JP2022112524A - トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、有害節足動物からのトウモロコシ作物保護効果を奏する、1種以上の特定の殺虫性化合物で処理したトウモロコシ種子を土壌の溝に播種することと、特定の殺虫性化合物を含む農薬組成物を上記溝に施用することとを組み合わせることを含む、前記トウモロコシ種子又は前記トウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法を提供する。【解決手段】下記の工程:工程A)土壌に溝を形成する工程;工程B)上記工程で形成された溝に、群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子をおくこと、及び下式(1)で示される化合物を含有する農薬組成物を施用すること、を含む工程;並びに、工程C)上記溝を閉じる工程、を含む、トウモロコシ種子または上記トウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法を提供する。TIFF2022112524000016.tif2053【選択図】なし

Description

本発明は、トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法に関する。
従来、種子又は種子より生長した植物体を有害節足動物から保護する方法として様々な方法が知られている(例えば、特許文献1および非特許文献1)。
特開2008-133240号公報
Handbook of Corn Insects. ISBN:0-938522-76-0、1999、Entomological Society of America
作物栽培においては、世界的な作物需要拡大に伴い、収量を増加させるために様々な努力が払われている。例えば、有害節足動物による、トウモロコシをはじめとした作物の減収が問題となっていることから、有害節足動物を防除し、トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する優れた方法が求められていた。本発明は、特定の殺虫性化合物を含む組成物を土壌の溝に施用すること、および、特定の殺虫性化合物で処理した種子を上記溝に播種することを組み合わせることによる、優れたトウモロコシ保護効果を与える方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、予め群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物または群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を含有する農薬組成物で処理したトウモロコシ種子を土壌の溝に播種することと、および、特定の殺虫性化合物を含む農薬組成物を上記溝に施用することとを組み合わせることで、トウモロコシに対する優れた作物保護効果が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、以下の態様[1]~[10]を提供するが、これらに限定されるものではない。
[1]工程A)土壌に溝を形成する工程;
工程B)上記工程で形成された溝に、群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子をおくこと、及び下式(1):
Figure 2022112524000001
で示される化合物(以下、本明細書中、「本化合物(1)」と呼称する)
を含有する農薬組成物(以下、本明細書中、「本組成物」と呼称する)を施用すること、を含む工程;並びに、
工程C)上記溝を閉じる工程
を含む、上記トウモロコシ種子または上記トウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法(以下、本明細書中、「本発明方法」と呼称する):
群X:クロチアニジン(clothianidin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、および下式(1):
Figure 2022112524000002
で示される化合物からなる群。
[2] 群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子が、当該群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を含有する農薬組成物で被覆された種子である、[1]に記載の方法。
[3] 群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子が、当該殺虫性化合物を含有する組成物でトウモロコシ種子の全表面積の少なくとも80%以上が被覆されている、[1]または[2]のいずれかに記載の方法。
[4] 上記群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子に保持される群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の合計量が、種子1キログラム当たり、0.03~7gである、[1]~[3]のいずれか1つに記載の方法。
[5] 工程Bにおける、下式(1):
Figure 2022112524000003
で示される化合物の施用量が、1ヘクタール当たり、25~200gである、[1]~[4]のいずれか1つに記載の方法。
[6] 工程Bにおいて、単位面積当たりの、上記溝に置かれたトウモロコシ種子に保持される群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の合計量と、上記溝に施用される上記式(1)の化合物の施用量との重量比が、1:300~10:1である、[1]~[5]のいずれか1つに記載の方法。
[7] 工程Bにおいて、トウモロコシ種子に保持された群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の保持量の合計量と、上記溝に施用される式(1)の化合物の施用量との合計量が、1ヘクタール当たり、25.7~400gである、[1]~[6]のいずれか1つに記載の方法。
[8]群Xより選ばれる1種以上の殺虫剤を含有する農薬組成物が、粒剤、液剤、水和剤、乳剤、エマルジョン剤、サスポエマルジョン剤、油剤またはフロアブル剤である、[1]~[7]のいずれか1つに記載の方法。
[9] トウモロコシが、デントコーンである、[1]~[8]のいずれか1つに記載の方法。
[10] トウモロコシが遺伝子組換えトウモロコシである、[1]~[9]のいずれか1つに記載の方法。
本発明は、有害節足動物を防除し、トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する優れた方法を提供する。
本発明の一実施形態において、トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法は、
工程A)土壌に溝を形成する工程;
工程B)上記工程で形成された溝に、群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子をおくこと、及び下式(1):
Figure 2022112524000004
で示される化合物を含有する農薬組成物を施用すること、を含む工程;並びに、
工程C)上記溝を閉じる工程;
群X:クロチアニジン(clothianidin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、および下式(1):
Figure 2022112524000005
で示される化合物からなる群、
を含む。
工程Aにおいて土壌に形成される溝の形状は特に限定されないが、通常、断面がV字型である線状の溝であってよい。溝の深さは、栽培されるトウモロコシの品種、栽培場所の土壌条件、栽培条件、気象条件等により適宜変更し得る。例えば、通常、トウモロコシを栽培する場合には、通常1~10cmであり、好ましくは2~8cmであり、さらに好ましくは2~6cmである。
上記溝は、通常、鍬等の農機具を用いて形成されるか、トラクターにけん引された播種機に取り付けられた作溝パーツにより形成される。かかる作溝パーツとしては、鋤型作溝器(ploughshare driller)、及びディスク型作溝器(disk driller)等が挙げられる。
工程Bにおいて、群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物(以下、本明細書中、「本殺虫性化合物X」と呼称する)を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子をおくこと、および式(1)で示される化合物(本化合物(1))を含有する農薬組成物(本組成物)を施用することは、同時に実施してもよいし、別々に実施してもよい。別々に実施する場合、トウモロコシ種子を溝内においた後、本組成物を溝に施用してもよいし、あるいは、本組成物を溝に施用した後に、トウモロコシ種子を溝内においてもよい。
群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物としては、クロチアニジン(clothianidin)、イミダクロプリド(imidacloprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、および下式:
Figure 2022112524000006
で示される化合物からなる群Xから選ばれる少なくとも1種の化合物が挙げられ、好ましくは本化合物(I)が挙げられる。
クロチアニジンは、公知の化合物であり、例えば、「The Pesticide Manual-17th edition(BCPC刊);ISBN 978-1-901396-88-1」の229ページに記載されている。クロチアニジンは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
イミダクロプリドは、公知の化合物であり、例えば、「The Pesticide Manual-17th edition(BCPC刊);ISBN 978-1-901396-88-1」の629ページに記載されている。イミダクロプリドは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
チアクロプリドは、公知の化合物であり、例えば、「The Pesticide Manual-17th edition(BCPC刊);ISBN 978-1-901396-88-1」の1090ページに記載されている。チアクロプリドは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
チアメトキサムは、公知の化合物であり、例えば、「The Pesticide Manual-17th edition(BCPC刊);ISBN 978-1-901396-88-1」の1092ページに記載されている。チアメトキサムは市販の製剤から得るか、公知の方法により製造することにより得られる。
本化合物(1)は、国際公開第2017/065228号に「本発明化合物5」として開示されており、例えば国際公開第2017/065228号の製造例10に記載の方法に準じて製造することができる。
本発明において、少なくとも1種の本殺虫性化合物Xを少なくとも表面に保持してなる種子とは、予め少なくとも1種の本殺虫性化合物Xで処理されたトウモロコシ種子を意味し、これは、かかる処理を行っていない種子を少なくとも1種の本殺虫性化合物Xを含有する組成物(本組成物X)で処理することにより得られる。本組成物Xとは、本殺虫性化合物Xに、適当な固体担体又は液体担体を混合し、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加して、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、又は粉剤等に製剤化されたものを指す。本組成物Xは、通常、バインダーと混合して用いる。また、本組成物Xは、バインダーを含有していてもよい。バインダーを含有する本組成物Xとしては、種子処理専用のフロアブル剤(FS:Flowable concentrate for seed treatment)が挙げられる。
前記バインダーとしては、トウモロコシ種子への植物毒性影響のない接着性物質が用いられる。具体的には、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースを含むセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、変性デンプン、デキストリン、マルトデキストリン、アルギン酸塩及びキトサンを含む多糖類、ゼラチン及びゼインを含むタンパク質、アラビアゴム、シェラック、リグノスルホン酸カルシウム、並びにメタクリルアミドモノマーからなる群より選択される少なくとも1種を用いることができる。バインダーの量は、トウモロコシ種子の重量の通常0.00005~5%、好ましくは0.0001~1%。さらに好ましくは0.0005~0.5%の範囲である。
種子処理の方法としては、塗沫処理、浸漬処理、粉衣処理及びペレット処理等が挙げられる。塗沫処理とは、本組成物Xを必要に応じバインダーと混合し、さらに必要に応じ水で希釈し、種子に塗沫し乾燥する方法である。浸漬処理とは、本組成物Xを必要に応じバインダーと混合し、さらに必要に応じ水で希釈して得られる液体に種子を浸漬し乾燥する方法である。粉衣処理とは、本組成物Xを必要に応じバインダーと混合し、さらに必要に応じ粉状に加工した固体の本組成物Xを種子に付着させ乾燥する方法である。ペレット処理とは、本組成物Xを必要に応じバインダーと混合し、さらに必要に応じ粉状に加工した固体の本組成物Xを種子に付着させ、ペレット状に成型し乾燥する方法である。このようにして得られる種子は、本組成物Xで被覆された種子である。また、本発明において、種子を本組成物Xで処理した直後から使用することができるが、通常処理してから1日以上経過したものが用いられる。少なくとも表面に保持していることとは、本殺虫性化合物Xが種子表面に付着している保持形態だけでなく、種子表面から種子内部へ浸透している保持形態を含むことを意味する。
本発明において被覆とは、種子表面が完全に覆われている状態だけではなく、本組成物Xが種子の一部の表面に付着している状態も指す。したがって、必ずしも種子表面の全面が覆われていなくてもよい。通常、少なくとも種子の全表面積の70%以上が被覆されている。特に、種子の全表面積の少なくとも80%以上が被覆されているのが好ましく、種子の全表面積の少なくとも90%以上が被覆されているのがさらに好ましい。一般に、種子を農薬等で処理する場合、農薬等に色素を添加することにより種子への農薬等の付着を確認できるようにしている。したがって本実施形態の場合、例えば本殺虫性化合物Xの付着処理の際、本殺虫性化合物Xを含有する本組成物Xに特定の色素を添加すれば、例えば画像解析等により、種子表面において色素が付着した面積の割合に基づき、種子の全表面積に対する本殺虫性化合物Xの保持の割合を導きだすことができる。
色素としては、赤色色素、青色色素、緑色色素、黄色色素等が挙げられる。具体的には、モナゾールレッド、シアニングリーン、プルシアンブルー、ブリリアントブルー等が挙げられる。
本発明における、本殺虫性化合物Xの処理量は、処理するトウモロコシの品種、製剤形態、処理方法等によっても異なるが、処理時の本殺虫性化合物Xの種子への付着率に応じて、処理量を調整すればよい。
本実施形態における、種子に保持される本殺虫性化合物Xの量は、トウモロコシの品種、栽培条件、気象条件等により適宜変更し得るが、通常、種子1キログラム当たり0.03~7g、好ましくは0.4~5gである。
工程Bにおける、溝内に種子をおく方法としては、手作業でおく方法及び、手動又は機械式の播種機を用いておく方法が挙げられ、大規模栽培の場合には、播種機が用いられることが好ましい。
工程Bにおける、播種される種子の量としては、通常、1ヘクタール当たり10~30kgである。
工程Bにおいて、溝に施用される農薬組成物に含有される化合物は、本化合物(1)が挙げられる。
本実施形態に用いられる、本化合物(1)を含有する組成物(本組成物)は、本化合物(1)そのものでもよいが、通常は、適当な固体担体又は液体担体と混合され、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加され、粒剤、水和剤、乳剤、エマルジョン剤、サスポエマルジョン剤、油剤又はフロアブル剤等の任意の剤型に製剤化されたものである。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、クレー、カオリン、タルク、ベントナイト、セリサイト、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、珪藻土、石英、軽石、方解右、海泡石、白雲石、カンラン石、輝石、角閃石、長石、シリカ、アルミナ、バーミキュライト及びパーライト等の天然若しくは合成鉱物、エラストマ一、プラスチック、セラミックス、金属、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻及びタバコの茎等の細粒体が挙げられる。
液体担体としては、例えば、水、キシレン、メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノン、ガンマ-ブチロラクトン、N-メチル-ピロリドン、N-オクチル-ピロリドン、二酢酸グリコール、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド類、脂肪酸類及び脂肪酸エステル類が挙げられる。また、2種類以上の液体担体を混合して使用することもできる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられる。使用される界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、リグノスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、フェノールスルホン酸塩、ジブチルナフタレンスルホン酸塩、脂肪アルコール硫酸塩、脂肪酸アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化合物、ポリエチレングリコールエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体並びにシリコーン系界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、乳化剤、分散剤、消泡剤、安定化剤、防腐剤、増粘剤、保湿剤、接着剤、着色料等が挙げられる。
工程Bにおいて施用される本組成物中の本化合物(1)の含有量は、本組成物100重量%に対して、通常0.005~75重量%、好ましくは0.01~50%である。
工程Bにおいて施用される本組成物が、マイクロカプセル剤、水和剤、乳剤、エマルジョン剤、マイクロエマルジョン剤、サスポエマルジョン剤、油剤、フロアブル剤又はドライフロアブル剤である場合、水に分散させて得られる水分散液が溝への施用に用いられる。この場合の本組成物中の本化合物(1)の含有量は、本組成物100重量%に対して、通常0.1~50重量%、好ましくは1~40重量%である。
工程Bにおける水分散液の施用量は、その後のトウロモコシ作物の栽培条件、気象条件等により適宜変更し得るが、0.005~500g/Lの水分散液を、溝が形成される土壌1ヘクタール当たり、通常10~1000リットル、好ましくは50~500リットル、さらに好ましくは50~300リットルである。
工程Bにおける水分散液の施用方法としては、溝に施用できる方法である限り特に制限されず、特に散布、点滴又は潅注が好ましい。
工程Bにおいて施用される本組成物が、粒剤である場合、通常、希釈することなくそのまま施用する。
本組成物が粒剤である場合、その粒度を変えることによって、細粒剤、マクロ粒剤、微粒剤等の形態をとりうる。粒剤における本化合物(1)の含有量は、本組成物100重量%に対して、通常0.01~20重量%、好ましくは0.05~10重量%、さらに好ましくは0.1~5重量%である。
工程Bにおける粒剤の施用方法としては、溝に施用できる方法である限り特に制限されず、手で施用する方法及び、手動又は機械式の播種機を用いて施用する方法が挙げられる。大規模栽培の場合には、播種機が用いられることが好ましい。
工程Bにおいて施用される本化合物(1)の量は、その後のトウモロコシ作物の栽培条件、気象条件等により適宜変更し得るが、溝が形成される土壌1ヘクタール当たり、通常25~200g、好ましくは75~150gである。
工程Bにおいて、単位面積当たりの、溝におかれた種子に保持される群Xより選ばれる1種以上の本殺虫性化合物の合計量と、溝に施用される本化合物(1)の施用量との重量比は、通常1:300~10:1である。
工程Cにおける、溝を閉じる方法としては、鍬等の農機具を用いるか、播種機に取り付けられた溝閉じパーツにより、溝脇の土を寄せて閉じる方法が挙げられる。
本実施形態における上記工程を実施する順序としては、通常、工程Aに次いで工程B、次いで工程Cを実施する。また、工程Aから工程Bさらに工程Cまで一連の工程を播種機等の使用により連続的に実施してもよい。
発明が適用できるトウモロコシ作物の例としては、通常特定の品種のものに限定されるものではないが、例えば、デントコーン、スイートコーン、ポップコーン、フリントコーン、ワキシーコーン、またはソフトコーンが挙げられ、好ましくはデントコーンが挙げられる。
上記のトウモロコシには、古典的な育種法、又は遺伝子組換え技術により、一つ以上の有用形質が賦与された植物及びそれらを交配したスタック品種も含まれる。有用形質としては、例えば、除草剤耐性、害虫耐性、耐病性、ストレス耐性及び油脂の脂肪酸残基組成改変作物等の品質改善が挙げられる。
前記したトウモロコシとしては、例えば、国際アグリバイオ事業団(INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI-BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の遺伝子組換え作物の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載されたトウモロコシが挙げられる。より具体的には、例えば、除草剤耐性トウモロコシ、害虫抵抗性トウモロコシ、病害抵抗性トウモロコシ等が挙げられる。
遺伝子組換え技術により除草剤耐性を付与されたトウモロコシは、例えば、チフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系除草剤等のアセト乳酸合成酵素(以後ALSと略する)阻害剤;グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(以後EPSPSと略する)阻害剤;グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤;2,4-Dジカンバ等のオーキシン型除草剤;ブロモキシニル等のオキシニル系除草剤に対する耐性が付与されたトウモロコシがある。
以下に、具体的な除草剤耐性トウモロコシについて示す。
グリホサート除草剤耐性トウモロコシは、例えば、「Roundup Ready (商標) Maize」、「Roundup Ready (商標) 2 Maize」、「Agrisure (商標) GT」、「Agrisure (商標) GT/CB/LL」、「Agrisure (商標) GT/RW」、「Agrisure (商標) 3000GT」、「YieldGard (商標) VT (商標) Rootworm (商標) RR2」及び「YieldGard (商標) VT Triple」の商標名で販売されている。
グリホシネート除草剤耐性トウモロコシは、例えば、「Roundup Ready(商標) 2」、「Liberty Link (商標)」、「Herculex(商標)I」、「Herculex RW」、「Herculex XTRA(商標)」、「Agrisure (商標) GT/CB/LL」、「Agrisure (商標) CB/LL/RW」及び「Bt10」の商標名で販売されている。
ALS除草剤耐性トウモロコシは、「Optimum GAT (商標)」の商標名で販売されている。
2,4-D耐性トウモロコシ又はACCase除草剤耐性トウモロコシは、例えば「Enlist(商標) Maize」の商標名で販売されている。
遺伝子組換え技術により害虫抵抗性を付与されたトウモロコシは、例えば、鱗翅目害虫、鞘翅目害虫、双翅目害虫に対する抵抗性を付与されたトウモロコシがある。
以下に、具体的な害虫抵抗性トウモロコシについて示す。
Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1を発現する「YieldGard (登録商標) Rootworm RW」、「YieldGard (商標) RW + RR」、「YieldGard (商標) VT (商標) Rootworm (商標) RR2」および「MaxGard (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1及びCry1Abを発現する「YieldGard (登録商標 ) VT Triple」及び「YieldGard (商標) Plus with RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現する「Bt Xtra (商標 ) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab及びCry3Bb1を発現する「YieldGard Plus (登録商標) 」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「Bt10」、「Liberty Link (商標) Yieldgard (商標) Maize」、「Agrisure (商標 ) GT/CB/LL」及び「YieldGard (商標 ) CB + RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105及びCry2Ab2を発現する「YieldGard (商標) VT Pro (商標) 」および「Genuity (登録商標) VT Double Pro (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質mCry3Aを発現する「Agrisure (登録商標) RW」および「Agrisure (商標) GT/RW」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry9Cを発現する「Starlink (商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「YieldGard (商標)」、「MaizeGard (商標)」、「NaturGard KnockOut (商標)」、「Maximizer (商標)」、「Roundup Ready (商標) YieldGard (商標) maize」、「Agrisure (商標) CB/LL」および「Mavera (商標) YieldGard (商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab、Cry1F、改変Cry3A、Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Agrisure (登録商標) 3122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20を発現する「Agrisure (登録商標) Viptera」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20及びCry1Abを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 2100」及び「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3110」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Ab及び、改変Cry3Aを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3100」、「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3111 ) および「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 4」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Ab及び改変Cry1Fを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3220」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質 ) を発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、Cry1Ab及び改変Cry1Fを発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標) 5122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、改変Cry1Ab及びVip3A変異形を発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標) 5222」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Herculex (商標) RW」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1、Cyr35Ab1及びCry1Fを発現する「Herculex XTRA (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105、Cry2Ab2及びCry3Bb1を発現する「Genuity (登録商標) VT Triple Pro (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1F、Cry2Ab、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry3Bb1及びCry1A.105を発現する「Genuity (登録商標) SmartStax (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cry2Ab及びCry1A.105を発現する「Power Core (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Herculex XTRA (商標) RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry1Ab及び改変Cry3Aを発現する「Optimum (登録商標) Intrasect Xtreme」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1及びCry1Abを発現する「Optimum (登録商標) Intrasect XTRA」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F及び改変Cyr3Aを発現する「Optimum (登録商標) TRIsect」が挙げられ、これらは市販されている。
本実施形態の対象となる有害節足動物の具体例としては、以下が挙げられる。
鱗翅目害虫:タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)。
半翅目害虫:ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、ブラウンスティンクバグ(Euschistus heros)ペルセベージョバヒーガベルジ(Dichelops melacanthus)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)。
双翅目害虫:タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類(Diabrotica spp. )、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)等のコガネムシ類、トビイロヒョウタンゾウムシ(Sphenophorus uniformis)等のゾウムシ類、及びコメツキムシ類(Agriotes spp.)。
本実施形態は、鱗翅目害虫、半翅目害虫、双翅目害虫、鞘翅目害虫への適用が好ましく、特にコーンルートワーム類、ヨトウ類、カメムシ類およびアブラムシ類への適用が好ましい。
次に本発明を、以下の製剤例、適用例及び試験例によりさらに説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。製剤例は、1種以上の本殺虫性化合物Xをトウロモコシ種子に保持させる際に用いられる製剤の代表的な調製方法、並びに、本化合物(1)を含有する農薬組成物を溝に粒剤又は水分散液(液剤)として施用する際に用いられる製剤の代表的な調製方法を表す。
製剤例1
クロチアニジン33.9部、ポリビニルアルコール6部、ポリオキシエチレントリスチリルリン酸を1.3部、EO/POブロックコポリマーおよびポリオキシエチレン脂肪族アルコールを1.5部、キサンタンガム5部、マグネシウムアルミニウムシリカ6.4部、グリセリンを5部、アンチフォームエマルションを0.1部、防腐剤を0.3部、及びイオン交換水を40.5部の割合で混合し、スラリーを調製し、フロアブル製剤を得た。
製剤例2
イミダクロプリド33.9部、ポリビニルアルコール6部、ポリオキシエチレントリスチリルリン酸を1.3部、EO/POブロックコポリマーおよびポリオキシエチレン脂肪族アルコールを1.5部、キサンタンガム5部、マグネシウムアルミニウムシリカ6.4部、グリセリンを5部、アンチフォームエマルションを0.1部、防腐剤を0.3部、及びイオン交換水を40.5部の割合で混合し、スラリーを調製し、フロアブル製剤を得た。
製剤例3
チアクロプリド33.9部、ポリビニルアルコール6部、ポリオキシエチレントリスチリルリン酸を1.3部、EO/POブロックコポリマーおよびポリオキシエチレン脂肪族アルコールを1.5部、キサンタンガム5部、マグネシウムアルミニウムシリカ6.4部、グリセリンを5部、アンチフォームエマルションを0.1部、防腐剤を0.3部、及びイオン交換水を40.5部の割合で混合し、スラリーを調製し、フロアブル製剤を得た。
製剤例4
チアメトキサム33.9部、ポリビニルアルコール6部、ポリオキシエチレントリスチリルリン酸を1.3部、EO/POブロックコポリマーおよびポリオキシエチレン脂肪族アルコールを1.5部、キサンタンガム5部、マグネシウムアルミニウムシリカ6.4部、グリセリンを5部、アンチフォームエマルションを0.1部、防腐剤を0.3部、及びイオン交換水を40.5部の割合で混合し、スラリーを調製し、フロアブル製剤を得た。
製剤例5
本化合物(1)33.9部、ポリビニルアルコール6部、ポリオキシエチレントリスチリルリン酸を1.3部、EO/POブロックコポリマーおよびポリオキシエチレン脂肪族アルコールを1.5部、キサンタンガム5部、マグネシウムアルミニウムシリカ6.4部、グリセリンを5部、アンチフォームエマルションを0.1部、防腐剤を0.3部、及びイオン交換水を40.5部の割合で混合し、スラリーを調製し、フロアブル製剤を得た。
製剤例6
本化合物(1)10部、キシレン3部、ノニルフェノールアルコキシレート5部、モノエチレングリコール5部、消泡剤0.1部、キサンタンガム0.05部及び水残部を混合した混合物100部を強撹拌することにより、エマルジョン剤を得た。
製剤例7
l0ml容ガラス瓶内で本化合物(1)l0mgをアセトン1.8mlに溶解し、当該ガラス瓶に珪藻土細粒(商品名イソライトCG、イソライト工業株式会社製)2gを加えて強振し、本化合物(1)0.5%粒剤を得た。
製剤例8
本化合物(1)0.5部、合成含水酸化珪素1部、キシレン1部、炭酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー残部の混合物100部をよく粉砕混合した。水を加えてよく練り合わせた後、造粒乾燥することにより粒剤を得た。
製剤例9
本化合物(1)10部を、ラウリル硫酸ナトリウム6部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、合成含水酸化珪素微粉末30部及び珪藻土51部を混合した中に加え、よく撹拌混合して水和剤を得た。
次に、本発明の適用例を記載する。
適用例1
製剤例1に準じて作製したフロアブル製剤を、トウモロコシ乾燥種子1kgに対し、クロチアニジンが0.83g、または4.20g保持されるように調整し、回転式種子処理機(商品名HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いて塗沫処理する。
適用例2
製剤例2に準じて作製したフロアブル製剤を、トウモロコシ乾燥種子1kgに対し、回転式種子処理機(商品名HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いてイミダクロプリドが0.83g、または4.20g保持されるように塗沫処理する。
適用例3
製剤例3に準じて作製したフロアブル製剤を、トウモロコシ乾燥種子1kgに対し、回転式種子処理機(商品名HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いてチアクロプリドが0.83g、または4.20g保持されるように塗抹処理する。
適用例4
製剤例4に準じて作製したフロアブル製剤を、トウモロコシ乾燥種子1kgに対し、回転式種子処理機(商品名HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いてチアメトキサムが0.83g、または4.20g保持されるように塗沫処理する。
適用例5
製剤例5に準じて作製したフロアブル製剤を、トウモロコシ乾燥種子1kgに対し、回転式種子処理機(商品名HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いて本化合物(1)が0.03g、0.4g、5g、または7g保持されるように塗抹処理する。
更に、本発明の試験例を記載する。
試験例1
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表1に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。表1に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから20日後に、トウモロコシ1株当たり30頭のウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)孵化幼虫を放虫する。放虫10日後に、カップ内で生存するDiabrotica virgifera virgiferaの生存虫数を計数し、下記式を用いて補正死亡虫率を計算する。
補正死亡虫率=100×(1-A/B)
A:処理区の生存虫数
B:無処理区の生存虫数
その結果、処理区では、優れた有害節足動物防除効果を確認できる。
表1
Figure 2022112524000007
試験例2
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表2に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。表2に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから30日後に、トウモロコシ1株当たり20頭のムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)成虫を放虫する。放虫7日後に、カップ内で生存するムギクビレアブラムシの生存虫数を計数し、下記式を用いて補正死亡虫率を計算する。
補正死亡虫率=100×(1-A/B)
A:処理区の生存虫数
B:無処理区の生存虫数
その結果、処理区では、優れた有害節足動物防除効果を確認できる。
表2
Figure 2022112524000008
試験例3
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表3に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。表3に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから30日後に、トウモロコシ1株当たり5頭のミナミアオカメムシ(Nezara viridula)成虫を放虫する。放虫7日後に、カップ内で生存するミナミアオカメムシの生存虫数を計数し、下記式を用いて補正死亡虫率を計算する。
補正死亡虫率=100×(1-A/B)
A:処理区の生存虫数
B:無処理区の生存虫数
その結果、処理区では、優れた有害節足動物防除効果を確認できる。
表3
Figure 2022112524000009
試験例4
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表4に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。表4に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから30日後に、トウモロコシ1株当たり5頭のミナミアオカメムシ成虫を放虫する。放虫14日後に、トウモロコシ葉上の吸汁痕数を計数し、下記式を用いて吸汁阻害虫率を計算する。
吸汁阻害率=100×(1-A/B)
A:処理区の吸汁痕数
B:無処理区の吸汁痕数
その結果、処理区では、優れたトウモロコシ植物体の保護効果を確認できる。
表4
Figure 2022112524000010
試験例5
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表5に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。表5に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから30日後に、トウモロコシ1株当たり5頭のハスモンヨトウ(Spodoptera litura)幼虫を放虫する。放虫7日後に、カップ内で生存するハスモンヨトウの生存虫数を計数し、下記式を用いて補正死亡虫率を計算する。
補正死亡虫率=100×(1-A/B)
A:処理区の生存虫数
B:無処理区の生存虫数
その結果、処理区では、優れた有害節足動物防除効果を確認できる。
表5
Figure 2022112524000011
試験例6
種子処理機(商品名:HEGE11,WINTERSTEIGER社製)を用いて、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤、クロチアニジンのフロアブル製剤(商品名:NipsIt INSIDE, Valent社製)、チアメトキサムのフロアブル製剤(商品名:CRUISER 5FS, Syngenta社製)、チアクロプリドのフロアブル製剤(商品名:SONIDO, Bayer Crop Science社製)、またはイミダクロプリドのフロアブル製剤(商品名:Gaucho 600 Flowable, Bayer Crop Science社製)に所定量の水を加えて得た水分散液のいずれかを、種子に保持される本化合物(1)、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリドまたはイミダクロプリドの量が表6に示す保持量となるように、トウモロコシ種子に塗沫処理する。
直径7cm、深さ12cmのプラスチック容器に土壌を詰め、土壌表面に深さ3cmのV字型の溝を形成する。溝内にタネバエ(Delia platura)の幼虫10頭を放虫するとともに、表6に示す組み合わせで、上記手順で薬剤を塗沫処理した種子をこの溝の上に置き、製剤例5に記載の方法で得られる本化合物(1)のフロアブル製剤に所定量の水を加えて調製した希釈液を、噴霧器を用いて溝内に施用し、脇溝の土を寄せて溝を閉じる。
このトウモロコシを温室内で生育させる。これを処理区とする。
一方、トウモロコシ種子に、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、イミダクロプリド、及び本化合物(1)を保持させず、溝に、本化合物(1)の希釈液を施用しないこと以外は、処理区と同様の手順でトウモロコシを生育させる。これを無処理区とする。
このトウモロコシを温室内で生育してから7日後に、種子に被害を受けた株数を調査し、下記式を用いて防除価を計算する。
防除価=100×(1-A/B)
A:処理区の被害株率
B:無処理区の被害株率
その結果、処理区では、優れたトウモロコシ種子の保護効果を確認できる。
表6
Figure 2022112524000012

Claims (10)

  1. 工程A)土壌に溝を形成する工程;
    工程B)上記工程で形成された溝に、群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子をおくこと、及び下式(1):
    Figure 2022112524000013
    で示される化合物を含有する農薬組成物を施用すること、を含む工程;並びに、
    工程C)上記溝を閉じる工程
    を含む、上記トウモロコシ種子または上記トウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法:
    群X:クロチアニジン、イミダクロプリド、チアクロプリド、チアメトキサム、および下式(1):
    Figure 2022112524000014
    で示される化合物からなる群。
  2. 群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子が、当該群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を含有する農薬組成物で被覆された種子である、請求項1に記載の方法。
  3. 群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子が、当該殺虫性化合物を含有する組成物でトウモロコシ種子の全表面積の少なくとも80%以上が被覆されている、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物を少なくとも表面に保持してなるトウモロコシ種子に保持される群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の合計量が、種子1キログラム当たり、0.03~7gである、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 工程Bにおける、下式(1):
    Figure 2022112524000015
    で示される化合物の施用量が、1ヘクタール当たり、25~200gである、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程Bにおいて、単位面積当たりの、上記溝に置かれたトウモロコシ種子に保持される群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の合計量と、上記溝に施用される上記式(1)の化合物の施用量との重量比が、1:300~10:1である、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 工程Bにおいて、トウモロコシ種子に保持された群Xより選ばれる1種以上の殺虫性化合物の保持量の合計量と、上記溝に施用される式(1)の化合物の施用量との合計量が、1ヘクタール当たり、25.7~400gである、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 群Xより選ばれる1種以上の殺虫剤を含有する農薬組成物が、粒剤、液剤、水和剤、乳剤、エマルジョン剤、サスポエマルジョン剤、油剤またはフロアブル剤である、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. トウモロコシが、デントコーンである、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
  10. トウモロコシが遺伝子組換えトウモロコシである、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
JP2019105730A 2019-06-05 2019-06-05 トウモロコシ種子又はトウモロコシ種子より生長したトウモロコシ植物体を有害節足動物から保護する方法 Pending JP2022112524A (ja)

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