JP2023550253A - ダウンリンク測位参照信号をアグリゲートするための方法 - Google Patents

ダウンリンク測位参照信号をアグリゲートするための方法 Download PDF

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Abstract

ある種の実施形態によれば、ワイヤレスデバイスによって実行される方法は、ネットワークから指示を受信することを含む。指示は、ワイヤレスデバイスが、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースを、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるかどうかを示す。方法は、測定値を生成するために、ワイヤレスデバイスが、2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースを、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができることを示す指示に少なくとも部分的に基づいて、アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理を実行することをさらに含む。【選択図】なし

Description

本開示のある種の実施形態は、一般にワイヤレスネットワークに関し、より詳細にはダウンリンク測位参照信号をアグリゲートすることに関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、3GPP技術を規定する報告書及び仕様書を作成する通信規格開発機構のパートナーシップを指す。3GPPにおける議論の論題は、以下でさらに要約されるように、測位信号、キャリアアグリゲーション(CA)、及びマルチ送受信ポイント(TRP)設定を含む。
測位信号
測位は、Long Term Evolution(LTE)の規格化において、3GPPリリース9(Rel-9)からの論題であった。主目的は、当初は緊急通報の測位のための規制上の要件を満たすことであったが、他の使用事例が重要になっている。そのような使用事例の一例は、工業用のモノのインターネット(I-IoT)に関する測位等を含む。新無線(NR)の測位は、図1に示されるアーキテクチャによってサポートされる。ロケーション管理機能(LMF)は、NRにおけるロケーションノードにある。ロケーションノードとgNodeB(gNB(NRにおける基地局))との間には、NR測位プロトコルA(NRPPa)プロトコルを介した相互作用もある。gNodeBとデバイスとの間の相互作用は無線リソース制御(RRC)プロトコルによってサポートされ、ロケーションノードが、LTE測位プロトコル(LPP)を介してユーザ機器(UE)とのインターフェースをとる。LPPはNRとLTEの両方に共通である。図1に示されるアーキテクチャでは、必ずしも、gNBと次世代eNodeB(ng-eNB)が両方とも存在する必要はないことに留意されたい。図1に示されるアーキテクチャでは、gNBとng-eNBの両方があるとき、NG-Cインターフェースは一方にのみ存在することにも留意されたい。
レガシーLTE規格では、以下の技術がサポートされている。
・拡張セルID。基本的には、サービングセルのサービングエリアにデバイスを関連付けるためのセルID情報であり、そこで、より精細な粒度の位置を判定するための付加情報である。
・補助全地球的航法衛星システム(GNSS)。エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC)からデバイスに提供される補助情報によってサポートされたデバイスによって取り出されるGNSS情報である。
・観測到達時間差(OTDOA)。デバイスは、別々の基地局からの参照信号の時間差を推定して、マルチラテレーションのためにE-SMLCに送出する。
・アップリンク到達時間差(UTDOA)。デバイスは、既知の複数のロケーション測定ユニット(たとえばeNB)によって位置が検知される特定の波形を送信することを要求される。これらの測定値は、マルチラテレーションのためにE-SMLCに転送される。
NR Rel-16において複数の測位機能が規定された。たとえば、新規のダウンリンク(DL)参照信号(NR DL測位参照信号(PRS))が規定された。LTE DL PRSに対してNR DL PRS信号の主な利益は、24から272まで設定可能なリソースブロック(RB)の帯域幅の増加であり、到達時間(TOA)精度に大きな改善をもたらす。NR DL PRSは、2、4、6又は12のコム係数で設定され得る。コム-12はコム-6のLTE PRSの2倍の直交信号を可能にする。Rel-16のNR DL PRSではビーム掃引もサポートされる。
NR Rel-16では、DL PRSは各セルによって別個に設定される。ロケーションサーバ(LMF)は、LPPプロトコルによってUEに補助データ(AD)メッセージを送出する前に、NRPPaプロトコルによってすべての設定を収集する。
Rel-16 NR DL PRSは、以下の3レベルの階層構造に編成される。
・PRS周波数レイヤ:(可能性として)複数の基地局から、共通の共通パラメータを有するPRSリソースセットを収集する。2つのリソースセットは、同一の周波数レイヤにある場合には、
〇同一の周波数帯において同一のサブキャリア間隔で動作する
〇同一のコム係数を有する
〇同一の開始PRB及び帯域幅を有する
・PRS Resourceセット:すべてが同一のTRPに由来するPRSビーム(リソース)の集合に相当する。同一セットのすべてのリソースが同一のコム係数を有する。
・PRSリソース:PRSを送信するビームに対応する。
NR Rel-16において、NRアップリンク(UL)サウンディング参照信号(SRS)の拡張機能が規定された。測位用のRel-16 NR SRSは、(Rel-15における4シンボルと比較して)12シンボルまでのより長い信号と、スロットにおける融通性のある位置とを可能にする(Rel-15で使用され得るのはスロットの最後の6つのシンボルのみである)。測位用のRel-16 NR SRSはまた、コムオフセット(2、4及び8のコム)及び巡回シフトを基に、TOA測定範囲の改善、及びより多くの直交信号用の互い違いに配列されたコムリソースエレメント(RE)パターンを可能にする。しかしながら、コム係数によって分割された直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルよりも長い巡回シフトの使用は、少なくとも屋内のシナリオにおいてコムを互い違いに配列することの主要な利点であるにもかかわらず、Rel-16によってサポートされていない。近隣セルの同期信号ブロック(SSB)/DL PRSに基づく電力制御、並びにチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、同期信号ブロック(SSB)、DL PRS又は別のSRSに対する空間擬似コロケーション(QCL)関係がサポートされる。
NR Rel-16では、以下のUE測定が規定されている。
・たとえばDL到達時間差(TDOA)測位を可能にするDL参照信号時間差(RSTD)
・マルチセルラウンドトリップタイム(RTT)測定を可能にするマルチセルUEの受信-送信(Rx-Tx)時間差測定
・DL PRS参照信号の受信された電力(RSRP)
NR Rel-16では、以下のgNB測定が規定されている。
・UL TDOA測位に有効なアップリンク(UL)相対到達時間(RTOA)(UL-RTOA)
・マルチセルRTT測定に有効なgNB Rx-Tx時間差
・UL SRS-RSRP
・到来角(AoA)及び到達の天頂角(ZoA)
2019年12月に、3GPPは、NR Rel-17用の測位に関する調査項目に着手した。調査項目は工業用IoTのシナリオに的が絞られた。調査項目の目的の1つには、小さいレイテンシ及びネットワーク効率(拡張性、参照信号(RS)オーバーヘッドなど)の状況での高い測位精度(水平方向、垂直方向)を調査することが含まれた。この点に関して、測位精度を改善するために、DL PRSリソースをアグリゲートして、アグリゲートされたPRSリソースに対する合同測定を実行することは、3GPP RAN1において、調査することで意見が一致した分野である。アグリゲートされたPRSリソースにより、UEは、測位精度を改善するために、これらのPRSリソースをコヒーレントに/一緒に処理することが可能になる。2020年8月のRAN1#102-e会議において、以下のことが合意された。
合意:
・帯域内のシナリオと帯域間のシナリオの両方の測位性能を改善するために、Rel-17において、少なくとも以下を考慮に入れて、同一の周波数帯又は別々の周波数帯の複数のDL測位周波数レイヤをアグリゲートすることを調査する。
〇複数のDL測位周波数レイヤをアグリゲートするシナリオ及び性能の利益
〇連続/不連続の帯域内シナリオ及び帯域間シナリオに関する測位性能に対する、チャネル間隔、タイミングオフセット、位相オフセット、周波数誤差、及びコンポーネントキャリア(CC)間の電力不均衡の影響
〇UEの複雑さの検討
初期の結果は、複数のPRSリソースをアグリゲートして一緒に処理すると測位精度における性能向上の可能性があることを示しており、R1-2006810、「Potential Enhancements for NR Rel-17 Positioning」、3GPP TSG RAN、WG1 #102-e、2020年8月17日~28日を参照されたい。
キャリアアグリゲーション
帯域幅を拡大し、それによってビットレートを向上するために、LTE-Advanced以降はキャリアアグリゲーションが使用されている。NRでは、帯域間キャリアアグリゲーションを用いれば、ゲインカバレッジも可能である。第5世代(5G)ローバンドを5Gハイバンドとアグリゲートすれば、ハイバンドカバレッジを10dBまで改善することができる。それぞれのアグリゲートされたキャリアは、UE及び/又はネットワーク(NW)の能力に依拠してコンポーネントキャリア(CC)と称され、NRの動作帯域とCCの数との種々の組合せ/アグリゲーションが達成され得る。
NWは、接続確立中に設定される1次セルに加えて、1つ又は複数の2次セルを設定することにより、キャリアアグリゲーションを用いてUEを設定し得る。1次セルは、安全性(すなわち安全性入力を提供する)及び上位レイヤシステム情報(すなわち追跡エリアアイデンティティ(TAI)などの非アクセス階層(NAS)モビリティ情報)に関して不可欠な役割を果たす。2次セルは、追加のダウンリンク無線リソース及び任意選択のアップリンク無線リソースを提供するように使用される。一例が、3GPP技術仕様(TS)36.331 v16.0.0に記述されている。
マルチTRP
セルは、図2に示されるように、それぞれが別個の座標にある複数のTRPから成り得る。この種の設定は、I-IOTのシナリオにおいて使用されると考えられる。一例として、全部のファクトリホールをカバーするために、10、20、又はより多くのTRPを有する1つのセルが使用され得る。サービングセルが、測位のために、別個の座標にある複数のTRPを有する場合には、この種のシナリオを利用することが可能なはずである(たとえば、マルチラテレーション測位を実行するためには3つの別個の座標が必要とされる)。
現在、ある種の課題が存在する。たとえば、測位精度を改善するためにダウンリンクPRSをアグリゲートするという概念は、RAN1#102-eにおいて論じられたが、UEがPRSアグリゲーションを実行するように、UEにアグリゲーションを効率的にシグナリングするやり方は、従来技術では依然として未知である。よって、アグリゲートされたダウンリンクPRSの効率的なシグナリングは、解決されるべき未解決問題である。
本開示の特定の態様及びそれらの実施形態は、これら又は他の課題に対する解決策を提供することができる。たとえば、ある種の実施形態は、DL-PRSアグリゲーションのために以下のシグナリングを導入する。
・LMF又はサービングgNBからUEへの、コヒーレントに/一緒に処理され得る、アグリゲートされたDL PRSリソースのシグナリング
・サービングgNB又は近隣のgNBからLMFへの、アグリゲートされたDL PRSリソースのシグナリング
本明細書に開示される課題のうち1つ又は複数に対処する、様々な実施形態が本明細書で提案される。
ある種の実施形態によれば、ワイヤレスデバイスによって実行される方法は、ネットワークから指示を受信することを含む。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。方法は、アグリゲートされたDL PRSリソースを合同処理して測定値を生成することをさらに含み、合同処理は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースを一緒に処理することができることを示す指示に少なくとも部分的に基づいて実行される。
ある種の実施形態によれば、ワイヤレスデバイスは電源回路及び処理回路を備える。電源回路は、ワイヤレスデバイスに電力を供給するように設定されている。処理回路は、ネットワークからの指示を受信するように設定されている。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。処理回路は、アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理を実行して測定値を生成するように設定されている。合同処理は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースを一緒に処理することができることを示す指示に少なくとも部分的に基づいて実行される。
前述の方法及び/又はワイヤレスデバイスは、以下の機能のうち1つ又は複数などの任意の適切な機能をさらに含み得る。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するための1つ又は複数の条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のTRPから送信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースはワイヤレスデバイスによって同一スロットにおいて受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースはワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは1回の繰返しに制限される、という条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは、同一のQCL情報を有するワイヤレスデバイスによって受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは別々の周波数レイヤに属する、という条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のサブキャリア間隔を使用する、という条件が満たされたと判定することにさらに基づく。
ある種の実施形態は、ネットワークに対して、アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理によって生成された測定値を示す。ある種の実施形態は、ロケーションノードに測定値を示す。ある種の実施形態は、無線ネットワークノードに測定値を示す。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく。たとえば、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、指示は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す。ある種の実施形態では、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということは、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、ロケーションノードから受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、NASシグナリングによって受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、測位プロトコル又はOAMメッセージによって受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、無線ネットワークノードから受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、RRCシグナリングによって受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、DCIによって受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックスと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスとを含む。指示は、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、DL PRSリソース設定で受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、周波数レイヤレベルにおいて受信される。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、DL PRSリソースセットレベルにおいて設定される。
ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数を示すネットワーク情報を送出する。
ある種の実施形態によれば、ネットワークノードによって実行される方法は、ワイヤレスデバイスに指示を送出することを含む。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。
ある種の実施形態によれば、ネットワークノードは電源回路及び処理回路を備える。電源回路は、ネットワークノードに電力を供給するように設定されている。処理回路は、ワイヤレスデバイスに指示を送出するように設定されている。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。
前述の方法及び/又はネットワークノードは、以下の機能のうち1つ又は複数などの任意の適切な機能をさらに含み得る。
ある種の実施形態は、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するために満たされる必要がある1つ又は複数の条件に関する情報をワイヤレスデバイスに送出する。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のTRPから送信される必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースはワイヤレスデバイスによって同一スロットにおいて受信される必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースはワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信される必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは1回の繰返しに制限される必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは、同一のQCL情報を有するワイヤレスデバイスによって受信される必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは別々の周波数レイヤに属す必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、1つ又は複数の条件は、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のサブキャリア間隔を使用する必要があるという条件を含む。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスに送出される指示は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す。ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが、2つ以上のDL PRSリソースを、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することに基づく測定値を示す情報を、ワイヤレスデバイスから受信する。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスに送出される指示は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示す。ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが、2つ以上のDL PRSリソースのうち1つだけを処理することに基づく測定値を示す情報を、ワイヤレスデバイスから受信する。
ある種の実施形態は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定する。たとえば、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することは、第1のDL PRSリソースと関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースと関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく。ある種の実施形態は、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ると判定する。ある種の実施形態は、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントではないことを示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないと判定する。たとえば、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということは、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく。
ある種の実施形態では、ネットワークノードはロケーションノードを備える。
ある種の実施形態では、指示はNASシグナリングによって送出される。
ある種の実施形態では、指示は測位プロトコル又はOAMメッセージによって送出される。
ある種の実施形態では、ネットワークノードは無線ネットワークノードを備える。
ある種の実施形態では、指示はRRCシグナリングによって送出される。
ある種の実施形態では、指示はDCIによって送出される。
ある種の実施形態では、指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含む。指示は、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す。
ある種の実施形態では、指示はDL PRSリソース設定で送出される。
ある種の実施形態では、指示は周波数レイヤレベルにおいて送出される。
ある種の実施形態では、指示はDL PRSリソースセットレベルにおいて設定される。
ある種の実施形態では、指示が、一緒に処理され得るDL PRSリソースの数は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数未満であることを示す。ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスから、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数を受信する。ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数は規格において規定されている。
ある種の実施形態によれば、無線ネットワークノードによって実行される方法は、ロケーションノードに指示を送出することを含む。指示は、測定値を生成するために、ワイヤレスデバイスによって、2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。
ある種の実施形態によれば、無線ネットワークノードは電源回路及び処理回路を備える。電源回路は、無線ネットワークノードに電力を供給するように設定されている。処理回路は、ロケーションノードに指示を送出するように設定されている。指示は、測定値を生成するために、ワイヤレスデバイスによって、2つ以上のDL PRSリソースがアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。
前述の方法及び/又は無線ネットワークノードは、以下の機能のうち1つ又は複数などの任意の適切な機能をさらに含み得る。
ある種の実施形態では、無線ネットワークノードによってホスティングされたTRPに関する情報を提供するようにとのロケーションノードからの要求を受信することに応答して指示が送出される。
ある種の実施形態は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定する。
ある種の実施形態によれば、ロケーションノードによって実行される方法は、無線ネットワークノードから指示を受信することを含む。指示は、測定値を生成するために、ワイヤレスデバイスによって、2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。方法は、DL PRS測定値を提供するようにとの要求をワイヤレスデバイスに送出することを含む。この要求は、2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。
ある種の実施形態によれば、ロケーションノードは電源回路及び処理回路を備える。電源回路は、ロケーションノードに電力を供給するように設定されている。処理回路は、無線ネットワークノードからの指示を受信するように設定されている。指示は、測定値を生成するために、ワイヤレスデバイスによって、2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。処理回路は、DL PRS測定値を提供するようにとの要求をワイヤレスデバイスに送出するようにさらに設定されている。この要求は、2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。
前述の方法及び/又はロケーションノードは、以下の機能のうち1つ又は複数などの任意の適切な機能をさらに含み得る。
ある種の実施形態では、要求はNASシグナリングによって送出される。
ある種の実施形態では、要求は測位プロトコル又はOAMメッセージによって送出される。
ある種の実施形態は、アグリゲートされたDL PRSリソースをワイヤレスデバイスが合同処理して生成した、測定値を示す情報を、ワイヤレスデバイスから受信する。ある種の実施形態は、測定値を示す情報に少なくとも部分的に基づいて、ワイヤレスデバイスの位置を判定する。
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうち1つ又は複数を提供し得る。ある種の実施形態では、gNBは、提案されたシグナリング拡張機能を用いて、コヒーレンシが保証され得るDL PRS参照信号を示すことができ、そのため、UEは、DL PRS参照信号をコヒーレントに/一緒に処理することができる。
コヒーレンシが保証され得るときの、DL PRS参照信号のコヒーレントな処理/合同処理の利益は、図3に示されるように測位精度が改善されることである。詳細には、図3は、2つのコヒーレントなキャリアのキャリアアグリゲーションからの測位精度におけるゲインを示すシミュレーション結果の一例を示すものである。結果は、キャリアが十分にコヒーレントでなければゲインが下がることも示している。完全にインコヒーレントなキャリア(ランダムな位相差)については、キャリアをコヒーレントに組み合わせる試行の性能も低下してしまう。したがって、2つのキャリアがコヒーレントかどうかをUEに対して示すことが重要である。
開示された実施形態並びにそれらの特徴及び利点のより十分な理解のために、次に、添付図面に関連して以下の説明が参照される。
次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)のリリース15ロケーションサービス(LCS)プロトコルの一例を示す図である。 セルにおけるマルチTRPの一例を示す図である。 まばらなクラッタがあってしかも基地局のアンテナが高い(InF-SH)シナリオでの、屋内工場におけるDL TDOA測位に対するキャリア間位相差の影響のシミュレーション結果の一例を示す図である。 ワイヤレスデバイス(たとえばUE)に対してアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図4は図4aに始まって図4bに続く。 ワイヤレスデバイス(たとえばUE)に対してアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図4は図4aに始まって図4bに続く。 周波数レイヤレベルにおいてUEにアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図5は図5aに始まって図5bに続く。 周波数レイヤレベルにおいてUEにアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図5は図5aに始まって図5bに続く。 DL PRSリソースセットレベルにおいてUEにアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図6は図6aに始まって図6bに続く。 DL PRSリソースセットレベルにおいてUEにアグリゲートされたDL PRSを示す例示の実施形態を示す図である。図6は図6aに始まって図6bに続く。 LPP設定に基づくDL-PRS用のPRSアグリゲーション用のシグナリングシーケンスを示す図である。一部の実施形態によれば、「SgNB」はサービングgNBを表し、「NgNB」は近隣のgNBを表す。 PRSアグリゲーション用のRRCベースの設定のためのシグナリングシーケンスを示す図である。一部の実施形態によれば、「SgNB」はサービングgNBを表し、「NgNB」は近隣のgNBを表す。 一部の実施形態によるワイヤレスネットワークを示す図である。 一部の実施形態によるユーザ機器(UE)を示す図である。 一部の実施形態による仮想環境を示す図である。 一部の実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す図である。 一部の実施形態による、部分的なワイヤレス接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す図である。 一部の実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 一部の実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 一部の実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 一部の実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実施される方法を示す図である。 一部の実施形態による、UEなどのワイヤレスデバイスにおいて実施される方法を示す図である。 一部の実施形態による仮想化装置を示す図である。 一部の実施形態による、UEなどのワイヤレスデバイスにおいて実施される方法の一例を示す図である。 一部の実施形態による、ネットワークノードにおいて実施される方法の一例を示す図である。 一部の実施形態による、無線ネットワークノードにおいて実施される方法の一例を示す図である。 一部の実施形態による、ロケーションノードにおいて実施される方法の一例を示す図である。
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、それが使用されている文脈から異なる意味が明確に与えられる及び/又は暗示されるのでない限り、関連技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるものとする。1つの/その(a/an/the)要素、装置、構成要素、手段、ステップなどのすべての参照は、特に明記のない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの例を参照するものとしてオープンに解釈されるものとする。ステップが別のステップに続く若しくは先行するものとして明示的に記載されていない限り、及び/又はステップが別のステップに続く若しくは先行する必要があるということが黙示的である場合、本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、開示されている正確な順番で実行される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、いずれかの実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用することができ、逆もまた同様である。含まれる実施形態の他の目的、特徴及び利点が、以下の説明から明らかとなろう。
ここで、本明細書で意図された実施形態のうちのいくつかを、添付の図面を参照して、より完全に説明する。しかしながら、本明細書で開示された主題の範囲内に他の実施形態が含まれており、開示された主題は、本明細書で明記された実施形態のみに限定されるように解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝達するために例として提供される。
実施形態1:アグリゲートされたダウンリンクPRSのUEへのシグナリング
一実施形態では、LMFは、図4(アグリゲートされたDL PRSをUEに対して示す第1の例示の実施形態を示すために、図4aに始まって図4bに続く)に示されるように、DL PRSリソース設定にインデックス(たとえばNR-DL-PRSリソースの一部としてのインデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17)を含めることによって、UEに、アグリゲートされたダウンリンク(DL)PRSリソースを示す。2つのDL PRSリソースが同一のnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックス値を有して設定されるとき、次いで、UEは測定を実行し、2つのDL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に処理する。この意味で、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17は、測定されてコヒーレントに/一緒に処理され得るDL PRSリソースグループを表す。インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17が存在しなければ、インデックスの欠落は、UEが、対応するDL PRSリソースが他の設定されたDL PRSリソースとともにコヒーレントに送信されると想定できないことを示す。
一部の実施形態では、測定されてコヒーレントに/一緒に処理され得るDL PRSリソースの数Nは2以上であり得る。すなわち、NまでのDL PRSリソースが、同一のnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックス値を設定され得る。一部の実施形態では、UEが測定してコヒーレントに/一緒に処理することができるDL PRSリソースの数(すなわちNの最大値)は、UEによってgNBに報告されるUE能力である。いくつかの他の実施形態では、Nの最大値は3GPP規格において固定される。
インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17は任意選択であって0~X(Xは1以上の整数)の整数範囲を有し得る。よって、Xの値は、測定してコヒーレントに/一緒に処理され得るDL PRSリソースのグループの数を決定する(すなわちグループの数はX+1である)。一部の実施形態では、Xの値は3GPP規格において固定される。いくつかの他の実施形態では、XはUEによってgNBに報告されるUE能力である。DL PRSリソースに、設定されたnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックスがないときには、このDL PRSリソースが別のDL PRSリソースとコヒーレントに/一緒に処理されることはない。
代替実施形態では、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17は周波数レイヤレベルにおいて設定され得る。たとえば、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17は、[TS 37.355 V16.2.0]において規定されているNR-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16フィールドにおいて設定されてよい。次いで、UEは、2つのDL PRSリソースがインデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17の同一の値を有する2つの別々の周波数レイヤに属するときには、これらを一緒に処理する。一部の実施形態では、同一のnr-DL-PRS-AggregationID-r17を有するNR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16において測定されているTRPに関するnr-DL-PRS-ResourceSetList-r16におけるM番目のNR-DL-PRS-ResourceSet-r16のdl-PRS-ResourceList-r16におけるN番目のNR-DL-PRS-Resource-r16とともにコヒーレントに/一緒に処理されるのは、所与のnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックスを有するNR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16において測定されているTRPに関するnr-DL-PRS-ResourceSetList-r16におけるM番目のNR-DL-PRS-ResourceSet-r16のdl-PRS-ResourceList-r16におけるN番目のNR-DL-PRS-Resource-r16のみとする。図5(図5aに始まって図5bに続く)は、アグリゲートされたDL PRSを周波数レイヤレベルにおいてUEに対して示す例示の実施形態を示す。
もう一つの代替実施形態では、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17はDL PRSリソースセットレベルにおいて設定され得る。たとえば、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17はNR-DL-PRS-ResourceSet-r16フィールドにおいて設定されてよい。次いで、UEは、2つのDL PRSリソースが、インデックスnr-DL-PRS-AggregationID-r17の同一の値を有する2つの別々のDL PRSリソースセットに属するとき、これらを一緒に処理する。一部の実施形態では、2つの別々のDL PRSリソースセットからのDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これら2つのDL PRSリソースセットのDL PRSリソースの数が同一である必要がある。一部の実施形態では、同一のnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックスを有する他のNR-DL-PRS-ResourceSet-r16のdl-PRS-ResourceSet-r16におけるN番目のNR-DL-PRS-Resource-r16とともにコヒーレントに/一緒に処理されるのは、所与のnr-DL-PRS-AggregationID-r17インデックスを有するNR-DL-PRS-ResourceSet-r16のdl-PRS-ResourceList-r16におけるN番目のNR-DL-PRS-Resource-r16のみとする。図6(図6aに始まって図6bに続く)は、アグリゲートされたDL PRSを、DL PRSリソースセットレベルにおいてUEに対して示す例示の実施形態を示す。
実施形態2:DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるための条件
2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、ある種の条件が満たされる必要があり得る。これらの条件は以下のうち1つ又は複数を含み得る。
・2つ以上のDL PRSリソースは同一のTRPから送信される必要がある。NR Rel-16では、TRPはdl-PRS-ID[TS 37.355のV16.2.0]によって表される。よって、一実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理され得るのは、これらが同一のdl-PRSID値に対応する場合のみである。
・2つ以上のDL PRSリソースは、UEによってコヒーレントに/一緒に処理され得るコヒーレンシを保つように、UEによって同一スロットにおいて受信される必要があり得る。よって、別の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースは、同一の周期性及び/又はスロットオフセットを有して受信される必要があり得る。これは、2つ以上のDL PRSリソースの各々に対応するDL PRSリソースセットに与えられた(すなわち、NR-DL-PRS-ResourceSet-r16の)dl-PRS-Periodicity-and-ResourceSetSlotOffset-r16フィールドは同一の値を有する必要があることを意味する。いくつかの他の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、それらのDL PRSリソース設定に同一のスロットオフセット値が規定されている必要があり得る(たとえば、これら2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、関連付けられたdl-PRS-ResourceSlotOffset-r16フィールド値が同一の値を有する必要があり得る)。
・いくつかの他の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースは、コヒーレントに/一緒に処理されるためには、UEによってコヒーレントに/一緒に処理され得るコヒーレンシを保つように、UEによって同一シンボルにおいて受信される必要があり得る。よって、これらの実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、それらのDL PRSリソース設定に同一のシンボルオフセット値が規定されている必要があり得る(たとえば、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらに関連付けられたdl-PRS-ResourceSlotOffset-r16フィールド値が同一である必要があり得る)。
・いくつかの他の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、1回の繰返しに制限される必要があり得る。これは、dl-PRS-ResourceRepetitionFactor-r16フィールドが、2つ以上のDL PRSリソースの各々に対応する(NR-DL-PRS-ResourceSet-r16の)DL PRSリソースセットにおいて設定されないことを意味する。代替実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、固定された繰返し最大数Mmaxに制限される必要があり得る。この代替実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースの各々に対応する(NR-DL-PRS-ResourceSet-r16の)DL PRSリソースセットにおいて設定されるdl-PRS-ResourceRepetitionFactor-r16フィールドはMmax以下の値を有する必要がある。
・いくつかの他の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらが、UEによって同一のQCL情報(たとえば、同一のビーム又は同一のQCLタイプのDソース参照信号)を用いて受信される必要があり得る。よって、これらの実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、それらのDL PRSリソース設定に同一のdl-PRS-QCL-Info-r16パラメータが規定されている必要があり得る(たとえば、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらに関連付けられたdl-PRS-QCL-Info-r16フィールド値がssb-r16又はdl-PRS-r16の同一の値を有する必要があり得る)。
・いくつかの他の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらが別々の周波数レイヤに属する必要があり得る。一部の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらに対応するnr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16内のパラメータのうち1つ又は複数が異なる必要があり得る。
・一部の実施形態では、2つ以上のDL PRSリソースがコヒーレントに/一緒に処理されるためには、これらに関連付けられたサブキャリア間隔が同一である必要があり得る。
上記の条件のうち1つ又は複数が満たされないとき、UEが、2つ以上のDL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に処理することはない。代替実施形態では、上記の条件のうち1つ又は複数が満たされないとき、UEは、アグリゲートされるように設定された2つ以上のDL PRSリソースのうち1つだけを処理する(すなわち、コヒーレントな処理/合同処理は実行されない)。
実施形態3:RRC設定されたDL PRS及び他の参照信号に対する拡張
上記の実施形態1及び2は、LMFにより、LPPプロトコルによって、UEに設定されるDL PRSリソースの観点から記述されているが、実施形態1及び2は、DL PRSリソースがgNBからUEに設定されたRRCであるときにも同様に適用可能であり得る。DL PRSリソースがRRC設定されていると、複数のTRPが同一のサービングセルに属していて同一のgNBによって制御されるとき有利である。その上、DL PRSリソースが非周期的か又は半永続的であるときには、実施形態1~2の一部又は全体が適用可能である。この場合の周期的なDL PRSは、上位層で設定されてダウンリンク制御情報(DCI)のフィールドによってトリガされる、DL PRSを指す。半永続的なDL PRSは、上位層で設定されてメディアアクセス制御(MAC)の制御エレメント(CE)によって活性化/非活性化されるDL PRSを指す。
実施形態1及び/又は2は、測位測定に使用されるようにサポートされる他の参照信号(たとえば非ゼロ電力(NZP)CSI-RS、追跡参照信号(TRS)など)にも拡張され得る。たとえば、1つ又は複数のNZP CSI-RSリソースが測位測定のためにコヒーレントに/一緒に処理され得るかどうかを示すために、NZP CSI-RSのリソース又はリソースセットにおいてインデックスが設定され得る。
実施形態4:NG-RANノードからLMFへのDL PRSアグリゲーションの指示
NR Rel-16では、LMFは、「TRP INFORMATION REQUEST」メッセージ[3GPP TS 38.455 V16.1.0]によってNG-RANノードによってホスティングされたTRPに関する情報に関する要求をNG-RANノードに送出する。NG-RANノードは、応答して、NG-RANノードによってホスティングされた1つ又は複数のTRPに関する情報を含み得る「TRP INFORMATION RESPONSE」[3GPP TS 38.455 V16.1.0]を提供してよい。「TRP INFORMATION RESPONSE」の一部である「TRP Information」情報エレメントは、PRS設定を含む。
1つ又は複数のDL PRSリソースがTRPによってコヒーレントに送信され得るかどうかをLMFに対して示す必要がある。よって、一実施形態では、表1に示されるように、PRS Resource SetレベルにPRS Aggregation IDが含まれている。2つのPRSリソースセットがPRS Aggregation IDの同一の値を有する場合には、TRPによって、2つのPRSリソースセットにおける2つ以上のPRSがコヒーレントに送信され得る。一部の実施形態では、PRS Aggregation IDの最大値Xが規格において固定されている。PRS Aggregation IDは任意選択のパラメータであり、特定のPRS ResourceセットにPRS Aggregation IDが含まれていなければ、このPRSリソースセットからのPRSリソースは他のPRSリソースセットからのPRSリソースとアグリゲートされ得ないことを意味する。
Figure 2023550253000001
Figure 2023550253000002
Figure 2023550253000003
代替実施形態では、表2に示されるように、PRS ResourceレベルにPRS Aggregation IDが含まれている。2つのPRSリソースがPRS Aggregation IDの同一の値を有する場合には、TRPによって、これら2つのPRSリソースがコヒーレントに送信され得る。一部の実施形態では、PRS Aggregation IDの最大値Xが規格において固定されている。PRS Aggregation IDは任意選択のパラメータであり、特定のPRS ResourceにPRS Aggregation IDが含まれていなければ、このPRSリソースは他のPRSリソースとアグリゲートされ得ないことを意味する。
LMFは、UEに対するDL PRSをLPPプロトコルによって設定するとき、この実施形態において提供されるPRSアグリゲーション情報を考慮に入れる。
Figure 2023550253000004
Figure 2023550253000005
Figure 2023550253000006
実施形態5:セルベースのDL PRSアグリゲーションの指示
この実施形態では、各gNBが、データ通信のために、1次サービングセル及び2次セルをマルチキャリア動作用に設定する。gNB/運用アドミニストレーション保守(OAM)は、データ通信のために使用されたマルチキャリアの組合せを記録してよく、これがLMFに中継され得る。OAMはPRSのアグリゲートされた送信のために同一のキャリア(サービングセル及び2次セル)を設定するか又は選択し得る。この情報は、NRPPa経由で、又はOAM手段によって、LMFに中継される。キャリアアグリゲートされたPRSの例示の指示が表3に示されている。
Figure 2023550253000007
Figure 2023550253000008
LMFは、UE(LPP)に補助データを準備するとき、この入力を考慮に入れて、PRS測定を広い帯域幅(アグリゲートされた帯域幅)でコヒーレントに/一緒に実行するようにUEを設定することになる。
「nr-DL-PRS-CarrierAggregationInfo-r17」を示すための例示のLPP情報エレメントがフィールドの説明とともに以下に提供される。
Figure 2023550253000009
Figure 2023550253000010
Figure 2023550253000011
Figure 2023550253000012
Figure 2023550253000013
さらに、gNBは、UEにPRSアグリゲーション選択肢をブロードキャストすることができる。基本的に、サービングセル向けに表3をカプセル化して、アグリゲートされたPRS選択肢(これらの2次セルは組み合わされ得る)をシステム情報ブロードキャストによって提供する。
UEが、アグリゲートされていないPRSとアグリゲートされたPRSの両方に基づいて測定を実行する場合には、結果は以下のように提供され得る。そうでなければ、UEは、報告する一方で、キャリアアグリゲーションに基づいて実行されたそれぞれの測定について結果を別個に提供する。
Figure 2023550253000014
Figure 2023550253000015
Figure 2023550253000016
PRSアグリゲーションのためのシグナリングシーケンス
LPP設定に基づくDL-PRSのためのPRSアグリゲーション用のシグナリングシーケンス(たとえばLPP設定に基づくDL-PRSのためのPRSアグリゲーション用のシグナリングシーケンスであり、SgNBはサービングgNBを表し、NgNBは近隣のgNBを表す)が図7に示されている。図7におけるシグナリングの流れは以下のステップを含む。
・基地局(SgNB又はNgNBのいずれか)がLMFに設定を提供することにより、NRPPa又はOAMによってアグリゲートされたPRS設定が可能になる
・LMFは、アグリゲートされたPRSに関するUE能力(たとえば広帯域測定のサポート、サポートされた帯域組合せ、サポートされるキャリアアグリゲーションの数)を取得する
・LMFは、UEに、アグリゲートされたPRS設定を補助データで提供する
・UEは、広帯域の/アグリゲートされたPRS設定を基に、測定を実行する
・UEは、LMFに広帯域の/アグリゲートされたPRS設定に基づく結果を提供する
・LMFはロケーションを計算する
上記のステップは、本開示において上記で述べられた実施形態のうち1つ又は複数を含み得る。
PRSアグリゲーションのためのRRCベースの設定用のシグナリングシーケンス(たとえばPRSアグリゲーションのためのRRCベースの設定用のシグナリングシーケンスであり、SgNBはサービングgNBを表し、NgNBは近隣のgNBを表す)が図8に示されている。gNBによって設定されたCSI-RS又は他の参照信号も測位目的のために使用されてよい。そのような場合のシーケンスは図8に表されている。主な相違は、RRCが、アグリゲートされたCSI-RS設定を提供することである。ここにはLPPとRRC設定との組合せが示されている。すべての設定をRRCに基づくものにすることができる。したがって、LMFが提供するのは、LPPによってUEから取得された測定結果に基づく推奨のみであろう。図8におけるシグナリングの流れは以下のステップを含む。
・UEは、サービングgNBに、PRSをアグリゲートする能力を提供する
・LMFはアグリゲートされないPRS設定を設定する
・LMFは、広帯域測定の必要性を判定して、gNBに要求する
・gNBは広帯域の(アグリゲートされた)PRS(CSI-RS)設定を設定する
・UEは広帯域測定を実行する
・UEは、LMFに、広帯域測定に基づく結果を提供する
・LMFはロケーションを計算する
要約すると、本開示のある種の実施形態は、LMF又はサービングgNBからUEへと、コヒーレントに/一緒に処理され得るアグリゲートされたDL PRSリソースのシグナリングを提供する。シグナリングの詳細の例は、実施形態1の(たとえば実施形態5のシグナリングの詳細とは無関係な)シグナリングの詳細と、実施形態5の(たとえば実施形態1のシグナリングの詳細とは無関係な)シグナリングの詳細とを含む。実施形態1のシグナリング方法については、DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるためには、実施形態2で説明された条件のうちいくつか又はすべてなど、ある種の条件を満たす必要があり得る。本開示のある種の実施形態は、サービングgNB又は近隣のgNBからLMFへと、アグリゲートされたDL PRSリソースのシグナリングを提供するものであり、その一例は、実施形態4におけるシグナリングの詳細に関して説明されている。
ある種の実施形態は、測位、新無線(NR)、Long Term Evolution(LTE)、チャネルインパルス応答(CIR)、到達時間(TOA)、物理層、及び/又はLTE測位プロトコル(LPP)といった技術分野のうち1つ又は複数に関係し得る。ある種の実施形態は、TS 37.355、TS、38.455、TS 38.214、及び/又はNR Rel-17(たとえば、測位調査の項目/ワークアイテム)のうち1つ又は複数、といった3GPP規格において実施され得る。
本明細書に記載の主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図9に示された例示的ワイヤレスネットワークなど、ワイヤレスネットワークに関連して説明される。簡単にするために、図9のワイヤレスネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160及び160b、並びにWD110、110b、及び110cのみを示す。実際には、ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスデバイス間の通信或いはワイヤレスデバイスと固定電話、サービスプロバイダ、又は任意の他のネットワークノード若しくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の付加的要素をさらに含み得る。図示された構成要素について、ネットワークノード160及びワイヤレスデバイス(WD)110は、さらに詳しく描かれている。ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスネットワークによって又はこれを介して提供されるサービスへのワイヤレスデバイスのアクセス及び/又はそのようなサービスのワイヤレスデバイスの使用を円滑にするために、通信及び他のタイプのサービスを1つ又は複数のワイヤレスデバイスに提供し得る。
ワイヤレスネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラ、及び/又は無線ネットワーク又は他の類似のタイプのシステムを備える、及び/又はそれらとインターフェースすることができる。一部の実施形態では、ワイヤレスネットワークは、特定の標準又は他のタイプの予め規定されたルール又は手続きに従って動作するように設定され得る。したがって、ワイヤレスネットワークの特定の実施形態は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM:Global System for Mobile Communications)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)及び/又は他の適切な2G、3G、4G、又は5G標準などの通信標準、IEEE802.11標準などのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)標準、並びに/或いは、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、ブルートゥース、Z-Wave及び/又はZigBee標準などの任意の他の適切なワイヤレス通信標準を実装し得る。
ネットワーク106は、1つ又は複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤードネットワーク、ワイヤレスネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、及び、デバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード160及びWD110は、さらに詳しく後述される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、ワイヤレスネットワークにおいてワイヤレス接続を提供することなど、ネットワークノード及び/又はワイヤレスデバイス機能性を提供するために連携する。異なる実施形態において、ワイヤレスネットワークは、任意の数のワイヤード又はワイヤレスネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、ワイヤレスデバイス、リレー局、並びに/或いは、ワイヤード接続又はワイヤレス接続のいずれを介してでもデータ及び/又は信号の通信を円滑にする又はこれに参加する任意の他の構成要素又はシステムを備え得る。
本明細書では、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスへのワイヤレスアクセスを可能にする及び/又は提供するためにワイヤレスデバイスと及び/又はワイヤレスネットワーク内の他のネットワークノード又は機器と直接的又は間接的に通信する並びに/或いはワイヤレスネットワークにおいて他の機能(たとえば、管理)を実行する能力を有する、そのように設定された、配置された及び/又は動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、発展型ノードB(eNB)及びNR NodeB(gNB))を含むが、これらに限定されない。基地局は、それらが提供するカバレッジの量(又は、つまり、それらの送信電力レベル)に基づいて分類することができ、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、又はマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーノード又はリレーを制御するリレードナーノードでもよい。ネットワークノードはまた、集中型デジタルユニット及び/又はリモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)と時に称される、などの分散型無線基地局の1つ又は複数の(又はすべての)部分を含み得る。そのようなリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線のようにアンテナと統合されても統合されなくてもよい。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)内のノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのさらなる例は、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)又は基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、ベーストランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば移動交換局(MSC)、移動性管理エンティティ(MME))、運用保守(O&M)ノード、運用サポートシステム(OSS)ノード、自己最適化されたネットワーク(SON)ノード、測位ノード(たとえばE-SMLC)、及び/又は運転テストの最小化(MDT)を含む。別の例として、ネットワークノードは、さらに詳しく後述するような仮想ネットワークノードでもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、ワイヤレスネットワークへのアクセスをワイヤレスデバイスに可能にする及び/又は提供するための或いはワイヤレスネットワークにアクセスしたワイヤレスデバイスに何らかのサービスを提供するための能力を有する、そのように設定された、配置された、及び/又は動作可能な任意の適切なデバイス(又はデバイスのグループ)を表し得る。
図9において、ネットワークノード160は、処理回路170、デバイス可読媒体180、インターフェース190、補助機器184、電源186、電力回路187、及びアンテナ162を含む。図9の例示的ワイヤレスネットワークに示されたネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の図示された組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備え得る。タスク、特徴、機能及び本明細書で開示される方法を実行するために必要とされるハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組合せをネットワークノードは備えることが、理解されよう。さらに、ネットワークノード160の構成要素は、より大きなボックス内に位置する又は複数のボックス内にネストされた単一ボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の図示された構成要素を構成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブ並びに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード160は、独自のそれぞれの構成要素をそれぞれが有し得る複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、NodeB構成要素及びRNC構成要素、又はBTS構成要素及びBSC構成要素など)で構成され得る。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS及びBSC構成要素)を備えるある種のシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つ又は複数は、いくつかのネットワークノードの間で共用され得る。たとえば、単一RNCは、複数のNodeBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各固有のNodeB及びRNCペアは、場合によっては、単一の別個のネットワークノードと考えられ得る。一部の実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は、二重にされ得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ162がRATによって共用され得る)。ネットワークノード160は、ネットワークノード160に組み込まれる、たとえばモバイル通信用グローバルシステム(GSM)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、LTE、新無線(NR)、Wi-Fi、又はBluetooth無線技術などの種々の無線技術用の様々な図示の構成要素の複数のセットも含み得る。これらのワイヤレス技術は、ネットワークノード160内の同じ又は異なるチップ又はチップのセット及び他の構成要素内に統合され得る。
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されているものとして本明細書に記載された任意の判定、計算又は類似の動作(たとえば、ある種の取得動作)を実行するように設定される。処理回路170によって実行されるこれらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報又は変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、及び/又は取得された情報又は変換された情報に基づいて1つ又は複数の動作を実行することによって、処理回路170によって取得された情報を処理すること、並びに前記処理の結果として判定を行うことを含み得る。
処理回路170は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つ又は複数の組合せ、資源、或いは、単独で又はデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せて、ネットワークノード160機能を提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア及び/又は符号化されたロジックの組合せを備え得る。たとえば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に又は処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能性は、本明細書で論じられる様々なワイヤレス特徴、機能、又は利益のいずれかの提供を含み得る。一部の実施形態では、処理回路170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
一部の実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174のうちの1つ又は複数を含み得る。一部の実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174は、別個のチップ(又はチップのセット)、ボード、又は、無線ユニット及びデジタルユニットなどのユニット上でもよい。代替実施形態において、RFトランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット、ボード、又はユニット上でもよい。
ある種の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB又は他のそのようなネットワークデバイスによって提供されているものとしての本明細書に記載の機能性の一部又はすべては、デバイス可読媒体180又は処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行する処理回路170によって実行され得る。代替実施形態において、機能性のうちの一部又はすべては、ハードワイヤード方式などで、別個の又はディスクリートデバイスの可読媒体に記憶された命令を実行することなしに処理回路170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれにおいてでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行してもしなくても、処理回路170は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によってもたらされる利益は、単独で処理回路170に又はネットワークノード160の他の構成要素に制限されないが、ネットワークノード160全体によって、並びに/或いは一般にエンドユーザ及びワイヤレスネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体180は、処理回路170によって使用され得る情報、データ、及び/又は命令を記憶する永続記憶装置、ソリッドステートメモリ、リモートに搭載されたメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)又はデジタル多用途ディスク(DVD))、及び/又は任意の他の揮発性又は不揮発性の、非一時的デバイス可読及び/又はコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含むがこれらに限定されない、任意の形の揮発性又は不揮発性コンピュータ可読メモリを備え得る。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ又は複数を含むアプリケーション、及び/又は処理回路170によって実行することができる及びネットワークノード160によって使用することができる他の命令を含む、任意の適切な命令、データ又は情報を記憶し得る。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われる任意の計算及び/又はインターフェース190を介して受信される任意のデータを記憶するために使用され得る。一部の実施形態では、処理回路170及びデバイス可読媒体180は、統合されると考えられ得る。
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、及び/又はWD110の間のシグナリング及び/又はデータのワイヤード又はワイヤレス通信において使用される。図示されているように、インターフェース190は、たとえば、ワイヤード接続を介してネットワーク106に及びネットワーク106から、データを送信及び受信するために、ポート/端末194を備える。インターフェース190はまた、アンテナ162に連結され得る又はある種の実施形態においてアンテナ162の一部であることがある、無線フロントエンド回路192を含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び増幅器196を備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162及び処理回路170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路192は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノード又はWDに送出されることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び/又は増幅器196の組合せを使用する適切なチャネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号にデジタルデータを変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は、次いで無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される無線信号を収集し得る。デジタルデータは、処理回路170に渡され得る。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。
ある種の代替実施形態において、ネットワークノード160は、別個の無線フロントエンド回路192を含まないことがあり、代わりに、処理回路170が、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路192なしにアンテナ162に接続され得る。同様に、一部の実施形態では、すべての又は一部のRFトランシーバ回路172は、インターフェース190の一部と考えられ得る。さらに他の実施形態において、インターフェース190は、1つ又は複数のポート又は端末194、無線フロントエンド回路192、並びにRFトランシーバ回路172、無線ユニット(図示せず)の一部としての、を含み得、そして、インターフェース190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路174と通信し得る。
アンテナ162は、ワイヤレス信号を送信及び/又は受信するように設定された、1つ又は複数のアンテナ、又はアンテナアレイを含み得る。アンテナ162は、無線フロントエンド回路192に結合され得、ワイヤレスにデータ及び/又は信号を送信及び受信する能力を有する任意のタイプのアンテナでもよい。一部の実施形態では、アンテナ162は、たとえば、2GHzと66GHzとの間で、無線信号を送信/受信するように動作可能な1つ又は複数の全方向性の、セクタ又はパネルアンテナを備え得る。全方向性アンテナは、任意の方向において無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、そして、パネルアンテナは、相対的に直線で無線信号を送信/受信するために使用されるサイトアンテナのラインでもよい。場合によっては、複数のアンテナの使用は、MIMOと称され得る。ある種の実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個でもよく、インターフェース又はポートを介してネットワークノード160に接続可能になり得る。
アンテナ162、インターフェース190、及び/又は処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作及び/又はある種の取得動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ162、インターフェース190、及び/又は処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の送信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路187は、電力管理回路を備え得る、又はこれに連結され得、本明細書に記載の機能性を実行するための電力をネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は、電源186から電力を受信し得る。電源186及び/又は電力回路187は、それぞれの構成要素に適した形でネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供する(たとえば、それぞれの構成要素のために必要とされる電圧及び電流レベルで)ように設定され得る。電源186は、電力回路187及び/又はネットワークノード160に含まれても、これらの外部でもよい。たとえば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路又はインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能になり得、それにより、外部電源が電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された又はこれに統合された、バッテリ又はバッテリパックの形で電力のソースを備え得る。バッテリは、外部電源が切れた場合に非常用電源を提供し得る。光電池デバイスなどの他のタイプの電源もまた使用され得る。
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書に記載の機能性及び/又は本明細書に記載の主題をサポートするために必要な任意の機能性のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能性のある種の態様を提供する責任を負い得る図9に示されたものを超える追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にするために、及びネットワークノード160からの情報の出力を可能にするために、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ネットワークノード160のための診断、メンテナンス、修理、及び他の管理機能をユーザが実行することを可能にし得る。
図9に示された例は、ロケーションノード(ロケーションサーバ又はLMFなど)として設定され得るネットワークノード160cを含む。ネットワークノード160cは、処理回路170、電力回路187、及び/又はロケーションノードの機能性を助長する他の回路など、ネットワークノード160の任意の適切な回路を備え得る。ネットワークノード160cはある種の回路を省略してよい。たとえば、有線接続を使用するネットワークノード160cの実施形態では、ネットワークノード160cは、無線フロントエンド回路192、RFトランシーバ回路172、アンテナ162、又はワイヤレス関連の他の回路を含む必要はない。
本明細書では、ワイヤレスデバイス(WD)は、ネットワークノード及び/又は他のワイヤレスデバイスとワイヤレスに通信する能力を有する、そのように設定された、配置された及び/又は動作可能なデバイスを指す。特に断りのない限り、WDという用語は、ユーザ機器(UE)と同義で本明細書において使用され得る。ワイヤレスに通信することは、電磁波、無線波、赤外線波、及び/又は電波を介して情報を伝えるのに適した他のタイプの信号を使用してワイヤレス信号を送信/受信することを含み得る。一部の実施形態では、WDは、直接の人間の相互作用なしに情報を送信及び/又は受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部又は外部イベントによってトリガされたとき、又はネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、スマートフォン、携帯電話、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、ワイヤレスローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスカメラ、ゲーム機又はデバイス、音楽記憶デバイス、再生装置、ウェアラブル端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、モバイル局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ埋め込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)。車両搭載ワイヤレス端末デバイスなどを含むが、これらに限定されない。WDは、たとえば、サイドリンク通信、車両対車両(V2V:vehicle-to-vehicle)、車両対インフラストラクチャ(V2I:vehicle-to-infrastructure)、車両対あらゆる物(V2X:vehicle-to-everything)の3GPP標準を実装することによって、デバイス対デバイス(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと称され得る。さらに別の特定の例として、IoT(Internet of Things)シナリオにおいて、WDは、モニタリング及び/又は測定を実行する及びそのようなモニタリング及び/又は測定の結果を別のWD及び/又はネットワークノードに送信するマシン又は他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、3GPPコンテキストではMTCデバイスと称され得るマシン対マシン(M2M)デバイスでもよい。1つの特定の例として、WDは、3GPP NB-IoT(narrow band internet of things)標準を実装するUEでもよい。そのようなマシン又はデバイスの具体的な例は、センサ、電力メータなどの計測デバイス、産業マシン、又は家庭用若しくは個人用器具(たとえば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、パーソナルウェアラブル(たとえば、腕時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオにおいて、WDは、その動作状況の監視及び/又は報告或いはその動作に関連する他の機能の能力を有する車両又は他の機器を表し得る。前述のようなWDは、ワイヤレス接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスはワイヤレス端末と称され得る。さらに、前述のようなWDは、モバイルでもよく、その場合、それはモバイルデバイス又はモバイル端末とも称され得る。
図示されているように、ワイヤレスデバイス110は、アンテナ111、インターフェース114、処理回路120、デバイス可読媒体130、ユーザインターフェース機器132、補助機器134、電源136及び電力回路137を含む。WD110は、たとえば、少し例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、又はブルートゥースワイヤレス技術など、WD110によってサポートされる異なるワイヤレス技術のための、図示された構成要素のうちの1つ又は複数の構成要素の複数のセットを含み得る。これらのワイヤレス技術は、WD110内の他の構成要素と同じ又は異なるチップ又はチップのセットに統合され得る。
アンテナ111は、ワイヤレス信号を送信及び/又は受信するように設定された1つ又は複数のアンテナ又はアンテナアレイを含み得、インターフェース114に接続される。ある種の代替実施形態において、アンテナ111は、WD110とは別個でもよく、インターフェース又はポートを介してWD110に接続可能になり得る。アンテナ111、インターフェース114、及び/又は処理回路120は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載されている任意の受信又は送信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ネットワークノード及び/又は別のWDから受信され得る。一部の実施形態では、無線フロントエンド回路及び/又はアンテナ111は、インターフェースと考えられ得る。
図示されているように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112及びアンテナ111を備える。無線フロントエンド回路112は、1つ又は複数のフィルタ118及び増幅器116を備える。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111及び処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に連結され得る、又はアンテナ111の一部でもよい。一部の実施形態では、WD110は、別個の無線フロントエンド回路112を含まないことがあり、そうではなくて、処理回路120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ111に接続され得る。同様に、一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部又はすべては、インターフェース114の一部と考えられ得る。無線フロントエンド回路112は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノード又はWDに送出されることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路112は、フィルタ118及び/又は増幅器116の組合せを使用して適切なチャネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号にデジタルデータを変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ111を介して送信され得る。同様に、データを受信しているとき、アンテナ111は、次いで無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される、無線信号を収集し得る。デジタルデータは、処理回路120に渡され得る。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。
処理回路120は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つ又は複数の組合せ、資源、或いは、単独で又はデバイス可読媒体130などの他のWD110構成要素と連動して、WD110機能性を提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、及び/又は符号化されたロジックの組合せを備え得る。そのような機能性は、本明細書で論じられる様々なワイヤレス特徴又は利益のいずれかの提供を含み得る。たとえば、処理回路120は、本明細書で開示される機能性を提供するために、デバイス可読媒体130に又は処理回路120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
図示されているように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126のうちの1つ又は複数を含む。他の実施形態において、処理回路は、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。ある種の実施形態では、WD110の処理回路120は、SOCを備え得る。一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126は、別個のチップ又はチップのセット上にあることがある。代替実施形態において、ベースバンド処理回路124及びアプリケーション処理回路126の一部又はすべては、1つのチップ又はチップのセット内に結合され得、RFトランシーバ回路122は、別個のチップ又はチップのセット上にあってもよい。さらに代替実施形態において、RFトランシーバ回路122及びベースバンド処理回路124の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット上にあることがあり、アプリケーション処理回路126は、別個のチップ又はチップのセット上にあることがある。さらに他の代替実施形態において、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット内に結合され得る。一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122は、インターフェース114の一部でもよい。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のRF信号を調整し得る。
ある種の実施形態では、WDによって実行されるものとして本明細書に記載の機能性の一部又はすべては、ある種の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であることがある、デバイス可読媒体130に記憶された命令を実行する処理回路120によって提供され得る。代替実施形態において、機能性の一部の又はすべては、ハードワイヤード方式などで、別個の又はディスクリートデバイスの可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに処理回路120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行してもしなくても、処理回路120は、記載された機能性を実行するように設定することができる。そのような機能性によって提供される利益は、単独で処理回路120に又はWD110の他の構成要素に限定されず、全体としてのWD110によって、及び/又は一般にエンドユーザ及びワイヤレスネットワークによって、享受される。
処理回路120は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の決定、計算、又は類似の動作(たとえば、ある種の取得動作)を実行するように設定され得る。処理回路120によって実行されるものとしての、これらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報又は変換された情報をWD110によって記憶された情報と比較すること、及び/又は取得された情報又は変換された情報に基づいて1つ又は複数の動作を実行することにより、処理回路120によって取得された情報を処理すること、並びに前記処理の結果として判定を行うことを含み得る。
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ又は複数を含むアプリケーション及び/又は処理回路120によって実行することが可能な他の命令を記憶するように動作可能になり得る。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)又はデジタルビデオディスク(DVD))、及び/又は処理回路120によって使用され得る情報、データ、及び/又は命令を記憶する任意の他の揮発性又は不揮発性の、非一時的デバイス可読及び/又はコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。一部の実施形態では、処理回路120及びデバイス可読媒体130は、統合されたものとして考えられ得る。
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザがWD110と相互作用することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような相互作用は、視覚、聴覚、触覚などの多数の形態をとり得る。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を生み出すように及びユーザが入力をWD110に提供することを可能にするように動作可能になり得る。相互作用のタイプは、WD110にインストールされたユーザインターフェース機器132のタイプに応じて変化し得る。たとえば、WD110がスマートフォンである場合には、相互作用はタッチスクリーンを介し得、WD110がスマートメータである場合には、相互作用は、使用量(たとえば、使用されたガロン数)を提供するスクリーン又は警報音を提供する(たとえば、煙が検知された場合に)スピーカを介し得る。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイス及び回路と、出力インターフェース、デバイス及び回路とを含み得る。ユーザインターフェース機器132は、WD110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120に接続されて処理回路120が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、マイクロフォン、近接若しくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つ又は複数のカメラ、USBポート、又は他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132はまた、WD110からの情報の出力を可能にするように、及び処理回路120がWD110から情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、又は他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132の1つ又は複数の入力及び出力インターフェース、デバイス、及び回路を使用し、WD110は、エンドユーザ及び/又はワイヤレスネットワークと通信することができ、それらが本明細書に記載の機能性から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器134は、WDによって一般に実行されないことがあるより多くの特定の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的で測定を行うための専門のセンサ、ワイヤード通信などの付加的タイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器134の構成要素の包含及びタイプは、実施形態及び/又はシナリオに応じて異なり得る。
一部の実施形態では、電源136は、バッテリ又はバッテリパックの形でもよい。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光電池デバイス又は動力電池など、他のタイプの電源もまた使用され得る。WD110はさらに、本明細書に記載又は示された任意の機能性を実行するために電源136からの電力を必要とするWD110の様々な部分に電源136から電力を届けるための電力回路137を備え得る。ある種の実施形態では、電力回路137は、電力管理回路を備え得る。電力回路137は、付加的に又は別法として外部電源から電力を受信するように動作可能になり得、その場合、WD110は、入力回路又は電気動力ケーブルなどのインターフェースを介して外部電源(電気コンセントなど)に接続可能になり得る。ある種の実施形態では、電力回路137はまた、外部電源から電源136に電力を届けるように動作可能になり得る。これは、たとえば、電源136の充電のためでもよい。電力回路137は、任意のフォーマッティング、変換、又は他の修正を電源136からの電力に実行して、電力を、電力が供給される先のWD110のそれぞれの構成要素に適するようにさせることができる。
図10は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書では、ユーザ機器又はUEは、関連デバイスを所有及び/又は操作する人間ユーザという意味でのユーザを必ずしも有さないことがある。そうではなく、UEは、人間ユーザへの販売、又は人間ユーザによる操作向けに意図されるが、特定の人間ユーザに関連付けられていないことがある、又は最初は特定の人間ユーザに関連付けられていないことがあるデバイスを表し得る(たとえば、スマートスプリンクラコントローラ)。別法として、UEは、エンドユーザへの販売又はエンドユーザによる操作向けに意図されていないが、ユーザの利益に関連し得る又はユーザの利益のために操作され得るデバイスを表し得る(たとえば、スマート電力メータ)。UE2200は、NB-IoT UE、マシンタイプ通信(MTC:machine type communication)UE、及び/又は拡張MTC(eMTC:enhanced MTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別された任意のUEでもよい。図10に示されているような、UE200は、3GPPのGSM、UMTS、LTE、及び/又は5G標準など、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表された1つ又は複数の通信標準による通信向けに設定されたWDの一例である。前述のように、WD及びUEという用語は、同義で使用され得る。したがって、図10はUEであるが、本明細書で論じられる構成要素は、WDに同等に適用可能であり、逆もまた同様である。
図10では、UE200は、入力/出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、ランダムアクセスメモリ(RAM)217、読取り専用メモリ(ROM)219、及び記憶媒体221などを含むメモリ215、通信サブシステム231、電源213、及び/又は任意の他の構成要素、或いはその任意の組合せに動作可能なように連結された、処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223、アプリケーションプログラム225、及びデータ227を含む。他の実施形態において、記憶媒体221は、他の類似のタイプの情報を含み得る。ある種のUEは、図10に示されたすべての構成要素、又はそれらの構成要素のサブセットのみを使用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEによって異なり得る。さらに、ある種のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信器、受信器などの構成要素の複数のインスタンスを含み得る。
図10では、処理回路201は、コンピュータ命令及びデータを処理するように設定され得る。処理回路201は、1つ又は複数のハードウェア実装された状態マシン(たとえば、離散的なロジック、FPGA、ASICなどにおける)など、メモリ内のマシン可読コンピュータプログラムとして記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の順次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブルロジック、適切なソフトウェアと一緒の、マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ(DSP)などの、1つ又は複数の記憶されたプログラム、汎用プロセッサ、或いは前記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路201は、2つの中央処理装置(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に適した形の情報でもよい。
図示された実施形態では、入力/出力インターフェース205は、通信インターフェースを入力デバイス、出力デバイス、或いは、入力及び出力デバイスに提供するように設定され得る。UE200は、入力/出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、USBポートは、UE200への入力及びUE200からの出力を提供するために使用され得る。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、又はその任意の組合せでもよい。UE200は、ユーザがUE200内に情報をキャプチャすることを可能にするために入力/出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンサ式又はプレゼンスセンサ式ディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を感知するための容量性又は抵抗性タッチセンサを含み得る。センサは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、又はその任意の組合せでもよい。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、及び光センサでもよい。
図10では、RFインターフェース209は、送信器、受信器、及びアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信インターフェースをネットワーク243aに提供するように設定され得る。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワーク又はその任意の組合せなど、ワイヤード及び/又はワイヤレスネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つ又は複数の通信プロトコルによる通信ネットワークを介して1つ又は複数の他のデバイスと通信するために使用される受信器及び送信器インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光、電気など)に適した受信器及び送信器機能性を実装し得る。送信器及び受信器機能は、回路構成要素、ソフトウェア又はファームウェアを共用し得、或いは別法として別個に実装され得る。
RAM217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、及びデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中にデータ又はコンピュータ命令の記憶又はキャッシュを行うために処理回路201にバス202を介してインターフェースするように設定され得る。ROM219は、コンピュータ命令又はデータを処理回路201に提供するように設定され得る。たとえば、ROM219は、基本入力及び出力(I/O)、スタートアップ、又は不揮発性メモリに記憶されたキーボードからのキーストロークの受信などの基本システム機能のための不変の低レベルシステムコード又はデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピディスク、ハードディスク、取り外し可能カートリッジ、又はフラッシュドライブなどのメモリを含むように設定され得る。1つの例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225、ウィジェット若しくはガジェットエンジン又は別のアプリケーション、及びデータファイル227を含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200によって使用するために、バラエティ豊かな様々なオペレーティングシステムのいずれか又はオペレーティングシステムの組合せを記憶し得る。
記憶媒体221は、RAID(redundant array of independent disk)、フロッピディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD:high-density digital versatile disc)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS:holographic digital data storage)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM:mini-dual in-line memory module)、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous dynamic random access memory)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュール若しくは取り外し可能ユーザ識別(SIM/RUIM:subscriber identity module or a removable user identity)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、或いはその任意の組合せなどのいくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200が、一時的又は非一時的メモリ媒体に記憶された、コンピュータで実行可能な命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、或いはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを使用するものなどの製造品は、デバイス可読媒体を備え得る記憶媒体221において有形に実施され得る。
図10において、処理回路201は、通信サブシステム231を使用するネットワーク243bと通信するように設定され得る。ネットワーク243a及びネットワーク243bは、1つ又は複数の同じネットワーク或いは1つ又は複数の異なるネットワークでもよい。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するために使用される1つ又は複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム231は、IEEE802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、WiMaxなどの1つ又は複数の通信プロトコルによる無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、又は基地局など、ワイヤレス通信の能力を有する別のデバイスの1つ又は複数のリモートトランシーバと通信するために使用される1つ又は複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、それぞれ、RANリンクに適した送信器又は受信器機能性(たとえば、周波数割当てなど)を実装するために送信器233及び/又は受信器235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信器233及び受信器235は、回路構成要素、ソフトウェア又はファームウェアを共用し得る、或いは別法として別個に実装され得る。
図示された実施形態において、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥースなどの短距離通信、近距離無線通信、位置を判定するためのグローバルポジショニングシステム(GPS)の使用などの位置ベースの通信、別の同様の通信機能、或いはその任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム231は、セルラ通信、Wi-Fi通信、ブルートゥース通信、及びGPS通信を含み得る。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワーク又はその任意の組合せなど、ワイヤード及び/又はワイヤレスネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、及び/又は近距離無線ネットワークでもよい。電源213は、交流(AC)又は直流(DC)電力をUE200の構成要素に提供するように設定され得る。
本明細書に記載の特徴、利益及び/又は機能は、UE200の構成要素のうちの1つにおいて実装され得る、又はUE200の複数の構成要素を横断して分割され得る。さらに、本明細書に記載の特徴、利益、及び/又は機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアの任意の組合せにおいて実装され得る。1つの例では、通信サブシステム231は、本明細書に記載の構成要素のいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路201は、バス202を介してそのような構成要素のいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のいずれかは、処理回路201によって実行されたときに本明細書に記載の対応する機能を実行するメモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの構成要素の機能性は、処理回路201と通信サブシステム231との間で分割され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの構成要素の非計算集約的機能は、ソフトウェア又はファームウェアにおいて実装され得、計算集約的機能は、ハードウェアにおいて実装され得る。
図11は、一部の実施形態によって実装される機能が仮想化され得る仮想化環境300を示す概略的ブロック図である。これに関連して、仮想化は、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス及びネットワーク資源の仮想化を含み得る装置又はデバイスの仮想バージョンの作成を意味する。本明細書では、仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局又は仮想化された無線アクセスノード)に或いはデバイス(たとえば、UE、ワイヤレスデバイス又は任意の他のタイプの通信デバイス)又はその構成要素に適用することができ、機能性の少なくとも一部分が1つ又は複数の仮想構成要素として実装される(たとえば、1つ又は複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン又は1つ又は複数のネットワーク内の1つ又は複数の物理処理ノードで実行するコンテナを介して)実装形態に関する。
一部の実施形態では、本明細書に記載の機能の一部又はすべては、ハードウェアノード330のうちの1つ又は複数によってホストされる1つ又は複数の仮想環境300において実装された1つ又は複数の仮想マシンによって実行される仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではない又は無線接続性(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、そのとき、ネットワークノードは、完全に仮想化され得る。
本機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの実施形態の特徴、機能、及び/又は利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な1つ又は複数のアプリケーション320(ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと別称され得る)によって実装され得る。アプリケーション320は、処理回路360及びメモリ390を備えるハードウェア330を提供する仮想化環境300において実行される。メモリ390は、処理回路360によって実行可能な命令395を含み、それにより、アプリケーション320は、本明細書で開示される特徴、利益、及び/又は機能のうちの1つ又は複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境300は、民生(COTS:commercial off-the-shelf)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、或いはデジタル若しくはアナログハードウェア構成要素又は専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路でもよい、1セットの1つ又は複数のプロセッサ又は処理回路360を備えた、汎用又は専用ネットワークハードウェアデバイス330を備える。各ハードウェアデバイスは、命令395又は処理回路360によって実行されるソフトウェアを一時的に記憶するための非永続メモリでもよいメモリ390-1を備え得る。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つ又は複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC:network interface controller)370を備え得る。各ハードウェアデバイスはまた、ソフトウェア395がそこに記憶された非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体390-2、及び/又は処理回路360によって実行可能な命令を含み得る。ソフトウェア395は、1つ又は複数の仮想化レイヤ350(ハイパーバイザとも呼ばれる)のインスタンスを作成するためのソフトウェア、仮想マシン340を実行するためのソフトウェア、並びに本明細書に記載のいくつかの実施形態に関連して記載された機能、特徴及び/又は利益をそれが実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキング又はインターフェース及び仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ350又はハイパーバイザによって実行され得る。仮想アプライアンス320のインスタンスの異なる実施形態は、仮想マシン340のうちの1つ又は複数で実装され得、実装形態は、異なる形で行われ得る。
動作中、処理回路360は、仮想マシンモニタ(VMM:virtual machine monitor)と時に称されることがあるハイパーバイザ又は仮想化レイヤ350のインスタンスを作成するために、ソフトウェア395を実行する。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340にネットワーキングハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを示し得る。
図11に示されるように、ハードウェア330は、一般又は特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードでもよい。ハードウェア330は、アンテナ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。別法として、ハードウェア330は、多数のハードウェアノードが連携する及び、とりわけアプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理及び編成(MANO:management and orchestration)3100を介して管理される、ハードウェアのより大きなクラスタ(たとえば、データセンタ又は顧客構内機器(CPE)内など)の一部でもよい。
ハードウェアの仮想化は、いくつかの文脈では、ネットワーク機能仮想化(NFV:network function virtualization)と称される。NFVは、データセンタ及び顧客構内機器内に置かれ得る、業界標準高容量サーバハードウェア、物理スイッチ、及び物理ストレージに多数のネットワーク機器タイプを統合するために使用され得る。
NFVとの関連で、仮想マシン340は、プログラムが物理的な非仮想化マシンで実行していたかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実装形態でもよい。それぞれの仮想マシン340、及びその仮想マシンを実行するハードウェア330のその部分は、それがその仮想マシン専用のハードウェア及び/又は他の仮想マシン340とその仮想マシンによって共用されるハードウェアであれば、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
さらにNFVに関連して、仮想ネットワーク機能(VNF:Virtual Network Function)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の最上部の1つ又は複数の仮想マシン340において実行する特定のネットワーク機能を処理する責任を有し、図11のアプリケーション320に対応する。
一部の実施形態では、1つ又は複数の送信器3220及び1つ又は複数の受信器3210をそれぞれ含む1つ又は複数の無線ユニット3200は、1つ又は複数のアンテナ3225に連結され得る。無線ユニット3200は、1つ又は複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード330と直接通信することができ、無線アクセスノード又は基地局などの無線能力を有する仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
一部の実施形態では、一部のシグナリングは、別法としてハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信のために使用され得る制御システム3230の使用の影響を受け得る。
図12を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411及びコアネットワーク414を備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの電気通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、それぞれが対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを規定する、NB、eNB、gNB又は他のタイプのワイヤレスアクセスポイントなどの複数の基地局412a、412b、412cを備える。各基地局412a、412b、412cは、ワイヤード又はワイヤレス接続415を介してコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c内に置かれた第1のUE491は、対応する基地局412cにワイヤレスで接続される又は対応する基地局412cによってページングされるように設定され得る。カバレッジエリア413a内の第2のUE492は、対応する基地局412aにワイヤレスに接続可能である。複数のUE491、492が本例では図示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア内にある又は唯一のUEが対応する基地局412に接続している状況に同等に適用可能である。
電気通信ネットワーク410自体は、ホストコンピュータ430に接続され、ホストコンピュータ430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装されたサーバ、分散型サーバのハードウェア及び/又はソフトウェアにおいて或いはサーバファーム内の処理資源として実施され得る。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有権又は制御の下にあってもよく、或いはサービスプロバイダによって又はサービスプロバイダのために動作させられ得る。電気通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との接続421及び422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接延びてもよく、或いはオプションの中間ネットワーク420を介してもよい。中間ネットワーク420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク又はホスト型ネットワークのうちの1つ、又はそれらのうちの2つ以上の組合せでもよく、中間ネットワーク420は、もしあるなら、バックボーンネットワーク又はインターネットでもよく、具体的には、中間ネットワーク420は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
全体としての図12の通信システムは、接続されたUE491、492及びホストコンピュータ430の間の接続性を有効にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT:over-the-top)接続450として説明され得る。ホストコンピュータ430及び接続されたUE491、492は、媒介としてアクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420及び可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を使用し、OTT接続450を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通過する参加通信デバイスはアップリンク及びダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で、透過的になり得る。たとえば、基地局412は、接続されたUE491に転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ことになるホストコンピュータ430に由来するデータとの着信ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して知らされないことがある、又は知らされる必要はない。同様に、基地局412は、UE491からホストコンピュータ430に向けて始められる外向きのアップリンク通信の未来のルーティングを認識する必要はない。
前段落で論じられたUE、基地局及びホストコンピュータの一実施形態による例示的実装形態について、図13を参照して、ここで説明する。通信システム500では、ホストコンピュータ510は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとのワイヤード又はワイヤレス接続をセットアップ及び維持するように設定された通信インターフェース516を含むハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510はさらに、ストレージ及び/又は処理能力を有し得る処理回路518を備える。具体的には、処理回路518は、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、或いは命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ510はさらに、ホストコンピュータ510に記憶された若しくはこれによってアクセス可能な及び処理回路518によって実行可能な、ソフトウェア511を備える。ソフトウェア511は、ホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530及びホストコンピュータ510で終了するOTT接続550を介して接続するUE530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能になり得る。サービスのリモートユーザへの提供において、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム500はさらに、電気通信システムにおいて提供される並びにホストコンピュータ510と及びUE530とそれが通信することを可能にするハードウェア525を備える、基地局520を含む。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとのワイヤード又はワイヤレス接続をセットアップ及び維持するための通信インターフェース526、並びに基地局520によってサービスされるカバレッジエリア(図13には図示せず)内に置かれたUE530とのワイヤレス接続570を少なくともセットアップ及び維持するための無線インターフェース527を含み得る。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を円滑にするように設定され得る。接続560は直接でもよく、或いは、接続560は、電気通信システムのコアネットワーク(図13には図示せず)を通過及び/又は電気通信システム外部の1つ又は複数の中間ネットワークを通過してもよい。示された実施形態では、基地局520のハードウェア525はさらに、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る、処理回路528を含む。基地局520はさらに、内部に記憶された又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521を有する。
通信システム500はさらに、すでに参照されたUE530を含む。それのハードウェア535は、UE530が現在位置するカバレッジエリアにサービスする基地局とのワイヤレス接続570をセットアップ及び維持するように設定された無線インターフェース537を含み得る。UE530のハードウェア535はさらに、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る、処理回路538を含む。UE530はさらに、UE530に記憶された若しくはこれによってアクセス可能な及び処理回路538によって実行可能なソフトウェア531を備える。ソフトウェア531は、クライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートを有して、UE530を介して人間又は非人間ユーザにサービスを提供するように動作可能になり得る。ホストコンピュータ510では、実行中のホストアプリケーション512は、UE530及びホストコンピュータ510で終了するOTT接続550を介して実行中のクライアントアプリケーション532と通信し得る。ユーザへのサービス提供において、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続550は、要求データ及びユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション532は、ユーザと相互作用して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
図13に示されたホストコンピュータ510と、基地局520と、UE530とは、それぞれ、図12のホストコンピュータ430と、基地局412a、412b、412cのうちの1つと、UE491、492のうちの1つと類似する又は同一であってもよいことに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部の動きは、図13に示されるようでもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは、図12のそれでもよい。
図13において、OTT接続550は、媒介デバイスの明示的参照及びこれらのデバイスを介するメッセージの正確なルーティングなしに、基地局520を介するホストコンピュータ510とUE530との通信を説明するために抽象的に描かれてある。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを判定することができ、それは、UE530から若しくはサービスプロバイダオペレーティングホストコンピュータ510から又はその両方から隠すように設定され得る。OTT接続550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、それがルーティングを動的に変更する判定(たとえば、ネットワークの負荷バランシング検討又は再設定に基づく)をさらに行うことができる。
UE530と基地局520との間のワイヤレス接続570は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つ又は複数は、ワイヤレス接続570が最後のセグメントを形成する、OTT接続550を使用してUE530に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、小さいレイテンシ及びネットワーク効率(拡張性、参照信号(RS)オーバーヘッドなど)の状況での測位精度(水平方向、垂直方向)を改善し得る。
測定手続きは、1つ又は複数の実施形態が改善するモニタリングデータレート、レイテンシ及び他の要因を目的として、提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE530との間のOTT接続550を再設定するためのオプションのネットワーク機能性がさらに存在し得る。測定手続き及び/又はOTT接続550を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511及びハードウェア515において、又はUE530のソフトウェア531及びハードウェア535において、又はその両方で実装され得る。実施形態において、センサ(図示せず)は、OTT接続550が通過する通信デバイスにおいて又はそのような通信デバイスに関連して配備され得、センサは、上記で例示されたモニタされる数量の値を供給すること、或いはそこからソフトウェア511、531がモニタされる数量を計算又は推定し得る他の物理数量の値を供給することによって、測定手続きに参加し得る。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は基地局520に影響を及ぼす必要はなく、そして、それは基地局520に知られてなくても又は感知できなくてもよい。そのような手続き及び機能性は、当分野では知られており、実施されることがある。ある種の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ510の測定を円滑にする占有UEシグナリングを含み得る。ソフトウェア511及び531が、OTT接続550を使用し、それが伝搬時間、エラーなどをモニタする間に、メッセージ、具体的には空の又は「ダミー」メッセージ、を送信させるので、測定は実装され得る。
図14は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、図12及び13を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図14のみの図面の参照が、このセクションに含まれることになる。ステップ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610のサブステップ611(オプションでもよい)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ620では、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに運ぶ送信を開始する。ステップ630(オプションでもよい)では、基地局が、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において運ばれたユーザデータをUEに送信する。ステップ640(やはりオプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図15は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、図12及び13を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図15の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。本方法のステップ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ720で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに運ぶ送信を開始する。送信は、本開示を通して説明される実施形態の教示によれば、基地局を通り得る。ステップ730(オプションでもよい)で、UEは、その送信で運ばれたユーザデータを受信する。
図16は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、図12及び13を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図16の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ810(オプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加で又は別法として、ステップ820で、UEはユーザデータを提供する。ステップ820のサブステップ821(オプションでもよい)で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ810のサブステップ811(オプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信された入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータの提供において、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された具体的方式に関わらず、UEは、サブステップ830(オプションでもよい)で、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ840において、ホストコンピュータは、本開示を通して説明される実施形態の教示によれば、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図17は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装された方法を示す流れ図である。通信システムは、図12及び13を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、図17の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ910(オプションでもよい)において、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、基地局は、ユーザデータをUEから受信する。ステップ920(オプションでもよい)で、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ930(オプションでもよい)で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信で運ばれたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、又は利益は、1つ又は複数の仮想装置の1つ又は複数の機能ユニット又はモジュールを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つ又は複数のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る、処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックなどを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つの又はいくつかのタイプのメモリを含み得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つ若しくは複数の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するプログラム命令、並びに本明細書に記載される技術の1つ若しくは複数を実施する命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、本開示の1つ又は複数の実施形態による対応する機能をそれぞれの機能的ユニットに実施させるのに使用されてもよい。
図18は特定の実施形態による方法を表す。ある種の実施形態では、方法は、ワイヤレスデバイス(たとえば上記で論じたUE 200などのワイヤレスデバイス110)によって実行され得る。方法は、ネットワークから指示を受信するステップ1802から始まる。指示は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを示す。方法は、ステップ1804に進み、ネットワークから受信される指示に少なくとも部分的に基づいて、DL PRSアグリゲーションを実行するべきかどうかを判定する。一部の実施形態では、この判定は、DL PRSアグリゲーションを実行するための1つ又は複数の条件が満たされたかどうかということにさらに基づく(たとえば、実施形態2:DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるための条件、の上記の説明を参照されたい)。方法は、ステップ1806に進み、1つ又は複数のDL PRSの測定を実行する。測定を実行することは、DL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す指示に少なくとも部分的に基づいてDL PRSアグリゲーションを実行することを含む。DL PRSアグリゲーションは、少なくとも2つのDL PRSリソースを一緒に処理することを含む。方法は、ステップ1808に進み、1つ又は複数のDL PRSの測定値をネットワークに対して示す。
図19は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、図9に示されるワイヤレスネットワーク)の装置1900の概略的ブロック図を示している。装置は、ワイヤレスデバイス又はネットワークノード(たとえば、図9に示されるワイヤレスデバイス110又はネットワークノード160)で実装されてもよい。装置1900は、図18を参照して記載される例示の方法、及び場合によっては本明細書に開示される他の任意のプロセス又は方法を実施するように動作可能である。また、図18の方法は必ずしも装置1900のみによって実施されなくてもよいことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つ又は複数の他のエンティティによって実施することができる。
仮想装置1900は、1つ若しくは複数のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、並びにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つ又は複数のタイプのメモリを含んでもよい、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリに記憶されたプログラムコードは、1つ又は複数の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令並びに本明細書に記載の技法のうちの1つ又は複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、インターフェースユニット1902、設定ユニット1904、測定ユニット1906、及び装置1900の他の任意の適切なユニットに、本開示の1つ又は複数の実施形態に対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
図19に示されるように、装置1900は、インターフェースユニット1902、設定ユニット1904、及び測定ユニット1906を含む。インターフェースユニット1902は、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間でメッセージを通信するように設定されている。設定ユニット1904は、ワイヤレスデバイスによって使用される設定を決定してワイヤレスデバイスに適用するように設定されている。測定ユニット1906は、DL PRSを測定するように設定されている。一例として、ある種の実施形態では、インターフェースユニット1902は、DL PRS測定を実行するようにとのワイヤレスデバイス向けの要求を受信する。要求は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを示す指示を含む。インターフェースユニット1902は、設定ユニット1904に指示を提供する。設定ユニット1904は、測定ユニット1906を、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するように設定するべきか、一緒に処理するならどのDL PRSリソースか、ということを、指示に少なくとも部分的に基づいて判定する。一例として、指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含み得る。設定ユニット1904は、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であることに少なくとも部分的に基づいて、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとを一緒に処理することができると判定し得る。一部の実施形態では、この判定は、DL PRSアグリゲーションを実行するための1つ又は複数の条件が満たされたかどうかということにさらに基づき得る(たとえば、実施形態2:DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるための条件、の上記の説明を参照されたい)。測定ユニット1906は、設定を基に測定を実行する。一例として、測定ユニットは、(そのように設定されていれば)2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するか、或いは(たとえばネットワークからの指示に基づいて、又は、DL PRSリソースをコヒーレントに組み合わせるための1つ又は複数の条件が満たされていないために、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するようには設定されていなければ)DL PRSリソースのうち1つだけを処理する。測定ユニット1906がインターフェースユニット1902に測定値を提供してよく、インターフェースユニット1902がネットワークに測定値を通信してよい。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、及び/又は電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、たとえば、本明細書に記載されるような、それぞれのタスク、手順、計算、出力、及び/又は表示機能などを実施する、電気及び/又は電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体及び/又は離散的デバイス、コンピュータプログラム又は命令を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、又はコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで実行されたとき、本明細書に開示する実施形態のいずれかを実施する命令を含む。さらなる例では、命令は、信号又はキャリアで伝達され、コンピュータ上で実行可能であり、実行されたとき本明細書に開示する実施形態のいずれかを実施する。
実施形態
グループA実施形態
1.ワイヤレスデバイスによって実行される方法であって:
- 2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが一緒に処理され得るかどうかを示す指示をネットワークから受け取ることを含む方法。
2.ネットワークから受信される指示に少なくとも部分的に基づいて、DL PRSアグリゲーションを実行するべきかどうかを判定することをさらに含む、実施形態1の方法。
3.1つ又は複数のDL PRSの測定を実行することをさらに含む、実施形態1又は2の方法。
4.測定を実行することが、DL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す指示に少なくとも部分的に基づいてDL PRSアグリゲーションを実行することを含む、実施形態1から3のいずれかの方法。
5.DL PRSアグリゲーションを実行することが、DL PRSリソースのうち少なくとも2つを一緒に処理することを含む、実施形態4の方法。
6.DL PRSアグリゲーションを実行することが、DL PRSリソースのうち少なくとも2つを一緒に処理するための1つ又は複数の条件が満たされたと判定することにさらに基づく、実施形態4又は5の方法。
7.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが同一の送受信ポイント(TRP)から送信されることを必要とする、実施形態6の方法。
8.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースがワイヤレスデバイスによって同一スロットにおいて受信されることを必要とする、実施形態6又は7の方法。
9.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースがワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信されることを必要とする、実施形態6から8のいずれかの方法。
10.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが1回の繰返しに制限されることを必要とする、実施形態6から9のいずれかの方法。
11.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが同一のQCL情報を有するワイヤレスデバイスによって受信されることを必要とする、実施形態6から10のいずれかの方法。
12.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが別々の周波数レイヤに属することを必要とする、実施形態6から11のいずれかの方法。
13.条件のうち少なくとも1つが、一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが同一のサブキャリア間隔を使用するように処理されることを必要とする、実施形態6から12のいずれかの方法。
14.測定を実行することが、1つ又は複数の条件のうち少なくとも1つが満たされていないことを基に、DL PRSアグリゲーションの実行を避けること(たとえばDL PRSリソースのうち1つだけを処理すること)を含む、実施形態6から13のいずれかの方法。
15.測定を実行することが、DL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示す指示を基に、DL PRSアグリゲーションの実行を避けること(たとえばDL PRSリソースのうち1つだけを処理すること)を含む、実施形態3の方法。
16.ネットワークに1つ又は複数のDL PRSの測定を示すことをさらに含む、実施形態3から15のいずれかの方法。
17.2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかの指示が、第1のDL PRSリソースと関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースと関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく、実施形態1から16のいずれかの方法。
18.位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであること(たとえば完全にコヒーレントであること)を示すとき、指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す、実施形態17の方法。
19.位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントではないこと(たとえば完全にインコヒーレントであること)を示すとき、指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示す、実施形態17の方法。
20.第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということが、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく、実施形態18又は19の方法。
21.指示がロケーションノード(たとえばロケーションサーバ、LMF)から受信される、実施形態1から20のいずれかの方法。
22.指示が非アクセス階層(NAS)シグナリングによって受信される、実施形態1から21のいずれかの方法。
23.指示が測位プロトコル(たとえばLPP、NRPPa)又はOAMによって受信される、実施形態1から22のいずれかの方法。
24.指示が無線ネットワークノード(たとえばeNB又はgNBなどの基地局)から受信される、実施形態1から20のいずれかの方法。
25.指示が無線リソース制御(RRC)シグナリングによって受信される、実施形態1から20のいずれか又は24の方法。
26.指示がダウンリンク制御情報(DCI)によって受信される、実施形態1から20のいずれか又は24の方法。
27.第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含み、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、指示が、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す、実施形態1から26のいずれかの方法。
28.指示がDL PRSリソース設定で受信される、実施形態1から27のいずれかの方法。
29.指示が周波数レイヤレベルにおいて受信される、実施形態1から27のいずれかの方法。
30.指示がDL PRSリソースセットレベルにおいて設定される、実施形態1から27のいずれかの方法。
31.ワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るDL PRSリソースの最大数を示すネットワーク情報を送ることをさらに含む、実施形態1から30のいずれかの方法。
32.以下をさらに含む、前の実施形態のいずれかの方法:
- ユーザデータを提供することと、
- 基地局への送信によって、ユーザデータをホストコンピュータに転送すること。
グループB実施形態
33.ネットワークノードによって実行される方法であって:
- 2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが一緒に処理され得るかどうかを示す指示をワイヤレスデバイスに送出することを含む方法。
34.DL PRSリソースのうち少なくとも2つを一緒に処理するために満たされる必要がある1つ又は複数の条件に関する情報をワイヤレスデバイスに送出することをさらに含む、実施形態33の方法。
35.1つ又は複数の条件が、グループA実施形態7から13のいずれかの条件のうち少なくとも1つを含む、実施形態34の方法。
36.ワイヤレスデバイスから1つ又は複数のDL PRSの測定の指示を受信することをさらに含む、実施形態33から35のいずれかの方法。
37.ワイヤレスデバイスに送出される指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示し、測定は、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することに基づく、実施形態36の方法。
38.ワイヤレスデバイスに送出される指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示し、測定は、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースのうち1つだけを処理することに基づく、実施形態36の方法。
39.2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することをさらに含む、実施形態33から38のいずれかの方法。
40.2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することが、第1のDL PRSリソースと関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースと関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく、実施形態39の方法。
41.位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであること(たとえば完全にコヒーレントであること)を示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ると判定される、実施形態40の方法。
42.位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントではないこと(たとえば完全にインコヒーレントであること)を示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないと判定される、実施形態40の方法。
43.第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということが、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく、実施形態41又は42の方法。
44.ネットワークノードがロケーションノード(たとえばロケーションサーバ、LMF)を備える、実施形態33から43のいずれかの方法。
45.指示が非アクセス階層(NAS)シグナリングによって送出される、実施形態33から44のいずれかの方法。
46.指示が測位プロトコル(たとえばLPP、NRPPa)又はOAMによって送出される、実施形態33から45のいずれかの方法。
47.ネットワークが無線ネットワークノード(たとえばeNB又はgNBなどの基地局)を備える、実施形態33から43のいずれかの方法。
48.指示が無線リソース制御(RRC)シグナリングによって送出される、実施形態33から43のいずれか又は実施形態47の方法。
49.指示がダウンリンク制御情報(DCI)によって送出される、実施形態33から43のいずれか又は実施形態37の方法。
50.指示が、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含み、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す、実施形態33から49のいずれかの方法。
51.指示がDL PRSリソース設定で送出される、実施形態33から50のいずれかの方法。
52.指示が周波数レイヤレベルにおいて送出される、実施形態33から50のいずれかの方法。
53.指示がDL PRSリソースセットレベルにおいて設定される、実施形態33から50のいずれかの方法。
54.指示が、一緒に処理され得るDL PRSリソースの数は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数未満であることを示す、実施形態33から53のいずれかの方法。
55.ワイヤレスデバイスから、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数を受信することをさらに含む、実施形態54の方法。
56.ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数が規格で規定される、実施形態54の方法。
57.無線ネットワークノード(たとえば、NG-RANノード、基地局、eNB、gNB、SgNB、NgNB)によって実行される方法であって、: - ロケーションノード(たとえば、ロケーションサーバ、LMF)に、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが一緒に処理され得るかどうかを示す指示を送出することを含む方法。
58.無線ネットワークノードによってホスティングされた送受信ポイント(TRP)に関する情報を提供するようにとのロケーションノードからの要求を受信することに応答して指示が送出される、実施形態57の方法。
59.2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することをさらに含む、実施形態57又は58の方法。(たとえば実施形態40から43を参照)。
60.ロケーションノード(たとえば、ロケーションサーバ、LMF)よって実行される方法であって:
- 2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが一緒に処理され得るかどうかを示す指示を無線ネットワークノードから受信することと、
- ワイヤレスデバイスに、DL PRS測定値を提供するようにとの要求であって、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを示す要求を送出することとを含む方法。
61.要求がNASシグナリングによって送出される、実施形態60の方法。
62.要求が測位プロトコル(たとえばLPP、NRPPa)又はOAMによって送出される、実施形態60又は61の方法。
63.ワイヤレスデバイスからDL PRS測定を受信することと、DL PRS測定に少なくとも部分的に基づいてワイヤレスデバイスの位置を判定することと、をさらに含む、実施形態60から62のいずれかの方法。
64.以下をさらに含む、前の実施形態のいずれかの方法:
- ユーザデータを取得することと、
- ホストコンピュータ又はワイヤレスデバイスにユーザデータを転送すること。
グループC実施形態
65.ワイヤレスデバイスであって、以下を備えたワイヤレスデバイス:
- グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
- ワイヤレスデバイスに電力を供給するように設定された電源回路。
66.基地局であって、以下を備えた基地局:
- グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
- 基地局に電力を供給するように設定された電源回路。
67.ユーザ機器(UE)であって、以下を備えたUE:
- ワイヤレス信号を送る及び受信するように設定されたアンテナと、
- アンテナに及び処理回路に接続されており、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調節するように設定された無線フロントエンド回路と、
- グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
- 処理回路に接続されており、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された入力インターフェースと、
- 処理回路に接続されており、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された出力インターフェースと、
- 処理回路に接続されており、UEに電力を供給するように設定されたバッテリ。
68.コンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループA実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
69.コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループA実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
70.コンピュータプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体又はキャリアであって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループA実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
71.コンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループB実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
72.コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループB実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
73.コンピュータプログラムを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体又はキャリアであって、コンピュータプログラムが、コンピュータで実行されたときにグループB実施形態のいずれかのステップのいずれかを実施する命令を含む。
74.以下を備えたホストコンピュータを含む通信システム:
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェース、
- そこで、セルラネットワークは、無線インターフェース及び処理回路を有する基地局を備え、基地局の処理回路は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定されている。
75.基地局をさらに含む、前の実施形態の通信システム。
76.さらにUEを含む、前の2つの実施形態の通信システム、そこで、UEは基地局と通信するように設定される。
77.前の3つの実施形態の通信システム、そこで:
- ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する、そして、
- UEは、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える。
78.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えたセルラネットワークを介してUEにユーザデータを運ぶ送信を開始すること、そこで、基地局は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
79.基地局において、ユーザデータを送信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
80.前の2つの実施形態の方法、そこで、ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、本方法は、UEにおいて、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む。
81.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、前の3つの実施形態を実行するように設定された無線インターフェース及び処理回路を備えたUE。
82.以下を備えた、ホストコンピュータを含む通信システム:
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェース、
- そこで、UEは、無線インターフェース及び処理回路を備え、UEの構成要素は、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
83.前の実施形態の通信システム、そこで、セルラネットワークは、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む。
84.前の2つの実施形態の通信システム、そこで:
- ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する、そして、
- UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定される。
85.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えたセルラネットワークを介してUEにユーザデータを運ぶ送信を開始すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
86.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
87.以下を備えたホストコンピュータを含む通信システム:
- ユーザ機器(UE)から基地局への送信に由来するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース、
- そこで、UEは、無線インターフェース及び処理回路を備え、UEの処理回路は、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
88.UEをさらに含む、前の実施形態の通信システム。
89.基地局をさらに含む、前の2つの実施形態の通信システムであって、そこで、基地局は、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって運ばれたユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースとを含む。
90.前の3つの実施形態の通信システム、そこで:
- ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、そして、
- UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する。
91.前の4つの実施形態の通信システム、そこで:
- ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによって要求データを提供し、そして、
- UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによって要求データに応答してユーザデータを提供する。
92.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
- ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されるユーザデータを受信すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
93.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、前の実施形態の方法。
94.以下をさらに含む、前の2つの実施形態の方法:
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されることになるユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連するホストアプリケーションを実行すること。
95.以下をさらに含む、前の3つの実施形態の方法:
- UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
- UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであり、入力データは、クライアントアプリケーションと関連するホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供される、こと、
- そこで、送信されることになるユーザデータは、入力データに応答して、クライアントアプリケーションによって提供される。
96.ユーザ機器(UE)から基地局への送信に由来するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えたホストコンピュータを含む通信システム、そこで、基地局は、無線インターフェース及び処理回路を備え、基地局の処理回路は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
97.基地局をさらに含む、前の実施形態の通信システム。
98.UEをさらに含む、前の2つの実施形態の通信システム、そこで、UEは、基地局と通信するように設定される。
99.前の3つの実施形態の通信システム、そこで:
- ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEは、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによって、ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供する。
100.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
- ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信に由来するユーザデータを基地局から受信すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
101.基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
102.基地局において、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、前の2つの実施形態の方法。
図20は、ワイヤレスデバイス110又はUE 200などのワイヤレスデバイスによって実行される方法の一例を示す。ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスは、方法を実行するように設定された処理回路(処理回路120又はプロセッサ201など)を備える。たとえば、処理回路は、方法のステップのうちいずれかを実行する各命令を含むコンピュータプログラムを実行するように設定されてよい。
ある種の実施形態では、方法は、ネットワークから指示を受信するステップ2002から始まる。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。ワイヤレスデバイスは、ロケーションノード(たとえばロケーションサーバ又はLMF)又は無線ネットワークノード(たとえばgNB又はeNBなどの基地局)など、ネットワークにおける任意の適切なノードから指示を受信し得る。指示は、NASシグナリングによって受信され得、測位プロトコルに従って、OAMメッセージ、RRCシグナリング、DCI、又は他の適切なタイプのシグナリングによって受信され得る。一例として、ロケーションノードは、測位プロトコルに従って、NASシグナリングによって、指示を通信し得る。別の例として、無線ネットワークノードは、RRCシグナリング又はDCIによって指示を通信し得る。
ステップ2002においてネットワークから受信され得る指示の例は、「実施形態1:アグリゲートされたダウンリンクPRSのUEへのシグナリング」(たとえばロケーションノードがワイヤレスデバイスに指示を送出する実施形態を説明している)と、「実施形態3:RRC設定されたDL PRS及び他の参照信号に対する拡張」(たとえば無線ネットワークノードがワイヤレスデバイスに指示を送出する実施形態を説明している)と、「実施形態4:NG-RANノードからLMFへのDL PRSアグリゲーションの指示」(たとえば、NG-RANノードから情報を受信し、この情報を基にワイヤレスデバイスに指示を送出するロケーションノードの実施形態を説明している)と、「実施形態5:セルベースのDL PRSアグリゲーションの指示」(たとえば、gNBから情報を受信し、この情報を基にワイヤレスデバイスに指示を送出するロケーションノードの実施形態を説明している)と、に関して上記で説明されている。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックスと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスとを含む。指示は、第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す。指示は、第1のインデックスが第2のインデックスと異なるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ないことを示す。
指示は、ワイヤレスデバイスが、DL PRSリソース設定、周波数レイヤレベル、又はDL PRSリソースセットレベルなどにおける何らかの適切なレベルに設定され得る2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。
ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスが2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく。たとえば、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、指示は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す。ある種の実施形態では、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということは、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく。
ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数を示す情報をネットワーク(たとえばロケーションノード又は無線ネットワークノード)に送出する。この情報はステップ2002の前に送出されてよい。ネットワークは、この情報を使用して、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるDL PRSリソースの数を判定して示すことができる。したがって、ステップ2002において受信される指示は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数又は最大数未満の数を示し得る。
図20の説明を続けて、方法はステップ2004に進み、アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理を実行して測定値を生成する。DL PRSリソースのアグリゲーションは、測定値を生成するためのDL PRSリソースの合同処理を含むので、単に別々のDL PRSリソースからの複数の測定値の平均をとることとは区別され得る。ステップ2004の合同処理は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースを一緒に処理することができることを示す、ステップ2002における指示に少なくとも部分的に基づいて、実行される。方法はステップ2006に進み、ステップ2004においてアグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理によって生成された測定値を、ネットワークに対して示す。ある種の実施形態では、ワイヤレスデバイスは、たとえば非アクセス階層シグナリングによって、ネットワーク内のロケーションノード(たとえばロケーションサーバ又はLMF)に測定値を示す。他の実施形態は、ネットワーク内の無線ネットワークノードに測定値を示す(たとえば、無線ネットワークノードはロケーションノードに測定値を送出することができる)。
ある種の実施形態では、合同処理の実行は、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するための1つ又は複数の条件が満たされたと判定することにさらに基づく。条件の例は、「実施形態2:DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるための条件」に関して上記で説明されている。たとえば、合同処理の実行は、下記条件のうち1つ又は複数が満たされたと判定することにさらに基づき得る。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、同一のTRPから送信されることを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、ワイヤレスデバイスによって同一スロットにおいて受信されることを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、ワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信されることを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、1回の繰返しに制限されることを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、同一のQCL情報を有するワイヤレスデバイスによって受信されることを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、別々の周波数レイヤに属することを必要とする条件。
・一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが、同一のサブキャリア間隔を使用することを必要とする条件。
図21は、ネットワークノード160などのネットワークノードによって実行される方法の一例を示す。ネットワークノードの例は、無線ネットワークノード(たとえば基地局、eNB、gNBなど)又はロケーションノード(たとえばロケーションサーバ、LMFなど)を含む。ある種の実施形態では、ネットワークノードは、方法を実行するように設定された処理回路(処理回路170など)を備える。たとえば、処理回路は、方法のステップのうちいずれかを実行する各命令を含むコンピュータプログラムを実行するように設定されてよい。
ある種の実施形態では、方法は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定するステップ2102から始まる。一例として、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することは、第1のDL PRSリソースと関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースと関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づき得る。ある種の実施形態は、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ると判定する。ある種の実施形態は、位相差が、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントではないことを示すとき、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないと判定する。たとえば、第1のキャリア及び第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということは、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく。
ある種の実施形態は、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを、別のネットワークノードから受信された情報に基づいて判定する。たとえば、ロケーションノードは、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを、NG-RAN(たとえば、上記の「実施形態4:NG-RANノードからLMFへのDL PRSアグリゲーションの指示」を参照されたい)又はgNB(たとえば、上記の「実施形態5:セルベースのDL PRSアグリゲーションの指示」を参照されたい)から受信された情報に基づいて判定し得る。
ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数に少なくとも部分的に基づいて、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定する。ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスから、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数を受信する。ある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数を、規格に基づいて判定する。
方法はステップ2104に進み、ワイヤレスデバイスに指示を送出する。指示は、ワイヤレスデバイスが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。指示は、NASシグナリングによって送出され得、測位プロトコルに従って、OAMメッセージ、RRCシグナリング、DCI、又は他の適切なタイプのシグナリングによって送出され得る。一例として、ロケーションノードは、測位プロトコルに従って、NASシグナリングによって指示を通信し得る。別の例として、無線ネットワークノードは、RRCシグナリング又はDCIによって指示を通信し得る。別の例として、無線ネットワークノードは、ロケーションノードを介してワイヤレスデバイスに指示を通信し得る(無線ネットワークノードがロケーションノードに指示を通信し、ロケーションノードがワイヤレスデバイスに指示を通信する)。指示は、ワイヤレスデバイスが、DL PRSリソース設定、周波数レイヤレベル、又はDL PRSリソースセットレベルなどにおける何らかの適切なレベルに設定され得る2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す。ある種の実施形態では、指示が、一緒に処理され得るDL PRSリソースの数は、ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数未満であることを示す。ある種の実施形態では、ステップ2104において送出される指示は、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含む。第1のインデックスが第2のインデックスと同一であるとき、指示は、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す(又は、指示は、第1のインデックスが第2のインデックスと異なるとき、第1のDL PRSリソースと第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ないことを示す)。ネットワークノードからワイヤレスデバイスに送出される指示のさらなる例は、たとえば図20のステップ2002に関して上記で説明されている(たとえば、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスとネットワークノードとの間に逆方向の信号流れを提供する)。
方法は、ステップ2106において、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するために満たされる必要がある1つ又は複数の条件に関する情報をワイヤレスデバイスに送出する。そのような条件の例は、たとえば「実施形態2:DL PRSリソースをコヒーレントに/一緒に組み合わせるための条件」及び図20に関して上記で説明されている。
方法は、ステップ2108において、ワイヤレスデバイスから情報を受信する。情報は測定値を示す。たとえば、ステップ2104においてワイヤレスデバイスに送出された指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す場合には、ステップ2108において受信される情報は、ワイヤレスデバイスが、2つ以上のDL PRSリソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することに基づく測定値を示し得る。ステップ2104においてワイヤレスデバイスに送出された指示が、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示す場合には、ステップ2108において受信される情報は、ワイヤレスデバイスが一度に処理するのは(合同処理とは対照的に)2つ以上のDL PRSのうち1つだけであることに基づく測定値を示し得る。ステップ2108において示された測定値は、ワイヤレスデバイスのロケーション又は位置を判定するのに使用され得る。
図22は、基地局(たとえばeNB又はgNB)を実施するネットワークノード160などの無線ネットワークノードによって実行される方法の一例を示す。ある種の実施形態では、無線ネットワークノードは、方法を実行するように設定された処理回路(処理回路170など)を備える。たとえば、処理回路は、方法のステップのうちのいずれかを実行する各命令を含むコンピュータプログラムを実行するように設定されてよい。
ある種の実施形態では、方法は、無線ネットワークノードによってホスティングされたTRPに関する情報を提供するようにとのロケーションノードからの要求を受信するステップ2202から始まる。方法は、ステップ2204に進み、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定する。このステップは図21のステップ2102に類似でよい。方法は、ステップ2206に進み、測定値を生成するために、2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして、ワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るかどうかを示す指示を、ロケーションノードに送出する。たとえば、上記の「実施形態4:NG-RANノードからLMFへのDL PRSアグリゲーションの指示」又は「実施形態5:セルベースのDL PRSアグリゲーションの指示」を参照されたい。ロケーションノードは、無線ネットワークノードから受信した指示を使用して、ワイヤレスデバイスに、2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを示し得る。
図22の方法は、ロケーションノード又はワイヤレスデバイスに、2つ以上のDL PRSを一緒に処理するための1つ又は複数の条件を通信するステップなど、無線ネットワークノードによって実行されるステップとして本明細書で説明された追加のステップを任意選択で含み得る。条件の例は、たとえば図20に関して上記で説明されている。
図23は、ロケーションサーバ又はLMFを実施するネットワークノード160cなどのロケーションノードによって実行される方法の一例を示す。ある種の実施形態では、ロケーションノードは、方法を実行するように設定された処理回路を備える。たとえば、処理回路は、方法のステップのうちいずれかを実行する各命令を含むコンピュータプログラムを実行するように設定されてよい。
ある種の実施形態では、方法は、測定値を生成するために、2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして、ワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るかどうかを示す指示を、無線ネットワークノードから受信するステップ2302から始まる。ある種の実施形態では、方法は、たとえば、無線ネットワークノードによってホスティングされたTRPに関する情報を提供するようにとの要求を無線ネットワークノードに送出することにより、指示を送出するように無線ネットワークノードを促してよい。ロケーションノードによって受信され得る指示の例は、上記の「実施形態4:NG-RANノードからLMFへのDL PRSアグリゲーションの指示」又は「実施形態5:セルベースのDL PRSアグリゲーションの指示」を含む。ある種の実施形態では、DL PRSリソースが十分にコヒーレントなとき、情報は、DL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す。
方法は、ステップ2304に進み、DL PRS測定値を提供するようにとの要求をワイヤレスデバイスに送出する。要求は、(たとえばステップ2302においてロケーションノードが無線ネットワークノードから受信した情報を基に)2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す。ワイヤレスデバイスに送出され得る指示の例は、たとえば図20のステップ2002に関して上記で説明されている(たとえば、ロケーションノードは、ワイヤレスデバイスとネットワークノード/ロケーションノードとの間に逆方向の信号流れを提供する)。
方法は、ステップ2306に進み、アグリゲートされたDL PRSリソースをワイヤレスデバイスが合同処理して生成した、測定値を示す情報をワイヤレスデバイスから受信し、次いで、ステップ2308に進み、ステップ2306で受信された、測定値を示す情報に少なくとも部分的に基づいて、ワイヤレスデバイスの位置を判定する。
図23の方法は、ワイヤレスデバイスに、2つ以上のDL PRSを一緒に処理するための1つ又は複数の条件を通信するステップなど、ロケーションノードによって実行されるステップとして本明細書で説明された追加のステップを任意選択で含み得る。条件の例は、たとえば図20に関して上記で説明されている。
本開示のある種の実施形態は、ワイヤレスデバイスに測位目的のためにワイヤレスデバイスによって一緒に(コヒーレントに)処理され得る複数のDL PRSリソースをシグナリングする問題に対処する。ワイヤレスデバイスへのシグナリングは、無線ネットワークノード(サービングgNB又はeNBなど)又はロケーションノード(ロケーションサーバ又はLMFなど)からのものであり得る。ある種の実施形態では、複数のDL PRSが、同一の送信ポイントではあっても別々の周波数レイヤ又は別々のコンポーネントキャリア(たとえばキャリアアグリゲーションの場合)からのものである可能性がある。本開示はいくつかの実施形態を提案する。一例として、ある種の実施形態は、無線ネットワークノードによって、ワイヤレスデバイスに対して、それぞれのDL PRSリソースにインデックスを設定する。同一のインデックス値を有するDL PRSリソースは、ワイヤレスデバイスによって一緒に(コヒーレントに)処理され得る。インデックスを設定するための様々な選択肢が存在する。たとえば、インデックスは、周波数レイヤ、コンポーネントキャリア、又はDL PRSリソースセットにおいて設定され得る。同一のインデックス値を有して、周波数レイヤ、コンポーネントキャリア、又はPRSリソースセットに関連付けられたDL PRSリソースは、ワイヤレスデバイスによって一緒に(コヒーレントに)処理され得る。別の例として、ある種の実施形態は、この目的のために(DL PRSの代わりに)SSB/CSI-RSなどの他のRSを使用する。別の例として、ある種の実施形態では、情報は、無線ネットワークノードからワイヤレスデバイスにシグナリングされるのではなく、無線ネットワークノードによってロケーションノードに提供されてよく、ロケーションノードは、ワイヤレスデバイスに対してDL PRSを設定するとき、この情報を考慮に入れる。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム及び装置に対する変更、追加、又は省略がなされ得る。システム及び装置の構成要素は、組み込まれても分離されてもよい。なおまた、システム及び装置の動作は、より多くの構成要素、より少ない構成要素、又は他の構成要素によって実行され得る。加えて、システム及び装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又は他の論理を含む任意の適切な論理を使用して実行され得る。この文献で使用される「各」は、セットの各部材、又はセットのサブセットの各部材を指す。この文献で使用される「~に基づいて」は、別の意味が明らかに示されること及び/又は使用される状況から示唆されることがなければ「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味する。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明された方法に対する変更、追加、又は省略がなされ得る。方法は、より多くのステップ、より少ないステップ、又は他のステップを含み得る。加えて、ステップは任意の適切な順序で実行されてよい。
本開示はある種の実施形態に関して説明されてきたが、当業者には実施形態の改造及び置換が明らかであろう。したがって、実施形態の上記の説明が本開示に制約を加えることはない。以下の特許請求の範囲によって規定される本開示の範囲から逸脱することなく、他の変更、置換、及び改造が可能である。

Claims (70)

  1. ワイヤレスデバイスによって実行される方法であって、
    ネットワークから指示を受信すること(2002)であって、前記指示は、前記ワイヤレスデバイスが、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるかどうかを示す、ことと、
    測定値を生成するために、前記アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理を実行すること(2004)であって、前記合同処理は、前記ワイヤレスデバイスが、前記2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができることを示す前記指示に少なくとも部分的に基づいて実行される、ことと、
    を含む方法。
  2. 前記合同処理を実行することが、2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するための1つ又は複数の条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一の送受信ポイント(TRP)から送信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは、同一スロットにおいて前記ワイヤレスデバイスによって受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは、前記ワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは1回の繰返しに制限される必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは、前記ワイヤレスデバイスによって同一の擬似コロケーション(QCL)情報を用いて受信されたものである必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは別々の周波数レイヤに属する必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記合同処理を実行することが、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のサブキャリア間隔を使用する必要があるという条件が満たされたと判定することにさらに基づく、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記ネットワークに対して、前記アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理によって生成された前記測定値を示すこと(2006)をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記測定値がロケーションノードに対して示される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記測定値が無線ネットワークノードに対して示される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のキャリアと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記位相差が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、前記指示が、前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示す、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということが、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、ロケーションノードから受信される、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、非アクセス階層(NAS)シグナリングによって受信される、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、測位プロトコル又は運用アドミニストレーション保守(OAM)メッセージによって受信される、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、無線ネットワークノードから受信される、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって受信される、請求項1から15のいずれか一項又は請求項19に記載の方法。
  21. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、ダウンリンク制御情報(DCI)によって受信される、請求項1から15のいずれか一項又は請求項19に記載の方法。
  22. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックスと第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスとを含み、前記第1のインデックスが前記第2のインデックスと同一であるときには、前記第1のDL PRSリソースと前記第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、DL PRSリソース設定で受信される、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、周波数レイヤレベルにおいて受信される、請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示が、DL PRSリソースセットレベルにおいて設定される、請求項1から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数を示すネットワーク情報を送出することをさらに含む、請求項1から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. ネットワークノードによって実行される方法であって、ワイヤレスデバイスが2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるかどうかを示す指示を、前記ワイヤレスデバイスに送出すること(2104)を含む方法。
  28. 前記2つ以上のDL PRSリソースを一緒に処理するために満たされる必要がある1つ又は複数の条件に関する情報を前記ワイヤレスデバイスに送出すること(2106)をさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースが同一の送受信ポイント(TRP)から送信される必要があるという条件を含む、請求項27又は28に記載の方法。
  30. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは前記ワイヤレスデバイスによって同一スロットにおいて受信される必要があるという条件を含む、請求項27から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは前記ワイヤレスデバイスによって同一シンボルにおいて受信される必要があるという条件を含む、請求項27から30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは1回の繰返しに制限される必要があるという条件を含む、請求項27から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは前記ワイヤレスデバイスによって同一の擬似コロケーション(QCL)情報を用いて受信される必要があるという条件を含む、請求項27から32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは別々の周波数レイヤに属する必要があるという条件を含む、請求項27から33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記1つ又は複数の条件が、前記一緒に処理される2つ以上のDL PRSリソースは同一のサブキャリア間隔を使用する必要があるという条件を含む、請求項27から34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記ワイヤレスデバイスに送出される前記指示が、前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ることを示し、方法が、前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することに基づく測定値を示す情報を、前記ワイヤレスデバイスから受信すること(2108)をさらに含む、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記ワイヤレスデバイスに送出される前記指示が、前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないことを示し、方法が、前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のDL PRSリソースのうち1つだけを処理することに基づく測定値を示す情報を、前記ワイヤレスデバイスから受信すること(2108)をさらに含む、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定すること(2102)をさらに含む、請求項27から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定することが、第1のDL PRSリソースと関連付けられた第1のキャリアと、第2のDL PRSリソースと関連付けられた第2のキャリアとの間の位相差に基づく、請求項38に記載の方法。
  40. 前記位相差が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアが十分にコヒーレントであることを示すとき、前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ると判定される、請求項39に記載の方法。
  41. 前記位相差が、前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアが十分にコヒーレントではないことを示すとき、前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得ないと判定される、請求項39に記載の方法。
  42. 前記第1のキャリア及び前記第2のキャリアが十分にコヒーレントかどうかということが、コヒーレンシ値が閾値を超えるかどうかということに基づく、請求項40又は41に記載の方法。
  43. 前記ネットワークノードがロケーションノードを備える、請求項27から42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記指示が非アクセス階層(NAS)シグナリングによって送出される、請求項27から43のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記指示が、測位プロトコル又は運用アドミニストレーション保守(OAM)メッセージによって送出される、請求項27から44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記ネットワークノードが無線ネットワークノードを備える、請求項27から42のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記指示が無線リソース制御(RRC)シグナリングによって送出される、請求項27から42のいずれか一項又は請求項46に記載の方法。
  48. 前記指示がダウンリンク制御情報(DCI)によって送出される、請求項27から42のいずれか一項又は請求項46に記載の方法。
  49. 前記指示が、第1のDL PRSリソースに関連付けられた第1のインデックス及び第2のDL PRSリソースに関連付けられた第2のインデックスを含み、前記第1のインデックスが前記第2のインデックスと同一であるとき、前記第1のDL PRSリソースと前記第2のDL PRSリソースとが一緒に処理され得ることを示す、請求項27から48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記指示がDL PRSリソース設定で送出される、請求項27から49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記指示が周波数レイヤレベルにおいて送出される、請求項27から49のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記指示がDL PRSリソースセットレベルにおいて設定される、請求項27から49のいずれか一項に記載の方法。
  53. 前記指示が示す、一緒に処理され得るDL PRSリソースの数が、前記ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDL PRSリソースの最大数未満である、請求項27から52のいずれか一項に記載の方法。
  54. 前記ワイヤレスデバイスから、前記ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの最大数を受信することをさらに含む、請求項53に記載の方法。
  55. 前記ワイヤレスデバイスが一緒に処理することができるDLリソースの前記最大数が規格で規定される、請求項54に記載の方法。
  56. 無線ネットワークノードによって実行される方法であって、
    測定値を生成するために、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして、ワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るかどうかを示す指示をロケーションノードに送出すること(2206)を含む方法。
  57. 前記無線ネットワークノードによってホスティングされた送受信ポイント(TRP)に関する情報を提供するようにとの前記ロケーションノードからの要求を受信すること(2202)に応答して前記指示が送出される、請求項56に記載の方法。
  58. 前記2つ以上のDL PRSリソースが一緒に処理され得るかどうかを判定すること(2204)をさらに含む、請求項56又は57に記載の方法。
  59. ロケーションノードによって実行される方法であって、
    測定値を生成するために、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして、ワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るかどうかを示す指示を無線ネットワークノードから受信すること(2302)と、
    前記ワイヤレスデバイスに、DL PRS測定値を提供するようにとの要求であって、前記2つ以上のDL PRSリソースが、アグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す要求を送出すること(2304)と、
    を含む方法。
  60. 前記要求が非アクセス階層(NAS)シグナリングによって送出される、請求項59に記載の方法。
  61. 前記要求が、測位プロトコル又は運用アドミニストレーション保守(OAM)メッセージによって送出される、請求項59又は60に記載の方法。
  62. 前記ワイヤレスデバイスから、前記ワイヤレスデバイスが前記アグリゲートされたDL PRSリソースを合同処理して生成した測定値を示す情報を受信すること(2306)と、
    前記測定値を示す前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記ワイヤレスデバイスの位置を判定すること(2308)と、
    をさらに含む、請求項59から61のいずれか一項に記載の方法。
  63. ワイヤレスデバイス(110)であって、
    前記ワイヤレスデバイスに電力を供給するように設定された電源回路(137)と、
    処理回路(120)と、を備え、前記処理回路が、
    前記ワイヤレスデバイスが2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるかどうかを示す指示を、ネットワークから受信して、
    測定値を生成するために、前記ワイヤレスデバイスが前記2つ以上のダウンリンクDL PRSリソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができることを示す前記指示に少なくとも部分的に基づいて、前記アグリゲートされたDL PRSリソースの合同処理を実行する
    ように設定される、ワイヤレスデバイス(110)。
  64. 前記処理回路が、請求項2から26のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに設定されている、請求項63に記載のワイヤレスデバイス。
  65. ネットワークノード(160、160b、160c)であって、
    前記ネットワークノードに電力を供給するように設定された電源回路(187)と、
    処理回路(170)と、を備え、前記処理回路が、
    前記ワイヤレスデバイスが2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースをアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理することができるかどうかを示す前記指示を、前記ワイヤレスデバイスに送出するように設定される、ネットワークノード(160、160b、160c)。
  66. 前記処理回路が、請求項28から55のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに設定されている、請求項65に記載のネットワークノード。
  67. 無線ネットワークノード(160、160b)であって、
    前記無線ネットワークノードに電力を供給するように設定された電源回路(187)と、
    処理回路(170)と、を備え、前記処理回路が、
    測定値を生成するために、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースがアグリゲートされたDL PRSリソースとしてワイヤレスデバイスによって一緒に処理され得るかどうかを示す指示を、ロケーションノードに送出するように設定される、無線ネットワークノード(160、160b)。
  68. 前記処理回路が請求項57又は58に記載の方法を実行するようにさらに設定されている、請求項67に記載の無線ネットワークノード。
  69. ロケーションノード(160c)であって、
    前記ロケーションノードに電力を供給するように設定された電源回路(187)と、
    処理回路(170)と、を備え、前記処理回路が、
    測定値を生成するために、2つ以上のダウンリンク(DL)測位参照信号(PRS)リソースがワイヤレスデバイスによってアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す指示を無線ネットワークノードから受信して、
    DL PRS測定値を提供するようにとの要求であって、前記2つ以上のDL PRSリソースがアグリゲートされたDL PRSリソースとして一緒に処理され得るかどうかを示す要求を、前記ワイヤレスデバイスに送出するように設定される、ロケーションノード(160c)。
  70. 前記処理回路が請求項60から62のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに設定されている、請求項69に記載のロケーションノード。
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