JP2022107983A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022107983000001
【課題】2つの光変調素子を均質に照明してムラの無い高画質な画像を隣り合わせて投射させることができる光学系を、小型かつ安価に実現する。
【解決手段】光源100と、前記光源100からの光を、第1の照明光と第2の照明光とに分割するハーフミラー160と、前記ハーフミラー160で反射された前記第1の照明光を第1の反射型光変調素子200aに導く第1照明光学系と、前記ハーフミラー160を透過した前記第2の照明光を第2の反射型光変調素子200bに導く第2照明光学系とを備える。前記ハーフミラー160から前記第1の反射型光変調素子200aまでの光路長をLDAとし、前記ハーフミラー160から前記第2の反射型光変調素子200bまでの光路長をLDBとした時に、0.85<LDA/LDB<1.15を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型光変調素子を2つ備え、2画面分の画像を投射可能な投射型表示装置に関する。
近年では、インターネットを介して複数人が参加可能なテレビ会議システム用のモニターや、複数の監視カメラを備えた監視システム用モニター、あるいは医療用モニターや教育用モニターなど、様々な分野において、大画面かつ多画素の表示装置が求められている。
従来から、DMD素子や液晶素子などの光変調素子と投射光学系を備え、画像をスクリーン等に拡大投影して表示する投射型表示装置が知られている。投射型表示装置に用いられる光変調素子は、近年では画素が微細化されて画素数が増加しており、XGA(1024×768画素)、WXGA(1280×800画素)からWUXGA(1920×1200画素)、4Kへと進化している。
ただし、光変調素子の画素数を増加させると、製造歩留まりが低下する等の理由により、光変調素子の単価は大幅に上昇してしまう傾向がある。また、光変調素子の画素ピッチを微細化すると、画素配線や駆動トランジスタに対して開口部が占める面積の割合が低下する傾向があり、照明光の利用効率が低下してしまう場合がある。また、画素数を増加させると、駆動時に光変調素子基板の温度が上昇しやすくなる傾向がある。
したがって、単板の光変調素子を用いた投射型表示装置では、画素数を増加させたり画素サイズを微細化するのには限界があった。
そこで、比較的簡易に大画面表示を可能にする方法として、複数の投射型表示装置を併設し、投射画像を隣り合わせて表示させる方法が知られている。
例えば、特許文献1には、併設された複数の投射型表示装置から画像を投射する際に、投射型表示装置ごとの輝度や色度の差異が目立たなくなるように調整する方法が提案されている。
特開2009-159372号公報
複数の投射型表示装置を併設して投射画像を隣り合わせて表示させる方法は、大画面表示を簡易に実現できるようにも考えられる。しかしながら、現実には、隣り合う複数の投射画像を観察者が見た時に違和感を感じないようにするのは容易ではなく、投射型表示装置を設置・調整する際に、オペレータに高度な技能と多大な負荷が必要になっていた。
というのも、複数の投射型表示装置の各々は、独立した投射光学系と光変調素子を備えている。各装置から投射される隣り合う画像の位置、大きさ、傾き、合焦状態などを、観察者が違和感を感じないレベルに整合させるためには、各画像投射装置を設置する際の位置や、各投射型表示装置の投射光学系の設定を精密に調整する必要があるからである。
この点、特許文献1に開示された方法は、投射画像の画面境界で輝度や色度の差異が目立たなくなるようにする駆動調整方法であり、隣り合う画像の位置、大きさ、傾き、合焦状態などを調整するものではない。
そこで、2つの光変調素子で変調された画像を隣り合わせて投射して大画面表示をするが、隣り合う画像相互の位置、大きさ、傾き、合焦などの調整に多大な負荷を要しない投射型表示装置が求められていた。さらには、2つの光変調素子を均質に照明してムラの無い高画質な画像を隣り合わせて投射させることができる光学系を、小型かつ安価に実現することが期待されていた。
本発明の一態様は、光源と、前記光源からの光を、第1平面に配された光軸に沿って伝搬させるライトトンネルと、前記ライトトンネルを経由して入射する前記光源からの光を、第1の照明光と第2の照明光とに分割するハーフミラーと、前記ハーフミラーで反射された前記第1の照明光を第1の反射型光変調素子に導く第1照明光学系と、前記ハーフミラーを透過した前記第2の照明光を第2の反射型光変調素子に導く第2照明光学系と、前記第1の反射型光変調素子から出力される第1の映像光の光路を折り曲げ、結像して第1の中間像を形成する第1の折り曲げ型リレーレンズと、前記第2の反射型光変調素子から出力される第2の映像光の光路を折り曲げ、結像して第2の中間像を形成する第2の折り曲げ型リレーレンズと、頂角を形成する第1反射面と第2反射面とを備え、前記第1の折り曲げ型リレーレンズにより伝えられる前記第1の映像光を前記第1反射面が全反射し、前記第2の折り曲げ型リレーレンズにより伝えられる前記第2の映像光を前記第2反射面が全反射するルーフ状の反射光学素子と、投射レンズと、を備え、前記第1照明光学系は、前記第1の照明光の光軸を、前記第1の反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第1ミラーを含み、前記第2照明光学系は、前記第2の照明光の光軸を前記第1平面の中で折り曲げる光路変更ミラーと、前記第2の照明光の光軸を前記第2の反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第2ミラーを含み、前記ハーフミラーから前記第1の反射型光変調素子までの光路長をLDAとし、前記ハーフミラーから前記第2の反射型光変調素子までの光路長をLDBとした時に、0.85<LDA/LDB<1.15を満たし、前記第1の反射型光変調素子から前記ルーフ状の反射光学素子の前記第1反射面に至る前記第1の映像光の光軸と、前記第2の反射型光変調素子から前記ルーフ状の反射光学素子の前記第2反射面に至る前記第2の映像光の光軸は、前記第1平面と平行な第2平面に配され、前記第1の映像光は、前記第1反射面で反射されてから前記第1の中間像を結び、前記第2の映像光は、前記第2反射面で反射されてから前記第2の中間像を結び、前記投射レンズの光軸は前記反射光学素子の前記頂角を通り、前記投射レンズは、前記第1の中間像及び前記第2の中間像を並べて拡大投射する、ことを特徴とする投射型表示装置である。
本発明によれば、2つの光変調素子で変調された画像を隣り合わせて投射して大画面表示させるが、隣り合う画像相互の位置、大きさ、傾き、合焦などの調整に多大な負荷を要しない投射型表示装置を提供することができる。また、2つの光変調素子を均質に照明してムラの無い高画質な画像を隣り合わせて投射させることができる光学系を、小型かつ安価に実現することができる。
実施形態1に係る投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図。 (a)ライトトンネル140から反射型光変調素子200aに至るまでの照明光学系の模式図。(b)ライトトンネル140から反射型光変調素子200bに至るまでの照明光学系。 (a)ミラーを備えた折り曲げ型リレーレンズの一例を示す図。(b)プリズムを備えた折り曲げ型リレーレンズの一例を示す図。 (a)反射型光変調素子200bを背面側から見た時の各光学素子の配置を模式的に示す図。(b)実施形態1の諸元を示す表。 (a)スクリーン上に投射された表示画像の一例を示す模式図。(b)スクリーン上に投射された表示画像の他の一例を示す模式図。 (a)折り曲げ型リレーレンズ301aの一部(出射側端部)、ルーフプリズム401、中間像500aの位置関係を示す模式図。(b)折り曲げ型リレーレンズ301aの一部(出射側端部)、ルーフプリズム401、中間像500aの別の位置関係を示す模式図。(c)ルーフプリズムの構成を示す模式図。 ダイクロイックミラー105の光学特性を示す図。 回転体上の蛍光体の配置パターンを示す平面図。 蛍光体の発光スペクトルを示すグラフ。 実施形態2に係る投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図。 (a)表示画像700Aと表示画像700Bを水平に並べて投射した実施形態の図。(b)表示画像700Aと表示画像700Bを垂直に並べて投射した実施形態の図。
図面を参照して、実施形態にかかる投射型表示装置について説明してゆく。尚、以後の説明において方向について言及する際に、+方向(プラス方向)とは図中に示されている矢印と同一の方向を意味し、-方向(マイナス方向)とは図中に示されている矢印と反対の方向を意味するものとする。
[実施形態1]
図1は、実施形態1にかかる投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図である。投射型表示装置1は、反射型光変調素子200a(第1の反射型光変調素子)および反射型光変調素子200b(第2の反射型光変調素子)を備えている。本実施形態では、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bとして、マイクロミラーデバイスをアレイ状に設けたDMDが用いられるが、反射型液晶デバイスのような反射型光変調素子を用いてもよい。尚、DMDとしては、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられる。
投射型表示装置1は、光源装置100を備えている。光源装置100は、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するための光源である。光源装置100は、励起光源ユニット210を備えているが、励起光源ユニット210は、発光素子(例えば青色半導体レーザ)を2次元的に複数配列し、各発光素子に対応してコリメートレンズを設けたユニットである。また、光源装置100は、モータ121により回転可能な回転体122を備え、回転体122の主面上には、蛍光体123が設けられている。さらに、励起光源ユニット210と蛍光体123の間には、ダイクロイックミラー105、1/4波長板107、および集光レンズが配置されている。
尚、光源装置100は、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するのに適した照明光を提供できる装置であれば、上記構成とは異なる装置を用いてもよい。発光素子を用いて蛍光体を励起して蛍光を出力する方式の光源装置でなくてもよく、発光素子の光をそのまま照明光として出力する方式の光源装置でもよい。例えば、放電ランプを備えた光源装置や、個別に点灯を制御可能な3色のLED素子を備えた光源装置や、個別に点灯を制御可能な3色のレーザダイオード素子を備えた光源装置などを用いてもよい。
励起光源ユニット210から出射した励起光(例えば、青色レーザ光)は、図1における-X方向に進むが、光路上には、光路分岐合成部としてのダイクロイックミラー105が配置されている。半導体レーザから出射するレーザビームのS偏光波が反射されるようにダイクロイックミラー105は配置されている。反射特性としてS波の方がP波よりも入射角の影響を受けにくいからである。
図7に、本実施形態で用いるダイクロイックミラー105の光学特性を示す。図の横軸は光の波長で、縦軸は透過率である。透過率が高いほど、反射率は低いといえる。各グラフは、入射角が、おおむね45度の場合における透過/反射の波長特性を示している。尚、入射角とは、ダイクロイックミラー105のミラー面に立てた法線と入射する光とがなす角である。実線のグラフが示すように、S波については480nm付近よりも短波長側では透過率が小さく(反射率が高く)、480nm付近よりも長波長側では透過率が大きい(反射率が低い)。一方、点線のグラフが示すように、P波については400nm付近よりも短波長側では透過率が小さく(反射率が高く)、400nm付近よりも長波長側では透過率が大きい(反射率が低い)。本実施形態では、蛍光体を励起する励起レーザ光として、図7にEXとして示すS波の青色レーザ光を入射させるが、ダイクロイックミラー105は、この波長のS波については高い反射率で反射し、P波については高い透過率で透過することがわかる。このダイクロイックミラー105の特性を利用することにより、蛍光体を励起するためのS波の励起光を蛍光体123に向けて反射させ、回転体122の反射領域(蛍光体123が設けられていない領域)から到達するP波の励起光を透過させる光路分岐合成機能を実現することができる。光路分岐合成部として機能するダイクロイックミラー105は、製造上の誤差は別として板厚が一定の透明な基板に誘電体多層膜を積層することで形成されている。誘電体多層膜は、製造上の誤差は別として、誘電体多層膜の厚みが光学面内で均一になるように積層されている。
励起光源ユニット210からダイクロイックミラー105に入射する励起光は、図7においてEXとして示した波長を有するS波なので、ダイクロイックミラー105によって高い効率で反射され、+Y方向に向かう。その光路上には、1/4波長板107、集光レンズ、回転体122が配置されている。1/4波長板107を透過した励起光は、集光レンズによって回転体122に集光される。
本実施形態の光源装置では、回転体122はモータ121により回転可能であり、回転体122の主面上には、蛍光体123が設けられている。図8に、回転体122を集光レンズ側から見た平面図を示すが、回転体122の主面上には、発光波長特性が異なる赤色蛍光体123Rと黄色蛍光体123Yと緑色蛍光体123Gが、回転体122の回転軸RAを中心としたリング領域の一部にそれぞれ被覆されている。そして、蛍光体が設けられているリング領域の下地には、回転体122の方向に放射された蛍光をレンズ側に反射するための反射面が設けられ、蛍光の取出し効率の向上が図られている。
図9に、赤色蛍光体123Rと黄色蛍光体123Yと緑色蛍光体123Gに励起光Exを照射した際の発光スペクトルの例を示す。点線で示す31が緑色蛍光体123Gの発光スペクトル、一点鎖線で示す32が黄色蛍光体123Yの発光スペクトル、実線で示す33が赤色蛍光体スペクトルである。尚、波長450nm付近に見られるピークは、蛍光体の発光ではなく、励起光の一部が蛍光体に吸収されずに反射されたものである。尚、本実施形態で用いられ得る蛍光体は、ここに例示された発光特性の蛍光体に限られるものではない。たとえば、赤色発光、緑色発光、黄色発光の蛍光体に代えて、白色発光の蛍光体を設けてもよい。
また、本実施形態では、図8に示すように、回転体122のリング領域の一部には蛍光体が塗布されずに、励起光を反射するための反射部124が設けられている。反射部124は、青色レーザ光を高い効率で反射するように鏡面加工しておくのが望ましい。
このような回転体122を回転させることにより、励起光Exは、赤色蛍光体123Rか、黄色蛍光体123Yか、緑色蛍光体123Gか、反射部124かのいずれかを照射する。蛍光体の過熱を防ぐため、回転体122の基材には熱伝導率が高い金属が好適に用いられ、空冷効率を向上させるため基材に凹凸部や空孔が設けられる場合もある。
次に、光源装置100の各部の作用について説明する。
励起光源ユニット210から出射されたコリメートされたS偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105に入射する。S偏光の青色光(励起光Ex)は、ダイクロイックミラー105により+Y方向、すなわち回転体122の方向に向かう。1/4波長板107を経由した励起光は、集光レンズによって回転体122に集光される。
励起光Exが集光される位置に、緑色蛍光体123Gが存在するような回転タイミングにおいては、図9に示す発光スペクトル31の緑色の蛍光が発せられる。同様に黄色蛍光体123Yが存在するような回転タイミングにおいては、図9に示す発光スペクトル32の黄色の蛍光が発せられ、赤色蛍光体123Rが存在するような回転タイミングにおいては、図9に示す発光スペクトル33の赤色の蛍光が発せられる。また、反射部124が存在するような回転タイミングにおいては、励起光Ex(青色光)は反射される。
緑色蛍光、黄色蛍光、赤色蛍光、反射された青色光は、-Y方向に進みながら集光レンズによって集光され、1/4波長板107を経由してダイクロイックミラー105に入射する。尚、反射部124で反射された青色光は、再び1/4波長板107を経由することでP偏光に変換されてダイクロイックミラー105に入射する。
図9に示す蛍光体の発光特性と、図7に示すダイクロイックミラー105の透過/反射特性を対比させれば明らかなように、ダイクロイックミラー105に入射する緑色蛍光および黄色蛍光のうちP偏光成分はほとんど全てが、S偏光成分は波長が約490nm以上の大部分が透過する。また、赤色蛍光については、S偏光成分もP偏光成分もほとんど全てが透過する。また、P偏光に変換された青色光は、ほとんど全てが透過する。すなわち、これらの光はダイクロイックミラー105を高い効率で透過し、光源装置の出力光として取り出され、集光レンズ109により適宜集光される。図1に示すように、光源装置の出力光は、投射型表示装置の照明光ILとして利用される。
光源装置100の出力光は、集光レンズ109により適宜集光される。集光レンズ109は、投射レンズ600のFナンバーに適合させるべく所定のNAに設定してライトトンネル140の入射口に照明光ILを集光する。
本実施形態では、例えば、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bの画面サイズ(高さ)を14mmとし、照明光学系のFナンバーを2.6に設定している。
色選択ホイール130は、回転可能な板状回転体で、R、Y、Gの各色フィルターと、青色光を透過させるための扇状の光透過部が設けられている。各色のカラーフィルターは、不要な波長域の光をカットして、各色の照明光の色純度を高めるために設けられている。ただし、青色光は色純度が高いレーザ光であり、フィルターを設ける必要がないため、フィルターではなく光透過部が設けられている。場合によっては、この光透過部には、他の色の出力光(蛍光)とNAを一致させるための拡散板が設けられる場合がある。
蛍光体が付与された回転体122と色選択ホイール130とは、同期して回転しており、前者の赤色蛍光体が発光している時にはRフィルターが、黄色蛍光体が発光している時にはYフィルターが、緑色蛍光体が発光している時にはGフィルターが、青色の励起光が反射している時には光透過部が光路上に位置するように回転タイミングが調整されている。尚、蛍光体の発光色純度が十分に高い場合には、色選択ホイールを設けなくてもよい場合があり得る。
ライトトンネル側集光レンズ150は、ライトトンネル140を介して伝搬された照明光ILを、反射型光変調素子200aおよび反射型光変調素子200bを照明するのに適した光束に整形するレンズである。単数もしくは複数のレンズで構成される。
ライトトンネル側集光レンズ150を経た照明光ILは、光路分岐素子であるハーフミラー160により一部(概ね50%)は反射され、一部(概ね50%)は透過する。ハーフミラー160により反射された照明光は、反射型光変調素子200aを照明するのに用いられ、ハーフミラー160を透過した照明光は、反射型光変調素子200bを照明するのに用いられる。以後の説明では、反射型光変調素子200aを照明するのに用いられる光を照明光ILA(第1の照明光)と呼び、反射型光変調素子200bを照明するのに用いられる光を照明光ILB(第2の照明光)と呼ぶ場合がある。尚、ライトトンネル140からハーフミラー160に至るまでの照明光ILの光軸は、Y軸と平行方向、つまりXY平面と平行な第1平面内にある。
まず、ハーフミラー160により反射された照明光ILAは、光路補正レンズ151a(第1レンズ)、折り返しミラー162(第1ミラー)、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200aに集光される(第1照明光学系)。第1照明光学系においては、光源装置100から反射型光変調素子200aまでの間に、ハーフミラー160、折り返しミラー162、TIRプリズム170の3箇所で反射されるため、照明光ILAの折り返し回数は3回である。照明光ILAの光軸は、ハーフミラー160にて反射されてから折り返しミラー162に到達するまではXY平面と平行な第1平面内にあるが、折り返しミラー162により反射されると光軸はXY平面内から打ち上げられてZ方向成分を有することになる。すなわち、照明光ILAの光軸は、反射型光変調素子200aの手前で折り返しミラー162により第1平面とは交差する方向に折り曲げられる。
TIRプリズム170は、例えば2つのプリズムを貼り合わせて構成された内部全反射プリズムであり、照明光ILAを内部全反射させて、反射型光変調素子200aに所定の角度で入射させる。
尚、照明光ILがハーフミラー160に入射する入射角η1は、例えば32.5°に設定され、折り返しミラー162における入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、例えば101.7°に設定される。
一方、ハーフミラー160を透過した照明光ILBは、光路変更ミラー161、光路補正レンズ151b(第2レンズ)、折り返しミラー162(第2ミラー)、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200bに集光される(第2照明光学系)。第2照明光学系においては、光源装置100から反射型光変調素子200bまでの間に、光路変更ミラー161、折り返しミラー162、TIRプリズム170の3箇所で反射されるため、照明光ILBの折り返し回数は3回である。照明光ILBの光軸は、ハーフミラー160を透過してから、光路変更ミラー161にて反射されて折り返しミラー162に到達するまでは、XY平面と平行な第1平面内にあるが、折り返しミラー162により反射されると光軸はXY平面内から打ち上げられてZ方向成分を有することになる。すなわち、照明光ILBの光軸は、反射型光変調素子200bの手前で折り返しミラー162により第1平面とは交差する方向に折り曲げられる。
TIRプリズム170は、例えば2つのプリズムを貼り合わせて構成された内部全反射プリズムであり、照明光ILBを内部全反射させて、反射型光変調素子200bに所定の角度で入射させる。
尚、照明光ILBが光路変更ミラー161に入射する入射角η2は、例えば57.5°に設定され、折り返しミラー162における入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、照明光ILAと同様に例えば101.7°に設定される。尚、照明光ILがハーフミラー160に入射する入射角η1と、照明光ILBが光路変更ミラー161に入射する入射角η2については、η2>η1の関係が成立するように設定される。
照明光ILAの照明光学系と照明光ILBの照明光学系においては、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170は、同じ仕様のものを用いることができる。両方の照明光学系において、これらの光学素子は、反射型光変調素子に対する相対位置関係が同等になるように配置される。
図2(a)は、ライトトンネル140から反射型光変調素子200aに至るまでの照明光学系を模式的に示し、図2(b)は、ライトトンネル140から反射型光変調素子200bに至る照明光学系を模式的に示している。尚、図2(a)では、ハーフミラー160、折り返しミラー162、TIRプリズム170による光路方向の変更は図示を省略し、光軸を直線的に示している。同様に、図2(b)では、光路変更ミラー161、折り返しミラー162、TIRプリズム170による光路方向の変更は図示を省略し、光軸を直線的に示している。
また、図4(a)は、反射型光変調素子200を背面側から見た時の各光学素子の配置を模式的に示している。尚、図4(a)では、照明光学系の一部は図示を省略している。折り返しミラー162の反射点PからTIRプリズム170に向かう照明光は、反射型光変調素子200に入射角45°で入射する。尚、反射型光変調素子200として用いられるDMD素子では、画面を平面視した時に、各画素のマイクロミラーの反射面が、画面枠に対して45°傾斜し、画像信号に応じて反射面を駆動して照明光の反射方向を変更するものが用いられている。
図2(a)に示すように、照明光ILAの光軸とハーフミラー160の交点をS、照明光ILAの光軸と折り返しミラー162の交点をPa、SとPaの距離をLaとする。また、図2(b)に示すように、照明光ILBの光軸とハーフミラー160の交点をS、照明光ILBの光軸と折り返しミラー162の交点をPb、SとPbの距離をLbとする。
図2(a)および図2(b)に例示されるように、本実施形態では、LaとLbが等しくない、すなわちLa/Lbは1にはならないように、照明光ILA用の折り返しミラー162と照明光ILB用の折り返しミラー162は配置される。
照明光ILAと照明光ILBの両方について、折り返しミラーから反射型光変調素子までの光路長は等しく設定されているため、ライトトンネル140から反射型光変調素子200aに至る照明光ILAの光路長と、ライトトンネル140から反射型光変調素子200bに至る照明光ILBの光路長には、La-Lb=ΔLの差異が生じる。尚、La/Lbが1にならない構成としては、図2(a)および図2(b)に示したLa>Lbとする構成の他に、La<Lbとなるように、照明光ILA用の折り返しミラー162と照明光ILB用の折り返しミラー162を配置してもよい。
本実施形態では、照明光ILAが反射型光変調素子200aを照明する条件と、照明光ILBが反射型光変調素子200bを照明する条件をなるべく揃えるため、照明光ILAの光路中のハーフミラー160と折り返しミラー162の間に光路補正レンズ151aを配置し、照明光ILBの光路中のハーフミラー160と折り返しミラー162の間に光路補正レンズ151bを配置している。光路補正レンズ151aの焦点距離をf1、光路補正レンズ151bの焦点距離をf2とした時、La>Lbの場合にはf1>f2とすることにより、光路長差ΔLの影響を低減して両方の反射型光変調素子の照明条件を揃えることができる。また、La<Lbの場合にはf1<f2とすることにより、光路長差ΔLの影響を低減して両方の反射型光変調素子の照明条件を揃えることができる。
以上により、反射型光変調素子200aと反射型光変調素子200bは、照明光ILAと照明光ILBにより各々照明される。
尚、光路補正レンズに特殊なレンズを用いなくとも2つの反射型光変調素子を均質に照明してムラの無い高画質な画像を投射できるようにするためには、下記の条件1を満足するのが望ましい。
0.85<LDA/LDB<1.15 ・・・(条件1)
ただし、LDAはハーフミラー160から反射型光変調素子200aまでの照明光ILAの光路長であり、LDBはハーフミラー160から反射型光変調素子200bまでの照明光ILBの光路長である。
また、LaとLbは、下記の条件2を満足するのが望ましい。
0.7<La/Lb<1.3 ・・・・(条件2)
条件1あるいは条件2においては、光路補正レンズ151aと光路補正レンズ151bについては、下記の条件3を満足するのが望ましい。
0.95<f1/f2<1.05 ・・・(条件3)
照明光ILA側と照明光ILB側で、変調素子側集光レンズ152として同一仕様のレンズを用いつつ、照明の均一性を高められるからである。
前述したように、反射型光変調素子200aは、アレイ状に設けられた多数のマイクロミラーデバイスを有する。反射型光変調素子200aは、照明光ILAの色の切り替えに同期させて、映像中の各色信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、照明光ILAを所定角度で反射させ、映像光IGA(第1の映像光)として出力する。映像光IGAは、TIRプリズム170を透過して折り曲げ型リレーレンズ301a(第1の折り曲げ型リレーレンズ)に入射する。
折り曲げ型リレーレンズ301aは、映像光IGAの光路をルーフプリズム401に向けて折り曲げる。ルーフプリズム401は、映像光IGAを投射レンズ600に向けて鋭角に反射させる。折り曲げ型リレーレンズ301aの集光作用により、映像光IGAは、ルーフプリズム401にて光路変更された後に中間像500a(第1の中間像)を結像する。尚、映像光IGAの光軸は、XY平面と平行な第2平面内にある。第2平面は、前述した第1平面と所定の距離離れ、第1平面と平行な平面である。
同様に、反射型光変調素子200bは、アレイ状に設けられた多数のマイクロミラーデバイスを有する。反射型光変調素子200bは、照明光ILBの色の切り替えに同期させて、映像中の各色信号成分に応じてマイクロミラーデバイスを駆動し、照明光ILBを所定角度で反射させ、映像光IGB(第2の映像光)として出力する。映像光IGBは、TIRプリズム170を透過して折り曲げ型リレーレンズ301b(第2の折り曲げ型リレーレンズ)に入射する。
折り曲げ型リレーレンズ301bは、映像光IGBの光路をルーフプリズム401に向けて折り曲げる。ルーフプリズム401は、映像光IGBを投射レンズ600に向けて鋭角に反射させる。折り曲げ型リレーレンズ301bの集光作用により、映像光IGBは、ルーフプリズム401にて光路変更された後に中間像500b(第2の中間像)を結像する。尚、映像光IGBの光軸は、映像光IGAの光軸と同様に、XY平面と平行な第2平面内にある。
このように、折り曲げ型リレーレンズ301aおよび折り曲げ型リレーレンズ301bは、それぞれ反射型光変調素子から出力される映像光を取り込み、映像光の光路をルーフプリズム401の反射面に向けて変更し、ルーフプリズム401の先に中間像を結像させる機能を有する。図1においては、折り曲げ型リレーレンズ301aおよび折り曲げ型リレーレンズ301bを模式的に示したが、図3(a)および図3(b)を参照して、折り曲げ型リレーレンズの具体的な構成を説明する。
図3(a)は、折り曲げ型リレーレンズの一つの構成例を示した図で、折り曲げ型リレーレンズ301Mは、第2群リレーレンズG2と、反射ミラーM1と、第1群リレーレンズG1を備えている。第2群リレーレンズG2は、複数のレンズを備え、全体として凸のパワーを有する。第1群リレーレンズG1は、少なくとも1枚のレンズを備え、全体として凸のパワーを有する。反射ミラーM1は、映像光IGを鋭角(θ<90°)に反射させるミラーである。図3(a)では、ルーフプリズム401(図1)による光路の変更は図示を省略しているが、折り曲げ型リレーレンズ301Mの作用により、映像光IGはルーフプリズム401の先に中間像500を結ぶように構成されている。
図3(b)は、折り曲げ型リレーレンズの別の構成例を示した図で、折り曲げ型リレーレンズ301Pは、第2群リレーレンズG2と、プリズムP1と、第1群リレーレンズG1を備えている。第2群リレーレンズG2は、複数のレンズを備え、全体として凸のパワーを有する。第1群リレーレンズG1は、少なくとも1枚のレンズを備え、全体として凸のパワーを有する。プリズムP1は、第2群リレーレンズG2側の入射面から入射した映像光IGを反射面にて鋭角(θ<90°)に内部反射させ、第1群リレーレンズG1側の出射面から出射させるプリズムである。図3(b)では、ルーフプリズム401(図1)による光路の変更は図示を省略しているが、折り曲げ型リレーレンズ301Pの作用により、映像光IGはルーフプリズム401の先に中間像500を結ぶように構成されている。
図3(a)、図3(b)に例示した構成は、折り曲げ型リレーレンズ301aおよび折り曲げ型リレーレンズ301bにおいて好適に実施することができる。
尚、折り曲げ型リレーレンズ301aと折り曲げ型リレーレンズ301bの折り曲げ角度θの大きさは等しいが、θは60°以上で90°未満に設定される。
図1に戻り、映像光IGAおよび映像光IGBは、ルーフプリズム401の頂点を挟む両側面(第1反射面、第2反射面)にてそれぞれ反射(光路変更)され、ルーフプリズム401の頂点よりもX方向に進んだ位置に中間像500a(第1の中間像)および中間像500b(第2の中間像)を結像する。
本実施形態の投射型表示装置1は、折り曲げ型リレーレンズ301aにて形成された中間像500aと、折り曲げ型リレーレンズ301bにて形成された中間像500bを、一括して拡大投射するための投射レンズ600を備えている。投射レンズ600の光軸LXはX方向と平行とし、光軸LXはルーフプリズム401の頂角を通るように位置決めされている。尚、図1では、投射レンズ600により投射される光束の内、反射型光変調素子から出射された映像光のごく一部のみが示されている。投射レンズ600を用れば、例えば建物の壁などの任意の物体に映像を投映することもできるが、スクリーンを設置してスクリーン上に映像を表示することもできる。
図5(a)は、スクリーン上に投射された表示画像の一例を示し、表示画像700Aは中間像500aが拡大投射されたものであり、表示画像700Bは中間像500bが拡大投射されたものである。
また、図6(a)は、折り曲げ型リレーレンズ301aの一部(出射側端部)、ルーフプリズム401、中間像500aの位置関係を示す図である。尚、図示の便宜のため折り曲げ型リレーレンズ301bと中間像500bを省略しているが、折り曲げ型リレーレンズ301bは、投射レンズ600の光軸LXに対して折り曲げ型リレーレンズ301aと対称に配置され、中間像500bは、投射レンズ600の光軸LXに対して中間像500aと対称な位置に形成される。
ルーフプリズム401の頂角αは、例えば90°とする。その場合、投射レンズの光軸LXに対してルーフプリズムの左右の反射面がなす角度は、ともに45°で対称となるようにルーフプリズムの向きを設定する。そして、折り曲げ型リレーレンズ301aの光軸LAが投射レンズの光軸LXに対してなす角度を90°とする。すなわち、折り曲げ型リレーレンズ301aを通過する表示光の主光線がルーフプリズム401の斜面に入射する入射角度を45°にする。尚、ルーフプリズムの頂角αは、90°以外の角度にして光学系を構成することも可能である。ただし、各光学素子のレイアウトに鑑みれば、投射型表示装置が大掛かりにならないようにするために、頂角αは60°以上で90°以下の範囲内に設定するのが好ましい。
ルーフプリズム401としては、例えば光学ガラスより成る母材の表面を鏡面加工したプリズムを用いることができるが、これに限られるわけではなく、頂角の両側から入射する表示光を高い効率で反射して、投射レンズに向けて偏向できる反射光学素子であればよい。例えば、図6(c)に示すように、板状ミラー403Aと板状ミラー403Bを組合わせて、頂角αを構成したルーフ状の反射光学素子を用いてもよい。
投射レンズ600のFナンバーは、照明系のエタンデューによりF2.3~F2.8に設定されるが、光束角は、例えばF2.5では±12°である。(すなわち、図6(a)に示すθ1の大きさは、12°である。)
折り曲げ型リレーレンズ301aで結ばれる表示光を損失無く利用するには、±12°の光束を全てルーフプリズム401で反射させる。この時、図6(a)に示すように、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのX方向の距離をLとし、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのY方向の距離(すなわち、投射レンズの光軸LXとの距離)をhとすれば、tanθ1=h/Lが成り立つ。
したがって、図6(b)に示すように、折り曲げ型リレーレンズ301aとルーフプリズム401を隔てるY方向の距離を、図6(a)よりも若干大きくして、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのX方向の距離であるLを小さくすれば、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのY方向の距離であるhも小さくすることができる。そのため、図5(b)に示すように、スクリーンSC上の表示画像700Aと表示画像700Bを隔てるY方向の距離を、図5(a)よりも小さくすることができる。
理論的には、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのX方向の距離であるLをゼロに近づければ近づけるほど、スクリーンSC上の表示画像700Aと表示画像700Bを隔てるY方向の距離をゼロに近づけることができる。
現実的には、ルーフプリズム401の頂点と中間像500aのX方向の距離を完全にゼロにする必要はない場合もあり、それは以下の理由による。一般に、反射型光変調素子においては、各画素の開口部どうしが隙間なく隣接しているわけではない。例えば、DMD素子であれば、各画素の反射面を独立して動作可能にするために、反射面と反射面の間には隙間が設けられている。また、反射型液晶素子であれば、画素配線や駆動トランジスタにより画素の開口どうしは隔てられており、この開口どうしを隔てる部分は光学的にマスクされている。この画素間の隙間部分に照射された照明光は、表示画像の一部として投射されることはない。このように、スクリーンに拡大投射される表示画像の画素間には、微視的には黒色の帯あるいは格子が存在する。
そこで、中間像500aと中間像500bを隔てる2×hの距離をゼロにしなくても、2×hと中間像の画素間に存する黒色の帯あるいは格子の幅との差が顕著ではないレベルまで折り曲げ型リレーレンズの位置を調整すれば、観察者にとって表示画像700Aと表示画像700Bの境界は目立たなくなるのである。
中間像がルーフプリズムの頂点近傍の所定位置に結像されるように、予め反射型光変調素子、折り曲げ型リレーレンズ、ルーフプリズムの相対位置関係を調整し、投射型表示装置1のフレームあるいは筐体等に各光学素子を固定しておく。反射型光変調素子201aと折り曲げ型リレーレンズ301aをユニットとしてみた時、当該ユニットのルーフプリズム401に対する相対位置および姿勢(垂直方向、水平方向、回転方向)を調整するための調整機構を設けておくのが望ましい。同様に、反射型光変調素子201bと折り曲げ型リレーレンズ300bをユニットとしてみた時、当該ユニットのルーフプリズム401に対する相対位置および姿勢(垂直方向、水平方向、回転方向)を調整するための位置決め機構を設けておくのが望ましい。
そして、反射型光変調素子200aから出射した映像光IGAおよび反射型光変調素子201bから出射した映像光IGBを、ルーフプリズム401を用いて全反射させ、ロスなく投射レンズ600の方向に光路変更する。
係る構成を有する本実施形態の投射型表示装置は、2つの光変調素子からの表示画像をスクリーン上に隣り合わせて表示するが、あらかじめ2つの中間像の位置、大きさ、傾き、合焦状態が整合されている。このため、オペレータは、例えばズーム倍率や画像全体の合焦の調整を行う必要がある時に、投射レンズ600のみを調整すればよく、従来のように2つの光変調素子それぞれの投射光学系を個別に調整する必要がない。また、投射レンズが1本で済むため、投射型表示装置の小型化や低コスト化を実現することができる。
尚、スクリーンは、投射型表示システムの構成要素として、投射型表示装置1と常にセットで用いてもよいが、本発明の実施形態はそれに限られるわけではない。上述したように、実施形態に係る投射型表示装置1は、表示画像を光学的に調整する際の操作が簡単なので可搬用途にも適しており、例えばスクリーンを設置していない建築物の壁など、任意の場所の任意の面に容易に表示画像を投射することができる。
次に、図4(b)に、本実施形態の投射型表示装置1における照明光学系等の諸元をまとめて表として示す。既に述べたように、ライトトンネル140から出射した照明光ILは、入射角η1=32.5°にてハーフミラー160に入射するが、照明光ILの一部は反射角η1=32.5°にて反射して照明光ILAとして用いられ、他の一部は透過して照明光ILBとして用いられる。
照明光ILAは、ハーフミラー160からLa=93.3mm離間した位置にある折り返しミラー162により、β=101.7°だけ光路を折り返され、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200aに集光される。
一方、ハーフミラー160を透過した照明光ILBは、ハーフミラー160からLb1離間した位置にある光路変更ミラー161にて入射角η2=57.5°、反射角η2=57.5°にて全反射され、光路変更ミラー161からLb2だけ離間した位置にある折り返しミラー162に向けて光路変更される。光路変更された照明光ILBは、折り返しミラー162により、β=101.7°だけ光路を折り返され、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200bに集光される。ハーフミラー160から折り返しミラー162に至るまでの照明光ILBの光路長Lbは、Lb=Lb1+Lb2=82.5mmである。
このように、照明光ILAの光路長Laと照明光ILBの光路長Lbを比べると、La/Lbが1.13となるが、本実施形態では照明光ILAの光路中に焦点距離f1の光路補正レンズ151aを配置し、照明光ILBの光路中に焦点距離f2の光路補正レンズ151bを配置し、f1>f2に設定することにより、照明光の光路長差の影響を低減している。例えば、La=93.3mm、Lb=82.5mmの場合には、光路補正レンズ151aの焦点距離f1=106.4mm、光路補正レンズ151aの焦点距離f1=106.4mmとすることにより、光路長差の影響を補正することが可能である。
また、ライトトンネルを出射してから反射型光変調素子を照明するまでの光路の折り返し回数は、照明光ILAが3回(ハーフミラー160、折り返しミラー162、TIRプリズム170)であり、照明光ILBも3回(光路変更ミラー161、折り返しミラー162、TIRプリズム170)であり、同一回数である。このように、それぞれの照明光が反射型光変調素子を照明するまでの光路の折り返し回数は同一回数とするのが望ましいが、同一回数にするのがレイアウト的に困難な場合には、偶数回同士あるいは奇数回同士のように偶奇を一致させるのが望ましい。
それぞれの反射型光変調素子から出力される映像光IGAとIGBは、折り曲げ角度θ=65°の折り曲げ型リレーレンズ301aと折り曲げ型リレーレンズ301bにて光路変更され、ルーフプリズム401に向かう。
係る構成を備えた本実施形態の投射型表示装置は、2つの反射型光変調素子を照射する照明光の光路において光路長に差異があっても、ほぼ同等の条件で照明光を照射できるため、均質でムラのない高画質な2画面の映像光を得ることができる。LDAとLDBの間に差異があっても、0.85<LDA/LDB<1.15の関係を満たす範囲内であれば、ほぼ同等の条件で照明光を照射できる。言い換えれば、LaとLbの間に差異があっても、0.7<La/Lb<1.3の関係を満たす範囲内であれば、ほぼ同等の条件で照明光を照射できる。また、照明光および映像光の光路の構成において、η2>η1、θ<90°などの特徴を備えることにより、光路が占有する空間をコンパクトにすることができ、投射型表示装置を小型化することができる。また、2つの反射型光変調素子に関して、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170、折り曲げ型リレーレンズ301は同一構成の素子を用いることができるため、製造コストを抑制することが可能である。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る投射型表示装置について説明する。尚、実施形態1と同一または類似する部分については、説明を簡略化または省略する。
実施形態1では、照明光ILAと照明光ILBの光路を比べると、ハーフミラーから折り返しミラ―までの距離、すなわちLaとLbの間に差異があったが、実施形態2は、LaとLbが等しくなるように構成要素が配置されている。
図10は、実施形態2にかかる投射型表示装置の光学的な構成を示す模式図である。実施形態1に係る光学要素と同一の機能を備えるものについては、同じ参照番号を付して示している。尚、図1では光源装置100が図中の右下になるように図示し、図10では光源装置100が図中の左下になるように図示している。このため、図10では反射型光変調素子200aを照明するのに用いられる照明光ILA(第1の照明光)の光路が図の左側に示され、反射型光変調素子200bを照明するのに用いられる照明光ILB(第2の照明光)の光路が図の右側に示され、図1と異なっているが、この違いは本質的なものではなく図示の便宜に過ぎない。
本実施形態では、ハーフミラー160により反射された照明光ILAは、レンズ151、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200aに集光される。光源装置100から反射型光変調素子200aまでの間に、ハーフミラー160、折り返しミラー162、TIRプリズム170の3箇所で反射されるため、照明光ILAの折り返し回数は3回である。
照明光ILがハーフミラー160に入射する入射角η1は、例えば32.5°に設定され、折り返しミラー162における入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、例えば69.2°に設定される。TIRプリズム170は、例えば2つのプリズムを貼り合わせて構成された内部全反射プリズムであり、照明光ILAを内部全反射させて、反射型光変調素子200aに所定の角度で入射させる。
一方、ハーフミラー160を透過した照明光ILBは、光路変更ミラー161、レンズ151、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170を経由して、反射型光変調素子200bに集光される。光源装置100から反射型光変調素子200bまでの間に、光路変更ミラー161、折り返しミラー162、TIRプリズム170の3箇所で反射されるため、照明光ILBの折り返し回数は3回である。
照明光ILBが光路変更ミラー161に入射する入射角η2は、例えば57.5°に設定され、折り返しミラー162における入射と反射の角度差(入射角と反射角の和)βは、照明光ILAと同様に例えば69.2°に設定されている。TIRプリズム170は、例えば2つのプリズムを貼り合わせて構成された内部全反射プリズムであり、照明光ILBを内部全反射させて、反射型光変調素子200bに所定の角度で入射させる。尚、照明光ILがハーフミラー160に入射する入射角η1と、照明光ILBが光路変更ミラー161に入射する入射角η2については、η2>η1の関係が成立するように設定される。
照明光ILAの照明光学系と照明光ILBの照明光学系においては、レンズ151、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170は、同じ仕様のものを用いることができる。両方の照明光学系において、反射型光変調素子に対する相対位置関係が同等になるように、これらの光学素子は配置される。
実施形態1と同様に、折り曲げ型リレーレンズ301aと折り曲げ型リレーレンズ301bは、ルーフプリズム401の頂点を通る投射レンズ600の光軸LXに対して対称に配置されている。
本実施形態では、ハーフミラー160の光学面は、折り曲げ型リレーレンズ301aおよび折り曲げ型リレーレンズ301bが配置されている平面(第2平面)と直交しており、かつ光軸LXの延長線AXに沿って配置されている。また、本実施形態では、ハーフミラー160を透過した照明光ILBに関しては、光路変更ミラー161の光学面は、折り曲げ型リレーレンズ301aおよび折り曲げ型リレーレンズ301bが配置されている平面(第2平面)と直交しており、かつ折り曲げ型リレーレンズ301bの反射型光変調素子200b側の光軸BXの延長線に沿って配置されている。
照明光ILAの光軸とハーフミラー160の交点をS、照明光ILAの光軸と折り返しミラー162の交点をPa、SとPaの距離をLaとする。また、照明光ILBの光軸とハーフミラー160の交点をS、照明光ILBの光軸と折り返しミラー162の交点をPb、SとPbの距離をLb=Lb1+Lb2とする。
この時、上述した配置を採用したことにより、LaとLbを等しくする、すなわちLa/Lb=1とすることができる。
係る構成を備えた本実施形態の投射型表示装置は、2つの反射型光変調素子を照射する照明光の光路において、ハーフミラー160から各々の反射型光変調素子に至る光路長を等しくすることが可能なため、同等の条件で照明光を照射することができる。このため、均質でムラのない高画質な2画面の映像光を得ることができる。また、照明光および映像光の光路の構成において、η2>η1、θ<90°などの特徴を備えることにより、光路が占有する空間をコンパクトにすることができ、投射型表示装置を小型化することができる。また、2つの反射型光変調素子に関して、レンズ151、折り返しミラー162、変調素子側集光レンズ152、TIRプリズム170、折り曲げ型リレーレンズ301は同一仕様の素子を用いることができるため、製造コストを抑制することが可能である。
[その他の実施形態]
本発明の実施は、上述した実施形態や具体的な実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
例えば、2つの反射型光変調素子に入力する画像信号は、単一の画像を分割した分割画像でもよいし、全く別の画像でもよい。画像信号の供給源は、単一のコンピュータでもよいし、別のコンピュータでもよい。
図11(a)に示すように、別々のコンピュータから入力される画像信号を、投射型表示装置内の別々の光変調素子に入力し、表示画像700Aと表示画像700Bを水平に並べて投射してもよい。
あるいは、図11(b)に示すように、別々のコンピュータから入力される画像信号を、投射型表示装置内の別々の光変調素子に入力し、表示画像700Aと表示画像700Bを垂直に並べて投射してもよい。
1・・・投射型表示装置/100・・・光源装置/105・・・ダイクロイックミラー/107・・・1/4波長板/109・・・集光レンズ/121・・・モータ/122・・・回転体/123・・・蛍光体/123G・・・緑色蛍光体/123R・・・赤色蛍光体/123Y・・・黄色蛍光体/124・・・反射部/130・・・色選択ホイール/140・・・ライトトンネル/150・・・ライトトンネル側集光レンズ/151・・・・レンズ/151a、151b…光路補正レンズ/152・・・変調素子側集光レンズ/160・・・ハーフミラー/161・・・光路変更ミラー/162・・・折り返しミラー/170・・・TIRプリズム/200a、200b・・・反射型光変調素子/210・・・励起光源ユニット/301a、301b…折り曲げ型リレーレンズ/401・・・ルーフプリズム/403A、403B・・・板状ミラー/500、500a、500b・・・中間像/600・・・投射レンズ/700A、700B・・・表示画像/IGA、IGB・・・映像光/IL、ILA、ILB・・・照明光/LX・・・投射レンズの光軸

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を、第1平面に配された光軸に沿って伝搬させるライトトンネルと、
    前記ライトトンネルを経由して入射する前記光源からの光を、第1の照明光と第2の照明光とに分割するハーフミラーと、
    前記ハーフミラーで反射された前記第1の照明光を第1の反射型光変調素子に導く第1照明光学系と、
    前記ハーフミラーを透過した前記第2の照明光を第2の反射型光変調素子に導く第2照明光学系と、
    前記第1の反射型光変調素子から出力される第1の映像光の光路を折り曲げ、結像して第1の中間像を形成する第1の折り曲げ型リレーレンズと、
    前記第2の反射型光変調素子から出力される第2の映像光の光路を折り曲げ、結像して第2の中間像を形成する第2の折り曲げ型リレーレンズと、
    頂角を形成する第1反射面と第2反射面とを備え、前記第1の折り曲げ型リレーレンズにより伝えられる前記第1の映像光を前記第1反射面が全反射し、前記第2の折り曲げ型リレーレンズにより伝えられる前記第2の映像光を前記第2反射面が全反射するルーフ状の反射光学素子と、
    投射レンズと、を備え、
    前記第1照明光学系は、前記第1の照明光の光軸を、前記第1の反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第1ミラーを含み、
    前記第2照明光学系は、前記第2の照明光の光軸を前記第1平面の中で折り曲げる光路変更ミラーと、前記第2の照明光の光軸を前記第2の反射型光変調素子の手前で前記第1平面と交差する方向に折り曲げる第2ミラーを含み、
    前記ハーフミラーから前記第1の反射型光変調素子までの光路長をLDAとし、前記ハーフミラーから前記第2の反射型光変調素子までの光路長をLDBとした時に、
    0.85<LDA/LDB<1.15
    を満たし、
    前記第1の反射型光変調素子から前記ルーフ状の反射光学素子の前記第1反射面に至る前記第1の映像光の光軸と、前記第2の反射型光変調素子から前記ルーフ状の反射光学素子の前記第2反射面に至る前記第2の映像光の光軸は、前記第1平面と平行な第2平面に配され、
    前記第1の映像光は、前記第1反射面で反射されてから前記第1の中間像を結び、
    前記第2の映像光は、前記第2反射面で反射されてから前記第2の中間像を結び、
    前記投射レンズの光軸は前記反射光学素子の前記頂角を通り、前記投射レンズは、前記第1の中間像及び前記第2の中間像を並べて拡大投射する、
    ことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記第1の折り曲げ型リレーレンズにおける前記第1の映像光の折り曲げ角度と、前記第2の折り曲げ型リレーレンズにおける前記第2の映像光の折り曲げ角度は、60°以上で90°未満である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記ハーフミラーから前記第1ミラーまでの光路長をLaとし、前記ハーフミラーから前記第2ミラーまでの光路長をLbとした時に、
    0.7<La/Lb<1.3
    を満たす、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記第1照明光学系は、前記ハーフミラーと前記第1ミラーの間に、焦点距離がf1の第1レンズを備え、
    前記第2照明光学系は、前記光路変更ミラーと前記第2ミラーの間に、焦点距離がf2の第2レンズを備え、
    La=Lbであり、かつf1=f2である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  5. 前記第1照明光学系は、前記ハーフミラーと前記第1ミラーの間に、焦点距離がf1の第1レンズを備え、
    前記第2照明光学系は、前記光路変更ミラーと前記第2ミラーの間に、焦点距離がf2の第2レンズを備え、
    La>Lbであり、かつf1>f2である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  6. 前記第1照明光学系は、前記ハーフミラーと前記第1ミラーの間に、焦点距離がf1の第1レンズを備え、
    前記第2照明光学系は、前記光路変更ミラーと前記第2ミラーの間に、焦点距離がf2の第2レンズを備え、
    La<Lbであり、かつf1<f2である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
  7. 前記ハーフミラーの光学面は、前記第2平面と直交し、かつ前記投射レンズの光軸の延長線に沿って設けられており、
    前記光路変更ミラーの光学面は、前記第2平面と直交し、前記第2の折り曲げ型リレーレンズの前記第2の反射型光変調素子の側の光軸の延長線に沿って設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投射型表示装置。
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