JP2022118376A - 基板処理装置、基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】EBR(エッジビードリムーバル)処理における塗布膜のハンプや侵食の発生を抑制する。【解決手段】基板処理装置であって、パターン形成用の塗布膜が形成された基板を保持して回転させる基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板に保護膜を形成するための処理液を吐出する処理液吐出部と、前記保護膜が形成された前記基板の周縁部にレーザーを照射するレーザー照射部と、前記保護膜に当該保護膜を除去するための除去液を吐出する除去液吐出部と、を備えている。【選択図】図6

Description

本開示は、基板処理装置、基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体に関する。
特許文献1は、基板をその主面に垂直な回転軸周りに回転させる回転手段と、レーザー光を出力する光源と、レーザー光を分岐させて第1の光ビームと第2の光ビームとを生成し、第1の光ビームと第2の光ビームとのパワー比を変更可能な光分岐手段と、第1の光ビームの進行方向を変化させて、基板の第1主面から該第1主面とは反対側の第2主面に向かう方向の成分を有する第1の入射方向に沿って基板の周縁部に第1の光ビームを入射させる第1の光路調整手段と、第2の光ビームの進行方向を変化させて、第2主面から第1主面に向かう方向の成分を有する第2の入射方向に沿って基板の周縁部に第2の光ビームを入射させる第2の光路調整手段とを備える基板処理装置を開示している。
特開2016-115893号公報
本開示にかかる技術は、基板のEBR(エッジビードリムーバル)処理における塗布膜のハンプや侵食の発生を抑制する。
本開示の一態様は、基板処理装置であって、パターン形成用の塗布膜が形成された基板を保持して回転させる基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板に保護膜を形成するための処理液を吐出する処理液吐出部と、前記保護膜が形成された前記基板の周縁部にレーザーを照射するレーザー照射部と、前記保護膜に当該保護膜を除去するための除去液を吐出する除去液吐出部と、を備えている。
本開示によれば、基板のEBR(エッジビードリムーバル)処理における塗布膜のハンプや侵食の発生を抑制することができる。
第1の実施形態にかかる基板処理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。 図1の基板処理システムの構成の概略を模式的に示す正面図である。 図1の基板処理システムの構成の概略を模式的に示す背面図である。 第1の実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。 レーザー照射部、処理液吐出部及び除去液吐出部を説明するための平面図である。 第1の実施形態にかかる基板処理フローを示す図である。 図6のフローに沿って基板処理を行う際のレーザー照射部、処理液吐出部及び除去液吐出部の動作を示す説明図である。 レーザーの照射方法を説明するための基板周縁部の拡大図である。 第2の実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。 第2の実施形態にかかる基板処理システムの構成の概略を模式的に示す正面図である。 第2の実施形態にかかる基板処理フローを示す図である。 第2の実施形態にかかる他の基板処理フローを示す図である。 第3の実施形態にかかる基板処理装置の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。 第3の実施形態にかかる基板処理フローを示す図である。 図14のフローに沿って基板処理を行う際の基板上の塗布膜の状態を示す説明図である。
半導体デバイス等の製造プロセスにおいては、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という場合がある)などの基板の表面にパターン形成用の塗布膜としてレジスト膜を形成する工程がある。この工程においては、レジスト膜が形成されたウェハの周縁部にシンナーなどの溶剤を吐出し、ウェハ周縁部の不要なレジスト膜を除去する処理、いわゆるエッジビードリムーバル処理(以下、「EBR処理」という場合がある)が行われる。
このEBR処理をシンナーなどの溶剤を用いて行う場合、溶剤によって不要なレジスト膜が除去される一方で、パターン形成に必要なレジスト膜の隆起(以下、「ハンプ」という)や侵食が生じ、パターン形成用のレジスト膜の周縁部形状が崩れることがある。このようなレジスト膜の形状崩れが生じると、後工程においてパターン異常などの欠陥を引き起こすことが懸念される。
そこで、本開示にかかる技術は、基板のEBR処理における塗布膜のハンプや侵食の発生を抑制する。
以下、実施の形態にかかる基板処理装置及び基板処理方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
本実施形態にかかる基板処理装置を説明するにあたり、まず当該基板処理装置を備えた基板処理システムについて説明する。
(基板処理システム)
図1は、第1の実施形態にかかる基板処理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。また図2及び図3は、基板処理システム1の内部構成の概略を模式的に示す、正面図と背面図である。
基板処理システム1は、図1に示すように、基板としての複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション11と、を有する。そして、基板処理システム1は、カセットステーション10と、処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接する露光装置12との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション13と、を一体に接続した構成を有している。
カセットステーション10には、カセット載置台20が設けられている。カセット載置台20には、基板処理システム1の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置するカセット載置板21が複数設けられている。
カセットステーション10には、図1のX方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送装置23が設けられている。ウェハ搬送装置23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば処理ステーション11の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション11の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション11のカセットステーション10側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション11のインターフェイスステーション13側(図1のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理装置、例えば現像処理装置30、塗布処理装置としてのレジスト塗布装置31が設けられている。現像処理装置30は、ウェハWを現像処理する。レジスト塗布装置31は、ウェハWにレジスト液を供給して塗布膜としてレジスト膜を形成する。これら現像処理装置30、レジスト塗布装置31の数や配置は、任意に選択できる。
これら現像処理装置30、レジスト塗布装置31では、例えばウェハW上に所定の処理液、塗布液を用いたスピンコーティングが行われる。スピンコーティングでは、例えばノズルからウェハW上に処理液や塗布液を吐出すると共に、ウェハWを回転させて、処理液や塗布液をウェハWの表面に拡散させる。
第2のブロックG2には、図3に示すように、熱処理装置40と、周辺露光装置41が上下方向と水平方向に並べて設けられている。熱処理装置40は、ウェハWの加熱や冷却といった熱処理を行う。例えば熱処理装置40はレジスト膜が形成されたウェハWのベーク処理を行う。周辺露光装置41は、ウェハWの外周部を露光する。これら熱処理装置40、周辺露光装置41の数や配置は、任意に選択できる。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1及び図3に示すように第1のブロックG1~第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、ウェハ搬送装置70が配置されている。
ウェハ搬送装置70はそれぞれ、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム70aを有している。ウェハ搬送装置70は、上下に複数台配置されており、各ウェハ搬送装置70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、例えば各ブロックG1~G4の同程度の高さの所定の装置にウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。
シャトル搬送装置80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡し装置52と第4のブロックG4の受け渡し装置62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側の隣には、ウェハ搬送装置90が設けられている。ウェハ搬送装置90は、例えばX方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム90aを有している。ウェハ搬送装置90は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡し装置にウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション13には、ウェハ搬送装置100と受け渡し装置101が設けられている。ウェハ搬送装置100は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム100aを有している。ウェハ搬送装置100は、例えば搬送アーム100aにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡し装置、受け渡し装置101及び露光装置12との間でウェハWを搬送できる。
以上の基板処理システム1には、制御部200が設けられている。制御部200は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理システム1における各種処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部200にインストールされたものであってもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェア(回路基板)で実現してもよい。記憶媒体Hは一時的記憶媒体か非一時的記憶媒体かを問わない。
次に、本実施形態にかかる基板処理装置としてのレジスト塗布装置31について説明する。図4は、本実施形態にかかるレジスト塗布装置31の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。
レジスト塗布装置31は、内部を密閉可能な処理容器301を有している。処理容器301の側面には、ウェハWの搬入出口(図示せず)が形成されている。
処理容器301内には、ウェハWを保持する基板保持部としてのスピンチャック302が設けられている。このスピンチャック302は、例えばモータ等のアクチュエータを有するチャック駆動部303により所定の速度で回転可能であり、スピンチャック302に保持されたウェハWを回転させることができる。また、チャック駆動部303には、例えばシリンダ等の昇降駆動機構が設けられており、スピンチャック302は昇降自在になっている。
また、処理容器301内には、スピンチャック302の外側に配置された、スピンチャック302に保持されるウェハWを囲むカップ304が設けられている。カップ304は、ウェハWから飛散又は落下する液体を受け止めて回収するアウターカップ305と、アウターカップ305の内周側に位置するインナーカップ306と、を含む。アウターカップ305の上面には、スピンチャック302に対するウェハWの受け渡しの前後にウェハWが通過する開口307が形成されている。さらに、処理容器301内には、レジスト液をウェハWに吐出するためのノズルユニット308が上下方向及び水平方向に移動自在に設けられている。
また、本実施形態におけるレジスト塗布装置31は、ウェハWの周縁部にレーザーを照射するレーザー照射機構310と、レジスト膜が形成されたウェハWに保護膜形成用の処理液を吐出する処理液吐出機構320を備えている。
レーザー照射機構310は、レーザー光源311と、アッテネータ312と、マスク313と、レーザー照射部314を備えている。レーザー照射部314の内部にはミラー315が設けられている。レーザー光源311から水平方向に出力された図4の破線矢印で示すレーザー光は、アッテネータ312とマスク313を通過し、ミラー315の反射により鉛直方向下向きに進み、レーザー照射部314が有する図示しないレンズを介してウェハWに照射される。本実施形態におけるレーザー照射部314は、図示しない駆動機構を備えるアームによって往復矢印Aに沿って水平方向に移動自在に構成されている。
なお、レーザー照射機構310の構造や設置位置等は特に限定されず、ウェハ周縁部のレジスト膜に向けてレーザーを照射可能な構造であればよい。例えば本実施形態においてはレーザー照射部314を往復矢印Aに沿って水平方向に移動自在に構成しているが、スピンチャック302を往復矢印Aに沿って水平方向に移動自在に構成してもよい。また、ウェハWに対するレーザー照射位置の変更は、レーザー照射部314又はスピンチャック302の水平移動ではなく、ミラー315の角度調節によって行われてもよい。また、レーザー光の種類や発振形態、波長は、レジスト膜の除去が可能であれば特に限定されないが、レーザーは波長が240nm以上の固体レーザーであることが好ましい。さらに、レーザーはパルスレーザーであることが好ましい。
処理液吐出機構320は、保護膜形成用の処理液を供給する処理液供給源321と、処理液の流路となる処理液供給管322と、処理液吐出部としての処理液ノズル323を備えている。本実施形態における処理液ノズル323は、ノズル本体323aと、ノズル本体323aを支持するノズル支持部323bで構成されている。処理液ノズル323は、図示しない駆動機構を備えるアームによって往復矢印Bに沿って水平方向に移動自在に構成されている。なお、処理液吐出機構320の構造や設置位置等は特に限定されず、レジスト膜の上面への処理液の吐出が可能な構造であればよい。
処理液の種類は特に限定されず、後述する保護膜の除去液に対して可溶性を有し、かつ、基板や塗布膜の品質に悪影響を与えないものであればよい。例えば基板に形成される塗布膜がレジスト膜である場合、保護膜の除去液としてシンナーなどの有機溶剤を用いて保護膜の除去を行うと、保護膜と共にレジスト膜が溶解する。このため、塗布膜がレジスト膜である場合には、保護膜は水溶性の膜であることが好ましい。保護膜が水溶性の膜である場合、保護膜の除去液として例えば純水を使用することができ、レジスト膜を溶解させずに保護膜のみを除去することができる。そのような水溶性の保護膜を形成する処理液としては、例えばPVA(ポリビニルアルコール)等、水溶性のレジストなどが用いられる。
図5は、レーザー照射部314と処理液ノズル323を上から見た模式図である。図5に示すように、本実施形態におけるレジスト塗布装置31においては、処理液吐出機構320と同様の構造を有する、保護膜除去用の除去液を吐出する除去液吐出機構330が設けられている。除去液吐出機構330は、除去液を供給する除去液供給源331と、除去液の流路となる除去液供給管332と、除去液吐出部としての除去液ノズル333を備えている。本実施形態における除去液ノズル333は、ノズル本体333aと、ノズル本体333aを支持するノズル支持部333bで構成されている。除去液ノズル333は、図示しない駆動機構を備えるアームによって往復矢印Cに沿って水平方向に移動自在に構成されている。なお、除去液吐出機構330の構造や設置位置等は特に限定されず、レジスト膜の上面に形成された保護膜への除去液の吐出が可能な構造であればよい。
除去液の種類は特に限定されず、保護膜を溶解させることが可能であって、かつ、基板や塗布膜の品質に悪影響を与えないものであればよい。例えばレジスト膜の上面に形成された水溶性の保護膜に対しては除去液として純水を使用することができる。
本実施形態におけるレジスト塗布装置31は以上のように構成されている。次に、このレジスト塗布装置31を用いたウェハWの処理方法について説明する。本実施形態にかかるウェハWの処理は図6に示すフローに沿って行われる。
まずスピンチャック302上に保持されたウェハWの中心部にレジスト液を吐出し、スピンチャック302を回転させてウェハWにレジスト膜を形成する。
次に、図7(a)に示すように保護膜形成用の処理液ノズル323を、レジスト膜Rが形成されたウェハWの周縁部まで移動させる。このとき、処理液の吐出位置が少なくとも後述のレーザー照射領域よりもウェハWの半径方向内側の領域に位置するように処理液ノズル323を移動させる。続いて、スピンチャック302を回転させながら処理液を吐出し、スピンチャック302の回転によって、吐出された処理液を乾燥させ、図7(b)に示すようにレジスト膜Rの上面に保護膜Pを形成する。なお、本実施形態においては、レジスト膜Rが形成されたウェハWの周縁部にのみ保護膜Pを形成しているが、処理液をウェハWの中心部に吐出し、スピンチャック302の回転によってウェハWの全体に保護膜Pを形成してもよい。
次に、図7(c)に示すように処理液ノズル323をウェハWの外側に退避させ、レーザー照射部314をウェハWの周縁部に移動させる。続いて、スピンチャック302を回転させながらレーザーを照射する。
レーザーがパルスレーザーである場合は、例えば図8のようにレーザー照射を行う。図8は、レーザー照射時におけるウェハWの周縁部の様子を模式的に示した拡大平面図である。また、図8の紙面左側はウェハWの中心部側、紙面右側はウェハWの端部側である。図8に示す例ではレーザー照射は1回あたりの照射領域がウェハWの周方向(図中の矢印方向)において互いに重なるように実施される。詳述すると、まず領域L1に1回目のレーザー照射を行った後、領域L1に重なるように2回目のレーザー照射を行う。続いて、2回目にレーザーを照射した領域L2に重なるように3回目のレーザー照射を行う。このようにして各領域L1~L6が順に重なるようにレーザー照射を行うことで、ウェハWの周方向に沿ってレジスト膜が除去されていく。このとき、レーザー照射部314(図7(b))の位置は固定されている。そして、ウェハWの1周分のレジスト膜の除去が完了した後、レーザー照射が完了した領域からウェハWの中心部側にレーザー照射部314を移動させて、レーザー未照射領域のレーザー照射を行う。なお、パルスレーザーの照射ピッチとスピンチャック302の回転数は上記のようなレーザー照射が可能となるよう適宜設定される。
ウェハWに向けて照射されたレーザーは、保護膜Pを透過してレジスト膜Rに達する。これに伴い、ウェハWとレジスト膜Rの界面に熱が生じ、熱発生部におけるレジスト膜Rの膨張によって、レーザー照射箇所におけるレジスト膜Rは当該レジスト膜Rの上面に形成された保護膜Pと共にウェハWから剥離する。この結果、ウェハWの周縁部における不要なレジスト膜Rが除去される。なお、図7(a)及び図7(b)に示すように、本実施形態においては処理液吐出とレーザー照射を別々のタイミングで行っている。ただし、ウェハWに吐出された処理液がレーザーの照射位置に達するまでの間に乾燥して保護膜Pとして機能する装置構成であれば、処理液ノズル323とレーザー照射部314の各々をウェハWの周縁部に移動させ、処理液吐出とレーザー照射を同一の工程で実施してもよい。
次に、図7(d)に示すように、レーザー照射部314をウェハWの外側に退避させ、レーザーが照射されたウェハWに残存する保護膜Pの形成領域まで除去液ノズル333を移動させる。このとき、除去液の吐出位置が保護膜Pの形成領域よりもウェハWの半径方向内側の領域に位置するように除去液ノズル333を移動させる。続いて、スピンチャック302を回転させながら除去液を吐出し、これにより保護膜Pが除去される。そして、保護膜Pが除去されることにより、ウェハWの表面においては不要なレジスト膜Rが除去され、かつ、パターン形成に必要なレジスト膜Rのみが残存した状態となり、EBR処理が完了する。その後、ウェハWは例えば熱処理装置40に搬送されてベーク処理が行われる。
以上のように、本実施形態におけるウェハWの処理方法においては、レーザーを用いてEBR処理を行うため、EBR処理の際にシンナーなどの溶剤を使用しない。これにより、パターン形成のために必要なレジスト膜のハンプや浸食の発生を抑えることが可能となる。
なお、レーザーを用いてEBR処理を行う場合、レーザー照射によって、乾燥したレジストがウェハWの周縁部以外の箇所にデブリとして飛散することが懸念される。しかしながら、本実施形態におけるウェハWの処理方法においては、レーザーの照射前にレジスト膜Rの上面に保護膜Pを形成しているため、レーザー照射によって発生するデブリは保護膜Pの上面に飛散する。この保護膜Pは除去液によって除去されることから、保護膜Pの上面に飛散したデブリも保護膜Pと共に除去される。すなわち、本実施形態のようなレーザー照射前に保護膜Pを形成する処理方法によれば、レジスト膜Rのハンプや浸食の発生を抑制できると共に、レーザー照射時におけるデブリ対策も行うことができる。なお、デブリ対策としては、ウェハWの半径方向内側から外側に向けて窒素ガスなどの気体を吹き付けながらレーザー照射を行う方法もある。
<第2の実施形態>
第1の実施形態におけるレジスト塗布装置31は、レーザー照射機能を備えていたことによってウェハWのEBR処理を行う機能を有していたが、このレーザー照射機能は専用のモジュールで実現されてもよい。図9は、第2の実施形態にかかる基板処理装置としてのレーザー照射装置32の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。
図9に示す本実施形態におけるレーザー照射装置32は、図4に示すレジスト塗布装置31に対してノズルユニット308が設けられていないが、その他の構造はレジスト塗布装置31と実質的に同様の構造である。すなわち、レーザー照射装置32は、内部を密閉可能な処理容器401を有し、処理容器401内には、ウェハWを保持する基板保持部としてのスピンチャック402が設けられている。また、スピンチャック402は、チャック駆動部403により所定の速度に回転可能であり、処理容器401内には、スピンチャック402の外側に配置された、スピンチャック402に保持されるウェハWを囲むカップ404が設けられている。
さらにレーザー照射装置32は、ウェハWの周縁部にレーザーを照射するレーザー照射機構410を備えている。レーザー照射機構410は、レーザー光源411と、アッテネータ412と、マスク413と、レーザー照射部414を備えている。レーザー照射部414の内部にはミラー415が設けられている。
また、レーザー照射装置32は、レジスト膜が形成されたウェハWに保護膜形成用の処理液を吐出する処理液吐出機構420を備えている。処理液吐出機構420は、処理液供給源421と、処理液供給管422と、処理液吐出部としての処理液ノズル423を備えている。本実施形態における処理液ノズル423は、ノズル本体423aと、ノズル本体423aを支持するノズル支持部423bで構成されている。また、図示は省略するが、レーザー照射装置32は、図4に示すレジスト塗布装置31の除去液吐出機構330と同様の除去液吐出機構を備えている。なお、レーザー照射装置32の構造は特に限定されず、レーザー照射装置32に搬送されたウェハWの周縁部にレーザー照射が可能な構造であればよい。
上記のレーザー照射装置32は、図10に示すように、例えば基板処理システム1の第1のブロックG1に配置される。したがって、本実施形態における基板処理システム1は、塗布処理装置としてのレジスト塗布装置31と、ウェハWの加熱処理を行う熱処理装置40(図3)と、EBR処理を行う基板処理装置としてのレーザー照射装置32がそれぞれ独立した処理装置として配置されている。なお、本実施形態のようにレーザー照射機能を専用のモジュールで実現する場合、レジスト塗布装置の構成は公知の構成を適用できる。また、熱処理装置40の構成についても公知の構成を適用できる。
このような基板処理システム1によれば、レジスト塗布装置31、熱処理装置40、レーザー照射装置32の順にウェハWを搬送し、各々の装置で所定の処理を行うことで例えば図11に示すフローの処理を行うことができる。なお、図11に示すレジスト膜形成、保護膜形成、レーザー照射及び保護膜除去は、第1の実施形態で説明した方法と同様に実施してよい。また、図11に示すベーク処理は公知の方法で実施してよい。
図11に示すウェハWの処理のようにレジスト膜の形成後にベーク処理を行う場合、ベーク処理によってレジスト膜が固化するため、シンナーなどの溶剤を用いたEBR処理では、ベーク処理後のレジスト膜を除去することができない。一方、本実施形態にかかるレーザー照射装置32を用いたウェハWの処理においては、ベーク処理後の固化したレジスト膜を除去することができる。すなわち、図11のようなフローのEBR処理は本実施形態にかかる基板処理システム1によって実現できる処理である。
また、レーザー照射装置32を備えた基板処理システム1によれば、例えば図12に示すフローのようにレジスト塗布装置31におけるレジスト塗布処理と、熱処理装置40におけるベーク処理を交互に2回以上(図12の例では3回)実施し、その後にEBR処理を行うこともできる。前述の通り、ベーク処理後のレジスト膜を溶剤で除去することは困難であるため、ウェハWに多層のレジスト膜を形成する場合において、溶剤を用いたEBR処理を行う際には、レジスト膜の形成とベーク処理の間にEBR処理を行う必要がある。例えば図11のように3層構造のレジスト膜を形成するにあたり、溶剤のみでEBR処理を行う場合には、各層のレジスト膜を形成する度にEBR処理が実施されるため、計3回のEBR処理が必要となる。これに対し、本実施形態にかかる基板処理システム1によれば、3層のレジスト膜を形成した後にEBR処理を1回行うことで不要なレジスト膜の除去処理が完了するため、スループットを大幅に向上させることができる。さらに、多層のレジスト膜を形成した後に不要なレジスト膜を同時に除去できることから、各レジスト膜における周縁部の位置が揃い、各レジスト膜の重ね合わせ精度が高まる。
<第3の実施形態>
以上の実施形態では、レーザー照射時におけるデブリ対策の観点から保護膜を形成していたが、溶剤との接触に起因する塗布膜のハンプや侵食を抑えるという観点からは、保護膜の形成は必須ではない。
保護膜の形成を必須としない本開示の他の一態様は、基板処理装置であって、パターン形成用の塗布膜が形成された基板を保持して回転させる基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板の周縁部にレーザーを照射するレーザー照射部と、溶剤を吐出する溶剤吐出部と、前記レーザー照射部及び前記溶剤吐出部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、予め設定された、前記塗布膜の目標除去領域に前記レーザーを照射し、前記レーザーの照射領域よりも前記基板の半径方向外側の領域に残存する前記塗布膜に前記溶剤を吐出する制御を行うように構成されている。
第3の実施形態では上記態様の実施の形態について説明する。図13は、本実施形態にかかる基板処理装置としてのレジスト塗布装置31の構成の概略を模式的に示す側面断面図である。
本実施形態におけるレジスト塗布装置31は、第1の実施形態におけるレジスト塗布装置31の処理液吐出機構320(図4)と除去液吐出機構330(図5)を備えていない一方、溶剤を吐出する溶剤吐出機構340(図13)を備えている。溶剤吐出機構340は、溶剤を供給する溶剤供給源341と、溶剤の流路となる溶剤供給管342と、溶剤吐出部としての溶剤吐出ノズル343を備えている。本実施形態における溶剤吐出ノズル343は、ノズル本体343aと、ノズル本体343aを支持するノズル支持部343bで構成されている。溶剤吐出ノズル343は、図示しない駆動機構を備えるアームによって往復矢印Bに沿って水平方向に移動自在に構成されている。なお、溶剤吐出機構340の構造は特に限定されず、レジスト膜への溶剤の吐出が可能な構造であればよい。溶剤としては例えばシンナーが用いられる。
本実施形態におけるレジスト塗布装置31は以上のように構成されている。次に、このレジスト塗布装置31を用いたウェハWの処理方法について説明する。本実施形態にかかるウェハWの処理は図14に示すフローに沿って行われる。
まずスピンチャック302上に保持されたウェハWの中心部にレジスト液を吐出し、スピンチャック302を回転させてウェハWにレジスト膜を形成する。
次に、図13に示すレーザー照射部314をウェハWの周縁部に移動させてレーザーの照射を行う。通常、EBR処理においては、ウェハWの歩留まり向上の観点から不要なレジスト膜を除去する領域が予め設定されている。前述の第1の実施形態では、レーザー照射によって当該領域内にある全てのレジスト膜を除去しているが、第3の実施形態では、レーザー照射によって不要なレジスト膜の一部のみを除去している。
図15は、ウェハ表面のレジスト膜の形成状態を示す説明図である。図15の紙面左側がウェハWの端部側であり、紙面右側がウェハWの中心部側である。図15(a)に示すように、第3の実施形態では、ウェハWの周縁部において、ウェハWの端部以外の領域LTが予め設定されており、当該領域LTにレーザーを照射する。本明細書においては当該領域LTを「目標除去領域」という。すなわち、本実施形態におけるEBR処理においては、レジスト膜の目標除去領域LTにレーザーを照射し、目標除去領域LTのレジスト膜を除去する。目標除去領域LTは、ウェハWの歩留まりや溶剤の吐出位置等を考慮して任意に設定される領域である。なお、目標除去領域LTは、溶剤のみを用いてウェハ周縁部のレジスト膜除去処理(EBR処理)を行う際に溶剤と塗布膜が接触することでハンプが生じる領域であることが好ましい。換言すると、目標除去領域LTは、溶剤との接触で塗布膜が完全に溶解せずに、塗布膜の硬度が溶剤と接触する前より軟化する領域であることが好ましい。当該領域にレーザーを照射してレジスト膜を除去すれば、ハンプの発生を効果的に抑制することができる。
図15(a)に示す目標除去領域LTにレーザーを照射した後、図15(b)に示すように、溶剤吐出ノズル343をウェハWの周縁部に移動させる。このとき、溶剤の吐出位置がレーザー照射領域Lと除去対象となるレジスト膜R1の境界近傍となるように溶剤吐出ノズル343を移動させる。続いて、スピンチャック302を回転させながら溶剤を吐出する。これにより、図15(c)に示すようにレーザー照射領域の外側に残存していた不要なレジスト膜R1が除去され、EBR処理が完了する。
本実施形態におけるEBR処理では、従前と同様に溶剤を用いて不要なレジスト膜を除去しているが、溶剤を吐出する工程においては、不要なレジスト膜R1と、パターン形成のために必要なレジスト膜R2の間にレジスト膜が形成されていない領域Lが存在する。このため、不要なレジスト膜R1に溶剤を吐出する際には、吐出された溶剤がパターン形成に必要なレジスト膜R2に接触しにくく、レジスト膜R2におけるハンプや侵食の発生を抑えることができる。
なお、本実施形態におけるEBRの処理方法では、第1~第2の実施形態で説明した保護膜が設けられていないが、本実施形態におけるEBR処理においても保護膜を設けてもよい。例えば図15(a)に示すレーザーの照射前の段階において、レジスト膜Rの上面に保護膜が形成されていれば、レーザーの照射によって生じるデブリが当該保護膜の上面に飛散する。そして、そのデブリは保護膜と共に除去されることから、パターン形成のために必要なレジスト膜R2の上面にはデブリは残存しない。すなわち、第3の実施形態にかかるレジスト塗布装置31が、第1の実施形態で説明した保護膜形成用の処理液吐出機構320(図4)と、保護膜除去用の除去液吐出機構330(図5)を備えていれば、レジスト膜のハンプや侵食の発生の抑制と共にデブリ対策の効果が得られる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
また、本開示にかかるEBR処理を行う基板処理装置は、半導体ウェハ以外の処理対象基板、例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)基板の処理装置にも適用できる。
1 基板処理システム
31 レジスト塗布装置
40 熱処理装置
200 制御部
302、402 スピンチャック
314 レーザー照射部
323 処理液ノズル
333 除去液ノズル
R レジスト膜
P 保護膜
W ウェハ



Claims (7)

  1. 基板処理装置であって、
    パターン形成用の塗布膜が形成された基板を保持して回転させる基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板に保護膜を形成するための処理液を吐出する処理液吐出部と、
    前記保護膜が形成された前記基板の周縁部にレーザーを照射するレーザー照射部と、
    前記保護膜に当該保護膜を除去するための除去液を吐出する除去液吐出部と、を備えた、基板処理装置。
  2. 前記塗布膜はレジスト膜であり、前記保護膜は水溶性の膜である、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記レーザーは、波長が240nm以上の固体レーザーである、請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 溶剤を吐出する溶剤吐出部と、
    前記レーザー照射部及び前記溶剤吐出部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、予め設定された、前記塗布膜の目標除去領域に前記レーザーを照射し、前記レーザーの照射領域よりも前記基板の半径方向外側の領域に残存する前記塗布膜に前記溶剤を吐出する制御を行うように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 基板処理システムであって、
    基板にパターン形成用の塗布膜を形成する塗布処理を行う塗布処理装置と、
    前記基板の加熱処理を行う熱処理装置と
    前記基板の周縁部における前記塗布膜を除去する基板処理装置と、
    前記塗布処理装置、前記熱処理装置及び前記基板処理装置を制御する制御部と、を備え、
    前記基板処理装置は、
    前記基板を保持して回転させる基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板に保護膜を形成するための処理液を吐出する処理液吐出部と、
    前記保護膜が形成された前記基板の周縁部にレーザーを照射するレーザー照射部と、
    前記保護膜に当該保護膜を除去するための除去液を吐出する除去液吐出部と、を備え、
    前記制御部は、前記塗布処理と前記加熱処理を交互に2回以上実行して前記基板に2層以上の前記塗布膜を形成し、前記塗布膜に前記処理液を吐出して前記塗布膜の上面に前記保護膜を形成し、当該保護膜が形成された基板の周縁部に前記レーザーを照射し、当該レーザーが照射された前記基板に残存する前記保護膜に前記除去液を吐出する制御を行うように構成されている、基板処理システム。
  6. 基板処理方法であって、
    パターン形成用の塗布膜が形成された基板に処理液を吐出して前記基板に保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜が形成された前記基板の周縁部にレーザーを照射する工程と、
    前記レーザーが照射された前記基板に残存する前記保護膜に除去液を吐出し、前記保護膜を除去する工程と、を備えた、基板処理方法。
  7. 請求項6に記載の基板処理方法を基板処理装置によって実行させるように、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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