JP2022111662A - 印画物の製造方法、印画物、熱転写シート及び熱転写プリンタ - Google Patents

印画物の製造方法、印画物、熱転写シート及び熱転写プリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】膨張部による高精細な凹凸パターンを有する印画物を提供する。【解決手段】印画物の製造方法は、発泡粒子を含有する発泡層が設けられた熱転写シートを加熱し、被転写体上に前記発泡層を所定のパターンで転写する工程と、抑制層が設けられた熱転写シートを加熱し、前記被転写体の発泡層転写領域の周縁部に前記抑制層を転写する工程と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、印画物の製造方法、印画物、熱転写シート及び熱転写プリンタに関する。
従来、染料や顔料を用いた種々の熱転写方式が提案されている。熱転写方式で製造される印画物の用途は多岐にわたっており、例えば、IDカードやクレジットカード等の顔写真を有するカード、アミューズメント施設における合成写真、トレーディングカード等に用いられている。
近年、発泡粒子を含むカードを任意のパターンで加熱して膨張部を形成し、凹凸のある簡易的な3次元形状を実現した印画物が増加している。しかし、発泡粒子を膨張させて文字や画像等のパターンを形成した場合、パターンがつぶれて視認し難いという問題があった。
特開平5-254238号公報
本開示は、膨張部による高精細な凹凸パターンを有する印画物及びその製造方法を提供することを課題とする。また、本開示は、膨張部による高精細な凹凸パターンを有する印画物の製造に使用する熱転写シート及び熱転写プリンタを提供することを課題とする。
本開示の印画物の製造方法は、発泡粒子を含有する発泡層が設けられた熱転写シートを加熱し、被転写体上に前記発泡層を所定のパターンで転写する工程と、抑制層が設けられた熱転写シートを加熱し、前記被転写体の発泡層転写領域の周縁部に前記抑制層を転写する工程と、を備えるものである。
本開示の印画物は、被転写体と、前記被転写体上に設けられた、発泡粒子を含有する発泡層と、前記発泡層の周縁部に設けられた抑制層と、を備えるものである。
本開示の熱転写シートは、基材と、前記基材の一方の面上の互いに異なる領域に設けられた抑制層、及び発泡粒子を含有する発泡層と、を備え、前記抑制層の第1樹脂のガラス転移温度は、前記発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度よりも高いものである。
本開示の熱転写プリンタは、サーマルヘッド及びプラテンロールを有し、本開示の熱転写シートと被転写体とを重ね合わせて、前記サーマルヘッドと前記プラテンロールとの間を搬送させるとともに、前記サーマルヘッドが前記熱転写シートを加熱して、前記被転写体に前記発泡層及び前記抑制層を転写する熱転写プリンタであって、前記発泡層の転写パターンを示す画像データを解析して前記転写パターンの輪郭を抽出し、前記輪郭に基づいて前記抑制層を転写するものである。
本開示によれば、膨張部による高精細な凹凸パターンを有する印画物を製造できる。
図1a、図1bは実施形態に係る熱転写シートの断面図である。 熱転写プリンタの概略構成図である。 図3a、図3bは印画物の製造方法を説明する図である。 図4a、図4bは印画物の製造方法を説明する工程断面図である。 印画物の製造方法を説明する図である。 図6a、図6bは比較例による印画物の製造方法を説明する図である。 図7a、図7bは発泡層と抑制層の厚みの関係を説明する工程断面図である。 図8a、図8bは別の実施形態に係る印画物の製造方法を説明する工程断面図である。 別の実施形態に係る印画物の製造方法を説明する工程断面図である。 図10a、図10bは別の実施形態に係る印画物の製造方法を説明する工程断面図である。 熱転写シートの平面図である。 図12a、図12bは別の実施形態に係る印画物の製造方法を説明する工程断面図である。 抑制層形成領域を示す図である。 図14a~図14cは抑制層形成領域を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1aは、本発明の実施形態に係る熱転写シートの断面図である。図1aに示すように、熱転写シート10は、基材1の一方の面上に設けられた発泡層3及び抑制層9を有する。発泡層3と抑制層9は基材1上の異なる領域に設けられている。
発泡層3は発泡粒子を含む。発泡粒子は、熱可塑性樹脂からなる外殻と、外殻に内包され、加熱することで気化する発泡剤を有する。そのため、発泡粒子は加熱により膨張する。
発泡層3及び抑制層9は、被転写体に転写される層である。後述するように、抑制層3は、発泡層転写領域に沿う(隣接する)ように転写され、発泡層3が膨張する際に、平面方向への膨張を抑制するものである。
抑制層9の第1樹脂は、発泡層3の第1バインダー樹脂よりもガラス転移温度が高い。ここで、第1樹脂は、抑制層9に含まれる樹脂のうち、最も配合比率の高い樹脂である。また、第1バインダー樹脂は、発泡層3に含まれるバインダー樹脂のうち、最も配合比率の高いバインダー樹脂である。
図1bに示すように、基材1の他方の面に背面層5が設けられていてもよい。また、発泡層3及び抑制層9と、基材1との間に剥離層2が設けられていてもよい。また、発泡層3及び抑制層9の上に接着層4が設けられていてもよい。剥離層2及び接着層4の第1樹脂は、発泡層3の第1バインダー樹脂よりもガラス転移温度が高い。
剥離層2や接着層4は、発泡層3や抑制層9と共に被転写体に転写される。
印画物を製造する際は、図2に示すような熱転写プリンタを使用する。供給部13から繰り出された熱転写シート10は、サーマルヘッド11とプラテンロール12との間で、被転写体6と重ね合わされる。被転写体6は、プラスチックカード基材や紙など、特に限定されない。また、被転写体6の形状は、平面でもよいし曲面でもよい。
サーマルヘッド11が、制御部15からの制御信号に基づいて熱転写シート10を所定のパターンで加熱し、図3a、図3bに示すように、被転写体6上に発泡層3を転写する。転写パターンは、線幅W0の直線又は曲線のライン部を含む。この例では、発泡層3をライン状に転写している。また、剥離層2及び接着層4の図示は省略している。
発泡層3を転写する際に熱転写シート10に印加する熱エネルギーは、転写した発泡層3が平面方向に膨張しない程度のものとする。
回収部14が熱転写シート10を所定量巻き取り、熱転写シート10の抑制層9と被転写体6とが対向するように、熱転写シート10と被転写体6とを重ね合わせる。サーマルヘッド11が、制御部15からの制御信号に基づいて熱転写シート10を加熱し、図4a、図4bに示すように、被転写体6上の発泡層3を取り囲むように抑制層9を転写する。抑制層9の幅は特に限定されないが、被転写体6上の発泡層3の体積が大きい程、抑制層9の幅を大きくすることが好ましい。
制御部15が、発泡層3の転写パターンに基づいて、抑制層9の転写パターンを算出してもよい。例えば、制御部15は、発泡層3の転写パターンを示す画像データを解析して転写パターンの輪郭を抽出し、この輪郭に沿った所定幅の領域を、抑制層9の転写パターンとする。
続いて、発泡層3及び抑制層9が設けられた被転写体6に画像(図示略)を形成する。画像形成方式は特に限定されず、昇華転写方式、溶融転写方式、インクジェット方式等を用いることができる。昇華転写方式及びインクジェット方式の場合は、発泡層3及び抑制層9を覆うように被転写体6上に受容層を転写してから、色材を転写して画像を形成することが好ましい。画像形成後に保護層を転写してもよい。また、中間転写媒体を用いて、画像が形成された層を被転写体6上に転写してもよい。
画像形成後、ヒートローラ、オーブン、サーマルヘッドなどの加熱装置を用いて、被転写体6を加熱する。加熱により、図5に示すように、発泡層3内の発泡粒子が膨張する。発泡粒子の膨張により、発泡層3は、上下方向(高さ方向)だけでなく、水平方向にも膨張しようとする。本実施形態では、ガラス転移温度の高い樹脂を含む抑制層9で発泡層3を取り囲んでいるため、水平方向への膨張量、すなわち膨張後の線幅W1を抑えることができる。
図6a、図6bは比較例による印画物の製造方法を示している。図6aに示すように、被転写体6A上に、発泡層3Aを線幅W0のラインパターンで転写する。発泡層3Aの周囲に抑制層は転写しない。
発泡層3Aの転写後、被転写体6Aを加熱すると、図6bに示すように、発泡層3A内の発泡粒子が膨張する。発泡粒子の膨張により、発泡層3Aは水平方向にも膨張する。発泡層3の周囲に抑制層が無いため、発泡層3Aの水平方向の膨張量は大きくなる。膨張後の線幅W2は、線幅W1よりも大きく、精細な凹凸パターンの表現は困難となる。
一方、本実施形態では、発泡層3の周縁に抑制層9を設けることで、水平方向の膨張量を抑えられるため、高精細な凹凸パターンを表現できる。
抑制層9の転写は、発泡層3の転写前に行ってもよいし、発泡層3の転写後に行ってもよい。発泡層3の転写と、抑制層9の転写は、別の熱転写プリンタで行ってもよい。別の熱転写プリンタで行う場合、発泡層3と抑制層9とは別の基材上に設けられ、別々の熱転写シートとなる。
膨張前(加熱前)の発泡層3の厚みは、図7aに示すように抑制層9の厚みより大きくてもよいし、図7bに示すように抑制層9の厚みより小さくてもよい。
抑制層9の転写を複数回行って、抑制層9を積層構造にしてもよい。図8aは、抑制層9を2回転写した例を示し、図6bは、抑制層9を3回転写した例を示す。
抑制層9を複数回転写する場合、発泡層3側の位置を揃え、かつ上層ほどサイズが小さくなるように転写することが好ましい。図9は、1層目の抑制層9_1より2層目の抑制層9_2の方が小サイズとなり、2層目の抑制層9_2より3層目の抑制層9_3の方が小サイズとなるように、抑制層を3回転写した例を示す。
このように、抑制層9を階段状にし、発泡層3から離れるに従って徐々に厚みが小さくなるようにすることで、転写される受容層や保護層の密着性を向上させることができる。
発泡層3を複数回転写して積層し、1層あたりの発泡層3の厚みを抑えてもよい。図10aは、発泡層3を線幅W0のラインパターンで2回転写した例を示す。図10aでは、剥離層2及び接着層4も図示している。1層目の発泡層3_1、2層目の発泡層3_2の厚みは、それぞれ、図3aに示す発泡層3の厚みの半分程度とする。
発泡層3_1、3_2の転写後、被転写体6を加熱すると、発泡層3_1、3_2内の発泡粒子が膨張する。図10bに示すように、発泡粒子の膨張により、発泡層3_1、3_2は、上下方向(高さ方向)だけでなく、水平方向にも膨張する。発泡層の厚み(体積)が大きい程、水平方向の膨張量は大きくなるが、この例では、発泡層をガラス転移温度の高い樹脂層(剥離層2/接着層4)で2層に分けているため、1層あたりの厚み(体積)を小さくし、水平方向への膨張量、すなわち膨張後の線幅W3を抑えることができる。
発泡層3の転写回数(積層数)は3以上でもよい。
発泡層3及び抑制層9の転写と画像形成とは、同一の熱転写プリンタで行ってもよいし、別の熱転写プリンタで行ってもよい。同一の熱転写プリンタで行う場合、発泡層3及び抑制層9を転写するための熱転写シートと、色材を転写するための熱転写シートとが一体となっていてもよいし、別体となっていてもよい。
図11は、発泡層3及び抑制層9を転写するための熱転写シートと、色材を転写するための熱転写シートとが一体となっている(単一リボンとなっている)場合の熱転写シートの平面図である。熱転写シートは、基材の一方の面上に面順次に設けられた抑制層9、発泡層3_1、3_2、転写型受容層R、色材層7及び保護層8を有する。この熱転写シートは、図10aに示すように、被転写体6に発泡層を2回転写して積層構成にできるものである。
色材層7は、面順次に設けられたイエローの色材を含有するイエロー色材層7Y、マゼンタの色材を含有するマゼンタ色材層7M、及びシアンの色材を含有するシアン色材層7Cを有する。イエロー色材層7Y、マゼンタ色材層7M、及びシアン色材層7Yに含有される色材は例えば昇華性染料である。
図11に示す熱転写シートを利用する場合、まず、被転写体の発泡層形成領域(発泡層転写領域)の周縁部に抑制層9を転写する。次に、発泡層3_1、3_2を順に同じパターンで加熱して、被転写体上に発泡層3_1、3_2を転写・積層させる。続いて、転写型受容層Rを被転写体上に転写する。次に、イエロー色材層7Y、マゼンタ色材層7M、及びシアン色材層7Yを順に転写して、被転写体上の受容層Rに画像を形成する。その後、保護層8を加熱して、画像が形成された受容層R上に保護層8を転写する。
色材層7に含有される色材が熱溶融性インキの場合、転写型受容層Rは省略可能である。
図10a、図10bに示す例では、発泡層3を積層させ、発泡層3の1層あたりの厚み(体積)を小さくすることで、水平方向の膨張量を抑える構成について説明したが、図12aに示すように、発泡層3をベタパターンでなくドットパターン(網点)で転写し、発泡層3の水平方向の幅を抑えるようにしてもよい。両端の発泡層3の距離をW0とする。抑制層9は両端の発泡層3に沿って設けられるが、図示は省略する。
加熱処理により発泡層3内の発泡粒子が膨張し、図12bに示すように、隣接するドット状の発泡層3同士が結合し、線幅W4のライン部となる。発泡層3をドットパターンで転写したことにより、各発泡層3の体積が小さくなって水平方向の膨張量が抑えられ、線幅W4はW0よりも僅かに大きい程度となり、高精細な凹凸パターンを表現できる。
上記実施形態では、発泡層3を取り囲むように、発泡層3の周縁部全体に抑制層9を設けていたが、発泡層3の周縁部の一部に抑制層9を設ける構成としてもよい。例えば、図13に示すように、発泡層3の周縁部に抑制層9を所定の間隔を空けて形成してもよい。
図14a~図14cに示すように、発泡層3の転写パターンが円環状や多角環状等の環状パターンを含む場合、環状部の内周縁部にのみ抑制層9を形成してもよい。これにより、発泡層3内の発泡粒子を膨張させた際に、環状部の潰れを抑制し、微細な凹凸パターンの形状を視認させやすくすることができる。
上記実施形態では、画像形成後に発泡粒子を膨張させていたが、発泡粒子の膨張後に画像を形成してもよい。
次に、熱転写シート10の各構成について説明する。
(基材)
熱転写シート10の基材1についていかなる限定もされることはなく、熱転写シートの分野で従来公知のものを適宜選択して用いることができる。一例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトンもしくはポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレン誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテンまたはアイオノマー等のプラスチックの延伸または未延伸フィルムが挙げられる。また、これらの材料を2種以上積層した複合フィルムも使用できる。基材1の厚さについて特に限定はないが、2μm以上10μm以下の範囲が好ましい。
(剥離層)
発泡層3や抑制層9の転写性を向上させるべく、基材1上に剥離層2を設けることができる。剥離層を構成するバインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル樹脂等に例示される熱可塑性樹脂、飽和又は不飽和ポリエステル、ポリウレタン樹脂、熱硬化性エポキシ-アミノ共重合体、及び熱硬化性アルキッド-アミノ共重合体(熱硬化性アミノアルキド樹脂)等に例示される熱硬化性樹脂、シリコーンワックス、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。
剥離層の第1樹脂のガラス転移温度(Tg)は、後述する発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度より高いことが好ましい。
(発泡層)
発泡層3は、発泡粒子及びバインダー樹脂を含有している。発泡粒子は、熱可塑性樹脂からなる外殻(シェル)と、それに内包される発泡剤(コア)とから構成される熱膨張性微小球である。発泡粒子はコア-シェル構造をとっており、微小球全体として熱膨張性(微小球全体が加熱により膨らむ性質)を示す。熱可塑性樹脂は、重合性成分の重合体である。
重合性成分は、分子内に少なくとも1つ以上の重合性基を有する単量体を意味し、重合することによって発泡粒子の外殻を形成する熱可塑性樹脂となる成分である。重合性成分としては、反応性炭素-炭素二重結合を1個有する非架橋性単量体(以下、単に非架橋性単量体という)、及び反応性炭素-炭素二重結合を2個以上有する架橋性単量体(以下、単に架橋性単量体という)が挙げられる。架橋性単量体により橋架け構造を重合体に導入できる。ここでいう反応性炭素-炭素二重結合は、ラジカル反応性を示す炭素-炭素二重結合を意味し、ベンゼン環やナフタレン環等の芳香環内にある炭素-炭素二重結合ではなく、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基、ビニレン基等に含まれる炭素-炭素二重結合が挙げられる。ここで、(メタ)アクリロイル基は、アクリロイル基またはメタクリロイル基を意味するものとする。
発泡剤は、加熱することで気化する成分である。発泡剤としては、特に限定されないが、たとえば、メタン、エタン、プロパン、(イソ)ブタン、(イソ)ペンタン、(イソ)ヘキサン、(イソ)ヘプタン、(イソ)オクタン、(イソ)ノナン、(イソ)デカン、(イソ)ウンデカン、(イソ)ドデカン、(イソ)トリデカン等の炭素数3~13の炭化水素、(イソ)ヘキサデカン、(イソ)エイコサン等の炭素数13超で20以下の炭化水素、プソイドクメン、石油エーテル、初留点150℃以上260℃以下および/または蒸留範囲70℃以上360℃以下であるノルマルパラフィンやイソパラフィン等の石油分留物等の炭化水素、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等の炭素数1~12の炭化水素のハロゲン化物、ハイドロフルオロエーテル等の含弗素化合物、テトラメチルシラン、トリメチルエチルシラン、トリメチルイソプロピルシラン、トリメチル-n-プロピルシラン等の炭素数1~5のアルキル基を有するシラン類、アゾジカルボンアミド、N,N´-ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4´-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等の加熱により熱分解してガスを生成する化合物等が挙げられる。
発泡剤は、1種の化合物から構成されてもよく、2種以上の化合物の混合物から構成されてもよい。発泡剤は、直鎖状、分岐状、脂環状のいずれでもよく、脂肪族であるものが好ましい。
発泡粒子の発泡剤の内包率は、発泡粒子の重量に対する内包された発泡剤の重量の百分率で定義される。発泡剤の内包率については、特に限定されないが、発泡粒子の重量に対して、好ましくは2重量%以上50重量%以下である。
発泡粒子の膨張開始温度は、特に限定はないが、好ましくは70℃以上である。発泡粒子の平均粒子径(D50)は、5μm以上30μm以下である。
発泡層が含有する第1バインダー樹脂は、上述の剥離層の第1樹脂よりもガラス転移温度の低いものであることが好ましく、セルロール樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル等を挙げることができる。例えば、第1バインダー樹脂のガラス転移温度は、-30℃以上100℃以下である。
発泡粒子が膨張する前の発泡層の厚みは、5μm以上50μm以下が好ましい。発泡粒子が膨張した後の発泡層の厚みは、250μm以上600μm以下が好ましい。
発泡層に色材が含有されていてもよい。
(接着層)
発泡層3や抑制層9と、被転写体との密着性を向上させるべく、発泡層3や抑制層9の上に接着層4が設けられていてもよい。接着層の材料としては、例えば、エチルセルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα-メチルスチレン等のスチレン共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル樹脂、ポリエステル、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂及びポリウレタン等を挙げることができる。接着層の第1樹脂のガラス転移温度は、上記発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度より高いことが好ましい。
(抑制層)
抑制層9は、被転写体上の発泡層形成領域に沿って転写され、発泡層の水平方向の膨張を抑制する層である。抑制層の材料としては、例えば、エチルセルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα-メチルスチレン等のスチレン共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等のビニル樹脂、ポリエステル、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂及びポリウレタン等を挙げることができ、アクリル樹脂、ポリエステル及びポリウレタンが好ましい。抑制層の第1樹脂のガラス転移温度は、上記発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度より高いことが好ましい。例えば、第1樹脂のガラス転移温度は、0℃以上130℃以下である。
抑制層の厚みをD1、発泡粒子が膨張する前の発泡層の厚みをD2とした場合、D2/D1が0.5以上30以下となることが好ましい。図8a、図8b、図9に示すように、抑制層を複数回転写して積層する場合は、転写回数(積層数)を考慮して、熱転写シートの抑制層の厚みを決めればよい。また、発泡粒子が膨張した後の発泡層の厚みをD3とした場合、D3/D1が1より大きく100以下となることが好ましい。
(背面層)
背面層5の材料について限定はなく、例えば、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル-スチレン共重合体等のアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド、ポリエステル、ポリウレタン、シリコーン変性又はフッ素変性ウレタン等の天然又は合成樹脂等を挙げることができる。背面層は、これらの樹脂の1種を単独で含有してもよく、2種以上を含有してもよい。
(受容層)
図11に示す転写型受容層Rは、基材側から順に積層された受容層及び接着層を有する。受容層の材料について特に限定はないが、色材層に含有される昇華性染料が染着し易いバインダー樹脂を用いることが好ましい。このようなバインダー樹脂としては、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、アイオノマー、セルロース樹脂等を挙げることができる。受容層は、これらのバインダー樹脂の1種を単独で含有してもよく、2種以上を含有してもよい。
受容層の厚みは、1.0μm以上10μm以下が一般的であり、1.0μm以上5.0μm以下が好ましい。
(保護層)
保護層8を構成するバインダー樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリエステルウレタン樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アクリルウレタン樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性させた樹脂、これらの各樹脂の混合物等を挙げることができる。保護層は、紫外線吸収性樹脂や活性光線硬化性樹脂を含有してもよい。なお、活性光線とは、活性光線硬化性樹脂に対して化学的に作用させて重合を促進せしめる光線を意味し、具体的には、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、β線、γ線等を意味する。保護層の転写性を向上させるべく、基材と保護層との間に剥離層を設けてもよい。
以下に実施例を挙げて本開示をより具体的に説明するが、本開示は、これら実施例に限定されるものではない。
(熱転写シート1の作製)
基材として、厚さ5μmのPETフィルムを用い、該基材の一方の面に、下記組成の背面層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ1μmの背面層を形成した。また、基材の他方の面に、下記組成の剥離層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ0.5μmの剥離層を形成した。次いで、剥離層上に、下記組成の発泡層用塗工液1を塗布し、乾燥させることにより、厚さ55μmの発泡層を形成した。剥離層上の発泡層形成領域とは異なる領域に、下記組成の抑制層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ5μmの抑制層を形成した。次いで、発泡層及び抑制層上に、下記組成の接着層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ2.5μmの接着層を形成し、熱転写シート1を得た。
<背面層用塗工液>
・ポリビニルアセタール 36質量部
(エスレック(登録商標)KS-1、積水化学工業(株))
・イソシアネート化合物 25質量部
(バーノック(登録商標)D750、DIC(株))
・シリコーン樹脂微粒子 1質量部
(トスパール(登録商標)240、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社)
・ステアリルリン酸亜鉛 10質量部
(LBT1830精製、堺化学工業(株))
・ステアリン酸亜鉛 10質量部
(SZ-PF、堺化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 3質量部
(ポリワックス3000、東洋アドレ(株))
・エトキシ化アルコール変性ワックス 7質量部
(ユニトックス750、東洋アドレ(株))
・メチルエチルケトン 200質量部
・トルエン 100質量部
<剥離層用塗工液>
・アクリル樹脂 19質量部
(ダイヤナール(登録商標) BR-87、三菱ケミカル(株)、ガラス転移温度:106℃)
・ポリエステル 1質量部
(バイロン(登録商標)200、東洋紡(株))
・メチルエチルケトン 40質量部
・トルエン 40質量部
<発泡層用塗工液1>
・発泡粒子A 5質量部
(マツモトマイクロスフェアー(登録商標)HF30D、松本油脂製薬(株)、発泡温度:115℃、平均粒子径:14μm)
・ポリエステル 5質量部
(バイロナール(登録商標)MD1930、東洋紡(株)、ガラス転移温度:-10℃、固形分30%)
・水 11質量部
<抑制層用塗工液>
・アクリルポリオール 9質量部
(アクリディックA-814、DIC(株)、ガラス転移温度:87℃)
・ポリイソシアネート硬化剤 1質量部
(タケネート(登録商標)D110N、三井化学(株))
・メチルエチルケトン 20質量部
・トルエン 20質量部
<接着層用塗工液>
・ポリエステル 5質量部
(バイロナール(登録商標)MD1930、東洋紡(株)、ガラス転移温度:-10℃)
・水 15質量部
(熱転写シート2の作製)
剥離層上に、上記組成の抑制層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ10μmの抑制層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート2を作製した。
(熱転写シート3の作製)
剥離層上に、上記組成の抑制層用塗工液を塗布し、乾燥させることにより、厚さ20μmの抑制層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート3を作製した。
(熱転写シート4の作製)
剥離層上に、上記組成の発泡層用塗工液1を塗布し、乾燥させることにより、厚さ5μmの抑制層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート4を作製した。
(熱転写シート5の作製)
剥離層上に、上記組成の発泡層用塗工液1を塗布し、乾燥させることにより、厚さ30μmの抑制層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート5を作製した。
(熱転写シート6の作製)
剥離層上に、下記組成の発泡層用塗工液2を塗布し、乾燥させることにより、厚さ30μmの発泡層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート6を作製した。
<発泡層用塗工液2>
・発泡粒子B 5質量部
(マツモトマイクロスフェアー(登録商標)FN80GSD、松本油脂製薬(株)、発泡温度115℃、平均粒子径:13μm)
・ポリエステル 5質量部
(バイロナール(登録商標)MD1930、東洋紡(株))
・水 23質量部
(熱転写シート7の作製)
剥離層上に、下記組成の発泡層用塗工液3を塗布し、乾燥させることにより、厚さ30μmの発泡層を形成した以外は、全て熱転写シート1と同様にして、熱転写シート7を作製した。
<発泡層用塗工液3>
・発泡粒子C 5質量部
(マツモトマイクロスフェアー(登録商標)HF48D、松本油脂製薬(株)、発泡温度130℃、平均粒子径:12μm)
・ポリエステル 5質量部
(バイロナール(登録商標)MD1930、東洋紡(株))
・水 23質量部
(印画物の作製)
被転写体として、厚さ225μmのコート紙を準備した。上記で作製した熱転写シート1~7の接着層と被転写体とを対向させ、下記熱転写プリンタを用いて、被転写体上に、剥離層及び接着層と共に発泡層を転写した。発泡層の転写パターンは、平面視で10mm×10mm(x方向及びy方向のサイズが10mm)の正方形とした。続いて、発泡層の周囲を囲むように、被転写体上に、剥離層及び接着層と共に抑制層を転写した。抑制層の幅は2mmとした。
発泡層及び抑制層が転写された被転写体に画像を形成し、ヒートロール(Lamipacker Meister6 LPD3212、フジプラ製)で加熱し、発泡層の発泡粒子を膨張させ、印画物を作製した。ヒートロールは、設定温度:150℃、速度:0.4m/minとした。熱転写シートの種類、画像形成方法、発泡層の転写回数、抑制層の転写回数、被転写体上における発泡前後での発泡層と抑制層との厚みの比率を表1に示す。画像形成方法の「溶融」は熱溶融性インキを使用したことを示し、「昇華」は昇華性染料を使用したことを示す。また、「InTM」は中間転写媒体を使用したことを示す。
<熱転写プリンタ>
・サーマルヘッド:F3589(東芝ホクト電子(株)製)
・発熱体平均抵抗値:5015Ω
・印画電圧:18V(発泡層の転写回数が1回)、15V(発泡層の転写回数が2回)
・主走査方向解像度:300dpi(dot per inch)
・副走査方向解像度:300dpi
・ライン速度:6.0msec./line
・印画開始温度:35℃
・パルスDuty比:85%
・諧調値:255/255(最大エネルギー諧調)
<<転写性評価>>
熱転写シートから被転写体へ転写した発泡層を目視により観察し、下記評価基準に基づいて、発泡層の転写性を評価した。評価結果を表1に示す。
(評価基準)
〇 転写不良(尾引き、転写しない部分)なし
△ 転写不良が10%未満ある
× 転写不良が10%以上ある
<<発泡量評価>>
発泡層の発泡(膨張)前後の厚みを測定し、発泡後の厚みから発泡前の厚みを減じて発泡量を算出し、下記評価基準に基づいて発泡量を評価した。厚みの測定には、デジタルマイクロメータ(MDC-25MX、(株)ミツトヨ)を使用した。
(評価基準)
◎ 400μm以上
○ 250μm以上400μm未満
△ 150μm以上250μm未満
× 150μm未満
<<先鋭性評価>>
発泡後の発泡層のx方向及びy方向のサイズを測定し、大きい方のサイズについて、発泡前のサイズを基準とした倍率を算出し、下記評価基準に基づいてパターンの先鋭性を評価した。発泡層のサイズ測定にはマイクロスコープ(VHX1000 (株)キーエンス)を使用した。
(評価基準)
○ 125%未満
△ 125%以上155%未満
× 155%以上
Figure 2022111662000002
本開示を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本開示の意図と範囲を離れることなく様々な変更が可能であることは当業者に明らかである。
1 基材
2 剥離層
3 発泡層
4 接着層
5 背面層
6 被転写体
9 抑制層
10 熱転写シート

Claims (11)

  1. 発泡粒子を含有する発泡層が設けられた熱転写シートを加熱し、被転写体上に前記発泡層を所定のパターンで転写する工程と、
    抑制層が設けられた熱転写シートを加熱し、前記被転写体の発泡層転写領域の周縁部に前記抑制層を転写する工程と、
    を備える印画物の製造方法。
  2. 前記被転写体を加熱して、前記発泡層を膨張させる工程をさらに備える、請求項1に記載の印画物の製造方法。
  3. 前記被転写体上における前記抑制層の厚みをD1、膨張前の前記発泡層の厚みをD2とした場合、D2/D1は0.5以上30以下である、請求項2に記載の印画物の製造方法。
  4. 前記抑制層の第1樹脂のガラス転移温度は、前記発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度よりも高い、請求項1乃至3のいずれかに記載の印画物の製造方法。
  5. 前記被転写体上に、前記発泡層を複数回重ねて転写する、請求項1乃至4のいずれかに記載の印画物の製造方法。
  6. 前記被転写体の発泡層転写領域に、前記発泡層をドットパターンで転写する、請求項1乃至4のいずれかに記載の印画物の製造方法。
  7. 前記被転写体を加熱して、隣接するドット状の発泡層同士を結合させる、請求項6に記載の印画物の製造方法。
  8. 前記被転写体上に、前記抑制層を複数回重ねて転写する、請求項1乃至7のいずれかに記載の印画物の製造方法。
  9. 被転写体と、
    前記被転写体上に設けられた、発泡粒子を含有する発泡層と、
    前記発泡層の周縁部に設けられた抑制層と、
    を備える印画物。
  10. 基材と、
    前記基材の一方の面上の互いに異なる領域に設けられた抑制層、及び発泡粒子を含有する発泡層と、
    を備え、
    前記抑制層の第1樹脂のガラス転移温度は、前記発泡層の第1バインダー樹脂のガラス転移温度よりも高い、熱転写シート。
  11. サーマルヘッド及びプラテンロールを有し、請求項10に記載の熱転写シートと被転写体とを重ね合わせて、前記サーマルヘッドと前記プラテンロールとの間を搬送させるとともに、前記サーマルヘッドが前記熱転写シートを加熱して、前記被転写体に前記発泡層及び前記抑制層を転写する熱転写プリンタであって、
    前記発泡層の転写パターンを示す画像データを解析して前記転写パターンの輪郭を抽出し、前記輪郭に基づいて前記抑制層を転写する、熱転写プリンタ。
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