JP2022117126A - コイル成形装置、コイル挿入装置、及びコイル成形方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022117126000001
【課題】コイル束のコイルエンド部の形状の崩れを抑制する、コイル成形装置、コイル挿入装置及びコイル成形方法を提供する。
【解決手段】コイル成形装置100は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロット21に挿入され、コイル束10の少なくとも一部を成形するコイル成形装置であって、第1部材110と、第2部材120と、を備える。コイル束は、スロット内に収容される二つのコイル辺部と、二つのコイル辺部を繋ぐコイルエンド部12と、を含む。第1部材は、コイルエンド部に対して一方向の一方側に配置される。第1部材は、ステータコアに合わせた形状を有する。第2部材は、コイルエンド部に対して一方向の他方側に配置され、第1部材との間で一方向にコイルエンド部を挟む。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイル成形装置、コイル挿入装置、及びコイル成形方法に関する。
従来、ステータコアのスロットに挿入されたコイル束を成形するコイル成形装置が知られている。例えば、特開2005-110341号公報には、ステータコアの一端からはみ出た部分を外向きに押し出す第一拡張部材と、ステータコアの他端からはみ出た部分を外向きに押し出す第二拡張部材と、を備えるコイル成形装置が開示されている。
特開2005-110341号公報
しかしながら、上記特許文献1のコイル成形装置でステータコアの一端及び他端からはみ出た部分(コイルエンド部)を径方向外向きに押し出しても、コイル束に元に戻ろうとする力(スプリングバック)が生じる。このため、成形したコイル束のコイルエンド部の形状が崩れてしまう。
本発明は、上記問題に鑑み、コイル束のコイルエンド部の形状の崩れを抑制する、コイル成形装置、コイル挿入装置、及びコイル成形方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点からのコイル成形装置は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに挿入され、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束の少なくとも一部を成形するコイル成形装置であって、コイル束は、スロット内に収容される二つのコイル辺部と、二つのコイル辺部を繋ぎ、ステータコアの軸方向両側に配置されるコイルエンド部と、を含み、コイルエンド部に対して一方向の一方側に配置される第1部材と、コイルエンド部に対して一方向の他方側に配置され、第1部材との間で一方向にコイルエンド部を挟む第2部材と、を備え、第1部材は、ステータコアに合わせた形状を有する。
本発明の第2観点からのコイル挿入装置は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束を挿入するコイル挿入装置であって、上記コイル成形装置と、ステータコアの径方向内側に配置され、コイルを保持する複数のブレードと、ブレードの径方向内側に配置され、軸方向に移動し、コイル束を軸方向一側から他側に向けて移動させるコイル移動機構と、を備える。
本発明の第3観点からのコイル成形方法は、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束の少なくとも一部を成形するコイル成形方法であって、コイル束は、ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロット内に収容される二つのコイル辺部と、二つのコイル辺部を繋ぎ、ステータコアの軸方向両側に配置されるコイルエンド部と、を含み、複数のスロットにコイル束を挿入する工程と、コイルエンド部に対して一方向の一方側に配置され、ステータコアに合わせた形状を有する第1部材と、コイルエンド部に対して一方向の他方側に配置される第2部材との間で、一方向にコイルエンド部を挟む工程と、を備える。
本発明は、コイル束のコイルエンド部の形状の崩れを抑制するコイル成形装置、コイル挿入装置、及びコイル成形方法を提供することができる。
図1は、ステータの軸方向に垂直な断面の模式図である。 図2は、実施形態のコイル成形装置及びコイル挿入装置を用いてU相のコイル束を挿入した状態を示す平面図である。 図3は、実施形態のコイル成形装置及びコイル挿入装置を用いてU相及びV相のコイル束を挿入した状態を示す平面図である。 図4は、実施形態のコイル成形装置及びコイル挿入装置を用いてU相及びV相のコイル束を挿入した後に、W相のコイ束を挿入する状態を示す模式図である。 図5は、実施形態のコイル挿入装置を用いてU相のコイル束を挿入した状態を示す斜視図である。 図6は、実施形態のコイル挿入装置の斜視図である。 図7は、実施形態のコイル成形方法及びコイル挿入方法のフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
また、以下の説明において、ステータ1の中心軸が延びる方向、すなわちスロット21の貫通方向を「軸方向」とする。軸方向は、中心軸が延びる方向と、この方向に対して45度未満の範囲で傾いた方向と、を含む。軸方向に沿った一側を上(前)側、他側を下(後)側とする。上下(前後)方向は、位置関係を特定するために用いるためであって、実際の方向を限定するものではない。すなわち、下方向は重力方向を必ずしも意味するものではない。軸方向は、特に限定されず、鉛直方向、水平方向、これらの方向に交差する方向などを含む。
また、ステータ1の中心軸に直交する方向を「径方向」とする。径方向は、ステータコア20において、中心軸から外周端まで延びる方向と、この方向に対して45度未満の範囲で傾いた方向と、を含む。さらに、ステータ1の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」とする。
また以下の説明で用いる図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示す場合がある。よって、各構成要素の寸法及び比率は実際のものと必ずしも同じではない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示する場合がある。
(ステータ)
図1に示すように、ステータ1は、モータの構成部品であって、図示しないロータと相互作用して回転トルクを発生させる。本実施形態のステータ1は、いくつかのスロット21を跨いでコイル線を巻きつける分布巻きとされる。ステータ1は、コイル束10と、ステータコア20と、ウエッジ30と、絶縁紙40と、を備える。
<ステータコア>
ステータコア20は、中空の円柱形状に形成される。ステータコア20は、薄い珪素鋼鈑を重ねて形成される。ステータコア20には、複数のティース23が放射状に形成される。ティース23同士の間には、スロット21が形成される。ティース23は、スロット21を介して径方向に延びる。スロット21には、径方向開口部であるスロットオープン22が形成される。本実施形態のステータコア20は、一体型のステータコアである。
<コイル束>
コイル束10は、コイル線が環状に巻きけられてなる。本実施形態のコイル線は、丸線であるが、特に限定されず、平角線などでもよい。
コイル束10は、二つのコイル辺部11(図6参照)と、コイルエンド部12(図2及び図6参照)と、を有する。二つのコイル辺部11は、スロット21内に収容される。具体的には、一方のコイル辺部11が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部11が収納されるスロット21とは、異なる。一方のコイル辺部11が収納されるスロット21と、他方のコイル辺部11が収納されるスロット21とは、図1に示すように別のスロット21を介して周方向に配置されてもよく、隣り合っていてもよい(図示せず)。
コイルエンド部12は、二つのコイル辺部11を繋ぐ。またコイルエンド部12は、ステータコア20の軸方向両側に配置される。
<ウエッジ>
ウエッジ30は、スロット21に挿入されたコイル束10と、ステータコア20との間に配置される。図1では、ウエッジ30は、コイル束10と、スロットオープン22との間に配置される。ウエッジ30は、スロットオープン22を塞ぐ。ウエッジ30は、ステータコア20とコイル束10とを絶縁する。ウエッジ30の軸方向長さは、スロット21の軸方向長さよりも大きい。
本実施形態のウエッジ30は、軸方向視においてU字形状である。詳細には、図1に示すように、周方向に延びる周方向部31と、周方向部31の両端部から径方向外側に向けて延びる2つの径方向部32と、を含む。周方向部31及び径方向部32は、1つの部材で構成されてもよく、互いに異なる部材が接続されてもよい。
<絶縁紙>
図1に示すように、絶縁紙40は、スロット21に挿入されるコイル束10を被覆する。絶縁紙40は、スロット21において径方向内側を除く空間を区画するティースに沿って配置される。本実施形態の絶縁紙40は、U字形状である。詳細には、図1に示すように、周方向に延びる周方向部41と、周方向部41の両端部から径方向内側に向けて延びる2つの径方向部42と、を含む。図1では、絶縁紙40の開口とウエッジ30の開口とは、互いに反対の方向である。
なお、絶縁紙40は、ステータコア20の軸方向一側の端面から突出して折り返されたカフス部(図示せず)を有してもよく、絶縁紙40は、ステータコア20の軸方向他側の端面から突出して折り返されたカフス部(図示せず)を有してもよい。
(コイル成形装置)
図1~図5を参照して、コイル成形装置100について説明する。図2及び図3に示すように、コイル成形装置100は、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に挿入され、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束10の少なくとも一部を成形する。
コイル束10は、後述するコイル挿入装置200によって、スロットの21の軸方向一側から他側に移動されることによって、スロット21に挿入される。コイル束10は、図2~図4に示すように、U相のコイル束10U、V相のコイル束10V及びW相のコイル束10Wの順にスロット21に挿入される。スロット21に挿入されたU相のコイル束10U及びV相のコイル束10Vのコイルエンド部12が、径方向外側に押し出した形状に成形した状態を維持できないと、W相のコイル束10Wを挿入するときにU相及びV相のコイルエンド部12と干渉する。このため、本実施形態のコイル成形装置100は、W相のコイル束10Wとの干渉を抑制するために、図4及び図5に示すように、スロット21に挿入されたU相及びW相のコイルエンド部12を径方向外側に向けて押し出した形状に成形する。
図2~図4に示すように、コイル成形装置100は、第1部材110と、第2部材120と、を備える。第1部材110は、コイルエンド部12に対して一方向の一方側に配置される。第2部材120は、コイルエンド部12に対して一方向の他方側に配置される。第2部材120は、第1部材110との間で一方向にコイルエンド部12を挟む。第1部材110は、ステータコア20に合わせた形状を有する。
これにより、コイルエンド部12に対して、一方向の一方側に配置され、ステータコア20に合わせた形状を有する第1部材110と、一方向の他方側に配置される第2部材120とで、コイルエンド部12を一方向に挟むことができる。コイル線は、引張応力及び曲げ応力に比べて、圧縮応力に強い。このため、コイルエンド部12の損傷を抑制した状態で塑性変形させるように、第1部材110と第2部材120とでコイルエンド部12を圧縮することによって、スプリングバックなどによる形状崩れを抑制することができる。したがって、コイル束10のコイルエンド部12の形状の崩れを抑制することができる。
図2及び図3では、第1部材110は外型111を含み、第2部材120は内型121を含む。この場合、一方向は、径方向である。外型111は、コイルエンド部12に対して径方向外側に配置される。内型121は、コイルエンド部12に対して径方向内側に配置される。外型111と内型121との間で径方向にコイルエンド部12を挟む。
ここでの一方向、すなわち、外型111と内型とでコイルエンド部12を挟む方向は、中心軸から外周端まで延びる方向に対して傾いた方向であることが好ましく、中心軸から外周端まで延びる方向に対して約5度傾いた方向であることがより好ましい。この場合、コイルエンド部12の成形の自由度を改善できる。
ここでは、コイルエンド部12に対して、径方向外側に配置される第1部材110としての外型111と、径方向内側に配置される第2部材120としての内型121とで、コイルエンド部12を径方向に挟むことができる。このため、第1部材110としての外型111と第2部材120としての内型121とでコイルエンド部12を径方向に圧縮することによって、スプリングバックなどによる形状崩れを抑制することができる。
外型111と内型121とでコイルエンド部12を径方向に圧縮する本実施形態のコイル成形装置100は、軸方向一側及び他側の少なくとも一方のコイルエンド部12を成形する。このため、第1部材110としての外型111及び第2部材120としての内型121は、ステータコア20の軸方向一側及び他側の少なくとも一方に配置される。本実施形態では、外型111及び内型121は、ステータコア20の軸方向一側に配置される。
図2及び図3では、外型111は、軸方向視においてドーナツ形状である。外型111の径方向内側の形状は、ステータコア20の径方向外側の形状と同様の形状を有する。すなわち、外型111の径方向内側の端面は、ステータコア20の径方向外側の端面に沿う。
内型121は、軸方向視において、径方向外側が円弧状の形状を有する。内型121は、所望のコイルエンド部12の成形形状に合わせた形状を有することが望ましく、軸方向視において、径方向外側が円弧状の形状でなくともよい。内型121は、周方向に複数(図2及び図3では8個)配置される。各内型121は、中央部から径方向外側に向けて移動される。
コイルエンド部12は、コイル辺部11(図6参照)と軸方向に重なる第1コイルエンド部12aと、第1コイルエンド部12aを周方向に繋ぐ第2コイルエンド部12bと、を有する。内型121は、第2コイルエンド部12bと径方向において向かい合う。これにより、外型111と内型121とで、第2コイルエンド部12bを径方向に挟むことができる。このため、第2コイルエンド部12bを、径方向外側に向けて押し出した形状に成形することができる。
また、スロット21に挿入されたU相及びW相の第2コイルエンド部12bを径方向外側に向けて押し出した形状に成形することができるので、W相のコイル束10Wを挿入するときに干渉することをより抑制できる。
また、コイル成形装置100は、内型121を移動させる第2部材移動機構(図示せず)をさらに備える。第2部材移動機構は、内型121を少なくとも径方向外側に向けて移動させる。第2部材移動機構により、第2部材120としての内型121を径方向外側に移動させることができる。このため、第2部材移動機構によって径方向外側に移動させた第2部材120としての内型121と、第1部材110としての外型111とで、コイルエンド部12を容易に挟むことができる。したがって、コイル束10のコイルエンド部12の形状の崩れを抑制する、コイル成形装置100を容易に実現できる。
第2部材移動機構は、例えば、径方向中央部に配置される。第2部材移動機構は、内型121を径方向外側に押す部材と、この部材を移動させる駆動部材と、を含む。
本実施形態では、第2部材移動機構によって内型121が径方向外側に移動する際に、外型111は固定されている。なお、コイル成形装置100は、外型111が径方向内側に移動する第1部材移動機構をさらに備えてもよい。この場合、第2部材移動機構によって内型121が径方向外側に移動する際に、第1移動部材によって外型111が径方向内側に移動する。あるいは、内型121が固定されていて、第1移動部材によって外型111が径方向内側に移動する。
図2及び図3に示すように、第2部材120は、一側部材122をさらに含む。この場合、一方向は、軸方向である。一側部材122は、ステータコア20の軸方向一側に配置され、コイルエンド部12に対して軸方向一側に配置される。成形するコイル束10の軸方向一側のコイルエンド部12に対して、軸方向一側に配置される一側部材122により、軸方向他側に配置される部材(後述する他側部材112、ステータコア20等を含む)とで、軸方向にコイルエンド部12を挟むことができる。このため、一側部材122と軸方向他側に配置される部材とでコイルエンド部12を、軸方向に圧縮した形状に成形することができる。したがって、コイル束10のコイルエンド部12の形状の崩れをより抑制することができる。
ここでの一方向、すなわち、一側部材122と軸方向他側に配置される部材とでコイルエンド部12を挟む方向は、中心軸が延びる方向に対して傾いた方向であってもよい。
図2及び図3では、一側部材122は、軸方向視において扇形である。一側部材122は所望のコイルエンド部12の成形形状に合わせた形状を有することが望ましく、軸方向視において扇形の形状でなくともよい。一側部材122は、隣り合う内型121の間に配置される。一側部材122は、内型121と1つの部材で構成されてもよく、別部材で構成されてもよい。
また、図4に示すように、第1部材110は、他側部材112を含む。他側部材112は、ステータコア20の軸方向一側に配置され、コイルエンド部12に対して軸方向他側に配置される。他側部材112は、一側部材122との間で軸方向にコイルエンド部12を挟む。これにより、成形するコイルの軸方向一側のコイルエンド部12に対して、軸方向一側に配置される一側部材122と、軸方向他側に配置される他側部材112とで、軸方向にコイルエンド部12を挟むことができる。他側部材112をコイルエンド部12の損傷を抑制する材料とすることにより、コイルエンド部12の損傷を抑制することができる。
このように、一側部材122と他側部材112とで、コイルエンド部12を軸方向に挟むことができるので、コイルエンド部12を軸方向に圧縮することができる。ここでは、図2及び図3に示すように、一側部材122は、第1コイルエンド部12aと軸方向において向かい合う。これにより、一側部材122と他側部材112とで、第1コイルエンド部12aを軸方向に挟むことができる。このため、第1コイルエンド部12aを、軸方向に圧縮することができる。
本実施形態の他側部材112は、カフスサポートである。カフスサポートは、絶縁紙40のカフス部を保持する部材である。なお、他側部材112は、カフスサポートと別部材であってもよい。
また、コイル成形装置100は、一側部材122を移動させる一側部材移動機構(図示せず)をさらに備える。一側部材移動機構は、一側部材122を少なくとも軸方向に移動させる。一側部材移動機構により、一側部材122を軸方向に移動させることができる。このため、一側部材移動機構によって軸方向に移動させた一側部材122と、軸方向他側に配置される部材(本実施形態では他側部材112)とで、コイルエンド部12を容易に挟むことができる。したがって、コイルエンド部12を短縮することができる。
一側部材移動機構は、第2部材移動機構と別部材であってもよく、第2部材移動機構と共通であってもよい。後者の場合、第2部材移動機構は、第2部材120を径方向及び軸方向に移動させる。本実施形態では、第2部材移動機構によって一側部材122が軸方向他側に移動する際に、他側部材112は固定されている。
本実施形態では、第1部材110は、外型111及び他側部材112を含み、第2部材120は、内型121及び一側部材122を含む。このため、外型111と内型121とで、図4の矢印Xに示すように、コイルエンド部12を径方向に圧縮することにより、軸方向のスペースを設けることができる。このスペースを利用して、一側部材122と他側部材112とで、図4の矢印Yに示すように、コイルエンド部12を軸方向に圧縮することができる。このように、コイルエンド部12の径方向及び軸方向を圧縮すると、図5に示すように、コイル束10を径方向外側に向けて押し出した形状に成形できる。
第1部材110は、一方向の他方側において、コイル束10と接触する第1接触部を有する。第1接触部は、弾性材料で構成される。第1部材110においてコイル束10と接触する第1接触部が弾性材料で構成されるので、コイルへの損傷を抑制できる。
本実施形態では、外型111は、径方向内側において、コイル束10と接触する第1接触部を有する。また、他側部材112は、軸方向一側において、コイル束10と接触する第1接触部を有する。
第2部材120は、一方向の一方側において、コイル束10と接触する第2接触部を有する。第2接触部は、弾性部材で構成される。第2部材120においてコイル束10と接触する第2接触部が弾性材料で構成されるので、コイルへの損傷を抑制できる。
本実施形態では、内型121は、径方向外側において、コイル束10と接触する第2接触部を有する。また一側部材122は、軸方向他側において、コイル束10と接触する第2接触部を有する。
第1部材110全体及び第2部材120全体は、弾性材料で構成されることが好ましい。弾性材料は、鉄よりもヤング率が小さい材料であり、樹脂であることが好ましい。
(コイル挿入装置)
図6に示すように、コイル挿入装置200は、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル線が環状に巻き付けられたコイル束10を挿入する。詳細には、コイル挿入装置200は、ステータコア20のいくつかのスロット21を跨ぐようにそれぞれのスロットオープン22からコイル束10を軸方向一側から他側(図6では、下側から上側)に向けて挿入する。
コイル挿入装置200は、上述したコイル成形装置100と、複数のブレード210と、コイル移動機構としてのストリッパ220と、を備える。
<ブレード>
図6に示すように、ブレード210は、コイル束10を保持する。ブレード210は、ステータコア20の径方向内側かつストリッパ220の径方向外側に、ステータコア20の周方向に並んで配置され、軸方向に延びる。ブレード210は、軸方向に移動する。詳細には、複数のブレード210は、ティース23に対応して、同一円周上に配設される。ブレード210により、コイル束10をスロット21に容易に挿入できる。
本実施形態のブレード210は、2つのブレードで構成される。ブレード210は、複数のティース23を介して配置される。ブレード210は、後述するストリッパ220に引っ掛けられたコイル束10を軸方向及び径方向に沿ってスロット21まで導く。ブレード210は、軸方向に延びる棒状の部材である。ここでのブレード210は、軸方向に移動する可動ブレードである。
<ストリッパ>
ストリッパ220は、コイル束10を移動させるコイル移動機構である。ストリッパ220は、ステータコア20の径方向内側に配置され、軸方向に移動する。ストリッパ220は、コイル束10を軸方向一側から他側に向けて挿入する。ストリッパ220は、コイル束10に接触する。ストリッパ220により、コイル束10がステータコア20の径方向内側を軸方向に移動しつつ、コイル束10の一部がスロットオープン22からスロット21内部に挿入される。具体的には、ストリッパ220は、コイル束10の径方向の内側を引っ掛けて、ブレード210に沿ってコイル束10を引き上げる。ストリッパ220は、ブレード210とともに軸方向他側に移動してもよく、ブレード210とともに軸方向他側に移動しなくてもよい。後者の場合、ブレード210がストリッパ220よりも先に軸方向他側に移動する。
ブレード210及びストリッパ220は、スロットオープン22に配置される形状を有する。ブレード210及びストリッパ220の径方向外側端縁は、ステータコア20の径方向内側端縁と径方向において同じ位置でもよく、ステータコア20の径方向内側端縁よりも径方向外側に位置してもよい。
(コイル成形方法及びコイル挿入方法)
続いて、図1~図7を参照して、本実施形態のコイル成形方法及びコイル挿入方法を説明する。本実施形態のコイル成形方法及びコイル挿入方法は、上述したコイル成形装置100及びコイル挿入装置200を用いる。
まず、図6及び図7に示すように、コイル線を環状に巻きつけて、スロット21内に収容される二つのコイル辺部11と、二つのコイル辺部11を繋ぎ、ステータコア20の軸方向両側に配置されるコイルエンド部12と、を有するコイル束10を形成する(ステップS10)。この工程(ステップS10)では、丸線のコイル線を用いる。具体的には、例えば、巻きつけ型を用いて、コイル線を環状に巻きつけることにより、コイル束10を形成する。
次に、図2~図7に示すように、コイル成形装置100を備えるコイル挿入装置200をステータコア20に設置する(ステップS20)。この工程(ステップS20)では、ステータコア20の径方向の内側に、ブレード210を配置する。また、ブレード210の軸方向一側に、コイル束10を配置する。詳細には、複数のブレード210間に支持されるようにコイル束10を配置する。さらに、複数のブレード210の径方向の中央であって軸方向一側に、ストリッパ220を配置する。
また、コイルエンド部12に対して一方向の一方側に第1部材110を配置するとともに、コイルエンド部12に対して一方向の他方側に第2部材120を配置する。本実施形態では、ステータコア20の軸方向一側に、コイル成形装置100を配置する。詳細には、外型111を、ステータコア20の軸方向一側かつ径方向外側に配置する。内型121を、ステータコア20の軸方向一側かつ径方向内側に配置する。他側部材112を、ステータコア20の軸方向一側に配置する。一側部材122を、ステータコア20の軸方向一側、かつ、他側部材112の軸方向一側に配置する。
次に、複数のスロット21にコイル束10を挿入する(ステップS30)。この工程(S30)では、U相のコイル束10U、V相のコイル束10V、及びW相のコイル束10Wの順に挿入する。具体的には、コイル移動機構としてのストリッパ220により、コイル束10を軸方向他側に移動する。ここでは、ブレード210及びストリッパ220を移動することによって、図2に示すように、ステータコア20のスロット21にU相のコイル束10Uを挿入することができる。
次に、コイルエンド部12を成形する(ステップS40)。この工程(ステップS40)では、第1部材110と第2部材120との間で、一方向にコイルエンド部12を挟む。詳細には、第1部材110として、コイルエンド部12に対して径方向外側に配置される外型111と、第2部材120として、コイルエンド部12に対して径方向内側に配置される内型121とで、コイルエンド部12を径方向に挟む(ステップS41)。そして、径方向に挟む工程(ステップS41)を実施した後に、第2部材120として、コイルエンド部12に対して軸方向一側に配置される一側部材122と、第1部材110として、コイルエンド部12に対して軸方向他側に配置される他側部材112との間で、コイルエンド部12を軸方向に挟む(ステップS42)。このように、外型111及び内型121で径方向外側に第1コイルエンド部12aを押し出した形状に成形することにより形成されたスペースで、一側部材122と他側部材112とにより第2コイルエンド部12bを軸方向に圧縮する。これにより、図5に示すように、U相のコイル束10Uのコイルエンド部12を径方向外側に押し出した形状に成形できる。また、第1コイルエンド部12a、第2コイルエンド部12bそれぞれに対して、所望の形状に成形できる。
次に、V相のコイル束10Vを、同様にスロット21に挿入して(ステップS30)、コイルエンド部12を成形する(ステップS40)。これにより、V相のコイル束10Vのコイルエンド部12を、軸方向外側に押し出した形状に成形することができる。
次に、W相のコイル束10Wを、同様にスロット21に挿入する。このとき、U相及びV相のコイルエンド部12は、径方向外側に押し出した形状を維持しているので、U相のコイル束10U及びV相のコイル束10Vと干渉せずに挿入される。
次に、コイル成形装置100を備えるコイル挿入装置200をステータコア20から取り外す(ステップS50)。
以上の工程(ステップS10~S50)を実施することにより、ステータコア20の軸方向に貫通する複数のスロット21に、コイル束10を挿入することができる。その結果、図1に示すステータ1を製造できる。
なお、図2~図6では、絶縁紙40を図示していないが、コイル挿入方法は、スロット21に挿入されるコイル束10を絶縁紙40で被覆する工程をさらに備える。この工程では、ステータコア20に絶縁紙40を配置して、ステータコア20の軸方向一側の端面から突出して折り返したカフス部を形成してもよい。
また、図2~図6では、ウエッジ30を図示していないが、コイル挿入方法は、スロット21にウエッジ30を挿入する工程をさらに備える。この工程は、スロット21にコイル束10を挿入する工程(ステップS30)と同時に行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態のコイル成形装置100、コイル挿入装置200、及びコイル成形方法によれば、コイルエンド部12に対して、一方向の一方側に配置され、ステータコアに合わせた形状を有する第1部材110と、一方向の他方側に配置される第2部材120とで、コイルエンド部12を一方向に挟んで、コイルエンド部12を圧縮して塑性変形させる。すなわち、コイルエンド部12を弾性変形しない領域まで圧縮する。これにより、スプリングバックなどによる成形した形状の崩れを抑制することができる。
また、第1部材110と第2部材120とでコイルエンド部12を圧縮することにより、コイルエンド部12の肉厚を小さくすることができる。さらに、U相のコイル束10U及びV相のコイル束10Vのコイルエンド部12を径方向外側に押し出した形状に維持することで、W相のコイル束10Wを挿入する際の径方向のスペースを確保できる。さらには、U相のコイル束10U及びV相のコイル束10Vのコイルエンド部12とW相のコイル束10Wのコイルエンド部12との干渉を抑制できるので、コイルエンド部12を短縮できる。
本実施形態では、コイルエンド部12に対して径方向外側に配置される外型111と、コイルエンド部12に対して径方向内側に配置され、外型111との間で径方向にコイルエンド部12を挟む内型121と、を備える。これにより、外型111と内型121とでコイルエンド部12を径方向に圧縮する。
従来のコイルエンド部12の成形においては、コイルエンド部12を成形するための部材と、スロット21とで挟んでおり、コイルエンド部12が塑性変形するに至る力を、コイルエンド部12に与えることができなかった。コイル線がスロット21から受ける摩擦力により傷つく、あるいは、コイル線に許容範囲を超えた張力がかかる、といった懸念があったためである。
これに対して、本実施形態では、第1部材110と第2部材120とでコイルエンド部12を挟むことにより、コイル線への傷つき、及びコイル線の許容範囲を超えた張力の発生を抑制して、コイルエンド部12が塑性変形するに至る力をコイルエンド部12に与えることができ、その結果、スプリングバックを抑制したコイルエンド部12の成形が可能となった。
また、本実施形態では、ステータコア20の軸方向一側に配置され、コイルエンド部12に対して軸方向一側に配置される一側部材122と、ステータコア20の軸方向一側に配置され、コイルエンド部12に対して軸方向他側に配置され、一側部材122との間で軸方向にコイルエンド部を挟む他側部材112と、を備える。これにより、一側部材122と他側部材112とでコイルエンド部12を軸方向に圧縮する。
(変形例)
上述した実施形態では、外型111及び内型121がステータコア20の軸方向一側に配置されるコイル成形装置、コイル挿入装置及びコイル成形方法を例に挙げて説明したが、これに限定されない。本変形例では、外型111及び内型121がステータコア20の軸方向一側及び他側の両方に配置される。この場合、ステータコア20の軸方向他側のコイルエンド部12の成形においては、外型111と内型121とで第1コイルエンド部12aを径方向に圧縮するとともに、一側部材122と他側部材112とで第2コイルエンド部12bを軸方向に圧縮する。
具体的には、ステータコア20の軸方向一側のコイルエンド部12を成形した後、ステータコア20の軸方向他側のコイルエンド部12を成形する。ステータコア20の軸方向一側のコイルエンド部12の成形においては、外型111と内型121とで第1コイルエンド部12aを径方向に圧縮するとともに、一側部材122と他側部材112とで第2コイルエンド部12bを軸方向に圧縮する。ステータコア20の軸方向他側のコイルエンド部12の成形においては、外型111と内型121とで第1コイルエンド部12aを径方向にのみ圧縮する。このとき、ステータコア20の軸方向一側の第2コイルエンド部12bを軸方向に圧縮することにより、ステータコア20の軸方向他側のコイルエンド部12を成形する際に、コイル束10がステータコア20の軸方向一側から他側に向けて引っ張られて移動することを抑制できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ステータ
10,10U,10V,10W:コイル束
11 :コイル辺部
12 :コイルエンド部
12a :第1コイルエンド部
12b :第2コイルエンド部
20 :ステータコア
21 :スロット
100 :コイル成形装置
110 :第1部材
111 :外型
112 :他側部材
120 :第2部材
121 :内型
122 :一側部材
200 :コイル挿入装置
210 :ブレード
220 :ストリッパ

Claims (13)

  1. ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに挿入され、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束の少なくとも一部を成形するコイル成形装置であって、
    前記コイル束は、
    前記スロット内に収容される二つのコイル辺部と、
    前記二つのコイル辺部を繋ぎ、前記ステータコアの軸方向両側に配置されるコイルエンド部と、
    を含み、
    前記コイルエンド部に対して一方向の一方側に配置される第1部材と、
    前記コイルエンド部に対して前記一方向の他方側に配置され、前記第1部材との間で前記一方向に前記コイルエンド部を挟む第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材は、前記ステータコアに合わせた形状を有する、コイル成形装置。
  2. 前記第1部材は、前記コイルエンド部に対して径方向外側に配置される外型を含み、
    前記第2部材は、前記コイルエンド部に対して径方向内側に配置され、前記外型との間で径方向に前記コイルエンド部を挟む内型を含む、請求項1に記載のコイル成形装置。
  3. 前記内型を移動させる第2部材移動機構をさらに備え、
    前記第2部材移動機構は、前記内型を少なくとも径方向外側に向けて移動させる、請求項2に記載のコイル成形装置。
  4. 前記コイルエンド部は、
    前記コイル辺部と軸方向に重なる第1コイルエンド部と、
    前記第1コイルエンド部を周方向に繋ぐ第2コイルエンド部と、
    を有し、
    前記内型は、前記第2コイルエンド部と径方向において向かい合う、請求項2または3に記載のコイル成形装置。
  5. 前記コイル束は、前記スロットの軸方向一側から他側に移動され、
    前記第2部材は、前記ステータコアの前記軸方向一側に配置され、前記コイルエンド部に対して軸方向一側に配置される一側部材を含む、請求項1~4いずれか1項に記載のコイル成形装置。
  6. 前記第1部材は、前記ステータコアの軸方向一側に配置され、前記コイルエンド部に対して軸方向他側に配置され、前記一側部材との間で軸方向に前記コイルエンド部を挟む他側部材を含む、請求項5に記載のコイル成形装置。
  7. 前記一側部材を移動させる一側部材移動機構をさらに備え、
    前記一側部材移動機構は、前記一側部材を少なくとも軸方向に移動させる、請求項5または6に記載のコイル成形装置。
  8. 前記コイルエンド部は、
    前記コイル辺部と軸方向に重なる第1コイルエンド部と、
    前記第1コイルエンド部を周方向に繋ぐ第2コイルエンド部と、
    を有し、
    前記一側部材は、前記第1コイルエンド部と軸方向において向かい合う、請求項5~7のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  9. 前記第1部材は、一方向の他方側において、前記コイル束と接触する第1接触部を有し、
    前記第1接触部は、弾性材料で構成される、請求項1~8のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  10. 前記第2部材は、一方向の一方側において、前記コイル束と接触する第2接触部を有し、
    前記第2接触部は、弾性部材で構成される、請求項1~9のいずれか1項に記載のコイル成形装置。
  11. ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロットに、コイル線が巻き付けられた環状のコイル束を挿入するコイル挿入装置であって、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のコイル成形装置と、
    前記ステータコアの径方向内側に配置され、前記コイルを保持する複数のブレードと、
    前記ブレードの径方向内側に配置され、軸方向に移動し、前記コイル束を軸方向一側から他側に向けて移動させるコイル移動機構と、
    を備える、コイル挿入装置。
  12. コイル線が巻き付けられた環状のコイル束の少なくとも一部を成形するコイル成形方法であって、
    前記コイル束は、
    ステータコアの軸方向に貫通する複数のスロット内に収容される二つのコイル辺部と、
    前記二つのコイル辺部を繋ぎ、前記ステータコアの軸方向両側に配置されるコイルエンド部と、
    を含み、
    前記複数のスロットに前記コイル束を挿入する工程と、
    前記コイルエンド部に対して一方向の一方側に配置され、ステータコアに合わせた形状を有する第1部材と、前記コイルエンド部に対して前記一方向の他方側に配置される第2部材との間で、前記一方向に前記コイルエンド部を挟む工程と、
    を備える、コイル成形方法。
  13. 前記コイルエンド部を挟む工程では、
    前記第1部材として、前記コイルエンド部に対して径方向外側に配置される外型と、前記第2部材として、前記コイルエンド部に対して径方向内側に配置される内型とで、前記コイルエンド部を径方向に挟む工程と、
    前記径方向に挟む工程を実施した後に、前記第2部材として、前記コイルエンド部に対して軸方向一側に配置される一側部材と、前記第1部材として、前記コイルエンド部に対して軸方向他側に配置される他側部材との間で、前記コイルエンド部を軸方向に挟む工程と、
    を含む、請求項12に記載のコイル成形方法。
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