JP2022124795A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液受カップ内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる技術を提供する。【解決手段】本開示の一態様による基板処理装置は、基板保持部と、液供給部と、液受カップと、排気ラインと、排液ラインと、減圧部と、を備える。基板保持部は、基板を保持する。液供給部は、基板に処理液を供給する。液受カップは、基板保持部に保持される基板を囲み、基板に供給される処理液を受ける。排気ラインは、液受カップに接続され、液受カップ内の雰囲気を排出する。排液ラインは、液受カップに接続され、液受カップ内の処理液を排出する。減圧部は、排液ライン内の圧力が液受カップ内の圧力よりも低くなるように排液ライン内を減圧する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、基板処理装置および基板処理方法に関する。
従来、半導体ウェハ(以下、ウェハとも呼称する。)などの基板に各種の処理液を供給して、かかる基板に対して各種の液処理(たとえば、基板に付着した異物を除去する洗浄処理)を施す技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008-034490号公報
本開示は、液受カップ内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、基板保持部と、液供給部と、液受カップと、排気ラインと、排液ラインと、減圧部と、を備える。基板保持部は、基板を保持する。液供給部は、前記基板に処理液を供給する。液受カップは、前記基板保持部に保持される前記基板を囲み、前記基板に供給される前記処理液を受ける。排気ラインは、前記液受カップに接続され、前記液受カップ内の雰囲気を排出する。排液ラインは、前記液受カップに接続され、前記液受カップ内の前記処理液を排出する。減圧部は、前記排液ライン内の圧力が前記液受カップ内の圧力よりも低くなるように前記排液ライン内を減圧する。
本開示によれば、液受カップ内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、処理ユニットの具体的な構成例を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る基板処理システムの排液ラインおよび排気ラインの構成例を示す模式図である。 図4は、参考例における液受カップ内の圧力および排液ライン内の圧力の推移の一例を示す図である。 図5は、実施形態における液受カップ内の圧力および排液ライン内の圧力の推移の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る減圧部の構成例を示す概略断面図である。 図7は、実施形態の変形例に係る基板処理システムの排液ラインの構成例を示す模式図である。 図8は、実施形態に係る基板処理システムが実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板処理装置および基板処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本開示が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
従来、半導体ウェハ(以下、ウェハとも呼称する。)などの基板に各種の処理液を供給して、かかる基板に対して各種の液処理(たとえば、基板に付着した異物を除去する洗浄処理)を施す技術が知られている。かかる液処理では、基板を囲むように配置される液受カップによって使用された処理液を受けることにより、処理液が広範囲に飛散することを抑制することができる。
一方で、使用済みの処理液(以下、使用済み液とも呼称する。)を排出する排液ラインから異物を多く含む洗浄液で汚染された空気が逆流することにより、液受カップ内の雰囲気が汚染される場合がある。そして、液受カップ内の雰囲気が汚染されることにより、液処理された基板が汚染される恐れがあった。
そこで、上述の問題点を克服し、液受カップ内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる技術が期待されている。
<基板処理システムの概要>
最初に、図1を参照しながら、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係る基板処理システム1の概略構成を示す図である。なお、基板処理システム1は、基板処理装置の一例である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚の基板、実施形態では半導体ウェハW(以下、ウェハWと呼称する。)を水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウェハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウェハWを保持するウェハ保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、ウェハ保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウェハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウェハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウェハWを取り出し、取り出したウェハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウェハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
<処理ユニットの構成>
次に、処理ユニット16の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、処理ユニット16の具体的な構成例を示す模式図である。図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板処理部30と、液供給部40と、液受カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板処理部30と、液供給部40と、液受カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内にダウンフローを形成する。
基板処理部30は、基板保持部31と、支柱部32と、駆動部33とを備え、載置されたウェハWに液処理を施す。基板保持部31は、ウェハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、基端部が駆動部33によって回転可能に支持され、先端部において基板保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させる。
かかる基板処理部30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された基板保持部31を回転させ、これにより、基板保持部31に保持されたウェハWを回転させる。
基板処理部30が備える基板保持部31の上面には、ウェハWを側面から保持する保持部材31aが設けられる。ウェハWは、かかる保持部材31aによって基板保持部31の上面からわずかに離間した状態で水平保持される。なお、ウェハWは、基板処理が行われる表面を上方に向けた状態で基板保持部31に保持される。
液供給部40は、ウェハWに対して各種の処理液を供給する。液供給部40は、複数(ここでは2つ)のノズル41a、41bと、かかるノズル41a、41bを水平に支持するアーム42と、アーム42を旋回および昇降させる旋回昇降機構43とを備える。
ノズル41aは、バルブ44aおよび流量調整器45aを介して薬液供給源46aに接続される。薬液供給源46aは、たとえば、各種の液処理に用いられる薬液(たとえば、エッチング液やめっき液など)が貯留されるタンクである。なお、本開示の液処理に用いられる薬液は、エッチング液およびめっき液に限られない。
ノズル41bは、バルブ44bおよび流量調整器45bを介して洗浄液供給源46bに接続される。洗浄液供給源46bは、たとえば、洗浄処理に用いられる洗浄液(たとえば、DIW(DeIonized Water:脱イオン水)など)が貯留されるタンクである。なお、本開示の洗浄処理に用いられる洗浄液は、DIWに限られない。
ノズル41aからは、薬液供給源46aより供給される薬液が吐出される。ノズル41bからは、洗浄液供給源46bより供給される洗浄液が吐出される。
液受カップ50は、基板保持部31およびこの基板保持部31に保持されるウェハWを囲むように配置され、基板保持部31の回転によってウェハWから飛散する処理液を受ける。
液受カップ50には、排液ライン51が接続されており、液受カップ50によって捕集された処理液は、かかる排液ライン51から処理ユニット16の外部へ排出される。また、液受カップ50には、液受カップ50内の雰囲気を処理ユニット16の外部へ排出する排気ライン52も接続される。かかる排液ライン51および排気ライン52の構成については後述する。
なお、実施形態の処理ユニット16では、ノズルが2つ設けられる例について示したが、処理ユニット16に設けられるノズルの数は2つに限られない。また、実施形態の処理ユニット16において、ノズルからウェハWに供給される処理液は、各種の薬液や洗浄液に限られない。
<排気ラインおよび排液ラインの構成>
次に、基板処理システム1における排液ライン51および排気ライン52の詳細な構成について、図3~図7を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係る基板処理システム1の排液ライン51および排気ライン52の構成例を示す模式図である。
図3に示すように、実施形態に係る基板処理システム1には、それぞれ高さの異なる複数(図3では3つ)の液受カップ50が設けられる。本開示では、高い位置にある液受カップ50から順に「液受カップ50A」、「液受カップ50B」、「液受カップ50C」と呼称する。
かかる液受カップ50A~50Cは、複数のチャンバ20(以下、チャンバ20A、20B、20Cと呼称する。)の内部にそれぞれ設けられる。
また、基板処理システム1は、複数の液受カップ50A~50Cに対して共通に接続される排液ライン51を備える。排液ライン51は、液受カップ50Aに接続される第1部位51aおよび第2部位51d1と、液受カップ50Bに接続される第1部位51bおよび第2部位51d2と、液受カップ50Cに接続される第1部位51cおよび第2部位51d3とを有する。
第1部位51aは、液受カップ50Aに直接接続され、略垂直に延びる部位である。第2部位51d1は、第1部位51aに接続され、略水平に延びる部位である。なお、本開示において、「略垂直」とは、垂直方向よりわずかに傾いている場合も含み、「略水平」とは、水平方向よりわずかに傾いている場合も含む。
第1部位51bは、液受カップ50Bに直接接続され、略垂直に延びる部位である。第2部位51d2は、第1部位51bに接続され、略水平に延びる部位である。
第1部位51cは、液受カップ50Cに直接接続され、略垂直に延びる部位である。第2部位51d3は、第1部位51cに接続され、略水平に延びる部位である。
さらに、排液ライン51は、第2部位51d1、51d2、51d3に接続され、略垂直に延びる部位である第3部位51eを有する。そして、排液ライン51は、かかる第3部位51eから下方に延びる第4部位51fなどを介して、工場などの排液処理部DRに接続される。
また、基板処理システム1は、複数の液受カップ50A~50Cに対して共通に接続される排気ライン52を備える。排気ライン52は、液受カップ50Aに接続される第1部位52aと、液受カップ50Bに接続される第1部位52bと、液受カップ50Cに接続される第1部位52cとを有する。
さらに、排気ライン52は、かかる第1部位52a、52b、52cに接続される第2部位52dを有し、かかる第2部位52dなどを介して、工場などの排気処理部EXHに接続される。
かかる排気処理部EXHは、排気ライン52内を吸引可能に構成されることから、排気ライン52が排気処理部EXHに接続されることにより、複数の液受カップ50A~50C内の雰囲気が外部に排出される。
また、基板処理システム1は、排液ライン51の第2部位51d1、51d2、51d3にそれぞれ設けられる圧力計60A、60B、60Cを備える。圧力計60A、60B、60Cは、第2部位51d1、51d2、51d3の上面側にそれぞれ配置される。
このように、略水平に延びる第2部位51d1、51d2、51d3の上面側に配置されることにより、圧力計60A、60B、60Cは、第2部位51d1、51d2、51d3内の雰囲気の圧力を安定的に測定することができる。なお、以降においては、圧力計60A、60B、60Cを総称して「圧力計60」とも呼称する。
ここで、実施形態に係る基板処理システム1は、上述した排液ライン51の内部を減圧する減圧部70を備える。かかる減圧部70は、たとえば、排液ライン51の第4部位51fに配置され、排気ライン71と、流入抑制機構72と、調整機構73とを有する。排気ライン71は、別の排気ラインの一例である。
排気ライン71は、排液ライン51に接続され、排液ライン51内の雰囲気を排気処理部EXHに排出する。このように、排気ライン71を用いて排液ライン51内を吸引することより、実施形態に係る減圧部70は、排液ライン51内の圧力が液受カップ50内の圧力よりも低くなるように排液ライン51内を減圧する。
かかる減圧部70の具体的な作用について、図4および図5を用いて説明する。図4は、参考例における液受カップ50内の圧力P1および排液ライン51内の圧力P2の推移の一例を示す図である。
図4に示すように、通常、液受カップ50内の圧力P1は、FFU21(図2参照)を動作させるなどの手段により、所与の陽圧(大気圧よりも高い圧力)で安定するように制御される。
また、排液ライン51に減圧部70が設けられていない参考例において、排液ライン51内の圧力P2は何も制御されていないことから、かかる圧力P2は基本的に大気圧と略等しい値となる。
一方で、複数の液受カップ50内で同時に液処理が行われる場合などに、排液ライン51内に流入する使用済み液L(図6参照)が多くなると、図4に示すように、排液ライン51内の圧力P2が突発的に液受カップ50内の圧力P1よりも高くなる場合がある。
そして、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも高くなると、いったん排液ライン51に流れ込んだ使用済み液Lによって汚染された排液ライン51内部の空気がより圧力の低い液受カップ50内に逆流する場合がある。
そのため、排液ライン51に減圧部70が設けられていない参考例では、逆流した排気ライン51内部の空気によって、液受カップ50内の雰囲気が汚染される恐れがある。
そこで、実施形態では、排液ライン51に減圧部70を設けることにより、図5に示すように、排液ライン51内の圧力P2が所与の陰圧(大気圧よりも低い圧力)になるように排液ライン51内を減圧する。図5は、実施形態における液受カップ50内の圧力P1および排液ライン51内の圧力P2の推移の一例を示す図である。
これにより、突発的に排液ライン51内の圧力P2が上昇した場合でも、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも高くなることを防ぐことができる。
このように、実施形態では、減圧部70を用いて、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも低くなるように排液ライン51内を減圧する。これにより、いったん排液ライン51に流れ込んだ使用済み液Lによって汚染された排液ライン51内部の空気が液受カップ50内に逆流することを抑制することができる。
したがって、実施形態によれば、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる。さらに、実施形態では、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを抑制できるため、かかる液受カップ50内で処理されるウェハWが汚染されることを抑制することができる。
また、実施形態では、図5に示すように、排液ライン51内の圧力P2が所与の陰圧(たとえば、大気圧に比べて50(Pa)以上低い圧力)になるように排液ライン51内を減圧するとよい。
これにより、液受カップ50内の圧力P1と排液ライン51内の圧力P2との差圧を大きくすることができる。そのため、いったん排液ライン51に流れ込んだ使用済み液Lによって汚染された排液ライン51内部の空気が液受カップ50内に逆流することを効果的に抑制することができる。
したがって、実施形態によれば、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを効果的に抑制することができる。
また、実施形態では、減圧部70が、すべての液受カップ50の排液ライン51が合流した部位よりも下流側(たとえば、第4部位51f)に配置されるとよい。これにより、1つの減圧部70によってすべての排液ライン51を減圧することができる。したがって、実施形態によれば、基板処理システム1の製造コストを低減することができる。
図6は、実施形態に係る減圧部70の構成例を示す概略断面図である。図6に示すように、実施形態に係る減圧部70は、排液ライン51に排気ライン71が接続される部位に、流入抑制機構72を有する。かかる流入抑制機構72は、排液ライン51を流れる使用済み液Lが、排気ライン71に流入することを抑制する。
流入抑制機構72は、拡径部72aと、狭径部72bとを有する。拡径部72aは、排液ライン51の配管径よりも直径が大きい部位であり、略垂直方向に延びている。
狭径部72bは、拡径部72aよりも直径が小さい部位であり、拡径部72aの内部に配置される。また、狭径部72bは、拡径部72aの上端部(すなわち、拡径部72aの入口)から拡径部72aの中間部まで、略垂直方向に延びている。
そして、排気ライン71は、拡径部72aに接続され、かかる排気ライン71の入口71aは、狭径部72bの出口72b1よりも高い位置に配置される。
このような構成を有する流入抑制機構72において、狭径部72bの出口72b1から流出する使用済み液Lは、低い位置にある拡径部72aの出口72a1に向かって流れる。また、拡径部72a内の雰囲気Vは、狭径部72bの出口72b1よりも高い位置にある排気ライン71の入口71aから排出される。
一方で、排気ライン71の入口71aは狭径部72bの出口72b1よりも高い位置に配置されることから、狭径部72bの出口72b1から流出する使用済み液Lは、排気ライン71の入口71aに流出しにくくなっている。
実施形態では、このような構造を有する流入抑制機構72を減圧部70に設けることにより、排液ライン51内を十分に減圧することができるととともに、排液ライン51内を流れる使用済み液Lが排気ライン71に流入することを抑制することができる。したがって、実施形態によれば、排液ライン51内を安定して減圧することができる。
なお、実施形態に係る流入抑制機構は図6の例に限られず、たとえば、排気ライン71の途中に気液分離部を設けることにより、使用済み液Lが排気処理部EXHまで流出することを抑制してもよい。
また、実施形態に係る減圧部70は、排気ライン71を流れる雰囲気の排出量を調整する調整機構73を有する。かかる調整機構73は、たとえば、制御部18(図1参照)によってさまざまな弁開度に調整可能な流量調整バルブで構成される。
そして、実施形態では、制御部18が、調整機構73を制御して、排気ライン71を流れる雰囲気の排出量を調整しながら排液ライン51内の減圧処理を実施するとよい。
たとえば、制御部18は、複数の液受カップ50で同時に液処理を実施する際に、1つの液受カップ50のみで液処理を実施する際と比べて、排気ライン71を流れる雰囲気の排出量を増やす(すなわち、調整機構73の弁開度を大きくする)とよい。
これにより、複数の液受カップ50で同時に液処理を実施することにより、排液ライン51内の圧力P2(図5参照)が突発的に上昇する場合でも、液受カップ50内の圧力P1と排液ライン51内の圧力P2との差圧を十分に確保することができる。
また、実施形態では、1つの液受カップ50のみで液処理を実施する際に、排気ライン71を流れる雰囲気の排出量を少なくすることにより、排液ライン51内の圧力P2が過剰に低くなることによる弊害を抑制することができる。
かかる弊害としては、たとえば、常に排気ライン71から全開で排液ライン51内を吸引することによる排気処理部EXHへの負荷増大や、排液ライン51を大きく減圧することによる液受カップ50内の圧力P1(図5参照)の低下などが挙げられる。
ここまで説明したように、実施形態では、制御部18が、排気ライン71を流れる雰囲気の排出量を調整しながら排液ライン51内の減圧処理を実施することにより、基板処理システム1において安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態では、制御部18が、圧力計60の測定結果に基づいて、調整機構73を制御してもよい。たとえば、制御部18は、すべての圧力計60A~60Cの測定結果が所与の圧力よりも低い圧力(たとえば、大気圧に比べて50(Pa)以上低い圧力)になるように調整機構73を制御してもよい。
このように、排液ライン51内の圧力P2の実測値に基づいて調整機構73を制御することにより、基板処理システム1においてさらに安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態では、圧力計60が、排液ライン51において略水平に延びる部位(すなわち、第2部位51d1、51d2、51d3)の上面側に配置されるとよい。
実施形態において、排液ライン51の内部は使用済み液Lで完全に満たされているわけではなく、使用済み液Lは排液ライン51の半分程度しか満たしていない。すなわち、排液ライン51の内部において、使用済み液Lの上部には空間が形成される。
そこで実施形態では、この使用済み液Lの上部に形成される空間の圧力を、排液ライン51において略水平に延びる部位の上面側に配置される圧力計60で測定することにより、排液ライン51内の雰囲気の圧力P2をより正確に測定することができる。
したがって、実施形態によれば、基板処理システム1においてさらに安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態では、圧力計60が、減圧部70の設置位置から最も遠い液受カップ50Aの下方に少なくとも配置されるとよい(図3の例では圧力計60A)。これにより、減圧部70から最も遠く、最も減圧しにくい部位の圧力P2を測定しながら、減圧部70の減圧処理を実施することができる。
したがって、実施形態によれば、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを効果的に抑制することができる。
また、実施形態では、図3に示すように、排液ライン51が、違う高さに配置される複数の液受カップ50に共通に接続されるとよい。これにより、基板処理システム1において一度に処理可能なウェハWの枚数を増やすことができるとともに、排液ライン51および減圧部70の構成を簡素化することができる。
なお、実施形態に係る基板処理システム1および排液ライン51の構成は、図3の例に限られない。図7は、実施形態の変形例に係る基板処理システム1の排液ライン51の構成例を示す模式図である。なお、図7では、排気ライン52の記載を省略している。
図7に示すように、実施形態に係る基板処理システム1には、同じ高さに複数(図7では5つ)の液受カップ50が設けられるとともに、かかる同じ高さに配置される複数の液受カップ50の組が上下2段に配置される。
本開示では、上段にある複数の液受カップ50を、排液ライン51の上流側から順に「液受カップ50A1~50A5」と呼称する。また、下段にある複数の液受カップ50を、排液ライン51の上流側から順に「液受カップ50B1~50B5」と呼称する。
かかる液受カップ50A1~50A5、50B1~50B5は、複数のチャンバ20(以下、チャンバ20A1~20A5、20B1~20B5と呼称する。)の内部にそれぞれ設けられる。
また、基板処理システム1は、複数の液受カップ50A1~50A5、50B1~50B5に対して共通に接続される排液ライン51を備える。
かかる排液ライン51は、液受カップ50A1~50A5、50B1~50B5にそれぞれ接続される第1部位51a1~51a5、51b1~51b5を有する。かかる第1部位51a1~51a5、51b1~51b5は、液受カップ50A1~50A5、50B1~50B5に直接接続され、略垂直に延びる部位である。
また、排液ライン51は、第1部位51a1~51a5に接続され、略水平に延びる部位である第2部位51d1と、第1部位51b1~51b5に接続され、略水平に延びる部位である第2部位51d2とを有する。
さらに、排液ライン51は、第2部位51d1、51d2に接続され、略垂直に延びる部位である第3部位51eを有する。そして、排液ライン51は、かかる第3部位51eから下方に延びる第4部位51fなどを介して、工場などの排液処理部DRに接続される。
また、基板処理システム1は、排液ライン51の第2部位51d1、51d2に、それぞれ圧力計60A、60Bを備える。圧力計60Aは、第2部位51d1において最も上流側に配置される液受カップ50A1の下方に配置され、圧力計60Bは、第2部位51d2において最も上流側に配置される液受カップ50B1の下方に配置される。
これにより、圧力計60A、60Bは、第2部位51d1、51d2内の雰囲気の圧力を安定的に測定することができる。
そして、図7の例では、上述の図3の例と同様に、排液ライン51に減圧部70が設けられる。かかる減圧部70の構成は、上述の図3の例と同様であることから、詳細な説明は省略する。
ここまで説明したように、本開示では、排液ライン51が、同じ高さに配置される複数の液受カップ50に共通に接続されてもよい。これにより、基板処理システム1において一度に処理可能なウェハWの枚数を増やすことができるとともに、排液ライン51および減圧部70の構成を簡素化することができる。
また、変形例では、制御部18が、すべての圧力計60A、60Bの測定結果が所与の圧力よりも低い圧力(たとえば、大気圧に比べて50(Pa)以上低い圧力)になるように減圧部70の調整機構73を制御してもよい。
このように、排液ライン51内の圧力P2の実測値に基づいて調整機構73を制御することにより、基板処理システム1においてさらに安定した液処理を実施することができる。
また、変形例では、圧力計60が、減圧部70の設置位置から最も遠い液受カップ50A1の下方に少なくとも配置されるとよい(図7の例では圧力計60A)。これにより、減圧部70から最も遠く、最も減圧しにくい部位の圧力P2を測定しながら、減圧部70の減圧処理を実施することができる。
したがって、変形例によれば、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを効果的に抑制することができる。
なお、ここまで説明した実施形態では、排気ライン71を用いて排液ライン51内の雰囲気を吸引することにより、排液ライン51内を減圧する例について示したが、排液ライン51内を減圧する手法はかかる例に限られない。
たとえば、排液ライン51にアスピレータを配置して、かかるアスピレータを動作させることにより排液ライン51内を減圧してもよい。これによっても、いったん排液ライン51に流れ込んだ使用済み液Lによって汚染された排液ライン51内部の空気が液受カップ50内に逆流することを抑制することができることから、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる。
また、ここまで説明した実施形態では、排液ライン51および排気ライン52が液受カップ50に直接接続される例について示したが、本開示はかかる例に限られない。たとえば、排液ライン51および排気ライン52のうち少なくとも一方が、液受カップ50に間接的に接続されていてもよい。
実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)は、基板保持部31と、液供給部40と、液受カップ50と、排気ライン52と、排液ライン51と、減圧部70と、を備える。基板保持部31は、基板(ウェハW)を保持する。液供給部40は、基板(ウェハW)に処理液を供給する。液受カップ50は、基板保持部31に保持される基板(ウェハW)を囲み、基板(ウェハW)に供給される処理液を受ける。排気ライン52は、液受カップ50に接続され、液受カップ50内の雰囲気を排出する。排液ライン51は、液受カップ50に接続され、液受カップ50内の処理液を排出する。減圧部70は、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも低くなるように排液ライン51内を減圧する。これにより、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、減圧部70は、排液ライン51に接続され、排液ライン51内の雰囲気を排出する別の排気ライン(排気ライン71)を有する。これにより、排液ライン51内を効率よく減圧することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、減圧部70は、別の排気ライン(排気ライン71)に対する処理液の流入を抑制する流入抑制機構72を有する。これにより、排液ライン51内を安定して減圧することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、減圧部70は、別の排気ライン(排気ライン71)に設けられ、別の排気ライン(排気ライン71)を流れる雰囲気の排出量を調整する調整機構73を有する。これにより、基板処理システム1において安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)は、排液ライン51における減圧部70の設置位置よりも上流側に設けられる圧力計60と、各部を制御する制御部18と、をさらに備える。また、制御部18は、圧力計60の測定結果が所与の圧力よりも低い圧力になるように調整機構73を制御する。これにより、基板処理システム1においてさらに安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、圧力計60は、排液ライン51において略水平に延びる部位(第2部位51d1~51d3)の上面側に設けられる。これにより、基板処理システム1においてさらに安定した液処理を実施することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、減圧部70は、排液ライン51内の圧力P2が陰圧になるように排液ライン51内を減圧する。これにより、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを効果的に抑制することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、排液ライン51は、違う高さに配置される複数の液受カップ50に共通に接続される。これにより、基板処理システム1において一度に処理可能なウェハWの枚数を増やすことができるとともに、排液ライン51および減圧部70の構成を簡素化することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)において、排液ライン51は、同じ高さに配置される複数の液受カップ50に共通に接続される。これにより、基板処理システム1において一度に処理可能なウェハWの枚数を増やすことができるとともに、排液ライン51および減圧部70の構成を簡素化することができる。
また、実施形態に係る基板処理装置(基板処理システム1)は、排液ライン51における減圧部70の設置位置よりも上流側に設けられる圧力計60をさらに備える。また、圧力計60は、減圧部70から最も遠い液受カップ50の下方に配置される。これにより、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを効果的に抑制することができる。
<基板処理の詳細>
つづいて、図8を参照しながら、実施形態に係る基板処理システム1が実行する基板処理の詳細について説明する。図8は、実施形態に係る基板処理システム1が実行する基板処理の手順を示すフローチャートである。
最初に、制御部18は、基板搬送装置13、17などを制御して、ウェハWをキャリアCから処理ユニット16に搬入し、搬入されたウェハWが液受カップ50に囲まれるように、かかるウェハWを基板保持部31で保持する(ステップS101)。
次に、制御部18は、液供給部40などを制御して、基板保持部31で保持されたウェハWに処理液を供給する(ステップS102)。
また、かかるステップS102の処理と並行して、制御部18は、減圧部70などを制御して、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも低くなるように排液ライン51内を減圧する(ステップS103)。
最後に、制御部18は、基板搬送装置13、17などを制御して、所与の液処理が終了したウェハWを処理ユニット16内からキャリアCに搬出し(ステップS104)、一連の処理を終了する。
実施形態に係る基板処理方法は、保持する工程(ステップS101)と、供給する工程(ステップS102)と、減圧する工程(ステップS103)とを含む。保持する工程(ステップS101)は、液受カップ50に囲まれるように基板(ウェハW)を保持する。供給する工程(ステップS102)は、基板(ウェハW)に処理液を供給する。減圧する工程(ステップS103)は、基板(ウェハW)に供給された処理液を液受カップ50から排出する排液ライン51の内部を減圧する。また、減圧する工程(ステップS103)は、排液ライン51内の圧力P2が液受カップ50内の圧力P1よりも低くなるように排液ライン51内を減圧する。これにより、液受カップ50内の雰囲気が汚染されることを抑制することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
W ウェハ
1 基板処理システム(基板処理装置の一例)
16 処理ユニット
18 制御部
31 基板保持部
40 液供給部
50 液受カップ
51 排液ライン
52 排気ライン
60 圧力計
71 排気ライン(別の排気ラインの一例)
72 流入抑制機構
73 調整機構
P1、P2 圧力

Claims (11)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に処理液を供給する液供給部と、
    前記基板保持部に保持される前記基板を囲み、前記基板に供給される前記処理液を受ける液受カップと、
    前記液受カップに接続され、前記液受カップ内の雰囲気を排出する排気ラインと、
    前記液受カップに接続され、前記液受カップ内の前記処理液を排出する排液ラインと、
    前記排液ライン内の圧力が前記液受カップ内の圧力よりも低くなるように前記排液ライン内を減圧する減圧部と、
    を備える基板処理装置。
  2. 前記減圧部は、前記排液ラインに接続され、前記排液ライン内の雰囲気を排出する別の排気ラインを有する
    請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記減圧部は、前記別の排気ラインに対する前記処理液の流入を抑制する流入抑制機構を有する
    請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記減圧部は、前記別の排気ラインに設けられ、前記別の排気ラインを流れる雰囲気の排出量を調整する調整機構を有する
    請求項2または3に記載の基板処理装置。
  5. 前記排液ラインにおける前記減圧部の設置位置よりも上流側に設けられる圧力計と、
    各部を制御する制御部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記圧力計の測定結果が所与の圧力よりも低い圧力になるように前記調整機構を制御する
    請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記圧力計は、前記排液ラインにおいて略水平に延びる部位の上面側に配置される
    請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記減圧部は、前記排液ライン内の圧力が陰圧になるように前記排液ライン内を減圧する
    請求項1~6のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  8. 前記排液ラインは、違う高さに配置される複数の前記液受カップに共通に接続される
    請求項1~7のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  9. 前記排液ラインは、同じ高さに配置される複数の前記液受カップに共通に接続される
    請求項1~8のいずれか一つに記載の基板処理装置。
  10. 前記排液ラインにおける前記減圧部の設置位置よりも上流側に設けられる圧力計をさらに備え、
    前記圧力計は、前記減圧部から最も遠い前記液受カップの下方に配置される
    請求項8または9に記載の基板処理装置。
  11. 液受カップに囲まれるように基板を保持する工程と、
    前記基板に処理液を供給する工程と、
    前記基板に供給された前記処理液を前記液受カップから排出する排液ラインの内部を減圧する工程と、
    を含み、
    前記減圧する工程は、前記排液ライン内の圧力が前記液受カップ内の圧力よりも低くなるように前記排液ライン内を減圧する
    基板処理方法。
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