JP2022124982A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Figure 2022124982000001
【課題】 簡易な作業環境であっても表示品質の低下を抑止できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 画像を表示可能な液晶パネル31と、この液晶パネル31の表示出力側に重ねて設けられる透明な保護カバー11と、この保護カバー11と液晶パネル31との間に介在する透明部材2と、液晶パネル31を位置決めする支持部41と、透明部材2を導入する注入部45と、を設けた支持部材4と、を備える。また、支持部41は、保護カバー11と当接し透明部材2の介在領域を区画する当接部と設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像を表示する表示パネルを備えた車両用表示装置に関し、例えば、インストルメントパネルに搭載される車両用表示装置に好適である。
従来より、保護パネル部材に液晶表示器を接着した表示装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。液晶表示器は、液晶表示パネル,バックライトユニット,光拡散板,ケース体,ベゼルを備えている。この表示装置は、液晶表示器と保護パネル部材とを透光性接着剤で接着した構造になっている。これにより、保護パネル部材と表示パネルとの間の空気層がなくなり、表示パネルと空気層との界面、及び、保護パネル部材と空気層との界面での外光反射が減少して、表示装置の画質が向上する。
特開2015-55810号公報
これら表示装置は、液晶表示器と保護パネル部材との間に液体状の透光性接着剤を介在させた後、硬化させることで隙間(空気層)をなくしている。しかしながら、この液晶表示器と保護パネル部材との間に透光性接着剤を介在させる作業時に、塵や埃などが付着してしまい表示品質を低下してしまう虞れがある。このため、塵や埃などが含まれない作業環境が必要であった。
本発明の目的は、上述課題に着目し、簡易な作業環境であっても表示品質の低下を抑止できる車両用表示装置を提供することにある。
本発明の車両用表示装置は、
画像を表示可能な表示パネルと、
この表示パネルの表示出力側に重ねて設けられる透明な保護カバーと、
この保護カバーと前記表示パネルとの間に介在する透明部材と、
前記表示パネルを位置決めする支持部と、前記透明部材を導入する注入部と、を設けた支持部材と、を備える。
また、前記支持部は、前記保護カバーと当接し前記透明部材の介在領域を区画する当接部と設ける。
また、前記支持部は、前記保護カバーとの位置決めを行う位置決め部を設ける。
また、前記保護カバーは、前記表示パネルの表示領域外を隠す有色の遮光部を設け、この遮光部に重なるように、前記注入部が配置される。
また、前記注入部は、前記表示パネルの表示面に対して面直方向から前記透明部材を導入できる向きに設けられる。
本発明によれば、簡易な作業環境であっても表示品質の低下を抑止できる車両用表示装置となる。
本実施形態における車両用表示装置の車載状態を示す図。 同上実施形態における車両用表示装置の正面図。 同上実施形態における筐体の内面側からみた図。 図2のIV-IV断面図。 同上実施形態における表示ユニットを支持する支持部材を示す図。 同上実施形態における透明部材の注入を示す図。 別実施形態における車両用表示装置A1の正面図。 別実施形態における表示ユニットを支持する支持部材を示す図。 図7のIX-IX断面図。 図7のX-X断面図。
以下に、本発明の実施形態として、自動車に搭載される車両用表示装置に適用したものを例に挙げて、添付図面に基づいて説明する。
図1は、車両用表示装置Aが、自動車(車両)Bに実装されたものを示す。車両用表示装置Aは、車両利用者が運転状態で表示を視認できるように、運転席に対向して設けられる。この場合、車両用表示装置Aは、インストルメントパネルCの上部に突出するように設けられる。また、車両用表示装置Aは、車両情報や経路案内、音響関連情報などの表示出力を行うことができる。また、車両利用者は、車両用表示装置Aによる表示内容に従って、ステアリングDに設けられるスイッチD1を操作することで、表示操作(画面切り換え)や各種設定を行うこともできる。
車両用表示装置Aは、図2乃至図4に示すように、筐体1と、透明部材2と、表示ユニット3と、支持部材4と、回路基板5と、を備えている。この場合、車両用表示装置Aは、車外を撮影した映像や、走行速度や走行距離などの各種車両情報、空気調和器の設定、経路案内、音響操作などを行うための表示デバイスである。
筐体1は、保護カバー11と、ケース12,13と、から構成される。保護カバー11は、図2に示すように、無機ガラスまたは有機ガラス(アクリル樹脂)等の透明な板材を適用でき、表示ユニット3の表示画像を透視可能にしつつ筐体1内を保護する。
保護カバー11は、表示ユニット3を覆うように配置され、表示ユニット3の表示領域以外の部分を隠すように、黒色の遮光層(遮光部)11aが塗装によって枠状に形成されている。遮光層11aとその内側の表示領域との境界部分には、ドット形状や色のトーンを変えたグラデーションを形成して、境界が目立たないようにできる。また、保護カバー11の内側面には、図3に示すように、突起11bと位置決めピン11cとがそれぞれ複数形成されている。
突起11bは、図4に示すように、保護カバー11の表示領域の面と表示ユニット3とが、所定間隔おいて設けられるようにするスペーサとしての役割を担うため、表示ユニット3に端部が当接するように設けられる。突起11bは、同じ高さの形状で間隔をおいて4辺に複数設けられる。この場合、半球形状で、金属ベゼル33に当接するが、形状や間隔、個数、当接対象は、表示ユニット3の大きさや保護カバー11の剛性などによって、適宜設定される。
位置決めピン11cは、支持部材4との位置決めを行うためのもので、保護カバー11から延びて一体に設けられる。この場合、位置決めピン11cは、車載状態で車両用表示装置Aの下側2箇所に設けられる。
ケース12,13は、遮光性の合成樹脂材を適用でき、この場合、複数のケース12,13を嵌合し、保護カバー11とともに、表示ユニット3や回路基板等の部品を収容しつつ外部から直接触れることができないように保護する。ケース12,13は、接着や溶着,インサート成形等の手段により、保護カバー11の外周と気密に接して保護カバー11を保持している。なお、ケース12,13は、遮光性部材であればよく、金属材を適用することもできる。
透明部材2は、保護カバー11や表示ユニット3の表示面の屈折率の値に近い値の材質が好適であり、遮光層11aによって定まる表示領域の全てを含む箇所に重なり合わさるように接着し、保護カバー11と透明部材2との界面に生じる光反射を小さくして、表示ユニット3による表示の視認性を確保している。
また、透明部材2は、保護カバー11の内側(表示ユニット3等を有する収容空間側)の面に設けられ、表示ユニット3を接着保持する。透明部材2は、硬化型の液体透明部材(接着剤)を保護カバー11と表示ユニット3との間に充填して硬化するもので、例えば、加熱硬化促進タイプ(熱硬化型)の変性シリコーン系の部材であり、硬化後にゴム弾性を有する。この場合、透明部材2は、熱硬化型に限らず、紫外線硬化型、湿気硬化型、または、それらと紫外線硬化のハイブリッド硬化型(紫外線硬化+熱硬化、紫外線硬化+湿気硬化)の部材であっても良い。また、透明部材2の主成分はシリコーン系でなく、アクリル系やウレタン系等の別のタイプでも良いが、極性基を有する材料を含み、屈折率が保護カバー11と同等のものを使用することが好ましい。極性基としては、ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、チオール基、シアノ基、シラノール基の少なくとも1つを含むことが好ましい。
表示ユニット3は、液晶パネル(表示パネル)31と、バックライト部32と、金属ベゼル33と、FPC34と、シール部35と、を設けている。
液晶パネル31は、透明電極が印刷された二枚の透明ガラス基板(透明板)と、これらの透明ガラス基板間に挟み込まれるように封止される液晶と、各透明ガラス基板の外側に配置する偏光板とを設けた液晶表示素子を適用できる。液晶パネル31は、FPC(可撓性配線板)34を介して印加される電気を該透明電極に印加することで、液晶を作用させ、所望の表示像(画像)を形成できる。液晶パネル31は、透明ガラス基板間の透明電極から外部に延びる透明配線を連続的に形成しており、この配線には異方性導電膜を介してFPC34やドライバ(駆動素子)が実装されている。
バックライト部32は、詳細に図示しないが、LED(発光ダイオード)を光源として、液晶パネル31を透過照明するもので、LEDの他に、光拡散シートやプリズムシートなどを用いて、液晶パネル31を均一に照明する構造を設ける。
金属ベゼル33は、例えばSUS(ステンレス鋼)のような金属製の板材をプレス加工によって所定形状にしてなり、液晶パネル31を囲む枠形状に形成され、液晶パネル31やこれに積層するバックライト部32の側面側を囲うとともに、これら液晶パネル31などを強固に保持する。
FPC34は、液晶パネル31とバックライト部32のLED光源への駆動電力を供給するための配線で、回路基板5に実装されるコネクタに接続される。
シール部35は、液晶パネル31の表示面の外側と金属ベゼル33の内側とを封止するための部材であり、透明部材2を導入時に液晶パネル31と金属ベゼル33との隙間からバックライト部32側へ浸入してしまうことを防止する。シール部35は、例えば、紫外線硬化型や湿気硬化型で高粘度のシリコーン系接着剤を適用できる。
支持部材4は、合成樹脂材を用いて成形され、支持部41と、位置決め孔(位置決め部)42と、当接部43と、シール部44と、注入部45と、を一体に設けている。
支持部41は、枠形状であり、表示ユニット3を囲うようにして位置決め支持する。この場合、支持部41は、図4に示すように、内壁に形成された傾斜部41aによって、表示ユニット3を誘い込むようにして組付けできる。また、支持部41の内壁面には、図5に示すように、表示ユニット3の金属ベゼル33に当接するリブ41bを複数有しており、液晶パネル31の表示面の面方向を位置決めできる。
位置決め孔42は、筐体1の位置決めピン11cが挿通されて、保護カバー11の遮光層11aにて設定される表示領域と支持部41に支持される表示ユニット3との位置関係を適正位置に定めることができる。この場合、位置決め孔42は、水平線状に丸穴と長孔とで形成され、部品毎の誤差や変形に対応できるようにしている。
当接部43は、保護カバー11に当接する凸条形状に形成され、支持部41や注入部45を囲うように外側に一周有する。当接部43は、図6に示すように、支持部41が表示ユニット3を支持した状態、且つ、位置決め孔42と位置決めピン11cとによって位置決めされた状態で、保護カバー11の内面に当接する。なお、当接箇所には、シール部44が設けられる。
シール部44は、表示ユニット3に設けられるシール部35と同様のものを適用でき、例えば、紫外線硬化型や湿気硬化型で高粘度のシリコーン系接着剤を適用できる。シール部44により、保護カバー11と当接部43との気密性を高めることができる。
注入部45は、透明部材2を導入するための導入口45aと、排気口45bと、を有しており、この場合、対角の角部付近に形成される。導入口45aは、表示ユニット3の表示面に対して垂直方向に導入経路(貫通孔)が形成された先端側形成され、この場合、裏面側に有する。また、導入口45aと同様な形状にて排気口45bが形成される。
注入部45を用いた透明部材2の導入は、液晶パネル31の表示面と保護カバー11における液晶パネル31の対向面との間に隙間なく設ける必要があるが、図6に示すように、表示ユニット3を支持した支持部材4と保護カバー11とが組付け状態で、導入口45aからノズルNを用いて硬化前の液体状の透明部材2が吐出される。
導入口45a付近で吐出された透明部材2は、該導入経路に沿って流れ込み、保護カバー11と表示ユニット3との間に充填される。この際、導入口45aから遠くに設けられる排気口45bによって予め介在する空気を脱気することで、表示領域箇所における空気溜まりの発生を抑止できる。また、上述した注入部45の形状により、液晶パネル31や保護カバー11を水平状態で透明部材2を導入できるため、透明部材2の量を管理しやすくなり、過不足を低減できる。
また、透明部材2の導入前に導入箇所を注入部45以外で略気密状態にできるため、特別な環境を用意しなくても、塵や埃が混入し難くなる。また、透明部材2は、注入部45から筐体1内へ適量が吐出された状態で加熱硬化されるが、ノズルNを含むディスペンサ装置から(図示しない)ヒーター装置への移動や硬化までの時間においても塵や埃が混入し難い。
また、注入部45を含む支持部材4は、枠状に設けられるため、筐体1の遮光層11aやケース12,13によって覆い隠れる。シール部44の塗布や注入部45付近の透明部材2の形状を気にしなくともよく、容易に作業できる。
回路基板5は、ガラスエポキシ樹脂からなる基材に銅箔からなる配線パターンを形成したものであり、筐体1内でケース13に保持され、表示ユニット3と検出信号や駆動信号をやり取りするための通信線(FPC34)を介して接続される。また、回路基板5には、FPC34と接続するためのコネクタ51や、車両用表示装置Aの外部から駆動電力を入力したり、画像表示用のデータやタッチ操作状態を車載ECU(電子制御ユニット)へ発信するための各種ケーブルと接続する外部コネクタや、マイクロコンピュータ等の制御回路や描画演算回路、これらを駆動する所定電圧を得るための電源回路等を構成する各種電子部品を実装している。なお、この場合、回路基板5は、筐体1内に保持される例を示したが、同様の通信線やケーブルを介して筐体1外に設けたり、車載ECUによって駆動制御する構成も考えられる。
斯かる車両用表示装置Aは、画像を表示可能な液晶パネル31と、この液晶パネル31の表示出力側に重ねて設けられる透明な保護カバー11と、この保護カバー11と液晶パネル31との間に介在する透明部材2と、液晶パネル31を位置決めする支持部41と、透明部材2を導入する注入部45と、を設けた支持部材4と、を備える。
従って、簡易な作業環境であっても、塵や埃が混入し難く、表示品質の低下を抑止できる車両用表示装置Aとなる。また、表示パネル(液晶パネル31)と保護カバー11との間隔が多少変動しても、脱気しながら透明部材2を導入できる。このため、表示ユニット3側が平滑面でない場合、例えば、本実施形態のように金属ベゼル33を有する表示ユニット3を適用した場合にも好適である。
また、支持部41は、保護カバー11と当接し透明部材2の介在領域を区画する当接部と設けることによって、透明部材2の導入から硬化までの作業の間、透明部材2の介在領域を略気密にできる。このため塵や埃が混入し難い作用がある。
また、支持部41は、保護カバー11との位置決めを行う位置決め孔42を設けることによって、保護カバー11に対して、支持部材4及び表示ユニット3を適正な位置のまま透明部材2の導入作業や硬化作業を行うことができる。
また、保護カバー11は、液晶パネル31の表示領域外を隠す有色の遮光層11aを設け、この遮光層11aに重なるように、注入部45が配置されることによって、支持部材4などを隠すことができる。
また、注入部45は、液晶パネル31の表示面に対して面直方向から透明部材2を導入できる向きに設けられることによって、透明部材2の量を管理しやすく、また安定した状態で硬化作業ができる。
次に、上述実施形態の車両用表示装置Aの別実施形態として示す車両用表示装置A1について、図7乃至図10を用いて説明する。なお、同様の機能を有する構成(部材)については、上述実施形態(車両用表示装置A)と同じ符号を付して詳細な説明を省く。
車両用表示装置A1は、図7,8に示すように、液晶パネル31の側方外側にインジケータや警告灯などの表示部6を設ける構成であり、表示ユニット3を保持する支持部材40には、この表示部6に対応する位置に照明を区画するための筒状の壁面を有する区画部46がある。なお、支持部材40には、上述した車両用表示装置Aを示す実施形態と同様に、透明部材2を導入するための注入口45aを有する注入部45や排気口45bを設けている。
また、図9に示すように、区画部46に囲まれた照明室において、保護カバー110には、インジケータや警告灯の各種シンボルマークが印刷された印刷部11dが設けられ、回路基板50には、この印刷部11dに対向するように発光ダイオードからなる光源50aが実装されている。これら構成により、光源50aが点灯した際に、光源50aが発する照明光を効率よく印刷部11dへ導いて透過照明し、所望のシンボルマークを点灯表示することができる。
なお、印刷部11dは、ブレーキ警告灯や充電警告灯、タイヤ空気圧警告灯などの警告表示、ハイビーム作動灯や方向指示器作動灯などのインジケータを示す意匠が部分的に光透過するように印刷され、この場合、液晶パネル31の両脇に設けられる。また、区画部46には、回路基板50に実装された照度検出センサを収めることもできる。
更に、支持部材40と保護カバー110との間には、有色のスポンジ材からなる緩衝部材7が設けられる。緩衝部材7は、表示部6と、表示ユニット3とを、それぞれ囲うように設けられ、支持部材40における保護カバー110との対向面に、粘着剤にて貼り付けられる。なお、図8に示す支持部材40に表示ユニット3や緩衝部材7を組付けた組付け体を、更に保護カバー110に組付ける際には、緩衝部材7を圧縮状態にて支持部材40と保護カバー110との間に介在するように寸法設計される。
即ち、液晶パネル31の側方外側にインジケータまたは警告灯などの車両情報を点灯表示可能な表示部6と、支持部材40に表示部6に対応して照明範囲を区画する区画部46と、を設け、支持部材40と保護カバー110との間に緩衝部材7を備える。
これにより、保護カバー110や支持部材40の寸法や面精度の誤差、成形時の収縮や湾曲変形があっても、隙間なく介在できる。強いては、透明部材2を導入口45aから導入する際に、緩衝部材7によって、透明部材2が表示部6側や外部側に漏れることを抑止したり、支持部材40と保護カバー110との間において表示部6内外の照明光が所望の照明対象物以外へ露光しないように遮光して抑止したりできる。
以上、上述の実施形態について説明したが、本発明は上述実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。本発明は、インストルメントパネルに搭載される表示装置として好適であり、例えば、図1に示すステアリングDを介して臨む位置に設けられる計器装置Eや、車両Bの外を撮影した画像を表示するモニタや、後席の乗車者用のモニタに適用する構成であってもよく、上述実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、表示ユニット3として、バックライト部32から照明される液晶パネル31ではなく、有機ELパネルを適用することもできる。この場合、バックライト部を省くことができるため、より薄型になる。また、金属ベゼル33を用いない表示ユニット3であってもよく、上述実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、保護カバー11には、突起11bを一体に設ける構造を示したが、突起11bを別体に設けたり省いた保護カバー11であってもよく、材質も無機ガラスを適用できる。また、遮光層11aを表面に設ける保護カバー11を示したが、内面に遮光層を設けたり遮光層ではなくケースを延ばして代替することもできる。
また、保護カバー11は、矩形の平板でなくともよく、更に、上下または左右に屈曲する形状や、S字状に屈曲する形状であっても上述実施形態を適用でき、上述実施形態と同様の効果を得ることができる。また、保護カバー11は内部の表示ユニット3による表示出力を透過する程度の透明であればよく、有色顔料や有色透過印刷を含む所謂スモーク板であってもよい。
また、車両用表示装置A1において、支持部材40の当接部43の外側に緩衝部材7を一周に張り付けたものを示したが、当接部43を省いて、緩衝部材7によって、透明部材2の形成範囲を区画することも考えられる。
また、本発明は、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両用表示装置として好適である。
1 筐体
11,110 保護カバー
11a 遮光層(遮光部)
11b 突起
11c 位置決めピン
11d
12,13 ケース
2 透明部材
3 表示ユニット
31 液晶パネル(表示パネル)
32 バックライト
33 金属ベゼル
34 FPC
35 シール部
4,40 支持部材
41 支持部
41a 傾斜部
41b リブ
42 位置決め孔(位置決め部)
43 当接部
44 シール部
45 注入部
45a 導入口
45b 排気口
46 区画部
5,50 回路基板
51 コネクタ
50a 光源
6 表示部
7 緩衝部材

Claims (6)

  1. 画像を表示可能な表示パネルと、
    この表示パネルの表示出力側に重ねて設けられる透明な保護カバーと、
    この保護カバーと前記表示パネルとの間に介在する透明部材と、
    前記表示パネルを位置決めする支持部と、前記透明部材を導入する注入部と、を設けた支持部材と、
    を備える車両用表示装置。
  2. 前記支持部は、前記保護カバーと当接し前記透明部材の介在領域を区画する当接部と設ける請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記支持部は、前記保護カバーとの位置決めを行う位置決め部を設ける請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記保護カバーは、前記表示パネルの表示領域外を隠す有色の遮光部を設け、この遮光部に重なるように、前記注入部が配置される請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記注入部は、前記表示パネルの表示面に対して面直方向から前記透明部材を導入できる向きに設けられる請求項1に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示パネルの側方外側にインジケータまたは警告灯を点灯表示可能な表示部と、
    前記支持部材に前記表示部に対応して照明範囲を区画する区画部と、を設け、
    前記支持部材と前記保護カバーとの間に緩衝部材、を備える請求項1に記載の車両用表示装置。
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