JP2021000220A - 調製装置 - Google Patents

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Shinya Aoki
伸也 青木
賢吾 後藤
Kengo Goto
賢吾 後藤
博實 神野
Hiromi Jinno
博實 神野
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Abstract

【課題】撹拌部材を容器から容易に取り出すことができる調製装置を提供する。【解決手段】調製装置は、組成物を調製するための材料が収容される容器と、前記容器内で回転し、前記材料を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材と共に回転し、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に、前記撹拌部材に付着した前記組成物を掻き取る掻取部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、骨セメントに例示される組成物を調製する、調製装置に関する。
従来、種々の用途に組成物が使用されている。例えば医療用に使用される組成物として、生体骨に人工関節を固定する材料、骨充填材、又は人工骨材料等がある。
医療用の組成物の一つとして骨セメントがある。骨セメントは、一般的に粉末材料、液体モノマー材料及び重合開始剤の3つの材料を撹拌することで調製される。例えば、人工関節と生体骨との固定に骨セメントを使用する場合には、これらの3つの材料を撹拌した直後、完全に硬化(重合)する前の未だ軟らかい状態(軟塊状態又は生地状態という)の骨セメントが生体骨の髄腔内に埋め込まれる。続いて、人工関節のステムが生体骨に挿入される。そして、髄腔内に埋め込まれた骨セメントが完全に硬化すると、この骨セメントを介して人工関節と生体骨とが接合される。
このように完全に硬化する前に髄腔内へ埋め込むことができるよう、骨セメントは、施術(髄腔内への埋め込み)毎に必要量だけ、施術直前に調製される。
そこで、施術の現場において必要量だけ骨セメントを容易に調製できるよう、密閉された容器内において複数の材料を撹拌部材により撹拌して骨セメントを調製する小型の調製装置が種々提案されている(例えば特許文献1)。
特開2002−52331号公報
特許文献1の調製装置では、容器から組成物を取り出して使用する際、撹拌部材は邪魔になるため容器から取り外される。撹拌部材を容器外に取り出すにはシリンダの天蓋も容器から外す必要があるが、天蓋を外す作業は術中において煩雑となるおそれがある。
本発明は、撹拌部材を容器から容易に取り出すことができる調製装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の調製装置は、組成物を調製するための材料が収容される容器と、前記容器内で回転し、前記材料を撹拌する撹拌部材と、前記撹拌部材と共に回転し、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に、前記撹拌部材に付着した前記組成物を掻き取る掻取部材と、を備える。
本発明によれば、撹拌部材を容器から容易に取り出すことができる。
骨セメント調製装置の縦断面図であって、撹拌部材が容器内に挿入された状態を示す図。 撹拌部及び掻取部材の斜視図。 掻取部材の斜視図。 図3のA−A断面図。 容器から撹拌部材が引き抜かれる途中の骨セメント調製装置の状態を示す図。 図5のB−B断面図。 容器から撹拌部材が引き抜かれる際の掻取部材の作用を説明する図。 容器から撹拌部材が引き抜かれる際の掻取部材の作用を説明する図。 容器から撹拌部材が引き抜かれる際の撹拌部材の作用を説明する図。 骨セメント調製装置の使用方法を説明する図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施の形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施の形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施の形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施の形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
以下では、組成物として骨セメントを調製する骨セメント調製装置を、本発明の調製装置の実施の形態として説明する。また、骨セメント調製装置を、後述の把持部が上側に、後述の容器が下側に配置された姿勢で使用されるものとして説明する。また、骨セメント調製装置の各構成要素も、骨セメント調製装置に組み立てられた状態を基準に、骨セメント調製装置に倣い上下を規定する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その説明を省略することもある。
[1.構成]
以下、図1から図4を参照して骨セメント調製装置1の構成について説明する。図1は、骨セメント調製装置1をその長手方向に沿って切断した縦断面図であって、撹拌部材3が容器2内に挿入された状態を示す図である。図2は、撹拌部31及び掻取部材213の斜視図である。図3は、掻取部材213の斜視図である。図4は、図3のA−A断面を示す掻取部材213の斜視図である。
図1に示されている骨セメント調製装置1は、材料(本実施形態では、粉末材料、液体モノマー材料及び重合開始剤)を撹拌して骨セメントを調製するためのものである。骨セメント調製装置1は、材料が収容される内部空間2s(以下「撹拌室2s」と称する)を有するシリンダ形状の容器2と、容器2内に挿入され材料を撹拌する撹拌部材3とを備える。
なお、本実施形態では、容器2の底部にスタンド4が装着されている。スタンド4は、骨セメント調製装置1を、作業者が撹拌操作をしやすいように直立状態に支持するものである。スタンド4は、例えば円錐台形に形成され、その上面には、容器2の底部が内側に嵌まり込む筒部4aを有している。
[1−1.容器]
図1に示すように、容器2は、容器本体20と、蓋部21とを備える。
容器本体20は、シリンダ20aと、略ドーム型の回転体形状のプランジャ20bとを備える。シリンダ20aは、その中心軸が鉛直方向に沿うように配置される。シリンダ20aの上端は開放されている。すなわち、シリンダ20aはその上端に開口20cを有している。
また、シリンダ20aの下端も開放されているが、下端にはプランジャ20bが嵌め込まれている。このプランジャ20bの筒状の外周面にはリング状のシール部材SD1が嵌め込まれている。シール部材SD1は、例えば、Oリングである。シール部材SD1の外周面はシリンダ20aの内周面に、シール部材SD1の内周面はプランジャ20bの外周面にそれぞれ密着しており、撹拌室2sの下部を密封している。
プランジャ20bは、後述するように、シリンダ20aに取り付けられたセメントガンから加えられた圧力により、撹拌室2s内を開口20cに向かって移動させられ、撹拌室2sで調製された骨セメントを射出するのに使用される。
また、プランジャ20bの天井壁中央には、撹拌部材3の軸部31aの先端(下端)部31a2が入り込む凹部20dが形成されている。また、シリンダ20aの上部の外周面には雄ねじ20eが形成されている。
蓋部21は、容器本体20の開口20cを閉じるものである。蓋部21は、筒状体211、支持部材212、及び掻取部材213を備える。
筒状体211は、その下端及び上端それぞれに開口211a、211bを有する。開口211a側の筒状体211の下側内周面211fには、容器本体20の雄ねじ20eにはまり込む雌ねじ211cが形成されている。したがって、筒状体211の下端を容器本体20の上部にねじ込むことで、筒状体211を容器本体20に取り付けることができる。筒状体211の上端側の開口211bには、支持部材212が挿入される。
さらに、筒状体211には、水平姿勢の管状部211dが設けられている。管状部211dの内部空間は筒状体211を貫通している。これにより、筒状体211の側面には、通気口Hが形成されている。
管状部211dは、筒状体211を容器本体20に最後まで(完全に)ねじ込んだ状態において、容器本体20の壁面の上端が、通気口Hの上端よりも下側に位置するように設けられている。つまり、管状部211dは、通気口H全域が容器本体20の壁面の上端で覆われないような位置に設けられている。容器本体20の内部空間が通気口Hを通じて撹拌室2sと連通する開放状態とされている。
また、筒状体211の下側内周面211fとシリンダ20aの外周面との間には、シール部材SD2が設けられている。シール部材SD2は、例えば、Oリングである。シール部材SD2の外周面は筒状体211の下側内周面211fに、シール部材SD2の内周面はシリンダ20aの外周面にそれぞれ密着するため、撹拌室2sの気密性が向上する。よって、撹拌室2s内を負圧状態にすることで、骨セメントの調製時、撹拌室2sが負圧に保持される。
支持部材212は、樹脂製の部材である。支持部材212は、底面部212a、側壁212b及び支持本体部212cを備える(図4参照)。底面部212aは、シリンダ20aの開口20cを塞ぐ円盤状の部位である。側壁212bは、底面部212aの一方の平面の外周端から底面部212aに垂直方向に延在している筒状の部位である(図3及び図4参照)。
側壁212bは、筒状体211に支持部材212が挿入された際に筒状体211の内周面に接触する部位である。側壁212bは、フランジ部212b1および溝212b2を備える。フランジ部212b1は、側壁212bの上端から支持部材212の外側に向けて環状に延在している(図4及び図9参照)。フランジ部212b1の下面は、筒状体211上面に接している。
溝212b2は、側壁212bの外周面側に位置している。溝212b2と、筒状体211の内周面との間には、シール部材SD3が配置されている。シール部材SD3は、例えば、Oリングである。シール部材SD3の外周面は筒状体211の上側内周面211eに、シール部材SD3の内周面は溝212b2の内側面にそれぞれ密着するため、撹拌室2sの気密性が向上する。よって、撹拌室2s内を負圧状態にすることで、骨セメントの調製時、撹拌室2sが負圧に保持される。
支持本体部212cは、側壁212bよりも底面部212aの内側から側壁212bの延在方向と平行に延在する筒状の部位である(図4参照)。支持本体部212cには、掻取部材213が挿通されている支持口212c1が形成されている。支持口212c1の横断面の輪郭の形状は、掻取部材213の横断面の輪郭の形状と相似な関係にある(図3参照)。
なお、支持部材212は、図示されていない係合構造によって、筒状体211に対して軸部31aの中心軸まわりに回転可能に係合している。このため、支持部材212は、筒状体211から抜けないようになっている。
掻取部材213は、ゴムで形成されている。掻取部材213は、筒状部213a、2つの固定部213b、3つのリブ213c、及び密接部213dを備える。なお、掻取部材213は、リブ213cをいくつ備えていてもよい。
筒状部213aには、開口213a1が形成されている(図4参照)。開口213a1の横断面の輪郭の形状は、後述する撹拌部31の横断面の輪郭の形状と相似な関係にある。
2つの固定部213bは、掻取部材213の外周面から環状に掻取部材213の外側に向けて延在している。2つの固定部213b間の寸法は、支持本体部212cの延在方向の寸法と同じである。このため、2つの固定部213bの間に支持部材212が嵌まる。
3つのリブ213cは、筒状部213aの延在方向に所定の間隔をあけて設けられている。3つのリブ213cは、筒状部213aの内周面から、筒状部213aの内側に向けて突出している(図4参照)。リブ213cの横断面形状は、環状である(図3参照)。リブ213cは、後述する撹拌部31の外周面に密着している。リブ213cの互いに対向する内周端同士の間の寸法の中で最も短い寸法である寸法Xは、例えば2mmである。
密接部213dは、筒状部213aの最下端部分の部位であり、後述する撹拌部31の外周面に密接している(図2参照)。なお、密接部213dの横断面形状における内周側の輪郭で囲まれた部分の面積は、リブ213cの横断面形状における内周側の輪郭で囲まれた部分の面積よりも広い。
[1−2.撹拌部材]
撹拌部材3は、撹拌部31と、駆動部32と、固定部33とを備える。撹拌部31は、撹拌室2s内に挿入され、撹拌室2s内の材料を撹拌する。撹拌部31は、軸部31aと、2つの翼部31bとを備える。
軸部31aは、その中心軸を鉛直方向に向けた姿勢で撹拌室2s内に挿入される。軸部31aは、その先端部31a2がテーパ形状とされている。この先端部31a2は、上述したようにプランジャ20bの天井壁中央の凹部20d内に入り込んでいる。先端部31a2が凹部20dに入り込むことで、この凹部20dによって軸部31aのふらつきが抑制され軸部31aの回転が安定する。軸部31aは、中心軸方向に延在する中空部31a1を有する。この中空部31a1には、後述の駆動ロッド32aが挿通される。
翼部31bは、軸部31aと一体に形成されている。2つの翼部31bは、軸部31aの中心軸を挟んで径方向に対称の位置に設けられている(図2参照)。翼部31bは、軸部31aの延在方向に沿って延在している。また、翼部31bは、軸部31aから軸部31aの外側に向けて延在している。
翼部31bは、複数の翼片31b1と、複数の梁部31b2とを備える。複数の翼片31b1は、軸部31aに繋がっている。複数の翼片31b1は、空間31sを介して互いに離隔している。梁部31b2は、軸部31aの延在方向に隣り合う2つの翼片31b1の軸部31aから最も離れた部位同士を繋いでいる。このように、複数の翼片31b1及び複数の梁部31b2によって、シリンダ20aの上端からプランジャ20b近傍にわたる翼部31bが形成されている。なお、翼部31bの最も上側及び最も下側の翼片31b1以外の翼片31b1はすべて同様の形状である。
翼片31b1の平面部の上側辺から、該翼片31b1の上側に位置し、かつ、該翼片31b1と梁部31b2で繋がっている翼片31b1の平面部の下側辺までの寸法Zは、隣り合うリブ213c同士の間隔よりも短い。なお、寸法Zは、少なくとも最も上側のリブ213cと最も下側のリブ213cとの間の寸法よりも短ければよい。
複数の翼片31b1の軸部31aから最も離れた部位及び複数の梁部31b2によって、翼部31bの外周端部が形成される。外周端部は、翼部31bの軸部31aから最も離れた部位である。また、外周端部は、軸部31aの延在方向に沿って延在する。つまり、外周端部の延在方向は、軸部31aの延在方向に平行である。外周端部の横断面の外周の輪郭は丸みを帯びている(図2参照)。このため、掻取部材213が、外周端部に密着したときに隙間ができにくい。したがって、撹拌室2sの上部がより確実に密閉される。
翼部31bの厚さは、最も薄い厚さYを有する部位において、例えば3mmである。
駆動部32は、駆動ロッド32aと、駆動ブッシュ32bと、把持部32c、土台部32dとを備える。
駆動ロッド32aは、上下に延在し、軸部31aの中空部31a1に上方から挿入される。駆動ロッド32aは、駆動ブッシュ32bを介して軸部31aの上端(中空部31a1の入口)に固定されている。駆動ロッド32aは、バーリーツイスト(barley・twist)形状と呼ばれる捻り形状を有している。具体的には、駆動ロッド32aは、その外周面に、上下に延びる螺旋状のエッジ32a1を有している。
駆動ブッシュ32bは、軸部31aの中空部31a1の入口に固定され、円筒状のブッシュ本体32b1と、ブッシュ本体32b1の上端外周に一体形成されたフランジ32b2とを備える。ブッシュ本体32b1は中空部31a1に挿入され、フランジ32b2は土台部32dに載置されている。ブッシュ本体32b1の内周面には、駆動ロッド32aの外周面の螺旋状のエッジ32a1とかみ合う螺旋状の溝が形成されている。
駆動ブッシュ32bの下面は、土台部32dに接しており、駆動ブッシュ32bの上面は、固定部33に接している。つまり、駆動ブッシュ32bは、固定部33と土台部32dとの間で遊嵌されている。これにより、軸部31a及び翼部31bが駆動ブッシュ32bを介して回転可能に固定部33に組み付けられている。
把持部32cは、駆動部32を操作する際に作業者が把持するものであり、駆動ロッド32aにおける固定部33よりも上方に突出する部分に固定されている。
土台部32dは、後述する固定部33に係合している。
固定部33は、天井壁33aと、円筒形状で軸部31aと同軸上に配置される側壁33bとを備える。
天井壁33aには、中空部31a1の真上に孔部33cが設けられており、駆動ロッド32aは、孔部33cを通った状態で、中空部31a1内に挿入されている。天井壁33aは、フランジ32b2の上面に接している。
側壁33bは、天井壁33aの外周部から垂下している。側壁33bは、筒状体211の外周側に螺合により嵌め込まれる。側壁33bが筒状体211に嵌め込まれることで、駆動部32が容器本体20に対して固定される。
[2.使用方法]
以下、骨セメント調製装置1の使用方法について説明する。
まず、作業者は、容器本体20から取り外された状態の蓋部21に撹拌部材3を組み付ける。具体的には、掻取部材213の開口213a1に撹拌部材3の撹拌部31を貫通させる。開口213a1に撹拌部31が貫通した後、固定部33を筒状体211に螺合させる。以上で、撹拌部材3に蓋部21が組み付けられた状態になる。なお、リブ213cが位置する部分の開口213a1の断面積及び密接部213dが位置する部分の開口213a1の断面積は、いずれも撹拌部31の横断面積よりも狭い。このため、撹拌部31が開口213a1を貫通する際、掻取部材213の筒状部213a及びリブ213cは弾性変形して開口213a1が拡げられる。このとき、撹拌部31の最も上側の翼片31b1及び軸部31aは、掻取部材213によって周囲から圧接された状態になる。
次に、作業者は、蓋部21及び撹拌部材3が装着されていない状態の骨セメント調製装置1において、組成物を調製するための材料、ここでは骨セメントの材料を容器本体20に収容する。
次に、作業者は、撹拌部31を容器本体20の撹拌室2sに挿入し、蓋部21を螺合により容器本体20に取り付ける。このときの状態は、図1に示されている。ただし、図1には、容器本体20内部の材料は図示されていない。
次に、作業者は、管状部211dに吸引管を介してポンプを接続する。そして、ポンプが動作することで、撹拌室2s内の気体が管状部211d及び吸引管を介して吸引される。これにより、撹拌室2s内の圧力が負圧になる。撹拌室2s内が負圧になることで、調製される骨セメントに気泡が入り込みにくくなる。ポンプによる吸引動作が継続されることで撹拌室2s内は負圧に維持される。なお、ポンプによる吸引動作は、撹拌部材3が容器2から抜ききられるまで継続される。
続いて、作業者は、把持部32cを把持して押し引きを繰り返す。駆動ロッド32aは、把持部32cの動作に連動して上下に往復移動する。
駆動ロッド32aの上下の往復移動が繰り返されると、駆動ロッド32aの外周面の螺旋状のエッジ32a1に駆動されて、軸部31aの中心軸周りの駆動ブッシュ32bの正回転及び逆回転が交互に繰り返される。これにより、容器本体20内において、駆動ブッシュ32bに固定された撹拌部31は、支持部材212及び掻取部材213とともに、軸部31aの中心軸周りの正回転及び逆回転を交互に繰り返す。撹拌部31が回転している間、撹拌室2s内の材料は空間31sを通過する。このため、撹拌室2s内の材料が撹拌され、完全に硬化(重合)する前の軟塊(生地)状態の骨セメントが調製される。
骨セメントの調製が終わると、作業者は、固定部33を蓋部21から取り外し、撹拌部材3を上方向に引き抜いていく。以下、撹拌部材3を容器2から引き抜くときの骨セメント調製装置1の作用に関して、図1及び図5から図9を用いて説明する。図5は、容器2から撹拌部材3が引き抜かれる途中の骨セメント調製装置1の状態を示す図である。図6は、図5のB−B断面図である。図7から図9は、容器2から撹拌部材3が引き抜かれる際の掻取部材213の作用を説明する図である。なお、撹拌部材3が引かれると、プランジャ20bは、容器2の外部の圧力を受け、骨セメントとともに上方向に押し上げられ始める(図5参照)。
前述のとおり、掻取部材213は撹拌部31とともに回転し、撹拌動作中、撹拌部31に対する掻取部材213の向きは変わらない。よって、容器2から撹拌部材3を引き抜くにあたって、作業者は、把持部32cを回すなど、撹拌部31の向きを変える操作を行う必要はなく、単に撹拌部材3を上方向に引くだけでよい。
筒状体211は、容器本体20にねじ込まれているため、撹拌部材3が容器本体20から引き抜かれる際は、上下移動しない(図5参照)。ここで、掻取部材213は、支持部材212に嵌め込まれている。また、上述したように、支持部材212は、係合構造によって筒状体211に係合している。したがって、撹拌部31が掻取部材213によって周囲から圧接された状態で撹拌部材3が上方向に移動したとしても、支持部材212は上方向に移動しない(図5参照)。
撹拌部材3が上方向に引かれると、(1)掻取部材213のリブ213c及び密接部213dが翼部31bの最も上側の翼片31b1及び軸部31aをそれらの周囲から圧接した状態で、撹拌部31が上方向に移動していく。撹拌部31の移動が始まった直後における撹拌部31及び掻取部材213の状態は、図7に示されている。図7には、すべてのリブ213cが最も上側の翼片31b1を圧接している状態が示されている。
撹拌部材3が上方向に移動しているとき、最も上側の翼片31b1及び軸部31aの表面に付着した骨セメントが、リブ213c及び密接部213dによって掻き取られる。なお、掻き取られた骨セメントは、容器本体20の内部に残る。
撹拌部材3がさらに上方向に引かれ、(2)3つのリブ213cの内、最も下側のリブ213cが、弾性変形した状態から自由状態に戻りながら、翼部31bの最も上側の空間31sに入り込む。図5には、撹拌部材3の最も下側のリブ213cが最も上側の空間31sに入り込んだ直後の骨セメント調製装置1の状態が示されている。また、図6には、骨セメント調製装置1が図5の状態のあるときの横断面図が示されている。図6において、リブ213cの梁部31b2を圧接する部位は、弾性変形した状態のままであり、翼片31b1を圧接していた部位は、弾性変形した状態から自由状態に戻り、空間31sに入り込んでいる。
図6に示されているように、最も下側のリブ213cが空間31sに入り込んだ状態で撹拌部材3が上方向に引かれることで、最も下側のリブ213cが空間31s内を相対的に下方向に移動する。これにより、(3)空間31s内に入り込んだ骨セメントが最も下側のリブ213cによって掻き取られる。図8には、最も下側のリブ213cが最も上側の空間31s内を相対的に所定長さ移動したときの撹拌部31及び掻取部材213の状態が示されている。
さらに、撹拌部材3が上方向に引かれると、(4)最も下側のリブ213cは、再び弾性変形して別の翼片31b1を周囲から圧接するようになる。図9には、最も下側のリブ213cが弾性変形して次の翼片31b1を圧接しているときの撹拌部31及び掻取部材213の状態が示されている。このとき、3つのリブ213cの内、下側から2番目のリブ213cが弾性変形した状態から自由状態に戻り、最も上側の空間31sに入り込んでいる。
なお、軸部31aの表面に付着している骨セメントは、撹拌部材3が上側に移動している間、掻取部材213によって常に掻き取られている。
(1)から(4)の動作は、他の2つのリブ213cにおいても同様に行われる。そのとき、リブ213cが撹拌部31に対して相対的に下方向に移動する際に、翼部31b表面に付着した骨セメント及び空間31sの内部に入り込んだ骨セメントが掻き取られる。
なお、撹拌部材3を容器2から引き抜いている間、次第に容器2の外部の気体が空間31sを通じて撹拌室2sに入り込む。上述したように、翼片31b1の平面部の上側辺から、該翼片31b1の上側に位置し、かつ、該翼片31b1と梁部31b2で繋がっている翼片31b1の平面部の下側辺までの寸法Zは、最も上側のリブ213cと最も下側のリブ213cとの間の寸法よりも短い。このため、撹拌部材3を容器2から引き抜いている際、少なくとも1つのリブ213cによって翼片31b1及び軸部31aが圧接された状態が維持される。よって、撹拌部材3を容器2から引き抜いている間、容器2の外部と、撹拌室2sの内部とが直接通気しないため、撹拌室2s内の圧力は、急激に変化することなく緩やかに常圧に戻る。撹拌室2s内の圧力が常圧に戻ると、プランジャ20bの上方向への移動が停止する。
撹拌部材3を上方向に引き続けていくと、撹拌部31が掻取部材213から外れる。
撹拌部31が掻取部材213から外れた後、作業者は、管状部211dからポンプ及び吸引管を取り外す。
その後、骨セメント調製装置1の使用方法を説明する図である図10に示されているように、容器本体20からスタンド4が取り外され、ノズル6が容器本体20の上部に取り付けられる。
次に、容器本体20にセメントガン等の治具が取り付けられる。このセメントガンの引き金が手技的に引かれることで、プランジャ20bに圧力が加えられる。この圧力により、プランジャ20bがノズル6側に押し込まれると、容器2内の骨セメントSが、ノズル6から例えば髄腔内等の患部に直接射出される。
なお、撹拌室2s内の骨セメントSを射出するための治具として、セメントガンの他に、整形外科用セメント注入器、又は、整形外科用セメントディスペンサ等を使用することができる。
[3.作用効果]
本発明の一実施の形態の骨セメント調製装置1によれば以下のような作用効果が得られる。
撹拌動作中、撹拌部31は掻取部材213の開口213a1に挿入されていて、撹拌部31とともに掻取部材213が回転する。つまり、撹拌部31は、掻取部材213に挿入されてから引き抜かれるまで、上側又は下側から見たときの撹拌部31に対する掻取部材213の相対的な向きは変わらない。したがって、作業者は、撹拌部材3を容器本体20から引き抜く際に、把持部32c回すなど、撹拌部材3の向きを変える操作を行う必要なく、把持部32cを上方向に引くだけで、撹拌部材3を容器本体20から引き抜くことができる。つまり、作業者は、容易に撹拌部材3を容器本体20から引き抜くことができる。
掻取部材213は、掻取部材213の開口213a1に撹拌部31が挿入されたときから引き抜かれるまで、軸部31a及び翼部31bにそれらの周囲から密着している。このため、撹拌部31が容器本体20から引き抜かれる際に、掻取部材213によって軸部31a及び翼部31bに付着した骨セメントを掻き落とすことができる。したがって、撹拌部材3の表面に付着して撹拌部材3と共に容器2から持ち去られてしまう骨セメントの量を低減できる。
本実施の形態では、梁部31b2が隣り合う2つの翼片31b1の最も軸部31aから離れた部位同士を繋いでおり、複数の翼片31b1の最も軸部31aから離れた部位と複数の梁部31b2とによって翼部31bの外周端部が形成されている。このように、軸部31aの延在方向の寸法が比較的長い翼部31bが形成されているため、撹拌部材3が容器2から引き抜かれ、各翼片31b1が開口213a1を通過する際に、各翼片31b1は、掻取部材213にいちいち引っ掛からない。また、翼部31bが折れる等の損傷も防止することができる。したがって、本実施の形態の骨セメント調製装置1は、撹拌部材3を容器2から円滑に引き抜くことができる。
また、軸部31aの中心軸周りのある角度の位置には、一つのみの翼部31bが設けられている。このため、翼部31bが掻取部材213に引っかかることなく、容易に撹拌部材3を掻取部材213から引き抜くことができる。
翼部31bの外周端部は、軸部31aから最も離れた位置に、軸部31aの延在方向に沿って延在する。つまり、外周端部は、軸部31aの延在方向に平行である。したがって、撹拌部材3を容器本体20から引き抜く際に、撹拌部31に圧接している掻取部材213の摩擦による抵抗を低減させ、円滑に引き抜くことができる。
翼部31bには、撹拌中の骨セメントが通過する穴である空間31sが形成されているため、撹拌部材3を回転することで、撹拌室2s内の骨セメントを撹拌することができる。
掻取部材213は、ゴムで形成されていて、翼部31bの形状に合わせて変形するため、容器本体20から撹拌部材3を引く抜く際に、掻取部材213が翼部31bに密着した状態が維持され、翼部31bに付着した骨セメントを掻き取りやすい。
掻取部材213は、容器本体20から撹拌部材3が引き抜かれる際に、空間31sに入り込むリブ213cを有する。したがって、撹拌部材3を容器本体20から引き抜く際に、翼部31bの空間31s内部側の表面に付着している骨セメントを効果的に掻き取ることができる。
掻取部材213は、複数のリブ213cを有している。また、リブ213cが自由状態であるときに、リブ213cの互いに対向する内周端同士は密着しておらず、該内周端同士の間には隙間が形成されている(図4参照)。これにより、最も下側のリブ213c以外のリブ213cによって掻き取られた骨セメントは、該リブ213cの下側のリブ213cの対向する内周端同士の間の隙間から下方向に通過する。したがって、撹拌部31に付着した骨セメントをより効果的に掻き取り、かつ、複数のリブ213cによって掻き取られた骨セメントを撹拌室2s内に残すことができる。
翼片31b1の平面部の上側辺から、該翼片31b1の上側に位置し、かつ、該翼片31b1と梁部31b2で繋がっている翼片31b1の平面部の下側辺までの寸法Zは、最も上側のリブ213cと最も下側のリブ213cとの間の寸法よりも短い。このため、撹拌部材3を容器2から引き抜いている際、少なくとも1つのリブ213cは、翼片31b1及び軸部31aを圧接した状態が維持される。したがって、撹拌部材3を容器2から引き抜いている間に、容器2の外部と、撹拌室2sの内部とが直接通気することがない。このため、撹拌室2s内の圧力を急激に変化させることなく緩やかに常圧に戻すことができる。よって、外部の気体が撹拌室2s内に急激に流入することによる調製される骨セメントの飛散や、骨セメント内部への気泡の混入を防ぐことができる。
[4.変形例]
撹拌部31を容器本体20から容易に引き抜くこと、及び翼部31bを損傷しにくくする観点からは、翼部31bの外周端部は、必ずしも軸部31aの延在方向に平行でなくともよい。例えば、翼部31bの形状は、軸部31aの表面から外周端部の最外周側表面までの寸法が、軸部31aの先端部31a2に近づくにつれて次第に長くなる形状であってもよい。または、軸部31aの表面から外周端部の最外周側表面までの寸法が、軸部31aの先端部31a2に近づくにつれて次第に短くなる形状であってもよい。
翼部31bの数は、1以上であればいくつでもよい。例えば、軸部31aの中心軸まわりに90度ずつずらした位置に計4つの翼部31bが設けられていてもよい。
掻取部材213が複数のリブ213cを有していて、かつ、リブ213cが自由状態であるときにリブ213cの互いに対向する内周端同士が密着していてもよい。この場合、リブ213cは空間31sに入り込むと、該空間31sを上側空間と下側空間とに隔てる。上側空間と下側空間との間には圧力差が生じていることから、上側空間側にある掻き取られた骨セメントは下方向に吸い寄せられる。よって、上側空間側にある掻き取られた骨セメントは、該空間を隔てているリブ213cの互いに対向する内周端同士の間に入り込み、リブ213cを自由状態から弾性変形させながらリブ213cを通過し、下側空間側に達する。つまり、撹拌部31に付着した骨セメントをより効果的に掻き取り、かつ、複数のリブ213cによって掻き取られた骨セメントを撹拌室2s内に残すことができる。
本発明は、骨セメント以外の医療用の組成物、骨の欠損部への充填材、骨補填材、人工骨等のみならず、種々の用途の様々な組成物を調製する装置に適用可能である。骨セメント以外の医療用の組成物は、例えば、硬組織同士の接着、硬組織内への充填、硬組織と金属製人工物との接着及び/又は接合、硬組織と軟組織等の他の組織との接着及び/又は接合を行うためのものである。
本発明は、例えば骨セメントを調製する調製装置として好適に利用される。
1 骨セメント調製装置
2 容器
2s 撹拌室
3 撹拌部材
4 スタンド
4a 筒部
6 ノズル
20 容器本体
20a シリンダ
20b プランジャ
20c 開口
20d 凹部
20e 雄ねじ
21 蓋部
211 筒状体
211a,211b 開口
211c 雌ねじ
211d 管状部
211e 上側内周面
211f 下側内周面
212 支持部材
212a 底面部
212b 側壁
212b1 フランジ部
212b2 溝
212c 支持本体部
212c1 支持口
213 掻取部材
213a 筒状部
213a1 開口
213b 固定部
213c リブ
213d 密接部
31 撹拌部
31a 軸部
31a1 中空部
31a2 先端部
31b 翼部
31b1 翼片
31b2 梁部
31s 空間
32 駆動部
32a 駆動ロッド
32a1 エッジ
32b 駆動ブッシュ
32b1 ブッシュ本体
32b2 フランジ
32c 把持部
32d 土台部
33 固定部
33a 天井壁
33b 側壁
33c 孔部
SD1,SD2,SD3 シール部材
H 通気口
S 骨セメント

Claims (6)

  1. 組成物を調製するための材料が収容される容器と、
    前記容器内で回転し、前記材料を撹拌する撹拌部材と、
    前記撹拌部材と共に回転し、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に、前記撹拌部材に付着した前記組成物を掻き取る掻取部材と、
    を備える調製装置。
  2. 前記撹拌部材は、軸部と、前記軸部の延在方向に沿って延在する翼部とを有し、
    前記掻取部材は、前記翼部に密着している、
    請求項1に記載の調製装置。
  3. 前記翼部は、前記軸部から最も離れた位置に、前記軸部の延在方向に沿って延在する外周端部を有する、
    請求項2に記載の調製装置。
  4. 前記翼部は、空間を介して互いに離隔した2つの翼片と、前記2つの翼片の前記軸部から最も離れた部位同士を繋ぐ梁部と、を備え、
    前記外周端部は、前記梁部と、前記2つの翼片の前記軸部から最も離れた部位とによって形成されている
    請求項3に記載の調製装置。
  5. 前記掻取部材は、前記容器から前記撹拌部材が引き抜かれる際に、前記空間に入り込むリブを有する、
    請求項4に記載の調製装置。
  6. 前記掻取部材は、ゴムで形成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の調製装置。
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