JP2022115109A - 調製装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】混合チャンバーで調製した骨セメントを残さずシリンダ側へ移行させやすい調製装置を提供する。【解決手段】骨セメント調製装置1は、調製された骨セメント等の組成物を流出させる流出部23が設けられており、先端部が流出部23の内部に嵌め入れられた第1位置と流出部23から抜き出された第2位置とに遷移可能な栓部41dを有する第1容器2と、流出部23から流出した組成物を収容する第2容器と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、骨セメントに例示される組成物を調製する、調製装置に関する。
従来、種々の用途に組成物が使用されている。例えば医療用に使用される組成物として、生体骨に人工関節を固定する材料、骨充填材、又は人工骨材料等がある。
医療用の組成物の一つとして骨セメントがある。骨セメントは、一般的に粉末材料、液体モノマー材料及び重合開始剤の3つの材料を撹拌することで調製される。例えば、人工関節と生体骨との固定に骨セメントを使用する場合には、これらの3つの材料を撹拌した直後、完全に硬化(重合)する前の未だ軟らかい状態(軟塊状態又は生地状態という)の骨セメントが生体骨の髄腔内に埋め込まれる。続いて、人工関節のステムが生体骨に挿入される。そして、髄腔内に埋め込まれた骨セメントが完全に硬化すると、この骨セメントを介して人工関節と生体骨とが接合される。
このように完全に硬化する前に髄腔内へ埋め込むことができるよう、骨セメントは、施術(髄腔内への埋め込み)毎に必要量だけ、施術直前に調製される。
施術の現場では、骨セメントを必要量だけ容易に調製できるよう、密閉された容器内において複数の材料を撹拌部材により撹拌して骨セメントを調製する小型の調製装置が種々提案されている。例えば特許文献1には、上下チャンバーが分離したセメント混合装置であって、上側の混合チャンバーで骨セメント組成物を混合した後、気密性を維持した状態で、開閉部位を経由して下側のシリンダ内へ骨セメント組成物を移行させる構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているセメント混合装置では、特に骨セメント組成物の粘性が高い場合には、生地状態の骨セメントを混合チャンバー側からシリンダ側へ移行させる際に、骨セメントが混合チャンバー側に残ってしまうことがあった。このような場合、予定した分量の骨セメントをシリンダ側に確保できない。このため、混合チャンバーで調製した骨セメントを残さずシリンダ側へ移行させやすい調製装置が要望されている。
本発明は、混合チャンバーで調製した骨セメントを残さずシリンダ側へ移行させやすい調製装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の調製装置は、調製された組成物を流出させる流出部が設けられており、先端部が前記流出部の内部に嵌め入れられた第1位置と前記流出部から抜き出された第2位置とに遷移可能な栓部を有する第1容器と、前記流出部から流出した前記組成物を収容する第2容器と、を備える。
本発明によれば、調製した組成物を調製室から好適に移行させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る調製装置について、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施の形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施の形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施の形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施の形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
以下では、組成物として骨セメントを調製する骨セメント調製装置を、本発明の調製装置の実施の形態として説明する。また、骨セメント調製装置を、後述の第1容器が上側に、後述の第2部材が下側に配置された姿勢で使用されるものとして説明する。また、骨セメント調製装置の各構成要素の上下は、骨セメント調製装置に組み付けられた状態を基準として規定されるものとする。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その説明を省略することもある。
[1.構成]
以下、図1から図4を参照して本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置の構成について説明する。図1は、骨セメント調製装置をその長手方向に沿って切断した縦断面図である。図2は、第1容器について説明するための図であって、第1容器の縦断面を手前側から見た図である。図3Aは、骨セメント調製装置が有する撹拌部材の軸部について説明するための斜視図である。図3Bは、骨セメント調製装置が有する撹拌部材の軸部について説明するための断面図である。図4は、撹拌部材の羽根部材について説明するための斜視図である。
以下、図1から図4を参照して本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置の構成について説明する。図1は、骨セメント調製装置をその長手方向に沿って切断した縦断面図である。図2は、第1容器について説明するための図であって、第1容器の縦断面を手前側から見た図である。図3Aは、骨セメント調製装置が有する撹拌部材の軸部について説明するための斜視図である。図3Bは、骨セメント調製装置が有する撹拌部材の軸部について説明するための断面図である。図4は、撹拌部材の羽根部材について説明するための斜視図である。
図1に示す、本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置1は、材料(例えば、粉末材料,液体モノマー材料及び重合開始剤)を撹拌して骨セメント(本発明の組成物)を調製するためのものである。骨セメント調製装置1は、材料を撹拌して骨セメントを調製するための調製室2sを有する第1容器2と、第1容器2内で調製された骨セメントを収容するための収容室3sを有する第2容器3と、を備える。そして、第1容器2は、調製室2s内で材料を撹拌する撹拌部材4を備える。
なお、本実施の形態では、第2容器3の底部にスタンド6が装着されている。スタンド6は、骨セメント調製装置1を、作業者が撹拌操作をしやすいように直立状態に支持するためのものである。スタンド6は、例えば第2容器3の底部が内側に嵌まり込む筒部6aと、筒部6aより広い底面積を有する円板状の土台部6bと、を有している。
[1-2.第1容器]
図1及び図2に示すように、第1容器2は、ボウル部21と、被取付部22と、流出部23と、連通部24と、蓋部25と、を有する。
図1及び図2に示すように、第1容器2は、ボウル部21と、被取付部22と、流出部23と、連通部24と、蓋部25と、を有する。
ボウル部21は、ボウル形状に形成されている。ボウル部21の内部は、骨セメントの材料を入れて撹拌することで骨セメントを調製するための調製室2sである。すなわち、ボウル部21は混合チャンバーに相当する構成である。本実施の形態では、ボウル部21の水平面に沿った断面は円形状である。図2に示すように、ボウル部21は、開口21aと、ほぼ円筒形状の側面21bと、すり鉢状の底面21cと、を有する。本実施の形態において、ボウル部21は、軸心線が鉛直方向に沿うように配置される。
ボウル部21は、その上端部において、フランジ形状を有するフランジ部21dを有する。すなわち、フランジ部21dは、開口21aの周囲に設けられたボウル部21の壁面の一部である。フランジ部21dには、後述する第1連通部24aと接続される穴21eが設けられている。
ボウル部21の下側には、第1容器2が第2容器3に取り付けられるための被取付部22が設けられている。図1及び図2に示すように、被取付部22は、第1容器2が第2容器3に取り付けられた状態で第2容器3の上部を覆うカバー22aと、ボウル部21と比較して縮径された縮径部22bと、を有する。縮径部22bの内壁面には、後述する第2容器3の雄ねじ32aと噛み合わされる雌ねじ22cが設けられている。また、縮径部22bの上端部は、後に説明する連通部24の第2連通部24bと接続されている。
ボウル部21の下側、かつ被取付部22の内部には、ボウル部21の内部で調製された骨セメントを第2容器3へ流出させるための開口である流出部23が設けられている。図2に示すように、流出部23は、上側に位置する主流出部23aと、下側に位置する副流出部23bと、を有する。
図2に示すように、主流出部23aは、その上端部がボウル部21の底面21cの中心部に接続されており、ほぼ円筒形状の内壁面を有する。そして、主流出部23aの下端部は、縮径して副流出部23bの上端部に接続されている。副流出部23bは、ほぼ円筒形状の内壁面及び外壁面を有している。副流出部23bは、被取付部22の縮径部22bの内側に配置されている。すなわち、副流出部23bの外壁面は、被取付部22の縮径部22bの内壁面から離れた位置に設けられている。副流出部23bの外壁面の下端部は、下方に延びている。これにより、図1に示すように、第1容器2が第2容器3に取り付けられたとき、副流出部23bの外壁面の下端部が第2容器3の内部に挿入された状態となる。
なお、第2連通部24bと縮径部22bの上端部とが接続されている部位は、図1及び図2に示すように、副流出部23bの外壁面より外側である。従って、図1に示すように第1容器2が第2容器3に取り付けられたとき、第2連通部24bは、縮径部22bを介して第2容器3の内部と接続される。
連通部24は、上下方向に設けられた管状の部分である第1連通部24aと、第1連通部24aと接続され、水平方向に設けられた管状の部分である第2連通部24bと、を有する。第1連通部24aは、ボウル部21の外壁面に沿うように設けられている。一方、第2連通部24bは、被取付部22の内部を貫通するように設けられている。
第1連通部24aの一端部(上端部)は、上述したフランジ部21dの穴21eを介して、ボウル部21の内部(調製室2s)と接続されている。第1連通部24aの他端部(下端部)は、上述したように第2連通部24bと接続されている。
第2連通部24bの一端部(第1容器2の軸心に近い方の端部)は、上述したように縮径部22bの上端部と接続されている。第2連通部24bの他端部(第1容器2の外周側に近い方の端部)は、外部のポンプ等(図示せず)と接続されるための接続部24cとなっている。
接続部24cがチューブ等(図示せず)を介してポンプ等と接続され、ポンプが動作することで、第1容器2内部の調製室2sと、第2容器3内部とがそれぞれ減圧または与圧される。
蓋部25は、ボウル部21の開口21aに被せられる蓋である。開口21aを密閉できるように、蓋部25の内側には第1シール部材25aが設けられている。第1シール部材25aは、例えば樹脂等で形成されたOリングである。本実施の形態では、蓋部25がボウル部21に被せられたとき、第1シール部材25aが蓋部25及びボウル部21のフランジ部21dと密着することで、調製室2s内が密閉される。なお、第1シール部材25aがフランジ部21dと密着する位置は、フランジ部21dにおいて、第1連通部24aと接続される穴21eよりも外側である。
蓋部25の中心部には、後述する撹拌部材4の軸部41を貫通させ、回転可能な状態で保持するための軸保持部25cが設けられている。軸保持部25cは、軸部41の外径とほぼ同じ内径を有する。また、軸保持部25cの外壁面には、後述するキャップ5を取り付けるための雄ねじ25dが設けられている。
[1-3.第2容器]
次に、第2容器3について詳細に説明する。第2容器3は、円筒形状を有し、第1容器で調製された骨セメントを収容する収容室3sを内部に有するシリンダ31と、シリンダ31に第1容器2または後述のノズル9を取り付けるための取付部32と、ピストン33とを備える。
次に、第2容器3について詳細に説明する。第2容器3は、円筒形状を有し、第1容器で調製された骨セメントを収容する収容室3sを内部に有するシリンダ31と、シリンダ31に第1容器2または後述のノズル9を取り付けるための取付部32と、ピストン33とを備える。
シリンダ31は、軸心線が鉛直方向に沿うように配置される。図1に示すように、シリンダ31の上端部には、シリンダ31よりも内壁面の水平方向における直径が小さい取付部32が設けられている。取付部32の上端部には開口が設けられている。
取付部32の外周面には、第1容器2の被取付部22の雌ねじ22cと噛み合わされる雄ねじ32aが形成されている。第1容器2の被取付部22の内部に取付部32がねじ込まれることで、第1容器2が第2容器3に取り付けられる。これにより、開放されている取付部32の内部に副流出部23bの外壁面の先端が挿入される。本実施の形態では、図1に示すように、第1容器2が第2容器3に取り付けられた状態で、副流出部23bの外壁面の下端部は、取付部32の下端部、すなわちシリンダ31の上端部よりも下側に位置している。
取付部32の上端部付近には、Oリング等の第2シール部材32bが設けられている。第1容器2が第2容器3に取り付けられた状態で、第2シール部材32bは第1容器2の縮径部22bの内壁面と密着する。これにより、第1容器2が第2容器3に取り付けられた状態で、調製室2s及び収容室3sの気密が保たれる。
なお、第1容器2が第2容器3に取り付けられた状態では、第1容器2のボウル部21の軸心線と、第2容器3のシリンダ31の軸心線とが一致するようになっている。また、シリンダ31の下端部も開放されているが、下端部にはピストン33が嵌め込まれている。
シリンダ31の内部には、第1容器2の調製室2s内で撹拌されて調製された骨セメントが収容される収容室3sが形成されている。
シリンダ31の下端部の開口に嵌め込まれたピストン33は、シリンダ31内を上下に移動できるように構成されている。
[1-4.撹拌部材]
撹拌部材4は、蓋部25の軸保持部25c内を貫通して配置され、軸保持部25cによって保持される軸部41と、軸部41の外周に沿って設けられた羽根部材42と、を有する。なお、図1において、撹拌部材4に関しては断面ではなく、手前から見た様子が図示されている。
撹拌部材4は、蓋部25の軸保持部25c内を貫通して配置され、軸保持部25cによって保持される軸部41と、軸部41の外周に沿って設けられた羽根部材42と、を有する。なお、図1において、撹拌部材4に関しては断面ではなく、手前から見た様子が図示されている。
図3A及び図3Bに示すように、軸部41の上端部には開口41aが設けられており、開口41aは軸部41の内部に設けられた中空部41bに繋がっている。中空部41bは、図3Bに示すように、軸部41の上下の長さのうちおよそ半分程度まで設けられており、それより下側においては、軸部41は中空ではない。なお、図3Bに示した軸部41及び中空部41bは一例であって、軸部41の上下の長さのうち、中空部41bがどこまで設けられるかについては限定されない。
中空部41bの下端部には、中空部41bと軸部41の外部とを接続する窓部41cが複数設けられている。図3A及び図3Bに示す例では、窓部41cは2つ設けられており、図3Bには、2つの窓部41cを通る平面における断面が示されている。
詳細は後述するが、骨セメント調製装置1を用いて骨セメントが調製される際には、後述する漏斗7等を介して、開口41aに骨セメントの材料が投入される。開口41aに投入された材料は、中空部41bを通り、窓部41cから調製室2s内に流入する。このような構成により、第1容器2から蓋部25及び撹拌部材4を取り外さなくても、材料を第1容器2内部の調製室2sに投入することが可能となる。
軸部41の下端部には、栓部41dが設けられている。栓部41dは、図1に示すように、第1容器2の主流出部23aの内部に嵌め入れられることで、第1容器2の調製室2sと第2容器3の収容室3sとを分断する栓の役割を果たす。図3A及び図3Bに示すように、栓部41dには、第3シール部材41e(例えば、Oリング)が設けられており、栓部41dが主流出部23aの内部に嵌め入れられた状態では、第3シール部材41eが主流出部23aの内壁面と密着することで、骨セメントの未調製の材料が調製室2sから収容室3sに流れてしまうことが防止されるとともに、調製室2s及び収容室3sの気密がそれぞれ保たれる。
軸部41における栓部41dの上側には、軸部41の外周方向に向かって突出する複数の突起部41fが設けられている。この突起部41fは、後述する羽根部材42の歯合部42cと噛み合わされることで、軸部41が回転されられたときに羽根部材42を同時に回転させる役割を果たす。本発明では突起部41fの数については特に限定しないが、図3Bに示す例では、4つの突起部41fが互いに等間隔に設けられている。
軸部41における開口41aの下側には、第4シール部材41g(例えば、Oリング)が設けられている。図1に示すように、軸部41が蓋部25の軸保持部25c内を貫通して配置された状態で、第4シール部材41gが軸保持部25cの内壁面と密着することで、調製室2s内の気密が保たれる。
また、軸部41における開口41aの下側、かつ第4シール部材41gより上側には、後述するキャップ5と接触する段差41hが設けられている。
図4に示すように、羽根部材42は、内部に軸部41を通すことができるように中空に形成された外筒部42aと、外筒部42aの外周面から径方向外側へ向かって延びるように設けられた複数の撹拌翼42bと、外筒部42aの内壁面に設けられた歯合部42cと、を有する。
羽根部材42における外筒部42aの内部には軸部41が嵌め入れられる。その状態で、上述した軸部41の突起部41fと歯合部42cとが噛み合うようになっている。軸部41が羽根部材42に嵌め入れられた状態で軸部41が回転させられると、突起部41fと歯合部42cとの噛み合いによって、撹拌翼42bも軸部とともに回転する。これにより、撹拌翼42bは調製室2s内に投入された材料を撹拌することができる。
撹拌翼42bは、外筒部42aの外周に沿って互いに等間隔に設けられている。すなわち、羽根部材42が軸部41に取り付けられた状態では、図1に示すように、撹拌翼42bは軸部41の外周に沿って設けられる。
なお、軸部41と羽根部材42とは互いに固定されておらず、軸部41が回転する際に突起部41fが歯合部42cと接触することで軸部41の回転が羽根部材42に伝達されるに過ぎない。このため、詳細は後述するが、軸部41が上下方向に移動させられる際に、羽根部材42の上下方向における位置は変わらないようになっている。
軸部41の中心軸を通る平面における撹拌翼42bの断面形状は、図1に示すように、下端部がボウル部21の形状(図2に示す底面21c)に合わせて形成されている。これにより、撹拌翼42bの下端部と底面21cとの間にはほぼ隙間が生じない。このため、撹拌翼42bが回転する際に材料が撹拌翼42bと底面21cとの間に入り込みにくく、効率のよい撹拌が可能となる。
本発明では撹拌翼42bの数については特に限定しないが、図4に示す例では、4つの撹拌翼42bが外筒部42aの外周に沿って互いに等間隔に設けられている。
[1-5.キャップ]
キャップ5は、撹拌部材4の軸部41が第1容器2の軸保持部25c内に挿入された状態で、撹拌部材4の上下方向の移動を規制するために取り付けられる部材である。
キャップ5は、撹拌部材4の軸部41が第1容器2の軸保持部25c内に挿入された状態で、撹拌部材4の上下方向の移動を規制するために取り付けられる部材である。
図1に示すように、キャップ5は、上端部材51と、側面部材52と、バネ53と、を有する。上端部材51の中心部には、軸部41を通すための開口が設けられている。側面部材52の内壁面には雌ねじ52aが設けられており、蓋部25の軸保持部25cの外周面に設けられた雄ねじ25dと噛み合わされることで、キャップ5が蓋部25に固定される。
キャップ5が蓋部25に固定された状態で、上端部材51の下面と軸部41の段差41h(図3A参照)が接触する。これにより、軸部41の上下方向の移動が規制される。
キャップ5の側面部材52の形状は、蓋部25の外形に合わせて形成されている。側面部材52の下端部付近には、バネ53が設けられている。このバネ53は、キャップ5が蓋部25に取り付けられた際に縮んだ状態となっており、キャップ5に上方向の力を付与する。このため、詳細は後述するが、キャップ5が緩められて雌ねじ52aと雄ねじ25dとの噛み合わせが外れると、キャップ5は上方向に移動する。
[2.使用方法]
以下、図1から図4に加え、図5A~図5F及び図6を参照して、骨セメント調製装置1の使用方法について説明する。図5A~図5Fは、骨セメントの調製工程のそれぞれにおける骨セメント調製装置1の状態について説明するための図である。図6は、調製され収容された骨セメントを射出するために、第2容器3にノズルが取り付けられる様子を示す図である。
以下、図1から図4に加え、図5A~図5F及び図6を参照して、骨セメント調製装置1の使用方法について説明する。図5A~図5Fは、骨セメントの調製工程のそれぞれにおける骨セメント調製装置1の状態について説明するための図である。図6は、調製され収容された骨セメントを射出するために、第2容器3にノズルが取り付けられる様子を示す図である。
まず、骨セメントを調製するために、骨セメント調製装置1は、図1に示すように、第1容器2が第2容器3に取り付けられ、キャップ5が完全に締められ、撹拌部材4の軸部41の下端部である栓部41dが第1容器2の主流出部23aに嵌め入れられた状態とされる。なお、本発明では、図1及び図5A等に示すように主流出部23aに嵌め入れられた状態の栓部41dの位置を、第1位置と記載する。
この状態で、まず、図5Aに示すように、撹拌部材4の軸部41の上端部に漏斗7が取り付けられ、漏斗7を介して骨セメントの材料が投入される。これにより、漏斗7から投入された材料が、上述したように軸部41の内部(図3Bに示す開口41a及び中空部41b)を通り、窓部41cから第1容器2の調製室2s内に流入する(図5Aに示す矢印A1)。
この際、調製室2s内は、第1連通部24aを介して図示しないポンプ等により減圧されている。この状態では、調製室2s内は負圧となっているため、軸部41の内部(図3Bに示す開口41a及び中空部41b)及び窓部41cを通って、調製室2s外部の空気が調製室2s内へ流入する。従って、調製室2s外部から調製室2s内へ向かう気流が生じ、漏斗7を介して投入される骨セメント材料、特に粉末材料は、この気流によってスムーズに調製室2s内に到達する。また、この状態では、撹拌部材4の栓部41dが流出部23に嵌め入れられた第1位置にあるため、投入された材料は流出部23から第2容器3へ漏れないようになっている。
所定の分量の材料が投入され終わると、図5Bに示すように、開口41aから漏斗7が取り外された後、ハンドル8が開口41aに取り付けられる。詳細な図示は省略するが、ハンドル8の下端部は開口41aから軸部41の内部に嵌め入れられ、ハンドル8は軸部41に固定される。
ハンドル8を軸部41に固定するための構成については特に限定しないが、例えば以下のような構成を採用すればよい。すなわち、軸部41の内壁面(中空部41bを構成する壁面の一部)と、ハンドル8が軸部41に固定されたとき軸部41の内壁面と接触する部位の外壁面(以下、ハンドル8の一部の外壁面と記載する)を、水平な方向において八角形の断面を有するような構成である。このような構成により、ハンドル8が開口41aに嵌め入れられたとき、軸部41の内壁面とハンドル8の一部の外壁面とが密着することで、ハンドル8が軸部41に対して固定される。
なお、ハンドル8が軸部41に固定されたとき、軸部41の内壁面とハンドル8の一部の外壁面とが密着するため、ハンドル8によって軸部41の開口41aが閉塞され、調製室2s内の気密が確保される。この状態で、上述したように調製室2s内は減圧されているため、調製室2s内が負圧となり、これから調製される骨セメントに気泡が入り込みにくくなる。
ハンドル8を軸部41に取り付けたとき、調製室2s内の気密が確保されるようにするためには、例えばハンドル8及び/または軸部41に以下のような構成を追加することがより好ましい。第1の構成の例は、ハンドル8の一部の外壁面及び軸部41の内壁面を、ほぼ同じ角度、向きを有するテーパー形状に形成し、ハンドル8を軸部41内に嵌め入れたとき、互いの壁面が密着するようにした構成である。第2の構成の例は、ハンドル8の一部の外壁面または軸部41の内壁面にOリング等のシール材を設けておき、このシール材により互いの壁面が密着するようにした構成である。第3の構成の例は、ハンドル8の一部の外壁面及び軸部41の内壁面に互いに噛み合う爪部材を形成しておき、ハンドル8を軸部41内に嵌め入れたとき、互いの爪部材が噛み合うことで気密が確保されるような構成である。なお、上述した第1から第3の構成についてはいずれも図示しない。
ハンドル8が取り付けられた状態で、図5Bの矢印A2に示すように骨セメント調製装置1の作業者によってハンドル8が回転させられると、軸部41を介して撹拌翼42bが回転し、調製室2s内の材料が撹拌される。この撹拌によって材料が好適に混合され、生地状態の骨セメントが調製される。このとき、調製室2s内は負圧となっているため、調製される骨セメントの内部に気泡が入り込みにくい。なお、撹拌翼42bが回転する工程において、キャップ5によって軸部41の上下方向の移動が規制されているため、栓部41dが流出部23から抜けてしまい、調製中の材料が第1容器2から第2容器3へ流出してしまう事態が防止される。また、キャップ5による軸部41の上下方向の移動規制によって、作業者がハンドル8を回転させる際にハンドル8のがたつきが抑えられ、材料を撹拌する動作が容易となっている。
材料が十分に撹拌され、骨セメントが調製されると、図5Cに示すように、蓋部25の雄ねじ25dとキャップ5の雌ねじ52aとの噛み合わせ(図1参照)が解除され、キャップ5が緩められる。これにより、軸部41の上方向への移動規制が解除される。この状態で、作業者がハンドル8とともに軸部41を上方向に移動させると、栓部41dが流出部23から抜け、流出部23が開放される(矢印A3)。この際、キャップ5にはバネ53による上方向への付勢力が働いているため、作業者はわずかな力で軸部41を上方向に移動させることができる。本発明では、図5Cに示すように流出部23から完全に抜け出た栓部41dの位置を、第2位置と記載する。栓部41dが第2位置へ移行することで、流出部23が開放され、図5Cの矢印A4に示すように、調製された生地状態の骨セメントが流出部23を通って速やかに第2容器3の収容室3s内に移行する。なお、本発明では、このように流出部23が開放された状態でも、調製室2s及び収容室3sの気密は保たれており、負圧が維持されている。
なお、本実施の形態において、生地状態の骨セメントは流動性を有し、自らの重みで下方へと移動しうる。このため、栓部41dが流出部23から抜け出ることで、骨セメントは自然と調製室2sから収容室3sへと移行する。ただし、ここで作業者がハンドルを上下させ、栓部41dを第1位置と第2位置との間で上下方向に何度も移動させることで、栓部41dより下側に存在する骨セメントを流出部23内部に押し込むことができる。これにより、調製室2sから収容室3sへの速やかに骨セメントを移行させることができる。
なお、図5Cに示す状態では、図1に示す第2連通部24bを介して、収容室3s内も調製室2sと同様に負圧とされているため、収容室3s内と調製室2s内との圧力差は存在しない。このため、栓部41dが流出部23から抜かれたとしても、収容室3s内と調製室2s内とは上述したように負圧が維持されており、互いの圧力差が生じないようになっている。
キャップ5、ハンドル8及び軸部41が上方向に移動した状態(栓部41dが第2位置にある状態)でも、図5Cに示すように、撹拌翼42bの位置は元の位置から移動しない。元の位置とは、羽根部材42の撹拌翼42bの下端部がボウル部21の底面21cとほぼ接する位置である。これは、上述したように軸部41と羽根部材42とが互いに固定されていないためである。これにより、例えハンドル8及び軸部41が上方向に移動した状態でも、作業者がハンドル8を回転させれば、軸部41の突起部41fと羽根部材42の歯合部42cとが噛み合って撹拌翼42bが回転される。すなわち、作業者がハンドル8及び軸部41を図5Cの矢印A5のように上下させながら、ハンドル8を回転させて撹拌翼42bを回転させることにより、ボウル部21の内壁面、特に底面21c付近にこびりついた骨セメントを撹拌翼42bによって削ぎ落とすことができるようになる。
図5Dに示すように、骨セメントが全て収容室3s内に移行されると、第2連通部24bを介して収容室3s内が常圧に戻される。この際、図5A等に示す調製室2sも同様に常圧に戻されるため、調製室2sと収容室3sとの圧力差は生じない。そして、十分に撹拌されて調製された骨セメントには常圧でも気泡等が入り込みにくいため、この段階では収容室3sが大気開放されても問題はない。
この状態で、第2容器3から第1容器2が取り外され、収容室3sが大気開放される。そして、図6に示すように、ノズル9が第2容器3の取付部32に取り付けられる。ノズル9の取付部32への取り付けは、例えばノズル9の内壁面に設けられた雌ねじ(図示せず)が、取付部32の雄ねじ32aと噛み合わされることで行われればよい。また、この際、図6に示すように、スタンド6も第2容器3から取り外される。図5Eには、第2容器3にノズル9が取り付けられた様子が示されている。
この状態で、第2容器3のピストン33側に冶具(図示略)が取り付けられる。治具として、例えば、整形外科用セメント注入器、整形外科用セメントディスペンサ、セメントガン等が挙げられる。この治具の引き金が手技的に引かれることで、ピストン33に圧力が加えられる。この圧力により、ピストン33がノズル9側に押し込まれると、図5Fの矢印A6に示すように、第2容器3内の骨セメントがノズル9から射出される。これにより、調製された骨セメントを、例えば髄腔内等の患部に、直接供給することができる。
[3.作用、効果]
本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置1は、調製された骨セメント等の組成物を流出させる流出部23、及び、先端部が流出部23の内部に嵌め入れられて流出部23を塞ぐ第1位置と流出部23を塞がない第2位置とに遷移可能な栓部41dを有する第1容器2と、流出部23から流出した組成物を収容する第2容器と、を備える。
本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置1は、調製された骨セメント等の組成物を流出させる流出部23、及び、先端部が流出部23の内部に嵌め入れられて流出部23を塞ぐ第1位置と流出部23を塞がない第2位置とに遷移可能な栓部41dを有する第1容器2と、流出部23から流出した組成物を収容する第2容器と、を備える。
そして、栓部41dは、第1容器2に投入された材料を撹拌するための撹拌部材4の一部である。撹拌部材4は、軸部41と、軸部41の外周に沿って設けられた撹拌翼42bとを有し、栓部41dは軸部41の一端部であって、撹拌翼42bは、栓部41dが第1位置と第2位置のどちらに位置していても軸部41の外周に沿って回転可能である。
本発明の実施の形態に係る骨セメント調製装置1によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、第1容器2の調製室2s内で材料が撹拌される際には、栓部41dは流出部23に嵌め入れられた第1位置に配置される。そして、撹拌が終了して調製された組成物が第1容器2から第2容器3へ流出される際には、栓部41dは流出部23から抜き出された第2位置へ遷移される。栓部41dは軸部41の一端部であるため、骨セメント調製装置1の作業者が軸部の他端部に取り付けられたハンドル8を掴んで軸部41を上下させることにより、栓部41dは容易に第1位置と第2位置とを互いに遷移可能である。
栓部41dが流出部23に嵌め入れられた第1位置においては、材料が第1容器2から漏れ出てしまうことはなく、好適に材料を撹拌して組成物を調製することができる。また、調製が終わった際には、栓部41dが流出部23から抜き出された第2位置へ遷移されることで、流出部23が開放され、組成物は自重によって流出部23から第2容器3へと流れ落ちていく。この際、作業者がハンドル8を上下させて栓部41dの位置を第1位置と第2位置の間で何度も遷移させることにより、栓部41d付近の組成物が栓部41dの上下動に押されて流出部23から押し出される。これにより、調製室2sで調製された組成物が速やかに第2容器3へ収容される。
また、作業者がハンドル8を上下させながら同時にハンドル8を回転させることで、調製室2sの撹拌翼42b付近にある組成物(例えば底面21cにこびりついている組成物等)が撹拌翼42bによって削ぎ落とされる。これにより、調製室2s内に組成物が残らない(残りにくい)ようにすることができる。
[4.変形例]
本発明は、骨及び/又は軟骨等の硬組織と人工関節との固定用等に用いる硬組織補修用組成物として骨セメントを調製する装置に適用した例を説明したが、本発明は、骨セメント以外の医療用の組成物、例えば、硬組織同士の接着、硬組織内への充填、硬組織と金属製人工物との接着及び/又は接合、硬組織と軟組織等の他の組織との接着及び/又は接合、骨の欠損部への充填材、骨補填材、人工骨等のみならず、種々の用途の様々な組成物を調製する装置に適用可能である。
本発明は、骨及び/又は軟骨等の硬組織と人工関節との固定用等に用いる硬組織補修用組成物として骨セメントを調製する装置に適用した例を説明したが、本発明は、骨セメント以外の医療用の組成物、例えば、硬組織同士の接着、硬組織内への充填、硬組織と金属製人工物との接着及び/又は接合、硬組織と軟組織等の他の組織との接着及び/又は接合、骨の欠損部への充填材、骨補填材、人工骨等のみならず、種々の用途の様々な組成物を調製する装置に適用可能である。
本発明は、例えば骨セメントを調製する調製装置として好適に利用される。
1 骨セメント調製装置
2 第1容器
2s 調製室
3 第2容器
3s 収容室
4 撹拌部材
5 キャップ
6 スタンド
6a 筒部
6b 土台部
7 漏斗
8 ハンドル
9 ノズル
21 ボウル部
21a 開口
21b 側面
21c 底面
21d フランジ部
21e 穴
22 被取付部
22a カバー
22b 縮径部
22c 雌ねじ
23 流出部
23a 主流出部
23b 副流出部
24 連通部
24a 第1連通部
24b 第2連通部
24c 接続部
25 蓋部
25a 第1シール部材
25c 軸保持部
25d 雄ねじ
31 シリンダ
32 取付部
32a 雄ねじ
32b 第2シール部材
33 ピストン
41 軸部
41a 開口
41b 中空部
41c 窓部
41d 栓部
41e 第3シール部材
41f 突起部
41g 第4シール部材
41h 段差
42 羽根部材
42a 外筒部
42b 撹拌翼
42c 歯合部
51 上端部材
52 側面部材
52a 雌ねじ
53 バネ
2 第1容器
2s 調製室
3 第2容器
3s 収容室
4 撹拌部材
5 キャップ
6 スタンド
6a 筒部
6b 土台部
7 漏斗
8 ハンドル
9 ノズル
21 ボウル部
21a 開口
21b 側面
21c 底面
21d フランジ部
21e 穴
22 被取付部
22a カバー
22b 縮径部
22c 雌ねじ
23 流出部
23a 主流出部
23b 副流出部
24 連通部
24a 第1連通部
24b 第2連通部
24c 接続部
25 蓋部
25a 第1シール部材
25c 軸保持部
25d 雄ねじ
31 シリンダ
32 取付部
32a 雄ねじ
32b 第2シール部材
33 ピストン
41 軸部
41a 開口
41b 中空部
41c 窓部
41d 栓部
41e 第3シール部材
41f 突起部
41g 第4シール部材
41h 段差
42 羽根部材
42a 外筒部
42b 撹拌翼
42c 歯合部
51 上端部材
52 側面部材
52a 雌ねじ
53 バネ
Claims (6)
- 調製された組成物を流出させる流出部が設けられており、先端部が前記流出部の内部に嵌め入れられた第1位置と前記流出部から抜き出された第2位置とに遷移可能な栓部を有する第1容器と、
前記流出部から流出した前記組成物を収容する第2容器と、
を備える、調製装置。 - 前記流出部は、前記第1容器の下部に設けられており、
前記第2容器は、前記第1容器の下側に配置される、
請求項1に記載の調製装置。 - 前記第1容器は、材料を撹拌して前記組成物を調製する撹拌部材を有しており、
前記栓部は、前記撹拌部材の一部である、
請求項1または2に記載の調製装置。 - 前記撹拌部材は、軸部と、前記軸部の外周に沿って設けられた撹拌翼とを有し、
前記栓部は前記軸部の一端部であって、
前記撹拌翼は前記軸部とともに回転可能である、
請求項3に記載の調製装置。 - 前記撹拌翼は、前記栓部が前記第1位置と前記第2位置のどちらに位置していても前記軸部の外周に沿って回転可能である、
請求項4に記載の調製装置。 - 前記撹拌翼は、前記栓部が前記第1位置と前記第2位置のどちらに位置していても、前記軸部に沿った方向において同じ位置にある、
請求項4または5に記載の調製装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114907A JP2022115109A (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 調製装置 |
PCT/JP2020/024185 WO2020256125A1 (ja) | 2019-06-20 | 2020-06-19 | 調製装置 |
TW109120951A TW202108236A (zh) | 2019-06-20 | 2020-06-20 | 調製裝置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114907A JP2022115109A (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 調製装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022115109A true JP2022115109A (ja) | 2022-08-09 |
Family
ID=82747949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019114907A Pending JP2022115109A (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 調製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022115109A (ja) |
-
2019
- 2019-06-20 JP JP2019114907A patent/JP2022115109A/ja active Pending
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