JP2022109376A - 火災報知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】警報器の故障診断においてノイズによる誤検出が少ない火災報知システムを提供する。【解決手段】警報器3a、3bが有感警報を発しない短時間のパルス電圧を複数回連続して警報器3a、3bに印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、複数の消費電力の平均値、複数の消費電力の最大値、または、複数の消費電力の最小値のいずれかを統計値として算出し、統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときに故障と判断する。【選択図】図1

Description

本願は、火災報知システムに関するものである。
火災報知システムにおいては、火災を検出したときに確実に警報を発することが求められるため、火災を知らせる警報器について平常時に故障診断を行うことが望ましい。警報器としてLED表示灯を用いている場合に、LED表示灯にパルス状の電圧を印加して流れた電流を閾値と比較することによりLED表示灯の故障診断を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-249383号公報
特許文献1の技術では、単一のパルス状の電圧を警報器に印加したときに流れる電流を閾値処理することにより故障を検出している。火災報知システムにおいては、警報器を広い範囲に設置することがあり、このときには電力供給のための配線が長いものになる。この場合、電力供給のための配線から検出される電流にノイズが重畳されやすくなる。例えば、単一のパルス状の電圧を印加したときにノイズが重畳されてしまった場合、ノイズを故障による電流の異常と判断してしまい、故障診断において誤検出が発生してしまうことがある。
本願は、上述の課題を解決するためになされたものであり、警報器の故障診断においてノイズによる誤検出が少ない火災報知システムを提供することを目的とする。
本願に開示される火災報知システムは、警報を発する警報器と、警報器に電圧を印加する警報制御器とを備え、警報制御器は、警報器が有感警報を発しない短時間のパルス電圧を複数回連続して警報器に印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、複数の消費電力の平均値、複数の消費電力の最大値、または、複数の消費電力の最小値のいずれかを統計値として算出し、統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときに故障と判断することを特徴とする。
本願に開示される火災報知システムは、警報器が有感警報を発しない短時間のパルス電圧を複数回連続して警報器に印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、複数の消費電力の平均値、複数の消費電力の最大値、または、複数の消費電力の最小値のいずれかを統計値として算出し、統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときに故障と判断するので、警報器の故障診断においてノイズによる誤検出を少なくすることができる。
実施の形態1による火災報知システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2による火災報知システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3による火災報知システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1による火災報知システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態2による火災報知システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態3による火災報知システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係る火災報知システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による火災報知システム100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、火災報知システム100は、制御パネル20、警報器3a、警報器3b、終端抵抗4、感知器6a、感知器6b、アドレス機器8a、アドレス機器8bを備えている。制御パネル20は、システム制御器1、警報制御器2、感知制御器5およびアドレス機器制御器7を備えている。制御パネル20は、専用のハードウェアでもよく、プログラムの実行によりその機能が実現されるものでもよい。プログラムの実行によりその機能が実現される場合は、ハードウェアとしてはプロセッサ、メモリ、インタフェースなどによって実現される。
システム制御器1は、警報制御器2、感知制御器5およびアドレス機器制御器7を制御する。感知制御器5には、感知器6a、感知器6bおよび終端抵抗4が電力供給線と信号線を兼ねた回線によって並列に接続されている。終端抵抗4は、感知制御器5につながれた回線の終端に設置されている。感知器6aおよび感知器6bは、同じ機種でもよいし、異なる機種でもよい。また、図1においては、感知器6aおよび感知器6bの2つの感知器が感知制御器5に接続されているが、感知制御器5に接続される感知器の数はいくつでもよい。感知制御器5は、感知器6aおよび感知器6bに例えば直流24Vの基準電圧を印加することにより電力を供給する。感知器6aにおいて火災を検出したときには、感知器6aは発報電流を回線に流し、感知制御器5が回線に流れる発報電流を検出する。感知制御器5において発報電流が検出されたときには、火災が検出されたことを知らせる信号を感知制御器5がシステム制御器1に送信する。
警報制御器2には、警報器3a、警報器3bおよび終端抵抗4が電力供給線と信号線を兼ねた回線によって並列に接続されている。終端抵抗4は、警報制御器2につながれた回線の終端に設置されている。警報器3aおよび警報器3bは、同じ機種でもよいし、異なる機種でもよい。また、図1においては、警報器3aおよび警報器3bの2つの警報器が警報制御器2に接続されているが、警報制御器2に接続される警報器の数はいくつでもよい。システム制御器1が感知制御器5から火災が検出されたことを知らせる信号を受け取ったとき、システム制御器1は警報制御器2に火災が検出されたことを知らせる信号を送信する。警報制御器2は、火災が検出されたことを知らせる信号を受信すると、警報器3aおよび警報器3bに例えば直流24Vの基準電圧を印加することにより電力を供給する。基準電圧が印加された警報器3aおよび警報器3bは、警報を発する。警報の種類は、例えば音または光であり、火災の発生を人に知らせるものであればどのようなものでも構わない。
アドレス機器制御器7には、アドレス機器8aおよびアドレス機器8bが電力供給線と信号線を兼ねた回線によって並列に接続されている。アドレス機器8aおよびアドレス機器8bは、個別のアドレスが設定されたものであり、感知器であっても警報器であってもその他の機器であってもよい。また、図1においては、アドレス機器8aおよびアドレス機器8bの2つのアドレス機器がアドレス機器制御器7に接続されているが、アドレス機器制御器7に接続されるアドレス機器の数はいくつでもよい。アドレス機器制御器7は、アドレス機器8aおよびアドレス機器8bに例えば直流24Vの基準電圧を印加して電力を供給する。
アドレス機器が感知器の場合は、火災を検出したときには、アドレス機器は発報電流を回線に流し、アドレス機器制御器7が回線に流れる発報電流を検出する。アドレス機器制御器7において発報電流が検出されたときには、火災が検出されたことを知らせる信号をアドレス機器制御器7がシステム制御器1に送信する。
アドレス機器が警報器の場合は、火災が検出されたときには、システム制御器1はアドレス機器制御器7に火災が検出されたことを知らせる信号を送信し、アドレス機器制御器7は火災が検出されたことを知らせる信号をアドレス機器に送信する。火災が検出されたことを知らせる信号を受信したアドレス機器は、警報を発する。
次に、実施の形態1による火災報知システム100における警報器の故障診断について説明する。警報器3aおよび警報器3bは、例えば、警報制御器2に接続される端子に極性を持っており、順方向に電圧がかかったときには警報を発し、逆方向に電圧がかかったときには電流が流れずに動作しないものにしてもよい。この場合、火災が検出されていない平常時においては、警報制御器2は、警報器3aおよび警報器3bが接続された回線に対して逆方向の電圧を印加することによって、警報器3aおよび警報器3bは動作しないが、回路の終端に設置された終端抵抗4を通して電流が流れるため、回路に断線または短絡が無いかを確認することができる。ただし、この方法では、警報器3aおよび警報器3bの故障については見つけることができない。
そこで、実施の形態1による火災報知システム100の故障診断では、警報器3aおよび警報器3bが順方向の電圧がかかったときのみに警報を発する場合は、警報制御器2が警報器3aおよび警報器3bに対して順方向のパルス電圧を印加する。このときのパルス電圧の電圧値は、火災検知時に警報器3aおよび警報器3bが警報を発する基準電圧であり、例えば直流24Vである。また、パルス電圧のパルス幅は、警報器3aおよび警報器3bにおいて人が感知できる有感警報を発しないほどの短い時間とする。例えば、警報器が音を発するものであれば、発する音が耳に聞こえないほどの短い時間のパルス電圧とし、警報器が光を発するものであれば、発する光が目で見えないほどの短い時間のパルス電圧とする。なお、警報器3aおよび警報器3bが電圧を印加する方向にかかわらず警報を発する場合は、警報制御器2が警報器3aおよび警報器3bに印加する電圧の方向は、どちらでもよい。
警報制御器2は、このようなパルス電圧を複数回連続して警報器3aおよび警報器3bに対して印加し、それぞれのパルス電圧を印加したときの消費電力を測定する。例えば、回線の電圧変動が無ければ、警報制御器2に接続された回線に流れる電流を測定して消費電力を求めてもよい。警報制御器2は、例えば、パルス電圧を10回印加し、それぞれのパルス電圧を印加したときの消費電力を合計で10回測定する。
次に、警報制御器2は、複数回連続して取得した消費電力の値の統計値を算出する。統計値は、平均値、最大値または最小値のいずれかとする。算出された統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときは、警報器3a、警報器3bまたは終端抵抗4のいずれかに故障が発生していると判断し、警報器3a、警報器3bまたは終端抵抗4のいずれかの故障の発生が検出されたことを知らせる信号を警報制御器2がシステム制御器1に送信する。平常時に警報器3aおよび警報器3bが接続された回線に対して逆方向の電圧を印加することにより終端抵抗4に故障が無いことが確認されている場合は、算出された統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときは、警報器3aまたは警報器3bのいずれかに故障が発生していると判断し、警報器3aまたは警報器3bのいずれかの故障の発生が検出されたことを知らせる信号を警報制御器2がシステム制御器1に送信する。故障の発生が検出されたことを知らせる信号を受け取ったシステム制御器1は、ランプを点灯させるなどの方法でユーザに故障の発生を知らせる。算出された統計値と基準値との差が閾値以下の場合は、正常であると判断して、故障診断を終了する。正常と判断したときに、正常と判断したことを示す信号を警報制御器2がシステム制御器1に送信して、ランプを点灯させるなどの方法でユーザに故障診断が実施されて正常と判断されたことを知らせてもよい。
火災報知システムにおいては、警報器を広い範囲に設置することがあり、警報制御器2に接続される回線が長くなることがある。この場合、回線の近くにノイズを発生する機器が設置されていると、回線にノイズが重畳されてしまい、測定される消費電力にノイズが重畳されてしまう。測定される消費電力の値に重畳されたノイズは、一定時間内の平均値がゼロまたは一定の値で変動しないものが多い。そのため、パルス電圧を複数回連続して警報器に印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、消費電力の平均値と基準値との差が閾値よりも大きいときに故障と判断することにより、ノイズの影響を少なくすることができる。
測定される消費電力の値に重畳されたノイズが間欠的に発生するものの場合、単一のパルス状の電圧を警報器に印加したときに流れる電流を閾値処理することにより故障を検出すると、ノイズが重畳されたときとノイズが重畳されていないときの値が大きく変化することがあり、基準値および閾値の設定によっては、故障を検出できない、あるいは、故障していないにもかかわらず故障と判断されることがある。そのため、間欠的に発生するノイズを含んだ消費電力を測定するのに十分長い時間にわたって十分な回数のパルス電圧を警報器に印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、消費電力の最大値あるいは最小値と基準値との差が閾値よりも大きいときに故障と判断することにより、間欠的に発生するノイズの影響を少なくすることができる。また、警報器によっては、故障時に一時的あるいは間欠的に消費電力が増大するあるいは減少するものがあるため、パルス電圧を複数回連続して印加したときの消費電力の最大値あるいは最小値と基準値との差が閾値よりも大きいときに故障と判断することにより、これらの故障が見つけやすくなる。
ノイズが、一定の周期で繰り返されるものでありノイズの周期があらかじめ分かっている場合は、パルス電圧の発生間隔、パルス電圧を連続して印加する回数をノイズの周期に合わせて設定することにより、ノイズの影響を小さくすることができる。例えば、パルス電圧の発生間隔をノイズの1周期の時間の1.1倍とし、連続して10回のパルス電圧を印加することにより、1周期の1/10ずつずれたノイズの影響を受けたデータを1周期分取得でき、平均値、最大値または最小値と基準値との比較によりノイズの影響を小さくすることができる。
統計値と比較する基準値は、警報制御器2に接続された警報器3a、警報器3bおよび終端抵抗4についてあらかじめ入手した個々の消費電力の情報から計算したものでもよい。あるいは、警報制御器2から基準電圧を印加して警報器3aおよび警報器3bを実際に動作させて正常に警報を発していることを確認したときの消費電力を記憶して、その値を基準値としてもよい。また、複数回の故障診断を行う火災報知システムである場合、例えば、定期的に故障診断を行う火災報知システムである場合、過去のいずれかの時点で故障診断のために算出して正常と判断された統計値を基準値としてもよい。この場合は、運用時に実際に正常と判断された状態の消費電力の値を元に故障診断を行うので、故障診断をより正確に行うことができる。故障診断における統計値の算出方法が消費電力の平均値、消費電力の最大値および消費電力の最小値の中の同じ算出方法であった過去のいずれかの時点の統計値を基準値として用いることにより、故障診断をさらに正確に行うことができる。複数回の故障診断を行う火災報知システムである場合、例えば、定期的に故障診断を行う火災報知システムである場合、故障診断における統計値の算出方法が、消費電力の平均値、消費電力の最大値および消費電力の最小値の中で、前回に正常と判断された故障診断における統計値の算出方法と同じときは、前回に正常と判断された故障診断において算出された統計値を基準値としてもよい。前回に正常と判断された故障診断において算出された統計値を基準値とした場合、閾値よりも小さな正常範囲内の警報器の消費電力の変化およびノイズの変化に対応することができる。
閾値は、例えば、警報制御器2に接続された警報器3a、警報器3bおよび終端抵抗4についてあらかじめ入手した個々の消費電力のばらつきから計算したものでもよい。また、警報制御器2から基準電圧を印加して警報器3aおよび警報器3bを実際に動作させて正常に発報していることを確認した後に、故障検知のためのパルス電圧を印加して消費電力を測定し統計値を算出するという処理を複数回行い、それぞれの統計値のばらつきから閾値を求めてもよい。
統計値は、平均値、最大値または最小値とするとしたが、統計値として平均値、最大値および最小値の中の2つ以上の値を算出して故障検知を行ってもよい。この場合は、平均値、最大値および最小値のそれぞれに対応した基準値と閾値によってそれぞれに故障検知を行い、平均値、最大値または最小値のいずれかによって故障が発生していると判断されたときに故障の発生が検出されたことを知らせる信号を警報制御器2がシステム制御器1に送信する。これによって、異なる種類の警報器およびノイズに対応することができる。
以上のように、実施の形態1による火災報知システムは、警報を発する警報器3a、3bと、警報器3a、3bに電圧を印加する警報制御器2とを備え、警報制御器2は、警報器3a、3bが有感警報を発しない短時間のパルス電圧を複数回連続して警報器3a、3bに印加し、それぞれのパルス電圧に対する消費電力を測定し、複数の消費電力の平均値、複数の消費電力の最大値、または、複数の消費電力の最小値のいずれかを統計値として算出し、統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときに故障と判断するので、故障診断においてノイズによる誤検出を少なくすることができる。
実施の形態2.
図2は、実施の形態2による火災報知システム100aの構成を示す図である。図2に示す実施の形態2による火災報知システム100aを図1に示す実施の形態1による火災報知システム100と比較すると、制御パネル20が制御パネル20aとなっており、統計値選択器9およびパラメータ設定器10が追加されている。実施の形態2による火災報知システム100aの他の構成は、実施の形態1による火災報知システム100の構成と同じである。
図2に示す実施の形態2による火災報知システム100aでは、統計値選択器9によって、複数回連続して取得した消費電力の値の統計値を、複数の消費電力の平均値、複数の消費電力の最大値、および、複数の消費電力の最小値のどれにするのかが選択される。選択された結果は、システム制御器1を通して警報制御器2に送信され、警報制御器2は選択された方法によって統計値を算出する。統計値選択器9は、例えばインタフェースであり、スイッチ、キーボード、タッチパネルなどによって実現される。統計値選択器9を備えることにより、警報制御器2に接続される警報器に追加、撤去、機種の変更があった場合、あるいは、警報制御器2に接続される回線に重畳されるノイズに変化があった場合に、それらに対応して統計値の算出方法を変更することができ、状況の変化に対応した故障検知を実現することができる。
また、図2に示す実施の形態2による火災報知システム100aでは、パラメータ設定器10によって、パラメータとして、警報器3aおよび警報器3bに対して印加する「パルス電圧のパルス幅」「パルス電圧の発生間隔」「パルス電圧を連続して印加する回数」、および、故障診断に使用する「基準値」「閾値」を設定する。なお、例えば、過去のいずれかの時点で故障診断のために算出して正常と判断された統計値を基準値としている場合は、パラメータ設定器10によって設定するパラメータは、「パルス電圧のパルス幅」「パルス電圧の発生間隔」「パルス電圧を連続して印加する回数」、および、故障診断に使用する「閾値」の少なくとも1つとする。設定された値は、システム制御器1を通して警報制御器2に送信され、警報制御器2において故障診断に使用される。パラメータ設定器10は、例えばインタフェースであり、スイッチ、キーボード、タッチパネルなどによって実現される。
パラメータ設定器10を備えることにより、警報制御器2に接続される警報器に追加、撤去または機種の変更があった場合、あるいは、警報制御器2に接続される回線に重畳されるノイズに変化があった場合に、それらに対応してパラメータを変更することができ、状況の変化に対応した故障検知を実現することができる。なお、パラメータ設定器10は、パルス電圧のパルス幅、パルス電圧の発生間隔、パルス電圧を連続して印加する回数および閾値の少なくとも1つを設定できるもの、または、パルス電圧のパルス幅、パルス電圧の発生間隔、パルス電圧を連続して印加する回数、基準値および閾値の少なくとも1つを設定できるものであればよい。また、統計値選択器9によって選択された統計値の算出方法に合わせてパラメータ設定器10においてパラメータを設定することにより、より高い精度で故障を検出することができる。
図2に示す実施の形態2による火災報知システム100aでは、統計値選択器9とパラメータ設定器10の両方を備えた例を示しているが、統計値選択器9またはパラメータ設定器10のどちらか一方のみを備えたものであってもよい。
実施の形態3.
図3は、実施の形態3による火災報知システム100bの構成を示す図である。図3に示す実施の形態3による火災報知システム100bを図1に示す実施の形態1による火災報知システム100と比較すると、制御パネル20が制御パネル20bとなっており、表示器11が追加されている。実施の形態3による火災報知システム100bの他の構成は、実施の形態1による火災報知システム100の構成と同じである。
図3に示す実施の形態3による火災報知システム100bでは、故障診断時に算出した統計値の値をシステム制御器1が警報制御器2から入手し、表示器11に表示する。これにより、警報器の消費電力の統計値をユーザが確認することができ、統計値が閾値の範囲内であって正常と判断された場合でも統計値が基準値からどれくらい離れているかを確認することができる。さらに、故障と判定された場合に、統計値が閾値をどれくらい超えているかを確認することができる。
また、算出された統計値を記憶しておき、過去の複数回の統計値の履歴を表示器11に表示してもよい。統計値の履歴の表示は、数字を並べたものでもよく、グラフなどによって示してもよい。統計値の履歴を表示することにより、統計値の変化を確認することが容易となり、警報器の劣化の予兆を見つけやすくなる。
なお、表示器11には、警報制御器2において故障あるいは正常と判断されたときにその結果を表示してもよく、統計値として平均値、最大値または最小値のどれが求められているかを表示してもよく、パルス電圧のパルス幅、パルス電圧の発生間隔、パルス電圧を連続して印加する回数、基準値および閾値の少なくとも1つを表示してもよい。例えば、統計値の履歴をグラフで示すとともに、そのグラフに基準値および閾値を示せば、例えば、統計値が基準値から離れて閾値に近づいているときにその様子をグラフで確認できるため、警報器の劣化の予兆をより見つけやすくなる。
また、図3に示す実施の形態3による火災報知システム100bに、図2に示した統計値選択器9およびパラメータ設定器10をさらに備えてもよい。この場合は、実施の形態3による効果に加えて、実施の形態2による効果も得ることができる。
図4は、実施の形態1による火災報知システムの制御パネル20のハードウェアの一例を示す模式図である。システム制御器1は、メモリ31に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ30により実現される。警報制御器2は、メモリ31に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ30、および、インタフェース32aによって実現される。感知制御器5は、メモリ31に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ30、および、インタフェース32bによって実現される。アドレス機器制御器7は、メモリ31に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ30、および、インタフェース32cによって実現される。それぞれの機能については、複数の処理回路が連携して実行してもよい。
図5は、実施の形態2による火災報知システムの制御パネル20aのハードウェアの一例を示す模式図である。システム制御器1、警報制御器2、感知制御器5およびアドレス機器制御器7のハードウェアについては、図4に示した実施の形態1による火災報知システムの制御パネル20のハードウェアと同様である。統計値選択器9およびパラメータ設定器10は、キーボード、スイッチあるいはタッチパネルなどの入力機器であるインタフェース32dによって実現される。
図6は、実施の形態3による火災報知システムの制御パネル20bのハードウェアの一例を示す模式図である。システム制御器1、警報制御器2、感知制御器5およびアドレス機器制御器7のハードウェアについては、図4に示した実施の形態1による火災報知システムの制御パネル20のハードウェアと同様である。表示器11は、ディスプレイ33によって実現される。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 システム制御器、2 警報制御器、3a、3b 警報器、4 終端抵抗、5 感知制御器、6a、6b 感知器、7 アドレス機器制御器、8a、8b アドレス機器、9 統計値選択器、10 パラメータ設定器、11 表示器、20、20a、20b 制御パネル、30 プロセッサ、31 メモリ、32a、32b、32c、32d インタフェース、33 ディスプレイ、100、100a、100b 火災報知システム。

Claims (7)

  1. 警報を発する警報器と、
    前記警報器に電圧を印加する警報制御器とを備え、
    前記警報制御器は、
    前記警報器が有感警報を発しない短時間のパルス電圧を複数回連続して前記警報器に印加し、
    それぞれの前記パルス電圧に対する消費電力を測定し、
    複数の前記消費電力の平均値、複数の前記消費電力の最大値、または、複数の前記消費電力の最小値のいずれかを統計値として算出し、
    前記統計値とあらかじめ定められた基準値との差があらかじめ定められた閾値よりも大きいときに故障と判断することを特徴とする火災報知システム。
  2. 複数回の故障診断を行う火災報知システムであって、
    前記統計値の算出方法が前回に正常と判断された故障診断における統計値の算出方法と同じとき、前記基準値を前回に正常と判断された故障診断において算出された統計値とすることを特徴とする請求項1に記載の火災報知システム。
  3. 前記パルス電圧のパルス幅、前記パルス電圧の発生間隔、前記パルス電圧を連続して印加する回数および前記閾値の少なくとも1つを設定するパラメータ設定器をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の火災報知システム。
  4. 前記パルス電圧のパルス幅、前記パルス電圧の発生間隔、前記パルス電圧を連続して印加する回数、前記基準値および前記閾値の少なくとも1つを設定するパラメータ設定器をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の火災報知システム。
  5. 前記統計値として、複数の前記消費電力の平均値、複数の前記消費電力の最大値、および、複数の前記消費電力の最小値のいずれかを選択する統計値選択器をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の火災報知システム。
  6. 前記統計値を表示する表示器をさらに備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の火災報知システム。
  7. 前記表示器は前記統計値の履歴を表示することを特徴とする請求項6に記載の火災報知システム。
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