JP2022121405A - 磁気係合装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022121405000001
【課題】係合操作と解錠操作とを簡単に行うことができる磁気係合装置を提供する。
【解決手段】磁気係合装置であって、第1基部10と、主係合方向に沿って第1基部10内に挿入可能な主係合具20と、第1基部10と相対的に移動可能または回動可能な第2主基体と、第2主基体上に設置される第1主エレメントと、主係合具上に設置される第2主エレメントと、を含み、主係合具20は、第1基部10内に挿入されることによって係合状態になり、第1基部10と第2主基体との相対移動または相対回動によって、主係合具20は解放状態になり、主係合具20が、主係合方向に沿って第1基部10内に挿入されると、第1主エレメントと第2主エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、それにより、主係合具20が係合状態になるのを補助する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鞄、リュックサック、スーツケースなど各種の日常生活用品に適用する係合装置に関し、特に、二つの係合部材が着脱自在に連結され、かつ施錠手段により施錠可能な係合装置に関するものである。
従来では、手荷物は一般的にファスナーを介して開閉するが、盗難防止のために、一部の手荷物(例えば、スーツケース)は、ファスナーの手引きを差し込んで施錠することができる係合装置を備える。
既存のファスナーの係合装置は、ファスナーを係合装置に差し込んで係合させる際に、ファスナーの手引きと係合装置の差込口とを正確に位置合わす必要があり、また、差し込むのに一定の力を加える必要があり、それに加え、スーツケースの施錠を行う時に、使用者の両手が自由に使えない状態が多いことから、簡単に施錠を行うことができないといった欠点もあるので、改善する必要があった。
その他にも、とある手荷物(例えば、スーツケース)は、一つのファスナーに二つの手引きが付いており、このような設計により、二つの手引きが同時に係合装置に挿入されて係合されることで、当該手荷物を完全にロックすることができる。しかしながら、このような二つの手引きを挿入可能な係合装置では、手引きの挿入や施錠を容易にするために、二つの挿入孔の位置が、かなり近い位置に設けられていることが多いが、配置位置が近いため、解錠時に、両手引きが近すぎてどちらを掴めばいいのか迷うことが多いから、使用上の不便を強いられている。
中国実用新案第CN2531067Y号公報
本発明は、前記従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、係合操作と解錠操作を簡単に行うことができる磁気係合装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、磁気係合装置であって、
第1基部と、
主係合方向に沿って前記第1基部内に挿入可能な主係合具と、
前記第1基部と相対的に移動可能または回動可能な第2主基体と、
前記第2主基体上に設置される第1主エレメントと、
前記主係合具上に設置される第2主エレメントと、を含み、
前記主係合具は、前記第1基部内に挿入されることによって係合状態になり、該第1基部と第2主基体との相対移動または相対回動によって、該主係合具は解放状態になり、該主係合具が、前記主係合方向に沿って該第1基部内に挿入されると、前記第1主エレメントと第2主エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、それにより、該主係合具が該係合状態になるのを補助することを特徴とする。
前記技術特徴によれば、本発明に係る磁気係合装置を使用する時は、主係合具を第1基部の主挿入孔に接近させると、主係合具上の第2主エレメントと第1基部内の第2主基体上の第1主エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、これにより、主係合具を第1基部の主挿入孔にさらに接近させて挿入させるような磁力牽引の案内作用を発揮して、主係合具の挿入操作を補助し、その後、主係合具が所定の位置に挿入されて係合状態になると、第1、第2主エレメント間の磁気吸引力もこの係合状態の保持を補助する。従って、本発明に係る磁気係合装置によれば、余計な係合構造を設ける必要がなく、かつ使用者の係合操作に必要とする力を減らすことができ、さらに、磁気吸引力の案内作用により使用者が係合操作に力を加えずに、主係合具が自動的に所定の位置に入って係合状態になる効果をもたらす。よって、第1、第2主エレメント間の磁気吸引力により、主係合具の案内作用をもたらすと共に、使用者にかかる力の負担を低減することが可能となり、使用時の利便性を大幅に向上している。
本発明の第1の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第1の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第1の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第1の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第1の好適な実施例の上面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の上面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第1の好適な実施例の端面視断面動作説明図である。 本発明の第2の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第2の好適な実施例おける一部の構成要素を示す斜視図である。 本発明の第2の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第2の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第2の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第2の好適な実施例の斜視断面動作説明図である。 本発明の第2の好適な実施例の斜視断面動作説明図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第3の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第3の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第3の好適な実施例の斜視断面図である。 本発明の第3の好適な実施例の端面視断面動作説明図である。 本発明の第3の好適な実施例の端面視断面動作説明図である。 本発明の第4の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第4の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第4の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第4の好適な実施例の端面視断面図である。 本発明の第4の好適な実施例の斜視断面図である。 本発明の第4の好適な実施例の斜視断面図である。 本発明の第5の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第5の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第5の好適な実施例の正面視断面動作説明図である。 本発明の第6の好適な実施例の斜視図である。 本発明の第6の好適な実施例の斜視分解図である。 本発明の第6の好適な実施例の側面視断面動作説明図である。 本発明の第6の好適な実施例の側面視断面動作説明図である。 本発明の第6の好適な実施例の側面視断面動作説明図である。 本発明の第6の好適な実施例の平面視断面動作説明図である。
以下、図面及び本発明の好適な実施例を参照しながら、本発明が予め決められた発明の目的を達成するために講じた技術的手段をさらに詳述する。
図1、図2及び図7に示すように、本発明に係る磁気係合装置は、第1基部10、主係合具20、第2主基体30、第1主エレメント41、第2主エレメント42及び制御装置50を含み、好ましくは、副係合具60、第2副基体70、第1副エレメント81及び第2副エレメント82をさらに含む。すなわち、本発明に係る磁気係合装置は、一つだけの係合具(主係合具20)とその周辺部材を有してもよく、あるいは、二つの係合具(主係合具20、副係合具60)とその周辺部材を有してもよい。
図1及び図2に示すように、第1基部10と主係合具20とは、互いに係合により連結される二つの連結用部材であり、第1基部10及び副係合具60も、互いに係合して連結される二つの連結用部材である。具体例を挙げると、例えば、第1基部10は手荷物上の係止手段で、主係合具20及び副係合具60はファスナーの手引きであり、一方で、制御装置50は、例えば、ダイヤル式錠前、鍵式錠前、またはダイヤル式鍵付き錠前などのロック手段として、当該手荷物の開放状態や閉鎖状態を制御するものであることが好ましいが、これに限定されることではなく、本発明は、手荷物以外の様々な分野にも適用可能であり、制御装置50は、ロック手段ではなくてもよく、主係合具20及び副係合具60の係合状態の解除を制御できればよい。
尚、前述した第1基部10は、内部空間を有すると共に主挿入孔11及び副挿入孔12を備える収容ケースであることが好ましく、本好適な実施例においては、主挿入孔11及び副挿入孔12は、第1基部10の頂面に設置されている。また、本好適な実施例においては、制御装置50が第1基部10内に設置されるので、第1基部10上に、制御装置50が露出するための開孔が設けられるが、これに限定されるものではなく、制御装置50が、第1基部10を貫通するように第1基部10の外部に取り付けられてもよい。尚、本好適な実施例においての第1基部10は、ベース座13と上蓋14からなるが、これに限定されるものではない。
図7~図10に示すように、主係合具20は、主係合方向D1に沿って、主挿入孔11から第1基部10に挿入可能であり、主係合具20が第1基部10内に挿入されることによって係合状態になる(図8を参照)。ここでの係合状態とは、主係合具20は第1基部10から分離できない状態という。第2主基体30は、第1基部10内に移動可能に設置され、第1基部10に対して主係合解除方向D2に沿って移動することにより、主係合具20を解放状態とする。ここでの解放状態とは、主係合具20が第1基部10から放出された状態(図10を参照)というが、主係合具20が完全に放出されるとは限らず、第1基部10から分離された状態であればよい。尚、ここでの主係合解除方向D2と主係合方向D1とは異なる方向であり、互いに直交することが好ましいが、これに限定されるものではない。
前述した副係合具60は、副係合方向D3に沿って副挿入孔12から第1基部10に挿入可能であり、副係合具60が第1基部10内に挿入されることによって係合状態となる(図8を参照)。ここでの係合状態とは、副係合具60は第1基部10から分離できない状態という。第2副基体70は、第1基部10内に移動可能に設置され、第1基部10に対して副係合解除方向D4に沿って移動することにより、副係合具60を解放状態とする。ここでの解放状態とは、副係合具60が第1基部10から放出された状態(図10を参照)というが、副係合具60が完全に放出されるとは限らず、第1基部10から分離された状態であればよい。尚、ここでの副係合解除方向D4と副係合方向D3とは異なる方向であり、互いに直交することが好ましいが、これに限定されるものではない。
本好適な実施例において、主係合具20の主係合方向D1と副係合具60の副係合方向D3とは同じ方向であり、すなわち、主係合具20及び副係合具60は、第1基部10の頂面から挿入されるが、これに限定されるものではなく、主係合具20及び副係合具60は、異なる方向から第1基部10に挿入されてもよい。さらに、本好適な実施例において、主係合解除方向D2と副係合解除方向D4とは異なる方向であるが、これに限定されるものではなく、主係合解除方向D2と副係合解除方向D4とは同じ方向であってもよい。
上記好適な実施例においては、第2主基体及び第2副基体はいずれも第1基部内に配置され、押圧作用を受けることによって解放状態になるように構成されたものであるが、これに限定されるものではなく、第2主基体及び第2副基体は、第1基部内に配置されずに、例えば、第1基部の側面に設置されてもよく、さらに、第2主基体及び第2副基体を解放状態にするのに、第2主基体及び第2副基体に押圧作用せずに、逆に、第1基部に押圧作用して、第2主基体及び第2副基体に対して移動させるように、第2主基体及び第2副基体を解放状態にするという設計に変更してもよい。
上記好適な実施例においては、第2主基体及び第2副基体と第1基部とは相対的に移動可能に構成されたものであるが、これに限定されるものではなく、相対的に回動可能であってもよい。さらに、第2主基体及び第2副基体は第1基部に対して回動可能に構成されてもよく、または、第1基部は第2主基体及び第2副基体に対して回動可能に構成されてもよい。
図3、図4、図7及び図8に示すように、第1主エレメント41は第2主基体30上に設置されており、第2主エレメント42は主係合具20上に設置されており、このような設計により、主係合具20が第1基部10の主挿入孔11に近づくと、主係合具20上の第2主エレメント42と第1基部10内の第2主基体30上の第1主エレメント41との間に磁気吸引力が発生し、これにより、主係合具20が第1基部10の主挿入孔11内に挿入されるように案内する磁力牽引力として作用し、主係合具20の挿入操作を案内して補助する。さらに、主係合具20が所定の位置に挿入されて係合状態になると、第1、第2主エレメント41、42間の磁気吸引力が、主係合具20の係合状態の維持を補助する。尚、第1、第2主エレメント41、42は、一方が磁石で、他方が金属であってもよいし、両方が磁石であってもよく、両者の間に磁気吸引力が発生できればよい。本好適な実施例においては、第1主エレメント41は、第2主基体30内に設置されており、主係合具20が所定の位置に挿入されても、第1主エレメント41と第2主エレメント42とは互いに間隔を置いて離間しているが、これに限定されるものではない。
図3、図4、図7及び図8に示すように、第1副エレメント81は第2副基体70上に設置されており、第2副エレメント82は副係合具60上に設置されており、このような設計により、副係合具60が第1基部10の副挿入孔12に近づくと、副係合具60上の第2副エレメント82と第1基部10内の第2副基体70上の第1副エレメント81との間に磁気吸引力が発生し、これにより、副係合具60が第1基部10の副挿入孔12内に挿入されるように案内する磁力牽引力として作用し、副係合具60の挿入操作を補助する。さらに、副係合具60が所定の位置に挿入されて係合状態になると、第1、第2副エレメント81、82間の磁気吸引力が、副係合具60の係合状態の維持を補助する。尚、第1、第2副エレメント81、82は、一方が磁石で、他方が金属であってもよいし、両方が磁石であってもよく、両者の間に磁気吸引力が発生できればよい。本好適な実施例においては、第1副エレメント81は、第2副基体70内に設置されており、、副係合具60が所定の位置に挿入されても、第1副エレメント81と第2副エレメント82とは互いに間隔を置いて離間しているが、これに限定されるものではない。
さらに、第1主エレメント41、第2主エレメント42、第1副エレメント81、第2副エレメント82は、独立した構成要素であってもよく、または、附属している部材と一体に成形された構成要素であってもよい。具体的に述べると、例えば、第1主エレメント41と第2主基体30とは一体成形されたものであって、そのうち、第2主基体30自体が磁石または金属である。或は、第2副エレメント82と副係合具60とは一体成形されたものであって、そのうち、副係合具60自体が磁石または金属である。
図4~図6に示すように、第2主基体30が主係合具20を放出するための移動は、第2副基体70を第1基部10に対して移動させ、副係合具60を退出する。副係合解除方向D4と主係合解除方向D2とは異なる方向である場合、好適な実施例においては、第2主基体30は、第2副基体70に向かって突出するように形成される主ラック34を有し、同じく、第2副基体70は、第2主基体30に向かって突出するように形成される副ラック74を有し、主ラック34と副ラック74との間に、当該主ラック34と副ラック74とを同時に噛み合わせる歯車15を有する。主ラック34と副ラック74はそれぞれ、歯車15の相対する両側に配置されているため、歯車15の回動によって主ラック34と副ラック74が逆方向に移動するが、第2主基体30が第2副基体70を連動して移動させる仕組みはこれに限定されるものではなく、他の構造であってもよい。尚、副係合解除方向D4と主係合解除方向D2とは同じ方向である実施例においては、第2主基体30と第2副基体70とが、直接に連結されるか、又は一体成形されてもよい。
制御装置50は、第2主基体30と第1基部10との相対移動または相対回動を選択的に阻止し、主係合具20が解放状態に入ることを防止するために用いられ、一方、第2副基体70は、第2主基体30の規制により第1基部10に対して移動または回動することができないため、副係合具60も解放状態に入ることができない。よって、制御装置50は、副係合具60を間接的に制御しているが、これに限定されるものではなく、第2副基体70と連結して、第2副基体70と第1基部10との相対移動または相対回動を選択的に阻止し、副係合具60が解放状態に入るのを直接に防止する。こういう場合には、主係合具20及び第2主基体30と、副係合具60及び第2副基体70とは、互いに独立した構造体となっており、制御装置50は、両方の構造体を同時に動作させる。具体的に述べると、このような実施例においては、制御装置50は、主係合解除方向D2における第1基部10に対する第2主基体30の移動を阻止して、主係合具20の退出を制御すると同時に、第2副基体70は、第2主基体30の制限により第1基部10に対して移動することができないため、副係合具60も退出することができない。制御装置50の構成は、これに限定されるものではなく、制御装置50は、第2副基体70と連結して、副係合解除方向D4における第1基部10に対する第2副基体70の移動を直接に阻止して、副係合具60の退出を直接に制限してもよい。
要するに、本好適な実施例において、制御装置50は、第2主基体30に連結され、第2主基体30の主係合解除方向D2上の移動及びその反対方向の移動を制御している。つまり、制御装置50は、第2主基体30の両方向への移動を直接に制御することができるが、これに限定されるものではなく、制御装置50は、第2主基体30の主係合解除方向D2上の移動のみを阻止してもよく、第2主基体30のその反対方向の移動は、別の制御手段によって制御される。
図4~図7に示すように、制御装置50が第2主基体30の両方向への移動を直接に制御している実施例においては、当該制御装置50は、錠芯51及び連動部材52を備えることが好ましい。その連動部材52は、第2主基体30に連結され、第2主基体30を主係合解除方向D2への移動及び主係合解除方向D2とは反対方向への移動を制御する。その錠芯51は、ダイヤル式錠前、鍵式錠前、またはダイヤル式鍵付き錠前などのロック手段であって、連動部材52に連結される回動出力部511を有し、回動出力部511を回転させて連動部材52を駆動することにより、連動部材52の主係合解除方向D2への移動及び主係合解除方向D2とは反対方向への移動を制御する。尚、回動出力部511は、ピニオンギアとラックレールとの仕組みにより、連動部材52を両方向へ直線移動させることが好ましいが、これに限定されるものではなく、錠芯51は、回転して連動部材52を駆動するのではなく、直線移動して連動部材52を移動させるようにしてもよい。
図8~図10に示すように、上述した技術特徴により、主係合具20と副係合具60が第1基部10に挿入されて、係合状態になっている場合、施錠されている錠芯51を解錠して、回動出力部511を回せば、第2主基体30と第2副基体70とを同時に移動させて、主係合具20と副係合具60とを同時に退出させることができる。
次に、第2主基体30を主係合解除方向D2に沿って移動させて主係合具20を退出させる一連の動作について具体的に説明する。尚、第2副基体70を副係合解除方向D4に沿って移動させて副係合具60を排出させる一連の動作は、第2主基体30とほぼ同じであるので、ここではその具体的な説明を省略する。以下では、主に第2主基体30及び主係合具20を説明する。
図8~図10に示すように、本好適な実施例において、第2主基体30を主係合解除方向D2に沿って押し動かす過程中に、第2主基体30の移動により第1、第2主エレメント41、42間の磁気吸引力に対抗するような、主係合方向D1とは反対方向に向かう推力が発生し、この推力と磁気吸引力が同時に働くことにより、主係合具20の主係合解除方向D2とは反対側の片側21が浮き上がって、その結果、第1主エレメント41と第2主エレメント42との間の相対角度が変化する(図9を参照)。すると、第1、第2主エレメント41、42間の磁気吸引力が不安定な状態になり、傾斜している主係合具20も不安定な状態になる。さらに、第2主基体30を押し動かし続けると、第2主基体30の移動と共に移動する第1主エレメント41は、磁気吸引力によって不安定な状態にある主係合具20を引っ張り続け、これにより、傾斜している主係合具20にモーメントを発生させる。その結果、第2主基体30を最後まで押し動かすと、主係合具20が、同時に働く推力と磁気吸引力によるモーメントにより、第1基部10から排出される。このように、第2主基体30を押し動かす推力は、主係合具20を第1基部10から排出させるのに助けになる。尚、第2主基体30の移動により主係合具20を放出する方法は、上記方法に限定されるものではなく、適宜に設計変更することができる。
さらに、第2主基体30の移動により主係合方向D1とは反対方向に推力が発生する作動方法について説明する。本好適な実施例において、第2主基体30上に、傾斜面を有するブロック体としての主傾倒突き当て部311が形成されるが、当該主傾倒突き当て部311の外形はこれに限定されるものではない。第2主基体30を主係合解除方向D2に沿って押し動かす過程中に、主傾倒突き当て部311が、主係合具20の主係合解除方向D2とは反対側の片側21を、主係合方向D1の反対方向に押し付けることによって、前述の推力を発生させ、また、主傾倒突き当て部311の傾斜面を介して、主係合具20の当該片側21を押し上げることにより、第1、第2主エレメント41、42間の相対角度を変化させる。当該推力の生成方法は、上記方法に限定されるものではなく、適宜に設計変更することができる。
さらに、本好適な実施例において、第2主基体30の移動によって主係合具20が第1基部10から排出される時に、第2主基体30と共に移動する第1主エレメント41と、主係合具20上の第2主エレメント42との間の磁気吸引力は、横方向の分力が生じ、これにより、主係合具20が斜めに第1基部10から排出されるようになる(図10を参照)。主係合具20は、第1基部10から排出された後も、第1、第2主エレメント41、42間の磁気吸引力の牽引によって、第1主エレメント41に向かうように第1基部10に密着している(図10を参照)。主係合具20が斜めに第1基部10から排出されることで、主係合具20が第1基部10から確実に排出される確率を高めることができると共に、当該主係合具20が様々な原因で排出された直後に、第1基部10内に再び戻るのを避けることができる。尚、主係合具20を排出する作動方法は、上記方法に限定されるものではなく、他の好適な実施例においては、主係合具20は斜め方向ではない方向に排出されてもよく、単純に主係合方向D1の反対方向に沿って第1基部10から排出されてもよい。
また、図2、図9及び図10に示すように、本好適な実施例においては、第1基部10上に、二つの規制部16が設けられる。尚、当該両規制部16はそれぞれ、主係合具20及び副係合具60の排出パターンを規制するために、主挿入孔11及び副挿入孔12の壁面上に形成された方が好ましい。具体的に述べると、第2主基体30を主係合解除方向D2に沿って押し動かす過程中に、主係合具20は、最初に規制部16に当接していることから、第2主基体30の移動につれて、一緒に主係合解除方向D2に沿って移動することが阻止されており、つまり、主係合具20は、移動中の第1主エレメント41の磁気吸引力の牽引によって直ちに第2主基体30の移動と共に移動することなく、推力(例えば、主傾倒突き当て部311)の押圧によって押し付けられている当該片側21は、ある程度押し上げられた後、磁気吸引力の牽引により一気に規制部16を乗り越えて、斜め方向に第1基部10から排出されることになる。このような設計により、主係合具20は、直ちに移動せずに、しばらくじっとした後、勢いよく一気に退出して、ポップアップような退出効果をもたらす。一方、主係合具20が単純に主係合方向D1の反対方向に沿って第1基部10から排出される実施形態においては、規制部16の設置により、主係合具20の排出方向がずれないように確保することができる。
さらに、図8に示すように、主係合具20が主係合方向D1に沿って第1基部10内に挿入されて係合状態になる時、第1主エレメント41及び第2主エレメント42は平行状態になっており、第1主エレメント41の中心線は主係合解除方向D2と直交しているが、これに限定されるものではなく、第1主エレメント41及び第2主エレメント42の中心線は主係合解除方向D2と直交しなくてもよく、つまり、第1、第2主エレメント41、42はいずれも、主係合具20の斜め退出方向に向かって傾斜しており、このような設計はまた、磁気吸引力が主係合具20を斜めに第1基部10から退出するのを助ける。
さらに、図3、図4及び図7に示すように、本好適な実施例においては、第2主基体30は、主座体31と主変位部材32とをさらに含む。主座体31は、第2主基体30において制御装置50によって阻止または連結された部分であり、主座体31上には、前記主ラック34及び主傾倒突き当て部311が設置されている。主変位部材32は、主座体31内に主係合解除方向D2に沿って移動可能に設置され、第2主基体30における、主係合具20と対応する部分であり、主変位部材32上には、第1主エレメント41が設置されている。図7及び図8に示すように、このような設計により、主係合具20が第1基部10内に挿入されると、第1主エレメント41と第2主エレメント42との間の磁気吸引力によって、主変位部材32の主係止部321は、主係合解除方向D2の反対方向に移動して、主係合具20の主係合凹部22に係止され、主係合具20が係合状態になる。よって、主係合具20が第1基部10の主挿入孔11に挿入される前に、主変位部材32の主係止部321が、主係合具20の挿入経路に現れることがないので、主係合具20の挿入操作の邪魔になることなく、使用者が余計な力や手間がかからなくて主係合具20の挿入操作を完了することができる。
他の実施例においては、第2主基体30は、主座体31及び主変位部材32に分けられなくてもよく、つまり、一体成形されたものであり、このような実施例においては、主係合具20が第1基部10の主挿入孔11に挿入される前に、主変位部材32の主係止部321が、主係合具20の挿入経路に存在しており、このため、使用者が主係合具20の挿入操作を行う際に、まず、第2主基体30全体と共に主係止部321を押し退けてから又は、第2主基体30を押し退けてから、主係合具20を所定の位置に挿入し、その後、第1、第2主エレメント41、42からの磁気吸引力が共に、第2主基体30を押し動かして、主係止部321を主係合具20に係止させる。このような構成は、不用意に施錠してしまうことを防止することができる。
さらに、図3、図4及び図7に示すように、主座体31及び主変位部材32を含む実施例においての第2主基体30は、主座体31と主変位部材32との間に設置され、主座体31に対して主係合解除方向D2に沿って主変位部材32を押圧する主変位部弾性部材33をさらに含む。このような設計により、主変位部弾性部材33は、主係合具20が排出された後、主変位部材32を自動的に元の位置に戻させる。尚、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、主変位部弾性部材33を設置せずに、使用者が手動操作で主変位部材32元の位置に押し戻してもよい。
さらに、図3及び図11に示すように、主変位部材32の主係止部321及び主係合具20の主係合凹部22について説明し、本好適な実施例においては、主変位部材32は、二つの主係止部321を備え、主係合具20は、相対する両側に形成される二つの主係合凹部22を備え、主係合具20が主係合方向D1に沿って移動する際に、両主係止部321はそれぞれ、両主係合凹部22内に挿入係合され、当該主係合凹部22の相対する両側を介して係止固定され、これにより、主係合具20を安定して固定する目的を達成する。
以下、第2副基体70及び副係合具60について説明する。
図3、図4及び図7に示すように、第2副基体70は、副座体71、副変位部材72及び副変位部弾性部材73をさらに含む。副座体71は、第2副基体70における、主座体31と連結される部分であり、副座体71上には、副ラック74が設置されている。
副変位部材72は、副座体71内に移動可能に設置される。副変位部弾性部材73は、副座体71と副変位部材72との間において、副座体71に対して副係合解除方向D4に沿って副変位部材72を押圧するように設置されており、副変位部材72上には、第1副エレメント81が設置されている。このような設計により、副係合具60が副係合方向D3に沿って第1基部10内に挿入されると、第1副エレメント81と第2副エレメント82との間の磁気吸引力によって、副変位部材72は、副係合解除方向D4との反対方向に移動して、副係合具60と係合され、副係合具60が係合状態になる。副座体71及び副変位部材72の細部構造は、主座体31及び主変位部材32の細部構造とほぼ同じであるので、ここではその説明を省略する。
図8~図10に示すように、第2副基体70を副係合解除方向D4に沿って押し動かす過程中に、第1副エレメント81と第2副エレメント82との間の磁気吸引力を抗して、副係合方向D3の反対方向に沿う推力が発生し、この推力により、副係合具60の副係合解除方向D4とは反対側の片側が押し上げられ、第1、第2副エレメント81、82間の相対角度が変更されて、副係合具60が第1基部10から退出される。第2副基体70上にも、副傾倒突き当て部711が設置されており、第2副基体70及び副係合具60の細部構造は、第2主基体30及び主係合具20の細部構造とほぼ同じであるので、ここではその説明を省略する。
図7及び図8に示すように、上述した技術特徴によれば、本発明は、第2主基体30、第2副基体70、主係合具20及び副係合具60の設置により、係合具が第1基部10の挿入孔に近づくと、対応する両エレメント間の磁気吸引力は、当該係合具を挿入孔に近づかせて挿入させられるような磁力牽引の案内作用を発揮して、当該係合具の挿入操作を補助する。
当該係合具が所定の位置に挿入されると、対応する両エレメント間の磁気吸引力によって、変位部材(主変位部材32、副変位部材72)が牽引移動されて係合具に係合され、係合具が係合状態になる。このような設計により、使用者は意図的に力を加えなくても、簡単に本発明を係止することができる。
従って、本発明のエレメント間の磁気吸引力は、係合具の挿入動作を案内する効果をもたらすだけでなく、使用者から加えられる力を効果的に低減することが可能となるので、使い勝手を大幅に向上させることができる。
また、係合具を開放する時、制御装置50は、第2主基体30と第2副基体70とを同時に押し動かすことで、両係合具20、60を同時に放出する。当該両係合具20、60は、互いに離れる方向に向けて斜めに第1基部10から放出され、互いに離れて第1基部10上に密着している。このような設計により、使用者は、放出された両係合具20、60のうちの一方を正確に掴むができ、使い勝手をさらに向上させる。
さらに、図12~図16に示すように、本発明の第2の好適な実施例においては、制御装置50は、第2主基体30を直接に押して主係合解除方向D2に沿って往復移動させることができる。具体的に述べると、制御装置50は、第1基部10に枢支されるレバー53と、第1基部10内に主係合解除方向D2に沿って往復に移動可能に設置されると共に片端が第2主基体30に固定連結される連動部材54とを含み、レバー53は、第1基部10に対して枢動することにより、連動部材54を主係合解除方向D2に沿って往復移動させるように押し動かすことができる。このような設計により、使用者はレバー53の操作により連動部材54の位置を移動させることができる(図15及び図16を参照)。また、本第2の好適な実施例においては、第2主基体30及び主係合具20は、副係合具60及び第2副基体70に比べ、制御装置50から比較的離れた位置にあるが、これに限定されるものではなく、第2主基体30及び主係合具20は、制御装置50から比較的近い位置にあってもよい。
さらに、図14、図17及び図18に示すように、本第2の好適な実施例においては、第2主基体30が主係合具20から放出されるように移動することで、第2副基体70が第1基部10に対して移動し、副係合具60が放出される。具体的に述べると、第2主基体30と第2副基体70との間に回転部材17が設置されており、回転部材17は第2主基体30と第2副基体70とに駆動可能に連結され、これにより、第2主基体30が主係合解除方向D2及びその反対方向に沿って移動すると、回転部材17が回転し、さらに、回転部材17の回転により、第2副基体70が第2主基体30に対する反対方向に移動する。本好適な実施例において、第2主基体30上には、主ガイド凹部35が形成され、主ガイド凹部35の延在方向は、主係合解除方向D2に対して直交することが好ましい。第2副基体70上には、副ガイド凹部75が形成され、副ガイド凹部75の延在方向は、副係合解除方向D4に対して直交することが好ましい。回転部材17上には、それぞれが第2主基体30の主ガイド凹部35及び第2副基体70の副ガイド凹部75内に係合される二つのガイド突起171が突出形成される。このような構成により、移動運動を回転運動に変換したり、或は回転運動を移動運動に変換したりする目的が達成される。
図15及び図16に示すように、本第2の好適な実施例において、本発明が係合状態にある時、レバー53の操作によって、第2主基体30を(主係合解除方向D2に)移動させて、第2副基体70を(副係合解除方向に)させることができ、その結果、第2主基体30の主傾倒突き当て部311及び第2副基体70の副傾倒突き当て部711がそれぞれ、主係合具20及び副係合具60を第1基部10から放出する。*
図19~図21に示すように、本発明に係る磁気係合装置の第3の好適な実施例においては、第1基部10A、二つの係合具20A、二つの第2基体30A、二つの第1エレメント41A及び二つの第2エレメント42Aを含み、また、操縦部材50A及び制御装置60Aをさらに含むことが好ましい。ここでの両係合具20Aは、一つの主係合具と一つの副係合具と見なされ、両第2基体は、一つの第2主基体と一つの第2副基体と見なされ、両第1エレメントは、一つの第1主エレメントと一つの第1副エレメントと見なされ、両第2エレメントは、一つの第2主エレメントと一つの第2副エレメントと見なされる。
上記第1基部10Aは二つの挿入孔13Aを備える。尚、本好適な実施例においては、第1基部10は収容ケースであって、ベース座11Aと上蓋12Aを有し、挿入孔13Aが、上蓋12Aに設けられている。
上記二つの係合具20Aはそれぞれ、係合方向に沿って第1基部10Aの両挿入孔13A内に挿入可能である。
図20、図21及び図25に示すように、両第2基体30Aが、第1基部10Aに対して回動することによって、両係合具20Aが係合状態になり(図25を参照)、両第2基体30Aが第1基部10Aに対して逆回動することによって、両係合具20Aが解放状態に切り替えられる。
図22、図24及び図25に示すように、両第1エレメント41Aはそれぞれ、両係合具20A上に設置されており、兩第2エレメント42Aはそれぞれ、兩第2基体30A上に設置されている。各係合具20Aが係合方向に沿って第1基部10A内に挿入されると、係合具20A上の第1エレメント41Aと、対応する第2基体30A上の第2エレメント42Aとの間に磁気吸引力が発生し、その磁気吸引力により、第2基体30Aが回動して、係合具20Aが係合状態になる。本好適な実施例においては、第2基体30Aが磁気吸引力の作用により回動した後、第2基体30Aが係合具20Aに係止され、これにより、係合具20Aは第1基部10Aから分離することができなくなり、係合具20Aが係合状態になる。
ここでの第1エレメント41A及び第2エレメント42Aは、一方が磁石で、他方が金属であってもよく、或は両方が磁石であってもよい。
また、第1エレメント41A及び第2エレメント42Aは、独立した構成要素であってもよく、または、附属している部材と一体に形成された構成要素であってもよい。
図20、図21及び図24に示すように、第2基体30Aは、第1基部10Aに対して回動可能である。具体的に述べると、第2基体30Aは、第1基部10A上に回動可能に直接設置されてもよく(図37を参照)、または、本発明の第3の好適な実施例のように、第1基部10Aに回動可能に設置されている操縦部材50A上に回動可能に設置されてもよく、前述のいずれの設計によっても、第1基部10Aに対して第2基体30Aが回動可能である。尚、操縦部材50Aの第1基部10に対する回動軸心線と、第2基体30Aの操縦部材50Aに対する回動軸心線とは平行ではなく、好ましくは、両回動軸心線は互いに直交している。尚更、以下、第1基部10Aに対する操縦部材50Aの回動を横回動を称するが、具体的な方向は横方向に限らない。またはさらに、操縦部材50Aと第1基部10Aとの間に弾性部材が設置されてもよいし、または、第1基部10A上に弾力性を有する構造体が設置されてもよい。このような構成により、操縦部材50Aは、第1基部10Aに対して横回動し続けるように付勢されている。
係合具20Aが係合状態にある時、第1基部10Aに対する操縦部材50Aの横回動は、操縦部材50A上の第2基体30Aを係合具20Aから分離させ、係合具20Aを解放状態にする。また、好適な実施例においては、第1基部10Aに対する操縦部材50Aの横回動は、操縦部材50A上の第2基体30Aを逆回動させて、係合具20Aから離脱させる。
さらに、操縦部材50Aの横回動は、人為的な操作で行ってもよいし、または他の構成要素からの駆動によって行ってもよい。
図20、図21及び図26に示すように、本発明の第3の好適な実施例においては、第1基部10Aのベース座11A上には、二つの第2基体30Aにそれぞれ対応する、二つの係止部14Aが設置されている。ここでの二つの係止部14Aは、一つの主係止部と一つの副係止部と見なされることができる。尚、当該第1基部10A上は、ベース座11A上に枢設されている横回動部材15をさらに含むことが好ましい。係止部14Aは、横回動部材15上に設けられ、ベース座11Aの一方側の内壁面から向こう側の内側面に向かって突出しているが、これに限定されるものではなく、ベース座11Aの片側の内壁面上に直接に突出形成されていてもよい。
図22に示すように、各第2基体30A上には、第2基体作動部31Aが設置されている。ここでの両第2基体30A上の両第2基体作動部31Aは、一つの第2主基体作動部と一つの第2副基体作動部と見なされることができる。尚、第2基体作動部31Aは円弧状傾斜面を有するテーパ突起であることが好ましい。各係合具20A上には、係合具作動部21Aが設置されている。ここでの両係合具20A上の両係合具作動部21Aは、一つの主係合具作動部と一つの副係合具作動部と見なされることができる。尚、係合具作動部21Aは、円弧状傾斜面を有するテーパ凹部であることが好ましい。
図24及び図25に示すように、係合具20Aが第1基部10A内に挿入される際に、磁気吸引力の作用により、第2基体30Aが回動して、第2基体作動部31Aと係合具作動部21Aとが係合され、係合具20Aが係合状態になる。詳しく説明すると、第2基体作動部31Aの突出部分が係合具作動部21Aの凹部に嵌め込まれると、係合具20Aが第1基部10Aから離脱できないようになっている。
図22、図25及び図26に示すように、さらに、磁気吸引力の作用により回動した第2基体30Aは、第1基部10Aの係止部14Aに当接されているので、係合具20Aの係合状態が保持されている。具体的に述べると、回動した第2基体30Aは、係合具20Aに向かう側面の反対側面に、係止部14Aが当接しているため、第2基体30Aが逆回動することができず、これで、第2基体作動部31Aの突出部分が、係合具作動部21Aの凹部から離脱することができない。ここで、係止部14Aが係合具20Aを係合状態に保持する方法は上記方法に限定されるものではない。
係合具20Aを解放状態にしようする時に、まず、第1基部10Aに対して操縦部材50Aを横回動させ、すると、操縦部材50A上の第2基体30Aは、操縦部材50Aの横回動に伴って、係止部14Aから外れる。具体的に述べると、操縦部材50Aの横回動は、係止部14Aから離れる方向に回動していることから、横回動後の第2基体30Aは、係止部14Aから離間して、係止部14Aに当接されなくなり、これで、操縦部材50Aの横回動に伴って、第2基体30Aが逆回動して係合具20Aから離脱する状態に復帰することができるが、第2基体30Aが係止部14Aから離脱する方法は上記方法に限定されるものではない。
また、第2基体30Aが操縦部材50Aを連動して横回動させると、第2基体作動部31Aと係合具20Aの係合具作動部21Aとが協働して、第2基体30Aを逆回動させて係合具20Aから分離させる。具体的に述べると、第2基体30Aは操縦部材50Aと一緒に横回動する時、第2基体作動部31A上の、円弧状傾斜面を有するテーパ突起が係合具作動部21A上の、円弧状傾斜面を有するテーパ凹部に沿って移動し、この両円弧状傾斜面の形状により、第2基体30Aは、係合具20Aから退出するように押し出され、逆回動するようになる。ここで、第2基体30Aを逆回動させて係合具20Aから離脱させる方法は上記方法に限定されるものではない。
図21、図27及び図28に示すように、また、操縦部材50Aが第1基部10Aに対して横回動する過程中に、操縦部材50Aは係合具20Aを第1基部10Aの挿入孔13Aから押し出すように係合具20Aに推力を与える。また、前述のように、當第2基体30Aが、操縦部材50Aの横回動に伴って一緒に横回動すると同時に逆回動し、当該第2基体30Aが逆回動する過程中に、第2基体30A上の第2エレメント42Aと係合具20A上の第1エレメント41Aは徐々に傾き、両者間の磁気吸引力の角度も徐々に変化し、第2基体30Aが、第2エレメント42Aと第1エレメント41Aとのなす角度が一定の角度(好ましくは、7度であるが、これに限定されるものではない)より大きくなるまで逆回動すると、第2エレメント42Aと第1エレメント41Aとの間の磁気吸引力が磁気反発力に変わり、係合具20Aが押し出される。尚、第1基部10Aから係合具20Aが押し出される方法は、上記の二つの方法に限定されるものではなく、適宜に設計変更することができ、例えば、操縦部材50Aを有しない実施形態においては、第2基体30Aは係合具20Aを直接に押圧して排出させることも可能である(図37を参照)。
さらに、図29~図34に示すように、本発明の第4の好適な実施例は、異なる構造を介して係合具20Aを退出させる。以下、まず、係合具20Aを第1基部10Aに挿入する際に、磁気吸引力によって第2基体30Aが回動して、係合具20Aを係合状態に保持する方法について詳しく説明する。次に、操縦部材50Aが第1基部10Aに対して横回動した時に、第2基体30Aが係合具20Aから離脱する方法について説明する。
まず、係合具20Aを係合状態に保持する方法について、図29~31に示すように、本発明の第4の好適な実施例においては、第1基部10A上に、二つの第2基体30Aに対応して設置される二つの回動止め部16Aを有する。尚、回動止め部16Aは、弾性を有することが好ましく、具体的には、例えば、自身がバネなどの弾性部材であってもよく、または構造によって弾性を与えてもよい。本実施例において、回動止め部16Aは、ベース座11Aの底面に形成された弾性シートであり、その自由端部は上方に延在する。第2基体30Aは、通常、下に向けて弾性シートを押圧しており、磁気吸引力を受けて回動すると、弾性シートの上方から離れ、そして、弾性シートの自由端部によって当接係止され、逆回動することができず、係合具20Aから離脱することができない。一方、係合具20Aの係合状態を解除する時に、第2基体30Aは、操縦部材50Aの横回動に伴って横回動すると、回動止め部16Aに当接しなくなるので、逆回動することができるようになる。その後、操縦部材50Aが第1基部10Aに対して横回動して元の位置に戻ると、操縦部材50Aの横回動に伴って第2基体30Aが横方向から回動止め部16Aの弾性シートの上方に戻って、弾性シートを再び押し下げる。
次に、第2基体30Aの係合具20Aから離脱する方法について説明し、図29、図32~図34に示すように、第1基部10A上に第1基部作動部17Aが設置され、操縦部材50Aが第1基部10Aに対して回動すると、操縦部材50A上の第2基体30Aは、第1基部作動部17Aの設置により、第1基部10Aの回動止め部16Aから外れる。詳しく説明すると、第1基部作動部17Aは、案内斜面171Aを有する突起であることが好ましいが、これに限定されるものではなく、第2基体30Aは、操縦部材50Aと共に横回動すると同時に、案内斜面171Aに沿って逆回動して、係合具20Aから外れる。
具体的に述べると、第1基部作動部17Aが、第1基部10Aのベース座11Aに形成されていてもよく(図29を参照)または上蓋12Aの裏側面に形成されていてもよく(図34を参照)、本実施例においては、それぞれの第2基体30Aに対して、二つの第1基部作動部17Aが対応して配置されており(それぞれがベース座11A上及び上蓋12A上に設置される)、このような設計により、第2基体30Aが係合具20Aから外れることを容易にする。
図21及び図23に示すように、操縦部材50Aと第1基部10Aとの相対移動を選択的に阻止することができる制御装置60Aの設置により、第2基体30Aが逆回動して係合具20Aから離脱することを防ぎ、係合具20Aが解放状態になるのを阻止する。
尚、制御装置60Aは、例えば、鍵式錠前や、ダイヤル式錠前、電子錠前(指紋認証錠前)などのロック手段であることが好ましく、また、第1基部10Aの内部に設置されてもよく、または独立した錠前、例えば、南京錠などであってもよく、或はロック手段以外の装置であってもよく、第1基部10Aに対して回動することを阻止できるものであればよい。
本実施例においての制御装置60Aは、第1基部10A内に設置されているダイヤル式錠前であり、その一端が操縦部材50Aに貫設されて、操縦部材50Aの回動を阻止している。
また、前記第1及び第4の好適な実施例においての、第1基部10Aの挿入孔13A、係合具20A、第2基体30A、第1エレメント41A及び第2エレメント42Aの数はすべて二つであるが、これに限定されるものではなく、一つに変更することができ、このように、前述の多くの機能を依然として発揮することができる。
図35~図37に示された、本発明の第5の好適な実施例は、前記二つの実施例と比べ、操縦部材50Aを有しておらず、このように、係合具20Aを解放状態にしようとする場合には、第2基体30Aを直接回動操作して行う。また、本第5の好適な実施例においては、操作を容易にするために、両方の第2基体30Aを同時に回動させることができる駆動手段70Aをさらに含む。尚、駆動手段70Aは、二つの第2基体30Aを同時に回動させる歯車であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
本第5の好適な実施例を使用する時に、係合具20Aが第1基部10Aに挿入されると、第2基体30Aが第2エレメント42A及び第1エレメント41Aの磁気吸引力によって、係合具20Aに向かって回動して、係合具20Aと係合され、これで、係合具20Aは、第1基部10Aから離脱することができなくなり、係合状態になる。
係合具20Aを解放状態にしようとする場合には、駆動手段70Aを回して、両第2基体30Aを回動させると、第2基体30Aは、係合具20Aから離れると同時に係合具20Aを第1基部10Aの挿入孔13Aから押し出すように押圧する。
本発明は、係合具20A上の第1エレメント41Aと第2基体30Aの第2エレメント42Aとの間の磁気吸引力により、係合具20Aの挿入操作を案内して補助し、さらに、係合具20Aが所定の位置に挿入される時の係合状態の維持を補助する。
また、係合状態を解除しようとする場合、操縦部材50Aまたは駆動手段70Aを回動させれば、二つの係合具20Aを同時に開放または放出することができるので、使い勝手が良い。
図38及び図39に示された本発明の第6の好適な実施例は、第1基部10、主係合具20、第2主基体30、第1主エレメント41、第2主エレメント42及び排出部材90を含む。
図41~図43に示すように、第1基部10と第2主基体30とを相対移動または相対回動させて、主係合具20を解放状態にする際に、排出部材90は、主係合具20を第1基部10から退出する方向に移動させる。本実施例においての排出部材90は、弾性部材の含むと共に、主係合具20を直接押圧しているが、これに限定されるものではなく、主係合具20に直接接触せずに、例えば、磁気反発力を介して主係合具20に推力を与えてもよい。また、場合によっては、排出部材90は主係合具20を第1基部10から一気に押し出すような構成に設計変更してもよい。
さらに、図40及び図41に示すように、本実施例においては、主係合具20が第1基部10内に挿入されて係合状態になると、主係合具20は、排出部材90を、主係合具20の第1基部10から放出される方向の反対方向に沿って移動させる。
さらに、本第6の好適な実施例においては、副係合具60、第2副基体70、第1副エレメント81及び第2副エレメント82をさらに含むことが好ましく、これらの構成要素の機能は、上記実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。またさらに、第2副基体70と第2主基体30とは一体的に成形されていることが好ましい。
10 第1基部
11 主挿入孔
12 副挿入孔
13 ベース座
14 上蓋
15 歯車
16 規制部
17 回転部材
171 ガイド突起
20 主係合具
21 片側
22 主係合凹部
30 第2主基体
31 主座体
311 主傾倒突き当て部
32 主変位部材
321 主係止部
33 主変位部弾性部材
34 主ラック
35 主ガイド凹部
41 第1主エレメント
42 第2主エレメント
50 制御装置
51 錠芯
511 回動出力部
52 連動部材
53 レバー
54 連動部材
60 副係合具
70 第2副基体
71 副座体
711 副傾倒突き当て部
72 副変位部材
73 副変位部弾性部材
74 副ラック
75 副ガイド凹部
81 第1副エレメント
82 第2副エレメント
90 排出部材
D1 主係合方向
D2 主係合解除方向
D3 副係合方向
D4 副係合解除方向
10A 第1基部
11A ベース座
12A 上蓋
13A 插頭孔
14A 係止部
15A 横回動部材
16A 回動止め部
17A 第1基部作動部
171A 案内斜面
20A 係合具
21A 係合具作動部
30A 第2基体
31A 第2基体作動部
41A 第1エレメント
42A 第2エレメント
50A 操縦部材
60A 制御装置
70A 駆動手段

Claims (15)

  1. 磁気係合装置であって、
    第1基部と、
    主係合方向に沿って前記第1基部内に挿入可能な主係合具と、
    前記第1基部と相対的に移動可能または回動可能な第2主基体と、
    前記第2主基体上に設置される第1主エレメントと、
    前記主係合具上に設置される第2主エレメントと、を含み、
    前記主係合具は、前記第1基部内に挿入されることによって係合状態になり、該第1基部と第2主基体との相対移動または相対回動によって、該主係合具は解放状態になり、該主係合具が、前記主係合方向に沿って該第1基部内に挿入されると、前記第1主エレメントと第2主エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、それにより、該主係合具が該係合状態になるのを補助することを特徴とする磁気係合装置。
  2. 前記第1基部は収容ケースであり、
    前記磁気係合装置は、前記第2主基体と第1基部との相対移動または相対回動を選択的に阻止して、前記主係合具が前記係合状態になるのを阻止する制御装置をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気係合装置。
  3. 前記第2主基体は、前記第1基部内に移動可能に設置され、前記第1基部に対して、前記主係合方向とは異なる方向の主係合解除方向に移動することにより、前記主係合具が前記解放状態になり、
    前記制御装置により、前記第1基部に対する前記第2主基体の前記主係合解除方向への移動を選択的に阻止することで、前記主係合具が前記解放状態になるのを阻止することを特徴とする請求項2に記載の磁気係合装置。
  4. 前記制御装置は、前記第2主基体に連結されると共に、前記主係合解除方向及び該主係合解除方向の反対方向への第2主基体の移動を制御することを特徴とする請求項3に記載の磁気係合装置。
  5. 前記制御装置は、錠芯と連動部材とを含み、
    前記連動部材は、前記第2主基体に連結され、該第2主基体を前記主係合解除方向と該主係合解除方向の反対方向に沿って移動させ、
    前記錠芯は、前記連動部材に連結される回動可能な回動出力部を有し、該回動出力部を回動駆動することにより、該連動部材を前記主係合解除方向と該主係合解除方向の反対方向に沿って移動させることを特徴とする請求項3に記載の磁気係合装置。
  6. 前記磁気係合装置は、
    副係合方向に沿って前記第1基部内に挿入可能な副係合具と、
    前記第1基部と相対的に移動可能または回動可能な第2副基体と、
    前記第2副基体上に設置される第1副エレメントと、
    前記副係合具上に設置される第2副エレメントと、をさらに含み、
    前記副係合具は、前記第1基部内に挿入されることによって係合状態になり、該第1基部と副係合具との相対移動または相対回動によって、該副係合具は解放状態になり、該副係合具が、前記副係合方向に沿って該第1基部内に挿入されると、前記第1副エレメントと第2副エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、それにより、該副係合具が該係合状態になるのを補助し、
    前記主係合具を前記解放状態にする、前記第2主基体と第1基部との相対移動または相対回動により、前記第2副基体と第1基部とが相対的に移動又は回動し、前記副係合具が前記解放状態になることを特徴とする請求項2に記載の磁気係合装置。
  7. 前記主係合具は、前記第2主基体の移動に伴って前記第1基部から放出される際に、該第2主基体の移動に伴って発生した前記第1主エレメントと第2主エレメントとの間の磁気吸引力によって該第1基部から斜めに押し出されると同時に、当該第1主エレメントと第2主エレメントとの間の磁気吸引力によって該第1基部に密着し、
    前記副係合具は、前記第2副基体の移動に伴って副係合解除方向に沿って移動し、前記第1基部から放出される際に、該第2副基体の移動に伴って発生した前記第1副エレメントと第2副エレメントとの間の磁気吸引力によって該第1基部から斜めに押し出されると同時に、当該第1副エレメントと第2副エレメントとの間の磁気吸引力によって該第1基部に密着し、
    該副係合解除方向と主係合解除方向とは反対方向であり、該主係合具と副係合具とは、該第1基部から互いに離れる方向に向かって斜めに押し出されることを特徴とする請求項6に記載の磁気係合装置。
  8. 前記第2主基体は、前記第1基部に対して回動することにより、前記主係合具が前記係合状態になり、該第1基部に対して逆回動することにより、該主係合具が前記解放状態に切り替えられ、
    前記主係合具が前記主係合方向に沿って前記第1基部に挿入されると、前記第1主エレメントと第2主エレメントとの間の磁気吸引力は、該主係合具を前記係合状態にするために、前記第2主基体を回転させることを特徴とする請求項1に記載の磁気係合装置。
  9. 前記第2主基体は、前記第1基部に対して逆回動して前記主係合具を前記解放状態に切り替える際に、該主係合具を前記第1基部から押し出すように押圧することを特徴とする請求項8に記載の磁気係合装置。
  10. 前記磁気係合装置は、前記第1基部に対して回動可能な操縦部材をさらに含み、前記第2主基体は該操縦部材上に回動可能に設置され、
    前記主係合具は前記係合状態にある時に、前記操縦部材が前記第1基部に対して回動することにより、該操縦部材上の第2主基体が該主係合具から分離し、該主係合具が前記解放状態になることを特徴とする請求項8に記載の磁気係合装置。
  11. 前記第1基部上に主係止部が設置され、前記第2主基体上に第2主基体作動部が設置され、前記主係合具上に主係合具作動部が設置され、
    前記主係合具が前記第1基部に挿入されると、前記第2主基体が回動して前記第2主基体作動部と主係合具作動部とを係合させ、該主係合具が前記係合状態になり、この時、前記主係止部が、該第2主基体に当接係止して、該主係合具の係合状態を保持し、
    前記操縦部材が、前記第1基部に対して回動すると、該操縦部材上の第2主基体が前記主係止部から外れると共に、該操縦部材上の第2主基体作動部と主係合具作動部とが協働、該第2主基体を逆回動させて該主係合具から分離させることを特徴とする請求項10に記載の磁気係合装置。
  12. 前記第1基部上に、第1基部作動部および回動止め部が設けられ、
    前記主係合具が前記第1基部に挿入されて、前記第2主基体が回動した後、該第1基部の回動止め部が該第2主基体に当接係止して該主係合具の係合状態を保持し、
    前記操縦部材が前記第1基部に対して回動すると、該操縦部材上の第2主基体は、前記第1基部作動部と協働して、該第1基部の回動止め部から分離することを特徴とする請求項10に記載の磁気係合装置。
  13. 前記操縦部材は、前記第1基部に対して回動する際に、前記主係合具を該第1基部から押し出すように押圧することを特徴とする請求項10に記載の磁気係合装置。
  14. 前記磁気係合装置は、
    副係合方向に沿って前記第1基部内に挿入可能な副係合具と、
    前記第1基部に対して往復回動可能な第2副基体と、
    前記第2副基体上に設置される第1副エレメントと、
    前記副係合具上に設置される第2副エレメントと、
    前記第1基部に対して回動可能な操縦部材と、をさらに含み、
    前記副係合具は、前記第1基部内に挿入されることによって係合状態になり、
    前記第2副基体は、前記第1基部に対して回動することによって、前記副係合具を前記係合状態にし、該第1基部に対して逆回動することによって、該副係合具を前記解放状態に切り替え、
    前記副係合具が、前記副係合方向に沿って前記第1基部内に挿入されると、前記第1副エレメントと第2副エレメントとの間に磁気吸引力が発生し、それにより、該副係合具が前記係合状態になるのを補助し、
    前記操縦部材が、前記第1基部に対して回動すると、前記第2主基体と第2副基体とを連動して、該第1基部に対して回動させ、これにより、前記主係合具及び副係合具が前記解放状態になることを特徴とする請求項8に記載の磁気係合装置。
  15. 前記磁気係合装置は、排出部材をさらに含み、
    該排出部材は、前記第1基部と第2主基体とが相対移動または相対回動して前記主係合具を前記解放状態にする際に、該主係合具を該第1基部から退出する方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の磁気係合装置。
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