成される。当該外周壁部161の正面側の一部は切欠部163とされ、操作部材150(のアーム部151d)の飛出しを許容している。また、上部カバー160の天面162奥方には、基台部110に備わるヒンジ116と連結するためのヒンジ連結部164が形成されている。また、上部カバー160の天面162において、このヒンジ連結部164の少し手前側(正面側)の位置には凹部165が形成されている。
図3に示しているように、操作部材150は、下部スライド部材151、上部スライド部材152、ピン153、バネ(第2の弾性体)154及び第1操作部材155によって構成されている。なお、下部スライド部材151及び上部スライド部材152が組み合わされることによって第2操作部材を構成する。
下部スライド部材151は、正面側に大きく伸びたアーム部151dを有している。当該アーム部151dの先端表面は、上部カバー160の切欠部163にちょうど入り込めるサイズに形成され、通常は上部カバー160表面と面一に保たれる露出部151aとなっている。当該露出部151aの下方には、内側に向かって鉤状に構成された爪(係止部)151bを備えている。この爪151bは、基台部110側に備わる引掛部(被係止部)115と係合することで、蓋部101の閉状態を保持できる構成とされている。
上部スライド部材152は、左右に四角い保持枠152aを備えており、それぞれの保持枠152aにはガイド穴152bが形成されている。このガイド穴152bに下部スライド部材151の突起151eが嵌まり込むように下部スライド部材151と上部スライド部材152は組み付けられる。
下部スライド部材151と上部スライド部材152が組み付けられると、下部スライド部材151側の半円柱突起151cと、上部スライド部材152側の半円柱突起152cとが組み合せって円柱状となり、この部分にバネ140が組み付けられる。なおこのバネ140の他方側は、上部カバー160から垂設されるネジ受部167の側面に突設されたバネ受け突起168によって支持されるように組み付けられる(図4参照)。
図3において最も上に位置している第1操作部材155は、ピン153を軸心として回動するように上部スライド部材152に組み付けられる。ピン153は、上部スライド部材152の貫通孔152e及び第1操作部材155の貫通孔155cに通される。また、第1操作部材155は、バネ(第2の弾性体)154によって、常時反回動方向(操作部155aを引き下げる方向)に付勢される。なお、バネ154は、上部スライド部材152に形成された円柱突起152dに組み付けられる。
〈栓体の作用・機能〉
このような構成で組み付けられる結果、図4に示しているように、蓋部101が閉じた状態において、操作部材150全体は右方向(ヒンジ116方向)に移動している。且つ、第1操作部材155の操作部155aは凹部165の底面側に最も近く位置している。更に、第1操作部材155の段差部155bが上部カバー160の当接部166に当接していることから、第1操作部材155を水平左方向に押したとしても操作部材150全体が左方向に(正面方向に)スライドすることはない。
蓋部101と基台部110との係合を解いて蓋部101を開けるには、図5に示しているように、2段階の連続操作が必要となる。
図5(A)に示しているように、第1操作は、凹部165に指を入れて第1操作部材155の操作部155aを持ち上げるようにして第1操作部材155を回動させる操作となる。この操作によって、第1操作部材155の段差部155bと上部カバー160の当接部166との当接が解除される。これにより初めて、操作部材150全体が左方向(正面方向)にスライド可能となる。
その上で、第2操作は、図5(B)に示しているように、操作部155aを持ち上げるように力を加えた状態のまま(即ち第1操作としての回動操作の力を加えた状態のまま)、更に第1操作部材155全体を左方向(正面方向)に押圧する。そうすると、ピン153で連結された第2操作部材側にもその力が加わって、回動した状態の第1操作部材155が上部カバー160の下に潜り込むようにして動くと共に、結果として操作部材150全体が左方向(正面方向)にスライドする。これにより、爪151bと引掛部115との係合が解かれ、バネ170の付勢力によって蓋部101が開く。操作部155aに対する操作を解くと、バネ140の付勢力によって操作部材150全体は元の位置に戻ると共に、バネ154の付勢力によって第1操作部材155も反回動方向に押し戻される。なおこの操作は、例えば図6に示したような持ち方で操作すれば、十分に片手で操作を完了させることが可能である。
蓋部101を閉じる時は、蓋部101を閉じる方向に戻して上から押さえつければよい。このような操作をすれば、爪151bのテーパ面と引掛部115のテーパ面との接触によって下部スライド部材151のみが左方向(正面方向)に一時的に引き出された後バネ140の付勢力によって押し戻されることによって、蓋部101と基台部110との係合が完了する。
上記構成でも説明した通り、本願発明は、容器本体10に装着される基台部110と、当該基台部からヒンジ116を介して開閉可能且つバネ(第1の弾性体)170によって常時開方向に付勢される蓋部101を備え、蓋部側101に備わる爪(係止部)151bと基台部110側に備わる引掛部(被係止部)115との係合によって蓋部101の閉状態が保持される構造の栓体100であって、係合は、第1操作部材155を操作することによって行う第1操作、及び、第2操作部材(下部スライド部材151及び上部スライド部材152)を直接的または間接的に操作することによって行う第2操作の2段階の連続操作の完了によって解かれる構造とされており、第1操作部材155は第2操作部材から回動可能に支持されており、蓋部101側には、指先の浸入を許容できる凹部165が形成され、当該凹部165内に第1操作部材155の操作部155aを配置し、第1操作は、第1操作部材155の操作部155aを凹部165の内側から押圧することによって第1操作部材155を回動させる回動操作とされていた。
このような構成を採用したことによって、外部からの押圧力によって、第1操作が完了してしまう可能性をより引き下げている。第1に、第1操作をスライド操作でなく回動操作としていることによって、外部からの押圧力に対抗している。即ち、外部からの押圧力は直線的なベクトルで加わるケースが多いが、第1操作を回動操作とすることによって、この直線的なベクトルで加わってくる押圧力によって第1操作が完了され難くなっている。第2に、指の侵入を許容できる凹部165を形成し、当該凹部165内に第1操作部材155の操作部155aを配置しており、更に回動操作の方向を凹部165の内側から(操作部155aを)押圧する方向に設計している。要するに、外部から直線的なベクトルで加わってくる押圧力では第1操作部材155の操作部155aに力を加えて回動させる操作が容易でない設計としているのである。
特に上述の構成では、第1操作は、第1操作部材155の操作部155aを「凹部165の底側から外側に向かって引き上げる方向」に押圧することによって第1操作部材155を回動させる回動操作となっているため、事実上、外部から直線的なベクトルで加わってくる押圧力では第1操作部材155の操作部155aに力を加えて回動させる操作が不可能となっている。
また、第1操作部材155は、バネ(第2の弾性体)154によって常時反回動方向に付勢されており、第2操作は、第1操作部材155が回動して変位した状態を保ったままで、当該第1操作部材155と共に第2操作部材(下部スライド部材151及び上部スライド部材152)を特定方向に押圧してスライドさせる操作とされていた。
このように動きが異なる2つの操作(回動操作及びスライド操作)を連続操作として組み合わせた上で、バネ154を介在させることによって、第1操作を完了させるための力を加え続けた状態でなければ第2操作に進めない構成とし、意図せず蓋部101が開いてしまう可能性を限りなく排除しているのである。
〈その他の構成例〉
続いて、図7~図9を参照しつつ、本願発明の第2実施例について説明する。この第2実施例は、上述した第1実施例と比較すると、操作部材が基台部210側に備わっている点、及び、第2操作も「回動操作」となっている点が大きな相違点である。なお、機能的に共通する部位について数字下二桁が共通する符号を付している。また、発明に直接関係しない部分については図示するに止め、説明を省略する。
第2実施例においては、凹部265が基台部210の正面側に設けられると共に、当該凹部265の上方に第1操作部材255を配置している。また、第1操作部材255の奥方に配置される2つの部材(奥側回動部材251及び手前側回動部材252)が第2操作部材に相当する。
第1操作部材255は、第2操作部材を構成する手前側回動部材252からピン253によって回動可能に支持されている。また、図示していないが、バネのような弾性体によって、常時反回動方向に付勢されている。一方、爪251bが形成された奥側回動部材251は、前述したピン253とは軸心が一致しない別の位置に配置されたピン258によって回動可能に支持されている。即ち、第1操作部材255を回動させるために力を加える方向と、第2操作部材(奥側回動部材251及び手前側回動部材252)を回動させるために力を加える方向が一致しないよう構成されている。
このような構成で組み付けられる結果、蓋部201が閉じた状態において、操作部材250全体は左方向(正面側)に位置している。且つ、第1操作部材255の操作部255aは凹部265の内側に最も近く位置している。更に、第1操作部材255の突起部255bが基台部210の当接部266に当接していることから、第1操作部材255を水平右方向(奥方向)に押したとしても操作部材250全体が動くことはない。
蓋部201と基台部210との係合を解いて蓋部201を開けるには、図9に示しているように、2段階の連続操作が必要となる。
図9(A)に示しているように、第1操作は、凹部265に指を入れて第1操作部材255の操作部255aを持ち上げるようにして第1操作部材255を回動させる操作となる。この操作によって、第1操作部材255の突起部255bと基台部210の当接部266との当接が解除される。これにより初めて、操作部材250全体が右方向(奥方向)に移動(回動)可能となる。
その上で、第2操作は、図9(B)に示しているように、操作部255aを持ち上げるように力を加えた状態のまま(即ち第1操作としての回動操作の力を加えた状態のまま)、更に第1操作部材255全体を右方向(奥方向)に押圧する。そうすると、ピン253で連結された第2操作部材側にもその力が加わって、回動した状態の第1操作部材255が当接部266の下に潜り込むようにして動くと共に、結果として操作部材250全体がピン259を軸心として右方向(奥方向)に倒れるように回動する。これにより、爪251bと引掛部215との係合が解かれ、バネの付勢力によって蓋部201が開く。操作部255aに対する操作を解くと、バネ240の付勢力によって操作部材250全体は元の位置に押し戻される。
蓋部201を閉じる時は、蓋部201を閉じる方向に戻して上から押さえつければよい。このような操作をすれば、爪251bのテーパ面と引掛部215のテーパ面との接触によって奥側回動部材251が奥方に一時的に倒れ込んだ後バネ240の付勢力によって押し戻されることにより、蓋部201と基台部210との係合が完了する。
このように回動する方向が異なる(軸心が一致しない)2つの回動操作を連続操作として組み合わせた上で、第1操作部材255を常時反回動方向に付勢する弾性体を介在させることによって、第1操作を完了させるための力を加え続けた状態でなければ第2操作に進めない構成とし、意図せず蓋部が開いてしまう可能性を限りなく排除している。
なお、爪(係止部)と引掛部(被係止部)は何れの側にあってもよく、両者の係合によって蓋部の閉状態が保てる限りにおいてどのような形状であってもよい。
1・・・携帯用飲料容器
10・・・容器本体
100・・・栓体
101・・・蓋部
110・・・基台部
111・・・枠部
112・・・螺号部
113・・・開口部
114・・・飲み口
115・・・引掛部(被係止部)
116・・・ヒンジ
120・・・ネジ
130・・・下部カバー
130a・・・ガイド枠
140・・・バネ
150・・・操作部材
151・・・下部スライド部材(第2操作部材)
151a・・・露出面
151b・・・爪(係止部)
152・・・上部スライド部材(第2操作部材)
153・・・ピン
154・・・バネ(第2の弾性体)
155・・・第1操作部材
155a・・・操作部
155b・・・段差部
160・・・上部カバー
161・・・外周壁部
162・・・天面部
163・・・切欠部
164・・・ヒンジ連結部
165・・・凹部
166・・・当接部
170・・・バネ(第1の弾性体)

Claims (5)

  1. 容器本体に装着される基台部と、当該基台部からヒンジを介して開閉可能且つ第1の弾性体によって常時開方向に付勢される蓋部を備え、前記蓋部側に備わる係止部と前記基台部側に備わる被係止部との係合によって前記蓋部の閉状態が保持される構造の栓体であって、
    前記係合は、第1操作部材を操作することによって行う第1操作、及び、第2操作部材を直接的または間接的に操作することによって行う第2操作の2段階の連続操作の完了によって解かれる構造とされており、
    前記第1操作部材は前記第2操作部材から回動可能に支持されており、
    前記基台部側若しくは前記蓋部側には、指先の浸入を許容できる凹部が形成され、
    当該凹部内に前記第1操作部材の操作部を配置し、
    前記第1操作は、前記第1操作部材の前記操作部を前記凹部の内側から押圧することによって前記第1操作部材を回動させる回動操作とされている
    ことを特徴とする携帯用飲料容器の栓体。
  2. 請求項1において、
    前記第1操作は、前記第1操作部材の前記操作部を前記凹部の底側から外側に向かって引き上げる方向に押圧することによって前記第1操作部材を回動させる回動操作とされている
    ことを特徴とする携帯用飲料容器の栓体。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1操作部材は、第2の弾性体によって常時反回動方向に付勢されており、
    前記第2操作は、前記第1操作部材が回動して変位した状態を保ったままで、当該第1操作部材と共に前記第2操作部材を特定方向に押圧してスライドさせる操作とされている
    ことを特徴とする携帯用飲料容器の栓体。
  4. 請求項1又は2において、
    前記第1操作部材は、第2の弾性体によって常時反回動方向に付勢されており、
    前記第2操作は、前記第1操作部材が回動して変位した状態を保ったままで、当該第1操作部材と共に前記第2操作部材を特定方向に押圧して、前記第1操作部材の回動とは軸心を異にする方向に回動させる操作とされている
    ことを特徴とする携帯用飲料容器の栓体。
  5. 請求項1~4のいずれかにおいて、
    前記蓋部が閉状態のとき、前記第1操作部材及び前記第2操作部材は、当該栓体の表面から突出しない形状とされている
    ことを特徴とする携帯用飲料容器の栓体。
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