JP2022119850A - 新無線におけるアップリンク-ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンスオフセット - Google Patents

新無線におけるアップリンク-ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンスオフセット Download PDF

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Abstract

【課題】新無線(NR)のためのアップリンク/ダウンリンクスイッチング時間を定義する方法及び装置を提供する。【解決手段】方法は、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される複信モード及び周波数帯における、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいて、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定することと、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用することと、無線通信デバイスが、TAオフセットを含むメッセージをネットワークノードから受信することと、を含む。【選択図】図16

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年11月10日付けのPCT/CN2017/110528の優先権を主張し、その開示の全体を参照により本明細書に援用する。
本明細書の実施形態は、全体として無線通信に関し、より詳細には、本明細書の実施形態は、新無線(NR)におけるアップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンスオフセットに関する。
アップリンク(UL)における直交性を保存するために、複数のユーザ機器(UE)からのUL送信は、基地局、eNodeBなどのネットワークノードで時間整列させる必要がある。これは、同じセルにおけるUEの送信タイミングを、それらの信号が同時にeNodeB受信機に到達するように調節すべきであることを意味する。この調節を実施するために、ダウンリンク(DL)フレームに対するアップリンクフレームの先行を指定するタイミングアドバンス(TA)が定義される。
ロングタームエボリューション(LTE)では、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのTAオフセットが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様書TS 36.211で更に導入されている。図1は、ダウンリンク送信前のアップリンク送信の従来のタイミングアドバンスを示している。図1に示されるように、UEからのアップリンク無線フレーム番号iの送信は、UEにおける対応するダウンリンク無線フレームの開始の(NTA+NTA offset)×T秒前に開始することができ、ここで、UEがセカンダリセルグループ(SCG)で構成されている場合は、0≦NTA≦4096、それ以外の場合は0≦NTA≦20512である。T=1/(30.7210)であることに留意のこと。別段の指定がない限り、フレーム構造タイプ1の場合はNTA offset=0であり、フレーム構造タイプ2の場合はNTA offset=624である。無線フレームの必ずしも全てのスロットが送信されなくてもよいことに留意のこと。この1つの例は、無線フレームにおけるスロットのサブセットのみが送信される、TDDである。
NRの最新の仕様書は、アップリンク/ダウンリンクに関するTAオフセットを説明していない。TAのみが次のように検討されている。ダウンリンクおよびアップリンク送信は、持続時間がそれぞれTsf=(Δfmax/1000)×T=1msである10個のサブフレームから成る、T=(Δfmax/100)×T=10msの持続時間を有するフレームに組織化される。サブフレーム1つ当たりの連続する直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数は、
Figure 2022119850000002
である。各フレームは、サブフレーム0~4から成るハーフフレーム0とサブフレーム5~9から成るハーフフレーム1とをそれぞれ有する、5つのサブフレームを有する2つの均等サイズのハーフフレームに分割される。「アップリンク/ダウンリンクスイッチング」(あるいは、「アップリンク-ダウンリンクスイッチング」)という用語は、例えば、TDD動作における、ダウンリンクからアップリンクへ、またはアップリンクからダウンリンクへのスイッチングを指すことができる。
アップリンクの1セットのフレームと、ダウンリンクの1セットのフレームとがキャリア上にある。図2は、NRにおけるダウンリンク送信前のアップリンク送信のタイミングアドバンスを示している。図2に示されるように、UEからのアップリンクフレーム番号iの送信は、UEにおける対応するダウンリンクフレームの開始のTTA=NTA前に開始することができる。T=T/64=1/(6430.7210)であることに留意のこと。
したがって、TAオフセットは、他の仕様書で指定されているか、または異なる事例に対するいくつかの定数値を含む38.211で明示的に定義されている、TAコマンド自体においても検討されるべきである。結果として、UL/DLスイッチングのために予約されるタイミングを指定する、いくつかの定義が必要とされる。
3GPP RAN4では、各方向のUE過渡時間は、一般に、6GHz帯未満では10μs、6GHz帯超過では5μsであってもよい。したがって、DLからULへ、およびULからDLへの合計スイッチング時間は、低帯域では約20μs、高帯域では10μsであることができる。
本明細書に記載する実施形態は、NRにおけるTAオフセットを取り入れることができる。いくつかの実施形態では、NRにおけるアップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのTAオフセットをどのように示すかが提案される。例示の実施形態が、前方互換性、周波数依存性、柔軟性、メッセージヘッドルーム(message headroom)などが考慮される、詳細な定義のために与えられるいくつかの例とともに提供される。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスにおける方法は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいた、TAオフセットを決定することと、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用することとを含む。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードにおける方法は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいた、TAオフセットを決定することと、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用するため、無線通信デバイスに送出することとを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された非一時的コンピュータ可読媒体とを含む、無線通信デバイスとして動作するように、装置が構成されてもよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、それによって少なくとも1つのプロセッサは、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定するように構成される。TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。方法は、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用することを含む。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードとして動作するように構成された装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合された非一時的コンピュータ可読媒体とを含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、それによって少なくとも1つのプロセッサは、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定するように構成される。TAオフセットは、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。少なくとも1つのプロセッサは更に、決定したTAオフセットを無線通信デバイスに送出するように構成される。TAオフセットは、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用されるものである。
本明細書に開示するいくつかの実施形態は、無線通信デバイスにおける方法を対象とする。かかる方法における動作は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なる構成における、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に基づいた、TAオフセットを決定することと、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用することとを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスはユーザ機器(UE)を含む。
いくつかの実施形態では、方法は、TAオフセットを含むメッセージをネットワークノードから受信することを更に含む。いくつかの実施形態では、決定したTAオフセットを適用することは、受信したTAオフセットを適用することを含む。
いくつかの実施形態では、メッセージはランダムアクセス応答(RAR)メッセージである。いくつかの実施形態では、TAオフセットはTAコマンド(TAC)に含まれる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値である。いくつかの実施形態では、特定のフレーム構造は複数の複信モードの1つを含む。いくつかの実施形態では、TAオフセットはメッセージの2ビットまたは3ビットを用いる。
いくつかの実施形態では、TAオフセットを適用することは、TAオフセットに加えて、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを適用することを更に含む。いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスは、RARメッセージのTAコマンドでネットワークノードから送出される。
いくつかの実施形態では、TAオフセット値は周波数帯に応じて決まる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有し、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値とは異なる。いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値よりも大きい。いくつかの実施形態では、非時分割複信(非TDD)の場合、TAオフセットは0である。
いくつかの実施形態では、周波数閾値は約6GHzを含み、第1のTAオフセットは約20μsを含み、第2のTAオフセットは約10μsを含む。いくつかの実施形態では、TAオフセットはNR-LTEの共存とは無関係である。
本開示のいくつかの実施形態は、ネットワークノードにおける方法を対象とする。かかる方法に対応する動作は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なる構成における、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に基づいた、TAオフセットを決定することと、決定したTAオフセットを無線通信デバイスに送出することとを含む。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信に対応する。
いくつかの実施形態では、TAオフセットはランダムアクセス応答(RAR)メッセージで送出される。いくつかの実施形態では、TAオフセットはTAコマンド(TAC)に含まれる。TAオフセットは、いくつかの例示の実施形態では、2ビットまたは3ビットを用いてもよい。いくつかの実施形態は、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを、RARメッセージのTAコマンドで、無線通信デバイスに送出することを含む。
いくつかの実施形態では、TAオフセット値は周波数帯に応じて決まる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有し、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値とは異なる。いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値よりも大きい。
いくつかの実施形態では、非時分割複信(非TDD)の場合、TAオフセットは0である。いくつかの実施形態では、周波数閾値は約6GHzであり、第1のTAオフセットは約20μsであり、第2のTAオフセットは約10μsである。
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値である。いくつかの実施形態では、TAオフセットはNR-LTEの共存とは無関係である。
本開示のいくつかの実施形態は、無線通信デバイスとして動作するように構成された装置を対象とする。デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのプロセッサに結合された非一時的コンピュータ可読媒体とを含み、非一時的コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含む。少なくとも1つのプロセッサは、本明細書に開示する方法の動作を実施するように構成される。
本開示のいくつかの実施形態は、装置上で稼働させると、本明細書に開示される方法に対応する動作を装置に実施させる、コンピュータ可読コードを含むコンピュータ可読媒体を対象とする。
更なる実施形態では、装置上で稼働させると、上述の方法のいずれかを装置に実施させる、コンピュータ可読コードを含むコンピュータ可読媒体を提案する。
本明細書の実施形態を用いて、NRのためのアップリンク/ダウンリンクスイッチング時間が定義されてもよい。
添付図面は、本明細書に組み込まれ本明細書の一部を形成するものであり、本開示の様々な実施形態を例証し、更に、明細書本文と併せて、本開示の原理を説明するとともに、本明細書に開示される実施形態を当業者が作成し使用するのを可能にするのに役立つ。図面中、類似の参照番号は同一の要素または機能的に同様の要素を示す。
従来技術によるダウンリンク送信前のアップリンク送信のタイミングアドバンスを示す図である。 NRにおけるダウンリンク送信前のアップリンク送信のタイミングアドバンスを示す図である。 実施形態を実現することができる、例示の無線通信システムを示す概略図である。 実施形態による、無線通信デバイスにおける方法を概略的に示すフローチャートである。 実施形態による、ネットワークノードにおける方法を概略的に示すフローチャートである。 実施形態による、例示の無線通信デバイスを示す概略ブロック図である。 実施形態による、例示のネットワークノードを示す概略ブロック図である。 実施形態による、装置を示す概略ブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態にしたがって動作するように構成されたUEの要素を示すブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態によるネットワークノードの要素を示すブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態を含む無線ネットワークを示す概略ブロック図である。 本明細書に開示される様々な実施形態によるUEのいくつかの実施形態を示す概略ブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境を示す概略ブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態による、アクセスネットワークおよびコアネットワークを含む電気通信ネットワークを含む通信システムを示す概略ブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態による、UE、基地局、およびホストコンピュータを示す概略ブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態による無線通信デバイスの動作方法の動作を示すブロック図である。 本明細書に開示されるいくつかの実施形態によるネットワークノードの動作方法の動作を示すブロック図である。
以下、実施形態が示される添付図面を参照して、本明細書の実施形態について詳細に記載する。しかしながら、本明細書のこれらの実施形態は多くの異なる形態で具体化され得るものであり、本明細書に記載する実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。図面の要素は必ずしも互いに対して縮尺通りではない。
「一実施形態」、「ある実施形態」という言及は、実施形態と関連して記載される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、明細書全体を通して様々な場所に出現する「一実施形態では」という語句の表現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指すものではない。
図3は、実施形態を実現することができる、例示の無線通信システム300の概略図を示している。いくつかの実施形態では、無線通信システム300は、少なくとも1つの無線通信デバイス301と少なくとも1つのネットワークノード302とを含んでもよい。しかしながら、本明細書の実施形態は、無線通信デバイス301およびネットワークノード302の数を限定しない。
いくつかの実施形態では、無線通信システム300は、例えば、UE、デバイスツーデバイス(D2D)UE、近接可能(proximity capable)UE(即ち、ProSe UE)、マシンタイプUEもしくはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、個人情報端末(PDA)、PAD、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングルなどとして具体化されてもよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、例えば、eNodeB(eNB)、基地局(BS)、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、中継器、ドナーノード制御中継器、無線基地局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノードなどとして具体化されてもよい。
図3を参照して記載する本明細書の実施形態は、NRにおけるTAオフセットを取り入れており、3つの例示の実施形態を以下に示す。それぞれの例示の実施形態において、例えば、最大約20μsがTAオフセット値に使用されてもよいものと仮定した実施形態も提供される。
3GPPに準拠していてもよいものなどのいくつかのシステムは、ランダムアクセス応答(RAR)に対するTAコマンドの最大サイズ(TAC、タイミングアドバンスコマンド)が12ビットであること、ならびにRARのタイミングアドバンスに関して、粒度がRAR後の最初のアップリンク送信のサブキャリア間隔に依存してもよいことを含む、RARに使用される初期TAコマンドに関連するいくつかの作業仮説を含む(以下の表1を参照)。T=1/(6430.7210)秒であることに留意のこと。例えば、以下に示す表1は、12ビットのTAコマンドの粒度Tを示している。
Figure 2022119850000003
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、3GPP TS 38.211に規定されていることがあり、LTEに関して36.211で行われていたものに類似しているが、例えば6GHz未満および6GHz超過の周波数帯では異なる値を有する。
いくつかの実施形態では、異なるフレーム構造および異なる周波数帯に対して一定の時間が定義されてもよい。以下は、オフセット値が、6GHz未満の場合は約20μs、6GHz超過の場合は10μsであると仮定した例である。
TAオフセットは、下記のとおりである。
62464 T:6GHz未満の帯域のTDD
31264 T:6GHz超過の帯域のTDD
0:非TDDの場合
いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって設定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
実施形態はTAオフセットの上述の定義に限定するものではないことに留意のこと。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。異なるシナリオは、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などを含んでもよいが、それらに限定されない。例えば、いくつかの実施形態では、TAオフセットは、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対して、予め定義された定数値である。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、上述の実施形態を使用することによって、TAオフセットを決定し、次に、決定したTAオフセットを、無線通信デバイス301からネットワークノード302へのアップリンク通信で適用することができる。
いくつかの実施形態では、TAオフセットを適用するとき、無線通信デバイス301はまた、TAオフセットに加えて、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAを適用してもよく、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAは、RARメッセージのTAコマンドでネットワークノードから送出される。つまり、(TA+TA offset)のタイミングアドバンスが適用される。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出されるタイミングアドバンスコマンド(TAC)、即ちタイミングアライメントコマンドを通して、ネットワークノード302によって維持される。例えば、いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定する。
現在考察している例示の実施形態によって、TAコマンドを転送するためにメッセージのヘッドルームが確保されてもよい。そのため、実施形態は、柔軟性に欠けることがあるものの、TAオフセットを転送するための余分なビットを要しないことがある。
いくつかの更なる実施形態では、NR RARメッセージのTAオフセットに特異的な、1つまたは複数の新しいパラメータが定義されてもよい。いくつかの実施形態では、新しいTAオフセットパラメータは、例えばRARメッセージに含まれてもよい。
一例は、2ビットを用いる以下の定義である。
TAオフセット(2ビット)
00:0 Tc
01:31264 Tc
10:62464 Tc
11:予約
かかる実施形態の別の例は、3ビットを用いる以下に提供するような定義を含むことによって、より多くの値に対応してもよい。
TAオフセット(3ビット)
001:31264 T
010:15664 T
011:7864 T
100:3964 T
101:2064 T
110:1064 T
111:0 T
いくつかの実施形態では、RAN4仕様書における周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間を指定してもよい。いくつかの実施形態では、例は、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、および/または6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tを含む。
いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって設定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
かかる実施形態はTAオフセットの上述の定義に限定するものではないことに留意のこと。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に、少なくとも部分的に基づいてもよい。異なるシナリオは、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などを含んでもよいが、それらに限定されない。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、ネットワークノード302から受信したTAオフセットを使用することによって、TAオフセットを決定し(上述の実施形態を参照)、次に、決定したTAオフセットを、無線通信デバイス301からネットワークノード302へのアップリンク通信で適用することができる。
したがって、いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいた、TAオフセットを決定し、次に、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用するため、メッセージ(RARなど)で無線通信デバイスに送出してもよい。
TAオフセットを保持するメッセージはRARメッセージに限定されないことに留意のこと。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、任意のメッセージおよび/またはメッセージタイプで、ネットワークノード302から無線通信デバイス301に送出することができる。
TAオフセットによって使用されるビットの数量は、2ビットまたは3ビットに限定されないことに留意のこと。いくつかの実施形態では、TAオフセットは任意の数のビットを使用することができる。
いくつかの実施形態では、TAオフセットを適用するとき、無線通信デバイス301はまた、TAオフセットに加えて、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAを適用してもよい。いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAは、RARメッセージのTAコマンドでネットワークノードから送出されてもよい。かかる実施形態では、(TA+TA offset)のタイミングアドバンスが適用されてもよい。
したがって、いくつかの実施形態は、ネットワークノード302は更に、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを、RARメッセージのTAコマンドで、無線通信デバイスに送出してもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、タイミングアドバンスコマンド(TAC)を通してネットワークノード302によって維持されてもよい。例としては、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出される、タイミングアライメントコマンドを挙げることができる。例えば、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定してもよい。
上述したいくつかの実施形態は、より柔軟であって将来も有効であってもよい。例えば、実施形態は、前方互換性であって伝播遅延による推定TA値とは無関係であってもよいが、TAオフセットを転送する1つまたは複数のビットを使用してもよい。
更に他の実施形態では、NR RARメッセージのTAコマンドにTAオフセットを含む。例えば、かかる実施形態では、TAコマンドが、アップリンク送信に基づいた推定TA値と、UL/DLスイッチングのためのTAオフセットの両方を含んでもよい。
3GPPに準拠したものなど、一部のシステムは、特定されたmsg3のサブキャリア間隔(SCS)を含む。かかる取決めでは、NRは、Msg3のSCSを伝達する1ビットを含むRMSIのRACH構成に対応し、6GHz未満では、Msg3のサブキャリア間隔は15または30kHzのどちらかであることができ、6GHz超過では、Msg3のサブキャリア間隔は60または120kHzのどちらかであることができる。
かかる実施形態では、TAオフセットはTAコマンドに併合されるので、実施形態は、上記の表1に示したように、異なるSCSに対して同じ粒度を使用することができる。
いくつかの実施形態では、TAオフセット値は、以下の表2に提供する例示の値と一致する形で定義されてもよい。各SCSに対してTが表1で定義されていることに留意のこと。
Figure 2022119850000004
いくつかの実施形態では、RAN4仕様書における周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間を指定してもよく、値は、例えば、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tであることができる。
いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって設定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
かかる実施形態は、TAオフセットの上述の定義に限定するものではない。例えば、いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。異なるシナリオは、中でも特に、異なるフレーム構造、異なる周波数帯および/またはLTEとの共存を含んでもよいが、それらに限定されない。
いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、ネットワークノード302から受信したRARメッセージのTACフィールドにおけるTAオフセットを使用することによって、TAオフセットを決定することができ、無線通信デバイス301はまた、上述のTACフィールドを参照することによって、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAを決定することができる。次に、無線通信デバイス301は、決定したTAオフセットおよび伝播遅延に対応するTAを、無線通信デバイス301からネットワークノード302へのアップリンク通信に適用してもよい。かかる実施形態では、(TA+TA offset)のタイミングアドバンスが適用される。
したがって、いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定してもよい。例えば、TAオフセットは、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、無線通信デバイスに対して、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを決定してもよい。次に、ネットワークノード302は、決定したTAオフセットおよび伝播遅延に対応するTAをRARメッセージのTACフィールドに併合し、次に無線通信デバイス301に送出してもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出されてもよいタイミングアドバンスコマンド(TAC)、即ちタイミングアライメントコマンドを通して、ネットワークノード302によって維持される。例えば、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延および/またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定する。
かかる実施形態は、より柔軟であってもよく、TAコマンドを転送するためにメッセージのヘッドルームを確保してもよい。それに加えて、TAコマンドはUEに対してトランスパレントであってもよい。かかる実施形態は、取り決められたTAコマンドビットの数(例えば、12ビット)が、TAおよびTAオフセットの両方を転送するのに十分であるという条件に基づいてもよい。
次に、いくつかの実施形態による、無線通信デバイス301における方法400を示す概略的なフローチャートである、図4を参照する。
方法400は、ブロック401で始まり、RARメッセージのタイミングアドバンスコマンドをネットワークノード302から受信してもよい。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスコマンドは、タイミングアドバンス(TA)オフセットと伝播遅延に対応するタイミングアドバンスとを含んでもよい。他のいくつかの実施形態では、タイミングアドバンスコマンドは、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスのみを含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、RARメッセージの任意のフィールドまたはネットワークノード302から送出される他の任意のメッセージでTAオフセットを受信してもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、例えば、メッセージの2ビットまたは3ビットを用いてもよいが、それに限定されない。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出されるタイミングアドバンスコマンド(TAC)、即ちタイミングアライメントコマンドを通して、ネットワークノード302によって維持される。例えば、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定してもよい。
いくつかの実施形態では、方法400はブロック402に進んでもよく、無線通信デバイス301は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301はTAオフセット自体を決定してもよい。他のいくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、ネットワークノード302から受信されるTAオフセットを使用することによって、TAオフセットを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。異なるシナリオは、例えば、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などであることができるが、それらに限定されない。
例えば、いくつかの実施形態では、異なるフレーム構造および異なる周波数帯に対して一定の時間を定義する。いくつかの実施形態では、TDDの場合、TAオフセット値は、6GHz未満の場合は約20μs、6GHz超過の場合は10μsである。非TDD(FDDなど)の場合、TAオフセット値は0である。
いくつかの実施形態では、RAN4仕様書における周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間を指定する。例示の値は、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、および/または6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって設定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
いくつかの実施形態では、方法400はブロック403に進んでもよく、無線通信デバイス301は、TAオフセットおよび伝播遅延に対応するTA、即ち(TA+TA offset)を、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用してもよい。
次に、いくつかの実施形態による、ネットワークノード302における方法500を示す概略的なフローチャートである、図5を参照する。
方法500は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定する、ブロック501の動作で始まってもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイス301からネットワークノード302へのアップリンク通信で適用されるものである。いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいて、TAオフセットを決定してもよい。異なるシナリオは、例えば、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などを含んでもよいが、それらに限定されない。
例えば、いくつかの実施形態では、異なるフレーム構造および異なる周波数帯に対して一定の時間が定義される。一実施形態では、TDDの場合、TAオフセット値は、6GHz未満の場合は約20μs、6GHz超過の場合は10μsである。非TDD(FDDなど)の場合、TAオフセット値は0である。
一実施形態では、周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間として指定されてもよい。いくつかの実施形態では、値は、例えば、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、および/または6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tであってもよい。
いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって決定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして決定することができる。
いくつかの実施形態では、方法500は、ネットワークノード502によって、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAを決定することを含む、ブロック502の動作を実施してもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出されるタイミングアドバンスコマンド(TAC)を通して、ネットワークノード302によって維持される。TACの例は、中でも特に、タイミングアライメントコマンドを含んでもよい。例えば、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延および/またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定してもよい。
一実施形態では、方法500は、ネットワークノード502によって、決定したTAオフセットを無線通信デバイス301に送出することを含む、ブロック503の動作を含んでもよい。いくつかの実施形態では、決定したTAオフセットおよび伝播遅延に対応するタイミングアドバンスは、タイミングアドバンス(TA)コマンドに併合され、RARメッセージで送出される。他のいくつかの実施形態では、決定したTAオフセットは他の任意のメッセージで送出されてもよく、タイミングアドバンスコマンドは、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスのみを含んでもよい。更なる別の実施形態では、決定したTAオフセットは、RARメッセージの任意のフィールドまたは他の任意のメッセージで無線通信デバイスに送出することができる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、例えば、2ビットまたは3ビットを使用してもよいが、かかる例は非限定的であり、TAオフセットは、いくつかの実施形態にしたがって、4ビット以上を使用してもよい。
次に、いくつかの実施形態による、例示の無線通信デバイス301を示す概略ブロック図である、図6を参照する。いくつかの実施形態では、無線通信デバイス301は、受信ユニット601と、決定ユニット602と、適用ユニット603とを含んでもよいが、それらに限定されない。いくつかの実施形態では、受信ユニット601、決定ユニット602、および適用ユニット603は、図4に関して上述したような、動作401、402、および403をそれぞれ実施するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、受信ユニット601は、RARメッセージでタイミングアドバンスコマンドをネットワークノード302から受信してもよい。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスコマンドは、タイミングアドバンス(TA)オフセットと伝播遅延に対応するタイミングアドバンスとを含んでもよい。他のいくつかの実施形態では、タイミングアドバンスコマンドは、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスのみを含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信ユニット601は、RARメッセージの任意のフィールドまたはネットワークノード302から送出される他の任意のメッセージでTAオフセットを受信してもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、例えば、メッセージの2ビットまたは3ビットを使用してもよいが、かかる実施形態は非限定的であり、いくつかの実施形態では、TAオフセットは4ビット以上を使用してもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出される、タイミングアライメントコマンドを含んでもよいタイミングアドバンスコマンド(TAC)を通して、ネットワークノード302によって維持されてもよい。例えば、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延および/またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定してもよい。
いくつかの実施形態では、決定ユニット602は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定してもよい。いくつかの実施形態では、決定ユニット602はTAオフセット自体を決定してもよい。他のいくつかの実施形態では、決定ユニット602は、ネットワークノード302から受信されるTAオフセットを使用することによって、TAオフセットを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づく。異なるシナリオは、例えば、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などを含むことができるが、それらに限定されない。
例えば、いくつかの実施形態では、異なるフレーム構造および異なる周波数帯に対して一定の時間が定義されてもよい。いくつかの実施形態では、TDDの場合、TAオフセット値は、6GHz未満の場合は約20μs、6GHz超過の場合は10μsである。非TDD(FDDなど)の場合、TAオフセット値は0であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間に関する仕様を含んでもよい。いくつかの実施形態では、かかる実施形態の例は、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、および6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tの値を含む。
一実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合に基づいて設定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
いくつかの実施形態では、適用ユニット603は、TAオフセットおよび伝播遅延に対応するTA、即ち(TA+TA offset)を、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用してもよい。
受信ユニット601、決定ユニット602、および適用ユニット603はそれぞれ、受信回路類および/またはモジュール、決定回路類および/またはモジュール、ならびに適用回路類および/またはモジュールによって実装することができることに留意のこと。
次に、いくつかの実施形態による、例示のネットワークノード302を示す概略ブロック図である、図7を参照する。いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、決定ユニット701と送出ユニット702とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、決定ユニット701および送出ユニット702は、本明細書に記載する動作を実施するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、決定ユニット701は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定してもよく、TAオフセットは、無線通信デバイス301からネットワークノード302へのアップリンク通信で適用されるものである。一実施形態では、決定ユニット701は、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なるシナリオにおける、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に少なくとも基づいて、TAオフセットを決定してもよい。異なるシナリオは、異なるフレーム構造、異なる周波数帯、LTEとの共存などを含んでもよいが、それらに限定されない。
例えば、いくつかの実施形態では、異なるフレーム構造および異なる周波数帯に対して一定の時間が定義されてもよい。いくつかの実施形態では、TDDの場合、TAオフセット値は、6GHz未満の場合は約20μs、6GHz超過の場合は10μsである。非TDD(FDDなど)の場合、TAオフセット値は0であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数帯の定義は、UEが取ってもよい最小スイッチング時間を指定してもよい。対応するTAオフセット値の例は、非TDD(FDDなど)帯の場合の0、6GHz未満の帯域のTDDの場合の62464 T、および/または6GHz超過の帯域のTDDの場合の31264 Tを含んでもよい。
一実施形態では、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、6GHz未満の場合または6GHz超過の場合を参照することによって設定することができる。例えば、6GHzの周波数帯のTAオフセットは、10μsまたは31264 Tとして設定することができる。
いくつかの実施形態では、決定ユニット701は、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスTAを決定してもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するTAは、無線通信デバイス301からのUL送信の測定に基づいて、その無線通信デバイス301に送出されてもよい、タイミングアライメントコマンドなどのタイミングアドバンスコマンド(TAC)を通して、ネットワークノード302によって維持される。いくつかの実施形態では、ネットワークノード302は、各無線通信デバイス301に関して二方向伝播遅延またはラウンドトリップタイムを測定して、その無線通信デバイス301に必要なTAの値を決定する。
いくつかの実施形態では、送出ユニット702は、決定したTAオフセットを無線通信デバイス301に送出してもよい。いくつかの実施形態では、決定したTAオフセットおよび伝播遅延に対応するタイミングアドバンスは、タイミングアドバンス(TA)コマンドに併合され、RARメッセージで送出されてもよい。他のいくつかの実施形態では、決定したTAオフセットは他の任意のメッセージで送出されてもよく、タイミングアドバンスコマンドは、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスのみを含んでもよい。更なる別の実施形態では、決定したTAオフセットは、RARメッセージの任意のフィールドおよび/または他の任意のメッセージで無線通信デバイスに送出されてもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、例えば、メッセージの2ビットまたは3ビットを用いてもよいが、それに限定されない。
次に、いくつかの実施形態による、装置800を示す概略ブロック図である、図8を参照する。いくつかの実施形態では、装置800は、無線通信デバイス301および/またはネットワークノード302など、上述の装置として構成することができる。
いくつかの実施形態では、装置800は、中央処理装置(CPU)801などの少なくとも1つのプロセッサ、コンピュータ可読媒体802、およびメモリ803を含んでもよいが、それらに限定されない。メモリ803は、揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM))および/または不揮発性メモリ(例えば、ハードディスクもしくはフラッシュメモリ)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体802は、プロセッサ801によって実行されると、プロセッサ801に上述の方法のいずれかを実施させる、コンピュータプログラムおよび/または命令を格納するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体802(非一時的コンピュータ可読媒体など)はメモリ803に格納されてもよい。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムは、遠隔位置で、例えばコンピュータプログラム製品804に格納され、例えばキャリア805を介して、プロセッサ801によってアクセス可能であることができる。
コンピュータ可読媒体802および/またはコンピュータプログラム製品804は、取外し可能なコンピュータ可読媒体、例えばディスケット、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)、フラッシュもしくは類似の取外し可能なメモリ媒体(例えば、コンパクトフラッシュ、SD(セキュアデジタル)、メモリスティック、ミニSDカード、MMCマルチメディアカード、スマートメディア)、HD-DVD(高精細度DVD)、またはブルーレイDVD、USB(ユニバーサルシリアルバス)ベースの取外し可能なメモリ媒体、磁気テープ媒体、光学記憶媒体、光磁気媒体、バブルメモリに分散および/または格納されてもよく、あるいは、ネットワーク(例えば、イーサネット、ATM、ISDN、PSTN、X.25、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはデータパケットをインフラストラクチャノードに搬送することができる類似のネットワーク)を介して、伝播信号として分散されてもよい。
図9は、本明細書に開示される実施形態にしたがって動作するように構成された、UE 900(無線端末、移動型機器(ME)、無線通信デバイス、無線通信端末、ユーザ機器、ユーザ機器ノード/端末/デバイスなどとも呼ばれる)の要素を示すブロック図である。図示されるように、UE 900は、少なくとも1つのアンテナ907(アンテナとも呼ばれる)と、基地局もしくは無線アクセスネットワークの他の無線送受信機要素とのアップリンクおよびダウンリンク無線通信を提供するように構成された送信機および受信機を含む、少なくとも1つの送受信機回路901(送受信機とも呼ばれる)とを含んでもよい。UE 900はまた、送受信機901に結合された少なくとも1つのプロセッサ回路903(プロセッサとも呼ばれる)と、プロセッサ903に結合された少なくとも1つのメモリ回路905(メモリとも呼ばれる)とを含んでもよい。メモリ905は、プロセッサ903によって実行されると、UEに関して本明細書に開示される実施形態による動作をプロセッサ903に実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含んでもよい。他の実施形態によれば、プロセッサ903はメモリを含むように定義されてもよいので、別個のメモリ回路は不要である。UE 900はまた、プロセッサ903に結合されたインターフェース(ユーザインターフェースなど)を含んでもよい。
本明細書で考察されるように、UE 900の動作は、プロセッサ903および/または送受信機901によって実施されてもよい。別の方法として、またはそれに加えて、UE 900は、それぞれの動作(例えば、UEの例示の実施形態に関して本明細書で考察される動作)を実施するモジュール、例えばソフトウェアおよび/または回路類を含んでもよい。
図10は、本明細書に開示される1つまたは複数の実施形態によるネットワークノード1000の要素を示すブロック図である。図示されるように、ネットワークノード1000は、アクセスネットワーク、コアネットワーク、および/または別のシステムノードの1つもしくは複数のノードなど、他のネットワークノードとの通信を提供するように構成された、少なくとも1つのネットワークインターフェース回路1007(ネットワークインターフェースとも呼ばれる)を含んでもよい。ネットワークノード1000はまた、ネットワークインターフェース1007に結合された少なくとも1つのプロセッサ回路1003(プロセッサとも呼ばれる)と、プロセッサ1003に結合された少なくとも1つのメモリ回路1605(メモリとも呼ばれる)とを含んでもよい。メモリ1005は、プロセッサ1003によって実行されると、ネットワークノードに関して本明細書に開示される実施形態による動作をプロセッサ1003に実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含んでもよい。他の実施形態によれば、プロセッサ1003はメモリを含むように定義されてもよいので、別個のメモリ回路は不要である。
本明細書で考察されるように、ネットワークノード1000の動作は、プロセッサ1003および/またはネットワークインターフェース1007によって実施されてもよい。例えば、プロセッサ1003は、ネットワークインターフェース1007を通して1つもしくは複数の他のネットワークノードおよび/または他のシステムノードに通信を送出し、ならびに/あるいはネットワークインターフェース1007を通して1つもしくは複数の他のネットワークノードおよび/または他のシステムノードから通信を受信するように、ネットワークインターフェース1007を制御してもよい。別の方法として、またはそれに加えて、ネットワークノード1000は、それぞれの動作(例えば、ネットワークノードの例示の実施形態に関して本明細書で考察される動作)を実施するモジュール、例えば回路類を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される動作の一部または全ては、1つまたは複数のネットワークノードがホストする1つまたは複数の仮想環境において実現される、1つまたは複数の仮想機械によって実行される仮想構成要素として実現されてもよい。更に、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、または無線接続性(例えば、コアネットワークノード)を要しない実施形態では、ネットワークノードは全体的に仮想化されてもよい。
動作は、本明細書に開示される実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益の一部を実現するように動作する、1つまたは複数のアプリケーション(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実現されてもよい。アプリケーションは、処理回路類およびメモリを備えるハードウェアを提供する仮想化環境で稼働する。メモリは、処理回路類によって実行可能な命令を含み、それによってアプリケーションは、本明細書に開示される特徴、利益、および/または機能の1つもしくは複数を提供するように動作する。
コンピュータ実装方法、装置(システムおよび/またはデバイス)、ならびに/あるいは非一時的コンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート図を参照して、例示の実施形態について本明細書に記載する。ブロック図および/またはフローチャート図のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図のブロックの組み合わせは、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実施されるコンピュータプログラム命令によって実現できることが理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、および/または機械を作り出す他のプログラマブルデータ処理回路のプロセッサ回路に提供されてもよく、それによって、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行する命令は、トランジスタ、メモリ位置に格納された値、およびかかる回路類内の他のハードウェアコンポーネントを変換し制御して、ブロック図および/またはフローチャートの1つもしくは複数のブロックで指定された機能/動作を実現し、それにより、ブロック図および/またはフローチャートのブロックで指定された機能/動作を実現する手段(機能性)および/または構造を作成する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ、または特定の方式で機能する他のプログラマブルデータ処理装置に命令することができる、有形のコンピュータ可読媒体に格納されてもよく、それによって、コンピュータ可読媒体に格納された命令が、ブロック図および/またはフローチャートの1つもしくは複数のブロックで指定された機能/動作を実現する命令を含む製品を作り出す。したがって、開示される主題の実施形態は、ハードウェアの形、および/またはデジタル信号プロセッサなどのプロセッサで稼働するソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)の形で具体化されてもよく、それらを集合的に、「回路類」、「モジュール」、またはそれらの変形と呼ぶことができる。
また、いくつかの代替実現例では、ブロックに示される機能/動作はフローチャートに示される以外の順序で行われてもよいことが注目されるべきである。例えば、関与する機能性/動作に応じて、連続して示される2つのブロックが、実際には実質的に同時に実行されてもよく、またはブロックは、場合によっては逆の順序で実行されてもよい。更に、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能性が、複数のブロックに分離されてもよく、ならびに/あるいはフローチャートおよび/またはブロック図の2つ以上のブロックの機能性が、少なくとも部分的に統合されてもよい。最後に、開示される主題の範囲から逸脱することなく、他のブロックが図示されるブロックの間に追加/挿入されてもよく、ならびに/あるいはブロック/操作が省略されてもよい。更に、ブロック図のいくつかは、通信の主な方向を示すため、通信経路上に矢印を含むが、通信は図示される矢印とは反対方向で行われてもよいことが理解されるべきである。
開示される主題の原理から実質的に逸脱することなく、多くの変形および修正を実施形態に対して行うことができる。かかる全ての変形および修正は、本明細書において開示される主題の範囲内に含まれるものとする。したがって、上述の主題は限定ではなく例証と見なされるべきであり、添付の実施形態の例は、本発明の概念の趣旨および範囲内にある、全てのかかる修正、改良、および他の実施形態を包含するものとする。したがって、法令で認められる最大範囲において、開示される主題の範囲は、以下に示す実施形態の例およびそれらの等価物を含む本開示の許容できる最も広い解釈によって決定されるものとし、上述の詳細な説明によって制限または限定されるものではない。
略語
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代移動体通信技術
DL ダウンリンク
FDD 周波数分割複信
LTE ロングタームエボリューション
NR 新無線
OFDM 直交周波数分割多重
RAN 無線アクセスネットワーク
RAR ランダムアクセス応答
SCS サブキャリア間隔
TA タイミングアドバンス
TAC タイミングアドバンスコマンド
TDD 時分割複信
UE ユーザ機器
UL アップリンク
更なる定義および実施形態
本開示では、受信ノードおよび送信ノードについて言及する。一例の実施形態では、送信ノードはUEであることができ、受信ノードはネットワークノードであることができる。別の例では、送信ノードはネットワークノードであることができ、受信ノードはUEであることができる。更に別の例では、送信および受信ノードは、両方をUEと見なすことができる、ダイレクトデバイスツーデバイス通信に関与することができる。デバイスツーデバイス通信の例は、近接サービス(ProSe)、ProSeダイレクトディスカバリ、ProSeダイレクト通信、V2X(XはV、I、またはPを表すことができる。例えば、V2V、V2I、V2Pなど)などである。
ネットワークノードは、より一般的な用語であり、任意のタイプの無線ネットワークノード、またはUEおよび/もしくは別のネットワークノードと通信する任意のネットワークノードに対応することができる。ネットワークノードの例は、NodeB、基地局(BS)、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)の無線ノード、eNodeB、gNodeB、MeNB、SeNB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、路側機(RSU)、中継器、ドナーノード制御中継器、無線基地局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)のノード、コアネットワークノード(例えば、MSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、ポジショニングノード(例えば、E-SMLC)などである。
ノードの別の例は、ユーザ機器であることができ、これは非限定的な用語のユーザ機器(UE)であり、ネットワークノード、および/またはセルラーもしくは移動通信システムの別のUEと通信する、任意のタイプの無線デバイスを指す。UEの例は、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、V2X UE、ProSe UE、マシンタイプUEまたはマシンツーマシン(M2M)通信が可能なUE、PDA、iPAD、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングルなどである。
無線アクセス技術(RAT)という用語は、任意のRAT、例えば、UTRA、E-UTRA、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、WiFi、Bluetooth、次世代RAT(NR)、4G、5Gなどを指してもよい。第1および第2のノードのいずれかは、単一または複数のRATに対応することができてもよい。本明細書で使用される信号という用語は、任意の物理的信号または物理的チャネルであることができる。ダウンリンクの物理的信号の例は、PSS、SSS、CRS、PRS、CSI-RS、DMRS、NRS、NPSS、NSSS、SS、MBSFN RSなどの参照信号である。アップリンクの物理的信号の例は、SRS、DMRSなどの参照信号である。本明細書で使用される(例えば、チャネル受信の文脈における)物理的チャネルという用語は、「チャネル」とも呼ばれる。物理的チャネルは、高次レイヤ情報(例えば、RRC、論理制御チャネルなど)を保持する。ダウンリンクの物理的チャネルの例は、PBCH、NPBCH、PDCCH,PDSCH、sPDSCH、MPDCCH、NPDCCH、NPDSCH、E-PDCCHなどである。アップリンクの物理的チャネルの例は、sPUCCH、sPUSCH、PUSCH、PUCCH、NPUSCH、PRACH、NPRACHなどである。
本明細書で使用される時間リソースという用語は、時間長および/または頻度に関して表現される、任意のタイプの物理リソースまたは無線リソースに対応してもよい。信号は、時間リソースを通じて無線ノードによって送信または受信される。時間リソースの例は、シンボル、時間スロット、サブフレーム、無線フレーム、TTI、インターリービング時間などである。
本明細書に記載する主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムで実現されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、図11に示される例示の無線ネットワークなどの無線ネットワークに関連して記載する。単純にするため、図11の無線ネットワークは、ネットワークQQ106、ネットワークノードQQ160およびQQ160b、ならびにWD QQ110、QQ110b、およびQQ110cのみを示している。実際上、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと地上電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなど、別の通信デバイスとの間の通信に対応するのに適した、任意の追加の要素を更に含んでもよい。図示される構成要素のうち、ネットワークノードQQ160および無線デバイス(WD)QQ110が更に詳細に図示されている。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線ネットワークによってもしくは無線ネットワークを介して提供されるサービスに関する、無線デバイスのアクセスおよび/または使用を容易にしてもよい。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、移動体、および/または無線ネットワーク、もしくは他の同様のタイプのシステムを備えてもよく、ならびに/あるいはそれらとインターフェース接続してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格、または他のタイプの規定の規則もしくは手順にしたがって動作するように構成されてもよい。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、グローバル移動体通信システム(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の適切な2G、3G、4G、もしくは5G規格、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(WiMax)、ブルートゥース、Z波、および/またはジグビー規格などの他の任意の適切な無線通信規格などの、通信規格を実現してもよい。
ネットワークQQ106は、1つもしくは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間で通信できるようにする他のネットワークを含んでもよい。
ネットワークノードQQ160およびWD QQ110は、更に詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおける無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能性を提供するために共に働く。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線もしくは無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは、有線もしくは無線接続のどちらかを介するデータおよび/または信号の通信を容易にするかもしくはそれに関与することができる、他の任意の構成要素またはシステムを含んでもよい。
本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは無線デバイスへの無線アクセスを可能にする、および/または無線アクセスを提供する、および/または無線ネットワークにおける他の機能(例えば、管理)を実施する、無線ネットワーク内の他のネットワークノードもしくは機器と、直接もしくは間接的に通信することができる、通信するように構成された、通信するように配置された、ならびに/あるいは通信するように動作可能である、機器を指す。ネットワークノードの例としては、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、および第5世代ノードB(gNB))が挙げられるが、それらに限定されない。基地局は、それらが提供するカバレッジの量(または換言すれば、それらの送信電力レベル)に基づいて分類されてもよく、そのため、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局とも呼ばれることがある。基地局は、中継を制御する中継ノードまたは中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、中央デジタルユニット、および/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモート無線ユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(もしくは全て)の部分を含んでもよい。かかるリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線として、アンテナと統合されてもされなくてもよい。分散無線基地局の部分はまた、分散アンテナシステム(DAS)のノードと呼ばれることもある。ネットワークノードの更なる他の例としては、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ基地局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、ポジショニングノード(例えば、E-SMLC)、ならびに/あるいはMDTが挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、更に詳細に後述するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線デバイスが無線ネットワークにアクセスできるようにすること、もしくは無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供できるようにすること、および/または無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することが、可能である、そのように構成されている、そのように配置されている、ならびに/あるいはそれを可能にするように動作可能である、任意の適切なデバイス(またはデバイス群)を表してもよい。
図11では、ネットワークノードQQ160は、処理回路構成QQ170と、デバイス可読媒体QQ180と、インターフェースQQ190と、補助機器QQ184と、電源QQ186と、電源回路構成QQ187と、アンテナQQ162とを含む。図11の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノードQQ160は、ハードウェア構成要素の図示される組み合わせを含むデバイスを表すことがあるが、他の実施形態は、構成要素の異なる組み合わせを含むネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードは、本明細書に開示するタスク、機構、機能、および方法を実施するのに必要な、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを含むことが理解されるべきである。更に、ネットワークノードQQ160の構成要素は、より大きいボックス内に位置するかまたは複数のボックス内に入れ子状になった、単独のボックスとして示されているが、実際上、ネットワークノードは、単一の図示される構成要素を構成する複数の異なる物理的構成要素を含んでもよい(例えば、デバイス可読媒体QQ180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
同様に、ネットワークノードQQ160は、各々がそれぞれ自身の構成要素を有してもよい、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、ノードBコンポーネントおよびRNCコンポーネント、またはBTSコンポーネントおよびBSCコンポーネントなど)から成ってもよい。ネットワークノードQQ160が複数の別個の構成要素(例えば、BTSおよびBSCコンポーネント)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。かかるシナリオでは、ノードBおよびRNCの固有の各対が、場合によっては、単一の別個のネットワークノードと見なされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノードQQ160は、複数の無線アクセス技術(RAT)に対応するように構成されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素が重複してもよく(例えば、異なるRATに対して別個のデバイス可読媒体QQ180)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナQQ162がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノードQQ160はまた、例えば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはブルートゥース無線技術など、ネットワークノードQQ160に統合された異なる無線技術に関する複数組の様々な図示される構成要素を含んでもよい。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップもしくはチップセット、およびネットワークノードQQ160内の他の構成要素に統合されてもよい。
処理回路構成QQ170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように構成される。処理回路構成QQ170によって実施されるこれらの動作は、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、ならびに/あるいは取得された情報または変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路構成QQ170によって取得される情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を行うことを含んでもよい。
処理回路構成QQ170は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、あるいは単独で、または他のネットワークノードQQ160の構成要素(デバイス可読媒体QQ180、ネットワークノードQQ160の機能性など)と併せて提供するように動作可能な、ハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化論理の組み合わせのうち、1つもしくは複数のものの組み合わせを備えてもよい。例えば、処理回路構成QQ170は、デバイス可読媒体QQ180に、または処理回路構成QQ170内のメモリに格納された命令を実行してもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の機構、機能、または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。かかる実施形態では、処理回路構成QQ170はシステムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理回路構成QQ170は、無線周波数(RF)送受信機回路構成QQ172およびベースバンド処理回路構成QQ174の1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)送受信機回路構成QQ172およびベースバンド処理回路構成QQ174は、別個のチップ(もしくはチップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RF送受信機回路構成QQ172およびベースバンド処理回路構成QQ174の一部または全ては、同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニットの上にあってもよい。
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、または他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載する機能性の一部または全ては、デバイス可読媒体QQ180または処理回路構成QQ170内のメモリに格納された命令を実行する、処理回路構成QQ170によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは離散的なデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路構成QQ170によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路構成QQ170は、記載される機能性を実施するように構成することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路構成QQ170のみに、またはネットワークノードQQ160の他の構成要素に限定されず、ネットワークノードQQ160全体ならびに/あるいはエンドユーザおよび無線ネットワーク全般によって享受される。
デバイス可読媒体QQ180は、非限定的に、永続記憶装置、固体メモリ、リモート実装メモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または他の任意の揮発性もしくは不揮発性非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む、処理回路構成QQ170によって使用されてもよい情報、データ、および/または命令を格納する、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリを含んでもよい。デバイス可読媒体QQ180は、論理、規則、符号、テーブルなどの1つもしくは複数を含むコンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーションを含む、任意の適切な命令、データまたは情報、および/または処理回路構成QQ170によって実行され、ネットワークノードQQ160によって利用され得る他の命令を格納してもよい。デバイス可読媒体QQ180は、処理回路構成QQ170によって行われる任意の計算、および/またはインターフェースQQ190を介して受信される任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路構成QQ170およびデバイス可読媒体QQ180は、統合されたものと見なされてもよい。
インターフェースQQ190は、ネットワークノードQQ160、ネットワークQQ106、および/またはWD QQ110の間における、シグナリングならびに/あるいはデータの有線または無線通信で使用される。図示されるように、インターフェースQQ190は、例えば、有線接続を通じてネットワークQQ106との間でデータを送受信する、ポート/端子QQ194を備える。インターフェースQQ190はまた、アンテナQQ162に、または特定の実施形態ではその一部に連結されてもよい、無線フロントエンド回路構成QQ192を含む。無線フロントエンド回路構成QQ192はフィルタQQ198および増幅器QQ196を備える。無線フロントエンド回路構成QQ192はアンテナQQ162および処理回路構成QQ170に接続されてもよい。無線フロントエンド回路構成は、アンテナQQ162と処理回路構成QQ170との間で通信される信号を調整するように構成されてもよい。無線フロントエンド回路構成QQ192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに対して送出されるべきである、デジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路構成QQ192は、フィルタQQ198および/または増幅器QQ196の組み合わせを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へと変換してもよい。無線信号は次に、アンテナQQ162を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ162は無線信号を収集してもよく、それらは次に、無線フロントエンド回路構成QQ192によってデジタルデータへと変換される。デジタルデータは処理回路構成QQ170に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。
特定の代替実施形態では、ネットワークノードQQ160は別個の無線フロントエンド回路構成QQ192を含まなくてもよく、代わりに、処理回路構成QQ170は、無線フロントエンド回路構成QQ192を備えてもよく、別個の無線フロントエンド回路構成QQ192なしでアンテナQQ162に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成QQ172の全てまたは一部はインターフェースQQ190の一部と見なされてもよい。更に他の実施形態では、インターフェースQQ190は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端子QQ194、無線フロントエンド回路構成QQ192、およびRF送受信機回路構成QQ172を含んでもよく、インターフェースQQ190は、デジタルユニット(図示なし)の一部である、ベースバンド処理回路構成QQ174と通信してもよい。
アンテナQQ162は、無線信号を送出および/または受信するように構成された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナQQ162は、無線フロントエンド回路構成QQ190に連結されてもよく、データおよび/または信号を無線で送受信することができる、任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナQQ162は、例えば、2GHz~66GHzの無線信号を送受信するように動作可能な、1つまたは複数の全方向性、セクター、またはパネルアンテナを含んでもよい。全方向性アンテナは、任意の方向で無線信号を送受信するのに使用されてもよく、セクターアンテナは、特定のエリア内でデバイスから無線信号を送受信するのに使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線で無線信号を送受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの例では、1つを超えるアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナQQ162は、ネットワークノードQQ160とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノードQQ160に接続可能であってもよい。
アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路構成QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして、本明細書に記載するあらゆる受信動作および/または特定の取得動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路構成QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして、本明細書に記載するあらゆる送信動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてもよい。
電力回路構成QQ187は、電力管理回路構成を含むかまたはそれに連結されてもよく、ネットワークノードQQ160の構成要素に、本明細書に記載する機能性を実施する電力を供給するように構成される。電力回路構成QQ187は電源QQ186から電力を受信してもよい。電源QQ186および/または電力回路構成QQ187は、それぞれの構成要素に適した形態で(例えば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)、ネットワークノードQQ160の様々な構成要素に電力を提供するように構成されてもよい。電源QQ186は、電力回路構成QQ187および/またはネットワークノードQQ160に含まれるか、あるいはその外部にあってもよい。例えば、ネットワークノードQQ160は、入力回路構成、または電気ケーブルなどのインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、外部電源は電力を電力回路構成QQ187に供給する。更なる例として、電源QQ186は、電力回路構成QQ187に接続されるかまたは統合される、電池もしくは電池パックの形態の電源の供給源を含んでもよい。電池は、外部電源が故障した場合のバックアップ電力を提供してもよい。光起電デバイスなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。
ネットワークノードQQ160の代替実施形態は、本明細書に記載する機能性のいずれか、および/または本明細書に記載する主題に対応するのに必要な任意の機能性を含む、ネットワークノードの機能性の特定の態様を提供することに関与してもよい、図11に示されるものを超える追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノードQQ160は、情報をネットワークノードQQ160に入力するのを可能にし、情報をネットワークノードQQ160から出力するのを可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これは、ネットワークノードQQ160に対する診断、保守、修理、および他の管理機能をユーザが実施するのを可能にしてもよい。
本明細書で使用するとき、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することができる、そのように構成されている、そのように配置されている、ならびに/あるいはそのように動作可能であるデバイスを指す。別段の記述がない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)および移動型機器(ME)と交換可能に使用されてもよい。無線通信には、電磁波、電波、赤外線波、および/または空気を通して情報を伝達するのに適した他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することが関与してもよい。いくつかの実施形態では、WDは、直接的な人間の相互作用なしに情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。例えば、WDは、内部もしくは外部イベントによって起動されると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。WDの例としては、スマートフォン、モバイルフォン、携帯電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、個人情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲームコンソールもしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線カスタマ構内設備(CPE)、車載型無線端末デバイスなどが挙げられるが、それらに限定されない。WDは、例えば、サイドリンク通信の3GPP規格を実現することによるデバイス間(D2D)通信、車車間(V2V)、路車間(V2I)、ビークルトゥエブリシング(V2X)に対応してもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。更に別の特定の例として、物のインターネット(IoT)のシナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、かかる監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、機械または他のデバイスを表してもよい。WDは、この場合、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよい。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域の物のインターネット(NB-IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかる機械またはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、工業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは、その動作状態またはその動作と関連付けられた他の機能に関して監視および/または報告することができる、車両または他の機器を表してもよい。上述したようなWDは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。更に、上述したようなWDは移動体であってもよく、その場合、移動デバイスまたは移動端末と呼ばれることもある。
図示されるように、無線デバイスQQ110は、アンテナQQ111、インターフェースQQ114、処理回路構成QQ120、デバイス可読媒体QQ130、ユーザインターフェース機器QQ132、補助機器QQ134、電源QQ136、および電力回路構成QQ137を含む。WD QQ110は、例えば、例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはブルートゥース無線技術など、WD QQ110が対応する異なる無線技術に対して、図示される構成要素のうち1つまたは複数のものの複数組を含んでもよい。これらの無線技術は、WD QQ110内の他の構成要素と同じもしくは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。
アンテナQQ111は、無線信号を送出および/または受信するように構成された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェースQQ114に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナQQ111は、WD QQ110とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してWD QQ110に接続可能であってもよい。アンテナQQ111、インターフェースQQ114、および/または処理回路構成QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される、あらゆる受信または送信動作を実施するように構成されてもよい。あらゆる情報、データ、および/または信号は、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路構成および/またはアンテナQQ111は、インターフェースと見なされてもよい。
図示されるように、インターフェースQQ114は無線フロントエンド回路構成QQ112およびアンテナQQ111を備える。無線フロントエンド回路構成QQ112は、1つまたは複数のフィルタQQ118および増幅器QQ116を備える。無線フロントエンド回路構成QQ114は、アンテナQQ111および処理回路構成QQ120に接続され、アンテナQQ111と処理回路構成QQ120との間で通信される信号を調整するように構成される。無線フロントエンド回路構成QQ112は、アンテナQQ111に連結されるか、またはその一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD QQ110は、別個の無線フロントエンド回路構成QQ112を含まなくてもよく、それよりもむしろ、処理回路構成QQ120は、無線フロントエンド回路構成を備えてもよく、アンテナQQ111に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成QQ122の一部または全てはインターフェースQQ114の一部と見なされてもよい。無線フロントエンド回路構成QQ112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに対して送出されるべきである、デジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路構成QQ112は、フィルタQQ118および/または増幅器QQ116の組み合わせを使用して、デジタルデータを、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号へと変換してもよい。無線信号は次に、アンテナQQ111を介して送信されてもよい。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ111は無線信号を収集してもよく、それらは次に、無線フロントエンド回路構成QQ112によってデジタルデータへと変換される。デジタルデータは処理回路構成QQ120に渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。
処理回路構成QQ120は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイス、リソース、あるいは単独で、または他のWD QQ110の構成要素(デバイス可読媒体QQ130、WD QQ110の機能性など)と併せて提供するように動作可能な、ハードウェア、ソフトウェア、および/または符号化論理の組み合わせのうち、1つもしくは複数のものの組み合わせを備えてもよい。かかる機能性は、本明細書で考察する様々な無線の機構または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路構成QQ120は、デバイス可読媒体QQ130に、または処理回路構成QQ120内のメモリに格納された命令を実行して、本明細書に開示する機能性を提供してもよい。
図示されるように、処理回路構成QQ120は、RF送受信機回路構成QQ122、ベースバンド処理回路構成QQ124、およびアプリケーション処理回路構成QQ126の1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路構成は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組み合わせを備えてもよい。特定の実施形態では、WD QQ110の処理回路構成QQ120はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成QQ122、ベースバンド処理回路構成QQ124、およびアプリケーション処理回路構成QQ126は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路構成QQ124およびアプリケーション処理回路構成QQ126の一部または全ては、1つのチップまたはチップセットに組み入れられてもよく、RF送受信機回路構成QQ122は別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる代替実施形態では、RF送受信機回路構成QQ122およびベースバンド処理回路構成QQ124の一部または全てが、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路構成QQ126が別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。更なる他の代替実施形態では、RF送受信機回路構成QQ122、ベースバンド処理回路構成QQ124、およびアプリケーション処理回路構成QQ126の一部または全てが、同じチップまたはチップセットに組み入れられてもよい。いくつかの実施形態では、RF送受信機回路構成QQ122はインターフェースQQ114の一部であってもよい。RF送受信機回路構成QQ122は、処理回路構成QQ120に対するRF信号を調整してもよい。
特定の実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される機能性の一部または全ては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよい、デバイス可読媒体QQ130に格納された命令を処理回路構成QQ120が実行することによって提供されてもよい。代替実施形態では、機能性の一部または全ては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは離散的なデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路構成QQ120によって提供されてもよい。これら特定の実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路構成QQ120は、記載される機能性を実施するように構成することができる。かかる機能性によって提供される利益は、処理回路構成QQ120のみに、またはWD QQ110の他の構成要素に限定されず、WD QQ110全体ならびに/あるいはエンドユーザおよび無線ネットワーク全般によって享受される。
処理回路構成QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される、任意の決定、計算、または類似の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように構成されてもよい。処理回路構成QQ120によって実施されるようなこれらの動作は、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報または変換された情報をWD QQ110によって格納された情報と比較すること、ならびに/あるいは取得された情報または変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理回路構成QQ120によって取得される情報を処理すること、ならびに前記処理の結果として決定を行うことを含んでもよい。
デバイス可読媒体QQ130は、1つもしくは複数の論理、規則、符号、テーブルなどを含む、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション、ならびに/あるいは処理回路構成QQ120によって実行することができる他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体QQ130としては、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路構成QQ120によって使用されてもよい情報、データ、および/または命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを挙げることができる。いくつかの実施形態では、処理回路構成QQ120およびデバイス可読媒体QQ130は、統合されたものと見なされてもよい。
ユーザインターフェース機器QQ132は、人間のユーザがWD QQ110と相互作用することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる相互作用は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器QQ132は、ユーザに対する出力を生成し、ユーザがWD QQ110への入力を提供できるように動作可能であってもよい。相互作用のタイプは、WD QQ110にインストールされるユーザインターフェース機器QQ132のタイプに応じて変わってもよい。例えば、WD QQ110がスマートフォンの場合、相互作用はタッチスクリーンを介してもよく、WD QQ110がスマートメータの場合、相互作用は、使用(例えば、使用したガロン数)を提供する画面、または(例えば、煙が検出された場合に)可聴警告音を提供するスピーカーを通すものであってもよい。ユーザインターフェース機器QQ132は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器QQ132は、WD QQ110への情報の入力を可能にするように構成され、処理回路構成QQ120に接続されて、処理回路構成QQ120が入力情報を処理するのを可能にする。ユーザインターフェース機器QQ132は、例えば、マイクロフォン、近接センサもしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路構成を含んでもよい。ユーザインターフェース機器QQ132はまた、WD QQ110からの情報の出力を可能にし、処理回路構成QQ120が情報をWD QQ110から出力するのを可能にするように構成される。ユーザインターフェース機器QQ132は、例えば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路構成、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路構成を含んでもよい。ユーザインターフェース機器QQ132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、ならびに回路を使用して、WD QQ110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、それらが本明細書に記載する機能性から利益を得ることを可能にしてもよい。
補助機器QQ134は、一般にはWDによって実施されないことがある、より具体的な機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的の測定を行う専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを含んでもよい。補助機器QQ134を含むこと、またその構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて異なってもよい。
電源QQ136は、いくつかの実施形態では、電池または電池パックの形態のものであってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電デバイス、またはパワーセルなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。WD QQ110は、本明細書に記載または示される任意の機能性を実施するのに電源QQ136からの電力を必要とするWD QQ110の様々な部分に、電源QQ136から電力を送達する、電力回路構成QQ137を更に備えてもよい。電力回路構成QQ137は、特定の実施形態では、電力管理回路構成を含んでもよい。電力回路構成QQ137は、それに加えてまたはその代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、WD QQ110は、入力回路構成、または電力ケーブルなどのインターフェースを介して、外部電源(電気コンセントなど)に接続可能であってもよい。電力回路構成QQ137はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源QQ136に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源QQ136を充電するものであってもよい。電力回路構成QQ137は、電源QQ136からの電力に対して任意のフォーマット化、変換、または他の修正を実施して、電力が供給されるWD QQ110のそれぞれの構成要素に適した電力にしてもよい。
図12は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用するとき、ユーザ機器、即ちUEは、関連デバイスを所有および/または操作する人間のユーザという意味では、必ずしもユーザを有さなくてもよい。代わりに、UEは、人間のユーザに販売するか人間のユーザによって操作されることが意図されるが、特定の人間のユーザと関連付けられないことがある、または最初は関連付けられないことがあるデバイスを表してもよい(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)。あるいは、UEは、エンドユーザに販売するかエンドユーザによって操作されることは意図されないが、ユーザと関連付けられるかまたはユーザの利益のために操作されてもよいデバイスを表してもよい(例えば、スマート電力計)。UE QQ200は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張型MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって特定される任意のUEであってもよい。図12に示されるようなUE QQ200は、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって普及される1つまたは複数の通信規格にしたがった通信向けに構成されたWDの一例である。上述したように、WDおよびUEという用語は交換可能に使用されてもよい。したがって、図12はUEであるが、本明細書で考察する構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた真である。
図12では、UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205、無線周波数(RF)インターフェースQQ209、ネットワーク接続インターフェースQQ211、メモリQQ215(ランダムアクセスメモリ(RAM)QQ217、読出し専用メモリ(ROM)QQ219、および記憶媒体QQ221などを含む)、通信サブシステムQQ231、電源QQ233、および/または他の任意の構成要素、あるいはそれらの任意の組み合わせに動作可能に連結された、処理回路構成QQ201を含む。記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223、アプリケーションプログラムQQ225、およびデータQQ227を含む。他の実施形態では、記憶媒体QQ221は他の類似のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、図12に示される構成要素の全て、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合レベルはUEごとに異なってもよい。更に、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、送受信機、送信機、受信機など、構成要素の複数の例を含んでもよい。
図12では、処理回路構成QQ201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように構成されてもよい。処理回路構成QQ201は、1つもしくは複数のハードウェア実装状態機械(例えば、離散的な論理、FPGA、ASICなど)、適切なファームウェアを伴うプログラマブル論理、1つもしくは複数の格納されたプログラム、適切なソフトウェアを伴うマイクロプロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの汎用プロセッサ、または上記のものの任意の組み合わせなど、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納された機械命令を実行するように動作可能な、任意の連続状態機械を実現するように構成されてもよい。例えば、処理回路構成QQ201は2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータが使用するのに適した形態の情報であってもよい。
図示される実施形態では、入出力インターフェースQQ205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに対する通信インターフェースを提供するように構成されてもよい。UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205を介して出力デバイスを使用するように構成されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE QQ200に対する入出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE QQ200への情報を捕捉することを可能にするように構成されてもよい。入力デバイスは、タッチセンサ式または存在センサ式ディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、指向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。存在センサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を感知する、容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾きセンサ、力センサ、磁力計、光学センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光学センサであってもよい。
図12では、RFインターフェースQQ209は、通信インターフェースを、送信機、受信機、およびアンテナなどのRF構成要素に提供するように構成されてもよい。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、通信インターフェースをネットワークQQ243aに提供するように構成されてもよい。ネットワークQQ243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の類似のネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワークQQ243aはWi-Fiネットワークを含んでもよい。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、通信ネットワークを通じて1つもしくは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように構成されてもよい。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、通信ネットワークリンク(例えば、光学、電気など)に適切な受信機および送信機の機能性を実現してもよい。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
RAM QQ217は、バスQQ202を介して処理回路構成QQ201にインターフェース接続して、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムを実行する間、データまたはコンピュータ命令を格納もしくはキャッシングするように構成されてもよい。ROM QQ219は、コンピュータ命令またはデータを処理回路構成QQ201に提供するように構成されてもよい。例えば、ROM QQ219は、基本的入出力(I/O)、起動、または不揮発性メモリに格納されたキーボードからのキーストロークの受信など、基本的なシステム機能に対する不変の低レベルシステムコードまたはデータを格納するように構成されてもよい。記憶媒体QQ221は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光学ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成されてもよい。一例では、記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラムQQ225、ウィジェットもしくはガジェットエンジンまたは別のアプリケーション、およびデータファイルQQ227を含むように構成されてもよい。記憶媒体QQ221は、UE QQ200が使用するため、多種多様の様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組み合わせのいずれかを格納してもよい。
記憶媒体QQ221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光学ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記録(HDDS)光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期式動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、スマートカードメモリ(加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別(SIM/RUIM)モジュール)、他のメモリ、またはそれらの任意の組み合わせなど、多数の物理的ドライブユニットを含むように構成されてもよい。記憶媒体QQ221によって、UE QQ200が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納された、コンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスするか、データをオフロードするか、またはデータをアップロードすることが可能になってもよい。通信システムを利用するものなどの製品は、デバイス可読媒体を含んでもよい、記憶媒体QQ221の形で有形的に具体化されてもよい。
図12では、処理回路構成QQ201は、通信サブシステムQQ231を使用してネットワークQQ243bと通信するように構成されてもよい。ネットワークQQ243aおよびネットワークQQ243bは、同じネットワークまたは異なるネットワークであってもよい。通信サブシステムQQ231は、ネットワークQQ243bと通信するのに使用される1つまたは複数の送受信機を含むように構成されてもよい。例えば、通信サブシステムQQ231は、IEEE 802.QQ2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、別のWD、UE、または無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局など、無線通信することができる別のデバイスの1つまたは複数のリモート送受信機と通信するのに使用される、1つまたは複数の送受信機を含むように構成されてもよい。各送受信機は、RANリンクに適した送信機または受信機の機能性(例えば、周波数割当てなど)をそれぞれ実現する、送信機QQ233および/または受信機QQ235を含んでもよい。更に、各送受信機の送信機QQ233および受信機QQ235は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、あるいは別個に実現されてもよい。
図示される実施形態では、通信サブシステムQQ231の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥースなどの近距離通信、近距離無線通信、位置を決定するのに全地球測位システム(GPS)を使用するものなどの位置依存型通信、別の類似の通信機能、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、通信サブシステムQQ231は、セルラー通信、Wi-Fi通信、ブルートゥース通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワークQQ243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の類似のネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワークQQ243bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/または近距離ネットワークであってもよい。電源QQ213は、交流(AC)または直流(DC)電力をUE QQ200の構成要素に提供するように構成されてもよい。
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE QQ200の構成要素の1つで実現されてもよく、またはUE QQ200の複数の構成要素にわたって分割されてもよい。更に、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組み合わせで実現されてもよい。一例では、通信サブシステムQQ231は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように構成されてもよい。更に、処理回路構成QQ201は、バスQQ202を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように構成されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路構成QQ201によって実行されると、本明細書に記載される対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの機能性は、処理回路構成QQ201と通信サブシステムQQ231との間で分割されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの非コンピュータ集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアの形で実現されてもよく、コンピュータ集約的機能はハードウェアの形で実現されてもよい。
図13は、いくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境QQ300を示す概略ブロック図である。この文脈では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスを仮想化したものを作成することを意味する。本明細書で使用するとき、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局もしくは仮想化無線アクセスノード)、あるいはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、もしくは他の任意のタイプの通信デバイス)またはその構成要素に適用することができ、機能性の少なくとも一部分が(例えば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理的処理ノードで実行する、1つもしくは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想機械、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実現される実現例に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部または全ては、1つまたは複数のハードウェアノードQQ330がホストする1つまたは複数の仮想環境QQ300において実現される、1つまたは複数の仮想機械によって実行される仮想構成要素として実現されてもよい。更に、仮想ノードが無線アクセスノードではない、または無線接続性(例えば、コアネットワークノード)を要しない実施形態では、ネットワークノードは全体的に仮想化されてもよい。
機能は、本明細書に開示する実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益の一部を実現するように動作する、1つまたは複数のアプリケーションQQ320(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実現されてもよい。アプリケーションQQ320は、処理回路構成QQ360およびメモリQQ390を備えるハードウェアQQ330を提供する仮想化環境QQ300で稼働する。メモリQQ390は、処理回路構成QQ360によって実行可能な命令QQ395を含み、それによってアプリケーションQQ320は、本明細書に開示する特徴、利益、および/または機能の1つもしくは複数を提供するように動作する。
仮想化環境QQ300は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいはデジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路構成であってもよい、1つもしくは複数のプロセッサまたは処理回路構成QQ360のセットを備える、汎用または専用ネットワークハードウェアデバイスQQ330を備える。各ハードウェアデバイスは、処理回路構成QQ360によって実行される命令QQ395またはソフトウェアを一時的に格納する非永続的メモリであってもよい、メモリQQ390-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理的ネットワークインターフェースQQ380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)QQ370を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路構成QQ360によって実行可能なソフトウェアQQ395および/または命令が格納された、非一時的な永続的機械可読記憶媒体QQ390-2を含んでもよい。ソフトウェアQQ395は、1つまたは複数の仮想化レイヤQQ350(ハイパーバイザとも呼ばれる)の実例となるソフトウェア、仮想機械QQ340を実行するソフトウェア、ならびに本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して記載される機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
仮想機械QQ340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶装置を含み、対応する仮想化レイヤQQ350またはハイパーバイザによって稼働してもよい。仮想アプライアンスQQ320のインスタンスの異なる実施形態は、仮想機械QQ340の1つまたは複数で実現されてもよく、実現は異なる形で行われてもよい。
動作中、処理回路構成QQ360は、場合によっては仮想機械モニタ(VMM)と呼ばれることがある、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤQQ350の実例となるソフトウェアQQ395を実行する。仮想化レイヤQQ350は、仮想機械QQ340に対するネットワーキングハードウェアのように見える、仮想オペレーティングプラットフォームを表してもよい。
図13に示されるように、ハードウェアQQ330は、一般または特定構成要素を備えた独立型ネットワークノードであってもよい。ハードウェアQQ330は、アンテナQQ3225を備えてもよく、仮想化によって一部の機能を実現してもよい。あるいは、ハードウェアQQ330は、多くのハードウェアノードが共に働き、中でも特にアプリケーションQ320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)QQ3100を介して管理される、ハードウェアの(例えば、データセンタもしくはカスタマ構内設備(CPE)における)より大きいクラスタの一部であってもよい。
ハードウェアの仮想化は、文脈によっては、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、業界標準の大容量サーバハードウェア、物理的スイッチ、およびデータセンタに位置することができる物理的記憶装置、およびカスタマ構内設備上へと統合するのに使用されてもよい。
NFVの文脈では、仮想機械QQ340は、物理的な非仮想化機械で実行しているかのようにプログラムを走らせる、物理的機械のソフトウェア実現例であってもよい。各仮想機械QQ340、およびその仮想機械を実行するハードウェアQQ330の部分は、その仮想機械専用のハードウェアであり、ならびに/あるいはその仮想機械と他の仮想機械QQ340とで共有されるハードウェアは、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
やはりNFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャQQ330の最上位にある1つまたは複数の仮想機械QQ340で稼働する特定のネットワーク機能の取り扱いに関与し、図13のアプリケーションQQ320に相当する。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機QQ3220および1つまたは複数の受信機QQ3210をそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数のアンテナQQ3225に結合されてもよい。無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノードQQ330と直接通信してもよく、仮想ノードに無線アクセスノードまたは基地局などの無線能力を提供する、仮想構成要素との組み合わせで使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、一部のシグナリングは、ハードウェアノードQQ330と無線ユニットQQ3200との間の通信に代わりに使用されてもよい、制御システムQQ3230を使用することによって実施することができる。
図14を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワークQQ411とコアネットワークQQ414とを含む、3GPPタイプのセルラーネットワークなどの電気通信ネットワークQQ410を含む。アクセスネットワークQQ411は、対応するカバレッジエリアQQ413a、QQ413b、QQ413cをそれぞれ規定する、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cを備える。各基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cは、有線または無線接続QQ415を通じてコアネットワークQQ414に接続可能である。カバレッジエリアQQ413cに位置する第1のUE QQ491は、対応する基地局QQ412cに無線接続するように、またはそれによってページングするように構成される。カバレッジエリアQQ413aの第2のUE QQ492は、対応する基地局QQ412aに無線接続可能である。この例では複数のUE QQ491、QQ492が示されているが、開示される実施形態は、単一のUEがカバレッジエリアにあるか、または単一のUEが対応する基地局QQ412に接続している状況に等しく適用可能である。
電気通信ネットワークQQ410自体は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアの形で、あるいはサーバファームの処理リソースとして具体化されてもよい、ホストコンピュータQQ430に接続される。ホストコンピュータQQ430は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダに代わって操作されてもよい。電気通信ネットワークQQ410とホストコンピュータQQ430との間の接続QQ421およびQQ422は、コアネットワークQQ414からホストコンピュータQQ430まで直接延在してもよく、または任意の中間ネットワークQQ420を介して通ってもよい。中間ネットワークQQ420は、公衆、私設、もしくはホストされたネットワークの1つ、または1つを超えるものの組み合わせであってもよく、中間ネットワークQQ420がある場合、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に中間ネットワークQQ420は、2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を含んでもよい。
図14の通信システム全体は、接続されたUE QQ491、QQ492とホストコンピュータQQ430との間の接続性を可能にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続QQ450として説明されてもよい。ホストコンピュータQQ430および接続されたUE QQ491、QQ492は、アクセスネットワークQQ411、コアネットワークQQ414、任意の中間ネットワークQQ420、および場合によっては仲介物としての更なるインフラストラクチャ(図示なし)を使用して、OTT接続QQ450を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続QQ450は、OTT接続QQ450が通っている関与する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信の経路指定を意識していないという意味でトランスパレントである。例えば、基地局QQ412は、ホストコンピュータQQ430からのデータが接続されたUE QQ491に転送される(例えば、ハンドオーバされる)、入ってくるダウンリンク通信の過去の経路指定に関して通知されなくてもよいか、または通知される必要がない。同様に、基地局QQ412は、UE QQ491からホストコンピュータQQ430に向かう、出て行くアップリンク通信の今後の経路指定を意識する必要はない。
次に、一実施形態によるUE基地局の例示の実現例、および上述のパラグラフで考察したホストコンピュータについて、図15を参照して記載する。通信システムQQ500では、ホストコンピュータQQ510は、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を設定し維持するように構成された、通信インターフェースQQ516を含むハードウェアQQ515を備える。ホストコンピュータQQ510は、記憶および/または処理能力を有してもよい、処理回路構成QQ518を更に備える。特に、処理回路構成QQ518は、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい。ホストコンピュータQQ510は、ホストコンピュータQQ510に格納されるかそれによってアクセス可能であり、処理回路構成QQ518によって実行可能である、ソフトウェアQQ511を更に備える。ソフトウェアQQ511はホストアプリケーションQQ512を含む。ホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510で終端するOTT接続QQ550を介して接続するUE QQ530などのリモートユーザに、サービスを提供するように動作可能であってもよい。サービスをリモートユーザに提供する際、ホストアプリケーションQQ512は、OTT接続QQ550を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
通信システムQQ500は、電気通信システムに提供され、ホストコンピュータQQ510およびUE QQ530と通信できるようにするハードウェアQQ525を備える、基地局QQ520を更に含む。ハードウェアQQ525は、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続を設定し維持する通信インターフェースQQ526、ならびに基地局QQ520がサーブするカバレッジエリア(図15には図示なし)に位置するUE QQ530との少なくとも無線接続QQ570を設定し維持する無線インターフェースQQ527を含んでもよい。通信インターフェースQQ526は、ホストコンピュータQQ510への接続QQ560を容易にするように構成されてもよい。接続QQ560は、直接であってもよく、または電気通信システムのコアネットワーク(図15には図示なし)、および/または電気通信システム外の1つもしくは複数の中間ネットワークを通過してもよい。図示される実施形態では、基地局QQ520のハードウェアQQ525は、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい、処理回路構成QQ528を更に含む。基地局QQ520は、内部に格納されるか、または外部接続を介してアクセス可能な、ソフトウェアQQ521を更に有する。
通信システムQQ500は、既に言及したUE QQ530を更に含む。そのハードウェアQQ535は、UE QQ530が現在位置しているカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続QQ570を設定し維持するように構成された、無線インターフェースQQ537を含んでもよい。UE QQ530のハードウェアQQ535は、1つもしくは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または命令を実行するように適合されたこれらの組み合わせ(図示なし)を含んでもよい、処理回路構成QQ538を更に含む。UE QQ530は、UE QQ530に格納されるかそれによってアクセス可能であり、処理回路構成QQ538によって実行可能である、ソフトウェアQQ531を更に備える。ソフトウェアQQ531はクライアントアプリケーションQQ532を含む。クライアントアプリケーションQQ532は、ホストコンピュータQQ510が対応しているUE QQ530を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータQQ510では、実行中のホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510で終端するOTT接続QQ550を介して、実行中のクライアントアプリケーションQQ532と通信してもよい。サービスをユーザに提供する際、クライアントアプリケーションQQ532は、要求データをホストアプリケーションQQ512から受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続QQ550は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーションQQ532は、ユーザと相互作用して、提供するユーザデータを生成してもよい。
図15に示されるホストコンピュータQQ510、基地局QQ520、およびUE QQ530はそれぞれ、図14のホストコンピュータQQ430、基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cの1つ、およびUE QQ491、QQ492の1つと同様または同一であってもよいことが注目される。つまり、これらのエンティティの内部仕事は図15に示されるようなものであってもよく、また独立して、周囲のネットワークトポロジーは図14のものであってもよい。
図15では、OTT接続QQ550は、仲介デバイスおよびそれらのデバイスを介したメッセージの正確な経路指定に明示的に言及することなく、基地局QQ520を介したホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間の通信を示すため、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、UE QQ530から、またはホストコンピュータQQ510を動作させるサービスプロバイダから、または両方から隠れるように構成されてもよい、経路指定を決定してもよい。OTT接続QQ550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは更に、(例えば、ネットワークのロードバランシングの考慮または再構成に基づいて)経路指定を大幅に変更する決定を行ってもよい。
測定手順は、データ転送率、レイテンシ、および1つまたは複数の実施形態を改善する際の他の因子を監視する目的のために提供されてもよい。更に、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間でOTT接続QQ550を再構成する任意のネットワーク機能性があってもよい。測定手順、および/またはOTT接続QQ550を再構成するネットワーク機能性は、ホストコンピュータQQ510のソフトウェアQQ511およびハードウェアQQ515の形、またはUE QQ530のソフトウェアQQ531およびハードウェアQQ535の形で、または両方で実現されてもよい。実施形態では、センサ(図示なし)は、OTT接続QQ550が通過する通信デバイスにおいて、またはそれと関連して展開されてもよく、センサは、上記に例示した監視量の値を供給することによって、または監視量を計算もしくは推定するのにソフトウェアQQ511、QQ531が用いる他の物理的量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTT接続QQ550の再構成は、メッセージ形式、再送信設定、好ましい経路指定などを含んでもよく、再構成は、基地局QQ520に必ずしも影響を及ぼさなくてもよく、基地局QQ520にとって未知または認識不能であってもよい。かかる手順および機能性は、当該分野において知られており実践されていることがある。特定の実施形態では、測定には、ホストコンピュータQQ510がスループット、伝播時間、レイテンシなどを測定するのを容易にする、所有UEシグナリングが関与してもよい。測定は、伝播時間、エラーなどを監視している状態のOTT接続QQ550を使用して、ソフトウェアQQ511およびQQ531によってメッセージが、特に空または「ダミー」メッセージが送信されるという点で実現されてもよい。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、例えば、本明細書に記載されるような、それぞれのタスク、手順、計算、出力、および/または表示機能などを実施する、電気および/または電子回路類、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または離散的デバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含んでもよい。
次に、本明細書のいくつかの実施形態による無線通信デバイスの動作方法の動作を示すブロック図である、図16を参照する。かかる方法1600は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定することを含んでもよい(ブロック1601)。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の通信で使用される異なる構成における、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に基づく。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスはユーザ機器(UE)を含む。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値であり、特定のフレーム構造は複数の複信モードの1つを含む。
いくつかの実施形態では、TAオフセットはTAコマンド(TAC)に含まれる。いくつかの実施形態では、TAオフセット値は周波数帯に応じて決まる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有する。
いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値とは異なる。例えば、いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値よりも大きい。いくつかの実施形態では、非時分割複信(非TDD)の場合、TAオフセットは0である。いくつかの実施形態では、周波数閾値は約6GHzである。かかる実施形態では、第1のTAオフセットは約20μsであってもよく、第2のTAオフセットは約10μsであってもよい。周波数閾値は6GHz超過または未満であってもよく、第1のTAオフセットは20μs超過または未満であってもよく、第2のTAオフセットは10μs超過または未満であってもよいので、かかる値は非限定例である。
実施形態は、決定したTAオフセットを、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用することを含んでもよい(ブロック1602)。いくつかの実施形態では、TAオフセットを適用することは、TAオフセットに加えて、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを適用することを含んでもよい。
いくつかの実施形態は、TAオフセットを含むメッセージをネットワークノードから受信することを含む(ブロック1603)。かかる実施形態では、決定したTAオフセットを適用することは、受信したTAオフセットを適用することを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、伝播遅延に対応するタイミングアドバンスは、RARメッセージのTAコマンドでネットワークノードから送出される。いくつかの実施形態によれば、TAオフセットは、メッセージの2ビットまたは3ビットを使用してもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットはNR-LTEの共存とは無関係である。
次に、本明細書のいくつかの実施形態によるネットワークノードの動作方法の動作を示すブロック図である、図17を参照する。かかる方法1700は、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットを決定することを含んでもよい(ブロック1701)。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、ネットワークノードと無線通信デバイスとの間の通信で使用される異なる構成における、アップリンク/ダウンリンクスイッチングのための時間オフセット要件に基づく。いくつかの実施形態では、TAオフセットは、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有する。したがって、いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値とは異なる。いくつかの実施形態では、第1のTAオフセット値は第2のTAオフセット値よりも大きい。
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信に対応する。
実施形態は、決定したTAオフセットを無線通信デバイスに送出することを含んでもよい(ブロック1702)。いくつかの実施形態では、TAオフセットはランダムアクセス応答(RAR)メッセージで送出され、他の実施形態では、TAオフセットはTAコマンド(TAC)に含まれる。いくつかの実施形態では、TAオフセットは2ビットまたは3ビットを用いる。
いくつかの実施形態による動作は、無線通信デバイスとネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを、RARメッセージのTAコマンドで、無線通信デバイスに送出することを含む(ブロック1703)。
いくつかの実施形態では、TAオフセット値は周波数帯に応じて決まる。例えば、いくつかの非限定的な実施形態によれば、周波数閾値は約6GHzであってもよく、第1のTAオフセットは約20μsであってもよく、第2のTAオフセットは約10μsであってもよい。いくつかの実施形態では、非時分割複信(非TDD)はTAオフセット0を使用してもよい。
いくつかの実施形態では、TAオフセットは、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値である。異なるフレーム構造の例は、異なる複信モードを含んでもよい。いくつかの実施形態では、TAオフセットはNR-LTEの共存とは無関係である。

Claims (39)

  1. 無線通信デバイス(301)における方法(1600)であって、
    アップリンク-ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク送信が行われるセルの複信モードと、前記アップリンク送信(302)の周波数範囲とに応じて決まる、TAオフセットを決定すること(1601)と、
    前記決定したTAオフセットを前記アップリンク送信で適用すること(1602)とを含む、方法。
  2. 前記複信モードが時分割複信(TDD)の複信モードである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記TAオフセットが、前記周波数範囲が第1の周波数範囲であるかまたは第2の周波数範囲であるかに応じて決まる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1の周波数範囲が6GHz超過の周波数範囲であり、前記第2の周波数範囲が6GHz未満の周波数範囲である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記TAオフセットが、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、前記周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有し、前記第1のTAオフセット値が前記第2のTAオフセット値とは異なる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記周波数閾値が約6GHzであり、前記第1のTAオフセットが約20μsであり、前記第2のTAオフセットが約10μsである、請求項5に記載の方法。
  7. 周波数分割複信(FDD)の複信モードに対する前記TAオフセットが0である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記TAオフセットを示すメッセージを前記ネットワークノードから受信すること(1603)を更に含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記メッセージがランダムアクセス応答(RAR)メッセージである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記TAオフセットがTAコマンド(TAC)に示される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記TAオフセットが前記メッセージの2ビットまたは3ビットによって指定される、請求項8に記載の方法。
  12. 前記TAオフセットが、所定の周波数帯および複信モードに対する所定の定数値である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記TAオフセットを適用することが、
    前記TAオフセットに加えて、前記無線通信デバイスと前記ネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを適用することを更に含み、
    前記伝播遅延に対応する前記タイミングアドバンスが、RARメッセージのTAコマンドで前記ネットワークノードから送出される、請求項1に記載の方法。
  14. 前記TAオフセットがNR-LTEの共存とは無関係である、請求項13に記載の方法。
  15. ネットワークノード(302)における方法(1700)であって、
    アップリンク-ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、ネットワークノードと無線通信デバイス(301)との間の通信で使用される複信モードおよび周波数範囲に応じて決まる、TAオフセットを決定すること(1701)と、
    前記決定したTAオフセットを前記無線通信デバイスに送出すること(1702)とを含む、方法。
  16. 前記TAオフセットがランダムアクセス応答(RAR)メッセージで送出される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記TAオフセットがTAコマンド(TAC)に含まれる、請求項15に記載の方法。
  18. 前記TAオフセットが2ビットまたは3ビットを占める、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記無線通信デバイスと前記ネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを、RARメッセージのTAコマンドで、前記無線通信デバイスに送出すること(1703)を更に含む、請求項15に記載の方法。
  20. 前記TAオフセット値が前記周波数帯に応じて決まる、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記TAオフセットが、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、前記周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有し、前記第1のTAオフセット値が前記第2のTAオフセット値とは異なる、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記第1のTAオフセット値が前記第2のTAオフセット値よりも大きい、請求項21に記載の方法。
  23. 非時分割複信(非TDD)の場合、前記TAオフセットが0である、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記周波数閾値が約6GHzであり、
    前記第1のTAオフセットが約20μsであり、
    前記第2のTAオフセットが約10μsである、請求項21または22に記載の方法。
  25. 前記TAオフセットが、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値である、請求項15から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記TAオフセットがNR-LTEの共存とは無関係である、請求項15から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 無線通信デバイスとして動作するように構成された装置(800)であって、
    少なくとも1つのプロセッサ(801)と、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体(802)とを備え、それによって前記少なくとも1つのプロセッサが、
    アップリンク/ダウンリンクスイッチングのためのタイミングアドバンス(TA)オフセットであって、アップリンク送信が行われるセルの複信モードと、前記アップリンク送信(302)の周波数範囲とに応じて決まる、TAオフセットを決定(601)し、
    前記決定したTAオフセットを、前記無線通信デバイスからネットワークノードへのアップリンク通信で適用(603)するように構成される、装置(800)。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記TAオフセットを含むメッセージを前記ネットワークノードから受信(601)するように更に構成され、
    前記TAオフセットを決定することが、前記受信したTAオフセットを適用することを含む、請求項27に記載の装置。
  29. 前記メッセージがランダムアクセス応答(RAR)メッセージである、請求項27または28に記載の装置。
  30. 前記TAオフセットがTAコマンド(TAC)に含まれる、請求項27または28に記載の装置。
  31. 前記TAオフセットが、特定の周波数帯および特定のフレーム構造に対する、予め定義された定数値である、請求項27または28に記載の装置。
  32. 前記TAオフセットが前記メッセージの2ビットまたは3ビットを占める、請求項30または31に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記TAオフセットを適用したとき、
    前記TAオフセットに加えて、前記無線通信デバイスと前記ネットワークノードとの間の伝播遅延に対応するタイミングアドバンスを適用するように更に構成され、
    前記伝播遅延に対応する前記タイミングアドバンスが、RARメッセージのTAコマンドで前記ネットワークノードから送出される、請求項27に記載の装置。
  34. 前記TAオフセット値が前記周波数帯に応じて決まる、請求項27から33のいずれか一項に記載の装置。
  35. 前記TAオフセットが、時分割複信の周波数閾値よりも低い第1の周波数帯に対する第1のTAオフセット値と、前記周波数閾値に等しいかまたはそれよりも高い第2の周波数帯に対する第2のTAオフセット値とを有し、前記第1のTAオフセット値が前記第2のTAオフセット値とは異なる、請求項27から34のいずれか一項に記載の装置。
  36. 前記第1のTAオフセット値が前記第2のTAオフセット値よりも大きい、請求項35に記載の装置。
  37. 非時分割複信(非TDD)の場合、前記TAオフセットが0である、請求項27から36のいずれか一項に記載の装置。
  38. 前記周波数閾値が約6GHzであり、
    前記第1のTAオフセットが約20μsであり、
    前記第2のTAオフセットが約10μsである、請求項35から37のいずれか一項に記載の装置。
  39. 前記TAオフセットがNR-LTEの共存とは無関係である、請求項27から38のいずれか一項に記載の装置。
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