JP2022114672A - 筐体装置、および遠隔制御システム - Google Patents

筐体装置、および遠隔制御システム Download PDF

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Abstract

Figure 2022114672000001
【課題】遠隔制御される電子キーを格納するために開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置のセキュリティ性を高める。
【解決手段】筐体131は、電子キー12が格納される格納部131aを有している。通信部133がモバイル装置から施錠信号LKを受信すると、制御部134は、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる。第二信号S2は、施解錠装置を動作させるための信号である。その後、制御部134は、電子キー12が第二信号S2を送信できなくするための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、遠隔制御される電子キーを格納するために開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置に関連する。本発明は、当該筐体装置を含む遠隔制御システムにも関連する。
特許文献1は、車両のドアにより開閉される車室内に配置される筐体装置を開示している。筐体装置は、格納部、通信部、およびアクチュエータを備えている。格納部は、電子キーを格納する。電子キーは、特定の操作がなされることにより、無線通信を通じて当該車両に搭載された制御装置に当該ドアを施解錠する施解錠装置の制御を行なわせる装置である。ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から通信部が施解錠指示を受信すると、アクチュエータは、電子キーに対して上記特定の操作を行なう。これにより、車室内に電子キーを残した状態で、例えば車室外からモバイル装置を通じて施解錠装置の動作を遠隔制御できる。
欧州特許出願公開第3418985号明細書
本発明の目的は、遠隔制御される電子キーを格納するために開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置のセキュリティ性を高めることである。
上記の目的を達成するための第一態様は、開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置であって、
第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を制御装置に行なわせる電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を施錠するための施錠信号を受信可能である通信部と、
前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
を備えており、
前記通信部が前記施錠信号を受信すると、前記制御部は、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせ、続いて前記第一無線通信に必要な電力の供給を中止するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる。
上記の目的を達成するための第二態様は、遠隔制御システムであって、
開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置と、
前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を行なう制御装置と、
第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記施解錠装置の制御を前記制御装置に行なわせる電子キーと、
を備えており、
前記筐体装置は、
前記電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を施錠するための施錠信号を受信可能である通信部と、
前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
を備えており、
前記通信部が前記施錠信号を受信すると、前記制御部は、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせ、続いて前記第一無線通信に必要な電力の供給を中止するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる。
第一態様と第二態様の各々に係る構成によれば、モバイル装置からの施錠信号の送信を通じて居室内に設置された筐体装置に格納された電子キーを遠隔操作することによって開閉体の施錠がなされた後、電子キーが第一無線通信を行なえない状態とされる。これにより、開閉体の施錠後に筐体装置に格納された電子キーに予期せず第一信号が到達しても、電子キーから第二信号が送信されないので、制御装置に施解錠装置の動作制御を行なわせないようにできる。すなわち、居室内に設置された筐体装置に電子キーが格納された状態で開閉体が予期せず解錠される事態が生じる可能性を低減できる。したがって、遠隔制御される電子キーを格納するために居室内に設置される筐体装置のセキュリティ性を高めることができる。ひいては、筐体装置を含む遠隔制御システムのセキュリティ性を高めることができる。
上記の目的を達成するための第三態様は、開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置であって、
第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を制御装置に行なわせる電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を解錠するための解錠信号を受信可能である通信部と、
前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
を備えており、
前記通信部が前記解錠信号を受信すると、前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる。
上記の目的を達成するための第四態様は、遠隔制御システムであって、
開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置と、
前記開閉体を施解錠する施解錠装置と、
前記施解錠装置の制御を行なう制御装置と、
第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記施解錠装置の制御を前記制御装置に行なわせる電子キーと、
を備えており、
前記筐体装置は、
前記電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を解錠するための解錠信号を受信可能である通信部と、
前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
を備えており、
前記通信部が前記解錠信号を受信すると、前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる。
第三態様と第四態様の各々に係る構成によれば、居室内に設置された筐体装置に電子キーが格納された状態では、ユーザがモバイル装置から解錠信号を送信するまでは、電子キーが第一無線通信を行なえない状態とされる。これにより、開閉体の施錠後に筐体装置に格納された電子キーに予期せず第一信号が到達しても、電子キーから第二信号が送信されないので、制御装置に施解錠装置の動作制御を行なわせないようにできる。すなわち、居室内に設置された筐体装置に電子キーが格納された状態で開閉体が予期せず解錠される事態が生じる可能性を低減できる。したがって、遠隔制御される電子キーを格納するために居室内に設置される筐体装置のセキュリティ性を高めることができる。ひいては、筐体装置を含む遠隔制御システムのセキュリティ性を高めることができる。
一実施形態に係る遠隔制御システムの構成を例示している。 図1の筐体装置の構成の一例を示している。 図2の筐体装置の動作の一例を示している。 図2の筐体装置の動作の一例を示している。 図2の制御部の具体的な構成を例示している。 図5の処理部により実行される処理の流れの一例を示している。 図2の筐体装置の動作の別例を示している。 図2の筐体装置の動作の別例を示している。 図2の筐体装置の動作の別例を示している。 図5の処理部により実行される処理の流れの別例を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。図1は、一実施形態に係る遠隔制御システム10の構成を例示している。各図においては、例示される各要素を認識可能な大きさとするために、縮尺を適宜に変更している。
遠隔制御システム10は、制御装置11を含んでいる。制御装置11は、車両20に搭載されている。制御装置11は、車両20に搭載された施解錠装置31の動作を制御するように構成されている。施解錠装置31は、車両20の車室21を開閉するドア22を施解錠する装置である。車両20は、移動体の一例である。車室21は、居室の一例である。ドア22は、開閉体の一例である。施解錠装置31は、被制御装置の一例である。
遠隔制御システム10は、電子キー12を含んでいる。電子キー12は、ユーザ40による携帯が可能な装置である。電子キー12は、第一無線通信に基づいて制御装置11に施解錠装置31の動作制御を行なわせることが可能な装置である。第一無線通信は、第一周波数帯を用いる第一信号S1と第二周波数帯を用いる第二信号S2の送受信を含んでいる。第一周波数帯と第二周波数帯は相違している。第一周波数帯の例としては、長波(LF)帯が挙げられる。第二周波数帯の例としては、極超短波(UHF)帯が挙げられる。
具体的には、制御装置11は、車両20における適宜の箇所に配置された通信装置を通じて第一信号S1を送信する。第一信号S1の送信は、連続的になされてもよいし、断続的になされてもよい。電子キー12は、第一信号S1の受信と第二信号S2の送信が可能なアンテナを含む通信装置を備えている。電子キー12は、第一信号S1を受信すると第二信号S2を送信するように構成されている。第二信号S2は、電子キー12の認証に必要な認証情報を含むように構成されている。認証情報は、電子キー12とユーザ40の少
なくとも一方を特定可能な情報である。
制御装置11は、車両20における適宜の箇所に配置された通信装置を通じて第二信号S2を受信すると、認証処理を実行するように構成されている。具体的には、制御装置11は、第二信号S2に含まれる認証情報を、不図示の記憶装置に予め格納されている電子キー12の認証情報と照合するように構成されている。両情報の一致度が閾値を上回る場合、制御装置11は、電子キー12の認証が成立したと判断する。
制御装置11は、電子キー12の認証が成立したと判断されると、施解錠装置31に施解錠動作を実行させる制御信号CSを出力するように構成されている。より具体的には、ドア22が施錠状態にあれば施解錠装置31に解錠を行なわせるための制御信号CSが出力される。ドア22が解錠状態にあれば施解錠装置に施錠を行なわせるための制御信号CSが出力される。施解錠装置31は、例えば、電子キー12の認証が成立した状態でユーザ40がドアハンドルに設けられたタッチセンサに触れるとドア22の施解錠を行なうように構成されうる。
すなわち、電子キー12を携帯したユーザ40が第一信号S1を受信可能な領域に進入すると、第一無線通信を通じて電子キー12の認証がなされる。認証が成立すると、ユーザ40は、キーをキーシリンダに挿入して回すといった動作を行なうことなく、ドア22を施解錠できる。
遠隔制御システム10は、筐体装置13を含んでいる。筐体装置13は、車両20の車室21内に設置されるように構成されている。筐体装置13は、電子キー12を収納できるように構成されている。すなわち、電子キー12は、車室21内に配置されうる。
図2は、筐体装置13の構成の一例を示している。筐体装置13は、筐体131を備えている。筐体131は、電子キー12が格納される格納部131aを有している。筐体131は、第一信号S1と第二信号S2が透過可能な材料により形成されている。
筐体装置13は、アクチュエータ132を備えている。アクチュエータ132は、格納部131aに格納された電子キー12の可動部121を操作可能に構成されている。電子キー12は、可動部121に対して所定の操作がなされると、第一信号S1の受信状態に依らず第二信号S2を送信するように構成されている。可動部121は、ボタンやレバーなどにより実現されうる。アクチュエータ132は、ソレノイド、カム機構、ラックピニオン機構などにより実現されうる。電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作の例としては、N回の繰り返し押下操作などが挙げられる。
筐体装置13は、通信部133を備えている。通信部133は、モバイル装置50と第二無線通信を行なうためのアンテナを備えている。図1に例示されるように、モバイル装置50は、ユーザ40による携帯が可能な装置である。モバイル装置50の例としては、スマートフォンなどの汎用携帯情報端末が挙げられる。本例においては、第二無線通信は、短距離無線通信である。
本明細書において用いられる「短距離無線通信」という語は、標準規格であるIEEE802.15またはIEEE802.11に準拠して行なわれる無線通信を意味する。そのような無線通信を実行可能な技術としては、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などが挙げられる。本明細書における「短距離無線通信」は、読取装置から送信される電波から微小な電力を得てモバイル装置が情報の送信を行なう非接触通信技術を用いる「近接無線通信」とは区別される。近接無線通信を実行可能な技術としては、RF-IDやNFCなどが挙げられる。
筐体装置13に電子キー12が格納された状態で車両20のドア22の施錠を希望するユーザ40は、モバイル装置50に対して所定の操作を行なう。図1に例示されるように、モバイル装置50は、当該所定の操作に基づいて施錠信号LKを送信するように構成されている。
図2に例示されるように、筐体装置13は、制御部134を備えている。制御部134は、アクチュエータ132の動作を制御可能に構成されている。具体的には、図3に例示されるように、制御部134は、通信部133が施錠信号LKを受信すると、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせるように構成されている。すなわち、通信部133が施錠信号LKを受信すると、電子キー12から第二信号S2が送信される。
電子キー12から送信された第二信号S2は、車両20に搭載された制御装置11により受信される。前述の通り、制御装置11は、第二信号S2を受信すると、電子キー12の認証処理を行なうとともに、施解錠装置31にドア22を施錠させるための制御信号CSを出力する。
よって、車室21内に設置された筐体装置13に電子キー12が格納された状態でユーザ40がモバイル装置50から施錠信号LKを送信すると、ドア22を施錠できる。換言すると、ユーザ40は、電子キー12を携帯せずとも、車室21の外からモバイル装置50に対する所定の操作を通じてドア22を施錠できる。
電子キー12は、可動部121に対して所定の操作が行なわれることにより、省電力動作モードに移行するように構成されている。省電力動作モードにおいては、電子キー12に搭載された電池などの電源から第一無線通信を実行可能な通信回路への電力供給が中止される。すなわち、省電力動作モードにおいては、第一信号S1の受信と第二信号S2の送信が不能とされる。電子キー12を省電力動作モードに移行させるための可動部121の操作の例としては、X秒間にわたる長押し操作などが挙げられる。
図2から図4において電子キー12に描かれているマークMは、省電力動作モードが有効であるか否かを表している。斜線が付されたマークMは、省電力動作モードが有効であることを表している。斜線が付されていないマークMは、省電力動作モードが解除されていることを表している。すなわち、図2に例示される省電力動作モードが解除されている状態においては、電子キー12が第一信号S1を受信すると、応答として第二信号S2が送信される。図4に例示される省電力モードが有効にされている状態においては、筐体131の外側から第一信号S1が電子キー12に到達しても、第二信号S2の送信はなされない。なお、このマークMは説明の便宜のために描かれたものであり、このような表示部が電子キー12に設けられている必要はない。
本実施形態に係る制御部134は、通信部133が施錠信号LKを受信すると、続いて電子キー12を省電力動作モードへ移行させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせるように構成されている。これにより、図4に例示されるように、電子キー12は省電力動作モードに移行する。
本実施形態に係る構成によれば、モバイル装置50からの施錠信号LKの送信を通じて車室21内に設置された筐体装置13に格納された電子キー12を遠隔操作することによってドア22の施錠がなされた後、電子キー12が第一無線通信を行なえない状態とされる。これにより、ドア22の施錠後に筐体装置13に格納された電子キー12に予期せず第一信号S1が到達しても、電子キー12から第二信号S2が送信されないので、制御装
置11に施解錠装置31の動作制御を行なわせないようにできる。すなわち、車室21内に設置された筐体装置13に電子キー12が格納された状態でドア22が予期せず解錠される事態が生じる可能性を低減できる。したがって、遠隔制御される電子キー12を格納するために車室21内に設置される筐体装置13のセキュリティ性を高めることができる。ひいては、筐体装置13を含む遠隔制御システム10のセキュリティ性を高めることができる。
図5は、上記のように構成された筐体装置13の制御部134のより具体的な構成を例示している。制御部134は、受付部134a、処理部134b、および出力部134cを備えている。
受付部134aは、モバイル装置50から送信された施錠信号LKが通信部133に受信されたことを示す第一受信信号R1を受け付け可能なインターフェースとして構成されている。第一受信信号R1に代えて施錠信号LK自体が受付部134aに入力されてもよい。
処理部134bは、受付部134aが第一受信信号R1を受け付けると、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第一制御信号C1と、電子キー12を省電力動作モードに移行させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第二制御信号C2とを、出力部134cから出力するように構成されている。
すなわち、出力部134cは、アクチュエータ132に所望の動作を実行させるための信号を出力するインターフェースとして構成されている。
上記のような機能を有する処理部134bは、マイクロコントローラなどのプロセッサ素子により実現されうる。
図6は、上記のように構成された制御部134の処理部134bにより実行される処理の流れを例示している。
処理部134bは、通信部133がモバイル装置50から施錠信号LKを受信したかを判断する(STEP11)。施錠信号LKが受信されたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP11においてNO)。
施錠信号LKが受信されたと判断されると(STEP11においてYES)、処理部134bは、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第一制御信号C1を、出力部134cから出力する(STEP12)。これにより、電子キー12から第二信号S2が送信される。第二信号S2は、筐体装置13の外側へ送信され、制御装置11に受信される。第二信号S2を受信した制御装置11は、施解錠装置31にドア22の施錠動作を行なわせる。
続いて、処理部134bは、電子キー12を省電力動作モードに移行させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第二制御信号C2を、出力部134cから出力する(STEP13)。これにより、電子キー12は、第一無線通信を行なえない状態とされる。
電子キー12は、可動部121に対して所定の操作が行なわれることにより、省電力動作モードを解除するように構成されている。省電力動作モードが解除されると、電子キー12に搭載された電池などの電源から第一無線通信を実行可能な通信回路への電力供給が
開始される。すなわち、省電力動作モードが解除されることにより、第一信号S1の受信と第二信号S2の送信が可能とされる。省電力動作モードを解除するための可動部121の操作の例としては、X秒間にわたる長押し操作などが挙げられる。
筐体装置13に電子キー12が格納された状態で車両20のドア22の解錠を希望するユーザ40は、モバイル装置50に対して所定の操作を行なう。図1に例示されるように、モバイル装置50は、当該所定の操作に基づいて解錠信号ULを送信するように構成されている。
図7と図8に例示されるように、筐体装置13の制御部134は、通信部133が解錠信号ULを受信すると、電子キー12の省電力動作モードを解除するための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせるように構成されている。
このような構成によれば、車室21内に設置された筐体装置13に電子キー12が格納された状態では、ユーザ40がモバイル装置50から解錠信号UKを送信するまでは、電子キー12が第一無線通信を行なえない状態とされうる。これにより、ドア22の施錠後に筐体装置13に格納された電子キー12に予期せず第一信号S1が到達しても、電子キー12から第二信号S2が送信されないので、制御装置11に施解錠装置31の動作制御を行なわせないようにできる。すなわち、車室21内に設置された筐体装置13に電子キー12が格納された状態でドア22が予期せず解錠される事態が生じる可能性を低減できる。したがって、遠隔制御される電子キー12を格納するために車室21内に設置される筐体装置13のセキュリティ性を高めることができる。ひいては、筐体装置13を含む遠隔制御システム10のセキュリティ性を高めることができる。
図9に例示されるように、制御部134は、続いて電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせるように構成されている。すなわち、通信部133が解錠信号ULを受信すると、電子キー12から第二信号S2が送信される。
電子キー12から送信された第二信号S2は、車両20に搭載された制御装置11により受信される。前述の通り、制御装置11は、第二信号S2を受信すると、電子キー12の認証処理を行なうとともに、施解錠装置31にドア22を解錠させるための制御信号CSを出力する。
よって、車室21内に設置された筐体装置13に電子キー12が格納された状態でユーザ40がモバイル装置50から解錠信号ULを送信すると、ドア22を解錠できる。換言すると、ユーザ40は、電子キー12を携帯せずとも、車室21の外からモバイル装置50に対する所定の操作を通じてドア22を解錠できる。
具体的には、図5に例示されるように、制御部134の受付部134aは、モバイル装置50から送信された解錠信号ULが通信部133に受信されたことを示す第二受信信号R2も受け付け可能なインターフェースとして構成されている。第二受信信号R2に代えて解錠信号UL自体が受付部134aに入力されてもよい。
処理部134bは、受付部134aが第二受信信号R2を受け付けると、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第一制御信号C1と、電子キー12の省電力動作モードを解除するための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第三制御信号C3とを、出力部134cから出力するように構成されている。
図10は、上記のように構成された制御部134の処理部134bにより実行される処理の流れを例示している。
処理部134bは、通信部133がモバイル装置50から解錠信号ULを受信したかを判断する(STEP21)。解錠信号ULが受信されたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP21においてNO)。
解錠信号ULが受信されたと判断されると(STEP21においてYES)、処理部134bは、電子キー12の省電力動作モードを解除するための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第三制御信号C3を、出力部134cから出力する(STEP22)。これにより、電子キー12は、第一無線通信を行なえる状態とされる。
続いて処理部134bは、電子キー12に第二信号S2を送信させるための可動部121の操作をアクチュエータ132に行なわせる第一制御信号C1を、出力部134cから出力する(STEP23)。これにより、電子キー12から第二信号S2が送信される。第二信号S2は、筐体装置13の外側へ送信され、制御装置11に受信される。第二信号S2を受信した制御装置11は、施解錠装置31にドア22の解錠動作を行なわせる。
なお、電子キー12は、省電力動作モードが有効とされている状態においても、第二信号S2を送信させるための可動部121の操作がなされた場合は第二信号S2が送信されるように構成されうる。この場合、図10に例示されるように、省電力動作モードの解除に先だって第二信号S2の送信がなされてもよい。
電子キー12から送信される第二信号S2は、車両20に搭載された他の被制御装置の動作制御を制御装置11に行わせるためにも使用されうる。図1に例示されるように、他の被制御装置の例としては、始動装置32が挙げられる。始動装置32は、車両20の駆動源を始動する装置である。駆動源は、内燃機関であってもよいし、電気モータであってもよい。
例えば、運転席に着座したユーザ40がブレーキペダルを踏むと、車両20の適宜の箇所に設置された通信装置から第一信号S1が送信されるように構成されうる。図2に例示されるように、電子キー12がこの第一信号S1を受信すると、応答として第二信号S2を送信する。この第二信号S2が制御装置11により受信されると、前述の通り電子キー12の認証処理が行なわれる。電子キー12の認証が成立した状態で、ユーザ40が例えばイグニッションスイッチに触れると、制御装置11は、車両20に搭載された始動装置32に駆動源を始動させる制御信号CSを出力するように構成されうる。
すなわち、上記のように省電力動作モードが解除されることにより、電子キー12が筐体131に格納された状態で始動装置32などの被制御装置の動作制御を行なわせることができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、モバイル装置50と通信部133の間で行なわれる第二無線通信は、短距離無線通信である。この場合、車室21内に設置される筐体装置13の配置自由度を高めることができる。しかしながら、第二無線通信は、近接無線通信であってもよい。
上記の実施形態においては、モバイル装置50から送信される施錠信号LKと解錠信号
ULに基づいて筐体装置13に格納された電子キー12が遠隔操作され、施解錠装置31による車両20のドア22の施解錠が行なわれる。これにより、ドア22により開閉される車室21のセキュリティ性を高めることができる。また、盗難の対象に比較的されやすい移動体である車両20のセキュリティ性も高めることができる。
しかしながら、制御装置11と施解錠装置31が搭載される移動体は、車両20に限られない。その他の移動体の例としては、鉄道、航空機、船舶などが挙げられる。当該移動体は、運転者を必要としなくてもよい。
また、施解錠装置により施解錠される開閉体は、車両20のドア22に限られない。住宅や施設における扉や窓もまた開閉体の一例になりうる。この場合、開閉体により開閉される居室のセキュリティ性を高めることができる。
10:遠隔制御システム、11:制御装置、12:電子キー、121:可動部、13:筐体装置、131:筐体、131a:格納部、132:アクチュエータ、133:通信部、134:制御部、20:車両、21:車室、22:ドア、31:施解錠装置、32:始動装置、40:ユーザ、50:モバイル装置、LK:施錠信号、UL:解錠信号、S1:第一信号、S2:第二信号

Claims (8)

  1. 開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置であって、
    第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を制御装置に行なわせる電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
    前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
    ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を施錠するための施錠信号を受信可能である通信部と、
    前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
    を備えており、
    前記通信部が前記施錠信号を受信すると、前記制御部は、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせ、続いて前記第一無線通信に必要な電力の供給を中止するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    筐体装置。
  2. 前記通信部は、前記モバイル装置から前記第二無線通信に基づいて前記開閉体を解錠するための解錠信号を受信可能であり、
    前記通信部が前記解錠信号を受信すると、前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    請求項1に記載の筐体装置。
  3. 前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせた後、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    請求項2に記載の筐体装置。
  4. 前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる前に、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    請求項2に記載の筐体装置。
  5. 開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置であって、
    第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を制御装置に行なわせる電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
    前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
    ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を解錠するための解錠信号を受信可能である通信部と、
    前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
    を備えており、
    前記通信部が前記解錠信号を受信すると、前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    筐体装置。
  6. 開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置と、
    前記開閉体を施解錠する施解錠装置の制御を行なう制御装置と、
    第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記施解錠装置の制御を前記制御装
    置に行なわせる電子キーと、
    を備えており、
    前記筐体装置は、
    前記電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
    前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
    ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を施錠するための施錠信号を受信可能である通信部と、
    前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
    を備えており、
    前記通信部が前記施錠信号を受信すると、前記制御部は、前記電子キーに前記第二信号を送信させるための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせ、続いて前記第一無線通信に必要な電力の供給を中止するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    遠隔制御システム。
  7. 開閉体により開閉される居室内に設置される筐体装置と、
    前記開閉体を施解錠する施解錠装置と、
    前記施解錠装置の制御を行なう制御装置と、
    第一周波数帯を用いる第一信号の受信と当該第一信号への応答としての第二周波数帯を用いる第二信号の送信を含む第一無線通信に基づいて前記施解錠装置の制御を前記制御装置に行なわせる電子キーと、
    を備えており、
    前記筐体装置は、
    前記電子キーが格納される格納部を有している筐体と、
    前記格納部に格納された前記電子キーの可動部を操作可能であるアクチュエータと、
    ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置から第二無線通信に基づいて前記開閉体を解錠するための解錠信号を受信可能である通信部と、
    前記アクチュエータの動作を制御する制御部と、
    を備えており、
    前記通信部が前記解錠信号を受信すると、前記制御部は、前記第一無線通信に必要な電力の供給を開始するための前記可動部の操作を前記アクチュエータに行なわせる、
    遠隔制御システム。
  8. 前記施解錠装置と前記制御装置は、移動体に搭載されている、
    請求項6または7に記載の遠隔制御システム。
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