JP2022111439A - ゲーム装置、ゲーム処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本開示の実施形態にかかるゲームシステム1、ゲーム装置5、ゲーム処理方法およびプログラムについて、図面を参照して説明する。
図1に示すゲームシステム1では、サーバ装置2および複数のゲーム装置5が通信ネットワーク6を介して互いに通信可能に接続されている。ゲーム装置5においてゲームが実行される。
キャラクタモーションアクションは、指定された方向への移動、武器の行使、しゃがむ、危険回避行動、おどる、お辞儀する、ジャンプなどのプレイヤキャラクタがゲーム内空間で動く表示を伴う動作が挙げられる。例えば、図2に示すLSスティックによる方位指示で移動し、B1ボタンやB4ボタンで攻撃,B3ボタンでしゃがむ、などが挙げられる。
アイテムは、ゲーム内にて使用により消耗するゲーム媒体の一種であり、例えば、プレイヤキャラクタを含む味方キャラクタにゲーム内効果をもたらすアイテム(回復薬など)や、ノンプレイヤキャラクタを含む敵キャラクタにゲーム内効果をもたらすアイテム(罠、爆弾など)などが挙げられる。アイテムは、使用により消耗しないゲーム媒体でもよい。
特殊能力の行使は、例えば、呪文やスキル等が挙げられ、味方キャラクタに体力回復や防御力アップなどのゲーム内効果をもたらす特殊能力や、敵キャラクタに攻撃などのゲーム内効果をもたらす特殊能力などの行使が挙げられる。すなわち、特殊能力は、一方のキャラクタにとって対戦を有利に運ばせるためのものであって、マジックポイントや体力ゲージなどのゲーム媒体の消費を条件に行使可能な特殊能力や、ゲーム媒体の消費無く行使可能な特殊能力などが挙げられる。
アイテムの使用または特殊能力の行使は、ゲーム内空間でキャラクタが動く表示を伴ってもよいし、キャラクタの動きが表示されなくてもよい。
画面表示に関する指示は、例えば、仮想ゲーム空間を見るためのカメラの向きを変更する指示、仮想ゲーム空間内のオブジェクトの指定、メニューを表示する指示、メニューにおける複数の選択肢から任意の選択肢を選択する指示、などが挙げられる。
ゲームシステム1は、サーバ装置2および複数のゲーム装置5にて構成される。
以下、サーバ装置2およびゲーム装置5の各ハードウェア構成について説明する。なお、複数のゲーム装置5それぞれは、互いに同じ構成を有する。
図1に示すように、サーバ装置2は、ネットワークインターフェース21、記憶部22および制御部23を有する。ネットワークインターフェース21および記憶部22は、バス29を介して制御部23と電気的に接続されている。
制御部23は、各種プログラムを実行することにより、情報処理手段231、照合手段232、配信手段233として機能する。
情報処理手段231は、各ゲーム装置5との間で各種データを送受信する。情報処理手段231が受信するデータとしては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報、クエスト実行要求、アカウント情報などが挙げられる。情報処理手段231が送信するデータとしては、ゲームプログラムをゲーム装置5が受信したことを確認するための情報などが挙げられる。
照合手段232は、ゲーム装置5から受信したユーザの識別情報を用いて、ユーザアカウントの認証を行う。
配信手段233は、ゲームプログラムのダウンロード要求情報およびユーザのアカウント情報を情報処理手段231が受信した後、ゲームプログラムおよび受信したアカウント情報に対応するゲームデータおよび音声動作データを、ゲーム装置5に配信(送信)する。
ゲーム装置5には、ディスプレイ61、スピーカ62およびゲームコントローラ63が外部接続または内蔵される。また、ゲーム装置5は、ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作インターフェース54、記憶部55および制御部56を有する。ネットワークインターフェース51、グラフィック処理部52、オーディオ処理部53、操作インターフェース54および記憶部55は、バス59を介して制御部56と電気的に接続されている。
ボタンは、図2の例では、B1,B2,B3,B4,R1,R2,L1,L2の8個設けられている。これら8個のボタンは、方向キー631~634と同様に押しボタン型の機械構造であるが、方向を示す表示がない点で方向キーと相違する。
スティックは、図2の例では、LS,RSの2つ設けられている。スティックは、レバー部をコントローラ本体630に対して傾けることで方向を示す操作が入力されるジョイスティック型の機械構造である。図2の例では、押ボタン型の機械構造と同様に、レバー部がコントローラ本体630に対してレバー軸に沿って移動可能に支持されており、レバー部を押し込む操作が入力可能に構成されている。
本実施形態では、複数のゲーム指示を一括指定可能にするための対応データが図1の記憶部55に記憶されている。対応データは、図3に示すように、1つのコマンドと、一括指定される複数のゲーム指示の組み合わせとを対応付けたデータである。対応データは、後述する第2ユーザインターフェースにて使用される。
名称「瀕死復活セット」と同じコマンドが、異なる大項目「スキル」に対して名称「潜伏動作セット」として対応付けられている。名称「潜伏動作セット」には、ゲーム指示「認識阻害スキル、忍び足スキル」が対応付けられている。
大項目「アイテム」に対して名称「やられ回復セット」と、ゲーム指示の組み合わせ「回復薬グレート×2、ウチケシの実」と、コマンド「RSを右に入力したあとで、RSを左下に入力し、RSを右下に移動させる」とが対応付けられている。
大項目「アイテム」に対して名称「捕獲セット」と、ゲーム指示の組み合わせ「しびれ罠、回復薬グレート、麻酔玉×8」と、コマンド「RSを下に入力した後で、RSを下から左下を介して左に移動させる」とが対応付けられている。
大項目「アイテム」に対して名称「罠仕掛けセット」と、ゲーム指示の組み合わせ「落とし穴、大タル爆弾×2」と、コマンド「RSを左に入力したあとで、RSを右下に入力し、RSを左下に移動させる」とが対応付けられている。
このように、一括指定されるゲーム指示には、アイテム使用、特殊能力の行使が含まれている。アイテムの場合には、アイテムの個数を含めて指定可能である。
通信手段561は、ネットワークインターフェース51を介してサーバ装置2との通信を行う機能である。
ゲーム実行手段562は、自装置5のユーザによるゲームコントローラ63の操作によって指定されたゲーム指示をゲーム内で実行する。ゲーム実行手段562は、ユーザに指定されたゲーム指示に従って、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部55から読み出すかまたはサーバ装置2から受信したデータを用いて、ゲームプログラムを実行しつつ、2次元または3次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部52によって処理されることにより、ディスプレイ61には処理後のゲーム画像が逐次表示される。
表示制御手段563は、ディスプレイ61(表示部に相当)の表示を制御する。表示制御手段563は、ユーザにゲーム指示を指定させるための第1ユーザインターフェース、および、第2ユーザインターフェースを表示させる制御が可能である。
コマンド判定手段564は、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作が、図3の対応データにおけるいずれのコマンドに該当するか否かを判定する。コマンド判定手段564は、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作が図3の対応データにおけるいずれかのコマンドに該当すると判断した場合に、該当するコマンドに対応する複数のゲーム指示(複数のアイテム使用指示など)を一括指定し、ゲーム実行手段562へ受け渡す。コマンド判定手段564は、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作が図3の対応データにおけるいずれのコマンドにも該当しないと判断した場合に、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作をそのままゲーム実行手段562へ受け渡す。
これにより、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作で構成されるコマンドが対応データに存在する場合には、複数のゲーム指示(複数のアイテム使用指示など)が一括指定され、ゲーム内で実行されることになる。ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作で構成されるコマンドが対応データに存在しない場合には、入力された複数の操作がそれぞれ意味するゲーム指示が実行されることになる。
ゲーム指示設定手段565は、図3に示すように、コマンドに対応付けられている複数のゲーム指示の組み合わせを設定する。ゲーム指示設定手段565は、ユーザが設定画面を呼び出す操作を行うことを契機として設定画面を表示させ、複数のゲーム指示の組み合わせの変更を受け付け、記憶部55に記憶する。例えば、名称「瀕死復活セット」の回復薬グレート、解毒剤、ウチケシの実に更に鬼人薬グレートを追加したり、回復薬グレートの使用個数を1個から2個に変更したり、ウチケシの実を削除したりすることが可能である。
コマンド設定手段566は、図3に示すように、コマンドを構成する複数の操作の組み合わせを設定する。コマンド設定手段566は、ユーザが設定画面を呼び出す操作を行うことを契機として設定画面を表示させ、複数の操作の組み合わせの変更を受け付け、記憶部55に記憶する。複数の操作の組み合わせの変更とは、既存の操作の組み合わせに対して新たな操作を追加すること、複数の操作の順序を変更すること、既存の操作の組み合わせから1以上の操作を削除することなどが挙げられる。例えば、図3に示す名称「瀕死回復セット」のコマンドを構成するRSスティックの第1操作(下)と第2操作(下から右にする)の順序を入れ替えること、名称「瀕死回復セット」のコマンドを構成するRSスティックの第1操作と第2操作のあとに、B1ボタンを押す第3操作を追加することなどが挙げられる。
選択肢設定手段567は、図5(a)に示す複数の大項目選択肢71~78(第2種選択肢)の項目や並び順を設定変更する。また、選択肢設定手段567は、図5(b)に示す複数の小項目選択肢81~88(第1種選択肢)の項目や並び順を設定変更する。ユーザによるゲームコントローラ63(操作部)への操作によって設定画面を呼び出し、設定画面にてユーザが任意に設定可能である。
第1ユーザインターフェースは、表示制御手段563による図4に示す画面表示制御の一態様である。表示制御手段563は、L1ボタンが押されている間、図4の上部に示す4つのショートカット選択肢(S1~S4)をディスプレイ61に表示させる制御を行う。4つのショートカットはそれぞれ、方向キー631,632,633,634に対応している。例えば、L1ボタンを押さえたまま、上を示す方向キー631が押されると、表示制御手段563は、図4の下部に示すサークルメニューをディスプレイ61に表示させる。このサークルメニューは、複数のアイテム(ゲーム指示)を示す選択肢S5~S12を有する。複数の選択肢S5~S12は、円環状に配置されている。表示制御手段563は、RSスティックが傾けられると、複数の選択肢S5~S12のうち、傾けた方向にある選択肢を選択状態にする表示制御を行う。選択状態は、選択肢の表示態様の変化および三角70の向きで表示される。RSスティックを傾けた状態でグルグルと回転させることで、ユーザが選択したいアイテム(選択肢)を探すことができ、所望のアイテム(選択肢)を選択可能となる。アイテムを選択中にRSスティックを離すと選択されたアイテムを使用するゲーム指示がゲーム実行手段562に指定されたことになり、選択したアイテムがゲーム内で使用される。
第2ユーザインターフェースは、表示制御手段563による図5,6に示す画面表示制御の一態様であり、複数のアイテム(ゲーム指示)を一括選択可能にする。図5(a)に示すように、表示制御手段563は、R1ボタンが押されている間、複数の大項目選択肢71~78(複数の第2種選択肢に相当)をディスプレイ61に表示させる制御を行う。複数の大項目選択肢71~78は、円環状に並んで配置されている。複数の大項目選択肢71~78は、それぞれ「アイテム」、「ステータス」、「マップ」、「キャラ図鑑」、「オプション」、「コレクション」、「スキル」、「カスタマイズ」である。これらの複数の大項目選択肢71~78(第2種選択肢)の項目や並び順は、選択肢設定手段567によって設定変更が可能である。
ここでは、RSスティックによるコマンド入力が完了したあとにRSスティックを離すことが、“ゲーム指示を確定させる”とのユーザの意思表示およびゲーム指示の実行(すなわち、ゲーム指示による効果をゲーム空間内に反映させること)を意味する操作態様である。また、RSスティックによるコマンド入力によって、表示制御手段563は、図6(b)に示すように、コマンドに対応する複数のゲーム指示(回復薬グレート、解毒薬、ウチケシの実)が実行されずに一括指定状態が維持される表示制御を行ってもよい。図6(b)では一括指定されているアイテムを斜線で表している。そのあと、R1ボタンを離すことで、複数のゲーム指示(回復薬グレート、解毒薬、ウチケシの実)の一括指定が確定され、ゲーム内で実行されてもよい。すなわち、R1ボタンを離すことが、“ゲーム指示を確定させる”とのユーザの意思表示およびゲーム指示の実行(すなわち、ゲーム指示による効果をゲーム空間内に反映させること)を意味する操作態様である。
一方、ゲームコントローラ63(操作部)へ所定期間を超える期間で前記第1組み合わせと同じ複数の操作が入力された場合、これらの入力はコマンドとして認識されず、入力された複数の操作それぞれに対応するゲーム指示が実行される。図5(b)の例では、小項目選択肢85「回復薬グレート」が選択され、そのあとに選択解除され、小項目選択肢86「解毒薬」が選択され、そのあとに選択解除され、小項目選択肢87「ウチケシの実」のみが選択且つ実行される。すなわち、複数の操作が所定期間内に入力された場合に得られる操作結果(複数のゲーム指示(回復薬グレート、解毒薬、ウチケシの実)の一括指定)と、複数の操作が前記所定期間を超えて入力された場合に得られる操作結果(ウチケシの実の指定)とは異なる。しかも、複数の操作が所定期間内に入力されることで1つの大技を放つような1つのゲーム指示が実行されるのではなく、入力された複数の操作によって複数のゲーム指示を一括で指定することができる。
なお、ここでいう所定時間は実装によって種々異なるため、所定時間を、1秒、2秒、5秒、10秒など種々変更して複数の操作を入力すれば、外部から所定時間を推測可能となる。また、ユーザによっては、ゲームプレイの技量が異なる。そこで、ユーザによる所定時間の設定操作を受け付けて、受け付けた時間を所定時間に設定することができるようにしてもよい。
「複数のゲーム指示を実行可能に一括指定」とは、複数のゲーム指示を一括指定して実行ステップST10に移行することや、複数のゲーム指示を一括指定状態に表示して実行の確定操作(R1ボタンのリリース)を待つことを含む。
本実施形態によれば、ゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作の組み合わせで構成されるコマンド(RSスティックの下、右下、右)が、対応データの中に存在する場合に、対応する複数のゲーム指示(回復薬グレートの使用、解毒薬の使用、ウチケシの実の使用)が実行可能に一括指定されるので、対応データに存在するコマンドに該当するようにユーザがゲームコントローラ63(操作部)に複数の操作を入力することで、複数のゲーム指示を一括指定できる。よって、画期的なゲーム操作技術を提供可能となる。
さらに、複数のゲーム指示(回復薬グレートの使用、解毒薬の使用、ウチケシの実の使用)を個別操作で指定する必要がなくなり、複数のゲーム指示(回復薬グレートの使用、解毒薬の使用、ウチケシの実の使用)を素早く指定可能な操作技術を提供可能となる。
この構成によれば、複数のゲーム指示(回復薬グレートの使用、解毒薬の使用、ウチケシの実の使用)を一括指定するためには、複数の大項目選択肢71~78(複数の第2種選択肢)が表示されている状態である必要がある。よって、ユーザがコマンド入力を行う前に、複数の大項目選択肢71~78(複数の第2種選択肢)を表示させる操作をユーザが入力するか、複数の大項目選択肢71~78(複数の第2種選択肢)が表示されている状態をユーザが確認することが前提となる。そのため、不意にコマンド入力されて複数のゲーム指示が一括指定されて不意に実行される誤操作を抑制でき、ユーザの操作性を向上させることが可能となる。
別の例として、例えば、大項目選択肢77「スキル」(第2種選択肢)が指定されている状態でゲームコントローラ63(操作部)へ入力された複数の操作と指定された大項目選択肢77「スキル」(第2種選択肢)の両方に対応するコマンドが対応データの中に存在する場合に、コマンドに対応する複数のゲーム指示(認識阻害スキル、忍び足スキル)を実行可能に一括指定する、としてもよい。
この構成によれば、図3に示すように、同じコマンド(RSスティックの下、右下、右)が複数設定されたとしても、指定する大項目選択肢(第2種選択肢)に応じて対応するコマンドを変えることができ、同じコマンド(RSスティックの下、右下、右)を用いても複数のゲーム指示の異なる組み合わせ{(回復薬グレートの使用、解毒薬の使用、ウチケシの実の使用)、(認識阻害スキル、忍び足スキル)}を一括指定可能となる。つまり、ユーザが覚えるコマンド数を減らすことが可能となり、操作利便性を向上させることが可能となる。
この構成によれば、新たに表示される複数の小項目選択肢81~88(複数の第1種選択肢)の少なくとも一部(小項目選択肢81)は、ユーザの視点がある可能性の高い指定された大項目選択肢71(第2種選択肢)の付近に表示される。よって、視認性を向上させることが可能となる。
外側は、例えば、図5(b)に示すように、画面外側であるとしてもよく、複数の第1種選択肢が環状(円状、楕円状、三角状、多角形状)または部分環状に沿って配置されている場合は、環状の外側であるとしてもよい。
前記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であり、本発明、その適用物、またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
この構成によっても、複数のゲーム指示が一括指定可能となる効果を実現可能となる。
(4-2)前記(4-1)の代わりに、追加したゲーム指示の組み合わせとコマンドとの関連付けを自動で行い、ユーザに通知してもよい。
例えば、複数の操作が入力されたが、入力された複数の操作で構成されるコマンドが対応データにない場合に、ユーザに対して「入力されたコマンドが登録されていません。意図するコマンドはどれでしたか?」という表示を対応データの一覧と共に表示し、ユーザに選択してもらい、ユーザが選択した登録済コマンドを入力されたコマンドに自動補正することが挙げられる。
図9に示す状態で更にRSスティックで複数の操作(下、右下、右)が入力されると、コマンド設定手段566が、複数の操作(下、右下、右)に対応するコマンドが対応データにあるか否かを判定する。同図に示す例では、対応データにおける該当するコマンド(RSスティックの下、右下、右)に対応する複数のゲーム指示(回復薬小、中、大)が一括指定される、としてもよい。
なお、複数の詳細項目選択肢91~94(回復薬小、中、大)の表示を、図9に示すように円環状の形式で表示するか、図10に示すようにリスト形式で表示するか、または図9や図10とは別の形式で表示するかを、ユーザが選択して設定できるようにしてもよい。
この構成によれば、複数の方位操作(RSスティックの上、右、左)を入力することで、表示されている複数の第1種選択肢(ゲーム指示)から方位に合致するゲーム指示を実行可能に一括指定可能となる。よって、対応データの事前設定が不要となり、利便性を向上させることが可能となる。
なお、図11の例は、対応データを用いない実施例として説明したが、対応データを用いる実施例においても、入力された方位操作を含むコマンドが対応データに登録されていない場合に、方位に対応するゲーム指示が一括指定される、としてもよい。すなわち、対応データと併用することが可能である。
また、複数の小項目選択肢81~88(複数の第1種選択肢)が円環状に配置されている例を挙げてているが、基点に対する方位が異なっていればよく、例えば、複数(2~3つ程度)の第1種選択肢が直線に沿って配置されていてもよいし、円環状以外の環状、部分環状に配置されていてもよい。第1種選択肢が環状または部分環状に配置されていない場合には、基点を示す画像を視認可能に表示することが好ましい。
なお、優先順位に従った順序でのゲーム指示の実行は、常に行われてもよいが、所定条件の成立時に行われてもよい。所定条件としては、例えばゲーム指示の実行対象となるキャラクタの現在の体力値が所定値以下である場合のように、ゲーム指示を実行する際のゲームプレイに関する状況(ステータス、対戦の有利不利など)に応じた条件であることができる。これにより、同じコマンドを入力したとしても、そのコマンドがどのような状況下に入力されたかにより、ゲーム指示の実行順が異なり、結果的にはプレイ結果(例えば対戦結果)に影響を与えることができる。
また、対応データを設定する設定画面において、ユーザが複数のゲーム指示それぞれの実行順序を個別に設定してもよい。前記(9)の場合には、方位操作を入力した順序でゲーム指示を実行してもよい。前記(6)の図8に示す例の場合には、番号(No.1~8)の順序でゲーム指示を実行してもよい。
55 記憶部
562 ゲーム実行手段
563 表示制御手段
565 ゲーム指示設定手段
566 コマンド設定手段
567 選択肢設定手段
61 ディスプレイ(操作部)
81~88 小項目選択肢(第1種選択肢)
71~78 大項目選択肢(第2種選択肢)
Claims (13)
- 操作部へ入力された操作によって指定されたゲーム指示をゲーム内で実行するゲーム実行手段と、
前記操作部に入力される複数の操作の組み合わせで構成されるコマンドと、複数の前記ゲーム指示の組み合わせとを、対応データとして記憶する記憶部と、
を備え、
前記対応データの中に、前記操作部に入力された複数の操作に対応する前記コマンドが存在する場合に、前記コマンドに対応する前記複数のゲーム指示を実行可能に一括指定する、ゲーム装置。 - 表示部の表示を制御する表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記ゲーム指示をそれぞれ表す複数の第1種選択肢を表示させる制御が可能であり、さらに、複数の第2種選択肢を表示させる制御が可能であり、さらに、前記複数の第2種選択肢からいずれか1つの前記第2種選択肢が前記操作部への操作によって指定された場合に、指定された前記第2種選択肢に予め対応付けられた前記複数の第1種選択肢を表示させる制御が可能であり、
前記複数の第2種選択肢が表示されている状態で前記操作部に入力された複数の操作に対応する前記コマンドが前記対応データの中に存在する場合に、前記コマンドに対応する前記複数のゲーム指示を実行可能に一括指定する、請求項1に記載のゲーム装置。 - 前記コマンドは複数設定されており、前記複数のコマンドそれぞれは前記複数の第2種選択肢のうちのいずれかに対応付けられており、
前記複数の第2種選択肢のうちのいずれか1つの第2種選択肢が指定されている状態で前記操作部へ入力された複数の操作と前記指定された第2種選択肢の両方に対応する前記コマンドが前記対応データの中に存在する場合に、前記コマンドに対応する前記複数のゲーム指示を実行可能に一括指定する、請求項2に記載のゲーム装置。 - 前記複数の第2種選択肢は、並んで配置され、
前記複数の第2種選択肢のうちいずれかの第2種選択肢が前記操作部への操作入力によって指定された場合に、指定された第2種選択肢に対応する前記複数の第1種選択肢の少なくとも一部は、前記指定された第2種選択肢の付近に表示される、請求項2または3に記載のゲーム装置。 - 前記指定された第2種選択肢に対応する複数の第1種選択肢は、前記指定された第2種選択肢の外側に表示される、請求項4に記載のゲーム装置。
- 前記第1種選択肢および前記第2種選択肢の少なくとも一方の項目および並び順を設定する選択肢設定手段を備える、請求項2~4のいずれかに記載のゲーム装置。
- 表示部の表示を制御する表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記ゲーム指示をそれぞれ表す複数の第1種選択肢を基点に対しる方位を異ならせて表示させる制御が可能であり、
前記操作部へ入力された複数の操作が、方位を示す複数の方位操作を含む場合に、前記複数の方位操作それぞれが示す方位に対応する前記第1種選択肢のゲーム指示を実行可能に一括指定する、請求項1に記載のゲーム装置。 - 前記操作部は、方向キー、ボタンおよびスティックの少なくとも1つの機械構造を有する、請求項1~7のいずれかに記載のゲーム装置。
- 前記コマンドに対応付けられる前記複数のゲーム指示の組み合わせを設定するゲーム指示設定手段を備える、請求項1~8のいずれかに記載のゲーム装置。
- 前記コマンドを規定する前記複数の操作の組み合わせを設定するコマンド設定手段を備える、請求項1~9のいずれかに記載のゲーム装置。
- 前記複数の操作の組み合わせと前記コマンドとの対応付けは、複数設定可能である、請求項1~10のいずれかに記載のゲーム装置。
- 1または複数のプロセッサが実行する方法であって、
操作部へ入力された操作によって指定されたゲーム指示をゲーム内で実行するステップと、
前記操作部に入力される複数の操作の組み合わせで構成されるコマンドと、複数の前記ゲーム指示の組み合わせとを、対応データとして記憶するステップと、
を含み、
前記対応データの中に、前記操作部に入力された複数の操作に対応する前記コマンドが存在する場合に、前記コマンドに対応する前記複数のゲーム指示を実行可能に一括指定する、ゲーム処理方法。 - 請求項12に記載の方法を1または複数のプロセッサに実行させるプログラム。
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