JP2022116565A - デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】カプセルなどの容器の不特定箇所の不特定箇所に隙間が発生してもデバイスからの所定の物質の流出を抑制可能にすること。【解決手段】電源3及び作動部品4を含む回路の領域KAに存在する、基準電位に対して所定以上の電位差となる全ての金属露出部の表面全体を、撥水性絶縁膜である第1の被膜K1で覆った構成、及び、容器2の内周面全体を、撥水性を有した被膜K2で覆う構成の少なくともいずれかを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、容器内に電源及び作動部品を収容したデバイスに関するものである。
人体の中などの水分を含む環境で使用されるデバイスとして、カプセルに電源及び電子部品を収容したカプセル型内視鏡が知られている(例えば、特許文献1-3参照)。カプセル型内視鏡は、カプセル内に、電源と、電源の電力で作動する撮像デバイス及び通信デバイスとを収容し、被検体の体内にて、蠕動運動により胃や腸内を移動しながら体内の撮影画像を外部に無線送信する。
特許文献1には、カプセル型の筐体に、CCD、レンズ、LED、無線通信ユニット、制御ユニット、及び電源ユニットを収容し、この筐体に、熱硬化型接着剤を用いた接着、UV接着、及びレーザ溶着のいずれかによって、透明な光学ドームを接合する構成が開示されている。
特許文献2には、カプセル型内視鏡を覆うバルーンを備え、バルーンの内部空間のガスを排気させる排気路の内周面に、フッ素系樹脂からなる撥水層を設ける構成が開示されている。
特許文献3には、カプセルの表面にフッ素化合物を含有するグラフト鎖を形成することによって、血液やたんぱく質などの汚染防止性に優れたカプセル内視鏡が提案されている。
特許第6043042号公報 特開2009-28245号公報 特開2006-314712号公報
ところで、熱硬化型接着剤を用いた接着、UV接着、及びレーザ溶着の場合、接着剤の塗りむらにより、或いは、レーザ照射などにより発生した熱による歪みや内部応力の発生により、接合箇所の一部に剥離やクラックが発生するおそれがある。
剥離やクラックの箇所から周囲の液体が浸入すると、液体中の水分などに電流が流れてアルカリ性の物質といった体内に影響を与える可能性のある物質が生成されるおそれがある。この種の物質を含む液体の流出を防止することが望まれる。
しかし、特許文献2に記載の技術は、予め液体の流入が予想される連通路の内周面だけに撥水層を設けるので、発生場所の予測が困難なクラック箇所から液体が流入すると、流入した液体によって生成された生成物がクラック箇所から流出するおそれがある。
また、特許文献3に記載の技術は、カプセルの表面にフッ素化合物の被膜を設けるので、被検体の内臓や内壁との摩擦により被膜の一部が剥がれ、剥がれた箇所にできたクラック箇所から液体が流入し、カプセル内で生成された生成物が体内へ流出するおそれがある。
そこで、本発明は、カプセルなどの容器に隙間が発生してもデバイスからの所定の物質の流出を抑制可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、電源と、前記電源の電力で作動する作動部品と、前記電源及び前記作動部品を収容する容器とを備えるデバイスにおいて、前記電源及び作動部品を含む回路に存在する、基準電位に対して所定以上の電位差となる全ての金属露出部の表面全体を、撥水性絶縁膜で覆った構成、及び、前記容器の内周面全体を、撥水性を有した被膜で覆う構成の少なくともいずれかを備えることを特徴とする。
上記構成において、前記容器に浸入した液体を検出する液体検出部と、所定条件を満たす前記液体が検出された場合に、前記電源及び前記作動部品を含む回路を遮断する液体浸入対応の遮断制御部とを有してもよい。
上記構成において、前記電源及び前記作動部品を含む回路の短絡を検出する短絡検出部と、前記短絡が検出された場合に、前記回路を遮断する短絡対応の遮断制御部とを有してもよい。
上記構成において、前記電源及び前記作動部品のいずれかの周囲に吸水性高分子を配置してもよい。上記構成において、前記電源及び前記作動部品のいずれかの周囲に、前記容器に浸入した液体により生成される所定部材のpHを所定の範囲に変化させるpH調整部材を配置してもよい。
上記構成において、前記容器の内周面全体を覆う前記被膜は、接触角150°以上の超撥水性を有してもよい。
本発明によれば、カプセルなどの容器の不特定箇所に隙間が発生してもデバイスからの所定の物質の流出を抑制可能にする。
本発明の実施形態に係るカプセル型デバイスを示す図である。 第2の被膜による液体の流出防止の説明に供する図である。 実施例1のカプセル型デバイスを示す図である。 実施例2のカプセル型デバイスを示す図である。 実施例3のカプセル型デバイスを示す図である。 比較例1のカプセル型デバイスを示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカプセル型デバイスを示す図である。
カプセル型デバイス1は、カプセル2内に、電源3と、電源3の電力で作動する作動部品4とを収容し、水分を含む液体中で使用されるデバイスである。作動部品4は、カプセル型デバイス1に求められる機能に応じて流通する電子部品から選定すればよい。電源3は、必要な電源容量及び使用環境に応じて流通する電源から選定すればよい。
本実施形態のカプセル型デバイス1は、被検体の体内を撮影可能なカプセル型内視鏡に形成されている。このため、作動部品4には、少なくとも撮影機能、及び通信機能を実現するための部品が使用されている。
なお、カプセル型デバイス1をカプセル型内視鏡にする態様は本発明の一例に過ぎず、カプセル型内視鏡以外のデバイスに形成してもよい。また、カプセル型デバイス1の各部の形状、材質及び構造については用途や使用環境に合わせて適宜に変更可能である。なお、カプセル2は本発明の「容器」に相当する。
カプセル型デバイス1をカプセル型内視鏡に構成する場合の各部について説明する。
カプセル2は、当該カプセル2の一部を構成する第1の筐体2Aと、カプセル2の残りの部分を構成する第2の筐体2Bとを有している。第1の筐体2Aは、一端に開口部2Kを有する円筒形状に形成され、その内部に電源3及び作動部品4などが収容されている。第1の筐体2Aの他端は、半球形状に形成されて内部空間を閉塞するとともに被検体内をスムーズに移動可能に形成されている。
第2の筐体2Bは、第1の筐体2Aの開口部2Kを覆う半球形状に形成されている。この第2の筐体2Bの全て又は一部が透明材料で形成されることによって、作動部品4に含まれる撮像デバイスが第2の筐体2Bを通してカプセル2周囲を撮影可能になる。なお、第1の筐体2Aの一部又は全体を透明にして、撮像デバイス4Aが第1の筐体2Aの透明部分から外部を撮影可能に構成してもよい。
カプセル2は、カプセル2に水密性を付与し、かつ、生体適合性を有する材料であって、無線通信の電波が通過し易い材料で形成されている。この材料は、例えば、ポリカーボネート、及びアクリルなどの樹脂材料である。なお、撮像デバイス4Aの撮影に利用されるカプセル2の透明箇所は、表面を平滑にする処理(例えば、研磨処理、又は鏡面処理などの表面仕上げ処理)を行うことが好ましい。
電源3は、作動部品4に供給する電力を蓄えた電池を有している。電池は、フレキシブル基板3Fを介して作動部品4を実装する回路基板に接続される。回路基板には、電源系の回路が設けられ、電源系の回路を介して作動部品4のそれぞれに電力が供給される。
なお、電源3、フレキシブル基板3Fなどの配線、及び回路基板の間のそれぞれの接続は、半田を用いた接続方法(いわゆる半田付け)、コネクタを用いた接続方法(いわゆるコネクタ接続)、又は、接点ばねやワイヤやピンを用いた接続方法(いわゆる機械的接続)が適用される。
従来、これらの接続方法のいずれも、接続箇所の一部に金属部分が露出し、例えば、電源3の端子部分、接点ばね、コネクタ部分、及び、ワイヤやピンの一部が外部に露出する。この外部に露出する金属部分は、本発明の「電流経路に存在する金属露出部」に相当する。
また、回路基板やフレキシブル基板3Fの表面には、一般的に、カバーレイと称される保護層が設けられているが、配線やグランド(GND)の一部が外部に露出する場合がある。この露出する部分も、本発明の「電流経路に存在する金属露出部」に相当する。仮にカプセル2内に水分が浸入した場合、水分が金属露出部に接触する可能性がある。
作動部品4は、撮像デバイス4A、通信デバイス4B、及び制御デバイス4Cを備えている。撮像デバイス4Aは、カプセル型デバイス1の周囲の画像を撮影するデバイスであり、画像光を受光する撮像素子4A1、撮影エリアを照明する発光素子4A2、及び周辺回路(映像信号生成回路、及びレンズなどの光学部品)を有している。
通信デバイス4Bは、撮像デバイス4Aで撮影した画像に対応する映像信号を無線送信するデバイスであり、例えば、近距離無線通信モジュールを有している。制御デバイス4Cは、作動部品4の各部を所定の制御プログラムに従って制御するデバイスである。
なお、作動部品4に、エコー(超音波内視鏡)、温度計、pH測定機などのデバイスを含め、これらデバイスによって測定された情報を、通信デバイス4Bによって外部に送信可能にしてもよい。エコーや温度計、pH測定機等の設置・測定方法には特に制限はないが、例えば、カプセル容器2から、超音波発生装置や温度計、pH測定機等の各測定機の測定部位を突出させる、もしくはカプセル容器2の第1の筐体2Aしくは第2の筐体2Bの開口部2K以外の箇所に窪みを作り、窪み内に収まるように、各測定機の測定部位を設置し、測定部位とカプセル容器2の間をシール等により封止することで、水密を保ちながら、エコー検査や体液の温度、およびpHの測定が可能である。
また、カプセル型デバイス1をカプセル型内視鏡に構成しない場合、作動部品4の例として、被検体の体内に薬品投下する薬品投下デバイス、体内に存在する物質を回収する物質回収デバイス、及び、生体の一部を摘出する摘出デバイスを挙げることができる。カプセル型デバイス1内のスペースによるが、内視鏡のデバイスに加えて、上述した各種のデバイスを搭載するようにしてもよい。また、カプセル型デバイス1を被検体内に入れるデバイスに限定しなくてもよい。
カプセル2を構成する2つの筐体2A,2Bの接合方法については、接合後に水密が取れる方法であれば特に制限は無い。例えば、第1の筐体2Aの開口縁(開口部2Kの周縁に相当)にUV硬化接着剤、又は熱硬化接着剤を塗布し、第2の筐体2Bの開口縁を、第1の筐体2Aの開口縁に重ね合わせる。その後、UV照射、又は加熱によって2つの筐体2A,2Bを接合すればよい。または、レーザ溶着によって2つの筐体2A,2Bを接合するようにしてもよい。
ところで、発明が解決しようとする課題でも述べたように、熱硬化型接着剤を用いた接着、UV接着、及びレーザ溶着のいずれの接合方法においても、接着剤の塗りむらの影響、或いは、接合時の熱影響による歪みや内部応力の発生により、接合箇所の一部に剥離やクラックが発生するおそれがある。
剥離やクラックが発生すると、被検体内の液体(胃や腸などに存在する液体)がカプセル2内に浸入し、液体中の水分などがカプセル2内で還元或いは分解されてアルカリ性の物質(以下、アルカリ生成物と表記する)が生成されるおそれがある。
本実施形態のカプセル型デバイス1は、剥離やクラックなどによってカプセル2の不特定箇所に隙間が発生しても、カプセル2外に上記アルカリ生成物が流出しないように次の構成1~5を備えている。
(構成1について)
カプセル型デバイス1は、電源3及び作動部品4を含む回路に存在する金属露出部の表面全体を、撥水性絶縁膜となる被膜K1(以下、第1の被膜K1と表記する)で覆った構成を有している。なお、図1中の符号KAで示す領域に存在する金属露出部の表面に、第1の被膜K1が設けられている。
上記したように、電流経路に存在する金属露出部は、電源3の端子部分、接点ばね、コネクタ部分、ワイヤやピンの一部、回路基板やフレキシブル基板3Fの配線の一部などであり、各部品を半田接続した場合は半田の表面も含んでいる。
上記の構成によれば、デバイス1周囲の液体がカプセル2の任意の箇所から浸入しても、第1の被膜K1が、液体へ電流を流さないようにする抵抗層として機能する。より具体的には、第1の被膜K1が撥水性を有するので、液体を金属露出部外に待避させ易くなり、かつ、第1の被膜K1が絶縁性を有するので、液体へ電流をより流し難くなる。これにより、液体中の成分が還元分解される事態を回避できる。また、第1の被膜K1によって金属露出部の劣化を抑える効果も期待でき、接触不良などの不具合の発生も抑制し易くなる。
第1の被膜K1は、撥水性及び絶縁性に加え、生体に対して不活性であり、液体と長時間接触しても体積変化が生じないか、体積変化がカプセル2に悪影響を与えない程度に収まり、かつ、耐酸性を有する、という条件を満たす材料が好ましい。
この条件を満たす材料の一例として、フッ素含有化合物を挙げることができる。フッ素含有化合物の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルコキシアルカン、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー、ポリビニリデンフルオライド、ポリクロロトリフルオロエチレン、エチレンクロロトリフルオロエチレンコポリマー、フッ素系ゴム、エポキシ樹脂、ポリアミドイミド、ポリエーテルサルフォン、及びこれらに類似した構造を持つフッ素化合物がある。なお、フッ素含有化合物以外の材料を用いて撥水性絶縁膜となる第1の被膜K1を設けるようにしてもよい。
上記第1の被膜K1を設ける工程は、電源3及び作動部品4を電気的に接続し、かつ、これらを一体化した後に行うことが好ましい。例えば、電源3、撮像デバイス4A、通信デバイス4B、及び制御デバイス4Cを、回路基板に実装し、或いは、フレキシブル基板3Fに接続した後に、溶媒とフッ素含有化合物との混合体である撥水コーティング剤を、少なくとも金属露出部に付着させ、溶媒を乾燥させるようにすればよい。撥水コーティング剤の付着方法は、特に制限されるものではなく、例えば、塗布法、スプレー法、浸漬法などの公知の方法を選択すればよい。但し、付着の確実性の観点からは浸漬法が好ましい。
上述したように、第1の被膜K1によって、カプセル2の不特定箇所から浸入した液体に電流が流れる事態を抑制できるので、アルカリ生成物などの被検体に影響を与える可能性のある物質が生成される事態を抑制できる。
なお、液体に電流が流れる事態を抑制するだけで良い場合、いわゆるHi側の電位となる金属露出部だけを第1の被膜K1で覆い、LO側電位、0V又は基準電位などと称される周囲電位と同じ電位の金属露出部については、第1の被膜K1で覆わないようにしてもよい。
つまり、電源3及び作動部品4を含む回路に存在する、基準電位に対して所定以上の電位差となる全ての金属露出部の表面全体だけを第1の被膜K1で覆うようにしてもよい。
所定以上の電位差となる金属露出部とは、液体が付着すると、その液体を還元分解(電気分解と言うこともできる)させる可能性のある電流を流す可能性のある金属露出部であり、例えば、電源3のHi側の端子、及び、このHi側の端子と同電位となる金属箇所である。
第1の被膜K1を設けるために浸漬法を採用した場合、金属露出部の周囲も第1の被膜K1で覆われるので、劣化を抑えやすくなる。但し、第1の被膜K1が不要な箇所、及び、第1の被膜K1が好ましくない箇所については、撥水コーティング剤が付着しないように浸漬前などにシール剤で覆うことが好ましい。
(構成2について)
カプセル型デバイス1は、カプセル2の内周面全体を、撥水性を有した被膜K2(以下、第2の被膜K2と表記する)で覆った構成を有している。
第2の被膜K2を設けることにより、デバイス1周囲の液体がカプセル2内の不特定箇所から浸入しても、第2の被膜K2の高い表面張力により、カプセル2外への液体の流出を抑制し易くなる。
図2は、第2の被膜K2による液体(符号Wを付して示す)の流出防止の説明に供する図である。図2中、符号Sは、剥離やクラックにより第1の筐体2Aと第2の筐体2Bとの間に空いた微少な隙間を示している。
図2に示すように、カプセル2内に浸入した液体(図2中、符号Wを付して示す)が第2の被膜K2に接触すると、液体Wは自らの表面張力で丸くなるとともに、第2の被膜K2によって、液体Wと第2の被膜K2の接触角θSが90度以上にコントロールされる。これにより、図2に示すように、液体Wが隙間Sの奥まで移動することが抑制され、液体Wのカプセル2外への流出が抑制される。
なお、液体のカプセル2外への移動をより抑制する観点からは、第2の被膜K2の撥水性が高い方が好ましい。また、第2の被膜K2を厚くすることで、図2に示すように、隙間Sに入った液体Wも撥水でき、液体Wが隙間Sの奥まで移動する事態をより抑制することが可能になる。
検討したところ、接触角150°以上の超撥水性を有する第2の被膜K2にすることで、隙間Sに入り込む液体Wの量を効果的に低減し、液体Wの流出防止により効果的であった。液体Wは、カプセル2外からカプセル2内に浸入した液体でもよいし、カプセル2内で生成されたアルカリ生成物を含む液体でもよい。
上記第2の被膜K2は、カプセル2の内周面に設けられるので、被検体の内臓や内壁との摩擦により第2の被膜K2が損傷することがない。したがって、長期に渡って第2の被膜K2を維持でき、カプセル2内の液体Wが外部への流出を長期に防ぐことができる。
第2の被膜K2は、撥水性に加え、生体に対して不活性であり、液体Wと長時間接触しても体積変化が生じないか、体積変化がカプセル2に悪影響を与えない程度に収まり、かつ、耐酸性を有する、という条件を満たす材料が好ましい。
例えば、第1の被膜K1の材料として例示したフッ素含有化合物からなる撥水性絶縁膜を、第2の被膜K2としてもよい。また、第2の被膜K2を、フッ素含有化合物以外の材料を用いた撥水膜としてもよい。
上記第2の被膜K2を設ける工程は、撥水コーティング剤をカプセル2の内周面全体に付着させ、溶媒を乾燥させることによって、カプセル2の内周面に第2の被膜K2を固定化させればよい。撥水コーティング剤の付着方法は、特に制限されるものではないが、塗布法、スプレー法、浸漬法などを選択すればよい。
(構成3について)
カプセル型デバイス1は、カプセル2に浸入した液体Wを検出する液体検出部6と。所定条件を満たす液体Wが検出された場合に、電源3及び作動部品4を含む回路を遮断可能な第1の遮断部7とを備えた構成を有している。
液体検出部6は、カプセル2に浸入した液体Wを検出可能なセンサーであり、例えば、漏液センサー、又は湿度センサーである。図1に示すように、液体検出部6は、電源3と作動部品4の近傍に間隔を空けて設置され、カプセル2の不特定箇所から浸入した液体Wを速やかに検出可能である。
第1の遮断部7は、電源3及び作動部品4を含む回路上に設けられたヒューズである。第1の遮断部7が、ヒューズ以外の回路遮断部材でもよい。
液体検出部6及び第1の遮断部7は、制御デバイス4Cに電気的に接続されている。制御デバイス4Cは、液体検出部6の検出結果に基づいて所定条件を満たす液体Wが検出されたか否かを判定する機能を有している。
より具体的には、液体検出部6が漏液センサーの場合、制御デバイス4Cは、いずれかの漏液センサーによって、漏液センサー内の対の電極間を導通させる水分が検出されると、第1の遮断部7によって回路を物理的に遮断させる。
また、液体検出部6が湿度センサーの場合、制御デバイス4Cは、湿度センサーによってカプセル2内の湿度が予め定めた閾値を超えると、第1の遮断部7によって回路を物理的に遮断させる。つまり、制御デバイス4C及び第1の遮断部7は、本発明の「液体浸入対応の遮断制御部」に相当する。
なお、液体検出部6に湿度センサーを用いる場合、予め湿度の制御された環境でカプセル2を封止し、カプセル2内の湿度を一定以下に保つことで、カプセル2内の湿度変化により任意の箇所からの液体の浸入を高精度に検知し易くなる。
例えば、液体が浸入していないときのカプセル2内の絶対湿度は10g/m以下であることが好ましく、より好ましくは5g/m以下である。カプセル2内の絶対湿度を10g/m以下にした場合、36℃環境で液体が浸入していないときの相対湿度は25%を下回るので、液体浸入時の湿度変化を捉え易くなる。
また、25℃環境で液体が浸入していないときの相対湿度は50%を下回るので、湿度センサーによる検出温度の下限値を50%以上とすることにより、誤検出を防ぎ易くなる。また、カプセル2内の絶対湿度を5g/m以下にした場合、25℃で液体が浸入していないときの相対湿度は25%を下回るので、不特定箇所からの液体の浸入をより高精度に検出し易くなる。
制御デバイス4C及び第1の遮断部7によって、液体の浸入が検出された場合に、電源3及び作動部品4を含む回路を遮断するので、液体の浸入を原因とする回路の短絡(ショートとも称する)を回避し易くなる。
ここで、フッ素を含有する撥水性を有する被膜K1,K2が透湿性を有する場合、長期間に渡って水と接触すると、被膜内部に侵入した水蒸気により、絶縁破壊が発生するおそれがある。
本構成では、上記したように、液体の浸入が検出されると、電源3及び作動部品4を含む回路を速やかに遮断することが可能となり、絶縁破壊が発生する前に回路を遮断可能である。
なお、上記構成1において、液体検出部6及び第1の遮断部7についても作動部品4として扱い、液体検出部6及び第1の遮断部7のうちの電流経路中に存在する金属露出部の表面全体に、第1の被膜K1を設けることが好ましい。
(構成4について)
カプセル型デバイス1は、電源3及び作動部品4を含む回路の短絡を検出する短絡検出部8(ショート検出部とも称する)と、短絡が検出された場合に、上記回路を遮断可能な第2の遮断部9とを備えた構成を有している。
短絡検出部8は、電源3及び作動部品4を含む回路の短絡を検出可能な公知のデバイスを広く適用可能である。第2の遮断部9は、電源3及び作動部品4を含む回路上に設けられたヒューズ、又はヒューズ以外の回路遮断部材である。なお、第1の遮断部7が、第2の遮断部9を兼用してもよいし、第1の遮断部7と第2の遮断部9とを別々に設けるようにしてもよい。
短絡検出部8及び第2の遮断部9は、制御デバイス4Cに電気的に接続されている。制御デバイス4Cは、短絡検出部8によって短絡が検出されると、第2の遮断部9によって回路を物理的に遮断させる。つまり、制御デバイス4C及び第2の遮断部9は、本発明の「短絡対応の遮断制御部」に相当する。
仮に、液体が浸入しているにも関わらず、センサー故障などによって液体検出部6によっては液体が検出されない場合、第1の被膜K1の絶縁破壊による回路の短絡が発生し、液体の電気分解によって電源3の容量がなくなるまでアルカリ生成物の流出が進行するおそれがある。
本構成では、短絡検出部8及び第2の遮断部9を設けることによって、不特定箇所から浸入した液体によって短絡が発生した場合、回路を遮断することができる。したがって、液体検出部6に不具合が発生しても、アルカリ生成物の生成を防ぐことが可能になる。
なお、上記構成1において、短絡検出部8及び第2の遮断部9についても作動部品4として扱い、短絡検出部8及び第2の遮断部9のうちの電流経路及び信号に存在する金属露出部の表面全体に、第1の被膜K1を設けるようにしてもよい。
(構成5について)
カプセル型デバイス1は、電源3の周囲に液体流出防止用の対策部品11(以下、対策部品11と表記する)を有している。図1の例では、対策部品11は、電源3の外周全体を覆っている場合を例示している。また、作動部品4の周囲を覆うように対策部品11を配置してもよい。
対策部品11は、吸水性高分子、及び、pH調整部材の少なくともいずれかを有している。吸水性高分子、及び、pH調整部材が粒状の場合、対策部品11を、吸水性高分子、及び、pH調整部材を、透水性を有する袋体やケースに充填した構成などを採用すればよい。次いで、吸水性高分子、及び、pH調整部材について説明する。
(構成5の吸水性高分子について)
吸水性高分子は、周囲の水分を含む液体を吸水可能な部材である。電源3の外周に吸水性高分子を配置することによって、カプセル2内に浸入した液体、及び、この液体を利用して生成されたアルカリ生成物を含む液体を、電源3の周囲にて、吸水性高分子に吸収させることができる。
これにより、電源3が液体に浸かった場合でも、アルカリ生成物がカプセル2外へ流出するまでの時間を稼ぐことが可能になる。したがって、不特定箇所から浸入した液体によってアルカリ生成物が生成され、このアルカリ生成物を含む液体がカプセル2外に流出する前に、カプセル型デバイス1を回収し易くなる。
吸水性高分子の一例として、カルボキシル基などに代表される親水基を持ち、かつ、三次元架橋構造を有する材料を挙げることができる。この材料の具体例としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールなどがある。
吸水性高分子は、吸水量に応じて膨張するので、吸水性高分子を有する対策部品11の吸水時の最大体積が、カプセル2内の空き空間に収まる体積となるように設定しておくことが好ましい。例えば、対策部品11を吸水性高分子だけで構成した場合、カプセル2内の体積を「カプセル内部体積」とし、「カプセル内部体積」から、カプセル2内に存在する存在物の体積を除いた体積を「カプセル内部自由体積」とした場合、「吸水前の吸水性高分子の体積」×「想定する吸水倍率」を、「カプセル内部自由体積」以下にすることが好ましい。
(構成5のpH調整部材について)
pH調整部材は、電源3の領域でアルカリ生成物が生成されたとしても、そのアルカリ生成物のpHを下げて中性、又は酸性の物質へ変化させることによって、アルカリ生成物がカプセル2外へ流出しないようにする。
pH調整部材は、酸性かつ生体に無害なものが望ましい。具体的には、クエン酸、酢酸、リン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸、アジピン酸、リン酸水素二カリウム、クエン酸三ナトリウムなどが例として挙げられる。なお、アルカリ生成物、又は、アルカリ生成物を含む液体は、本発明の「所定部材」に相当し、pH調整部材が本発明の「所定部材のpHを所定の範囲に変化させるpH調整部材」に相当する。
上記構成1~5により、加熱、及び接着剤の塗りムラによる剥離やクラックの発生のおそれのあるカプセル型デバイス1において、剥離などによってカプセル2の不特定箇所に隙間が発生した場合でも、周囲に影響を与える物質がカプセル2の外に流出することを防止可能になる。
次に実施例、及び比較例について説明する。なお、実施例は以下のものに限定されるものではない。
(実施例1)
図3は、実施例1のカプセル型デバイス1を示す図である。
実施例1のカプセル型デバイス1は、第1の被膜K1と、第2の被膜K2とを備えた構成である。電源3は、2032型のリチウムイオン電池であり、3.6Vの平均電圧を持ち、最大充電電圧にて1.5mAで3時間定電流定電圧充電されている。作動部品4は、10×10mmの大きさを有する基板に、LED及びLED駆動部品などを実装した発光デバイスである。電源3と作動部品4とは、被覆電線21によって電気的に接続されている。
電源3、及び作動部品4には、浸漬法によりフッ素系のコーティング剤を付着した後、常温化で20分以上の乾燥を行うことによって、電源3、及び作動部品4のそれぞれを、120μm以上の撥水性絶縁膜からなる第1の被膜K1で覆った。電源3と被覆電線21との接続箇所に露出する金属部分、及び、動部品4と被覆電線21との接続箇所に露出する金属部分のそれぞれも第1の被膜K1で覆われている。
カプセル2には、容器と蓋とを組み合わせることによって内径25mm、容量20mlの水密容器となる樹脂製のフィルムケースを用いた。カプセル2の容器の内面にのみ、浸漬法によりフッ素系のコーティング剤を付着し、常温化で20分以上の乾燥を行うことによって、120μm以上の第2の被膜K2を容器の内面に設けた。その後、容器に長さ1mm以上のクラック2CKを入れた後、容器に電源3、作動部品4及び被覆電線21を入れて蓋を閉めることによって、図3に示すカプセル型デバイス1を作成した。
(実施例2)
図4は、実施例2のカプセル型デバイス1を示す図である。
実施例2のカプセル型デバイス1は、第1の被膜K1を備え、第2の被膜K2を備えていない構成である。実施例2のカプセル型デバイス1は、カプセル2の容器の内面にフッ素系のコーティングをしない点を除いて、実施例1のカプセル型デバイス1と同一の構成である。
(実施例3)
図5は、実施例3のカプセル型デバイス1を示す図である。
実施例3のカプセル型デバイス1は、第1の被膜K1を備えず、第2の被膜K2を備えている構成である。実施例3のカプセル型デバイス1は、電源3、及び作動部品4のそれぞれにフッ素系のコーティングをしていない点を除いて、実施例1のカプセル型デバイス1と同一の構成である。
(比較例1)
図6は、比較例1のカプセル型デバイス1を示す図である。
比較例1のカプセル型デバイス1は、第1の被膜K1、及び第2の被膜K2を形成していない点を除いて、実施例1のカプセル型デバイス1と同一の構成である。
比較試験として、50mlの生理食塩水を入れたビーカーを4個用意し、各ビーカーに、実施例1~3及び比較例1のカプセル型デバイス1のいずれか一つを入れ、重りによって、カプセル型デバイス1全体を生理食塩水に浸漬した状態を24時間保持した。カプセル型デバイス1の浸漬前におけるビーカー内の生理食塩水のpHを測定し、カプセル型デバイス1を24時間浸漬した後、ビーカーからカプセル型デバイス1を取り出した。その後、カプセル2内の生理食塩水、及びビーカーに残った生理食塩水のpHを双方共に測定した。
表1はpHの測定結果を示している。
Figure 2022116565000002
表1に示すように、実施例1及び2のカプセル型デバイス1では、カプセル2内、及びビーカー内外においてpHが7の状態が維持された。実施例3のカプセル型デバイス1では、カプセル2内に浸入した液体のpHは12まで増加したが、ビーカー内においてpHが7の状態が維持され、アルカリ生成物が流出していないと判断できる。
これに対し、比較例1のカプセル型デバイス1ではpHが7から11へと変化した。実施例1及び2は、カプセル2内においてアルカリ生成物が生成されていないと判断でき、実施例3は、カプセル2外にアルカリ生成物が流出していないと判断できる。一方、比較例1は、カプセル2外にアルカリ生成物が流出したと判断できる。
これらの確認結果により、カプセル2内に浸水してもアルカリ生成物の生成を回避するには、電源3及び作動部品4を覆う第1の被膜K1が有効であり、クラック2CKからの液体の流出を回避するには、カプセル2の内周面全体を覆った第2の被膜K2が有効であることは明らかである。
上記第1の被膜K1、及び第2の被膜K2はクラック2CKの位置に合わせて形成されるものではないため、クラック2CKの位置が変化しても、実施例1~3では同じ効果を得ることが可能である。
なお、構成3~5を備えた実施例は記載していない。上述したように、構成3及び4は、カプセル2内の液体Wを検出した場合、又は、回路の短絡を検出した場合に、回路を物理的に遮断する構成である。これにより、電池からの放電が遮断されるため、カプセル2内に浸入した液体が電気分解されることはなくなり、電気分解により生じるアルカリ生成物の生成を防止することが可能となる。以上より、構成3,4のいずれかを備えていれば、アルカリ生成物の流出を回避することが可能である。
また、構成5は、吸水性高分子によって液体を吸収する構成、又は、pH調整部材によってアルカリ生成物を中性、又は酸性の物質へ変化させる構成である。したがって、構成5を備えていれば、アルカリ生成物の流出を回避することが可能である。
このようにして、上記構成1~5の少なくともいずれか一つ以上を備えていれば、クラックなどによって不特定箇所に隙間が発生してもカプセル型デバイス1からの所定の物質の流出を抑制することが可能になる。また、上記構成1~5のいずれを採用するかについても適宜に選択すればよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形、及び変更が可能である。
例えば、吸水性高分子、及び、pH調整部材の少なくともいずれかを電源3の周囲に配置する場合を説明したが、吸水性高分子、及び、pH調整部材の少なくともいずれか又は全てを作動部品4の周囲に配置してもよい。
また、カプセル型デバイス1は、被検体内の体内画像を撮影するカプセル型内視鏡としての用途だけでなく、被検体の体内情報としてpHを測定するカプセル型pH計測装置、被検体の温度を測定するカプセル型温度測定装置、超音波により被検体の体内情報を取得するカプセル型エコー、被検体の生体物質を採取するカプセル型採取装置、及び、被検体の特定部位で薬品を投下するカプセル型投薬装置であってもよい。
また、本発明をカプセル型デバイス1に適用する場合を説明したが、カプセル2以外も含む任意の容器に、電源3及び作動部品4を収容した任意のデバイス、例えば水道管検査用カプセルデバイス等に本発明を適用することも可能である。
1 カプセル型デバイス(デバイス)
2 カプセル(容器)
2A 第1の筐体
2A 筐体
2B 第2の筐体
2K 開口部
2CK クラック
3 電源
3F フレキシブル基板
4 作動部品
4C 制御デバイス(液体浸入対応及び短絡対応の遮断制御部)
6 液体検出部
7 第1の遮断部(液体浸入対応の遮断制御部)
8 短絡検出部
9 第2の遮断部(短絡対応の遮断制御部)
11 対策部品
W 液体
θS 接触角

Claims (6)

  1. 電源と、前記電源の電力で作動する作動部品と、前記電源及び前記作動部品を収容する容器とを備えるデバイスにおいて、
    前記電源及び作動部品を含む回路に存在する、基準電位に対して所定以上の電位差となる全ての金属露出部の表面全体を、撥水性絶縁膜で覆った構成、及び、前記容器の内周面全体を、撥水性を有した被膜で覆う構成の少なくともいずれかを備えることを特徴とするデバイス。
  2. 前記容器に浸入した液体を検出する液体検出部と、
    所定条件を満たす前記液体が検出された場合に、前記電源及び前記作動部品を含む回路を遮断する液体浸入対応の遮断制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記電源及び前記作動部品を含む回路の短絡を検出する短絡検出部と、
    前記短絡が検出された場合に、前記回路を遮断する短絡対応の遮断制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記電源及び前記作動部品のいずれか周囲に吸水性高分子を配置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記電源及び前記作動部品のいずれかの周囲に、前記容器に浸入した液体により生成される所定部材のpHを所定の範囲に変化させるpH調整部材を配置していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記容器の内周面全体を覆う前記被膜は、接触角150°以上の超撥水性を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
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