JP2022124337A - 撮像制御装置、撮像システム、撮像制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像制御装置、撮像システム、撮像制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のユーザによる撮像装置の操作で意図しない操作を防ぎつつ、操作記録作業の効率を向上させることを目的とする。【解決手段】第1ユーザによって入力された撮像装置の第1制御コマンドの実行中に、第1ユーザと異なる第2ユーザによって撮像装置の第2制御コマンドが入力されると、第2制御コマンドによる制御内容が、第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定する。判定手段による判定結果に応じて、第2制御コマンドの実行及び記録を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像制御装置、撮像システム、撮像制御方法及びプログラムに関する。
近年、動画配信市場は拡大しており、例えばネットワークを介した遠隔制御により動画撮影を行う撮像装置が流通している。このような撮像装置を用いて、結婚式及び講演会で対象を撮影する撮像システムが普及しつつある。撮像装置の遠隔制御は、一般的にハードコントローラを介して操作する方法により行われる。一方で、PCや携帯端末のアプリケーション(ソフトコントローラ)を介して、撮像装置の遠隔操作を行う方法も実現されている。ユーザは、アプリケーション上のGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を介して、撮像装置を遠隔制御することができる。なお、PCや携帯端末にジョイスティック等のハードコントローラを接続し、これを介して撮像装置の遠隔制御の一部を実現することも可能となっている。撮像装置の遠隔制御の例として、例えば撮像装置のパン、チルト及びズーム操作であるPTZ操作(以下、PTZ操作)がある。他の遠隔制御の例として、事前に設定した画角に撮像装置を制御するプリセット操作及びユーザの操作を記憶して、その操作を再現するトレース操作がある。さらに、複数のユーザが、1台の撮像装置に対し各ユーザの任意の操作を行うことができる共同制御機能もある。
特許文献1では、撮像装置のレンズ及び雲台の遠隔制御における操作を操作データとして連続的に記録し、記録した操作データを呼び出して、操作データと同じ操作を再現するトレースに関する技術が開示されている。例えば、ニュース番組のオープニング場面では、メインキャスタを映した後に、コメンテータを映し、再度メインキャスタを映す等の撮像装置の操作が要求される。この一連の操作を記憶した操作データにより、オープニング場面の決まった画面構成が再現される。ユーザが一連の同じ操作を撮像装置に再現させたい場合、トレースは有効な再現手段であり、ユーザの利便性を向上させることができる。
特開第2018-88624号公報
しかしながら、複数のユーザが、撮像装置の操作を記録している際に、操作記録中であることを知らないユーザが、撮像装置の操作を誤って行うことがある。その結果、撮像装置の操作記録が意図しない画角及び画質で記録されるため、複数のユーザは、撮像装置の操作記録をやり直さなければならないという課題があった。
本発明は、複数のユーザによる撮像装置の操作で意図しない操作を防ぎつつ、操作記録作業の効率を向上させることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る撮像制御装置は、以下の構成を備える。すなわち、第1ユーザによって入力された撮像装置の第1制御コマンドの実行中に、前記第1ユーザと異なる第2ユーザによって前記撮像装置の第2制御コマンドが入力されると、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記第2制御コマンドの実行及び記録を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のユーザによる撮像装置の操作で意図しない操作を防ぎつつ、操作記録作業の効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るシステム構成図。 本発明の実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る操作記録モード及び操作記録再現モードのフローチャート。 第1実施形態の制御可能ユーザの判定及び制御可能コマンドの判定を説明するフローチャート。 第1実施形態の制御可能ユーザの判定処理のフローチャート。 第1実施形態の制御可能コマンドの判定処理のフローチャート。 第1実施形態の情報処理装置で動作するアプリケーションのGUIの一例を示す図。 第2実施形態の制御可能ユーザの判定及び制御可能コマンドの判定を説明するフローチャート。 第2実施形態の情報処理装置で動作するアプリケーションのGUIの一例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に説明する実施形態において、撮像装置101としてネットワークカメラが用いられるがこれに限定されず、他の撮像機器(例えばビデオカメラ、スチルカメラ、携帯電話及び携帯情報端末等)の利用を排除するものではない。また、以下では撮像装置101及び他の装置を含む撮像システム10が説明され、ここで情報処理装置102は撮像装置101の制御を行う撮像制御装置として用いられる。
後述する実施形態に係る情報処理装置102の1以上の機能を他の装置が有していてもよい。例えば、各実施形態に係る情報処理装置102の1以上の機能を撮像装置101が有していてもよい。つまり、撮像装置101が、撮像制御を行う情報処理装置102の機能を有していてもよい。また、本発明の一実施形態に係る撮像制御装置は、例えばネットワークを介して接続された複数の情報処理装置102によって構成されていてもよい。なお、撮像制御装置は、撮像装置101及び情報処理装置102と通信するサーバに搭載されてもよい。
(第1実施形態)
以下では、本実施形態に係る撮像システム10について説明する。
図1は、本実施形態の撮像システム10の構成の一例を示す図である。撮像システム10は、撮像装置101、情報処理装置102、遠隔制御装置103、撮像装置コントローラ104及びネットワーク105を含むように構成される。撮像装置101と情報処理装置102はネットワーク105を介して接続され、情報処理装置102と遠隔制御装置103は、例えばケーブルや無線等で接続される。撮像装置101は、空間に存在する対象を撮影するための装置であり、例えばネットワークカメラやIPストリーミングカメラである。なお、撮像装置101は、複数の異なる種類のカメラであってよく、又、複数の同じ種類のカメラであってもよい。撮像装置101は、ネットワーク105を介して、情報処理装置102の要求に応じて撮影した画像データ及び撮像装置101に関する情報(例えば、識別情報等)を情報処理装置102に送信することができる。なお、撮像装置101は、それ自体に予め接続されている情報処理装置102に、ユーザからの指示なしに画像データ等を送信することができる。
情報処理装置102は、撮像装置101を制御するためのクライアント端末であり、例えばPC、スマートフォン及びタブレット等の端末である。なお、本実施形態では、モニタ及び入力装置が一体であるラップトップPCを図示しているが、モニタ及び入力装置が別体であるデスクトップPCであってもよい。遠隔制御装置103は、ユーザが撮像装置101を遠隔制御するための装置であり、例えばジョイスティックである。遠隔制御装置103は、例えばUSB及びBluetooth(登録商標)等を介して、情報処理装置102に接続される。遠隔制御装置103(例えば、ジョイスティック)は、ユーザに操作用のスティック等を介した操作手段を提供する。ユーザは、例えばスティック等を傾けることで撮像装置101に対する所定の操作を行うことができる。また、ユーザはスティックの傾き量を調整することで、所定の操作に対する操作量を調整することができる。これにより、ユーザは遠隔制御装置103で撮像装置101に直感的かつ繊細な遠隔操作を行うことができる。他の操作手段として、例えばGUIによる遠隔操作がある。
GUIは、例えば画面上に撮像装置101の操作が予め決められたアイコンを有している。次にユーザは、撮像装置101に実行させたい操作を含むアイコンを選択する。これにより、ユーザはGUIで撮像装置101に所定の遠隔操作を行うことができる。しかし、ユーザがGUIで遠隔操作をする際に、ユーザは操作に対する物理的なフィードバックを得られず、撮像装置101に対して行った操作量等を直感的に知覚しづらい。したがって、遠隔制御装置103は、撮像装置101の遠隔操作に関して、情報処理装置102のアプリケーション上で行うGUI操作よりも、滑らかなPTZ操作を実現することができる。撮像装置コントローラ104は、撮像装置(例えば、カメラ)を操作するための操作部を有するハードウェアである。撮像装置101と撮像装置コントローラ104は、ネットワーク105を介して接続するか、又はシリアル接続等で接続される。ネットワーク105は、撮像装置101と情報処理装置102等との間を接続するためのものであり、例えばEthernet(登録商標)等の通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ及びケーブル等を含む。ネットワーク105は例えば、インターネット、有線LAN、無線LAN及びWAN等であってよい。
図2は撮像装置101の機能ブロック図を示す。以下、撮像装置101の各部の構成と機能について説明する。撮像装置101は、撮像システム制御部201、撮像部202、画像処理部203、レンズ駆動部204、撮像画角制御部205、フォーカス制御部206を含む。撮像装置101は、パン駆動部207、チルト駆動部208、パン・チルト制御部209、撮像記憶部210、撮像メモリ211及び撮像通信部220をさらに含む。
撮像システム制御部201は、撮像装置101全体を制御するCPU(中央処理演算装置)等のプロセッサであり、撮像装置101内の各部へ処理の指示を行う制御部として動作する。撮像システム制御部201は、情報処理装置102から送信され、撮像通信部220で受信する制御コマンドを解析し、制御コマンドに応じた処理を行う。ここで、制御コマンドとは、撮像装置101に対し画像データ及び操作設定値の送信を要求する要求コマンドと、操作設定値の設定を要求する設定コマンドとを含む。操作設定値とは、撮像装置101のPTZ及びフォーカス等の設定に関する値のことである。制御コマンドを使用した制御の一例を以下に示す。撮像システム制御部201は、情報処理装置102から画像データの送信を要求する要求コマンドを受信すると、画像処理部203で生成された画像データを、撮像通信部220を介して情報処理装置102へ送信する。
撮像システム制御部201は、情報処理装置102から撮像装置101のPTZ及びフォーカス等の設定値の送信を要求する要求コマンドを受信する。要求コマンドの受信後、撮像システム制御部201は画像処理部203、撮像画角制御部205、フォーカス制御部206及びパン・チルト制御部209から、それぞれの設定値を取得する。次に、撮像システム制御部201は、撮像通信部220を介して情報処理装置102へこれらの設定値を送信する。ここで、PTZ及びフォーカス等の設定値には、現在の設定値だけではなく、設定可能な設定値の範囲等の情報を含んでもよい。
さらに、撮像システム制御部201は、情報処理装置102から上記の設定コマンドを受信すると、画像処理部203、撮像画角制御部205、フォーカス制御部206及びパン・チルト制御部209を制御する。画像処理部203、撮像画角制御部205、フォーカス制御部206及びパン・チルト制御部209はそれぞれに対する設定コマンドに基づき、撮像部202、レンズ駆動部204、パン駆動部207及びチルト駆動部208を制御する。これにより、情報処理装置102が設定したPTZ及びフォーカス等の設定値は、撮像装置101に反映される。また、撮像システム制御部201は、受信した制御コマンドとそれに関連付けられたユーザ情報に基づき、制御可能コマンドか否か及び制御可能ユーザか否かをそれぞれ判定することができる。
撮像部202は、レンズ及び撮像素子を含み、被写体の光学像を電気信号へ変換することができる。撮像部202は、例えばCCDセンサ及びCMOSセンサ等であり、撮像したRAWデータを画像処理部203に送信する。画像処理部203は、撮像部202からのRAWデータに対して、所定の画像処理、解像度変換処理、圧縮符号化処理等を行い、画像データを生成することができる。撮像部202によって撮影された画像データは、撮像通信部220及びネットワーク105を介して情報処理装置102へ送信される。
レンズ駆動部204は、フォーカスレンズ及びズームレンズの駆動及びそれらの駆動源であるモータを含むように構成され、撮像画角制御部205及びフォーカス制御部206によって制御される。撮像画角制御部205は、撮像システム制御部201から送信された撮像装置101のズームの設定値(例えば焦点距離)に基づいて、レンズ駆動部204のズームレンズの位置を変更する。フォーカス制御部206は、撮像システム制御部201から送信されたフォーカスの設定値に基づいて、レンズ駆動部204のフォーカスレンズの位置を変更する。
パン駆動部207は、パン動作を行うメカ駆動系及び駆動源のモータを含むように構成され、パン動作はパン・チルト制御部209により制御される。チルト駆動部208は、チルト動作を行うメカ駆動系及び駆動源のモータにより構成され、チルト動作はパン・チルト制御部209により制御される。パン・チルト制御部209は、撮像システム制御部201から送信されたパン・チルトの設定値に基づいて、パン駆動部207及びチルト駆動部208に対し、パン及びチルトの設定変更を命令する。
撮像記憶部210は、例えば不図示の内部ストレージや外部ストレージに対して、画像データ、撮像装置101の操作を実行できる制御可能ユーザ及び制御可能コマンド等を記憶する。撮像メモリ211は、撮像制御プログラムを格納するメモリであり、例えばEEPROM及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。撮像システム制御部201は、撮像メモリ211に記憶された撮像制御プログラムに基づき、各操作を実行することができる。画像データなどは撮像メモリ211に記憶するようにしても良い。撮像通信部220は、ネットワーク105を介して画像データを情報処理装置102に送信する。また、撮像通信部220は情報処理装置102から送信される制御コマンドを受信し、撮像システム制御部201へ送信する。撮像通信部220は、撮像システム制御部201の命令に基づき、情報処理装置102へ応答を送信する。
図3は情報処理装置102の機能ブロック図を示す。図3を参照して、各部の構成と機能について説明する。情報処理装置102は、撮像装置101から送信される画像の表示及び撮像装置101の遠隔操作を行うことができる。情報処理装置102は、システム制御部301、通信部302、表示部303、入力部304、メモリ305及び記憶部306を含むように構成される。
システム制御部301は、情報処理装置102全体を制御するCPU(中央処理演算装置)等のプロセッサであり、情報処理装置102内の各部へ処理の指示を行う制御部として動作する。システム制御部301は、操作データの変更を判断し、操作データの削除及び追加を行う。システム制御部301は、ユーザのGUI操作に応じて、制御コマンドを生成し、通信部302を介して撮像装置101へ送信する。システム制御部301は、撮像装置101に制御コマンドを送信することにより、PTZ操作及びフォーカス操作を行うことができる。また、システム制御部301は、図4で説明する撮像装置101の操作を記録することができ、この操作記録に基づいて操作の再生を行うことができる。撮像装置101からの応答を通信部302が受信すると、システム制御部301は応答を解析し、応答に応じた処理を行う。また、システム制御部301は、撮像装置101から通信部302を介して受信した画像データ、ズーム、フォーカス及びパン・チルトの設定値を表示部303に表示させる。
通信部302は、制御コマンドを撮像装置101へ送信し、撮像装置101から送信された各種データを受信する。制御コマンドには、例えばライブ画像の要求コマンド、撮像装置101のPTZ及びフォーカスの設定値の要求コマンド及び設定コマンドが含まれる。表示部303は、LCD(液晶表示装置)等で構成され、ユーザに対しユーザ・インタフェースを提供する。表示部303は、撮像装置101から取得した画像データ及び撮像装置101を制御するためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を表示する。表示部303は、表示制御手段ともいう。
入力部304は、ボタン、キーボード、マウス及びジョイスティック等を含む装置であり、ユーザ操作を受付ける。ユーザは入力部304を介して、表示部303に表示されるGUIを操作することができる。なお、GUIは表示部303と入力部304が一体となったタッチパネル形式であってよい。上記の通り、撮像装置101の滑らかなPTZ操作を実現するために、本実施形態では遠隔制御装置103が使用される。なお、ユーザは遠隔制御装置103の代替として、GUIを使用して操作を行ってもよい。
メモリ305は、情報処理装置102の情報処理制御プログラムを格納するメモリであり、例えばEEPROM及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。システム制御部301は、メモリ305に記憶された情報処理制御プログラムに基づき、各操作を実行する。記憶部306は、例えば不図示の内部ストレージ及び外部ストレージに撮像装置101の情報、ユーザの操作データ、制御可能ユーザ及び制御可能コマンド等を記憶する。撮像装置101の情報及び操作データ等はメモリ305に記憶させてもよい。以上の通り、情報処理装置102は、ネットワーク105を介して、撮像装置101の撮像画像の表示及びコマンド制御等を行うことができる。
図4は、本実施形態における撮像装置101の操作の操作記録モード及び操作記録再現モードのフローチャートを示す。図4はまた、撮像装置101の操作を最初に行う第1ユーザの操作フローチャートである。まず、操作記録モードについて以下に説明する。操作記録モードは、撮像装置101の操作に対応する制御コマンドを記録する場合に使用するモードである。S401で撮像装置101が、情報処理装置102から操作モード選択コマンドを受信する。操作モード選択コマンドとは、撮像装置101の操作を記録する操作を実行するための記録コマンドと、撮像装置101の操作記録(データ)に基づいて、操作の再現を実行するための再現コマンドをいう。次に、撮像システム制御部201は、受信した操作モード選択コマンドとそれに関連する第1ユーザ情報を撮像記憶部210に格納し、処理はS402へ進む(S401でYes)。第1ユーザ情報とは、ユーザを一意に特定できる情報であり、例えば、セッションID、アカウント情報(例えば、ユーザ名、パスワード)及びユーザ権限である。S402で撮像システム制御部201が、操作モード選択コマンドは、記録コマンドであると判定する場合、処理はS403へ進む(S402でYes)。S403で撮像システム制御部201は、記録コマンドを実行して操作記録を開始する。記録コマンド実行時に、撮像システム制御部201は、操作記録の開始時刻であるTRを撮像記憶部210に格納し、処理はS404へ進む(S403でYes)。S404で撮像システム制御部201は、操作記録の対象となる制御コマンド又は操作記録終了コマンドを受信するまで待機する(S404でNo)。制御コマンドとは、例えば、撮像装置101のPTZ操作及びフォーカス操作に関連するコマンドのことをいう。撮像システム制御部201が、制御コマンド又は操作記録終了コマンドを受信すると、次の操作を行う。制御コマンド又は操作記録終了コマンドのいずれかを受信した時刻は、Trで表す。撮像システム制御部201は、Trを撮像記憶部210に格納する。Trの格納後、処理はS405へ進む(S404でYes)。S405で撮像システム制御部201が受信したコマンドが、操作記録終了コマンドでない(つまり、制御コマンドである)場合、処理はS406へ進む(S405でNo)。S406で撮像システム制御部201は、撮像記憶部210から操作記録開始時刻TRと制御コマンドの受信時刻Trを呼び出し、それらの時刻間の時間差分(経過時間TR-rで示す)を算出する。さらに、撮像システム制御部201は、各経過時間TR-rと各経過時間TR-rに実行された制御コマンドを関連付けたデータを撮像記憶部210に格納する。データの格納後、処理はS404へ戻るが、S404の処理は上記と同様であるので説明を省略する。S405で撮像システム制御部201が、操作記録終了コマンドを受信した場合、操作記録終了時刻Trを撮像記憶部210に格納し、処理はS407へ進む(S405でYes)。S407で撮像システム制御部201は、撮像装置101の操作記録を終了する。
S402に戻って、操作記録の再現モードについて以下で説明する。操作記録の再現モードは、撮像装置101の操作記録に基づいて、操作記録と同じ操作を行う場合に使用するモードである。S402で撮像システム制御部201は、操作モード選択コマンドが、再現コマンドであると判定する場合、処理はS408へ進む(S402でNo)。S408で撮像システム制御部201は、撮像装置101の操作を再現するために、撮像記憶部210から撮像装置101の操作を記録したデータを呼び出し、データ内の制御コマンドを実行する。撮像システム制御部201が、制御コマンドを実行して、操作記録の再現が開始する時刻である再現開始時刻をTpで表す。さらに、撮像システム制御部201は、再現開始時刻Tpとデータ内の制御コマンドに関連付けられた各経過時間TR-rから、制御コマンドの再現時刻Tp+TR-rを算出する。次に、処理はS409に進む(S408でYes)。S409で、上記で算出した最後の制御コマンドの再現時刻Tp+TR-rが経過するまで、撮像システム制御部201は、制御コマンドを実行し、処理はS410に進む(S409でYes)。S410で撮像システム制御部201は、未実行の制御コマンドが残っていると判定する場合、処理はS409へ戻り、撮像システム制御部201は制御コマンドの実行を再開する(S410でYes)。制御コマンド実行後、撮像システム制御部201は、未実行の制御コマンドがないと判定する場合、処理はS411に進む(S410でNo)。S411で撮像システム制御部201は、撮像装置101の操作の再現を終了する。
以上の通り、撮像システム制御部201は、情報処理装置102から受信した操作モード選択コマンドの記録コマンド又は再現コマンドのいずれかに応じて、操作記録又は操作記録の再現を行う。なお、撮像装置101の操作モード選択は、撮像装置101の操作記録と操作記録の再現のいずれかを選択することを指すが、これらの選択に限定されない。操作モード選択は、例えば、撮像装置101の操作準備中の開始及び終了を操作することと、既に記録した操作記録を修正することを含んでよい。なお、S406で撮像システム制御部201が受信した制御コマンドは、各経過時間TR-rに関連付けられて記録されると説明したが、これに限定されることはない。制御コマンドに関連付けられる記録時刻は、例えば、撮像システム制御部201が受信した時刻Trのままであってよい。
図5は、第1実施形態における制御可能ユーザ及び制御可能コマンドの判定を説明するフローチャートを示す。図5はまた、第1ユーザの操作後に撮像装置101の操作を行う第2ユーザに対して適用されるフローチャートである。S501で撮像システム制御部201は、情報処理装置102から操作モード選択コマンドを受信し、それに関連する第2ユーザ情報を撮像記憶部210に格納する。第2ユーザ情報とは、ユーザを一意に特定できる情報であり、例えば、セッションID、アカウント情報(例えば、ユーザ名、パスワード)及びユーザ権限である。次に、処理はS502に進む。S502で撮像システム制御部201は、受信した操作モード選択コマンドが記録コマンドであるか否かを判定する。撮像システム制御部201が記録コマンドを受信する場合、処理はS503に進む(S502でYes)。S503で撮像システム制御部201は、情報処理装置102から制御コマンドを受信するまで待機する(S503でNo)。制御コマンドとは、例えば、撮像装置101のPTZ操作及びフォーカス操作に関連するコマンドのことをいう。撮像システム制御部201が、情報処理装置102から制御コマンドを受信すると、処理はS504に進む(S503でYes)。S502に戻って、撮像システム制御部201が再現コマンドを受信する場合も、処理はS504に進む(S502でNo)。S504で撮像システム制御部201は、制御コマンドに関連する第2ユーザが、制御可能ユーザか否かを判定する(制御ユーザ判定処理)。制御可能ユーザとは、撮像装置101の操作権限を有するユーザのことをいう。制御ユーザ判定処理の詳細は、図6で説明する。
S505で撮像システム制御部201が、制御コマンドに関連する第2ユーザが、制御可能ユーザであると判定する場合、処理はS506に進む(S505でYes)。次に、S506で撮像システム制御部201は、制御コマンドが制御可能コマンドであるか否かを判定する(制御コマンド判定処理)。制御可能コマンドとは、撮像システム制御部201によって、撮像装置101の操作制御が許可されたコマンドのことをいう。制御コマンド判定処理については、図7で説明する。S507で撮像システム制御部201が、制御コマンドが制御可能コマンドであると判定する場合、処理はS508へ進む(S507でYes)。S508で操作記録モードの場合、撮像システム制御部201は、既に記録した第1ユーザの操作記録の後に、制御可能コマンドで撮像装置101を制御し、その操作を撮像記憶部210に記録する。S508で操作記録再現モードの場合、撮像システム制御部201は、既に記録した第1ユーザの操作記録に基づいて、撮像装置101を制御する。S505に戻って、撮像システム制御部201が、制御コマンドに関連する第2ユーザが、制御可能ユーザではないと判定する場合、撮像システム制御部201は、制御コマンドを実行しないで、処理を終了する(S505でNo)。S507に戻って、撮像システム制御部201が、制御コマンドは制御可能コマンドではないと判定する場合、撮像システム制御部201は、制御コマンドを実行しないで、処理を終了する。
図6は、第1実施形態における制御可能ユーザの判定処理のフローチャートの一例を示す。図6は、図5のS504における処理の詳細を示す。撮像システム制御部201が、操作記録モード又は操作記録再現モードの制御コマンドに関連する第2ユーザが、制御可能ユーザであるか否かを判定する工程を以下に示す。S601で撮像システム制御部201は、制御コマンドに関連する第2ユーザ情報が、撮像記憶部210に最初に格納した第1ユーザ情報と一致するか否かを判定する。第1ユーザ情報と第2ユーザ情報は、ユーザを一意に特定できる情報であり、例えば、ユーザ名、セッションID、アカウント情報及びユーザ権限である。S601で撮像システム制御部201は、例えば、第1ユーザ情報のユーザ名「A」が第2ユーザ情報のユーザ名「A」と一致すると判定する場合、処理はS603へ進む(S601でYes)。S603で撮像システム制御部201は、第2ユーザが、制御可能ユーザである(つまり、第1ユーザのままである)と判定し、処理は終了する。S601に戻って、撮像システム制御部201は、例えば第2ユーザ情報のユーザ名「B」が、第1ユーザ情報のユーザ名「A」と一致しないと判定する場合、処理はS602へ進む(S601でNo)。
S602で撮像システム制御部201は、第2ユーザが、予め設定された特定のユーザであるか否かを判定する。予め設定された特定のユーザとは、例えば、撮像システム10の管理者、職場の上司、同僚等である。予め設定された特定のユーザ情報は、撮像記憶部210に事前に格納されている。S602で撮像システム制御部201は、第2ユーザ情報が、例えば管理者であると判定する場合、処理はS603へ進む(S602でYes)。S603で撮像システム制御部201は、第2ユーザが、制御可能ユーザであると判定し、処理を終了する。S602に戻って、撮像システム制御部201は、第2ユーザが、予め設定された特定のユーザではないと判定する場合、処理はS604へ進む(S602でNo)。S604で撮像システム制御部201は、第2ユーザが、制御不可ユーザであると判定し、処理は終了する。制御不可ユーザとは、撮像装置101の操作権限がないユーザのことをいう。
なお、本実施形態では、第2ユーザ情報と予め設定された特定のユーザ情報に基づいて、第2ユーザが制御可能ユーザか否かの判定を行うが、他の方法でそれを判定してもよい。例えば、撮像システム制御部201は、撮像記憶部210に事前に登録した制御可能ユーザ情報及び同時に撮像装置101を操作する制御可能ユーザの最大人数に基づいて、第2ユーザを判定してよい。また、撮像システム制御部201は、それ自身が発行するワンタイムパスワードに対して第2ユーザがパスワードを入力したか否かに基づいて、第2ユーザを判定してよい。さらに、第2ユーザによる操作選択モードの選択が、制御可能ユーザの判定条件として設定されてもよい。
図7は第1実施形態における制御可能コマンドの判定処理のフローチャートの一例を示す。図7は、図5のS506における処理の詳細を示す。撮像システム制御部201が、操作記録モード又は操作記録再現モードにおける第2ユーザの制御コマンドが、制御可能コマンドであるか否かを判定する工程を以下に示す。S701で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが操作記録モードで実行されているか否かを判定する。次に、撮像システム制御部201は、第2ユーザ情報と操作モード選択コマンドが関連付けられた情報を参照する。システム制御部201が、第2ユーザの制御コマンドが操作記録モードで実行されていると判定する場合、処理はS702へ進む(S701でYes)。次に、S702で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが操作記録の対象となる制御コマンドであるか否かを判断する。制御コマンドとは、例えば、撮像装置101のPTZ操作及びフォーカス操作に関連するコマンドのことをいう。撮像システム制御部201は、操作記録の対象ではないコマンドとして、例えば撮像装置101の電源を切るコマンドを検出する場合、処理はS706へ進む(S702でNo)。S706で撮像システム制御部201は、制御コマンドが制御不可コマンドであると判定し、制御コマンドを実行しないで、処理を終了する。
S702に戻って、撮像システム制御部201は、操作記録の対象となるコマンドとして、例えばパン操作の制御コマンドを検出する場合、パン操作の制御コマンドを撮像記憶部210に格納し、処理はS703に進む(S702でYes)。S703で撮像システム制御部201は、撮像記憶部210に格納したパン操作の制御コマンドと同じ制御コマンドが、既に第1ユーザによって実行されているか否かを判定する。具体的には、撮像システム制御部201は、撮像記憶部210に既に記録された操作記録において、パン操作の制御コマンドの実行状態を判定する。撮像システム制御部201は、パン操作の制御コマンドが実行状態ではない(つまり、第1ユーザがパン操作を実行していない)と判定する場合、処理はS704に進む(S703でYes)。S704で撮像システム制御部201は、操作記録において第2ユーザのパン操作制御権を登録し、処理はS705へ進む。S705で撮像システム制御部201は、第2ユーザのパン操作の制御コマンドが制御可能コマンドであると判定し、処理を終了する。S703に戻って、撮像システム制御部201は、パン操作の制御コマンドが実行状態ではない(つまり、第1ユーザがパン操作を実行していない)と判定する場合、処理はS706へ進む(S703でNo)。S706で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが制御不可コマンドであると判定する。
S701で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが操作記録モードで実行されていない(つまり、操作記録再現モードである)と判定する場合、処理はS707へ進む(S701でNo)。S707で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが画角調整に関連する制御コマンドであるか否かを判定する。撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが画角調整に関連する制御コマンドであると判定する場合、処理はS706へ進む(S707でYes)。S706で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが制御不可コマンドであると判定し、制御コマンドを実行することなく、処理を終了する。S707に戻って、撮像システム制御部201が、第2ユーザの制御コマンドが画角調整以外のコマンド(例えばノイズリダクションなど)であると判定する場合、処理はS705へ進む(S707でNo)。S705で撮像システム制御部201は、第2ユーザの制御コマンドが制御可能コマンドであると判定し、処理を終了する。
図8(a)から(c)は、本実施形態における情報処理装置102で動作するアプリケーションのGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)の一例を示す。アプリケーションとは、ユーザが撮像装置101の操作をするためのソフトウェアであり、ユーザに撮像装置101の操作用インターフェースを提供する。アプリケーション800、アプリケーション810及びアプリケーション820は、情報処理装置102で動作するアプリケーションであり、表示部303に表示される。アプリケーションは、制御可能ユーザであるか否か及び制御可能コマンドであるか否かに応じて、図8(a)から(c)のいずれかを表示する。ユーザは、アプリケーション800を介して撮像装置101に対する操作入力を行うことで、撮像装置101の遠隔操作を行うことができる。
図8(a)は、撮像装置101の操作で全ての制御が可能である場合のGUIの一例である。アプリケーション800は、制御可能ユーザであり、かつ、全ての制御可能コマンドが制御可能な場合に表示される。アプリケーション800は、撮像表示部801、フォーカス設定部802、パン設定部803、チルト設定部804及びズーム設定部805を含むように構成される。撮像表示部801は、撮像装置101が撮像する画像をリアルタイムで表示することができる。ユーザは、撮像表示部801に表示された画像の画角及び画質を確認しながら、撮像装置101を遠隔操作することができる。フォーカス設定部802は、撮像装置101と被写体との焦点を調整するフォーカス機能を有し、AF(オートフォーカス)及びMF(マニュアルフォーカス)の設定機能を有する。AFとは、焦点を被写体に自動的に合わせる機能のことであり、MFとは、ユーザが手動で焦点を合わせる機能のことである。フォーカス設定部802は、例えばユーザがAFボタンのみを選択している場合、AFボタンを白黒反転で表示し、MFボタンを白色(不選択を示す)で表示することができる。また、フォーカス設定部802は、ユーザからのAF又はMFボタンの選択に応じて、最新の設定情報を表示することができる。
パン設定部803、チルト設定部804及びズーム設定部805は、撮像装置101の画角を調整するために、パン、チルト及びズームをそれぞれ設定する機能を有する。パン設定部803及びチルト設定部804は、縦長のスクロールバーをそれぞれ有し、ユーザは縦長のスクロールバーを操作することによって、パン又はチルトの角度を任意に調整することができる。ズーム設定部805は、横長のスクロールバーを有し、ユーザは横長のスクロールバーを操作することによって、ズームの倍率を任意に調整することができる。また、パン設定部803、チルト設定部804及びズーム設定部805は、ユーザからの設定に応じて、最新の設定情報をそれぞれのスクロールバーに表示することができる。
図8(b)は、撮像装置101の操作で全ての制御が不可能である場合のGUIの一例である。アプリケーション810は、ユーザが制御不可ユーザである場合に表示される。アプリケーション810は、図8(a)のアプリケーション800と同じ構成を有し、通知811と網掛け812をさらに有する。撮像システム制御部201が、ユーザを制御不可ユーザであると判定する場合、次の処理を行う。撮像システム制御部201は、ユーザに制御不可ユーザであることを認識させるために、通知811をアプリケーション810上に表示する。通知811は、ユーザにユーザが制御不可ユーザであることを認識させるための通知であり、例えば「操作記録中は制御できません」のように表示される。本実施形態では、アプリケーション810上の通知811によって、ユーザに制御不可ユーザであることを通知しているが、例えば、警告音、ライト点灯及び別の警告アイコン表示等によりユーザに通知してもよい。
また、撮像システム制御部201は、アプリケーション810上の撮像表示部801を除く範囲に網掛け812を重畳することにより、ユーザに撮像装置101に対する制御可能な操作がないことを認識させる。撮像システム制御部201は、撮像表示部801の画像表示機能を無効としてもよく、又は有効なままとしてもよい。ユーザが、撮像装置101に対する誤操作をしないように、撮像システム制御部201は、アプリケーション810上の全ての操作機能を無効化する。これにより、ユーザが、アプリケーション810上の操作ボタンを誤って押したとしても、各設定部の操作が実行されることはない。
図8(c)は、撮像装置101の操作でユーザの制御コマンドが、制御不可コマンドであると判定された場合のGUIの一例である。アプリケーション820は、制御可能ユーザと判定されたが、制御可能コマンドが他のユーザによって実行されており、制御可能機能に制限を受ける場合に表示される。アプリケーション820は、図8(a)のアプリケーション800と同じ構成を有し、通知821をさらに有する。撮像システム制御部201が、制御可能ユーザの一部の制御コマンドが実行できないと判定する場合、次の表示を行う。撮像システム制御部201は、制御可能コマンドの一部が制御不可コマンドであることを認識させるために、通知821をアプリケーション820上に表示する。通知821は、例えば「パン操作は制御できません」のように表示される。本実施形態では、アプリケーション820上の通知821によって、制御可能ユーザに制御不可コマンド(例えば、パン操作)を通知しているが、例えば、警告音、ライト点灯及び別の警告アイコン表示等によりユーザに通知してもよい。なお、アプリケーション820は、例えば制御不可コマンドとして判定されたパン設定部803を継続的に操作不可にしてもよい。アプリケーション820は、ユーザが再びパン設定部803を選択することがないように、パン設定部803のスクロールバーの上に×印を表示してもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、第1ユーザの第1制御コマンド実行中に、第1ユーザと異なる第2ユーザが第2制御コマンドを入力すると、第2制御コマンドの制御内容が第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定することができる。また、第1実施形態によれば、制御内容の判定結果に基づいて、第2制御コマンドの実行及び記録を制御することができる。これにより、複数のユーザによる撮像装置の操作で意図しない操作を防ぎつつ、操作記録作業の効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態では第1実施形態との差分について説明する。第2実施形態では、情報処理装置102が、表示部303のアプリケーションへログインするユーザ情報に応じたアプリケーションを表示することで、ユーザに適した操作を提供する。以下、第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態においてシステム制御部301が、制御可能ユーザ及び制御可能コマンドの判定を行うためのフローチャートを示す。まず、S901でシステム制御部301が、撮像装置101の操作モード選択コマンドを受信すると、操作モード選択コマンドに関連するユーザ情報を撮像記憶部210に保存する。次に、処理はS902へ進む。S902でシステム制御部301は、アプリケーションにログインしたユーザ情報が、予め設定された特定のユーザであるか否か判定する。予め設定された特定のユーザとは、例えば、撮像システム10の管理者、職場の上司、同僚等である。予め設定された特定のユーザ情報は、撮像記憶部210に事前に格納されている。ログインユーザ情報が、例えば管理者である場合、システム制御部301は、ログインユーザを制御可能ユーザであると判定する。次に、システム制御部301は、ログインユーザ(例えば、管理者)の制御可能機能を判定する。制御可能機能は、例えば、予め設定された特定のユーザとそのユーザの制御可能機能とが関連付けられたリストに基づいて、判定されてよい。処理はS903へ進む(S902でYes)。S903でシステム制御部301は、制御可能機能の判定結果に基づいて、アプリケーションのGUIを変更する。ここで、システム制御部301は、ログインユーザの制御可能機能に制限がないと判定する場合、図8(a)のアプリケーション800を表示部303に表示する。あるいは、システム制御部301が、ログインユーザの制御可能機能に一部制御不能機能を含むと判定する場合、後述するアプリケーション1000(図10)を表示する。次に、処理はS904へ進む。
S904でシステム制御部301は、ログインユーザから制御コマンドを受信するまで待機する(S904でNo)。システム制御部301が、ログインユーザから制御コマンドを受信すると、処理はS905へ進む(S904でYes)。S905でシステム制御部301は、ログインユーザの制御コマンドを撮像装置101へ送信し、処理を終了する。S902に戻って、システム制御部301は、ログインユーザ情報が、予め設定された特定のユーザではないと判定する場合、ログインユーザからの制御コマンドを実行しないで、処理を終了する(S902でNo)。
図10は、第2実施形態における情報処理装置102上で動作するアプリケーション1000の一例を示す。アプリケーション1000は、ログインユーザの制御可能機能に一部制御不能機能を含む場合を示す。アプリケーション1000は、図8(a)のアプリケーション800の構成要素と同一であり、制御不可操作部1001をさらに備える。制御不可操作部1001とは、ユーザが撮像装置101の制御不能な操作部のことをいう。図10は、図8(a)のパン設定部803、チルト設定部804及びズーム設定部805に、制御不可操作部1001がそれぞれ設けられた状態を示す。制御不可操作部1001は、図示の通り白黒反転表示で表示される。一方、フォーカス設定部802は、ログインユーザの操作が実施できる状態を示す。
以上説明したように、第2実施形態によれば、ログインユーザ情報と予め設定された特定のユーザ情報に基づいて、ログインユーザの制御可能機能を判定することができる。第2実施形態によれば、ログインユーザの制御可能機能の判定結果に応じた画面を表示することができる。これにより、複数のユーザによる撮像装置の操作で意図しない操作を防ぎつつ、操作記録作業の効率を向上させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
10:撮像システム、101:撮像装置、102:情報処理装置、103:遠隔制御装置、104:撮像コントローラ、105:ネットワーク

Claims (16)

  1. 第1ユーザによって入力された撮像装置の第1制御コマンドの実行中に、前記第1ユーザと異なる第2ユーザによって前記撮像装置の第2制御コマンドが入力されると、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて、前記第2制御コマンドの実行及び記録を制御する制御手段を備える、
    ことを特徴とする撮像制御装置。
  2. 前記判定手段は、前記第2ユーザが、予め設定された特定のユーザである場合、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定し、
    前記判定手段は、前記第2ユーザが、予め設定された特定のユーザでない場合、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定しない、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一である場合、前記第2制御コマンドの実行及び記録を行わない、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一ではない場合、前記第2制御コマンドの実行及び記録を行う、
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  5. 前記制御内容は、前記撮像装置のパン、チルト、ズーム及びフォーカスのいずれかである、
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記判定手段による判定結果に応じた画面を表示する表示制御手段を備える、
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一である場合、前記第1制御コマンドの制御内容がユーザ操作に応じて制御できない旨を示す前記画面を表示する、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の撮像制御装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一ではない場合、ユーザ操作に応じて前記撮像装置のパン、チルト、ズーム及びフォーカスの制御を可能にする前記画面を表示する、
    ことを特徴とする、請求項6又は7に記載の撮像制御装置。
  9. 前記撮像装置の操作に対応する制御コマンドを記録した操作記録を生成する記録手段を備え、
    前記記録手段は、前記操作記録の生成を開始してから前記撮像装置に制御コマンドが入力されるまでの時間と、前記制御コマンドを関連付けて記録する、
    ことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 前記記録手段は、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一ではない場合、前記第1制御コマンドを記録した前記操作記録の後に、前記第2制御コマンドを追加して記録する、
    ことを特徴とする、請求項9に記載の撮像制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記記録手段により生成された前記撮像装置の操作記録における各制御コマンドを実行することにより、前記撮像装置の操作を制御することを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像制御装置。
  12. 前記予め設定された特定のユーザは、前記撮像装置の管理者である、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の撮像制御装置。
  13. 前記撮像制御装置は、撮像装置、情報処理装置及びサーバのいずれかに搭載されることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  14. 撮像装置と
    複数の請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像制御装置を備える、
    ことを特徴とする撮像システム。
  15. 第1ユーザによって入力された撮像装置の第1制御コマンドの実行中に、前記第1ユーザと異なる第2ユーザによって前記撮像装置の第2制御コマンドが入力されると、前記第2制御コマンドによる制御内容が、前記第1制御コマンドの制御内容と同一か否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果に応じて、前記第2制御コマンドの実行及び記録を制御する制御工程を備える、
    ことを特徴とする撮像制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像制御装置として機能させるためのプログラム。
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