JP2022112609A - 発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022112609000001
【課題】例えば、より改善された新規な発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法を得る。
【解決手段】発光装置は、レーザ光を出射する発光素子と、当該発光素子が出射したレーザ光を屈折するレンズと、発光素子およびレンズを収容し当該レンズからのレーザ光を透過する窓部が設けられた筐体と、当該筐体の外面の一部である伝熱面と、を有した発光ユニットと、伝熱面と面し当該伝熱面からの熱を受ける受熱面を有したベースと、少なくとも一部が伝熱面と受熱面との間に介在し、発光ユニットとベースとを接合する第一接合部と、第一接合部とは別に発光ユニットとベースとを接合する第二接合部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法に関する。
従来、発光装置として、チップオンサブマウントを有した半導体レーザモジュールが知られている(例えば、特許文献1)。チップオンサブマウントは、サブマウントと当該サブマウント上に実装された発光素子とを有している。また、サブマウントにはレンズが取り付けられており、これにより、チップオンサブマウントとレンズとが一体化されたサブアセンブリが構成されている。
このようなサブアセンブリに関しては、発光素子から出射してレンズを透過したレーザ光を検出しながら、サブマウントに対するレンズの位置や姿勢が調整され、当該調整された位置や姿勢でレンズがサブマウントに固定される。これにより、レンズを透過したレーザ光が所期の方向に進むよう、サブアセンブリ毎にレーザ光の光軸が調整される。
特開2016-164671号公報
ところで、この種の発光装置では、防塵性を高める観点から、上述したサブアセンブリを筐体内に収容した発光ユニットの開発が進められている。
このような発光ユニットでは、当該発光ユニットが組み立てられた状態では、レンズが筐体内に収容されているため、従来のようなサブマウントに対するレンズの位置や姿勢の調整を行うことができない。
とはいえ、発光ユニットが組み立てられる前に、筐体に未だ収容されていないサブアセンブリについて、従来のようにレーザ光を出射しながらサブマウントに対するレンズの位置や姿勢の調整を行うと、当該調整中においてレーザ光の出射状態での光集塵を防止できない分、信頼性が低下する虞がある。すなわち、サブアセンブリを筐体内に収容した効果が損なわれてしまう。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、発光ユニットのレーザ光の光軸調整をより容易に行うことができるような、より改善された新規な発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法を得ること、である。
本発明の発光装置は、例えば、レーザ光を出射する発光素子と、当該発光素子が出射したレーザ光を屈折するレンズと、前記発光素子および前記レンズを収容し当該レンズからの前記レーザ光を透過する窓部が設けられた筐体と、当該筐体の外面の一部である伝熱面と、を有した発光ユニットと、前記伝熱面と面し当該伝熱面からの熱を受ける受熱面を有したベースと、少なくとも一部が前記伝熱面と前記受熱面との間に介在し、前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第一接合部と、前記第一接合部とは別に前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第二接合部と、を備える。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部の少なくとも一部は、前記伝熱面と前記受熱面との間のギャップの外に位置するかあるいは当該ギャップから露出してもよい。
前記発光装置にあっては、前記発光ユニットは、前記伝熱面から離れた第一部位を有し、前記第二接合部は、前記第一部位と前記ベースとを接合してもよい。
前記発光装置にあっては、前記第一接合部の材料と前記第二接合部の材料とが異なってもよい。
前記発光装置にあっては、前記第一接合部は、加熱により溶融した後に冷却により固化して接合状態となる材料で作られてもよい。
前記発光装置にあっては、前記第一接合部は、はんだを含んでもよい。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部は、流動状態から固化して接合状態となる材料であって、固化した後には前記第一接合部の融点以下で溶融しない材料で作られてもよい。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部は、電磁波の照射によって流動状態から固化して接合状態となる材料で作られてもよい。
前記発光装置にあっては、前記ベースに、前記第二接合部に向けて照射される電磁波との干渉を避けるクリアランスが設けられてもよい。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部は、加熱によって流動状態から固化して接合状態となる材料で作られてもよい。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部の体積は、前記第一接合部の体積よりも小さくてもよい。
前記発光装置にあっては、前記第二接合部は、溶接部であってもよい。
前記発光装置にあっては、前記ベースには、表面と、当該表面から凹み側面と前記受熱面としての底面とを有した凹部と、が設けられ、前記第二接合部は、前記側面および前記表面のうち少なくとも一方と接合されてもよい。
前記発光装置にあっては、前記ベースは、前記受熱面から離間した第二部位を有し、前記第二接合部は、前記発光ユニットと前記第二部位とを接合してもよい。
前記発光装置は、前記発光ユニットとしての複数の発光ユニットと、前記受熱面として階段状に配置された複数の受熱面と、前記ベースに設けられ、前記複数の受熱面のうち互いに隣り合った二つの受熱面の間に位置された少なくとも一つの段差面と、を備え、前記第二接合部は、前記二つの受熱面のうち当該第二接合部が接合される前記発光ユニットの前記伝熱面から離れた受熱面および前記段差面のうち少なくとも一方と接合されてもよい。
前記発光装置にあっては、前記伝熱面および前記受熱面のうちの一方が凸曲面を有するとともに、前記伝熱面および前記受熱面のうちの他方が略一定の間隔をあけて前記凸曲面に略沿った凹曲面を有してもよい。
前記発光装置にあっては、前記発光ユニットと前記ベースとが、当該発光ユニットおよび当該ベースとは別の部材および前記第二接合部を介して接合されてもよい。
前記発光装置にあっては、前記発光素子は、速軸と遅軸とを有し、レーザ光の出力が5[W]以上であってもよい。
前記発光装置にあっては、前記レンズは、前記発光素子から出射されたレーザ光をコリメートするコリメートレンズであってもよい。
前記発光装置は、前記発光ユニットとしての複数の発光ユニットと、前記発光ユニットのそれぞれから出射されたレーザ光を光ファイバに導く光学部品と、を備えてもよい。
本発明の発光装置は、例えば、レーザ光を出射する発光素子を有した発光ユニットと、前記発光ユニットを支持するベースと、前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第一接合部と、当該第一接合部とは材質が異なり前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第二接合部と、を備える。
前記発光装置では、前記第二接合部による前記発光ユニットと前記ベースとの接合強度は、前記第一接合部による前記発光ユニットと前記ベースとの接合強度よりも低くてもよい。
本発明の光源装置は、例えば、前記発光装置を備える。
本発明の光ファイバレーザは、例えば、前記光源装置と、前記光源装置から出射されたレーザ光を増幅する増幅光ファイバと、を備える。
本発明の発光装置の製造方法は、例えば、前記発光装置は、レーザ光を出射する発光素子と、当該発光素子が出射したレーザ光を屈折するレンズと、前記発光素子および前記レンズを収容し当該レンズからの前記レーザ光を透過する窓部が設けられた筐体と、当該筐体の外面の一部である伝熱面と、を有した発光ユニットと、前記伝熱面と面し当該伝熱面からの熱を受ける受熱面を有したベースと、を備え、前記製造方法は、前記発光ユニットと前記ベースとの相対的な位置および姿勢のうち少なくとも一方を調整する第一工程と、前記第一工程において相対的な位置および姿勢のうち少なくとも一方が調整された前記発光ユニットと前記ベースとを第二接合部で接合する第二工程と、前記第二接合部で接合された前記発光ユニットと前記ベースとを第一接合部で接合する第三工程と、を備える。
本発明によれば、より改善された新規な発光装置、光源装置、光ファイバレーザ、および発光装置の製造方法を得ることができる。
図1は、第1実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図2は、第1実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)である。 図3は、第1実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図4は、第1実施形態の発光装置における発光ユニットとベースとの接合方法を示す例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、ベースに接合材が塗布あるいは載置された状態を示す図である。 図5は、第1実施形態の発光装置における発光ユニットとベースとの接合方法を示す例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、接合材上に発光ユニットが載置された状態を示す図である。 図6は、第1実施形態の発光装置における発光ユニットとベースとの接合方法を示す例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、発光ユニットの位置あるいは姿勢が調整された状態を示す図である。 図7は、第1実施形態の発光装置における発光ユニットとベースとの接合方法を示す例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、位置あるいは姿勢が調整された発光ユニットが接合材によってベースと接合された状態を示す図である。 図8は、第2実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図9は、第3実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図10は、第4実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図11は、第4実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図12は、第5実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図13は、第6実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図14は、第6実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図15は、第7実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図16は、第7実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図17は、第8実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な正面図(一部断面図)である。 図18は、第9実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、接合材の未接合状態を示す図である。 図19は、第9実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)であって、接合材の接合状態を示す図である。 図20は、第10実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)である。 図21は、第11実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な斜視図である。 図22は、第12実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な斜視図である。 図23は、第13実施形態の発光装置の例示的な模式図である。 図24は、第14実施形態の光源装置の例示的な模式図である。 図25は、第15実施形態の光ファイバレーザの例示的な模式図である。 図26は、第16実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な平面図である。 図27は、第16実施形態の発光装置の例示的かつ模式的な側面図(一部断面図)である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
以下に示される複数の実施形態は、同様の構成を備えている。よって、各実施形態の構成によれば、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果が得られる。また、以下では、それら同様の構成には同様の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。
本明細書において、序数は、部材や、部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図において、X方向を矢印Xで表し、Y方向を矢印Yで表し、Z方向を矢印Zで表す。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに互いに直交している。
[第1実施形態]
図1は、発光装置100A(100)の平面図である。図2は、発光装置100Aの側面図であって、図1のII-II断面を含んでいる。また、図3は、発光装置100Aの正面図であって、図1のIII-III断面を含んでいる。
図1~3に示されるように、発光装置100Aは、発光ユニット10と、ベース101と、を備えている。なお、本実施形態では、説明を簡単にするため、発光ユニット10が一つである構成が例示されるが、ベース101と複数の発光ユニット10とを備える発光装置100についても、各発光ユニット10に対する本実施形態と同様の構成および方法について、同様の作用および効果が得られる。
[発光ユニット]
図1,2に示されるように、発光ユニット10は、筐体20と、サブアセンブリ30と、を有している。図1,2では、発光ユニット10の筐体20が部分的に破断され、発光ユニット10の内部の構成が示されている。なお、図1,2において、レーザ光の光軸を一点鎖線Axで示している。
サブアセンブリ30は、サブマウント31と、発光素子32と、レンズ33と、を有している。
サブマウント31は、例えば、Z方向に薄い扁平な直方体状の形状を有している。また、サブマウント31は、例えば、窒化アルミニウム(AIN)や、セラミック、ガラスのような、熱伝導率が比較的大きい絶縁材料で作られうる。サブマウント31上には、発光素子32に電力を供給する電極として、メタライズ層31aが形成されている。サブマンと31は、筐体20の底壁21上に実装されている。
発光素子32は、例えば、速軸(FA)と遅軸(SA)とを有し、出力が5[W]以上の半導体レーザ素子である。発光素子32は、X方向に延びている。発光素子32は、Z方向と直交したX方向の端部に位置する出射面32aに設けられた出射開口(不図示)から、当該X方向に、レーザ光を出射する。本実施形態では、発光素子32の速軸はZ方向に沿い、かつ遅軸はY方向に沿っている。
レンズ33は、サブマウント31のX方向の端面に取り付けられ、発光素子32の出射面32aに対してX方向に隣接して配置されている。レンズ33は、発光素子32からのレーザ光を屈折するとともに透過する。発光素子32から出射し、レンズ33を透過したレーザ光は、X方向に向かう。また、レンズ33は、例えば、コリメートレンズであり、速軸において、レーザ光をコリメートする。
筐体20は、箱形の形状を有し、ハウジングとも称されうる。筐体20は、その内部に収容室Rを形成している。筐体20は、収容室R内に、サブアセンブリ30を収容している。筐体20は、収容室Rを気密封止し、これにより、サブアセンブリ30に筐体20外から、液体や、気体、塵芥等が作用するのを防止している。また、収容室R内には、例えば、不活性ガスが封入される。
筐体20は、例えば、銅や銅合金のような、熱伝導率の高い材料で作られている。
筐体20の底壁21は、筐体20のZ方向の反対方向の端部に位置している。底壁21は、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。底壁21は、四角形状かつ板状の形状を有している。
底壁21のZ方向の反対側の下面21aは、Z方向の反対方向を向いている。下面21aは、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。下面21aは、平面である。
筐体20の側壁の一つである前壁22は、筐体20のX方向の端部に位置している。前壁22は、X方向と交差し、Y方向およびZ方向に延びている。前壁22は、四角形状かつ板状の形状を有している。
また、前壁22には、開口部22aが設けられている。開口部22aは、本実施形態では一例として円形であるが、例えば四角形のような他の形状であってもよい。開口部22aには、窓部材23が嵌められている。窓部材23は、レーザ光を透過する性質を有している。すなわち、窓部材23は、発光素子32が出射するレーザ光に対して透明である。窓部材23は、窓部の一例である。
[ベース]
図2,3に示されるように、発光ユニット10を支持するベース101は、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。ベース101は、板状の形状を有している。ベース101は、例えば、無酸素銅のような、熱伝導率の高い材料で作られている。
ベース101のZ方向の表面101aは、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。表面101aは、平面である。
ベース101には、表面101aからZ方向の反対方向に凹んだ凹部101bが設けられている。図1~3に示されるように、凹部101bは、平面視で四角形状のキャビティを形成し、底面101b1と、側面101b2と、を有している。底面101b1は、Z方向を向き、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。底面101b1および側面101b2は、それぞれ平面である。
[接合部]
図2,3に示されるように、発光ユニット10とベース101とは、接合材41によって接合されている。接合材41は、発光ユニット10の底壁21の下面21aとベース101の底面101b1との間に比較的薄く介在し、Z方向と交差し、X方向およびY方向に延びている。接合材41の高さは、例えば、20[μm]以上かつ150[μm]以下である。接合材41は、熱伝導性を有した接合剤であり、一例としては、はんだを含む接合剤である。
発光ユニット10とベース101とは、接合材41を介して、機械的に接続されるとともに熱的に接続されている。すなわち、発光素子32で生じた熱は、サブマウント31、底壁21、および接合材41を介して、ベース101に伝達される。底壁21の下面21aは伝熱面の一例であり、凹部101bの底面101b1は受熱面の一例である。なお、本実施形態では、接合材41は、下面21aと底面101b1との間のギャップの略全体に亘って介在しているが、これには限定されず、下面21aと底面101b1との間には、部分的に接合材41が介在しない部分が存在してもよい。また、接合材41は、下面21aと底面101b1との間から部分的にはみ出してもよい。すなわち、接合材41の少なくとも一部が、下面21aと底面101b1との間に介在している。接合材41は、第一接合部の一例である。
接合材41は、加熱により溶融した後に冷却により固化して接合状態となる材料で作られている。接合材41は、例えば、シート状はんだあるいははんだペーストである。
また、図1,3に示されるように、発光ユニット10とベース101とは、接合材42によっても接合されている。接合材42は、ベース101の表面101aおよび凹部101bの側面101b2と筐体20の側面20aとの間に介在している。すなわち接合材42は、表面101aと側面101b2との間のエッジ101b3と側面20aとの間に介在している。また、接合材42は、側面20aのうち下面21aからZ方向に離れた部位と接合されている。なお、図1に示されるように、接合材42は、X方向に延びているが、これには限定されない。接合材42は、第二接合部の一例である。また、側面20aのうち、接合材42が接合された下面21aからZ方向に離れた部位は、第一部位の一例である。また、側面101b2のうち、底面101b1から離れた部位、エッジ101b3、および表面101aは、第二部位の一例である。
接合材42は、接合材41とは異なる材料で作られている。接合材42は、例えば、紫外線硬化性や可視光硬化性の接着剤、すなわち電磁波硬化性の接着材である。また、接合材42による発光ユニット10とベース101との接合強度は、接合材41による発光ユニット10とベース101との接合強度よりも低い。この場合の接合強度は、発光ユニット10にベース101に対して相対的にZ方向に荷重を印加して当該発光ユニット10をベース101から取り外す際の、当該荷重として定義することができる。
[接合方法]
図4~7は、発光ユニット10とベース101との接合方法の各ステップを示す側面図であって、図2と同等位置での断面図を含む図である。
図4は、ベース101に接合材41がセットされた状態を示している。図4に示されるステップにおいて、ベース101は、表面101aおよび凹部101bの底面101b1がX方向に沿う姿勢にセットされている。接合材41は、凹部101bの底面101b1上に、当該底面101b1に沿って延びた状態に敷かれるかあるいは塗布される。この際、凹部101bは、接合材41をセットする場所の大まかな目安になるとともに、接合材41の位置決めとしても機能する。このステップにおいて、接合材41は、接合されていない状態である。以下、この状態を、本明細書では未接合状態S1と称する。なお、図4の例では、未接合状態S1の接合材41は、底面101b1上で略一定の厚さで延びているが、これには限定されず、例えば、底面101b1上に塊状にあるいは場所によりZ方向の厚さが異なる状態で載置されてもよい。
図4の状態よりも後のステップにおいて、図5のように、接合材41上に発光ユニット10が仮置きされてもよい。なお、このステップは必須ではない。
図5に示されるように、この例では、発光ユニット10から出射されるレーザ光の光軸Axr、すなわち発光素子32から出射されレンズ33および窓部材23を透過したレーザ光の光軸Axrが、設計上の公差範囲の中央値となるX方向に沿う光軸Axdに対して、Z方向の反対方向に傾いている場合を想定する。この場合、当該発光ユニット10からのレーザ光の光軸Axrは、発光ユニット10の下面21aがX方向に沿う姿勢で、X方向に向かうにつれてZ方向の反対方向に向かう。
図6は、ベース101に対して図5の発光ユニット10の相対的な位置および姿勢が調整された状態を示している。上述したように、図5の例では、発光ユニット10からのレーザ光の光軸Axrが光軸Axdに対してZ方向の反対方向に傾いている。よって、この傾きを補正するため、不図示の把持装置は、発光ユニット10の筐体20を把持し、図6に示されるように、当該筐体20をX方向に向かうにつれてZ方向に向かうように傾ける。これにより、光軸AxrがX方向に沿う状態が得られる。把持装置は、このようにして調整された位置および姿勢で、発光ユニット10を保持する。なお、ここでは、発光ユニット10および光軸Axrの姿勢(角度)を補正する場合を例示したが、これには限定されず、発光ユニット10および光軸Axrの姿勢は調整可能な範囲内において任意の姿勢に変更可能であるし、発光ユニット10および光軸Axrの位置も調整可能な範囲内において任意の位置に変更可能である。
ベース101に対する発光ユニット10の相対的な位置および姿勢の調整は、発光ユニット10から出射されたレーザ光を検出しながら実行される。この際、発光素子32を含むサブアセンブリ30は筐体20内に収容され、防塵されているため、筐体20内で光集塵による問題は生じない。
次に、把持装置が図6の位置および姿勢で発光ユニット10を把持した状態で、図1,3に示される位置に、流動状態の接合材42が塗布される。続いて、接合材42には紫外線や可視光のような当該接合材42を固化する電磁波が照射され、これにより接合材42は、固化し、発光ユニット10とベース101とを接合した接合状態となる。接合材42が接合状態となった時点で、把持装置による発光ユニット10の把持が解除される。なお、流動状態の接合材42が塗布されている状態で、ベース101に対する発光ユニット10の相対的な位置および姿勢が調整され、その後、接合材42が固化されてもよい。
その後、接合材41は、リフロー処理される。すなわち、未接合状態S1の接合材41は加熱されて溶融した後、冷却されて固化し、発光ユニット10とベース101とを接合した接合状態S2となる。図7は、発光ユニット10とベース101とが、接合状態S2の接合材41によって接合された状態を示している。
ここで、図7を図6と比較すれば明らかとなるように、図6において、発光ユニット10の傾きにより、下面21aと底面101b1との間のギャップgが大きく、未接合状態S1では接合材41が存在していなかった箇所が、図7においては、接合状態S2の接合材41で埋められている。これは、接合材41が、加熱されて溶融した流動状態において、その表面張力によって、下面21aおよび底面101b1の双方に沿って濡れ広がるからである。また、このような表面張力を利用したギャップgへの接合材41の充填のため、未接合状態S1での接合材41の体積は、接合状態S2においてギャップgの最大体積以上となるように設定するのが好ましい。ギャップgの最大体積は、寸法公差や製造ばらつきから求めることができる。また、このような充填のため、例えば、図5に示されるように、未接合状態S1の接合材41の大きさを、Y方向の幅が下面21aのY方向の幅と同じであり、かつX方向の長さL2が下面21aのX方向の長さL1よりも大きくなるよう、設定することができる。
また、上述した方法での接合を達成するには、接合材41がリフロー処理される間、接合材42は、図6に示されるような相対的な位置および姿勢が調整された状態を維持すること、すなわち接合状態を維持することが必要である。このため、接合材42は、固化した後は、少なくとも接合材41の融点以下で溶融しない材料で作られる。接合材41がはんだを含む場合、当該接合材41の融点は、例えば、150[℃]程度である。
以上、説明したように、本実施形態では、発光ユニット10とベース101とが、接合材41(第一接合部)および接合材42(第二接合部)によって、接合されている。仮に、接合材42が無い場合、把持装置は、接合材41が流動状態から固化されて接合状態となるまでの間、発光ユニット10を調整された位置および姿勢で把持しておくことが必要となる。この場合、例えば、把持装置について接合材41の溶融状態となる温度に対する耐熱性が必要となったり、複数の発光ユニット10をベース101に一度に接合する場合には把持装置が大がかりなものになったり、という課題が生じる。この点、本実施形態では、接合材41による熱伝導性を有したより強固な接合と接合材42による仮接合とで機能を分けることができ、接合材41が流動状態から固化されて接合状態となるまでの間、接合材42がベース101に対して発光ユニット10を調整された位置および姿勢で仮保持しておくことができる。このため、把持装置をより簡素化することができたり、発光ユニット10とベース101との接合工程をより簡素化して接合工程全体の所要時間をより短縮することができたり、といった利点が得られる。
また、仮に、接合材42が無く、発光ユニット10とベース101とが接合材41のみによって接合されている構成においては、各発光ユニット10は、ベース101に対する位置および姿勢の調整後、当該ベース101に接合材41によって比較的強固に固定されることになる。このため、少なくとも一つの発光ユニット10とベース101とが接合材41によって接合された後に、発光ユニット10を含む発光装置100のいずれかの部位で何らかの不具合が生じ、ベース101に取り付けた発光ユニット10を当該ベース101から取り外したい状況となった場合に、例えば、発光ユニット10の取り外しや別の発光ユニット10への交換の作業に手間を要したり、発光ユニット10をベース101から取り外せない場合には発光装置100の全体が要求仕様を満たせない不具合品となって場合によっては不具合の無い発光ユニット10を含む発光装置100を廃棄せざるを得なくなったりする虞もある。この点、本実施形態によれば、接合材42は、接合強度が接合材41による接合強度よりも低い所謂仮保持あるいは仮固定の状態で発光ユニット10とベース101とを接合しているため、発光ユニット10のベース101に対する位置および姿勢の調整後においても、接合材41による発光ユニット10とベース101との接合の前であれば、発光ユニット10をベース101から比較的容易に取り外すことができる。すなわち、本実施形態によれば、発光ユニット10のベース101に対する位置および姿勢の調整後であっても、不具合の生じた発光ユニット10をより容易に取り外すことができたり、発光ユニット10をより容易に交換することができたり、ひいては発光装置100の歩留まりを向上できたり、といった効果が得られる。このような観点において、複数の発光ユニット10の接合材41によるベース101への接合工程は、一括して、すなわち同時並行的に行うのが好適である。また、接合材42は、例えば、熱の印加のような何らかの物理的あるいは化学的な作用によって固化状態から流動状態となる可逆性を有した接合材42であってもよい。
また、本実施形態では、接合材42は、下面21a(伝熱面)と底面101b1(受熱面)との間のギャップgの外に位置している。また、接合材42は、筐体20の側面20aのうち下面21aから離れた部位(第一部位)とベース101とを接合している。また、接合材42は、筐体20と、ベース101の側面101b2のうち底面101b1から離れた部位、エッジ101b3、および表面101a(第二部位)とを接合している。このような構成によれば、接合材42の塗布や固化をより容易に行うことができる。
また、本実施形態では、接合材42は、電磁波硬化性の樹脂材料で作られている。よって、位置および姿勢の調整の後または前に流動性を有した接合材42を塗布し、位置および姿勢が調整された状態で接合材42に電磁波を照射して接合材42を固化するという、比較的容易な作業によって接合材42による発光ユニット10とベース101との仮接合状態を得ることができる。
また、本実施形態では、接合材42の体積は、接合材41の体積よりも小さい。このような構成によれば、接合材41による所要の伝熱量を確保しながら、接合材42の無駄を減らすことができる。
また、本実施形態では、ベース101には、表面101aと当該表面101aから凹む凹部101bと、が設けられ、接合材42は、凹部101bの側面101b2および表面101aのうち少なくとも一方と接合されている。このような構成によれば、凹部101b内に発光ユニット10が収容された構成において、接合材42を、塗布や固化をより容易に行える位置に配置することができる。
また、本実施形態では、発光素子32の出力は、例えば5[W]以上である。発光素子32からのレーザ光の出力が大きいほど、光集塵が生じやすくなる。よって、本実施形態のように筐体20内にサブアセンブリ30が収容された構成は、発光素子32からのレーザ光の出力が5[W]以上である場合に好ましい。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態の発光装置100B(100)の正面図である。図8に示されるように、本実施形態では、接合材42が、部分的に、下面21aと底面101b1との間のギャップg内に位置している。このような構成では、接合材42を、発光ユニット10が無い状態でベース101に対して塗布あるいは載置しておき、その後、ベース101および接合材42に対して発光ユニット10を近づけることにより、発光ユニット10とベース101との間に接合材42が介在した状態を得ることができる。本実施形態によれば、発光ユニット10が存在する状態で接合材42を塗布あるいは載置する場合に比べて、より容易に接合材42を塗布あるいは載置することができるという利点が得られる。
また、本実施形態でも、接合材42の体積は、接合材41の体積よりも小さい。このような構成によれば、接合材41による所要の伝熱量を確保しながら、接合材42の無駄を減らすことができる。
また、本実施形態では、接合材42は、熱硬化性の樹脂材料で作られている。よって、位置および姿勢の調整の後または前に流動性を有した接合材42を塗布し、位置および姿勢が調整された状態で接合材42に例えばヒートガン等によって熱を与えて接合材42を固化するという、比較的容易な作業によって接合材42による発光ユニット10とベース101との仮接合状態を得ることができる。なお、接合材42の熱硬化温度は、例えば、接合材41の融点よりも低い。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態の発光装置100C(100)の正面図である。図9に示されるように、本実施形態でも、第2実施形態と同様に、接合材42は、下面21aと底面101b1との間のギャップg内で、接合材41よりも外側に位置している。
また、本実施形態では、接合材42は、例えば、電磁波硬化性の接着剤であるとともに、部分的にギャップgの外側に露出している。
さらに、本実施形態では、凹部101bの側面101b2が、底面101b1からZ方向に離れるにつれて、Y方向またはX方向に沿って、底面101b1から離れる方向に傾斜している。
本実施形態によれば、このような接合材42の構成および配置、ならびに側面101b2の傾斜によって、接合材42を固化するための電磁波U、すなわち紫外線や可視光線を、接合材42に照射しやすくなる。傾斜を有した側面101b2は、固化のため接合材42に向けて照射される電磁波Uとベース101との干渉を避けるクリアランスの一例である。このような構成によれば、接合材42をより容易にあるいはより確実に固化することができるという利点が得られる。このようなクリアランスは、接合材42が熱硬化性の接着材である場合にも、ヒートガンから熱を与えやすくなるという効果が得られる。なお、クリアランスは、ベース101と電磁波等との干渉を避けられればよく、傾斜面には限定されない。
[第4実施形態]
図10は、第4実施形態の発光装置100D(100)の正面図であり、図11は、発光装置100Dの平面図である。図10,11に示されるように、本実施形態では、ベース101には、凹部101bに隣接して表面101aからZ方向に突出した複数の突起101cが設けられており、接合材42は、各突起101cと筐体20の側面20aとの間に介在している。このような構成によれば、接合材42を、例えば、塗布、載置、および固化しやすい位置に、配置することができるため、発光ユニット10とベース101との接合材42による接合を、より容易に行うことができる。また、突起101cは、凹部101bに対してY方向およびY方向の反対方向に隣接している。よって、突起101cがX方向またはX方向の反対方向に隣接して配置された場合に比べて、発光装置100Dを、X方向によりコンパクトに構成することができる。なお、ベース101のうち、表面101aに対して突起101cとは反対側の部位は、ボディの一例である。また、突起101cは、第二部位の一例である。
突起101cの位置や、高さ、形状、数は、適宜に変更することが可能である。また、突起101cは、凹部101bの存在を前提としない。凹部101bが設けられない構成においても、上述したような表面101aから突出した突起101cと筐体20とを接合する接合材42による効果は得られる。また、接合材42は、例えば筐体20の下面21aとは反対側の上面のような、筐体20の側面20aとは異なる位置と接合されてもよい。また、突起101cは、ボディとは別の部材を当該ボディに接着等によって取り付けることにより形成してもよいし、ベース101を作製する際にボディと一体に形成してもよい。
[第5実施形態]
図12は、第5実施形態の発光装置100E(100)の平面図である。図12に示されるように、本実施形態では、複数の突起101cの配置が相違している点を除き、第4実施形態と同様の構成を備えている。このような構成によれば、突起101cがY方向またはY方向の反対方向に隣接して配置された場合に比べて、発光装置100Eを、Y方向によりコンパクトに構成することができる。このような構成は、ベース101上に複数の発光ユニット10がY方向に並べて設けられる場合には、発光装置100の小型化の観点で、好ましい。
[第6実施形態]
図13は、第6実施形態の発光装置100F(100)の正面図であり、図14は、発光装置100Fの平面図である。図13,14に示されるように、本実施形態では、ベース101には、Y方向に向かうにつれてZ方向にずれて階段状に配置された複数の表面101a1が設けられている。表面101a1は、Y方向に一定の間隔で配置されるとともに、Z方向に一定の間隔でずれている。これにより、Y方向に隣接する二つの表面101a1の間には、段差面101dが設けられている。段差面101dは、Y方向と交差し、Y方向の反対方向を向き、かつZ方向に延びるとともにX方向に延びている。
発光ユニット10は、各表面101a1上に、接合材41を介して接合されている。接合材41による各発光ユニット10とベース101との接合構造は、第1実施形態と同様である。
接合材42は、表面101a1および段差面101dと発光ユニット10の筐体20の側面20aとの間に介在している。すなわち接合材42は、表面101a1と段差面101dとの間のエッジ101d1と側面20aとの間に介在している。段差面101dのうち表面101a1からZ方向に離れた部位、エッジ101d1、および当該エッジ101d1と隣接した表面101a1は、第二部位の一例である。
このような構成によれば、階段状のベース101の構成を利用して、接合材42を、塗布、載置、および固化しやすい位置に配置することができる。また、接合材42用の突起101c等を別途設けた場合に比べて、ベース101の構成をより簡素化することができるという利点も得られる。
[第7実施形態]
図15は、第7実施形態の発光装置100G(100)の正面図であり、図16は、発光装置100Gの平面図である。図15,16に示されるように、本実施形態でも、上記第4実施形態や第5実施形態と同様に、表面101aからZ方向に突出した複数の突起101cが設けられている。ただし、本実施形態では、突起101cは、第4実施形態や第5実施形態よりも高く、発光ユニット10の筐体20の下面21aとは反対側の上面22cの近くまで延びている。また、本実施形態では、ベース101には、発光ユニット10に対して、Y方向に隣接した突起101cと、Y方向の反対方向に隣接した突起101cとが設けられ、これら二つの突起101cは、Y方向に並んでいる。突起101cは、ベース101のボディとは別の部材であって、表面101a上に、はんだ接合や接着等によって取り付けられている。
他方、発光ユニット10の上面22cには、Y方向に延びた棒状のブラケット43が接着剤44等によって取り付けられている。ブラケット43のY方向およびY方向の反対方向の端部は、それぞれ、別の突起101cの頂部と隣接している。ブラケット43は、発光ユニット10の筐体20とは別の部材であって、筐体20に接着材44によって取り付けられている。
本実施形態では、ブラケット43と突起101cとが、YAGレーザ溶接等による溶接部45を介して、接合される。溶接部45は、第二接合部の一例である。すなわち、上記第1~第6実施形態と同様に、発光ユニット10とベース101との相対的な位置および姿勢が調整された状態で、溶接部45による溶接が行われ、その後、接合材41による接合が行われる。
溶接部45による接合の前において、ブラケット43は、発光ユニット10と一体化されている。よって、ブラケット43は、発光ユニット10の一部であると言うことができる。この場合、ブラケット43は、発光ユニット10の下面21a(伝熱面)から離れた第一部位の一例である。また、同様に、突起101cは、ベース101の一部であると言うことができる。
他方、上述したように、ブラケット43および突起101cは、発光ユニット10の筐体20およびベース101のボディとは別の部材である。よって、本実施形態では、発光ユニット10とベース101とは、当該発光ユニット10およびベース101とは別の部材としてのブラケット43および突起101cと溶接部45とを介して、接合されている、と言うことができる。
ブラケット43および突起101cは、例えば、ステンレス鋼のような、YAGレーザ溶接に適した熱伝導率の低い材料で作られてもよい。すなわち、ブラケット43および突起101cは、筐体20やベース101のボディとは、異なる材料で作られてもよい。
[第8実施形態]
図17は、第8実施形態の発光装置100H(100)の正面図である。図17に示されるように、本実施形態では、ベース101には凹部101bが設けられず、表面101aと下面21aとが接合材41によって接合されている。また、底壁21と表面101aとが、溶接部45によって接合されている。接合材41は、第一接合部の一例であり、溶接部45は、第二接合部の一例である。発光ユニット10とベース101との相対的な位置および姿勢が調整された状態で、溶接部45による溶接が行われ、その後、接合材41による接合が行われる。
この場合、溶接部45は、例えば、筐体20とベース101とのファイバレーザや吸収率の高いレーザ光によるレーザ溶接によって、形成される。吸収率の高いレーザ光は、一例として、青色レーザ光や緑色レーザ光のような、波長が350[nm]以上かつ550[nm]以下のレーザ光を含む。
本実施形態によっても、発光ユニット10とベース101とが、接合材41と溶接部45(第二接合部)とを介して接合されており、上記第1~第7実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によれば、発光装置100Hをより簡素な構成として実現することができるとともに、より容易な製造方法によって実現することができる。
[第9実施形態]
図18,19は、第9実施形態の発光装置100I(100)の側面図であって、図18は、接合材41の未接合状態S1を示し、図19は、接合材41の接合状態S2を示している。図18の状態よりも前のステップにおいて、発光ユニット10とベース101とは、相対的な位置および姿勢が調整され、接合材42によって接合される。その後、図18に示されるように、凹部101b内に塊状の未接合状態S1の接合材41が塗布あるいは載置される。この場合の接合材41も、はんだを含み、例えば、シート状はんだやはんだペーストである。その後、リフロー処理において、加熱されて溶融した接合材41は、毛細管現象によってギャップg内に進入し、その後冷却されて固化して、図19の接合状態S2となる。
本実施形態によれば、発光ユニット10とベース101との相対的な位置や姿勢の調整の段階では、未接合状態S1の接合材41を、下面21aと底面101b1との間のギャップの外に配置しておくことができるので、当該位置や姿勢の調整において、未接合状態S1の接合材41が発光ユニット10と干渉して、位置や姿勢の調整範囲が制限されたり、調整が行い難くなったりするのを、回避することができる。
[第10実施形態]
図20は、第10実施形態の発光装置100J(100)の側面図である。図20に示されるように、本実施形態では、下面21aがZ方向の反対方向に突出した凸曲面であり、底面101b1が、Z方向の反対方向に凹んだ凹曲面である。下面21aおよび底面101b1は、例えば、一定の曲率半径を有した球面状または円筒面状である。下面21aと底面101b1との間には、接合材41が介在している。
本実施形態では、発光ユニット10とベース101との相対的な位置や姿勢の調整において、互いに曲面状の下面21aと底面101b1とが面する構造によって、ベース101は発光ユニット10を揺動可能に支持することができる。このような構成によれば、発光ユニット10の光軸Axrの角度の調整をより容易に行いやすくなる。また、発光ユニット10とベース101との相対的な姿勢によらず、発光ユニット10とベース101との距離を略一定に維持することができ、ひいては発光ユニット10からベース101への放熱性を略一定に維持することができる、という利点も得られる。
[第11実施形態]
図21は、第11実施形態の発光装置100K(100)の斜視図である。図21に示されるように、発光装置100Kは、ベース101と、複数の発光ユニット10と、複数のレンズ102と、複数のミラー103と、集光レンズ104,105と、支持部106と、光ファイバ107と、を備えている。レンズ102、ミラー103、および集光レンズ104,105は、光学部品の一例である。
各発光ユニット10からX方向に出射されたレーザ光は、レンズ102を通過する。レンズ102は、コリメートレンズであり、遅軸において、光をコリメートする。
ミラー103は、レンズ102からのX方向に進むレーザ光を、Y方向に反射する。ミラー103は、偏向部品の一例である。ミラー103で反射された光は、集光レンズ104,105で集光される。
ここで、発光ユニット10、レンズ102、およびミラー103のサブユニット100aは、Y方向に略等間隔で並んでいる。また、複数のサブユニット100aは、互いにZ方向にずれて配置されている。集光レンズ104に近いほど、サブユニット100aのベース101の底面101eからのZ方向の距離が短くなるよう、構成されている。したがって、図21に示されるように、ベース101の表面101aには、Y方向に向かうにつれてZ方向にずれる図13に示されたような階段状の表面101a1(図21には不図示)が設けられている。各発光ユニット10は、上記第1~第10実施形態と同様の接合材41および接合材42または溶接部45(図21には不図示)によってベース101と接合されている。
このような構成において、各サブユニット100a(各ミラー103)からの光は、集光レンズ104の入射面で、Z方向に等間隔で並ぶ。各サブユニット100aからの光は、集光レンズ104,105を経由して、光ファイバ107の入力部107aに結合される。
本実施形態の発光装置100Kによれば、上記第1~第10実施形態の構成を適用することにより、当該第1~第10実施形態と同様の効果が得られる。
[第12実施形態]
図22は、第12実施形態の発光装置100L(100)の斜視図である。図22に示されるように、本実施形態では、ベース101の表面101aに対する複数の発光ユニット10のZ方向における実装位置は同じである。すなわち、複数の発光ユニット10は、段差の無い平面状の一つの表面101a上に並んでいる。各発光ユニット10は、上記第1~第10実施形態と同様の接合材41および接合材42または溶接部45(図22には不図示)によってベース101と接合されている。
また、本実施形態の発光装置100Lでは、複数の発光ユニット10からのレーザ光は、Y方向に等間隔で並ぶ。
そして、発光ユニット10からレンズ102を通ってX方向に向かう光は、まずはミラー103aによってZ方向に反射された後、ミラー103bによってY方向に反射されて、集光レンズ104に向かう。ここで、ベース101は、X方向の反対方向を向き階段状に並ぶ複数の側面101fを有している。側面101fは、それぞれ、X方向と交差し、Y方向およびZ方向に延びている。また、側面101fは、Y方向に向かうにつれてX方向に段差状にずれている。光学的に接続されたミラー103aおよびミラー103bのセットは、それぞれ、側面101f上に実装されている。このような構成により、各ミラー103bから集光レンズ104に向けてY方向の反対方向に進む光は、集光レンズ104への入射面において、X方向に等間隔で並ぶ。各サブユニット100aからの光は、集光レンズ104,105を経由して、光ファイバ107の入力部107aへ入力される。
本実施形態の発光装置100Lによれば、上記第1~第10実施形態の構成を適用することにより、当該第1~第10実施形態と同様の効果が得られる。
[第13実施形態]
図23は、第13実施形態の発光装置100M(100)の概略構成図である。図23に示されるように、本実施形態では、ベース101には、Y方向に複数の発光ユニット10が所定間隔(例えば一定間隔)で並ぶ互いに略平行なアレイA1,A2が設けられている。これらアレイA1,A2のそれぞれにおいて、発光ユニット10は、例えば、第11実施形態のように、Y方向に向かうにつれてZ方向の位置がずれるよう、階段状に配置されている。
コンバイナ109は、二つのアレイA1,A2からの光を合成して集光レンズ104に向けて出力する。ここで、アレイA1からの光は、ミラー103および1/2波長板108を介してコンバイナ109に入力され、アレイA2からの光は、コンバイナ109に直接入力される。1/2波長板108は、アレイA1からの光の偏波面を回転させる。コンバイナ109は、偏波合成素子とも称されうる。
また、ベース101には、複数の発光ユニット10や、光ファイバ107の支持部106、集光レンズ104,105、コンバイナ109等を冷却する冷媒通路101gが設けられている。冷媒通路101gでは、例えば、冷却液のような冷媒が流れる。冷媒通路101gは、例えば、ベース101の各部品の実装面の近く、例えば直下またはその近傍を通り、冷媒通路101gの内面(不図示)および当該冷媒通路101g内の冷媒(不図示)は、冷却対象の部品や部位、すなわち、発光ユニット10、支持部106、集光レンズ104,105、およびコンバイナ109と、熱的に接続されている。ベース101を介して冷媒と各部品との間で熱交換が行われ、各部品が冷却される。また、各発光ユニット10は、上記第1~第10実施形態と同様の接合材41および接合材42または溶接部45(図23には不図示)によってベース101と接合されている。
本実施形態の発光装置100Mによれば、上記第1~第10実施形態の構成を適用することにより、当該第1~第10実施形態と同様の効果が得られる。
[第14実施形態]
図24は、第14実施形態の光源装置110の構成図である。光源装置110は、励起光源として、複数の発光装置100を備えている。発光装置100は、例えば、第11実施形態の発光装置100Kや、第12実施形態の発光装置100L、第13実施形態の発光装置100Mのような、複数の発光ユニット10を有した発光装置100である。
複数の発光装置100から出射された光(レーザ光)は、光ファイバ107を介して光結合部としてのコンバイナ90に伝搬される。光ファイバ107の出力端は、複数入力1出力のコンバイナ90の複数の入力ポートにそれぞれ結合されている。なお、光源装置110は、複数の発光装置100を備えるものに限定されるものではなく、少なくとも1つの発光装置100を備えていればよい。
本実施形態の光源装置110によれば、上記第1~第13実施形態のいずれかの発光装置100を備えることにより、当該第1~第13実施形態と同様の効果が得られる。
[第15実施形態]
図25は、第15実施形態の光ファイバレーザ200の構成図である。光ファイバレーザ200は、図24に示された光源装置110およびコンバイナ90と、希土類添加光ファイバ130と、出力側光ファイバ140と、を備える。希土類添加光ファイバ130の入力端及び出力端には、それぞれ高反射FBR120,121(fiber bragg grating)が設けられている。
コンバイナ90の出力端には、希土類添加光ファイバ130の入力端が接続され、希土類添加光ファイバ130の出力端には、出力側光ファイバ140の入力端が接続されている。なお、複数の発光装置100から出力されるレーザ光を希土類添加光ファイバ130に入射させる入射部は、コンバイナ90に換えて他の構成を使用してもよい。例えば、複数の発光装置100における出力部の光ファイバ107を並べて配置し、複数の光ファイバ107から出力されたレーザ光を、レンズを含む光学系等の入射部を用いて、希土類添加光ファイバ130の入力端に入射させるように構成してもよい。希土類添加光ファイバ130は、増幅光ファイバの一例である。
本実施形態の光ファイバレーザ200によれば、上記第1~第13実施形態のいずれかの発光装置100を備えることにより、当該第1~第13実施形態と同様の効果が得られる。
[第16実施形態]
図26は、第16実施形態の発光装置100N(100)の平面図である。また、図27は、発光装置100Nの側面図であって、図2と同等位置での断面図を含む図である。
図26,27に示されるように、発光装置100Nにおいて、発光ユニット10は、上記実施形態と同様のサブアセンブリ30を有しているものの、筐体20は有していない。すなわち、本実施形態では、サブマウント31、発光素子32、およびレンズ33を有したサブアセンブリ30が、発光ユニット10である。
図27に示されるように、サブマウント31のメタライズ層31aとは反対側の下面31bが、接合材41を介して、凹部101bの底面101b1と接合されている。下面31bが、発光ユニット10の下面の一例であり、伝熱面の一例である。
図26に示されるように、サブマウント31の側面31cが、接合材42を介して、凹部101bの側面101b2(エッジ101b3)と接合されている。側面31cは、発光ユニット10の側面の一例であり、当該側面31cの一部が、第一部位の一例である。
なお、接合材41,42による図26,27に示される接合形態は一例であって、サブアセンブリ30(発光ユニット10)は、上記実施形態に示されたような他の接合形態によっても、ベース101と接合されうる。
また、光軸Axの位置や方向等の調整は、上記実施形態と同様にベース101に対するサブアセンブリ30の位置や姿勢の調整によって行ってもよいし、サブマウント31に対するレンズ33の位置や姿勢の調整によって行ってもよいし、これらの双方を行ってもよい。
このように、発光ユニット10が筐体20を有しない構成においても、機能が異なる接合材41,42を備えることによる上記実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態の発光装置100Nを備えた光源装置110や光ファイバレーザ200においても、上記実施形態の発光装置100を備えた光源装置110や光ファイバレーザ200と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、溶接部の溶接方法は、例えば光ファイバレーザによる溶接のような、他の溶接方法であってもよい。
10…発光ユニット
20…筐体
20a…側面(第一部位)
21…底壁
21a…下面(伝熱面)
22…前壁
22a…開口部
22c…上面
23…窓部材(窓部)
30…サブアセンブリ
31…サブマウント
31a…メタライズ層
31b…下面(伝熱面)
31c…側面(第一部位)
32…発光素子
32a…出射面
33…レンズ
41…接合材(第一接合部)
42…接合材(第二接合部)
43…ブラケット(第一部位)
44…接着材
45…溶接部(第二接合部)
90…コンバイナ
100,100A~100N…発光装置
100a…サブユニット
101…ベース
101a…表面(受熱面、第二部位)
101a1…表面(第二部位)
101b…凹部
101b1…底面(受熱面)
101b2…側面(クリアランス、第二部位)
101b3…エッジ(第二部位)
101c…突起(第二部位)
101d…段差面(第二部位)
101d1…エッジ(第二部位)
101e…底面
101f…側面
101g…冷媒通路
102…レンズ
103,103a,103b…ミラー
104…集光レンズ
105…集光レンズ
106…支持部
107…光ファイバ
107a…入力部
108…1/2波長板
109…コンバイナ
110…光源装置
120…高反射FBR
121…高反射FBR
130…希土類添加光ファイバ(光増幅ファイバ)
140…出力側光ファイバ
200…光ファイバレーザ
A1,A2…アレイ
Ax,Axd,Axr…光軸
g…ギャップ
L1,L2…長さ
R…収容室
S1…未接合状態
S2…接合状態
U…電磁波
X…方向(第二方向)
Y…方向(第三方向)
Z…方向(第一方向)

Claims (25)

  1. レーザ光を出射する発光素子と、当該発光素子が出射したレーザ光を屈折するレンズと、前記発光素子および前記レンズを収容し当該レンズからの前記レーザ光を透過する窓部が設けられた筐体と、当該筐体の外面の一部である伝熱面と、を有した発光ユニットと、
    前記伝熱面と面し当該伝熱面からの熱を受ける受熱面を有したベースと、
    少なくとも一部が前記伝熱面と前記受熱面との間に介在し、前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第一接合部と、
    前記第一接合部とは別に前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第二接合部と、
    を備えた、発光装置。
  2. 前記第二接合部の少なくとも一部は、前記伝熱面と前記受熱面との間のギャップの外に位置するかあるいは当該ギャップから露出している、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光ユニットは、前記伝熱面から離れた第一部位を有し、
    前記第二接合部は、前記第一部位と前記ベースとを接合した、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第一接合部の材料と前記第二接合部の材料とが異なる、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  5. 前記第一接合部は、加熱により溶融した後に冷却により固化して接合状態となる材料で作られた、請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記第一接合部は、はんだを含む、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記第二接合部は、流動状態から固化して接合状態となる材料であって、固化した後には前記第一接合部の融点以下で溶融しない材料で作られた、請求項5または6に記載の発光装置。
  8. 前記第二接合部は、電磁波の照射によって流動状態から固化して接合状態となる材料で作られた、請求項4~7のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  9. 前記ベースに、前記第二接合部に向けて照射される電磁波との干渉を避けるクリアランスが設けられた、請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記第二接合部は、加熱によって流動状態から固化して接合状態となる材料で作られた、請求項4~7のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  11. 前記第二接合部の体積は、前記第一接合部の体積よりも小さい、請求項1~10のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  12. 前記第二接合部は、溶接部である、請求項1~7のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  13. 前記ベースには、表面と、当該表面から凹み側面と前記受熱面としての底面とを有した凹部と、が設けられ、
    前記第二接合部は、前記側面および前記表面のうち少なくとも一方と接合された、請求項1~12のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  14. 前記ベースは、前記受熱面から離間した第二部位を有し、
    前記第二接合部は、前記発光ユニットと前記第二部位とを接合した、請求項1~12のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  15. 前記発光ユニットとしての複数の発光ユニットと、
    前記受熱面として階段状に配置された複数の受熱面と、
    前記ベースに設けられ、前記複数の受熱面のうち互いに隣り合った二つの受熱面の間に位置された少なくとも一つの段差面と、
    を備え、
    前記第二接合部は、前記二つの受熱面のうち当該第二接合部が接合される前記発光ユニットの前記伝熱面から離れた受熱面および前記段差面のうち少なくとも一方と接合された、請求項1~12のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  16. 前記伝熱面および前記受熱面のうちの一方が凸曲面を有するとともに、前記伝熱面および前記受熱面のうちの他方が略一定の間隔をあけて前記凸曲面に略沿った凹曲面を有した、請求項1~15のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  17. 前記発光ユニットと前記ベースとが、当該発光ユニットおよび当該ベースとは別の部材および前記第二接合部を介して接合された、請求項1に記載の発光装置。
  18. 前記発光素子は、速軸と遅軸とを有し、出力が5[W]以上である、請求項1~17のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  19. 前記レンズは、前記発光素子から出射されたレーザ光をコリメートするコリメートレンズである、請求項1~18のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  20. 前記発光ユニットとしての複数の発光ユニットと、
    前記発光ユニットのそれぞれから出射されたレーザ光を光ファイバに導く光学部品と、
    を備えた、請求項1~19のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  21. レーザ光を出射する発光素子を有した発光ユニットと、
    前記発光ユニットを支持するベースと、
    前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第一接合部と、
    当該第一接合部とは材質が異なり前記発光ユニットと前記ベースとを接合する第二接合部と、
    を備えた発光装置。
  22. 前記第二接合部による前記発光ユニットと前記ベースとの接合強度は、前記第一接合部による前記発光ユニットと前記ベースとの接合強度よりも低い、請求項1~21のうちいずれか一つに記載の発光装置。
  23. 請求項1~22のうちいずれか一つに記載の発光装置を備えた、光源装置。
  24. 請求項23に記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射されたレーザ光を増幅する増幅光ファイバと、
    を備えた、光ファイバレーザ。
  25. 発光装置の製造方法であって、
    前記発光装置は、
    レーザ光を出射する発光素子と、当該発光素子が出射したレーザ光を屈折するレンズと、前記発光素子および前記レンズを収容し当該レンズからの前記レーザ光を透過する窓部が設けられた筐体と、当該筐体の外面の一部である伝熱面と、を有した発光ユニットと、
    前記伝熱面と面し当該伝熱面からの熱を受ける受熱面を有したベースと、
    を備え、
    前記製造方法は、
    前記発光ユニットと前記ベースとの相対的な位置および姿勢のうち少なくとも一方を調整する第一工程と、
    前記第一工程において相対的な位置および姿勢のうち少なくとも一方が調整された前記発光ユニットと前記ベースとを第二接合部で接合する第二工程と、
    前記第二接合部で接合された前記発光ユニットと前記ベースとを第一接合部で接合する第三工程と、を備えた、発光装置の製造方法。
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