JP2022117427A - 進捗管理装置、進捗管理方法、及び進捗管理プログラム - Google Patents

進捗管理装置、進捗管理方法、及び進捗管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】客観的に案件の進捗状況と収支状況を把握する進捗管理装置、進捗管理方法及び進捗管理プログラムを提供する。【解決手段】進捗管理装置100において、原価処理部102bは、案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する。出来高処理部102cは、案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する。比較部102dは、作成された原価比例ベースの数値と出来高ベースの数値を比較して、受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する。【選択図】図4

Description

本発明は、進捗管理装置、進捗管理方法、及び進捗管理プログラムに関する。
例えば、工事の進捗管理を行う場合に、従来は、現場社員は出来高率を基にした数値により各状況を判断し、経理や経営は原価比例による数値を基に工事進捗及び収支状況を把握していた。従来、進捗管理を行うシステムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2017-174241号公報
しかしながら、特許文献1では、客観的に工事進捗状況と工事収支状況を把握することに関して何ら記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、客観的に案件の進捗状況と収支状況を把握することが可能な進捗管理装置、進捗管理方法、及び進捗管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前記制御部は、案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理手段と、前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理手段と、前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記原価比例ベースの数値は、原価比例ベースの原価実績及び収益実績を含み、前記出来高ベースの数値は、出来高ベースの予測出来高及び実績出来高を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記比較手段は、工事進捗状況を、前記予測出来高と前記実績出来高を比較して判断し、前記予測出来高-前記実績出来高<0の場合は、案件が前倒しで進んでいると判断し、前記予測出来高-前記実績出来高=0の場合は、案件が予定通りのペースで進んでいると判断し、前記予測出来高-前記実績出来高>0の場合は、案件に遅れが発生していると判断することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記比較手段は、収支状況を、前記収益実績と前記実績出来高を比較して判断し、収益実績-実績出来高<0の場合は、収支状況が改善していると判断し、収益実績-実績出来高=0の場合は、予定通りの収支状況と判断し、収益実績-実績出来高>0の場合は、収支状況が悪化していると判断することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記案件は、工事に関する案件を含むことにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される進捗管理方法であって、前記制御部で実行される、案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理行程と、前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理工程と、前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置に実行させるための進捗管理プログラムであって、前記制御部において、案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理行程と、前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理工程と、前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較工程と、を実行させるための進捗管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、客観的に案件の進捗状況と収支状況を把握することが可能になるという効果を奏する。
図1は、原価比例ベースの数値だけを利用した場合の課題を説明するための図である。 図2は、出来高ベースの数値のみを利用した場合の課題を説明するための図である。 図3は、本発明の改善方法を説明するための図である。 図4は、本実施の形態に係る進捗管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。 図6は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図7は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図8は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図9は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。 図10は、本実施の形態に係る進捗管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、建設業では、1つの工事完成するまでに数年掛かる特性があるため、多くの企業において進捗管理や収益予測が課題となっている。建設業では、収益予測や進捗管理を、原価比例法を利用して行うが、原価が発生すれば作業が進捗していなくても売上が上がってしまうため、原価の発生状況によっては正しく判断することが難しいことがある。原価比例法以外の手法として、出来高を利用する方法もあるが、進捗状況を正しく掴むことはできるが、収支が悪化しているのかどうかをつかむことが難しい。
すなわち、従来は、現場社員は出来高率を基にした数値により各状況を判断し、経理や経営は原価比例による数値を基に工事進捗及び収支状況を把握していたが、出来高率は工事進捗を把握することには適しているが、収支状況を把握することに不適切であり、原価比例については、進捗状況・収支把握ともに現状を正しく表せていないことがあった。
そこで、本実施の形態では、工事等の案件について、出来高ベースに基づく数値と、原価比例ベースに基づく数値を比較することで、客観的・正確・容易に案件の進捗状況と収支状況を把握できるようにした。
図1及び図2を参照して、本発明の背景及び課題を具体的に説明する。図1を参照して、原価比例ベースの数値だけを利用した場合の課題を説明する。図1は、原価比例ベースの数値だけを利用した場合の課題を説明するための図である。図1(A)は、原価比例ベースの予算消化予測「A」の一例を示す図である。図1(B)は、原価実績及び収益実績[B]の一例を示す図である。以下の説明では、金額の単位を全て千円とし、その記載を省略する。
以下の説明では、請負額を「100,000」、予算額を「80,000」とした場合の例を説明する。
図1(A)において、原価比例を利用する場合、予測値は予算の消化率(進捗率)予測をベースに算出する。図1(A)に示す例は、原価要素を材料費、外注費、労務費、経費として、1Q~4Qの消化率、消化金額、予測収益(=請負額×対象のQの消化金額合計÷予算合計額)を示している。
例えば、1Qの予測収益は、請負額「100,000」×1Qの消化金額計「25,000」÷予算合計「80,000」=「31,250」となる。
図1(B)は、図1(A)の原価比例ベースの予算消化予測に対する原価実績及び収益実績[B]の一例を示している。図1(B)において、予測と異なる点は、外注費の1Qの予測が消化率「20%」、消化金額「4,000」、1Qの収益の予測が「31,250」に対して、外注費の1Qの実績は、消化率「25%」、消化金額「5,000」、1Qの収益の実績は「32,250(=請負額「100,000」×1Qの消化金額計「25,000」÷予算合計「80,000」となっている。
また、外注費の4Qの予測が消化率「20%」、消化金額「4,000」、4Qの収益の予測が「16,250」に対して、外注費の4Qの実績は、消化率「15%」、消化金額「3,000」、4Qの収益の実績は「15,000」となっている。
2Qまでの上期収益を見ると、当初予測「52,500」より、実績「53,750」が上回っているため、一見順調なように見える。しかし、材料費については、現場の資材置き場に搬入したタイミング(1Q及び3Q)に一気に原価計上されているだけであり、作業自体が順調に進んでいるかを表してはいない。また、外注費については当初予定より多く発生しており、着手を早めたなど作業を前倒ししたことによるのか、作業進捗が遅れ外注を増員したのかについては判別することができない。
図2を参照して、出来高ベースの数値のみを利用した場合の課題を説明する。図2は、出来高ベースの数値のみを利用した場合の課題を説明するための図である。図2(A)は出来高ベースの予測[C]、図2(B)は出来高ベースの実績[D]を示している。
図2(A)に示す例は、請負内容、請負本数、単価、金額について、1Q~4Qの出来高数、出来高金額を示している。図2(B)は、図2(A)の出来高ベースの予測に対する実績[D」の一例を示している。
図2(B)において、予測と異なる点は、請負内容(鋼管杭 φ600 t=9~10 L=6.5~13m)について、1Qの予測が出来高数「25」、出来高金額「25,000」に対して、1Qの実績は、出来高数「26」、出来高金額「26,000」となっており、また、4Qの予測が出来高数「21」、出来高金額「21,000」に対して、4Qの実績は、出来高数「20」、出来高金額「20,000」となっている。
2Qまでの上期収益を見ると、当初予測「52,500」より、実績「53,500」が上回っているため、一見順調なように見える。しかし、原価の発生は全く考慮されていないため、予定通りの収支で進んでいるのか悪化しているのかは判別することができない。(1)の原価比例ベースの収益予測では、2Qまでの上期収益が「53,750」となっているが、出来高ベースでは「53,500」となっており、若干であるが上期収支が悪化している。
このように、出来高ベースでは、工事進捗を把握することには適しているが、収支状況を把握することに不適切であり、原価比例ベースでは、進捗状況・収支把握ともに現状を正確に表せていない。
図3は、本発明の改善方法を説明するための図である。本発明では、工事毎に、上記の原価比例ベースの原価実績及び収益実績[B]、出来高ベースの予測出来高[C]、出来高ベースの実績出来高[D]の数値を組み合わせたKPIを計算することで、進捗状況及び収支状況を客観的に把握可能とする。以下、2Q予測を例に記載する。
(1)工事進捗状況については、出来高ベースの予測出来高[C]と実績出来高[D]の合計金額を比較して判断する。
i)[C]-[D]<0の場合は、予測出来高より実績出来高の方が多いため、工事が前倒しで進んでいると判断する。
ii)[C]-[D]=0の場合は、予測出来高と実績出来高が同じであるため、予定通りのペースで進んでいると判断する。
iii)[C]-[D]>0の場合は、予測出来高より実績出来高が少ないため、工事の進捗に遅れが発生していると判断する。
(2)収支予測については、原価比例ベースの収益実績[B]と出来高ベースの実績出来高[D]の合計金額を比較して判断する。
i)[B]-[D]<0の場合は、予定より少ない原価発生で、より多くの出来高が上がっているため、収支が改善していると判断する。
ii)[B]-[D]=0の場合は、ちょうど原価発生に見合う分の出来高が上がっているため、予定通りの収支状況となっていると判断する。
iii)[B]-[D]>0の場合は、出来高に対して、想定以上の原価が発生しているため、収支が悪化していると判断する。
各指標ともに、差額が大きければ大きいほど当初予定より乖離していることを表しており、早期に手を打つ必要がある案件の見極めにも効果がある。
本発明の進捗管理装置は、建設業はもとより、スクラッチ開発などを行うITベンダー等にも適用可能である。
[2.構成]
本実施の形態に係る進捗管理装置の構成の一例について、図4を参照して説明する。図4は、本実施の形態に係る進捗管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
進捗管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、進捗管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
進捗管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。進捗管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、進捗管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、進捗管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。また、記憶部106は、データファイル106aと、原価要素マスタ106bと、を備えている。
データファイル106aは、受注データ、予算データ、四半期別予算データ、原価比例ベースの予算消化予測データ、予測出来高データ(予測出来高ヘッダデータ、予測出来高明細データ)、出来高ベースの予測、原価集計データ、原価実績及び収益実績、出来高実績データ、出来高ベースの実績等の各種データを格納するためのファイルである。
受注データは、工事番号、請負金額を含んでいてもよい。予算データは、工事番号、原価要素CD、予算金額のデータを含んでいてもよい。四半期別予算データは、工事番号、原価要素CD、年度、四半期、出来高率のデータを含んでいてもよい。
原価比例ベースの予算消化予測は、原価要素、予算額、各四半期(1Q~4Q)の進捗率及び消化金額を含んでいてもよい。
予測出来高データは、予測出来高ヘッダデータと、予測出来高明細データとで構成されていてもよい。予測出来高ヘッダデータは、工事事番号、SEQ、請負内容、請負本数、単価、金額のデータを含んでいてもよい。予測出来高明細データは、工事番号、SEQ、年度、四半期、出来高数のデータを含んでいてもよい。
出来高ベースの予測は、請負内容、請負本数、単価、金額、各四半期(1Q~4Q)の出来高数及び出来高金額を含んでいてもよい。
原価集計データは、工事番号、原価要素CD、会計年月、原価要素コード、発生金額のデータを含んでいてもよい。
原価実績及び収益実績は、各四半期(1Q~4Q)の原価要素、予算額、各四半期(1Q~4Q)の進捗率、消化金額及び収益金額を含んでいてもよい。
出来高実績データは、工事番号、SEQ、年度、四半期、出来高数を含んでいてもよい。出来高ベースの実績は、請負内容、請負本数、単価、金額、各四半期(1Q~4Q)の出来高数及び出来高金額を含んでいてもよい。
原価要素マスタ106bは、原価要素CDと原価要素名を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる(図7参照)。原価要素マスタ106bは、原価要素CDと原価要素名間で変換する際に参照される。
制御部102は、進捗管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注登録部102aと、原価処理部102bと、出来高処理部102cと、比較部102dと、画面表示制御部102eと、を備えている。
受注登録部102aは、案件を受注した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の受注登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、受注データを入力してデータファイル106aに登録する。
原価処理部102bは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の原価登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、原価比例ベースの数値を作成して、データファイル106aに登録する。原価比例ベースの数値は、原価比例ベースの原価実績及び収益実績を含むことにしてもよい。
出来高処理部102cは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の出来高登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、出来高ベースの数値を作成して、データファイル106aに登録する。出来高ベースの数値は、出来高ベースの予測出来高及び実績出来高を含むことにしてもよい。
比較部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の比較画面上でのオペレータの操作等に応じて、対象の案件について、原価比例ベースの数値と出来高ベースの数値を比較して、進捗状況と収支状況の判断結果を表示出力する。
具体的には、比較部102dは、進捗状況については、予測出来高と実績出来高を比較して、予測出来高-実績出来高<0の場合は、案件が前倒しで進んでいると判断し、予測出来高-実績出来高=0の場合は、案件が予定通りのペースで進んでいると判断し、予測出来高-実績出来高>0の場合は、案件に遅れが発生していると判断して、その旨を表示出力してもよい。
比較部102dは、収支予測については、収益実績と実績出来高を比較して、収益実績-実績出来高<0の場合は、収支状況が改善していると判断し、収益実績-実績出来高=0の場合は、予定通りの収支状況と判断し、収益実績-実績出来高>0の場合は、収支状況が悪化していると判断して、その旨を表示出力してもよい。
画面表示制御部102eは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、受注登録画面、原価登録画面、出来高登録画面、比較画面等)の表示及びその入力を制御する。
[3.具体例]
図4~図10を参照して、本実施の形態における進捗管理装置100の処理の具体例を説明する。まず、図5を参照して、本実施の形態における進捗管理装置100の全体の処理の概略を説明する。図5は、本実施の形態における進捗管理装置100の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。
図5において、受注登録部102aは、受注登録処理を実行する(ステップS1)。具体的には、受注登録処理では、受注登録部102aは、案件を受注した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の受注登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、受注データを入力してデータファイル106aに登録する。
原価処理部102bは、予算登録処理を実行する(ステップS2)。具体的には、予算登録処理では、原価処理部102bは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の原価登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、予算データ、四半期別予算データ、原価比例ベースの予算消化予測を入力して、データファイル106aに登録する。
出来高処理部102cは、出来高予測登録処理を実行する(ステップS3)。具体的には、出来高予測登録処理では、出来高処理部102cは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の出来高登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、予測出来高ヘッダデータ、予測出来高明細データ、出来高ベースの予測を入力して、データファイル106aに登録する。
原価処理部102bは、施工実施処理を実行する(ステップS4)。具体的には、施工実施処理では、原価処理部102bは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の原価登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、原価集計データ、原価比例ベースの原価実績及び収益実績を入力して、データファイル106aに登録する。
出来高処理部102cは、出来高実績登録処理を実行する(ステップS5)。具体的には、出来高実績登録処理では、出来高処理部102cは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の出来高登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、出来高実績データ、出来高ベースの実績を入力して、データファイル106aに登録する。
比較部102dは、比較処理を実行する(ステップS6)。具体的には、比較処理では、比較部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の比較画面上でのオペレータの操作等に応じて、対象の案件について、原価比例ベースの数値と出来高ベースの数値を比較して、進捗状況と収支状況の結果を表示出力する。
この場合、比較部102dは、進捗状況については、予測出来高と実績出来高を比較して、予測出来高-実績出来高<0の場合は、案件が前倒しで進んでいると判断し、予測出来高-実績出来高=0の場合は、案件が予定通りのペースで進んでいると判断し、予測出来高-実績出来高>0の場合は、案件に遅れが発生していると判断して、その旨を表示出力してもよい。
また、比較部102dは、収支予測については、収益実績と実績出来高を比較して、収益実績-実績出来高<0の場合は、収支状況が改善していると判断し、収益実績-実績出来高=0の場合は、予定通りの収支状況と判断し、収益実績-実績出来高>0の場合は、収支状況が悪化していると判断して、その旨を表示出力してもよい。
つぎに、図6~図10を参照して、本実施の形態における進捗管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。図6~図10は、本実施の形態における進捗管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明するための図である。
(S1:受注登録処理)
図6を参照して、受注登録処理を説明する。図6は、受注登録処理を説明するための図である。受注登録部102aは、案件を受注した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の受注登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、受注データを入力してデータファイル106aに登録する。
図6は、(1)受注データの例を示している。図6に示す(1)受注データの例では、1行目は、工事番号「100」、請負金額「100,000」、2行目は、工事番号「101」、請負金額「200,000」となっている。以下では、工事番号「100」、請負金額「100,000」について説明する。
(S2:予算登録処理)
図7を参照して、予算登録処理を説明する。図7は、予算登録処理を説明するための図である。原価処理部102bは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の原価登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、予算データ、四半期別予算データ、原価比例ベースの予算消化予測を入力してデータファイル106aに登録する。
図7(A)は、(2)予算データの例を示している。図7(A)に示す(1)予算データの例では、1行目は、工事番号「100」、原価要素CD「100」、予算金額「20,000」、2行目は、工事番号「100」、原価要素CD「200」、予算金額「20,000」、3行目は、工事番号「100」、原価要素CD「300」、予算金額「20,000」、4行目は、工事番号「100」、原価要素CD「400」、予算金額「20,000」となっており、原価予算の合計は、「80,000」となっている。
図7(B)は原価要素マスタ106bの例を示している。図7(B)に示す原価要素マスタ106bの例では、1行目は、原価要素CD「100」、原価要素名「材料費」、2行目は、原価要素CD「200」、原価要素名「外注費」、3行目は、原価要素CD「300」、原価要素名「労務費」、4行目は、原価要素CD「400」、原価要素名「経費」となっている。原価要素マスタ106bは、原価要素CDと原価要素名を変換する場合に参照されるものであり、例えば、予算データと四半期別予算データの原価要素CDを、原価比例ベースの予算消化予測の「原価要素名」に変換する際に参照される。
図7(C)は下半期別予算データの例を示している。図7(C)に示す四半期別予算データの例では、1行目は、工事番号「100」、原価要素CD「100」、年度「2020」、四半期「1」、出来高率「50」となっている。
図7(D)は、原価比例ベースの予算消化予測[A]の例を示している。図7(D)に示す原価比例ベースの予算消化予測[A]の例では、1行目は、原価要素「材料費」について、予算額「20,000」、1Qの進捗率「50%」、消化金額「10,000」、2Qの進捗率「0%」、消化金額「0」、3Qの進捗率「50%」、消化金額「10,000」、4Qの進捗率「0%」、消化金額「0」となっている。ここで、原価要素及び予算額は、(2)予算データから取得する。消化率は、(2)四半期別予算データの出来高率から取得する。消化金額は、(2)予算データに(3)四半期別予算データの出来高率(消化率)を乗じて算出する(例えば、1Qの材料費の消化金額は、20,000×50%=10,000となる)。
また、予測収益は、1Q「31,250」、2Q「21,250」、3Q「31,250」、4Q「16,250」となっている。予測収益は、(1)請負データ×(3)四半期別予算データの該当するQの消化金額計÷(2)予算データの予算合計で算出する。例えば、1Qの予測収益は、請負額「100,000」×1Qの消化金額計「25,000」÷予算合計「80,000」=「31,250」となる。
(S3:出来高予測登録処理)
図8を参照して、出来高予測登録処理を説明する。図8は、出来高予測登録処理を説明するための図である。出来高処理部102cは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の出来高登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、予測出来高ヘッダデータ、予測出来高明細データ、出来高ベースの予測を作成して、データファイル106aに登録する。
図8(A)は、(4)予測出来高ヘッダデータの例を示す図である。図8(A)に示す(4)予測出来高ヘッダデータの例では、1行目は、工事番号「100」、SEQ「1」、請負内容「鋼管杭 φ600 t=9~10 L=6.5~13m」、請負本数「95」、単価「1,000」、金額「95,000」となっている。
図8(B)は、(5)予測出来高明細データの例を示す図である。図8(B)に示す(5)予測出来高明細データの例では、工事番号「100」、SEQ「1」、年度「2020」、四半期「1」、出来高数「25」となっている。
図8(C)は、出来高ベースの予測[C]の例を示す図である。図8(C)に示す出来高ベースの予測[C]の例では、1行目は、請負内容「鋼管杭 φ600 t=9~10 L=6.5~13m」、請負本数「95」、単価「1,000」、金額「95,000」、1Qの出来高数「25」、出来高金額「25,000」、2Qの出来高数「25」、出来高金額「25,000」、3Qの出来高数「24」、出来高金額「24,000」、4Qの出来高数「21」、出来高金額「21,000」となっている。
ここで、請負内容、請負本数、単価、金額は、(4)予測出来高ヘッダデータから取得する。出来高数は、(5)予測出来高明細データから取得する。出来高金額は、(4)予測出来高ヘッダデータと(5)予測出来高明細データから計算する。
1Qの出来高金額の合計は、「27,500」、2Qの出来高金額の合計は、「25,000」、3Qの出来高金額の合計は、「26,500」、4Qの出来高金額の合計は、「21,000」となっている。
(S4:施工実施処理)
図9を参照して、施工実施処理を説明する。図9は、施工実施処理を説明する。原価処理部102bは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の原価登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、原価集計データ、原価比例ベースの原価実績及び収益実績を入力して、データファイル106aに登録する。材料仕入や外注費計上などのデータから原価計算にて原価集計データを集計する。
図9(A)は、(6)原価集計データの例を示す図である。図9(A)に示す(6)原価集計データの例では、1行目は、工事番号「100」、原価要素CD「100」、会計年月「202004」、原価要素コード「100」、発生金額「3,000」となっている。
図9(B)は、図7(D)の原価比例ベースの予算消化予測に対する原価実績及び収益実績[B]の例を示している。ここで、原価要素及び予算額は、(2)予算データから取得する。消化金額は、(6)原価集計データの各期の合計金額とする(例えば、1Qの材料費は、3,000+3,000+4000=10,000となる)。消化率は、消化金額を(2)予算データの予算額で割ったものである(例えば、1Qの材料費の消化率は、10,000÷20,000=50%となる)。
図9(B)において、予測と異なる点は、外注費の1Qの予測が消化率「20%」、消化金額「4,000」、1Qの収益の予測が「31,250」に対して、外注費の1Qの実績は、消化率「25%」、消化金額「5,000」、1Qの収益の実績は「32,250(=請負額「100,000」×1Qの消化金額計「25,000」÷予算合計「80,000」となっている。
また、外注費の4Qの予測が消化率「20%」、消化金額「4,000」、4Qの収益の予測が「16,250」に対して、外注費の4Qの実績は、消化率「15%」、消化金額「3,000」、4Qの収益の実績は「15,000」となっている。
(S5:出来高実績登録処理)
図10を参照して、出来高実績登録処理を説明する。図10は、出来高実績登録処理を説明するための図である。出来高処理部102cは、受注データの対象の案件について、例えば、モニタ114に表示される不図示の出来高登録画面上でのオペレータの操作等に応じて、出来高実績デーと、出来高ベースの出来高実績を入力して、データファイル106aに登録する。
図10(A)は、出来高実績データの例を示す図である。図10(A)に示す出来高実績データの例では、1行目は、工事番号「100」、SEQ「1」、年度「2020」、四半期「1」、出来高数「26」、2行目は、工事番号「100」、SEQ「2」、年度「2020」、四半期「1」、出来高数「0.5」となっている。
図10(B)は、図8(C)の出来高ベースの予測に対する実績[D]の一例を示している。ここで、請負内容、請負本数、単価、金額は、(4)予測出来高ヘッダデータから取得する。出来高数は、(7)出来高実績データから取得する。出来高金額は、(4)予測出来高ヘッダデータの単価に(7)出来高実績データの出来高数を乗算して算出する。
図10(B)において、予測と異なる点は、請負内容(鋼管杭 φ600 t=9~10 L=6.5~13m)について、1Qの予測が出来高数「25」、出来高金額「25,000」に対して、1Qの実績は、出来高数「26」、出来高金額「26,000」となっており、また、4Qの予測が出来高数「21」、出来高金額「21,000」に対して、4Qの実績は、出来高数「20」、出来高金額「20,000」となっている。
(S6:比較処理)
比較部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の比較画面上でのオペレータの操作等に応じて、対象の案件について、原価比例ベースの数値と出来高ベースの数値を比較して、進捗状況と収支状況の結果を表示出力する。
比較部102dは、進捗状況については、予測出来高[C]と実績出来高[D]を比較して、予測出来高[C]-実績出来高[D]<0の場合は、案件が前倒しで進んでいると判断し、予測出来高[C]-実績出来高[D]=0の場合は、案件が予定通りのペースで進んでいると判断し、予測出来高[C]-実績出来高[D]>0の場合は、案件に遅れが発生していると判断して、その旨を表示出力してもよい。なお、請負内容の合計で比較しても、請負内容毎に比較してもよい。
上記の例(図8、図10)では、2Qまでの上期収益を見ると、予測出来高の合計「52,500」-実績出来高の合計「53,500」<0となっているため、例えば、「進捗状況について、2Qまでは案件が前倒しに進んでいる旨」を表示出力する。
また、比較部102dは、収支状況については、収益実績[B]と実績出来高[D]を比較して、収益実績[B]-実績出来高[D]<0の場合は、収支状況が改善していると判断し、収益実績[B]-実績出来高[D]=0の場合は、予定通りの収支状況と判断し、収益実績[B]-実績出来高[D]>0の場合は、収支状況が悪化していると判断して、その旨を表示出力してもよい。
上記の例(図9、図10)では、2Qまでの上期収益を見ると、収益実績の合計「53,750」-実績出来高の合計「53,500」>0となっているため、例えば、「収支状況について、2Qまでは収支状況が悪化している旨」を表示出力する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理部102bと、案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理部102cと、原価比例ベースの数値と出来高ベースの数値を比較して、受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較部102dと、を備えているので、客観的に案件の進捗状況と収支状況を把握することが可能となる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、進捗管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、進捗管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて進捗管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、進捗管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、進捗管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、進捗管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 進捗管理装置
102 制御部
102a 受注登録部
102b 原価処理部
102c 出来高処理部
102d 比較部
102e 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a データファイル
106b 原価要素マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 制御部を備えた進捗管理装置であって、
    前記制御部は、
    案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理手段と、
    前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理手段と、
    前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較手段と、
    を備えたことを特徴とする進捗管理装置。
  2. 前記原価比例ベースの数値は、原価比例ベースの原価実績及び収益実績を含み、
    前記出来高ベースの数値は、出来高ベースの予測出来高及び実績出来高を含むことを特徴とする請求項1に記載の進捗管理装置。
  3. 前記比較手段は、工事進捗状況を、前記予測出来高と前記実績出来高を比較して判断し、前記予測出来高-前記実績出来高<0の場合は、案件が前倒しで進んでいると判断し、前記予測出来高-前記実績出来高=0の場合は、案件が予定通りのペースで進んでいると判断し、前記予測出来高-前記実績出来高>0の場合は、案件に遅れが発生していると判断することを特徴とする請求項2に記載の進捗管理装置。
  4. 前記比較手段は、収支状況を、前記収益実績と前記実績出来高を比較して判断し、前記収益実績-前記実績出来高<0の場合は、収支状況が改善していると判断し、前記収益実績-前記実績出来高=0の場合は、予定通りの収支状況と判断し、前記収益実績-前記実績出来高>0の場合は、収支状況が悪化していると判断することを特徴とする請求項2に記載の進捗管理装置。
  5. 前記案件は、工事に関する案件を含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の進捗管理装置。
  6. 制御部を備えた情報処理装置で実行される進捗管理方法であって、
    前記制御部で実行される、
    案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理行程と、
    前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理工程と、
    前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較工程と、
    を含むことを特徴とする進捗管理方法。
  7. 制御部を備えた情報処理装置に実行させるための進捗管理プログラムであって、
    前記制御部において、
    案件を受注した場合に、原価比例ベースの数値を作成する原価処理行程と、
    前記案件を受注した場合に、出来高ベースの数値を作成する出来高処理工程と、
    前記原価比例ベースの数値と前記出来高ベースの数値を比較して、前記受注した案件の進捗状況と収支状況を把握する比較工程と、
    を実行させるための進捗管理プログラム。
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