JP2022121097A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にする。【解決手段】基板処理装置としての液処理ユニットU5は、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部20と、基板保持部20により保持された基板の表面に、水を主成分とする処理液を供給する処理液供給部40と、を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、基板処理装置および基板処理方法に関する。
特許文献1では、イメージセンサ等の製造におけるフォトリソグラフィ処理において、カラーレジストによるレジスト膜を用いることが記載されている。
特開2012-33886号公報
本開示は、基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にする技術を提供する。
本開示の一態様による基板処理装置は、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理装置であって、前記基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部により保持された前記基板の表面に、水を主成分とする前記処理液を供給する処理液供給部と、を有する。
本開示によれば、基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にする技術が提供される。
図1は、基板処理システムの概略構成の一例を示す模式図である。 図2は、塗布現像装置の内部構成の一例を示す模式図である。 図3は、液処理ユニットの構成の一例を示す模式図である。 図4は、処理液供給部の一例を示す模式図である。 図5は、制御装置の機能上の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、制御装置のハードウェア上の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、液処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8(a)、図8(b)は、それぞれ液処理手順での各部の動作の一例を説明するための模式図である。 図9(a)、図9(b)、図9(c)は、それぞれ液処理手順を行うことによるワーク表面のレジスト膜の変化の一例を説明するための模式図である。
以下、種々の例示的実施形態について説明する。
一つの例示的実施形態において、基板処理装置は、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理装置であって、前記基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部により保持された前記基板の表面に、水を主成分とする前記処理液を供給する処理液供給部と、を有する。
上記の基板処理装置によれば、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面に対して、処理液供給部によって、水を主成分とする処理液が供給される。水を主成分とする処理液は、基板に露出しているカラーレジスト膜と反応し、カラーレジスト膜を一部溶解させ得る。そのため、カラーレジスト膜に凹凸が存在する場合には凹凸を小さくすることが可能となるため、基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
処理液供給部は、スプレーノズルから前記基板に対して前記処理液を噴射する態様であってもよい。
スプレーノズルを用いて基板に対して処理液を噴射する場合、レジスト膜の凹凸のうち特に凸部に対して処理液が付着しやすくなり、その結果、凹部と比較して凸部におけるレジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
前記スプレーノズルは、前記処理液を円錐状に噴射する態様であってもよい。
上記の構成とすることで、基板の表面のレジスト膜に対するスプレーノズルからの処理液の噴射方向を多様にすることができる。そのため、例えば、レジスト膜の凸部の側面等にも処理液を付着しやすくなり、レジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
前記処理液供給部からの前記処理液の吐出軸は、前記基板の表面に対して傾斜している態様であってもよい。
上記の構成とすることで、レジスト膜の凹凸のうち凹部に対して凸部への処理液をさらに促進することができるため、レジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
前記処理液が供給される前の前記基板の表面に、前記処理液供給部からの前記処理液の吐出圧力よりも低圧であって、水を主成分とする前処理液を供給する前処理液供給部をさらに有する態様であってもよい。
処理液の供給の前に、水を主成分とする前処理液を処理液の吐出圧力よりも低圧で基板に対して供給する構成とすることによって、レジスト膜全体におけるレジスト膜の溶解を進行させることができる。そのため、例えば、レジスト膜全体の膜厚を調整することが可能となる。
前記処理液が供給された後の前記基板の表面に、前記処理液供給部からの前記処理液の吐出圧力よりも低圧であって、水を主成分とする後処理液を供給する後処理液供給部をさらに有する態様であってもよい。
処理液の供給の後に、水を主成分とする後処理液を処理液の吐出圧力よりも低圧で基板に対して供給する構成とすることによって、レジスト膜の表面に残存する溶解したレジスト材料等をレジスト膜表面から除去することができる。
前記基板に対して前記カラーレジスト膜を形成するためのカラーレジストを塗布するレジスト塗布部をさらに有し、前記レジスト塗布部は、前記処理液供給部が設けられるモジュールとは別モジュールに設けられている態様としてもよい。
上述のように、カラーレジストは、水を主成分とする処理液に対して溶解し得る。そのため、水を主成分とする処理液を取り扱う処理液供給部と、レジスト塗布部とを別モジュールに配置することで、レジスト塗布部によるカラーレジストの塗布処理に対して処理液が影響することを防ぐことができる。
一つの例示的実施形態において、基板処理方法は、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理方法であって、基板保持部によって保持された前記基板の表面に、水を主成分とする前記処理液を供給する。
上記の基板処理方法によれば、露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面に対して、処理液供給部によって、水を主成分とする処理液が供給される。水を主成分とする処理液は、基板に露出しているカラーレジスト膜と反応し、カラーレジスト膜を一部溶解させ得る。そのため、カラーレジスト膜に凹凸が存在する場合には凹凸を小さくすることが可能となるため、基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。一部の図面にはX軸、Y軸及びZ軸により規定される直交座標系が示される。以下の実施形態では、Z軸が鉛直方向に対応し、X軸及びY軸が水平方向に対応する。
[基板処理システム]
まず、図1~図3を参照して、基板処理システム1の構成について説明する。基板処理システム1は、塗布現像装置2(液処理装置)と、露光装置3とを備える。
塗布現像装置2は、ワークWの表面Waにレジスト膜Rを形成するように構成されている。また、塗布現像装置2は、レジスト膜Rの現像処理を行うように構成されている。露光装置3は、塗布現像装置2との間でワークWを授受して、ワークWの表面に形成されたレジスト膜Rの露光処理(パターン露光)を行うように構成されている。露光装置3は、例えば、液浸露光等の方法によりレジスト膜Rの露光対象部分に選択的にエネルギー線を照射してもよい。
処理対象のワークWは、例えば基板、あるいは所定の処理が施されることで膜又は回路等が形成された状態の基板である。ワークWに含まれる基板は、一例として、シリコンを含むウェハである。ワークW(基板)は、円形に形成されていてもよいし、多角形など円形以外の板状に形成されていてもよい。ワークWは、一部が切り欠かれた切欠部を有していてもよい。切欠部は、例えば、ノッチ(U字形、V字形等の溝)であってもよいし、直線状に延びる直線部(いわゆる、オリエンテーション・フラット)であってもよい。処理対象のワークWは、ガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)などであってもよく、これらの基板等に所定の処理が施されて得られる中間体であってもよい。ワークWの直径は、例えば200mm~450mm程度であってもよい。
エネルギー線は、例えば、電離放射線、非電離放射線などであってもよい。電離放射線は、原子又は分子を電離させるのに十分なエネルギーを有する放射線である。電離放射線は、例えば、極端紫外線(EUV:Extreme Ultraviolet)、電子線、イオンビーム、X線、α線、β線、γ線、重粒子線、陽子線などであってもよい。非電離放射線は、原子又は分子を電離させるのに十分なエネルギーを有しない放射線である。非電離放射線は、例えば、g線、i線、KrFエキシマレーザー、ArFエキシマレーザー、F2エキシマレーザーなどであってもよい。
(塗布現像装置)
塗布現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ワークWの表面Waにレジスト膜Rを形成するように構成されている。また、塗布現像装置2は、露光装置3による露光処理後にレジスト膜Rの現像処理を行うように構成されている。
図1~図3に示されるように、塗布現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6と、制御装置100(制御ユニット)とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と、搬入搬出部13とを含む。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、少なくとも一つのワークWを密封状態で収容する。キャリア11の側面11aには、ワークWを出し入れするための開閉扉(図示せず)が設けられている。キャリア11は、側面11aが搬入搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入搬出部13は、キャリアステーション12及び処理ブロック5の間に位置している。搬入搬出部13は、図1及び図3に示されるように、複数の開閉扉13aを有する。キャリアステーション12上にキャリア11が載置される際には、キャリア11の開閉扉が開閉扉13aに面した状態とされる。開閉扉13a及び側面11aの開閉扉を同時に開放することで、キャリア11内と搬入搬出部13内とが連通する。搬入搬出部13は、図2及び図3に示されるように、搬送アームA1を内蔵している。搬送アームA1は、キャリア11からワークWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からワークWを受け取ってキャリア11内に戻すように構成されている。
処理ブロック5は、図2及び図3に示されるように、処理モジュールPM1~PM4を含む。
処理モジュールPM1は、ワークWの表面上に下層膜を形成するように構成されている。処理モジュールPM1は、図3に示されるように、液処理ユニットU1と、熱処理ユニットU2と、これらにワークWを搬送するように構成された搬送アームA2とを含む。処理モジュールPM1の液処理ユニットU1は、例えば、下層膜形成用の塗布液をワークWに塗布するように構成されていてもよい。処理モジュールPM1の熱処理ユニットU2は、例えば、液処理ユニットU1によってワークWに形成された塗布膜を硬化させて下層膜とするための加熱処理を行うように構成されていてもよい。下層膜としては、例えば、反射防止(SiARC)膜が挙げられる。
処理モジュールPM2は、下層膜上に中間膜(例えば、ハードマスク)を形成するように構成されている。処理モジュールPM2は、液処理ユニットU1と、熱処理ユニットU2と、これらにワークWを搬送するように構成された搬送アームA3とを含む。処理モジュールPM2の液処理ユニットU1は、例えば、中間膜形成用の塗布液をワークWに塗布するように構成されていてもよい。処理モジュールPM2の熱処理ユニットU2は、例えば、液処理ユニットU1によってワークWに形成された塗布膜を硬化させて中間膜とするための加熱処理を行うように構成されていてもよい。中間膜としては、例えば、SOC(Spin On Carbon)膜、アモルファスカーボン膜が挙げられる。
処理モジュールPM3は、中間膜上に熱硬化性且つ感光性のレジスト膜Rを形成するように構成されている。処理モジュールPM3は、液処理ユニットU1と、熱処理ユニットU2と、これらにワークWを搬送するように構成された搬送アームA4とを含む。処理モジュールPM3の液処理ユニットU1は、例えば、レジスト膜形成用の塗布液(レジスト液)をワークWに塗布するように構成されていてもよい。処理モジュールPM3の熱処理ユニットU2は、例えば、液処理ユニットU1によりワークWに形成された塗布膜を硬化させてレジスト膜Rとするための加熱処理(PAB:Pre Applied Bake)を行うように構成されていてもよい。
レジスト液としては、所謂カラーレジストが挙げられる。カラーレジストは、例えばカラーフィルタ等に用いられる顔料をベースとしたレジストである。カラーレジストに係るレジスト液は、固体成分と溶剤成分とが含まれ得る。固体成分としては、レジストの色に対応する顔料と、アクリル樹脂(モノマー)とが含まれ得る。顔料の種類は、レジストの色に応じて選択・設定され得る。また、溶剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、3-エトキシプロピオン酸エチル(EEP)等の公知の有機溶剤から選ばれ得る。なお、上記の成分は一例であり、上述以外の成分が含まれていてもよい。上記のように、カラーレジストは、一般的に有機溶剤によって分散された状態で、ワークW上に塗布された後、有機溶剤を除去することによって、ワークW上にレジスト膜R(カラーレジスト膜)が形成される。
処理モジュールPM4は、露光されたレジスト膜の現像処理を行うように構成されている。処理モジュールPM4は、液処理ユニットU1と、熱処理ユニットU2と、これらにワークWを搬送するように構成された搬送アームA5とを含む。処理モジュールPM4の液処理ユニットU1は、現像液等の溶液を用いて現像処理(液処理)をワークWに対して施すように構成されている。例えば、レジスト膜Rを部分的に除去してレジストパターン(図示せず)を形成するように構成されていてもよい。処理モジュールPM4の熱処理ユニットU2は、例えば、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等を行うように構成されていてもよい。
処理ブロック5は、図2及び図3に示されるように、キャリアブロック4の近傍に位置する棚ユニット14を含む。棚ユニット14は、上下方向に延びており、上下方向に並ぶ複数のセルを含む。棚ユニット14の近傍には搬送アームA6が設けられている。搬送アームA6は、棚ユニット14のセル同士の間でワークWを昇降させるように構成されている。
処理ブロック5は、インターフェースブロック6の近傍に位置する棚ユニット15を含む。棚ユニット15は、上下方向に延びており、上下方向に並ぶ複数のセルを含む。
インターフェースブロック6は、搬送アームA7を内蔵しており、露光装置3に接続されている。搬送アームA7は、棚ユニット15のワークWを取り出して露光装置3に渡し、露光装置3からワークWを受け取って棚ユニット15に戻すように構成されている。
また、インターフェースブロック6は、処理モジュールPM3で処理されたレジスト膜Rを形成後のワークWについて、レジスト膜Rの調整を行うために液処理ユニットU5を有していてもよい。液処理ユニットU5は、処理ブロック5に設けられていてもよい。
液処理ユニットU5は、カラーレジストによるレジスト膜Rが形成されたワークWについて、現像・露光処理を行う前に、レジスト膜Rの膜厚の調整を行う。なお、液処理ユニットU5の配置は特に限定されず、例えば、処理ブロック5内に設けられていてもよいし、処理モジュールPM1~4のいずれか(例えば、処理モジュールPM3内)に設けられていてもよい。
(液処理ユニット)
図4~図6を参照して、液処理ユニットU5について説明する。液処理ユニットU5は、図4に示されるように、筐体H内に、基板保持部20と、リンス液供給部30と、処理液供給部40と、カバー部材70とを含む。
基板保持部20は、ワークWを保持して回転させるように構成されている。例えば、基板保持部20は、表面Waが上方を向いた状態のワークWを保持して回転させる。基板保持部20は、回転部21と、シャフト22と、保持部23とを含む。
回転部21は、制御装置100からの動作信号に基づいて動作し、シャフト22を回転させるように構成されている。回転部21は、例えば電動モータ等の動力源である。保持部23は、シャフト22の先端部に設けられている。保持部23上には表面Waが上方を向いた状態のワークWが配置される。保持部23は、例えば吸着等によりワークWを略水平に保持するように構成されている。すなわち、基板保持部20は、ワークWの姿勢が略水平の状態で、ワークWの表面Waに対して垂直な中心軸(回転軸)周りでワークWを回転させる。本実施形態では、基板保持部20に保持されているワークWの表面Waは、XY平面に沿っている。
リンス液供給部30は、ワークWの表面Waのレジスト膜R上にリンス液L1を供給するように構成されている。リンス液L1は、例えば、レジスト膜Rが表面に形成されたワークWを洗浄(リンス)するための液体であり、例えば、純水等の水系の液体を使用することができる。リンス液供給部30からのリンス液L1の供給は、例えば、処理液供給部40からの処理液の供給の前段または後段に行われてもよい。すなわち、リンス液は、処理液供給部40からの処理液の供給の前段では、前処理用の液体(前処理液)として使用され、処理液供給部40からの処理液の供給の前段では、後処理用の液体(後処理液)として使用され得る。本実施形態では、リンス液供給部30から供給するリンス液L1が前処理液および後処理液として用いられる場合について説明するが、前処理液または後処理液を供給するための供給部がリンス液供給部30とは別途設けられてもよい。
リンス液供給部30は、供給機構31と、駆動機構32と、ノズル33とを含む。供給機構31は、制御装置100からの信号に基づいて、容器(図示せず)に貯留されているリンス液L1を、ポンプ等の送液機構(図示せず)によって送り出すように構成されている。駆動機構32は、制御装置100からの信号に基づいて、ノズル33を高さ方向及び水平方向において移動させるように構成されている。ノズル33は、供給機構31から供給されるリンス液L1を、ワークWの表面Waに形成されたレジスト膜Rに対して吐出するように構成されている。ノズル33は、例えば、ストレートノズルによって構成される。
処理液供給部40は、ガス混合処理液L3をワークWの表面Waに供給するように構成されている。ガス混合処理液L3は、ガスG2が混合された状態の処理液L2である。ガス混合処理液L3に用いられている処理液L2は、例えば、純水等の水系の液体を使用することができる。なお、処理液L2は、リンス液L1と同一の液体であってもよい。ガス混合処理液L3は、処理液供給部40において処理液L2とガスG2とが混合され、その後、ワークWに対して供給されてもよい。ガス混合処理液L3に混合されるガスG2は、気体であれば特に限定されないが、不活性ガス(例えば窒素)であってもよい。処理液供給部40は、供給機構41,42と、駆動機構49と、ノズル43とを含む。
供給機構41は、制御装置100からの信号に基づいて、容器(図示せず)に貯留されている処理液L2を、ポンプ等の送液機構(図示せず)によって送り出すように構成されている。供給機構42は、制御装置100からの信号に基づいて、容器(図示せず)に貯留されているガスG2を、ポンプ等の送気機構(図示せず)によって送り出すように構成されている。
ノズル43は、供給機構41から供給される処理液L2と、供給機構42から供給されるガスG2と、を、混合した状態で、ワークWの表面Waに形成されたレジスト膜Rに対してガス混合処理液L3を吐出するように構成されている。このように、ノズル43は例えば、スプレーノズルとして構成することができる。このとき、ノズル43は、平面視においてガス混合処理液L3がワークW上で例えば円形状(放射状)に拡がるように、換言するとノズル43から円錐状に拡がるようにスプレー状のガス混合処理液L3を噴射する。この結果、処理液L2の多数の小さな液粒がレジスト膜Rに対して飛散して付着するように、ガス混合処理液L3が供給される。なお、処理液L2とガスG2との混合比は、制御装置100によって調整され得る。
なお、ノズル43がスプレーノズルである場合、上記のようにガスG2を混合する所謂二流体混合タイプとしてもよいが、これに限定されず、例えば、液圧を調整することによって液粒を噴出する一流体(処理液L2)によるタイプであってもよい。また、スプレーパターンの形状についても、扇形、フルコーン(円形全面)、ホローコーン(円環形)等適宜変更することができる。また、ノズル43は、スプレーノズルでなくてもよく、例えば、ノズル33と同様のストレートノズルであってもよい。
駆動機構49は、制御装置100からの信号に基づいて、ノズル43を高さ方向及び水平方向において移動させるように構成されている。なお、ノズル43の先端における液体の吐出軸(液体の吐出方向)は、ワークWの表面Waに対して直交する方向(図4におけるZ方向)から傾斜するように駆動可能であってもよい。ノズル43の先端は、例えば、駆動機構49によって、ワークWの表面Waに対して傾斜するように、駆動可能であってもよい。
なお、処理液L2、リンス液L1と同一の液体である場合、リンス液L1と処理液L2との供給源となる容器が同一であってもよい。また、処理液L2とガスG2との混合は、ノズル43で行うのではなく、それよりも前段であってもよい。すなわち、ガス混合処理液L3がノズル43に供給されて、ノズル43からワークWへ向けて吐出される構成であってもよい。
カバー部材70は、基板保持部20の周囲に設けられている。カバー部材70は、カップ本体71と、排液口72と、排気口73とを含む。カップ本体71は、ワークWの処理のためにワークWに供給されたリンス液L1およびガス混合処理液L3を受け止める集液容器として構成されている。排液口72は、カップ本体71の底部に設けられており、カップ本体71によって集められた排液を液処理ユニットU5の外部に排出するように構成されている。
排気口73は、カップ本体71の底部に設けられている。排気口73には、制御装置100からの信号に基づいて動作することにより、カップ本体71内の気体を排気するように構成された排気部V1が設けられていてもよい。この場合、排気部V1を利用して、ワークWの周囲の流れを調整してもよい。
なお、液処理ユニットU5は、筐体H内の気体の移動を制御する構成として、ブロアおよび排気部等をさらに有していていもよい。これらは、例えば、制御装置100からの信号に基づいて動作するように構成されていてもよい。
(制御装置)
制御装置100は、塗布現像装置2の要素を部分的または全体的に制御するように構成されている。制御装置100は、少なくとも液処理ユニットU5を制御する。制御装置100は、図5に示されるように、機能モジュールとして、読取部101と、記憶部102と、処理部103と、指示部104とを有する。これらの機能モジュールは、制御装置100の機能を便宜上複数のモジュールに区切ったものに過ぎず、制御装置100を構成するハードウェアがこのようなモジュールに分かれていることを必ずしも意味するものではない。各機能モジュールは、プログラムの実行により実現されるものに限られず、専用の電気回路(例えば論理回路)、又は、これを集積した集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)により実現されるものであってもよい。
読取部101は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体RMからプログラムを読み取るように構成されている。記録媒体RMは、塗布現像装置2の各部を動作させるためのプログラムを記録している。記録媒体RMは、例えば、半導体メモリ、光記録ディスク、磁気記録ディスク、又は光磁気記録ディスクであってもよい。
記憶部102は、種々のデータを記憶するように構成されている。記憶部102は、例えば、読取部101において記録媒体RMから読み出したプログラム、外部入力装置(図示せず)を介してオペレータから入力された設定データなどを記憶してもよい。当該プログラムは、塗布現像装置2の各部を動作させるように構成されていてもよい。
処理部103は、各種データを処理するように構成されている。処理部103は、例えば、記憶部102に記憶されている各種データに基づいて、液処理ユニットU1、熱処理ユニットU2、液処理ユニットU5などを動作させるための信号を生成してもよい。
指示部104は、処理部103において生成された動作信号を各種装置に送信するように構成されている。
制御装置100は、一つまたは複数の制御用コンピュータにより構成される。例えば、制御装置100は、図6に示される回路120を有する。回路120は、一つまたは複数のプロセッサ121と、メモリ122と、ストレージ123と、入出力ポート124と、タイマ125と、を備えてもよい。。
ストレージ123は、例えばハードディスク等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。記憶媒体は、後述の液処理手順を塗布現像装置2に実行させるためのプログラムを記録している。記憶媒体は、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等の取り出し可能な媒体であってもよい。メモリ122は、ストレージ123の記憶媒体からロードしたプログラム及びプロセッサ121による演算結果を一時的に記録する。プロセッサ121は、メモリ122と協働して上記プログラムを実行することで、上述した各機能モジュールを構成する。入出力ポート124は、塗布現像装置2の各部との間で電気信号の入出力を行う。タイマ125は、例えば一定周期の基準パルスをカウントすることで経過時間を計測する。
なお、制御装置100のハードウェア構成は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールを構成するものに限られない。例えば制御装置100の各機能モジュールは、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
塗布現像装置2は、一つの制御装置100を備えていてもよいし、複数の制御装置100で構成されるコントローラ群(制御ユニット)を備えていてもよい。塗布現像装置2がコントローラ群を備えている場合には、上記の機能モジュールがそれぞれ、一つの制御装置100によって実現されていてもよいし、2個以上の制御装置100の組み合わせによって実現されていてもよい。制御装置100が複数のコンピュータ(回路120)で構成されている場合には、上記の機能モジュールがそれぞれ、一つのコンピュータ(回路120)によって実現されていてもよい。また、2つ以上のコンピュータ(回路120)の組み合わせによって実現されていてもよい。制御装置100は、複数のプロセッサ121を有していてもよい。この場合、上記の機能モジュールがそれぞれ、一つのプロセッサ121によって実現されていてもよいし、2つ以上のプロセッサ121の組み合わせによって実現されていてもよい。
[基板処理方法]
続いて、図7~図9を参照して、基板処理方法の一例として、ワークWの液処理方法について説明する。図7は、液処理方法の一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置100は、塗布現像装置2の各部を制御して、処理モジュールPM1~PM3においてワークWを処理することにより、ワークWの表面Waにレジスト膜Rを形成するためのカラーレジストを塗布する(ステップS01)。次に、制御装置100は、塗布現像装置2の各部を制御して、カラーレジストが塗布されたことにより塗布膜が形成されたワークWを、処理モジュールPM3の液処理ユニットU1から熱処理ユニットU2へ搬送アームA4等により搬送させる。次に、制御装置100は、塗布現像装置2の各部を制御して、ワークWの表面Waに形成されたレジスト膜Rに対して乾燥処理を行い、塗布膜を硬化させてレジスト膜Rとする(ステップS02)。このステップS02における乾燥処理は、加熱処理であってもよく、例えば、上述のPAB(Pre Applied Bake)に相当してもよい。そのほか、カラーレジストを塗布した処理モジュールPM3の液処理ユニットU1においてワークWを回転させることによって、カラーレジストを乾燥(スピン乾燥)させてもよい。また、ワークWを減圧環境下に載置することによって、カラーレジストを乾燥(減圧乾燥)させてもよい。乾燥処理を経ることによって、カラーレジストが乾燥した状態(乾燥したレジスト膜R)となる。レジスト膜Rは、ワークWの表面に露出した状態となっている。
次に、制御装置100は、処理モジュールPM3の熱処理ユニットU2から、インターフェースブロック6の液処理ユニットU5に搬送アームA4,A7等により搬送させる。次に、制御装置100は、基板保持部20およびリンス液供給部30を制御することによって、液処理ユニットU5内のワークWに対して前処理液による前処理を行う(ステップS03)。
具体的には、制御装置100は、図8(a)に示されるように、ワークWを基板保持部20により回転させつつ、ワークWの上方においてノズル33をワークWの中心の上方に保持する。この状態で、リンス液供給部30によってノズル33から前処理液としてのリンス液L1をワークWの中心に向けて供給させてもよい。このとき、ワークWが回転しているため、ワークW上のレジスト膜Rの上面に供給された液体(リンス液L1)は、図8(a)に示されるように、遠心力によってワークWの外周側へ移動しながら、ワークW表面から外方へ飛散し得る。
ワークWのレジスト膜R上に前処理液(リンス液L1)を供給することによって、レジスト膜Rの膜厚が全体的に調整され得る。レジスト膜Rは、上述のようにカラーレジストが硬化して形成されている。このとき、レジスト膜Rとして残存するのは、主に、固体成分である顔料成分およびアクリル樹脂である。レジスト膜R表面に水系の液体から構成される前処理液が供給されると、レジスト膜Rに含まれるアクリル樹脂(モノマー)が水と触れることで僅かながら溶解することで、流動性を有する。その結果、レジスト膜Rの表面の一部が前処理液と共に外方へ移動し、ワークWの表面から外方へ飛散する。この結果、ワークW上のレジスト膜Rが全体として膜べり(厚さの減少)することになる。
次に、制御装置100は、基板保持部20および処理液供給部40を制御することによって、液処理ユニットU5内のワークWに対して処理液L2による平坦化処理を行う(ステップS04)。
具体的には、制御装置100は、ワークWを基板保持部20により回転させつつ、ワークWの上方においてノズル43をワークWの中心の上方に保持し、この状態で、処理液供給部40によってノズル43からガス混合処理液L3をワークWへ向けて供給する。ノズル43の先端は、ガス混合処理液L3の飛散方向がノズル43を中心に周囲に例えば円錐状に拡がるように形成されているため、レジスト膜Rの表面において、ノズル43の吐出口(噴霧口)よりもより広い領域に対してガス混合処理液L3が飛散する。このように、ガス混合処理液L3が周囲に広く飛散するような構成とされている場合、ノズル43からのガス混合処理液L3は、例えば主面に対して傾斜した方向にワークW上のレジスト膜Rに対して落下することになる。すなわち、ワークWの主面に対して鉛直な方向から垂直に落下する液粒だけでなく、他の方向に飛散する液粒が含まれる。この結果、ノズル33のように鉛直方向に延びる所謂ストレートノズルと比較して、ノズル43から吐出されてレジスト膜Rに落下するガス混合処理液L3の落下方向がばらつくことになる。
また、制御装置100は、図8(b)に示されるように、ノズル43をワークWの中心から径方向に沿って外周縁へ向かうように移動させながら、ガス混合処理液L3をワークWへ向けて供給させる。これにより、ワークW上のレジスト膜Rの全面に対してノズル43からのガス混合処理液L3が供給され得る。このように、ノズル43からレジスト膜Rの表面に対して全体的にガス混合処理液L3を供給することによって、レジスト膜R表面にある凸部の高さを小さくし、レジスト膜R表面における凹凸を小さくすることができる。
処理液L2によるレジスト膜Rの凹凸を小さくする効果について、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、ワークW上のレジスト膜Rに対してノズル43によってガス混合処理液L3を供給している状態を模式的に示している。ワークWの表面Waには、実際には、レジスト膜Rよりも下層の膜等に由来する凸部Wbが存在し得る。凸部Wb等による凹凸が存在するワークWの表面Waに対してカラーレジストを供給した場合、図9(a)に示すように、凸部Wb上のレジストは、他の領域と比べて突出した凸部Rbを形成する。そのため、レジスト膜Rの表面にもワークWの凹凸に由来する凹凸が存在し得る。凸部Rbの形状は、カラーレジストの塗布方法にも由来する場合がある。例えば、ワークWを回転しながら中央付近からレジスト液を供給する所謂スピンコートによってレジスト液を塗布する場合、レジスト液は、ワークWの回転によってワークWの中央から外周へ向けて径方向へ広がっていく。この際に、ワークW上の凸部Wbをレジスト液が乗り越えて広がるものの、レジスト液の外周方向への移動と凸部Wbとが干渉する結果、凸部Wb付近に残存するレジスト液が多くなる場合があり、この場合、レジスト液による凸部Rbも大きくなり得る。このような凸部Rbが形成されることによって、ワークW表面にレジスト膜Rの塗布ムラ(筋ムラ、ストリエーション)が発生し得る。このようなレジスト膜Rの塗布ムラは、後段の処理に影響を与え、その結果、製品不良等を引き起こす可能性がある。
これに対して、ノズル43からスプレー状にガス混合処理液L3を供給することによって、特に凸部Wbに対して全体的に処理液L2を付着させることができる。レジスト膜R表面に水系の液体から構成される処理液L2が供給されると、レジスト膜Rに含まれるアクリル樹脂(モノマー)が水に対して僅かに溶解する。その結果、レジスト膜Rの表面の一部が前処理液と共に外方へ移動し、ワークWの表面から外方へ飛散する。この点は、前処理液と同様である。ただし、ガス混合処理液L3は、スプレー状に飛散するため、レジスト膜Rの凸部Wbの上面だけでなく、側面にも付着し得る。これにより、凸部Wbを等方的に処理液L2に対して膜減り(表面のレジストの除去)させることができる。また、その結果、図9(c)に示されるように凸部Wbの高さを小さくすることができ、レジスト膜R表面における高さ位置のばらつき(図9(c)における高低差hを参照)を小さくすることができる。
ノズル43は、上述のように処理液L2とガスG2とを混合したガス混合処理液L3をワークWに対して供給する。処理液L2に対するガスG2の混合比を調整することで、ノズル43からのガス混合処理液L3の吐出(噴射)時のエネルギー(吐出速度)を調整することができる。ガス混合処理液L3の吐出時のエネルギー(吐出速度)は、ガス混合処理液L3がレジスト膜Rに対して接触した際にレジスト膜Rに対して与える衝撃(力)を変化させ得る。また、ノズル43の径方向への移動速度、または、ワークWの回転速度を調整することで、レジスト膜R上の各位置に供給されるガス混合処理液L3の供給量を調整することができる。したがって、例えば、ノズル43の径方向への移動速度またはワークWの回転速度を調整することで、レジスト膜R上の各位置へのガス混合処理液L3の供給量(単位面積当たりの処理液L2の供給量ということもできる)を調整してもよい。一例として、回転半径が小さい中央付近から回転半径が大きい外周へ向かうにつれて、ノズル43の移動速度を小さくすることで、レジスト膜R上の各位置へのガス混合処理液L3の供給量を調整してもよい。
なお、ノズル43から吐出されるガス混合処理液L3の飛散方向に横方向(水平方向)の成分が含まれているほど、処理液L2が凸部Wbへ付着しやすい。そのため、例えば、図9(b)に示すように、ワークWの進行方向Aに対して対向するようにノズル43の角度を傾けると、処理液L2がより凸部Wbへ付着するようになり、結果として凸部Wbにおけるレジストの除去をより効果的に進行させることができる。例えば、ワークWを回転させている場合、ワークWは周方向に沿って移動することになる。このとき、ノズル43の吐出口がワークWの移動方向に対して対向するように傾けた状態とすると、凸部Wbへの処理液L2の付着を促進することができる。
なお、処理液による平坦化処理(S04)は繰り返し行うこととしてもよい。ノズル43をワークWの中心から外周まで一度動かして、ワークW上のレジスト膜Rに対して全体的にガス混合処理液L3を供給することを一度の平坦化処理であるとする。この場合に、一度の平坦か処理の後に再びノズル43を中心に戻して上記の処理(外周へ移動しながらのガス混合処理液L3の供給)を繰り返してもよい。平坦化処理を繰り返し行うことで、レジスト膜R表面における高さ位置のばらつきをより小さくすることができる。ただし、処理液L2の供給を繰り返すことによって、凸部Wbだけでなく、レジスト膜R全体の膜減りも進行し得る。そのため、例えば、レジスト膜Rの膜厚の目標値を考慮して繰り返し回数を調整してもよい。
図7に戻り、次に、制御装置100は、基板保持部20およびリンス液供給部30を制御することによって、液処理ユニットU5内のワークWに対して後処理液による後処理を行う(ステップS05)。
具体的には、制御装置100は、図8(a)に示されるように、ワークWを基板保持部20により回転させつつ、ワークWの上方においてノズル33をワークWの中心の上方に保持する。この状態で、リンス液供給部30によってノズル33から後処理液としてのリンス液L1をワークWの中心に向けて供給させてもよい。このとき、ワークWが回転しているため、ワークW上のレジスト膜Rの上面に供給された液体(リンス液L1)は、図8(a)に示されるように、遠心力によってワークWの外周側へ移動しながら、ワークW表面から外方へ飛散し得る。
処理液L2による平坦化処理を行った後のワークWのレジスト膜R上に後処理液(リンス液L1)を供給することによって、レジスト膜R上に残存する処理液(レジスト成分を含む液体)等が除去され得る。すなわち、後処理液による後処理は、ワークWの上面の洗浄に相当する。
次に、制御装置100は、基板保持部20を制御することによって、液処理ユニットU5内のワークWに対して供給された液体を除去する乾燥処理を行う(ステップS06)。
具体的には、制御装置100は、ワークWを基板保持部20により回転させた状態を制御する。これにより、レジスト膜R上に残存する後処理液が除去されると共に、レジスト膜R全体としての乾燥が進行する。これにより、レジスト膜Rが全体的に硬化される。
次に、制御装置100は、ワークWを、インターフェースブロック6の液処理ユニットU5から露光装置3に搬送アームA7等により搬送させる。次に、制御装置100とは異なる別の制御装置が、露光装置3を制御して、ワークWの表面Waに形成されているレジスト膜Rを所定のパターンで露光装置3により露光させる(ステップS07)。さらに、次に、制御装置100は、塗布現像装置2の各部を制御して、ワークWを露光装置3から処理モジュールPM4の液処理ユニットU1に搬送アームA5等により搬送させる。さらに、制御装置100は、ワークW上のレジスト膜Rの上面に、現像液を供給し、現像処理を行う。なお、露光装置3による露光、および、塗布現像装置2による現像の手順は、公知の手順によって行われる。
なお、前処理(S03)および後処理(S05)は一方を省略してもよく、両方を省略してもよい。例えば、前処理(S03)を省略した場合、前処理(S03)における膜厚調整が省略され得る。
また、図7に示すように、前処理(S03)、平坦化処理(S04)、および後処理(S05)を行う場合、各処理でも液体の吐出圧力は異ならせてもよい。具体的には、前処理(S03)および後処理(S05)におけるリンス液L1の吐出圧力は、平坦化処理(S04)におけるガス混合処理液L3の吐出圧力よりも低圧とされ得る。前処理(S03)および後処理(S05)におけるリンス液L1の吐出圧力をガス混合処理液L3の吐出圧力よりも小さくすることで、リンス液L1がレジスト膜Rと接触した際のレジスト膜Rの変形等を防ぐことができる。
[作用]
上記の基板処理装置および基板処理方法によれば、露光処理前の乾燥したカラーレジストによるレジスト膜Rが露出した基板(ワークW)の表面に対して、処理液供給部40によって、水を主成分とする処理液が供給される。水を主成分とする処理液は、基板に露出しているカラーレジスト膜と反応し、カラーレジスト膜を一部溶解させ得る。そのため、カラーレジスト膜に凹凸が存在する場合には凹凸を小さくすることが可能となるため、基板上に形成されたカラーレジストによるレジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
上述のように、レジスト膜Rに凹凸が存在することによって製品不良が発生し得る。このような問題に対して、上記の基板処理装置および基板処理方法によれば、水を主成分とする処理液を用いて、レジスト膜Rの凸部を溶解(ウェットエッチングすることによって、凹凸を小さくすることができる。これにより、レジスト膜Rの膜厚をより均一にすることができる。
処理液供給部40では、スプレーノズルからなるノズル43を用いて基板(ワークW)に対して処理液を噴射してもよい。この場合、レジスト膜Rの凹凸のうち特に凸部に対して処理液が付着しやすくなり、その結果、凹部と比較して凸部におけるレジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
また、ノズル43がスプレーノズルからなる場合、処理液を円錐状に噴射してもよい。この場合、基板の表面のレジスト膜に対するスプレーノズルからの処理液の噴射方向を多様にすることができる。そのため、例えば、レジスト膜の凸部の側面等にも処理液を付着しやすくなり、レジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。
また、処理液供給部40、より具体的にはノズル43からの処理液の吐出軸(処理液の吐出方向)は、基板の表面に対して傾斜していてもよい。この場合、レジスト膜の凹凸のうち凹部に対して凸部への処理液をさらに促進することができるため、レジスト膜の溶解を進行させやすくすることができる。そのため、レジスト膜の膜厚をより均一にすることが可能となる。なお、ノズル43がスプレーノズルである場合、スプレーノズルから噴射される処理液をより凸部の側面に当てやすくなるため、凸部の溶解を一層促進することができる。
また、前処理液供給部としてのリンス液供給部30を設けて、処理液の供給の前に、水を主成分とする前処理液を処理液の吐出圧力よりも低圧で基板に対して供給してもよい。この場合、レジスト膜全体におけるレジスト膜の溶解を進行させることができる。そのため、例えば、レジスト膜全体の膜厚を調整することが可能となる。また、吐出圧力を低圧とすることで、前処理液がレジスト膜と接触した際のレジスト膜の変形等を防ぐことができる。
また、後処理液供給部としてのリンス液供給部30を設けて、処理液の供給の後に、水を主成分とする後処理液を処理液の吐出圧力よりも低圧で基板に対して供給する構成としてもよい。この場合、レジスト膜の表面に残存する溶解したレジスト材料等をレジスト膜表面から除去することができる。また、吐出圧力を低圧とすることで、後処理液がレジスト膜と接触した際のレジスト膜の変形等を防ぐことができる。
さらに、基板処理装置が、基板に対してカラーレジスト膜を形成するためのカラーレジストを塗布するレジスト塗布部をさらに有する場合、レジスト塗布部は、処理液供給部40が設けられるモジュールとは別モジュールに設けられてもよい。上記実施形態では、液処理ユニットU5は、レジスト液を塗布する液処理ユニットU1(例えば、処理モジュールPM3)と別に設けられている。なお、本実施形態における「別モジュール」とは、ワークWを処理する各部を収容する筐体が互いに異なることをいう。
上述のように、カラーレジストは、水を主成分とする処理液に対して溶解し得る。そのため、水を主成分とする処理液を取り扱う処理液供給部と、レジスト塗布部とを別モジュールに配置することで、レジスト塗布部によるカラーレジストの塗布処理に対して処理液が影響することを防ぐことができる。
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
例えば、リンス液供給部30および処理液供給部40を含む、処理液、前処理液、後処理液の構成は適宜変更することができる。
また、基板処理の手順については、前処理(S03)および後処理(S05)のいずれかまたは両方を行わない構成としてもよく、さらに、上記で例示した処理以外の処理を加えてもよい。
以上の説明から、本開示の種々の実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
1…基板処理システム、2…塗布現像装置、3…露光装置、20…基板保持部、21…回転部、22…シャフト、23…保持部、30…リンス液供給部、31…供給機構、32…駆動機構、33…ノズル、40…処理液供給部、41,42…供給機構、43…ノズル、49…駆動機構、100…制御装置。

Claims (8)

  1. 露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部により保持された前記基板の表面に、水を主成分とする前記処理液を供給する処理液供給部と、を有する、基板処理装置。
  2. 処理液供給部は、スプレーノズルから前記基板に対して前記処理液を噴射する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記スプレーノズルは、前記処理液を円錐状に噴射する、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記処理液供給部からの前記処理液の吐出軸は、前記基板の表面に対して傾斜している、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記処理液が供給される前の前記基板の表面に、前記処理液供給部からの前記処理液の吐出圧力よりも低圧であって、水を主成分とする前処理液を供給する前処理液供給部をさらに有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記処理液が供給された後の前記基板の表面に、前記処理液供給部からの前記処理液の吐出圧力よりも低圧であって、水を主成分とする後処理液を供給する後処理液供給部をさらに有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記基板に対して前記カラーレジスト膜を形成するためのカラーレジストを塗布するレジスト塗布部をさらに有し、
    前記レジスト塗布部は、前記処理液供給部が設けられるモジュールとは別モジュールに設けられている、請求項1~6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 露光処理前の乾燥したカラーレジスト膜が露出した基板の表面について、処理液による処理を行う基板処理方法であって、
    基板保持部によって保持された前記基板の表面に、水を主成分とする前記処理液を供給する、基板処理方法。
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