JP2022105345A - 遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法 - Google Patents

Abstract

【課題】よりユーザとイベント参加者との絆を深めることが可能な遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法を提供する。【解決手段】遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法を提供するシステム１であって、サーバ端末は、ユーザ端末に、商品情報を含むイベント情報を送信し、ユーザ端末から、メッセージ情報及び商品購入要求を受信し、商品購入要求に関連して商品受注管理処理を実行し、イベント参加者が参加するイベントの運営者端末にメッセージ情報を送信する。【選択図】図１

Description

本発明は、遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法に関する。

近年、アイドル等のパフォーマがそのパフォーマンスを遠隔のユーザに動画配信し、ユーザがデジタルコンテンツを購入することで、「投げ銭」を行うサービスが普及している。

例えば、特許文献１において、ユーザがパフォーマンス中のパフォーマにギフト投入する技術が開示されている。

特許６７６６２４６号

しかしながら、上記特許文献１において、ユーザは、パフォーマに対し、デジタルコンテンツの購入を通じて金銭的な貢献を図ることができるものの、
ユーザ（ファン）とパフォーマ、選手、結婚式の主役等のイベント参加者との間の絆を深めつつ、イベント参加者を応援、祝福することが可能な仕組みが期待される。

そこで、本発明は、よりユーザとイベント参加者との絆を深めることが可能な技術を提供することを目的とする。

本発明の一態様における、遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法であって、サーバ端末は、ユーザ端末に、商品情報を含むイベント情報を送信し、ユーザ端末から、メッセージ情報及び商品購入要求を受信し、商品購入要求に関連して商品受注管理処理を実行し、前記イベント参加者が参加するイベントの運営者端末にメッセージ情報を送信する。

本発明によれば、よりユーザとイベント参加者との絆を深めることが可能な技術を提供することができる。

本発明の第一実施形態に係る、遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法を提供するシステムを示すブロック構成図である。 図１のサーバ端末１００を示す機能ブロック構成図である。 図１のユーザ端末２００を示す機能ブロック構成図である。 サーバ１００に格納されるユーザデータの一例を示す図である。 サーバ１００に格納される運営者データの一例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る、イベント情報の登録に関連する処理を示すフローチャートの一例である。 本発明の第一実施形態に係る、イベントに関連する商品の受注処理を示すフローチャートの一例である。

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本発明の必須の構成要素であるとは限らない。

＜構成＞
図１は、本発明の第一実施形態に係る、滞在用施設の予約を支援するシステムを示すブロック構成図である。本システム１は、ユーザがユーザ端末２００にインストールされたウェブブラウザまたはアプリケーションを起動し、ユーザ端末２００のユーザインターフェースを介して、情報を送受信することで、ユーザが遠隔でイベントに参加する参加者に対して商品を贈る（ギフティングする）ことを支援するサービスを提供する、サーバ端末１００と、サービスの利用者である各ユーザに関連付けられた、ユーザ端末２００、及び、参加者が参加するイベントを運営するイベント運営者端末（以下、運営者端末）３００で構成される。ここで、イベント運営者は、ユーザの要求に応じて、商品を直接イベント参加者に提供してもよいし、第三者の商品販売者端末もしくは商品販売プラットフォーム端末を介して、商品を提供してもよい。この場合、図示しないが、本システム１は、第三者の商品販売者端末を含み得ることとなる。また、ここで、ユーザ端末２００は複数あってもよく、また、イベント運営者端末３００についても複数あってもよいが、特に言及される場合を除き、以下、説明の便宜のため、各々１つのユーザ端末２００及び運営者端末３００を例として説明する。

ここで、イベント参加者の例として、ライブパフォーマンスイベントで歌や踊りのパフォーマンスを行うアイドルや歌手、スポーツイベントで競技または練習を行うスポーツ選手、または、結婚式会場で結婚式をあげる新郎新婦等が挙げられるが、以下、ライブパフォーマンスイベントに参加するアイドルを例として説明を行う。

サーバ端末１００と、ユーザ端末２００及び運営者端末３００は各々、ネットワークＮＷを介して接続される。ネットワークＮＷは、インターネット、イントラネット、無線ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）やＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等により構成される。

サーバ端末１００は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上サーバ端末として１台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。

ユーザ端末２００は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、ＰＤＡ等により構成しても良い。その他、運営者端末３００についても同様である。

本実施形態では、システム１は、サーバ端末１００と、ユーザ端末２００及び運営者端末３００を有し、ユーザがユーザ端末を利用して、または、イベント運営者が運営者端末を利用して、サーバ端末１００に対する操作を行う構成として説明するが、サーバ端末１００がスタンドアローンで構成され、サーバ端末自身に、各ユーザが直接操作を行う機能を備えても良い。

図２は、図１のサーバ端末１００の機能ブロック構成図である。サーバ端末１００は、通信部１１０と、記憶部１２０と、制御部１３０とを備える。

通信部１１０は、ネットワークＮＷを介してユーザ端末２００と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばＴＣＰ／ＩＰ（Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ／Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）等の通信規約により通信が行われる。

記憶部１２０は、各種制御処理や制御部１３０内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等から構成される。また、記憶部１２０は、ユーザに関連する各種データを格納する、ユーザデータ格納部１２１、及びイベントの運営者に関連する各種データを格納する、運営者データ格納部１２２を有する。なお、各種データを格納したデータベース（図示せず）が記憶部１２０またはサーバ端末１００外に構築されていてもよい。

制御部１３０は、記憶部１２０に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ端末１００の全体の動作を制御するものであり、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）やＧＰＵ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）等から構成される。制御部１３０の機能として、ユーザ端末２００または運営者端末３００等からの指示等の情報を受け付ける情報受付部１３１、ユーザに関連する各種データを参照し、処理する、ユーザデータ処理部１３２、運営者に関連する各種データを参照し、処理する運営者データ管理部１３３、ユーザからの商品購入等の受注を処理する受注処理部１３４、及び購入された商品を参加者が参加するイベント会場等の所定の場所に発送するための処理を行う、発送処理部１３５を有する。この情報受付部１３１、ユーザデータ管理部１３２、運営者データ処理１３３、受注処理１３４及び発送処理部１３５は、記憶部１２０に記憶されているプログラムにより起動されてコンピュータ（電子計算機）であるサーバ端末１００により実行される。

情報受付部１３１は、サーバ端末１００が提供し、ユーザ端末２００または運営者端末３００において、ウェブブラウザまたはアプリケーションを介して表示される画面等のユーザインターフェースを介して、ユーザが、（テキストを入力したり、アイコンを押下する等して）所定の要求を行ったとき、ユーザ端末２００または運営者端末３００から通信部１１０を介して情報を受付ける。

ユーザデータ処理部１３２は、ユーザ端末２００から受信した情報をユーザデータ格納部１２１に格納したり、格納されたユーザデータを参照する処理を行う。

運営者データ処理部１３３は、運営者端末３００から受信した情報を運営者データ格納部１２２に格納したり、格納された運営者データを参照する処理を行う。

受注処理部１３４は、ユーザ端末２００から受信した、運営者によって提供される商品の、ユーザによる購入要求に対し、購入に必要な処理を行う。

発送処理部１３５は、ユーザが購入した商品を、イベント会場のイベント参加者に発送するための処理を行う。

また、図示しないが、制御部１３０は、画像生成部を有し、ユーザ端末２００または運営者端末３００のユーザインターフェースを介して表示される画面情報を生成する。例えば、記憶部１２０に格納された画像及びテキストデータを素材として、所定のレイアウト規則に基づいて、各種画像及びテキストをユーザインターフェースの所定の領域に配置することで、ユーザインターフェースに表示される情報を生成する。画像生成部に関連する処理は、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）によって実行することもできる。

図３は、図１のユーザ端末２００を示す機能ブロック構成図である。ユーザ端末２００は、通信部２１０と、表示操作部２２０と、記憶部２３０と、制御部２４０とを備える。

通信部２１０は、ネットワークＮＷを介してサーバ端末１００と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばＴＣＰ／ＩＰ等の通信規約により通信が行われる。

表示操作部２２０は、ユーザが指示を入力し、制御部２４０からの入力データに応じてテキスト、画像等を表示するために用いられるユーザインターフェースであり、ユーザ端末２００がパーソナルコンピュータで構成されている場合はディスプレイとキーボードやマウスにより構成され、ユーザ端末２００がスマートフォンまたはタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等から構成される。この表示操作部２２０は、記憶部２３０に記憶されている制御プログラムにより起動されてコンピュータ（電子計算機）であるユーザ端末２００により実行される。

記憶部２３０は、各種制御処理や制御部２４０内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、ＲＡＭやＲＯＭ等から構成される。また、記憶部２３０は、サーバ端末１００との通信内容を一時的に記憶している。

制御部２４０は、記憶部２３０に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末２００の全体の動作を制御するものであり、ＣＰＵやＧＰＵ等から構成される。

なお、サーバ端末１００に表示操作部の機能を備える構成としても良く、この場合、ユーザ端末２００を備えない構成としても良い。また、運営者端末３００についても、ユーザ端末２００と同様とする構成とすることができ、説明を省略する。

図４は、サーバ１００に格納されるユーザデータの一例を示す図である。

図４に示すユーザデータ１０００は、ユーザ端末２００を介してユーザから受信した、ユーザに関連する各種データを格納する。図４において、説明の便宜上、一ユーザ（ユーザＩＤ「１０００１」で識別されるユーザ）の例を示すが、複数のユーザの情報を格納することができる。ユーザに関連する各種データとして、例えば、ユーザの基本情報（ユーザ名（ニックネーム）、ユーザの氏名、住所、連絡先（電話番号等）、ＳＮＳ情報、メールアドレス、パスワード、会員ステータス（非会員ユーザ、会員ユーザ等）等の情報を含むことができる。また、ユーザデータ１０００は、クレジットカード情報等の支払手段に関連する支払い情報を含むことができ、さらに、商品情報として、ユーザが購入した商品名、商品の個数及び料金等の情報を含むことができる。ここで、ユーザが会員登録を行うことで（会員ユーザとしてのステータスを取得することで）、そのユーザが過去に購入した商品の履歴や関連するイベント情報等の情報をユーザデータ１０００として格納しておくこともできる。

図５は、サーバ１００に格納される運営者データの一例を示す図である。

図５に示す運営者データ２０００は、運営者端末３００を介して運営者より受信した、運営者に関連する各種データを格納する。図５において、説明の便宜上、一運営者（運営者ＩＤ「２０００１」で識別される施設）の例を示すが、複数の運営者に関連する情報を格納することができる。運営者に関連する各種データとして、例えば、運営者に関連する基本情報（運営会社名、住所、担当者名、連絡先（電話番号、Ｅメールアドレス等）、運営会社のホームページＵＲＬ等）を含むことができる。また、運営者データ２０００は、運営者によって登録される商品情報を含むことができる。商品情報として、例えば、商品のカテゴリ（食べ物、ドリンク（アルコール、ノンアルコール）、デザート等）、未成年への提供ＮＧフラグ、商品名、商品画像及び商品の説明文等を含むことができる。ここで、未成年への提供ＮＧフラグについて、商品に対応して設定することができ、例えば、アルコール飲料は、未成年への提供に適さないことから、当該フラグが設定されることとなる。ここでは、未成年／成年を基準としたフラグを一例として挙げているが、その他、未成年／成年以外の年齢、性別、職業、食物アレルギー等の基準を設け、例えば、女性への提供に適さない商品について、女性への提供ＮＧフラグを設定することもできる。また、運営者データ２０００は、イベント情報を含むことができる。イベント情報として、例えば、イベント日時、開催期間、イベント名、イベント会場（住所、連絡先等）、イベントの詳細（内容説明文等）、イベントポリシー（例えば、未成年のイベント参加者である場合、未成年に適さない商品を提供不可とする旨の情報等）、イベントのＵＲＬ（イベント予告用、イベント当日用、商品購入用、動画配信用のＵＲＬ等を含む）、イベントのＱＲコード（イベント会場内外に設置し、スマートフォン等に内蔵のカメラで撮影することで、上記イベントのＵＲＬにリンク可能な二次元コード）、イベントの参加者（出演者名等）、及びイベントで提供される商品情報（在庫個数を含む）を含むことができる。ここで、イベント情報として含まれる商品及び個数は、上記商品情報として事前に登録される複数の商品及び個数の中から運営者が選択することで登録することができる。また、運営者が、過去に実施したイベント情報において販売された商品と同じ商品（及び個数）を、これから開催しようとしているイベントにおいても販売可能とするため、過去に開催したイベントを選択することで、商品の（及び個数の）選択を自動的に行うよう設定することができる。さらに、運営者データ２０００は、イベントで提供される商品に対するユーザからの購入処理を管理するための、受注情報を含むことができる。受注情報として、例えば、注文者名（ニックネーム、氏名）、イベント名、オーダーＩＤ、注文商品、注文金額、注文ステータス（決済失敗、決済完了、キャンセル対応中、決済取消し、提供完了等）、メッセージ情報（テキスト、画像情報等）、送付先情報（イベント参加者名（出演者名）、会場名／住所等）等を含むことができる。

図６は、本発明の第一実施形態に係る、イベント情報の登録に関連する処理を示すフローチャートの一例である。

ここで、本システム１を利用するために、イベントの運営者は、運営者端末３００のウェブブラウザまたは（アプリケーションをインストールする場合は）アプリケーション等を利用してサーバ端末１００にアクセスし、初めてサービスを利用する場合は、前述の運営者の基本情報等を入力し、電話認証及び／またはＳＮＳ等による所定の認証を経て会員登録を行うことによりサービスの利用を開始することができる。または、運営者は、会員登録を行うことなく、サービスを利用することもできる。既に運営者がユーザアカウントを取得済の場合は、例えばＩＤとパスワードを入力する等の所定の認証を受けてログインすることで、サービスが利用可能となる。この認証後、ウェブサイトまたはアプリケーション等を介してユーザインターフェース上に所定の画面が表示され、図６に示すステップＳ１０１へ進む。

まず、ステップＳ１０１の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の情報受付部１３１は、通信部１１０を介して、運営者端末３００から、イベントの参加者及び商品情報を受信する。ここで、イベントの参加者情報として、出演者情報を含むことができる。本例においては、出演者情報として、出演アイドルの氏名、電話番号、メールアドレス、性別、年齢、画像等が挙げられ、複数の出演者に関連する情報を含むことができる。また、イベントで販売する商品情報として、商品カテゴリ、商品名、個数（ユーザ当たりの購入個数の上限を設定することも可）、料金を含ことができ、また、運営者は、商品を登録するに際し、運営者が事前に登録した商品情報（商品、個数、料金等）の一覧より選択することでもできる。ここで、商品情報に含まれる商品は、花、家電製品、被服品、食料品、飲料品等とすることができ、特定のものに限定されないが、ユーザがイベント参加者に贈り物として購入する商品を対象範囲とする。商品によっては、物品等の物流による配送を想定したものであったり、食べ物やドリンク等の、イベント会場等で運営者が提供することを想定したものであったりする。また、商品情報として、特定の商品については未成年者に提供に適さない商品である旨フラグ等を設定しておき、また、後述のように、ポリシー設定として、イベント参加者が未成年の場合は、例えば、アルコール飲料のような未成年に提供不可の商品はユーザの商品選択を不可能とするように設定することもできる。サーバ端末１００の制御部１３０の運営者データ処理部１３３は、受信したイベント参加者情報及び商品情報を、運営者データ２０００のイベント情報として、記憶部１２０の運営者データ格納部１２２に格納する。

続いて、ステップＳ１０２の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の情報受付部１３１は、通信部１１０を介して、運営者端末３００から、イベント情報を受信する。ここで、イベント情報として、例えば、イベント日時、開催期間、イベント名、イベント会場（住所、連絡先等）、イベントの詳細（内容説明文等）、イベントポリシー（例えば、未成年のイベント参加者である場合、未成年に適さない商品を提供不可とする旨の情報等）、イベントのＵＲＬ（イベント予告用、イベント当日用、商品購入用、動画配信用のＵＲＬ等を含む）及びイベントのＱＲコード（イベント会場に設置し、スマートフォン等に内蔵のカメラで撮影することで、上記イベントのＵＲＬにリンク可能な二次元コード）を含むことができる。サーバ端末１００の制御部１３０の運営者データ処理部１３３は、受信したイベント情報を、運営者データ２０００のイベント情報として、記憶部１２０の運営者データ格納部１２２に格納する。

続いて、ステップＳ１０３の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の運営データ処理部１３３は、運営者データ格納部１２２に格納された運営者データ２０００のイベント情報を参照し、イベント告知情報を、ユーザ端末１００に送信する。ユーザに提供するイベント告知情報として、例えば、ウェブページまたはアプリケーションに含まれるイベント名、イベント日時等のイベント告知の関連する情報、または、このようなイベント告知に関連する情報を含ウェブページやアプリケーションにアクセスするためのＵＲＬ及び／またはＱＲコード等の情報を含むことができる。ここで、イベントは、例えば、ライブ会場における出演アイドルによる歌や踊りのパフォーマンスを動画配信するイベントや、動画配信を通じた出演アイドルと遠隔のユーザとの間のクローズドなファンミーティングとすることができるがこれに限定されない。

図７は、本発明の第一実施形態に係る、イベントに関連する商品の受注処理を示すフローチャートの一例である。

ここで、本システム１を利用するために、ユーザは、ユーザ端末２００のウェブブラウザまたは（アプリケーションをインストールする場合は）アプリケーション等を利用してサーバ端末１００にアクセスし、初めてサービスを利用する場合は、前述のユーザ基本情報等を入力し、電話認証及び／またはＳＮＳ等による所定の認証を経て会員登録を行うことによりサービスの利用を開始することができる。または、ユーザは、会員登録を行うことなく、サービスを利用することもできる。既にユーザがユーザアカウントを取得済の場合は、例えばＩＤとパスワードを入力する等の所定の認証を受けてログインすることで、ウェブサイトまたはアプリケーション等を介してユーザインターフェース上に所定の画面が表示され、図７に示すステップＳ２０１へ進む。

まず、ステップＳ２０１の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の情報受付部１３１は、通信部１１０を介して、ユーザ端末２００から、イベントへのアクセス要求を受信する。ユーザは、ユーザ端末に表示される所定の画面において、イベントにアクセスするためのＵＲＬを入力するか、または、スマートフォン等のユーザ端末に内蔵されるカメラにより、所定の画面に表示されるか、または、イベント会場内外に備えられた紙媒体等に表示されるＱＲコードを撮像することで、イベントへのアクセス要求を行う。この際、上述のように、ユーザは、サーバ端末１００に対し、ユーザ端末１００を介してユーザが入力したユーザＩＤ等のユーザに関連する情報を送信することができる。サーバ端末１００の制御部１３０のユーザデータ処理部１３２は、受信したユーザに関連する情報を、ユーザデータ１０００の基本情報として、記憶部１２０のユーザデータ格納部１２１に格納する。

続いて、ステップＳ２０２の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の運営データ処理部１３３は、運営者データ格納部１２２に格納された運営者データ２０００のイベント情報を参照し、イベント情報を、ユーザ端末１００に送信する。ユーザに提供するイベント情報として、例えば、イベント名、イベント日時その他イベントに関連する情報及び出演者によるパフォーマンス等の動画配信等を含む、イベント用のウェブページまたはアプリケーションが含まれる。イベント用のウェブページ等には、イベントの詳細を説明する説明文、イベントに関連するポリシーのほか、ユーザがイベント参加者に贈る商品として購入するための商品一覧情報が含まれ得る。商品一覧として表示される各々の商品には、例えば、「おごる」ボタンのような商品の購入用ページに遷移するためのリンク情報が隣接されて表示され得る。ここで、運営者によって登録された商品に紐づいて、未成年者への提供ＮＧフラグが設定されており、及び／または、イベントポリシーとして、未成年者のイベント参加者が出演するイベントに際しては、未成年者への提供に適さない商品の提供を行わない旨ポリシーが設定されているような場合、イベント用ウェブページに表示される商品一覧から、未成年者への提供に適さない商品を除くことができる。

ここで、ユーザが、イベント日時以外のイベント開催期間外にイベントアクセス要求を行ってきたとき、運営データ処理部１３３は、「しばらくお待ちください」等イベント開催期間外である旨のメッセージをユーザ端末２００に対して送信することができる。イベント開催期間外においては、ユーザが商品購入できないように、ＵＲＬを入力しても商品購入用ページにアクセスできないようにしてもよいし、イベント開催期間外であっても、ユーザが事前にイベント参加者に商品を贈ることができるように、商品購入用ページにアクセスできるようにしてもよい。例えば、イベント会場で提供されるような食べ物やドリンク等に商品に関しては、イベント開催期間外の提供に適さない場合もあり、そのような商品についてはイベント開催期間外の購入を不可とし、花や人形等の商品配送に時間を要するような商品に関しては、イベント開催期間外であっても事前に購入可能としてもよい。いずれの場合においても、商品購入用ページは、イベントの開催期間の紐づいて時限的にユーザ端末１００に対して提供することができる。

続いて、ステップＳ２０３の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の情報受付部１３１は、通信部１１０を介して、ユーザ端末２００から、商品の購入要求を受信する。上述のイベント用のウェブページにおいて、ユーザは、出演アイドル等のイベント参加者に商品を贈るために、ユーザ端末１００に表示される、複数の商品から所望の商品を選択し、または、所望の商品に隣接する「おくる」ボタン等のリンクを選択することで、商品の購入要求を送信する。例えば、ユーザは、イベント参加者に対して、アルコールドリンクを贈りたいと思うとき、「シャンパン」を商品として選択することができ、また、花を贈りたいと思うとき、「バラ」を商品として選択することができる。また、情報受付部１３１は、ユーザの商品購入に関連して、ユーザによるイベント参加者に対するメッセージ情報を受信することができる。例えば、ユーザは、イベント用ウェブページにおいて表示されるメッセージ入力用画面に、「前半のステージとてもよかったです。後半も頑張ってください」というような応援メッセージを入力することができる。

続いて、ステップＳ２０４の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の受注処理部１３４は、ユーザによる商品購入要求に対して、商品の受注処理を行う。例えば、受注処理部１３４は、ユーザによって選択された商品及び個数を基に、運営者データ２０００に含まれる商品情報（登録された商品の個数及び一ユーザ当たりの購入可能個数が設定されている場合は、上限個数）を参照し、商品の購入可否を決定し、商品が購入可能な場合には、商品の料金を確認し、ユーザデータ１０００に含まれる支払情報（クレジットカード情報等）を参照し、決済処理を実行する。受注処理部１３４はまた、ユーザの商品購入に関連して、ユーザデータ１０００に含まれる商品情報の購入履歴を更新し、運営者データ２０００に含まれる受注情報の注文ステータス情報（決済失敗、決済完了、キャンセル対応中、決済取消し、提供完了等）を更新する。受注処理部１３４はまた、イベントに関連した商品の受注を履歴として受注情報を更新し、運営者によって運営されるイベント別に購入された商品情報及び売上情報等を統計情報としてファンユーザのリストとともに管理することができる。これにより、運営者は、のちに開催するイベントにおいて、どのような商品を販売すべきか、過去の受注情報及び統計情報を参照しながら決定することができる。

続いて、ステップＳ２０５の処理として、サーバ端末１００の制御部１３０の発送処理部１３５は、ユーザが購入した商品を提供するための処理を実行する。例えば、発送処理部１３５は、運営者データ２０００の受注情報を参照し、注文者名、イベント名、オーダーID、注文商品、注文金額、メッセージ情報、送付先情報等の情報を運営者端末３００に対して送信する。受注情報を受信した運営者は、受注情報を参照し、注文商品が、イベント会場で提供される商品（例えば、アルコールドリンク（「シャンパン等」））であれば、イベント会場でイベント参加者に提供し、運営者または第三者を介してイベント会場に発送されるべき商品（例えば、生花や人形）であれば、運営者端末３００を介して商品の発送処理を実行する。また、ここで、運営者端末３００のユーザインターフェースにおいて、商品を購入したユーザのメッセージ情報及び／または商品情報が表示され、複数のユーザのメッセージ情報とともに一覧に表示されることもできる。これにより、イベント会場の出演者であるイベント参加者は、贈られた商品を受け取るとともに、運営者端末３００を介して表示されるユーザのニックネームやメッセージを閲覧することができる。発送処理部１３５は、商品の提供完了とともに、ユーザデータ１０００に含まれる商品情報の購入履歴を更新し、運営者データ２０００に含まれる受注情報の注文ステータス情報を更新する。

このように、本実施形態の方法及びシステムによれば、イベント会場と遠隔に離れたユーザは、イベント参加者に対して実際の商品を贈ることができ、従来のデジタルコンテンツの購入を通じた応援に比べ、格段にイベント参加者との絆を深めながら応援を実施することができる。さらに、贈られた商品とともにメッセージ情報を付加することで、イベント参加者はイベント会場において、さらにユーザとイベント参加者が一体となってイベントを楽しむことができる。

なお、本実施形態においては、イベント参加者の例として、ライブパフォーマンスイベントで歌や踊りのパフォーマンスを行うアイドルや歌手を例として説明したが、他の例として、スポーツイベントで競技または練習を行うスポーツ選手、または、結婚式会場で結婚式をあげる新郎新婦等に対して、遠隔離れたユーザが、スポーツイベントや結婚式会場等のイベント会場にいる参加者（選手や新郎新婦）に対して商品を贈り、また、メッセージを送る際に本実施形態の方法及びシステムを適用することもできる。これにより、スポーツイベントや結婚式に主席できないユーザであっても、イベント当日に選手や新郎新婦に商品及びメッセージを贈ることができ、イベントに参加したかのような感覚をイベント参加者である選手や新郎新婦と一体となって享受することができる。

以上、発明に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。

１ システム １００ サーバ端末、１１０ 通信部、１２０ 記憶部、１３０ 制御部、２００ ユーザ端末、３００ 運営者端末、ＮＷ ネットワーク

Claims (5)

1. 遠隔のイベント参加者に商品をギフティングする方法であって、
   サーバ端末は、
   ユーザ端末に、商品情報を含むイベント情報を送信し、
   ユーザ端末から、メッセージ情報及び商品購入要求を受信し、
   商品購入要求に関連して商品受注管理処理を実行し、
   前記イベント参加者が参加するイベントの運営者端末にメッセージ情報を送信する、
   方法。
2. 請求項１に記載の方法であって、
   前記商品情報は、予め前記運営者端末より受信した情報において、前記イベント参加者が未成年である旨の情報が含まれている場合、未成年参加者に適さない商品を除いた商品で構成される、方法。
   前記商品情報は、
3. 請求項１に記載の方法であって、
   さらに、
   前記サーバ端末は、
   前記ユーザ端末から、前記イベント情報にアクセスする要求を受信し、
   前記イベント情報は、イベント開催日時を含み、
   前記イベント開催日時の期間内である場合に、前記イベント情報を送信する、方法。
4. 請求項１に記載の方法であって、
   前記イベント情報は、前記イベント参加者が出演する動画を視聴するためのリンク情報を含む、方法。
5. 請求項１に記載の方法であって、
   前記サーバ端末は、
   前記ユーザ端末を含む複数のユーザ端末から、複数のメッセージ情報を受信し、
   前記運営者端末に複数のメッセージ情報を送信する、方法。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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