JP2022113325A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体に過電圧が印加されることを抑制することができる技術を提供する。【解決手段】記録材に画像を形成する画像形成部と、商用交流電源から供給される電力により発熱する発熱体を有し、画像形成部によって形成された画像を加熱する加熱部と、加熱部の温度を検出する温度検出部と、温度検出部により検出された温度情報に基づいて、商用交流電源から発熱体への電力供給を制御する電力制御部と、を備えた画像形成装置において、商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えているか否かを検知する検知部を備え、検知部が商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えていると検知した場合、電力制御部は、発熱体に流れる電流の波形パターンが、一制御周期において、一半波における発熱体への通電時間が所定の時間以内となる位相制御の波形パターンとなるように、電力供給を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は電子写真方式を利用したプリンタ、複写機等の画像形成装置に関する。また、画像形成装置に搭載されている定着器や記録材に定着されたトナー画像を再度加熱することにより、トナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等の像加熱装置に関する。
従来から、像加熱装置としての定着装置に商用交流電源から印加される電流から発生する高調波の低減やフリッカの軽減の両立を行うために、ヒータの発熱体に流れる電流の波形パターンを制御することが行われる。例えば、特許文献1では、商用周波数1半波の整数倍の制御周期のうちの少なくとも1半波分に位相制御を採用するとともに、残りの各半波について全通電または非通電とする波数制御を採用する制御が提案されている。
特開2003-123941号公報
画像形成装置に搭載される像加熱装置に定格外の過電圧が印加された場合に、従来の発熱体の制御方式では像加熱装置内部の発熱体に過電圧が印加される可能性があり、発熱体が破損することのないように十分な対策を行う必要があった。
本発明の目的は、発熱体に過電圧が印加されることを抑制することができる技術を提供することである。
上述の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
商用交流電源から供給される電力により発熱する発熱体を有し、前記画像形成部によって形成された画像を加熱する加熱部と、
前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部により検出された温度情報に基づいて、商用交流電源から前記発熱体への電力供給を制御する電力制御部と、
を備えた画像形成装置において、
商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えているか否かを検知する検知部を備え、
前記検知部が前記商用交流電源から印加される電圧が前記定格値を超えていると検知した場合、前記電力制御部は、前記発熱体に流れる電流の波形パターンが、一制御周期において、一半波における前記発熱体への通電時間が所定の時間以内となる位相制御の波形パターンとなるように、前記電力供給を制御することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、発熱体に過電圧が印加されることを抑制することができるため、発熱体にダメージを与えることを回避することができる。
実施例1の画像形成装置の概略図 実施例1の像加熱装置の概略図 実施例1における制御回路図 実施例1におけるピーク電圧検出部説明図 実施例1における投入電力パターン説明図 実施例1における回路動作及び投入電力パターン説明図 実施例1における制御フローチャート 実施例2における制御回路図 実施例2におけるピーク電圧検出部説明図 実施例2における制御フローチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、電子写真記録技術を用いた、本発明の実施例に係る画像形成装置100の模式的断面図である。本発明が適用可能な画像形成装置としては、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタなどが挙げられ、ここでは電子写真方式を利用して記録材としての記録紙P上に画像を形成するレーザプリンタに適用した場合について説明する。
画像形成装置100は、ビデオコントローラ120と制御部113を備える。ビデオコントローラ120は、記録材に形成される画像の情報を取得する取得部として、パーソナルコンピュータ等の外部装置から送信される画像情報及びプリント指示を受信して処理するものである。制御部113は、ビデオコントローラ120と接続されており、ビデオコントローラ120からの指示に応じて画像形成装置100を構成する各部を制御するものである。ビデオコントローラ120が外部装置からプリント指示をうけると、以下の動作で画像形成が実行される。
画像形成装置本体100がプリント信号を受信すると、その画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光ドラム19表面を走査する。これにより感光ドラム19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像ローラ17からトナーが供給されることで、感光ドラム19上の静電潜像は、トナー画像(トナー像)として現像される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、搬送ローラ対13によってレジストローラ対14に向けて搬送される。更に、記録材Pは、感光ドラム19上のトナー画像が感光ドラム19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光ドラム19上のトナー画像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは、像加熱装置(像加熱部)としての定着装置(定着部)200で加熱され、トナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、搬送ローラ対26、27によって画像形成装置100上部のトレイに排出される。ドラムクリーナ18は、感光ドラム19に残存するトナーを清掃する。記録材Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録材規制板である給紙トレイ28(手差しトレイ)は、定型サイズ以外のサイズの記録材Pにも対応するために設けられている。ピックアップローラ29は、給紙トレイ28から記録材Pを給紙する。画像形成装置本体100は、定着装置200等を駆動するモータ30を有する。
商用の交流電源301に接続された電力制御部としての制御回路300は、定着装置200へ電力供給を行う。上述した、感光ドラム19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像ローラ17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。また、本実施例では、感光ドラム19、帯電ローラ16、現像ローラ17を含む現像ユニット、ドラムクリーナ18を含むクリーニングユニットが、プロセスカートリッジ15として画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に構成されている。また、定着装置200も画像形成装置100から着脱可能に構成されている。
図2(a)は、本実施例の像加熱装置としての定着装置200の模式的断面図である。定着装置200は、エンドレスベルトとしての定着フィルム(以下、フィルム)202と、フィルム202の内面に接触するヒータ200と、フィルム202を介してヒータ300に圧接する加圧ローラ208と、金属ステー204と、を有する。加圧ローラ(ニップ部形成部材)208は、フィルム202の外面に圧接してヒータ200と共に定着ニップ部Nを形成する。
フィルム202は、筒状に形成された複層耐熱フィルムであり、ベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。また、フィルム202の表層には、耐熱ゴム等の弾性層を設けても良い。ヒータ200には、サーミスタ等の温度検出部212が当接している。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ200は、耐熱樹脂製の保持部材201によってフィルム202の内側に保持されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。金属製のステー204は、保持部材201に不図示のバネの圧力を加えるように構成されている。これらヒータ200、保持部材201、ステー204は、ヒータユニット211を構成する。なお、フィルム202とヒータ200との間には、伝熱部材等の他の部材を介在させてもよい。加圧ローラ208は、モータ30から動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録紙Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
図2(b)は、ヒータ200の一例を示しており、セラミック製の基板上に設けられた発熱体(発熱抵抗体)202a、202bによって加熱される。後述する制御回路200のC1及びC2から供給された電力は、セラミックヒータ上に設けられた電極E1、E2及び導体208を介して発熱体202a、202bへ供給される。
同様に、図2(c)もヒータ200の一例を示している。セラミック製の基板上に設けられた発熱体202a、202bは、長手方向に各々発熱体202a―1~発熱体202a―7及び発熱体202b―1~発熱体202b―7に分割されてる。これにより、記録紙Pのセラミックヒータ長手方向用紙サイズに合わせて各発熱体の発熱ゾーンをコントロールすることができるように構成されている。E3-1~E3-7は、各発熱体の電極を示しており、各発熱体の電極と電極E4、E5間に電力を供給することで発熱体へ電力が供給される。
図3は、実施例1における商用交流電源301から定着装置200へ電力を供給する制御回路300を示している。制御回路300は、電力供給部302、ゼロクロス検知回路部313、ピーク電圧検出部400、リレー312、電力制御部314(以後エンジンコントローラ314と呼ぶ)で構成される。電力供給部302は、商用交流電源301の一方と接続されており、接続端子C2を介して定着装置200に接続される。エンジンコントローラ314から出力されるON1信号によってトランジスタ311を介してフォトトライアックカプラ307に電流が流れる。その結果、トライアック303のゲートに電流が流れトライアックがON状態となり、トライアック303に電流が流れる。ゼロクロス
検知回路部313、ピーク電圧検出部400は、ともに商用交流電源301に接続されている。ゼロクロス検知回路部313は、商用交流波形のゼロクロスポイントを示すゼロクロス信号をエンジンコントローラ314に出力する。ピーク電圧検出部400は、商用交流波形のピーク電圧の情報VINをエンジンコントローラ314に出力する。エンジンコントローラ314は、定着装置200内部の温度検出部212から送られる温度情報をもとに、検知温度が所定の温度になるようにON1信号を介して電力供給部302を制御する。
図4は、第1のピーク電圧検出部としての実施例1におけるピーク電圧検出部400の回路図を示している。図4は、フライバックトランスを用いた絶縁型コンバータに、アクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源装置の一部を示しており、商用交流電源301から供給されるAC電力をDC電力へ変換して画像形成装置に電力を供給する。商用交流電源301は、交流電圧を出力しており、全波整流手段であるブリッジダイオード402で整流された電圧は、スイッチング電源回路401に入力されている。平滑用コンデンサ403は、整流された電圧の平滑手段として用いられ、平滑用コンデンサ403の低い側の電位をDCL、高い側の電位をDCHとする。スイッチング電源回路401は、平滑用コンデンサC3に充電された入力ピーク電圧から、絶縁された二次側へ電源電圧例えば5Vの一定の電圧V11を出力する。スイッチング電源回路401は、一次側に一次巻線P1、補助巻線P2、二次側に二次巻線S1を備えた絶縁型のトランスT1を有している。トランスT1の一次巻線P1から二次巻線S1には、1次側制御部419によって制御されたFET404及びFET405のスイッチング動作によってエネルギーが供給されている。直列に接続された電圧クランプ用のコンデンサ406とFET404は、トランスT1の一次巻線P1に並列に接続されている。FET405と並列に接続された電圧共振用のコンデンサC1は、FET404及びFET405のスイッチオフ時の損失を低減するために設けられている。抵抗407は、電流検出抵抗であり、電流負荷値に相当する電圧IAを1次側制御部419に供給している。トランスT1の補助巻線P2は、一次巻線P1に印加された入力ピーク電圧のフォワード電圧を、ダイオード408、抵抗409及びコンデンサ410で整流平滑し、抵抗411、抵抗412で分圧、コンデンサ413で平滑された電圧ACVを1次側制御部419に入力する。このACVの電圧は、入力ピーク電圧に比例した電圧となる。1次側制御部419は、ACVの電圧値をパルス幅に変換したPWM信号を出力し、抵抗414を介してFET415のゲートに入力する。FET415のスイッチングに応じてフォトカプラ416は、抵抗417を介して電流が供給される。フォトカプラ416を介して2次側に伝達されたパルス信号は、抵抗418、抵抗421、コンデンサ420を介して平滑され、信号VINとしてエンジンコントローラ314に供給される。
以上で説明したように、実施例1におけるピーク電圧検出部400は、スイッチング電源装置の一部401である補助巻き線P2から検出される入力ピーク電圧に比例した電圧を、パルス信号に変換して2次側に伝搬し、抵抗418とコンデンサ420により平滑することで、エンジンコントローラ314にVIN信号を伝達している。よってエンジンコントローラ314は、VIN信号を入力ピーク電圧に変換することで、入力電圧値を把握することができる。
図5は、実施例1におけるエンジンコントローラ314が電力供給部302へON1信号を供給したときの、トライアック303を介して定着装置200へ流れる投入電力パターン501を示した図である。投入電力パターン501は、商用交流電源の4周囲(4全波)ごとに定着装置200へ流れる電力の更新を想定しており、図5は、4全波を1サイクル制御周期(一制御周期)としたときの投入電力パターン501を示している。定着装置200に供給される電力が0~25%のときの投入電力パターン501は、1全波目は波数制御(OFF)2全波目は位相制御、3全波目は波数制御(OFF)、4全波目は波
数制御(OFF)となっており、4全波内で波数制御(OFF)と位相制御が混在した制御波形となっている。定着装置200に供給される電力が25~100%のときの投入電力パターン501も同様に、4全波内で波数制御(ON/OFF)と位相制御が混在した制御波形となっている。以降、波数制御と位相制御が混在した制御波形をハイブリッド制御と略称する。本実施例において、エンジンコントローラ314によるON1信号を介した電力供給部302の通常時の温調制御方式は、図5で説明した波数制御と位相制御が混在したハイブリッド制御を特徴としている。すなわち、一制御周期において、波数制御の波形パターン、位相制御の波形パターン、又は波数制御と位相制御とを組み合わせた制御パターン、のいずれかの波形パターンでの電力供給となる。
図6(a)は、入力電圧が正常電圧から過電圧に変化した場合の、図4で説明したピーク電圧検出部VINの波形推移と、本実施例1で特徴となる投入電力パターン501の推移を示した図である。図6(b)は、商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えているか否かを検知する検知部としてのエンジンコントローラ314が、過電圧を検出したときの投入電力パターン501の制御方法を示している。図6(a)において、入力電圧は、商用交流電源から定格値を超えた電圧が印加されることで、A時点で正常電圧から過電圧に変化している。すなわち、。A時点からピーク電圧検出部400のVIN信号は平滑コンデンサ403に電荷がたまるスピードで徐々に増加していき、平滑コンデンサ403の電荷の飽和とともにVIN信号の電圧が飽和する。エンジンコントローラ314は、VINの電圧が、所定の閾値として、ある所定の電圧Vthを超えたら過電圧と判断する。図6において、VINが所定の電圧Vthを超えたタイミングはB時点となる。エンジンコントローラ314は、過電圧と判断したB時点から即時に、投入電力パターン501を図5で説明したハイブリッド制御から位相制御波形のみに変更する。図6(b)において、±Vbreakは、発熱体を破損させないための電圧閾値を示している。エンジンコントローラ314は、投入電力パターン501が±Vbreak電圧を超えないような所定のON時間tmaxを記憶しており、ON1信号のON時間がtmaxの時間を超えないように投入電力パターン501を制御している。図6(b)に示す投入電力パターン501は、一制御周期のうちの一全波において、一半波における発熱体への通電時間が所定の時間以内となる位相制御の波形パターンの一例である。
図7は、実施例1におけるエンジンコントローラ314の制御フローチャートを示している。S1において、ユーザーからプリント要求があった場合、エンジンコントローラ314は通電要求を開始する。S2においてピーク電圧検出部400から検出されるVIN信号が所定の電圧Vth以上の場合はS3に、以下の場合はS6に移行する。S3では温調制御に位相制御を選択し、通電を開始する。その際ON1信号にtmax時間を設けtmax以下のON時間で温調制御を開始する。S4において、温度検出部212から検出される温度が目標温度Tに達したら給紙カセット11から給紙を開始する。S5においては、定着装置200に供給される電力がON1信号のtmax時間によって制限されているため、目標温度に制御するために時間を要する。このため、給紙2枚目以降の紙間をAmm開ける制御を実行する。すなわち、複数の記録材に連続的に画像を形成し、かつ連続的に画像を加熱する連続通紙時における、複数の記録材の搬送間隔を長くする。これにより、定着装置200が定着させるのに必要な電力を下げている。その後S13へ移行する。
S6において、エンジンコントローラ314は、温調制御を通常のハイブリッド制御に選択し通電を開始する。S7において、温度検出部212から検出される温度が目標温度Tに達したら給紙カセット11から給紙を開始する。S8において、2枚目以降の紙間は通常通りBmm開ける制御を実行する。S9において、通紙中にVIN信号が所定の電圧Vth以上に上がったかを検知しており、上がった場合はS10、上がっていない場合はS12に遷移する。S10では、E秒間VIN信号>電圧Vthを検知したら通常のハイ
ブリッド制御から位相制御に移行する。E秒間は、チャタリング時間である。S11では、F秒間VIN信号>電圧Vthを検知したら紙間をAmm開ける制御を実行し、S13へ移行する。F秒間はチャタリング時間である。S12においてエンジンコントローラ314がプリント停止を判断したら、温調制御及びプリント制御を停止し終了に移行する。停止要求がなかった場合はS9へ戻る。S13において、通紙中にVIN信号が所定の電圧Vth2以下に下がったかを検知しており、下がった場合はS14、下がっていない場合はS16に遷移する。Vth2の電圧は、制御を安定させるためVth1≧Vth2のヒステリシス関係を設けてもよい。S14では、C秒間VIN信号<電圧Vth2を検知したら位相制御から通常のハイブリッド制御に移行する。C秒間は、チャタリング時間である。S15では、D秒間VIN信号<電圧Vth2を検知したら紙間を通常通りのBmm開ける制御に移行する。S16において、エンジンコントローラ314がプリント停止を判断したら、温調制御及びプリント制御を停止し終了に移行する。停止要求がなかった場合はS9へ戻る。
以上に説明したように、本実施例の発熱体に印加される過電圧を抑制するシーケンスは以下の特徴を有する。
・ピーク電圧が所定の電圧以上の時、温調制御を位相制御に変更する。
・その際トライアック303を駆動するON1信号が所定の時間以上ONにならないように制限する。
・紙間を通常のBmmより広げたAmmにする(A>B)。
以上、本実施例によれば、発熱体に印加される過電圧を抑制することができるため、容易に発熱体へのダメージを回避することができる。
(実施例2)
図8は、実施例2における商用交流電源301から定着装置200へ電力を供給する制御回路800を示している。制御回路800は電力供給部302、ゼロクロス検知回路部313、ピーク電圧検出部801、リレー312、エンジンコントローラ314で構成されており、ここでは実施例2で特徴となるピーク電圧検出部801について説明する。ピーク電圧検知部801は一方は商用電源301とN1の箇所で接続されており、他方は像加熱装置へN2の箇所で電気的に接続されているため、ピーク電圧検出部801は定着装置200に印加される電圧を検出している。
図9は、第2のピーク電圧検出部としての実施例2におけるピーク電圧検出部801の回路図を示している。定着装置200へ接続されるN1及びN2から供給される電圧は、ダイオードアレイ900で整流される。整流された電圧は抵抗901及び902で分圧されツェナーダイオード903に印加される。像加熱装置に印加されるピーク電圧の閾値Vthは抵抗901及び902の分圧値及びツェナーダイオードの電圧で決定される。ツェナー電圧を超えた電圧が抵抗902に印加された場合は、トランジスタ904のベース及びベース抵抗905に電圧が印加されトランジスタ904がONする。トランジスタ904がONするとフォトカプラ906の1次側のLEDに抵抗907で制限された電流が流れ、2次側のトランジスタがONする。その結果エンジンコントローラ314に入力され
るVIN2信号はHIGHからLOWに移行する。
以上で説明したように、実施例2におけるピーク電圧検出部800は、予め発熱体を破損させないための電圧閾値を、抵抗901、902の分圧及びツェナーダイオード903で設定し、閾値が超えたかどうかの2値の情報をエンジンコントローラ314に伝達することを特徴としている。
図10は、実施例2におけるエンジンコントローラ314の制御フローチャートを示し
ている。T1において、ユーザーからプリント要求があった場合、エンジンコントローラ314は通電要求を開始する。T2において、エンジンコントローラ314は、温調制御を通常のハイブリッド制御に選択し通電を開始する。T3において、ピーク電圧検出部801から検出されるVIN2信号がLOWかどうかを判断し、VIN2信号がLOWの場合はT4に、HIGHの場合はT7に移行する。T4では、VIN2信号がLOWをE秒間検出したら温調制御を位相制御に選択し通電継続する。E秒は、チャタリング時間である。その後、エンジンコントローラ314は、ON1信号によるトライアック303の通電時間を減らしていき、VIN2=LからHに変化したときの時間をtmaxとして記憶する。すなわち、ピーク電圧検出部800が検出するピーク電圧が、過電圧を印加させないための第2の所定の閾値以下となる所定の通電時間としてのtmaxを取得する。T5では、ON1信号がtmaxを超えないように位相制御で温調を継続する。T6では、VIN2信号がLOWをF秒間検出したら紙間をAmm空ける制御を開始する。F秒間は、チャタリング時間である。その後、T7において、エンジンコントローラ314がプリント停止を判断したら、温調制御及びプリント制御を停止し終了に移行する。停止要求がなかった場合はT3へ戻る。
以上に説明したように本実施例の発熱体に印加される過電圧を抑制するシーケンスは以下の特徴を有する。
・ピーク電圧検出部801は発熱体に印加されている電圧を検出している。
・発熱体に過電圧がかからないON1信号のON時間を検知しており、検知後はそのON時間を超えないようにON1信号を制限する。
以上、本実施例によれば、発熱体に印加される過電圧を直接検出して抑制することができるため、実施例1よりも精度良く発熱体へのダメージを回避することができる。
100…画像形成装置、202…発熱体、212…温度検出部、302…電力供給部、314…電力制御部、400、801…ピーク電圧検出部、501…投入電力パターン

Claims (7)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    商用交流電源から供給される電力により発熱する発熱体を有し、前記画像形成部によって形成された画像を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された温度情報に基づいて、商用交流電源から前記発熱体への電力供給を制御する電力制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えているか否かを検知する検知部を備え、
    前記検知部が前記商用交流電源から印加される電圧が前記定格値を超えていると検知した場合、前記電力制御部は、前記発熱体に流れる電流の波形パターンが、一制御周期において、一半波における前記発熱体への通電時間が所定の時間以内となる位相制御の波形パターンとなるように、前記電力供給を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知部が前記商用交流電源から印加される電圧が前記定格値を超えていないと検知した場合、前記電力制御部は、前記発熱体に流れる電流の波形パターンが、一制御周期において、波数制御の波形パターン、位相制御の波形パターン、又は波数制御と位相制御とを組み合わせた制御パターン、のいずれかの波形パターンとなるように、前記電力供給を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知部は、前記商用交流電源から画像形成装置に印加されるピーク電圧を検出する第1のピーク電圧検出部を含み、前記第1のピーク電圧検出部が検出する前記ピーク電圧が、所定の閾値を超える場合に、前記商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えていると検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知部は、前記商用交流電源から前記発熱体に印加されるピーク電圧を検出する第2のピーク電圧検出部を含み、前記第2のピーク電圧検出部が検出する前記ピーク電圧が、所定の閾値を超える場合に、前記商用交流電源から印加される電圧が定格値を超えていると検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記電力制御部は、一制御周期において一半波における前記発熱体への通電時間が所定の時間以内となる位相制御の波形パターンでの前記電力供給において、一半波における前記発熱体への通電時間を減らしていき、前記第2のピーク電圧検出部が検出する前記ピーク電圧が第2の所定の閾値以下となる所定の通電時間を検知し、該検知後は、一半波における前記発熱体への通電時間が前記所定の通電時間を超えないように、前記電力供給を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知部が前記商用交流電源から印加される電圧が前記定格値を超えていると検知した場合、前記画像形成部は、複数の記録材に連続的に画像を形成し、かつ連続的に前記画像を加熱する連続通紙時における、前記複数の記録材の搬送間隔を、前記検知部が前記商用交流電源から印加される電圧が前記定格値を超えていないと検知した場合における前記搬送間隔よりも長くすることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記加熱部は、前記発熱体を含むヒータと、前記ヒータが内側に配置される筒状のフィルムと、を有し、前記画像を前記フィルムを介して加熱することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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