JP2022117566A - 印刷システム、及び、サーバー - Google Patents

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慎一 鶴山
Shinichi Tsuruyama
隆 世良
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良輔 垣尾
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Abstract

Figure 2022117566000001
【課題】音声指示によりコンテンツを印刷させる際の利便性を向上させる。
【解決手段】印刷システムは、印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む。前記サーバーは、複数回の印刷タイミングを含む音声による印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、複数回の前記印刷タイミングを示すスケジュール情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて前記印刷指示に基づく印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備える。前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って印刷を実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置とサーバーを含む印刷システム、及び、サーバーに関する。
近年、クラウド印刷サービスを提供するサーバーコンピューターを経由してプリンターに印刷を実行させることが行われている。
また、近年、クラウド上の音声認識サービスと連携したスマートスピーカーが市販されてきている。
特許文献1には、音声制御デバイス、情報端末、表示装置、プリンター、アクセスポイント、及び、サーバーを含む印刷システムが開示されている。ユーザーがコンテンツの印刷を音声により指示すると、音声制御デバイスが音声データをサーバーへ送信し、サーバーが音声データに基づいて印刷データを生成しプリンターに印刷を実行させる。
特開2019-20873号公報
コンテンツとしては、毎月必要となるカレンダー等が考えられる。ユーザーは、プリンターにカレンダーを毎月印刷させたい場合、毎月、カレンダーを印刷させるために決められたキーワードに従って会話をする必要がある。このため、ユーザーは、何を発話しなければならないかを憶えておかなければならない。従って、ユーザーは、複数回にわたってコンテンツをプリンターに印刷させる場合、その都度、決められたキーワードの発話により印刷を指示する必要がある。
以上により、印刷指示のための会話を憶える手間、及び、印刷システムを毎回呼び出す手間がかかる。
本発明の印刷システムは、印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む印刷システムであって、
前記サーバーは、
複数回の印刷タイミングを含む音声による印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
複数回の前記印刷タイミングを示すスケジュール情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、前記印刷指示に基づく印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備え、
前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って印刷を実行する、態様を有する。
また、本発明のサーバーは、受信した印刷データに従って印刷を実行する印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーであって、
複数回の印刷タイミングを含む音声による印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
複数回の前記印刷タイミングを示すスケジュール情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、前記印刷指示に基づく前記印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備える、態様を有する。
印刷システムを含むシステムの構成例を模式的に示すブロック図。 サーバーの構成例を模式的に示すブロック図。 記憶部に記憶されているスケジュールテーブルの構造例を模式的に示す図。 印刷装置の構成例を模式的に示すブロック図。 音声入出力装置の構成例を模式的に示すブロック図。 音声入力により印刷スケジュールを登録する処理の例を模式的に示す図。 印刷タイミングにおいてコンテンツを印刷する処理の例を模式的に示す図。 音声入力により印刷スケジュールを削除する処理の例を模式的に示す図。 音声入力により取消タイミングを登録する処理の例を模式的に示す図。 印刷制御処理の例を模式的に示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)技術の概要:
まず、本願は、図1~10に示される例を参照して技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。「技術の概要」において、括弧内は直前の語の補足説明を意味する。
態様1:
図1、2に例示するように、本技術の一態様に係る印刷システムSY1は、印刷装置(例えばプリンター200)、及び、該印刷装置(200)とネットワークNE1を介して接続されたサーバー100を含んでいる。前記サーバー100は、印刷指示取得部111、記憶部112、及び、送信部124を備えている。図6に例示するように、前記印刷指示取得部111は、複数回の印刷タイミングTM1を含む音声による前記印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。図3に例示するように、前記記憶部112は、複数回の前記印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1を記憶する。図7に例示するように、前記送信部124は、前記記憶部112に記憶されている前記スケジュール情報SC1に基づいて、前記印刷指示PIに基づく印刷データDA1を各前記印刷タイミングTM1において前記印刷装置(200)に送信する。前記印刷装置(200)は、前記印刷データDA1を受信し、該印刷データDA1に従って印刷を実行する。
一例として、前記印刷指示取得部111は、音声による印刷指示PIであって、コンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を含む前記印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。図3に例示するように、前記記憶部112は、前記複数回の印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1を記憶する。図7に例示するように、前記送信部124は、前記記憶部112に記憶されている前記スケジュール情報SC1に基づいて、前記コンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を各前記印刷タイミングTM1において前記印刷装置(200)に送信する。前記印刷装置(200)は、前記印刷データDA1を受信し、該印刷データDA1に従って印刷を実行する。
上述した態様1では、コンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、各印刷タイミングTM1でユーザーがその都度印刷を指示しなくても印刷装置(200)によりコンテンツCO2が印刷される。従って、上記態様1は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させる印刷システムSY1を提供することができる。
ここで、サーバー100は、データを提供するコンピューターを意味し、1台のコンピューターでもよいし、互いに接続された複数台のコンピューターでもよい。
複数回の印刷タイミングTM1は、毎月、毎週、毎日、毎時、等と定期的でもよいし、不定期でもよい。
複数回の印刷タイミングで印刷されるコンテンツは、毎回同じ内容でもよいし、月ごとに印刷されるカレンダー等のように前回と今回とで異なる内容でもよい。このように、印刷指示の際に選ばれるコンテンツと、実際に印刷されるコンテンツとは、内容が異なる場合がある。
尚、上述した付言は、以下の態様においても適用される。
態様2:
前記印刷指示取得部111は、複数回の前記印刷タイミングTM1として定期的な印刷タイミングTM2(図3参照)を含む前記印刷指示PIを取得してもよい。この態様は、毎月、毎週、毎日、毎時、等といった定期のコンテンツ印刷に好適な印刷システムSY1を提供することができる。
態様3:
図3に例示するように、複数回の前記印刷タイミングTM1は、時間指定SC2を含んでいてもよい。前記送信部124は、前記時間指定SC2に合わせた時間に前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。これにより、ユーザーUS0は、指定した時間にコンテンツCO2の印刷物600を得ることができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様4:
図8、9に例示するように、前記印刷指示取得部111は、複数回の前記印刷タイミングTM1を含む前記印刷指示PIを取り消す取消指示CAIを前記音声仲介装置400から取得してもよく、前記取消指示CAIを取得した後に複数回の前記印刷タイミングTM1を示す前記スケジュール情報SC1を前記記憶部112から削除してもよい。これにより、ユーザーUS0は、複数回のコンテンツ印刷のスケジュールを取り消すことができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様5:
図9に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記印刷指示PIを取り消す取消タイミングTM3を含む前記取消指示CAIを前記音声仲介装置400から取得してもよく、前記取消タイミングTM3以降における前記スケジュール情報SC1を前記記憶部112から削除してもよい。これにより、ユーザーUS0は、複数回のコンテンツ印刷のスケジュールを取り消すタイミングを指示することができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様6:
図10に例示するように、前記送信部124は、前記印刷が実行されない場合、前記印刷が実行される状態になるまで前記印刷データDA1を保持してもよく、前記印刷が実行される状態になると前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信してもよい。本態様は、印刷が実行される状態になると印刷タイミングTM1で印刷されなかったコンテンツCO2が印刷されるので、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
態様7:
図7に例示するように、前記印刷指示取得部111は、前記印刷タイミングTM1において印刷する旨のメッセージの読み上げを前記音声仲介装置400に要求してもよい。これにより、ユーザーは、印刷タイミングTM1においてコンテンツCO2が印刷されることを音声で知ることができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツを印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
一例として、前記印刷指示取得部111は、各前記印刷タイミングTM1において前記コンテンツCO2を印刷するメッセージの読み上げを前記音声仲介装置400に要求してもよい。
態様8:
図6に例示するように、前記印刷指示取得部111は、複数の印刷可能コンテンツCO1から指示されたコンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTIを含む前記印刷指示PIを取得してもよい。前記記憶部112は、前記コンテンツCO2に紐付けて前記スケジュール情報SC1を記憶してもよい。前記送信部124は、前記スケジュール情報SC1に紐付けられた前記印刷指示PIに基づく前記印刷データDA1を前記印刷タイミングTM1において前記印刷装置(200)に送信してもよい。これにより、ユーザーUS0は、複数のコンテンツCO2について複数回の印刷タイミングTM1で音声による印刷指示PIをすることができる。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性をさらに向上させることができる。
一例として、前記印刷指示取得部111は、複数の印刷可能コンテンツCO1から指示された前記コンテンツCO2を示すコンテンツ指示CTIを含む前記印刷指示PIを取得してもよい。前記記憶部112は、前記コンテンツCO2に紐付けて前記スケジュール情報SC1を記憶してもよい。前記送信部124は、前記スケジュール情報SC1に紐付けられた前記コンテンツCO2を印刷させる前記印刷データDA1を各前記印刷タイミングTM1において前記印刷装置(200)に送信してもよい。
態様9:
また、本技術の一態様に係るサーバー100は、受信したデータに従って印刷を実行する印刷装置(200)とネットワークNE1を介して接続されたサーバー100であって、印刷指示取得部111、記憶部112、及び、送信部124を備える。前記印刷指示取得部111は、複数回の印刷タイミングTM1を含む音声による前記印刷指示PIを音声仲介装置400から取得する。前記記憶部112は、複数回の前記印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1を記憶する。前記送信部124は、前記記憶部112に記憶されている前記スケジュール情報SC1に基づいて、前記印刷指示PIに基づく前記印刷データDA1を前記印刷装置(200)に送信する。従って、本態様は、音声指示によりコンテンツ100を印刷させる際の利便性を向上させるサーバー100を提供することができる。
尚、上記態様9に前記態様2~8を付加することも可能である。
さらに、本技術は、上述した印刷システムSY1を含む複合システム、上述したサーバー100を含む複合装置、上述した印刷システムSY1で実施される印刷方法、上述したサーバーで実施される印刷制御方法、上述した印刷システムの各部に対応する機能をコンピューターに実現させる印刷プログラム、上述したサーバー100の各部に対応する機能をコンピューターに実現させる印刷制御プログラム、前述のプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。
(2)印刷システムSY1の構成の具体例:
図1は、印刷システムSY1を含むシステムの構成の具体例を模式的に示している。図1に示すシステムは、サーバー100、プリンター200、スマートスピーカー300、音声仲介装置400、及び、端末500を含んでいる。印刷システムSY1は、サーバー100とプリンター200を含んでいる。ユーザーUS0は、プリンター200、スマートスピーカー300、及び、端末500を直接操作することができる。プリンター200、スマートスピーカー300、及び端末500は、例えば第1ユーザーUS1、第2ユーザーUS2のように複数のユーザーに共用されてもよい。この場合、ユーザーUS0は第1ユーザーUS1、第2ユーザーUS2を総称する。サーバー100、プリンター200、スマートスピーカー300、音声仲介装置400、及び、端末500は、インターネットを含むネットワークNE1に接続されている。インターネットを含むネットワークNE1は、LANを含んでいてもよい。ここで、LANは、Local Area Networkの略称である。ネットワークNE1への接続は、有線による接続でもよいし、無線による接続でもよいし、有線と無線の両方による接続でもよい。サーバー100は、クラウド印刷サービスという機能を提供するサーバーコンピューターであり、音声仲介装置400に音声UIという機能を開放している。ここで、UIは、ユーザーインターフェイスの略称である。コンテンツCO2の印刷時、サーバー100は、音声仲介装置400からのキーワードKE0に基づいた印刷データDA1をプリンター200に送信する。プリンター200は、サーバー100からの印刷データDA1に従って印刷画像IM1を形成する印刷装置である。スマートスピーカー300は、音声仲介装置400による音声認識サービスという機能を利用する音声入出力装置である。音声仲介装置400は、AIを利用した音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターである。ここで、AIは、人工知能の略称である。
以下の説明において、「音声UI」はサーバー100のうち音声UIという機能を発揮する部分を意味し、「クラウド印刷サービス」はサーバー100のうちクラウド印刷サービスという機能を発揮する部分を意味するものとする。キーワードKE0は、対象記録を特定する際にまとめて扱う言葉であればよく、単語に限定されず、句や節などでもよい。
サーバー100は、音声UIを実現させる情報の記憶領域である音声UI領域110、及び、クラウド印刷サービスを実現させる情報の記憶領域である印刷サービス領域120を有している。音声UIは、クラウド印刷サービスの提供者が音声認識サービスのプラットフォーム上で構築したサービスである。音声UI領域110は、印刷指示取得部111と記憶部112を実現させる情報領域を含んでいる。印刷サービス領域120は、印刷情報記憶部121、及び、送信部124を実現させる情報領域を含んでいる。印刷情報記憶部121は、複数の印刷可能コンテンツCO1を記憶している。サーバー100は、音声UI及びクラウド印刷サービスを実現させるための複数の処理を並列して実行する。尚、音声UIとクラウド印刷サービスは、別々のコンピューターで構築されてもよい。また、音声UIは、音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターに構築されてもよい。
例えば、ユーザーUS0が「毎月の1日目のカレンダーを印刷して」と発話すると、スマートスピーカー300はユーザーUS0からの音声をデジタル音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声に「を印刷して」という印刷要求キーワードが含まれる場合に音声UIに印刷を要求し、ユーザーUS0の識別情報、及び、音声に含まれる「毎月」や「1日目」や「カレンダー」といったキーワードKE0を音声UIに渡す。音声仲介装置400は、図5に例示するスマートスピーカー識別情報300idをスマートスピーカー300から受信し、スマートスピーカー識別情報300idに紐付けられたユーザーUS0の識別情報を取得してもよい。また、音声仲介装置400は、音声信号SG1に基づいてユーザーUS0を識別し、識別したユーザーUS0の識別情報を取得してもよい。図1に示す「Request{userID}{each_month}{1st}{calendar}を印刷して」の内、「{userID}」はユーザーUS0の識別情報を意味し、「{each_month}」は「毎月」といったキーワードを意味し、「{1st}」は「1日目」といったキーワードを意味し、「{calendar}」は「カレンダー」といったキーワードを意味する。印刷要求キーワードとともに識別情報とキーワードKE0とを受け取った音声UIは、キーワードKE0に従って処理を行う。ここで、「毎月」等といった複数回の印刷タイミングTM1を意味するキーワードが印刷指示PIに含まれる場合、音声UIは複数回の印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1を記憶部112に記憶させる。音声UIは、各印刷タイミングTM1において、印刷可能コンテンツCO1のうちキーワードKE0で特定されるコンテンツCO2の印刷リクエストをクラウド印刷サービスに出す。印刷可能コンテンツCO1には、印刷情報記憶部121に記憶されている印刷可能コンテンツCO1、図示しない外部のサーバーコンピューターに記憶されている印刷可能コンテンツCO1、等が含まれる。
印刷リクエストを受けたクラウド印刷サービスは、コンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成し、ユーザーUS0の識別情報に紐付けられたプリンター200にネットワークNE1を介して印刷データDA1を送信する。印刷データDA1を受信したプリンター200は、印刷データDA1に従って印刷を実行し、印刷データDA1に基づいた印刷画像IM1を有する印刷物600を形成する。これにより、ユーザーUS0が発話した「カレンダー」のコンテンツCO2が各印刷タイミングTM1において印刷される。尚、キーワードKE0で印刷の対象のみならず「A社プリンターで、毎月の1日目にカレンダーを印刷して」等と発話することで、ユーザーUS0が出力先として想定しているプリンター200も指定してもよい。
むろん、印刷要求キーワードは、「を印刷して」に限定されず、「の印刷をして」等、類似する様々なバリエーションが考えられる。そこで、これらのバリエーションを含む音声に対する処理も、印刷要求キーワード「を印刷して」を含む音声に対する処理に類似する処理を行うことにしておけばよい。
また、音声UIは、「カレンダーを印刷しました」等といったガイダンスメッセージGM1を音声仲介装置400に送信する処理も行う。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1をデジタル音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1をスマートスピーカー300に送信する。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換し、「カレンダーを印刷しました」といった音声を出力する。
本具体例のサーバー100は、印刷指示PIがコンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を含んでいる場合に各印刷タイミングTM1においてコンテンツCO2をプリンター200に印刷させる。これにより、ユーザーUS0は、各印刷タイミングTM1でその都度印刷を指示しなくてもコンテンツCO2の印刷物600を得ることができる。従って、印刷指示PIのための会話を憶える手間、及び、印刷システムSY1を毎回呼び出す手間が省ける。
図2は、サーバー100の構成を模式的に例示している。図2に示すサーバー100は音声UI領域110と印刷サービス領域120を有する一つのサーバーコンピューターであるが、サーバー100は複数の互いに接続された複数のサーバーコンピューターで構成されてもよい。例えば、サーバー100は、音声UI領域110を有するサーバーコンピューターと印刷サービス領域120を有するサーバーコンピューターとが別々に設けられた構成を有していてもよい。また、音声認識サービスを提供するサーバーコンピューターに音声UI領域110が構築されてもよく、この場合でも、音声UI領域110と印刷サービス領域120を含むサーバー100が構成される。
図2に示すサーバー100は、プロセッサーであるCPU101、半導体メモリーであるROM102、半導体メモリーであるRAM103、記憶装置104、入力装置105、表示装置106、ネットワークI/F107、時計回路108、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。ここで、CPUはCentral Processing Unitの略称であり、ROMはRead Only Memoryの略称であり、RAMはRandom Access Memoryの略称であり、I/Fはインターフェイスの略称である。
記憶装置104は、図示しないOS等を記憶しているとともに、上述した音声UI領域110及び印刷サービス領域120を有している。ここで、OSは、オペレーティングシステムの略称である。音声UI領域110は、スケジュール情報SC1を記憶している記憶部112を有し、印刷指示取得機能FU1をサーバー100に実現させるプログラム等を記憶している。印刷サービス領域120は、印刷可能コンテンツCO1を記憶している印刷情報記憶部121を有し、送信機能FU3をサーバー100に実現させるプログラム等を記憶している。印刷情報記憶部121は、印刷データDA1を記憶することがある。印刷制御プログラムPR1は、前述の印刷指示取得機能FU1及び送信機能FU3をサーバー100に実現させるプログラムを含む。記憶装置104に記憶されている情報は、適宜、RAM103に読み出され、プリンター200に印刷を実行させるための処理に使用される。記憶装置104は、ハードディスクといった磁気記憶装置、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、等を用いることができる。尚、印刷制御プログラムPR1は、ユーザーUS0から見れば印刷アプリといえる。
入力装置105は、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。表示装置106は、液晶表示パネル等を用いることができる。ネットワークI/F107は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。時計回路108は、現在日時を出力可能である。
CPU101は、記憶装置104からRAM103に読み出した印刷制御プログラムPR1を実行することにより、印刷指示取得機能FU1に対応する印刷指示取得処理、及び、送信機能FU3に対応する印刷データ送信処理を行う。印刷制御プログラムPR1は、コンピューターであるサーバー100を、印刷指示取得機能FU1に対応する印刷指示取得部111、及び、送信機能FU3に対応する送信部124として機能させる。印刷制御プログラムPR1を実行するサーバー100は、図6~10に例示するように、印刷指示取得工程ST1、記憶工程ST2、印刷開始確認工程ST3、印刷データ生成工程ST4、印刷データ送信工程ST5、印刷工程ST6、及び、取消工程ST7を実施する。印刷制御プログラムPR1を記憶したコンピューター読み取り可能な媒体は、記憶装置104に限定されず、サーバー100の外部にある記録媒体でもよい。
図3は、記憶部112に記憶されているスケジュールテーブルTA1の構造を模式的に例示している。スケジュールテーブルTA1には、コンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1がユーザー識別情報UID及びコンテンツCO2に紐付けられた状態で格納されている。図3に示すユーザー識別情報UIDは、ユーザーUS0の識別情報を意味する。スケジュール情報SC1に紐付けられるコンテンツCO2を表す情報は、コンテンツCO2の格納場所、コンテンツCO2の識別情報、等、コンテンツCO2を特定する情報であればよい。
スケジュール情報SC1に示される複数回の印刷タイミングTM1は、定期的な印刷タイミングTM2でもよいし、不定期の印刷タイミングでもよい。定期的な印刷タイミングTM2には、毎月、毎週、毎日、毎時、等がある。「毎時」以外の定期的な印刷タイミングTM2は、1時間単位の印刷実行時間を表す時間指定SC2を含んでいる。「毎月」の定期的な印刷タイミングTM2は、「1日目」や「2日目」等といった月内の日付を特定する情報を含んでいる。「毎週」の定期的な印刷タイミングTM2は、「日曜日」や「月曜日」等といった週内の日付を特定する情報を含んでいる。例えば、印刷スケジュール「毎月の1日目」の時間指定「8時」は、毎月の1日目の8時にコンテンツCO2の印刷が行われることを意味する。また、図3には、不定期の印刷タイミングとして「1/23」すなわち1月23日、「2/14」すなわち2月14日、及び、「3/5」すなわち3月5日が示され、これらの時間指定SC2が「9時」であることが示されている。
ここで、図1に示すユーザーUS1に付与されたユーザー識別情報UIDを「UID1」とし、図1に示すユーザーUS2に付与されたユーザー識別情報UIDを「UID2」とする。スケジュール情報SC1は、ユーザーUS0毎にコンテンツCO2に紐付けられている。例えば、ユーザー識別情報「UID1」に紐付けられたスケジュール情報SC1には、コンテンツ「カレンダー」に紐付けられた定期の印刷スケジュール「毎月の1日目」の「8時」、及び、コンテンツ「デザインペーパー」に紐付けられた定期の印刷スケジュール「毎週の日曜日」の「10時」が含まれている。ユーザー識別情報「UID2」に紐付けられたスケジュール情報SC1には、コンテンツ「フォトプロップス」に紐付けられた不定期の印刷スケジュール「1/23、2/14、3/5」の「9時」、及び、コンテンツ「ナンプレ」に紐付けられた定期の印刷スケジュール「毎日」の「11時」が含まれている。各ユーザーUS0は、1コンテンツ当たり一つの印刷スケジュールの登録が可能であり、1コンテンツ当たり複数の印刷スケジュールの登録はできない。
図4は、プリンター200の構成を模式的に例示している。図4に示すプリンター200は、ネットワークNE1を経由して受信した印刷データDA1に従ってコンテンツCO2の印刷を実行可能な印刷装置である。印刷システムSY1に使用可能なプリンター200は、インクジェットプリンター、レーザープリンターといった電子写真式プリンター、等、特に限定されない。むろん、プリンター200は、複写機、ファクシミリ、これらの機能を備えた複合機、等でもよい。図4は、インクジェットプリンターである場合のプリンター200の構成を示している。
図4に示すプリンター200は、コントローラー210、操作パネル220、ネットワークI/F230、及び、印刷部240を有している。
コントローラー210は、CPU211、ROM212、RAM213、記憶装置214、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。すなわち、プリンター200は、コンピューターの一種でもある。記憶装置214は、コンピューターをプリンター200として機能させるファームウェアFW1、プリンター200を識別するためのプリンター識別情報200id、等を記憶している。プリンター識別情報200idは、メールアドレス、IPアドレス、シリアルナンバー、等を用いることができる。ここで、IPアドレスは、Internet Protocol Addressの略称である。記憶装置214は、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、ハードディスクといった磁気記憶装置、等を用いることができる。
操作パネル220は、表示部、操作入力部、等を有し、ユーザーによる操作を受け付ける。表示部は、例えば、液晶パネルで構成され、プリンター200の状態を示す情報、ユーザーによる指示を示す情報、等を表示する。操作入力部は、例えば、カーソルキーや決定キーを含む複数の操作キーで構成される。また、操作入力部は、表示画面への操作を受け付けるタッチパネル等でもよい。
ネットワークI/F230は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。
印刷部240は、インク滴といった液滴Drを被印刷物ME1(print substrate)に吐出する記録ヘッド241、及び、被印刷物ME1を搬送する紙送り部245を有している。記録ヘッド241は、液滴Drが吐出される複数のノズル242、及び、各ノズル242から液滴Drを噴射させる駆動回路243を有している。駆動回路243は、各ノズル242に連通する圧力室の液体に圧力を加える圧電素子を駆動する回路、各圧力室の液体に対して熱により気泡を発生させるサーマル素子を駆動する回路、等を用いることができる。紙送り部245により搬送された被印刷物ME1に液滴Drが着弾することにより、サーバー100からの印刷データDA1に対応する印刷画像IM1が被印刷物ME1に形成される。
尚、被印刷物ME1は、印刷画像IM1を保持する素材のことである。被印刷物ME1は、紙、樹脂、金属、等を用いることができる。被印刷物ME1の形状は、長方形又はロール状が一般的であるが、光ディスクのような略円形、長方形以外の多角形、立体形状、等でもよい。
図5は、音声仲介装置400による音声認識サービスを利用するスマートスピーカー300の構成を模式的に例示している。図5に示すスマートスピーカー300は、CPU301、ROM302、RAM303、記憶装置304、音声入力装置305、音声出力装置306、ネットワークI/F307、表示部350、等を有している。これらの要素は、電気的に接続されていることにより互いに情報を入出力可能である。すなわち、スマートスピーカー300は、コンピューターの一種でもある。記憶装置304は、コンピューターをスマートスピーカー300として機能させる音声入出力プログラム310、スマートスピーカー300を識別するためのスマートスピーカー識別情報300id、等を記憶している。記憶装置304は、フラッシュメモリーといった不揮発性半導体メモリー、ハードディスクといった磁気記憶装置、等を用いることができる。表示部350は、例えば、液晶パネルで構成され、スマートスピーカー300の状態を示す情報等を表示する。
尚、表示部350を備えるスマートスピーカー300の代わりに、表示部を備えていないスマートスピーカーを使用してもよい。
音声入力装置305は、マイクロフォンを有し、外部から入った音声をマイクロフォンでアナログ電気信号に変換し、この電気信号をデジタル音声信号SG1に変換する。スマートスピーカー300に設けられる音声入力装置305の数は、一つでもよいし、2以上でもよい。音声出力装置306は、電気信号を音に変換する狭義のスピーカーを有し、デジタル音声信号SG1をアナログ電気信号に変換し、このアナログ電気信号をスピーカーで音声に変換し、音声を外部へ出力する。スマートスピーカー300に設けられる音声出力装置306の数は、一つでもよいし、2以上でもよい。ネットワークI/F307は、ネットワークNE1に接続され、このネットワークNE1に繋がっている相手装置と所定の通信規格に従って通信を行う。
図1に示す音声仲介装置400は、サーバーコンピューターであり、例えば、CPU、ROM、RAM、記憶装置、入力装置、表示装置、ネットワークI/F、等を有している。
図1に示す端末500には、スマートフォンやタブレット端末といった携帯端末、パーソナルコンピューター、等を用いることができる。
(3)システムの処理の具体例:
図6は、音声入力により印刷スケジュールを登録する処理を模式的に例示している。上述したように、「音声UI」はサーバー100のうち音声UIという機能を発揮する部分を意味し、「クラウド印刷サービス」はサーバー100のうちクラウド印刷サービスという機能を発揮する部分を意味する。ここで、ステップS106~S108、S118、S122は、それぞれ印刷指示取得工程ST1、印刷指示取得部111、及び、印刷指示取得機能FU1に対応している。ステップS120は、記憶工程ST2に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略し、括弧内に各ステップの符号を示す。
ユーザーUS0が複数回の印刷タイミングTM1とコンテンツ指示CTIを含む印刷指示PIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換し、この音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する(S102)。コンテンツ指示CTIは、複数の印刷可能コンテンツCO1から指示されたコンテンツCO2を示している。例えば、ユーザーUS0が「毎月の1日目にカレンダーを印刷して」と発話すると、「毎月の1日目」が印刷タイミングTM1となり、「カレンダー」がコンテンツ指示CTIとなる。
音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声の解析結果からキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して印刷指示PIを要求する(S104)。印刷指示PIは、複数回の印刷タイミングTM1とコンテンツ指示CTIを含んでいる。キーワードKE0は、音声による印刷指示PIに含まれる。印刷指示PIには、プリンター200を特定するキーワードKE0が含まれてもよい。
音声仲介装置400は、ユーザーUS0毎に識別情報を記憶装置に記憶しており、ユーザーUS0の識別情報に紐付けてスマートスピーカー識別情報300idを記憶している。そこで、音声仲介装置400は、スマートスピーカー300がスマートスピーカー識別情報300idを送信すると該スマートスピーカー識別情報300idに紐付けられたユーザーUS0の識別情報を取得することができる。
また、音声仲介装置400は、ユーザーUS0毎に音声の特徴を表す情報をユーザーUS0の識別情報に紐付けて記憶装置に記憶している。ユーザーUS0を識別する音声の特徴は、例えば、音声の周波数分布により表すことができる。そこで、音声仲介装置400は、音声信号SG1に基づいて音声の周波数分布を求め、この周波数分布に最も近い周波数分布に紐付けられたユーザーUS0の識別情報を記憶装置から取得してもよい。
さらに、スマートスピーカー300がユーザーUS0の名前の音声入力を受け付け、音声仲介装置400が音声信号SG1に基づいてユーザーUS0の名前を抽出することにより該名前に紐付けられたユーザーUS0の識別情報を記憶装置から取得してもよい。
音声UIは、音声仲介装置400からキーワードKE0を含む印刷指示PI、すなわち、定期的な印刷タイミングTM2等の複数回の印刷タイミングTM1とコンテンツ指示CTIを含む印刷指示PIを取得する(S106)。ここで、印刷タイミングTM1が毎時のように時間指定SC2を必要としない場合、音声UIは、処理をS120に進める。この場合、S108~S118の処理は行われない。定期的な印刷タイミングTM2が毎月、毎週、毎日、等のように時間指定SC2を必要とする場合、音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「何時に印刷しますか」といった印刷時間問合せメッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S108)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1をスマートスピーカー300に送信する(S110)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換し、この音声を出力する(S112)。これにより、ユーザーUS0には、「何時に印刷しますか」といった印刷時間問合せメッセージが音声により読み上げられる。音声を聞いたユーザーUS0が「朝8時」といった時間指定SC2の音声を発話すれば、S114以降の処理が行われる。時間指定SC2も、印刷指示PIに含まれる。
ユーザーUS0が時間指定SC2の発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換し、この音声信号SG1を音声仲介装置400に送信する(S114)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析し、音声の解析結果から時間指定SC2に対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して時間指定SC2を要求する(S116)。このキーワードKE0も、音声による印刷指示PIに含まれる。音声UIは、音声仲介装置400から時間指定SC2としてのキーワードKE0を取得する(S118)。
複数回の印刷タイミングTM1とコンテンツ指示CTIが取得されると、音声UIは、複数回の印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1をユーザー識別情報UID及びコンテンツCO2に紐付けてスケジュール情報SC1を記憶部112に記憶させる(S120)。図3に示すように、必要に応じて時間指定SC2を含む複数回の印刷タイミングTM1は、印刷指示PIを発話したユーザーUS0を示すユーザー識別情報UID、及び、コンテンツCO2を表す情報に紐付けられてスケジュールテーブルTA1に格納される。例えば、ユーザー識別情報「UID1」のユーザーUS1が「毎月の1日目にカレンダーを印刷して」と発話した場合、スケジュール情報SC1として時間指定「8時」を含む「毎月の1日目」がユーザー識別情報「UID1」及びコンテンツ「カレンダー」に紐付けられてスケジュールテーブルTA1に格納される。尚、各ユーザーUS0には1コンテンツ当たり複数の印刷スケジュールの登録ができないので、例えば、印刷スケジュールが登録されているコンテンツCO2について複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIが取得されてもスケジュールテーブルTA1は更新されない。
スケジュール情報SC1の記憶後、音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として該当のコンテンツCO2の名称を含めて「わかりました。毎月の1日目の朝8時にカレンダーを印刷します」といった登録完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S122)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S124)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S126)。これにより、ユーザーUS0には、「わかりました。毎月の1日目の朝8時にカレンダーを印刷します」といった登録完了メッセージが音声により読み上げられる。
図7は、印刷タイミングTM1においてコンテンツCO2を印刷する処理を模式的に例示している。ここで、S202およびS212は、印刷開始確認工程ST3に対応し、印刷指示取得部111で行われ、印刷指示取得機能FU1に対応する。S214は、印刷データ生成工程ST4に対応している。S216~S218は、印刷データ送信工程ST5に対応している。S214~S216は、送信部124で行われ、送信機能FU3に対応している。S220は、印刷工程ST6に対応している。S224は、記憶工程ST2に対応している。
音声UIは、定期的、例えば、1時間毎に記憶部112のスケジュールテーブルTA1を確認し、時計回路108から出力される現在時刻が印刷タイミングTM1となったスケジュール情報SC1に紐付けられているコンテンツCO2の印刷処理を開始する。音声UIは、処理対象のスケジュール情報SC1に紐付けられているユーザー識別情報UIDが付与されたユーザーUS0宛に、ガイダンスメッセージGM1として該当のコンテンツCO2の名称とともに「を印刷します」といった印刷開始メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S202)。このようにして、サーバー100の印刷指示取得部111は、各印刷タイミングTM1においてコンテンツCO2を印刷する印刷開始メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する。ここで、音声UIは、印刷開始メッセージに対する回答を要求しない場合、処理をS212に進める。この場合、S208~S210の処理は行われない。
音声UIからガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換し、ネットワークNE1を介して音声信号SG1をスマートスピーカー300に送信する(S204)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換し、この音声を出力する(S206)。これにより、ユーザーUS0には、「カレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージが音声により読み上げられる。音声を聞いたユーザーUS0が「はい」といった印刷確認の発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S208)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析して印刷確認に対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して処理を要求する(S210)。このキーワードKE0も、音声による印刷指示PIに含まれる。音声UIは、音声仲介装置400から印刷確認としてのキーワードKE0を取得すると、S212の処理を行う。
印刷開始メッセージの読み上げ要求後、音声UIは、処理対象のスケジュール情報SC1に紐付けられているコンテンツCO2の印刷をクラウド印刷サービスに要求する(S212)。
クラウド印刷サービスは、音声UIから要求されたコンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成する(S214)。印刷データDA1は、印刷可能コンテンツCO1のうち印刷指示PIに基づいたコンテンツCO2をプリンター200に印刷させるデータである。印刷データDA1の生成後、クラウド印刷サービスは、ユーザー識別情報UIDに紐付けられたプリンター200にネットワークNE1を介して印刷データDA1を送信する処理を行う(S216)。
以上のようにして、サーバー100の送信部124は、記憶部112に記憶されているスケジュール情報SC1に基づいて、処理対象のスケジュール情報SC1に紐付けられたコンテンツCO2を印刷させる印刷データDA1を各印刷タイミングTM1においてプリンター200に送信する。複数回の印刷タイミングTM1が時間指定SC2を含んでいる場合、送信部124は、時間指定SC2に合わせた時間に印刷データDA1をプリンター200に送信する。
プリンター200は、ネットワークNE1を介して印刷データDA1を受信し(S218)、この印刷データDA1に従って印刷を実行する(S220)。これにより、ユーザーUS0の発話に応じたコンテンツCO2が印刷タイミングTM1において印刷される。
また、印刷データDA1を送信したクラウド印刷サービスは、該当のコンテンツCO2の印刷を完了した通知を音声UIに出す(S222)。印刷完了の通知を受けた音声UIは、必要に応じて、処理対象のスケジュール情報SC1を削除する(S224)。例えば、処理対象のスケジュール情報SC1に示される印刷タイミングTM1が全て現在時刻以前である場合、該当のコンテンツCO2を印刷させる必要が無いので、音声UIは処理対象のスケジュール情報SC1を削除してもよい。また、音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として該当のコンテンツCO2の名称とともに「を印刷しました」といった印刷完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S226)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S228)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S230)。これにより、ユーザーUS0は、コンテンツCO2を印刷した旨の音声を聞くことができる。
以上より、コンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、各印刷タイミングTM1でユーザーUS0がその都度印刷を指示しなくてもプリンター200によりコンテンツCO2が印刷される。また、ユーザーUS0は、指定した時間にコンテンツCO2の印刷物600を得ることができる。従って、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
むろん、ユーザーUS0は、印刷スケジュールの登録を求めないでコンテンツCO2を印刷させることも可能である。この場合、ユーザーUS0が印刷可能コンテンツCO1に含まれるコンテンツCO2の印刷指示PIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、この発話に応じた音声信号SG1をスマートスピーカー300が音声仲介装置400に送信する。音声仲介装置400がコンテンツCO2に対応するキーワードKE0を音声UIに渡して印刷指示PIを要求すると、図7に示すS212~S220の処理によりコンテンツCO2が印刷される。従って、ユーザーUS0は、発話に応じたコンテンツCO2の印刷物600を速やかに得ることができる。
図8に例示するように、本印刷システムSY1は、音声入力により印刷スケジュールを削除可能である。図8は、音声入力により印刷スケジュールを削除する処理を模式的に例示している。ここで、S306~S308、及びS318~S322は、取消工程ST7に対応し、印刷指示取得部111で行われ、印刷指示取得機能FU1に対応している。
ユーザーUS0が印刷スケジュールの取消指示CAIの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S302)。取消指示CAIは、複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIを取り消す指示である。例えば、ユーザーUS0が「定期印刷をやめて」と発話すると、この発話が取消指示CAIとなる。ここで、「をやめて」は、取消要求キーワードである。むろん、取消要求キーワードは、「の登録を解除して」等、類似する様々なバリエーションが考えられる。
音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析してキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して取消指示CAIを要求する(S304)。キーワードKE0は、音声による取消指示CAIに含まれる。
音声UIは、音声仲介装置400からキーワードKE0を含む取消指示CAIを取得する(S306)。キーワードKE0が「定期印刷」である場合、取消指示CAIを取得した音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「どのコンテンツの定期印刷を停止しますか」といったコンテンツ問合せメッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S308)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S310)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S312)。これにより、ユーザーUS0には、「どのコンテンツの定期印刷を停止しますか」といったコンテンツ問合せメッセージが音声により読み上げられる。音声を聞いたユーザーUS0が「カレンダー」といった停止対象コンテンツの音声を発話すれば、S314以降の処理が行われる。停止対象コンテンツの指示も、取消指示CAIに含まれる。
ユーザーUS0が停止対象コンテンツの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S314)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析して停止対象コンテンツに対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して処理を要求する(S316)。このキーワードKE0も、音声による取消指示CAIに含まれる。音声UIは、音声仲介装置400から停止対象コンテンツを表すキーワードKE0を取得する(S318)。
次に、音声UIは、ユーザーUS0に紐付けられているスケジュール情報SC1のうち停止対象コンテンツに紐付けられているスケジュール情報SC1をスケジュールテーブルTA1から削除する(S320)。例えば、図3に示すスケジュールテーブルTA1が記憶部112に記憶され、ユーザー識別情報「UID1」のユーザーUS1が停止対象コンテンツ「カレンダー」を発話したとする。この場合、ユーザー識別情報「UID1」及び停止対象コンテンツ「カレンダー」に紐付けられている印刷スケジュール「毎月の1日目」の「8時」がスケジュールテーブルTA1から削除される。このように、サーバー100の印刷指示取得部111は、複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIを取り消す取消指示CAIを取得した後に当該複数回の印刷タイミングTM1を示すスケジュール情報SC1を記憶部112から削除する。
スケジュール情報SC1の削除後、音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として該当のコンテンツCO2の名称を含めて「わかりました。カレンダーの定期印刷を停止します」といった削除完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S322)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S324)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S326)。これにより、ユーザーUS0には、「わかりました。カレンダーの定期印刷を停止します」といった削除完了メッセージが音声により読み上げられる。
以上より、ユーザーUS0は、複数回のコンテンツ印刷のスケジュールを取り消すことができる。この点でも、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
図9に例示するように、本印刷システムSY1は、印刷指示PIを取り消す取消タイミングTM3以降における印刷スケジュールを音声入力により削除可能である。図9は、音声入力により取消タイミングTM3を登録する処理を模式的に例示している。ここで、S406~S408、及びS418~S422は、取消工程ST7に対応し、印刷指示取得部111で行われ、印刷指示取得機能FU1に対応している。
印刷指示PIを取り消す取消タイミングTM3を含む取消指示CAIの発話をユーザーUS0がスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S402)。例えば、ユーザーUS0が「来月から定期印刷をやめて」と発話すると、この発話が取消タイミングTM3を含む取消指示CAIとなり、「来月」が取消タイミングTM3となる。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析してキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して取消タイミングTM3を含む取消指示CAIを要求する(S404)。
音声UIは、音声仲介装置400からキーワードKE0を含む取消指示CAI、すなわち、取消タイミングTM3を含む取消指示CAIを取得する(S406)。取消指示CAIを取得した音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として「どのコンテンツの定期印刷を停止しますか」といったコンテンツ問合せメッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S408)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S410)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S412)。これにより、ユーザーUS0には、「どのコンテンツの定期印刷を停止しますか」といったコンテンツ問合せメッセージが音声により読み上げられる。音声を聞いたユーザーUS0が「カレンダー」といった停止対象コンテンツの音声を発話すれば、S414以降の処理が行われる。
ユーザーUS0が停止対象コンテンツの発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、スマートスピーカー300は、ユーザーUS0からの音声を音声信号SG1に変換して音声仲介装置400に送信する(S414)。音声信号SG1を受信した音声仲介装置400は、ユーザーUS0の識別情報を取得し、音声信号SG1に基づいて音声を解析して停止対象コンテンツに対応するキーワードKE0を抽出し、音声UIにキーワードKE0を渡して処理を要求する(S416)。音声UIは、音声仲介装置400から停止対象コンテンツを表すキーワードKE0を取得する(S418)。
次に、音声UIは、スケジュールテーブルTA1においてユーザーUS0に紐付けられているスケジュール情報SC1のうち停止対象コンテンツに紐付けられているスケジュール情報SC1を取消タイミングTM3に基づいて更新する(S420)。例えば、図3に示すスケジュールテーブルTA1が記憶部112に記憶され、ユーザー識別情報「UID1」のユーザーUS1が1月に停止対象コンテンツ「カレンダー」を発話したとする。この場合、ユーザー識別情報「UID1」及び停止対象コンテンツ「カレンダー」に紐付けられている定期的な印刷スケジュール「毎月の1日目」が不定期の印刷スケジュール「2月の1日目」に更新される。その結果、図7に示す処理に従って2月1日に停止対象コンテンツ「カレンダー」が印刷され、図7のS224の処理においてユーザー識別情報「UID1」及び停止対象コンテンツ「カレンダー」に紐付けられている印刷スケジュール「2月の1日目」が削除される。このように、サーバー100の印刷指示取得部111は、印刷指示PIを取り消す取消タイミングTM3以降におけるスケジュール情報SC1を記憶部112から削除する。
スケジュール情報SC1の更新後、音声UIは、ガイダンスメッセージGM1として該当のコンテンツCO2の名称を含めて「わかりました。カレンダーの定期印刷を来月から停止します」といった登録完了メッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求する(S422)。ガイダンスメッセージGM1を受信した音声仲介装置400は、ガイダンスメッセージGM1を音声信号SG1に変換してスマートスピーカー300に送信する(S424)。音声信号SG1を受信したスマートスピーカー300は、音声信号SG1を音声に変換して出力する(S426)。これにより、ユーザーUS0には、「わかりました。カレンダーの定期印刷を来月から停止します」といった登録完了メッセージが音声により読み上げられる。
以上より、ユーザーUS0は、複数回のコンテンツ印刷のスケジュールを取り消すタイミングを指示することができる。この点でも、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
図10に例示するように、本印刷システムSY1は、印刷タイミングTM1においてプリンター200でコンテンツCO2の印刷が実行されない場合に印刷データDA1を保持することが可能である。図10は、クラウド印刷サービスが行う印刷制御処理を模式的に例示している。この処理は、図7に示すS216とS222との間にS502~S508が追加されている。ここで、S216、及びS502~S508は、印刷データ送信工程ST5に対応し、送信部124で行われ、送信機能FU3に対応している。
音声UIからコンテンツ印刷の要求を受けたクラウド印刷サービスは、音声UIから要求されたコンテンツCO2を使用した印刷データDA1を生成する(S214)。印刷データDA1の生成後、クラウド印刷サービスは、ネットワークNE1を介して印刷データDA1を該当のユーザーUS0のプリンター200に送信する処理を行う(S216)。しかし、プリンター200の電源が入っていなかったり、プリンター200のインクや被印刷物ME1が無くなっていたりすると、プリンター200で印刷を実行することができない。そこで、クラウド印刷サービスは、印刷の直前にネットワークNE1を介してプリンター200にインクの残量、被印刷物ME1の装填、等のプリンター200の状態を問い合わせることにしている。この時、プリンター200は、電源が入っている状態において、ネットワークNE1を介して、インクの残量、被印刷物ME1の装填、等のプリンター200の状態を返信することにしている。プリンター200の電源が入っていない場合、プリンター200の状態が返信されない。
S216の送信処理後、クラウド印刷サービスは、該当のユーザーUS0のプリンター200が印刷を実行不能な状態であるか否かに応じて処理を分岐させる(S502)。プリンター200の状態が返信されなかったり、返信結果がインクや被印刷物ME1が無くなっていることを示していたりする場合、クラウド印刷サービスは、S504以降の処理を行う。プリンター200が印刷を実行可能な状態である場合、クラウド印刷サービスは、処理をS222に進める。
S504において、クラウド印刷サービスは、図1、2に示す印刷情報記憶部121に印刷データDA1を記憶させる。その後、クラウド印刷サービスは、プリンター200に該プリンター200の状態を問い合わせながら、プリンター200が印刷を実行可能な状態となるまで待機する(S506)。むろん、クラウド印刷サービスは、S504の処理中に他の処理を並列して実行可能である。該当のユーザーUS0のプリンター200からの返信結果が印刷の実行可能を示す状態となると、クラウド印刷サービスは、印刷情報記憶部121から印刷データDA1を読み出して該当のユーザーUS0のプリンター200に送信する処理を行う(S508)。印刷データDA1の送信が完了すると、クラウド印刷サービスは、該当のコンテンツCO2の印刷を完了した通知を音声UIに出す(S222)。このように、サーバー100の送信部124は、プリンター200で印刷が実行されない場合、印刷が実行される状態になるまで印刷データDA1を保持し、印刷が実行される状態になると印刷データDA1をプリンター200に送信する。
以上より、印刷タイミングTM1においてプリンター200でコンテンツCO2の印刷が実行されない場合、印刷が実行される状態になってからコンテンツCO2が印刷される。これにより、予定された印刷タイミングTM1におけるコンテンツCO2が確実に印刷される。この点でも、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
尚、プリンター200が印刷を実行不能な状態が長期間続く場合、クラウド印刷サービスは、予定された印刷タイミングTM1におけるコンテンツCO2の印刷を停止する処理を行ってもよい。例えば、クラウド印刷サービスは、印刷タイミングTM1から一定期間経過すると、音声UIを介してガイダンスメッセージGM1として予定された印刷タイミングTM1におけるコンテンツCO2の印刷を停止するメッセージの読み上げを音声仲介装置400に要求してもよい。クラウド印刷サービスは、ガイダンスメッセージGM1に対する返答が印刷データDA1を保持する要求でなければ、印刷データDA1を印刷情報記憶部121から削除してもよい。
以上説明したように、コンテンツCO2の複数回の印刷タイミングTM1を含む印刷指示PIをユーザーUS0が発話すると、各印刷タイミングTM1でユーザーUS0がその都度印刷を指示しなくてもプリンター200によりコンテンツCO2が印刷される。また、印刷指示PIを取り消す取消指示CAIをユーザーUS0が発話すると、複数回のコンテンツ印刷のスケジュールが取り消される。従って、本具体例は、音声指示によりコンテンツCO2を印刷させる際の利便性を向上させることができる。
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
本技術を適用可能な音声入出力装置は、スマートスピーカー300に限定されず、スマートフォンやタブレットといった端末、パーソナルコンピューター、等でもよい。
スケジュール情報SC1を記憶する記憶部112は、音声UIにあることに限定されず、クラウド印刷サービス等にあってもよい。
上述した処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。例えば、図6に示す処理において、スケジュール情報SC1を記憶するS120の処理と登録完了メッセージを読み上げるS122の読み上げ要求処理とを入れ替えることが可能である。
図7に示す処理において、スマートスピーカー300がS206において「カレンダーを印刷します」といった印刷開始メッセージを読み上げた後、音声UIは該当のコンテンツCO2について「印刷をやめて」といった印刷中止を受け付けてもよい。この場合、ユーザーUS0が「印刷をやめて」といった印刷中止の発話をスマートスピーカー300に向かって行うと、音声UIは、スマートスピーカー300と音声仲介装置400を介して印刷中止を受け付け、S212の印刷要求処理を行わない。その結果、該当のコンテンツCO2は印刷されない。従って、本変形例は、利便性を向上させることができる。
図8に示す処理において、ユーザーUS0に紐付けられているコンテンツCO2が一つしかない場合、音声UIは、コンテンツ問合せメッセージを読み上げるS308の読み上げ要求処理を行わずに処理をS320に進めてもよい。この場合、停止対象コンテンツはユーザーUS0に紐付けられているコンテンツCO2であり、音声UIはS320においてユーザーUS0に紐付けられているスケジュール情報SC1をスケジュールテーブルTA1から削除すればよい。これにより、停止対象コンテンツを発話する手間が無くなる。従って、本変形例は、利便性を向上させることができる。
また、図9に示す処理においても、ユーザーUS0に紐付けられているコンテンツCO2が一つしかない場合、音声UIは、コンテンツ問合せメッセージを読み上げるS408の読み上げ要求処理を行わずに処理をS420に進めてもよい。この場合、音声UIは、S420においてユーザーUS0に紐付けられているスケジュール情報SC1を更新すればよい。これにより、停止対象コンテンツを発話する手間が無くなる。
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、音声指示によりコンテンツを印刷させる際の利便性を向上させる技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…サーバー、110…音声UI領域、111…印刷指示取得部、112…記憶部、120…印刷サービス領域、121…印刷情報記憶部、124…送信部、200…プリンター、300…スマートスピーカー、600…印刷物、CAI…取消指示、CTI…コンテンツ指示、CO1…印刷可能コンテンツ、CO2…コンテンツ、DA1…印刷データ、IM1…印刷画像、KE0…キーワード、NE1…ネットワーク、PI…印刷指示、PR1…印刷制御プログラム、SC1…スケジュール情報、SC2…時間指定、SG1…音声信号、ST1…印刷指示取得工程、ST2…記憶工程、ST3…印刷開始確認工程、ST4…印刷データ生成工程、ST5…印刷データ送信工程、ST6…印刷工程、ST7…取消工程、TA1…スケジュールテーブル、TM1…印刷タイミング、TM2…定期的な印刷タイミング、TM3…取消タイミング、SY1…印刷システム、UID…ユーザー識別情報、US0、US1、US2…ユーザー。

Claims (9)

  1. 印刷装置、及び、該印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーを含む印刷システムであって、
    前記サーバーは、
    複数回の印刷タイミングを含む音声による印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
    複数回の前記印刷タイミングを示すスケジュール情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、前記印刷指示に基づく印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備え、
    前記印刷装置は、前記印刷データを受信し、該印刷データに従って印刷を実行する、印刷システム。
  2. 前記印刷指示取得部は、複数回の前記印刷タイミングとして定期的な印刷タイミングを含む前記印刷指示を取得する、請求項1に記載の印刷システム。
  3. 複数回の前記印刷タイミングは、時間指定を含み、
    前記送信部は、前記時間指定に合わせた時間に前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項1又は請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷指示取得部は、複数回の前記印刷タイミングを含む前記印刷指示を取り消す取消指示を前記音声仲介装置から取得可能であり、前記取消指示を取得した後に複数回の前記印刷タイミングを示す前記スケジュール情報を前記記憶部から削除する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の印刷システム。
  5. 前記印刷指示取得部は、前記印刷指示を取り消す取消タイミングを含む前記取消指示を前記音声仲介装置から取得可能であり、前記取消タイミング以降における前記スケジュール情報を前記記憶部から削除する、請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記送信部は、前記印刷が実行されない場合、前記印刷が実行される状態になるまで前記印刷データを保持し、前記印刷が実行される状態になると前記印刷データを前記印刷装置に送信する、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の印刷システム。
  7. 前記印刷指示取得部は、前記印刷タイミングにおいて印刷する旨のメッセージの読み上げを前記音声仲介装置に要求する、請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の印刷システム。
  8. 前記印刷指示取得部は、複数の印刷可能コンテンツから指示されたコンテンツを示すコンテンツ指示を含む前記印刷指示を取得し、
    前記記憶部は、前記コンテンツに紐付けて前記スケジュール情報を記憶し、
    前記送信部は、前記スケジュール情報に紐付けられた前記印刷指示に基づく前記印刷データを前記印刷タイミングにおいて前記印刷装置に送信する、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の印刷システム。
  9. 受信した印刷データに従って印刷を実行する印刷装置とネットワークを介して接続されたサーバーであって、
    複数回の印刷タイミングを含む音声による印刷指示を音声仲介装置から取得する印刷指示取得部と、
    複数回の前記印刷タイミングを示すスケジュール情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、前記印刷指示に基づく前記印刷データを前記印刷装置に送信する送信部と、を備えるサーバー。
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