JP2020065095A - 端末装置、基地局装置、通信方法、および、集積回路 - Google Patents

端末装置、基地局装置、通信方法、および、集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置および基地局装置が互いに、効率的に通信をすること【解決手段】端末装置は、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントし、上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報と上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信し、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は送信カウンタと上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPUSCH送信のための送信電力は送信カウンタと上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる。【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、通信方法、および、集積回路に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE:登録商標)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている(非特許文献1、2、3、4、5
)。また、3GPPにおいて、新たな無線アクセス方式(以下、「New Radio(NR)」と
称する。)が検討されている。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB
)とも称する。NRでは、基地局装置をgNodeBとも称する。LTE、および、NRでは、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTE、および、NRは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
非特許文献6において、初期アクセス手順、および、ランダムアクセス手順の遅延および/またはオーバーヘッドの削減のための技術を検討することが提案されている(非特許文献6)。
本発明は、基地局装置とのランダムアクセスを効率的に実行することができる端末装置、該端末装置と通信する基地局装置、該端末装置に用いられる通信方法、該基地局装置に用いられる通信方法、該端末装置に実装される集積回路、該基地局装置に実装される集積回路を提供する。
(1)本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、端末装置であって、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントする上位層処理部と、上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報、および、上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信する受信部と、送信電力をセットする送信電力制御部と、を備え、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の前記第1のステップにおけるPUSCH送信のための送信電力は、前記
送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる。
(2)本発明の第2の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントし、上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報、および、上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信し、送信電力をセットし、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の前記第1のステップにおけるPUSCH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる。
この発明によれば、端末装置および基地局装置は、効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。
本実施形態の無線通信システムの概念図である。 本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。 本実施形態の上りリンクスロットの概略構成を示す図である。 本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態のターゲット基地局装置3Bの構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態における4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。 本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。 本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の変形例を示す図である。 本実施形態における非コンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。 本実施形態におけるイベントとランダムアクセス手順の形態の対応の一例を示す図である。 本実施形態におけるイベントとランダムアクセス手順の形態の対応の別の例を示す図である。 本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセットと、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータと、ランダムアクセスプリアンブルのグループの対応の一例を示す図である。 本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブル、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の一例を示す図である。 本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブルのグループ、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の一例を示す図である。 本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブル、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の別の例を示す図である。 本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。 本実施形態におけるランダムアクセスレスポンスおよび/またはコンテンションリゾリューションを含むトランスポートブロックの一例を示す図である。 本実施形態におけるランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリアンブルのグループの一例を示す図である。 本実施形態におけるランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリアンブルのグループの別の例を示す図である。 本実施形態におけるコンテンションベースランダムアクセス手順のフローの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1、および、基地局装置3を具備する。基地局装置3は、ソース基地局装置3A、ターゲット基地局装置3B、および、MME(Mobility Management Entity)/GW(Gateway)を含む。Uuは端末装置1と基地局装置3の間の無線アクセスリンク
である。Uuは、端末装置1から基地局装置3への上りリンク、および、基地局装置3から端末装置1への下りリンクを含む。X2は、ソース基地局装置3Aとターゲット基地局装置3Bの間のバックホールリンクである。S1は、ソース基地局装置3A/ターゲット基地局装置3BとMME/GWの間のバックホールリンクである。
端末装置1は、ソース基地局装置3Aからターゲット基地局装置3Bにハンドオーバしてもよい。端末装置1は、ソースセルからターゲットセルにハンドオーバしてもよい。ソースセルは、ソース基地局装置3Aによって管理されてもよい。ターゲットセルは、ターゲット基地局装置3Bによって管理されてもよい。ソース基地局装置3A、および、ターゲット基地局装置3Bは、同じ装置であってもよい。すなわち、端末装置1は、ソース基地局装置3Aが管理するソースセルから、当該ソース基地局装置3Aが管理するターゲットセルにハンドオーバしてもよい。ソースセルは、ソースプライマリーセルとも称する。ターゲットセルを、ターゲットプライマリーセルとも称する。
以下、キャリアアグリゲーションについて説明する。
本実施形態では、端末装置1は、1、または、複数のサービングセルが設定される。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。キャリアアグリゲーションにおいて、設定された複数のサービングセルを集約されたサービングセルとも称する。
本実施形態の無線通信システムは、TDD(Time Division Duplex)および/またはFDD(Frequency Division Duplex)が適用される。セルアグリゲーションの場合には、
複数のサービングセルの全てに対してTDDが適用されてもよい。また、セルアグリゲーションの場合には、TDDが適用されるサービングセルとFDDが適用されるサービングセルが集約されてもよい。本実施形態において、TDDが適用されるサービングセルをTDDサービングセルとも称する。
設定された複数のサービングセルは、1つのプライマリーセルと1つまたは複数のセカンダリーセルとを含む。プライマリーセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、RRCコネクション再確
立(Radio Resource Control connection re-establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオーバプロシージャにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリーセルが設定されてもよい。
プライマリーセルは、ソースプライマリーセル、および、ターゲットプライマリーセルを含んでもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリアと称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリアと称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、集約される複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において、複数の物理チャネル/複数の物理シグナルの同時送信を行うことができる。端末装置1は、集約される複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において、複数の物理チャネル/複数の物理シグナルの同時受信を行うことができる。
端末装置に対してDC(Dual Connectivity)が設定されている場合、MCG(Master Cell Group)は全てのサービングセルのサブセットであり、且つ、SCG(Secondary Cell Group)はMCGの一部ではないサービングセルのサブセットである。端末装置に対してDCが設定されていない場合、MCGは全てのサービングセルを含む。MCGは、プライマリーセル、および、0または0より多いセカンダリーセルを含む。SCGは、プライマリーセカンダリーセル、および、0または0より多いセカンダリーセルを含む。
MCGは、1つのプライマリーTAG、および、0または0より多いセカンダリーTAGを含んでもよい。SCGは、1つのプライマリーTAG、および、0または0より多いセカンダリーTAGを含んでもよい。
TAG(Timing Advance Group)は、RRC(Radio Resource Control)によって設定されるサービングセルのグループである。同じTAGに含まれるサービングセルに対して、同じタイミングアドバンスの値が適用される。タイミングアドバンスは、サービングセルにおけるPUSCH/PUCCH/SRS/DMRSの送信タイミングを調整するために用いられる。MCGのプライマリーTAGは、プライマリーセル、および、0または0より多いセカンダリーセルを含んでもよい。SCGのプライマリーTAGは、プライマリーセカンダリーセル、および、0または0より多いセカンダリーセルを含んでもよい。セカンダリーTAGは、1または1より多いセカンダリーセルを含んでもよい。セカンダリーTAGは、プライマリーセル、および、プライマリーセカンダリーセルを含まない。
図2は、本実施形態の無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。
時間領域における種々のフィールドのサイズは、時間ユニットTs=1/(15000・2048)秒の数によって表現される。無線フレームの長さは、Tf=307200・Ts=10ms (ミリ秒)である。
それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する10のサブフレームを含む。それぞれのサブフレームの長さは、Tsubframe=30720・Ts=1msである。それぞれのサブフレー
ムiは、時間領域において連続する2つのスロットを含む。該時間領域において連続する2つのスロットは、無線フレーム内のスロット番号nsが2iのスロット、および、無線フレーム内のスロット番号nsが2i+1のスロットである。それぞれのスロットの長さは、Tslot=153600・ns=0.5msである。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する
10のサブフレームを含む。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する20のスロット(ns=0,1,…,19)を含む。サブフレームを、TTI(Transmission Time Interval)とも称する。
以下、本実施形態のスロットの構成について説明する。図3は、本実施形態の上りリンクスロットの概略構成を示す図である。図3において、1つのセルにおける上りリンクスロットの構成を示す。図3において、横軸は時間軸であり、縦軸は周波数軸である。図3において、lはSC−FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access
)シンボル番号/インデックスであり、kはサブキャリア番号/インデックスである。
スロットのそれぞれにおいて送信される物理シグナルまたは物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。上りリンクにおいて、リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のSC−FDMAシンボルによって定義される。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントは、サブキャリア番号/インデックスk、および、SC−FDMAシンボル番号/インデックスlによって表される。本実施形態において、リソースは周波数−時間リソースを意味する。
リソースグリッドは、アンテナポート毎に定義される。本実施形態では、1つのアンテナポートに対する説明を行う。複数のアンテナポートのそれぞれに対して、本実施形態が適用されてもよい。
上りリンクスロットは、時間領域において、複数のSC−FDMAシンボルl(l=0,1,…,NUL symb)を含む。NUL symbは、1つの上りリンクスロットに含まれるSC−FDMA
シンボルの数を示す。ノーマルCP(normal Cyclic Prefix)に対して、NUL symbは7で
ある。拡張CP(extended Cyclic Prefix)に対して、NUL symbは6である。
上りリンクスロットは、周波数領域において、複数のサブキャリアk(k=0,1,…,NUL RB×NRB sc)を含む。NUL RBは、NRB scの倍数によって表現される、サービングセルに対する上りリンク帯域幅設定である。NRB scは、サブキャリアの数によって表現される、周波数領
域における(物理)リソースブロックサイズである。本実施形態において、サブキャリア間隔Δfは15kHzであり、NRB scは12サブキャリアである。すなわち、本実施形態においてNRB scは、180kHzである。
リソースブロックは、物理チャネルのリソースエレメントへのマッピングを表すために用いられる。リソースブロックは、仮想リソースブロックと物理リソースブロックが定義される。物理チャネルは、まず仮想リソースブロックにマップされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマップされる。1つの物理リソースブロックは、時間領域においてNUL symbの連続するSC−FDMAシンボルと周波数領域においてNRB scの連続するサブキャリアとから定義される。ゆえに、1つの物理リソースブロックは(NUL symb×NRB sc)のリソースエレメントから構成される。1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において、周波数の低いほうから順に番号(0,1,…, NUL RB -1)が付けられる。
本実施形態における下りリンクのスロットは、複数のOFDMシンボルを含む。本実施形態における下りリンクのスロットの構成は、リソースグリッドが複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される
点を除いて同じであるため、下りリンクのスロットの構成の説明は省略する。
本実施形態の物理チャネルおよび物理シグナルについて説明する。
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために、物理層によって使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信する
ために用いられる。上りリンク制御情報は、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、初期送信のためのPUSCH(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)リソースを要求するために用いられるスケジューリングリクエスト(Scheduling Request: SR)、下りリンクデータ(Transport block, Medium Access Control Protocol Data Unit: MAC PDU, Downlink-Shared Channel: DL-SCH, Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)に対するHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)を含む。HARQ−ACKは、ACK(acknowledgement)またはNACK(negative-acknowledgement)を示す。HARQ−ACKを、HARQフィードバック、HAR
Q情報、HARQ制御情報、および、ACK/NACKとも称する。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するため
に用いられる。PUSCHは、上りリンクデータと共にHARQ−ACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられてもよい。また、PUSCHはチャネル状態情報のみ、または、HARQ−ACKおよびチャネル状態情報のみを送信するために用いられてもよい。PUSCHは、ランダムアクセスメッセージ3を送信するために用いられる。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブル(ランダムアクセスメッセージ1)を送信するために用いられる。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整
)、およびPUSCH(UL−SCH)リソースの要求を示すために用いられる。
ランダムアクセスプリアンブルは、物理ルートシーケンスインデックスuに対応するZadoff−Chu系列をサイクリックシフトすることによって与えられてもよい。Zadoff−Chu系列は、物理ルートシーケンスインデックスuに基づいて生成される。1つのセルにおいて、複数のランダムアクセスプリアンブルが定義されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスによって特定されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルの異なるインデックスに対応する異なるランダムアクセスプリアンブルは、物理ルートシーケンスインデックスuとサイクリックシフトの異なる組み合わせに対応する。物理ルートシーケンスインデックスu、および、サイクリックシフトは、システムインフォメーションに含まれる情報に少なくとも基づいて与えられてもよい。
物理ルートシーケンスインデックスuに対応するZadoff−Chu系列x(n)は、以下の数式(1)によって与えられる。eはネイピア数である。NZCは、Zadoff−Chu系列x(n)の長さである。nは、0からNZC−1までインクリメントされる整数である。
Figure 2020065095
ランダムアクセスプリアンブル(ランダムアクセスプリアンブルの系列)xu,v(n)は以下の数式(2)によって与えられる。Cは、サイクリックシフトの値である。X
mod Yは、XをYで割ったときの余りを出力する関数である。
Figure 2020065095
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理シグナルが用いられる。上りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。以下、PUSCHとDMRSを共に送信することを、単にPUSCHを送信すると称する。以下、PUCCHとDMRSを共に送信することを、単にPUCCHを送信すると称する。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、チャネル状態の測定のためにSRSを用いてもよい。SRSは、上りリンクサブフレームにおける最後のSC−FDMAシンボル、または、UpPTSにおけるSC−FDMAシンボルにおいて送信される。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために、物理層によって使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる
。MIBは、40ms間隔で送信され、MIBは10ms周期で繰り返し送信される。具体的には、SFN mod 4 = 0を満たす無線フレームにおけるサブフレーム0においてMIBの
初期送信が行なわれ、他の全ての無線フレームにおけるサブフレーム0においてMIBの
再送信(repetition)が行なわれる。SFN(system frame number)は無線フレームの
番号である。MIBはシステム情報である。例えば、MIBは、SFNを示す情報を含む。
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するHARQインディケータを送信するために用いられる。HARQインデ
ィケータは、HARQ−ACKを示す。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットと
も称する。下りリンク制御情報は、下りリンクグラント(downlink grant)および上りリンクグラント(uplink grant)を含む。下りリンクグラントは、下りリンクアサインメント(downlink assignment)または下りリンク割り当て(downlink allocation)とも称する。
1つの下りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPDSCHのスケジューリングに用いられる。下りリンクグラントは、該下りリンクグラントが送信されたサブフレームと同じサブフレーム内のPDSCHのスケジューリングに用いられる。
1つの上りリンクグラントは、1つのサービングセル内の1つのPUSCHのスケジューリングに用いられる。上りリンクグラントは、該上りリンクグラントが送信されたサブフレームより4つ以上後のサブフレーム内のPUSCHのスケジューリングに用いられる。
下りリンクグラント、または、上りリンクグラントに付加されるCRCパリティビットは、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)、Temporary
C−RNTI、SPS(Semi Persistent Scheduling)C−RNTI、RA−RNTI(Random Access-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされる。C−RNTIおよびSPS C−RNTIは、セル内において端末装置を識別するための識別子である。Temporary C−RNTIは、コンテンションベースランダムアクセスプロシージャの間に用いられる。RA−RNTIは、ランダムアクセスレスポンスのスケジューリングのために用いられる。RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加された上りリンクグラントを、RNTIに対する上りリンクグラント、RNTIに対応する上りリンクグラントとも称する。RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加された上りリンクグラントを含むPDCCHを、RNTIに対するPDCCH、RNTIに対応するPDCCH、RNTI宛てのPDCCH、RNTIを含むPDCCHとも称する。
C−RNTIは、1つのサブフレームにおけるPDSCHまたはPUSCHを制御するために用いられる。端末装置1は、C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加される上りリンクグラントを含むPDCCHの検出に基づいて、トランスポートブロックを含むPUSCHを送信してもよい。該トランスポートブロックの再送信は、C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加される上りリンクグラントを含むPDCCHによって指示されてもよい。
SPS C−RNTIは、PDSCHまたはPUSCHのリソースを周期的に割り当てるために用いられる。端末装置1は、SPS C−RNTIによってスクランブルされた
CRCパリティビットが付加される上りリンクグラントを含むPDCCHの検出し、該上りリンクグラントがSPS活性化コマンドとして有効であると判断された場合、該上りリンクグラントを設定された上りリンクグラント(configured uplink grant)としてスト
アする。端末装置1のMAC層は、該設定された上りリンクグラントが周期的に発生するとみなす。該設定された上りリンクグラントが発生するとみなされるサブフレームは、第1の周期と第1のオフセットによって与えられる。端末装置1は、基地局装置3から、該第1の周期を示す情報を受信する。該周期的に割り当てられるPUSCHで送信されたトランスポートブロックの再送信は、SPS C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加される上りリンクグラントによって指示される。該設定された上りリンクグラントを、MAC(Medium Access Control)によって設定された上りリン
クグラント、または、第1の設定された上りリンクグラントとも称する。
PDSCHは、下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するた
めに用いられる。PDSCHは、ランダムアクセスメッセージ2(ランダムアクセスレスポンス)を送信するために用いられる。PDSCHは、ハンドオーバコマンドを送信するために用いられる。PDSCHは、初期アクセスのために用いられるパラメータを含むシステム情報を送信するために用いられる。
PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理シグナルが用いられる。下りリンク物理シグナルは、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・同期信号(Synchronization signal: SS)
・下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。同期信号は、PSS(Primary Synchronization Signal)、および、SSS(Second Synchronization Signal)を含む。
下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。
本実施形態において、以下の7つのタイプの下りリンク参照信号が用いられる。
・CRS(Cell-specific Reference Signal)
・PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal)
・EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)
・NZP CSI−RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・ZP CSI−RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・MBSFN RS(Multimedia Broadcast and Multicast Service over Single Frequency Network Reference signal)
・PRS(Positioning Reference Signal)
下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理シグナルを総称して、下りリンク信号と称する。上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理シグナルを総称して、上りリンク信号と称する。下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルと称する。下りリンク物理シグナルおよび上りリンク物理シグナルを総称して、物理シグナルと称する。
BCH、MCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックは
コードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理が行なわれる。
基地局装置3と端末装置1は、上位層(higher layer)において信号をやり取り(送受信)する。例えば、基地局装置3と端末装置1は、無線リソース制御(RRC: Radio Resource Control)層において、RRCシグナリング(RRC message: Radio Resource Control
message、RRC information: Radio Resource Control informationとも称される)を送
受信してもよい。また、基地局装置3と端末装置1は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において、MAC CE(Control Element)を送受信してもよい。
ここで、RRCシグナリング、および/または、MAC CEを、上位層の信号(higher
layer signaling)とも称する。
PUSCHおよびPDSCHは、RRCシグナリング、および、MAC CEを送信するために用いられる。ここで、基地局装置3からPDSCHで送信されるRRCシグナリングは、セル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリングであってもよい。基地局装置3からPDSCHで送信されるRRCシグナリングは、ある端末装置1に対して専用のシグナリング(dedicated signalingまたはUE specific signalingとも称する)であってもよい。セルスペシフィックパラメータは、セル内における複数の端末装置1に対して共通のシグナリング、または、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信されてもよい。UEスペシフィックパラメータは、ある端末装置1に対して専用のシグナリングを用いて送信されてもよい。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図4は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、無線送受信部10、および、上位層処理部14を含んで構成される。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF(Radio Frequency)部12、および、ベース
バンド部13を含んで構成される。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、および、無線リソース制御層処理部16を含んで構成される。無線送受信部10を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。
上位層処理部14は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10に出力する。上位層処理部14は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線
リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部15は、無線リソース制御層処理部16によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストの伝送の制御を行う。
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理
をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。
無線送受信部10は、変調、復調、符号化、復号化などの物理層の処理を行う。無線送受信部10は、基地局装置3から受信した信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10は、データを変調、符号化することによって送信信号を生成し、基地局装置3に送信する。
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去する。RF
部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号を、アナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換
(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
ベースバンド部13は、データを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は、電力を増幅する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
図5は、本実施形態のターゲット基地局装置3Bの構成を示す概略ブロック図である。図示するように、ターゲット基地局装置3Bは、無線送受信部30、および、上位層処理部34を含んで構成される。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF部32、および、ベースバンド部33を含んで構成される。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御層処理部36を含んで構成される。無線送受信部30を送信部、受信部、または、物理層処理部とも称する。ソース基地局装置3Aの構成は、ターゲット基地局装置3Bの構成と同じでもよい。
上位層処理部34は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、媒体アクセス制御層の処理を行う。媒体アクセス制御層処理部35は、無線リソース制御層処理部36によって管理されている各種設定情報/パラメータに基づいて、スケジューリングリクエストに関する処理を行う。上位層処理部34は他の基地局装置、および、MME/GW3Cに情報を送信してもよい。上位層処理部34は他の基地局装置、および、MME/GW3Cから情報を受信してもよい。
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、無線リソース制御層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、物理下りリンク共用チャネルに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し
、無線送受信部30に出力する。また、無線リソース制御層処理部36は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御層処理部36は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御層処理部36は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。
無線送受信部30の機能は、無線送受信部10と同様であるため説明を省略する。
端末装置1が備える符号10から符号16が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。基地局装置3が備える符号30から符号36が付された部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。
以下、ランダムアクセス手順について詳しく説明をする。ランダムアクセス手順は、コンテンションベースランダムアクセス手順(contention based random access procedure)、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順(non-contention based random access procedure)を含む。コンテンションベースランダムアクセス手順は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順(2 step contention based random access procedure)、および、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順(4 step contention based random access procedure)を含む。すなわち、ランダムアクセス手順のタイプ/フォームは、2ステップコンテンションベース、4ステップコンテンションベース、および、非コンテンションベースであってもよい。
図6は、本実施形態における4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順は、第1のステップ(600)、第2のステップ(602)、第3のステップ(604)、および、第4のステップ(606)を含む。
第1のステップ(600)において、端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルを送信する。ランダムアクセスプリアンブルは、PRACHに含まれる。第1のステップ(600)において、端末装置1のMAC層自身が、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを選択する。すなわち、第1のステップ(600)において、基地局装置3は、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1に通知しない。
第2のステップ(602)において、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスを受信する。ランダムアクセスレスポンスは、PDSCHに含まれる。ここで、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHのスケジューリングのために、RA−RNTIに対するPDCCHが用いられる。RA−RNTIの値は、第1のステップ(600)においてランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるPRACHのリソースに基づいて与えられてもよい。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すランダムアクセスプリアンブル識別子、上りリンクグラント、Temporary C−RNTIを示す情報、および、タイミングアドバンスを示す情報を含む。端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスが、第1のステップ(600)において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含んでいる場合、ランダムアクセスレスポンスの受信に成功したとみなす。
第3のステップ(604)において、端末装置1は、端末装置1の識別子を送信する。ここで、端末装置1の識別子はC−RNTIであってもよい。端末装置1の識別子、または、C−RNTIは、PUSCHに含まれる。ここで、端末装置1の識別子、または、C−RNTIに対するPUSCHは、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントによってスケジュールされる。
第4のステップ(606)において、端末装置1は、コンテンションリゾリューションを受信する。コンテンションリゾリューションは、UEコンテンションリゾリューション識別子、または、C−RNTIであってもよい。端末装置1が第3のステップ(604)のPUSCHにおいてC−RNTIを送信しており、且つ、端末装置1がC−RNTIに対するPDCCHを受信した場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。
UEコンテンションリゾリューション識別子を示す情報は、PDSCHに含まれる。ここで、当該PDSCHのスケジューリングのために、Temporary C−RNTIに対するPDCCHが用いられる。(i)端末装置1が第3のステップ(604)のPUSCHにおいてC−RNTIを送信していない、且つ、(ii)端末装置1が第3のステップ(604)のPUSCHにおいて端末装置1の識別子を送信している、且つ、(iii)端末装置1がTemporary C−RNTIに対するPDCCHを受信し、且つ、(iv)当該PDCCHによってスケジュールされるPDSCHにUEコンテンションリゾリューション識別子を示す情報が含まれ、且つ、(v)当該UEコンテンションリゾリューション識別子と第3のステップ(604)において送信された端末装置1の識別子がマッチする場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。
図7は、本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順は、第1のステップ(700)、および、第2のステップ(702)を含む。
第1のステップ(700)において、ランダムアクセスプリアンブルと端末装置1の識別子を送信する。ここで、端末装置1の識別子はC−RNTIであってもよい。ランダムアクセスプリアンブルは、PRACHに含まれてもよい。端末装置1の識別子は、PUSCHに含まれてもよい。ランダムアクセスプリアンブルと端末装置1の識別子は、同じ1つの物理チャネルに含まれてもよい。第1のステップ(700)において、端末装置1のMAC層自身が、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを選択する。すなわち、第1のステップ(700)において、基地局装置3は、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1に通知しない。
第2のステップ(702)において、端末装置1は、コンテンションリゾリューションを受信する。コンテンションリゾリューションは、UEコンテンションリゾリューション識別子、または、C−RNTIであってもよい。端末装置1が第1のステップ(700)においてC−RNTIを送信しており、且つ、端末装置1がC−RNTIを含むPDCCHを受信した場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。
UEコンテンションリゾリューション識別子は、PDSCHに含まれる。ここで、当該PDSCHのスケジューリングのために、X−RNTIによってスクランブルされたCRCが付加されたDCIフォーマットが用いられてもよい。X−RNTIは、第1のステップ(700)においてランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるリソース
(PRACHのリソース)、および/または、端末装置1の識別子の送信のために用いられるリソース(PUSCHのリソース)に少なくとも基づいて与えられてもよい。X−RNTIは、RA−RNTIであってもよい。
(i)端末装置1が第1のステップ(700)においてC−RNTIを送信していない、且つ、(ii)端末装置1が第1のステップ(700)において端末装置1の識別子を送信している、且つ、(iii)端末装置1がX−RNTIに対するPDCCHを受信し、且つ、(iv)当該PDCCHによってスケジュールされるPDSCHにUEコンテンションリゾリューション識別子を示す情報が含まれ、且つ、(v)当該UEコンテンションリゾリューション識別子と第1のステップ(700)において送信された端末装置1の識別子がマッチする場合、端末装置1はコンテンションリゾリューションに成功したとみなしてもよく、且つ、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したとみなしてもよい。X−RNTIに対するPDCCHによってスケジュールされるPDSCHは、上りリンクグラント、C−RNTIを示す情報、および、タイミングアドバンスを示す情報の一部、または、全部を含んでもよい。すなわち、コンテンションリゾリューションは、上りリンクグラント、C−RNTIを示す情報、および、タイミングアドバンスを示す情報の一部、または、全部を含んでもよい。X−RNTIに対するPDCCHによってスケジュールされるPDSCHは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示す情報を含まなくてもよい。ここで、端末装置1は、C−RNTIを、C−RNTIを示す情報の値にセットしてもよい。
図8は、本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の変形例を示す図である。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の変形例は、第1のステップ(800)、第2のステップ(802)、第3のステップ(804)、および、第4のステップ(806)を含む。第1のステップ(800)は、第1のステップ(700)と同じである。第2のステップ(802)は第2のステップ(602)と同じである。第3のステップ(804)は、第3のステップ(604)と同じである。第4のステップ(806)は、第4のステップ(606)と同じである。すなわち、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップの後に、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順から4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に移行してもよい。
第1のステップ(800)において基地局装置3がランダムアクセスプリアンブルを検出し、且つ、端末装置1の識別子を検出できなかった場合、第2のステップ(802)において基地局装置3はランダムアクセスレスポンスを送信する。すなわち、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、基地局装置3がランダムアクセスプリアンブルを検出し、且つ、端末装置1の識別子を検出できなかった場合、基地局装置3によって4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップが開始されてもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、基地局装置3がランダムアクセスプリアンブル、および、端末装置1の識別子を検出した場合、基地局装置3によって2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップが開始されてもよい。
端末装置1は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(700、800)の後、第2のステップ(702)のコンテンションリゾリューション、および、第2のステップ(802)のランダムアクセスレスポンスをモニタしてもよい。すなわち、第2のステップ(702、802)において、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスに関連するPDCCH、および、コンテンションリゾリューションに関連するPDCCHをモニタしてもよい。ランダムアクセスレスポンスに関連するPDCCHは、RA−RNTIに対するPDCCHであってもよい。コンテンションリゾリューシ
ョンに関連するPDCCHは、X−RNTIに対するPDCCHであってもよい。
端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(600)の後、第2のステップ(602)のランダムアクセスレスポンスをモニタしてもよい。すなわち、第2のステップ(602)において、端末装置1はランダムアクセスレスポンスに関連するPDCCHをモニタしてもよい。第2のステップ(602)において、端末装置1はコンテンションリゾリューションをモニタしなくてもよい。すなわち、第2のステップ(602)において、端末装置1はコンテンションリゾリューションに関連するPDCCHをモニタしなくてもよい。
図9は、本実施形態における非コンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。非コンテンションベースランダムアクセス手順は、第0のステップ(900)、第1のステップ(902)、および、第2のステップ(904)を含む。
第0のステップ(900)において、端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てを受信する。ランダムアクセスプリアンブルの割り当ては、ハンドオーバコマンド、または、C−RNTIに対するPDCCHに含まれてもよい。ランダムアクセスプリアンブルの割り当ては、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示してもよい。ランダムアクセスプリアンブルの割り当てを含むPDCCHを、PDCCHオーダ、または、ランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCHオーダとも称する。
第1のステップ(902)において、端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てに基づいてランダムアクセスプリアンブルを選択し、選択したランダムアクセスプリアンブルを送信する。ランダムアクセスプリアンブルは、PRACHに含まれる。第1のステップ(902)において、端末装置1のMAC層自身が、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを選択しない。
第2のステップ(904)において、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスを受信する。ランダムアクセスレスポンスは、PDSCHに含まれる。ここで、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHのスケジューリングのために、RA−RNTIに対するPDCCHが用いられる。RA−RNTIの値は、第1のステップ(900)においてランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられるPRACHのリソースに基づいて与えられてもよい。ランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すランダムアクセスプリアンブル識別子、上りリンクグラント、Temporary C−RNTIを示す情報、および、タイミングアドバンスを示す情報を含む。ランダムアクセスレスポンスが、第1のステップ(900)において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含んでいる場合、ランダムアクセスレスポンスの受信に成功したとみなす。端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスが、第1のステップ(900)において送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含んでおり、且つ、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが通知されており、且つ、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1のMAC自身が選択していない場合、端末装置1はランダムアクセスプロシージャが成功裏に完了したとみなす。
第0のステップ(900)において、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値を示す場合、端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1のMAC自身が選択していない場合は、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値ではない場合であってもよい。
第0のステップ(900)において、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第2の所定の値を示す場合、端末装置1は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを端末装置1のMAC自身が選択していない場合は、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値、および、第2の所定の値の何れとも異なる場合であってもよい。
図10は、本実施形態におけるイベントとランダムアクセス手順の形態の対応の一例を示す図である。ランダムアクセス手順は、(イベントi)RRC_IDLEからの初期アクセス、(イベントii)RRCコネクション再確立、(イベントiii)ハンドオーバ、(イベントiv)RRC_CONNECTEDの間の下りリンクデータアライバル、(イベントv)RRC_CONNECTEDの間の上りリンクデータアライバル、および、(イベントvi)セカンダリーTAGのための時間調整のために実行される。(イベントiv)RRC_CONNECTEDの間の下りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、上りリンク同期のステータスが非同期である場合に実行されてもよい。(イベントv)RRC_CONNECTEDの間の上りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、上りリンク同期のステータスが非同期である場合、または、スケジューリングリクエストのためのPUCCHリソースがない場合に実行されてもよい。
イベントiからイベントvに関するランダムアクセス手順はプライマリーセルにおいて実行されてもよい。イベントviに関するランダムアクセス手順における第1のステップはセカンダリーセルにおいて実行されてもよい。すなわち、(イベントvi)セカンダリーTAGのための時間調整のために実行されるランダムアクセス手順は、セカンダリーTAGに属するセカンダリーセルにおいて開始される。
(イベントi)RRC_IDLEからの初期アクセスのためのランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントi)RRC_IDLEからの初期アクセスのためのランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。(イベントi)RRC_IDLEからの初期アクセスのためのランダムアクセス手順はRRCによって開始されてもよい。
(イベントii)RRCコネクション再確立のためのランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントii)RRCコネクション再確立のためのランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。(イベントii)RRCコネクション再確立のためのランダムアクセス手順はRRCによって開始されてもよい。
ランダムアクセス手順が4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含むことは、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順がサポートされること、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順が有効であること、または、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順が適用可能であることであってもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順に対しても同様である。
基地局装置3(セル)が送信/報知するシステムインフォメーションは、PRACH情報、ランダムアクセス情報を含んでもよい。PRACH情報は、PRACHのリソースを示す情報、ランダムアクセスプリアンブルに関する物理ルートシーケンスインデックスuに関する情報、および、ランダムアクセスプリアンブルのためのサイクリックシフトCに関する情報を含んでもよい。物理ルートシーケンスインデックスu、および、サイクリ
ックシフトCは、ランダムアクセスプリアンブルの系列を決定するために用いられる。ランダムアクセス情報は、ランダムアクセスプリアンブルの数を示す情報、コンテンションベースランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリアンブルの数を示す情報を含んでもよい。また、システムインフォメーションは、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報を含んでもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報は、セルにおいて2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順がサポートされていることを示す情報、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおける端末装置1の識別子を送信するためのリソースを示す情報、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおける端末装置1の識別子を含むデータの変調方式を示す情報、および/または、RSRP(Reference Signal Received Power)の閾値を示す情報を含んでもよい。こ
こで、システムインフォメーションは、非コンテンションベースランダムアクセス手順の第0のステップのためのランダムアクセスプリアンブルの割り当てを含まない。
端末装置1は、セルの下りリンク参照信号からRSRPを測定する。端末装置1は、測定したRSRP、および、RSRPの閾値に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順および4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の何れか一方を開始してもよい。端末装置1は、測定したRSRPがRSRPの閾値を超えない場合、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。端末装置1は、測定したRSRPがRSRPの閾値を超える場合、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
(イベントiii)ハンドオーバのためのランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。ハンドオーバコマンドは、上述したPRACH情報、上述したランダムアクセス情報、上述した2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報、および/または、非コンテンションベースランダムアクセス手順の第0のステップのためのランダムアクセスプリアンブルの割り当てを含んでもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドに含まれる情報に基づいて、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順の何れか1つを開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれる場合、非コンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれず、且つ、ハンドオーバコマンドに2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報が含まれる場合、測定したRSRP、および、RSRPの閾値に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順および4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の何れか一方を開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれず、且つ、ハンドオーバコマンドに2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報が含まれる場合、測定したRSRP、および、RSRPの閾値に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順および4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の何れか一方を開始してもよい。ここで、端末装置1は、測定したRSRPがRSRPの閾値を超えない場合、4ステップコンテンションベー
スランダムアクセス手順を開始してもよい。ここで、端末装置1は、測定したRSRPがRSRPの閾値を超える場合、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれ、且つ、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値を示す場合、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれ、且つ、ランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第2の所定の値を示し、且つ、ハンドオーバコマンドに2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報が含まれる場合、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
端末装置1は、ハンドオーバコマンドにランダムアクセスプリアンブルの割り当てが含まれず、且つ、ハンドオーバコマンドに2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順のための情報が含まれない場合、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
(イベントiv)RRC_CONNECTEDの間の下りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントiv)RRC_CONNECTEDの間の下りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。(イベントiv)RRC_CONNECTEDの間の下りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、PDCCHオーダによって開始される。
PDCCHオーダに含まれるランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値以外の値である場合、端末装置1は非コンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。PDCCHオーダに含まれるランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第1の所定の値である場合、端末装置1は4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。PDCCHオーダに含まれるランダムアクセスプリアンブルの割り当てが第2の所定の値であったとしても、端末装置1は4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始してもよい。
(イベントv)RRC_CONNECTEDの間の上りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントv)RRC_CONNECTEDの間の上りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。(イベントv)RRC_CONNECTEDの間の上りリンクデータアライバルのためのランダムアクセス手順は、MAC自身によって開始される。
(イベントvi)セカンダリーTAGのための時間調整のために実行されるランダムアクセス手順は、PDCCHオーダによって開始される。すなわち、セカンダリーセルにおけるランダムアクセス手順の開始を指示するPDCCHオーダに含まれるランダムアクセスプリアンブルの割り当ては第1の所定の値以外の値を示す。
図11は、本実施形態におけるイベントとランダムアクセス手順の形態の対応の別の例を示す図である。ランダムアクセス手順は、(イベントA)RRC、(イベントB)MA
C自身、または、(イベントC)PDCCHオーダによって開始される。
(イベントA)RRCによって開始されるランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。
(イベントB)MAC自身によって開始されるランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントB)MAC自身によって開始されるランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。
PDCCHオーダによって開始されるランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。PDCCHオーダによって開始されるランダムアクセス手順は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。
(イベントC)PDCCHオーダに基づいてプライマリーセルにおいて開始されるランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントC)PDCCHオーダに基づいてプライマリーセルにおいて開始されるランダムアクセス手順は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。
(イベントD)PDCCHオーダに基づいてセカンダリーセルにおいて開始されるランダムアクセス手順は、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含んでもよい。(イベントD)PDCCHオーダに基づいてセカンダリーセルにおいて開始されるランダムアクセス手順は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を含まなくてもよい。
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースと、端末装置1の識別子のためのリソースは時間多重されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースと、端末装置1の識別子のためのリソースは周波数多重されてもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおける端末装置1の識別子を含むデータを、メッセ―ジXとも称する。メッセージXは情報ビットを介して送信されてもよく、且つ、チャネル符号化されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースは、PRACHリソースであってもよい。メッセージXの送信のためのリソースは、PUSCHリソースであってもよい。
図12は、本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセットと、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータと、ランダムアクセスプリアンブルのグループの対応の一例を示す図である。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセットと、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータと、ランダムアクセスプリアンブルのグループは対応してもよい。図12において、リソースのセット1202、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212、および、メッセージXの送信のための送信パラメータ1222が対応している。図12において、リソースのセット1204、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1214、および、メッセージXの送信のための送信パラメータ1224が対応している。端末装置1がリソースのセット1202を選択した場合、端末装置1
はリソースのセット1202の中からリソースを選択し、且つ、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212の中からランダムアクセスプリアンブルを選択し、且つ、選択したリソースを用いて選択したランダムアクセスプリアンブルを送信し、且つ、送信パラメータ1222に基づいてメッセージXを送信する。送信パラメータ1222は、複数の送信パラメータセットを含んでもよい。端末装置1は、送信パラメータ1222の中から1つの送信パラメータセットを選択してもよい。送信パラメータを、スケジューリング情報とも称する。
基地局装置は、リソースのセット1202を示すための情報、リソースのセット1204を示すための情報、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212を示すための情報、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1214を示すための情報、メッセージXの送信のための送信パラメータ1222を示すための情報、および、メッセージXの送信のための送信パラメータ1224を示すための情報を送信してもよい。当該情報は、PDCCH、または、PDSCHに含まれてもよい。当該情報は、下りリンク制御情報、RRCシグナリング、MAC CE、および/または、上位層の信号に含まれてもよい。リソースのセット1202、および、リソースのセット1204は、異なるセルに対応してもよい。
ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースの複数のセットのうち、何れのセットにおいてランダムアクセス手順を開始するかは、端末装置1によって選択されてもよい。例えば、端末装置1は、下りリンク物理シグナル(同期信号、および/または、下りリンク参照信号)を用いた測定に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースの複数のセットの中から1つのセットを選択してもよい。下りリンク物理シグナルを用いた測定は、下りリンクのパスロス、および/または、下りリンク物理シグナルの受信電力の測定であってもよい。下りリンクのパスロスは、下りリンク物理シグナルの送信電力、および、下りリンク物理シグナルの受信電力に基づいて計算されてもよい。
図13は、本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブル、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の一例を示す図である。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212は、ランダムアクセスプリアンブル1212A1、1212B1、1212C1を含んでもよい。メッセージXの送信のための送信パラメータは、送信パラメータ1222A1、1222B1、1222C1を含んでもよい。ランダムアクセスプリアンブル1212A1は、送信パラメータ1222A1に対応する。ランダムアクセスプリアンブル1212B1は、送信パラメータ1222B1に対応する。ランダムアクセスプリアンブル1212C1は、送信パラメータ1222C1に対応する。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブル、および、送信パラメータのセットを選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループの中からランダムアクセスプリアンブルを選択し、選択したランダムアクセスプリアンブルに対応する送信パラメータを選択してもよい。端末装置1は、送信パラメータを選択し、選択した送信パラメータに対応するランダムアクセスプリアンブルを選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212の中から、ランダムアクセスプリアンブルをランダムに選択してもよい。端末装置1は、選択したリソースを用いて選択したランダムアクセスプリアンブルを送信し、且つ、選択した送信パラメータに基づいてメッセージXを送信してもよい。
図14は、本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブルのグループ、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の一例を示す図である。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212A2、1212B2、1212C2を含んでもよい。メッセージXの送信のための送信パラメータ1222は、送信
パラメータ1222A2、1222B2、1222C2を含んでもよい。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212A2は、送信パラメータ1222A2に対応する。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212B2は、送信パラメータ1222B2に対応する。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212C2は、送信パラメータ1222C2に対応する。
端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ、および、送信パラメータのセットを選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルを選択し、選択したランダムアクセスプリアンブルが属するグループに対応する送信パラメータを選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212の中から、ランダムアクセスプリアンブルをランダムに選択してもよい。端末装置1は、選択したリソースを用いて選択したランダムアクセスプリアンブルを送信し、且つ、選択した送信パラメータに基づいてメッセージXを送信してもよい。
端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択し、選択したグループの中からランダムアクセスプリアンブルを選択し、選択したランダムアクセスプリアンブルに対応する送信パラメータを選択してもよい。ここで、端末装置1は、選択したグループの中からランダムアクセスプリアンブルをランダムに選択してもよい。例えば、端末装置1は、下りリンク物理シグナル(同期信号、および/または、下りリンク参照信号)を用いた測定、メッセージXのサイズ、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A1、および/または、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A2に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよい。端末装置1は、メッセージXのサイズが当該値A1より大きいか否か、および/または、下りリンク物理シグナルを用いて測定結果が当該値A2より大きいか否かに基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよい。例えば、端末装置1は、メッセージXのサイズが当該値A1より大きく、且つ、下りリンク物理シグナルを用いて測定結果が当該値A2より小さい場合、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212A2を選択してもよい。例えば、端末装置1は、メッセージXのサイズが当該値A1と同じ、または、それより小さい場合、または、下りリンク物理シグナルを用いて測定結果が当該値A2と同じ、または、それより大きい場合、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212B2を選択してもよい。
ここで、当該値A2は、基地局装置3から受信した情報が示す値、および/または、端末装置1がランダムアクセス手順を実行するサービングセルのための最大送信電力値に基づいて与えられてもよい。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212とランダムアクセスプリアンブルのグループ1214に対して、値A1と値A2は個別に設定されてもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212に対する値A1、A2を算出するためのパラメータと、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1214に対する値A1、A2を算出するためのパラメータを個別に設定してもよい。基地局装置3は、当該複数のパラメータを示す情報を送信してもよい。
メッセージXの送信のための送信パラメータは、変調方式に関するパラメータD1、リソースに関するパラメータD2、メッセージXのサイズ(ビット数)に関するパラメータD3、メッセージXの符号化ビット、または、変調シンボルのスクランブルのために用いられるスクランブル系列の初期化に関するパラメータD4、メッセージXの符号拡散に関するパラメータD5、メッセージXを含むPUSCHの送信に関連するDMRSに関するパラメータD6、および/または、送信電力に関するパラメータD7を含んでもよい。送信パラメータは、パラメータD1からD7以外のパラメータを含んでもよい。
変調方式は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、および、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を含んでもよい。リソースに関するパラメータD2は、サブフレーム、送信帯域幅、および/または、送信周波数に関連してもよい。送信帯域幅、および、送信周波数は、物理リソースブロック、または、サブキャリアによって表現されてもよい。メッセージXのサイズは、符号化前のメッセージXの情報ビットの数であってもよい。スクランブル系列は、疑似ランダム系列であってもよい。スクランブル系列は、ゴールド系列、および/または、1つまたは複数のM系列によって与えられてもよい。
端末装置1は、DMRSに関するパラメータD6に基づいて、DMRSを生成する。DMRSは、DMRS系列rPUSCHに基づいて与えられる。DMRS系列rPUSCHは、数式(3)によって定義される。r(α)は数式(4)によって与えられるRS系列である。wは、
直交カバーコード(orthogonal cover code)である。exは、底がネイピア数 eである
指数関数である。jは虚数である。αはサイクリックシフトである。r’はベースシーケンスである。MRS_SCは、ベースシーケンスr’の長さである。MRS_SCは、1つのSC−FDMAシンボルにおけるDMRSが対応するリソースエレメント(サブキャリア)の数であってもよい。ベースシーケンスは、Zadoff−Chu系列、ゴールド系列、および/または、M系列に基づいて与えられてもよい。
Figure 2020065095
Figure 2020065095
DMRSに関するパラメータD6は、直交カバーコードwを決定するために用いられるパラメータ、サイクリックシフトαを決定するために用いられるパラメータ、ベースシーケンスr’ を決定するために用いられるパラメータ、ベースシーケンスr’の長さM
S_SCを決定するために用いられるパラメータ、および/または、DMRSが対応するリソース(リソースエレメント)を決定するために用いられるパラメータが含まれてもよい。
図15は、本実施形態の2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順における、ランダムアクセスプリアンブル、および、メッセ―ジXの送信のための送信パラメータの対応の別の例を示す図である。ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212Aは、ランダムアクセスプリアンブル1212A21、1212A22、1212A23を含んでもよい。メッセージXの送信のための送信パラメータ1222A2は、送信パラメータ1222A21、1222A22、1222A23、1222A24を含んでもよい。ランダムアクセスプリアンブル1212A21は、送信パラメータ1222A21、1222A24に対応する。ランダムアクセスプリアンブル1212A22は、送信パラメータ1222A22、1222A24に対応する。ランダムアクセスプリアンブル1212A23は、送信パラメータ1222A23、1222A24に対応する。1222A24は、グループ1212A2に属する全てのランダムアクセスプリアンブルに対応してもよい。
端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルを選択し、選択したランダムアクセスプリアンブルに対応する送信パラメータを選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212A2の中から、ランダムアクセスプリアンブルをランダムに選択してもよい。端末装置1は、ランダムアクセスプリアンブル1212A21を選択し、選択したランダムアクセスプリアンブル1212A21に対応する送信パラメータ1222A21、および、送信パラメータ1222A24を選択してもよい。端末装置1は、選択したランダムアクセスプリアンブルを送信し、且つ、選択した送信パラメータに基づいてメッセージXを送信してもよい。
送信パラメータ1222A21、1222A22、1222A23は上記のパラメータD1からD6の一部が含んでもよく、且つ、送信パラメータ1222A24は上記のパラメータD1からD6の残りが含まれてもよい。例えば、送信パラメータ1222A21は、メッセージXの符号化ビット、または、変調シンボルのスクランブルのために用いられるスクランブル系列の初期化に関するパラメータD4、メッセージXの符号拡散に関するパラメータD5、メッセージXを含むPUSCHの送信に関連するDMRSに関するパラメータD6、および/または、送信電力に関するパラメータD7を含んでもよい。例えば、送信パラメータ1222A24は、変調方式に関するパラメータD1、リソースに関するパラメータD2、および/または、メッセージXのサイズ(ビット数)に関するパラメータD3を含んでもよい。送信パラメータ1222A21、1222A22、1222A23、1222A24は、上記のパラメータD1からD7以外のパラメータを含んでもよい。
図13、および、図14において記載された実施形態は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1214、および、送信パラメータ1224に対して適用されてもよい。図15において記載された実施形態は、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212B2、1212C2、および、送信パラメータ1222B2、1222C2に対して適用されてもよい。
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、メッセージXと一緒にランダムアクセスプリアンブルに関する情報が送信されてもよい。メッセージXにランダムアクセスプリアンブルに関する情報が含まれてもよい。ランダムアクセスプリアンブルに関する情報は、(情報A)ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すための情報、(情報B)ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースを示す情報、および/または、(情報C)ランダムアクセスプリアンブルの系列に関する情報を含んでもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて、端末装置1は、PRACHリソースを用いてインデックス1のランダムアクセスプリアンブルを送信し、PUSCHを用いてランダムアクセスプリアンブルのインデックス1を示すための情報Aを含むメッセージXを送信してもよい。(情報C)ランダムアクセスプリアンブルの系列に関する情報は、物理ルートシーケンスインデックス、および/または、サイクリックシフトを示してもよい。
図16は、本実施形態における2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の一例を示す図である。図16の1600と1602において、端末装置1Aと端末装置1Bは、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を開始する。端末装置1Aが選択するランダムアクセスプリアンブル1212A21は、端末装置1Bが選択するランダムアクセスプリアンブル1212A22とは異なる。しかし、端末装置1Aが選択するランダムアクセスプリアンブル1212A21が対応する送信パラメータは、端末装置1Bが選択するランダムアクセスプリアンブル1212A24が対応する送信パラメータと同じでもよい。当該送信パラメータは1222A24であってもよい。
1600において、端末装置1Aは、ランダムアクセスプリアンブル1212A21を送信する。1600において、端末装置1Aは、送信パラメータ1222A24に基づいて、端末装置1Aの識別子、および、ランダムアクセスプリアンブル1222A21のインデックスを含むメッセージXを送信する。1602において、端末装置1Bは、ランダムアクセスプリアンブル1212A22を送信する。1602において、端末装置1Bは、送信パラメータ1222A24に基づいて、端末装置1Bの識別子、および、ランダムアクセスプリアンブル1222A21のインデックスを含むメッセージXを送信する。
基地局装置3は、ランダムアクセスプリアンブル1212A21、および、ランダムアクセスプリアンブル1212A22の検出に成功し、端末装置1Aによって送信されたメッセージXの受信/検出に成功し、端末装置1Bによって送信されたメッセージの受信/検出に失敗した場合、端末装置1Aの識別子に基づくコンテンションリゾリューションを送信し(1604)、且つ、ランダムアクセスプリアンブル1212A22に対応するランダムアクセスレスポンスを送信する(1606)。端末装置1Bは、ランダムアクセスレスポンスを受信した場合、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りリンクグラントに基づいて、PUSCHを用いて端末装置1Bの識別子を送信する(1608)。次に、端末装置1Bは、コンテンションリゾリューションを受信する(1610)。基地局装置3は、端末装置1Aによって送信されたメッセージXにランダムアクセスプリアンブル1212A21のインデックスを示す情報が含まれている場合、ランダムアクセスプリアンブル1212A21に対応するランダムアクセスレスポンスを送信しなくてもよい。尚、ランダムアクセスプリアンブルを示す情報は、メッセージXの符号化ビット、または、変調シンボルのスクランブルのために用いられるスクランブル系列、メッセージXの符号拡散、および/または、メッセージXを含むPUSCHの送信に関連するDMRSによって表現されてもよい。
図16の1604と1606において、ランダムアクセスレスポンスとコンテンションリゾリューションは、同じPDSCHに含まれてもよい。すなわち、図16の1604と1606において、ランダムアクセスレスポンスとコンテンションリゾリューションを含むトランスポートブロックが、PDSCHを用いて送信されてもよい。当該PDSCHのスケジューリングのために、上述したRA−RNTI、または、上述したX−RNTIによってスクランブルされたCRCが付加されたDCIフォーマットが用いられてもよい。図17は、本実施形態におけるランダムアクセスレスポンスおよび/またはコンテンションリゾリューションを含むトランスポートブロックの一例を示す図である。図17において、トランスポートブロックは、ヘッダー1700、および、n個のRAR/CR{1721、1722、...、172n}を含む。RAR/CRは、ランダムアクセスレスポンス、または、コンテンションリゾリューションである。ヘッダー1700は、n個のサブヘッダー{1701、1702、...、170n}を含む。ヘッダーのそれぞれは、RAR/CRのそれぞれに対応してもよい。例えば、サブヘッダー1701は、RAR/CR1721に対応してもよい。
サブヘッダー{1701、1702、...、170n}のそれぞれは、ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すランダムアクセスプリアンブル識別子を含んでもよい。サブヘッダー1701に2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信したランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すランダムアクセスプリアンブル識別子が含まれている場合、端末装置1は当該サブヘッダー1701に対応するRAR/CR1721を確認してもよい。
サブヘッダーは、当該サブヘッダーが対応するRAR/CRにランダムアクセスレスポンスが含まれていることを示すためのフラグを含んでもよい。サブヘッダーは、当該サブヘッダーが対応するRAR/CRにコンテンションリゾリューションリゾリューションが
含まれていることを示すためのフラグを含んでもよい。サブヘッダーは、当該サブヘッダーが対応するRAR/CRに、ランダムアクセスレスポンスおよびコンテンションリゾリューションリゾリューションの何れが含まれているかを示すためのフラグを含んでもよい。端末装置1は、当該フラグに基づいて、RAR/CRにランダムアクセスレスポンスおよびコンテンションリゾリューションリゾリューションの何れが含まれるかを特定してもよい。
サブヘッダーに含まれるフラグが、RAR/CRにコンテンションリゾリューションリゾリューションが含まれることを示す場合、当該サブヘッダーにランダムアクセスプリアンブル識別子は含まれなくてもよく、且つ、当該サブヘッダーにメッセージXの送信のためのリソースのインデックスを示すための情報が含まれてもよい。端末装置1は、サブヘッダー1701に2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるメッセージXの送信のためのリソースのインデックスを示す情報が含まれている場合、端末装置1は当該サブヘッダー1701に対応するRAR/CR1721を確認してもよい。メッセージXの送信のためのリソースのインデックスは、周波数−時間リソースに対して割り当ててもよい。異なる送信パラメータに対応する異なるリソースに対して、異なるインデックスを割り当ててもよい。
RAR/CRは、当該RAR/CRにランダムアクセスレスポンスが含まれていることを示すためのフラグを含んでもよい。RAR/CRは、当該RAR/CRにコンテンションリゾリューションリゾリューションが含まれていることを示すためのフラグを含んでもよい。RAR/CRは、当該RAR/CRに、ランダムアクセスレスポンスおよびコンテンションリゾリューションリゾリューションの何れが含まれているかを示すためのフラグを含んでもよい。端末装置1は、当該フラグに基づいて、RAR/CRにランダムアクセスレスポンスおよびコンテンションリゾリューションリゾリューションの何れが含まれるかを特定してもよい。
端末装置1は、サブヘッダーに含まれるランダムアクセスプリアンブル識別子が所定の値にセットされている場合に、当該サブヘッダーが対応するRAR/CRにコンテンションリゾリューションリゾリューションが含まれていると判断してもよい。所定の値は0でもよい。所定の値は1でもよい。端末装置1は、トランスポートブロックに含まれるヘッダーのフィールドにセットされる値に基づいて、当該トランスポートブロックにコンテンションリゾリューションリゾリューション、および/または、ランダムアクセスレスポンスが含まれると判断してもよい。
あるセルにおいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対応するランダムアクセスプリアンブルのグループは、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対応するランダムアクセスプリアンブルのグループと同じでもよい。あるセルにおいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対応するランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセットは、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対応するランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセットと同じでもよい。例えば、図12における、ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースのセット1202、1204、および、ランダムアクセスプリアンブルのグループ1212、1214は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対応するランダムアクセスプリアンブルの送信のために用いられてもよい。図14において説明した、端末装置1によるランダムアクセスプリアンブルのグループの選択方法は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対して適用されてもよい。
図18は、本実施形態におけるランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリア
ンブルのグループの一例を示す図である。図18において、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順と2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対するグループの設定は同じである。図18において、グループ1212A2はインデックス6から20のランダムアクセスプリアンブルを含み、グループ1212B2はインデックス21から41のランダムアクセスプリアンブルを含み、且つ、グループ1212C2はインデックス42から63のランダムアクセスプリアンブルを含む。端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよく、且つ、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよい。
図18は、本実施形態におけるランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリアンブルのグループの一例を示す図である。図18において、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対するグループの設定は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対するグループの設定と同じである。図18において、グループ1212A2はインデックス6から20のランダムアクセスプリアンブルを含み、グループ1212B2はインデックス21から41のランダムアクセスプリアンブルを含み、且つ、グループ1212C2はインデックス42から63のランダムアクセスプリアンブルを含む。端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよく、且つ、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2、1212B2、1212C2}の中から1つのグループを選択してもよい。
図19は、本実施形態におけるランダムアクセス手順のためのランダムアクセスプリアンブルのグループの別の例を示す図である。図19において、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対するグループの設定は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対するグループの設定と異なる。図19において、グループ1212A2はインデックス6から20のランダムアクセスプリアンブルを含み、グループ1212B2はインデックス21から63のランダムアクセスプリアンブルを含み、グループ1212A2’はインデックス6から41のランダムアクセスプリアンブルを含み、且つ、グループ1212B2’はインデックス42から63のランダムアクセスプリアンブルを含む。端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2’、1212B2’}の中から1つのグループを選択してもよく、且つ、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいてグループ{1212A2、1212B2}の中から1つのグループを選択してもよい。
端末装置1は、下りリンク物理シグナル(同期信号、および/または、下りリンク参照信号)を用いた測定、メッセージXのサイズ、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A1、および/または、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A2に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループ{1212A2、1212B2}の中から1つのグループを選択してもよい。端末装置1は、下りリンク物理シグナル(同期信号、および/または、下りリンク参照信号)を用いた測定、メッセージXのサイズ、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A3、および/または、基地局装置3から受信した情報にって与えられる値A4に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループ{1212A2、1212B2}の中から1つのグループを選択してもよい。ここで、値A1、値A2、値A3、値A4は個別に設定されてもよい。基地局装置3は、値A1を決定するために用いられる情報、値A2を決定するために用いられる
情報、値A3を決定するために用いられる情報、値A4を決定するために用いられる情報を送信してもよい。尚、グループを決定するための方法は、図14において説明した方法が用いられてもよい。
図18、および、図19において、インデックス0から5のランダムアクセスプリアンブルは、非コンテンションベースランダムアクセス手順において用いられてもよい。
図20は、本実施形態におけるコンテンションベースランダムアクセス手順のフローの一例を示す図である。
ステップ2000において、端末装置1は、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)と電力ランプアップカウンタを0にセットする。送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)は、ランダムアクセス問題(random access problem)を上位層(RR
C)に通知するかどうかを判定するために用いられる。電力ランプアップカウンタは、(1)4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACHの送信のための送信電力PPRACHの設定、(2)2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACHの送信のための送信電力PPRACH、および、(3)2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPUSCHの送信のための送信電力PPUSCHの設定のために用いられる。
ステップ2001において、端末装置1は、コンテンションランダムアクセス手順のタイプ/フォーム(2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順)を選択し、選択したタイプ/フォームに基づいてコンテンションベースランダムアクセス手順を実行してもよい。
ステップ2002において、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションに成功したかどうかを判定する。端末装置1は、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションに成功した場合、コンテンションベースランダムアクセス手順を終了する。
端末装置1は、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションに失敗した場合に、ステップ2003に進む。
ランダムアクセスレスポンス受信の失敗の例について説明する。端末装置1のMACは、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(600)においてランダムアクセスプリアンブルが送信(初期送信または再送信)された場合に、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいて、ランダムアクセスレスポンスのためのPDCCHをモニタしてもよい。端末装置1のMACは、ランダムアクセスレスポンスウインドウにおいてランダムアクセスレスポンスが受信されない場合、ステップ2003に進んでもよい。端末装置1のMACは、全ての受信されたランダムアクセスレスポンスが送信したランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス識別子を含んでいない場合、ステップ2003に進んでもよい。
ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗の例について説明する。端末装置1のMACは、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(700、800)においてランダムアクセスプリアンブルと端末装置1の識別子が送信された場合に、端末装置1のMACは第1のタイマー(first mac-ContentinResolutionTimer)をスタートしてもよい。ここで、端末装置1のMACは第1のタイマー(first mac-ContentinResolutionTimer)がランニングしている間に、コ
ンテンションリゾリューションのためのPDCCHおよびランダムアクセスレスポンスのためのPDCCHをモニタしてもよい。端末装置1のMACは、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第3のステップ(804)において端末装置1の識別子が送信された場合に、端末装置1のMACは第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)をスタートしてもよい。ここで、端末装置1のMACは第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)がランニングしている間に、コンテンションリゾリューションのためのPDCCHをモニタしてもよい。端末装置1のMACは、第1のタイマー(first mac-ContentinResolutionTimer)または第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)が満了した場合、コンテンションリゾリューションに失敗した
と想定してもよい。端末装置1のMACによってコンテンションリゾリューションが成功していないとみなされる、且つ、下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されていない場合、端末装置1のMACはステップ2003に進んでもよい。ここで、第1のタイマー(first mac-ContentinResolutionTimer)の長さおよび/または第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)の長
さは、基地局装置3から受信した上位層(RRC)の情報(パラメータ)に基づいて与えられてもよい。ここで、第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)は、
第1のタイマー(first mac-ContentinResolutionTimer)であってもよい。この場合、上位層(RRC)の情報(パラメータ)は、第2のタイマー(second mac-ContentinResolutionTimer)の長さを示さなくてもよい。
ステップ2003において、端末装置1のMACは、下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されているかどうかを判定する。下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されていない場合、端末装置1のMACは送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を1つインクリメントし、ステップ2006に進んでもよい(ステップ2004
)。下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されている場合、端末装置1のMACはステップ2006に進んでもよい。ここで、ランダムアクセス手順の選択したタイプ/フォームにかかわらず、共通の送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)が用いられてもよい。端末装置1の物理層は、MA
Cからランダムアクセスプリアンブルの送信を指示されたが、ランダムアクセスプリアンブルの送信をドロップした場合、MACにら電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知を示してもよい。端末装置1の物理層は、MACからランダムアクセスプリアンブルと端末装置1の識別子の送信を指示されたが、ランダムアクセスプリアンブルと端末装置1の識別子の送信をドロップした場合、MACに電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知を示してもよい。端末装置1の物理層は、ランダムアクセスプリアンブルを含むPRACHの送信のドロップに基づいて、端末装置1の識別子を含むPUSCHの送信をドロップしてもよい。
ステップ2006において、端末装置1のMACは、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)が所定の値Aであるかどうかを判定してもよい。端末装置1のMACは
、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)が所定の値Aではない場合、ステッ
プ2010に進んでもよい。端末装置1のMACは、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)が所定の値Aである場合、上位層(RRC)にランダムアクセス問題(random access problem)を示してもよい(ステップ2008)。上位層(RRC)は、下位層(MAC)からランダムアクセス問題を示されたことに基づいて、無線リンク失敗(radio link failure)が検出されるとみなし、RRC_CONNECTED退出手順(leaving RRC_CONNECTED procedure)またはRRCコネクション再確立手順(RRC connection re-establishment procedure)を実行してもよい。RRC_CONNECTED退出手順およびRRCコネクション再確立手順において、RRCはMACにMACのリセットを要求する。端末装置1の上位層(RRC)によってMACのリセットが要求された場合、端
末装置1のMACは、継続しているランダムアクセスプロシージャをストップする。ここで、所定の値Aは、最大送信回数または最大試行回数であってもよい。ここで、所定の値Aは、基地局装置3から受信した上位層(RRC)の情報(パラメータ)に基づいて与えられてもよい。
端末装置1のMACは、ステップ2002においてランダムアクセス手順に失敗したと判定した場合に、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントするかどうかを判定してもよい(ステップ2010)。尚、端末装置1のMACは、ステップ2002においてランダムアクセス手順に失敗し、且つ、下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されていない場合、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントするかどうかを判定してもよい。すなわち、端末装置1のMACは、ステップ2002においてランダムアクセス手順に失敗し、且つ、下位層(物理層)から電力ランピング一時停止(power ramping suspension)の通知が受信されている場合、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントするかどうかを判定しなくてもよい。
端末装置1のMACは、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントすると判定した場合に、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントしてもよい(ステップ2012)。端末装置1のMACは、ステップ2012の後、ステップ2001に進み、選択したタイプ/フォームのコンテンションベースランダムアクセス手順を実行してもよい。端末装置1のMACは、電力ランプアップカウンタを1つインクリメントしないと判定した場合に、ステップ2001に進み、選択したタイプ/フォームのコンテンションベースランダムアクセス手順を実行してもよい。
ステップ2010において、端末装置1のMACは、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)に基づいて、電力ランプアップカウンタをインクリメントするかどうか
を判定してもよい。ステップ2010において、送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を割った余りが所定の値Bである場合に、端末装置1のMACは電力ランプア
ップカウンタを1つインクリメントすると判定してもよい。ここで、所定の値Bは、基地局装置3から受信した上位層(RRC)の情報(パラメータ)に基づいて与えられてもよい。所定の値Bは、1または1より大きい整数であってもよい。端末装置1のMACは、電力ランプアップカウンタが送信カウンタ(PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を超えな
いように、端末装置1のMAC自身が電力ランプアップカウンタの値を調整してもよい。
以下、ランダムアクセスプリアンブルを含むPRACHの送信のための送信電力PPRACHの設定方法について説明する。PRACHお送信のための送信電力PPRACHは数式(5)によって与えられてもよい。
Figure 2020065095
CMAX,c(i)は、サービングセルcのサブフレームiのための最大送信電力である。PLは、サービングセルcにおける下りリンクのパスロス(path loss estimate)であって、端末装置1によって計算される。minは、入力された複数の値の中から最
小の値を返す関数である。PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERは、数式(6)によって与えられる。
Figure 2020065095
preambleInitialReceivedTargetPower(m)は、上位層(RRC)によって設定される。powerRampingStep(m)は送信電力のランプアップのステップサイズである。powerRampingStep(m)は、上位層(RRC)によって設定される。4ステップコンテンションベースランダムアクセスレスポンス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順に対して、mは0である。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順に対して、mは1である。すなわち、preambleInitialReceivedTargetPower(0)とpreambleInitialReceivedTargetPower(1)が、上位層によって設定されてもよい。すなわち、powerRampingStep(0)とpowerRampingStep(1)が、上位層によって設定される。基地局装置3は、preambleInitialReceivedTargetPower(0)を示す上位層(RRC)の情報(パラメータ)とpreambleInitialReceivedTargetPower(1)を示す上位層(RRC)の情報(パラメータ)を送信してもよい。基地局装置3は、powerRampingStep(0)を示す上位層(RRC)の情報(パラメータ)とpowerRampingStep(1)を示す上位層(RRC)の情報(パラメータ)を送信してもよい。
2ステップコンテンションベースランダムアクセスレスポンス手順、4ステップコンテンションベースランダムアクセスレスポンス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順に対して、共通のpreambleInitialReceivedTargetPowerが用いられてもよい。2ステップコンテンションベースランダムアクセスレスポンス手順、4ステップコンテンションベースランダムアクセスレスポンス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順に対して、共通のpowerRampingStepが用いられてもよい。
DELTA_PREAMBLE(F)は上位層によって設定されてもよい。DELTA_PREAMBLE(F)のそれぞれはPRACHフォーマット(F)に対応してもよい。PRACHフォーマットは、ランダムアクセスプリアンブルのフォーマットであっても
よい。PRACHフォーマットは、CP長、ランダムアクセスプリアンブルの系列の長さ、ランダムアクセスプリアンブルの系列の繰り返し回数を含んでもよい。基地局装置3は、DELTA_PREAMBLE(F)を示す上位層(RRC)の情報(パラメータ)を送信してもよい
PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERは、上述した送信カウンタである。
すなわち、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスの受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信されるPRACHの送信のための送信電力をランプアップしてもよい。すなわち、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスの受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信されるPRACHの送信のための送信電力をランプアップしてもよい。
以下、PUSCHの送信のための送信電力PPUSCHの設定方法について説明する。
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(700、800)において送信されるPUSCHの送信帯域幅の全てが、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(700、800)において送信されるPRACHの送信帯域幅に含まれる場合、当該PUSCHの送信のための送信電力PPUSCHは、当該PRACHの送信のための送信電力PPRACHに基づいて与えられてもよい。例えば、当該PUSCHの送信のための送信電力PPUSCHは、当該PRACHの送信のための送信電力PPRACHと同じでもよい。
サービングセルcのサブフレーム(i)におけるPUSCHの送信のための送信電力PPUSCH,c(i)は数式(7)によって与えられてもよい。
Figure 2020065095
PUSCH,cは、サービングセルcのサブフレーム(i)におけるPUSCHの送信帯域幅であって、物理リソースブロックの数によって表現される。PO_PUSCH,cは上位層によって設定される。αは、上位層によって設定される。ΔTF,c(i)は、上位層のパラメータに少なくとも基づいて与えられる。f(i)は、下りリンク制御情報に含まれるTPCコマンドに基づいて与えられる。2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップ(700、800)において送信されるPUSCHの送信のための送信電力PPUSCHに対して、ΔPrampup(2)は数式(8)によって与えられてもよい。それ以外の場合、ΔPrampup(2)は0であってもよい。
Figure 2020065095
powerRampingStep(2)は上位層によって設定される。基地局装置3は、powerRampingStep(2)を示す上位層(RRC)の情報(パラメー
タ)を送信してもよい。powerRampingStep(2)は、powerRampingStep(0)とpowerRampingStep(1)とは個別に定義されてもよい。数式(8)において、powerRampingStep(2)の代わりにpowerRampingStep(1)を用いてもよい。
PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERは、上述した送信カウンタである。
すなわち、端末装置1は、ランダムアクセスレスポンスの受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信されるPUSCHの送信のための送信電力をランプアップしてもよい。
端末装置1は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順におけるランダムアクセスレスポンスの受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信されるPUSCHの送信のための送信電力をランプアップしてもよい。
端末装置1は、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順におけるランダムアクセスレスポンスの受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおいて送信されるPUSCHの送信のための送信電力をランプアップしてもよい。
4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップとしてランダムアクセスレスポンスが受信された場合、端末装置1は、f(i)の値をリセットしてもよい。ここで、f(i)の初期値f(0)は、ΔPrampup(0)、および、δmsg2,cに基づいて与えられてもよい。ΔPrampup(0)は数式(9)によって与えられる。ここで、δmsg2,cはランダムアクセスレスポンスに含まれるTPCコマンドによって示される。
Figure 2020065095
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップとしてランダムアクセスレスポンスが受信された場合、端末装置1は、f(i)の値をリセットしてもよい。ここで、f(i)の初期値f(0)は、ΔPrampup(1)、および、δmsg2,cに基づいて与えられてもよい。ΔPrampup(1)は数式(10)によって与えられる。ここで、δmsg2,cはランダムアクセスレスポンスに含まれるTPCコマンドによって示される。
Figure 2020065095
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップとしてコンテンションリゾリューションが受信された場合、端末装置1は、f(i)の値をリセットしてもよい。ここで、f(i)の初期値f(0)は、ΔPrampup(1)、および、δmsg2,cに基づいて与えられてもよい。ここで、δmsg2,cはコンテンションリゾリューションに含まれるTPCコマンドによって示される。
2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第2のステップとしてコンテンションリゾリューションが受信された場合、端末装置1は、f(i)の値を数式(11)に基づいてセットしてもよい。ΔPrampup_2stepは、ΔPrampup(2)に基づいて与えられてもよい。ここで、δmsg2,cはコンテンションリゾリューションに含まれるTPCコマンドによって示される。
Figure 2020065095
以下、本実施形態における、端末装置1の種々の態様について説明する。
(1)本実施形態の第1の態様は、端末装置1であって、ランダムアクセス手順を実行する上位層処理部14と、物理チャネル(PDCCHオーダ)を受信する受信部10と、を備え、前記ランダムアクセス手順は、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、非コンテンションベースランダムアクセス手順を含み、前記物理チャネルは、前記4ステップ−コンテンションベースランダムアクセス手順、および、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順の何れかの開始を指示し、前記上位層処理部は、前記物理チャネルに基づいて、前記4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順の何れかを開始する。
(2)本実施形態の第1の態様において、前記上位層処理部14は、初期アクセス、および、RRCコネクション再確立のために、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、前記4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の何れかを開始する。
(3)本実施形態の第1の態様において、前記上位層処理部14は、ハンドオーバのために、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、前記4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、前記非コンテンションベースランダムアクセス手順の何れかを開始する。
(4)本実施形態の第1の態様において、前記上位層処理部14は、MAC層が前記ランダムアクセス手順を開始する場合、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順、および、前記4ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の何れかを開始する。
(5)本実施形態の第1の態様において、前記物理チャネルがセカンダリーTAGに属するセカンダリーセルにおける前記ランダムアクセス手順の開始を指示する場合、前記物理チャネルは前記非コンテンションベースランダムアクセス手順の開始を指示する。
(6)本実施形態の第2の態様は、端末装置1であって、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を制御する上位層処理部14と、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップとして、ランダムアクセスプリアンブルとデータを送信する送信部10と、を備え、前記データは、前記ランダムアクセスプリアンブルに関する情報を含み、前記ランダムアクセスプリアンブルに関する情報は、以下の情報Aから情報Cの一部、または、全部を含む。
・情報A:前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すための情報
・情報B:前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースを示すための情報
・情報C:前記ランダムアクセスプリアンブルの系列に関する情報
(7)本実施形態の第3の態様は、基地局装置3であって、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を制御する上位層処理部34と、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップとして、ランダムアクセスプリアンブルとデータを受信する受信部30と、を備え、前記データは、前記ランダムアクセスプリアンブルに関する情報を含む。
前記ランダムアクセスプリアンブルに関する情報は、以下の情報Aから情報Cの一部、または、全部を含む
・情報A:前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスを示すための情報
・情報B:前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースを示すための情報・情報C:前記ランダムアクセスプリアンブルの系列に関する情報
(8)本実施形態の第4の態様は、端末装置1であって、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を制御する上位層処理部14と、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップとして、ランダムアクセスプリアンブルとデータを送信する送信部10と、を備え、(1)前記データを含む物理チャネルのスクランブリングのために用いられるスクランブル系列の初期化に関するパラメータと(2)前記データを含む前記物理チャネルに関連する復調参照信号(DMRS)の生成のために用いられるパラメータの一方、または、両方は、(3)前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスと(4)前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースの一方、または、両方に基づいて決定される。
(9)本実施形態の第5の態様は、基地局装置3であって、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を制御する上位層処理部34と、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップとして、ランダムアクセスプリアンブルとデータを受信する受信部30と、を備え、(1)前記データを含む物理チャネルのスクランブリングのために用いられるスクランブル系列と(2)前記データを含む前記物理チャネルに関連する復調参照信号の生成のために用いられるパラメータの一方、または、両方は、(3)前記ランダムアクセスプリアンブルのインデックスと(4)前記ランダムアクセスプリアンブルの送信のためのリソースの一方、または、両方に基づいて決定される。
(10)本実施形態の第6の態様は、端末装置1であって、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順を制御する上位層処理部14と、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップとして、ランダムアクセスプリアンブルとデータを送信する送信部10と、を備え、前記上位層処理部14は、(1)ランダムアクセスプリアンブルの複数のグループのうちの何れか1つのグループを選択し、(2)前記選択したグループの中から前記ランダムアクセスプリアンブルを選択し、(3)複数の送信パラメータの中から前記選択したグループに対応する送信パラメータを選択し、前記データの送信は、前記選択した送信パラメータに基づく。
(11)本実施形態の第7の態様は、端末装置1であって、ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントする上位層処理部14と、上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報、および、上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信する受信部10と、送信電力をセットする送信電力制御部12と、を備え、2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の前記第1のステップにおけるPUSC
H送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる。
本実施形態の第2から第5の態様において、データはメッセージXであってもよい。本実施形態の第3および第4の態様において、前記データを含む物理チャネルのスクランブリングのために用いられるスクランブル系列の初期化に関するパラメータは、メッセージXの符号化ビットまたは変調シンボルのスクランブルのために用いられるスクランブル系列の初期化に関するパラメータD4であってもよい。本実施形態の第3および第4の態様において、前記データを含む前記物理チャネルに関連する復調参照信号の生成のために用いられるパラメータは、メッセージXを含むPUSCHの送信に関連するDMRSに関するパラメータD6であってもよい。本実施形態の第6の態様において、送信パラメータは、上述したパラメータD1からD7を含んでもよい、また、パラメータD1からD7以外のパラメータを含んでもよい。
これにより、端末装置および基地局装置が互いに、効率的にランダムアクセス手順を実行することができる。
本発明に関わる基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上述した実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、処理時に一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリに読み込まれ、あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
尚、上述した実施形態における装置の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体等のいずれであってもよい。
さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであって
もよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、すなわち典型的には集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。汎用用途プロセッサ、または前述した各回路は、ディジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
10 無線送受信部
11 アンテナ部
12 RF部
13 ベースバンド部
14 上位層処理部
15 媒体アクセス制御層処理部
16 無線リソース制御層処理部
30 無線送受信部
31 アンテナ部
32 RF部
33 ベースバンド部
34 上位層処理部
35 媒体アクセス制御層処理部
36 無線リソース制御層処理部

Claims (2)

  1. ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントする上位層処理部と、
    上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報、および、上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信する受信部と、
    送信電力をセットする送信電力制御部と、を備え、
    2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、
    前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の前記第1のステップにおけるPUSCH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる
    端末装置。
  2. 端末装置に用いられる通信方法であって、
    ランダムアクセスレスポンス受信またはコンテンションリゾリューションの失敗に基づいて送信カウンタをインクリメントし、
    上位層のパラメータpowerRampingStep(1)を示す情報、および、上位層のパラメータpowerRampingStep(2)を示す情報を受信し、
    送信電力をセットし、
    2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の第1のステップにおけるPRACH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(1)に少なくとも基づいて与えられ、
    前記2ステップコンテンションベースランダムアクセス手順の前記第1のステップにおけるPUSCH送信のための送信電力は、前記送信カウンタ、および、前記上位層のパラメータpowerRampingStep(2)に少なくとも基づいて与えられる
    通信方法。
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