本発明の概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。本発明の概要は、請求される主題の主要な特徴または不可欠な特徴を識別するものではなく、請求される主題の範囲を限定するために使用されるものでもない。
本開示のいくつかの態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題のソリューションを提供し得る。本明細書で開示される問題点のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。
本開示の第1の態様が、端末デバイスにおいて実装される方法を提供する。本方法は、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することと、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信することとを含む。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の電力を計算するために使用される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを備える。
本開示の実施形態では、プリアンブル送信は要求メッセージ中のプリアンブルを備える。
本開示の実施形態では、プリアンブル送信はランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル送信を備える。
本開示の実施形態では、第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ3(msg3)PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと、追加の第3の電力オフセットとを加算することによって計算される。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、追加の第3の電力オフセットが0であるとき、または追加の第3の電力オフセットがないとき、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットに等しい。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、基地局からシグナリングメッセージを通して取得されるか、またはあらかじめ決定される。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと同じである。4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットを示すシグナリングメッセージが、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを示すために再使用される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージのPUSCHのための動的電力調節を示す送信電力制御(TPC)コマンドを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値のスケーリングファクタを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値を計算するための参照信号リソースインデックスを備える。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、要求メッセージ中のプリアンブルについてのもの、および/または4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ1(msg1)の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)についてのものと同じである。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータはメッセージ3(msg3)のdeltaMCSを備える。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、基地局からシグナリングメッセージを通して取得されるか、またはあらかじめ決定される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することは、基地局から、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを受信することを含む。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは、少なくとも1つの電力制御パラメータを示すためのフィールドを備える。
本開示の実施形態では、フィールドは任意選択的である。少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することは、フィールドがないときに少なくとも1つの電力制御パラメータのデフォルト値を取得することを含む。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージである。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することは、少なくとも1つの電力制御パラメータのあらかじめ決定された値を取得することを含む。
本開示の実施形態では、ランダムアクセスは、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信することと、基地局から、ランダムアクセスが成功したかどうかを示す応答を受信することとを含む2ステップランダムアクセスである。
本開示の第2の態様が、基地局において実装される方法を提供する。本方法は、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信することを含む。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の電力を計算するために使用される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを備える。
本開示の実施形態では、プリアンブル送信は要求メッセージ中のプリアンブルを備える。
本開示の実施形態では、プリアンブル送信はランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル送信を備える。
本開示の実施形態では、第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ3(msg3)PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと、追加の第3の電力オフセットとを加算することによって計算される。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、追加の第3の電力オフセットが0であるとき、または追加の第3の電力オフセットがないとき、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットに等しい。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、端末デバイスにシグナリングメッセージを通して送信されるか、またはあらかじめ決定される。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと同じである。4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットを示すシグナリングメッセージが、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを示すために再使用される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージのPUSCHのための動的電力調節を示す送信電力制御(TPC)コマンドを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値のスケーリングファクタを備える。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値を計算するための参照信号リソースインデックスを備える。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、要求メッセージ中のプリアンブルについてのもの、および/または4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ1(msg1)の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)についてのものと同じである。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータはメッセージ3(msg3)のdeltaMCSを備える。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、端末デバイスにシグナリングメッセージを通して送信されるか、またはあらかじめ決定される。
本開示の実施形態では、本方法は、端末デバイスに、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを送信することをさらに含む。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは、少なくとも1つの電力制御パラメータを示すためのフィールドを備える。
本開示の実施形態では、フィールドは任意選択的である。少なくとも1つの電力制御パラメータは、フィールドがないとき、デフォルト値を備える。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージである。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、あらかじめ決定された値を備える。
本開示の実施形態では、ランダムアクセスは、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信することと、端末デバイスに、ランダムアクセスが成功したかどうかを示す応答を送信することとを含む2ステップランダムアクセスである。
本開示の第3の態様が、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、本端末デバイスは、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することと、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信することとを行うように動作可能である。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、本端末デバイスは、任意の上述の方法を実施するように動作可能である。
本開示の第4の態様が、プロセッサとメモリとを備える基地局を提供する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、本基地局は、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信することを行うように動作可能である。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、本基地局は、任意の上述の方法を実施するように動作可能である。
本開示の第5の態様が、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、任意の上述の方法を実施させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本開示の第6の態様が、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得するように設定された取得ユニットと、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信するように設定された送信ユニットとを備える端末デバイスを提供する。
本開示の実施形態では、取得ユニットは、基地局から、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを受信するようにさらに設定される。
本開示の実施形態では、取得ユニットは、少なくとも1つの電力制御パラメータのあらかじめ決定された値を取得するようにさらに設定される。
本開示の第7の態様が、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信するように設定された受信ユニットを備える基地局を提供する。
本開示の実施形態では、本基地局は、端末デバイスに、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを送信するように設定された送信ユニットをさらに備える。
本開示の第8の態様が、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、端末デバイスへの送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムを提供する。セルラーネットワークは、上述の基地局、および/または、上述の端末デバイスを含む。
本開示の実施形態では、本システムは、端末デバイスをさらに含み、端末デバイスは、基地局と通信するように設定される。
本開示の実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、端末デバイスは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を含む。
本開示の第9の態様が、端末デバイスからの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを含むホストコンピュータと、基地局とを含む通信システムを提供する。送信は、端末デバイスから基地局へのものである。基地局は上述され、および/または、端末デバイスは上述される。
本開示の実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定される。端末デバイスは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定される。
本開示の第10の態様が、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法を提供する。本方法は、ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することを含み得る。任意選択的に、本方法は、ホストコンピュータにおいて、本開示の第2の態様による方法の任意のステップを実施し得る基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することを含み得る。
本開示の第11の態様が、ホストコンピュータを含む通信システムを提供する。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、UEへの送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え得る。セルラーネットワークは、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え得る。基地局の処理回路は、本開示の第2の態様による方法の任意のステップを実施するように設定され得る。
本開示の第12の態様が、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法を提供する。本方法は、ホストコンピュータにおいてユーザデータを提供することを含み得る。任意選択的に、本方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することを含み得る。UEは、本開示の第1の態様による方法の任意のステップを実施し得る。
本開示の第13の態様が、ホストコンピュータを含む通信システムを提供する。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、UEへの送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備え得る。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。UEの処理回路は、本開示の第1の態様による方法の任意のステップを実施するように設定され得る。
本開示の第14の態様が、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法を提供する。本方法は、ホストコンピュータにおいて、本開示の第1の態様による方法の任意のステップを実施し得るUEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み得る。
本開示の第15の態様が、ホストコンピュータを含む通信システムを提供する。ホストコンピュータは、UEから基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え得る。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。UEの処理回路は、本開示の第1の態様による方法の任意のステップを実施するように設定され得る。
本開示の第16の態様が、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み得る通信システムにおいて実装される方法を提供する。本方法は、ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み得る。基地局は、本開示の第2の態様による方法の任意のステップを実施し得る。
本開示の第17の態様が、ホストコンピュータを含み得る通信システムを提供する。ホストコンピュータは、UEから基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え得る。基地局は、無線インターフェースと処理回路とを備え得る。基地局の処理回路は、本開示の第2の態様による方法の任意のステップを実施するように設定され得る。
添付の図面における本開示のいくつかの実施形態のより詳細な説明を通して、本開示の上記および他の目的、特徴および利点がより明らかになり、同じ参照符号は、概して、本開示の実施形態における同じ構成要素を指す。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになる。
本明細書全体にわたる、特徴、利点、または同様の言い回しへの言及は、本開示とともに実現され得る特徴および利点のすべてが、本開示の単一の実施形態におけるものであるべきであることまたはその実施形態におけるものであることを暗示しない。むしろ、特徴および利点に言及する言い回しは、一実施形態に関して説明される特定の特徴、利点、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解されたい。さらに、本開示の説明される特徴、利点、および特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。具体的な実施形態の特定の特徴または利点のうちの1つまたは複数なしに本開示が実践され得ることを、当業者は認識されよう。他の事例では、本開示のすべての実施形態に存在するとは限らないことがある追加の特徴および利点が、いくつかの実施形態において認識され得る。
本明細書で使用される「ネットワーク」、または「通信ネットワーク/システム」という用語は、新無線(NR)、long term evolution(LTE)、LTEアドバンスト、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)など、任意の好適な通信規格に従うネットワーク/システムを指す。さらに、通信ネットワークにおける端末デバイスとネットワークノードとの間の通信は、限定はしないが、第1世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2G)通信プロトコル、2.5G通信プロトコル、2.75G通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、4G通信プロトコル、4.5G通信プロトコル、5G通信プロトコルを含む、任意の好適な世代の通信プロトコル、および/あるいは現在知られているかまたは将来において開発されることになる任意の他のプロトコルに従って実施され得る。
「ネットワークノード」または「ネットワーク側ノード」という用語は、通信ネットワークにおけるアクセス機能をもつネットワークデバイスを指し、それを介して、端末デバイスが通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信する。ネットワークノードは、無線通信ネットワークにおける基地局(BS)、アクセスポイント(AP)、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コントローラまたは任意の他の好適なデバイスを含み得る。BSは、たとえば、ノードB(ノードB(NodeB)またはNB)、エボルブドノードB(eノードBまたはeNB)、次世代ノードB(gノードBまたはgNB)、リモートラジオユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムト、ピコなどの低電力ノードなどであり得る。
ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR無線機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、測位ノードなどを備える。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線通信ネットワークへの端末デバイスアクセスを可能にし、および/または提供し、あるいは、無線通信ネットワークにアクセスした端末デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
さらに、「ネットワークノード」または「ネットワーク側ノード」という用語は、コアネットワーク機能をもつネットワークデバイスをも指し得る。ネットワークノードは、モビリティ管理エンティティ(MME)、またはモバイルスイッチングセンタ(MSC)を指し得る。
「端末デバイス」という用語は、通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信することができる任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、ユーザ機器(UE)、または他の好適なデバイスを指し得る。UEは、たとえば、加入者局、ポータブル加入者局、移動局(MS)またはアクセス端末(AT)であり得る。端末デバイスは、限定はしないが、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーミング端末デバイス、音楽記憶および再生器具、モバイルフォン、セルラーフォン、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、車両などを含み得る。
また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、端末デバイスは、IoTデバイスと呼ばれることもあり、監視、検知および/または測定などを実施し、そのような監視、検知および/または測定などの結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。端末デバイスは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)コンテキストではマシン型通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある。
1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの具体的な例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具、たとえば、冷蔵庫、テレビジョン、時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオでは、端末デバイスは、車両または他の機器、たとえば、医療器械を表し得、これは、その動作ステータスに対する監視、検知および/または報告など、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。
本明細書で使用される「第1の」、「第2の」などという用語は、異なるエレメントを指す。単数形「a」および「an」は、コンテキストが別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しない。「に基づいて」という用語は、「に少なくとも部分的に基づいて」として読み取られるべきである。「一実施形態(one embodiment)」および「一実施形態(an embodiment)」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」として読み取られるべきである。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」として読み取られるべきである。明示的および暗黙的な他の規定が、以下で含まれ得る。
図2は、2ステップランダムアクセスプロシージャを示す図である。図2に示されているように、初期ランダムアクセスは、わずか2つのステップにおいて完了され得る。第1のステップにおいて、UEは、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージ(メッセージA(MsgA))を送信する。第2のステップとして、UEは、基地局から、ランダムアクセスが成功したかどうかを示す応答(メッセージB(MsgB))を受信する。要求メッセージ(MsgA)は、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
詳細には、メッセージA(msgA)は、場合によってはPUSCH上の何らかの小さいペイロードを伴う、無線リソース制御(RRC)接続要求などの上位レイヤデータとともにランダムアクセスプリアンブルを含む。第2のステップにおいて、gNBは、UE識別子割り振り、タイミングアドバンス情報、および競合解消メッセージなどを含むランダムアクセス応答(RAR)(MsgB)を送る。
そのような2ステップRACHプロシージャでは、プリアンブルおよびPUSCHは、UEがランダムアクセス応答(メッセージB)を受信する前に、メッセージAと呼ばれる1つのメッセージ中でUEによって送信される。したがって、このメッセージA中でPUSCHの電力制御パラメータを決定するためのソリューションを提供することが望ましいであろう。
図3は、本開示の実施形態による、ランダムアクセスプロシージャにおける電力制御のための方法を示す例示的なフローチャートである。図3に示されているように、端末デバイスにおいて実装される方法が、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得するステップS101と、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信するステップS102とを含む。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
したがって、基地局200において実装される方法が、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信するS201を含み得る。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
方法は、図2に示されているように2ステップRACHプロシージャにおいて適用され得る。したがって、ランダムアクセスは、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージ(msgA)を送信することと、基地局から、ランダムアクセスが成功したかどうかを示す応答(msgB)を受信することとを含み得る。
本開示によれば、電力制御は、2ステップRACHプロシージャにおいてなど、4ステップRACHプロシージャと異なるRACHプロシージャにおいて達成され得る。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の電力を計算するために使用される。
近遠効果をハンドリングし、チャネル間干渉を緩和するために、各チャネルおよび信号の電力制御が、NRのためのアップリンクにおいて必要とされる。
サービングセルcのキャリアfのアクティブアップリンク帯域幅部分(UL BWP)b上でのPUSCH送信の場合、UEは、最初に、非0PUSCH送信電力でのアンテナポートの数とPUSCH送信方式のための設定されたアンテナポートの数との比によって、送信電力P
PUSCH,b,f,c(i,j,q
d,l)の線形値
をスケーリングする。UEは、得られたスケーリングされた電力を、UEが非0電力でPUSCHを送信するアンテナポートにわたって、等しく分割する。
特定の例として、以下の式が、NRリリース15におけるすべてのPUSCH送信の送信電力のために使用され、各パラメータの説明の詳細を含む3GPP TS38.213 V15.3.0のセクション7.1において詳細を参照されたい。
サービングセルcのキャリアfのアクティブUL BWP b上の、送信機会iにおけるPUSCHの電力が、インデックスjをもつパラメータセット設定とインデックスlをもつPUSCH電力制御調節状態とを使用して、
である。
最初に、いくつかの電力制御パラメータを示すために、4ステップRACHプロシージャを例にとる。
パラメータ1 PO_PUSCH,b,f,c(j)は、構成要素PO_NOMINAL_PUSCH,f,c(j)と構成要素PO_UE_PUSCH,b,f,c(j)との和から組み立てられる。また、メッセージ3の場合、j=0、PO_UE_PUSCH,f,c(0)=0、およびPO_NOMINAL_PUSCH,f,c(0)=PO_PRE+ΔPREAMBLE_Msg3であり、ここで、(PO_PREについての)パラメータpreambleReceivedTargetPower[3GPP TS38.321参照]と、(ΔPREAMBLE_Msg3についての)msg3-DeltaPreambleとは、サービングセルのキャリアfのための上位レイヤによって提供される。
パラメータ2αb,f,c(j)、j=0、αb,f,c(0)は、提供されたとき、上位レイヤパラメータmsg3-Alphaの値であり、他の場合、αb,f,c(0)=1である。
パラメータ3PLb,f,c(qd)、すなわちダウンリンクパスロス推定値。UEは、msg3 PUSCHについて、対応するPRACH送信の場合と同じRSリソースインデックスqdを使用する。
パラメータ4f
b,f,c(i,l)、すなわちPUSCH電力制御調節状態。Msg3 PUSCH l=0、および、f
b,f,c(0,l)=ΔP
rampup,b,f,c+δ
msg2,b,f,cの場合、ここで、l=0であり、δ
msg2,b,f,cは、サービングセルc中のキャリアfのアクティブUL BWP b上のPRACH送信に対応するランダムアクセス応答メッセージのランダムアクセス応答グラント中で示されるTPCコマンド値であり、
であり、ΔP
rampuprequested,b,f,cは、上位レイヤによって提供され、サービングセルc中のキャリアfのための最初のランダムアクセスプリアンブルから最後のランダムアクセスプリアンブルまでの上位レイヤによって要求された総電力ランプアップに対応し、
は、サービングセルcのキャリアfのアクティブUL BWP b上の第1のPUSCH送信のためのリソースブロックの数において表現されるPUSCHリソース割り振りの帯域幅であり、Δ
TF,b,f,c(0)は、サービングセルcのキャリアfのアクティブUL BWP b上の第1のPUSCH送信の電力調節である。
何らかの専用(すなわちブロードキャストされたシグナリングではない)シグナリングが、ここでは3GPP TS38.331 V15.3.0からコピーされ、これは、上述のパラメータ、または他の関係しているパラメータのうちのいくつかの値を割り振るように、接続モードのUEに基地局からシグナリングされる。
msg3-Alphaに関して。
msg3 PUSCHについての専用アルファ値。L1パラメータ「alpha-ue-pusch-msg3」に対応する(3GPP TS38.213、セクション7.1参照)。フィールドがないとき、UEは値1を適用する。
deltaMCSに関して。
デルタ変調符号化方式(MCS)を適用すべきかどうかを示す。フィールドがないとき、UEは、PUSCHについてdelta_TFC式においてKs=0を適用し、TFCは、トランスポートフォーマット組合せを指す(3GPP TS38.331参照)。L1パラメータ「deltaMCS-Enabled」に対応する(3GPP TS38.213、セクション7.1参照)。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージ(たとえば、2ステップRACHにおけるmsgA)のPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを備える。
本開示の実施形態では、プリアンブル送信は、要求メッセージ(たとえば、2ステップRACHにおけるmsgA)中のプリアンブル、またはランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル送信(たとえば、4ステップRACHにおけるmsg1)を備える。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、基地局からシグナリングメッセージを通して取得されるか、またはあらかじめ決定される。
例示的な名前、たとえばmsgA-DeltaPreambleが、メッセージA PUSCHと(メッセージAまたはメッセージ1のいずれか中の)プリアンブルとの間の第1の電力オフセットを示すように規定され得る。詳細には、メッセージA中のプリアンブル部分は、メッセージ1と同じ電力設定を有し得る。
たとえば、このmsgA-DeltaPreambleを、以下のようにIE PUSCH-ConfigCommon中に導入する。msgA-DeltaPreamble=0であるとき、メッセージA中のプリアンブルおよびPUSCHは、同じ電力設定を有する。
msgA-DeltaPreamble
msgA PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第1の電力オフセット。実際の値=フィールド値*2[dB]である。その値は、「Delta-preamble-msgA」など、L1パラメータに対応し得る。
このパラメータのためのシグナリングメッセージの一例として、第2の電力オフセット「msg3-DeltaPreamble」を示すシグナリングメッセージが再使用され得る。
もちろん、別の例として、「msg3-DeltaPreamble」を示すメッセージの同様の構造をもつ新しいシグナリングが、「msgA-DeltaPreamble」のために使用され得る。
本開示の実施形態では、第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ3(msg3)PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと、追加の第3の電力オフセットとを加算することによって計算される。
したがって、第1の電力オフセット自体ではなく追加の第3の電力オフセットのみがシグナリングされるか、またはあらかじめ決定され得る。
たとえば、msgA-DeltaPreamble=msg3-DeltaPreamble+Poであり、追加の第3の電力オフセットPoは、シグナリングされるかまたは固定値、たとえば-2dBであるか、あるいは他のパラメータによってあらかじめ決定されるかのいずれかであり得る。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、追加の第3の電力オフセット(Po)が0であるとき、または追加の第3の電力オフセットがないとき、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットに等しい。
本開示の実施形態では、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットは、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットと同じであり得、4ステップランダムアクセスにおけるmsg3 PUSCHとRACHプリアンブル送信との間の第2の電力オフセットを示すシグナリングメッセージが、要求メッセージのPUSCHとプリアンブル送信との間の第1の電力オフセットを示すために再使用される。したがって、余分のシグナリングメッセージまたは情報エレメントは必要とされない。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、要求メッセージのPUSCHのための動的電力調節を示す送信電力制御(TPC)コマンドを備える。
固定値がMsgA PUSCHのTPCコマンドのために使用され得る。または、その値は、RRCシグナリングにおいてシグナリングされ得る。たとえば、MsgA PUSCHについてのδ
msg2,b,f,cを示すTPCコマンドが以下の表に記載されている。左列中の数が受信されたとき、右列中の対応する値が電力調節/シフトの計算のために適応される。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値のスケーリングファクタを備える。
スケーリングファクタは、上式におけるアルファ値αb,f,c(j)であり得る。msg3-Alphaと同様の新しいパラメータ、たとえばmsgA-Alphaが、RRCシグナリングにおいてシグナリングされ得るか、または、そのパラメータは、2ステップRACHプロシージャにおけるmsgA PUSCHの電力制御のためのαb,f,c(j)の計算のためにあらかじめ決定され得る。
msgA-Alpha
msgA PUSCHについての専用のアルファ値。その値は、「alpha-ue-pusch-msgA」など、L1パラメータに対応し得る。フィールドがないとき、UEは値1を適用する。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、ダウンリンクパスロス推定値を計算するための参照信号リソースインデックスを備える。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、要求メッセージ中のプリアンブルについてのもの、および/または4ステップランダムアクセスにおけるメッセージ1(msg1)の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)についてのものと同じである。
本開示の実施形態では、参照信号リソースインデックスは、基地局からシグナリングメッセージを通して取得されるか、またはあらかじめ決定される。
すなわち、ダウンリンクパスロス推定値PLb,f,c(qd)について、UEは、msgA PUSCHについての、対応するmsgAプリアンブル送信またはPRACH msg1送信の場合と同じRSリソースインデックスqdを使用する。または、別個のRSリソースインデックスが、msgA PUSCHの電力制御のためにあらかじめ決定されるか、または基地局からUEにシグナリングされ得る。
本開示の実施形態では、少なくとも1つの電力制御パラメータは、deltaMCSなど、直接適用されるべき既存のパラメータを備える。deltaMCSが一例にすぎず、適用可能な任意の他の既存のパラメータが含まれ得ることを理解されたい。
図4は、本開示の実施形態による、ランダムアクセスプロシージャにおける電力制御のための方法のサブステップを示す例示的なフローチャートである。
図4に示されているように、少なくとも1つの電力制御パラメータを取得するステップS101は、基地局から、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを受信するステップS401を含み得る。
したがって、基地局200において実装される方法は、端末デバイスに、少なくとも1つの電力制御パラメータを備えるシグナリングメッセージを送信するステップS402をさらに含む。
本開示の実施形態では、専用シグナリングメッセージおよびブロードキャストシグナリングメッセージのいずれかが使用され得る。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは、少なくとも1つの電力制御パラメータを示すためのフィールドを備える。
本開示の実施形態では、フィールドは任意選択的である。少なくとも1つの電力制御パラメータを取得することは、フィールドがないときに少なくとも1つの電力制御パラメータのデフォルト値を取得することを含む。
本開示の実施形態では、シグナリングメッセージは無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージである。
図5は、本開示の実施形態による、ランダムアクセスプロシージャにおける電力制御のための方法のサブステップを示す別の例示的なフローチャートである。
図5に示されているように、少なくとも1つの電力制御パラメータを取得するステップS101は、少なくとも1つの電力制御パラメータのあらかじめ決定された値を取得するステップS501を含み得る。
あらかじめ決定された値は、任意のプロトコルまたは動作ストラテジーに従って設定され得る。
本開示の実施形態によれば、電力制御は、2ステップRACHプロシージャにおいてなど、4ステップRACHプロシージャと異なるRACHプロシージャにおいて達成され得る。
図6は、本開示の実施形態による、ネットワークノードを示すブロック図である。
図6に示されているように、端末デバイス100は、プロセッサ601とメモリ602とを備える。メモリ602は、プロセッサ601によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、端末デバイス100は、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得すること(S101)と、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信すること(S102)とを行うように動作可能である。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、端末デバイスは、ステップS401、S501など、任意の上述の方法を実施するように動作可能である。
図6に示されているように、基地局200は、プロセッサ603とメモリ604とを備える。メモリ604は、プロセッサ603によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、基地局200は、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信すること(S201)を行うように動作可能である。ランダムアクセスについての要求メッセージの電力が、少なくとも1つの電力制御パラメータに基づいて制御される。要求メッセージは、RACHプリアンブルとPUSCHとを備える。
本開示の実施形態では、基地局は、ステップS402など、任意の上述の方法を実施するように動作可能である。
本開示の実施形態によれば、電力制御は、2ステップRACHプロシージャにおいてなど、4ステップRACHプロシージャと異なるRACHプロシージャにおいて達成され得る。
プロセッサ601、603は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラなど、任意の種類の処理構成要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアであり得る。メモリ602、604は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、任意の種類の記憶構成要素であり得る。
図7は、本開示の実施形態による、コンピュータ可読記憶媒体を示すブロック図である。
図7に示されているように、コンピュータ可読記憶媒体700は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、任意の上述の方法を実施させる命令/プログラム701を備える。
コンピュータ可読記憶媒体700は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。
本開示の実施形態によれば、電力制御は、2ステップRACHプロシージャにおいてなど、4ステップRACHプロシージャと異なるRACHプロシージャにおいて達成され得る。
図8は、端末デバイスの機能ユニットを示す概略図である。図8に示されているように、端末デバイス100は、ランダムアクセスについての要求メッセージのために使用されるべき少なくとも1つの電力制御パラメータを取得する(S101)ように設定された取得ユニット801と、基地局に、ランダムアクセスについての要求メッセージを送信する(S102)ように設定された送信ユニット802とを備え得る。
さらに、取得ユニット801は、ステップS401、またはS501を実装するように設定され得る。
図9は、基地局の機能ユニットを示す概略図である。図9に示されているように、基地局200は、端末デバイスから、ランダムアクセスについての要求メッセージを受信する(S201)ように設定された受信ユニット901を備え得る。基地局200は、ステップS402を実装するように設定された送信ユニットをさらに備え得る。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
機能ユニットがある場合、端末デバイスまたは基地局は、固定プロセッサまたはメモリを必要としないことがあり、任意のコンピューティングリソースおよび記憶リソースが、通信システムにおける少なくとも1つのネットワークノードまたは端末デバイスから構成され得る。仮想化技術およびネットワークコンピューティング技術の導入は、ネットワークリソースの使用効率およびネットワークのフレキシビリティを改善し得る。
さらに、端末デバイスと基地局とを含む例示的な全体的な通信システムが、以下のように導入される。
本開示の実施形態は、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、端末デバイスへの送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを含むホストコンピュータを含む通信システムを提供する。セルラーネットワークは上述の基地局、および/または、上述の端末デバイスを含む。
本開示の実施形態では、システムは、端末デバイスをさらに含み、端末デバイスは、基地局と通信するように設定される。
本開示の実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、端末デバイスは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を含む。
本開示の実施形態は、端末デバイスからの送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを含むホストコンピュータと、基地局とを含む通信システムをも提供する。送信は、端末デバイスから基地局へのものである。基地局は上述され、および/または、端末デバイスは上述される。
本開示の実施形態では、ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定される。端末デバイスは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定される。
図10は、いくつかの実施形態による、無線ネットワークを示す概略図である。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図10に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図10の無線ネットワークは、ネットワーク1006、(ネットワーク側ノードに対応する)ネットワークノード1060および1060b、ならびに(端末デバイスに対応する)WD1010、1010b、および1010cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード1060および無線デバイス(WD)1010は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク1006は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード1060およびWD1010は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図10では、ネットワークノード1060は、処理回路1070と、デバイス可読媒体1080と、インターフェース1090と、補助機器1084と、電源1086と、電力回路1087と、アンテナ1062とを含む。図10の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード1060は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード1060の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体1080は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード1060は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード1060が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1060は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体1080)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ1062がRATによって共有され得る)。ネットワークノード1060は、ネットワークノード1060に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード1060内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路1070は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路1070によって実施されるこれらの動作は、処理回路1070によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路1070は、単体で、またはデバイス可読媒体1080などの他のネットワークノード1060構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード1060機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路1070は、デバイス可読媒体1080に記憶された命令、または処理回路1070内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路1070は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路1070は、無線周波数(RF)トランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路1072とベースバンド処理回路1074との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1080、または処理回路1070内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路1070によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1070によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1070は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1070単独に、またはネットワークノード1060の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード1060によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体1080は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路1070によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体1080は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1070によって実行されることが可能であり、ネットワークノード1060によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体1080は、処理回路1070によって行われた計算および/またはインターフェース1090を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路1070およびデバイス可読媒体1080は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース1090は、ネットワークノード1060、ネットワーク1006、および/またはWD1010の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース1090は、たとえば有線接続上でネットワーク1006との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末1094を備える。インターフェース1090は、アンテナ1062に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ1062の一部であり得る、無線フロントエンド回路1092をも含む。無線フロントエンド回路1092は、フィルタ1098と増幅器1096とを備える。無線フロントエンド回路1092は、アンテナ1062および処理回路1070に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ1062と処理回路1070との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路1092は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路1092は、デジタルデータを、フィルタ1098および/または増幅器1096の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ1062を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ1062は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1092によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1070に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード1060は別個の無線フロントエンド回路1092を含まないことがあり、代わりに、処理回路1070は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路1092なしでアンテナ1062に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1072の全部または一部が、インターフェース1090の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース1090は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末1094と、無線フロントエンド回路1092と、RFトランシーバ回路1072とを含み得、インターフェース1090は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路1074と通信し得る。
アンテナ1062は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ1062は、無線フロントエンド回路1090に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ1062は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全方向アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ1062は、ネットワークノード1060とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード1060に接続可能であり得る。
アンテナ1062、インターフェース1090、および/または処理回路1070は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ1062、インターフェース1090、および/または処理回路1070は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路1087は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード1060の構成要素に供給するように設定される。電力回路1087は、電源1086から電力を受信し得る。電源1086および/または電力回路1087は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード1060の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源1086は、電力回路1087および/またはネットワークノード1060中に含まれるか、あるいは電力回路1087および/またはネットワークノード1060の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード1060は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路1087に電力を供給する。さらなる例として、電源1086は、電力回路1087に接続された、または電力回路1087中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード1060の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図10に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード1060は、ネットワークノード1060への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード1060からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード1060のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス1010は、アンテナ1011と、インターフェース1014と、処理回路1020と、デバイス可読媒体1030と、ユーザインターフェース機器1032と、補助機器1034と、電源1036と、電力回路1037とを含む。WD1010は、WD1010によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD1010内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ1011は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース1014に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ1011は、WD1010とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD1010に接続可能であり得る。アンテナ1011、インターフェース1014、および/または処理回路1020は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ1011は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース1014は、無線フロントエンド回路1012とアンテナ1011とを備える。無線フロントエンド回路1012は、1つまたは複数のフィルタ1018と増幅器1016とを備える。無線フロントエンド回路1014は、アンテナ1011および処理回路1020に接続され、アンテナ1011と処理回路1020との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路1012は、アンテナ1011に結合されるか、またはアンテナ1011の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD1010は別個の無線フロントエンド回路1012を含まないことがあり、むしろ、処理回路1020は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ1011に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022の一部または全部が、インターフェース1014の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路1012は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路1012は、デジタルデータを、フィルタ1018および/または増幅器1016の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ1011を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ1011は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路1012によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路1020に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路1020は、単体で、またはデバイス可読媒体1030などの他のWD1010構成要素と併せてのいずれかで、WD1010機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路1020は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体1030に記憶された命令、または処理回路1020内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路1020は、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD1010の処理回路1020は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路1024およびアプリケーション処理回路1026の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路1022は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路1022およびベースバンド処理回路1024の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路1026は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路1022、ベースバンド処理回路1024、およびアプリケーション処理回路1026の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路1022は、インターフェース1014の一部であり得る。RFトランシーバ回路1022は、処理回路1020のためのRF信号を調整し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体1030に記憶された命令を実行する処理回路1020によって提供され得、デバイス可読媒体1030は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路1020によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路1020は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路1020単独に、またはWD1010の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD1010によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路1020は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路1020によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路1020によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD1010によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体1030は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路1020によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体1030は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路1020によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路1020およびデバイス可読媒体1030は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器1032は、人間のユーザがWD1010と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形式のものであり得る。ユーザインターフェース機器1032は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD1010への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD1010にインストールされるユーザインターフェース機器1032のタイプに応じて変化し得る。たとえば、WD1010がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD1010がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器1032は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032は、WD1010への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路1020が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路1020に接続される。ユーザインターフェース機器1032は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032はまた、WD1010からの情報の出力を可能にするように、および処理回路1020がWD1010からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器1032は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器1032の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD1010は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器1034は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊なセンサー、有線通信など、追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器1034の構成要素の包含、および補助機器1034の構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化し得る。電源1036は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD1010は、電源1036から、本明細書で説明または示される任意の機能を行うために電源1036からの電力を必要とする、WD1010の様々な部分に電力を配信するための、電力回路1037をさらに備え得る。電力回路1037は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路1037は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD1010は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路1037はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源1036に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源1036の充電のためのものであり得る。電力回路1037は、電源1036からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD1010のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
図11は、いくつかの実施形態による、ユーザ機器を示す概略図である。
図11は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連付けられないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連付けられるか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE1100は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図11に示されているUE1100は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図11はUEを示すが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図11では、UE1100は、入出力インターフェース1105、無線周波数(RF)インターフェース1109、ネットワーク接続インターフェース1111、ランダムアクセスメモリ(RAM)1117と読取り専用メモリ(ROM)1119と記憶媒体1121などとを含むメモリ1115、通信サブシステム1131、電源1133、および/または任意の他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路1101を含む。記憶媒体1121は、オペレーティングシステム1123と、アプリケーションプログラム1125と、データ1127とを含む。他の実施形態では、記憶媒体1121は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図11に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変化し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図11では、処理回路1101は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路1101は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路1101は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース1105は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE1100は、入出力インターフェース1105を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE1100への入力およびUE1100からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE1100は、ユーザがUE1100に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース1105を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図11では、RFインターフェース1109は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、ネットワーク1143aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク1143aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク1143aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース1111は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM1117は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス1102を介して処理回路1101にインターフェースするように設定され得る。ROM1119は、処理回路1101にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM1119は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体1121は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体1121は、オペレーティングシステム1123と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム1125と、データファイル1127とを含むように設定され得る。記憶媒体1121は、UE1100による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体1121は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体1121は、UE1100が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体1121中に有形に具現され得、記憶媒体1121はデバイス可読媒体を備え得る。
図11では、処理回路1101は、通信サブシステム1131を使用してネットワーク1143bと通信するように設定され得る。ネットワーク1143aとネットワーク1143bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム1131は、ネットワーク1143bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム1131は、IEEE802.11、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機1133および/または受信機1135を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機1133および受信機1135は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム1131の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム1131は、セルラー通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク1143bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク1143bは、セルラーネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源1113は、UE1100の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE1100の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE1100の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム1131は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路1101は、バス1102上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路1101によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路1101と通信サブシステム1131との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図12は、いくつかの実施形態による、仮想化環境を示す概略図である。
図12は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境1200を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード1230のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境1200において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション1220によって実装され得る。アプリケーション1220は、処理回路1260とメモリ1290とを備えるハードウェア1230を提供する、仮想化環境1200において稼働される。メモリ1290は、処理回路1260によって実行可能な命令1295を含んでおり、それにより、アプリケーション1220は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境1200は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1260を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス1230を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路1260は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ1290-1を備え得、メモリ1290-1は、処理回路1260によって実行される命令1295またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1270を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1270は物理ネットワークインターフェース1280を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路1260によって実行可能なソフトウェア1295および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体1290-2をも含み得る。ソフトウェア1295は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ1250をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン1240を実行するためのソフトウェア、ならびに、それらが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン1240は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤ1250またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス1220の事例の異なる実施形態が、仮想マシン1240のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路1260は、ソフトウェア1295を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1250をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ1250は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ1250は、仮想マシン1240に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図12に示されているように、ハードウェア1230は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア1230は、アンテナ12225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア1230は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション1220のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)12100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン1240は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン1240の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン1240のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア1230のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ1230の上の1つまたは複数の仮想マシン1240において稼働する固有のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図12中のアプリケーション1220に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機12220と1つまたは複数の受信機12210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット12200は、1つまたは複数のアンテナ12225に結合され得る。無線ユニット12200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード1230と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード1230と無線ユニット12200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム12230を使用して、実現され得る。
図13は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを示す概略図である。
図13を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1311とコアネットワーク1314とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク1310を含む。アクセスネットワーク1311は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1312a、1312b、1312cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1313a、1313b、1313cを規定する。各基地局1312a、1312b、1312cは、有線接続または無線接続1315上でコアネットワーク1314に接続可能である。カバレッジエリア1313c中に位置する第1のUE1391が、対応する基地局1312cに無線で接続するか、または対応する基地局1312cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1313a中の第2のUE1392が、対応する基地局1312aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1391、1392が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局1312に接続している状況に等しく適用可能である。
電気通信ネットワーク1310は、それ自体、ホストコンピュータ1330に接続され、ホストコンピュータ1330は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1330は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。電気通信ネットワーク1310とホストコンピュータ1330との間の接続1321および1322は、コアネットワーク1314からホストコンピュータ1330に直接延び得るか、または任意選択的の中間ネットワーク1320を介して進み得る。中間ネットワーク1320は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1320は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1320は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図13の通信システムは全体として、接続されたUE1391、1392とホストコンピュータ1330との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1350として説明され得る。ホストコンピュータ1330および接続されたUE1391、1392は、アクセスネットワーク1311、コアネットワーク1314、任意の中間ネットワーク1320、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1350を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1350は、OTT接続1350が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1312は、接続されたUE1391にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1330から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局1312は、UE1391から発生してホストコンピュータ1330に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
図14は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す概略図である。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図14を参照しながら説明される。通信システム1400では、ホストコンピュータ1410が、通信システム1400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1416を含む、ハードウェア1415を備える。ホストコンピュータ1410は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1418をさらに備える。特に、処理回路1418は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1410は、ホストコンピュータ1410に記憶されるかまたはホストコンピュータ1410によってアクセス可能であり、処理回路1418によって実行可能である、ソフトウェア1411をさらに備える。ソフトウェア1411は、ホストアプリケーション1412を含む。ホストアプリケーション1412は、UE1430およびホストコンピュータ1410において終端するOTT接続1450を介して接続するUE1430など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1412は、OTT接続1450を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム1400は、電気通信システム中に提供される基地局1420をさらに含み、基地局1420は、基地局1420がホストコンピュータ1410およびUE1430と通信することを可能にするハードウェア1425を備える。ハードウェア1425は、通信システム1400の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1426、ならびに基地局1420によってサーブされるカバレッジエリア(図14に図示せず)中に位置するUE1430との少なくとも無線接続1470をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1427を含み得る。通信インターフェース1426は、ホストコンピュータ1410への接続1460を容易にするように設定され得る。接続1460は直接であり得るか、あるいは、接続1460は、電気通信システムのコアネットワーク(図14に図示せず)を、および/または電気通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1420のハードウェア1425は、処理回路1428をさらに含み、処理回路1428は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1420は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1421をさらに有する。
通信システム1400は、すでに言及されたUE1430をさらに含む。UE1430のハードウェア1435は、UE1430が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1470をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1437を含み得る。UE1430のハードウェア1435は、処理回路1438をさらに含み、処理回路1438は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1430は、UE1430に記憶されるかまたはUE1430によってアクセス可能であり、処理回路1438によって実行可能である、ソフトウェア1431をさらに備える。ソフトウェア1431はクライアントアプリケーション1432を含む。クライアントアプリケーション1432は、ホストコンピュータ1410のサポートのもとに、UE1430を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1410では、実行しているホストアプリケーション1412は、UE1430およびホストコンピュータ1410において終端するOTT接続1450を介して、実行しているクライアントアプリケーション1432と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1432は、ホストアプリケーション1412から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1450は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1432は、クライアントアプリケーション1432が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図14に示されているホストコンピュータ1410、基地局1420およびUE1430は、それぞれ、図13のホストコンピュータ1330、基地局1312a、1312b、1312cのうちの1つ、およびUE1391、1392のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図14に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図13のものであり得る。
図14では、OTT接続1450は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1420を介したホストコンピュータ1410とUE1430との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1430からまたはホストコンピュータ1410を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1450がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
UE1430と基地局1420との間の無線接続1470は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1470が最後のセグメントを形成するOTT接続1450を使用して、UE1430に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、ネットワーク接続の再アクティブ化のためのレイテンシおよび電力消費を改善し、それにより、ユーザ待ち時間の低減、レート制御の向上など、利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1410とUE1430との間のOTT接続1450を再設定するための任意選択的のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1450を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1410のソフトウェア1411およびハードウェア1415でまたはUE1430のソフトウェア1431およびハードウェア1435で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続1450が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1411、1431が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1450の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1420に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1420に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1410の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1411および1431が、ソフトウェア1411および1431が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1450を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図15は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す概略図である。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図13および図14を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1510において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1510の(任意選択的であり得る)サブステップ1511において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1520において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(任意選択的であり得る)ステップ1530において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、任意選択的であり得る)ステップ1540において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図16は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す概略図である。
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図13および図14を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択的なサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(任意選択的であり得る)ステップ1630において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図17は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す概略図である。
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図13および図14を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図17への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択的であり得る)ステップ1710において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1720において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1720の(任意選択的であり得る)サブステップ1721において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1710の(任意選択的であり得る)サブステップ1711において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(任意選択的であり得る)サブステップ1730において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1740において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図18は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法を示す概略図である。
図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図13および図14を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図18への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択的であり得る)ステップ1810において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(任意選択的であり得る)ステップ1820において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(任意選択的であり得る)ステップ1830において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本開示の実施形態によれば、電力制御は、2ステップRACHプロシージャにおいてなど、4ステップRACHプロシージャと異なるRACHプロシージャにおいて達成され得る。
概して、本開示の様々な例示的な実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、論理あるいはそれらの任意の組合せで実装され得る。たとえば、いくつかの態様は、ハードウェアで実装され得、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実装され得るが、本開示はそれに限定されない。本開示の例示的な実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または何らかの他の図式表現を使用して、例示および説明され得るが、本明細書で説明されるこれらのブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組合せで実装され得ることを十分に理解されたい。
したがって、本開示の例示的な実施形態の少なくともいくつかの態様が、集積回路チップおよびモジュールなど、様々な構成要素において実践され得ることを諒解されたい。したがって、本開示の例示的な実施形態は、集積回路として具現される装置において実現され得、ここで、集積回路は、本開示の例示的な実施形態に従って動作するように設定可能である、データプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、ベースバンド回路および無線周波数回路のうちの少なくとも1つまたは複数を具現するための回路(ならびに場合によってはファームウェア)を含み得る。
本開示の例示的な実施形態の少なくともいくつかの態様が、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、1つまたは複数のプログラムモジュールでなど、コンピュータ実行可能命令で具現され得ることを諒解されたい。概して、プログラムモジュールは、コンピュータまたは他のデバイス中のプロセッサによって実行されたとき、特定のタスクを実施するか、または特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、固体メモリ、RAMなど、コンピュータ可読媒体に記憶され得る。当業者によって諒解されるように、プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において必要に応じて組み合わせられるかまたは分散され得る。さらに、機能は、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、ファームウェアまたはハードウェア等価物において全体的にまたは部分的に具現され得る。
本開示は、明示的に本明細書で開示される特徴の任意の新規の特徴または組合せあるいはその任意の一般化のいずれかを含む。本開示の上記の例示的な実施形態への様々な修正および適応は、添付の図面とともに読まれるとき、上記の説明に鑑みて、当業者に明らかになり得る。しかしながら、任意のおよびすべての修正が、依然として、本開示の非限定的なおよび例示的な実施形態の範囲内に入る。