JP2022111685A - 炊飯器、炊飯システム、および炊飯器に関する情報案内方法 - Google Patents

炊飯器、炊飯システム、および炊飯器に関する情報案内方法 Download PDF

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Hideki Morozumi
弘貴 中島
Hirotaka Nakajima
雄介 仁井
Yusuke Nii
正邦 田中
Masakuni Tanaka
裕輔 中山
Yusuke Nakayama
大輔 岡本
Daisuke Okamoto
誉史 紺野
Takashi Konno
泰 今村
Yasushi Imamura
昂一 梶原
Koichi Kajiwara
雅章 柴田
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Abstract

【課題】本開示は、通信基板の通信状態を安定させることができる炊飯器を提供する。【解決手段】本開示における炊飯器は、筐体と、筐体に収容されており被加熱物を収容する鍋と、筐体の上方に配置されており鍋の開口部を覆う蓋体と、筐体内に配置されており鍋を加熱する加熱部と、ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部と、通信部を有する通信基板と、前記遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部と、を備え、通信基板は、蓋体内に配置される。【選択図】図5

Description

本開示は、炊飯器、炊飯システム、および炊飯器に関する情報案内方法に関する。
特許文献1は、無線通信端末と近距離無線通信によって通信する炊飯器を開示する。特許文献1における炊飯器は、鍋と、加熱装置と、メニュー選択部と、開始指示部と、無線通信端末と無線通信を行う無線通信部と、伝送部と、受信情報解読部と、制御部と、を備え、無線通信端末が無線通信部に近づけられると、無線通信端末から無線情報を受信し、無線通信部を介して受信情報解読部がメニュー選択情報を受けたとき、制御部は、メニュー選択部にて選択された特定の炊飯メニューに代えて、メニュー選択情報に基づいて加熱装置を制御し、鍋内の調理物の炊飯を行う。
特開2013-215556号公報
近年、特許文献1に開示されるような、情報端末機器と近距離でのみ無線通信を行う炊飯器に加えて、データ通信網や無線LANなどを用いて、サーバや無線LAN親機などの中継装置を介し、情報端末機器と遠隔で無線通信をすることができる炊飯器が開発されている。しかしながら、通信基板を炊飯器に設ける際、通信基板自体の発熱や、通信基板が発する電波が強力であるといった課題が生まれてしまう。その結果、通信状態が不安定になることがある。
本開示は、通信基板の通信状態を安定させることができる炊飯器を提供する。
本開示における炊飯器は、筐体と、筐体に収容されており被加熱物を収容する鍋と、筐体の上方に配置されており鍋の開口部を覆う蓋体と、筐体内に配置されており鍋を加熱する加熱部と、ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部と、通信部を有する通信基板と、遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部と、を備え、前記通信基板は、前記蓋体内に配置される。
また、本開示における炊飯器は、筐体と、筐体に収容されており被加熱物を収容する鍋と、筐体の上方に配置されており鍋の開口部を覆う蓋体と、筐体内に配置されており鍋を加熱する加熱部と、ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部と、通信部を有する通信基板と、遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部と、を備え、前記通信基板は、前記筐体の内部であって、前記鍋より後方に配置される。
本開示における炊飯器は、通信基板が蓋体内に配置されているため、通信基板が鍋を加熱するヒータの熱、またはヒータからのノイズの影響を受けるのを抑制できる。その結果、通信状態を安定させることができる。
または、本開示における炊飯器は、通信基板が筐体の内部であって、鍋より後方に配置されるため、蓋体の開閉による通信基板の変動を抑制できる。その結果、通信状態を安定
させることができる。
実施の形態1における炊飯システムの構成図 実施の形態1における炊飯器の斜視図 実施の形態1における炊飯器の平面図 実施の形態1における炊飯器が炊飯した米の銘柄についての情報を案内する際の情報端末機器側の表示例 実施の形態1における炊飯器の外蓋が備える表面パネルを含む部品を取り外した状態を示す上面図 図3のA1-A1線断面図 実施の形態1における炊飯器の識別情報を情報端末機器に送信する動作を説明するためのシーケンス図 実施の形態1における炊飯器が炊飯した米の銘柄に合わせて情報端末機器の表示部に情報案内を表示させる動作を説明するためのシーケンス図 実施の形態2における炊飯器の斜視図 実施の形態2における炊飯器の蓋体が開いたときの斜視図 実施の形態2における炊飯器を背面から見たときの斜視図 実施の形態2における炊飯器の平面図 実施の形態2における炊飯器の下面図 図10のA2-A2線断面図 図10のB2-B2線断面図 実施の形態2における炊飯器の分解斜視図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、情報端末機器と近距離でのみ無線通信を行う炊飯器があった。この炊飯器では、情報端末機器から所望の炊飯メニューを選択することができ、炊飯メニューの選択動作の煩わしさを軽減することができる。
しかしながら、炊飯器と情報端末機器とが近距離でのみしか無線通信ができないため、例えば使用者が炊飯器と近距離で通信できないような場所に居るとき、または家を出て外出しているときに、炊飯器と情報端末機器とが通信できないといった課題がある。
近年では、データ通信網や無線LAN(Local Area Network)などを用いて、サーバ、または無線LAN親機などの中継装置を介し、情報端末機器と遠隔で無線通信をすることができる炊飯器が開発されているが、通信基板を炊飯器に設けると、通信基板が大きく発熱し、且つ電波が強力なため、通信基板の温度上昇を抑え、通信状態を安定させる必要性がある。
仮に通信基板を蓋体に設けた場合、蓋体の開閉時に通信基板が移動することでぶれが生じてしまい、通信状態が安定しないといった課題がある。また、スチームコイルや蓋コイルの熱を通信基板が間近に受けてしまい、通信基板が大きく温度上昇してしまうといった課題がある。さらに、同じ場所から複数の信号線が出ることで、それぞれの配線同士が混在してしまい、信号の干渉が生じ、無線LAN情報の取得ができない恐れがある。
仮に通信基板を筐体に設けた場合、鍋や底IH(Induction Heating)の熱やノイズの影響を通信基板が受けてしまい、正常に通信基板が動作しないといった課題がある。さらに、鍋や底IHの熱を通信基板が受けることで、通信基板が大きく温度上昇してしまうといった課題がある。
このような課題を発明者らは発見し、この課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
□そこで本開示は、通信基板の通信状態を安定させることができる炊飯器を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
また、以下では、説明の便宜上、通常使用時の状態を想定して「上」、「下」、「前」、「後」、「幅」等の方向を示す用語を用いることがある。しかしながら、これらの用語は、本開示の炊飯器の使用状態等を限定することを意味するものではない。


(実施の形態1)
以下、図1から図9を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.炊飯システムの構成]
図1は、実施の形態1に係る炊飯システムの全体構成を示す図である。
図1に示す炊飯システム1000は、携帯電話やスマートフォンなどの遠隔制御を行うことができる情報端末機器200と、情報端末機器200によって制御される炊飯器100と、情報端末機器200と炊飯器100との間に入って通信の中継や情報処理を行う中継装置300を備える。
中継装置300は、情報端末機器200の通信網の基地局や、情報端末機器200と炊飯器100との同期を行うサーバ400、あるいは炊飯器100を使用する家庭に設置されるホームサーバや無線LAN親機等である。
情報端末機器200と中継装置300は、電話網、データ通信網等の無線通信で接続される。中継装置300と炊飯器100は、電話網、データ網などの無線通信で接続されるほか、中継装置300が家庭内に設置されている場合であれば、無線通信LANや有線通信LAN、Bluetooth(ブルートゥース:登録商標)等で接続される。
なお、情報端末機器200は1台に限らず、例えば、家族それぞれが所有する複数の情報端末機器から炊飯器100を遠隔制御できるものとする。以下、実施の形態では1台の情報端末機器200で説明するが、複数台の場合は、他の情報端末機器も図示した情報端末機器200と共通の構成を有し、同様の動作が可能とする。
情報端末機器200の構成について説明する。
情報端末機器200は、無線通信部201と制御部202を備えている。無線通信部201は、中継装置300に炊飯器100の遠隔制御情報を送信したり、炊飯器100や中
継装置300の状態情報や報知信号を受信する。送信した遠隔制御情報は中継装置300を通して炊飯器100で受信される。無線通信部201は、炊飯器100の状態情報や報知信号は炊飯器100や中継装置300から取得する。
他にも、情報端末機器200は、使用者が遠隔制御情報を入力する入力部203と、炊飯器100や中継装置300の状態情報や報知信号を表示したり音で報知する報知部204を備える。制御部202は、無線通信部201や、入力部203、報知部204と連携して、情報端末機器200の全体の動作を制御する。
[1-1-2.炊飯器の構成]
次に、炊飯器100の構成について説明する。
炊飯器100は、中継装置300と通信を行う遠隔制御ユニット110と、炊飯機能を有する炊飯ユニット120とに分けて構成されている。遠隔制御ユニット110のオン・オフは、後述する無線LANボタンによって受け付けられる。遠隔制御ユニット110と炊飯ユニット120との電源オン・オフを独立して制御できるので、遠隔制御しないで炊飯を行う場合は遠隔制御ユニット110の電源をオフにすることができる。また、遠隔制御の待ち受けを行う場合は炊飯ユニット120の電源をオフにしておき、遠隔制御によって炊飯を行うときにのみ遠隔制御ユニット110によって炊飯ユニット120の電源をオンすることができる。このように、炊飯器100の電源制御を行うことで省電力化が可能になる。もちろん、遠隔制御ユニット110と炊飯ユニット120との電源を同時にオンまたはオフするようにしてもよい。また、遠隔制御ユニット110は炊飯ユニット120に後付けで設置可能なアダプタ構成としてもよいし、遠隔制御ユニット110と炊飯ユニット120とを明確に分けずに、一体構成で炊飯器100を実現してもよい。
まず、遠隔制御ユニット110の構成について説明する。
遠隔制御ユニット110は、通信部111と、遠隔制御電源部114を有する。
通信部111は、中継装置300に炊飯器100の状態情報や報知信号を送信する送信部112と、中継装置300を通して情報端末機器200から遠隔制御情報を受信したり、中継装置300を通してサーバ400から遠隔制御情報を受診する受信部113を備える。通信部111は、後述する通信基板61上に配置される。通信基板61は、後述する蓋体50の中に配置される。炊飯器100の状態情報や報知信号は、炊飯ユニット120から取得され、通信部111から送信されると中継装置300を通してサーバ400もしくは情報端末機器200へ送信される。一方、受信した遠隔制御情報は炊飯ユニット120へ送られる。
遠隔制御電源部114は、遠隔制御ユニット110の電源部であって通信部111と信号処理部115に電源を供給する。炊飯器100が情報端末機器200からの遠隔制御情報を受信する(すなわち遠隔制御の待ち受けオン状態)には遠隔制御電源部114によって遠隔制御ユニット110の電源が供給されていることが条件になる。逆にいえば、炊飯器100を情報端末機器200から遠隔制御させたくなければ、遠隔制御電源部114によって遠隔制御ユニット110の電源を切った状態にすればよい。
なお、遠隔制御ユニット110は、計時部116を備えていてもよい。計時部116は時間をカウントできる。これにより遠隔制御ユニット110は、送受信された信号と計時部116の時間情報とを組み合わせて信号処理部115で信号処理できる。
次に、炊飯ユニット120の構成について説明する。
炊飯ユニット120は、機器制御部121と、機器電源部122を備える。機器制御部121は、機器電源部122から電源の供給を受ける。機器制御部121は、後述する蓋体側制御基板60と本体側制御基板18で構成される電気回路であり、記憶部126を含む。運転部123、操作部124、および報知部125などの構成要素のそれぞれの動作を制御する。運転部123とは、後述する本体側加熱部15の駆動回路である。また、操作部124とは、例えば操作部64の電気回路である。また、報知部125は、例えばブザーで構成され、蓋体側制御基板60の制御信号でオン・オフが切り替えられる。炊飯ユニット120については、図2、図3、図5、図6を用いてより具体的に説明する。
図2は、実施の形態1における炊飯器を斜め上方から見た斜視図である。図3は、実施の形態1における炊飯器の平面図である。図5は、実施の形態1における炊飯器の外蓋が備える表面パネルを含む部品を取り外した状態を示す上面図である。図6は、図3のA1-A1線断面図である。
実施の形態1においては、図2の左下側を前方とし、図2の右上側を後方とする。
実施の形態1における炊飯器100は、本体10と、蓋体50を備える。
本体10は、筐体11と、鍋14と、本体側加熱部15と、鍋温度検知部16と、記憶部(図1に示す記憶部126に対応する部品)と、本体側制御基板18を備える。
筐体11は、上部に筐体開口部を有する鍋収容部12を有する。筐体11の形状は、有底筒状である。筐体11には、フックボタン13が設けられており、フックボタン13を押圧することにより、本体10に対して開く方向に付勢されている筐体11を本体10に係止している係止部が外れて、後述するヒンジ部74を中心として回動し、本体10の鍋収容部12が開放される。
鍋14は、米や水などの被加熱物が収容される容器である。鍋14の形状は、有底筒状であり、筐体11の鍋収容部12に収容可能となるように構成されている。
本体側加熱部15は、鍋14を加熱する。本体側加熱部15は、鍋収容部12の底面及び側面に配置される。本実施の形態では、本体側加熱部15は巻線コイルであり、誘導加熱式である。本体側加熱部15は、誘導加熱式以外でもよく、例えば、マイコンヒータなどでも良い。
鍋温度検知部16は、鍋14の温度を検知する。鍋温度検知部16は、鍋収容部12の底部の中央かつ鍋14の底部に当接するように設けられる。本実施の形態では、鍋温度検知部16は、サーミスタである。
記憶部(図1に示す記憶部126に対応する部品)は、炊飯シーケンスを複数記憶する。ここで言う炊飯シーケンスとは、予熱工程と昇温工程と沸騰維持工程と蒸らし工程の主として4つの工程を順に行うにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力などがあらかじめ決められている炊飯の手順をいう。各炊飯シーケンスは、複数の炊飯コースのそれぞれに対応している。また、記憶部は、サーバ400から送られてきた炊飯シーケンスや遠隔制御情報も記憶する。記憶部は、マイクロコンピュータのメモリを使用した構成であり、マイクロコンピュータは本実施の形態の図6の蓋体側制御基板60の上面に実装されている。
本体側制御基板18は、本体側加熱部15と、鍋温度検知部16と、鍋底センサと、I
GBT温度センサと、と、AC電圧測定回路を制御する。本体側制御基板18は、筐体11の内部に配置される。本体側制御基板18は両面に部品が実装されている。実装面には、例えば、商用電源を高周波電力に変換して本体側加熱部15に供給するためのインバータ回路部品が実装されている。インバータ回路部品は、高周波電力を供給するために高周波スイッチングをするIGBT(半導体素子)、AC電流を整流するダイオードブリッジ、高周波成分をフィルタするコンデンサ、共振用コンデンサ等を有する。本体側制御基板18は、情報端末機器200から送信された遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力する第1のモードと、遠隔制御情報に基づかずに制御信号を出力する第2のモードを有し、後述する遠隔ボタンによって、第1のモードと第2のモードに切り替えられる。本体側制御基板18は、本体内部の後方に設けられている。本体側制御基板18は、略矩形状に形成され、垂直方向に延在するように配置されている。本体側制御基板18の下端部には、本体側制御基板18に設けられたIGBT等の電子部品を冷却するためのヒートシンクが取り付けられている。ヒートシンクは、例えばアルミニウムにより構成されている。
鍋温度検知部16は、鍋収容部12に設けられ、鍋14の温度を検知する。
蓋体50は、筐体開口部を開閉自在に覆う。蓋体50は、外蓋51と、蓋加熱板73と、ヒンジ部74を備える。
外蓋51は、外蓋本体52と、表面パネル62を備える。
外蓋本体52は、表示部53と、蒸気筒54と、蓋温度検知部55と、スチーム供給部56と、スチームコイル温度検知部57と、圧力検知部58と、蓋体側加熱部59と、蓋体側制御基板60と、通信基板61を備える。外蓋本体52は、筐体開口部を封止できるように構成されている。
表示部53は、外蓋本体52の凹部65に設けられている。表示部53は、LCDで構成される。凹部65については後述する。
蒸気筒54は、本体の内部に収納される鍋14内の空間と連通し、当該空間から発生する蒸気を外部に放出する。
蓋温度検知部55は、鍋14内の蒸気の温度を検知する。蓋温度検知部55は、本実施の形態ではサーミスタである。
スチーム供給部56は、外蓋本体52内に設けられ、スチームコイルによって加熱された水蒸気を鍋14内に供給する。
スチームコイル温度検知部57は、スチームコイルの温度を検知する。スチームコイル温度検知部57は、外蓋51に設けられたスチームセンサ収納部に配置される。スチームコイル温度検知部57は、例えば、スチームセンサであり、スチームコイルの温度を検知し、制御部へ伝達する。
圧力検知部58は、鍋14内の圧力を検知する。圧力検知部58は、外蓋51に設けられた圧力検知部収納部に配置される。圧力検知部58は、例えば、圧力センサであり、鍋14内の圧力を検知し、制御部へ伝達する。
蓋体側加熱部59は、鍋14内に収容された被炊飯物を加熱する。蓋体側加熱部59は、誘導加熱の加熱コイルで構成されており、蓋体側加熱部59は、外蓋51に設けられた蓋体側加熱部収納部に配置される。
蓋体側制御基板60は、LCD(表示部53)及びその駆動回路と、LED点灯回路と、RFID通信モジュールと、音声IC、鍋内蒸気温度測定回路と、蓋温度過昇防止測定回路と、蓋開閉及びふきこぼれを検知する回路と、静電タッチICと、本体側制御基板18を制御するマイクロコンピュータと、がプリント配線板上に実装されることで構成される。
蓋体側制御基板60は、情報端末機器200から送信された遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力する第1のモードと、遠隔制御情報に基づかずに制御信号を出力する第2のモードを有し、後述する遠隔ボタンによって、第1のモードと第2のモードに切り替えられる。蓋体側制御基板60は、蓋体50の内部に配置される。蓋体側制御基板60内のマイクロコンピュータが本体側の鍋温度検知部の信号に基づき、本体側制御基板18に実装されたIGBTの駆動信号を出力している。
表面パネル62は、外蓋本体52に備え付けられる。表面パネル62は、光を透過する光透過領域63を有し、後述する第1光源ユニット及び第2光源ユニットの光を透過させる。光透過領域63には、操作部64が設けられる。操作部64は、ユーザによる炊飯開始の指示および炊飯メニューの選択等の指示を受け付ける。操作部64は、例えば静電スイッチである。
図5に示すように、外蓋51は、外蓋本体52の上面に凹部65を有する。凹部65の開口部は、表面パネル62で閉鎖されている。凹部65は、表示部53に対向している底面を有する。凹部65には、表示部53と対向する表示基板66が収容されている。表示基板66は、部品が実装される実装面を有する。実施の形態1では、実装面は、上面である。また、凹部65には、表示基板66の上面に実装されている第1光源ユニット及び第2光源ユニットが収容されている。第1光源ユニットには、光を発する第1光源と、第1導光部材とが設けられている。第2光源ユニットには、光を発する第2光源と、第2導光部材とが設けられている。第1光源及び第2光源は、例えば、LED(Light Emitting Diode)で構成される。
外蓋51は、外蓋本体52の上面にさらに凹部65を有する。この凹部65は、実施の形態1では、表示部53が設けられた凹部65に対して、左上に配置されている。凹部65の開口部は、通信基板61により閉鎖されている。通信基板61は、実装面を有し、実装面には無線LAN通信部67とBluetooth通信部68が設けられている。無線LAN通信部67及びBluetooth通信部68は同一のアンテナで構成されている。アンテナは特に図示していないが、通信基板61内の銅箔パターンで構成されている。このアンテナに図1の信号処理部115を構成する通信用ICが信号を出力したり、受信信号を処理することで、無線LAN通信もしくはBluetooth通信が実現されている。このように、通信基板61からは通信電波が出力されており、通信基板61に隣接するパターンによって、リード線にノイズが発生しやすいことが考えられる。
図6に示すように、筐体11の内部であって鍋14の後方には、高さ方向に本体側制御基板18が設けられている。表示基板66と本体側制御基板18は、信号線で電気的に接続されている。この信号線を第1の信号線69とする。また、本体側制御基板18から伸びた第1の信号線69は、コネクターを用いて、表示基板66に接続されている。このコネクターを第1のコネクター71とする。本実施の形態1では、第1のコネクター71は、表示部53に対して右側に配置される。さらに、表示基板66と通信基板61は、信号線で電気的に接続されている。この信号線を第2の信号線70とする。また、通信基板61から伸びた第2の信号線70は、コネクターを用いて、表示基板66に接続されている。このコネクターを第2のコネクター72とする。本実施の形態1では、第2のコネクタ
ー72は、表示部53に対して左側に配置されている。すなわち、第1のコネクター71と、第2のコネクター72は、表示部53を介して、左右対称に配置されている。本実施の形態1では、第1のコネクター71と第2のコネクター72は表示部53を介して左右対称に配置されるが、第1のコネクター71と第2のコネクター72は表示部53を介して上下方向に配置されていても良い。
蓋加熱板73は、外蓋51に着脱可能に構成される。蓋加熱板73は、蓋体側加熱部59に加熱され、蓋加熱板73に付着した露を蒸発させ、被炊飯物に露が落下する可能性を低減させる。
ヒンジ部74は、筐体11の後方かつ上部に配置され、外蓋51を回動可能に装着する。蓋体50は、フックボタン13が押圧されることで、本体10の前部上方との係合が解除され、本体10の上面開口部を開放するようにヒンジ部74を中心として回動する。
使用者は炊飯器100を購入した後、ネットワークを介して情報端末機器200と炊飯器100とを紐づければ、情報端末機器200の画面上で無線LANのオン・オフを切り替えることができるようになる。この場合、信号処理部115または機器制御部121等の電気回路で、ソフト的に情報端末機器を通じで無線LANのオン・オフが切り替えられるように構成されている。本実施の形態では、情報端末機器200の画面上で無線LANのオン・オフを切り替えることができることを説明したが、無線LANのオン・オフは情報端末機器200の画面上でなく、例えば、炊飯器に設けられた切り替えスイッチによって切り替えられてもよい。この場合の切り替えスイッチは、スイッチ式のボタンでもよいし、静電タッチ式のボタンでもよい。また、情報端末機器200の画面上では、遠隔制御のオン・オフを切り替えることができるように構成されていても良い。遠隔制御のオン・オフを切り替えることで、炊飯器100が情報端末機器200から遠隔操作されるか否かの選択をすることができる。
無線LANがオフになっている場合は、遠隔制御も合わせてオフになる。無線LANがオンになっている場合は、遠隔制御をオンにするかオフにするかを情報端末機器200で指定することができる。また、遠隔制御のオン・オフを切り替える遠隔ボタンは筐体11または外蓋51に設けられていても良い。遠隔ボタンは、例えば静電スイッチまたは機械式スイッチであって、表示部53と独立して設けられていてもよい。
[1-2.動作]
[1-2-1.炊飯システムの動作]
炊飯システム1000の動作について、従来の炊飯器と同様の動作については、詳細な説明は省略する。
[1-2-2.通信の動作]
図7は、実施の形態1における炊飯器の識別情報を情報端末機器に送信する動作を説明するためのシーケンス図である。
図7に示すように、使用者が電源コードをコンセントに差し込み、炊飯器100に商用電源が供給されると、Bluetooth通信部68が使用者の情報端末機器200に、炊飯器100の識別情報を送信する(ステップS11)。情報端末機器200は、表示部53に識別情報を表示する(ステップS12)。ここで言う使用者の情報端末機器200とは、炊飯器100とBluetooth通信できる距離にいる使用者が所持する情報端末機器であって、情報端末機器のBluetooth通信機能がオン状態になっている情報端末機器を指す。また、ここで言う炊飯器100の識別情報とは、品番や製造番号等を指す。
ここで、図7の流れとは異なり、使用者は情報端末機器200の表示部53に表示される画面に従いながら操作をすることで、無線通信機能を用いて、炊飯器100の識別情報をサーバ400にアップロードすることができる。
一方で、図7に示すように、情報端末機器200の表示部53に識別情報が表示されながらも、使用者がサーバ400に識別情報をアップロードせず、そのまま炊飯を実行した場合、保温が完了すると、無線LAN通信部67がサーバ400に保温完了情報を送信する(ステップS13)。サーバ400では、情報端末機器200と炊飯器100が紐づけされているかどうかを調べ(ステップS14)、未紐づけである場合は、サーバ400は、情報端末機器200に炊飯器100の識別情報を送信し(ステップS15)、情報端末機器200は表示部で炊飯器100の識別情報を表示させる(ステップS16)。
本実施の形態1では、Bluetooth通信部68が、情報端末機器200に炊飯器100の識別情報を送信し、情報端末機器200が表示部53に識別情報を表示させるが、炊飯器100の筐体11や蓋体50もしくは炊飯器100を購入した際に同封されている印刷物に識別情報が提供できる識別手段が設けられており、使用者が情報端末機器200のカメラ機能を利用して識別手段をスキャンすることで情報端末機器200の表示部53に識別情報を表示させても良い。その場合の識別手段は、例えば、バーコードやQRコード(QRコード:登録商標)等が考えられる。
また、本実施の形態1では、Bluetooth通信部68が情報端末機器200に識別情報を送信するが、無線LAN通信部67が情報端末機器200に識別情報を送信しても良い。
図8は、実施の形態1における炊飯器が炊飯した米の銘柄に合わせて情報端末機器の表示部に情報案内を表示させる動作を説明するためのシーケンス図である。
無線通信機能を用いて、炊飯器100の識別情報がサーバ400にアップロードされると、炊飯が終了するごとに、記憶部が実行された炊飯情報を記憶する。また、図8に示すように、送信部112は炊飯が終了するごとに、実行された炊飯情報をサーバ400へ送信する(ステップS21)。サーバ400は、送信された炊飯情報を記憶する(ステップS22)。ここでいう炊飯情報とは、炊飯コース、炊飯した米の銘柄、炊飯合数等である。
サーバ400には、全国各地で生産されている50以上の米の銘柄情報が保存されている。炊飯器100の送信部112から送信された炊飯した米の銘柄情報は、サーバ400内で、予め保存された銘柄情報のうちどの銘柄が炊飯されたかを記憶され、相関関係が算出される(ステップS23)。
サーバ400内で算出された相関関係に紐づく情報は、情報端末機器200に送信される(ステップS24)。情報端末機器200は、サーバ400内で算出された相関関係に紐づく情報をもとに、表示部53において、サーバ400内で算出された相関関係に紐づく情報を出力する(ステップS25)。なお、図8では、算出された相関関係に基づく情報が情報端末機器200に送信される例を開示したが、算出された相関関係に基づく情報は炊飯器100に送信され、炊飯器100で表示されてもよい。
図4は、実施の形態1における炊飯器が炊飯した米の銘柄についての情報を案内する際の情報端末機器側の表示例である。図4の情報端末機器側での表示例80に示すように、全国各地で生産されている50以上の米の銘柄情報のうち、炊いたことのある米の銘柄の
パーセンテージを「あなたの銘柄制覇率」として表示する。また、このパーセンテージに合わせて、図4の情報端末機器側での表示例81のように、メッセージを表示する。例えば、パーセンテージが0以上30未満であれば、「もっと頑張って!!」、30以上60未満であれば「その調子!!」、60以上90未満であれば「いいぞ!!」、90以上100以下であれば「お米マスター!!」等のメッセージが表示される。本実施の形態では、上記のような表示方法を記載したが、これはあくまで例示であって、サーバ400内で算出された相関関係に紐づく情報を用いて表示される情報であれば、表示の仕方は問わない。例えば、本実施の形態では、全国各地で生産されている50以上の米の銘柄情報のうち、炊いたことのある米の銘柄をパーセンテージ化し数値化して表示しているが、ゲージのようなメーターで表示されていても良い。具体的には、数値の変化を柱状のグラフで表すものである。
図4の情報端末機器側での表示例82に示すように、日本全国銘柄マップと題して、日本地図と共に全国各地で生産されている米の銘柄情報が表示される。日本地図は地方ごとにブロック分類されており、拡大表示したい地方をクリックすると、情報端末機器の表示部は、図4の情報端末機器側での表示例83に示すような画面に遷移する。拡大表示された地方には、その地方で生産された銘柄を示すアイコンとして米のマークが表示される。詳細を閲覧したい米のマークをクリックすると、その米の銘柄のより詳細な情報(例えば、甘味、粘り、硬さ)が表示されるようになっており、購入を希望する場合は、その下に設けられた「ECサイトで購入」ボタンをクリックすると、外部のECサイトにつながるようになっている。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、炊飯器100は、筐体11と、筐体11に収容されており被加熱物を収容する鍋14と、筐体11の上方に配置されており鍋14の開口部を覆う蓋体50と、筐体11の内部に配置されており鍋14を加熱する本体側加熱部15(本開示の加熱部の一例)と、ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部111と、通信部111を有する通信基板61と、遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部(例えば信号処理部115、または機器制御部121)と、を備え、通信基板61は、蓋体50内に配置されている。
これにより、炊飯器100は、通信基板61が鍋14や底IHの熱やノイズの影響を受けにくく、IHの動作中に電波を送受信した場合も、通信の安定性が向上する。また、通信基板61が筐体11の内部に配置されている場合よりも、高い電波の受信感度を実現することができる。
また、本実施の形態において、炊飯器100は、表示部53を有する表示基板66(本開示の第1の基板の一例)と、加熱部を駆動するスイッチング素子を有する本体側制御基板18(本開示の第2の基板の一例)と、第1の基板と第2の基板を電気的に接続する第1の信号線69と、第1の基板と通信基板61を電気的に接続する第2の信号線70と、第1の信号線69と第1の基板を接続する第1のコネクター71と、第2の信号線70と第1の基板を接続する第2のコネクター72と、を備え、第1のコネクター71は、炊飯器100を上面から見た場合に、表示部53に対して左右方向の一方に配置され、第2のコネクター72は、表示部53に対して左右方向の他方に配置されている。
これにより、信号の干渉が生じる可能性を低減させ、無線LAN情報の取得ができるようになる。
また、本実施の形態において、炊飯器100における制御部(例えば信号処理部115、または機器制御部121)は、遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力する第1のモー
ドと、遠隔制御情報に基づかずに制御信号を出力する第2のモードを有する。
これにより、炊飯器100は、遠隔制御をしないモードと遠隔制御をするモードの2パターンのモードを有することができ、遠隔制御を使用者が希望しない場合には、炊飯器100遠隔制御をしないモードに切り替えることで、外部から意図しない遠隔制御をされる可能性を低減させることができる。また、省電力化が可能になる。
また、本実施の形態において、炊飯器100は、筐体11および蓋体50の少なくとも一方に設けられ、ネットワーク接続のオン・オフの切換を受け付ける入力部203を備える。入力部203は、蓋体50または本体10に設けられた物理的なスイッチでもよく、表示部53で表示されてもよい。または入力部203は、情報端末機器200を通じてオン・オフを受け付ける場合は、信号処理部115または機器制御部121などの電気回路でソフト的に構成されてもよい。
これにより、炊飯器100は炊飯器100が無線通信可能なモードと無線通信不可能なモードの2パターンのモードを有することができる。
また、本実施の形態において、炊飯システム1000は、炊飯器100と、炊飯器100とネットワークを通じて通信可能な情報端末機器200と、炊飯器100および情報端末機器200とネットワークを通じて通信可能なサーバ400と、を備え、炊飯器100の識別情報と情報端末機器200の識別情報とが対応づけられてサーバ400に登録される前に、炊飯器100が炊飯を実行した場合、炊飯器100またはサーバ400は、炊飯器100が保温を終了したときに、情報端末機器200に炊飯器100の識別情報を表示させる信号を送信する。
これにより、使用者が炊飯器100の識別情報をサーバ400に登録せず炊飯を行ってしまった場合に、再度使用者が炊飯器100の識別情報を中継装置300にアップロードする機会を提供することができる。また、炊飯器100の識別情報がサーバ400にアップロードされる確率を向上させることができる。
また、本実施の形態において、炊飯器100の情報案内方法は、ネットワークを通じて情報端末機器200と通信可能な炊飯器100に関する情報案内方法であって、炊飯器100が炊飯するごとに米の銘柄情報を記憶するステップと、炊飯した米の銘柄情報と、あらかじめ登録された全体の銘柄情報との相関関係を算出するステップと、算出された情報を炊飯器100または情報端末機器200に表示するステップと、を有する。
これにより、情報端末機器200で使用者の炊飯状況に応じたコンテンツ表示を行うことができ、使用者のお米や産地への興味を引き立たせることができる。また、達成率を表示させることで、様々な銘柄を使用した銘柄別の炊飯意欲を向上させることができる。
(実施の形態2)
以下、図9から図16を用いて、実施の形態2を説明する。本実施の形態の炊飯システム1000と実施の形態1との主な違いは、炊飯システム1000における炊飯器100の、通信基板61の配置である。したがって、本実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成については説明を簡略する。
[2-1.構成]
図9は、実施の形態2における炊飯器100の斜視図である。図10は、実施の形態2における炊飯器の蓋体が開いたときの斜視図である。図11は、実施の形態2における炊飯器を背面から見たときの斜視図である。図12は、実施の形態2における炊飯器の平面
図である。図14は、図10のA2-A2線断面図である。図16は、実施の形態2における炊飯器の分解斜視図である。
図9や図10や図11や図12や図14や図16に示すように、実施の形態2にかかる炊飯器100は、外蓋51の上面に表示部20が設けられている。表示部20は、ユーザが炊飯コースなどを選択するための画面である。表示部20は、例えば液晶タッチパネルである。表示部20は、後述する操作部64の一部を兼ね、ユーザによる炊飯メニュー選択及び予約時間設定等の指示を受け付ける。表示部20には、無線LANボタンが設けられており、ユーザが無線LANボタンを入切することで、通信部111がネットワークを介してサーバ400と通信をする、または、通信部111がネットワークを介してサーバ400と通信をしない、の選択を受け付ける。
また、実施の形態2にかかる炊飯器100は、筐体11に水容器収納部が設けられており、水容器収納部には水容器21が収納される。水容器21は、水を入れるための有底筒状の容器である。
図13は、実施の形態2における炊飯器100の下面図である。図13における左側が炊飯器100の手前側であり、図13における右側が炊飯器100の奥側、つまりヒンジ部74側である。
図13に示すように、筐体11の底面には、排気口22と、吸気口23が設けられている。排気口22は、炊飯器100の底面において、中央より手前側と、中央より奥側の二か所に設けられている。吸気口23は、炊飯器100の底面において、上記二か所の排気口22よりも奥側に設けられている。
図15は、図13のB2-B2線断面図である。
図15に示すように、冷却ファン24は、筐体11の内部であり鍋収容部12の奥側、つまり鍋収容部12の後方であって、吸気口23の真上に配置されている。冷却ファン24は、ヒートシンクの下方に配置されており、冷却ファン24の動作によってヒートシンクが冷却される。冷却ファン24は、羽根状のファンを有する。
通信基板61は、筐体11の内部であって鍋14より後方であって、排気口22の近くに設けられている。
[2-2.動作]
実施の形態2における炊飯器100が動作すると、冷却ファン24が有する羽根状のファンが回転し、本体側制御基板18と通信基板61に冷却風が送られる。本体側制御基板18と通信基板61の温度上昇を抑えた冷却風は、排気口22から排出される。
[2-3.効果等]
上記のように、通信基板61は本体10側に配置されているため、蓋体50に配置される場合と比べて、蓋体50の開け閉めによって通信基板61の位置が変わるのを抑制できる。また、蓋体50の開け閉めによって通信基板61が物理的衝撃を受けるのを抑制できる。したがって、蓋の開け閉めによる通信状態の変動を回避でき、通信の安定性が向上する。
また本実施の形態では、通信基板61が本体10側に配置され、蓋コイルから離れているため、熱の影響を受けにくい。また、通信基板61は、蓋体に設けられたスチームコイルから離れて配置されるため、スチームコイルによる熱の影響も受けにくい。したがって
、熱による通信の影響を抑制でき、通信の安定性を向上できる。
また、通信基板61は、冷却ファン24の風路上に配置されている。したがって、熱による通信の影響を抑制できる。
また、共通の冷却ファン24により、本体側制御基板18と同様に、通信基板61も冷却できる。したがって、簡易な構成で熱による通信の影響を抑制できる。
なお、本実施の形態においても、炊飯器100は、遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力する第1のモードと、遠隔制御情報に基づかずに制御信号を出力する第2のモードを有していてもよい。これにより、ユーザは、好みに応じて、炊飯器100を遠隔制御するかしないかを選択でき、利便性が向上する。制御部は、第2のモードを実行するとき、ネットワーク接続を維持したままであってもよく、ネットワーク接続を断絶してもよい。
また、本実施の形態においても、炊飯器100は、ネットワーク接続のオン・オフの切換を受け付ける入力部を有していてもよい。これにより、ユーザは、任意でネットワーク接続を断絶できる。
また、本実施の形態においても、炊飯器100は識別情報を有していてもよい。情報端末機器200が識別情報と対応づけられてサーバ400に登録される前に、炊飯器100が炊飯を実行した場合、炊飯器100またはサーバ400は、炊飯器100が保温を終了したときに、情報端末機器200に識別情報を表示させる信号を送信してもよい。これにより、炊飯器100と情報端末機器200とのカップリングを促進できる。
また本実施の形態においても、炊飯器100に関する情報が案内されてもよい。例えば、炊飯器100が炊飯するごとに米の銘柄情報を記憶するステップと、炊飯した米の銘柄情報と、あらかじめ登録された全体の銘柄情報との相関関係を算出するステップと、算出された情報を炊飯器100または情報端末機器200に表示するステップと、を経て、情報端末機器200に本実施の形態の炊飯器100で炊飯した銘柄の達成マップが表示されてもよい。これにより、情報端末機器200で使用者の炊飯状況に応じたコンテンツ表示を行うことができ、使用者のお米や産地への興味を引き立たせることができる。また、達成率を表示させることで、様々な銘柄を使用した銘柄別の炊飯意欲を向上させることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1および2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、通信機能を有する炊飯器に適用可能である。具体的には、圧力式炊飯器や全自動の炊飯器などに、本開示は適用可能である。
10 本体
11 筐体
12 鍋収容部
13 フックボタン
14 鍋
15 本体側加熱部
16 鍋温度検知部
18 本体側制御基板
20 表示部
21 水容器
22 排気口
23 吸気口
24 冷却ファン
50 蓋体
51 外蓋
52 外蓋本体
53 表示部
54 蒸気筒
55 蓋温度検知部
56 スチーム供給部
57 スチームコイル温度検知部
58 圧力検知部
59 蓋体側加熱部
60 蓋体側制御基板
61 通信基板
62 表面パネル
63 光透過領域
64 操作部
65 凹部
66 表示基板
67 無線LAN通信部
68 Bluetooth通信部
69 第1の信号線
70 第2の信号線
71 第1のコネクター
72 第2のコネクター
73 蓋加熱板
74 ヒンジ部
80、81、82、83 情報端末機器側での表示例
100 炊飯器
110 遠隔制御ユニット
111 通信部
112 送信部
113 受信部
114 遠隔制御電源部
115 信号処理部
116 計時部
120 炊飯ユニット
121 機器制御部
122 機器電源部
123 運転部
124 操作部
125 報知部
126 記憶部
200 情報端末機器
201 無線通信部
202 制御部
203 入力部
204 報知部
300 中継装置
400 サーバ
1000 炊飯システム

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容されており、被加熱物を収容する鍋と、
    前記筐体の上方に配置されており、前記鍋の開口部を覆う蓋体と、
    前記筐体内に配置されており、前記鍋を加熱する加熱部と、
    ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部と、
    前記通信部を有する通信基板と、
    前記遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部と、を備え、
    前記通信基板は、前記蓋体内に配置された、炊飯器。
  2. 表示部を有する第1の基板と、
    前記加熱部を駆動するスイッチング素子を有する第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板を電気的に接続する第1の信号線と、
    前記第1の基板と前記通信基板を電気的に接続する第2の信号線と、
    前記第1の信号線と前記第1の基板を接続する第1のコネクターと、
    前記第2の信号線と前記第1の基板を接続する第2のコネクターと、を備え、
    前記第1のコネクターは、前記表示部に対して左右方向の一方に配置され、
    前記第2のコネクターは、前記表示部に対して左右方向の他方に配置される、
    請求項1に記載の炊飯器。
  3. 筐体と、
    前記筐体に収容されており、被加熱物を収容する鍋と、
    前記筐体の上方に配置されており、前記鍋の開口部を覆う蓋体と、
    前記筐体内に配置されており、前記鍋を加熱する加熱部と、
    ネットワークを通じて遠隔制御情報を送受信する通信部と、
    前記通信部を有する通信基板と、
    前記遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力するように構成された制御部と、を備え、
    前記通信基板は、前記筐体の内部であって、前記鍋より後方に配置された、炊飯器。
  4. 前記制御部は、
    前記遠隔制御情報に基づいて制御信号を出力する第1のモードと、
    前記遠隔制御情報に基づかずに制御信号を出力する第2のモードを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の炊飯器。
  5. 前記筐体および前記蓋体の少なくとも一方に設けられ、ネットワーク接続のオンオフの切換を受け付ける入力部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の炊飯器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の炊飯器と、
    前記炊飯器とネットワークを通じて通信可能な情報端末機器と、
    前記炊飯器および前記情報端末機器とネットワークを通じて通信可能なサーバと、を備え、
    前記炊飯器の識別情報と前記情報端末機器の識別情報とが対応づけられて前記サーバに登録される前に、前記炊飯器が炊飯を実行した場合、
    前記炊飯器または前記サーバは、前記炊飯器が保温を終了したときに、前記情報端末機器に前記炊飯器の前記識別情報を表示させる信号を送信する、炊飯システム。
  7. ネットワークを通じて情報端末機器と通信可能な請求項1から5のいずれか一項に記載の炊飯器に関する情報案内方法であって、
    前記炊飯器が炊飯するごとに米の銘柄情報を記憶するステップと、
    炊飯した前記米の前記銘柄情報と、あらかじめ登録された全体の銘柄情報との相関関係を算出するステップと、
    算出された情報を前記炊飯器または前記情報端末機器に表示するステップと、を有する、炊飯器の情報案内方法。
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