JP2022123205A - 固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置において、画像データの画質を向上させるサンプルホールド回路を設けた固体撮像素子を提供する。【解決手段】撮像装置の固体撮像素子において、画素アレイ部のSH共有ブロック300は、所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素310と、所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素320と、第1リセットレベルを第1個別容量451に保持させ、第2リセットレベルを第2個別容量452に保持させるリセットレベルサンプリング処理並びに第1リセットレベル及び第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを、共通容量450及び第1個別容量451に保持させ、第2リセットレベル及び第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを、共通容量450及び第2個別容量451に保持させる相関二重サンプリング処理を行うサンプルホールド回路400と、を有する。【選択図】図4

Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、全画素を同時に露光する固体撮像素子、撮像装置、および、固体撮像素子の制御方法に関する。
従来より、撮像装置などにおいては、ローリングシャッター歪みを回避するために、全画素を同時に露光するグローバルシャッター方式が広く用いられている。このグローバルシャッター方式を用いる際には、チャージドメイン方式またはボルテージドメイン方式により電荷または電圧が保持される。前者は、画素内に容量を設けて電荷を保持させる方式であり、後者は、画素の後段にサンプルホールド回路を設けて電圧を保持させる方式である。後者のボルテージドメイン方式を用いる際に、複数の画素で1つのサンプルホールド回路を共有する固体撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013-183442号公報
上述の従来技術では、複数の画素が1つのサンプルホールド回路を共有することにより、画素ごとにサンプルホールド回路を設ける場合と比較して、画素当たりの素子数の削減を図っている。しかしながら、上述の固体撮像素子では、サンプルホールド回路を共有する複数の画素のそれぞれの露光タイミングを完全に一致させることができない。また、上述の固体撮像素子では、シャッター時と読出し時とで電圧が変動した際にPRNU(PhotoResponse NonUniformity)が悪化するおそれがある。これらの露光タイミングの不一致やPRNUの悪化により、画像データの画質が低下してしまうという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、サンプルホールド回路を設けた固体撮像素子において、画像データの画質を向上させることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、上記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、上記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、上記第1リセットレベルおよび上記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および上記第1個別容量に保持させ、上記第2リセットレベルおよび上記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを上記共通容量および上記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路とを具備する固体撮像素子、および、その制御方法である。これにより、画像データの画質が向上するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記サンプルホールド回路は、上記第1個別容量と、上記第2個別容量と、上記共通容量と、上記リセットレベルサンプリング処理を行うリセットレベルサンプリング回路と、上記相関二重サンプリング処理を行う相関二重サンプリング回路とを備えてもよい。これにより、リセットレベルのサンプリングと相関二重サンプリング処理とが行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1個別容量、上記第2個別容量および上記共通容量の一端は、所定の出力側ノードに共通に接続され、上記共通容量の他端は、上記第1および第2の画素に共通に接続され、上記リセットレベルサンプリング回路は、上記第1個別容量の他端に所定の参照電圧のノードを接続する第1接続トランジスタと、上記第2個別容量の他端に上記参照電圧のノードを接続する第2接続トランジスタと、上記共通容量の両端を短絡する共通短絡トランジスタとを備えてもよい。これにより、第1リセットレベルおよび第2リセットレベルが保持されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記相関二重サンプリング回路は、上記出力側ノードに上記参照電圧のノードを接続する共通接続トランジスタと、上記第1個別容量の他端と上記共通容量の他端との間を短絡する第1短絡トランジスタと、上記第2個別容量の他端と上記共通容量の他端との間を短絡する第2短絡トランジスタとを備えてもよい。これにより、アナログの相関二重サンプリング処理が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、アナログデジタル変換器をさらに具備し、上記サンプルホールド回路は、上記相関二重サンプリング処理後に、上記参照電圧と上記参照電圧および上記第1出力レベルの加算値と上記参照電圧と上記参照電圧および上記第2出力レベルの加算値とを上記アナログデジタル変換器に順に出力する処理をさらに行ってもよい。これにより、信号の読出しが行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記アナログデジタル変換器は、上記参照電圧と上記参照電圧および上記第1出力レベルの加算値と上記参照電圧と上記参照電圧および上記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換してもよい。これにより、信号の読出しが行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記アナログデジタル変換器は、上記参照電圧と上記参照電圧および上記第1出力レベルの加算値と上記参照電圧および上記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換してもよい。これにより、読出し速度が速くなるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、所定の第3リセットレベルと露光量に応じた第3信号レベルとを生成する第3の画素と、所定の第4リセットレベルと露光量に応じた第4信号レベルとを生成する第4の画素とをさらに具備し、上記サンプルホールド回路は、リセットレベルサンプリング処理内に上記第3リセットレベルを第3個別容量に保持させ、上記第4リセットレベルを第4個別容量に保持させ、相関二重サンプリング処理内に上記第3リセットレベルおよび上記第4信号レベルの差分に応じた第3出力レベルを上記共通容量および上記第3個別容量に保持させ、上記第4リセットレベルおよび上記第4信号レベルの差分に応じた第4出力レベルを上記共通容量および上記第4個別容量に保持させてもよい。これにより、画素当たりの素子数が削減されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、上記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、上記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、上記第1リセットレベルおよび上記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および上記第1個別容量に保持させ、上記第2リセットレベルおよび上記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを上記共通容量および上記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路と、上記サンプルホールド回路から出力されたレベルをデジタル信号に変換するカラム信号処理回路とを具備する撮像装置である。これにより、撮像装置の画像データの画質が向上するという作用をもたらす。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における積層構造の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態におけるSH共有ブロックの一構成例を示す回路図である。 本技術の第1の実施の形態におけるMIM(Metal Insulator Metal)素子の配置例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理回路の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態における露光からアナログCDS(Correlated Double Sampling)までの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における画素信号の変動の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるサンプルホールド回路の露光終了直前の動作を説明するための図である。 本技術の第1の実施の形態におけるアナログCDSの動作を説明するための図である。 本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子の読出し動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第1の実施の形態における読出しの際のサンプルホールド回路の動作を説明するための図である。 比較例におけるSH共有ブロックの一構成例を示す回路図である。 比較例における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子の読出し動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態におけるカラム信号処理回路の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態におけるSH共有ブロックの一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態におけるMIM素子の配置例を示す図である。 比較例と本技術の実施の形態におけるサンプルホールド回路との特徴を説明するための図である。 車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(3つの容量にレベルを保持する例)
2.第2の実施の形態(3つの容量にレベルを保持し、参照電圧の読出しを省略する例)
3.第3の実施の形態(3つの容量にレベルを保持するサンプルホールド回路を4画素で共有する例)
4.移動体への応用例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の一構成例を示すブロック図である。この撮像装置100は、画像データ(フレーム)を撮像するための装置であり、光学部110、固体撮像素子200およびDSP(Digital Signal Processing)回路120を備える。さらに撮像装置100は、表示部130、操作部140、バス150、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180を備える。撮像装置100としては、例えば、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラの他、撮像機能を持つスマートフォンやパーソナルコンピュータ、車載カメラ等が想定される。
光学部110は、被写体からの光を集光して固体撮像素子200に導くものである。固体撮像素子200は、垂直同期信号に同期して、光電変換によりフレームを生成するものである。ここで、垂直同期信号は、撮像のタイミングを示す所定周波数の周期信号である。固体撮像素子200は、生成した画像データをDSP回路120に信号線209を介して供給する。
DSP回路120は、固体撮像素子200からのフレームに対して所定の信号処理を実行するものである。このDSP回路120は、処理後のフレームをバス150を介してフレームメモリ160などに出力する。
表示部130は、フレームを表示するものである。表示部130としては、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネルが想定される。操作部140は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。
バス150は、光学部110、固体撮像素子200、DSP回路120、表示部130、操作部140、フレームメモリ160、記憶部170および電源部180が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
フレームメモリ160は、画像データを保持するものである。記憶部170は、フレームなどの様々なデータを記憶するものである。電源部180は、固体撮像素子200、DSP回路120や表示部130などに電源を供給するものである。
[固体撮像素子の構成例]
図2は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子200は、回路チップ202と、その回路チップ202に積層された受光チップ201とを備える。これらのチップは、Cu-Cu接合、ビアやバンプにより接続される。
図3は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の一構成例を示すブロック図である。この固体撮像素子200は、垂直走査回路211、タイミング制御回路212、DAC(Digital to Analog Converter)213、画素アレイ部214、カラム信号処理回路220、および、水平転送走査回路215を備える。
画素アレイ部214には、二次元格子状に複数の画素が配列される。また、画素アレイ部214において隣接する2画素(例えば、垂直方向に配列された2画素)は、1つのサンプルホールド回路を共有する。サンプルホールド回路は、同図において省略されている。サンプルホールド回路と、その回路を共有する2画素(画素310および画素320など)とを含む回路をSH共有ブロック300とする。
画素(画素310など)は、入射光を光電変換してアナログの画素信号を生成するものである。
垂直走査回路211は、画素を駆動し、画素信号をカラム信号処理回路220へ出力させるものである。タイミング制御回路212は、垂直同期信号に同期して、垂直走査回路211、DAC213、カラム信号処理回路220、および、水平転送走査回路215のそれぞれの動作タイミングを制御するものである。
DAC213は、所定の参照信号を生成してカラム信号処理回路220に供給するものである。参照信号として、例えば、のこぎり波状のランプ信号が用いられる。
カラム信号処理回路220は、SH共有ブロック300の列ごとにADCを備え、列のそれぞれのアナログ信号に対してAD(Analog to Digital)変換を行うものである。カラム信号処理回路220は、水平転送走査回路215の制御に従って、AD変換後のデジタル信号を順にDSP回路120へ出力する。SH共有ブロック300の行ごとに、その行内の各列についてAD変換が実行される。全行についてAD変換が実行されることにより、1枚の画像データが生成される。
水平転送走査回路215は、カラム信号処理回路220を制御してデジタル信号を順にDSP回路120へ出力させるものである。
[SH共有ブロックの構成例]
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるSH共有ブロック300の一構成例を示す回路図である。このSH共有ブロック300は、画素310および320と、接続トランジスタ351および負荷MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタ352と、サンプルホールド回路400とを備える。また、画素アレイ部214には、SH共有ブロック300の列毎に垂直信号線309が配線されている。接続トランジスタ351および負荷MOSトランジスタ352として、例えば、nMOS(n-channel MOS)トランジスタが用いられる。
画素310および320は、例えば、受光チップ201に配置され、その後段の回路(サンプルホールド回路400など)は、回路チップ202に配置される。なお、画素310は、特許請求の範囲に記載の第1の画素の一例であり、画素320は、特許請求の範囲に記載の第2の画素の一例である。
画素310は、電荷排出トランジスタ311、光電変換素子312、転送トランジスタ313、リセットトランジスタ314、増幅トランジスタ315および選択トランジスタ316を備える。画素320は、電荷排出トランジスタ321、光電変換素子322、転送トランジスタ323、リセットトランジスタ324、増幅トランジスタ325および選択トランジスタ326を備える。これらの画素内のトランジスタとして、例えば、nMOSトランジスタが用いられる。
電荷排出トランジスタ311は、垂直走査回路211からの排出制御信号OFGに従って、光電変換素子312から溢れた電荷を電源電圧に排出するものである。電荷排出トランジスタ321は、排出制御信号OFGに従って、光電変換素子322から溢れた電荷を電源電圧に排出するものである。
光電変換素子312は、画素310への入射光を電荷に変換するものである。光電変換素子322は、画素320への入射光を電荷に変換するものである。
転送トランジスタ313は、垂直走査回路211からの転送信号TRGに従って、光電変換素子312から浮遊拡散層(不図示)へ電荷を転送するものである。転送トランジスタ323は、制御信号TRGに従って、光電変換素子322から浮遊拡散層(不図示)へ電荷を転送するものである。
リセットトランジスタ314は、垂直走査回路211からのリセット信号RST1に従って、浮遊拡散層を初期化するものである。リセットトランジスタ324は、垂直走査回路211からのリセット信号RST2に従って、浮遊拡散層を初期化するものである。
増幅トランジスタ315は、浮遊拡散層の電圧を増幅するものである。増幅トランジスタ325は、浮遊拡散層の電圧を増幅するものである。
選択トランジスタ316は、垂直走査回路211からの選択信号SEL1に従って、増幅後の電圧の信号を画素信号SIGとして入力ノード350へ出力するものである。選択トランジスタ326は、垂直走査回路211からの選択信号SEL2に従って、増幅後の電圧の信号を画素信号SIGとして入力ノード350へ出力するものである。
負荷MOSトランジスタ352のゲートには、所定のバイアス電圧VBが印加される。負荷MOSトランジスタ352は、そのバイアス電圧に応じた負荷電流を供給する。
接続トランジスタ351は、垂直走査回路211からの制御信号PCに従って、負荷MOSトランジスタ352と入力ノード350との間の経路を開閉するものである。
サンプルホールド回路400は、短絡トランジスタ411、421および461と、接続トランジスタ412、422および462と、共通容量450と、個別容量451および452と、増幅トランジスタ463と、選択トランジスタ464とを備える。サンプルホールド回路400内のトランジスタとして、例えば、nMOSトランジスタが用いられる。
共通容量450、個別容量451および個別容量452として、例えば、MIM素子が用いられる。これらの容量の容量値は同一であるものとする。また、これらの3つの容量の一端(同図における右側)は、出力側ノード405に接続される。この出力側ノード405の電圧をVGとする。また、共通容量450の他端は、入力ノード350に接続される。
短絡トランジスタ411は、垂直走査回路211からの制御信号S1aに従って、個別容量451の他端(同図における左側)と入力ノード350との間の経路を開閉するものである。短絡トランジスタ421は、垂直走査回路211からの制御信号S2aに従って、個別容量452の他端(同図における左側)と入力ノード350との間の経路を開閉するものである。
接続トランジスタ412は、垂直走査回路211からの制御信号S1bに従って参照電圧VREFのノードと、個別容量451の他端との間の経路を開閉するものである。接続トランジスタ422は、垂直走査回路211からの制御信号S2bに従って参照電圧VREFのノードと、個別容量452の他端との間の経路を開閉するものである。
短絡トランジスタ461は、垂直走査回路211からの制御信号S0に従って、共通容量450の一端と、その他端との間の経路を開閉するものである。接続トランジスタ462は、垂直走査回路211からの制御信号RBに従って、参照電圧VREFのノードと、出力側ノード405との間の経路を開閉するものである。
増幅トランジスタ463は、出力側ノード405の電圧VGを増幅するものである。選択トランジスタ464は、垂直走査回路211からの制御信号SEL0に従って、増幅トランジスタ463による増幅後の電圧の信号を垂直信号線309に出力するものである。垂直信号線309の信号は、アナログの出力信号Aoutとしてカラム信号処理回路220に供給される。
上述のトランジスタのそれぞれの制御タイミングの詳細については後述する。なお、画素310および320の電源電圧と、サンプルホールド回路400の電源電圧とは同一でもよいし、異なっていてもよい。また、サンプルホールド回路400への制御信号を、垂直走査回路211の代わりにタイミング制御回路212が供給することもできる。
図5は、本技術の第1の実施の形態におけるMIM素子の配置例を示す図である。前述したように、SH共有ブロック300内には、共通容量450、個別容量451および個別容量452として、例えば、3つのMIM素子が配置される。回路チップ202を下側のチップとして、個別容量451は、対応する画素310の直下に配置され、個別容量452は、対応する画素320の直下に配置される。また、共通容量450は、個別容量451および452の間に配置される。
[カラム信号処理回路の構成例]
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるカラム信号処理回路220の一構成例を示すブロック図である。カラム信号処理回路220には、SH共有ブロック300の列毎に、ADC221およびラッチ回路224が配置される。
ADC221は、対応する列からのアナログの出力信号Aoutをデジタル信号Doutに変換するものである。このAD変換は、アナログ信号の「読出し」とも呼ばれる。このADC221は、例えば、シングルスロープ型のADCであり、コンパレータ222およびカウンタ223を備える。なお、ADC221は、シングルスロープ型に限定されない。例えば、SARADC(Successive Approximation Register Analog to Digital Converter)をADC221として用いることもできる。
コンパレータ222は、DAC213からの参照信号RMPと、出力信号Aoutとを比較するものである。このコンパレータ222は、比較結果CMPをカウンタ223に供給する。
カウンタ223は、比較結果CMPが反転するまでの期間に亘って、計数値を計数するものである。このカウンタ223は、計数値を示すデジタル信号Doutをラッチ回路224に出力する。また、カウンタ223は、アップカウント、ダウンカウントのいずれも行うことができ、タイミング制御回路212の制御に従って、アップカウント、ダウンカウントの一方から他方に切り替えることができるものとする。
ラッチ回路224は、デジタル信号Doutを保持し、水平転送走査回路215の制御に従って出力するものである。
[固体撮像素子の動作例]
図7は、本技術の第1の実施の形態における露光からアナログCDSまでの固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。垂直走査回路211は、所定期間に亘って排出制御信号OFG、リセット信号RST1およびRST2をハイレベルにする。その期間の経過時のタイミングT0が露光期間の開始タイミングに該当する。
露光期間の経過前のタイミングT1において、垂直走査回路211は、制御信号PCをハイレベルにする。
そして、露光期間の終了直前のタイミングT2からパルス期間に亘って、垂直走査回路211は、リセット信号RST1をハイレベルにする。これにより、画素310の浮遊拡散層が初期化される。この初期化時の画素信号SIGのレベルを以下、「P相レベル」と称する。P相レベルは、リセットレベルと呼ぶこともできる。
また、タイミングT2からT3までの期間に亘って、垂直走査回路211は、選択信号SEL1、制御信号S0およびS1bをハイレベルにする。この期間内に、画素310のP相レベルがサンプル、ホールドされる。
そして、タイミングT3からパルス期間に亘って、垂直走査回路211は、リセット信号RST2をハイレベルにする。また、タイミングT3からT4までの期間に亘って、垂直走査回路211は、選択信号SEL2、制御信号S0およびS2bをハイレベルにする。この期間内に、画素320のP相レベルがサンプル、ホールドされる。
そして、タイミングT5からパルス期間に亘って、垂直走査回路211は、転送信号TRGをハイレベルにする。これにより、露光量に応じた量の電荷が浮遊拡散層に転送される。この転送時の画素信号SIGのレベルを以下、「D相レベル」と称する。D相レベルは、信号レベルと呼ぶこともできる。また、タイミングT5が、露光期間の終了タイミングに該当する。
また、タイミングT5乃至T6の期間に亘って垂直走査回路211は、選択信号SEL1および制御信号RBをハイレベルにする。この期間内に、画素310のD相レベルがサンプル、ホールドされる。
そして、タイミングT6からパルス期間に亘って、垂直走査回路211は、制御信号S1aをハイレベルにする。この期間内に、画素310のP相レベルとD相レベルとの差分を求めるアナログCDSが行われる。
また、タイミングT7乃至T8の期間に亘って垂直走査回路211は、選択信号SEL2および制御信号RBをハイレベルにする。この期間内に、画素320のD相レベルがサンプル、ホールドされる。
そして、タイミングT8からパルス期間に亘って、垂直走査回路211は、制御信号S2aをハイレベルにする。この期間内に、画素320のP相レベルとD相レベルとの差分を求めるアナログCDSが行われる。
そして、タイミングT9において、垂直走査回路211は、排出制御信号OFG、リセット信号RST1およびRST2をハイレベルにし、制御信号PCをローレベルにする。
同図に例示した制御は、全画素について同時に行われる。すなわち、グローバルシャッター方式により露光が行われる。このグローバルシャッター方式において、全画素の露光の開始、終了のタイミングが完全に一致する。
図8は、本技術の第1の実施の形態における画素信号SIGの変動の一例を示す図である。同図の縦軸は、画素信号SIGのレベルを示し、横軸は時間を示す。露光期間の終了のタイミングT5の直前において、画素信号SIGは、「P0」となる。サンプルホールド回路400内の参照電圧VREFは、P0より低い値に設定される。この参照電圧VREFおよびP0の差分を「P1」とする。このP1は、参照電圧VREFを基準とした際のP相レベルを表す。また、P0は、画素内の接地電圧などを基準とした際のP相レベルを表す。
タイミングT5以降において、露光量に応じて、画素信号SIGは低下し、「D0」となる。P0およびD0の差分を「D1」とする。このD1は、アナログCDSにより得られる正味のD相レベルである。P1およびD1の差分は、参照電圧VREFを基準とした際のアナログCDS前のD相レベルを表す。また、D0は、接地電圧などを基準とした際のアナログCDS前のD相レベルを表す。
まとめると、参照電圧VREFを基準とした場合、「P1」が画素310のP相レベルに該当し、「P1-D1」は、アナログCDS前のD相レベルに該当する。また、「D1」は、アナログCDS後の正味のD相レベルに該当する。また、画素320のP相レベル、CDS前後のD相レベルは、「P2」、「P2-D2」および「D2」である。
図9は、本技術の第1の実施の形態におけるサンプルホールド回路400の露光終了直前の動作を説明するための図である。同図において、トランジスタはスイッチの図記号により表され、増幅トランジスタ463および選択トランジスタ464は省略されている。同図における矢印は、参照電圧VREFを基準とした際の電位の方向を示す。
同図におけるaに例示するように、画素310のP相レベルが入力ノード350に入力された際に、接続トランジスタ412は閉状態に移行し、参照電圧VREFが個別容量451の入力側の端子に接続される。また、短絡トランジスタ461は閉状態に移行し、共通容量450の両端が短絡される。この結果、参照電圧VREFを基準とする画素310のP相レベル「P1」が個別容量451に保持される。
そして、同図におけるbに例示するように、画素320のP相レベルが入力ノード350に入力された際に、接続トランジスタ422は閉状態に移行し、参照電圧VREFが個別容量452の入力側の端子に接続される。また、短絡トランジスタ461は閉状態に移行し、共通容量450の両端が短絡される。この結果、参照電圧VREFを基準とする画素320のP相レベル「P2」が個別容量452に保持される。
同図に例示したように、サンプルホールド回路400は、P相レベル「P1」を個別容量451に保持し、P相レベル「P2」を個別容量452に保持する。
なお、P相レベル「P1」は特許請求の範囲に記載の第1リセットレベルの一例であり、P相レベル「P2」は特許請求の範囲に記載の第2リセットレベルの一例である。また、接続トランジスタ412および422と短絡トランジスタ461とからなる回路は、特許請求の範囲に記載のリセットレベルサンプリング回路の一例である。接続トランジスタ412は、特許請求の範囲に記載の第1接続トランジスタの一例であり、接続トランジスタ422は、特許請求の範囲に記載の第2接続トランジスタの一例である。短絡トランジスタ461は、特許請求の範囲に記載の共通短絡トランジスタの一例である。
また、同図に例示した動作は、図7のタイミングT2乃至T4の期間に行われる。
図10は、本技術の第1の実施の形態におけるアナログCDSの動作を説明するための図である。同図において、トランジスタはスイッチの図記号により表され、増幅トランジスタ463および選択トランジスタ464は省略されている。同図における矢印は、参照電圧VREFを基準とした際の電位の方向を示す。
同図におけるaに例示するように、画素310のD相レベルが入力ノード350に入力された際に、接続トランジスタ462が閉状態に移行し、共通容量450の出力側の端子に参照電圧VREFのノードが接続される。この結果、アナログCDS前のD相レベル「P1-D1」が共通容量450に保持される。
そして、同図におけるbに例示するように、接続トランジスタ462が開状態に移行した後、短絡トランジスタ411が閉状態に移行し、個別容量451の入力側の端子と共通容量450の入力側の端子との間が短絡される。この直前の個別容量451と共通容量450とのそれぞれに保持される電位は、方向が逆である。このため、「P1」がキャンセルされ、容量のそれぞれに「-(D1)/2」が保持される。この「-(D1)/2」の絶対値は、P相レベルおよびD相レベルの差分「D1」に応じたレベルである。このように、P相レベルとD相レベルとの差分を求める処理は、アナログCDSと呼ばれる。
次に同図におけるcに例示するように、画素320のD相レベルが入力ノード350に入力された際に、接続トランジスタ462が閉状態に移行し、共通容量450の出力側の端子に参照電圧VREFのノードが接続される。この結果、アナログCDS前のD相レベル「P2-D2」が共通容量450に保持される。
そして、同図におけるdに例示するように、接続トランジスタ462が開状態に移行した後、短絡トランジスタ421が閉状態に移行し、個別容量452の入力側の端子と共通容量450の入力側の端子との間が短絡される。この直前の個別容量452と共通容量450とのそれぞれに保持される電位は、方向が逆である。このため、「P2」がキャンセルされ、容量のそれぞれに「-(D2)/2」が保持される。この「-(D2)/2」の絶対値は、P相レベルおよびD相レベルの差分「D2」に応じたレベルである。
同図に例示したように、サンプルホールド回路400は、画素310のP相レベルおよびD相レベルの差分に応じた「-(D1)/2」を共通容量450および個別容量451に保持するアナログCDS処理を行う。また、サンプルホールド回路400は、画素320のP相レベルおよびD相レベルの差分に応じた「-(D2)/2」を共通容量450および個別容量451に保持するアナログCDS処理を行う。
なお、D相レベル「P1-D1」は、特許請求の範囲に記載の第1信号レベルの一例であり、D相レベル「P2-D2」は、特許請求の範囲に記載の第2信号レベルの一例である。また、接続トランジスタ462と、短絡トランジスタ411および421とからなる回路は、特許請求の範囲に記載の相関二重サンプリング回路の一例である。また、接続トランジスタ462は、特許請求の範囲に記載の共通接続トランジスタの一例である。短絡トランジスタ411は、特許請求の範囲に記載の第1短絡トランジスタの一例であり、短絡トランジスタ421は、特許請求の範囲に記載の第2短絡トランジスタの一例である。
また、同図に例示した動作は、図7のタイミングT5と、タイミングT8からパルス期間が経過した時点との間の期間に行われる。
図11は、本技術の第1の実施の形態における固体撮像素子200の読出し動作の一例を示すタイミングチャートである。同図の読出し動作は、図7や図10に例示したアナログCDSの直後に行われる。
読出し期間の開始のタイミングT10において、垂直走査回路211は、制御信号SEL0をハイレベルにする。そして、タイミングT11乃至T12の期間に亘って垂直走査回路211は、制御信号RBおよびS0をハイレベルにする。この期間内に、サンプルホールド回路400内の電圧VGは、参照電圧VREFとなり、ADC221は、ダウンカウントにより、その参照電圧VREFのAD変換(読出し)を行う。この参照電圧VREFは、オフセット電圧として、後段の回路により除去される。
続いてタイミングT12乃至T13の期間に亘って垂直走査回路211は、制御信号S1bをハイレベルにする。この期間内に電圧VGは、参照電圧VREFに(D1)/2を加算したレベルとなり、ADC221は、アップカウントにより、そのレベルのAD変換(読出し)を行う。参照電圧VREFをダウンカウントによりAD変換していたため、その後のアップカウントにより参照電圧VREFがオフセット電圧として除去される。この結果、ADC221により(D1)/2が読み出される。このように、デジタル信号のオフセット電圧を除去する処理は、デジタルCDSと呼ぶことができる。
なお、ADC221がダウンカウントおよびアップカウントにより、参照電圧VREF(オフセット電圧)を除去しているが、この構成に限定されない。ADC221がアップカウントあるいはダウンカウントのみを行い、後段の回路(DSP回路120など)がオフセット電圧を除去することもできる。
そして、タイミングT13乃至T14の期間に亘って垂直走査回路211は、制御信号RBおよびS0をハイレベルにする。この期間内に、サンプルホールド回路400内の電圧VGは、再度、参照電圧VREF(オフセット電圧)となり、ADC221は、ダウンカウントにより、そのオフセット電圧の読出しを行う。
続いてタイミングT14乃至T15の期間に亘って垂直走査回路211は、制御信号S2bをハイレベルにする。この期間内に電圧VGは、参照電圧VREFに(D2)/2を加算したレベルとなり、ADC221は、アップカウントにより、そのレベルの読出しを行う。この結果、(D2)/2が読み出される。
そして、読出し期間の終了のタイミングT16において、垂直走査回路211は、制御信号SEL0をローレベルにする。
同図に例示した読出しは、SH共有ブロック300の行ごとに順に実行される。全行の読出しにより、1枚の画像データが生成される。
また、「(D1)/2」や「(D2)/2」に「2」を乗算してD1やD2を得る処理は、例えば、後段のDSP回路120やカラム信号処理回路220により実行される。カラム信号処理回路220が乗算を行う場合、カラム信号処理回路220内に乗算回路が追加される。
図12は、本技術の第1の実施の形態における読出しの際のサンプルホールド回路400の動作を説明するための図である。同図において、トランジスタはスイッチの図記号により表され、増幅トランジスタ463および選択トランジスタ464は省略されている。同図における矢印は、参照電圧VREFを基準とした際の電位の方向を示す。
同図におけるaに例示するように、アナログCDSの直後において短絡トランジスタ461および接続トランジスタ462が閉状態に移行する。これにより、共通容量450の出力側のノードの電圧は、参照電圧VREFとなる。なお、読出しにおいて入力ノード350は、ハイインピーダンスの状態である。
次に同図におけるbに例示するように、短絡トランジスタ461および接続トランジスタ462が開状態に移行した後、接続トランジスタ412が閉状態に移行する。これにより、出力側のノードの電圧は、参照電圧VREFに(D1)/2を加算したレベルとなる。
そして、同図におけるcに例示するように、短絡トランジスタ461および接続トランジスタ462が閉状態に移行する。これにより、共通容量450の出力側のノードの電圧は、再度、参照電圧VREFとなる。
次に同図におけるdに例示するように、短絡トランジスタ461および接続トランジスタ462が開状態に移行した後、接続トランジスタ422が閉状態に移行する。これにより、出力側のノードの電圧は、参照電圧VREFに(D2)/2を加算したレベルとなる。
ここで、特許文献1の図3に記載の回路を比較例として想定する。
図13は、比較例におけるSH共有ブロックの一構成例を示す回路図である。比較例のSH共有ブロックでは、画素AおよびBで1つのサンプルホールド回路を共有する。画素Aには、リセット信号RST1および転送信号TX1が入力され、画素Bには、リセット信号RST2および転送信号TX2が入力される。すなわち、図4に例示した回路と異なり、画素ごとに個別のリセット信号および転送信号が入力される。
また、比較例のサンプルホールド回路は、容量113、110Aおよび110Bと、トランジスタ108A、109A、111A、107A、108B、109B、111B、および、107Bとを備える。
容量113の入力側の端子は、画素AおよびBに共通に接続される。トランジスタ108Aは、容量113の出力側の端子と、容量110Aの一端との間の経路を開閉する。トランジスタ109Aは、参照電圧VREFのノードと、容量110Aの一端との間の経路を開閉する。トランジスタ111Aは、容量110Aの一端の電圧を増幅し、トランジスタ107Aは、増幅後の電圧を垂直信号線に出力する。
トランジスタ108Bは、容量113の出力側の端子と、容量110Bの一端との間の経路を開閉する。トランジスタ109Bは、参照電圧VREFのノードと、容量110Bの一端との間の経路を開閉する。トランジスタ111Bは、容量110Bの一端の電圧を増幅し、トランジスタ107Bは、増幅後の電圧を垂直信号線に出力する。
図14は、比較例における固体撮像素子の動作の一例を示すタイミングチャートである。同図は、特許文献1の図4のタイミングチャートを簡易化したものである。
比較例では、画素AのP相レベルのサンプル、ホールドの後に画素AのD相レベルのサンプル、ホールドが行われる。次に、画素BのP相レベルのサンプル、ホールドが行われ、その後に画素BのD相レベルのサンプル、ホールドが行われる。このように、比較例では、画素AのP相レベル、画素BのP相レベル、画素AのD相レベル、画素BのD相レベルの順でサンプルを行うことができない。これは、図13に例示した回路構成では、共通の容量113が、画素AおよびBの両方のP相レベルのサンプルで用いられるからである。
そして、比較例では、画素AのP相レベル、画素AのD相レベル、画素BのP相レベル、画素BのD相レベルの順でサンプルを行う必要があるため、画素AおよびBのそれぞれの露光の開始、終了のタイミングをずらす必要がある。例えば、タイミングT0で画素Aの露光期間Aが開始し、タイミングT2でその期間が終了する。また、タイミングT1で画素Bの露光期間Bが開始し、タイミングT3でその期間が終了する。
図14に例示したように、比較例では、画素AおよびBのそれぞれの露光の開始、終了のタイミングが一致しないため、露光の際に不完全なグローバルシャッター方式となってしまう。
一方、図4に例示したサンプルホールド回路400では、画素310および320のそれぞれのP相レベルは、個別容量451および452に保持され、共通容量450は用いられない。このため、サンプルホールド回路400は、画素310のP相レベル、画素320のP相レベル、画素310のD相レベル、画素320のD相レベルの順でサンプルを行うことができる。このため、画素310および320のそれぞれの露光の開始、終了のタイミングを完全に一致させることができる。
また、比較例では、露光終了時に参照電圧VREFを基準としたレベルがサンプルされ、読出しの際にも参照電圧VREFを基準としたレベルが読み出される。このため、長周期の電圧変動により、露光終了時と読出し時とで基準の参照電圧VREFが異なる値になる場合に、読み出したデジタル信号に誤差が生じてしまう。この誤差によりPRNUが悪化するおそれがある。
一方、図4に例示したサンプルホールド回路400では、露光終了時に、参照電圧VREFに依存しない-(D2)/2と-(D1)/2とが保持される。このため、長周期の電圧変動により、露光終了時と読出し時とで基準の参照電圧VREFが異なる場合であっても、デジタル信号に誤差が生じにくい。これにより、PRNUの悪化が抑制される。
上述した露光タイミングの一致とPRNUの悪化の抑制とにより、図4に例示したサンプルホールド回路400では、画像データの画質を向上させることができる。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、サンプルホールド回路400は、P相レベルを個別容量451および452に保持させ、P相レベルおよびD相レベルの差分に応じたレベルを個別容量451や452と共通容量450とに保持させる。これにより、画素310および320のそれぞれの露光の開始、終了のタイミングを完全に一致させ、PRNUの悪化を抑制することができる。この結果、画像データの画質が向上する。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、固体撮像素子200は、行ごとに、参照電圧(オフセット電圧)と、(D1)/2および参照電圧の加算値と、参照電圧と、(D2)/2および参照電圧の加算値とを順に読み出していた。しかしながら、この読出し方法では、読出し速度が不足することがある。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、2回目の参照電圧の読出しを省略して読出し速度を速くした点において第1の実施の形態と異なる。
図15は、本技術の第2の実施の形態における固体撮像素子200の読出し動作の一例を示すタイミングチャートである。この第2の実施の形態の固体撮像素子200は、2回目の参照電圧(オフセット電圧)の読出しを省略する点において第1の実施の形態と異なる。
同図に例示するように、タイミングT11乃至T12の期間内に、ADC221は、参照電圧VREF(オフセット電圧)のAD変換(読出し)を行う。カラム信号処理回路220は、読み出した参照電圧VREFを保持しておく。タイミングT12乃至T13の期間内にADC221は、参照電圧VREFと、画素310の(D1)/2(D相レベル)との加算値の読出しを行う。
タイミングT13乃至T14の期間に亘って垂直走査回路211は、制御信号RBおよびS0をハイレベルにする。ADC221は、この期間内に読出しを行わない。2回目の参照電圧の読出しが省略されるため、第2の実施の形態のタイミングT13乃至T14の期間は、AD変換に必要な期間よりも短い期間に設定される。
そして、タイミングT15乃至T16の期間内にADC221は、参照電圧VREFと画素320の(D2)/2との加算値の読出しを行う。カラム信号処理回路220は、画素320のデジタルCDSの際に、保持しておいた参照電圧VREFを用いる。
同図に例示するように、行ごとに2回目の参照電圧の読出しを省略することにより、読出し速度を速くすることができる。
以下、第1の実施の形態の読出しを「PDPD読出し」と称し、第2の実施の形態の読出しを「PDD読出し」と称する。
図16は、本技術の第2の実施の形態におけるカラム信号処理回路220の一構成例を示すブロック図である。この第2の実施の形態のカラム信号処理回路220は、列毎に、セレクタ225、メモリ226および減算器227をさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
セレクタ225は、タイミング制御回路212の制御に従って、ADC221からのデジタル信号を減算器227およびメモリ226のいずれかに出力するものである。メモリ226は、デジタル信号を保持するものである。減算器227は、セレクタ225からのデジタル信号とメモリ226に保持されたデジタル信号との差分を求め、ラッチ回路224に出力するものである。
タイミング制御回路212は、セレクタ225を制御して画素310の参照電圧VREFをメモリ226へ出力させる。メモリ226は、その参照電圧VREFを保持する。そして、タイミング制御回路212は、セレクタ225を制御し、参照電圧VREFおよび(D1)/2の加算値を減算器227へ出力させる。また、タイミング制御回路212は、セレクタ225を制御し、参照電圧VREFおよび(D2)/2の加算値を減算器227へ出力させる。
なお、セレクタ225、メモリ226および減算器227からなる回路のデジタルCDS処理をカラム信号処理回路220の代わりに、後段の回路(DPS回路120など)が実行することもできる。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、ADC221は、2回目の参照電圧(オフセット電圧)の読出しを省略するため、読出し速度を速くすることができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、2画素が1つのサンプルホールド回路400を共有していたが、サンプルホールド回路400を共有する画素数は、2画素に限定されない。この第3の実施の形態の固体撮像素子200は、4画素が1つのサンプルホールド回路400を共有する点において第1の実施の形態と異なる。
図17は、本技術の第3の実施の形態におけるSH共有ブロック300の一構成例を示す回路図である。この第3の実施の形態のSH共有ブロック300は、画素330および340と、短絡トランジスタ431および441と、接続トランジスタ432および442と、個別容量453および454とをさらに備える点において第1の実施の形態と異なる。
画素330および340のそれぞれの回路構成は、画素310やと320と同様である。これらの4つの画素は、例えば、2行×2列に配列される。
個別容量453および454の一端(同図における右側)は、出力側ノード405に接続される。
短絡トランジスタ431は、垂直走査回路211からの制御信号S3aに従って、個別容量453の他端(同図における左側)と入力ノード350との間の経路を開閉するものである。短絡トランジスタ441は、垂直走査回路211からの制御信号S4aに従って、個別容量454の他端(同図における左側)と入力ノード350との間の経路を開閉するものである。
接続トランジスタ432は、垂直走査回路211からの制御信号S3bに従って参照電圧VREFのノードと、個別容量453の他端との間の経路を開閉するものである。接続トランジスタ442は、垂直走査回路211からの制御信号S4bに従って参照電圧VREFのノードと、個別容量454の他端との間の経路を開閉するものである。
同図に例示したように、4画素で1つのサンプルホールド回路を共有することにより、2画素で共有する第1の実施の形態よりも、画素当たりの素子数を削減することができる。
なお、4画素より多くの画素(8画素)で1つのサンプルホールド回路を共有することもできる。この場合には、短絡トランジスタ411および接続トランジスタ412に対応するトランジスタと、個別容量とが画素ごとに追加される。共有する画素数をN(Nは、整数)とすると、サンプルホールド回路400内の容量の個数Mは、次の式により表される。
=N+1 ・・・式1
また、サンプルホールド回路400内のトランジスタの個数Mは、次の式により表される。
=2N+4 ・・・式2
また、サンプルホールド回路400への制御信号(S1aなど)の個数Mは、次の式により表される。
=2N+3 ・・・式3
図18は、本技術の第3の実施の形態におけるMIM素子の配置例を示す図である。SH共有ブロック300内には、共通容量450、個別容量451乃至454として、5つのMIM素子が配置される。回路チップ202を下側のチップとして、個別容量451乃至454は、対応する画素の直下に配置される。また、共通容量450は、個別容量451乃至454の間(例えば、2行×2列の中央部)に配置される。
なお、第3の実施の形態に第2の実施の形態を適用することもできる。この場合には、2回目、3回目および4回目の参照電圧の読出しが省略される。共有する画素数を4画素より多くする場合も同様に、2回目以降の参照電圧の読出しが省略される。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、4画素が1つのサンプルホールド回路400を共有するため、2画素が共有する場合よりも、画素当たりの素子数を削減することができる。
次に、比較例と、上述の第1乃至第3の実施の形態とのそれぞれの特徴について説明する。
図19は、比較例と本技術の実施の形態におけるサンプルホールド回路400との特徴を説明するための図である。比較例のサンプルホールド回路内の容量の個数は、式1により表される。また、比較例のサンプルホールド回路内のトランジスタの個数は、4Nとなる。一方、サンプルホールド回路400では、容量の個数は、比較例と同様である。トランジスタ数は、式2により表される。
トランジスタ数を比較すると、Nが3以上の場合にサンプルホールド回路400の方が比較例よりもトランジスタ数が少なくなる。
また、比較例の制御信号の個数は3Nとなる。一方、サンプルホールド回路400では、制御信号の個数は、式3により表される。制御信号の個数を比較すると、Nが3以上の場合にサンプルホールド回路400の方が比較例よりも制御信号が少なくなる。このため、制御信号を伝送する信号線の配線数を比較例よりも削減することができる。
また、サンプルホールド回路400の伝達ゲインは、比較例と同等である。また、前述したように、比較例では、サンプルホールド回路を共有する複数の画素のそれぞれの露光の開始、終了タイミングが不一致となる。一方、サンプルホールド回路400を共有する複数の画素のそれぞれの露光の開始、終了タイミングが一致する。
また、前述したように、比較例では、長周期の電圧変動に弱い。一方、サンプルホールド回路400は、長周期の電圧変動に強い。また、比較例では、PDPD読出しが可能であるが、PDD読出しが不可能である。一方、サンプルホールド回路400を用いる場合、PDPD読出し、PDD読出しの両方が可能である。
<4.移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図20は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図20に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図20の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図21は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図21では、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図21には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、例えば、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1の撮像装置は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、
所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、
前記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、前記第1リセットレベルおよび前記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび前記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路と
を具備する固体撮像素子。
(2)前記サンプルホールド回路は、
前記第1個別容量と、
前記第2個別容量と、
前記共通容量と、
前記リセットレベルサンプリング処理を行うリセットレベルサンプリング回路と、
前記相関二重サンプリング処理を行う相関二重サンプリング回路と
を備える前記(1)記載の固体撮像素子。
(3)前記第1個別容量、前記第2個別容量および前記共通容量の一端は、所定の出力側ノードに共通に接続され、
前記共通容量の他端は、前記第1および第2の画素に共通に接続され、
前記リセットレベルサンプリング回路は、
前記第1個別容量の他端に所定の参照電圧のノードを接続する第1接続トランジスタと、
前記第2個別容量の他端に前記参照電圧のノードを接続する第2接続トランジスタと、
前記共通容量の両端を短絡する共通短絡トランジスタと
を備える前記(2)記載の固体撮像素子。
(4)前記相関二重サンプリング回路は、
前記出力側ノードに前記参照電圧のノードを接続する共通接続トランジスタと、
前記第1個別容量の他端と前記共通容量の他端との間を短絡する第1短絡トランジスタと、
前記第2個別容量の他端と前記共通容量の他端との間を短絡する第2短絡トランジスタとを備える前記(3)記載の固体撮像素子。
(5)アナログデジタル変換器をさらに具備し、
前記サンプルホールド回路は、前記相関二重サンプリング処理後に、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを前記アナログデジタル変換器に順に出力する処理をさらに行う
前記(1)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記アナログデジタル変換器は、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換する前記(5)記載の固体撮像素子。
(7)前記アナログデジタル変換器は、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換する
前記(5)記載の固体撮像素子。
(8)所定の第3リセットレベルと露光量に応じた第3信号レベルとを生成する第3の画素と、
所定の第4リセットレベルと露光量に応じた第4信号レベルとを生成する第4の画素とをさらに具備し、
前記サンプルホールド回路は、リセットレベルサンプリング処理内に前記第3リセットレベルを第3個別容量に保持させ、前記第4リセットレベルを第4個別容量に保持させ、相関二重サンプリング処理内に前記第3リセットレベルおよび前記第4信号レベルの差分に応じた第3出力レベルを前記共通容量および前記第3個別容量に保持させ、前記第4リセットレベルおよび前記第4信号レベルの差分に応じた第4出力レベルを前記共通容量および前記第4個別容量に保持させる
前記(1)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、
所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、
前記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、前記第1リセットレベルおよび前記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび前記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路と、
前記サンプルホールド回路から出力されたレベルをデジタル信号に変換するカラム信号処理回路と
を具備する撮像装置。
(10)所定の第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、所定の第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング手順と、
前記第1リセットレベルおよび露光量に応じた第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび露光量に応じた第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド手順と
を具備する固体撮像素子の制御方法。
100 撮像装置
107A、108A、109A、111A、107B、108B、109B、111B トランジスタ
110 光学部
110A、110B、113 容量
120 DSP回路
130 表示部
140 操作部
150 バス
160 フレームメモリ
170 記憶部
180 電源部
200 固体撮像素子
201 受光チップ
202 回路チップ
211 垂直走査回路
212 タイミング制御回路
213 DAC
214 画素アレイ部
215 水平転送走査回路
220 カラム信号処理回路
221 ADC
222 コンパレータ
223 カウンタ
224 ラッチ回路
225 セレクタ
226 メモリ
227 減算器
300 SH共有ブロック
310、320、330、340 画素
311、321 電荷排出トランジスタ
312、322 光電変換素子
313、323 転送トランジスタ
314、324 リセットトランジスタ
315、325、463 増幅トランジスタ
316、326、464 選択トランジスタ
351、412、422、432、442、462 接続トランジスタ
352 負荷MOSトランジスタ
400 サンプルホールド回路
411、421、431、441、461 短絡トランジスタ
450 共通容量
451、452、453、454 個別容量
12031 撮像部

Claims (10)

  1. 所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、
    所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、
    前記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、前記第1リセットレベルおよび前記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび前記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路と
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記サンプルホールド回路は、
    前記第1個別容量と、
    前記第2個別容量と、
    前記共通容量と、
    前記リセットレベルサンプリング処理を行うリセットレベルサンプリング回路と、
    前記相関二重サンプリング処理を行う相関二重サンプリング回路と
    を備える請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記第1個別容量、前記第2個別容量および前記共通容量の一端は、所定の出力側ノードに共通に接続され、
    前記共通容量の他端は、前記第1および第2画素に共通に接続され、
    前記リセットレベルサンプリング回路は、
    前記第1個別容量の他端に所定の参照電圧のノードを接続する第1接続トランジスタと、
    前記第2個別容量の他端に前記参照電圧のノードを接続する第2接続トランジスタと、
    前記共通容量の両端を短絡する共通短絡トランジスタと
    を備える請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記相関二重サンプリング回路は、
    前記出力側ノードに前記参照電圧のノードを接続する共通接続トランジスタと、
    前記第1個別容量の他端と前記共通容量の他端との間を短絡する第1短絡トランジスタと、
    前記第2個別容量の他端と前記共通容量の他端との間を短絡する第2短絡トランジスタとを備える請求項3記載の固体撮像素子。
  5. アナログデジタル変換器をさらに具備し、
    前記サンプルホールド回路は、前記相関二重サンプリング処理後に、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを前記アナログデジタル変換器に順に出力する処理をさらに行う
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記アナログデジタル変換器は、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換する請求項5記載の固体撮像素子。
  7. 前記アナログデジタル変換器は、前記参照電圧と前記参照電圧および前記第1出力レベルの加算値と前記参照電圧および前記第2出力レベルの加算値とを順にデジタル信号に変換する
    請求項5記載の固体撮像素子。
  8. 所定の第3リセットレベルと露光量に応じた第3信号レベルとを生成する第3の画素と、
    所定の第4リセットレベルと露光量に応じた第4信号レベルとを生成する第4の画素とをさらに具備し、
    前記サンプルホールド回路は、リセットレベルサンプリング処理内に前記第3リセットレベルを第3個別容量に保持させ、前記第4リセットレベルを第4個別容量に保持させ、相関二重サンプリング処理内に前記第3リセットレベルおよび前記第4信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを前記共通容量および前記第3個別容量に保持させ、前記第4リセットレベルおよび前記第4信号レベルの差分に応じた第4出力レベルを前記共通容量および前記第4個別容量に保持させる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  9. 所定の第1リセットレベルと露光量に応じた第1信号レベルとを生成する第1の画素と、
    所定の第2リセットレベルと露光量に応じた第2信号レベルとを生成する第2の画素と、
    前記第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング処理と、前記第1リセットレベルおよび前記第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび前記第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路から出力されたレベルをデジタル信号に変換するカラム信号処理回路と
    を具備する撮像装置。
  10. 所定の第1リセットレベルを第1個別容量に保持させ、所定の第2リセットレベルを第2個別容量に保持させるリセットレベルサンプリング手順と、
    前記第1リセットレベルおよび露光量に応じた第1信号レベルの差分に応じた第1出力レベルを共通容量および前記第1個別容量に保持させ、前記第2リセットレベルおよび露光量に応じた第2信号レベルの差分に応じた第2出力レベルを前記共通容量および前記第2個別容量に保持させる相関二重サンプリング処理とを行うサンプルホールド手順と
    を具備する固体撮像素子の制御方法。
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