JP2022105683A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022105683000001
【課題】幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供する。
【解決手段】発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子を有する第1光源と、発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子を有する第2光源と、第3光源と、第1光源、第2光源および第3光源を被覆し、蛍光体を含む封止部材と、を備え、第1光源、第2光源および第3光源は、それぞれ並列に接続され、1931CIE色度図上において、第1光源のみを駆動させたときに第1色度点を有し、第2光源のみを駆動させたときに第1色度点と異なる第2色度点を有し、第3光源のみを駆動させたときに、第1色度点と第2色度点とを通る直線のy値よりも高いy値を備える第3色度点を有する、発光装置。
【選択図】図1A

Description

本開示は、発光装置に関する。
個別駆動が可能な複数の発光素子と蛍光体とを備える発光装置がある(例えば、特許文献1)。このような発光装置では、それぞれの発光素子の発光強度を調整することで、発光装置から出射される光を所望の発光色とすることができる。
特開2013-120812号公報
しかしながら、特許文献1の発光装置では、発光装置に印加する総電流量のうち各発光素子に流す電流量を徐々に変化させたときに、1931CIE色度図上において、発光装置の色度の軌跡は略直線上になる傾向がある。したがって、特許文献1の発光装置では、1931CIE色度図上において、略直線上に位置する色度以外の色度を表現することが難しい傾向がある。
そこで、本発明の一実施形態では、幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の発光装置は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子を有する第1光源と、発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子を有する第2光源と、第3光源と、第1光源、第2光源および第3光源を被覆し、蛍光体を含む封止部材と、を備え、第1光源、第2光源および第3光源は、それぞれ並列に接続され、1931CIE色度図上において、第1光源のみを駆動させたときに第1色度点を有し、第2光源のみを駆動させたときに第1色度点と異なる第2色度点を有し、第3光源のみを駆動させたときに、第1色度点と第2色度点とを通る直線のy値よりも高いy値を備える第3色度点を有する。
本発明の一実施形態の発光装置は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子を有する第1光源と、発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子を有する第2光源と、発光ピーク波長が490nm~570nmの範囲にある光を発する第3光源と、第1光源、第2光源および第3光源を被覆し、蛍光体を含む封止部材と、を備え、第1光源、第2光源および第3光源は、それぞれ並列に接続され、第1光源のみを駆動させたときに色温度は2000K以上3500K以下であり、第2光源のみを駆動させたときに色温度は5000K以上7500K以下である。
本発明の一実施形態により、幅広い色度の光を発光可能な発光装置を提供することが可能となる。
実施形態1に係る発光装置の模式的上面図である。 実施形態1に係る発光装置の模式的下面図である。 図1A中の1C-1C線における模式的端面図である。 1931CIE色度図上における発光装置の色度を示す図である。 発光装置の一例を示す模式的上面図である。 図3A中の3B-3B線における模式的端面図である。 発光装置の一例を示す模式的上面図である。 発光装置の一例を示す模式的上面図である。 図5A中の5B-5Bにおける模式的端面図である。 実施形態2に係る発光装置の模式的上面図である。 実施形態2に係る発光装置の模式的下面図である。 複数のリードを示す模式的上面図である。 図6A中の8A-8A線における模式的端面図である。 図6A中の8B-8B線における模式的端面図である。 図6A中の8C-8C線における模式的端面図である。 1931CIE色度図上における発光装置の色度を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態は、例示であり、本開示による発光装置は、以下の実施形態に限られない。例えば、以下の実施形態で示される数値、形状、材料などは、あくまでも一例であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の改変が可能である。
図面が示す構成要素の寸法、形状等は、わかり易さのために誇張されている場合があり、実際の発光装置等における、寸法、形状および構成要素間の大小関係を反映していない場合がある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略することがある。
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。以下の説明では、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向または位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品、製造装置等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。なお、色名と色度座標との関係、光の波長範囲と単色光の色名との関係等は、JIS Z8110に従う。
また、以下に説明する実施形態において、「パッケージ」等の用語は発光素子やワイヤ等を設ける前と後において同じ用語を用いることがある。
(実施形態1)
図1Aは実施形態1に係る発光装置100の模式的上面図であり、図1Bは発光装置100の模式的下面図であり、図1Cは図1A中の1C-1C線における模式的端面図である。図1Aでは、凹部2の内部が分かりやすいように封止部材48を省略して図示し、さらに第1発光素子10等の上面上には第1透光性部材15等が位置しているため第1発光素子10等の外縁を破線で図示している。発光装置100は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子10を有する第1光源10aと、発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子20を有する第2光源20aと、第3光源30aと、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを被覆し、蛍光体68を含む封止部材48とを備える。第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、それぞれ並列に接続される。
実施形態1に係る発光装置100では、第1光源10aは第1発光素子10の上面上に配置された第1蛍光体61を含む第1透光性部材15を有し、第2光源20aは第2発光素子20の上面上に配置された第2透光性部材25を有している。また、第3光源30aは、第3発光素子30と、第3発光素子30の上面上に配置された緑色蛍光体65を含む第3透光性部材35を有している。また、発光装置100は、さらに凹部2を有するパッケージ1を備え、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは凹部2の底面に配置されている。
以降の説明では、まずパッケージ1の説明をした後に、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30a等の説明をする。
(パッケージ1)
パッケージ1は、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを配置するための基台である。パッケージ1は、複数のリード50と、複数のリード50と一体に形成された樹脂部75とを備える。実施形態1に係る発光装置100では、複数のリード50は、第1発光素子10と電気的に接続される第1リード51および第2リード52と、第2発光素子20と電気的に接続される第3リード53および第4リード54と、第3発光素子30と電気的に接続される第5リード55および第6リード56と、第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30が配置される第7リード57とを備える。
パッケージ1は凹部2を有し、凹部2の底面には複数のリード50の上面と樹脂部75の一部とが位置する。
図1Aおよび図1Bで示すパッケージ1は、上面80および上面80と反対側に位置する下面81とを有する。また、パッケージ1は、上面視において略矩形の外形形状を有する。4つの外側面において、複数のリード50は樹脂部75から外側に延出していない。
4つの外側面において、複数のリード50が樹脂部75から外側に延出しないことで、占有面積の小さい小型の発光装置100を提供することができる。
パッケージ1の下面81は、発光装置100を実装基板に実装する実装面として機能する。また、パッケージ1の下面81において、複数のリード50は、樹脂部75から露出している。これにより、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aが発する熱を、パッケージ1の下面81から効率的に放熱することができる。また、パッケージ1の下面81において、複数のリード50の下面と樹脂部75の下面とは略同一面に形成されている。高さ方向において、複数のリード50の下面と樹脂部75の下面との高低差は、例えば±10μm以下である。
(第1光源10a、第2光源20a、第3光源30a)
第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、発光装置100の光源として機能する。第1光源10aは発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子10を有し、第2光源20aは発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子20を有する。また、実施形態1に係る発光装置100では、第3光源30aは、発光ピーク波長が430nm~480nmである第3発光素子30を備えている。第3光源30aは、発光装置100の色度を調整する補助光源として用いられる。第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30が、近紫外領域よりも長波長の発光ピーク波長を有することで、近紫外領域の光の問題(例えば、人体や照射物に悪影響を及ぼしたり、発光装置の構成部材が劣化し発光装置の発光効率が大幅に低下するという問題)を抑制することができる。また、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aが同程度の発光ピーク波長を有する青色発光素子を備えることで、発光装置100および発光装置100を備える照明装置等における設計が容易になる。
また、実施形態1に係る発光装置100では、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、それぞれ透光性部材を備える。具体的には、図1Cで示すように、第1光源10aは第1発光素子10の上面上に配置された第1透光性部材15を有し、第2光源20aは第2発光素子20の上面上に配置された第2透光性部材25を有し、第3光源30aは第3発光素子30の上面上に配置された第3透光性部材35を有している。実施形態1に係る発光装置100では、第1透光性部材15は第1蛍光体61を含み、第2透光性部材25は実質的に蛍光体を含まない。これにより、第1光源10aから出射される出射光の色度と、第2光源20aから出射される出射光の色度とを容易に異ならせることができる。その結果、第1光源10aおよび第2光源20aを個別に駆動することで、発光装置100は幅広い色度の光を発光可能となる。なお、蛍光体を実質的に含まないとは、蛍光体が不可避的に混入することを排除しないことを意味し、蛍光体の含有率は例えば0.05重量%以下である。また、実施形態1に係る発光装置100では、第3透光性部材35は緑色蛍光体65を含んでいる。
第1蛍光体61は、例えば、赤色の光を発する赤色蛍光体である。1931CIE色度図上における光の色度は、一般的に赤色成分が多いと色度のx値が大きくなる傾向がある。第1蛍光体61として赤色蛍光体を用いることで、第1光源10aから出射される出射光の色度のx値を大きくすることができる。これにより、第2光源20aが蛍光体を実質的に含まない、または、第2光源20aが赤色蛍光体よりも短波長の蛍光体を含むことで、第1光源10aから出射される出射光の色度と、第2光源20aから出射される出射光の色度とを容易に異ならせることができる。第1蛍光体61は、例えば、半値幅の広い赤色蛍光体を用いることができる。これにより、発光装置100の演色性を向上させることができる。赤色蛍光体の半値幅は、例えば80nm以上100nm以下であり、85nm以上95nm以下であることが好ましい。このような第1蛍光体61として、例えば、下記式(1)で表される組成を有する赤色蛍光体を用いることができる。
(Sr,Ca)AlSiN:Eu(1)
式(1)で表される組成を有する赤色蛍光体を用いることで、発光装置の演色性と光取り出しの双方を向上させることができる。第1蛍光体61の含有量は、例えば、第1透光性部材15の全重量に対して30重量%~60重量%である。
第2透光性部材25は実質的に蛍光体を含まない。これにより、第2光源20aから出射される出射光は、主に第2発光素子20から出射される青色成分が多い光(発光ピーク波長が430nm~480nmの光)となる。これにより、第2光源20aから出射される出射光は、例えば、第1蛍光体61として赤色蛍光体を含む第1光源10aの出射光と比べて、色度のx値が相対的に小さい光となる。その結果、第1光源10aから出射される出射光の色度と、第2光源20aから出射される出射光の色度とを容易に異ならせることができる。また、第2発光素子20の上面上に第2透光性部材25を設けることで、第2発光素子20の上方に位置する封止部材48の体積が減り、第2発光素子20の上方に位置する蛍光体68の量が少なくなる。これにより、第2発光素子20の上方に出る光が蛍光体68で励起される割合を小さくすることができる。その結果、例えば、蛍光体68が黄~赤色蛍光体を含む場合、第2光源20aから出射される光は、第2透光性部材25を有さない発光装置と比べて、色度のx値が相対的に小さい光となる。これにより、第1光源10aから出射される出射光の色度と、第2光源20aから出射される出射光の色度とを容易に異ならせることができる。
第3透光性部材35は、緑色蛍光体65を含んでいる。緑色蛍光体65は、例えば、半値幅の広い緑蛍光体を用いることができる。これにより、発光装置100の演色性を向上させることができる。緑色蛍光体65の半値幅は、例えば、25nm以上100nm以下であり、50nm以上80nm以下であることが好ましい。このような緑色蛍光体65として、例えば、下記式(2)または式(3)で表される組成を有する緑色蛍光体を用いることができる。
(Sr,Ca,Ba)Al1425:Eu(2)
(Ca,Sr,Ba)MgSi16(F,Cl,Br):Eu(3)
式(2)または式(3)で表される組成を有する緑色蛍光体を用いることで、発光装置の演色性および光取り出しの双方を向上させることができる。緑色蛍光体65の含有量は、式(2)の緑色蛍光体を用いる場合は、例えば、第3透光性部材35の全重量に対して20重量%~80重量%であり、50重量%~64重量%であることが好ましい。また、緑色蛍光体65の含有量は、式(3)の緑色蛍光体を用いる場合は、例えば、第3透光性部材35の全重量に対して10重量%~60重量%であり、23重量%~44重量%であることが好ましい。。
第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは並列に接続される。これにより、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aそれぞれに流す電流量を個別に設定することができる。図1Aで示す発光装置100では、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは第7リード57の上面上に配置されている。また、第1発光素子10は上面に正負の電極(図示せず)を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第1リード51と電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第2リード52と電気的に接続されている。第2発光素子20も同様に、上面に正負の電極(図示せず)を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第3リード53と電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第4リード54と電気的に接続されている。第3発光素子30も同様に、上面に正負の電極(図示せず)を有し、正負の電極のうち一方の電極はワイヤを介して第5リード55と電気的に接続され、他方の電極はワイヤを介して第6リード56と電気的に接続されている。
このように、発光素子ごとに各発光素子と電気的に接続される一対のリードを配置することで、各発光素子に流れる電流量を容易に異ならせることができる。また、複数のリード50が、電極として機能するリード(以下、電極部という)以外に放熱部材として機能するリード(以下、放熱部という)を有し、放熱部の上面上に第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30を配置することで、発光素子が発する熱を放熱部の下面から主に放熱することができる。これにより、例えば、発光素子が発する熱が電極部に伝わり、ワイヤと電極部との接続部近傍に位置する封止部材48が熱により伸縮し、ワイヤと電極部との接続部においてワイヤが断線することを抑制することができる。
図2は、発光装置100に印加する総電流量(例えば、65mA)のうち各光源に流す電流量を変化させたときの1931CIE色度図上における発光装置の色度を示す。図2では、第1光源10aのみを駆動させたときの発光装置100の色度を第1色度点Pと示し、第2光源20aのみを駆動させたときの発光装置100の色度を第2色度点Qと示し、第3光源30aのみを駆動させたときの発光装置100の色度を第3色度点Rと示す。
第1色度点P、第2色度点Qおよび第3色度点Rは、それぞれ異なる色度を示している。
第3色度点Rは、第1色度点Pと第2色度点Qとを通る直線Dのy値よりも高いy値を備える。また、図2において黒体放射線Bを示す。
また、図2では、第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30に流す電流量を6つの条件に分け、それぞれの条件における発光装置100の色度を示している。6つの条件は、それぞれ、第1条件(第1発光素子:65mA、第2発光素子:0mA、第3発光素子:0mA)、第2条件(第1発光素子:61mA、第2発光素子:1mA、第3発光素子:3mA)、第3条件(第1発光素子:47.5mA、第2発光素子:2mA、第3発光素子:15.5mA)、第4条件(第1発光素子:34mA、第2発光素子:10mA、第3発光素子:21mA)、第5条件(第1発光素子:16mA、第2発光素子:37mA、第3発光素子:12mA)および第6条件(第1発光素子:0mA、第2発光素子:65mA、第3発光素子:0mA)である。なお、第1条件における発光装置の色度は第1色度点Pであり、第6条件における発光装置の色度は第2色度点Qである。
発光装置100は、第1光源10aのみを駆動させた場合、第1光源10aからの光と封止部材48内の蛍光体68からの光とが混色され、例えば、発光色として色温度2000K以上3500K以下の光を発することが可能である。また、発光装置100は、第2光源20aのみを駆動させた場合は、第2光源20aからの光と封止部材48内の蛍光体68からの光とが混色され、例えば、発光色として色温度5000K以上7500K以下の光を発することが可能である。さらに、発光装置100は、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aに流す電流量を調整することで、発光色として色温度2000K以上7500K以下の光を発することができる。これにより、発光色として幅広い相関色温度の光を発光可能な発光装置とすることができる。
また、1931CIE色度図上における発光装置100の色度の軌跡は、図2で示すように、+y方向に凸となる曲線になっている。第1光源および第2光源のみを備える発光装置では、発光装置に印加する総電流量のうち第1光源および第2光源に流す電流量を徐々に変化させたときに、1931CIE色度図上において、発光装置の色度の軌跡は略直線上(例えば、直線D上)になる傾向がある。しかし、本開示の発光装置では、第1光源10aおよび第2光源20aに加えて第3光源30aを備え、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aそれぞれに印加する電流量を調整することで、1931CIE色度図上において略直線上に位置する色度以外の色度を表現することが可能となる。換言すると、発光装置100の発光色を再現したい色度点に調整することができる。これにより、例えば、1931CIE色度図上において、発光装置100の発光色を黒体放射軌跡Bに沿った色に調整することができる。
なお、本開示の発光装置100は、一部の光源に電流を印加していない状態を含んでもよく、例えば、第1色度点Pおよび第2色度点Qのように第1光源10aまたは第2光源20aのみに電流を印加し、その他の光源に電流を印加していない状態を含んでもよい。
1931CIE色度図上において、第3色度点Rのx値は、第1色度点Pのx値と第2色度点Qのx値の間に位置することが好ましい。これにより、基準の色度点となる第1色度点Pおよび第2色度点Qにおいて、それぞれの色度がy方向に移動することが抑制される。その結果、発光装置100において、所望の色度を得るための電流量の調整が容易になる。また、1931CIE色度図上において、第3色度点Rのy値は、第1色度点Pのy値と第2色度点Qのy値よりも大きいことが好ましい。これにより、第3光源30aに電流を印加することで、第1色度点Pから第2色度点Qまでの各色度に対して、その色度のy値を大きくすることができる。なお、図2では、第3色度点Rのy値が第1色度点Pのy値と第2色度点Qのy値との間にある場合を示している。
1931CIE色度図上において、第1色度点Pから第2色度点Qまでの発光装置100のDuvは、絶対値が0.02以下であることが好ましい。これにより、同じ色温度における発光装置100の発光色と黒体放射軌跡上の発光色との色差が小さくなり、質の高い発光色を有する発光装置を提供することができる。
第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、これらの間に壁等の仕切り部材が配置されないことが好ましい。これにより、発光装置100の混色性を向上させることができる。具体的には、図1Aで示す発光装置100では、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、一の収容部内(凹部2内)に配置され、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aのそれぞれの間には壁等の仕切り部材が配置されていない。これにより、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aのそれぞれが発する光が容易に混色され、混色性の優れた発光装置とすることができる。なお、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aのそれぞれの間に壁等の仕切り部材が配置されていてもよい。この場合、例えば、壁等の仕切り部材の上面は、光源の上面よりも低い位置にすることができる。
上面視において、第3光源30aは、第1光源10aと第2光源20aとの間に位置することが好ましい。これにより、第3光源30aが発する光が、第1光源10a側および第2光源20a側の双方に出射されるため発光装置100の混色性を向上させることができる。
(封止部材48)
封止部材48は、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを被覆する。
図1Cで示す発光装置100では、封止部材48は、凹部2内に位置し、第1透光性部材15の上面、第2透光性部材25の上面、第3透光性部材35の上面、第1発光素子10の側面、第2発光素子20の側面および第3発光素子30の側面を被覆している。封止部材48が第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを被覆することで、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aのそれぞれが発する光が封止部材48内において容易に混色され、混色性の優れた発光装置とすることができる。
封止部材48は、蛍光体68を含有する。蛍光体68は、1種の蛍光体であってもよいし、複数種の蛍光体であってもよい。複数種の蛍光体を用いることで、発光装置100の演色性を向上させることができる。蛍光体68は、例えば、下記式(4)または下記(5)で表される組成を有する蛍光体、若しくは式(4)で表される組成を有する蛍光体と式(5)で表される組成を有する蛍光体の双方を含む。
(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce(4)
(Sr,Ca)AlSiN:Eu(5)
以下、本発明の発光装置100に用いる各部材について詳細に説明する。
(第1光源、第2光源、第3光源)
第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、発光装置100の光源として機能する。第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは発光素子を含む。
発光素子は、発光ダイオード素子などを用いることができ、窒化物半導体(InAlGa1-x-yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)を含むことができる。
第1発光素子10および第2発光素子20は、それぞれの発光ピーク波長が430nm~480nmである。第1発光素子10および第2発光素子20が近紫外領域よりも長波長側の発光ピーク波長を有することで、近紫外領域の光の問題(例えば、人体や照射物に悪影響を及ぼしたり、発光装置の構成部材が劣化し発光装置の発光効率が大幅に低下するという問題)を抑制することができる。第1発光素子10および第2発光素子20は、少なくとも1つあればよく、2つ以上あってもよい。
第3光源30aは、緑色の光を発する緑色発光素子、又は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第3発光素子30と第3発光素子30の上面上に配置された緑色蛍光体65を含む第3透光性部材35とを有する光源とすることができる。緑色発光素子は、発光ピーク波長が490nm~570nmである発光素子である。緑色発光素子および第3発光素子30は、少なくとも1あればよく、2つ以上あってもよい。また、第3光源30aは、緑色発光素子および第3発光素子30の双方を備えていてもよい。
なお、第3光源30aは、緑色の光を発する光源に限られない。つまり、第3光源30aは、1931CIE色度図上において、第3光源30aのみを駆動させたときの第3色度点Rが、第1光源10aのみを駆動させたときの第1色度点Pと第2光源20aのみを駆動させたときの第2色度点Qとを通る直線Dのy値よりも高いy値を備える光源であればよい。また、この場合の直線Dのy値よりも高いy値を備えるとは、1931CIE色度図上において、第3色度点Rが直線Dよりも上側にある場合を指す。
第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30は、それぞれの発光ピーク波長を略同等(例えば誤差5nmの範囲内)とすることができる。また、第1発光素子10、第2発光素子20および第3発光素子30のうち2つまたは3つは、それぞれの発光ピーク波長を10nm以上異なるようにすることができる。
(第1透光性部材、第2透光性部材、第3透光性部材)
第1発光素子10等(以下、単に発光素子という)の上面上には、第1透光性部材15等(以下、単に透光性部材という)を配置することができる。透光性部材は、発光素子の上面と直接接して配置されていてもよく、透光性部材と発光素子の上面との間に保護層等の別の部材が位置し、発光素子の上方に間接的に配置されていてもよい。
透光性部材は、発光素子の上面のみを被覆することが好ましい。換言すると、透光性部材は、発光素子の上面を被覆し、かつ、発光素子の側面を被覆しないことが好ましい。これにより、封止部材48内の蛍光体68として励起効率が高い蛍光体を用いた場合に、発光素子から側方に出る光を蛍光体68で効率的に励起することができる。その結果、光取り出しが良好な発光装置とすることができる。
また、透光性部材となる液状の樹脂材料を発光素子の上面に塗布する場合、発光素子の上面の縁部で表面張力が働き、樹脂材料の広がりを発光素子の縁部内に留めることができる。これにより、複数の発光装置を製造する場合に、透光性部材の形状を安定して形成することができ、製造の歩留りを向上させることができる。また、透光性部材が安定して形成されることで、所望の配光を有する発光装置を容易に得ることができる。
なお、透光性部材は、発光素子の側面を被覆することもできる。透光性部材が発光素子の上面および側面を被覆することで、発光素子の上方に出射する光と側方に出射する光との色ムラを抑制することができる。
透光性部材は種々の方法で形成することができる。例えば、透光性部材は、樹脂材料を印刷、ポッティング又はスプレー法等で形成してもよく、シート状またはブロック状の樹脂部材を接着剤等により貼り付けて形成してもよい。また、蛍光体を含む透光性部材は、例えば、電気泳動堆積法等で形成してもよい。
第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35はそれぞれ離間していることが好ましい。図1Cで示す発光装置100では、第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35のそれぞれの間には封止部材48の一部が配置している。第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35を1つの連続した部材としないことで、第1光源10aが発する光と、第2光源20aが発する光と、第3光源30aが発する光とが互いに干渉することを抑制することができる。その結果、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aのそれぞれの色度を、独立して容易に調整することができる。
透光性部材は、種々の形状とすることができる。透光性部材は、図1Cで示すように、断面視において略半円形状または略半楕円形状とすることができる。換言すると、透光性部材は、上面の全てが凸曲面であることが好ましい。これにより、発光素子から出射される光が、透光性部材の表面で反射されて発光素子側に戻ることを抑制することができる。
第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35は、高さ方向において、同じ高さであってもよく、異なっていてもよい。例えば、高さ方向において、一部の透光性部材の高さをその他の透光性部材の高さよりも高くすることができる。これにより、一部の透光性部材が含む蛍光体の量を増加させることができる。
第1透光性部材15および第2透光性部材25は蛍光体や光散乱粒子を含むことができる。実施形態1の発光装置100では、第1透光性部材15は第1蛍光体61を含み、第2透光性部材25は蛍光体を実質的に含んでいない。しかし、本開示の発光装置はこの形態に限られない。例えば、第1透光性部材15は蛍光体を実質的に含まず、第2透光性部材25は第2蛍光体を含んでいてもよい。また、第1透光性部材15は第1蛍光体61を含み、第2透光性部材25は第2蛍光体を含んでいてもよい。
第1蛍光体61および第2蛍光体は、同一組成の蛍光体とすることができる。第1蛍光体61および第2蛍光体として同一組成の蛍光体を用いる場合、第1透光性部材15に含まれる第1蛍光体61の含有量は、第2透光性部材25に含まれる第2蛍光体の含有量と異なる。例えば、第1蛍光体61および第2蛍光体として同一組成の赤色蛍光体を用いる場合は、それぞれの蛍光体の含有量を異ならせることで、赤色蛍光体の含有量が多いほうの出射光の色度のx値を相対的に大きくすることができる。第1蛍光体61および第2蛍光体として同一組成の蛍光体を用いることで、各透光性部材から出射される光の色度を容易に調整することができる。
また、別の一例としては、第1蛍光体61は長波長の光を発する蛍光体であり、第2蛍光体は短波長の光を発する蛍光体である。例えば、第1蛍光体61として赤色の光を発する赤色蛍光体を用い、第2蛍光体として青~緑色の光を発する蛍光体を用いる。これにより、第1透光性部材15から出射される出射光の色度のx値と、第2透光性部材25から出射される出射光の色度のx値との差を大きくすることができる。
第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35は、母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂などの変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂などの変性シリコーン樹脂組成物、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂組成物、変性ポリイミド樹脂組成物等の硬化体、ポリフタルアミド(PPA)、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等の樹脂を用いることができる。特に、シリコーン樹脂組成物やエポキシ樹脂組成物を用いることが好ましい。また、第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35には、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどの光散乱粒子を分散させることができる。
第1蛍光体61および第2蛍光体は、発光素子の光で励起する蛍光体であればよく、例えば、(Ca,Sr,Ba)(PO(Cl,Br):Eu、(Sr,Ca,Ba)Al1425:Eu、(Ca,Sr,Ba)MgSi16(F,Cl,Br):Eu、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce、(Sr,Ca)AlSiN:Eu、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn、(x-s)MgO・(s/2)Sc・yMgF・uCaF・(1-t)GeO・(t/2)M :zMn、CaScSi12:Ce、CaSc:Ce、(La,Y)Si11:Ce、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si12:Eu、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)Ga:Eu、K(Si,Ti,Ge)F:Mnの蛍光体を用いることができる。
緑色蛍光体は、例えば、(Sr,Ca,Ba)Al1425:Eu、(Ca,Sr,Ba)MgSi16(F,Cl,Br):Eu、Si6-zAl8-z:Eu(0<z<4.2)の蛍光体を用いることができる。
なお、第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35は、樹脂材料以外に、セラミック、ガラスまたは蛍光体の焼結体等から形成されてもよい。これにより、高出力の発光装置において発光装置の信頼性を向上させることができる。
(封止部材)
発光装置100は、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを被覆する封止部材48を備える。封止部材48は、光源等を外力や埃、水分などから保護することができる。封止部材48は、光源から出射される光の60%以上を透過するもの、さらに90%以上を透過するものが好ましい。封止部材48の母材としては、第1透光性部材等で用いられる樹脂材料を用いることができる。母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができ、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはこれらを1つ以上含む樹脂を用いることができる。封止部材は単一層から形成されてもよく、複数層から構成されてもよい。また、封止部材48には、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどの光散乱粒子を分散させることができる。
封止部材48は、蛍光体68を含む。蛍光体68は、1種の蛍光体であってもよく、複数種の蛍光体であってもよい。蛍光体68として複数種の蛍光体を用いることで、発光装置100の演色性等を向上させることができる。蛍光体68としては、第1蛍光体61、第2蛍光体および緑色蛍光体で用いられる蛍光体を用いることができる。蛍光体68として、半値幅の広い蛍光体を用いることが好ましく、例えば、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ceを用いることが好ましく、さらに、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ceと(Sr,Ca)AlSiN:Euとを混合したものを用いることがさらに好ましい。これにより、演色性の高い発光装置とすることができる。また、蛍光体68は、第1蛍光体61および/または第2蛍光体と同等の波長の光を発する蛍光体、又は、第1蛍光体61および/または第2蛍光体よりも短波長の光を発する蛍光体であることが好ましい。これにより、第1蛍光体61および第2蛍光体から発する光が蛍光体68に吸収される割合を抑制することができる。
光散乱粒子および/又は蛍光体の含有量は、例えば、封止部材48の全重量に対して5重量%~60重量%程度であることが好ましい。
なお、封止部材48は、樹脂材料以外に、セラミック、ガラスまたは蛍光体の焼結体等から形成されてもよい。これにより、高出力の発光装置において発光装置の信頼性を向上させることができる。また、高出力の発光装置の場合は、第1透光性部材15、第2透光性部材25、第3透光性部材35および封止部材48をセラミック、ガラスまたは蛍光体の焼結体等で形成することができる。
(パッケージ)
パッケージ1は、発光素子を配置するための基台である。パッケージ1は、母体と複数のリード50とを有する。パッケージ1の母体となる材料は、例えば、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等のセラミックス、樹脂(例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ変性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、トリメチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂又はこれらの樹脂を1種以上含むハイブリッド樹脂等)、パルプ、ガラス、又はこれらの複合材料等である。パッケージ1の母体は、単層構造でもよく、複数の層を含む多層構造でもよい。
パッケージ1の例としては、図1A~図1Cで示すように、樹脂部75と複数のリード50とを備えるパッケージを好適に用いることができる。これにより、放熱性が高く安価な発光装置とすることができる。なお、図1Aで示す発光装置100では、パッケージ1の外側面において、複数のリード50は樹脂部75から外側に延出していないが、本開示の発光装置はこれに限られない。つまり、パッケージ1の外側面において、複数のリード50は樹脂部75から外側に延出していてもよい。これにより、発光素子が発する熱を効率的に外側に放熱することができる。
パッケージ1の外形形状および凹部2の開口形状は、上面視において、矩形、その他の多角形、円形、楕円形等の形状とすることができる。また、凹部2の開口形状は、上面視において、凹部2の矩形の開口の1つの角部を面取りするなど、開口形状の一部を変形させることができる。これにより、開口の一部をアノードマークまたはカソードマークなどのリードの極性を示すマークとして機能させることができる。
パッケージ1の別の例としては、図3Aおよび図3Bで示すように、平板状の基板7と、基板7の上面上に設けられた光反射性樹脂からなる枠体状の樹脂部75とを有するパッケージを用いることができる。図3Aは発光装置200の模式的上面図であり、図3Bは図3A中の3B-3B線における模式的端面図である。図3Aでは、封止部材48、第1透光性部材15、第2透光性部材25および第3透光性部材35は省略して図示している。枠体状の樹脂部75は、光を反射するリフレクタとしての役割と、封止部材48を充填させるための壁としての役割を備える。基板7は、上面に複数の配線(例えば、第1配線51a、第2配線52a、第3配線53aおよび第4配線54a)を有する。このようなパッケージ1の大きさは、配置する発光素子の数、目的および用途に応じて適宜設定される。基板7の材料としては、絶縁性材料を用いることが好ましく、かつ、第1光源等から放出される光や外光等が透過しにくい材料を用いることが好ましい。また、パッケージ1の光反射性を高めるために、素子載置面に反射部材を設けても良い。反射部材は、例えば、酸化チタン等の反射性粒子と、有機物または無機物のバインダーとを混錬したものである。反射部材は、例えば、白色レジストや白色インク、セラミックスインクである。有機物のバインダーとしては、耐熱性・耐光性に優れたシリコーン樹脂を用いることが特に好ましい。これにより、基板7の表面で光を反射して、光取り出し効率の高い発光装置とすることができる。
上面視において、第3光源30aは、第1光源10aと第2光源20aとの間に位置することが好ましい。これにより、第3光源30aが発する光が、第1光源10a側および第2光源20a側の双方に出射されるため発光装置100の混色性を向上させることができる。また、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aは、X方向またはY方向に同一の光源からなる光源群が列状に配置してもよく、同心円状に配置してもよい。
また、パッケージ1は、凹部2を有しない形態であってもよい。例えば、パッケージ1は、平板状の基板であってもよい。平板状の基板は、ロール・ツー・ロール方式で製造可能なフレキシブル基板、あるいはリジット基板のいずれであってもよい。フレキシブル基板の材料は、例えば、ポリイミドやポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどの絶縁性樹脂を好適に用いることができる。また、平板状の基板の厚みは、例えば、10μm~200μm程度とすることができる。
(複数のリード)
複数のリード50は、導電性を有し、発光素子に給電するための電極として機能する。
複数のリード50は、母材として、例えば、銅、アルミニウム、金、銀、鉄、ニッケル、又はこれらの合金、燐青銅、鉄入り銅などの金属を用いることができる。これらは単層であってもよく、積層構造(例えば、クラッド材)であってもよい。特に、母材には安価で放熱性が高い銅を用いることが好ましい。また、複数のリード50は、母材の表面に金属層を有していてもよい。金属層は、例えば、銀、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、ロジウム、金、銅、又はこれらの合金などを含む。なお、金属層は、複数のリード50の全面に設けられていてもよく、部分的に設けられていてもよい。また、リードの上面に形成される銀等の金属層は、リードの下面に形成される銀等の金属層よりも厚くすることができる。これにより、リードの上面に形成される銀等の金属層の平坦度が高くなり、発光素子から出射される光を効果的に上方に反射させることができる。さらに、リードの下面に形成される銀等の金属層の厚みを薄くすることで発光装置100のコストを低減することができる。また、金属層は、リードの上面と下面とで異なる層にすることができる。例えば、リードの上面に形成される金属層は、ニッケルおよび銀の金属層を含む複数層からなる金属層であり、リードの下面に形成される金属層は、ニッケルの金属層を含まない金属層である。
複数のリード50の最表面に銀を含む金属層が形成される場合は、銀を含む金属層の表面に酸化ケイ素等の保護層を設けることが好ましい。これにより、銀を含む金属層が大気中の硫黄成分等によって変色することを抑制することができる。保護層の成膜方法は、例えばスパッタ等の真空プロセスによって成膜することができるが、その他の既知の方法を用いてもよい。
複数のリード50は、少なくとも4つのリードを備える。図4では、4つのリードを備える発光装置を示す。複数のリード50が少なくとも4つのリードを有することで、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aをそれぞれ独立して駆動させることができる。なお、複数のリード50は、5つ以上のリードを備えていてもよい。また、複数のリード50は、電極として機能する電極部以外に、放熱部材として機能する放熱部を備えていてもよい。
(樹脂部)
樹脂部75は、母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂などの変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂などの変性シリコーン樹脂組成物、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂組成物、変性ポリイミド樹脂組成物等の硬化体、ポリフタルアミド(PPA)、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等の樹脂を用いることができる。
特に、エポキシ樹脂組成物や変性シリコーン樹脂組成物の熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。
また、樹脂部75の樹脂材料として、耐熱性および耐光性に優れたシリコーン樹脂組成物(例えばSMC樹脂)を用いることが好ましい。
樹脂部75は、上記の母材となる樹脂材料に、光反射性物質を含有することが好ましい。光反射性物質としては、発光素子からの光を吸収しにくく、且つ、母材となる樹脂材料に対して屈折率差の大きい部材を用いることが好ましい。このような光反射性物質は、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等である。樹脂部75が光反射性物質を含有することで、発光素子からの光を効率的に反射させることができる。
また、樹脂部75は、発光装置100のコントラストを向上させるために、発光装置100の外光(多くの場合、太陽光)に対して光反射率が低い充填剤を含有してもよい。この場合、樹脂部75は、例えば、黒色ないしそれに近似した色である。充填剤としては、アセチレンブラック、活性炭、黒鉛などのカーボンや、酸化鉄、二酸化マンガン、酸化コバルト、酸化モリブデンなどの遷移金属酸化物、もしくは有色有機顔料などを目的に応じて利用することができる。
なお、本発明の発光装置は、パッケージ1を備えていなくてもよい。図5Aは発光装置300を示す模式的上面図であり、図5Bは図5A中の5B-5Bにおける模式的端面図である。図5Aおよび図5Bで示す発光装置300は、パッケージ1を備えていない。発光装置300は、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aと、各光源の側面に配置された導光部材8と、導光部材8の外面を覆う反射材76と、第1光源10a、第2光源20aおよび第3光源30aを被覆する封止部材48とを備える。また、第1光源10aは第1発光素子10と第1発光素子10の上面上に配置された第1透光性部材15とを有し、第2光源20aは第2発光素子20と第2発光素子20の上面上に配置された第2透光性部材25とを有し、第3光源30aは第3発光素子30と第3発光素子30の上面上に配置された第3透光性部材35とを有している。また、第1透光性部材15は第1蛍光体61を含んでおり、第2透光性部材25は実質的に蛍光体を含んでいない。また、第3透光性部材35は緑色蛍光体65を備えている。
導光部材8は、各発光素子の側面を被覆しており、各発光素子の側面から出射される光を発光装置の上面方向に導光する。発光素子の側面に導光部材8を配置することで、発光素子の側面に到達した光の一部が該側面で反射され発光素子内で減衰することを抑制することができる。図5Aおよび図5Bで示す発光装置300では、導光部材8は、発光素子の側面に加えて上面も被覆している。導光部材8は、例えば、樹脂材料を母材として含む部材である。樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの透光性の樹脂を好適に用いることができる。なお、導光部材8は、光の透過率が高いことが好ましい。そのため、導光部材8は、光を反射、吸収又は散乱する物質を有していないことが好ましい。導光部材8は、反射材76よりも発光素子からの光の透過率が高い部材が選択される。
反射材76は、発光装置300の外表面を構成する。反射材76は光反射性に優れた部材であり、発光素子からの光を効率的に反射することができる。反射材76は、例えば、白色の部材である。反射材76は、樹脂部75と同様の部材を用いることができる。図5Aおよび図5Bで示す発光装置300では、反射材76は、各発光素子の側面に設けられた導光部材8の外面と、各発光素子の側面の一部とを被覆している。反射材76が発光素子の側方に位置することで、発光素子の出射光のうち側方に進む光を反射材76で反射することができ、上方向に効率的に光を取り出すことができる。反射材76は、発光素子の下面を被覆することが好ましい。これにより、例えば、発光素子から下方に出射される光を上方に反射させることができる。また、発光素子の下面を反射材76が被覆することで、発光素子と反射材76との密着強度を向上させることができる。
反射材76は、例えば、導光部材8と各発光素子との熱膨張率差(これを「第1の熱膨張率差ΔT30」と称する)と、反射材76と各発光素子との熱膨張率差(これを「第2の熱膨張率差ΔT40」と称する)とを比較したときに、ΔT40<ΔT30となるように、反射材76となる樹脂材料が選択される。これにより、各発光素子から導光部材8が剥離することを抑制することができる。
(保護素子)
発光装置100は、静電耐圧を向上させるために保護素子を備えることができる。保護素子は、1つであってもよいし、複数あってもよい。例えば、発光装置100は、1つの発光素子に対して1つの保護素子を配置することができる。発光装置100では、各発光素子の導電路が別になっているので、それぞれの発光素子に対して1つの保護素子を配置することで、発光装置100の静電耐圧をより向上させることができる。
(実施形態2)
図6Aは実施形態2に係る発光装置400の模式的上面図であり、図6Bは発光装置400の模式的下面図である。図7は、図6Aで示す発光装置400から第1樹脂部75a、第2樹脂部75bおよび封止部材48を取り除いた状態を示す模式的上面図である。また、図8Aは図6A中の8A-8A線における模式的端面図であり、図8Bは図6A中の8B-8B線における模式的端面図であり、図8Cは図6A中の8C-8C線における模式的端面図である。図7において、第1樹脂部75aの外縁を一点鎖線で示す。
発光装置400は、パッケージ1の形態および第4光源40aをさらに備える点で、実施形態1に係る発光装置100と主に異なる。したがって、実施形態2に係る発光装置400についてパッケージ1と第4光源40aとを中心に説明する。
発光装置400のパッケージ1は、第1光源10aの給電端子である第1リード51および第2リード52と、第2光源20aの給電端子である第3リード53および第4リード54と、第3光源30aの給電端子である第5リード55および第6リード56と、第4光源40aの給電端子である第7リード57および第8リード58とを備える。また、第9リード59は、その上面上に第1光源10a、第2光源20a、第3光源30aおよび第4光源40aが配置され、各光源から発する熱を放熱する放熱部としての役割を有する。図8Cで示すように、リードは折り曲げられた形状を有していてよい。これにより、リードの下面側に第1樹脂部75aが入り込み、複数のリードと第1樹脂部75aとの密着強度が向上する。なお、図6A等で示す発光装置400は、9つのリードを備えているが、本発明の発光装置はこれに限定されない。発光装置400は、少なくとも5つのリードを備えていればよい。
図8A~図8Cで示すように、発光装置400のパッケージ1は、複数のリードと複数のリードと一体に形成された第1樹脂部75aとを有する基台90と、基台90の上面上に配置された枠体状の第2樹脂部75bとを備えている。また、第2樹脂部75bの内側面と基台90の上面とで凹部2が形成されている。基台90の上面において、第1樹脂部75aの上面と複数のリードの上面とは略同一面に形成されている。また、基台90の下面において、第1樹脂部75aの下面と複数のリードの下面とは略同一面に形成されている。
発光装置400は、複数の第1光源10aを有する第1光源群X1と、複数の第2光源20aを有する第2光源群X2と、複数の第3光源30aを有する第3光源群X3と、複数の第4光源40aを有する第4光源群X4とを備える。第1光源群X1、第2光源群X2、第3光源群X3および第4光源群X4は並列に接続される。これにより、第1光源群X1、第2光源群X2、第3光源群X3および第4光源群X4それぞれに流す電流量を個別に設定することができる。また、一の光源群では、各光源が直列に接続されている。各光源群が複数の光源を備えていることで、明るい発光装置を提供することができる。なお、発光装置400において、第1光源10a等は1つであってもよい。
発光装置400は、第1光源群X1のみを駆動させた場合、第1光源群X1からの光と封止部材48内の蛍光体68からの光とが混色され、例えば、発光色として色温度2000K以上3500K以下の光を発することが可能である。また、発光装置400は、第2光源群X2のみを駆動させた場合、第2光源群X2からの光と封止部材48内の蛍光体68からの光とが混色され、例えば、発光色として色温度5000K以上7500K以下の光を発する。第3光源群X3は緑色の光を発する光源であり、第4光源群X4は赤色の光を発する光源である。第3光源群X3および第4光源群X4は、発光装置400の色度を調整する補助光源として用いられる。
図8Bで示す第4光源40aは、発光ピーク波長が430nm~480nmである第4発光素子40と、第4発光素子40の上面上に配置された赤色蛍光体67を含む第4透光性部材45とを有する。赤色蛍光体67は、例えば、(Sr,Ca)AlSiN:Euで表される組成を有する赤色蛍光体を用いることができる。なお、第4光源40aは、発光ピーク波長が630nm~660nmである赤色発光素子であってもよい。
図9は、発光装置400に印加する総電流量のうち各光源群に流す電流量を変化させたときの1931CIE色度図上における発光装置の色度を示す。図9では、第1光源群X1のみを駆動させたときの発光装置400の色度を第1色度点Pと示し、第2光源群X2のみを駆動させたときの発光装置400の色度を第2色度点Qと示し、第3光源群X3のみを駆動させたときの発光装置400の色度を第3色度点Rと示し、第4光源群X4のみを駆動させたときの発光装置400の色度を第4色度点Sと示す。第1色度点P、第2色度点Q、第3色度点Rおよび第4色度点Sは、それぞれ異なる色度を示している。また、第3色度点Rは、第1色度点Pと第2色度点Qとを通る直線Dのy値よりも高いy値を備える。第4色度点Sは、第1色度点Pと第2色度点Qとを通る直線Dのy値よりも低いy値を備える。
実施形態2に係る発光装置400は、緑色の光を発する第3光源群X3と赤色の光を発する第4光源群X4とを備える。これにより、第1光源群X1、第2光源群X2、第3光源群X2および第4光源群X4それぞれに印加する電流量を調整することで、1931CIE色度図上において略直線上に位置する色度以外の色度を表現することが可能となる。
換言すると、発光装置400の発光色を再現したい色度点に調整することができる。具体的には、発光装置400が第3光源群X3を備えることで、1931CIE色度図上における発光装置400の色度の軌跡は+y方向に凸となる曲線になりやすい。また、発光装置400が第4光源群X4を備えることで、1931CIE色度図上における発光装置400の色度の軌跡を-y方向に凸となる曲線になりやすい。これにより、例えば、1931CIE色度図上において、発光装置400の発光色を黒体放射軌跡に沿った色に調整することができる。
なお、本開示の発光装置400は、一部の光源に電流を印加していない状態を含んでもよく、例えば、第1色度点Pおよび第2色度点Qのように第1光源10aまたは第2光源20aのみに電流を印加し、その他の光源に電流を印加していない状態を含んでもよい。
また、第4光源40aは、赤色の光を発する光源に限られない。つまり、第4光源40aは、1931CIE色度図上において、第4光源40aのみを駆動させたときの第4色度点Sが、第1光源10aのみを駆動させたときの第1色度点Pと第2光源20aのみを駆動させたときの第2色度点Qとを通る直線Dのy値よりも低いy値を備える光源であればよい。また、この場合の直線Dのy値よりも低いy値を備えるとは、1931CIE色度図上において、第4色度点Sが直線Dよりも下側にある場合を指す。
1931CIE色度図上において、第1色度点Pから第2色度点Qまでの発光装置400のDuvは、絶対値が0.02以下であることが好ましい。これにより、同じ色温度における発光装置400の発光色と黒体放射軌跡上の発光色との色差が小さくなり、質の高い発光色を有する発光装置を提供することができる。
発光装置400は、第1光源群X1と接続された第1保護素子11と、第2光源群X2と接続された第2保護素子12と、第3光源群X3と接続された第3保護素子13と、第4光源群X4と接続された第4保護素子14とを有している。各光源群に1つの保護素子を備えることで、発光装置400の静電耐圧を向上させることができる。
なお、実施形態1および実施形態2で説明した発光装置の特徴部は他の実施形態にも好適に適用可能である。
100、200、300、400 発光装置
1 パッケージ
2 凹部
7 基板
8 導光部材
10a 第1光源
10 第1発光素子
11 第1保護素子
12 第2保護素子
13 第3保護素子
14 第4保護素子
15 第1透光性部材
20a 第2光源
20 第2発光素子
25 第2透光性部材
30a 第3光源
30 第3発光素子
35 第3透光性部材
40a 第4光源
40 第4発光素子
45 第4透光性部材
48 封止部材
50 複数のリード
51 第1リード
51a 第1配線
52 第2リード
52a 第2配線
53 第3リード
53a 第3配線
54 第4リード
54a 第4配線
55 第5リード
56 第6リード
57 第7リード
58 第8リード
59 第9リード
61 第1蛍光体
65 緑色蛍光体
67 赤色蛍光体
68 蛍光体
75 樹脂部
76 反射材
75a 第1樹脂部
75b 第2樹脂部
80 上面
81 下面
90 基台
B 黒体放射線
P 第1色度点
Q 第2色度点
R 第3色度点
S 第4色度点
X1 第1光源群
X2 第2光源群
X3 第3光源群
X4 第4光源群

Claims (4)

  1. 発光ピーク波長が430nm~480nmである第1発光素子を有する第1光源と、発光ピーク波長が430nm~480nmである第2発光素子を有する第2光源と、発光ピーク波長が490nm~570nmの範囲である第3光源と、前記第1光源、前記第2光源および前記第3光源を被覆し、蛍光体を含む封止部材と、を備え、
    前記第1光源、前記第2光源および前記第3光源は、それぞれ並列に接続され、
    前記第1光源のみを駆動させたときに色温度は2000K以上3500K以下であり、
    前記第2光源のみを駆動させたときに色温度は5000K以上7500K以下であり、
    前記第2光源は、前記第2発光素子の上面に、実質的に蛍光体を含まない第2透光性部材を備えた発光装置。
  2. 前記第1光源は、前記第1発光素子の上面上に配置された第1蛍光体を含む第1透光性部材を有する、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第3光源は、緑色の光を発する緑色発光素子である、又は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第3発光素子と前記第3発光素子の上面上に配置された緑色蛍光体を含む第3透光性部材とを有する光源である、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記発光装置は、第4光源をさらに備え、
    前記第4光源は、赤色の光を発する赤色発光素子である、又は、発光ピーク波長が430nm~480nmである第4発光素子と前記第4発光素子の上面上に配置された赤色蛍光体を含む第4透光性部材とを有する光源である、請求項1~3のいずれか1項に記載の発光装置。
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