JP2020114575A - 調製装置 - Google Patents

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Kengo Goto
賢吾 後藤
伸也 青木
Shinya Aoki
伸也 青木
博實 神野
Hiromi Jinno
博實 神野
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Abstract

【課題】撹拌部材を速やかに取り外すことができるとともに、取り外しの際に撹拌部材に付着した骨セメントの量を低減できるようにした調製装置を提供する。【解決手段】骨セメント調製装置1は、骨セメントを調製するための材料が収容される容器2と、前記容器2内に配置され、前記材料を撹拌する撹拌部材3と、を備え、前記容器2は、前記容器2から前記撹拌部材3が引き抜かれる際に前記撹拌部材3に付着した前記骨セメントを掻き取る蓋部21(掻取部材)を備え、前記蓋部21は、前記撹拌部材3が特定の方向を向いている場合のみ前記撹拌部材3を引き抜くことができる形状の開口21fと、前記撹拌部材3を前記特定の方向を向くように誘導するガイド部材21hと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、骨セメントに例示される組成物を調製する、調製装置に関する。
従来、種々の用途に組成物が使用されている。例えば医療用に使用される組成物として、生体骨に人工関節を固定する材料、骨充填材、又は人工骨材料等がある。
医療用の組成物の一つとして骨セメントがある。骨セメントは、一般的に粉末材料、液体モノマー材料及び重合開始剤の3つの材料を撹拌することで調製される。例えば、人工関節と生体骨との固定に骨セメントを使用する場合には、これらの3つの材料を撹拌した直後、完全に硬化(重合)する前の未だ軟らかい状態(軟塊状態又は生地状態という)の骨セメントが生体骨の髄腔内に埋め込まれる。続いて、人工関節のステムが生体骨に挿入される。そして、髄腔内に埋め込まれた骨セメントが完全に硬化すると、この骨セメントを介して人工関節と生体骨とが接合される。
このように完全に硬化する前に髄腔内へ埋め込むことができるよう、骨セメントは、施術(髄腔内への埋め込み)毎に必要量だけ、施術直前に調製される。
そこで、施術の現場において必要量だけ骨セメントを容易に調製できるよう、密閉された容器内において複数の材料を撹拌部材により撹拌して骨セメントを調製する小型の調製装置が種々提案されている(例えば特許文献1)。
特開2002−52331号明細書
調製装置では、容器から骨セメントを取り出して使用する際、撹拌部材は邪魔になるため容器から取り外される。この際、容器内で骨セメントが硬化してしまわないように、撹拌部材は速やかに取り外されることが望ましい。また、撹拌部材に骨セメントが付着した状態で取り外されると付着した分が損失となるため、取り外しの際に撹拌部材に付着した骨セメントの量を低減させることが望ましい。
本発明は、撹拌部材を速やかに取り外すことができるとともに、取り外しの際に撹拌部材に付着した骨セメントの量を低減できるようにした調製装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の調製装置は、組成物を調製するための材料が収容される容器と、前記容器内に配置され、前記材料を撹拌する撹拌部材と、を備え、前記容器は、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に前記撹拌部材に付着した前記組成物を掻き取る掻取部材を備え、前記掻取部材は、前記撹拌部材が特定の方向を向いている場合のみ前記撹拌部材を引き抜くことができる形状の開口と、前記撹拌部材を前記特定の方向を向くように誘導するガイド部材と、を備える。
本発明によれば、撹拌部材を速やかに取り外すことができるとともに、取り外しの際に撹拌部材に付着した骨セメントの量を低減できる。
骨セメント調製装置の縦断面図であって、撹拌部材が容器内に配置された状態を示す図。 骨セメント調製装置の縦断面図であって、撹拌部材が容器から引き抜かれる途中の状態を示す図。 撹拌部材が引き抜かれた状態の容器本体及び蓋部の縦断面図。 蓋部を平面視した図。 図4AのA−A線における蓋部の一部切り欠き斜視断面図。 蓋部に設けられた開口から撹拌部材が引き抜かれる様子を示す図。 骨セメント調製装置の使用方法を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態に係る調製装置について、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施の形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施の形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施の形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施の形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
以下では、組成物として骨セメントを調製する骨セメント調製装置を、本発明の調製装置の実施の形態として説明する。また、骨セメント調製装置を、後述の把持部が上側に、後述の容器が下側に配置された姿勢で使用されるものとして説明する。また、骨セメント調製装置の各構成要素も、骨セメント調製装置に組み立てられた状態を基準に、骨セメント調製装置に倣い上下を規定する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その説明を省略することもある。
[1.構成]
以下、図1〜図5を参照して骨セメント調製装置の構成について説明する。図1は、骨セメント調製装置をその長手方向に沿って切断した縦断面図であって、撹拌部材が容器内に配置された状態を示す図である。図2は、骨セメント調製装置をその長手方向に沿って切断した縦断面図であって、撹拌部材が容器から引き抜かれる途中の状態を示す図である。図3は、撹拌部材が引き抜かれた状態の容器本体及び蓋部の縦断面図である。
図1に示す骨セメント調製装置1は、材料(本実施形態では、粉末材料,液体モノマー材料及び重合開始剤)を撹拌して骨セメントを調製するためのものである。骨セメント調製装置1は、材料が収容される内部空間2s(以下「撹拌室2s」と称する)を有するシリンダ形状の容器2と、容器2内に配置される材料を撹拌する撹拌部材3とを備える。
なお、本実施形態では、容器2の底部にスタンド4が装着されている。スタンド4は、骨セメント調製装置1を、作業者が撹拌操作をしやすいように直立状態に支持するものである。スタンド4は、例えば円錐台形に形成され、その上面には、容器2の底部が内側に嵌まり込む筒部4aを有している。
[1−1.容器]
図1から図3に示すように、容器2は、容器本体20と、蓋部21とを備える。
容器本体20は、シリンダ20aと、略ドーム型の回転体形状のプランジャ20bとを備える。シリンダ20aは、その軸心線が鉛直方向に沿うように配置される。シリンダ20aの上端は開放されている。すなわち、シリンダ20aはその上端に開口20cを有している。
また、シリンダ20aの下端も開放されているが、下端にはプランジャ20bが嵌め込まれている。このプランジャ20bの筒状の外周面にはリング状のシール部材20fが嵌め込まれている。このシール部材20fの外周面はシリンダ20aの内周面に密着しており、撹拌室2sの下部を密封している。プランジャ20bは、後述するように、シリンダ20aに取り付けられた治具により圧力が加えられると、撹拌室2s内を開口20cに向かって移動させられ、撹拌室2sで調製された骨セメントを射出するのに使用される。治具として、例えば、整形外科用セメント注入器、整形外科用セメントディスペンサ、セメントガン等が挙げられる。また、プランジャ20bの天井壁中央には、撹拌部材3の軸部材30(後述)の先端部30x(下端)が入り込む凹所20dが形成されている。また、シリンダ20aの上部の外周面には雄ねじ20eが形成されている。
蓋部21は、容器本体20の開口20cを閉じるものである。蓋部21は、軸長が短い略有天円筒状の部材であり、容器本体20の開口20cを塞ぐ天井壁21aと、天井壁21aの下面の外周部から垂下する円筒状の側壁21bとが一体化されて構成される。側壁21bの内周面には、容器本体20の雄ねじ20eにはまり込む雌ねじ21cが形成されている。したがって、蓋部21を容器本体20の上部にねじ込むことで、蓋部21を容器本体20に取り付けることができる。また、容器本体20の上部にはシール部材20gが設けられている。蓋部21が容器本体20に取り付けられたとき、シール部材20gと蓋部21の内周面とが接触することで、容器本体20内の気密が保たれる。
また、蓋部21の天井壁21aの中央には、撹拌部材3が挿通される開口21fが形成されている。開口21fについては、後に詳しく説明する。また、天井壁21aの上面には、同軸上且つ開口21fの外周側に立設された筒状体21dが設けられている。
さらに、図1に示すように、側壁21bには、水平姿勢の管状部21gが設けられている。なお、図2及び図3は管状部21gに対応しない位置での断面図であるため、管状部21gは図示されていない。管状部21gの内部空間は側壁21bを貫通している。管状部21gは、骨セメントの調製前に撹拌室2sを負圧にして撹拌室2s内を脱気するために、また、骨セメントの調製後に撹拌室2sを常圧に戻すために使用される。
管状部21gについて詳しく説明する。図1では、管状部21gは、蓋部21が容器本体20に取り付けられた状態(蓋部21を容器本体20に完全にねじ込んだ状態)において、容器本体20の壁面よりも常に上方に位置するように構成されている。これにより、管状部21gは、蓋部21が容器本体20に取り付けられた状態でも、常に開放状態とされる。
この開放状態の管状部21gに吸引管(図示略)を接続すれば撹拌室2sを負圧にすることができ、さらに、負圧を維持したまま骨セメントに例示される組成物を調製することができる。骨セメントの調製が完了するまでは、管状部21gには吸引管が接続されたままであり、撹拌室2sは負圧に維持され続ける。骨セメントの調製が完了した後は、管状部21gから吸引管が外されて撹拌室2sが常圧に戻される。
さらに、蓋部21は、撹拌部材3を容器2から引き抜く際に用いられるガイド部材21hを備える。ガイド部材21hについては、後に詳しく説明する。
[1−2.撹拌部材]
図1及び図2に示すように、撹拌部材3は、軸部材30と、撹拌翼31と、駆動部32と、固定部33とを備える。軸部材30及び撹拌翼31は、撹拌室2s内に配置され、撹拌室2s内の材料を撹拌するためのものである。駆動部32は、軸部材30及び撹拌翼31を、軸部材30の軸心線を中心に回転駆動するためのものである。固定部33は、撹拌部材3を蓋部21に固定するためものである。
以下、軸部材30,撹拌翼31,駆動部32及び固定部33についてさらに説明する。
先ず、軸部材30について説明する。軸部材30は、その軸心線を鉛直方向に向けた姿勢で撹拌室2s内に配置される。軸部材30は、シリンダ20aと略同じ軸長を有し、その先端部30xがテーパ形状とされている。この先端部30xは、上述したようにプランジャ20bの天井壁中央の凹所20d内に入り込む。先端部30xが凹所20d内に入り込むことで、軸部材30のふらつきが抑制される。また、軸部材30の形状は、軸方向に延在する中空部30bを有する中空形状である。この中空部30bには、後述の駆動ロッド32aが挿通される。軸部材30の上端部は後述する駆動部32の土台部32dに固定されている。軸部材30の上端部付近には、シール部材30cが設けられている。シール部材30cが土台部32dと接触することで、容器本体20内の気密が保たれる。
次に、撹拌翼31について説明する。図1及び図2によく示されているように、撹拌翼31は、軸部材30の中心軸を挟んで径方向に対称の位置に軸部材30から突出するように設けられた部材である。図1及び図2に示すように、撹拌部材3は複数の撹拌翼31を有する。複数の撹拌翼31は、軸部材30から上方または下方に傾斜して突出している。また、複数の撹拌翼31のうち、軸部材30から見て一方側に位置する複数の撹拌翼31は、同じ方向に傾斜している。具体的には、図1及び図2において、軸部材30から見て左側に位置する複数の撹拌翼31は、上方に傾斜して突出しており、軸部材30から見て右側に位置する複数の撹拌翼31は、下方に傾斜して突出している。
なお、複数の撹拌翼31のうち、最も上方及び下方に設けられた撹拌翼については、この限りではない。具体的には、図1及び図2に示すように、複数の撹拌翼31のうち、最も上方には、ほぼ同じ高さに一対の撹拌翼31u1,31u2が設けられている。撹拌翼31u1と撹拌翼31u2の形状は、軸部材30に対してほぼ線対称となるように形成されている。同様に、複数の撹拌翼31のうち、最も下方には、ほぼ同じ高さに一対の撹拌翼31l1,31l2が設けられている。撹拌翼31l1と撹拌翼31l2の形状は、軸部材30に対してほぼ線対称となるように形成されている。従って、図1及び図2に示すように、撹拌翼31l1は、軸部材30から見て左側に位置するにも拘わらず、下方に傾斜しており、撹拌翼31u2は、軸部材30から見て右側に位置するにも拘わらず、上方に傾斜している。撹拌翼31のこのような形状により、撹拌部材3の回転時に、撹拌室2s内において撹拌されない領域を最小限とし、効率よく骨セメント材料を撹拌することができる。
次に駆動部32について説明する。図1及び図2に示すように、駆動部32は、駆動ロッド32aと、駆動ブッシュ32bと、把持部32cと、土台部32dと、を備える。
駆動ロッド32aは、上下に延在し、軸部材30の中空部30bに上方から挿入される。駆動ロッド32aは、駆動ブッシュ32bを介して軸部材30の上端(中空部30bの入口)に固定されている。駆動ロッド32aは、バーリーツイスト(barley twist)形状と呼ばれる捻り形状を有している。具体的には、駆動ロッド32aは、その外周面に、上下に延びる螺旋状のエッジ32a1を有している。
駆動ブッシュ32bは、上述したように軸部材30の中空部30bの入口に螺合等により固定され、円筒状のブッシュ本体32b1と、ブッシュ本体32b1の上端外周に一体形成されたフランジ32b2とを備える。ブッシュ本体32b1は中空部30bに挿入され、フランジ32b2は土台部32dに載置される。ブッシュ本体32b1の内周面には、駆動ロッド32aの外周面の螺旋状のエッジ32a1をなぞるような螺旋状の溝が形成されている。土台部32dの外周面には、シール部材32fが設けられている。後述するように駆動部32が蓋部21に固定されたとき、シール部材32fが蓋部21の筒状体21dの内周面と接触することで、容器本体20内の気密が保たれる。
把持部32cは、駆動部32を操作する際に作業者が把持するものであり、駆動ロッド32aにおける固定部33よりも上方に突出する部分に固定されている。作業者は、片手で把持部32cを把持して、駆動ロッド32aを上下に押し引きすることを繰り返す。すなわち、作業者は、駆動ロッド32aを駆動ブッシュ32bから上方に引き抜くことと、駆動ロッド32aを駆動ブッシュ32bに向けて下方に押し込むこととを繰り返して、駆動ロッド32aを上下に往復動させる。駆動ロッド32aの上下の往復動が繰り返されると、駆動ロッド32aの外周面の螺旋状のエッジ32a1に駆動されて、このエッジ32a1とかみ合う螺旋状の溝が内周面に形成された駆動ブッシュ32bが正回転と逆回転とを交互に繰り返す。ひいては、駆動ブッシュ32bに固定された軸部材30と一体に、撹拌翼31が、軸部材30の軸心線を中心に正回転と逆回転とを交互に繰り返す。
固定部33は、概略、軸長の短い天井壁を有する円筒形状とされている。固定部33は、天井壁33aと、円筒形状で軸部材30と同軸上に配置される側壁33bと、を備える。側壁33bは、蓋部21の外側の筒状体21dの外周側に嵌め込まれる。これにより、固定部33は、駆動部32を容器本体20に対して固定する。側壁33bは弾性を有し、蓋部21の筒状体21dに対して取り付ける際及び取り外す際には、外方に拡げられる。
天井壁33aには、中空部30bの真上に孔部33cが設けられており、駆動ロッド32aは、孔部33cを通って、中空部30b内に挿入される。
駆動ブッシュ32bは上述したように軸部材30の上端に固定されており、固定部33の天井壁33aが、駆動ブッシュ32bのフランジ32b2の下面と軸部材30の上端との間で遊嵌されている。これにより、軸部材30及び撹拌翼31が駆動ブッシュ32bを介して回転可能に固定部33に組み付けられている。
[1−3.蓋部]
以下では、図4A、図4B及び図5を参照して、蓋部21に設けられた開口21f及びガイド部材21hについて詳細に説明する。図4Aは、蓋部を平面視した図である。図4Bは、図4AのA−A線における一部切り欠き斜視断面図である。図5は、蓋部に設けられた開口から撹拌部材が引き抜かれる様子を示す図である。図4A、図4B及び図5には、図1における下側から蓋部21を見た状態が示されている。
図4A及び図4Bに示すように、蓋部21は、天井壁21aに設けられた開口21fと、開口21fの周囲に設けられたガイド部材21hと、を備える。
図4A及び図4Bに示すように、開口21fは、スリット形状の2つの第1開口21f1と、円形状の第2開口21f2とが接続されて構成されている。スリット形状の第1開口21f1は、撹拌部材3のうち、軸部材30に設けられた撹拌翼31を引き抜くことができる大きさ及び形状に形成されている。円形状の第2開口21f2は、円柱形状の軸部材30を引き抜くことができる形状に形成されている。
上記したように、複数の撹拌翼31は、軸部材30の中心軸を挟んで径方向に対称の位置に設けられている(図1参照)。従って、開口21fにおいて、複数の撹拌翼31を引き抜くための2つの第1開口21f1は、円形状の第2開口21f2の中心を挟んで径方向に対称となる位置に設けられている。
開口21fのこのような形状により、撹拌部材3が特定の方向を向いている場合のみ、撹拌部材3は開口21fから引き抜かれうる。撹拌部材3が特定の方向を向いている場合とは、複数の撹拌翼31が第1開口21f1から引き抜くことができる方向を向いていることを意味する。なお、本明細書において、撹拌部材3の方向とは、回転可能な撹拌翼31が向いている方向を指す。
図5には、開口21fを通って引き抜かれている途中の撹拌部材3の様子が示されている。図5に示すように、撹拌翼31が向いている方向と、スリット形状の第1開口21f1の長手方向とが合致した場合のみ、撹拌部材3は開口21fを通って引き抜かれうる。
開口21fの形状は、撹拌部材3の天井壁21aと平行な平面への正射影の形状と実質的に同じ大きさに形成されている。これにより、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる際に、撹拌部材3に付着した骨セメントが蓋部21によって好適に掻き取られる。このため、撹拌部材3の取り外しの際に撹拌部材3に付着した骨セメントの量を低減させることができる。
図5に示す例では、開口21fは撹拌部材3と実質的に同じ大きさに形成されており、撹拌部材3が引き抜かれる際の蓋部21と撹拌部材3との間に隙間がほとんど存在しないが、ある程度の隙間(クリアランス)が存在するようにしてもよい。ただし、撹拌部材3に付着した骨セメントをより多く掻き取るという観点からすれば、この隙間は小さい方がより望ましい。
骨セメントを効率よく掻き取るために、蓋部21は、弾力性を有する素材で構成される方が撹拌部材3との密着性が高くなるため望ましい。ただし、弾力性が高すぎると、粘性が高い骨セメントを掻き取る際に蓋部21が変形してしまうため、望ましくない。また、蓋部21は骨セメントと直接接するため、薬剤耐性が高い素材で形成されることがより望ましい。
ガイド部材21hは、撹拌部材3が特定の方向を向くように誘導する部材である。図4Bに示すように、ガイド部材21hは、開口21fの周囲に設けられた壁状の部材であり、天井壁21aから垂直に天井壁21aと一体に形成されている。また、図4Aに示すように、ガイド部材21hは、開口21fによって2つの部位(第1部位21h1、第2部位21h2)に分断されている。ガイド部材21hを構成する2つの部位(第1部位21h1、第2部位21h2)は、それぞれ、蓋部21の平面視において、1つの円が開口21fによって分断されて形成された、2つのほぼ半円形状を有する。この2つの半円形状は、円形状の第2開口21f2の同心円であって第2開口21f2より大きな円が、2つの第1開口21f1によって分断されることで形成されている。なお、第1部位21h1の形状と、第2部位21h2の形状との間には、円形状の第2開口21f2の中心を対象点とする点対称の関係にある。
ガイド部材21hは、当接面ASを有する。図4Bに示すように、当接面ASは、ガイド部材21hの天井壁21aとは反対側の端面である。当接面ASは、ガイド部材21hが撹拌部材3を特定の方向に誘導する際に、複数の撹拌翼31のうち、最も把持部32cに近い側の撹拌翼が当接する面である。
図4Bに示すように、当接面ASの天井壁21aからの高さ、換言すれば開口21fからの高さは、開口21fに近づくに従って低く、開口21fから離れるに従って高くなっている。以下では、ガイド部材21hを構成する2つの部位のうち、第1部位21h1について説明する。
図4Bに示すように、第1部位21h1が有する半円形状の一端の箇所(図4Bに示すP1)における当接面ASの高さは、開口21fと同じ高さとなっている。そして、箇所P1から第1部位21h1の開口21fから離れた箇所(図4Bに示すP2)に向かうに従って当接面ASの高さは徐々に高くなり、箇所P2において最も高くなっている。また、第1部位21h1が有する半円形状の他端の箇所(図4Bに示すP3)における当接面ASの高さは、P1における高さより高く、P2における高さより低くなっており、箇所P3から箇所P2に向かうに従って当接面ASの高さは徐々に高くなっている。
ガイド部材21hがこのような形状を有することで、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる際に、撹拌部材3は特定の方向を向くように誘導される。以下では、ガイド部材21hによって撹拌部材3が特定の方向に向くように誘導される様子について説明する。
まず、撹拌部材3の複数の撹拌翼31が全て容器2の内部にある状態から、図2に示すように固定部33が蓋部21から取り外され、撹拌部材3が容器2から引き抜かれ始める。すると、複数の撹拌翼31のうち、最も上方に設けられた撹拌翼31u1,31u2の上側がガイド部材21hの当接面ASに当接する。より詳細には、撹拌翼31u1,31u2のいずれかが、ガイド部材21hの第1部位21h1と第2部位21h2のいずれかに当接する。上記したように、本実施の形態の骨セメント調製装置1では、撹拌翼31u1と撹拌翼31u2の形状が軸部材30に対してほぼ線対称となるように形成されており、ガイド部材21hの第1部位21h1と第2部位21h2の形状が第2開口21f2の中心を対象点とした点対称に形成されている。これにより、撹拌翼31u1が第1部位21h1と第2部位21h2の一方に当接するのとほぼ同時に、撹拌翼31u2が第1部位21h1と第2部位21h2の他方に当接することになる。以下では、簡単のため、一対の撹拌翼31u1,31u2のうち、一方の撹拌翼31u1についてのみ説明する。
撹拌部材3が引き抜かれる際に、撹拌翼31u1がガイド部材21hの当接面ASのうちどこに当接するかは定まっておらず、撹拌部材3の回転度合によって異なる。以下の説明では、撹拌翼31u1は、ガイド部材21hの箇所P1と箇所P2(図4B参照)との間、すなわち当接面ASの開口21fからの高さが最も低い箇所P1と高い箇所P2との間に、当接したとする。
上記したように、当接面ASの高さは、ガイド部材21hの箇所P2から箇所P1に近づくに従って低くなっている。すなわち、当接面ASは、ガイド部材21hの箇所P2から箇所P1に向かって傾斜している。そのような当接面ASに撹拌翼31u1が当接し、さらに撹拌部材3に対して引き抜かれる方向に力が加えられると、撹拌翼31u1は当接面ASの傾斜に沿って、当接面ASの高さが低い方へ向かおうとする。これにより、撹拌部材3が引き抜かれる方向に移動するに従って、撹拌翼31u1を含む撹拌翼31が回転する。
図4Bに示すように、ガイド部材21hの箇所P1では、当接面ASの高さが開口21fと同じになっている。このため、撹拌部材3が引き抜かれる方向に移動するに従って、撹拌翼31u1は第1開口21f1から引き抜かれることができる方向、すなわち特定の方向を向くことになる。詳細な説明は省略するが、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる際には、撹拌翼31u2も撹拌翼31u1と同様にガイド部材21hによって誘導される。
なお、上記説明では、ガイド部材21hの箇所P1と箇所P2(図4B参照)との間、すなわち当接面ASの開口21fからの高さが最も低い箇所P1と高い箇所P2との間に、撹拌翼31u1が当接した場合について説明した。一方、撹拌翼31u1がガイド部材21hの箇所P3と箇所P2(図4B参照)との間に当接した場合にも、撹拌翼31u1は当接面ASの高さが高い箇所P2からより低い箇所P3へ誘導される。箇所P3における当接面ASの高さは開口21fより高いものの、ガイド部材21hが箇所P3において分断されているため、この場合にも上記と同様に、ガイド部材21hにより撹拌部材3が特定の方向を向くように誘導されうる。
このような構成により、作業者が撹拌部材3に対して、単に容器2から引き抜く方向に力を加えるだけで、ガイド部材21hによって撹拌部材3は開口21fから引き抜かれることができる方向を向くように誘導される。作業者が撹拌部材3に対してさらに力を加えると、撹拌部材3が開口21fを通って容器2から引き抜かれる際に、蓋部21によって撹拌部材3に付着した骨セメントが掻き取られる。このため、作業者は骨セメントの調製後、速やかに撹拌部材3を容器2から引き抜くことができるので、調製後の骨セメントが容器2内で固まってしまう恐れが少ない。また、蓋部21によって撹拌部材3に付着した骨セメントが掻き取られるため、骨セメントが付着したまま撹拌部材が引き抜かれることによる骨セメントの損失を最小限に抑えることができる。
[2.使用方法]
以下、図1及び図2に加え、図6を参照して、骨セメント調製装置の使用方法について説明する。図6は、骨セメント調製装置1の使用方法を説明するための図である。
先ず、容器本体20に骨セメントの材料を収容する。その後、撹拌部材3が取り付けられた状態の蓋部21を容器本体20に取り付ける。
蓋部21が容器本体20に取り付けられると、管状部21gに吸引管が接続され、管状部21gを介して撹拌室2sが負圧にされて脱気される。撹拌室2sを負圧にするのは、上記したように、この後調製される骨セメントに気泡が入り込まないようにするためである。
この状態で、把持部32cが押し引きされることで、撹拌翼31が回転して容器2内の材料が撹拌され、完全に硬化(重合)する前の軟塊(生地)状態の骨セメントが調製される。
その後、管状部21gから吸引管が取り外されて撹拌室2sが常圧に戻される。撹拌室2sが常圧に戻されることにより、その後に行われる撹拌部材3の容器2からの引き抜きが容易になる。
次いで、固定部33が蓋部21から取り外され、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる。この際、最も上方の撹拌翼31u1,31u2が蓋部21のガイド部材21hに当接し、さらに撹拌部材3に対して引き抜かれる方向に力が加えられることで、撹拌翼31が回転して特定の方向を向くように誘導される。そして、撹拌部材3が引き抜かれる際に通過する開口21fの形状は、撹拌部材3の天井壁21aと平行な平面への正射影の形状と実質的に同じ大きさに形成されている。これにより、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる前に撹拌部材3の撹拌翼31がどのような方向を向いていたとしても、作業者は撹拌部材3を上向きに引き上げるだけで、撹拌翼31が開口21fを通過しうる方向(特定の方向)を向くように誘導される。これに加えて、撹拌部材3が開口21fを通過する際に、撹拌部材3の各部(軸部材30及び/または撹拌翼31)に付着した骨セメントが、蓋部21によって掻き落とされる。
続いて、図6に矢印でそれぞれ示すように、容器2からスタンド4が取り外され、蓋部21の筒状体21dの外周側にノズル6が取り付けられる。そして、容器2のプランジャ20b側にセメントガン等の治具(図示略)が取り付けられる。このセメントガンの引き金が手技的に引かれることで、プランジャ20bに圧力が加えられる。この圧力により、プランジャ20bがノズル6側に押し込まれると、容器2内の骨セメントが、ノズル6から例えば髄腔内等の患部に直接射出される。
[3.作用効果]
本発明の一実施形態の骨セメント調製装置1によれば以下のような作用効果が得られる。
(1)撹拌部材3が特定の方向を向いている場合のみ撹拌部材3を引き抜くことができる形状の開口を有し、容器2内の材料を撹拌して骨セメントを調製した後、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる際に、撹拌部材3が特定の方向を向くように誘導するガイド部材21hを備える。これにより、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる前に撹拌部材3の撹拌部材3がどのような方向を向いていたとしても、作業者は撹拌部材3に対して引き抜く方向に力を加えるだけで、撹拌部材3が開口21fを通過しうる方向を向くように誘導される。これにより、撹拌部材3を容器2から速やかに引き抜くことができるので、骨セメントの調製後、骨セメントが硬化し過ぎない内に骨セメントを使用できる。これに加えて、撹拌部材3が開口21fを通過する際に、撹拌部材3の各部(軸部材30及び/または撹拌翼31)に付着した骨セメントが蓋部21によって掻き落とされるため、骨セメントが付着したまま撹拌部材が引き抜かれることによる骨セメントの損失を最小限に抑えることができる。
(2)ガイド部材21hは、撹拌部材3が引き抜かれる際に撹拌翼31が当接する当接面ASを有し、当接面ASの開口21fからの高さは開口21fに近づくに従って低くなる。これにより、撹拌部材3が容器2から引き抜かれる前に撹拌部材3の撹拌部材3がどのような方向を向いていたとしても、作業者は撹拌部材3に対して引き抜く方向に力を加えるだけで、撹拌部材3が開口21fを通過しうる方向を向くように誘導される。
(3)ガイド部材21hは、蓋部21に備えられている。これにより、骨セメント調製装置1を簡単な構成とすることができる。
[4.変形例]
(1)上記した実施の形態では、複数の撹拌翼31は、軸部材30の中心軸を挟んで径方向に対称の位置に設けられており、撹拌翼31が通過可能な第1開口21f1は、円形状の第2開口21f2の中心を挟んで径方向に対称の位置に設けられていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、軸部材30に対する複数の撹拌翼31の位置については特に限定しない。具体例を挙げると、複数の撹拌翼31は、例えば撹拌部材3の上面視において、互いに120度ずつずれた位置に配置されていてもよい。この場合、開口21fにおける第1開口21f1も、蓋部21の平面視において互いに120度ずつずれた位置に設けられればよい。もちろん、複数の撹拌翼31が、例えば撹拌部材3の上面視において、互いに90度や60度等の他の角度ずつずれた位置に配置されていてもよく、この場合、開口21fにおける第1開口21f1も、蓋部21の平面視において互いに撹拌翼31の角度に合わせた位置に設けられればよい。
(2)上記実施形態では、本発明を、骨及び/又は軟骨等の硬組織と人工関節との固定用等に用いる硬組織補修用組成物として骨セメントを調製する装置に適用した例を説明したが、本発明は、骨セメント以外の医療用の組成物、例えば、硬組織同士の接着、硬組織内への充填、硬組織と金属製人工物との接着及び/又は接合、硬組織と軟組織等の他の組織との接着及び/又は接合、骨の欠損部への充填材、骨補填材、人工骨等のみならず、種々の用途の様々な組成物を調製する装置に適用可能である。
本発明は、例えば骨セメントを調製する調製装置として好適に利用される。
1 骨セメント調製装置
2 容器
2s 撹拌室
3 撹拌部材
4 スタンド
4a 筒部
6 ノズル
20 容器本体
20a シリンダ
20b プランジャ
20c 開口
20d 凹所
20e 雄ねじ
20f シール部材
20g シール部材
21 蓋部
21a 天井壁
21b 側壁
21c 雌ねじ
21d 筒状体
21f 開口
21f1 第1開口
21f2 第2開口
21g 管状部
21h ガイド部材
21h1 第1部位
21h2 第2部位
AS 当接面
30 軸部材
30b 中空部
30c シール部材
30x 先端部
31,31u1,31u2,31l1,31l2 撹拌翼
32 駆動部
32a 駆動ロッド
32a1 エッジ
32b 駆動ブッシュ
32b1 ブッシュ本体
32b2 フランジ
32c 把持部
32d 土台部
32f シール部材
33 固定部
33a 天井壁
33b 側壁
33c 孔部

Claims (3)

  1. 組成物を調製するための材料が収容される容器と、
    前記容器内に配置され、前記材料を撹拌する撹拌部材と、
    を備え、
    前記容器は、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に前記撹拌部材に付着した前記組成物を掻き取る掻取部材を備え、
    前記掻取部材は、前記撹拌部材が特定の方向を向いている場合のみ前記撹拌部材を引き抜くことができる形状の開口と、前記撹拌部材を前記特定の方向を向くように誘導するガイド部材と、を備える、
    調製装置。
  2. 前記撹拌部材は、撹拌翼を備え、
    前記ガイド部材は、前記撹拌部材が引き抜かれる際に前記撹拌翼が当接する当接面を備え、前記当接面の前記開口からの高さは前記開口に近づくに従って低くなる、
    請求項1に記載の調製装置。
  3. 前記容器は、容器本体と、前記容器本体を閉じる蓋部とを備え、
    前記掻取部材は、前記蓋部である、
    請求項1または2に記載の調製装置。
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