JP2022117567A - 印刷システム、及び、サーバー - Google Patents

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慎一 鶴山
Shinichi Tsuruyama
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良輔 垣尾
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Abstract

【課題】音声による印刷指示からコンテンツの印刷を遅らせることが可能な技術を提供する。【解決手段】印刷システムは、印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む。前記サーバーは、音声による印刷指示であって、印刷対象のコンテンツを示すコンテンツ指示、及び、前記コンテンツの印刷を保留する印刷保留指示を含む前記印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、前記印刷指示に基づいた印刷情報を記憶する記憶部と、前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部に記憶されている前記印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備える。前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って印刷を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置とサーバーを含む印刷システム、及び、サーバーに関する。
近年、クラウド印刷サービスを提供するサーバーコンピューターを経由してプリンターに印刷を実行させることが行われている。
また、近年、クラウド上の音声認識サービスと連携したスマートスピーカーが市販されてきている。
特許文献1には、音声制御デバイス、情報端末、表示装置、プリンター、アクセスポイント、及び、サーバーを含む印刷システムが開示されている。ユーザーがコンテンツの印刷を音声により指示すると、音声制御デバイスが音声データをサーバーへ送信し、サーバーが音声データに基づいて印刷データを生成しプリンターに印刷を実行させる。
特開2019-20873号公報
しかし、コンテンツの印刷物を他の人に見られたくない場合や、小さい子供がいてコンテンツの印刷物をプリンターに置きっ放しにできない場合、ユーザーはコンテンツを印刷させるタイミングまで待って印刷指示を発話する必要がある。
本発明の印刷システムは、印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む印刷システムであって、
前記サーバーは、
音声による印刷指示であって、印刷対象のコンテンツを示すコンテンツ指示、及び、前記コンテンツの印刷を保留する印刷保留指示を含む前記印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
前記印刷指示に基づいた印刷情報を記憶する記憶部と、
前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部に記憶されている前記印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備え、
前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って前記印刷を実行する、態様を有する。
また、本発明のサーバーは、受信したデータに従って印刷を実行する印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーであって、
音声による印刷指示であって、印刷対象のコンテンツを示すコンテンツ指示、及び、前記コンテンツの印刷を保留する印刷保留指示を含む前記印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
前記印刷指示に基づいた印刷情報を記憶する記憶部と、
前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部に記憶されている前記印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備える、態様を有する。
印刷システムを含むシステムの構成例を模式的に示すブロック図。 サーバーの構成例を模式的に示すブロック図。 記憶部に記憶されている印刷ジョブテーブルの構造例を模式的に示す図。 印刷装置の構成例を模式的に示すブロック図。 音声入出力装置の構成例を模式的に示すブロック図。 音声入力により印刷保留指示の後に印刷開始指示に従ってコンテンツを印刷する処理の例を模式的に示す図。 印刷制御処理の例を模式的に示すフローチャート。 音声入力により印刷タイミングを含む印刷指示に従ってコンテンツを印刷する処理の例を模式的に示す図。 音声入力により印刷情報を記憶部から削除する処理の例を模式的に示す図。 印刷データ管理処理の例を模式的に示すフローチャート。 印刷制御処理の別の例を模式的に示すフローチャート。 印刷制御処理の別の例を模式的に示すフローチャート。 音声入力により複数の印刷指示に従ってコンテンツを一括して印刷する処理の例を模式的に示す図。 記憶部に記憶されている印刷ジョブテーブルの別の構造例を模式的に示す図。 記憶部に記憶されているコンテンツ指示テーブルの構造例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)技術の概要:
まず、本願は、図1~15に示される例を参照して技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「技術の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
態様1:
図1、2に例示するように、本技術の一態様に係る印刷システムSY1は、印刷装置(例えばプリンター200)、及び、該印刷装置(200)とネットワークNE1を介して接続されたサーバー100を含んでいる。前記サーバー100は、印刷指示取得部111、記憶部121、及び、送信部124を備えている。図6、8等に例示するように、前記印刷指示取得部111は、音声による印刷指示PIであって、印刷対象のコンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTI、及び、前記コンテンツCO2の印刷を保留する印刷保留指示DEIを含む前記印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。前記記憶部121は、前記印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶する。前記送信部124は、前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部121に記憶されている前記印刷情報PT1に示される前記コンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信する。前記印刷装置(200)は、前記印刷データDA1を受信し、該印刷データDA1に従って前記印刷を実行する。
ユーザーUS0が音声により印刷保留指示DEIを出すことができなければ、印刷指示PIを発話するタイミングとコンテンツCO2が印刷されるタイミングとをずらすことができない。その結果、コンテンツCO2の印刷物600を他の人に見られたくない場合や、小さい子供がいてコンテンツCO2の印刷物600をプリンター200に置きっ放しにできない場合、ユーザーUS0はコンテンツCO2を印刷させるタイミングまで待って印刷指示PIを発話する必要がある。
一方、上述した態様1では、コンテンツCO2の印刷を保留する印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、即座にはコンテンツCO2が印刷されず、印刷の保留が解除されるとコンテンツCO2が印刷される。従って、上記態様1は、音声による印刷指示PIからコンテンツの印刷を遅らせることが可能な印刷システムを提供することができる。
ここで、サーバー100は、データを提供するコンピューターを意味し、1台のコンピューターでもよいし、互いに接続された複数台のコンピューターでもよい。
記憶部に記憶される印刷情報には、送信部から送信可能な印刷データ、コンテンツ指示CTI、印刷対象のコンテンツCO2の格納場所を示す情報、等が含まれる。
印刷の保留は、印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIの後の印刷開始指示をトリガーとして解除されてもよいし、印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIに含まれる印刷タイミングにおいて解除されてもよい。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
態様2:
図6に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記コンテンツCO2の前記印刷を開始させる印刷開始指示SIを前記音声仲介装置400から取得してもよい。前記送信部124は、前記印刷開始指示SIが取得されると前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。本態様は、ユーザーUS0が印刷指示PIの後に印刷開始指示SIを発話すると、コンテンツCO2の印刷の保留が解除され、コンテンツCO2が印刷される。従って、本態様は、ユーザーUS0が希望するタイミングで保留中のコンテンツCO2を印刷させることが可能な印刷システムSY1を提供することができる。
態様3:
図6に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIに紐付けられたユーザー識別情報UIDとしての第一識別情報UID1、及び、前記印刷開始指示SIに紐付けられたユーザー識別情報UIDとしての第二識別情報UID2を前記音声仲介装置400から取得してもよい。図7に例示するように、前記送信部124は、前記第一識別情報UID1で示されるユーザーUS1を示す前記第二識別情報UID2に紐付けられた前記印刷開始指示SIが取得されると前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。印刷指示PIに紐付けられた第一識別情報UID1で示されるユーザーを第二識別情報UID2が示していない場合、保留中のコンテンツCO2は印刷されない。従って、本態様は、印刷指示PIを発話したユーザーUS1とは異なるユーザーが保留中のコンテンツCO2を印刷させる不具合を抑制することができる。
態様4:
図10に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIが取得されてから所定期間、前記印刷開始指示SIが取得されない場合、前記印刷指示PIに基づいた前記印刷情報PT1を前記記憶部121から削除する処理を行ってもよい。この態様は、印刷保留状態がいつまでも解消されない不具合を抑制することができる。
態様5:
図8に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含む前記印刷指示PIを前記音声仲介装置400から取得してもよい。前記送信部124は、前記印刷タイミングTM1になると前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。本態様は、コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIをユーザーが発話すると、印刷タイミングTM1になった時にコンテンツCO2の印刷の保留が解除され、コンテンツCO2が印刷される。従って、本態様は、ユーザーUS0が希望するタイミングで保留中のコンテンツCO2を印刷させることが可能な印刷システムSY1を提供することができる。
態様6:
図9に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIを取り消す取消指示CAIを前記音声仲介装置400から取得してもよく、前記取消指示CAIを取得すると前記印刷指示PIに基づいた前記印刷情報PT1を前記記憶部121から削除する処理を行ってもよい。これにより、ユーザーUS0は、印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIを取り消すことができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様7:
図11に例示するように、前記送信部124は、前記印刷の保留が解除されても前記印刷が実行されない場合、前記印刷指示PIに基づいた前記印刷情報PT1を前記記憶部121から削除してもよい。この態様は、コンテンツCO2の印刷の保留が解除されても印刷が実行されない場合に印刷保留状態が解消されるので、印刷保留状態が解消されない不具合を抑制することができる。
態様8:
図12に例示するように、前記送信部124は、前記印刷の保留が解除されても前記印刷が実行されない場合、前記印刷が実行される状態になるまで前記印刷データDA1を保持してもよく、前記印刷が実行される状態になると前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。この態様は、印刷が実行される状態になると印刷タイミングTM1で印刷されなかったコンテンツCO2が印刷されるので、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様9:
前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIに紐付けられたユーザー識別情報UIDを前記音声仲介装置400から取得してもよい。図3に例示するように、前記記憶部121は、前記ユーザー識別情報UIDに紐付ける前記印刷情報PT1を一つに限定して前記ユーザー識別情報UIDに紐付けられた前記印刷情報PT1を記憶してもよい。本態様は、音声による印刷指示PIからコンテンツCO2の印刷を遅らせる好適な例を提供することができる。
態様10:
前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIに紐付けられたユーザー識別情報UIDを前記音声仲介装置400から取得してもよい。前記記憶部121は、前記ユーザー識別情報UIDに紐付けられた前記印刷情報PT1を記憶してもよい。図13に例示するように、前記印刷指示PIは、第一印刷指示PI1、及び、該第一印刷指示PI1とは異なる第二印刷指示PI2を含んでいてもよい。第二印刷指示PI2に紐付けられたユーザー識別情報UIDは、第一印刷指示PI1に紐付けられたユーザー識別情報UIDと同じである。図14に例示するように、前記印刷情報PT1は、前記第一印刷指示PI1に基づいた第一印刷情報PT11、及び、前記第二印刷指示PI2に基づいた第二印刷情報PT12を含んでいてもよい。第二印刷情報PT12に紐付けられたユーザー識別情報UIDは、第一印刷情報PT11に紐付けられたユーザー識別情報UIDと同じである。前記送信部124は、前記印刷指示PIの対象である前記印刷の保留が解除されると、前記ユーザー識別情報UIDに紐付けられて前記記憶部121に記憶されている前記第一印刷情報PT11に示される前記コンテンツCO2を印刷させる前記印刷データDA1、及び、前記ユーザー識別情報UIDに紐付けられて前記記憶部121に記憶されている前記第二印刷情報PT12に示される前記コンテンツCO2を印刷させる前記印刷データDA1を一括して前記印刷装置(200)に送信してもよい。本態様は、印刷を遅らせるコンテンツCO2を複数指示することができるので、利便性を向上させることができる。
態様11:
また、本技術の一態様に係るサーバー100は、受信したデータに従って印刷を実行する印刷装置(200)とネットワークNE1を介して接続されたサーバー100であって、印刷指示取得部111、記憶部121、及び、送信部124を備える。前記印刷指示取得部111は、音声による印刷指示PIであって、印刷対象のコンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTI、及び、前記コンテンツCO2の印刷を保留する印刷保留指示DEIを含む前記印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。前記記憶部121は、前記印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶する。前記送信部124は、前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部121に記憶されている前記印刷情報PT1に示される前記コンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信する。従って、本態様は、音声による印刷指示からコンテンツの印刷を遅らせることが可能なサーバー100を提供することができる。
尚、上記態様11に前記態様2~10を付加することも可能である。
さらに、本技術は、上述した印刷システムSY1を含む複合システム、上述したサーバー100を含む複合装置、上述した印刷システムSY1で実施される印刷方法、上述したサーバー100で実施される印刷制御方法、上述した印刷システムSY1の各部に対応する機能をコンピューターに実現させる印刷プログラム、上述したサーバー100の各部に対応する機能をコンピューターに実現させる印刷制御プログラム、前述のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。
(2)印刷システムの構成の具体例:
図1は、印刷システムSY1を含むシステムの構成の具体例を模式的に示している。図1に示すシステムは、サーバー100、プリンター200、スマートスピーカー300、音声仲介装置400、及び、端末500を含んでいる。印刷システムSY1は、サーバー100とプリンター200を含んでいる。ユーザーUS0は、プリンター200、スマートスピーカー300、及び、端末500を直接操作することができる。これらのプリンター200、スマートスピーカー300、及び端末500は、例えばユーザーUS1、US2のように複数のユーザーに共用されてもよい。この場合、ユーザーUS0はユーザーUS1、US2を総称する。サーバー100、プリンター200、スマートスピーカー300、音声仲介装置400、及び、端末500は、インターネットを含むネットワークNE1に接続されている。インターネットを含むネットワークNE1は、LANを含んでいてもよい。ここで、LANは、Local Area Networkの略称である。ネットワークNE1への接続は、有線による接続でもよいし、無線による接続でもよいし、有線と無線の両方による接続でもよい。サーバー100は、クラウド印刷サービスという機能を提供するサーバーコンピューターであり、音声仲介装置400に音声UIという機能を開放している。ここで、UIは、ユーザーインターフェイスの略称である。コンテンツCO2の印刷時、サーバー100は、音声仲介装置400からのキーワードKE0に基づいた印刷データDA1をプリンター200に送信する。プリンター200は、サーバー100からの印刷データDA1に従って印刷画像IM1を形成する印刷装置である。スマートスピーカー300は、音声仲介装置400による音声認識サービスという機能を利用する音声入出力装置である。音声仲介装置400は、AIを利用した音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターである。ここで、AIは、人工知能の略称である。
以下の説明において、「音声UI」はサーバー100のうち音声UIという機能を発揮する部分を意味し、「クラウド印刷サービス」はサーバー100のうちクラウド印刷サービスという機能を発揮する部分を意味するものとする。キーワードKE0は、対象記録を特定する際にまとめて扱う言葉であればよく、単語に限定されず、句や節などでもよい。
サーバー100は、音声UIを実現させる情報の記憶領域である音声UI領域110、及び、クラウド印刷サービスを実現させる情報の記憶領域である印刷サービス領域120を有している。音声UIは、クラウド印刷サービスの提供者が音声認識サービスのプラットフォーム上で構築したサービスである。音声UI領域110は、印刷指示取得部111を実現させる情報領域を含んでいる。印刷サービス領域120は、記憶部121、及び、送信部124を実現させる情報領域を含んでいる。記憶部121は、複数の印刷可能コンテンツCO1記憶し、さらに、ユーザーUS0からの音声による印刷指示に基づいた印刷情報PT1、例えば、印刷データDA1を記憶している。サーバー100は、音声UI及びクラウド印刷サービスを実現させるための複数の処理を並列して実行する。尚、音声UIとクラウド印刷サービスは、別々のコンピューターで構築されてもよい。また、音声UIは、音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターに構築されてもよい。
例えば、ユーザーUS0が「6月のカレンダーを後で印刷して」と発話すると、スマートスピーカー300はユーザーUS0からの音声をデジタル音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声に「を後で印刷して」という印刷要求キーワードが含まれる場合に音声UIに印刷を要求し、ユーザーUS0の識別情報、及び、音声に含まれる「6月」や「カレンダー」といったキーワードKE0を音声UIに渡す。音声仲介装置400は、図5に例示するスマートスピーカー識別情報300idをスマートスピーカー300から受信し、スマートスピーカー識別情報300idに紐付けられたユーザーUS0の識別情報を取得してもよい。また、音声仲介装置400は、音声信号SG1に基づいてユーザーUS0を識別し、識別したユーザーUS0の識別情報を取得してもよい。図1に示す「Request{userID}{June}{calendar}を後で印刷して」の内、「{userID}」はユーザーUS0の識別情報を意味し、「{June}」は「6月」といったキーワードKE0を意味し、「{calendar}」は「カレンダー」といったキーワードKE0を意味する。印刷要求キーワードとともに識別情報とキーワードKE0とを受け取った音声UIは、キーワードKE0に従って処理を行う。ここで、「を後で印刷して」等といったコンテンツCO2の印刷を保留するキーワードが印刷指示に含まれる場合、音声UIは、印刷可能コンテンツCO1のうちキーワードKE0で特定されるコンテンツCO2の印刷を保留させる印刷保留指示DEIを含めて、コンテンツCO2の印刷リクエストをクラウド印刷サービスに出す。印刷可能コンテンツCO1には、記憶部121に記憶されているコンテンツ、図示しない外部のサーバーコンピューターに記憶されているコンテンツ、等が含まれる。
印刷保留指示DEIを含む印刷リクエストを受けたクラウド印刷サービスは、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶部121に記憶させ、印刷の保留が解除されると、記憶部121に記憶されている印刷情報PT1に示されるコンテンツCO2を使用した印刷データDA1をプリンター200に送信する。クラウド印刷サービスは、印刷情報PT1として印刷データDA1を記憶部121に記憶させる場合、コンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成し、該印刷データDA1を記憶部121に記憶させる。印刷の保留が解除されると、クラウド印刷サービスは、記憶部121から印刷データDA1を読み出し、ユーザーUS0の識別情報に紐付けられたプリンター200にネットワークNE1を介して印刷データDA1を送信する。印刷データDA1を受信したプリンター200は、印刷データDA1に従って印刷を実行し、印刷データDA1に基づいた印刷画像IM1を有する印刷物600を形成する。これにより、印刷の保留が解除されたタイミングにおいて、ユーザーUS0が発話した「6月のカレンダー」のコンテンツCO2が印刷される。尚、キーワードKE0で印刷の対象のみならず「A社プリンターで、6月のカレンダーを後で印刷して」等と発話することで、ユーザーUS0が出力先として想定しているプリンター200も指定してもよい。
むろん、印刷要求キーワードは、「を後で印刷して」に限定されず、「の印刷を後でして」等、類似する様々なバリエーションが考えられる。そこで、これらのバリエーションを含む音声に対する処理も、印刷要求キーワード「を後で印刷して」を含む音声に対する処理に類似する処理を行うことにしておけばよい。
また、音声UIは、「印刷ジョブを登録しました。印刷するときは”さっきの印刷して”と言ってください」等といったガイダンスメッセージGM1を音声仲介装置400に送信する処理も行う。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1をデジタル音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1をスマートスピーカー300に送信する。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換し、「印刷ジョブを登録しました。印刷するときは”さっきの印刷して”と言ってください」といった音声を出力する。
本具体例のサーバー100は、印刷指示PIが印刷保留指示DEIを含んでいる場合に印刷の保留が解除されてからコンテンツCO2をプリンター200に印刷させる。これにより、音声による印刷指示PIからコンテンツCO2の印刷を遅らせることができ、音声指示に応じて所望のタイミングでコンテンツCO2の印刷物600を得ることができる。例えば、ユーザーUS0は、コンテンツCO2の印刷物600を他の人に見られたくない場合や、小さい子供がいてコンテンツCO2の印刷物600をプリンター200に置きっ放しにできない場合でも、所望の発話タイミングで印刷指示を出すことができる。
図2は、サーバー100の構成を模式的に例示している。図2に示すサーバー100は音声UI領域110と印刷サービス領域120を有する一つのサーバーコンピューターであるが、サーバーは複数の互いに接続された複数のサーバーコンピューターで構成されてもよい。例えば、サーバー100は、音声UI領域110を有するサーバーコンピューターと印刷サービス領域120を有するサーバーコンピューターとが別々に設けられた構成を有していてもよい。また、音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターに音声UI領域110が構築されてもよく、この場合でも、音声UI領域110と印刷サービス領域120を含むサーバー100が構成される。
図2に示すサーバー100は、プロセッサーであるCPU101、半導体メモリーであるROM102、半導体メモリーであるRAM103、記憶装置104、入力装置105、表示装置106、ネットワークI/F107、時計回路108、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。ここで、CPUはCentral Processing Unitの略称であり、ROMはRead Only Memoryの略称であり、RAMはRandom Access Memoryの略称であり、I/Fはインターフェイスの略称である。
記憶装置104は、図示しないOS等を記憶しているとともに、上述した音声UI領域110及び印刷サービス領域120を有している。ここで、OSは、オペレーティングシステムの略称である。音声UI領域110は、印刷指示取得機能FU1をサーバー100に実現させるプログラム等を記憶している。印刷サービス領域120は、印刷情報PT1及び印刷可能コンテンツCO1を記憶している記憶部121を有し、送信機能FU3をサーバー100に実現させるプログラム等を記憶している。印刷制御プログラムPR1は、前述の印刷指示取得機能FU1及び送信機能FU3をサーバー100に実現させるプログラムを含む。記憶装置104に記憶されている情報は、適宜、RAM103に読み出され、プリンター200に印刷を実行させるための処理に使用される。記憶装置104には、ハードディスクといった磁気記憶装置、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、等を用いることができる。尚、印刷制御プログラムPR1は、ユーザーUS0から見れば印刷アプリといえる。
入力装置105には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。表示装置106には、液晶表示パネル等を用いることができる。ネットワークI/F107は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。時計回路108は、現在日時を出力可能である。
CPU101は、記憶装置104からRAM103に読み出した印刷制御プログラムPR1を実行することにより、印刷指示取得機能FU1に対応する印刷指示取得処理、及び、送信機能FU3に対応する印刷データ送信処理を行う。印刷制御プログラムPR1は、コンピューターであるサーバー100を、印刷指示取得機能FU1に対応する印刷指示取得部111、及び、送信機能FU3に対応する送信部124として機能させる。印刷制御プログラムPR1を実行するサーバー100は、図6~9等に例示するように、印刷指示取得工程ST1、記憶工程ST2、印刷開始指示取得工程ST3、印刷開始通知工程ST4、印刷データ送信工程ST5、印刷工程ST6、及び、取消工程ST7を実施する。印刷制御プログラムPR1を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、記憶装置104に限定されず、サーバー100の外部にある記録媒体でもよい。
図3は、記憶部121に記憶されている印刷ジョブテーブルTA1の構造を模式的に例示している。印刷ジョブテーブルTA1には、ユーザーUS0からの音声による印刷指示に基づいた印刷情報PT1がユーザー識別情報UID及び登録タイミングTM0に紐付けられた状態で格納されている。図3に示すユーザー識別情報UIDは、ユーザーUS0の識別情報を意味する。ユーザー識別情報UIDに紐付けられる印刷情報PT1は、一つに限定されている。記憶部121は、ユーザー識別情報UIDに紐付ける印刷情報PT1を一つに限定してユーザー識別情報UIDに紐付けられた印刷情報PT1を記憶する。従って、各ユーザーUS0には、一つの印刷情報PT1の登録が認められ、複数の印刷情報PT1の登録は認められていない。各印刷情報PT1に紐付けられた登録タイミングTM0は、印刷情報PT1が印刷ジョブテーブルTA1に格納されたタイミングを意味する。
図3に示す印刷情報PT1は、印刷対象のコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を含んでいる。印刷データDA1は、印刷ジョブとも呼ばれる。印刷情報PT1には、コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含まない情報もあれば、コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含む情報もある。印刷指示PIの発話タイミング、実質的には登録タイミングTM0から印刷タイミングTM1までの期間は、例えば10分単位で最長1週間まで指定可能である。
ここで、図1に示すユーザーUS1に付与されたユーザー識別情報UIDを「UID-A」とし、図1に示すユーザーUS2に付与されたユーザー識別情報UIDを「UID-B」とする。例えば、ユーザー識別情報「UID-A」に紐付けられた印刷情報PT1は、印刷タイミングTM1を含まず、コンテンツ「6月のカレンダー」の印刷データDA1である。ユーザー識別情報「UID-B」に紐付けられた印刷情報PT1は、登録タイミングTM0から10分後の印刷タイミング「5月31日10時40分」、及び、コンテンツ「フォトプロップス」の印刷データDA1を含んでいる。
図4は、プリンター200の構成を模式的に例示している。図4に示すプリンター200は、ネットワークNE1を経由して受信した印刷データDA1に従ってコンテンツCO2の印刷を実行可能な印刷装置である。印刷システムSY1に使用可能なプリンター200は、インクジェットプリンター、レーザープリンターといった電子写真式プリンター、等、特に限定されない。むろん、プリンター200は、複写機、ファクシミリ、これらの機能を備えた複合機、等でもよい。図4は、インクジェットプリンターである場合のプリンター200の構成を示している。
図4に示すプリンター200は、コントローラー210、操作パネル220、ネットワークI/F230、及び、印刷部240を有している。
コントローラー210は、CPU211、ROM212、RAM213、記憶装置214、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。すなわち、プリンター200は、コンピューターの一種でもある。記憶装置214は、コンピューターをプリンター200として機能させるファームウェアFW1、プリンター200を個々に識別するためのプリンター識別情報200id、等を記憶している。プリンター識別情報200idには、メールアドレス、IPアドレス、シリアルナンバー、等を用いることができる。ここで、IPアドレスは、Internet Protocol Addressの略称である。記憶装置214には、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、ハードディスクといった磁気記憶装置、等を用いることができる。
操作パネル220は、表示部、操作入力部、等を有し、ユーザーUS0による操作を受け付ける。表示部は、例えば、液晶パネルで構成され、プリンター200の状態を示す情報、ユーザーUS0による指示を示す情報、等を表示する。操作入力部は、例えば、カーソルキーや決定キーを含む複数の操作キーで構成される。また、操作入力部は、表示画面への操作を受け付けるタッチパネル等でもよい。
ネットワークI/F230は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。
印刷部240は、インク滴といった液滴Drを被印刷物(print substrate)ME1に吐出する記録ヘッド241、及び、被印刷物ME1を搬送する紙送り部245を有している。記録ヘッド241は、液滴Drが吐出される複数のノズル242、及び、各ノズル242から液滴Drを噴射させる駆動回路243を有している。駆動回路243には、各ノズル242に連通する圧力室の液体に圧力を加える圧電素子を駆動する回路、各圧力室の液体に対して熱により気泡を発生させるサーマル素子を駆動する回路、等を用いることができる。紙送り部245により搬送された被印刷物ME1に液滴Drが着弾することにより、サーバー100からの印刷データDA1に対応する印刷画像IM1が被印刷物ME1に形成される。
尚、被印刷物ME1は、印刷画像IM1を保持する素材のことである。被印刷物には、紙、樹脂、金属、等を用いることができる。被印刷物ME1の形状は、長方形又はロール状が一般的であるが、光ディスクのような略円形、長方形以外の多角形、立体形状、等でもよい。
図5は、音声仲介装置400による音声認識サービスを利用するスマートスピーカー300の構成を模式的に例示している。図5に示すスマートスピーカー300は、CPU301、ROM302、RAM303、記憶装置304、音声入力装置305、音声出力装置306、ネットワークI/F307、表示部350、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。すなわち、スマートスピーカー300は、コンピューターの一種でもある。記憶装置304は、コンピューターをスマートスピーカー300として機能させる音声入出力プログラム310、スマートスピーカー300を個々に識別するためのスマートスピーカー識別情報300id、等を記憶している。記憶装置304には、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、ハードディスクといった磁気記憶装置、等を用いることができる。表示部350は、例えば、液晶パネルで構成され、スマートスピーカー300の状態を示す情報等を表示する。
尚、表示部350を備えるスマートスピーカー300の代わりに、表示部を備えていないスマートスピーカーを使用してもよい。
音声入力装置305は、マイクロフォンを有し、外部から入った音声をマイクロフォンでアナログ電気信号に変換し、この電気信号をデジタル音声信号SG1に変換する。スマートスピーカー300に設けられる音声入力装置305の数は、一つでもよいし、2以上でもよい。音声出力装置306は、電気信号を音に変換する狭義のスピーカーを有し、デジタル音声信号SG1をアナログ電気信号に変換し、このアナログ電気信号をスピーカーで音声に変換し、音声を外部へ出力する。スマートスピーカー300に設けられる音声出力装置306の数は、一つでもよいし、2以上でもよい。ネットワークI/F307は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。
図1に示す音声仲介装置400は、サーバーコンピューターであり、例えば、CPU、ROM、RAM、記憶装置、入力装置、表示装置、ネットワークI/F、等を有している。
図1に示す端末500には、スマートフォンやタブレット端末といった携帯端末、パーソナルコンピューター、等を用いることができる。
(3)システムの処理の具体例:
図6は、音声入力により印刷保留指示DEIの後に印刷開始指示SIに従ってコンテンツCO2を印刷する処理を模式的に例示している。上述したように、「音声UI」はサーバー100のうち音声UIという機能を発揮する部分を意味し、「クラウド印刷サービス」はサーバー100のうちクラウド印刷サービスという機能を発揮する部分を意味する。ここで、ステップS106、及びS114は、印刷指示取得工程ST1に対応し、印刷指示取得部111で実行され、印刷指示取得機能FU1に対応している。ステップS108~S110は、記憶工程ST2に対応している。ステップS124は、印刷開始指示取得工程ST3、印刷指示取得部111、及び、印刷指示取得機能FU1に対応している。ステップS126~S128は、印刷開始通知工程ST4に対応している。ステップS134~S136は、印刷データ送信工程ST5に対応している。ステップS134は、送信部124で実行され、送信機能FU3に対応している。ステップS138は、印刷工程ST6に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略し、括弧内に各ステップの符号を示す。
ユーザーUS0がコンテンツ指示CTIと印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換し、この音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する(S102)。コンテンツ指示CTIは、複数の印刷可能コンテンツCO1から指示された印刷対象のコンテンツCO2を示している。印刷保留指示DEIは、コンテンツCO2の印刷を保留する指示である。例えば、ユーザーUS0が「6月のカレンダーを後で印刷して」と発話すると、「6月のカレンダー」がコンテンツ指示CTIとなり、「を後で印刷して」が印刷保留指示DEIとなる。
音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0を識別するユーザー識別情報UIDを取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声の解析結果からキーワードKE0を抽出し、音声UIにユーザー識別情報UIDとキーワードKE0を渡して印刷指示PIを要求する(S104)。印刷指示PIは、コンテンツ指示CTIと印刷保留指示DEIを含んでいる。キーワードKE0は、音声による印刷指示PIに含まれる。印刷指示PIには、プリンター200を特定するキーワードKE0が含まれてもよい。ここで、音声UIに渡されるユーザー識別情報UIDを第一識別情報UID1とする。
音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を記憶装置に記憶しており、ユーザーUS0の識別情報に紐付けてスマートスピーカー識別情報300idを記憶している。そこで、音声仲介装置400は、スマートスピーカー300がスマートスピーカー識別情報300idを送信すると該スマートスピーカー識別情報300idに紐付けられたユーザーUS0の識別情報を取得することができる。
また、音声仲介装置400は、ユーザーUS0の音声の特徴を表す情報をユーザーUS0の識別情報に紐付けて記憶装置に記憶している。ユーザーUS0を識別する音声の特徴は、例えば、音声の周波数分布により表すことができる。そこで、音声仲介装置400は、音声信号SG1に基づいて音声の周波数分布を求め、この周波数分布に最も近い周波数分布に紐付けられたユーザーUS0の識別情報を記憶装置から取得してもよい。
さらに、スマートスピーカー300がユーザーUS0の名前の音声入力を受け付け、音声仲介装置400が音声信号SG1に基づいてユーザーUS0の名前を抽出することにより該名前に紐付けられたユーザーUS0の識別情報を記憶装置から取得してもよい。
音声UIは、上述したキーワードKE0を含む印刷指示PIを音声仲介装置400から取得すると、クラウド印刷サービスに対して、第一識別情報UID1を渡し、印刷保留指示DEIとともにコンテンツCO2の印刷データDA1の生成を要求する(S106)。このようにして、サーバー100の印刷指示取得部111は、音声による印刷指示PIであって、印刷対象のコンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTI、及び、コンテンツCO2の印刷を保留する印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。クラウド印刷サービスに渡される第一識別情報UID1は、音声仲介装置400から渡された第一識別情報UID1で示されるユーザーを示す情報であればよく、音声仲介装置400から渡された第一識別情報UID1からデータが変わっていてもよい。
音声UIからの要求を受けたクラウド印刷サービスは、音声UIから要求されたコンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成する(S108)。印刷データDA1は、印刷可能コンテンツCO1のうち印刷指示PIに基づいたコンテンツCO2をプリンター200に印刷させるデータである。ここで、音声UIからの要求に印刷保留指示DEIが含まれているので、クラウド印刷サービスは、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1として印刷データDA1を第一識別情報UID1に紐付けて記憶部121に記憶させる(S110)。第一識別情報UID1は、図3に示すユーザー識別情報UIDに相当する。むろん、記憶部121に格納される第一識別情報UID1は、音声UIから渡された第一識別情報UID1で示されるユーザーUS0を示す情報であればよく、音声仲介装置400から渡された第一識別情報UID1からデータが変わっていてもよい。印刷指示PIに印刷タイミングTM1が含まれていない場合、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1に印刷タイミングTM1は格納されない。クラウド印刷サービスは、印刷ジョブテーブルTA1に印刷データDA1を格納することに併せて、時計回路108から出力される現在時刻を登録タイミングTM0として第一識別情報UID1に紐付けて印刷ジョブテーブルTA1に格納する。
尚、クラウド印刷サービスは、S108の前に、印刷ジョブテーブルTA1において印刷データDA1が既に第一識別情報UID1に紐付けられているか否かを確認してもよい。印刷データDA1が既に第一識別情報UID1に紐付けられている場合、クラウド印刷サービスは、S108以降の処理を行わず、印刷データDA1が既に登録されていることを音声UIに通知してもよい。むろん、印刷データDA1が既に第一識別情報UID1に紐付けられていても、クラウド印刷サービスはS108以降の処理を行ってもよい。
印刷情報PT1を記憶したクラウド印刷サービスは、印刷情報PT1の登録を完了した通知を音声UIに出す(S112)。登録完了の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「印刷ジョブを登録しました。印刷するときは”さっきの印刷して”と言ってください」といった登録完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S114)。尚、音声UIは、印刷データDA1の生成を要求するS106の処理が完了したことをトリガーとして、S114の処理を行ってもよい。この場合、S112の処理を省略することが可能である。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1をスマートスピーカー300に送信する(S116)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換し、この音声を出力する(S118)。これにより、ユーザーUS0には、「印刷ジョブを登録しました。印刷するときは”さっきの印刷して”と言ってください」といった登録完了メッセージが音声により読み上げられる。その後、ユーザーUS0が「さっきの印刷して」といった印刷開始指示SIの音声を発話すれば、S120以降の処理が行われる。印刷開始指示SIは、コンテンツCO2の印刷を開始させる指示であり、印刷の保留を解除させる指示である。
ユーザーUS0が印刷開始指示SIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換し、この音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する(S120)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声の解析結果から印刷開始指示SIに対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにユーザー識別情報UIDとキーワードKE0を渡して印刷開始指示SIを要求する(S122)。このキーワードKE0も、音声による印刷指示PIに含まれる。ここで、音声UIに渡されるユーザー識別情報UIDを第二識別情報UID2とする。
音声UIは、上述した印刷開始指示SIとしてのキーワードKE0を音声仲介装置400から取得すると、クラウド印刷サービスに対して、第二識別情報UID2を渡し、コンテンツCO2の印刷データDA1の送信を要求する(S124)。このようにして、サーバー100の印刷指示取得部111は、コンテンツCO2の印刷を開始させる印刷開始指示SIを音声仲介装置400から取得する。クラウド印刷サービスに渡される第二識別情報UID2は、音声仲介装置400から渡された第二識別情報UID2で示されるユーザーUS0を示す情報であればよく、音声仲介装置400から渡された第二識別情報UID2からデータが変わっていてもよい。
音声UIからの要求を受けたクラウド印刷サービスは、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1を参照し、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷情報PT1に従った印刷を開始させる通知を音声UIに出す(S126)。例えば、ユーザー識別情報「UID-A」のユーザーUS1がコンテンツ「6月のカレンダー」を登録した場合、クラウド印刷サービスは、「6月のカレンダー」の印刷を開始させる通知を音声UIに出す。印刷開始の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「6月のカレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S128)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S130)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S132)。これにより、ユーザーUS0には、「6月のカレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージが音声により読み上げられる。
また、印刷開始を通知したクラウド印刷サービスは、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から読み出し、第二識別情報UID2に紐付けられたプリンター200にネットワークNE1を介して印刷データDA1を送信する処理を行う(S134)。クラウド印刷サービスは、印刷データDA1の送信が完了すると、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から削除する。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、印刷開始指示SIが取得されると、記憶部121に記憶されている印刷情報PT1に示されるコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1をプリンター200に送信する。
プリンター200は、ネットワークNE1を介して印刷データDA1を受信し(S136)、この印刷データDA1に従って印刷を実行する(S138)。これにより、ユーザーUS0の発話に応じたコンテンツCO2が印刷開始指示SIのタイミングにおいて印刷される。
以上より、コンテンツCO2の印刷を保留する印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、即座にはコンテンツCO2が印刷されない。印刷指示PIの後にユーザーUS0が印刷開始指示SIを発話すると、印刷の保留が解除され、コンテンツCO2が印刷される。従って、本具体例は、ユーザーUS0が希望するタイミングで保留中のコンテンツCO2を印刷させることが可能となる。
むろん、ユーザーUS0は、印刷情報PT1の登録を求めないでコンテンツCO2を印刷させることも可能である。この場合、ユーザーUS0が印刷可能コンテンツCO1に含まれるコンテンツCO2の印刷指示PIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、この発話に応じた音声信号SG1をスマートスピーカー300が音声仲介装置400に送信する。音声仲介装置400がコンテンツCO2に対応するキーワードKE0を音声UIに渡して印刷指示PIを要求し、音声UIがコンテンツCO2の印刷をクラウド印刷サービスに要求すると、図6に示すS108、S134~S138の処理によりコンテンツCO2が印刷される。従って、ユーザーUS0は、発話に応じたコンテンツCO2の印刷物600を速やかに得ることができる。
尚、図7に示すように、第二識別情報UID2で示されるユーザーUS0を示すユーザー識別情報UIDに紐付けられた印刷情報PT1が記憶部121に無い場合、クラウド印刷サービスは、印刷情報PT1が登録されていないことを通知する処理を行うことができる。図7は、クラウド印刷サービスが行う印刷制御処理を模式的に例示している。この処理は、図6に示すS126、S134にS152、S154が追加されている。ここで、S152、S126、及びS154は、印刷開始通知工程ST4に対応している。
図7に示す印刷制御処理が行われる前提として、図6のS106において印刷指示PIに紐付けられた第一識別情報UID1が音声仲介装置400から取得され、図6のS124において印刷開始指示SIに紐付けられた第二識別情報UID2が音声仲介装置400から取得されている。
音声UIから印刷データDA1の送信要求を受けたクラウド印刷サービスは、第二識別情報UID2で示されるユーザーUS0を示すユーザー識別情報UIDに紐付けられた印刷情報PT1が印刷ジョブテーブルTA1に有るか否かに応じて処理を分岐させる(S152)。前述の印刷情報PT1が印刷ジョブテーブルTA1に有る場合、クラウド印刷サービスは、処理をS126に進め、印刷開始の通知を音声UIに出す。また、印刷開始を通知したクラウド印刷サービスは、前述の印刷情報PT1としての印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から読み出してプリンター200に送信する処理を行い、当該印刷データDA1を削除する(S134)。
図3に示す印刷ジョブテーブルTA1に格納されているユーザー識別情報UIDは、印刷指示PIに紐付けられた第一識別情報UID1に相当する。従って、サーバー100の送信部124は、第一識別情報UID1で示されるユーザーUS0を示す第二識別情報UID2に紐付けられた印刷開始指示SIが取得されると印刷データDA1をプリンター200に送信する。
上述の印刷情報PT1が印刷ジョブテーブルTA1に無い場合、クラウド印刷サービスは、処理をS154に進め、第二識別情報UID2に紐付けられた印刷情報PT1が登録されていないことを音声UIに通知する。図示していないが、印刷情報PT1が登録されていないことの通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「印刷ジョブが登録されていません」といった非登録通知メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する。
例えば、図1、3に示すユーザー識別情報「UID-A」のユーザーUS1がコンテンツ「6月のカレンダー」を登録したとする。この場合、ユーザーUS1が印刷開始指示「さっきの印刷して」と発話すると、図6に示すS126、S134~S138の処理に従ってコンテンツ「6月のカレンダー」が印刷される。一方、ユーザーUS1が使用するスマートスピーカー300に向かってユーザー識別情報「UID-B」のユーザーUS2が印刷開始指示「さっきの印刷して」と発話しても、図7に示すS154の処理に従ってコンテンツ「6月のカレンダー」は印刷されない。尚、ユーザーUS2が自分用のコンテンツを登録している場合、当該コンテンツが印刷される。
以上より、印刷指示PIに紐付けられた第一識別情報UID1で示されるユーザーUS0を第二識別情報UID2が示していない場合、保留中のコンテンツCO2は印刷されない。従って、本具体例は、印刷指示PIを発話したユーザーUS1とは異なるユーザーUS2が保留中のコンテンツCO2を印刷させる不具合を抑制することができる。
図8に例示するように、本印刷システムSY1は、音声によりコンテンツCO2の印刷タイミングTM1を受け付けることが可能である。図8は、音声入力により印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIに従ってコンテンツCO2を印刷する処理を模式的に例示している。図8に示すS102~S118、S126~S138の処理は、図6で示したS102~S118、S126~S138の処理に類似しているので、同じ符号を付している。図8に示す印刷タイミングTM1は、印刷保留指示DEIに含まれる。
ユーザーUS0がコンテンツ指示CTIと印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S102)。例えば、ユーザーUS0が「6月のカレンダーを10分後に印刷して」と発話すると、「6月のカレンダー」がコンテンツ指示CTIとなり、「を10分後に印刷して」が印刷保留指示DEIとなり、「10分後」が印刷タイミングTM1となる。
音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザー識別情報UIDを取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声の解析結果からキーワードKE0を抽出し、音声UIにユーザー識別情報UIDとキーワードKE0を渡して印刷指示PIを要求する(S104)。印刷指示PIは、コンテンツ指示CTIと印刷タイミングTM1を含んでいる。ここで、音声UIに渡されるユーザー識別情報UIDを第一識別情報UID1とする。
音声UIは、上述したキーワードKE0を含む印刷指示PIを音声仲介装置400から取得すると、クラウド印刷サービスに対して、第一識別情報UID1を渡し、印刷タイミングTM1とともにコンテンツCO2の印刷データDA1の生成を要求する(S106)。
音声UIからの要求を受けたクラウド印刷サービスは、音声UIから要求されたコンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成する(S108)。ここで、音声UIからの要求に印刷タイミングTM1が含まれているので、クラウド印刷サービスは、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1として印刷タイミングTM1及び印刷データDA1を第一識別情報UID1に紐付けて記憶部121に記憶させる(S110)。クラウド印刷サービスは、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1に印刷情報PT1を格納することに併せて、時計回路108から出力される現在時刻を登録タイミングTM0として第一識別情報UID1に紐付けて印刷ジョブテーブルTA1に格納する。例えば、ユーザー識別情報「UID-B」のユーザーUS2が印刷タイミング「10分後」を発話すると、印刷ジョブテーブルTA1には登録タイミング「5月31日10時30分」から10分後の印刷タイミング「5月31日10時40分」が格納される。
ここでも、クラウド印刷サービスは、S108の前に、印刷ジョブテーブルTA1において印刷データDA1が既に第一識別情報UID1に紐付けられているか否かを確認してもよい。印刷データDA1が既に第一識別情報UID1に紐付けられている場合、クラウド印刷サービスは、S108以降の処理を行わず、印刷データDA1が既に登録されていることを音声UIに通知してもよい。
印刷情報PT1を記憶したクラウド印刷サービスは、印刷情報PT1の登録を完了した通知を音声UIに出す(S112)。登録完了の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「印刷ジョブを登録しました。10分後に6月のカレンダーを印刷します」といった登録完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S114)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S116)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S118)。これにより、ユーザーUS0には、「印刷ジョブを登録しました。10分後に6月のカレンダーを印刷します」といった登録完了メッセージが音声により読み上げられる。
クラウド印刷サービスは、定期的、例えば、10分毎に記憶部121の印刷ジョブテーブルTA1を確認し、時計回路108から出力される現在時刻が印刷タイミングTM1となった印刷情報PT1に従ってコンテンツCO2の印刷処理を開始する。
まず、クラウド印刷サービスは、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1を参照し、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷情報PT1に従った印刷を開始させる通知を音声UIに出す(S126)。例えば、ユーザーUS0がコンテンツ「6月のカレンダー」を登録した場合、クラウド印刷サービスは、「6月のカレンダー」の印刷を開始させる通知を音声UIに出す。印刷開始の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「6月のカレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S128)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S130)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S132)。これにより、ユーザーUS0には、「6月のカレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージが音声により読み上げられる。音声を聞いたユーザーUS0が「はい」といった印刷確認の発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S202)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析して印刷確認に対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにユーザー識別情報UIDとキーワードKE0を渡して処理を要求する(S204)。このキーワードKE0も、音声による印刷指示PIに含まれる。ここで、音声UIに渡されるユーザー識別情報UIDを第二識別情報UID2とする。
音声UIは、上述した印刷確認としてのキーワードKE0を音声仲介装置400から取得すると、クラウド印刷サービスに対して、第二識別情報UID2を渡し、コンテンツCO2の印刷データDA1の送信を要求する(S206)。音声UIからの要求を受けたクラウド印刷サービスは、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から読み出し、ネットワークNE1を介して印刷データDA1をプリンター200に送信する処理を行う(S134)。クラウド印刷サービスは、印刷データDA1の送信が完了すると、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷情報PT1を印刷ジョブテーブルTA1から削除する。尚、クラウド印刷サービスは、印刷開始を通知するS126の処理が完了したことをトリガーとして、S134の処理を行ってもよい。この場合、S202~S606の処理を省略することが可能である。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、印刷タイミングTM1になると、記憶部121に記憶されている印刷情報PT1に示されるコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1をプリンター200に送信する。
プリンター200は、ネットワークNE1を介して印刷データDA1を受信し(S136)、この印刷データDA1に従って印刷を実行する(S138)。これにより、ユーザーUS0の発話に応じたコンテンツCO2が印刷タイミングTM1において印刷される。
以上より、印刷保留指示DEIとして印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、即座にはコンテンツCO2が印刷されない。印刷タイミングTM1になると、印刷の保留が解除され、コンテンツCO2が印刷される。従って、本具体例は、ユーザーUS0が希望するタイミングで保留中のコンテンツCO2を印刷させることが可能となる。
図9に例示するように、本印刷システムSY1は、音声入力により印刷情報PT1を記憶部121から削除可能である。図9は、音声入力により印刷情報PT1を記憶部121から削除する処理を模式的に例示している。ここで、S306~S312は、取消工程ST7に対応している。S306、S312は、印刷指示取得部111で実行され、印刷指示取得機能FU1に対応している。
図9に示す処理は、図6、8に示すS102~S118の処理が行われた後に行われる。
印刷指示PIを取り消す取消指示CAIの発話をユーザーUS0がスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S302)。例えば、ユーザーUS0が「さっきのキャンセルして」と発話すると、この発話が取消指示CAIとなる。ここで、「さっきのキャンセルして」は、取消要求キーワードである。むろん、取消要求キーワードは、「の登録を解除して」等、類似する様々なバリエーションが考えられる。
音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザー識別情報UIDを取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析してキーワードKE0を抽出し、音声UIにユーザー識別情報UIDとキーワードKE0を渡して取消指示CAIを要求する(S304)。キーワードKE0は、音声による取消指示CAIに含まれる。ここで、音声UIに渡されるユーザー識別情報UIDを第二識別情報UID2とする。
音声UIは、上述したキーワードKE0を含む取消指示CAIを音声仲介装置400から取得すると、クラウド印刷サービスに対して、第二識別情報UID2を渡し、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1から印刷情報PT1を削除することを要求する(S306)。
音声UIからの要求を受けたクラウド印刷サービスは、音声UIから渡された第二識別情報UID2で示されるユーザーUS0を示すユーザー識別情報UIDに紐付けられた印刷情報PT1を印刷ジョブテーブルTA1から削除する(S308)。例えば、図1、3に示すユーザー識別情報「UID-A」のユーザーUS1が「さっきのキャンセルして」と発話すると、ユーザー識別情報「UID-A」に紐付けられている印刷情報「6月のカレンダーの印刷ジョブ」が削除される。
印刷情報PT1を削除したクラウド印刷サービスは、印刷情報PT1の削除を完了した通知を音声UIに出す(S310)。削除完了の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「6月のカレンダーの印刷ジョブを削除しました」といった削除完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S312)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S314)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S316)。これにより、ユーザーUS0には、「6月のカレンダーの印刷ジョブを削除しました」といった削除完了メッセージが音声により読み上げられる。
以上のようにして、サーバー100の印刷指示取得部111は、印刷指示PIを取り消す取消指示CAIを音声仲介装置400から取得すると、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶部121から削除する処理を行う。これにより、ユーザーUS0は、印刷保留指示DEIを含む印刷指示PIを取り消すことができる。従って、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
図10に例示するように、本印刷システムSY1は、長期間送信されない印刷データDA1を記憶部121から削除してもよい。図10は、クラウド印刷サービスが行う印刷データ管理処理を模式的に例示している。クラウド印刷サービスは、定期的、例えば、1時間毎に印刷データ管理処理を開始する。
印刷データ管理処理が開始すると、クラウド印刷サービスは、図3に示す印刷ジョブテーブルTA1から登録タイミングTM0を一つ読み出す(S402)。次に、クラウド印刷サービスは、時計回路108から出力される現在時刻が登録タイミングTM0から所定期間経過しているか否かに応じて処理を分岐させる(S404)。所定期間は、特に限定されないが、例えば1週間程度とすることができる。現在時刻が登録タイミングTM0から所定期間経過している場合、クラウド印刷サービスは、登録タイミングTM0に紐付けられている印刷データDA1を登録タイミングTM0とともに削除し(S406)、処理をS408に進める。現在時刻が登録タイミングTM0から所定期間経過していない場合、クラウド印刷サービスは、S406の処理を行わずに処理をS408に進める。クラウド印刷サービスは、全ての登録タイミングTM0を確認するまで処理をS402に戻し、全ての登録タイミングTM0を確認すると印刷データ管理処理を終了させる(S408)。
以上のようにして、サーバー100の印刷指示取得部111は、印刷指示PIが取得されてから所定期間、印刷開始指示SIが取得されない場合、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶部121から削除する処理を行う。従って、本具体例は、印刷保留状態がいつまでも解消されない不具合を抑制することができる。
図11に例示するように、本印刷システムSY1は、印刷の保留が解除されてもプリンター200でコンテンツCO2の印刷が実行されない場合に記憶部121から印刷情報PT1を削除することが可能である。図11は、クラウド印刷サービスが行う別の印刷制御処理を模式的に例示している。この処理は、図6~8に示すS134の代わりに行われる。
印刷制御処理が開始すると、クラウド印刷サービスは、音声UIから渡された第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を該当のユーザーUS0のプリンター200に送信する処理を行う(S502)。しかし、プリンター200の電源が入っていなかったり、プリンター200のインクや被印刷物ME1が無くなっていたりすると、プリンター200で印刷を実行することができない。そこで、クラウド印刷サービスは、印刷の直前にネットワークNE1を介してプリンター200にインクの残量、被印刷物ME1の装填、等のプリンター200の状態を問い合わせることにしている。この時、プリンター200は、電源が入っている状態において、ネットワークNE1を介して、インクの残量、被印刷物ME1の装填、等のプリンター200の状態を返信することにしている。プリンター200の電源が入っていない場合、プリンター200の状態が返信されない。
S502の送信処理後、クラウド印刷サービスは、該当のユーザーUS0のプリンター200が印刷を実行不能な状態であるか否かに応じて処理を分岐させる(S504)。プリンター200の状態が返信されなかったり、返信結果がインクや被印刷物ME1が無くなっていることを示していたりする場合、クラウド印刷サービスは、音声UIに印刷不能を通知し(S506)、処理をS508に進める。図示していないが、印刷不能の通知を受けた音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として印刷不能メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する。一方、プリンター200が印刷を実行可能な状態である場合、S504の処理を行わずに処理をS508に進める。
S508において、クラウド印刷サービスは、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から削除し、印刷制御処理を終了させる。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、印刷の保留が解除されても印刷が実行されない場合、印刷指示PIに基づいた印刷情報PT1を記憶部121から削除する。これにより、コンテンツCO2の印刷の保留が解除されても印刷が実行されない場合に印刷保留状態が解消される。従って、本具体例は、印刷保留状態が解消されない不具合を抑制することができる。
図12に例示するように、本印刷システムSY1は、印刷の保留が解除されてもプリンター200でコンテンツCO2の印刷が実行されない場合に印刷が実行される状態となってからコンテンツCO2を印刷することが可能である。図12は、クラウド印刷サービスが行う別の印刷制御処理を模式的に例示している。この処理は、図6~8に示すS134の代わりに行われる。
印刷制御処理が開始すると、クラウド印刷サービスは、音声UIから渡された第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を該当のユーザーUS0のプリンター200に送信する処理を行う(S602)。その後、クラウド印刷サービスは、該当のユーザーUS0のプリンター200が印刷を実行不能な状態であるか否かに応じて処理を分岐させる(S604)。プリンター200の状態が返信されなかったり、返信結果がインクや被印刷物ME1が無くなっていることを示していたりする場合、クラウド印刷サービスは、S606以降の処理を行う。プリンター200が印刷を実行可能な状態である場合、クラウド印刷サービスは、処理をS610に進める。
S606において、クラウド印刷サービスは、プリンター200に該プリンター200の状態を問い合わせながら、プリンター200が印刷を実行可能な状態となるまで待機する。むろん、クラウド印刷サービスは、S606の処理中に他の処理を並列して実行可能である。該当のユーザーUS0のプリンター200からの返信結果が印刷の実行可能を示す状態となると、クラウド印刷サービスは、音声UIから渡された第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を該当のユーザーUS0のプリンター200に送信する処理を行う(S608)。印刷データDA1の送信が完了すると、クラウド印刷サービスは、第二識別情報UID2に紐付けられている印刷データDA1を印刷ジョブテーブルTA1から削除し(S610)、印刷制御処理を終了させる。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、印刷の保留が解除されても印刷が実行されない場合、印刷が実行される状態になるまで印刷データDA1を保持し、印刷が実行される状態になると印刷データDA1をプリンター200に送信する。これにより、印刷が実行される状態になると印刷タイミングTM1で印刷されなかったコンテンツCO2が印刷される。従って、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
本技術を適用可能な音声入出力装置は、スマートスピーカー300に限定されず、スマートフォンやタブレットといった端末、パーソナルコンピューター、等でもよい。
印刷情報PT1を記憶する記憶部121は、クラウド印刷サービスにあることに限定されず、音声UI等にあってもよい。
上述した処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。例えば、図6、8に示す処理において、印刷情報PT1を記憶するS110の処理と登録完了を通知するS112の処理とを入れ替えることが可能である。
図8に示す処理において、スマートスピーカー300がS132において「6月のカレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージを読み上げた後、音声UIは該当のコンテンツCO2について「印刷をやめて」といった印刷中止を受け付けてもよい。この場合、ユーザーUS0が「印刷をやめて」といった印刷中止の発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、音声UIは、スマートスピーカー300と音声仲介装置400を介して印刷中止を受け付け、S206の印刷データ送信要求処理を行わない。その結果、該当のコンテンツCO2は印刷されない。従って、本変形例は、利便性を向上させることができる。
図13、14に例示するように、一つのユーザー識別情報UIDに複数の印刷指示PIのそれぞれに基づいた印刷情報PT1が登録されてもよい。この場合、一つのユーザー識別情報UIDに紐付けられた複数の印刷指示PIに従ってコンテンツCO2が一括して印刷されてもよい。図13は、音声入力により複数の印刷指示PIに従ってコンテンツCO2を一括して印刷する処理を模式的に例示している。図14は、記憶部121に記憶されている印刷ジョブテーブルTA1の別の構造を模式的に例示している。
図13に示すように、ユーザー識別情報「UID-A」のユーザーUS1が第一印刷指示PI1として「6月のカレンダーを後で印刷して」と発話した後、第二印刷指示PI2として「デザインペーパーを後で印刷して」と発話したとする。尚、第一印刷指示PI1と第二印刷指示PI2とは、互いに異なり、印刷指示PIに含まれる。音声UIは、印刷保留指示DEIとともにコンテンツ「6月のカレンダー」の印刷データ生成をクラウド印刷サービスに要求した後、印刷保留指示DEIとともにコンテンツ「デザインペーパー」の印刷データ生成をクラウド印刷サービスに要求する。クラウド印刷サービスは、コンテンツ「6月のカレンダー」及び「デザインペーパー」の印刷データDA1を生成し、図14に示す印刷ジョブテーブルTA1に各印刷データDA1をユーザー識別情報「UID-A」に紐付けて格納する。コンテンツ「6月のカレンダー」の印刷データDA1は第一印刷指示PI1に基づいた第一印刷情報PT11の例であり、コンテンツ「デザインペーパー」の印刷データDA1は第二印刷指示PI2に基づいた第二印刷情報PT12の例である。第一印刷情報PT11と第二印刷情報PT12は、印刷情報PT1に含まれる。
図13に示すように、ユーザーUS1が印刷開始指示SIとして「さっきの印刷して」と発話すると、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、音声UIにユーザー識別情報「UID-A」とキーワードKE0を渡して印刷開始指示SIを要求する。印刷開始指示SIを受けた音声UIは、クラウド印刷サービスにコンテンツCO2の印刷データDA1の送信を要求する。印刷データDA1の送信要求を受けたクラウド印刷サービスは、図14に示す印刷ジョブテーブルTA1においてユーザー識別情報「UID-A」に紐付けられている印刷データDA1を一括してプリンター200に送信する。図14に示す例では、ユーザー識別情報「UID-A」に第一印刷情報PT11としてのコンテンツ「6月のカレンダー」の印刷データDA1、及び、第二印刷情報PT12としてのコンテンツ「デザインペーパー」の印刷データDA1が紐付けられている。そこで、これらの印刷データDA1が一括してプリンター200に送信される。その結果、図13に示すように、ユーザーUS1は、印刷画像IM1として「6月のカレンダー」が被印刷物ME1に形成された印刷物600、及び、印刷画像IM1として「デザインペーパー」が被印刷物ME1に形成された印刷物600を一括して得ることができる。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、印刷指示PIの対象である印刷の保留が解除されると、ユーザー識別情報UIDに紐付けられて記憶部121に記憶されている第一印刷情報PT11に示されるコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1、及び、前述のユーザー識別情報UIDに紐付けられて記憶部121に記憶されている第二印刷情報PT12に示されるコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を一括してプリンター200に送信する。本変形例は、印刷を遅らせるコンテンツCO2を複数指示することができるので、利便性を向上させることができる。
図15に例示するように、記憶部121に記憶される印刷情報PT1は、印刷データDA1を含まず、コンテンツ指示CTIを含んでいてもよい。図15は、記憶部121に記憶されているコンテンツ指示テーブルTA2の構造を模式的に例示している。図15に示す印刷情報PT1は、印刷対象のコンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTIを含んでいる。印刷情報PT1には、コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含まない印刷情報もあれば、コンテンツCO2の印刷タイミングTM1を含む印刷情報もある。サーバー100の送信部124は、印刷の保留が解除されると、コンテンツ指示テーブルTA2からコンテンツ指示CTIを読み出し、コンテンツ指示CTIに示されるコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を生成し、該印刷データDA1をプリンター200に送信する。印刷データDA1を受信したプリンター200は、印刷データDA1に従って印刷を実行する。従って、ユーザーUS0の発話に応じたコンテンツCO2が所望のタイミングにおいて印刷される。
また、印刷情報PT1は、コンテンツCO2を表す情報を含んでいてもよい。コンテンツCO2を表す情報は、コンテンツCO2の格納場所、コンテンツCO2の識別情報、等、コンテンツCO2を特定する情報であればよい。
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、音声による印刷指示からコンテンツの印刷を遅らせることが可能な技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…サーバー、110…音声UI領域、111…印刷指示取得部、120…印刷サービス領域、121…記憶部、124…送信部、200…プリンター、300…スマートスピーカー、600…印刷物、CAI…取消指示、CTI…コンテンツ指示、CO1…印刷可能コンテンツ、CO2…コンテンツ、DA1…印刷データ、DEI…印刷保留指示、IM1…印刷画像、KE0…キーワード、ME1…被印刷物、NE1…ネットワーク、PI…印刷指示、PI1…第一印刷指示、PI2…第二印刷指示、PR1…印刷制御プログラム、PT1…印刷情報、PT11…第一印刷情報、PT12…第二印刷情報、SI…印刷開始指示、ST1…印刷指示取得工程、ST2…記憶工程、ST3…印刷開始指示取得工程、ST4…印刷開始通知工程、ST5…印刷データ送信工程、ST6…印刷工程、ST7…取消工程、TA1…印刷ジョブテーブル、TA2…コンテンツ指示テーブル、TM0…登録タイミング、TM1…印刷タイミング、SY1…印刷システム、UID…ユーザー識別情報、UID1…第一識別情報、UID2…第二識別情報、US0、US1、US2…ユーザー。

Claims (11)

  1. 印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む印刷システムであって、
    前記サーバーは、
    音声による印刷指示であって、印刷対象のコンテンツを示すコンテンツ指示、及び、前記コンテンツの印刷を保留する印刷保留指示を含む前記印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
    前記印刷指示に基づいた印刷情報を記憶する記憶部と、
    前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部に記憶されている前記印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備え、
    前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って前記印刷を実行する、印刷システム。
  2. 前記印刷指示取得部は、前記コンテンツの前記印刷を開始させる印刷開始指示を前記音声仲介装置から取得可能であり、
    前記送信部は、前記印刷開始指示が取得されると前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示に紐付けられたユーザー識別情報としての第一識別情報、及び、前記印刷開始指示に紐付けられたユーザー識別情報としての第二識別情報を前記音声仲介装置から取得し、
    前記送信部は、前記第一識別情報で示されるユーザーを示す前記第二識別情報に紐付けられた前記印刷開始指示が取得されると前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示が取得されてから所定期間、前記印刷開始指示が取得されない場合、前記印刷指示に基づいた前記印刷情報を前記記憶部から削除する処理を行う、請求項2又は請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記印刷指示取得部は、前記コンテンツの印刷タイミングを含む前記印刷指示を前記音声仲介装置から取得可能であり、
    前記送信部は、前記印刷タイミングになると前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の印刷システム。
  6. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示を取り消す取消指示を前記音声仲介装置から取得可能であり、前記取消指示を取得すると前記印刷指示に基づいた前記印刷情報を前記記憶部から削除する処理を行う、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の印刷システム。
  7. 前記送信部は、前記印刷の保留が解除されても前記印刷が実行されない場合、前記印刷指示に基づいた前記印刷情報を前記記憶部から削除する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の印刷システム。
  8. 前記送信部は、前記印刷の保留が解除されても前記印刷が実行されない場合、前記印刷が実行される状態になるまで前記印刷データを保持し、前記印刷が実行される状態になると前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の印刷システム。
  9. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示に紐付けられたユーザー識別情報を前記音声仲介装置から取得し、
    前記記憶部は、前記ユーザー識別情報に紐付ける前記印刷情報を一つに限定して前記ユーザー識別情報に紐付けられた前記印刷情報を記憶する、請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の印刷システム。
  10. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示に紐付けられたユーザー識別情報を前記音声仲介装置から取得し、
    前記記憶部は、前記ユーザー識別情報に紐付けられた前記印刷情報を記憶し、
    前記印刷指示は、第一印刷指示、及び、該第一印刷指示とは異なる第二印刷指示を含み、
    前記印刷情報は、前記第一印刷指示に基づいた第一印刷情報、及び、前記第二印刷指示に基づいた第二印刷情報を含み、
    前記送信部は、前記印刷指示の対象である前記印刷の保留が解除されると、前記ユーザー識別情報に紐付けられて前記記憶部に記憶されている前記第一印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる前記印刷データ、及び、前記ユーザー識別情報に紐付けられて前記記憶部に記憶されている前記第二印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる前記印刷データを一括して前記印刷装置に送信する、請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の印刷システム。
  11. 受信したデータに従って印刷を実行する印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーであって、
    音声による印刷指示であって、印刷対象のコンテンツを示すコンテンツ指示、及び、前記コンテンツの印刷を保留する印刷保留指示を含む前記印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
    前記印刷指示に基づいた印刷情報を記憶する記憶部と、
    前記印刷の保留が解除されると、前記記憶部に記憶されている前記印刷情報に示される前記コンテンツを印刷させる印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備えるサーバー。
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