JP2022108328A - シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ - Google Patents

シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ Download PDF

Info

Publication number
JP2022108328A
JP2022108328A JP2021003234A JP2021003234A JP2022108328A JP 2022108328 A JP2022108328 A JP 2022108328A JP 2021003234 A JP2021003234 A JP 2021003234A JP 2021003234 A JP2021003234 A JP 2021003234A JP 2022108328 A JP2022108328 A JP 2022108328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organopolysiloxane
mass
silicone
parts
adhesive composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021003234A
Other languages
English (en)
Inventor
匡志 木村
Tadashi Kimura
怜 ▲高▼山
Rei Takayama
賢太郎 坂本
Kentaro Sakamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP2021003234A priority Critical patent/JP2022108328A/ja
Publication of JP2022108328A publication Critical patent/JP2022108328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

【課題】シリコーン系粘着剤組成物を提供する。【解決手段】質量平均分子量(Mw)が100,000以上であり、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(A)を20~100質量部、質量平均分子量(Mw)が100,000未満で、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(B)を0~80質量部、R13SiO1/2単位(式中、R1はハロゲン置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から成り、SiO4/2単位に対するR13SiO1/2単位のモル比が0.5以上、1.5以下であるオルガノポリシロキサンレジン(C)を0~40質量部、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン(D)を所定量含有し、さらに反応制御剤(E)、及び白金系触媒(F)をそれぞれ所定量含むシリコーン系粘着組成物である。【選択図】なし

Description

180°剥離時は低い粘着力を示しながらも、せん断方向の力に対して強い応力を示すことを特徴とするシリコーン系粘着剤組成物、およびこれを用いた粘着テープ、マスキングテープに関する。
シリコーン系粘着剤を使用した粘着テープや粘着ラベルは、シリコーン系粘着剤が耐熱性、耐寒性、耐候性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れることから、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、などの有機系粘着剤では変質・劣化してしまうような厳しい環境下で使用される場合が多い。
たとえば、部品製造時や加工の際に加熱処理を行う場合、全面もしくは部分的に基材を保護するマスキングや仮固定が必要になることがある。このような用途に用いられる粘着テープには耐熱性を有するシリコーン系粘着剤を用いたものが好適である。特に近年は、スマートフォンなど電子機器の普及によりアフター保護用または、工程時マスキング用の微粘着性を示す粘着剤のニーズが高まってきている。
特許文献1は、金属等の被着体上に貼って、250℃以上の高温に曝された場合でも、糊残りを起こさず、きれいに剥離することが可能な粘着テープ及び該粘着テープの粘着剤を構成する粘着剤用シリコーン系組成物に関する公報である。
この様に、これらの用途に用いられる従来の粘着剤はタック性や剥離時の粘着力あるいは耐熱性、耐糊残り性といった性能について着目され設計されていた。しかし、昨今においては、それらの特性のみならず、基材からは簡単に剥離可能なものの、横方向の力、いわゆるせん断方向に対して強力な保持力を示し、部品等がズレなくする粘着剤に対してのニーズが存在する。
こうしたニーズが存在するにもかかわらず、現時点では、こうしたせん断方向に対する応力特性に着目した文献は確認されない。
特開2005-298550号公報
本願の発明は、180°剥離時は低い粘着力を示しながらも、せん断方向の力に対して強い応力を示すことを特徴とするシリコーン系粘着剤組成物、およびこれを用いた粘着テープ、マスキングテープを提供することである。
質量平均分子量(Mw)が100,000以上であり、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(A)を20~100質量部、質量平均分子量(Mw)が100,000未満で、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(B)を0~80質量部、R SiO1/2単位(式中、Rはハロゲン置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から成り、SiO4/2単位に対するR SiO1/2単位のモル比が0.5以上、1.5以下であるオルガノポリシロキサンレジン(C)を0~40質量部、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン(D)を{オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれているアルケニル基の合計1モルに対して、本成分に含まれているケイ素原子結合水素原子が0.5モル以上、20モル以下となる量}を含有し、
反応制御剤(E)をオルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)とオルガノポリシロキサンレジン(C)の合計100質量部に対して0~8.0質量部、白金系触媒(F)を、乾燥皮膜に対し白金量として0.1~1000ppm、オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれるアルケニル基の総量が100gあたり0.01~0.05molであることを特徴とするシリコーン系粘着組成物であって、該粘着剤が、厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと該ポリエチレンテレ フタレートフィルム上に備えられた厚み10μmの粘着剤からなるフィルムについて、JIS Z 0237に従う180°引き剥がし試験方法により測定された接着力が3~50mN/25mmであるシリコーン系粘着剤組成物を提供することである。
本願の発明によれば、180°剥離時には低い粘着特性を示しつつも、せん断方向へ高い応力を示すシリコーン系粘着剤組成物、およびこれを用いた粘着テープを提供することができ、部品等のズレを抑えることができる。
以下、本願の発明に係る、180°剥離時は低い粘着力を示しながらも、せん断方向の力に対して強い応力を示すことを特徴とするシリコーン系粘着剤組成物、およびこれを用いた粘着テープ、マスキングテープについて具体的に説明する。
<オルガノポリシロキサン(A)>
オルガノポリシロキサン(A)は、いわゆるVi(ビニル)変性シリコーンガムである。質量平均分子量(Mw)が100,000以上であり、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンである。尚、分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により測定し、線形回帰校正のためにポリスチレン標準を用いて測定することができる。
オルガノポリシロキサン(A)用いることで皮膜強度や伸び性に優れる粘着剤を得ることができる。オルガノポリシロキサン(A)は、後述するオルガノポリシロキサン(B)か、あるいは後述する溶剤に希釈することで粘度を調整することが可能である。
添加量としては、20~100質量部、より好適には25~100質量部である。
<オルガノポリシロキサン(B)>
オルガノポリシロキサン(B)は、いわゆるViシリコーンオイルである。質量平均分子量(Mw)が100,000未満で、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンである。
オルガノポリシロキサン(A)だけではアルケニル基が不足する場合は本成分の添加により補うことができる。また、流動性に乏しいオルガノポリシロキサン(A)を希釈し取り扱いを容易にする効果もある。
添加量としては、0~80質量部、より好適には0~75質量部である。上限値を超えると粘度が低くなりすぎて取り扱い性が低下するとか、皮膜強度が低下するといった現象が生じてしまう。
オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれるアルケニル基の総量は、100gあたり0.01~0.05mol、より好適には0.011~0.04molである。オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれるアルケニル基の総量が、下限値未満では、十分なせん断強度が得られず、上限値を超えると皮膜が硬くなりすぎて貼り合せが困難となる。
<オルガノポリシロキサンレジン(C)>
オルガノポリシロキサンレジン(C)は、いわゆるMQレジンであり、R SiO1/2単位(式中、Rはハロゲン置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から成り、SiO4/2単位に対するR SiO1/2単位のモル比が0.5以上、1.5以下であるオルガノポリシロキサンレジンである。
添加量としては、0~40質量部、より好適には0~30質量部である。上限値を超えると粘着力が高くなりすぎて剥離性が低下する。
<オルガノポリシロキサン(D)>
オルガノポリシロキサン(D)は、いわゆるオルガノ水素ポリシロキサンである。オルガノポリシロキサン(D)の添加量は、オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)のアルケニル基に対するオルガノポリシロキサン(D)中のSiH基のモル比が0.5~20であり、より好適には0.8~15の範囲となるように配合することが好ましい。下限値未満では架橋密度が低くなり、これにともない凝集力,保持力が低くなるこ
とがあり、上限値超えると余剰SiH基から水素ガスが発生し発泡を生じることがある。
<反応制御剤(E)>
反応制御剤(E)は、シリコーン系粘着剤組成物を調合ないし基材に塗工する際に加熱硬化の以前に処理液が増粘やゲル化をおこさないようにするために添加するものである。具体例としては、3-メチル-1-ブチン-3-オール、3-メチル-1-ペンチン-3-オール、3,5-ジメチル-1-ヘキシン-3-オール、1-エチニルシクロヘキサノール、3-メチル-3-トリメチルシロキシ-1-ブチン、3-メチル-3-トリメチルシロキシ-1-ペンチン、3,5-ジメチル-3-トリメチルシロキシ-1-ヘキシン、1-エチニル-1-トリメチルシロキシシクロヘキサン、ビス(2,2-ジメチル-3-ブチノキシ)ジメチルシラン、1,3,5,7-テトラメチル-1,3,5,7-テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,1,3,3-テトラメチル-1,3-ジビニルジシロキサンなどが挙げられる。
添加量としては、オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)とオルガノポリシロキサンレジン(C)の合計100質量部に対して0~8.0質量部、より好適には0.1~0.5質量部である。
<白金系触媒(F)>
白金系触媒(F)は、付加反応触媒であり、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物、白金-オレフィン錯体、白金-ビニル基含有シロキサン錯体,ロジウム錯体,ルテニウム錯体などが挙げられる。また、これらのものをイソプロパノール、トルエンなどの溶剤や、シリコーンオイルなどに溶解、分散させたものを用いてもよい。添加量としては、乾燥皮膜に対し白金量として0.1~1000ppm、より好適には10~500ppmである。
<シランカップリング剤(G)>
本願のシリコーン系粘着剤組成物は、基材フィルムとの密着性を向上させるため、シランカップリング剤(G)を添加することができる。シランカップリング剤(G)はビニルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシラン等を使用することができる。より好適なシランカップリング剤は3-グリシドキシプロピルトリメトキシシランで、添加量としては乾燥皮膜に対し、0~5質量部、より好適には0~3質量部である。
<チタン、アルミニウム、ジルコニウムより選ばれる有機化合物(H)>
チタン、アルミニウム、ジルコニウムより選ばれる有機化合物(H)は、シランカップリング剤(G)のアルコキシ基の加水分解を促進する材料である。
アルミニウムについて具体的に化合物名を挙げると、アルミニウムイソプロピレート、アルミニウムエチレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムsec-ブチレート、アルミニウムジイソプロピレートモノsec-ブチレート、アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレートが挙げられる。より好適な材料はアルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)である。尚、溶解性の観点から、90wt-%トルエン希釈品等を使用することが望ましい。
添加量としては、添加量としては乾燥皮膜に対し、0~5質量部、より好適には0~3質量部である。
<溶剤>
オルガノポリシロキサン(A)、オルガノポリシロキサン(B)、オルガノポリシロキサンレジン(C)、オルガノポリシロキサン(D)、反応制御剤(E)、白金系触媒(F)を全て添加したときに、粘度が高い場合は、溶剤を添加して希釈することができる。使用できる溶剤は、シリコーン成分が相溶する溶剤で、具体的にはトルエン、キシレン、n-ヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロヘキサノン等が挙げられる。より好適にはトルエンで、添加量としては最終粘度にもよるが、オルガノポリシロキサン(A)、オルガノポリシロキサン(B)、オルガノポリシロキサンレジン(C)の合計100質量部に対し、10~500質量部の範囲であり、より好適には30~250重量部である。
本願のシリコーン系粘着剤組成物は、特性を満たす範囲内で、フィラーや酸化防止剤等を添加することができる。
各種成分をセパラブルフラスコ等に秤取り、撹拌バネ付きモーター等にて撹拌することによって、簡便に作製することができる。
次に、本願のシリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープについて、実施例及び比較例により詳細に説明する。
<質量平均分子量(Mw)測定方法>
シリコーン樹脂の分子量は、Waters HSPgelTM HR4.0とWaters HSPgelTM HR MB-Mを2本連結したカラムを用い、0.6mL/分のTHF移動相中、40℃で、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により測定した。線形回帰校正のためにポリスチレン標準を用いた。ポリスチレン標準校正を用いるGPC測定において、屈折率検知器を用いた。
<実施例1の液作製>
ViMeSiO1/2単位、MeSiO2/2単位、ViMeSiO2/2単位からなり、0.038mol/100gのVi基を持つ質量平均分子量(Mw)640,000のガム状のポリシロキサン(A-1)と、
ViMeSiO1/2単位、MeSiO2/2単位からなり、0.025mol/100gのVi基を持つ質量平均分子量(Mw)7,000のオイル状ポリシロキサン(B-2)と、
MeSiO1/2単位、SiO1/4単位からなり、SiO4/2単位に対するR1SiO1/2単位のモル比が0.75であるオルガノシロキサンレジン(C)と
MeSiO1/2単位、MeHSiO2/2単位からなり1.4mol/100gのSiH基を持つオルガノ水素ポリシロキサン(D)と、
トルエンを表1の混合比で撹拌混合した。
その混合液に白金量が乾燥皮膜に対して100ppmとなるよう白金-ビニル基含有シロキサン錯体のトルエン溶液(F)を添加しさらに混合し
更に、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(G)を乾燥皮膜に対し1.5質量部になる量、
アルミニウムエチルアセトアセトナートジイソプロピレートを10%含むトルエン溶液 (H)を乾燥皮膜に対し1.5質量部になる量、
を添加、混合し、不揮発分が約30質量%であるシリコーン系粘着剤組成物を調製した。
<実施例2~4、比較例1~3の液作製>
表1に示した割合で、実施例1の液作製と同様の手順で、実施例2~4、比較例1~3の液を作製した。
尚、(A-2)は、ViMeSiO1/2単位、MeSiO2/2単位、ViMeSiO2/2単位からなり、0.0026mol/100gのVi基を持つ質量平均分子量(Mw)640,000のガム状ポリシロキサン、(A-3)は、ViMeSiO1/2単位、MeSiO2/2単位、ViMeSiO2/2単位からなり、0.0004mol/100gのVi基を持つ質量平均分子量(Mw)620,000のガム状ポリシロキサンであり、(B-1)は、ViMeSiO1/2単位、MeSiO2/2単位からなり、0.009mol/100gのVi基を持つ質量平均分子量(Mw)35,000のオイル状のポリシロキサンである。
<180°引き剥がし試験>
シリコーン系粘着剤組成物溶液を、厚み75μmのチレンテレフタレート(PET)フィルム上に硬化後の厚みが10μm となるようにアプリケータを用いて塗工した後、130℃、2分で加熱することで硬化させ、粘着フィルムを作製した。そのフィルムを25mm幅に裁断しテープ状とした。
この粘着テープをガラス板に貼りつけ、重さ2kgのゴム層で被覆されたローラーを2応復させることにより圧着した。室温で約20時間放置した後、引っ張り試験機を用いて300mm/分の速度で180゜の角度でテープをステンレス板から引き剥がすのに要する力(mN/25mm) を測定した。n=10平均である。
引き剥がし強度が3~50mN/25mmのものを合格、この範囲外のものを不合格とした。
<せん断応力試験>
サンプル調合液を75μmのPETフィルム上に厚みが10μmとなるよう塗布し硬化させた。
そのフィルムを12.5mm幅にカットし、その上に25mmの長さでシリコーン系粘着剤に重なるように75μmのPETを重ね張り付けた。
シリコーン系粘着を塗工したPETを下端に固定し、上に張り付けたPETを上端に固定し、50mm/minの速度でせん断方向に移動させた。その際の最大応力を測定した。n=10平均である。
せん断応力が0.1MPa以上を合格、0.1MPa未満を不合格とした。
実施例1~4は、180°引き剥がし試験、せん断応力試験共に合格と成った。
これに対し、オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれるアルケニル基の総量が、100gあたり0.01~0.05molの範囲より少ない比較例1、比較例2は、せん断応力試験が不合格と成った。
オルガノポリシロキサンレジン(C)を0~40質量部の範囲より多い比較例3は、180°引き剥がし試験にて不合格と成った。
Figure 2022108328000001
Figure 2022108328000002

Claims (3)

  1. 質量平均分子量(Mw)が100,000以上であり、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(A)を20~100質量部、
    質量平均分子量(Mw)が100,000未満で、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(B)を0~80質量部、
    SiO1/2単位(式中、Rはハロゲン置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。)とSiO4/2単位から成り、SiO4/2単位に対するR SiO1/2単位のモル比が0.5以上、1.5以下であるオルガノポリシロキサンレジン(C)を0~40質量部、
    一分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン(D)を{オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれているアルケニル基の合計1モルに対して、本成分に含まれているケイ素原子結合水素原子が0.5モル以上、20モル以下となる量}を含有し、
    反応制御剤(E)をオルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)とオルガノポリシロキサンレジン(C)の合計100質量部に対して0~8.0質量部、
    白金系触媒(F)を、乾燥皮膜に対し白金量として0.1~1000ppm、
    オルガノポリシロキサン(A)とオルガノポリシロキサン(B)に含まれるアルケニル基の総量が100gあたり0.01~0.05molであることを特徴とするシリコーン系粘着組成物であって、
    該粘着剤組成物が、厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと該ポリエチレンテレ フタレートフィルム上に備えられた厚み10μmの粘着剤からなるテープについて、J IS Z 0237に従う180°引き剥がし試験方法により測定された接着力が3~50mN/25mmであるシリコーン系粘着剤組成物。
  2. 請求項1に記載のシリコーン系粘着剤組成物に、シランカップリング剤(G)およびチタン、アルミニウム、ジルコニウムより選ばれる有機化合物(H)を加えたシリコーン系粘着剤組成物。
  3. 請求項1、または請求項2に記載のシリコーン粘着剤組成物であり、該粘着剤が厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと該ポリエチレンテレフタレートフィルム上に備えられた厚み10μmの粘着剤からなるテープについて、粘着剤上に厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを圧着し、50mm/minの速度でせん断方向に引っ張った際の応力が0.1MPa以上を示す粘着性テープ。
JP2021003234A 2021-01-13 2021-01-13 シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ Pending JP2022108328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003234A JP2022108328A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003234A JP2022108328A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022108328A true JP2022108328A (ja) 2022-07-26

Family

ID=82556553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003234A Pending JP2022108328A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022108328A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101529060B1 (ko) 실리콘계 감압성 접착제 조성물 및 감압성 테이프 또는 시트
JP5420166B2 (ja) 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材
JP4784720B2 (ja) 粘着テープ
KR102306232B1 (ko) 실리콘 점착제용 박리제 조성물, 박리 필름 및 적층체
JPS6322886A (ja) シリコ−ン感圧接着剤組成物
JP5553395B2 (ja) シリコーン粘着層を含む積層体
TW201120175A (en) Addition reaction-curing silicone adhesive composition and adhesive tape
JP5342106B2 (ja) 付加反応型シリコーン系剥離剤組成物、及び剥離フィルム
JPH0791471B2 (ja) 剥離性皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPWO2006070947A1 (ja) 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
JP2631098B2 (ja) シリコーン感圧接着剤組成物
EP3613817A1 (en) Method for producing silicone-based adhesive member
JP2002285129A (ja) シリコーン感圧接着剤組成物
WO2019087759A1 (ja) シリコーン粘着剤組成物、粘着テープ、粘着シート、及び両面粘着シート
JP5138205B2 (ja) 無溶剤型剥離紙用シリコーン組成物
JP6413878B2 (ja) シリコーン粘着剤用剥離剤組成物及び剥離フィルム
CN114341294A (zh) 压敏粘接层形成性聚有机硅氧烷组合物及其使用
JP3751186B2 (ja) シリコーン粘着剤組成物
TWI829732B (zh) 聚矽氧黏著劑組成物及使用其之黏著膠布或黏著薄膜
TW201843237A (zh) 剝離紙或剝離薄膜製造用矽酮組成物
TW201842121A (zh) 聚矽氧黏著劑用底漆組成物及物品
JP2022108328A (ja) シリコーン系粘着剤組成物およびこれを用いた粘着テープ
JP2004307691A (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JP7003479B2 (ja) 基材付き粘着テープ
JP3934866B2 (ja) 付加反応型シリコーン粘着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240912