JP2022104086A - 制御装置、制御方法及び車両 - Google Patents

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康宏 岡田
Yasuhiro Okada
太 古賀
Futoshi Koga
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Abstract

【課題】他車両との衝突の可能性を運転者へ適切に通知する。【解決手段】制御装置は、第1走行車線を走行する第1車両と、第1走行車線と交差する第2走行車線を走行する第2車両との衝突可能性を推定する衝突可能性推定部と、衝突可能性推定部において衝突可能性があると推定された場合に、衝突可能性があることを第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定部と、通知判定部において衝突可能性があることを第1車両において通知すると判定された場合に、衝突可能性があることを第1車両の通知部に通知させる通知制御部と、を備え、通知判定部は、第1走行車線が第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に、衝突可能性があることを第1車両の運転者へ通知すると判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、制御方法及び車両に関する。
車両の安全性を向上するための様々な技術が提案されている。特許文献1では、他車の情報に基づいて、自車が他車に衝突する危険性があることを運転者に通知する。
特開2005-242526号公報
車両の運転者は、通知が多すぎると煩雑に感じることがある。本発明は、他車両との衝突の可能性を運転者へ適切に通知することを目的とする。
本発明の一部の実施形態では、制御装置であって、第1走行車線を走行する第1車両と、前記第1走行車線と交差する第2走行車線を走行する第2車両との衝突可能性を推定する衝突可能性推定手段と、前記衝突可能性推定手段において前記衝突可能性があると推定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定手段と、前記通知判定手段において前記衝突可能性があることを前記第1車両において通知すると判定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の通知手段に通知させる通知制御手段と、を備え、前記通知判定手段は、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の前記運転者へ通知すると判定する、制御装置が提供される。
本発明によれば、他車両との衝突の可能性を運転者へ適切に通知できる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の右側の側面図。 本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の正面図。 本発明の一実施形態に係る制御装置のブロック図。 本発明の一実施形態に係る制御装置の動作の概要を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る制御装置の動作を示すフロー図。 本発明の一実施形態に係る制御装置の動作を示すフロー図。 本発明の一実施形態に係る制御装置の動作を示すフロー図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に説明する実施形態は、車両同士の衝突を回避するための技術に関する。以下では、車両の一例として鞍乗型車両を扱うが、本発明は鞍乗型車両以外の車両、例えば四輪車(乗用車、トラックなど)にも適用可能である。車両は、内燃機関を駆動源とする車両であってもよいし、モータを駆動源とする電動車両であってもよいし、両者の組み合わせを駆動源とするハイブリッド車両であってもよい。
各図において、矢印X、Y、Zは互いに直交する方向を示し、X方向は鞍乗型車両の前後方向、Y方向は鞍乗型車両の車幅方向(左右方向)、Z方向は上下方向を示す。鞍乗型車両の左、右は前進方向で見た場合の左、右である。以下、鞍乗型車両の前後方向の前方又は後方のことを単に前方又は後方と呼ぶ場合がある。また、鞍乗型車両の車幅方向(左右方向)の内側又は外側のことを単に内側又は外側と呼ぶことがある。
<鞍乗型車両の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両1の右側の側面図、図2は鞍乗型車両1の正面図である。鞍乗型車両1は、長距離の移動に適したツアラー系の自動二輪車である。以下、鞍乗型車両1のことを車両1と呼ぶ場合がある。
車両1は、前輪FWと後輪RWとの間にパワーユニット2を備える。パワーユニット2は本実施形態の場合、水平対向六気筒のエンジン21と変速機22とを含む。変速機22の駆動力は不図示のドライブシャフトを介して後輪RWに伝達され、後輪RWを回転する。
パワーユニット2は車体フレーム3に支持されている。車体フレーム3は、X方向に延設された左右一対のメインフレーム31を含む。メインフレーム31の上方には、燃料タンク5やエアクリーナボックス(不図示)が配置されている。燃料タンク5の前方には、ライダ(二輪車の運転者)に対して各種の情報を表示する電子画像表示装置等を備えたメータパネルMPが設けられている。
メインフレーム31の前側端部には、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)を回動自在に支持するヘッドパイプ32が設けられている。メインフレーム31の後端部には、左右一対のピボットプレート33が設けられている。ピボットプレート33の下端部とメインフレーム31の前端部とは左右一対のロワアーム(不図示)により接続され、パワーユニット2はメインフレーム31とロワアームとに支持される。メインフレーム31の後端部には、また、後方へ延びる左右一対のシートレール(不図示)が設けられており、シートレールはライダが着座するシート4aや同乗者が着座するシート4b及びリアトランク7b等を支持する。
ピボットプレート33には、前後方向に延びるリアスイングアーム(不図示)の前端部が揺動自在に支持されている。リアスイングアームは、上下方向に揺動可能とされ、その後端部に後輪RWが支持されている。後輪RWの下部側方には、エンジン21の排気を消音する排気マフラ6がX方向に延設されている。後輪RWの上部側方には左右のサドルバック7aが設けられている。
メインフレーム31の前端部には、前輪FWを支持するフロントサスペンション機構9が構成されている。フロントサスペンション機構9は、アッパリンク91、ロワリンク92、フォーク支持体93、クッションユニット94、左右一対のフロントフォーク95を含む。
アッパリンク91及びロワリンク92は、それぞれメインフレーム31の前端部に上下に間隔を開けて配置されている。アッパリンク91及びロワリンク92の各後端部は、メインフレーム31の前端部に設けられた支持部(不図示)に揺動自在に連結されている。アッパリンク91及びロワリンク92の各前端部は、フォーク支持体93に揺動自在に連結されている。アッパリンク91及びロワリンク92は、それぞれ前後方向に延びるとともに実質的に平行に配置されている。
クッションユニット94は、コイルスプリングにショックアブソーバを挿通した構造を有し、その上端部は、メインフレーム31に揺動自在に支持されている。クッションユニット94の下端部は、ロワリンク92に揺動自在に支持されている。
フォーク支持体93は、筒状をなすとともに後傾している。フォーク支持体93の上部前部には、アッパリンク91の前端部が回動可能に連結されている。フォーク支持体93の下部後部には、ロワリンク92の前端部が回動可能に連結されている。
フォーク支持体93には操舵軸96がその軸回りに回転自在に支持されている。操舵軸96はフォーク支持体93を挿通する軸部(不図示)を有する。操舵軸96の下端部にはブリッジ(不図示)が設けられており、このブリッジには左右一対のフロントフォーク95が支持されている。前輪FWはフロントフォーク95に回転自在に支持されている。操舵軸96の上端部は、リンク97を介して、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)に連結されている。ハンドル8の操舵によって操舵軸96が回転し、前輪FWが操舵される。
車両1は、前輪FWを制動するブレーキ装置19Fと後輪RWを制動するブレーキ装置19Fとを備える。ブレーキ装置19F、19Rはブレーキレバー8a又はブレーキペダル8bに対するライダの操作により作動可能に構成されている。ブレーキ装置19F、19Rは、例えば、ディスクブレーキである。ブレーキ装置19F、19Rを区別しない場合は、これらを総称してブレーキ装置19と呼ぶ。ブレーキ装置19は、車両1の制動力を制御するための制動装置の一例である。
車両1の前部には、車両1の前方に光を照射するヘッドライトユニット11が配置されている。本実施形態のヘッドライトユニット11は右側の光照射部11Rと、左側の光照射部11Lとを左右対称に備える二眼タイプのヘッドライトユニットである。しかし、一眼タイプや三眼タイプのヘッドライユニット、或いは、左右非対称の二眼タイプのヘッドライトユニットも採用可能である。
車両1の前部はフロントカウル12で覆われ、車両1の前側の側部は左右一対のサイドカウル14で覆われている。フロントカウル12の上方にはスクリーン13が配置されている。スクリーン13は走行中にライダが受ける風圧を軽減する風防であり、例えば、透明な樹脂部材で形成されている。
フロントカウル12の側方には左右一対のサイドミラーユニット15が配置されている。サイドミラーユニット15にはライダが後方を視認するためのサイドミラー(不図示)が支持されている。
本実施形態の場合、フロントカウル12は、カウル部材121~123により構成されている。カウル部材121はY方向に延在してフロントカウル12の本体を構成し、カウル部材122はカウル部材121の上側の部分を構成している。カウル部材123はカウル部材121から下方向に離間して配設されている。
カウル部材121とカウル部材123との間、及び、左右一対のサイドカウル14の間に、ヘッドライトユニット11を露出させる開口が形成され、この開口の上縁はカウル部材121により画定され、下縁はカウル部材123により画定され、左右の側縁はサイドカウル14で画定される。
フロントカウル12の背後には車両1の前方の状況を検知する検知デバイスとしてとして撮像ユニット16A及びレーダ16Bが配置されている。レーダ16Bは例えばミリ波レーダである。撮像ユニット16AはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子と、レンズ等の光学系とを含み、車両1の前方の画像を撮像する。撮像ユニット16Aはフロントカウル12の上部を構成するカウル部材122の背後に配置されている。カウル部材122には、これを貫通する開口122aが形成されており、撮像ユニット16Aは開口122aを通して車両1の前方の画像を撮像する。
レーダ16Bはカウル部材121の背後に配置されている。カウル部材121の存在により、車両1の正面視で検知ユニット16の存在を目立たなくすることができ、車両1の外観が悪化することを回避することができる。カウル部材121は樹脂等、電磁波の透過が可能な材料で構成される。
撮像ユニット16A及びレーダ16Bは、車両正面視でフロントカウル12のY方向の中央部に配置されている。撮像ユニット16A及びレーダ16Bを車両1のY方向の中央部に配置することで、車両1の前方の左右に、より広い撮像範囲、検知範囲を得ることができ、車両1の前方の状況をより見落としなく検知できる。また、一つの撮像ユニット16A及び一つのレーダ16Bにより車両1の前方を、左右均等に監視することができることから、撮像ユニット16A及びレーダ16Bをそれぞれ複数設けずに、一つずつ設けた構成において、特に有利である。
<制御装置>
図3は車両1の制御装置10のブロック図であり、後述する説明との関係で必要な構成のみが図示されている。車両1は制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)10aを備える。制御ユニット10aは、CPUに代表されるプロセッサ10b、半導体メモリ等のメモリ10c、外部デバイスとの入出力インタフェース或いは通信インタフェース等を含む。メモリ10cにはプロセッサ10bが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。制御ユニット10aは、車両1の各機能に対応したプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数組備えていてもよい。制御ユニット10aによる動作は、メモリ10cに格納されたプログラムをプロセッサ10bが実行することによって行われてもよい。これにかえて、制御ユニット10aによる動作の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用回路によって実行されてもよい。
制御ユニット10aは、撮像ユニット16A及びレーダ16Bの検知結果を取得して、車両1の周辺の物標、道路状態を常時認識する。また、制御ユニット10aは、測位センサ17、通信装置18、地図情報データベースDBから情報を取得する。測位センサ17は、車両1の現在位置を検知する。測位センサ17は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)センサであってもよい。通信装置18は、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。通信装置18は、車両1の周囲の車両との無線通信(いわゆる車車間通信)を行ってもよい。地図情報データベースDBには、高精度の地図情報を格納することができ、制御ユニット10aはこの地図情報等に基づいて、走行中の道路の形態や車線上の車両1の位置をより高精度に特定可能である。
制御ユニット10aは、パワーユニット2やブレーキ装置19の各アクチュエータを制御可能である。制御ユニット10aは、また、メータパネルMPの表示制御が可能である。本実施形態では、メータパネルMPに、ライダに対する各種の警報表示を行う。本実施形態では、警報の発動をメータパネルMPに対する画像の表示とするが、ランプの点灯或いは点滅、又は、音声による警報の発動であってもよい。音声による警報の発動は、ライダのヘルメットに設けられたスピーカから、無線通信により音声を出力するように制御するものであってもよい。
<衝突回避警報の概要>
一部の実施形態で、車両1の制御ユニット10aは、特定の条件を満たす場合に、車両1の運転者に向けて、車両1が他の車両と衝突する可能性があることを通知する。以下、この特定の条件のことを通知条件と呼ぶ。図4を参照して、このような通知が行われる状況について説明する。
車両1は、交差点404に向かって道路402の走行車線を走行中である。道路402は、図面上下方向に延びている。道路402は、図面左右方向に延びている道路403と、交差点404において交差する。車両1とは異なる車両401が、交差点404に向かって道路403の走行車線を走行中である。図4では、車両401が四輪車であるように示しているが、車両401は二輪車などの他の車両であってもよい。また、図4の例では、交差点404が十字路であるように示しているが、交差点404は丁字路などの他の交差点であってもよい。道路402と道路403とは直交してもよいし、他の角度で交差してもよい。道路403の幅は道路402の幅よりも広く、道路403の走行車線は道路402の走行車線に対して優先道路であるとする。言い換えると、道路402の走行車線は道路403の走行車線に対して非優先道路である。交差点404の図面右下には建物405がある。建物405に遮られていて、車両1の運転者は車両401を視認できず、車両401の運転者も車両1を視認できない。
車両1及び車両401のそれぞれが現在の速度で交差点404に進入した場合に、車両1と車両401とが交差点404で衝突するとする。この場合に、車両1の運転者及び車両401の運転者のそれぞれに衝突可能性を通知することが考えられる。しかし、道路403が優先道路であるため、道路403を走行中の車両401はそのまま走行を継続し、道路402を走行中の車両1が衝突を回避すべきである。そこで、一部の実施形態では、このような状況において、車両1の運転者のみに対して衝突可能性を通知し、車両401の運転者に対しては衝突可能性を通知しない。
<衝突回避警報の動作>
図5のフローチャートを参照して、衝突回避警報を行うために車両1の制御ユニット10aによって実行される方法について説明する。この方法は、メモリ10c内のプログラムをプロセッサ10bが実行することによって実行されてもよいし、専用回路によって実行されてもよいし、これらの組み合わせであってもよい。図5の方法は、車両1の走行中に繰り返し実行される。
ステップS501で、制御ユニット10aは、車両1が交差点の手前を走行中であるかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS501で「YES」)に処理をステップS502に遷移し、それ以外の場合(ステップS501で「NO」)にステップS501を繰り返す。制御ユニット10aは、測位センサ17によって取得した車両1の現在位置と、地図情報データベースDBから読み出した地図情報と、車両1の進行方向とに基づいて、交差点の手前を走行中であるかどうかを判定してもよい。これにかえて又はこれに加えて、制御ユニット10aは、車両1の検知デバイス(撮像ユニット16Aやレーダ16B)からのデータや、通信装置18を通じて得られたデータに基づいて、交差点の手前を走行中であるかどうかを判定してもよい。交差点の手前とは、交差点から所定の距離(例えば、30m)以内であることであってもよいし、交差点までの予想到達時間が所定の時間(例えば、10秒)以内であることであってもよいし、両者の組み合わせであってもよい。
ステップS502で、制御ユニット10aは、ある走行車線(例えば、道路402の走行車線)を走行する車両1と、当該走行車線と交差する走行車線(例えば、道路403の走行車線)を走行する他の車両(例えば、車両401)とが衝突する可能性(以下、衝突可能性という)を推定する。衝突可能性の推定方法の詳細については後述する。
ステップS503で、制御ユニット10aは、衝突可能性があると推定されたかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS503で「YES」)に処理をステップS504に遷移し、それ以外の場合(ステップS503で「NO」)に処理を終了する。例えば、制御ユニット10aは、衝突可能性が可能性閾値よりも高い場合に衝突可能性があると推定する。可能性閾値とは、衝突可能性と比較される閾値のことであり、事前にメモリ10cに格納されている。可能性閾値は、正の値(例えば、10%)であってもよいし、0%であってもよい。ステップS503では、衝突可能性が可能性閾値と等しい場合に「NO」となるが、「YES」となるように判定されてもよい。衝突可能性が可能性閾値以下である場合に、車両1の運転者へ衝突可能性を通知する必要がないため、処理を終了する。
ステップS504で、制御ユニット10aは、衝突可能性があることを車両1の運転者へ通知するかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS504で「YES」)に処理をステップS505に遷移し、それ以外の場合(ステップS504で「NO」)に処理を終了する。衝突可能性を通知するかどうかの判定方法の詳細については後述する。
ステップS505で、制御ユニット10aは、車両1と車両401との衝突可能性があることを車両1の通知装置(例えば、メータパネルMPなど)に通知させる。例えば、通知は、メータパネルMPに対する画像の表示であってもよいし、ランプの点灯或いは点滅、又は、音声による通知であってもよい。音声による通知は、運転者のヘルメットに設けられたスピーカから、無線通信により音声を出力するように制御するものであってもよい。
<衝突可能性の決定動作>
図6を参照して、図5のステップS502、すなわち衝突可能性の決定方法の具体例について説明する。ステップS601で、制御ユニット10aは、暫定の衝突可能性を決定する。暫定の衝突可能性を決定するために、制御ユニット10aは、車両1が走行中の道路402に交差する道路403を走行中の車両が存在するかどうかを判定する。この判定は、例えば車車間通信によって得られたデータに基づいて行われてもよいし、車両1の検知デバイス(撮像ユニット16Aやレーダ16B)のセンサ結果に基づいて行われてもよい。道路403を走行中の車両(車両401とする)が存在する場合に、制御ユニット10aは、車両401が交差点404に進入する予測時刻を取得する。制御ユニット10aによる予測時刻の取得は、車両401が算出した予測時刻を車車間通信によって受信することによって行われてもよいし、車両401から位置情報及び速度情報を車車間通信によって受信し、これらのデータから予測時刻を算出することによって行われてもよい。
ステップS602で、制御ユニット10aは、車両1の運転者がブレーキ装置19を操作中であるかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS602で「YES」)に処理をステップS603に遷移し、それ以外の場合(ステップS602で「NO」)に処理をステップS604に遷移する。ステップS603で、制御ユニット10aは、現在の衝突可能性を低減する。このステップでの衝突可能性の低減係数(例えば、低減幅又は低減率。以下の低減係数についても同様。)は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。車両1の運転者がブレーキ装置19を操作している場合に、車両1の運転者が衝突を予見していると考えられる。そのため、制御ユニット10aは衝突可能性を低減する。
ステップS604で、制御ユニット10aは、車両1の加速度が負であるかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS604で「YES」)に処理をステップS605に遷移し、それ以外の場合(ステップS604で「NO」)に処理をステップS606に遷移する。制御ユニット10aは、この判定を行うために、車両1の加速度を取得する。ステップS605で、制御ユニット10aは、現在の衝突可能性を低減する。このステップでの衝突可能性の低減係数は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。車両1の加速度が負である場合に、車両1の運転者が衝突を予見していると考えられる。そのため、制御ユニット10aは衝突可能性を低減する。
ステップS606で、制御ユニット10aは、車両1の運転者が他の車両を視認可能と推定できるかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS606で「YES」)に処理をステップS607に遷移し、それ以外の場合(ステップS606で「NO」)に処理を終了する。ステップS607で、制御ユニット10aは、現在の衝突可能性を低減する。このステップでの衝突可能性の低減係数は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。車両1の運転者が他の車両を視認可能である場合に、運転者が自らの車両制御によって衝突を回避すると考えられる。そのため、制御ユニット10aは衝突可能性を低減する。
制御ユニット10aは、車両1の運転者が他の車両を視認可能かどうかを、交差点404を含む場所の地図情報に基づいて推定してもよいし、車両1の検知デバイス(撮像ユニット16Aやレーダ16B)が他の車両を検知可能かどうかに基づいて推定してもよい。例えば、図4に示すように、制御ユニット10aは、車両1と車両401との間に建物405がある場合に、車両1の運転者が他の車両を視認可能でないと推定してもよい。一方、制御ユニット10aは、車両1と車両401との間に高い構造物がない場合に、車両1の運転者が他の車両を視認可能であると推定してもよい。また、制御ユニット10aは、車両1の検知デバイスが他の車両を検知可能な場合に、車両1の運転者が他の車両を視認可能と推定してもよい。一方、制御ユニット10aは、車両1の検知デバイスが他の車両を検知可能でない場合に、車両1の運転者が他の車両を視認可能でないと推定してもよい。
ステップS608で、制御ユニット10aは、車両1と他の車両との速度差が速度差閾値よりも高いかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS608で「YES」)に処理をステップS609に遷移し、それ以外の場合(ステップS608で「NO」)に処理を終了する。ステップS609で、制御ユニット10aは、現在の衝突可能性を低減する。速度差閾値とは、ステップS608において速度差と比較される閾値(例えば、時速2km)のことであり、事前にメモリ10cに格納されている。このステップでの衝突可能性の低減係数は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。
車両1の運転者が他の車両401を視認できる場合であっても、両車両の速度差が低い(速度閾値以下)の場合に、コリジョンコース現象によって衝突する可能性がある。そこで、制御ユニット10aは、両車両の速度差が速度差閾値以下の場合に衝突可能性を低減しない。一方、制御ユニット10aは、両車両の速度差が速度差閾値より高い場合に衝突可能性を低減する。
ステップS603、S605、S607、S609のそれぞれにおける衝突可能性の低減係数は、同じであってもよいし互いに異なっていてもよい。これらのステップにおける衝突可能性の低減は、ステップS503の可能性閾値よりも低くなるように低減されてもよいし、可能性閾値よりも高くなるように低減されてもよい。単独のステップで可能性閾値よりも低くなるように低減係数が設定されている場合には、1つのステップの条件を満たすだけで、ステップS505の通知が行われなくなる。ステップS602~S609の一部又は全部は省略可能である。これらのステップのすべてが省略された場合に、ステップS601で決定された暫定の衝突可能性がステップS503で使用される。図6の例で、制御ユニット10aは、暫定の衝突可能性を低減するように変更したが、暫定の衝突可能性を増加するように変更してもよい。
<衝突可能性を通知するかどうかの判定動作>
図7を参照して、図5のステップS504、すなわち衝突可能性を通知するかどうかの判定方法の具体例について説明する。この方法において、制御ユニット10aは、車両1が走行する車線が、車両401が走行する車線に対して非優先道路であるかどうかを判定する。制御ユニット10aは、車両1が走行する車線が、車両401が走行する車線に対して非優先道路であるかどうかを判定された場合に、衝突可能性があることを車両1の運転者へ向けて通知すると判定する。車両1が優先道路を走行中である場合に、他の車両が衝突回避すべきであると考えられる。そこで、制御ユニット10aは、車両1の運転者へ向けて通知を行わない。一方、車両1が非優先道路を走行中である場合に、車両1が衝突回避すべきであると考えられる。そこで、制御ユニット10aは、車両1の運転者へ向けて通知を行う。
ステップS701で、制御ユニット10aは、車両1の周囲の道路情報に関する地図情報を取得する。地図情報は、例えば地図情報データベースDBから読み出される。ステップS702で、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路であることが地図情報で明示されているかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS702で「YES」)に処理をステップS710に遷移し、それ以外の場合(ステップS702で「NO」)に処理をステップS703に遷移する。ステップS710に遷移した場合に、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路であると判定する。
ステップS703で、制御ユニット10aは、車両1の車速を取得する。ステップS704で、制御ユニット10aは、車両1の車速が車速閾値よりも高いかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS704で「YES」)に処理をステップS709に遷移し、それ以外の場合(ステップS704で「NO」)に処理をステップS705に遷移する。ステップS709に遷移した場合に、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路でないと判定する。車両1の車速が車速閾値よりも高い場合に、車両1は非優先道路を走行中でないと推定可能である。
車速閾値とは、ステップS704において車両1の車速と比較される閾値のことであり、事前にメモリ10cに格納されている。車速閾値は、例えば一般的な非優先道路に設定された法定速度と同じ値又は当該法定速度に所定の補正係数を加算又は乗算された値であってもよい。例えば、車速閾値は、時速30kmであってもよい。
ステップS705で、制御ユニット10aは、車両1が走行中の走行車線の幅が所定値よりも大きいか、車両1が走行する道路が所定値よりも大きいか、又は当該走行車線を含む道路の車線数が所定値よりも大きいかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS705で「YES」)に処理をステップS709に遷移し、それ以外の場合(ステップS705で「NO」)に処理をステップS706に遷移する。この所定値は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。ステップS709に遷移した場合に、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路でないと判定する。車両1が走行中の走行車線の幅が所定値よりも大きいか又は当該走行車線を含む道路の車線数が所定値よりも大きい場合に、車両1は非優先道路を走行中でないと推定可能である。車両1が走行中の走行車線の幅又は当該走行車線を含む道路の車線数は、ステップS701で取得した地図情報に基づいて決定されてもよいし、車両1の検知デバイスによって得られた車両1の周囲の環境のデータに基づいて決定されてもよい。
ステップS706で、制御ユニット10aは、車両1の周囲の車両に関する情報を取得する。車両1の周囲の車両に関する情報は、例えば車両1の周囲を走行中の車両数と、車両1の周囲を走行中の車両の車速とを含んでもよい。これらの情報は、車両1の周囲の車両との車車間通信によって取得されてもよいし、車両1の検知デバイスによって得られた車両1の周囲の環境のデータに基づいて決定されてもよい。
ステップS707で、制御ユニット10aは、車両1の周囲を走行中の車両数が所定値よりも多いかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS707で「YES」)に処理をステップS709に遷移し、それ以外の場合(ステップS707で「NO」)に処理をステップS708に遷移する。この所定値は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。ステップS709に遷移した場合に、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路でないと判定する。車両1の周囲を走行中の車両数が多い場合に、車両1は非優先道路を走行中でないと推定可能である。
ステップS708で、制御ユニット10aは、車両1の周囲を走行中の車両の車速が所定値よりも大きいかどうかを判定する。制御ユニット10aは、この条件を満たすと判定された場合(ステップS708で「YES」)に処理をステップS709に遷移し、それ以外の場合(ステップS708で「NO」)に処理をステップS710に遷移する。この所定値は事前に決定され、メモリ10cに格納されている。ステップS709に遷移した場合に、制御ユニット10aは、車両1が走行中の車線が非優先道路でないと判定する。車両1の周囲を走行中の車両の車速が大きい場合に、車両1は非優先道路を走行中でないと推定可能である。
ステップS708で、車両1の周囲を走行中の車両の車速が所定値よりも大きくないと判定された場合に、車両1が非優先道路を走行しているかどうか精度よく推定できない。そこで、車両1の運転者へ通知が行われるように、制御ユニット10aは、処理をステップS710に遷移し、車両1が走行中の車線が非優先道路であると判定する。
図7の説明において、ステップS704で、制御ユニット10aは、車両1の車速が車速閾値よりも低い場合に処理をステップS705に遷移した。これにかえて、制御ユニット10aは、車両1の車速が車速閾値よりも低い場合に処理をステップS710に遷移してもよい。すなわち、制御ユニット10aは、車両1の車速が車速閾値よりも低い場合に、車両1が走行中の車線が、他の車両401が走行中の車線に対して非優先道路であると判定してもよい。
上述の実施形態では、車両1の制御装置10が図5の動作を実行した。これにかえて、車両1の外部の装置、例えば、広域通信ネットワークを通じて車両1と通信可能なサーバや、他の車両の制御装置によって図5の動作が実行されてもよい。この場合に、図5の動作を実行する制御装置は、通信ネットワークを通じて車両1からデータを受信し、車両1への命令を送信してもよい。
<実施形態のまとめ>
<項目1>
制御装置(10)であって、
第1走行車線(402)を走行する第1車両(1)と、前記第1走行車線と交差する第2走行車線(403)を走行する第2車両(401)との衝突可能性を推定する衝突可能性推定手段(S502)と、
前記衝突可能性推定手段において前記衝突可能性があると推定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定手段(S504)と、
前記通知判定手段において前記衝突可能性があることを前記第1車両において通知すると判定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の通知手段に通知させる通知制御手段(S505)と、
を備え、
前記通知判定手段は、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に前記衝突可能性があることを前記第1車両の前記運転者へ通知すると判定する、制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を運転者へ適切に通知できる。
<項目2>
前記通知判定手段は、前記第1車両の車速が所定値よりも低い場合に(S704)、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定する、項目1に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を簡易な方法で運転者へ適切に通知できる。
<項目3>
前記通知判定手段は、前記第1走行車線の幅が所定値よりも大きいか、前記第1車両が走行する道路が所定値よりも大きいか、又は前記第1走行車線を含む道路の車線数が所定値よりも多い場合に(S705)、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、項目1又は2に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を簡易な方法で運転者へ適切に通知できる。
<項目4>
前記通知判定手段は、前記第1車両の周囲を走行中の車両数が所定値よりも多い場合に(S707)、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、項目1乃至3の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を簡易な方法で運転者へ適切に通知できる。
<項目5>
前記通知判定手段は、前記第1車両の周囲を走行中の車両の車速が所定値よりも大きい場合に(S708)、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、項目1乃至4の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を簡易な方法で運転者へ適切に通知できる。
<項目6>
前記通知判定手段は、前記第1車両の車速が所定値よりも高い場合に(S704)、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、項目1乃至5の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を簡易な方法で運転者へ適切に通知できる。
<項目7>
前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両の運転者が前記第1車両の制動装置を操作している場合の前記衝突可能性が、前記運転者が前記第1車両の制動装置を操作していない場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する(S602、S603)、項目1乃至6の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、運転者の衝突回避の意図を踏まえて、他車両との衝突の可能性を運転者へさらに適切に通知できる。
<項目8>
前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両の加速度が負の場合の前記衝突可能性が、前記第1車両の加速度が正の場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する(S604、S605)、項目1乃至7の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、運転者の衝突回避の意図を踏まえて、他車両との衝突の可能性を運転者へさらに適切に通知できる。
<項目9>
前記衝突可能性推定手段は、
前記第1車両の運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定し、
前記第2車両を視認可能であると推定された場合の前記衝突可能性が、前記第2車両を視認可能でないと推定された場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する(S606、S607)、項目1乃至8の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、運転者が他車両を視認可能な場合に、他車両との衝突の可能性を運転者へさらに適切に通知できる。
<項目10>
前記第2車両を視認可能であると推定され、かつ前記第1車両の車速と前記第2車両の車速との差が速度差閾値よりも小さい場合の前記衝突可能性が、前記第2車両を視認可能であると推定され、かつ前記第1車両の車速と前記第2車両の車速との差が前記速度差閾値よりも大きい場合の前記衝突可能性よりも高くなるように、前記衝突可能性を推定する(S608、S609)、項目9に記載の制御装置。
この項目によれば、コリジョンコース現象の発生可能性を踏まえて、他車両との衝突の可能性を運転者へさらに適切に通知できる。
<項目11>
前記衝突可能性推定手段は、前記第1走行車線及び前記第2走行車線を含む場所の地図情報に基づいて、前記運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定する、項目9又は10に記載の制御装置。
この項目によれば、運転者が他車両を視認可能かどうかを精度よく判定できる。
<項目12>
前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両のセンサ(16a、16b)が前記第2車両を検知可能かどうかに基づいて、前記運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定する、項目9又は10に記載の制御装置。
この項目によれば、運転者が他車両を視認可能かどうかを精度よく判定できる。
<項目13>
前記制御装置は、前記第2車両と通信する通信手段(18)を更に備え、
前記衝突可能性推定手段は、前記通信手段を用いて前記第2車両から取得した情報に基づいて、前記衝突可能性を推定する、項目1乃至12の何れか1項に記載の制御装置。
この項目によれば、他車両の情報を踏まえて、他車両との衝突の可能性を運転者へさらに適切に通知できる。
<項目14>
項目1乃至13の何れか1項に記載の制御装置を備える車両。
この項目によれば、車両の形式で上記項目を提供できる。
<項目15>
コンピュータを項目1乃至13の何れか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
この項目によれば、プログラムの形式で上記項目を提供できる。
<項目16>
制御方法であって、
第1走行車線(402)を走行する第1車両(1)と、前記第1走行車線と交差する第2走行車線(403)を走行する第2車両(401)との衝突可能性を推定する衝突可能性推定工程(S502)と、
前記衝突可能性推定工程において前記衝突可能性があると推定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定工程(S504)と、
前記通知判定工程において前記衝突可能性があることを前記第1車両において通知すると判定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の通知手段に通知させる通知制御工程(S505)と、
を備え、
前記通知判定工程において、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に前記衝突可能性があることを前記第1車両の前記運転者へ通知すると判定する、制御方法。
この項目によれば、他車両との衝突の可能性を運転者へ適切に通知できる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 鞍乗型車両、10 制御装置

Claims (16)

  1. 制御装置であって、
    第1走行車線を走行する第1車両と、前記第1走行車線と交差する第2走行車線を走行する第2車両との衝突可能性を推定する衝突可能性推定手段と、
    前記衝突可能性推定手段において前記衝突可能性があると推定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定手段と、
    前記通知判定手段において前記衝突可能性があることを前記第1車両において通知すると判定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の通知手段に通知させる通知制御手段と、
    を備え、
    前記通知判定手段は、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の前記運転者へ通知すると判定する、制御装置。
  2. 前記通知判定手段は、前記第1車両の車速が所定値よりも低い場合に、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記通知判定手段は、前記第1走行車線の幅が所定値よりも大きいか、前記第1車両が走行する道路が所定値よりも大きいか、又は前記第1走行車線を含む道路の車線数が所定値よりも多い場合に、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記通知判定手段は、前記第1車両の周囲を走行中の車両数が所定値よりも多い場合に、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記通知判定手段は、前記第1車両の周囲を走行中の車両の車速が所定値よりも大きい場合に、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、請求項1乃至4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記通知判定手段は、前記第1車両の車速が所定値よりも高い場合に、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路でないと判定する、請求項1乃至5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両の運転者が前記第1車両の制動装置を操作している場合の前記衝突可能性が、前記運転者が前記第1車両の制動装置を操作していない場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する、請求項1乃至6の何れか1項に記載の制御装置。
  8. 前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両の加速度が負の場合の前記衝突可能性が、前記第1車両の加速度が正の場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する、請求項1乃至7の何れか1項に記載の制御装置。
  9. 前記衝突可能性推定手段は、
    前記第1車両の運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定し、
    前記第2車両を視認可能であると推定された場合の前記衝突可能性が、前記第2車両を視認可能でないと推定された場合の前記衝突可能性よりも低くなるように、前記衝突可能性を推定する、請求項1乃至8の何れか1項に記載の制御装置。
  10. 前記第2車両を視認可能であると推定され、かつ前記第1車両の車速と前記第2車両の車速との差が速度差閾値よりも小さい場合の前記衝突可能性が、前記第2車両を視認可能であると推定され、かつ前記第1車両の車速と前記第2車両の車速との差が前記速度差閾値よりも大きい場合の前記衝突可能性よりも高くなるように、前記衝突可能性を推定する、請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記衝突可能性推定手段は、前記第1走行車線及び前記第2走行車線を含む場所の地図情報に基づいて、前記運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定する、請求項9又は10に記載の制御装置。
  12. 前記衝突可能性推定手段は、前記第1車両のセンサが前記第2車両を検知可能かどうかに基づいて、前記運転者が前記第2車両を視認可能かどうかを推定する、請求項9又は10に記載の制御装置。
  13. 前記制御装置は、前記第2車両と通信する通信手段を更に備え、
    前記衝突可能性推定手段は、前記通信手段を用いて前記第2車両から取得した情報に基づいて、前記衝突可能性を推定する、請求項1乃至12の何れか1項に記載の制御装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の制御装置を備える車両。
  15. コンピュータを請求項1乃至13の何れか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  16. 制御方法であって、
    第1走行車線を走行する第1車両と、前記第1走行車線と交差する第2走行車線を走行する第2車両との衝突可能性を推定する衝突可能性推定工程と、
    前記衝突可能性推定工程において前記衝突可能性があると推定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の運転者へ通知するかどうかを判定する通知判定工程と、
    前記通知判定工程において前記衝突可能性があることを前記第1車両において通知すると判定された場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の通知手段に通知させる通知制御工程と、
    を備え、
    前記通知判定工程において、前記第1走行車線が前記第2走行車線に対して非優先道路であると判定される場合に、前記衝突可能性があることを前記第1車両の前記運転者へ通知すると判定する、制御方法。
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