JP2022118458A - 商品データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末と他の装置と連携させる際の顧客の負担を少なくする技術を提供することを目的とする。【解決手段】顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置であって、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段と、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段とを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、商品データ処理装置及びプログラムに関する。
顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムの場合、携帯端末と他の装置とを連携させる場合があるが、当該連携は、顧客に負担をかける虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムにおいて、携帯端末と他の装置と連携させる際の顧客の負担を少なくする技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置であって、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段と、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段とを備えることを特徴とする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30(例えば、サーバ等)、精算装置40、計量値付け装置50、携帯端末60(例えば、スマートフォン等)を含む。販売システム1は、種々の店舗等(スーパーマーケット、ホームセンタ、家電量販店、コンビニエンスストア、ドラッグストア、その他の専門店等)に導入可能である。
図1は、第1実施形態に係る販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30(例えば、サーバ等)、精算装置40、計量値付け装置50、携帯端末60(例えば、スマートフォン等)を含む。販売システム1は、種々の店舗等(スーパーマーケット、ホームセンタ、家電量販店、コンビニエンスストア、ドラッグストア、その他の専門店等)に導入可能である。
販売システム1は、携帯端末60を使用して商品を登録し、精算装置40を使用して精算するといった態様のセルフサービス(サービスAと称する場合がある)を提供する。また、携帯端末60を使用して登録する商品には、商品が特定されても重量が特定されなければ販売価格が特定されない商品、具体的には重量を計測(計量)して販売価格が算出される商品(量り売り商品、バラ売り商品とも称する場合がある)も含まれる。また、以下の説明において、一般的な商品(商品が特定されれば重量を計量しなくても販売価格が特定される商品)を量り売り商品と区別して通常商品と称する場合がある。
本部サーバ10は、店舗外(例えば、本社やデータセンタ等)に設置され、販売システム1全体を管理するサーバである。本部サーバ10は、例えば、サービスAの運用に必要な各種情報(例えば、商品マスタ、特売ファイル等)や、店舗におけるサービスAの実績情報(例えば、売上実績情報、商品販売実績情報等)を記憶する。本部サーバ10は、他の装置等(例えば、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30、商品発注システム(不図示)等)と通信する。なお、本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
クラウドサーバ20は、店舗外(例えば、データセンタ等)に設置され、サービスAを提供するサーバである。クラウドサーバ20は、例えば、サービスAの運用に必要な各種情報(例えば、商品マスタ、取引情報等)を記憶する。クラウドサーバ20、他の装置等(例えば、本部サーバ10、ストアコントローラ30、携帯端末60等)と通信する。なお、クラウドサーバ20は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
ストアコントローラ30、精算装置40、計量値付け装置50は、店舗内に設置され、LAN19(有線でも無線でもよい)を介して互いに通信可能に接続されている。なお、図1に示した夫々の装置の数は一例である。例えば、図1では、2台の精算装置40を図示したが、1店舗内の精算装置40の数は1台であってもよいし3台以上であってもよい。また、図1では、1台の計量値付け装置50を図示したが、1店舗内の計量値付け装置50の数は2台以上であってもよい。
また、店舗内には、携帯端末60も存在し得る。店舗内における携帯端末60の数は、当該店舗におけるサービスAの利用数(顧客数)に応じて異なる。図1では、同時に複数人が利用可能である旨の例として2台の携帯端末60を図示している。なお、携帯端末60は、サービスAを利用する顧客の所有物であることを想定しているが、店舗側が貸与するものであってもよい。
携帯端末60は、サービスAにおいて商品を登録する際に使用される端末である。つまり、顧客は、サービスAにおける商品の登録に際し、携帯端末60を使用する。携帯端末60は、通信機能、撮像機能(カメラ)の他に、各種コード(バーコード、2次元コード等)を認識する認識機能を備える。例えば、携帯端末60は、撮像機能によって撮像されている撮像画像(スルー画像(ライブビュー)として取得している画像)内の特徴点を抽出し、オブジェクト(各種コード)を認識してもよい。
計量値付け装置50は、量り売り商品の重量を計量し、計量された重量と重量単価(単位重量あたりの販売価格)とに基づいて該量り売り商品の販売価格を算出し、算出した販売価格を含む商品値付け情報を生成する。そして、計量値付け装置50は、販売価格等を表示部505(後述)に表示し、顧客の操作に基づいて、ラベルを印刷、発行する。また、計量値付け装置50は、携帯端末60と通信可能に接続可能であるが、携帯端末60と通信可能に接続している場合には、接続中の携帯端末60に商品値付け情報を送信する。なお、計量値付け装置50の構成については後述する。
精算装置40は、サービスAにおいて精算する際に使用される装置である。つまり、顧客は、携帯端末60を使用して登録した商品の精算に際し、精算装置40を使用する。精算装置40の構成については後述する。
ストアコントローラ30は、販売システム1のうち当該店舗に係る部分を制御する装置である。ストアコントローラ30は、LAN19外の他の装置等(例えば、本部サーバ10、クラウドサーバ20等)とも通信可能である。例えば、ストアコントローラ30は、本部サーバ10から商品マスタや特売ファイルを受信し、精算装置40等に供給する。
なお、上述した装置の他に、店員が商品を登録し且つ精算する登録精算装置(不図示)や、主にLAN19内の各種装置を管理(精算装置40の稼働状況等を監視等)する取引状況管理装置(不図示)を含むものであってもよい。また、販売システム1は、店員が商品を登録し且つ精算する登録精算装置(不図示)に代えて又は加えて、顧客が商品を登録し且つ精算する登録精算装置(不図示)や、店員が商品を登録する登録装置や、店員が登録した商品について顧客が精算する精算装置(不図示)を含むものであってもよい。
図2は、精算装置40について説明する図である。図2(A)は、精算装置40の外観例(顧客側から見た正面図)を示す図である。図2(B)は、精算装置40の構成例を示す図である。図2(A)及び図2(B)において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図2(A)を参照しつつ、図2(B)に示した精算装置40の構成例を説明する。精算装置40は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、表示部405と、スキャナ部406と、カード決済部408と、釣銭機409と、印刷部413と、音声出力部414と、第1通信部(装置間対応通信部とも称する)415、第2通信部(近距離通信部とも称する)416、撮像部417と、サインポール418とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU401は、中央演算処理装置であり、ROM402に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置40の動作を制御する。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
RAM403は、読み出し書き込みメモリであり、主記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、RAM403は、ROM402やハードディスク404から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶する。
ハードディスク404は、補助記憶装置として種々の情報を記憶する。ハードディスク404は、例えば、ROM402に代えて、CPU401が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM403に代えて、ROM402から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶してもよい。なお、ハードディスク404に代えてSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。
表示部405は、タッチディスプレイであり、種々の情報を表示するとともに、種々の入力を受け付ける。
スキャナ部406は、種々の情報を光学的に読み取る。例えば、スキャナ部406は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、品券類(商品券、クーポン券、優待券)、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。
上記のほか、スキャナ部406は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード、又は、店舗において管理しているコード)を読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、携帯端末60が表示するコード(精算用2次元コード686(後述))をスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
カード決済部408は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、デビット支払時におけるキャッシュカード、ポイント支払時におけるポイントカード等)による決済機構である。カード決済部408は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。なお、カード認識部は、特典付与、割引等のために各種カード(例えば、ポイントカード、会員カード、株主カード等)を認識してもよい。
釣銭機409(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。紙幣や硬貨が投入口に投入された場合にはセンサによって検出(投入があった旨の検出、金種別の枚数の検出等)される。
印刷部413は、各種媒体(レシート等)を印刷、発行する。
音声出力部414は、音声を出力する。例えば、音声出力部414は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
音声出力部414は、音声を出力する。例えば、音声出力部414は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
第1通信部415(装置間対応通信部)は、無線(例えば、無線LAN(Local Area Network))、又は、有線によって、他の装置(ストアコントローラ30、取引状況管理装置(不図示)等)との間で情報を送受信する。
第2通信部416(近距離通信部)は、近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)等)により、他の装置(例えば、携帯端末60等)との間で情報を送受信する。第2通信部416によって(又は第2通信部416とCPU401との協業によって)、当該精算装置40と他の装置との距離(又は、距離及び方向)を測定する。
撮像部417は、例えば、顧客を撮像する。なお、精算装置40は、2以上の撮像部417を備え、顔と手元(釣銭機409の投入口や排出口付近)とを同時に撮像してもよい。
サインポール418は、先端部分に発光部を有し、発光部の発光態様によって、種々の情報(店員呼出、稼働状況等)を報知する。
サインポール418は、先端部分に発光部を有し、発光部の発光態様によって、種々の情報(店員呼出、稼働状況等)を報知する。
なお、精算装置40は、1以上の物理的なキー(ボタン)から構成されるキー操作部や、各種センサ等を更に備えてもよい。精算装置40は、各種センサとして、例えば、当該精算装置40の筐体(例えば所定部分)へのタッチ(接触)を検出するセンサ(接触センサ、振動センサ、圧力センサ等。以下、接触検出センサと称する場合がある)、当該精算装置40の周囲の人の存在を検出するセンサ(赤外線センサ、超音波センサ等。以下、人感センサと称する場合がある)等を備えてもよい。
図3は、計量値付け装置50について説明する図である。図3(A)は、計量値付け装置50の外観例(顧客側から見た正面図)を示す図である。図3(B)は、計量値付け装置50の構成例を示す図である。図3(A)及び図3(B)において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3(A)を参照しつつ、図3(B)に示した計量値付け装置50の構成例を説明する。計量値付け装置50は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ハードディスク504と、表示部505と、スキャナ部506と、印刷部513と、音声出力部514と、第1通信部(装置間対応通信部)515、第2通信部(近距離通信部)516、計量部519とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU501は、中央演算処理装置であり、ROM502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、計量値付け装置50の動作を制御する。
ROM502は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
ROM502は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM503は、読み出し書き込みメモリであり、主記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、RAM503は、ROM502やハードディスク504から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶する。
ハードディスク504は、補助記憶装置として種々の情報を記憶する。ハードディスク404は、例えば、ROM502に代えて、CPU501が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM503に代えて、ROM502から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶してもよい。なお、ハードディスク504に代えてSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。
表示部505は、タッチディスプレイであり、種々の情報を表示するとともに、種々の入力を受け付ける。
スキャナ部506は、種々の情報を光学的に読み取る。例えば、スキャナ部406は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、スキャナ部506は、容器(予め重量等が登録された容器等)に付されているコードをスキャンし、当該容器の重量情報(風袋情報)を読み取ってもよい。
上記のほか、スキャナ部506は、品券類や各種カードに付されたコードや、携帯端末60が表示部に表示するコードをスキャンし、計量値付け処理に必要な情報を読み取ってもよい。
印刷部513は、各種媒体を印刷、発行する。例えば、印刷部513は、商品に貼り付けるラベルを印刷し、排出口513aから排出(発行)する。
音声出力部514は、音声を出力する。例えば、音声出力部514は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
音声出力部514は、音声を出力する。例えば、音声出力部514は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
第1通信部515(装置間対応通信部)は、無線(例えば、無線LAN(Local Area Network))、又は、有線によって、他の装置(ストアコントローラ30、取引状況管理装置(不図示)等)との間で情報を送受信する。
第2通信部516(近距離通信部)は、近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)等)により、他の装置(例えば、携帯端末60等)との間で情報を送受信する。第2通信部516によって(又は第2通信部516とCPU501との協業によって)、当該計量値付け装置50と他の装置との距離(又は、距離及び方向)を測定する。
計量部519は、秤台519bに置かれた量り売り商品の重量(又は、量り売り商品及び該商品を入れた風袋)を計量し、計量値を示したデータをCPU501に出力する。
なお、計量部509から計量値を取得したCPU501は、計量値の中に風袋の重量が含まれていない場合には、当該計量値を商品の重量として、RAM503に一時記憶するとともに表示部505に表示させ、計量値の中に風袋の重量が含まれている場合には、当該計量値から風袋の重量を減算した値を商品の重量として、RAM503に一時記憶するとともに表示部505に表示させる。なお、計量値の中に風袋の重量が含まれているか否かは、例えば、操作(風袋の有無や種類を指定する操作)に基づいて判断してもよい。なお、計量値の所定割合を風袋の重量としてもよい。
なお、計量値付け装置50は、1以上の物理的なキー(ボタン)から構成されるキー操作部や、各種センサ等を更に備えてもよい。計量値付け装置50は、各種センサとして、例えば、当該計量値付け装置50の筐体(例えば所定部分)へのタッチを検出する接触検出センサ(接触センサ、振動センサ、圧力センサ等)、当該計量値付け装置50の周囲の人の存在を検出する人感センサ(赤外線センサ、超音波センサ等)等を備えてもよい。
(携帯端末60における表示例)
図4~図8は、携帯端末60の表示例等である。図4(A)は、サービスAの開始画面(メニュー画面)である。携帯端末60は、サービスAの利用に際し、図4(A)に示したような開始画面を表示する。開始画面には種々のボタンが配置されている。例えば、開始画面には、買物開始指示を受け付ける買物開始ボタンBT600が配置されている。顧客は、買い物を開始する場合、買物開始ボタンBT600を操作する。
図4~図8は、携帯端末60の表示例等である。図4(A)は、サービスAの開始画面(メニュー画面)である。携帯端末60は、サービスAの利用に際し、図4(A)に示したような開始画面を表示する。開始画面には種々のボタンが配置されている。例えば、開始画面には、買物開始指示を受け付ける買物開始ボタンBT600が配置されている。顧客は、買い物を開始する場合、買物開始ボタンBT600を操作する。
図4(B)は、図4(A)の開始画面において、買物開始ボタンBT600が操作された後に表示される登録画面(1品目の商品の登録前の登録画面。初期登録画面)である。登録画面の上側は、主に撮像画像を表示する撮像画像表示領域HR601である。登録画面の下側は、主に商品の登録情報を表示する登録情報表示領域HR602である。
図4(C)は、図4(B)の登録画面において、1品目の商品のバーコードを撮像しているときの登録画面である。つまり、顧客は、所望の商品(購入する商品)の登録に際し、図4(C)に示すように、携帯端末60を用いて、該商品のバーコードを読み取る。
なお、本例では、1品目の商品として、「〇〇食パン」を購入する例を示している。「〇〇食パン」の商品コードは「S0204」であるものとする。なお、「〇〇食パン」は、通常商品の一例であって、商品コード「S0204」は、JANコードであってもよい。
図4(D)は、1品目の商品(〇〇食パン)の登録が完了した後の登録画面(商品の登録後の登録画面)である。具体的には、携帯端末60は、バーコードから取得した商品コード「S0204」をクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コード「S0204」に基づいて商品名「〇〇食パン」、販売価格「¥220」を取得する。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報(カート情報)として、当該商品の情報(商品コード「S0204」、商品名「〇〇食パン」、数量「1」、販売価格「¥220」等)を記憶するとともに、当該商品の情報(商品名「〇〇食パン」、販売価格「¥220」等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品の情報を受信した携帯端末60は、当該商品の情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図4(D)に示すように、当該商品の登録情報(商品名「〇〇食パン」、数量「1」、販売価格「¥220」)を表示し(符号a)、合計情報(概算合計「1点 ¥220」)を表示する(符号b)。携帯端末60は、登録情報の一部(数量)について数量ボタンBT603として表示する。数量ボタンBT603は、数量を変更するためのボタンである。
また、携帯端末60は、商品(1品目の商品)の登録後には、図4(D)に示すように、会計指示を受け付けるお会計へ進むボタンBT609を操作可能に表示する。顧客は、精算(会計)に進む場合(商品の登録を終える場合)、お会計へ進むボタンBT609を操作する。
図5(A)は、図4(D)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図5(A)は、2品目の商品のバーコードを撮像しているときの登録画面である。なお、本例では、2品目の商品として、「〇〇レモン」を購入する例を示している。「〇〇レモン」の商品コードは「S0990」であるものとする。なお、「〇〇レモン」は、量り売り商品の一例であって、商品コード「S0990」は、例えば、店舗において管理しているコードであってもよい。
図6は、量り売り商品の仮登録(後述)について説明する説明図である。図6には、量り売り商品である「〇〇レモン」、「〇〇リンゴ」、「〇〇オレンジ」が陳列されている様子と、「〇〇レモン」の商品情報パネルJPのバーコードを撮像している様子と、を示している。
商品情報パネルJPは、個々の商品に関する情報(商品名、重量単価、バーコード等)を表示するディスプレイデバイスである。なお、商品情報パネルJPは、同様の情報を印刷した紙やプラスチック等のボード(シート)であってもよい。
顧客は、「〇〇レモン」を確保し(手に取って買物カゴ等に入れ)、図6に示すように、携帯端末60を用いて「〇〇レモン」に対応する商品情報パネルJP上のバーコードを読み取る。なお、「〇〇レモン」を確保した後に「〇〇レモン」のバーコードを読み取ってもよいし、「〇〇レモン」のバーコードを読み取った後に「〇〇レモン」を確保してもよい。
図5(B)は、「〇〇レモン」の仮登録(後述)が完了した後に表示される登録画面である。具体的には、携帯端末60は、バーコードから取得した商品コード(例えば「S0990」)をクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コード「S0990」に基づいて商品名「〇〇レモン」を取得する。なお、商品マスタには、量り売り商品については当該商品が量り売り商品である旨の情報(例えば、フラグ)が記憶されている(量り売り商品の商品コードに対応付けて量り売り商品である旨の情報が記憶されている)。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報(カート情報)として、当該商品の情報(商品コード「S0990」、商品名「〇〇レモン」、仮登録商品である旨の情報等)を記憶するとともに、当該商品の情報(商品名「〇〇レモン」、仮登録商品である旨の情報等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品の情報を受信した携帯端末60は、当該商品の情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図5(B)に示すように、「〇〇レモン」の登録情報(商品名「〇〇レモン」、要計量アイコンICN604、販売価格「???円」)を表示する。
仮登録とは、購入商品として商品名の登録は完了したが販売価格の登録は完了していない状態の登録である。「〇〇レモン」のような量り売り商品は、計量によって販売価格が算出されるため、バーコードの読取後であって計量前には仮登録となる。なお、以下の説明において、一般的な登録(購入商品として商品名の登録も販売価格の登録も完了している状態の登録)を仮登録と区別して本登録と称する場合がある。仮登録であった商品(量り売り商品)は、仮登録の後に計量によって販売価格が算出され本登録となる。
図5(B)に示した例では、1品目の「〇〇食パン」は本登録され、商品名「〇〇食パン」、数量「1」、販売価格「¥220」が表示されているのに対し、2品目の「〇〇レモン」は仮登録され、商品名「〇〇レモン」、要計量アイコンICN604、販売価格「???円」が表示されている。要計量アイコンICN604は、計量が必要である旨(計量が必要な商品である旨)を報知するものである。
図5(C)は、図5(B)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図5(C)は、3品目の商品の仮登録が完了した後に表示される登録画面である。なお、本例では、3品目の商品として、「〇〇リンゴ」を購入する例を示している。なお、「〇〇リンゴ」は、量り売り商品の一例である。顧客は、2品目の「〇〇レモン」と同様、3品目の「〇〇リンゴ」を確保し、携帯端末60を用いて「〇〇リンゴ」に対応する商品情報パネルJP上のバーコードを読み取る。これにより、携帯端末60は、図5(C)に示すように、「〇〇リンゴ」の登録情報(商品名「〇〇リンゴ」、要計量アイコンICN604、販売価格「???円」)を表示する。
図5(D)は、図5(C)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図5(D)は、計量値付け装置50との通信が確立した後(計量値付け装置50と接続した後)に表示される値付け操作画面である。なお、計量値付け装置50との通信については後述する。
図5(D)に示した値付け操作画面には、計量値付け装置50と接続中である旨を報知するメッセージMS640や、商品を選択して接続中の計量値付け装置50の秤台519bへの載置を案内するメッセージMS642が表示されている。また、値付け操作画面には、仮登録の商品(量り売り商品)の夫々に対応する商品選択ボタンBT646(BT646-1、BT646-2)が配置されている。図5(D)に示した例では、商品選択ボタンBT646-1は「〇〇リンゴ」に対応し、商品選択ボタンBT646-2は「〇〇レモン」に対応する。顧客は、接続中の計量値付け装置50において計量(値付け)する商品を、商品選択ボタンBT646によって選択可能である。また、値付け操作画面には、商品選択ボタンBT646によって選択された商品の計量値(図中は重量)、重量単価(図中は単価)、販売価格(図中は合計金額)を表示する値付け情報表示領域HR641が配置されている。
また、図5(D)に示した値付け操作画面には、中止ボタンBT662や検索ボタンBT661が配置されている。中止ボタンBT662は、計量(値付け)を中止する旨を指示するためのボタンである。検索ボタンBT661は、商品選択ボタンBT646が表示されていない量り売り商品(つまり仮登録が行われていない量り売り商品)を選択するために検索する際に操作するボタンである。商品選択ボタンBT646が操作された場合には、例えば、検索画面(例えば、頭文字や種類から量り売り商品を検索し、検索した量り売り商品を選択可能に表示する画面)を表示する。
携帯端末60と計量値付け装置50との通信が確立した場合、携帯端末60と計量値付け装置50とで同様(共通)の画面が表示される。通信によって、携帯端末60と計量値付け装置50との間において、画面情報や操作情報や共有されるため、計量値付け装置50、携帯端末60のどちらからでも画面を操作可能である。
図7(A)は、図5(D)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図7(A)は、「〇〇リンゴ」について、計量値付け装置50による計量(値付け)が完了した後に表示される値付け操作画面である。図7(A)の値付け操作画面では、「〇〇リンゴ」に対応する商品選択ボタンBT646-1が消去されている。なお、計量値付け装置50による計量(値付け)については後述する。
図7(B)は、図7(A)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図7(B)は、「〇〇リンゴ」の計量(値付け)の完了後(「〇〇レモン」の計量(値付け)の完了前)において、中止ボタンBT662が操作された後に表示される登録画面である。「〇〇リンゴ」の計量(値付け)の完了後(「〇〇レモン」の計量(値付け)の完了前)に中止ボタンBT662が操作された場合には、計量値付け装置50との通信が切断され(接続が終了し)、携帯端末60は、図7(B)に示したような登録画面を表示する。図7(B)の登録画面では、計量(値付け)が完了した「〇〇リンゴ」の登録情報として「商品名「〇〇リンゴ」、計量済アイコンICN605、販売価格「450円」が表示されている。計量済アイコンICN605は、計量済である旨(計量が完了した商品である旨)を報知するものである。
図7(C)は、図7(A)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図7(C)は、図7(A)の場面(つまり、「〇〇リンゴ」の計量(値付け)の完了後であって中止ボタンBT662の操作は行われていない場面)、又は、図7(B)の場面から再接続があった場面(つまり、中止ボタンBT662の操作による切断後に再接続があった場面)に続いて、「〇〇レモン」について、計量値付け装置50による計量(値付け)が完了した後に表示される登録画面である。「〇〇レモン」の計量(値付け)の完了した場合には、計量値付け装置50との通信が切断され、携帯端末60は、図7(C)に示したような登録画面を表示する。図7(C)の登録画面では、計量(値付け)が完了した「〇〇リンゴ」の登録情報として「商品名「〇〇リンゴ」、計量済アイコンICN605、販売価格「450円」が表示され、計量(値付け)が完了した「〇〇レモン」の登録情報として「商品名「〇〇レモン」、計量済アイコンICN605、販売価格「192円」が表示されている。
図7(D)は、図7(C)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図7(D)は、図7(C)の場面に続いて、お会計へ進むボタンBT609が操作された後に表示される接続指示画面である。なお、お会計へ進むボタンBT609は、商品(1品目の商品)の登録後であっても仮登録の商品が存在している場合には操作できない(図5(B)、図5(C)、図7(B)では破線で表記)。
接続指示画面には、精算装置40との通信(接続)を案内するメッセージMS670が表示されている。また、接続指示画面には、概算合計表示領域HR672、戻るボタンBT679が配置されている。図7(D)の例では、概算合計表示領域HR672は、概算合計「3点 ¥862」と表示され、また「量り売り商品は1点として数えています」なるメッセージも表示されている。戻るボタンBT679は、買い物に戻る(買物を再度開始)するためのボタンである。携帯端末60は、戻るボタンBT679が操作された場合、接続指示画面に代えて、登録画面(お会計へ進むボタンBT609の操作直前の登録画面)を表示する。
図8(A)は、図7(D)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図8(A)は、精算装置40に商品一覧画面(後述)が表示されるときに携帯端末60に表示される精算操作指示画面である。精算操作指示画面には、精算装置40における精算(操作)を案内するメッセージMS680が表示されている。また、精算操作指示画面には、接続指示画面と同様、概算合計表示領域HR672が配置されている。図8(B)及び図8(C)については後述する。
(計量値付け装置50における表示例)
図9~図11は、計量値付け装置50の表示例である。図9(A)は、開始画面(待機画面)である。計量値付け装置50は、操作待ちの待機状態において、図9(A)に示したような開始画面を表示する。
図9~図11は、計量値付け装置50の表示例である。図9(A)は、開始画面(待機画面)である。計量値付け装置50は、操作待ちの待機状態において、図9(A)に示したような開始画面を表示する。
図9(A)に示した開始画面には、携帯端末60を利用して商品登録を行う顧客(サービスAを利用する顧客)への案内表示領域HR501と、携帯端末60を利用せずに商品登録を行う顧客(サービスAを利用しない顧客)への案内表示領域HR503とが配置されている。なお、開始画面中の符号Pは表示内容ではなく表示領域であるが、詳細は後述。
案内表示領域HR501には、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分(本例では、排出口513aの下側)にタッチさせる動作を案内するメッセージMS502と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。なお、画像に加え、所定部分は、より分かり易いようにしてもよい。例えば、筐体の構造、色等のデザインによって所定部分が一見して分かるようにしてもよいし、シール等を貼付して所定部分が一見して分かるようにしてもよい。
なお、計量値付け装置50は、上記所定部分の内側(筐体内)に第2通信部516を設けるようにしてもよい。また、計量値付け装置50は、上記所定部分へのタッチを検出する接触検出センサを備えるようにしてもよい。
サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチさせた場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、接触検出センサによって携帯端末60による所定部分へのタッチを検出した場合、当該携帯端末60とのBluetooth(登録商標)による接続を開始する。つまり、上述のようなタッチを契機として、計量値付け装置50の第2通信部516(近距離通信部)と、携帯端末60の近距離通信部(不図示)によるペアリングが成立する。
なお、計量値付け装置50の周辺に複数台の携帯端末60が存在している場合、当該計量値付け装置50に最も接近している携帯端末60は、一般に、当該計量値付け装置50が受信している複数の電波のうち最大の電波強度の電波を送信している携帯端末60(単に、最大の電波強度の電波を送信している携帯端末60と称する)である。また、上述のようなタッチがあった場合で言えば、当該計量値付け装置50に最も接近している携帯端末60は、当該タッチされた携帯端末60である。従って、上述のようなタッチがあった場合には、計量値付け装置50は、複数台の携帯端末60のなかから接続対象の携帯端末60(すなわちタッチされた携帯端末60)として、最大の電波強度の電波を送信している携帯端末60と接続すればよい。
なお、一瞬のタッチではなく、タッチされた状態が所定時間(例えば数秒間)以上継続した場合に接続するようにしてもよい。
案内表示領域HR503は、購入する量り売り商品を秤台109bに載せる動作を案内するメッセージMS504と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
サービスAを利用しない顧客が、量り売り商品を秤台109bに載せた場合、計量値付け装置50は、当該量り売り商品の重量を計量し、計量された重量と、選択ボタン(不図示)の操作によって選択された当該商品の重量単価とに基づいて当該量り売り商品の販売価格を算出し、算出した販売価格を含む商品値付け情報を生成する。そして、計量値付け装置50は、販売価格等を表示部505に表示し、顧客の操作(表示部505に表示した印刷ボタン(不図示)の操作)に基づいてラベルを印刷、発行する。当該ラベルは、顧客によって、当該量り売り商品(計量した量り売り商品)に付される。
(ラベルの種類)
計量値付け装置50が印刷、発行するラベルには、2種類のタイプが存在する。1つは、量り売り商品の販売価格等をコード化したバーコードを印刷したタイプのラベルである、もう一つは、上述のようなバーコードを印刷しないタイプのラベルである。サービスAを利用しない場合、後に登録精算装置や登録装置での登録が必要になるため、計量値付け装置50は、サービスAを利用しない顧客に対しては、上記バーコードを印刷したタイプのラベルを発行する。一方、サービスAを利用する場合、携帯端末60で登録され、後に登録精算装置や登録装置での登録は不要であるため(若しくは、2重登録を避けるため)、計量値付け装置50は、サービスAを利用する顧客に対しては、上記バーコードを印刷しないタイプのラベルを発行する。
計量値付け装置50が印刷、発行するラベルには、2種類のタイプが存在する。1つは、量り売り商品の販売価格等をコード化したバーコードを印刷したタイプのラベルである、もう一つは、上述のようなバーコードを印刷しないタイプのラベルである。サービスAを利用しない場合、後に登録精算装置や登録装置での登録が必要になるため、計量値付け装置50は、サービスAを利用しない顧客に対しては、上記バーコードを印刷したタイプのラベルを発行する。一方、サービスAを利用する場合、携帯端末60で登録され、後に登録精算装置や登録装置での登録は不要であるため(若しくは、2重登録を避けるため)、計量値付け装置50は、サービスAを利用する顧客に対しては、上記バーコードを印刷しないタイプのラベルを発行する。
図9(B)は、図9(A)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図9(B)は、携帯端末60との通信が確立した後に表示される値付け操作画面である。
図9(B)に示した値付け操作画面には、携帯端末60と接続中である旨を報知するメッセージMS540や、商品を選択して秤台519bへの載置を案内するメッセージMS542が表示され、仮登録の商品(量り売り商品)の夫々に対応する商品選択ボタンBT546(BT546-1、BT546-2)や、商品選択ボタンBT546によって選択された商品の計量値(図中は重量)、重量単価(図中は単価)、販売価格(図中は合計金額)を表示する値付け情報表示領域HR541や、中止ボタンBT562や、検索ボタンBT561が配置されている。顧客は、当該計量値付け装置50において計量(値付け)する商品を、商品選択ボタンBT546によって選択する。
図10(A)は、図9(B)の値付け操作画面において、商品選択ボタンBT546-1が操作された後(商品の載置前)に表示される計量案内画面である。図10(A)に示した計量案内画面には、商品選択ボタンBT546-1による選択結果(つまり「〇〇リンゴ」)を表示する選択結果表示領域HR547が配置されている。選択結果表示領域HR547には、「〇〇リンゴ」との文字及びリンゴのイラストが表示され、戻るボタンBT548が配置されている。戻るボタンBT548は、選択に戻る(選択し直す)ためのボタンである。計量値付け装置50は、戻るボタンBT548が操作された場合、計量案内画面に代えて、値付け操作画面(商品選択ボタンBT546の操作直前の値付け操作画面)を表示する。
また、図10(A)に示した計量案内画面には、選択した商品の秤台519bへの載置を案内するメッセージMS543が表示され、値付け操作画面と同様、情報表示領域HR541や、中止ボタンBT562が配置されている。
計量案内画面は、計量(値付け)する商品の選択後に表示される画面であるため、値付け情報表示領域HR541には、選択された商品の重量単価が表示される。具体的には、値付け情報表示領域HR541には、選択された「〇〇リンゴ」の重量単価「600.00(¥/kg)」が表示されている。なお、計量値付け装置50は、量り売り商品の商品毎の重量単価を記憶した重量単価ファイルを参照し、計量(値付け)する商品として選択された量り売り商品の重量単価を取得してもよい。なお、重量単価ファイルは、計量値付け装置50の記憶部(ハードディスク504等)に記憶されていてもよいし、計量値付け装置50がアクセス可能な他の装置(例えば、ストアコントローラ30、精算装置40等)の記憶部に記憶されていてもよい。なお、計量案内画面は、商品の載置前に表示される画面であるため、値付け情報表示領域HR541の計量値や販売価格については初期値(ゼロ)のままである。
図10(B)は、図10(A)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図10(B)は、「〇〇リンゴ」が秤台519bに載置され、計量値が安定した後に表示される計量結果画面である。図10(B)に示した計量結果画面では、計量結果として、値付け情報表示領域HR541において、計量値、販売価格が表示される。具体的には、値付け情報表示領域HR541には、「〇〇リンゴ」の重量単価「600.00(¥/kg)」に加え、「〇〇リンゴ」の計量値「0.7500(kg)」、「〇〇リンゴ」の販売価格「¥450」が表示されている。
また、図10(B)に示した計量結果画面では、選択結果表示領域HR547にプリントボタンBT549が配置されている。プリントボタンBT549は、ラベルを印刷、発行するためのボタンである。また、計量結果画面には、プリントボタンBT549の操作を案内するメッセージMS544が表示されている。
図11(A)は、図10(B)の計量結果画面において、プリントボタンBT549が操作された後に表示されるラベル貼付案内画面である。図11(A)に示したラベル貼付案内画面には、商品へのラベルの貼付を案内するメッセージMS545が表示され、貼付案内情報表示領域HR550が配置されている。貼付案内情報表示領域HR550には、商品へのラベルの貼付の様子を示した画像が表示されている。
図11(B)は、図11(A)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図11(B)は、図11(A)のラベル貼付案内画面においてラベルが発行されたタイミングで表示される値付け操作画面である。つまり、「〇〇リンゴ」の計量(値付け)の完了後には、ラベル貼付案内画面から値付け操作画面に遷移する。図11(B)の値付け操作画面では、計量(値付け)が完了した「〇〇リンゴ」に対応する商品選択ボタンBT546-1が消去されている。図11(B)の値付け操作画面において、顧客は、「〇〇レモン」に対応する商品選択ボタンBT546-2を操作し、「〇〇リンゴ」と同様に、「〇〇レモン」の計量(値付け)を行う。
なお、上述したように、携帯端末60と計量値付け装置50との通信が確立した場合、携帯端末60と計量値付け装置50とで同様(共通)の値付け操作画面が表示される。例えば、計量値付け装置50が図9(B)に示した値付け操作画面を表示しているときには、携帯端末60は図5(D)に示した値付け操作画面を表示する。また、計量値付け装置50が図11(B)に示した値付け操作画面を表示しているときには、携帯端末60は図7(A)に示した値付け操作画面を表示する。なお、図示は省略したが、計量値付け装置50が図10(A)に示した計量案内画面を表示しているときには、携帯端末60は当該計量案内画面と同様の画面を表示し、計量値付け装置50が図10(B) に示した計量結果画面を表示しているときには、携帯端末60は当該計量結果画面と同様の画面を表示し、計量値付け装置50が図11(A) に示したラベル貼付案内画面を表示しているときには、携帯端末60は当該ラベル貼付案内画面と同様の画面を表示する。
図12は、携帯端末60、クラウドサーバ20の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図12(A)のシーケンス図は、商品登録時における、携帯端末60、クラウドサーバ20の処理の一例を示している。図12(A)の左側は携帯端末60の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。図12(A)のシーケンス図は、商品毎(一品一品の商品を登録する毎)に開始する。図12(B)のシーケンス図については後述する。
(図12(A)のシーケンス図)
ステップS1:携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードを読み取る。つまり、携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードから商品コードを取得する。
ステップS2:携帯端末60は、クラウドサーバ20に記憶されている複数の取引情報のなかから当該取引の取引情報を識別する取引識別情報(カート識別情報)と、ステップS1で取得した商品コードと、をクラウドサーバ20に送信する。
ステップS1:携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードを読み取る。つまり、携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードから商品コードを取得する。
ステップS2:携帯端末60は、クラウドサーバ20に記憶されている複数の取引情報のなかから当該取引の取引情報を識別する取引識別情報(カート識別情報)と、ステップS1で取得した商品コードと、をクラウドサーバ20に送信する。
ステップS3:クラウドサーバ20は、取引識別情報と、商品コードとを受信する。
ステップS4:クラウドサーバ20は、ステップS3で受信した取引識別情報に対応する取引情報を、ステップS3で受信した商品コードに基づいて更新する。
ステップS4:クラウドサーバ20は、ステップS3で受信した取引識別情報に対応する取引情報を、ステップS3で受信した商品コードに基づいて更新する。
ステップS4の処理について詳しく説明する。クラウドサーバ20は、商品マスタに当該商品(当該商品コードに対応する商品)の販売価格が記憶されている場合には、商品マスタから商品名、販売価格を取得(抽出)し、商品コード、商品名、数量、販売価格を、当該取引識別情報に対応する取引情報に記憶する。つまり、クラウドサーバ20は、商品マスタに販売価格が記憶されている通常商品(「〇〇食パン」等)については本登録する。一方、クラウドサーバ20は、商品マスタに当該商品の価格が記憶されていない場合には、商品マスタから商品名を取得し、商品コード、商品名、仮登録商品である旨の情報を、当該取引識別情報に対応する取引情報に記憶する。つまり、クラウドサーバ20は、商品マスタに販売価格が記憶されていない量り売り商品(「〇〇レモン」等)については仮登録する。
ステップS5:クラウドサーバ20は、当該登録(本登録又は仮登録)した情報を送信する。例えば、更新後の取引情報の内容を反映した画面情報を生成し、携帯端末60に送信する。一例として、クラウドサーバ20は、通常商品の場合(仮登録商品である旨の情報を記憶していない場合)には、図4(D)に示した「〇〇食パン」のように、具体的な商品名、具体的な数量、具体的な販売価格が表示される登録画面の画面情報を生成して携帯端末60に送信し、量り売り商品の場合(仮登録商品である旨の情報を記憶している場合)には、例えば図5(B)に示した「〇〇レモン」のように、具体的な商品名、要計量アイコンICN604、販売価格が不定である旨の「???円」が表示される登録画面の画面情報を生成して携帯端末60に送信する。
ステップS6:携帯端末60は、登録(本登録又は仮登録)された情報(画面情報)を受信する。
ステップS7:携帯端末60は、ステップS6で受信した情報(画面情報)に基づいて登録画面を更新する。つまり、携帯端末60は、ステップS1において商品コードを読み取った商品が通常商品であった場合には、図4(D)に示した「〇〇食パン」のように、当該商品(通常商品)の本登録の情報として、具体的な商品名、具体的な数量、具体的な販売価格を表示し、ステップS1において商品コードを読み取った商品が量り売り商品であった場合には、図5(B)に示した「〇〇レモン」のように、当該商品(量り売り商品)の仮登録の情報として、具体的な商品名、要計量アイコンICN604、販売価格が不定である旨の「???円」を表示する。
ステップS7:携帯端末60は、ステップS6で受信した情報(画面情報)に基づいて登録画面を更新する。つまり、携帯端末60は、ステップS1において商品コードを読み取った商品が通常商品であった場合には、図4(D)に示した「〇〇食パン」のように、当該商品(通常商品)の本登録の情報として、具体的な商品名、具体的な数量、具体的な販売価格を表示し、ステップS1において商品コードを読み取った商品が量り売り商品であった場合には、図5(B)に示した「〇〇レモン」のように、当該商品(量り売り商品)の仮登録の情報として、具体的な商品名、要計量アイコンICN604、販売価格が不定である旨の「???円」を表示する。
図13は、携帯端末60の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図13(A)のフローチャートは、計量値付け装置50との接続に関する、携帯端末60の動作の一例を示している。図13(A)のフローチャートの開始時において、携帯端末60は計量値付け装置50と接続していないものとする。
(図13(A)のフローチャート)
ステップS101:携帯端末60は、接続要求を送信する。例えば、携帯端末60は、Bluetooth(登録商標)の設定がオンになっている状態(例えば、ペアリング可能状態)において接続要求を送信する。なお、上記設定がオフであっても、GPS等を利用して入店した際に(若しくは、店内の所定位置に接近した際に)、上記設定を自動的にオフからオンに変更してもよい(退店時にはオンからオフに変更してもよい)。続いてステップS102に進む。
ステップS101:携帯端末60は、接続要求を送信する。例えば、携帯端末60は、Bluetooth(登録商標)の設定がオンになっている状態(例えば、ペアリング可能状態)において接続要求を送信する。なお、上記設定がオフであっても、GPS等を利用して入店した際に(若しくは、店内の所定位置に接近した際に)、上記設定を自動的にオフからオンに変更してもよい(退店時にはオンからオフに変更してもよい)。続いてステップS102に進む。
ステップS102:携帯端末60は、接続応答を受信したか否かを判断する。接続応答を受信した場合(ステップS102:YES)、ステップS110に進む。接続応答を受信していない場合(ステップS102:NO)、ステップS101に戻る。なお、計量値付け装置50は、筐体の所定部分への携帯端末60のタッチがあった場合に接続応答を送信する(図14(A)参照)。
ステップS110:携帯端末60は、接続処理を実行する。例えば、携帯端末60は、接続応答に含まれる接続用情報(例えば、PINコード)を用いて計量値付け装置50との通信を確立させる。続いてステップS111に進む。
ステップS111:携帯端末60は、仮登録商品の情報を計量値付け装置50に送信する。続いてステップS112に進む。
ステップS112:携帯端末60は、仮登録商品を表示する。例えば、携帯端末60は、仮登録商品である量り売り商品に対応する商品選択ボタンBT646を表示する(図5(D)参照)。なお、携帯端末60は、自身が把握する仮登録商品の情報に基づいて値付け操作画面を表示してもよいし、計量値付け装置50から値付け操作画面の画面情報を受信して表示してもよい。続いてステップS113に進む。
ステップS113:携帯端末60は、計量値付け装置50と接続中である旨を表示する。例えば、携帯端末60は、計量値付け装置50と接続中である旨を報知するメッセージMS640を表示する(図5(D)参照)。
図13(B)のフローチャートは、計量値付け装置50における計量(値付け)、及び、計量値付け装置50との切断に関する、携帯端末60の動作の一例を示している。なお、図13(B)のフローチャートの開始時において、携帯端末60は計量値付け装置50と接続しているものとする。また、計量値付け装置50の画面を操作して計量(値付け)が行われるものとする。
(図13(B)のフローチャート)
ステップS120:携帯端末60は、商品コ―ド、計量値、販売価格を計量値付け装置50から受信したか否かを判断する。商品コ―ド、計量値、販売価格を受信した場合(ステップS120:YES)、受信情報(商品コ―ド、計量値、販売価格)を記憶し、ステップS121に進む。商品コ―ド、計量値、販売価格を受信していない場合(ステップS120:NO)、ステップS122に進む。なお、計量値付け装置50は、ラベルを印刷、発行した後に商品コ―ド、計量値、販売価格を送信する(図14(B)参照)。
ステップS120:携帯端末60は、商品コ―ド、計量値、販売価格を計量値付け装置50から受信したか否かを判断する。商品コ―ド、計量値、販売価格を受信した場合(ステップS120:YES)、受信情報(商品コ―ド、計量値、販売価格)を記憶し、ステップS121に進む。商品コ―ド、計量値、販売価格を受信していない場合(ステップS120:NO)、ステップS122に進む。なお、計量値付け装置50は、ラベルを印刷、発行した後に商品コ―ド、計量値、販売価格を送信する(図14(B)参照)。
ステップS121:携帯端末60は、値付け操作画面を更新する。つまり、計量(値付け)が完了した商品の商品選択ボタンBT646を消去する(図7(A)参照)。なお、携帯端末60は、ステップS120において取得した商品コードに基づいて値付け操作画面を更新してもよいし、計量値付け装置50から更新後の値付け操作画面の画面情報を受信して表示してもよい。続いてステップS122に進む。
ステップS122:携帯端末60は、切断指示を計量値付け装置50から受信したか否かを判断する。切断指示を受信した場合(ステップS122:YES)、ステップS130に進む。切断指示を受信していない場合(ステップS122:NO)、ステップS120に戻る。なお、計量値付け装置50は、仮登録商品を全て処理した場合や中止の操作を受け付けた場合に切断指示を送信する(図14(B)参照)。
ステップS130:携帯端末60は、切断処理を実行する。例えば、携帯端末60は、切断指示に含まれるPINコードを用いて計量値付け装置50との通信を切断する。続いてステップS131に進む。
ステップS131:携帯端末60は、取引識別情報、商品コ―ド、計量値、販売価格をクラウドサーバ20に送信する。具体的には、携帯端末60は、取引識別情報とともに、ステップS120において取得した商品コ―ド、計量値、販売価格の組(つまり、計量(値付け)が完了した全商品の商品コ―ド、計量値、販売価格)をクラウドサーバ20に送信する。なお、クラウドサーバ20は、上記情報に基づいて、仮登録の商品(量り売り商品)を本登録する(図12(B)参照)。続いてステップS132に進む。
ステップS132:携帯端末60は、登録画面を表示する。つまり、携帯端末60は、更新後の登録画面(仮登録の商品について本登録された登録画面(図7(B)、図7(C)参照))を表示する。なお、登録画面を表示することにより、接続中である旨は消去される。
なお、携帯端末60は、ステップS120において商品コ―ド等を受信していない場合(つまり、1品も計量(値付け)せずに中止となった場合)、ステップS131の処理を省略し、計量値付け装置50との接続する前の登録画面を表示してもよい。
図14は、計量値付け装置50の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図14(A)のフローチャートは、携帯端末60との接続に関する、計量値付け装置50の動作の一例を示している。図14(A)のフローチャートの開始時において、計量値付け装置50は携帯端末60と接続していないものとする。
(図14(A)のフローチャート)
ステップS140:計量値付け装置50は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS140:YES)、ステップS142に進む。接続要求を受信していない場合(ステップS140:NO)、ステップS140に戻る。
ステップS140:計量値付け装置50は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS140:YES)、ステップS142に進む。接続要求を受信していない場合(ステップS140:NO)、ステップS140に戻る。
ステップS142:計量値付け装置50は、筐体の所定部分(排出口513aの下側)への携帯端末60のタッチがあったか否かを判断する。例えば、計量値付け装置50は、接触検出センサによって、筐体の所定部分への携帯端末60のタッチがあったか否かを判断する。タッチがあった場合(ステップS142:YES)、ステップS150に進む。タッチがなかった場合(ステップS142:NO)、ステップS140に戻る。
ステップS150:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、最大の電波強度の接続要求を送信している携帯端末60(タッチされた携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。続いてステップS161に進む。
ステップS161:計量値付け装置50は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。例えば、計量値付け装置50は、PINコードを含む接続応答を接続対象である携帯端末60に送信する。続いてステップS170に進む。
ステップS170:計量値付け装置50は、接続処理を実行する。例えば、計量値付け装置50は、上記PINコードを用いて携帯端末60(タッチされた携帯端末60)との通信を確立させる。続いてステップS171に進む。
ステップS171:計量値付け装置50は、仮登録商品の情報を携帯端末60から受信する。続いてステップS172に進む。
ステップS172:計量値付け装置50は、仮登録商品を表示する。例えば、計量値付け装置50は、仮登録商品である量り売り商品に対応する商品選択ボタンBT546を表示する(図9(B)参照)。続いてステップS173に進む。
ステップS173:計量値付け装置50は、携帯端末60と接続中である旨を表示する。例えば、計量値付け装置50は、携帯端末60と接続中である旨を報知するメッセージMS540を表示する(図9(B)参照)。
図14(B)のフローチャートは、計量(値付け)、及び、携帯端末60との切断に関する、計量値付け装置50の動作の一例を示している。なお、図14(B)のフローチャートの開始時において、計量値付け装置50は携帯端末60と接続しているものとする。また、当該計量値付け装置50の画面を操作して計量(値付け)が行われるものとする。
(図14(B)のフローチャート)
ステップS180:計量値付け装置50は、中止の操作(中止ボタンBT562の操作)があったか否かを判断する。中止の操作があった場合(ステップS180:YES)、ステップS190に進む。中止の操作がなかった場合(ステップS180:NO)、ステップS181に進む。
ステップS180:計量値付け装置50は、中止の操作(中止ボタンBT562の操作)があったか否かを判断する。中止の操作があった場合(ステップS180:YES)、ステップS190に進む。中止の操作がなかった場合(ステップS180:NO)、ステップS181に進む。
ステップS181:計量値付け装置50は、仮登録商品の選択を受け付けたか否かを判断する。なお、計量値付け装置50は、商品選択ボタンBT546の操作によって仮登録商品の選択を受ける。仮登録商品の選択を受け付けた場合(ステップS181:YES)、ステップS182に進む。仮登録商品の選択を受け付けていない場合(ステップS181:NO)、ステップS180に戻る。
ステップS182:計量値付け装置50は、顧客の操作や動作に従って、選択された仮登録商品を計量し、ラベルを印刷、発行する。続いてステップS183に進む。なお、上述したように、サービスAを利用しない顧客に対しては、当該量り売り商品の販売価格等をコード化したバーコードを印刷したタイプのラベルを発行するが、サービスAを利用する顧客に対しては、上記バーコードを印刷しないタイプのラベルを発行する。
ステップS183:計量値付け装置50は、商品コ―ド、計量値、販売価格を携帯端末60に送信する。続いてステップS184に進む。
ステップS184:計量値付け装置50は、値付け操作画面を更新する。つまり、計量(値付け)が完了した商品の商品選択ボタンBT546を消去する(図11(B)参照)。続いてステップS185に進む。
ステップS185:計量値付け装置50は、仮登録商品を全て処理(つまり計量(値付け))したか否かを判断する。仮登録商品を全て処理した場合(ステップS185:YES)、ステップS190に進む。少なくとも一部の仮登録商品を処理していない場合(ステップS185:NO)、ステップS180に戻る。
ステップS190:計量値付け装置50は、切断処理を実行する。例えば、計量値付け装置50は、携帯端末60にPINコードを含む切断指示を送信し、当該PINコードを用いて携帯端末60との通信を切断する。続いてステップS191に進む。
ステップS191:計量値付け装置50は、開始画面を表示する。なお、開始画面を表示することにより、接続中である旨は消去される。
図15は、携帯端末60、計量値付け装置50の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図15のシーケンス図は、接続時における、携帯端末60、計量値付け装置50の処理の一例を示している。図15の左側は携帯端末60の処理を示し、右側は計量値付け装置50の処理を示している。
(図15のシーケンス図)
ステップS12:携帯端末60は、接続要求を送信する。図13(A)のステップS101に相当する。
ステップS13:計量値付け装置50は、接続要求を受信する。図14(A)のステップS140(YES)に相当する。
ステップS14:計量値付け装置50は、筐体の所定部分(排出口513aの下側)への携帯端末60のタッチを認識する。図14(A)のステップS142(YES)に相当する。
ステップS12:携帯端末60は、接続要求を送信する。図13(A)のステップS101に相当する。
ステップS13:計量値付け装置50は、接続要求を受信する。図14(A)のステップS140(YES)に相当する。
ステップS14:計量値付け装置50は、筐体の所定部分(排出口513aの下側)への携帯端末60のタッチを認識する。図14(A)のステップS142(YES)に相当する。
ステップS15:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、最大の電波強度の接続要求を送信している携帯端末60(タッチされた携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。図14(A)のステップS150に相当する。
ステップS16:計量値付け装置50は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。図14(A)のステップS161に相当する。
ステップS16:計量値付け装置50は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。図14(A)のステップS161に相当する。
ステップS17:携帯端末60は、接続応答を受信する。図13(A)のステップS102(YES)に相当する。
ステップS18及びステップS19:計量値付け装置50及び携帯端末60は、接続処理を実行する。図14(A)のステップS170、図13(A)のステップS110に相当する。
ステップS20:携帯端末60は、仮登録商品の情報を送信する。図13(A)のステップS111に相当する。
ステップS21:計量値付け装置50は、仮登録商品の情報を受信する。図14(A)のステップS171に相当する。
ステップS21:計量値付け装置50は、仮登録商品の情報を受信する。図14(A)のステップS171に相当する。
ステップS22:計量値付け装置50は、仮登録商品を表示する。図14(A)のステップS172に相当する。
ステップS23:計量値付け装置50は、携帯端末60と接続中である旨を表示する。図14(A)のステップS173に相当する。
ステップS23:計量値付け装置50は、携帯端末60と接続中である旨を表示する。図14(A)のステップS173に相当する。
ステップS24:携帯端末60は、仮登録商品を表示する。図13(A)のステップS112に相当する。
ステップS25:携帯端末60は、計量値付け装置50と接続中である旨を表示する。図13(A)のステップS113に相当する。
ステップS25:携帯端末60は、計量値付け装置50と接続中である旨を表示する。図13(A)のステップS113に相当する。
図12(B)のシーケンス図は、計量値付け装置50による計量(値付け)の完了後における、携帯端末60、クラウドサーバ20の処理の一例を示している。図12(B)の左側は携帯端末60の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。
(図12(B)のシーケンス図)
ステップS31:携帯端末60は、取引識別情報、商品コ―ド、計量値、販売価格をクラウドサーバ20に送信する。図13(B)のステップS131に相当する。
ステップS31:携帯端末60は、取引識別情報、商品コ―ド、計量値、販売価格をクラウドサーバ20に送信する。図13(B)のステップS131に相当する。
ステップS32:クラウドサーバ20は、取引識別情報、商品コ―ド、計量値、販売価格を受信する。
ステップS33:クラウドサーバ20は、ステップS32で受信した取引識別情報に対応する取引情報を、ステップS32で受信した商品コードに基づいて更新する。具体的には、クラウドサーバ20は、商品コ―ドによって特定される商品の夫々について計量値、販売価格を記憶する。より詳細には、商品コード、商品名、仮登録商品である旨の情報を記憶していた上記夫々の商品(量り売り商品)について、仮登録商品である旨の情報に代えて計量値、販売価格を記憶する(つまり本登録)する。
ステップS33:クラウドサーバ20は、ステップS32で受信した取引識別情報に対応する取引情報を、ステップS32で受信した商品コードに基づいて更新する。具体的には、クラウドサーバ20は、商品コ―ドによって特定される商品の夫々について計量値、販売価格を記憶する。より詳細には、商品コード、商品名、仮登録商品である旨の情報を記憶していた上記夫々の商品(量り売り商品)について、仮登録商品である旨の情報に代えて計量値、販売価格を記憶する(つまり本登録)する。
ステップS34:クラウドサーバ20は、当該登録(本登録)した情報を送信する。例えば、更新後の取引情報の内容を反映した画面情報を生成し、携帯端末60に送信する。一例として、クラウドサーバ20は、図7(C)に示した「〇〇レモン」のように、具体的な商品名、計量済アイコンICN605、具体的な販売価格が表示される登録画面の画面情報を生成して携帯端末60に送信する。
ステップS35:携帯端末60は、登録(本登録)された情報(画面情報)を受信する。
ステップS36:携帯端末60は、ステップS35で受信した情報(画面情報)に基づいて登録画面を表示する。図13(B)のステップS132に相当する。
ステップS36:携帯端末60は、ステップS35で受信した情報(画面情報)に基づいて登録画面を表示する。図13(B)のステップS132に相当する。
図16及び図17は、精算装置40の表示例である。図16は、開始画面(待機画面)である。計量値付け装置50は、操作待ちの待機状態において、図16に示したような開始画面を表示する。
図16に示した開始画面には、携帯端末60を利用して商品登録を行う顧客(サービスAを利用する顧客)への案内表示領域HR401、店員呼出ボタンBT410、残高照会ボタンBT411、言語切り替えボタンBT412~BT414、撮像画像表示領域HR415が配置されている。
案内表示領域HR401には、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分(本例では、印刷部413の排出口の下側)にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。なお、画像に加え、所定部分は、より分かり易いようにしてもよい。例えば、筐体の構造、色等のデザインによって所定部分が一見して分かるようにしてもよいし、シール等を貼付して所定部分が一見して分かるようにしてもよい。
なお、精算装置40は、上記所定部分の内側(筐体内)に第2通信部416を設けるようにしてもよい。また、精算装置40は、上記所定部分へのタッチを検出する接触検出センサを備えるようにしてもよい。
サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせた場合、当該精算装置40と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、精算装置40は、接触検出センサによって携帯端末60による所定部分へのタッチを検出した場合、当該携帯端末60とのBluetooth(登録商標)による接続を開始する。つまり、上述のようなタッチを契機として、精算装置40の第2通信部416(近距離通信部)と、携帯端末60の近距離通信部(不図示)によるペアリングが成立する。
なお、精算装置40の周辺に複数台の携帯端末60が存在している場合、当該精算装置40に最も接近している携帯端末60は、一般に、最大の電波強度の電波を送信している携帯端末60である。また、上述のようなタッチがあった場合で言えば、当該精算装置40に最も接近している携帯端末60は、当該タッチされた携帯端末60である。従って、上述のようなタッチがあった場合には、精算装置40は、複数台の携帯端末60のなかから接続対象の携帯端末60(すなわちタッチされた携帯端末60)として、最大の電波強度の電波を送信している携帯端末60と接続すればよい。
なお、一瞬のタッチではなく、タッチされた状態が所定時間(例えば数秒間)以上継続した場合に接続するようにしてもよい。
店員呼出ボタンBT410は、店員を呼び出すためのボタンである。残高照会ボタンBT411は、各種カードの残高を照会するためのボタンである。言語切り替えボタンBT412は、開始画面における表示(文言)を日本語から英語に切り替えるためのボタンである。言語切り替えボタンBT413は、同じく中国語に切り替えるためのボタンである。言語切り替えボタンBT414は、同じく韓国語に切り替えるためのボタンである。撮像画像表示領域HR415には、当該精算装置40の釣銭機409の周辺の撮像画像が表示される。例えば、精算装置40は、撮像部417によって撮像している撮像画像をリアルタイム(つまりライブビューとして)に撮像画像表示領域HR415に出力してもよい。なお、撮像画像は、静止画(例えば、連続的に表示される静止画等)であってもよい。
図17は、商品一覧画面である。精算装置40は、携帯端末60との通信が確立した場合、図17に示したような商品一覧画面を表示する。商品一覧画面には、商品一覧表示領域HR420、合計表示領域HR421、価格帯別商品数表示領域HR422、お会計ボタンBT430等が配置されている。
商品一覧表示領域HR420は、精算(購入)しようとする商品を一覧表示するための領域である。合計表示領域HR421は、当該取引の合計を表示するための領域である。価格帯別商品数表示領域HR422は、精算(購入)しようとする商品について、価格帯別の商品数を表示するための領域である。お会計ボタンBT430は、商品一覧画面に表示された内容について問題がないことを確認し、処理を進めるためのボタンである。
なお、お会計ボタンBT430が操作された場合、精算装置40は、決済種別(決済方法。例えば、現金、クレジットカード等)を選択するための決済種別選択画面を表示する。精算装置40は、決済種別選択画面において一の決済種別が選択された場合、当該選択された決済種別に応じた決済画面を表示し、当該選択された決済種別に応じた決済を実行する。例えば、精算装置40は、決済種別選択画面において現金が選択された場合には、現金決済に係る顧客の動作(ボタン操作、釣銭機409への現金投入等)に応じた決済画面(確定合計金額、投入金額、不足金額、釣り銭金額、各種メッセージ等を適宜表示した決済画面)を表示し、決済画面上の確定操作(決済処理の実行操作)に基づいて、決済処理を実行し、釣り銭がある場合には釣り銭を排出し、レシートを印刷、発行する。また例えば、精算装置40は、決済種別選択画面においてクレジットカードが選択(クレジットカードボタンが操作)された場合には、クレジット決済に係る顧客の動作(ボタンの操作、カード決済部408へのカードの挿入等)に応じた決済画面(確定合計金額、支払回数、暗証番号、各種メッセージ等を適宜表示した決済画面)を表示し、決済画面上の確定操作に基づいて、カード決済部408に決済処理を実行させ(又は精算装置40自身が決済処理を実行し)、レシートを印刷、発行する。
図18は、携帯端末60の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図18のフローチャートは、登録が完了し精算装置40に商品一覧画面を表示させる迄の、携帯端末60の動作の一例を示している。図18のフローチャートの開始時において、携帯端末60は精算装置40と接続していないものとする。
(図18のフローチャート)
ステップS201:携帯端末60は、接続要求を送信する。計量値付け装置50との接続の場面と同様である(図13(A)参照)。続いてステップS202に進む。
ステップS201:携帯端末60は、接続要求を送信する。計量値付け装置50との接続の場面と同様である(図13(A)参照)。続いてステップS202に進む。
ステップS202:携帯端末60は、接続応答を受信したか否かを判断する。接続応答を受信した場合(ステップS202:YES)、ステップS210に進む。接続応答を受信していない場合(ステップS202:NO)、ステップS201に戻る。なお、精算装置40は、筐体の所定部分への携帯端末60のタッチがあった場合に接続応答を送信する(図19参照)。
ステップS210:携帯端末60は、接続処理を実行する。計量値付け装置50との接続の場面と同様である(図13(A)参照)。続いてステップS211に進む。
ステップS211:携帯端末60は、当該取引を識別する取引識別情報を精算装置40に送信する。例えば、携帯端末60は、図7(D)の接続指示画面を表示した状態において精算装置40と接続した場合(つまり、図7(C)の登録画面に表示された「〇〇食パン」「〇〇レモン」「〇〇リンゴ」の3点を購入する取引の場合)、当該3点を購入する取引を識別する取引識別情報を精算装置40に送信する。続いてステップS222に進む。
ステップS222:携帯端末60は、切断指示を精算装置40から受信したか否かを判断する。切断指示を受信した場合(ステップS222:YES)、ステップS230に進む。切断指示を受信していない場合(ステップS222:NO)、ステップS211に戻る。なお、精算装置40は、取引識別情報を受信した場合に切断指示を送信する(図19参照)。
ステップS230:携帯端末60は、切断処理を実行する。計量値付け装置50との切断の場面と同様である(図13(B)参照)。続いてステップS231に進む。
ステップS231:携帯端末60は、精算準備完了通知をクラウドサーバ20から受信したか否かを判断する。精算準備完了通知を受信した場合(ステップS231:YES)、ステップS232に進む。精算準備完了通知を受信していない場合(ステップS231:NO)、ステップS231に戻る。精算準備完了通知とは、精算装置40において精算の準備が完了した旨(商品一覧画面を表示した旨)の通知である。クラウドサーバ20は、精算装置40からの要求に基づいて取引情報を精算装置40に送信した後に、精算準備完了通知を携帯端末60に送信する(図19、図20参照)。
ステップS232:携帯端末60は、精算装置40における操作を促す旨のメッセージを表示する。例えば、携帯端末60は、図8(A)に示したような精算操作指示画面を表示する。
図19は、精算装置40の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図19のフローチャートは、開始画面から商品一覧画面を表示する迄の、精算装置40の動作の一例を示している。図19のフローチャートの開始時において、精算装置40は携帯端末60と接続していないものとする。
(図19のフローチャート)
ステップS242:精算装置40は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS242:YES)、ステップS243に進む。接続要求を受信していない場合(ステップS242:NO)、ステップS242に戻る。
ステップS242:精算装置40は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS242:YES)、ステップS243に進む。接続要求を受信していない場合(ステップS242:NO)、ステップS242に戻る。
ステップS243:精算装置40は、筐体の所定部分(排出口の下側)への携帯端末60のタッチがあったか否かを判断する。例えば、精算装置40は、計量値付け装置50と同様、接触検出センサによって、筐体の所定部分への携帯端末60のタッチがあったか否かを判断する。タッチがあった場合(ステップS243:YES)、ステップS250に進む。タッチがなかった場合(ステップS243:NO)、ステップS242に戻る。
ステップS250:精算装置40は、接続対象を特定する。例えば、精算装置40は、計量値付け装置50と同様、最大の電波強度の接続要求を送信している携帯端末60(タッチされた携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。続いてステップS261に進む。
ステップS261:精算装置40は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。例えば、精算装置40は、計量値付け装置50と同様、PINコードを含む接続応答を接続対象である携帯端末60に送信する。続いてステップS270に進む。
ステップS270:精算装置40は、接続処理を実行する。例えば、精算装置40は、計量値付け装置50と同様、上記PINコードを用いて携帯端末60(タッチされた携帯端末60)との通信を確立させる。続いてステップS271に進む。
ステップS271:精算装置40は、取引識別情報を携帯端末60から受信する。続いてステップS290に進む。
ステップS290:精算装置40は、切断処理を実行する。例えば、精算装置40は、計量値付け装置50と同様、携帯端末60にPINコードを含む切断指示を送信し、当該PINコードを用いて携帯端末60との通信を切断する。続いてステップS291に進む。
ステップS291:精算装置40は、当該取引(ステップS271で受信した取引識別情報によって識別される取引)の取引情報をクラウドサーバ20に要求する。続いてステップS292に進む。
ステップS292:精算装置40は、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20から受信し、記憶する。続いてステップS293に進む。
ステップS292:精算装置40は、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20から受信し、記憶する。続いてステップS293に進む。
ステップS293:精算装置40は、当該取引情報に基づいて商品一覧画面を表示する。例えば、精算装置40は、図7(C)の登録画面に表示された「〇〇食パン」「〇〇レモン」「〇〇リンゴ」の3点を購入する取引を識別する取引識別情報を携帯端末60から受信した場合には(ステップS271)、図17に示したような商品一覧画面を表示する。
図20は、クラウドサーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図20のフローチャートは、精算装置40への取引情報の送信に関する、クラウドサーバ20の動作の一例を示している。
(図20のフローチャート)
ステップS300:クラウドサーバ20は、精算装置40から取引情報の要求があったか否かを判断する。取引情報の要求があった場合(ステップS300:YES)、ステップS301に進む。取引情報の要求がなかった場合(ステップS300:NO)、ステップS300に戻る。なお、精算装置40は、携帯端末60から取引識別情報を受信した後に、当該取引識別情報によって識別される取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求する(図19参照)。
ステップS300:クラウドサーバ20は、精算装置40から取引情報の要求があったか否かを判断する。取引情報の要求があった場合(ステップS300:YES)、ステップS301に進む。取引情報の要求がなかった場合(ステップS300:NO)、ステップS300に戻る。なお、精算装置40は、携帯端末60から取引識別情報を受信した後に、当該取引識別情報によって識別される取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求する(図19参照)。
ステップS301:クラウドサーバ20は、取引情報を精算装置40に送信する。続いてステップS302に進む。
ステップS302:クラウドサーバ20は、精算準備完了通知を携帯端末60に送信する。具体的には、クラウドサーバ20は、精算装置40に取引識別情報を送信した携帯端末60(つまり精算装置40に送信した取引情報に対応する携帯端末60)に、精算準備完了通知を送信する。
ステップS302:クラウドサーバ20は、精算準備完了通知を携帯端末60に送信する。具体的には、クラウドサーバ20は、精算装置40に取引識別情報を送信した携帯端末60(つまり精算装置40に送信した取引情報に対応する携帯端末60)に、精算準備完了通知を送信する。
図21は、携帯端末60、精算装置40、クラウドサーバ20の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図21のシーケンス図は、精算開始前における、携帯端末60、精算装置40、クラウドサーバ20の処理の一例を示している。図21の左側は携帯端末60の処理を示し、中央は精算装置40の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。
(図21のシーケンス図)
ステップS42:携帯端末60は、接続要求を送信する。図18のステップS201に相当する。
ステップS43:精算装置40は、接続要求を受信する。図19のステップS242(YES)に相当する。
ステップS44:精算装置40は、筐体の所定部分(排出口の下側)への携帯端末60のタッチを認識する。図19のステップS243(YES)に相当する。
ステップS42:携帯端末60は、接続要求を送信する。図18のステップS201に相当する。
ステップS43:精算装置40は、接続要求を受信する。図19のステップS242(YES)に相当する。
ステップS44:精算装置40は、筐体の所定部分(排出口の下側)への携帯端末60のタッチを認識する。図19のステップS243(YES)に相当する。
ステップS45:精算装置40は、接続対象を特定する。例えば、精算装置40は、最大の電波強度の接続要求を送信している携帯端末60(タッチされた携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。図19のステップS250に相当する。
ステップS46:精算装置40は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。図19のステップS261に相当する。
ステップS46:精算装置40は、接続応答を接続対象である携帯端末60(タッチされた携帯端末60)に送信する。図19のステップS261に相当する。
ステップS47:携帯端末60は、接続応答を受信する。図18のステップS202(YES)に相当する。
ステップS48及びステップS49:精算装置40及び携帯端末60は、接続処理を実行する。図19のステップS270、図18のステップS210に相当する。
ステップS50:携帯端末60は、取引識別情報を送信する。図18のステップS211に相当する。
ステップS51:精算装置40は、取引識別情報を受信する。図19のステップS271に相当する。
ステップS51:精算装置40は、取引識別情報を受信する。図19のステップS271に相当する。
ステップS52及びステップS53:精算装置40及び携帯端末60は、切断処理を実行する。図19のステップS290、図18のステップS230に相当する。
ステップS58:精算装置40は、当該取引の取引情報を要求する。図19のステップS291に相当する。
ステップS59:クラウドサーバ20は、上記要求を受信する。図20のステップS300(YES)に相当する。
ステップS60:クラウドサーバ20は、要求された取引情報を送信する。図20のステップS301に相当する。
ステップS61:精算装置40は、取引情報を受信して、記憶する。図19のステップS292に相当する。
ステップS62:精算装置40は、取引情報に基づいて商品一覧画面を表示する。図19のステップS293に相当する。
ステップS59:クラウドサーバ20は、上記要求を受信する。図20のステップS300(YES)に相当する。
ステップS60:クラウドサーバ20は、要求された取引情報を送信する。図20のステップS301に相当する。
ステップS61:精算装置40は、取引情報を受信して、記憶する。図19のステップS292に相当する。
ステップS62:精算装置40は、取引情報に基づいて商品一覧画面を表示する。図19のステップS293に相当する。
ステップS63:クラウドサーバ20は、精算準備完了通知を送信する。図20のステップS302に相当する。
ステップS64:携帯端末60は、精算準備完了通知を受信する。図18のステップS231(YES)に相当する。
ステップS65:携帯端末60は、精算装置における操作を促す旨のメッセージを表示する。図18のステップS232に相当する。
ステップS64:携帯端末60は、精算準備完了通知を受信する。図18のステップS231(YES)に相当する。
ステップS65:携帯端末60は、精算装置における操作を促す旨のメッセージを表示する。図18のステップS232に相当する。
以上、第1実施形態によれば、携帯端末60を計量値付け装置50にタッチすれば、簡便に、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。また、第1実施形態によれば、携帯端末60を精算装置40にタッチすれば、簡便に、携帯端末60で登録した商品が精算画面40に表示される。つまり、携帯端末60と他の装置(計量値付け装置50、精算装置40)とを連携させる際の顧客の負担が少なくなる。
また、携帯端末60を計量値付け装置50にタッチすれば、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続するため、計量値付け装置50による量り売り商品の計量が簡便になり、量り売り商品を計量する際の負担が軽減する。携帯端末60を精算装置40にタッチすれば、携帯端末60で登録した商品が精算画面40に表示されるため、携帯端末60で登録した商品を精算装置40で精算する際の負担が軽減する。
以下、第1実施形態の変形例について説明する。図22及び図23は、計量値付け装置50の表示例である。
(第1実施形態の変形例1)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(A)に示した開始画面を表示してもよい。図9(A)に示した開始画面と図22(A)に示した開始画面とは、図9(A)に示した開始画面には案内表示領域HR501が配置されているのに対し、図22(A)に示した開始画面には案内表示領域HR505が配置されている点が異なる。なお、変形例1(変形例2~変形例6も同様)の場合には、計量値付け装置50は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(A)に示した開始画面を表示してもよい。図9(A)に示した開始画面と図22(A)に示した開始画面とは、図9(A)に示した開始画面には案内表示領域HR501が配置されているのに対し、図22(A)に示した開始画面には案内表示領域HR505が配置されている点が異なる。なお、変形例1(変形例2~変形例6も同様)の場合には、計量値付け装置50は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
案内表示領域HR505には、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分(本例では、排出口513aの近傍)に近づける旨を案内するメッセージMS506と、上記近づけた状態の様子を示した画像が表示されている。
図22(A)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた場合(例えば30cm以下程度に近づけた場合)、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、上述のように近づけたときに該携帯端末60から送信される電波の平均的な電波強度を基準値として保持し、当該基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が存在する場合に当該携帯端末60(基準値以上の電波強度の携帯端末60が複数台存在する場合には基準値以上の電波強度の携帯端末60のうち最大の電波強度の携帯端末60)と接続する。
なお、一瞬近づけるのではなく、近づけられた状態が所定時間(例えば数秒間)以上継続した場合に接続するようにしてもよい。つまり、所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を例えば下記(a)~(c)の何れかの方法によって決定してもよい。
(a)複数台の携帯端末60の中で、所定時間における電波強度の平均値が最も大きい携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(b)複数台の携帯端末60の中で、所定時間における最大の電波強度が最も大きい携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(c)複数台の携帯端末60の中で、基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている時間が最も長い携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(a)複数台の携帯端末60の中で、所定時間における電波強度の平均値が最も大きい携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(b)複数台の携帯端末60の中で、所定時間における最大の電波強度が最も大きい携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(c)複数台の携帯端末60の中で、基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている時間が最も長い携帯端末60を接続する携帯端末60として決定する。
(第1実施形態の変形例2)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(B)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図22(B)では、図9(A)に示した開始画面や図22(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR507のみを表示している。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(B)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図22(B)では、図9(A)に示した開始画面や図22(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR507のみを表示している。
案内表示領域HR507には、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた状態でのボタンの操作を案内するメッセージMS508と、接続ボタンBT509と、上記近づけた状態の様子を示した画像が表示されている。
図22(B)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた状態で、接続ボタンBT509を操作した場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングにおいて、最大の電波強度の携帯端末60(近づけている携帯端末60)と接続する。
なお、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングにおける最大の電波強度の携帯端末60であっても、基準値以上の電波強度でなければ、接続しないようにしてもよい。換言すれば、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングにおいて、基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が存在する場合、当該基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60と接続してもよい(基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が複数台存在する場合には最大の電波強度の携帯端末60と接続してもよい)。
また、所定測定時間内(例えば、接続ボタンBT509の操作時~10秒間)において、所定時間(例えば数秒間)に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、上記変形例1の場合と同様、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を決定してもよい。
(第1実施形態の変形例3)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(C)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図22(C)では、図9(A)に示した開始画面や図22(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR510のみを表示している。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図22(C)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図22(C)では、図9(A)に示した開始画面や図22(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR510のみを表示している。
案内表示領域HR510には、ボタンを操作した後に携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づける操作を案内するメッセージMS511と、接続ボタンBT509と、上記近づけた状態の様子を示した画像が表示されている。
図22(C)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、接続ボタンBT509を操作した後に、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングから所定時間経過後(例えば、2秒後)のタイミングにおいて、最大の電波強度の携帯端末60(近づけている携帯端末60)と接続する。
なお、計量値付け装置50は、変形例2の場合と同様、接続ボタンBT509が操作されたタイミングから所定時間経過後のタイミングにおける最大の電波強度の携帯端末60であっても、基準値以上の電波強度でなければ、接続しないようにしてもよい。換言すれば、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングから所定時間経過後のタイミングにおいて、基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が存在する場合、当該基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60と接続してもよい(基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が複数台存在する場合には最大の電波強度の携帯端末60と接続してもよい)。
また、変形例2の場合と同様、所定測定時間内(例えば、接続ボタンBT509の操作から2秒後~10秒間)において、所定時間(例えば数秒間)に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、上記変形例1の場合と同様、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を決定してもよい。
(第1実施形態の変形例4)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(A)に示した開始画面を表示してもよい。図9(A)に示した開始画面と図23(A)に示した開始画面とは、図9(A)に示した開始画面には案内表示領域HR501が配置されているのに対し、図23(A)に示した開始画面には案内表示領域HR512が配置されている点が異なる。なお、変形例4(変形例5、6も同様)には、秤台519bの近傍に(又は内部に)、第2通信部516を設けるようにしてもよい。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(A)に示した開始画面を表示してもよい。図9(A)に示した開始画面と図23(A)に示した開始画面とは、図9(A)に示した開始画面には案内表示領域HR501が配置されているのに対し、図23(A)に示した開始画面には案内表示領域HR512が配置されている点が異なる。なお、変形例4(変形例5、6も同様)には、秤台519bの近傍に(又は内部に)、第2通信部516を設けるようにしてもよい。
案内表示領域HR512には、携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押す動作を案内するメッセージMS513と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
図23(A)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押した場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、計量部519が重量を検出したタイミングにおいて、最大の電波強度の携帯端末60(軽く押している携帯端末60)と接続する。
なお、計量値付け装置50は、他の変形例と同様、計量部519が重量を検出したタイミングにおける最大の電波強度の携帯端末60であっても、基準値以上の電波強度でなければ、接続しないようにしてもよい。換言すれば、計量値付け装置50は、計量部519が重量を検出したタイミングにおいて、基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が存在する場合、当該基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60と接続してもよい(基準値以上の電波強度の電波を送信している携帯端末60が複数台存在する場合には最大の電波強度の携帯端末60と接続してもよい)。
また、計量値付け装置50は、他の変形例の場合と同様、所定測定時間内(例えば、計量部519による重量の検出~10秒間)において、所定時間(例えば数秒間)に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、上記変形例1の場合と同様、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を決定してもよい。
(第1実施形態の変形例5)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(B)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図23(B)では、図9(A)に示した開始画面や図23(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR514のみを表示している。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(B)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図23(B)では、図9(A)に示した開始画面や図23(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR514のみを表示している。
案内表示領域HR514には、携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押した状態でのボタンの操作を案内するメッセージMS515と、接続ボタンBT509と、上記軽く押した状態の様子を示した画像が表示されている。
図23(B)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押した状態で、接続ボタンBT509を操作した場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、計量部519が重量を検出している状態における接続ボタンBT509が操作されたタイミングにおいて、最大の電波強度の携帯端末60(軽く押している携帯端末60)と接続する。
なお、計量値付け装置50は、他の変形例の場合と同様、計量部519が重量を検出している状態における接続ボタンBT509が操作されたタイミングにおける最大の電波強度の携帯端末60であっても、基準値以上の電波強度でなければ、接続しないようにしてもよい。また、計量値付け装置50は、他の変形例の場合と同様、所定測定時間内(例えば、接続ボタンBT509の操作時~10秒間)において、所定時間(例えば数秒間)に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、上記変形例1の場合と同様、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を決定してもよい。
(第1実施形態の変形例6)
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(C)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図23(C)では、図9(A)に示した開始画面や図23(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR516のみを表示している。
計量値付け装置50は、図9(A)に示した開始画面に代えて、図23(C)に示した開始画面を表示してもよい。なお、図23(C)では、図9(A)に示した開始画面や図23(A)に示した開始画面との差異部分である、案内表示領域HR516のみを表示している。
案内表示領域HR516には、ボタンを操作した後に携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押す動作を案内するメッセージMS517と、接続ボタンBT509と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
図23(C)に示した開始画面を表示する態様においては、サービスAを利用する顧客が、接続ボタンBT509を操作した後に、携帯端末60で当該計量値付け装置50の秤台519bを軽く押した場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、計量値付け装置50は、接続ボタンBT509が操作されたタイミングから所定時間経過後(例えば、2秒後)のタイミングにおいて計量部519が重量を検出している場合、当該所定時間経過後のタイミングにおいて、最大の電波強度の携帯端末60(軽く押している携帯端末60)と接続する。
なお、計量値付け装置50は、他の変形例の場合と同様、上記タイミングにおける最大の電波強度の携帯端末60であっても、基準値以上の電波強度でなければ、接続しないようにしてもよい。また、計量値付け装置50は、他の変形例の場合と同様、所定測定時間内(例えば、計量部519による重量の検出~10秒間)において、所定時間(例えば数秒間)に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60と接続するようにしてもよい。所定時間に亘って基準値以上の電波強度の電波を送信し続けている携帯端末60が複数台存在する場合には、上記変形例1の場合と同様、当該複数台の携帯端末60の中から接続する一の携帯端末を決定してもよい。
(精算装置40の変形例)
図22及び図23を用いて変形例として、計量値付け装置50の他の開始画面の例を説明したが、精算装置40の開始画面についても同様に他の開始画面としてもよい。
図22及び図23を用いて変形例として、計量値付け装置50の他の開始画面の例を説明したが、精算装置40の開始画面についても同様に他の開始画面としてもよい。
(計量値付け装置50の変形例1に相当する変形例(変形例1a))
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(A)に示した案内表示領域HR505に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分(本例では、印刷部413の排出口の下側)にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づける旨を案内するメッセージ(装置は異なるが、図22(A)のメッセージMS506に相当するメッセージ)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例1aと称する場合がある。変形例1aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(A)に示した案内表示領域HR505に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分(本例では、印刷部413の排出口の下側)にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づける旨を案内するメッセージ(装置は異なるが、図22(A)のメッセージMS506に相当するメッセージ)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例1aと称する場合がある。変形例1aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
変形例1aにおいては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づけた場合(例えば30cm以下程度に近づけた場合)、当該精算装置40と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。上述した計量値付け装置50の変形例1の場面と同様である。
(計量値付け装置50の変形例2に相当する変形例(変形例2a))
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(B)に示した案内表示領域HR507に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた状態でのボタンの操作を案内するメッセージ(装置は異なるが、図22(B)のメッセージMS508に相当するメッセージ)や接続ボタン(図22(B)の接続ボタンBT509に相当するボタン)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例2aと称する場合がある。変形例2aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(B)に示した案内表示領域HR507に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分に近づけた状態でのボタンの操作を案内するメッセージ(装置は異なるが、図22(B)のメッセージMS508に相当するメッセージ)や接続ボタン(図22(B)の接続ボタンBT509に相当するボタン)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例2aと称する場合がある。変形例2aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
変形例2aにおいては、サービスAを利用する顧客が、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づけた状態で接続ボタンを操作した場合、当該精算装置40と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。上述した計量値付け装置50の変形例2の場面と同様である。
(計量値付け装置50の変形例3に相当する変形例(変形例3a))
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(C)に示した案内表示領域HR510に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、ボタンを操作した後に携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づける操作を案内する(装置は異なるが、図22(C)のメッセージMS511に相当するメッセージ)や接続ボタン(図22(C)の接続ボタンBT509に相当するボタン)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例3aと称する場合がある。変形例3aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
精算装置40は、図16に示した案内表示領域HR401を配置した開始画面に代えて、計量値付け装置50について図22(C)に示した案内表示領域HR510に相当する案内表示領域を配置した開始画面を表示してもよい。つまり、精算装置40は、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる動作を案内するメッセージMS402に代えて、ボタンを操作した後に携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づける操作を案内する(装置は異なるが、図22(C)のメッセージMS511に相当するメッセージ)や接続ボタン(図22(C)の接続ボタンBT509に相当するボタン)を表示する開始画面を表示してもよい。以下、精算装置40における当該変形例を変形例3aと称する場合がある。変形例3aにおいては、精算装置40は、接触検出センサを備えていなくてもよい。
変形例3aにおいては、サービスAを利用する顧客が、接続ボタンを操作した後に、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分に近づけた場合、当該精算装置40と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。上述した計量値付け装置50の変形例3の場面と同様である。
(第2実施形態)
以下、図24~図27を用いて第2実施形態について説明する。第1実施形態では、タッチ等で計量値付け装置50と携帯端末60とが接続する例を説明したが、第2実施形態では、2次元コードの読み取りでも計量値付け装置50と携帯端末60とが接続する例を説明する。
以下、図24~図27を用いて第2実施形態について説明する。第1実施形態では、タッチ等で計量値付け装置50と携帯端末60とが接続する例を説明したが、第2実施形態では、2次元コードの読み取りでも計量値付け装置50と携帯端末60とが接続する例を説明する。
第2実施形態のネットワークの構成や各装置(精算装置40、計量値付け装置50等)の構成等は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図24は、計量値付け装置50の表示例である。第1実施形態では、計量値付け装置50が図9(A)や図22(A)や図22(B)や図22(C)や図23(A)や図23(B)や図23(C)に示すような開始画面を表示すると説明したが、第2実施形態では、計量値付け装置50は図24(A)に示すような開始画面を表示する。
図24(A)に示した開始画面には、携帯端末60を利用して商品登録を行う顧客(サービスAを利用する顧客)用のスマホ利用客用ボタンBT520と、携帯端末60を利用せずに商品登録を行う顧客(サービスAを利用しない顧客)用の非スマホ利用客用ボタンBT521とが配置されている。また、携帯端末60を利用して商品登録を行う顧客に対しスマホ利用客用ボタンBT520の操作を案内するメッセージMS522、携帯端末60を利用せずに商品登録を行う顧客に対し非スマホ利用客用ボタンBT521の操作を案内するメッセージMS523が表示されている。
計量値付け装置50は、スマホ利用客用ボタンBT520が操作された場合には、図24(B)に示すような接続方法選択画面を表示する。計量値付け装置50は、非スマホ利用客用ボタンBT521が操作された場合には、携帯端末60を利用せずに商品登録を行う顧客への案内表示領域(例えば、図9(A)に示した開始画面の案内表示領域HR503)を配置した画面(不図示)を表示する。
図24(B)に示した接続方法選択画面には、どちらか一方の操作を案内するメッセージMS530と、携帯端末60のタッチを案内する案内表示領域HR531と、2次元コードの読み取りを案内する案内表示領域HR533とが配置されている。
案内表示領域HR531には、携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分(本例では、排出口513aの下側)にタッチさせる動作を案内するメッセージMS532と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
なお、図24(B)に示した接続方法選択画面は、図9(A)に示した案内表示領域HR501に相当する案内表示領域HR531を配置しているが、案内表示領域HR531に代えて、図22(A)に示した案内表示領域HR505や、図22(B)に示した案内表示領域HR507や、図22(C)に示した案内表示領域HR510や、図23(A)に示した案内表示領域HR512や、図23(B)に示した案内表示領域HR514や、図23(C)に示した案内表示領域HR516を配置してもよい。つまり、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法として、図24(B)では、携帯端末60のタッチによる接続方法と2次元コードによる接続方法とを備える例を説明しているが、2次元コードによる接続方法ではない方の接続方法は、携帯端末60のタッチによる接続方法ではなく、図22及び図23に示した変形例1~6に示した接続方法であってもよい。
案内表示領域HR533には、携帯端末60による接続用2次元コード536の読み取り動作を案内するメッセージMS534と、接続用2次元コード536が表示されている。サービスAを利用する顧客が、携帯端末60で接続用2次元コード536を読み取った場合、当該計量値付け装置50と当該携帯端末60とが、例えばBluetooth(登録商標)によって接続される。例えば、接続用2次元コード536は、当該計量値付け装置50との接続に用いられる接続用情報(例えば、PINコード)を2次元コード化したものであり、携帯端末60は、接続用2次元コード536を読み取ることによって接続用情報を取得し、当該接続用情報を用いて、計量値付け装置50と当該携帯端末60とが接続する。
図25は、携帯端末60の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図25のフローチャートは、計量値付け装置50との接続に関する、携帯端末60の動作の一例を示している。図25のフローチャートの開始時において、携帯端末60は計量値付け装置50と接続していないものとする。なお、図25のフローチャートにおいて、第1実施形態における携帯端末60の動作(図13(A)のフローチャートにて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図25のフローチャート)
ステップS100A:携帯端末60は、接続用2次元コード536を認識したか否かを判断する。つまり、携帯端末60は、接続用2次元コード536の読み取りがあったか否かを判断する。接続用2次元コード536を認識した場合(ステップS100A:YES)、ステップS103Aに進む。接続用2次元コード536を認識していない場合(ステップS100A:NO)、ステップS101Aに進む。
ステップS100A:携帯端末60は、接続用2次元コード536を認識したか否かを判断する。つまり、携帯端末60は、接続用2次元コード536の読み取りがあったか否かを判断する。接続用2次元コード536を認識した場合(ステップS100A:YES)、ステップS103Aに進む。接続用2次元コード536を認識していない場合(ステップS100A:NO)、ステップS101Aに進む。
ステップS101A:携帯端末60は、接続要求を送信する。図13(A)のステップS101に相当する。続いてステップS102Aに進む。
ステップS102A:携帯端末60は、接続応答を受信したか否かを判断する。接続応答を受信した場合(ステップS102A:YES)、ステップS110Aに進む。接続応答を受信していない場合(ステップS102A:NO)、ステップS100Aに戻る。
ステップS103A:携帯端末60は、接続用2次元コード536から接続用情報(PINコード)を取得する。続いてステップS104Aに進む。
ステップS104A:携帯端末60は、接続用情報を含む接続要求を送信する。なお、ステップS101Aにて送信する接続要求は接続用情報を含まない。つまり、携帯端末60は、接続用2次元コード536の認識前(接続用2次元コード536の読取前)は接続用情報を含まない接続要求を送信し(ステップS101A)、接続用2次元コード536の認識後(接続用2次元コード536の読取後)は接続用情報を含む接続要求を送信する(ステップS104A)。続いてステップS105Aに進む。
ステップS104A:携帯端末60は、接続用情報を含む接続要求を送信する。なお、ステップS101Aにて送信する接続要求は接続用情報を含まない。つまり、携帯端末60は、接続用2次元コード536の認識前(接続用2次元コード536の読取前)は接続用情報を含まない接続要求を送信し(ステップS101A)、接続用2次元コード536の認識後(接続用2次元コード536の読取後)は接続用情報を含む接続要求を送信する(ステップS104A)。続いてステップS105Aに進む。
ステップS105A:携帯端末60は、接続応答を受信したか否かを判断する。接続応答を受信した場合(ステップS105A:YES)、ステップS110Aに進む。接続応答を受信していない場合(ステップS105A:NO)、ステップS104Aに戻る。
以下、図25に示したステップS110A~ステップS113Aの各動作は、図13(A)に示したステップS110~ステップS113と同様であるため、説明を省略する。
図26は、計量値付け装置50の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図26のフローチャートは、携帯端末60との接続に関する、計量値付け装置50の動作の一例を示している。図26のフローチャートの開始時において、計量値付け装置50は携帯端末60と接続していないものとする。また、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法は、図24(B)に示した接続方法(携帯端末60を計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチさせる接続方法、2次元コードの読み取らせる接続方法)であるものとする。なお、図26のフローチャートにおいて、第1実施形態における計量値付け装置50の動作(図14(A)のフローチャートにて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図26のフローチャート)
ステップS140A:計量値付け装置50は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS140A:YES)、ステップS141Aに進む。接続要求を受信していない場合(ステップS140A:NO)、ステップS140Aに戻る。
ステップS140A:計量値付け装置50は、接続要求を携帯端末60から受信したか否かを判断する。接続要求を受信した場合(ステップS140A:YES)、ステップS141Aに進む。接続要求を受信していない場合(ステップS140A:NO)、ステップS140Aに戻る。
ステップS141A:計量値付け装置50は、携帯端末60から受信した接続要求に接続用情報が含まれているか否か(接続用情報を含む接続要求を携帯端末60から受信したか否か)を判断する。接続用情報が含まれている場合(ステップS141A:YES)、ステップS160Aに進む。接続用情報が含まれていない場合(ステップS141A:NO)、ステップS142Aに進む。
ステップS142A:計量値付け装置50は、筐体の所定部分(排出口513aの下側)への携帯端末60のタッチがあったか否かを判断する。タッチがあった場合(ステップS142A:YES)、ステップS150Aに進む。タッチがなかった場合(ステップS142A:NO)、ステップS140Aに戻る。
ステップS150A:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、最大の電波強度の接続要求を送信している携帯端末60(タッチされた携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。続いてステップS161Aに進む。
ステップS160A:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、接続用情報を含む接続要求を送信している携帯端末60(接続用2次元コード536を読み取った携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。続いてステップS161Aに進む。
ステップS161A:計量値付け装置50は、接続応答を接続対象である携帯端末60に送信する。例えば、計量値付け装置50は、接続用情報を含まない接続要求を携帯端末60から受信している場合(ステップS150Aに続いて当該ステップS161Aを実行する場合)、PINコードを含む接続応答を接続対象である携帯端末60(接続要求を送信した携帯端末60。つまりタッチされた携帯端末60)に送信し、接続用情報を含む接続要求を携帯端末60から受信している場合(ステップS160Aに続いて当該ステップS161Aを実行する場合)、PINコードを含まない接続応答を接続対象である携帯端末60(接続要求を送信した携帯端末60。つまり接続用2次元コード536を読み取った携帯端末60)に送信する。なお、接続用情報を含む接続要求を携帯端末60から受信している場合、当該携帯端末60は既にPINコードを取得(保持)しているため、PINコードを含まない接続応答を送信するのだが、PINコードを含む接続応答を接続対象に送信してもよい。
以下、図26に示したステップS161A~ステップS173Aの各動作は、図14(A)に示したステップS61~ステップS173と同様であるため、説明を省略する。
図27は、携帯端末60、計量値付け装置50の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図27のシーケンス図は、接続用2次元コード536による接続の接続時における、携帯端末60、計量値付け装置50の処理の一例を示している。図27の左側は携帯端末60の処理を示し、右側は計量値付け装置50の処理を示している。なお、図27のシーケンス図において、第1実施形態における携帯端末60、計量値付け装置50の処理(図15のシーケンス図にて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図27のシーケンス図)
ステップS10A:携帯端末60は、接続用2次元コード536を認識する。図25のステップS100A(YES)に相当する。
ステップS11A:携帯端末60は、接続用2次元コード536から接続用情報を取得する。図25のステップS103Aに相当する。
ステップS12A:携帯端末60は、接続用情報を含む接続要求を送信する。図25のステップS104Aに相当する。
ステップS10A:携帯端末60は、接続用2次元コード536を認識する。図25のステップS100A(YES)に相当する。
ステップS11A:携帯端末60は、接続用2次元コード536から接続用情報を取得する。図25のステップS103Aに相当する。
ステップS12A:携帯端末60は、接続用情報を含む接続要求を送信する。図25のステップS104Aに相当する。
ステップS13A:計量値付け装置50は、接続用情報を含む接続要求を受信する。図26のステップS141(YES)に相当する。
ステップS15A:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、接続用情報を含む接続要求を送信している携帯端末60(接続用2次元コード536を読み取った携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。図26のステップS160Aに相当する。
ステップS15A:計量値付け装置50は、接続対象を特定する。例えば、計量値付け装置50は、接続用情報を含む接続要求を送信している携帯端末60(接続用2次元コード536を読み取った携帯端末60)をペアリングの相手として特定する。図26のステップS160Aに相当する。
以下、図27に示したステップS16A~ステップS25Aの各処理は、図15に示したステップS16~ステップS25と同様であるため、説明を省略する。
以上、第2実施形態によれば、携帯端末60を計量値付け装置50にタッチ等することに加え、計量値付け装置50に表示されている接続用2次元コード536を携帯端末60で読み取っても、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。従って、顧客は所望の方法で、携帯端末60と計量値付け装置50との接続を行えばよく、携帯端末60と計量値付け装置50とを接続する際の利便性(あるいは、量り売り商品を計量する際の利便性)が向上する。また、一の方法では接続できない場合に他の方法によって接続できる場合があるため、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続できないといった状況(あるいは、量り売り商品を計量できないといった状況)が生じ難くなる。
なお、第2実施形態では、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法として、第1実施形態において説明した携帯端末60のタッチによる接続方法等に加え、2次元コードによる接続方法を用意した例であったが、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法は2次元コードによる接続方法のみであってもよい。2次元コードによる接続方法のみであっても一定の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、図28~図31を用いて第3実施形態について説明する。第1実施形態では、精算装置40と携帯端末60とが接続して商品一覧画面(図17)を表示する例を説明したが、第3実施形態では、2次元コードの読み取りでも商品一覧画面(図17)を表示する例を説明する。
以下、図28~図31を用いて第3実施形態について説明する。第1実施形態では、精算装置40と携帯端末60とが接続して商品一覧画面(図17)を表示する例を説明したが、第3実施形態では、2次元コードの読み取りでも商品一覧画面(図17)を表示する例を説明する。
第3実施形態のネットワークの構成や各装置(精算装置40、計量値付け装置50等)の構成等は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(精算用2次元コード)
第3実施形態では、携帯端末60は、図7(D)に示した接続指示画面に代えて、図8(B)に示した接続指示画面(2次元コード表示画面とも称する場合がある)を表示する。図8(B)に示した接続指示画面には、精算用2次元コード686が表示されている。精算用2次元コード686は、読み取り後に当該取引の取引情報を取得可能な情報を2次元コード化したものである。例えば、精算用2次元コード686は、当該取引を識別する取引識別情報を2次元コード化したものであってもよいし、当該取引の取引情報の所在情報(販売システム1内における記憶場所。URI(Uniform Resource Identifier)等)を2次元コード化したものであってもよい。以下の説明では、精算用2次元コード686は、当該取引を識別する取引識別情報を2次元コード化したものであるとして説明する。
第3実施形態では、携帯端末60は、図7(D)に示した接続指示画面に代えて、図8(B)に示した接続指示画面(2次元コード表示画面とも称する場合がある)を表示する。図8(B)に示した接続指示画面には、精算用2次元コード686が表示されている。精算用2次元コード686は、読み取り後に当該取引の取引情報を取得可能な情報を2次元コード化したものである。例えば、精算用2次元コード686は、当該取引を識別する取引識別情報を2次元コード化したものであってもよいし、当該取引の取引情報の所在情報(販売システム1内における記憶場所。URI(Uniform Resource Identifier)等)を2次元コード化したものであってもよい。以下の説明では、精算用2次元コード686は、当該取引を識別する取引識別情報を2次元コード化したものであるとして説明する。
また、図8(B)に示した接続指示画面には、精算装置40との通信(接続)、又は、精算用2次元コード686の読み取りを案内するメッセージMS671が表示されている。図8(D)は、精算装置40による精算用2次元コード686の読み取りの様子を示している。
図28は、精算装置40の表示例である。第1実施形態では、精算装置40が図16に示すような開始画面(又は変形例1a~3aとして説明した開始画面)を表示すると説明したが、第3実施形態では、精算装置40は図28に示すような開始画面を表示する。
図28に示した開始画面には、どちらか一方の操作を案内するメッセージMS403と、携帯端末60のタッチを案内する案内表示領域HR404と、2次元コードの読み取りを案内する案内表示領域HR406とが配置されている。
案内表示領域HR404には、第1実施形態の案内表示領域HR401(図16参照)と同様、携帯端末60を当該精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる動作を案内するメッセージMS405と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
案内表示領域HR406には、精算装置40による精算用2次元コード686(後述)の読み取り動作を案内するメッセージMS407と、当該動作の様子を示した画像が表示されている。
なお、図28に示した開始画面は、図16に示した案内表示領域HR401に相当する案内表示領域HR406を配置した開始画面であるが、案内表示領域HR406に代えて、変形例1aとして説明した開始画面であってもよいし、変形例2aとして説明した開始画面であってもよいし、変形例3aとして説明した開始画面であってもよい。つまり、精算装置40と携帯端末60との接続方法として、図28では、携帯端末60のタッチによる接続方法と2次元コードによる接続方法とを備える例を説明しているが、2次元コードによる接続方法ではない方の接続方法は、携帯端末60のタッチによる接続方法ではなく、変形例1a~3aに示した接続方法であってもよい。
図29は、携帯端末60の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図29のフローチャートは、登録が完了し精算装置40に商品一覧画面を表示させる迄の、携帯端末60の動作の一例を示している。図29のフローチャートの開始時において、携帯端末60は精算装置40と接続していないものとする。なお、図29のフローチャートにおいて、第1実施形態における携帯端末60の動作(図18のフローチャートにて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図29のフローチャート)
ステップS200A:携帯端末60は、精算準備完了通知(精算装置40において精算の準備が完了した旨(商品一覧画面を表示した旨)の通知)をクラウドサーバ20から受信したか否かを判断する。精算準備完了通知を受信した場合(ステップS200A:YES)、ステップS232Aに進む。精算準備完了通知を受信していない場合(ステップS200A:NO)、ステップS201に進む。なお、精算装置40は、携帯端末60が表示する精算用2次元コード686を読み取った場合にもクラウドサーバ20に取引情報を要求するため(図30参照)、当該携帯端末60が表示する精算用2次元コード686が精算装置40によって読み取られた場合、当該携帯端末60はクラウドサーバ20から精算準備完了通知を受信する(図20参照)。
ステップS200A:携帯端末60は、精算準備完了通知(精算装置40において精算の準備が完了した旨(商品一覧画面を表示した旨)の通知)をクラウドサーバ20から受信したか否かを判断する。精算準備完了通知を受信した場合(ステップS200A:YES)、ステップS232Aに進む。精算準備完了通知を受信していない場合(ステップS200A:NO)、ステップS201に進む。なお、精算装置40は、携帯端末60が表示する精算用2次元コード686を読み取った場合にもクラウドサーバ20に取引情報を要求するため(図30参照)、当該携帯端末60が表示する精算用2次元コード686が精算装置40によって読み取られた場合、当該携帯端末60はクラウドサーバ20から精算準備完了通知を受信する(図20参照)。
以下、図29に示したステップS201A~ステップS232Aの各動作は、図18に示したステップS202~ステップS232と同様であるため、説明を省略する。
図30は、精算装置40の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図30のフローチャートは、開始画面から商品一覧画面を表示する迄の、精算装置40の動作の一例を示している。図30のフローチャートの開始時において、精算装置40は携帯端末60と接続していないものとする。また、精算装置40と携帯端末60との接続方法は、図28に示した接続方法(携帯端末60を精算装置40の筐体の所定部分にタッチさせる接続方法、2次元コードの読み取らせる接続方法)であるものとする。なお、図30のフローチャートにおいて、第1実施形態における精算装置40の動作(図19のフローチャートにて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図30のフローチャート)
ステップS240A:精算装置40は、精算用2次元コード686を認識したか否かを判断する。つまり、精算装置40は、精算用2次元コード686の読み取りがあったか否かを判断する。精算用2次元コード686を認識した場合(ステップS240A:YES)、ステップS241Aに進む。精算用2次元コード686を認識していない場合(ステップS240A:NO)、ステップS242Aに進む。
ステップS240A:精算装置40は、精算用2次元コード686を認識したか否かを判断する。つまり、精算装置40は、精算用2次元コード686の読み取りがあったか否かを判断する。精算用2次元コード686を認識した場合(ステップS240A:YES)、ステップS241Aに進む。精算用2次元コード686を認識していない場合(ステップS240A:NO)、ステップS242Aに進む。
ステップS241A:精算装置40は、精算用2次元コード686から取引識別情報を取得する。続いて、ステップS291Aに進む。
以下、図30に示したステップS242A~ステップS293Aの各動作は、図19に示したステップS242~ステップS293と同様であるため、説明を省略する。
図31は、携帯端末60、精算装置40、クラウドサーバ20の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図31のシーケンス図は、精算用2次元コード686の読み取りから商品一覧画面の表示迄における、携帯端末60、精算装置40、クラウドサーバ20の処理の一例を示している。図31の左側は携帯端末60の処理を示し、中央は精算装置40の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。なお、図31のシーケンス図において、第1実施形態における携帯端末60、精算装置40、クラウドサーバ20の処理(図21のシーケンス図にて説明した動作)と同様の部分(共通する部分)については説明の一部又は全部を省略する。
(図31のシーケンス図)
ステップS54:精算装置40は、精算用2次元コード686を認識する。図30のステップS240A(YES)に相当する。
ステップS55:精算装置40は、精算用2次元コード686から取引識別情報を取得する。図30のステップS241Aに相当する。
ステップS54:精算装置40は、精算用2次元コード686を認識する。図30のステップS240A(YES)に相当する。
ステップS55:精算装置40は、精算用2次元コード686から取引識別情報を取得する。図30のステップS241Aに相当する。
以下、図31に示したステップS58A~ステップS65Aの各処理は、図21に示したステップS58~ステップS65と同様であるため、説明を省略する。
図29及び30のフローチャートによれば、携帯端末60を精算装置40にタッチさせるのではなく携帯端末60に表示されている2次元コードを精算装置40に読み取らせた場合には、精算装置40と携帯端末60との間の接続処理は行われずに、精算装置40はクラウドサーバ20から取引情報を受信して表示し、携帯端末60はクラウドサーバ20から精算準備完了通知を受信して精算装置40における操作を促す旨のメッセージを表示する。
以上、第3実施形態によれば、携帯端末60を精算装置40にタッチ等することに加え、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード686を精算装置40で読み取っても、携帯端末60で登録した商品が精算画面40に表示される。従って、顧客は所望の方法で、携帯端末60で登録した商品を精算画面40に表示させればよく、携帯端末60で登録した商品を精算画面40に表示させる際の利便性(あるいは、携帯端末60で登録した商品を精算装置40で精算する際の利便性)が向上する。また、一の方法では表示できない場合に他の方法によって表示できる場合があるため、携帯端末60で登録した商品が精算画面40に表示されないといった状況(あるいは、携帯端末60で登録した商品を精算装置40で精算できないといった状況)が生じ難くなる。
なお、第3実施形態では、第1実施形態において説明した携帯端末60のタッチによる方法等に加え、2次元コードによる方法を用意した例であったが、2次元コードによる方法のみであってもよい。2次元コードによる方法のみであっても一定の効果を得ることができる。
以上、第1実施形態(変形例1~6含む)、第2実施形態、第3実施形態について説明したが、第1実施形態(変形例1~6を含む)、第2実施形態、第3実施形態は、適宜組み合せが可能である。一例として、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせ、計量値付け装置50は第2実施形態として図24(B)に示したような接続方法選択画面を表示し、精算装置40は第3実施形態として図28に示したような開始画面を表示し、携帯端末60は第3実施形態に対応すべく図8(B)に示したような接続指示画面(2次元コード表示画面)を表示してもよい。
(第4実施形態)
以下、図32及び図33を用いて第4実施形態について説明する。第1実施形態(第2実施形態も同様)では、量り売り商品について、先ずは仮登録し、続いて仮登録した量り売り商品を計量値付け装置50にて計量(値付け)して本登録するといった流れの登録方法を説明したが、第4実施形態では、量り売り商品について、仮登録を行わずに計量値付け装置50にて計量(値付け)して本登録するといった流れの登録方法を説明する。
以下、図32及び図33を用いて第4実施形態について説明する。第1実施形態(第2実施形態も同様)では、量り売り商品について、先ずは仮登録し、続いて仮登録した量り売り商品を計量値付け装置50にて計量(値付け)して本登録するといった流れの登録方法を説明したが、第4実施形態では、量り売り商品について、仮登録を行わずに計量値付け装置50にて計量(値付け)して本登録するといった流れの登録方法を説明する。
(第1実施形態(第2実施形態も同様)における量り売り商品の本登録迄の流れ)
第1実施形態(第2実施形態も同様)における量り売り商品の本登録迄の流れ(概略)を総括すると以下のようになる。
(1a)顧客は、所望の量り売り商品に対応する商品情報パネルJP(図6参照)上のバーコードを携帯端末60で読み取る。また、顧客は、当該量り売り商品を確保する。つまり、一の量り売り商品が、顧客に確保されるとともに仮登録される(図5(B)(C)、図12(A)参照)。
(2a)顧客は、確保した量り売り商品(仮登録された量り売り商品)を持って計量値付け装置50の設置場所に移動する。
(3a)顧客は、携帯端末60と計量値付け装置50とを接続させるための所定の動作(携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチさせる動作等)を行う。つまり、顧客の動作に基づいて、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。
(4a)仮登録の状態にある量り売り商品(全部)の情報が携帯端末60から計量値付け装置50に送信される(図15参照)。
(5a)計量値付け装置50において、仮登録の状態にある量り売り商品(全部)について選択可能に表示(商品選択ボタンBT546が表示)される(図9(B)参照)。携帯端末60においても同様である(図5(D)参照)。
(6a)計量値付け装置50において、仮登録の状態にある量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、1種類毎、本登録される(図12(B)、図14(B))。なお、本登録に際し、本登録に必要な情報(販売価格等)が計量値付け装置50から携帯端末60に送信される。
(7a)仮登録の状態にある量り売り商品が残らず計量(値付け)された場合(本登録された場合)、又は、計量(値付け)を中止する操作があった場合、携帯端末60と計量値付け装置50とが切断される(図13(B)、図14(B))。
第1実施形態(第2実施形態も同様)における量り売り商品の本登録迄の流れ(概略)を総括すると以下のようになる。
(1a)顧客は、所望の量り売り商品に対応する商品情報パネルJP(図6参照)上のバーコードを携帯端末60で読み取る。また、顧客は、当該量り売り商品を確保する。つまり、一の量り売り商品が、顧客に確保されるとともに仮登録される(図5(B)(C)、図12(A)参照)。
(2a)顧客は、確保した量り売り商品(仮登録された量り売り商品)を持って計量値付け装置50の設置場所に移動する。
(3a)顧客は、携帯端末60と計量値付け装置50とを接続させるための所定の動作(携帯端末60を当該計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチさせる動作等)を行う。つまり、顧客の動作に基づいて、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。
(4a)仮登録の状態にある量り売り商品(全部)の情報が携帯端末60から計量値付け装置50に送信される(図15参照)。
(5a)計量値付け装置50において、仮登録の状態にある量り売り商品(全部)について選択可能に表示(商品選択ボタンBT546が表示)される(図9(B)参照)。携帯端末60においても同様である(図5(D)参照)。
(6a)計量値付け装置50において、仮登録の状態にある量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、1種類毎、本登録される(図12(B)、図14(B))。なお、本登録に際し、本登録に必要な情報(販売価格等)が計量値付け装置50から携帯端末60に送信される。
(7a)仮登録の状態にある量り売り商品が残らず計量(値付け)された場合(本登録された場合)、又は、計量(値付け)を中止する操作があった場合、携帯端末60と計量値付け装置50とが切断される(図13(B)、図14(B))。
(第4実施形態における量り売り商品の本登録迄の流れ)
一方、第4実施形態における量り売り商品の本登録迄の流れ(概略)は以下の通りである。なお、第4実施形態では、仮登録を行わないため、夫々の量り売り商品にバーコードを付す必要はない(商品情報パネルJPのようなものを設置する必要はない)。
(1b)顧客は、所望の量り売り商品を単に確保する。つまり、一の量り売り商品が、単に顧客に確保される。
(2b)顧客は、確保した量り売り商品(単に確保した量り売り商品)を持って計量値付け装置50の設置場所に移動する。
(3b)計量値付け装置50において、確保した量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、本登録される。なお、第1実施形態(第2実施形態も同様)では、計量値付け装置50は、顧客が確保した量り売り商品(仮登録の状態にある量り売り商品の情報)に関する情報を携帯端末60から取得するため(上記4a)、確保されていない量り売り商品については表示せずに確保された量り売り商品について選択可能に表示するが(上記5a)、第4実施形態では、計量値付け装置50は、顧客が確保した量り売り商品に関する情報を取得しないため、確保されていない量り売り商品も確保された量り売り商品も選択可能に表示する。
(4b)計量値付け装置50において、確保した量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、1種類毎、本登録される。なお、本登録に際し、本登録に必要な情報(販売価格等)を計量値付け装置50から携帯端末60に送信するため、顧客の動作に基づいて、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。
一方、第4実施形態における量り売り商品の本登録迄の流れ(概略)は以下の通りである。なお、第4実施形態では、仮登録を行わないため、夫々の量り売り商品にバーコードを付す必要はない(商品情報パネルJPのようなものを設置する必要はない)。
(1b)顧客は、所望の量り売り商品を単に確保する。つまり、一の量り売り商品が、単に顧客に確保される。
(2b)顧客は、確保した量り売り商品(単に確保した量り売り商品)を持って計量値付け装置50の設置場所に移動する。
(3b)計量値付け装置50において、確保した量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、本登録される。なお、第1実施形態(第2実施形態も同様)では、計量値付け装置50は、顧客が確保した量り売り商品(仮登録の状態にある量り売り商品の情報)に関する情報を携帯端末60から取得するため(上記4a)、確保されていない量り売り商品については表示せずに確保された量り売り商品について選択可能に表示するが(上記5a)、第4実施形態では、計量値付け装置50は、顧客が確保した量り売り商品に関する情報を取得しないため、確保されていない量り売り商品も確保された量り売り商品も選択可能に表示する。
(4b)計量値付け装置50において、確保した量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、1種類毎、本登録される。なお、本登録に際し、本登録に必要な情報(販売価格等)を計量値付け装置50から携帯端末60に送信するため、顧客の動作に基づいて、携帯端末60と計量値付け装置50とが接続する。
第4実施形態のネットワークの構成や各装置(精算装置40、計量値付け装置50等)の構成等は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図32及び図33は、計量値付け装置50の表示例である。図32は、第4実施形態における開始画面の一例である。図32(A)に示した開始画面には、商品を選択して秤台519bへの載置を案内するメッセージMS542が表示され、量り売り商品の夫々に対応する商品選択ボタンBT1546(BT1546-1、BT1546-2、…)や、商品選択ボタンBT1546によって選択された商品の計量値(図中は重量)、重量単価(図中は単価)、販売価格(図中は合計金額)を表示する値付け情報表示領域HR541、商品検索領域KR1561が配置されている、表示される商品選択ボタンBT1546は、タブによって切り替え可能である。
図32(B)は、図32(A)の開始画面において、「〇〇リンゴ」に対応する商品選択ボタンBT1546-1が操作された後(商品の載置前)に表示される計量案内画面である。図32(B)に示した計量案内画面は、携帯端末60と接続中である旨を報知するメッセージMS540が表示されていない点が異なるが、第1実施形態の図10(A)に示した計量案内画面と同様である。
図33(A)は、図32(B)の場面よりも後の場面における表示例である。具体的には、図33(A)は、「〇〇リンゴ」が秤台519bに載置され、計量値が安定した後に表示される計量結果画面である。図33(A)に示した計量結果画面には、携帯端末60を利用して商品登録を行う顧客(サービスAを利用する顧客)への案内表示領域HR501と、携帯端末60を利用せずに商品登録を行う顧客(サービスAを利用しない顧客)への案内表示領域HR1503とが配置されている。
案内表示領域HR501は、第1実施形態の図9(A)に示した開始画面の案内表示領域HR501と同様である。案内表示領域HR1503は、プリントボタンBT549の操作を案内するメッセージMS1502と、プリントボタンBT549が表示されている。なお、図33(A)に示した計量結果画面では、第1実施形態の図11(B)に示した計量案内画面とは異なり、携帯端末60と接続中である旨を報知するメッセージMS540が表示されていない。
図33(A)に示した計量結果画面の表示中に、顧客(サービスAを利用する顧客)が、携帯端末60を計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチした場合、当該携帯端末60と当該計量値付け装置50とが接続され、「〇〇リンゴ」に関する情報(商品名、計量値、販売価格)が、計量値付け装置50から携帯端末60に送信され、「〇〇リンゴ」が本登録される。
図33(A)に示した計量結果画面の表示中に、顧客(サービスAを利用しない顧客)が、プリントボタンBT549を操作した場合、「〇〇リンゴ」のラベルが印刷、発行される。
なお、図33(A)に示した計量結果画面は、図9(A)に示した案内表示領域HR501を配置しているが、案内表示領域HR501に代えて、図22(A)に示した案内表示領域HR505や、図22(B)に示した案内表示領域HR507や、図22(C)に示した案内表示領域HR510や、図23(A)に示した案内表示領域HR512や、図23(B)に示した案内表示領域HR514や、図23(C)に示した案内表示領域HR516を配置してもよい。一例として、図33(A)に示した計量結果画面に代えて、図33(B)に示した計量結果画面を表示してもよい。図33(B)に示した計量結果画面には、図22(B)に示した案内表示領域HR507が配置されている。つまり、計量結果画面における計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法は、図22及び図23に示した変形例1~6に示した接続方法であってもよい。また、計量結果画面における、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法は、上記に代えて又は加えて、2次元コードによる接続方法であってもよい。
(第4実施形態の変形例)
計量値付け装置50は、上記4bに代えて下記4cのように動作してもよい。つまり、1b→2b→3b→4bといった流れに代えて、1b→2b→3b→4cといった流れとしてもよい。
計量値付け装置50は、上記4bに代えて下記4cのように動作してもよい。つまり、1b→2b→3b→4bといった流れに代えて、1b→2b→3b→4cといった流れとしてもよい。
(4c)計量値付け装置50において、確保した量り売り商品が、1種類毎、選択され、計量(値付け)され、纏めて、本登録される。つまり、上記4bは、夫々(夫々の商品)の計量(値付け)後に携帯端末60と計量値付け装置50とを逐次接続し、夫々を1つずつ本登録し、夫々の本登録後に逐次切断する態様であるが、当該4cは、全部(全部の商品)の計量(値付け)後に携帯端末60と計量値付け装置50とを接続し、全部を一斉に本登録し、全部の本登録後に切断する態様である。4bでは、確保した量り売り商品の種類に応じて接続/切断の回数が異なるが、4cでは、確保した量り売り商品の種類にかかわらず接続/切断の回数は1回である。
上記変形例の場合には、ある量り売り商品が秤台519bに載置され、計量値が安定した後に表示される計量結果画面において、例えば、顧客(サービスAを利用する顧客)に対し、計量(値付け)する量り売り商品が残っているか否かを確認するボタンを表示してもよい。計量値付け装置50は、計量(値付け)する量り売り商品が残っている旨のボタン操作があった場合には開始画面(図32(A))を再度表示し、計量(値付け)する量り売り商品が残っていない旨のボタン操作があった場合には、案内表示領域HR501(案内表示領域HR505、HR507、HR510、HR512等であってもよい)を表示してもよい。
以上、実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、下記(1)~(17)のように適宜変更が可能である。下記(1)~(17)は、適宜組み合わされてよい。
(1)上記実施形態では、計量値付け装置50は、表示部505に接続ボタンBT509を表示する例を説明したが(図22(B)の変形例2、図22(C)の変形例3、図23(B)の変形例5、図23(C)の変形例6)、計量値付け装置50は、表示部505に接続ボタンBT509を表示することに代えて又は加えて、上記ボタンと同様の機能(操作した場合の効果)を有する物理的なボタンをキー操作部に配置してもよい。なお、上述したように、キー操作部は1以上の物理的なボタンから構成される。
(2)上記実施形態では、精算装置40は、表示部405に接続ボタンBT509に相当するボタンを表示する例を説明したが(変形例2a、変形例3a)、精算装置40は、表示部405に接続ボタンBT509に相当するボタンを表示することに代えて又は加えて、上記ボタンと同様の機能を有する物理的なボタンをキー操作部に配置してもよい。なお、上述したように、キー操作部は1以上の物理的なボタンから構成される。
(3)上記実施形態では、計量値付け装置50において複数の量り売り商品を処理(計量、ラベル発行等)する場合(中止する場合を除く)、計量値付け装置50において全部の量り売り商品の処理が完了した後に当該複数の量り売り商品の販売価格等を纏めてクラウドサーバ20に送信する例を説明したが、計量値付け装置50において個々の量り売り商品の処理が完了した後に個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信してもよい。換言すれば、上記実施形態では、計量値付け装置50において複数の量り売り商品を処理する場合(中止する場合を除く)、計量値付け装置50と登録装置60との接続が終了(通信が切断)した後に当該複数の量り売り商品の販売価格等を纏めてクラウドサーバ20に送信する例を説明したが、計量値付け装置50において個々の量り売り商品の処理が完了した後に、計量値付け装置50と登録装置60との接続を維持しつつ、個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信してもよい。
(3)上記実施形態では、計量値付け装置50において複数の量り売り商品を処理(計量、ラベル発行等)する場合(中止する場合を除く)、計量値付け装置50において全部の量り売り商品の処理が完了した後に当該複数の量り売り商品の販売価格等を纏めてクラウドサーバ20に送信する例を説明したが、計量値付け装置50において個々の量り売り商品の処理が完了した後に個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信してもよい。換言すれば、上記実施形態では、計量値付け装置50において複数の量り売り商品を処理する場合(中止する場合を除く)、計量値付け装置50と登録装置60との接続が終了(通信が切断)した後に当該複数の量り売り商品の販売価格等を纏めてクラウドサーバ20に送信する例を説明したが、計量値付け装置50において個々の量り売り商品の処理が完了した後に、計量値付け装置50と登録装置60との接続を維持しつつ、個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信してもよい。
なお、計量値付け装置50において個々の量り売り商品の処理が完了した後に個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信する態様(計量値付け装置50と登録装置60との接続を維持しつつ個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信する態様)とする場合、クラウドサーバ20は個々の量り売り商品について仮登録から本登録に適宜変更するが、携帯端末60への画面情報(登録画面の画面情報)の送信は、計量値付け装置50と登録装置60との接続が終了した後に行ってもよい。つまり、個々の量り売り商品の処理が完了した後に個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信する態様であっても、全部の量り売り商品の処理が完了した後に当該複数の量り売り商品の販売価格等を纏めてクラウドサーバ20に送信する態様と同様、携帯端末60は、図5(B)→図7(A)→図7(C)のように表示してもよい。つまり、個々の量り売り商品の処理が完了した後に個々の量り売り商品の販売価格等を都度クラウドサーバ20に送信する態様であっても、携帯端末60は、計量値付け装置50との接続中は、計量値付け装置50と同様の画面を表示してもよい。
(4)上記実施形態では、計量値付け装置50は、表示部505において、携帯端末60をタッチ等させる所定部分を示した画像を表示しているが(図9(A)等)、上記画像に代えて又は加えて、表示部505の所定部分に近い表示領域において所定領域の方向を示した画像(例えば、矢印の画像)を表示してもよいし、表示部505の所定部分に近い表示領域に上記画像を表示してもよい。例えば、図9(A)の開始画面における、案内表示領域HR501、案内表示領域HR503の配置位置を変更し、表示領域Pに、所定領域の方向を示した下向き矢印の画像を表示してもよい。
(5)上記実施形態では、精算装置40は、表示部405において、携帯端末60をタッチ等させる所定部分を示した画像を表示しているが(図16等)、上記(2)に示した計量値付け装置50と同様、上記画像に代えて又は加えて、表示部405の所定部分に近い表示領域において所定領域の方向を示した画像(例えば、矢印の画像)を表示してもよいし、表示部405の所定部分に近い表示領域に上記画像を表示してもよい。
(6)上記実施形態では、携帯端末60をタッチ等させる所定部分は表示部505以外であったが(図9(A)等)、携帯端末60をタッチ等させる所定部分は表示部505の表示画面であってもよい。つまり、計量値付け装置50は、排出口513aの下側の内側(筐体内)に第2通信部516を設けるのではなく、表示部505を構成する液晶画面の内側(背面)に第2通信部516を設けるようにしてもよい。接触検出センサを備える場合には、接触検出センサについても同様である。
(7)上記実施形態では、携帯端末60をタッチ等させる所定部分は表示部405以外であったが(図16等)、携帯端末60をタッチ等させる所定部分は表示部405の表示画面であってもよい。つまり、精算装置40は、印刷部413の排出口の下側の内側(筐体内)に第2通信部416を設けるのではなく、表示部405を構成する液晶画面の内側(背面)に第2通信部416を設けるようにしてもよい。接触検出センサを備える場合には、接触検出センサについても同様である。
(8)上記(6)(7)に関連し、液晶画面の内側(背面)に第2通信部516(第2通信部416)を設ける場合には、計量値付け装置50(精算装置40)は、第2通信部516(第2通信部416)の外側(前面)に相当する表示領域に、所定部分である旨(例えば、「携帯端末60をここにタッチしてください」等)を表示してもよい。
(9)上記実施形態では、仮登録商品を全て処理した場合や中止の操作を受け付けた場合に、計量値付け装置50と携帯端末60との通信を切断(通信を終了)する例を説明したが、切断(通信を終了)する条件はこれに限定されない。例えば、計量値付け装置50と接続中の携帯端末60との距離が所定距離(例えば3メートル)以上となった場合、通信を切断してもよい。つまり、顧客が、計量値付け装置50と接続中の携帯端末60を携帯したまま移動した結果、該携帯端末60が該計量値付け装置50から所定距離以上離れることとなった場合、通信を切断してもよい。なお、計量値付け装置50は、接続中の携帯端末60から送信される電波に基づいて当該接続中の携帯端末60との距離を推定してもよい。また例えば、計量値付け装置50と接続中の携帯端末60との所定方向(当該計量値付け装置50から見た店舗の出口方向)における距離が所定距離以上となった場合、通信を切断してもよい。つまり、顧客が、計量値付け装置50と接続中の携帯端末60を携帯したまま移動した結果、該携帯端末60が該計量値付け装置50から所定方向に所定距離以上離れることとなった場合、通信を切断してもよい。なお、計量値付け装置50は、接続中の携帯端末60から送信さる電波に基づいて当該接続中の携帯端末60の位置(つまり距離、方向)を推定してもよい(Bluetooth(登録商標)5.1)。
(10)上記実施形態では、近距離通信として、Bluetooth(登録商標)を用いる例を説明したが、例えば、赤外線やRFID(radio frequency identifier)を用いてもよい。
(11)上記実施形態では、計量値付け装置50と携帯端末60との接続処理/切断処理において、接続用情報としてPINコードを用いる例を説明したが、上記(6)とも関連し、接続用情報として、個々の装置(計量値付け装置50、携帯端末60)を識別可能な識別情報や、個々の近距離通信部(計量値付け装置50の第2通信部516、携帯端末60の近距離通信部)を識別可能な識別情報を用いてもよい。また、上記実施形態では、携帯端末60から送信される接続要求に対して計量値付け装置50が接続応答を送信した後に、計量値付け装置50と携帯端末60との接続処理を開始する例を説明したが、両者の接続に係る手順(プロトコル)はこれに限定されない。例えば、携帯端末60から送信される接続要求に対して計量値付け装置50が接続応答を送信したことを以って計量値付け装置50と携帯端末60との接続処理としてもよい(計量値付け装置50が携帯端末60の要求を許可する処理を接続処理としてもよい)。
(12)上記実施形態では、精算装置40と携帯端末60との接続方法の1つとして携帯端末60が2次元コードを表示し精算装置40が読み取る接続方法を説明した(図8(B)(C)、図28等)。そして、当該接続方法においては、精算装置40は、携帯端末60が表示する2次元コードを読み取り、該2次元コードから直接的に取引識別情報を取得する例を説明した(図30、図31)。しかしながら、携帯端末60が2次元コードを表示し精算装置40が読み取る態様において、精算装置40が取引識別情報を取得する方法は、携帯端末60が表示する2次元コードから直接的に取得する方法に限定されない。例えば、精算装置40は、以下のようにして取引識別情報を取得してもよい。携帯端末60は、当該携帯端末60を識別する端末識別情報を含む接続要求を送信するとともに上記端末識別情報を含む2次元コードを表示する。精算装置40は読み取った2次元コードから取得した端末識別情報から接続相手を特定(当該端末識別情報を含む接続要求を送信している携帯端末60をペアリングの相手として特定)し、特定した携帯端末60(2次元コードを表示している携帯端末60)に接続応答(接続用情報であるPINコードを含む接続応答)を送信する。これにより、携帯端末40と携帯端末60の間で、PINコードを用いて通信が確立する。通信の確立後、精算装置40は、携帯端末60から送信される取引識別情報を取得する。なお、携帯端末60は、精算装置40からの要求に基づいて取引識別情報を送信してもよいし、上記要求によらずに通信の確立後に単に取引識別情報を精算装置40に送信してもよい。
なお、携帯端末60が2次元コードを表示し精算装置40が読み取る態様において、精算装置40が2次元コードから直接的に取引識別情報を取得する場合、両装置(精算装置40、携帯端末60)間におけるやりとり(2次元コードの表示、認識)を経て、携帯端末60において登録した商品の情報が精算装置40に供給されるため、顧客(又は店員)から見れば、両装置(精算装置40、携帯端末60)が接続したとも言えるが、実際には両装置間において無線通信は行われていない(図31)、一方、上述した、携帯端末60が端末識別情報を含む接続要求を送信するとともに端末識別情報を含む2次元コードを表示する場合には、実際に両装置間において無線通信は行われる。
(13)上記実施形態では、計量値付け装置50と携帯端末60との接続方法の1つとして計量値付け装置50が2次元コードを表示し携帯端末60が読み取る接続方法を説明し(図24等)、精算装置40と携帯端末60との接続方法の1つとして携帯端末60が2次元コードを表示し精算装置40が読み取る接続方法を説明したが(図8(B)(C)、図28等)、2次元コードを用いる接続方法はこれに限定されない。例えば、携帯端末60が2次元コードを表示し計量値付け装置50が読み取ることによって計量値付け装置50と携帯端末60とを接続してもよいし、精算装置40が2次元コードを表示し携帯端末60が読み取ることによって精算装置40と携帯端末60とを接続してもよい。
なお、携帯端末60が2次元コードを表示し計量値付け装置50が読み取ることによって計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する方法は、例えば、下記の方法であってもよい。携帯端末60は、当該携帯端末60を識別する端末識別情報を含む接続要求を送信するとともに上記端末識別情報を含む2次元コードを表示する。計量値付け装置50は読み取った2次元コードから取得した端末識別情報から接続相手を特定(当該端末識別情報を含む接続要求を送信している携帯端末60をペアリングの相手として特定)し、特定した携帯端末60(2次元コードを表示している携帯端末60)に接続応答(接続用情報であるPINコードを含む接続応答)を送信する。計量値付け装置50と携帯端末60の間で、PINコードを用いて通信が確立する。
また、精算装置40が2次元コードを表示し携帯端末60が読み取ることによって精算装置40と携帯端末60とを接続する方法は、例えば、下記の方法であってもよい。精算装置40は、接続用情報であるPINコードを含む2次元コードを表示する。携帯端末60は読み取った2次元コードから取得したPINコードを含む接続要求を送信する。精算装置40は、接続要求から接続相手を特定(PINコードを含む接続要求を送信している携帯端末60をペアリングの相手として特定)し、特定した携帯端末60(2次元コードを読み取った携帯端末60)に接続応答を送信する。計量値付け装置50と携帯端末60の間で、PINコードを用いて通信が確立する。
(14)上記実施形態では、計量値付け装置50は、量り売り商品の重量を計量し、計量された重量と重量単価とに基づいて該量り売り商品の販売価格を算出すると説明したが、計量値付け装置50に代えて、量り売り商品の重量を計量する計量装置(計量装置51と称する)と、量り売り商品の販売価格を算出する値付け装置(値付け装置52と称する)とを用いてもよい。つまり、計量装置51が、量り売り商品の重量を計量し、計量値を値付け装置52に送信し、値付け装置52が、計量装置51から受信した当該量り売り商品の計量値(重量)と重量単価ファイルから取得する当該量り売り商品の重量単価とに基づいて、当該量り売り商品の販売価格を算出してもよい。なお、計量装置51と値付け装置52とは、LAN19(有線でも無線でもよい)や各種ケーブル(USBケーブル等)を介して互いに通信可能に接続してもよい。
なお、計量値付け装置50に代えて計量装置51と値付け装置52とを備える構成とする場合において、計量装置51と携帯端末60とを接続する方法は、計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する方法と同様の方法であってもよい。値付け装置52と携帯端末60とを接続する方法についても同様である。
なお、携帯端末60が値付け装置52を兼ねてもよい。つまり、計量装置51は、量り売り商品の重量を計量し、計量値を携帯端末60に送信し、携帯端末60が、計量装置51から受信した当該量り売り商品の計量値(重量)と重量単価ファイルから取得する当該量り売り商品の重量単価とに基づいて、当該量り売り商品の販売価格を算出してもよい。なお、携帯端末60が値付け装置52を兼ねる構成は、言わば、計量値付け装置50が有する計量機能と値付け機能のうち値付け機能を携帯端末60が担当するという構成である。従って、計量装置51と携帯端末60とを接続する方法として、計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する方法が適用可能である。
また、携帯端末60に代えてクラウドサーバ20が値付け装置52を兼ねてもよい。つまり、計量装置51は、量り売り商品の重量を計量し、計量値を携帯端末60に送信し、携帯端末60が、計量装置51から受信した当該量り売り商品の計量値(重量)をクラウドサーバ20に送信し、クラウドサーバ20が、携帯端末60から受信した当該量り売り商品の計量値(重量)と重量単価ファイルから取得する当該量り売り商品の重量単価とに基づいて、当該量り売り商品の販売価格を算出してもよい。なお、クラウドサーバ20が値付け装置52を兼ねる構成は、言わば、計量値付け装置50が有する計量機能と値付け機能のうち値付け機能をクラウドサーバ20が担当するという構成である。従って、計量装置51と携帯端末60とを接続する方法として、計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する方法が適用可能である。
(15)上記実施形態では、量り売り商品は食品であったが、量り売り商品は食品に限定されない。例えば、ネジ等であってもよい。
(16)上記実施形態では、顧客は携帯端末60を用いて商品を登録する例を説明したが、商品の陳列場所において商品を登録可能な移動型(可搬型)の機器であって、例えば、計量値付け装置50の筐体の所定部分にタッチさせる動作等が可能であれば、携帯端末60でなくてもよい。例えば、店舗側が来店顧客に貸与する専用端末や、着脱可能なショッピングカートの表示部を用いて商品を登録してもよい。
(17)上記実施形態の計量値付け装置50における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の一部又は全部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。例えば、計量値付け装置50の処理として、図14(A)、図14(B)、図26のフローチャートを用いて説明した処理のうちの少なくとも一部について、計量値付け装置50に代えて、ストアコントローラ30やクラウドサーバ20が実行してもよい。上記に関連し、計量値付け装置50は、入出力のインターフェース等に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。例えば、計量値付け装置50は、各種の入力(顧客の操作、計量部等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、計量値等)をクラウドサーバ20に送信し、続いて、クラウドサーバ20は、計量値付け装置50から受信した情報に応じた処理を実行し、処理結果(更新画面情報等)を計量値付け装置50に送信し、続いて、計量値付け装置50は、クラウドサーバ20から受信した情報に応じた動作(表示部への表示等)を実行してもよい。つまり、計量値付け装置50の動作を制御するためのプログラムをクラウドサーバ20が実行してもよい。また、上記実施形態の精算装置40における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の一部又は全部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。例えば、精算装置40の処理として、図19、図30のフローチャートを用いて説明した処理のうちの少なくとも一部について、精算装置40に代えて、ストアコントローラ30やクラウドサーバ20が実行してもよい。上記に関連し、精算装置40は、入出力のインターフェース等に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。例えば、精算装置40は、各種の入力(顧客の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、画像情報等)をクラウドサーバ20に送信し、続いて、クラウドサーバ20は、精算装置40から受信した情報に応じた処理を実行し、処理結果(更新画面情報等)を精算装置40に送信し、続いて、精算装置40は、クラウドサーバ20から受信した情報に応じた動作(表示部への表示等)を実行してもよい。つまり、精算装置40の動作を制御するためのプログラムをクラウドサーバ20が実行してもよい。計量装置51、値付け装置52、携帯端末60についても同様である。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、商品データ処理装置及びプログラムに関する。
[背景技術]
顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018-147252号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムの場合、携帯端末と他の装置とを連携させる場合があるが、当該連携は、顧客に負担をかける虞がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムにおいて、携帯端末と他の装置と連携させる際の顧客の負担を少なくする技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置(例えば、携帯端末60)と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置(例えば、精算装置40、計量値付け装置50、計量装置51、値付け装置52)であって、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージ(例えば、図9(A)、図16、図22(A)、図22(B)、図22(C)、図23(A)、図23(B)、図23(C)、図24(B)、図28、図33(A)、図33(B)参照)を報知する報知手段(例えば、図2の表示部405、図5の表示部505)と、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置(例えば、タッチした携帯端末60、単に近づけた携帯端末60、2次元コードの読み取りのため近づけた携帯端末、秤台に触れた携帯端末60)と無線通信によって接続する接続手段(例えば、図2の第2通信部416、図3の第2通信部516)とを備えることを特徴とする商品データ処理装置である。
(1)の構成によれば、可搬式登録装置(携帯端末60)と商品データ処理装置(例えば、精算装置40、計量値付け装置50、計量装置51、値付け装置52)とを連携させる際の顧客の負担が少なくなる。また、商品データ処理装置と接続する積りのない顧客の可搬式登録装置との意図しない接続を防止できる。
(2)前記接続手段は、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置として電波強度が最大の前記可搬式登録装置と無線通信によって接続することを特徴とする(1)に記載の商品データ処理装置である。
(2)の構成によれば、接続対象として好適な可搬式登録装置と接続することができる。
(3)当該商品データ処理装置の所定部分への接触を検出する接触検出手段(例えば、接触検出センサ)を備え、前記接続手段は、前記接触検出手段によって当該商品データ処理装置の所定部分への接触が検出された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図9(A)、図16参照)ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の商品データ処理装置である。
(3)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、接触検出手段による接触の検出を接続の契機とすることができる。
(4)重量を計量する計量手段(例えば、図3の計量部519)を備え、前記接続手段は、前記計量手段によって重量が計量された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図23(A)、図23(B)、図23(C)参照)ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の商品データ処理装置(例えば、計量値付け装置50、計量装置51)である。
(4)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、計量手段による重量の計量を接続の契機とすることができる。
(5)接続指示を受け付ける指示受付手段(例えば、計量値付け装置50が表示部505に表示する接続ボタンBT509、精算装置40が表示部405に表示する接続ボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン)、計量値付け装置50がキー操作部に配置する物理的なボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン)、精算装置40がキー操作部に配置する物理的なボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン))を備え、前記接続手段は、前記指示受付手段によって接続指示を受け付けた場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図22(B)、図22(C)、図23(B)、図23(C)参照)ことを特徴とする(1)乃至(4)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(5)の構成によれば、接続の意思を簡便に確認することができる。あるいは、指示受付手段による接続指示の受け付けを接続の契機とすることができる。
(6)コード情報(例えば、図24の接続用2次元コード536)を表示するコード情報表示手段(例えば、図2の表示部405)を備え、前記接続手段は、前記コード情報が前記可搬式登録装置によって認識された場合に、当該可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図27参照、又は、精算装置40が2次元コードを表示し携帯端末60が読み取る態様)ことを特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(6)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、コードの認識を接続の契機とすることができる。
(7)前記可搬式登録装置が表示するコード情報を認識するコード情報認識手段を備え、前記接続手段は、前記コード情報認識手段によって前記コード情報が認識された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、携帯端末60が2次元コードを表示し計量値付け装置50が読み取ることによって計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する態様)ことを特徴とする(1)乃至(6)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(7)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、コードの認識を接続の契機とすることができる。
(8)前記接続手段は、接続中の前記可搬式登録装置から送信される電波に基づいて少なくとも当該商品データ処理装置と当該接続中の可搬式登録装置との距離を推定し、推定した内容に基づいて当該接続中の前記可搬式登録装置との接続を終了することを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の商品データ処理装置。
(8)の構成によれば、顧客が立ち去った場合等状況に応じて好適に切断することができる。
(9)店舗に設置され、店舗にて顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
(9)の構成によれば、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
[技術分野]
本発明は、商品データ処理装置及びプログラムに関する。
[背景技術]
顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2018-147252号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムの場合、携帯端末と他の装置とを連携させる場合があるが、当該連携は、顧客に負担をかける虞がある。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客自ら携帯端末を用いて商品を登録するシステムにおいて、携帯端末と他の装置と連携させる際の顧客の負担を少なくする技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置(例えば、携帯端末60)と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置(例えば、精算装置40、計量値付け装置50、計量装置51、値付け装置52)であって、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージ(例えば、図9(A)、図16、図22(A)、図22(B)、図22(C)、図23(A)、図23(B)、図23(C)、図24(B)、図28、図33(A)、図33(B)参照)を報知する報知手段(例えば、図2の表示部405、図5の表示部505)と、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置(例えば、タッチした携帯端末60、単に近づけた携帯端末60、2次元コードの読み取りのため近づけた携帯端末、秤台に触れた携帯端末60)と無線通信によって接続する接続手段(例えば、図2の第2通信部416、図3の第2通信部516)とを備えることを特徴とする商品データ処理装置である。
(1)の構成によれば、可搬式登録装置(携帯端末60)と商品データ処理装置(例えば、精算装置40、計量値付け装置50、計量装置51、値付け装置52)とを連携させる際の顧客の負担が少なくなる。また、商品データ処理装置と接続する積りのない顧客の可搬式登録装置との意図しない接続を防止できる。
(2)前記接続手段は、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置として電波強度が最大の前記可搬式登録装置と無線通信によって接続することを特徴とする(1)に記載の商品データ処理装置である。
(2)の構成によれば、接続対象として好適な可搬式登録装置と接続することができる。
(3)当該商品データ処理装置の所定部分への接触を検出する接触検出手段(例えば、接触検出センサ)を備え、前記接続手段は、前記接触検出手段によって当該商品データ処理装置の所定部分への接触が検出された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図9(A)、図16参照)ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の商品データ処理装置である。
(3)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、接触検出手段による接触の検出を接続の契機とすることができる。
(4)重量を計量する計量手段(例えば、図3の計量部519)を備え、前記接続手段は、前記計量手段によって重量が計量された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図23(A)、図23(B)、図23(C)参照)ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の商品データ処理装置(例えば、計量値付け装置50、計量装置51)である。
(4)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、計量手段による重量の計量を接続の契機とすることができる。
(5)接続指示を受け付ける指示受付手段(例えば、計量値付け装置50が表示部505に表示する接続ボタンBT509、精算装置40が表示部405に表示する接続ボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン)、計量値付け装置50がキー操作部に配置する物理的なボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン)、精算装置40がキー操作部に配置する物理的なボタン(接続ボタンBT509と同様の機能を有するボタン))を備え、前記接続手段は、前記指示受付手段によって接続指示を受け付けた場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図22(B)、図22(C)、図23(B)、図23(C)参照)ことを特徴とする(1)乃至(4)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(5)の構成によれば、接続の意思を簡便に確認することができる。あるいは、指示受付手段による接続指示の受け付けを接続の契機とすることができる。
(6)コード情報(例えば、図24の接続用2次元コード536)を表示するコード情報表示手段(例えば、図2の表示部405)を備え、前記接続手段は、前記コード情報が前記可搬式登録装置によって認識された場合に、当該可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、図27参照、又は、精算装置40が2次元コードを表示し携帯端末60が読み取る態様)ことを特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(6)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、コードの認識を接続の契機とすることができる。
(7)前記可搬式登録装置が表示するコード情報を認識するコード情報認識手段を備え、前記接続手段は、前記コード情報認識手段によって前記コード情報が認識された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始する(例えば、携帯端末60が2次元コードを表示し計量値付け装置50が読み取ることによって計量値付け装置50と携帯端末60とを接続する態様)ことを特徴とする(1)乃至(6)の何れかに記載の商品データ処理装置である。
(7)の構成によれば、好適に可搬式登録装置を近づけることができる。あるいは、コードの認識を接続の契機とすることができる。
(8)前記接続手段は、接続中の前記可搬式登録装置から送信される電波に基づいて少なくとも当該商品データ処理装置と当該接続中の可搬式登録装置との距離を推定し、推定した内容に基づいて当該接続中の前記可搬式登録装置との接続を終了することを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の商品データ処理装置。
(8)の構成によれば、顧客が立ち去った場合等状況に応じて好適に切断することができる。
(9)店舗に設置され、店舗にて顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段、当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
(9)の構成によれば、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
なお、以上に説明した各装置(本部サーバ10、ストアコントローラ30、精算装置40、計量値付け装置50、計量装置51、値付け装置52、携帯端末60、取引状況管理装置等)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…販売システム 10…本部サーバ 20…クラウドサーバ 30…ストアコントローラ 40…精算装置 50…計量値付け装置 51…計量装置 52…値付け装置 60…携帯端末
Claims (9)
- 顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置であって、
当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段と、
当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段と
を備えることを特徴とする商品データ処理装置。 - 前記接続手段は、
当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置として電波強度が最大の前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の商品データ処理装置。 - 当該商品データ処理装置の所定部分への接触を検出する接触検出手段を備え、
前記接続手段は、
前記接触検出手段によって当該商品データ処理装置の所定部分への接触が検出された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品データ処理装置。 - 重量を計量する計量手段を備え、
前記接続手段は、
前記計量手段によって重量が計量された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品データ処理装置。 - 接続指示を受け付ける指示受付手段を備え、
前記接続手段は、
前記指示受付手段によって接続指示を受け付けた場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の商品データ処理装置。 - コード情報を表示するコード情報表示手段を備え、
前記接続手段は、
前記コード情報が前記可搬式登録装置によって認識された場合に、当該可搬式登録装置との無線通信による接続を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の商品データ処理装置。 - 前記可搬式登録装置が表示するコード情報を認識するコード情報認識手段を備え、
前記接続手段は、
前記コード情報認識手段によって前記コード情報が認識された場合に、前記可搬式登録装置との無線通信による接続を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の商品データ処理装置。 - 前記接続手段は、
接続中の前記可搬式登録装置から送信される電波に基づいて少なくとも当該商品データ処理装置と当該接続中の可搬式登録装置との距離を推定し、推定した内容に基づいて当該接続中の前記可搬式登録装置との接続を終了することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の商品データ処理装置。 - 店舗に設置され、店舗にて顧客自ら操作して商品を登録する可搬式登録装置と無線通信によって接続可能な商品データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を無線通信によって接続するために当該商品データ処理装置に前記可搬式登録装置を近づける旨のメッセージを報知する報知手段、
当該商品データ処理装置に最も近い前記可搬式登録装置と無線通信によって接続する接続手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240119 |