JP2022104050A - 仲介装置、仲介プログラム、機器管理システムおよび機器管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子機器と、この電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムとの間を仲介する仲介装置、仲介プログラム、機器管理システムおよび機器管理プログラムに関する。
従来の仲介装置として、電子機器としての画像形成装置と、画像形成装置のソフトウェアとしてのファームウェアを遠隔地からアップデートする機器管理システムとの間を仲介するものが知られている(例えば、特許文献1-3参照。)。ここで、ファームウェアのアップデートは、例えば、画像形成装置に新たな機能を追加したり、画像形成装置に発生した不具合を改修したりするために実行される。
しかしながら、従来の仲介装置は、機器管理システムからアクセスされることが不可能である場合に、画像形成装置のファームウェアをアップデートすることができないという問題がある。
そこで、本発明は、機器管理システムからアクセスされることが不可能であっても電子機器のソフトウェアをアップデートすることができる仲介装置、仲介プログラム、機器管理システムおよび機器管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の仲介装置は、電子機器と、前記電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムとの間を仲介する仲介装置であって、前記仲介装置自身が管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムに定期的に要求し、前記機器管理システムから送信されてきた前記タスクを実行することを特徴とする。
この構成により、本発明の仲介装置は、仲介装置自身が管理している電子機器に対する、ソフトウェアのアップデートのタスクを機器管理システムに定期的に要求し、機器管理システムから送信されてきたタスクを実行するので、機器管理システムからアクセスされることが不可能であっても電子機器のソフトウェアをアップデートすることができる。
本発明の仲介装置において、前記タスクは、実行の予定の時刻が設定され、前記仲介装置は、前記タスクに設定されている時刻に、このタスクの実行を開始しても良い。
この構成により、本発明の仲介装置は、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクに設定されている時刻に、このタスクの実行を開始するので、機器管理システムからアクセスされることが不可能であっても、機器管理システムにおいて設定された時刻に電子機器のソフトウェアをアップデートすることができる。
本発明の仲介装置は、前記タスクに設定されている時刻に現在の時刻が到達した場合に、前記仲介装置自身が管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムに要求し、設定されている時刻に現在の時刻が到達した前記タスクが前記機器管理システムから送信されてきたとき、このタスクを実行しても良い。
この構成により、本発明の仲介装置は、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクに設定されている時刻に現在の時刻が到達した場合に、仲介装置自身が管理している電子機器に対するタスクを機器管理システムに要求し、設定されている時刻に現在の時刻が到達したタスクが機器管理システムから送信されてきたとき、このタスクを実行するので、機器管理システムにおいて中止にされたタスクを誤って実行する可能性を低減することができる。
本発明の仲介装置は、前記タスクを実行する場合に、このタスクの対象の前記ソフトウェアを前記仲介装置自身が保持しているとき、前記仲介装置自身が保持している、このソフトウェアを使用して前記タスクを実行し、このソフトウェアを前記仲介装置自身が保持していないとき、このソフトウェアを前記機器管理システムからダウンロードして、ダウンロードした、このソフトウェアを保持するとともに、このソフトウェアを使用して前記タスクを実行しても良い。
この構成により、本発明の仲介装置は、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを実行する場合に、このタスクの対象のソフトウェアを仲介装置自身が保持しているとき、仲介装置自身が保持している、このソフトウェアを使用してタスクを実行し、このソフトウェアを仲介装置自身が保持していないとき、このソフトウェアを機器管理システムからダウンロードして、ダウンロードした、このソフトウェアを保持するとともに、このソフトウェアを使用してタスクを実行するので、同一のソフトウェアを何回も機器管理システムからダウンロードすることを防止することができ、機器管理システムの負荷と、機器管理システムとの間の通信経路の負荷と、仲介装置自身の負荷とを低減することができる。
本発明の仲介プログラムは、電子機器と、前記電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムとの間をコンピューターに仲介させ、前記コンピューターが管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムへ前記コンピューターに定期的に要求させ、前記機器管理システムから前記コンピューターに送信されてきた前記タスクを前記コンピューターに実行させることを特徴とする。
この構成により、本発明の仲介プログラムを実行するコンピューターは、コンピューター自身が管理している電子機器に対する、ソフトウェアのアップデートのタスクを機器管理システムに定期的に要求し、機器管理システムから送信されてきたタスクを実行するので、機器管理システムからアクセスされることが不可能であっても電子機器のソフトウェアをアップデートすることができる。
本発明の機器管理システムは、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムであって、前記電子機器と、前記機器管理システムとの間を仲介する仲介装置によって送信されてきた、前記タスクの実行の状態を管理し、前記仲介装置によって前記タスクが要求された場合に、この仲介装置によって管理されている前記電子機器に対する、未実行の前記タスクのみを前記仲介装置に送信することを特徴とする。
この構成により、本発明の機器管理システムは、仲介装置によって送信されてきた、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクの実行の状態を管理し、仲介装置によってタスクが要求された場合に、この仲介装置によって管理されている電子機器に対する、未実行のタスクのみを仲介装置に送信するので、同一のタスクを不必要に何回も仲介装置に送信することを防止することができ、機器管理システム自身の負荷と、仲介装置との間の通信経路の負荷と、仲介装置の負荷とを低減することができる。
本発明の機器管理プログラムは、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクをコンピューターに生成させ、前記電子機器と、前記コンピューターとの間を仲介する仲介装置によって前記コンピューターに送信されてきた、前記タスクの実行の状態を前記コンピューターに管理させ、前記仲介装置によって前記タスクが前記コンピューターに要求された場合に、この仲介装置によって管理されている前記電子機器に対する、未実行の前記タスクのみを前記仲介装置へ前記コンピューターに送信させることを特徴とする。
この構成により、本発明の機器管理プログラムを実行するコンピューターは、仲介装置によって送信されてきた、電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクの実行の状態を管理し、仲介装置によってタスクが要求された場合に、この仲介装置によって管理されている電子機器に対する、未実行のタスクのみを仲介装置に送信するので、同一のタスクを不必要に何回も仲介装置に送信することを防止することができ、コンピューター自身の負荷と、仲介装置との間の通信経路の負荷と、仲介装置の負荷とを低減することができる。
本発明の仲介装置、仲介プログラム、機器管理システムおよび機器管理プログラムは、機器管理システムからアクセスされることが不可能であっても電子機器のソフトウェアをアップデートすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本発明の一実施の形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム10のブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム10は、電子機器としての画像形成装置を管理する機器管理システム20を備えている。機器管理システム20は、画像形成装置のソフトウェアとしてのファームウェアのアップデート(以下「F/Wアップデート」という。)のタスク(以下「F/Wアップデートタスク」という。)が機器管理システム20の利用者から個別に指定される手動F/Wアップデートと、機器管理システム20の利用者からの指示に応じてF/Wアップデートタスクを機器管理システム20が自動で生成する自動F/Wアップデートとを実行することが可能である。機器管理システム20は、1台のコンピューターによって構成されても良いし、複数台のコンピューターによって構成されても良い。
情報処理システム10は、後述の仲介装置を介さずに機器管理システム20にアクセスすることが可能であるだけでなく、仲介装置を介さずに機器管理システム20からアクセスされることも可能である画像形成装置(以下「仲介無画像形成装置」という。)30を備えている。情報処理システム10は、仲介無画像形成装置を仲介無画像形成装置30以外にも少なくとも1つ備えることが可能である。仲介無画像形成装置30以外の仲介無画像形成装置としては、仲介無画像形成装置30が配置されているLAN(Local Area Network)と同一のLAN上に配置されているものと、仲介無画像形成装置30が配置されているLANとは異なるLAN上に配置されているものとが考えられる。
情報処理システム10は、機器管理システム20と、画像形成装置との間を仲介する仲介装置40と、仲介装置40が配置されているLANと同一のLAN上に配置されていて仲介装置40によって機器管理システム20との間が仲介される画像形成装置(以下、仲介装置が配置されているLANと同一のLAN上に配置されていて仲介装置によって機器管理システム20との間が仲介される画像形成装置を「仲介有画像形成装置」という。)50とを備えている。仲介装置40は、機器管理システム20にアクセスすることが可能であるが、機器管理システム20からアクセスされることは例えば図示していないファイアウォールなどによって不可能になっている。情報処理システム10は、仲介有画像形成装置50が配置されているLANと同一のLAN上に配置されていて仲介装置40によって機器管理システム20との間が仲介される仲介有画像形成装置を仲介有画像形成装置50以外にも少なくとも1つ備えることが可能である。情報処理システム10は、仲介装置40が配置されているLANと異なるLAN上に配置されていて、機器管理システム20と、画像形成装置との間を仲介する仲介装置を少なくとも1つ備えることが可能である。情報処理システム10は、仲介装置40とは異なるいずれかの仲介装置と同一のLAN上に配置されていて、この仲介装置によって機器管理システム20との間が仲介される仲介有画像形成装置を少なくとも1つ備えることが可能である。
情報処理システム10における画像形成装置は、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)、プリンター専用機などによって構成されている。情報処理システム10における仲介装置は、例えば、PC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されている。
情報処理システム10は、機器管理システム20の利用者によって使用される利用者端末60を備えている。情報処理システム10は、機器管理システム20の利用者によって使用される利用者端末を利用者端末60以外にも少なくとも1つ備えることが可能である。利用者端末は、例えば、PCなどのコンピューターによって構成されている。機器管理システム20の利用者としては、例えば、画像形成装置の利用者(以下「機器利用者」という。)に画像形成装置を提供するディーラー側の人間であって、このディーラーが機器利用者に提供した画像形成装置を管理する管理者(以下「ディーラー側管理者」という。)と、ディーラー側の人間であって、このディーラーが機器利用者に提供した画像形成装置に対するメンテナンスなどのサービスを実行するサービスパーソン(以下「ディーラー側サービスパーソン」という。)と、機器利用者に画像形成装置を提供したり、ディーラーを管理したりする販売会社側の人間であって、この販売会社が機器利用者に提供した画像形成装置や、この販売会社が管理するディーラーが機器利用者に提供した画像形成装置を管理する管理者(以下「販売会社側管理者」という。)と、販売会社側の人間であって、この販売会社が機器利用者に提供した画像形成装置や、この販売会社が管理するディーラーが機器利用者に提供した画像形成装置に対するメンテナンスなどのサービスを実行するサービスパーソン(以下「販売会社側サービスパーソン」という。)とが存在する。
図2は、情報処理システム10における画像形成装置のグループの一例を示す図である。
図2に示すように、情報処理システム10における画像形成装置は、機器管理システム20によって階層構造で管理されている。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定の販売会社に対応するデリゲーティッドグループ71を備えている。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、販売会社に対応するデリゲーティッドグループをデリゲーティッドグループ71以外にも販売会社毎に備えても良い。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定のディーラーに対応するデリゲーティッドグループ72を、このディーラーを管理する販売会社に対応するデリゲーティッドグループ71の配下に備えている。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、ディーラーに対応するデリゲーティッドグループを、このディーラーを管理する販売会社に対応するデリゲーティッドグループの配下にディーラー毎に備えても良い。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定の機器利用者に対応するグループ73を、この機器利用者を直接管理する販売会社に対応するデリゲーティッドグループ71の配下に備えている。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、機器利用者に対応するグループを、この機器利用者を直接管理する販売会社に対応するデリゲーティッドグループの配下に機器利用者毎に備えても良い。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定の機器利用者が使用する少なくとも一部の画像形成装置が所属するグループ74を、この機器利用者に対応するグループ73の配下に備えている。例えば、グループ74は、グループ73に対応する機器利用者の特定の事業所に存在する画像形成装置のグループである。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、販売会社によって直接管理されている機器利用者が使用する少なくとも一部の画像形成装置が所属するグループを、この機器利用者に対応するグループの配下に備えても良い。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定の機器利用者に対応するグループ75を、この機器利用者を直接管理するディーラーに対応するデリゲーティッドグループ72の配下に備えている。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、機器利用者に対応するグループを、この機器利用者を直接管理するディーラーに対応するデリゲーティッドグループの配下に機器利用者毎に備えても良い。
機器管理システム20によって管理されている階層構造は、特定の機器利用者が使用する少なくとも一部の画像形成装置が所属するグループ76を、この機器利用者に対応するグループ75の配下に備えている。例えば、グループ76は、グループ75に対応する機器利用者の特定の事業所に存在する画像形成装置のグループである。機器管理システム20によって管理されている階層構造は、ディーラーによって直接管理されている機器利用者が使用する少なくとも一部の画像形成装置が所属するグループを、この機器利用者に対応するグループの配下に備えても良い。
図3は、1台のコンピューターによって構成される場合の機器管理システム20のブロック図である。
図3に示すように、機器管理システム20は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部21と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部23と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部24と、機器管理システム20全体を制御する制御部25とを備えている。
記憶部24は、画像形成装置を管理するための機器管理プログラム24aを記憶可能である。機器管理プログラム24aは、例えば、機器管理システム20の製造段階で機器管理システム20にインストールされていても良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体から機器管理システム20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から機器管理システム20に追加でインストールされても良い。
記憶部24は、機器管理システム20の利用者の認証に必要な情報を利用者の識別情報(以下「利用者ID」という。)毎に示す認証情報24bを記憶している。
記憶部24は、機器管理システム20の利用者の権限を利用者ID毎に示す認可情報24cを記憶している。機器管理システム20の利用者の権限としては、例えば、機器管理システム20の管理者(以下「システム管理者」という。)の権限と、特定の販売会社の販売会社側管理者の権限と、特定のディーラーのディーラー側管理者の権限と、特定の販売会社の販売会社側サービスパーソンの権限と、特定のディーラーのディーラー側サービスパーソンの権限とが存在する。
記憶部24は、機器管理システム20の利用者の電子メールアドレスを利用者ID毎に示すアドレス情報24dを記憶している。
記憶部24は、機器管理システム20によって管理されているグループの情報を示すグループ情報24eを記憶している。グループ情報24eには、例えば、図2に示すような階層構造の情報が含まれている。
記憶部24は、機器管理システム20によって管理されている画像形成装置の情報を示すデバイス情報24fを記憶している。
記憶部24は、例えば、後述のグループ設定編集画面、テスト進捗状況画面、パッケージ管理画面、影響通知画面およびプラン編集画面の表示言語など、各種の出力に使用する言語をデリゲーティッドグループ毎に示す言語設定24gを記憶可能である。
記憶部24は、画像形成装置のファームウェアのパッケージ(以下「F/Wパッケージ」という。)24hを記憶可能である。記憶部24は、F/Wパッケージ24h以外にも少なくとも1つのF/Wパッケージを記憶可能である。
記憶部24は、手動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートタスクである手動F/Wアップデートタスク24iを記憶可能である。記憶部24は、手動F/Wアップデートタスク24i以外にも少なくとも1つの手動F/Wアップデートタスクを記憶可能である。
記憶部24は、自動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートタスクである自動F/Wアップデートタスクを自動で生成するための設定である自動F/Wアップデートプラン24jを記憶可能である。記憶部24は、自動F/Wアップデートプラン24jと同様の構成の自動F/Wアップデートプランを自動F/Wアップデートプラン24j以外にも少なくとも1つ記憶可能である。
記憶部24は、自動F/Wアップデートを実行するための、画像形成装置が所属するグループ毎の設定である自動F/Wアップデートグループ設定24kを記憶可能である。記憶部24は、自動F/Wアップデートグループ設定24kと同様の構成の自動F/Wアップデートグループ設定を図2に示すグループ毎に記憶可能である。
記憶部24は、自動F/Wアップデートタスク24lを記憶可能である。記憶部24は、自動F/Wアップデートタスク24l以外にも少なくとも1つの自動F/Wアップデートタスクを記憶可能である。記憶部24は、自動F/Wアップデートプラン毎に1つの画像形成装置について1つずつ自動F/Wアップデートタスクを記憶可能である。
記憶部24は、F/Wアップデートのテスト用のF/WアップデートタスクであるテストF/Wアップデートタスク24mを記憶可能である。記憶部24は、テストF/Wアップデートタスク24m以外にも少なくとも1つのテストF/Wアップデートタスクを記憶可能である。
記憶部24は、F/Wアップデートタスクの各種の情報を示すタスク情報24nを記憶可能である。
制御部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部25のCPUの作業領域として用いられる揮発性の記憶デバイスとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部25のCPUは、記憶部24または制御部25のROMに記憶されているプログラムを実行する。
制御部25は、機器管理プログラム24aを実行することによって、機器管理システム20の利用者のログインのための処理を実行するログイン処理部25aと、F/Wパッケージを管理するパッケージ管理部25bと、手動F/Wアップデートを実行する手動アップデート部25cと、自動F/Wアップデートを実行する自動アップデート部25dと、F/Wアップデートタスクを管理するタスク管理部25eと、画像形成装置を管理する装置管理部25fとを実現する。
図4は、デバイス情報24fの一例を示す図である。
図4に示すように、デバイス情報24fには、例えば、画像形成装置の識別情報である機器IDと、画像形成装置が所属しているグループの識別情報であるグループIDと、画像形成装置が仲介有画像形成装置である場合に、この画像形成装置を管理している仲介装置の識別情報である仲介装置IDと、画像形成装置のモデルを示す情報と、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが画像形成装置に対して許可されているか否かを示す情報と、画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースのタイプ(以下、ファームウェアのリリースのタイプを単に「リリースタイプ」という。)と、画像形成装置にインストールされているファームウェアのバージョン(以下、ファームウェアのバージョンを「F/Wバージョン」という。)とが画像形成装置毎に含まれている。ここで、リリースタイプには、カスタマイズされていない公式のファームウェアであることを示す「オフィシャル」と、カスタマイズされているファームウェアであることを示す「カスタマイズ」とが存在する。
図5は、F/Wパッケージ24hの一例を示す図である。
図5に示すように、F/Wパッケージ24hは、ファームウェアと、このファームウェアのリリースタイプを示すリリースタイプ情報と、このファームウェアのF/Wバージョンを示すF/Wバージョン情報と、このファームウェアが対象とする、画像形成装置のモデル(以下、ファームウェアが対象とする、画像形成装置のモデルを「対象モデル」という。)を示す対象モデル情報とを含んでいる。
図6は、手動F/Wアップデートタスク24iの一例を示す図である。
図6に示すように、手動F/Wアップデートタスク24iは、例えば、手動F/Wアップデートタスク24iの実行の予定の時刻(以下、実行の予定の時刻を単に「実行予定時刻」という。)と、手動F/Wアップデートタスク24iの対象の画像形成装置と、手動F/Wアップデートタスク24iの対象のF/Wパッケージを機器管理システム20からダウンロードするためのリンク(以下「パッケージダウンロード用リンク」という。)と、手動F/Wアップデートタスク24iの対象のF/Wパッケージ内のファームウェアのF/Wバージョンとが設定されている。手動F/Wアップデートタスク24iにおいて、対象の画像形成装置は機器IDによって表されている。手動F/Wアップデートタスク24i以外の手動F/Wアップデートタスクの構成と、自動F/Wアップデートタスクの構成と、テストF/Wアップデートタスクの構成とについても、手動F/Wアップデートタスク24iの構成と同様である。
図7は、自動F/Wアップデートプラン24jの一例を示す図である。
図7に示すように、自動F/Wアップデートプラン24jは、自動F/Wアップデートの対象のF/Wパッケージを示す「対象F/Wパッケージ」項目と、自動F/Wアップデートの対象のグループを示す「対象グループ」項目と、自動F/Wアップデートのモードを示す「自動F/Wアップデートモード」項目と、自動F/Wアップデートプラン24j自体の有効または無効を示す「有効/無効」項目とを含んでいる。
「対象F/Wパッケージ」項目は、例えば、F/Wパッケージの識別情報(以下「パッケージID」という。)によってF/Wパッケージが指定される。例えば、図7に示す例では、「P0001」というパッケージIDによって特定されるF/Wパッケージが「対象F/Wパッケージ」項目に指定されている。
「対象グループ」項目は、指定されたデリゲーティッドグループの配下の全てのグループを示す「All Accessible」と、指定されたデリゲーティッドグループの直接の配下の全てのグループを示す「Exclusively Managed」と、グループが個別に指定される「Off」とのいずれかの値が指定されることが可能である。
「対象グループ」項目に「All Accessible」が指定される場合、いずれかのデリゲーティッドグループが更に「対象グループ」項目に指定される。例えば、図7に示す例では、「対象グループ」項目に「All Accessible」が指定され、デリゲーティッドグループ71が更に「対象グループ」項目に指定されている。「対象グループ」項目に「All Accessible」およびデリゲーティッドグループ71が指定されている場合、図2に示すように、デリゲーティッドグループ71に対応する販売会社が直接管理する機器利用者に対応するグループ73およびグループ74だけでなく、この販売会社が管理するディーラーが直接管理する機器利用者に対応するグループ75およびグループ76も自動F/Wアップデートの対象になる。
「対象グループ」項目に「Exclusively Managed」が指定される場合、いずれかのデリゲーティッドグループが更に「対象グループ」項目に指定される。例えば、「対象グループ」項目に「Exclusively Managed」およびデリゲーティッドグループ71が指定されている場合、図2に示すように、デリゲーティッドグループ71に対応する販売会社が直接管理する機器利用者に対応するグループ73およびグループ74は自動F/Wアップデートの対象になるが、この販売会社が管理するディーラーが直接管理する機器利用者に対応するグループ75およびグループ76は自動F/Wアップデートの対象にはならない。
「対象グループ」項目に「Off」が指定される場合、自動F/Wアップデートの対象のグループが個別に更に「対象グループ」項目に指定される。
「自動F/Wアップデートモード」項目は、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置のうち、F/Wアップデートの実際の対象の画像形成装置を1週間毎に増加させることによって、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置に対して4週間でF/Wアップデートを実行する「徐々にアップデート」と、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置に対して1週間でF/Wアップデートを実行する「早急にアップデート」とのいずれかの値が指定されることが可能である。すなわち、「自動F/Wアップデートモード」項目は、F/Wアップデートのスピードを指定する項目である。なお、「自動F/Wアップデートモード」項目は、「徐々にアップデート」がデフォルト値である。
図8は、「自動F/Wアップデートモード」項目における「徐々にアップデート」の具体的な内容を示す表である。
図8に示すように、1週目に、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置のうち2%の画像形成装置に対してF/Wアップデートを試み、2週目までに、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置のうち、1週目にアップデートを試みた画像形成装置を含む15%の画像形成装置に対してF/Wアップデートを試み、3週目までに、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置のうち、2週目までにアップデートを試みた画像形成装置を含む50%の画像形成装置に対してF/Wアップデートを試み、4週目までに、自動F/Wアップデートの対象の全ての画像形成装置に対してF/Wアップデートを試みるように設定されている。図8に示すように、「徐々にアップデート」は、F/Wアップデートのスピードを1週間毎に増加させるモードである。なお、「早急にアップデート」は、F/Wアップデートのスピードが変化しないモードである。
図7に示す「有効/無効」項目は、自動F/Wアップデートプラン24j自体が有効であることを示す「有効」と、自動F/Wアップデートプラン24j自体が無効であることを示す「無効」とのいずれかの値が指定されることが可能である。なお、「有効/無効」項目は、「有効」がデフォルト値である。
図9は、自動F/Wアップデートグループ設定24kの一例を示す図である。
図9に示すように、自動F/Wアップデートグループ設定24kは、いずれの自動アップデートプランに従って自動F/Wアップデートタスクを生成するかの設定を示す「自動F/Wアップデート設定」項目と、自動F/Wアップデートグループ設定24kの対象のグループが自動F/Wアップデートの対象である自動F/Wアップデートプラン毎に自動F/Wアップデートを許可するか否かを示す「プラン許可/禁止」項目と、自動F/Wアップデートグループ設定24kの対象のグループが自動F/Wアップデートの対象である自動F/Wアップデートプランに関するイベントが発生した場合に電子メールを通知する利用者を示す「通知設定」項目と、自動F/WアップデートにおいてF/Wアップデートの実行を開始する時間帯を示す「実行時間帯設定」項目と、自動F/Wアップデートを実行する旨の通知を自動F/Wアップデートの実行前に自動F/Wアップデートの対象の画像形成装置に印刷させる事前印刷に関する設定を示す「事前印刷設定」項目とを含んでいる。
「自動F/Wアップデート設定」項目は、全ての自動F/Wアップデートプランに従って自動F/Wアップデートタスクを生成することを示す「ON」と、いずれの自動F/Wアップデートプランにも従わずに自動F/Wアップデートタスクを生成しないことを示す「OFF」と、個別に選択された自動F/Wアップデートプランに従って自動F/Wアップデートタスクを生成することを示す「選択」とのいずれかの値が指定されることが可能である。なお、「自動F/Wアップデート設定」項目は、「OFF」がデフォルト値である。
「プラン許可/禁止」項目は、自動F/Wアップデートを許可することを示す「許可」と、自動F/Wアップデートを許可しないことを示す「禁止」とのいずれかの値が、自動F/Wアップデートグループ設定24kの対象のグループが自動F/Wアップデートの対象である自動F/Wアップデートプラン毎に指定されることが可能である。「プラン許可/禁止」項目において、自動F/Wアップデートプランは、識別情報(以下「プランID」という。)によって示されている。例えば、図9に示す例では、「PL0001」というプランIDによって特定される自動F/Wアップデートプランを使用した自動F/Wアップデートを許可することと、「PL0003」というプランIDによって特定される自動F/Wアップデートプランを使用した自動F/Wアップデートを許可しないこととが少なくとも示されている。なお、「プラン許可/禁止」項目は、「禁止」がデフォルト値である。
「通知設定」項目は、例えば、利用者IDによって利用者が指定される。例えば、図9に示す例では、「U0001」という利用者IDによって特定される利用者と、「U0005」という利用者IDによって特定される利用者とが少なくとも「通知設定」項目に指定されている。「通知設定」項目に指定される利用者は、例えば、ディーラー側サービスパーソンおよび販売会社側サービスパーソンである。
「実行時間帯設定」項目は、自動F/WアップデートにおいてF/Wアップデートの実行を開始する日を示す「日設定」項目と、自動F/WアップデートにおいてF/Wアップデートの実行を開始する時間帯を示す「時間帯設定」項目とを含んでいる。「日設定」項目は、自動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートの実行を毎日開始することを示す「毎日」と、自動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートの実行を、指定された曜日に開始することを示す「曜日指定」とのいずれかの値が指定されることが可能である。「日設定」項目に「曜日指定」が指定される場合、自動F/WアップデートにおいてF/Wアップデートの実行を開始する曜日が少なくとも1つ更に「日設定」項目に指定される。例えば、図9に示す例では、土曜日および日曜日が「日設定」項目に指定されている。画像形成装置は、F/Wアップデートが実行されている最中に、使用されることができなくなる。したがって、「実行時間帯設定」項目は、機器利用者が画像形成装置を使用することができなくなったとしても問題が少ない時間帯が指定されることが好ましい。
「事前印刷設定」項目は、事前印刷の実行の有無を示す「事前印刷有無」項目と、事前印刷の対象の通知の言語を示す「言語設定」項目とを含んでいる。「事前印刷有無」項目は、事前印刷を実行することを示す「ON」と、事前印刷を実行しないことを示す「OFF」とのいずれかの値が指定されることが可能である。なお、「事前印刷有無」項目は、「OFF」がデフォルト値である。「言語設定」項目は、自動F/Wアップデートグループ設定24kの対象のグループが所属するデリゲーティッドグループに言語設定24gにおいて設定されている言語を示す「所属するデリゲーティッドグループに設定されている言語」と、具体的に指定された言語とのいずれかの値が指定されることが可能である。なお、「言語設定」項目は、「所属するデリゲーティッドグループに設定されている言語」がデフォルト値である。
図10は、タスク情報24nの一例を示す図である。
図10に示すように、タスク情報24nは、例えば、F/Wアップデートタスクの識別情報としてのタスクIDを示す「タスクID」項目と、F/Wアップデートタスクの生成の日時を示す「生成日時」項目と、「手動F/Wアップデートタスク」、「自動F/Wアップデートタスク」、「テストF/Wアップデートタスク」、などのF/Wアップデートタスクの種類を示す「タスク種類」項目と、F/Wアップデートタスクの状態を示す「Status」項目と、F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置を示す「対象装置」項目と、F/Wアップデートタスクが自動F/Wアップデートタスクである場合に、この自動F/Wアップデートタスクを生成した自動F/Wアップデートプランを示す「関連プラン」項目とを含んでいる。「Status」項目に示される状態としては、例えば、F/Wアップデートタスクの実行前の状態を示す「保留中」と、F/Wアップデートタスクの実行がキャンセルされた状態を示す「キャンセル」と、F/Wアップデートタスクの実行を待っている状態を示す「実行待ち」と、F/Wアップデートタスクを実行中である状態を示す「実行中」と、F/WアップデートタスクによるF/Wアップデートが成功した状態を示す「成功」と、F/WアップデートタスクによるF/Wアップデートが失敗した状態を示す「失敗」とが存在する。タスク情報24nにおいて、画像形成装置は機器IDによって表されている。タスク情報24nにおいて、自動F/WアップデートプランはプランIDによって表されている。
図11は、MFPによって構成される場合の仲介無画像形成装置30のブロック図である。
図11に示すように、仲介無画像形成装置30は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部32と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター33と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー34と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部35と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部36と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部37と、仲介無画像形成装置30全体を制御する制御部38とを備えているコンピューターである。
記憶部37は、仲介無画像形成装置30を制御するためのファームウェア37aを記憶可能である。ファームウェア37aは、例えば、仲介無画像形成装置30の製造段階で仲介無画像形成装置30にインストールされていても良いし、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から仲介無画像形成装置30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から仲介無画像形成装置30に追加でインストールされても良い。
制御部38は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部38のCPUの作業領域として用いられる揮発性の記憶デバイスとしてのRAMとを備えている。制御部38のCPUは、記憶部37または制御部38のROMに記憶されているプログラムを実行する。
情報処理システム10における画像形成装置の構成は、仲介無画像形成装置30の構成と同様である。
図12は、仲介装置40のブロック図である。
図12に示すように、仲介装置40は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部41と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部42と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部43と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部44と、仲介装置40全体を制御する制御部45とを備えている。
記憶部44は、機器管理システム20と、仲介有画像形成装置との間を仲介するための仲介プログラム44aを記憶可能である。仲介プログラム44aは、例えば、仲介装置40の製造段階で仲介装置40にインストールされていても良いし、USBメモリーなどの外部の記憶媒体から仲介装置40に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から仲介装置40に追加でインストールされても良い。
記憶部44は、仲介装置40自身が機器管理システム20との間を仲介する画像形成装置、すなわち、仲介装置40によって管理されている画像形成装置の情報を示すデバイス情報44bを記憶している。
記憶部44は、F/Wパッケージ44cを記憶可能である。記憶部44は、F/Wパッケージ44c以外にも少なくとも1つのF/Wパッケージを記憶可能である。
記憶部44は、手動F/Wアップデートタスク44dを記憶可能である。記憶部44は、手動F/Wアップデートタスク44d以外にも少なくとも1つの手動F/Wアップデートタスクを記憶可能である。
記憶部44は、自動F/Wアップデートタスク44eを記憶可能である。記憶部44は、自動F/Wアップデートタスク44e以外にも少なくとも1つの自動F/Wアップデートタスクを記憶可能である。
記憶部44は、テストF/Wアップデートタスク44fを記憶可能である。記憶部44は、テストF/Wアップデートタスク44f以外にも少なくとも1つのテストF/Wアップデートタスクを記憶可能である。
制御部45は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部45のCPUの作業領域として用いられる揮発性の記憶デバイスとしてのRAMとを備えている。制御部45のCPUは、記憶部44または制御部45のROMに記憶されているプログラムを実行する。
制御部45は、仲介プログラム44aを実行することによって、F/Wアップデートを実行するF/Wアップデート部45aを実現する。
情報処理システム10における仲介装置の構成は、仲介装置40の構成と同様である。
次に、情報処理システム10の動作について説明する。
まず、デバイス情報24fを更新する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
仲介無画像形成装置は、自身にインストールされているファームウェアのリリースタイプおよびF/Wバージョンなど、自身に関する種々の情報を、例えば1日1回など、定期的に機器管理システム20に送信する。また、仲介無画像形成装置は、自身にインストールされているファームウェアのリリースタイプおよびF/Wバージョンなど、自身に関する種々の情報を、機器管理システム20との接続を開始した時点でも、機器管理システム20に送信する。したがって、機器管理システム20の装置管理部25fは、仲介無画像形成装置から情報が送信されてくる度に、仲介無画像形成装置から送信されてきた情報によってデバイス情報24fを更新する。
また、仲介装置は、自身が管理している仲介有画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプおよびF/Wバージョンなど、この仲介有画像形成装置に関する種々の情報を、この仲介有画像形成装置から、例えば1日1回など、定期的に取得し、取得する度に、取得した情報を機器管理システム20に送信する。したがって、機器管理システム20の装置管理部25fは、仲介装置から情報が送信されてくる度に、仲介装置から送信されてきた情報によってデバイス情報24fを更新する。
次に、利用者によってログインされる場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図13は、利用者によってログインされる場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20の利用者は、機器管理システム20へのログインの依頼を利用者端末を介して機器管理システム20に送信することができる。ここで、この依頼には、機器管理システム20の利用者の認証に必要な情報が含まれている。機器管理システム20の制御部25は、機器管理システム20へのログインの依頼を受信すると、図13に示す動作を実行する。
図13に示すように、ログイン処理部25aは、機器管理システム20へのログインの依頼に含まれている、機器管理システム20の利用者の認証に必要な情報が認証情報24bに含まれているか否かを判断する(S101)。
ログイン処理部25aは、機器管理システム20へのログインの依頼に含まれている情報が認証情報24bに含まれているとS101において判断すると、機器管理システム20へのログインの依頼の送信元の利用者端末にログインの成功を返信して(S102)、図13に示す動作を終了する。
ログイン処理部25aは、機器管理システム20へのログインの依頼に含まれている情報が認証情報24bに含まれていないとS101において判断すると、機器管理システム20へのログインの依頼の送信元の利用者端末にログインの失敗を返信して(S103)、図13に示す動作を終了する。
次に、F/Wパッケージを管理する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図14は、F/Wパッケージを管理する場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図15は、図14に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、F/Wパッケージを管理するための画面(以下「パッケージ管理画面」という。)の表示の依頼(以下「パッケージ管理画面表示依頼」という。)を利用者端末(以下、図14および図15の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の制御部25は、パッケージ管理画面表示依頼を受信すると、図14および図15に示す動作を実行する。
図14および図15に示すように、パッケージ管理部25bは、パッケージ管理画面表示依頼を送信した利用者(以下、図14および図15の説明において「依頼者」という。)の権限がサービスパーソン以上であるか否かを、この依頼者の利用者IDと、認可情報24cとに基づいて判断する(S121)。ここで、サービスパーソン以上の権限には、例えば、ディーラー側サービスパーソンの権限と、販売会社側サービスパーソンの権限と、管理者以上の権限とが含まれる。管理者以上の権限には、例えば、ディーラー側サービスパーソンの権限よりも上位の権限である、ディーラー側管理者の権限と、ディーラー側管理者の権限、および、販売会社側サービスパーソンの権限よりも上位の権限である、販売会社側管理者の権限と、販売会社側管理者の権限よりも上位の権限である、システム管理者の権限とが含まれる。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限がサービスパーソン以上ではないとS121において判断すると、パッケージ管理画面の表示の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S122)、図14および図15に示す動作を終了する。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限がサービスパーソン以上であるとS121において判断すると、対象の利用者端末にパッケージ管理画面のデータを送信することによって、対象の利用者端末にパッケージ管理画面を表示させる(S123)。
図16は、図14および図15に示す動作において利用者端末に表示されるパッケージ管理画面510の一例を示す図である。
図16に示すように、パッケージ管理画面510は、記憶部24に記憶されているF/Wパッケージの一覧を示すリスト511と、機器管理システム20にF/Wパッケージをアップロードするためのアップロードボタン512と、リスト511において選択されているF/Wパッケージを機器管理システム20から削除するための削除ボタン513と、リスト511において選択されているF/Wパッケージをパブリッシュするパブリッシュボタン514と、リスト511において選択されているF/Wパッケージをアンパブリッシュするアンパブリッシュボタン515とを含んでいる。
リスト511は、パッケージIDと、F/Wパッケージ内のファームウェアのリリースタイプ、F/Wバージョンおよび対象モデルと、パブリッシュされているか否かを示すパブリッシュ状態とをF/Wパッケージ毎に含んでいる。
削除ボタン513、パブリッシュボタン514およびアンパブリッシュボタン515は、リスト511において少なくとも1つのF/Wパッケージが選択されている場合にのみ、操作されることが可能である。
図14および図15に示すように、パッケージ管理部25bは、S123の処理の後、アップロードボタン512が押されたか否かを判断する(S124)。
パッケージ管理部25bは、アップロードボタン512が押されたとS124において判断すると、依頼者の権限が管理者以上であるか否かを、この依頼者の利用者IDと、認可情報24cとに基づいて判断する(S125)。ここで、管理者以上の権限には、例えば、ディーラー側管理者の権限と、ディーラー側管理者の権限よりも上位の権限である、販売会社側管理者の権限と、販売会社側管理者の権限よりも上位の権限である、システム管理者の権限とが含まれる。一方、管理者以上の権限には、例えば、ディーラー側サービスパーソンの権限と、販売会社側サービスパーソンの権限とが含まれない。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS125において判断すると、F/Wパッケージに対するアップロードの権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S126)、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上であるとS125において判断すると、アップロードされるF/Wパッケージを利用者に指定させるパッケージ指定画面を対象の利用者端末に表示させる(S127)。ここで、パッケージ指定画面は、F/Wパッケージが指定されることによって閉じられる画面である。
パッケージ管理部25bは、S127の処理の後、パッケージ指定画面においてF/Wパッケージが指定されたと判断するまで、パッケージ指定画面においてF/Wパッケージが指定されたか否かを判断する(S128)。
パッケージ管理部25bは、パッケージ指定画面においてF/Wパッケージが指定されたとS128において判断すると、パッケージ指定画面において指定されたF/Wパッケージのアップロードを受け付ける(S129)。すなわち、パッケージ管理部25bは、パッケージ指定画面において指定されたF/Wパッケージを記憶部24に記憶する。
パッケージ管理部25bは、S129の処理の後、リスト511に示される情報が最新の情報になるようにパッケージ管理画面を更新して(S130)、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、アップロードボタン512が押されていないとS124において判断すると、削除ボタン513が押されたか否かを判断する(S131)。
自動アップデート部25dは、削除ボタン513が押されたとS131において判断されると、依頼者の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S132)。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS132において判断すると、F/Wパッケージに対する削除の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S133)、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上であるとS132において判断すると、自動F/Wアップデートに影響があることを通知するための画面(以下「影響通知画面」という。)を対象の利用者端末に表示させる(S134)。
図17は、図14および図15に示す動作において利用者端末に表示される影響通知画面520の一例を示す図である。
図17に示すように、影響通知画面520は、自動F/Wアップデートに影響があることを示すメッセージ521と、処理の続行を指示するためのOKボタン522と、処理の中止を指示するためのNGボタン523とを含んでいる。影響通知画面520は、OKボタン522またはNGボタン523が押されることによって閉じられる画面である。
図14および図15に示すように、自動アップデート部25dは、S134の処理の後、影響通知画面においてOKボタンが押されたか否かを判断する(S135)。
自動アップデート部25dは、影響通知画面においてOKボタンが押されていないとS135において判断すると、影響通知画面においてNGボタンが押されたか否かを判断する(S136)。
自動アップデート部25dは、影響通知画面においてNGボタンが押されていないとS136において判断すると、S135の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、影響通知画面においてOKボタンが押されたとS135において判断されると、削除ボタン513が押された時点でリスト511において選択されていたF/Wパッケージを記憶部24から削除する(S137)。
自動アップデート部25dは、S137の処理の後、S137において削除したF/Wパッケージを自動F/Wアップデートの対象とする自動F/Wアップデートプランの「有効/無効」項目の値を、自動F/Wアップデートプランが適切ではない状況であることを示す「Warning」に変更する(S138)。
次いで、自動アップデート部25dは、S137において削除したF/Wパッケージを自動F/Wアップデートの対象とする自動F/Wアップデートプランに関連する自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S139)、S130の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、影響通知画面においてNGボタンが押されたとS136において判断されるか、削除ボタン513が押されていないとS131において判断すると、パブリッシュボタン514が押されたか否かを判断する(S140)。
パッケージ管理部25bは、パブリッシュボタン514が押されたとS140において判断すると、依頼者の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S141)。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS141において判断すると、F/Wパッケージに対するパブリッシュの権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S142)、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上であるとS141において判断すると、パブリッシュボタン514が押された時点でリスト511において選択されていたF/Wパッケージをパブリッシュする(S143)。
パッケージ管理部25bは、S143の処理の後、S130の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、パブリッシュボタン514が押されていないとS140において判断すると、アンパブリッシュボタン515が押されたか否かを判断する(S144)。
自動アップデート部25dは、アンパブリッシュボタン515が押されたとS144において判断されると、依頼者の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S145)。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS145において判断すると、F/Wパッケージに対するアンパブリッシュの権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S146)、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、依頼者の権限が管理者以上であるとS145において判断すると、S134の処理と同様に、影響通知画面を対象の利用者端末に表示させる(S147)。
自動アップデート部25dは、S147の処理の後、影響通知画面においてOKボタンが押されたか否かを判断する(S148)。
自動アップデート部25dは、影響通知画面においてOKボタンが押されていないとS148において判断すると、影響通知画面においてNGボタンが押されたか否かを判断する(S149)。
自動アップデート部25dは、影響通知画面においてNGボタンが押されていないとS149において判断すると、S148の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、影響通知画面においてOKボタンが押されたとS148において判断されると、アンパブリッシュボタン515が押された時点でリスト511において選択されていたF/Wパッケージをアンパブリッシュする(S150)。
自動アップデート部25dは、S150の処理の後、S150においてアンパブリッシュしたF/Wパッケージを自動F/Wアップデートの対象とする自動F/Wアップデートプランの「有効/無効」項目の値を「Warning」に変更する(S151)。
次いで、自動アップデート部25dは、S150においてアンパブリッシュしたF/Wパッケージを自動F/Wアップデートの対象とする自動F/Wアップデートプランに関連する自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S152)、S130の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、アンパブリッシュボタン515が押されていないとS144において判断するか、影響通知画面においてNGボタンが押されたとS149において判断すると、パッケージ管理画面510が閉じられたか否かを判断する(S153)。
パッケージ管理部25bは、パッケージ管理画面510が閉じられていないとS153において判断すると、S124の処理を実行する。
パッケージ管理部25bは、パッケージ管理画面510が閉じられたとS153において判断すると、図14および図15に示す動作を終了する。
次に、手動F/Wアップデートを実行する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図18は、手動F/Wアップデートを実行する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、手動F/Wアップデートの設定の依頼(以下「手動F/Wアップデート設定依頼」という。)を利用者端末(以下、図18の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の手動アップデート部25cは、手動F/Wアップデート設定依頼を受信すると、図18に示す動作を実行する。
図18に示すように、手動アップデート部25cは、手動F/Wアップデート設定依頼を送信した利用者(以下、図18の説明において「依頼者」という。)の権限がサービスパーソン以上であるか否かを、S121の処理と同様にして判断する(S161)。
手動アップデート部25cは、依頼者の権限がサービスパーソン以上ではないとS161において判断すると、手動F/Wアップデートの設定の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S162)、図18に示す動作を終了する。
手動アップデート部25cは、依頼者の権限がサービスパーソン以上であるとS161において判断すると、手動F/Wアップデートの設定の画面(以下「手動F/Wアップデート設定画面」という。)のデータを対象の利用者端末に送信することによって、対象の利用者端末に手動F/Wアップデート設定画面を表示させる(S163)。
図19は、図18に示す動作において利用者端末に表示される手動F/Wアップデート設定画面530の一例を示す図である。
図19に示すように、手動F/Wアップデート設定画面530は、手動F/Wアップデートの対象の画像形成装置を選択するためのドロップダウンリスト531と、手動F/Wアップデートの対象のF/Wパッケージを選択するためのドロップダウンリスト532と、それぞれ手動F/Wアップデートの実行予定時刻の「年」、「月」、「日」、「時」、「分」を選択するためのドロップダウンリスト533a、533b、533c、533d、533eと、手動F/Wアップデート設定画面530における設定をキャンセルするためのキャンセルボタン534と、手動F/Wアップデート設定画面530における設定を実行するための実行ボタン535とを含んでいる。ドロップダウンリスト531において、画像形成装置は機器IDによって表されている。ドロップダウンリスト532において、F/WパッケージはパッケージIDによって表されている。手動F/Wアップデート設定画面530は、キャンセルボタン534または実行ボタン535が押されることによって閉じられる画面である。
図18に示すように、手動アップデート部25cは、S163の処理の後、キャンセルボタン534が押されたか否かを判断する(S164)。
手動アップデート部25cは、キャンセルボタン534が押されたとS164において判断すると、図18に示す動作を終了する。
手動アップデート部25cは、キャンセルボタン534が押されていないとS164において判断すると、実行ボタン535が押されたか否かを判断する(S165)。
手動アップデート部25cは、実行ボタン535が押されていないとS165において判断すると、S164の処理を実行する。
手動アップデート部25cは、実行ボタン535が押されたとS165において判断すると、実行ボタン535が押された時点でドロップダウンリスト531によって指定されていた画像形成装置に対して、実行ボタン535が押された時点でドロップダウンリスト532によって指定されていたF/Wパッケージを使用して実行する手動F/Wアップデートタスクを、実行ボタン535が押された時点でドロップダウンリスト533a、533b、533c、533d、533eによって指定されていた実行予定時刻を設定して記憶部24上に生成する(S166)。
手動アップデート部25cは、S166の処理の後、S166において生成した手動F/Wアップデートタスクの情報をタスク情報24nに追加する(S167)。ここで、手動アップデート部25cは、S167においてタスク情報24nに情報を追加する際に、追加する情報において「Status」項目の値として「保留中」を入れる。
手動アップデート部25cは、S167の処理の後、図18に示す動作を終了する。
次に、自動F/Wアップデートグループ設定が編集される場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図20は、自動F/Wアップデートグループ設定が編集される場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図21は、図20に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、グループ情報24eに示される特定の1つのグループの自動F/Wアップデートグループ設定の編集の開始の依頼(以下「グループ設定編集開始依頼」という。)を利用者端末(以下、図20および図21の説明と、後述の図23の説明とにおいて「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の制御部25は、グループ設定編集開始依頼を受信すると、図20および図21に示す動作を実行する。
図20および図21に示すように、自動アップデート部25dは、グループ設定編集開始依頼を送信した利用者(以下、図20および図21の説明と、後述の図23の説明とにおいて「依頼者」という。)の権限がサービスパーソン以上であるか否かを、S121の処理と同様にして判断する(S181)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限がサービスパーソン以上であるとS181において判断すると、グループ設定編集開始依頼の対象のグループが依頼者の権限の範囲内であるか否かを判断する(S182)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限がサービスパーソン以上ではないとS181において判断するか、グループ設定編集開始依頼の対象のグループが依頼者の権限の範囲内ではないとS182において判断すると、グループ設定編集開始依頼の対象のグループに対する自動F/Wアップデートグループ設定の編集の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S183)、図20および図21に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、グループ設定編集開始依頼の対象のグループが依頼者の権限の範囲内であるとS182において判断すると、自動F/Wアップデートグループ設定の編集のための画面(以下「グループ設定編集画面」という。)のデータを対象の利用者端末に送信することによって、対象の利用者端末にグループ設定編集画面を表示させる(S184)。
図22は、図20および図21に示す動作において利用者端末に表示されるグループ設定編集画面600の一例を示す図である。
図22に示すように、グループ設定編集画面600は、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目を編集するための領域610と、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目を編集するための領域630と、自動F/Wアップデートグループ設定における「事前印刷設定」項目を編集するための領域660と、グループ設定編集画面600における編集をキャンセルするためのキャンセルボタン671と、グループ設定編集画面600において編集した内容を保存するための保存ボタン672とを含んでいる。
領域610は、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値として「ON」を指定するためのラジオボタン611と、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値として「OFF」を指定するためのラジオボタン612と、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値として「選択」を指定するためのラジオボタン613と、ラジオボタン613が選択されている場合にのみ操作可能である領域620とを含んでいる。ラジオボタン611~613は、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域620は、自動F/Wアップデートグループ設定における「プラン許可/禁止」項目を編集するための領域621と、自動F/Wアップデートグループ設定における「通知設定」項目を編集するための領域622と、F/Wアップデートのテストを実行するための領域623とを含んでいる。
領域621は、自動F/Wアップデートグループ設定における「プラン許可/禁止」項目に設定される自動F/Wアップデートプランの一覧を示すリスト621aと、リスト621aに示される自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートを許可することを示す「許可」を指定するためのラジオボタン621bと、リスト621aに示される自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートを許可しないことを示す「禁止」を指定するためのラジオボタン621cとを含んでいる。リスト621aにおいて、自動F/WアップデートプランはプランIDによって表されている。自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートプランが有効、無効およびWarningのいずれの状態であるかにかかわらず、グループ設定編集画面600の対象のグループが自動F/Wアップデートの対象である自動F/Wアップデートプランをリスト621aに示す。ラジオボタン621bおよびラジオボタン621cは、リスト621aに示される自動F/Wアップデートプラン毎に配置されている。ラジオボタン621bおよびラジオボタン621cは、自動F/Wアップデートプラン毎に、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域622は、自動F/Wアップデートグループ設定における「通知設定」項目に設定されることが可能である利用者の一覧を示すリスト622aと、リスト622aに追加する利用者を選択するためのドロップダウンリスト622bと、ドロップダウンリスト622bにおいて選択された利用者をリスト622aに追加するための追加ボタン622cと、リスト622aにおいて選択されている利用者をリスト622aから削除するための削除ボタン622dとを含んでいる。リスト622aおよびドロップダウンリスト622bにおいて、利用者は利用者IDによって表されている。自動アップデート部25dは、アドレス情報24dに含まれる利用者のみをドロップダウンリスト622bに表示可能である。
領域623は、F/Wアップデートのテストを実行する自動F/Wアップデートプランを選択するためのドロップダウンリスト623aと、F/Wアップデートのテストの対象の画像形成装置を選択するためのドロップダウンリスト623bと、F/Wアップデートのテストを実行するためのテスト実行ボタン623cとを含んでいる。ドロップダウンリスト623aにおいて、自動F/WアップデートプランはプランIDによって表されている。ドロップダウンリスト623bにおいて、画像形成装置は機器IDによって表されている。自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートプランが有効、無効およびWarningのいずれの状態であるかにかかわらず、グループ設定編集画面600の対象のグループが自動F/Wアップデートの対象である自動F/Wアップデートプランのみをドロップダウンリスト623aに表示可能である。自動アップデート部25dは、グループ設定編集画面600の対象のグループに所属する画像形成装置のうち、ドロップダウンリスト623aによって選択されている自動F/Wアップデートプランの対象のF/Wパッケージの対象モデルの画像形成装置のみをデバイス情報24fに基づいてドロップダウンリスト623bに表示可能である。
領域630は、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「日設定」項目を編集するための領域640と、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「時間帯設定」項目を編集するための領域650とを含んでいる。
領域640は、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「日設定」項目の値として「毎日」を指定するためのラジオボタン641と、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「日設定」項目の値として「曜日指定」を指定するためのラジオボタン642と、ラジオボタン642が選択されている場合にのみ操作可能である領域643とを含んでいる。ラジオボタン641および642は、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。領域643は、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「日設定」項目の値としてそれぞれ「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、「日」を指定するためのチェックボックス643a、643b、643c、643d、643e、643f、643gを含んでいる。
領域650は、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「時間帯設定」項目の値である時間帯の始期を指定するためのドロップダウンリスト651と、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目の「時間帯設定」項目の値である時間帯の終期を指定するためのドロップダウンリスト652とを含んでいる。
領域660は、自動F/Wアップデートグループ設定における「事前印刷設定」項目の「事前印刷有無」項目を編集するための領域661と、自動F/Wアップデートグループ設定における「事前印刷設定」項目の「言語設定」項目を編集するための領域662とを含んでいる。
領域661は、自動F/Wアップデートグループ設定における「事前印刷設定」項目の「事前印刷有無」項目の値として、それぞれ、「ON」、「OFF」を指定するためのラジオボタン661a、661bを含んでいる。ラジオボタン661aおよび661bは、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域662は、自動F/Wアップデートグループ設定における「事前印刷設定」項目の「言語設定」項目の値を指定するためのドロップダウンリスト662aを含んでいる。自動アップデート部25dは、グループ設定編集画面600の対象のグループが所属するデリゲーティッドグループに言語設定24gにおいて設定されている言語を示す「所属するデリゲーティッドグループに設定されている言語」と、特定のいくつかの言語とをドロップダウンリスト662aに表示可能である。
図20および図21に示すように、自動アップデート部25dは、S184の処理の後、テスト実行ボタン623cが押されたか否かを判断する(S185)。
自動アップデート部25dは、テスト実行ボタン623cが押されたとS185において判断すると、テスト実行ボタン623cが押された時点でドロップダウンリスト623bにおいて選択されていた画像形成装置に対して、テスト実行ボタン623cが押された時点でドロップダウンリスト623aにおいて選択されていた自動F/Wアップデートプランの対象のF/Wパッケージを使用して、F/Wアップデートのテストの実行を開始する(S186)。
自動アップデート部25dは、テスト実行ボタン623cが押されていないとS185において判断するか、S186の処理が終了すると、キャンセルボタン671が押されたか否かを判断する(S187)。
自動アップデート部25dは、キャンセルボタン671が押されていないとS187において判断すると、保存ボタン672が押されたか否かを判断する(S188)。
自動アップデート部25dは、保存ボタン672が押されていないとS188において判断すると、S185の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、保存ボタン672が押されたとS188において判断すると、保存ボタン672が押された時点でグループ設定編集画面600において編集されていた内容を自動F/Wアップデートグループ設定として記憶部24に保存する(S189)。ここで、自動アップデート部25dは、保存ボタン672が押された時点でグループ設定編集画面600においてラジオボタン613が選択されていない場合、S189において保存する自動F/Wアップデートグループ設定に「プラン許可/禁止」項目および「通知設定」項目の値を記憶しない。
自動アップデート部25dは、S189の処理の後、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定が新規に作成されたものではない、すなわち、既存の自動F/Wアップデートグループ設定が編集されたものである場合に、S189における保存によって自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目または「事前印刷設定」項目の値が変更されたか否かを判断する(S190)。
自動アップデート部25dは、S189における保存によって自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目および「事前印刷設定」項目のいずれの値も変更されていないとS190において判断すると、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」であるか否かを判断する(S191)。
自動アップデート部25dは、S189における保存によって自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目または「事前印刷設定」項目の値が変更されたとS190において判断するか、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」であるとS191において判断すると、グループ設定編集画面600の対象のグループを対象にする自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定する(S192)。
自動アップデート部25dは、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」ではないとS191において判断すると、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」である自動F/Wアップデートプランが存在するか否かを判断する(S193)。
自動アップデート部25dは、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」である自動F/Wアップデートプランが存在するとS193において判断すると、グループ設定編集画面600の対象のグループを対象にする自動F/Wアップデートタスクのうち、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」である自動F/Wアップデートプランに関連する自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定する(S194)。
自動アップデート部25dは、キャンセルボタン671が押されたとS187において判断するか、S189において保存した自動F/Wアップデートグループ設定において「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」である自動F/Wアップデートプランが存在しないとS193において判断するか、S192またはS194の処理が終了すると、対象の利用者端末にグループ設定編集画面600の表示を終了させて(S195)、図20および図21に示す動作を終了する。
なお、図20および図21に示す動作は、特定の1つのグループの自動F/Wアップデートグループ設定を編集する場合の機器管理システム20の動作である。しかしながら、機器管理システム20は、同様にして、複数のグループの自動F/Wアップデートグループ設定を同時に編集することが可能である。
図23は、F/Wアップデートのテストを実行する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
自動アップデート部25dは、図20および図21に示すS186の処理を実行すると、図23に示すように、F/Wアップデートのテストの進捗状況を示すテスト進捗状況画面を対象の利用者端末に表示させる(S201)。ここで、自動アップデート部25dは、以降、F/Wアップデートのテストの進捗状況を、例えば、進捗状況に変化が生じたタイミングなどの適切なタイミングでテスト進捗状況画面に示す。なお、テスト進捗状況画面は、対象の利用者端末の利用者によって閉じられることが可能である。
自動アップデート部25dは、S201の処理の後、テスト実行ボタン623cが押された時点でドロップダウンリスト623bにおいて選択されていた画像形成装置に対して、テスト実行ボタン623cが押された時点でドロップダウンリスト623aにおいて選択されていた自動F/Wアップデートプランの対象のF/Wパッケージを使用して実行するテストF/Wアップデートタスクを記憶部24上に生成する(S202)。ここで、テストF/Wアップデートタスクは、対象の画像形成装置におけるF/Wアップデートが実行可能である場合に、即座に実行されるF/Wアップデートタスクである。したがって、自動アップデート部25dは、テストF/Wアップデートタスクに具体的な実行予定時刻を設定しない。
自動アップデート部25dは、S202の処理の後、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの情報をタスク情報24nに追加する(S203)。ここで、自動アップデート部25dは、S203においてタスク情報24nに情報を追加する際に、追加する情報において「Status」項目の値として「保留中」を入れる。
自動アップデート部25dは、S203の処理の後、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行が終了したと判断するまで、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行が終了したか否かを判断する(S204)。ここで、自動アップデート部25dは、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクに関してタスク情報24nの「Status」項目の値が「キャンセル」、「成功」または「失敗」になった場合に、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行が終了したと判断する。
自動アップデート部25dは、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行が終了したとS204において判断すると、テスト進捗状況画面が閉じられているか否かを判断する(S205)。
自動アップデート部25dは、テスト進捗状況画面が閉じられていないとS205において判断すると、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行によるアップデートの結果をテスト進捗状況画面に表示する(S206)。
自動アップデート部25dは、テスト進捗状況画面が閉じられているとS205において判断するか、S206の処理が終了すると、S202において生成したテストF/Wアップデートタスクの実行によるアップデートの結果を、アドレス情報24dに記憶されている、依頼者の電子メールアドレスに通知して(S207)、図23に示す動作を終了する。
S206においてテスト進捗状況画面に表示された結果、または、S207において通知された結果を確認した利用者は、例えば、S206においてテスト進捗状況画面に表示された結果、または、S207において通知された結果において、アップデートが成功している場合、テストの対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値をグループ設定編集画面を介して「許可」に設定することができるし、S206においてテスト進捗状況画面に表示された結果、または、S207において通知された結果において、アップデートが失敗している場合、テストの対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値をグループ設定編集画面を介して「禁止」に設定することができる。
次に、自動F/Wアップデートプランが編集される場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図24は、自動F/Wアップデートプランが編集される場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図25は、図24に示すフローチャートの続きのフローチャートである。図26は、図25に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、自動F/Wアップデートプランの編集の開始の依頼(以下「プラン編集開始依頼」という。)を利用者端末(以下、図24~図26の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の制御部25は、プラン編集開始依頼を受信すると、図24~図26に示す動作を実行する。
図24~図26に示すように、自動アップデート部25dは、プラン編集開始依頼を送信した利用者(以下、図24~図26の説明において「依頼者」という。)の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S221)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS221において判断すると、自動F/Wアップデートプランの編集の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S222)、図24~図26に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上であるとS221において判断すると、自動F/Wアップデートプランの編集のための画面(以下「プラン編集画面」という。)のデータを対象の利用者端末に送信することによって、対象の利用者端末にプラン編集画面を表示させる(S223)。
図27は、図24~図26に示す動作において利用者端末に表示されるプラン編集画面700の一例を示す図である。
図27に示すように、プラン編集画面700は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目を編集するための領域710と、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目を編集するための領域720と、自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目を編集するための領域760と、自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目を編集するための領域770と、プラン編集画面700における編集をキャンセルするためのキャンセルボタン781と、プラン編集画面700において編集した内容を保存するための保存ボタン782とを含んでいる。
領域710は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目に設定されるF/Wパッケージを選択するためのドロップダウンリスト711を含んでいる。ドロップダウンリスト711において、F/WパッケージはパッケージIDによって表されている。自動アップデート部25dは、機器管理システム20にアップロードされたF/Wパッケージ、すなわち、記憶部24に記憶されているF/Wパッケージのうち、パブリッシュされていて、ファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるF/Wパッケージのみを、ドロップダウンリスト711に表示可能である。
領域720は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目の値として「All Accessible」を指定するためのラジオボタン721と、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目の値として「Exclusively Managed」を指定するためのラジオボタン722と、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目の値として「Off」を指定するためのラジオボタン723と、ラジオボタン721が選択されている場合にのみ操作可能である領域730と、ラジオボタン722が選択されている場合にのみ操作可能である領域740と、ラジオボタン723が選択されている場合にのみ操作可能である領域750とを含んでいる。ラジオボタン721~723は、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域730は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目に「All Accessible」が指定される場合に「対象グループ」項目に設定されるデリゲーティッドグループを選択するためのドロップダウンリスト731を含んでいる。ドロップダウンリスト731において、デリゲーティッドグループはグループIDによって表されている。自動アップデート部25dは、依頼者の権限の範囲内のデリゲーティッドグループのみを、グループ情報24eに基づいてドロップダウンリスト731に表示可能である。
領域740は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目に「Exclusively Managed」が指定される場合に「対象グループ」項目に設定されるデリゲーティッドグループを選択するためのドロップダウンリスト741を含んでいる。ドロップダウンリスト741において、デリゲーティッドグループはグループIDによって表されている。自動アップデート部25dは、依頼者の権限の範囲内のデリゲーティッドグループのみを、グループ情報24eに基づいてドロップダウンリスト741に表示可能である。
領域750は、自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目に「Off」が指定される場合に「対象グループ」項目に設定されることが可能であるグループの一覧を示すリスト751と、リスト751に示されるグループを選択することを示す「選択」を指定するためのラジオボタン752と、リスト751に示されるグループを選択しないことを示す「非選択」を指定するためのラジオボタン753とを含んでいる。リスト751において、グループはグループIDによって表されている。自動アップデート部25dは、依頼者の権限の範囲内のグループをグループ情報24eに基づいてリスト751に示す。ラジオボタン752およびラジオボタン753は、リスト751に示されるグループ毎に配置されている。ラジオボタン752およびラジオボタン753は、グループ毎に、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域760は、自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目の値として「早急にアップデート」を指定するためのラジオボタン761と、自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目の値として「徐々にアップデート」を指定するためのラジオボタン762とを含んでいる。ラジオボタン761~762は、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
領域770は、自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値として「有効」を指定するためのラジオボタン771と、自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値として「無効」を指定するためのラジオボタン772とを含んでいる。ラジオボタン771~772は、常にいずれか1つのみが選択された状態になる。
図24~図26に示すように、自動アップデート部25dは、S223の処理の後、キャンセルボタン781が押されたか否かを判断する(S224)。
自動アップデート部25dは、キャンセルボタン781が押されていないとS224において判断すると、保存ボタン782が押されたか否かを判断する(S225)。
自動アップデート部25dは、保存ボタン782が押されていないとS225において判断すると、S224の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、保存ボタン782が押されたとS225において判断すると、保存ボタン782が押された時点でプラン編集画面700において編集されていた内容を自動F/Wアップデートプランとして記憶部24に保存する(S226)。
自動アップデート部25dは、S226の処理の後、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目に示されている情報に基づいて、自動F/Wアップデートの対象のグループを特定する(S227)。
自動アップデート部25dは、S227の処理の後、S226において保存した自動F/Wアップデートプランが新規に作成されたものであるか否かを判断する(S228)。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランが新規に作成されたものであるとS228において判断すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値が「有効」であるか否かを判断する(S229)。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値が「有効」であるとS229において判断すると、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するか否かを判断する(S230)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するとS230において判断すると、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「通知設定」項目に示されている利用者の、アドレス情報24dに記憶されている電子メールアドレスに、S226において保存した自動F/Wアップデートプランが新たに作成された旨を通知する(S231)。したがって、S231における通知を受けた利用者は、例えば、S227において特定された自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、S226において保存された自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値をグループ設定編集画面を介して「許可」に設定することができる。なお、自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「通知設定」項目に示されている利用者の電子メールアドレスにS231において電子メールを通知する場合、この自動F/Wアップデートグループ設定のグループ設定編集画面のページのURL(Uniform Resource Locator)のリンクを、この電子メールに付与する。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランが新規に作成されたものではない、すなわち、既存の自動F/Wアップデートプランが編集されたものであるとS228において判断すると、フラグ1~6を全て倒す(S232)。
次いで、自動アップデート部25dは、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目の値が変更されたか否かを判断する(S233)。
自動アップデート部25dは、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目の値が変更されたとS233において判断すると、フラグ1を立てる(S234)。
次いで、自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するか否かを判断する(S235)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するとS235において判断すると、フラグ2、4を立てる(S236)。
自動アップデート部25dは、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目の値が変更されていないとS233において判断するか、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在しないとS235において判断するか、S236の処理が終了すると、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たにグループが追加されたか否かを判断する(S237)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たにグループが追加されたとS237において判断すると、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たに追加されたグループに、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが存在するか否かを判断する(S238)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たに追加されたグループに、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが存在するとS238において判断すると、フラグ3を立てる(S239)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たにグループが追加されていないとS237において判断するか、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たに追加されたグループに、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが存在しないとS238において判断するか、S239の処理が終了すると、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目の値が変更されたか否かを判断する(S240)。
自動アップデート部25dは、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目の値が変更されたとS240において判断すると、フラグ1を立てる(S241)。
次いで、自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するか否かを判断する(S242)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するとS242において判断すると、フラグ2、5を立てる(S243)。
自動アップデート部25dは、S226における保存によって自動F/Wアップデートプランにおける「自動F/Wアップデートモード」項目の値が変更されていないとS240において判断するか、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在しないとS242において判断するか、S243の処理が終了すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「有効」に変更されたか否かを判断する(S244)。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「有効」に変更されたとS244において判断すると、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するか否かを判断する(S245)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するとS245において判断すると、フラグ6を立てる(S246)。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「有効」に変更されていないとS244において判断すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「無効」に変更されたか否かを判断する(S247)。
自動アップデート部25dは、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「無効」に変更されたとS247において判断すると、フラグ1を立てる(S248)。
次いで、自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するか否かを判断する(S249)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在するとS249において判断すると、フラグ2を立てる(S250)。
自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在しないとS245において判断するか、S246の処理が終了するか、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値がS226における保存によって「無効」に変更されていないとS247において判断するか、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在しないとS249において判断するか、S250の処理が終了すると、フラグ2が立っているか否かを判断する(S251)。
自動アップデート部25dは、フラグ2が立っているとS251において判断すると、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、S226において保存した自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値を「禁止」に設定する(S252)。
自動アップデート部25dは、フラグ2が立っていないとS251において判断するか、S252の処理が終了すると、フラグ1が立っているか否かを判断する(S253)。
自動アップデート部25dは、フラグ1が立っているとS253において判断すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランに関連する自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定する(S254)。
自動アップデート部25dは、フラグ1が立っていないとS253において判断するか、S254の処理が終了すると、フラグ3が立っているか否かを判断する(S255)。
自動アップデート部25dは、フラグ3が立っているとS255において判断すると、自動F/Wアップデートの対象のグループにS226における保存によって新たに追加されたグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「通知設定」項目に示されている利用者の、アドレス情報24dに記憶されている電子メールアドレスに、このグループが、S226において保存した自動F/Wアップデートプランに新たに追加された旨を通知する(S256)。したがって、S256における通知を受けた利用者は、例えば、S227において特定された自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、S226において保存された自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値をグループ設定編集画面を介して「許可」に設定することができる。なお、自動アップデート部25dは、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「通知設定」項目に示されている利用者の電子メールアドレスにS256において電子メールを通知する場合、この自動F/Wアップデートグループ設定のグループ設定編集画面のページのURLのリンクを、この電子メールに付与する。
自動アップデート部25dは、フラグ3が立っていないとS255において判断するか、S256の処理が終了すると、フラグ4~6のいずれかが立っているか否かを判断する(S257)。
自動アップデート部25dは、フラグ4~6のいずれかが立っているとS257において判断すると、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「通知設定」項目に示されている利用者の、アドレス情報24dに記憶されている電子メールアドレス宛ての電子メールを作成する(S258)。なお、自動アップデート部25dは、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定のグループ設定編集画面のページのURLのリンクを、この電子メールに付与する。
自動アップデート部25dは、S258の処理が終了すると、フラグ4が立っているか否かを判断する(S259)。
自動アップデート部25dは、フラグ4が立っているとS259において判断すると、S226において保存した自動F/WアップデートプランにおいてF/Wパッケージが変更された旨を、S258において作成した電子メールの本文に追加する(S260)。
自動アップデート部25dは、フラグ4が立っていないとS259において判断するか、S260の処理が終了すると、フラグ5が立っているか否かを判断する(S261)。
自動アップデート部25dは、フラグ5が立っているとS261において判断すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおいて自動F/Wアップデートモードが変更された旨を、S258において作成した電子メールの本文に追加する(S262)。
自動アップデート部25dは、フラグ5が立っていないとS261において判断するか、S262の処理が終了すると、フラグ6が立っているか否かを判断する(S263)。
自動アップデート部25dは、フラグ6が立っているとS263において判断すると、S226において保存した自動F/Wアップデートプランが「有効」に変更された旨を、S258において作成した電子メールの本文に追加する(S264)。
自動アップデート部25dは、フラグ6が立っていないとS263において判断するか、S264の処理が終了すると、S258において作成した電子メールを送信する(S265)。したがって、S265において送信された電子メールを受信した利用者は、例えば、S227において特定された自動F/Wアップデートの対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、S226において保存された自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値をグループ設定編集画面を介して「許可」に設定することができる。
自動アップデート部25dは、キャンセルボタン781が押されたとS224において判断するか、S226において保存した自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値が「有効」ではない、すなわち、「無効」であるとS229において判断するか、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であるグループが、S227において特定した自動F/Wアップデートの対象のグループに存在しないとS230において判断するか、S231の処理が終了するか、フラグ4~6のいずれも立っていないとS257において判断するか、S265の処理が終了すると、対象の利用者端末にプラン編集画面700の表示を終了させて(S266)、図24~図26に示す動作を終了する。
次に、自動F/Wアップデートプランを削除する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図28は、自動F/Wアップデートプランを削除する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、自動F/Wアップデートプランの削除の依頼(以下「プラン削除依頼」という。)を利用者端末(以下、図28の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20は、プラン削除依頼を受信すると、図28に示す動作を実行する。
図28に示すように、自動アップデート部25dは、プラン削除依頼を送信した利用者(以下、図28の説明において「依頼者」という。)の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S271)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS271において判断すると、自動F/Wアップデートプランの削除の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S272)、図28に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上であるとS271において判断すると、プラン削除依頼の対象の自動F/Wアップデートプランを記憶部24から削除する(S273)。
次いで、自動アップデート部25dは、S273において削除した自動F/Wアップデートプランにタスク情報24nにおいて関連付けられている自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S274)、図28に示す動作を終了する。
次に、自動F/Wアップデートの実行を開始する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図29は、自動F/Wアップデートの実行を開始する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
自動アップデート部25dは、「有効/無効」項目の値が「有効」である自動F/Wアップデートプランが記憶部24に新規に保存されると、この自動F/Wアップデートプラン(以下、図29の説明において「対象の自動F/Wアップデートプラン」という。)について図29に示す動作を実行する。また、自動アップデート部25dは、既存の自動F/Wアップデートプランの「有効/無効」項目の値が「有効」に変更された場合も、この自動F/Wアップデートプランについて図29に示す動作を実行する。なお、自動アップデート部25dは、既存の自動F/Wアップデートプランの「有効/無効」項目の値が「無効」に変更された場合、この自動F/Wアップデートプランについて図29に示す動作の実行を終了する。
図29に示すように、自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの対象のグループ(以下、図29の説明において単に「対象のグループ」という。)のうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」であるグループが存在するか否かを判断する(S276)。なお、自動アップデート部25dは、対象のグループを、対象の自動F/Wアップデートプランにおける「対象グループ」項目に示されている情報に基づいて特定する。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」であるグループが存在するとS276において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」であるグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S277)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」であるグループが存在しないとS276において判断するか、S277の処理が終了すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」であるグループが存在するか否かを判断する(S278)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」であるグループが存在するとS278において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」であるグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S279)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」であるグループが存在しないとS278において判断するか、S279の処理が終了すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」に変更されたグループが存在するか否かを判断する(S280)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」に変更されたグループが存在するとS280において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」に変更されたグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S281)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」に変更されたグループが存在しないとS280において判断するか、S281の処理が終了すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」に変更されたグループが存在するか否かを判断する(S282)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」に変更されたグループが存在するとS282において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」に変更されたグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S283)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」に変更されたグループが存在しないとS282において判断するか、S283の処理が終了すると、対象のグループに新たにグループが追加されたか否かを判断する(S284)。
自動アップデート部25dは、対象のグループに新たにグループが追加されたとS284において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」である新たなグループが存在するか否かを判断する(S285)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」である新たなグループが存在するとS285において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」である新たなグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S286)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「ON」である新たなグループが存在しないとS285において判断するか、S286の処理が終了すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」である新たなグループが存在するか否かを判断する(S287)。
自動アップデート部25dは、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」である新たなグループが存在するとS287において判断すると、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」である新たなグループに対して、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートの実行を開始する(S288)。
自動アップデート部25dは、対象のグループに新たにグループが追加されていないとS284において判断するか、対象のグループのうち、自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、自動F/Wアップデートグループ設定における、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「許可」である新たなグループが存在しないとS287において判断するか、S288の処理が終了すると、S280の処理を実行する。
次に、自動F/Wアップデートを実行する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図30は、自動F/Wアップデートを実行する場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図31は、図30に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
自動アップデート部25dは、グループと、自動F/Wアップデートプランとの組み合わせ毎に図30および図31に示す動作を実行する。なお、自動アップデート部25dは、図30および図31に示す動作の対象のグループ(以下、図30および図31の説明において単に「対象のグループ」という。)の自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」に変更された場合には、図30および図31に示す動作を終了する。また、自動アップデート部25dは、対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、この自動F/Wアップデートグループ設定における、図30および図31に示す動作の対象の自動F/Wアップデートプラン(以下、図30および図31の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートプラン」という。)に対する「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」に変更された場合にも、図30および図31に示す動作を終了する。また、自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートプランにおける「有効/無効」項目の値が「無効」に変更された場合にも、図30および図31に示す動作を終了する。
図30および図31に示すように、自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートプランの「自動F/Wアップデートモード」項目の値を判断する(S291)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートプランの「自動F/Wアップデートモード」項目の値が「徐々にアップデート」であるとS291において判断すると、対象のグループに所属する全ての画像形成装置のうち、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置を抽出する(S292)。ここで、自動アップデート部25dは、対象のグループに所属する画像形成装置をデバイス情報24fに基づいて判断する。
自動アップデート部25dは、S292の処理の後、S292において抽出した全ての画像形成装置のうち、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置を抽出する(S293)。
次いで、自動アップデート部25dは、S293において抽出した全ての画像形成装置のうち、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが、対象の自動F/Wアップデートプランにおける「対象F/Wパッケージ」項目に設定されているF/Wパッケージ内のファームウェア(以下、図30および図31の説明において単に「対象のファームウェア」という。)より古い画像形成装置を抽出する(S294)。
次いで、自動アップデート部25dは、S294において抽出した全ての画像形成装置に対して、F/Wアップデートが図8に示すように4週間掛けて実行されるように、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートタスクを、この自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻を設定して記憶部24上に生成する(S295)。ここで、自動アップデート部25dは、対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目に示される時間帯内で、自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻を設定する。
自動アップデート部25dは、S295の処理の後、S295において生成した自動F/Wアップデートタスクの情報をタスク情報24nに追加する(S296)。ここで、自動アップデート部25dは、S296においてタスク情報24nに情報を追加する際に、追加する情報において「Status」項目の値として「保留中」を入れる。
自動アップデート部25dは、S296の処理の後、直前のS295の処理の開始から4週間が経過したか否かを判断する(S297)。
自動アップデート部25dは、直前のS295の処理の開始から4週間が経過していないとS297において判断すると、直前のS295において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じたか否かを判断する(S298)。S298における「特定の原因によるキャンセル」には、自動F/Wアップデートグループ設定における「実行時間帯設定」項目または「事前印刷設定」項目の値が変更されたことによるキャンセル(S190でYESおよびS192)と、自動F/Wアップデートプランにおける対象F/Wパッケージの変更によるキャンセル(S233でYESおよびS254)と、自動F/Wアップデートプランにおける自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセル(S240でYESおよびS254)とが含まれる。
自動アップデート部25dは、直前のS295において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じたとS298において判断すると、S298において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルであるか否かを判断する(S299)。
自動アップデート部25dは、S298において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルであるとS299において判断すると、S291の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、S298において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルではないとS299において判断すると、S292の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、直前のS295において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じていないとS298において判断すると、S297の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートプランの「自動F/Wアップデートモード」項目の値が「早急にアップデート」であるとS291において判断するか、直前のS295の処理の開始から4週間が経過したとS297において判断すると、対象のグループに所属する全ての画像形成装置のうち、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置を抽出する(S300)。ここで、自動アップデート部25dは、対象のグループに所属する画像形成装置をデバイス情報24fに基づいて判断する。
自動アップデート部25dは、S300の処理の後、S300において抽出した全ての画像形成装置のうち、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置を抽出する(S301)。
次いで、自動アップデート部25dは、S301において抽出した全ての画像形成装置のうち、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが、対象のファームウェアより古い画像形成装置を抽出する(S302)。
次いで、自動アップデート部25dは、S302において抽出した全ての画像形成装置に対して、F/Wアップデートが1週間掛けて実行されるように、対象の自動F/Wアップデートプランに基づいた自動F/Wアップデートタスクを、この自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻を設定して記憶部24上に生成する(S303)。
自動アップデート部25dは、S303の処理の後、S303において生成した自動F/Wアップデートタスクの情報をタスク情報24nに追加する(S304)。ここで、自動アップデート部25dは、S304においてタスク情報24nに情報を追加する際に、追加する情報において「Status」項目の値として「保留中」を入れる。
自動アップデート部25dは、S304の処理の後、直前のS303の処理の開始から1週間が経過したか否かを判断する(S305)。
自動アップデート部25dは、直前のS303の処理の開始から1週間が経過していないとS305において判断すると、直前のS303において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じたか否かを判断する(S306)。S306における「特定の原因によるキャンセル」は、S298における「特定の原因によるキャンセル」と同一である。
自動アップデート部25dは、直前のS303において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じたとS306において判断すると、S306において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルであるか否かを判断する(S307)。
自動アップデート部25dは、S306において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルであるとS307において判断すると、S291の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、S306において生じたと判断したキャンセルが自動F/Wアップデートモードの変更によるキャンセルではないとS307において判断すると、S300の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、直前のS303において生成したいずれかの自動F/Wアップデートタスクに特定の原因によるキャンセルが生じていないとS306において判断すると、S305の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、直前のS303の処理の開始から1週間が経過したとS305において判断すると、S300の処理を実行する。
図30および図31において説明したように、「早急にアップデート」は、対象のグループの全ての画像形成装置に対して生成した自動F/Wアップデートタスクを1通り実行するサイクルの1つ分の長さが、1回目のサイクルから常に1週間である。「徐々にアップデート」は、サイクルの1つ分の長さが、1回目のサイクルは4週間であるが、2回目以降のサイクルから常に1週間である。
次に、自動F/Wアップデートタスクを管理する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図32は、自動F/Wアップデートタスクを管理する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、自動F/Wアップデートタスクを管理するための画面(以下「タスク管理画面」という。)の表示の依頼(以下「タスク管理画面表示依頼」という。)を利用者端末(以下、図32の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の自動アップデート部25dは、タスク管理画面表示依頼を受信すると、図32に示す動作を実行する。
図32に示すように、自動アップデート部25dは、対象の利用者端末にタスク管理画面のデータを送信することによって、対象の利用者端末にタスク管理画面を表示させる(S311)。
図33は、図32に示す動作において利用者端末に表示されるタスク管理画面810の一例を示す図である。
図33に示すように、タスク管理画面810は、記憶部24に記憶されている自動F/Wアップデートタスクの一覧を示すリスト811と、自動F/Wアップデートタスクを検索するための検索フィルターに使用されるテキストが入力されるテキストボックス812a、812b、812cおよび812dと、リスト811において選択されている自動F/Wアップデートタスクをキャンセルするための「選択したタスクをキャンセル」ボタン813とを含んでいる。
リスト811は、例えば、自動F/WアップデートタスクのタスクIDと、自動F/Wアップデートタスクの状態を示す「Status」と、自動F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置の識別情報であって、画像形成装置の製造者が設定した情報である「Serial number」と、自動F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置の識別情報であって、機器利用者が設定した情報である「Asset number」と、自動F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置が所属するグループを示す「Group」とを自動F/Wアップデートタスク毎に示している。リスト811において、グループはグループIDによって表されている。自動アップデート部25dは、記憶部24に記憶されている自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク管理画面表示依頼を送信した利用者(以下、図32の説明において「依頼者」という。)の利用者IDと、認可情報24cと、デバイス情報24fとに基づいて判断した、この依頼者の権限の範囲内のグループに所属する画像形成装置に対する自動F/Wアップデートタスクのみをリスト811に表示可能である。
テキストボックス812a、812b、812c、812dは、それぞれ「Status」、「Serial number」、「Asset number」、「Group」による検索フィルターに使用されるテキストが入力されるものである。自動アップデート部25dは、複数の検索フィルターが指定された場合、AND検索を実行する。自動アップデート部25dは、テキストボックス812a、812b、812cおよび812dのいずれかにテキストが入力された場合に、入力されたテキストに応じた検索フィルターによって絞り込まれた自動F/Wアップデートタスクのみをリスト811に表示する。
「選択したタスクをキャンセル」ボタン813は、リスト811において「Status」項目の値が「保留中」である自動F/Wアップデートタスクのみが選択されている場合にのみ、操作されることが可能である。
図32に示すように、自動アップデート部25dは、S311の処理が終了すると、「選択したタスクをキャンセル」ボタン813が押されたか否かを判断する(S312)。
自動アップデート部25dは、「選択したタスクをキャンセル」ボタン813が押されていないと判断すると、タスク管理画面810が閉じられたか否かを判断する(S313)。
自動アップデート部25dは、タスク管理画面810が閉じられていないとS313において判断すると、S312の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、「選択したタスクをキャンセル」ボタン813が押されたとS312において判断すると、依頼者の権限がサービスパーソン以上であるか否かを、この依頼者の利用者IDと、認可情報24cとに基づいて、S121の処理と同様にして判断する(S314)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限がサービスパーソン以上ではないとS314において判断すると、自動F/Wアップデートタスクのキャンセルの権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S315)、S312の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限がサービスパーソン以上であるとS314において判断すると、「選択したタスクをキャンセル」ボタン813が押された時点でリスト811において選択されていた自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S316)、S312の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、タスク管理画面810が閉じられたとS313において判断すると、図32に示す動作を終了する。
次に、管理対象から画像形成装置を削除する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図34は、管理対象から画像形成装置を削除する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、管理対象からの画像形成装置の削除の依頼(以下「装置削除依頼」という。)を利用者端末(以下、図34の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20は、装置削除依頼を受信すると、図34に示す動作を実行する。
図34に示すように、装置管理部25fは、装置削除依頼を送信した利用者(以下、図34の説明において「依頼者」という。)の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S321)。
装置管理部25fは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS321において判断すると、管理対象からの画像形成装置の削除の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S322)、図34に示す動作を終了する。
装置管理部25fは、依頼者の権限が管理者以上であるとS321において判断すると、装置削除依頼の対象の画像形成装置をデバイス情報24fから削除する(S323)。
次いで、自動アップデート部25dは、S323においてデバイス情報24fから削除した画像形成装置にタスク情報24nにおいて関連付けられている自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S324)、図34に示す動作を終了する。
次に、画像形成装置が所属するグループを削除する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図35は、画像形成装置が所属するグループを削除する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、画像形成装置が所属するグループの削除の依頼(以下「グループ削除依頼」という。)を利用者端末(以下、図35の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20は、グループ削除依頼を受信すると、図35に示す動作を実行する。
図35に示すように、装置管理部25fは、グループ削除依頼を送信した利用者(以下、図35の説明において「依頼者」という。)の権限が管理者以上であるか否かを、S125の処理と同様にして判断する(S325)。
装置管理部25fは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS325において判断すると、グループの削除の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S326)、図35に示す動作を終了する。
装置管理部25fは、依頼者の権限が管理者以上であるとS325において判断すると、グループ削除依頼の対象のグループをグループ情報24eから削除する(S327)。
次いで、自動アップデート部25dは、S327においてグループ情報24eから削除したグループに所属する画像形成装置にタスク情報24nにおいて関連付けられている自動F/Wアップデートタスクのうち、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」である全ての自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「キャンセル」に設定して(S328)、図35に示す動作を終了する。
次に、仲介無画像形成装置に対して事前印刷を実行する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図36は、仲介無画像形成装置に対して事前印刷を実行する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
自動アップデート部25dは、仲介無画像形成装置と、自動F/Wアップデートタスクとの組み合わせ毎に図36に示す動作を実行する。
図36に示すように、自動アップデート部25dは、図36に示す動作の対象の自動F/Wアップデートタスク(以下、図36の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートタスク」という。)について、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」であるか否かを判断する(S331)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」ではないとS331において判断すると、図36に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」であるとS331において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻の12時間前になったか否かを判断する(S332)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻の12時間前になっていないとS332において判断すると、S331の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻の12時間前になったとS332において判断すると、図36に示す動作の対象の画像形成装置(以下、図36の説明において単に「対象の画像形成装置」という。)が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」であるか否かを判断する(S333)。ここで、自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置が所属するグループをデバイス情報24fに基づいて判断する。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」であるとS333において判断すると、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S334)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているとS334において判断すると、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S335)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるとS335において判断すると、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古いか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S336)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古いとS336において判断すると、自動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートの実行を対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻に開始する旨の通知の印刷データを生成する(S337)。ここで、自動アップデート部25dは、S337における通知の言語として、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「言語設定」項目に示される言語を使用する。
自動アップデート部25dは、S337の処理の後、S337において生成した印刷データを対象の画像形成装置に送信する(S338)。
なお、自動アップデート部25dは、S338における送信が失敗したり、S338において送信した印刷データに基づいた対象の画像形成装置における印刷が失敗したりしたとしても、S337において生成した印刷データを対象の画像形成装置に再度送信することはない。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」ではないとS333において判断するか、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていないとS334において判断するか、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアの取得したリリースタイプが「オフィシャル」ではないとS335において判断するか、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古くないとS336において判断するか、S338の処理が終了すると、図36に示す動作を終了する。
次に、仲介無画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図37は、仲介無画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図38は、図37に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
機器管理システム20の自動アップデート部25dは、記憶部24に記憶されている自動F/Wアップデートタスクのうち、仲介無画像形成装置に対する自動F/Wアップデートタスク毎に図37および図38に示す動作を実行する。
図37および図38に示すように、自動アップデート部25dは、図37および図38に示す動作の対象の自動F/Wアップデートタスク(以下、図37および図38の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートタスク」という。)について、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」であるか否かを判断する(S341)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」ではないとS341において判断すると、図37および図38に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」であるとS341において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったか否かを判断する(S342)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になっていないとS342において判断すると、S341の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったとS342において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「実行待ち」に設定する(S343)。
次いで、自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置(以下、図37および図38の説明において単に「対象の画像形成装置」という。)に対して、タスク情報24nの「Status」項目の値が対象の自動F/Wアップデートタスクより先に「実行待ち」または「実行中」に設定されて未だ「成功」または「失敗」に設定されていないF/Wアップデートタスク(以下「先行のF/Wアップデートタスク」という。)が存在しないと判断するまで、対象の画像形成装置に対して先行のF/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S344)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置に対して先行のF/Wアップデートタスクが存在しないとS344において判断すると、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S345)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているとS345において判断すると、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S346)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるとS346において判断すると、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古いか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する(S347)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古いとS347において判断すると、記憶部24に記憶されているF/Wパッケージのうち、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているパッケージIDによって特定されるF/Wパッケージを使用して、対象の画像形成装置にF/Wアップデートの実行を要求する(S348)。なお、画像形成装置は、例えば印刷を実行している最中である場合など、特定の場合に、F/Wアップデートの実行を開始することができない。
自動アップデート部25dは、S348の処理の後、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されたか否かを判断する(S349)。例えば、画像形成装置は、印刷を実行している最中であった場合に、印刷が終了したとき、F/Wアップデートの実行を開始するとともに、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨を機器管理システム20に通知する。
自動アップデート部25dは、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されていないとS349において判断すると、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生しているか否かを判断する(S350)。ここで、特定の状況には、例えば、印刷枚数などの画像形成装置の情報を画像形成装置が機器管理システム20に送信するタイミングにのみ画像形成装置が機器管理システム20に一時的に接続する状態に対象の画像形成装置がなっている状況が存在する。
自動アップデート部25dは、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生していないとS350において判断すると、S349の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されたとS349において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「実行中」に設定する(S351)。
自動アップデート部25dは、S351の処理の後、S348において実行を要求したF/Wアップデートが成功したか否かを判断する(S352)。ここで、自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートが成功した旨が対象の画像形成装置から通知されることによって、S348において実行を要求したF/Wアップデートが成功したとS352において判断することができる。
自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートが成功していないとS352において判断すると、S348において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したか否かを判断する(S353)。ここで、自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートが失敗した旨が対象の画像形成装置から通知されることによって、S348において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したとS353において判断することができる。
自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートが失敗していないとS353において判断すると、S348において実行を要求したF/Wアップデートを実行中である旨が例えば45分間などの特定の時間、対象の画像形成装置から通知されていないか否かを判断する(S354)。ここで、対象の画像形成装置は、機器管理システム20からS348において実行が要求されたF/Wアップデートを実行中である場合、このF/Wアップデートを実行中である旨を機器管理システム20に例えば1分間毎に通知する。
自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートを実行中である旨が特定の時間、対象の画像形成装置から通知されていないことはないとS354において判断すると、S352の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、S348において実行を要求したF/Wアップデートが成功したとS352において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「成功」に設定する(S355)。
自動アップデート部25dは、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていないとS345において判断するか、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではないとS346において判断するか、対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古くないとS347において判断するか、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生しているとS350において判断するか、S348において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したとS353において判断するか、S348において実行を要求したF/Wアップデートを実行中である旨が特定の時間、対象の画像形成装置から通知されていないとS354において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「失敗」に設定する(S356)。
自動アップデート部25dは、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」ではないとS341において判断するか、S355またはS356の処理が終了すると、図37および図38に示す動作を終了する。
以上においては、自動アップデート部25dが仲介無画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の機器管理システム20の動作について説明している。
自動アップデート部25dは、仲介無画像形成装置に対してテストF/Wアップデートタスクを、仲介無画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合と同様にして実行する。ここで、テストF/Wアップデートタスクには具体的な実行予定時刻が設定されないので、自動アップデート部25dは、記憶部24に記憶されているテストF/Wアップデートタスクに関して、テストF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったと即座に判断する。
また、手動アップデート部25cは、仲介無画像形成装置に対して手動F/Wアップデートタスクを、自動アップデート部25dが仲介無画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合と同様にして実行する。しかしながら、手動アップデート部25cは、手動F/Wアップデートタスクを実行する場合、S346~S347に相当する処理を実行せず、対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているとS345に相当する処理において判断すると、直ちにS348に相当する処理を実行する。
次に、仲介装置が機器管理システム20にF/Wアップデートタスクを定期的に要求する場合の情報処理システム10の動作について説明する。
図39は、機器管理システム20にF/Wアップデートタスクを定期的に要求する場合の仲介装置の動作のフローチャートである。
図39に示すように、仲介装置のF/Wアップデート部は、定期的な時刻を経過したと判断するまで、定期的な時刻を経過したか否かを判断する(S361)。ここで、定期的な時刻とは、例えば3時間毎の時刻である。
F/Wアップデート部は、定期的な時刻を経過したとS361において判断すると、仲介装置自身が記憶しているデバイス情報に示されている全ての画像形成装置、すなわち、仲介装置自身が管理している全ての画像形成装置のそれぞれに対する全てのF/Wアップデートタスクを機器管理システム20に要求する(S362)。
図40は、仲介装置からF/Wアップデートタスクが要求された場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図41は、図40に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
機器管理システム20のタスク管理部25eは、仲介装置からF/Wアップデートタスクが要求されると、図40および図41に示す動作を実行する。
図40および図41に示すように、タスク管理部25eは、記憶部24に記憶されているF/Wアップデートタスクのうち、F/Wアップデートタスクの要求元の仲介装置(以下、図40および図41の説明において単に「要求元の仲介装置」という。)によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S381)。ここで、タスク管理部25eは、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置をデバイス情報24fに基づいて判断し、画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクをタスク情報24nに基づいて判断する。また、タスク管理部25eは、タスク情報24nの「Status」項目の値が「保留中」であるF/Wアップデートタスクを未実行のF/Wアップデートタスクとして判断する。
タスク管理部25eは、記憶部24に記憶されているF/Wアップデートタスクのうち、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクが存在するとS381において判断すると、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクに、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S382)。ここで、タスク管理部25eは、画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されているか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する。
タスク管理部25eは、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクに、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するとS382において判断すると、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクから、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクのみを抽出する(S383)。
タスク管理部25eは、S383の処理の後、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、テストF/Wアップデートタスクまたは自動F/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S384)。
タスク管理部25eは、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、テストF/Wアップデートタスクまたは自動F/Wアップデートタスクが存在しないとS384において判断すると、S383において抽出したF/Wアップデートタスクのうち、テストF/Wアップデートタスクまたは自動F/Wアップデートタスク以外のF/Wアップデートタスク、すなわち、手動F/Wアップデートタスクを要求元の仲介装置に送信して(S385)、図40および図41に示す動作を終了する。
タスク管理部25eは、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、テストF/Wアップデートタスクまたは自動F/Wアップデートタスクが存在するとS384において判断すると、S383において抽出したF/Wアップデートタスクから、テストF/Wアップデートタスクおよび自動F/Wアップデートタスクを抽出する(S386)。
次いで、タスク管理部25eは、S386において抽出したテストF/Wアップデートタスクおよび自動F/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S387)。ここで、タスク管理部25eは、画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」であるか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する。
タスク管理部25eは、S386において抽出したテストF/Wアップデートタスクおよび自動F/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するとS387において判断すると、S386において抽出したテストF/Wアップデートタスクおよび自動F/Wアップデートタスクから、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクのみを抽出する(S388)。
次いで、タスク管理部25eは、S388において抽出したF/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象のF/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古い画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S389)。ここで、タスク管理部25eは、画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象のF/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古いか否かをデバイス情報24fに基づいて判断する。
タスク管理部25eは、S388において抽出したF/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象のF/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古い画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在するとS389において判断すると、S388において抽出したF/Wアップデートタスクから、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象のF/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古い画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクのみを抽出する(S390)。
次いで、タスク管理部25eは、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、手動F/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S391)。
タスク管理部25eは、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、手動F/Wアップデートタスクが存在するとS391において判断すると、S390において抽出したF/Wアップデートタスクと、S383において抽出した手動F/Wアップデートタスクとを要求元の仲介装置に送信して(S392)、図40および図41に示す動作を終了する。
タスク管理部25eは、S383において抽出したF/Wアップデートタスクに、手動F/Wアップデートタスクが存在しないとS391において判断すると、S390において抽出したF/Wアップデートタスクを要求元の仲介装置に送信して(S393)、図40および図41に示す動作を終了する。
タスク管理部25eは、記憶部24に記憶されているF/Wアップデートタスクのうち、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクが存在しないとS381において判断するか、要求元の仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する未実行のF/Wアップデートタスクに、機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されている画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在しないとS382において判断するか、S386において抽出したテストF/Wアップデートタスクおよび自動F/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」である画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在しないとS387において判断するか、S388において抽出したF/Wアップデートタスクに、インストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象のF/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古い画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクが存在しないとS389において判断すると、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を要求元の仲介装置に送信して(S394)、図40および図41に示す動作を終了する。
なお、タスク管理部25eは、記憶部24に記憶されているF/Wアップデートタスクを仲介装置に送信しても、このF/Wアップデートタスクを記憶部24から削除しない。
図39に示すように、仲介装置のF/Wアップデート部は、S362の処理の後、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S363)。
F/Wアップデート部は、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信していないとS363において判断すると、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S364)。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信していないとS364において判断すると、S363の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したとS364において判断すると、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するか否かを判断する(S365)。ここで、F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクに設定されているタスクIDによって、F/Wアップデートタスクを識別する。
F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するとS365において判断すると、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクのうち、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクを仲介装置自身の記憶部に保存する(S366)。
F/Wアップデート部は、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したとS363において判断するか、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在しないとS365において判断するか、S366の処理が終了すると、S361の処理を実行する。
次に、自身が管理している画像形成装置に対して事前印刷を実行する場合の仲介装置の動作について説明する。
図42は、自身が管理している画像形成装置に対して事前印刷を実行する場合の仲介装置の動作のフローチャートである。
仲介装置のF/Wアップデート部は、仲介装置自身が管理している画像形成装置と、仲介装置自身の記憶部に記憶されている自動F/Wアップデートタスクとの組み合わせ毎に図42に示す動作を実行する。
図42に示すように、F/Wアップデート部は、図42に示す動作の対象の自動F/Wアップデートタスク(以下、図42の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートタスク」という。)の実行予定時刻の12時間前になったと判断するまで、対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻の12時間前になったか否かを判断する(S401)。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻の12時間前になったとS401において判断すると、図42に示す動作の対象の画像形成装置(以下、図42の説明において単に「対象の画像形成装置」という。)が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」であるか否かを、機器管理システム20に問い合わせることによって判断する(S402)。
F/Wアップデート部は、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」であるとS402において判断すると、仲介装置自身が記憶しているデバイス情報に示されている全ての画像形成装置、すなわち、仲介装置自身が管理している全ての画像形成装置のそれぞれに対する全てのF/Wアップデートタスクを、機器管理システム20に要求する(S403)。したがって、機器管理システム20のタスク管理部25eは、図40および図41に示す動作を実行する。
図42に示すように、仲介装置のF/Wアップデート部は、S403の処理の後、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S404)。
F/Wアップデート部は、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信していないとS404において判断すると、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S405)。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信していないとS405において判断すると、S404の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したとS405において判断すると、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するか否かを判断する(S406)。ここで、F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクに設定されているタスクIDによって、F/Wアップデートタスクを識別する。
F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するとS406において判断すると、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクのうち、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクを仲介装置自身の記憶部に保存する(S407)。
F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在しないとS406において判断するか、S407の処理が終了すると、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するか否かを判断する(S408)。ここで、F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクに設定されているタスクIDによって、F/Wアップデートタスクを識別する。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するとS408において判断すると、自動F/WアップデートにおけるF/Wアップデートの実行を対象の自動F/Wアップデートタスクの実行予定時刻に開始する旨の通知の印刷データを生成する(S409)。ここで、F/Wアップデート部は、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「言語設定」項目に示される言語を機器管理システム20に問い合わせ、機器管理システム20から回答された言語をS409における通知の言語として使用する。
F/Wアップデート部は、S409の処理の後、S409において生成した印刷データを対象の画像形成装置に送信する(S410)。
なお、F/Wアップデート部は、S410における送信が失敗したり、S410において送信した印刷データに基づいた対象の画像形成装置における印刷が失敗したりしたとしても、S409において生成した印刷データを対象の画像形成装置に再度送信することはない。
F/Wアップデート部は、対象の画像形成装置が所属するグループの自動F/Wアップデートグループ設定の「事前印刷設定」項目の値が「ON」ではないとS402において判断するか、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したとS404において判断するか、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在しないとS408において判断するか、S410の処理が終了すると、図42に示す動作を終了する。
次に、自身が管理している画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の仲介装置の動作について説明する。
図43は、自身が管理している画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の仲介装置の動作の一部のフローチャートである。図44は、図43に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
仲介装置のF/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されている自動F/Wアップデートタスク毎に図43および図44に示す動作を実行する。
図43および図44に示すように、仲介装置のF/Wアップデート部は、図43および図44に示す動作の対象の自動F/Wアップデートタスク(以下、図43および図44の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートタスク」という。)に設定されている実行予定時刻になったと判断するまで、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったか否かを判断する(S421)。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったとS421において判断すると、仲介装置自身が記憶しているデバイス情報に示されている全ての画像形成装置、すなわち、仲介装置自身が管理している全ての画像形成装置のそれぞれに対する全てのF/Wアップデートタスクを、機器管理システム20に要求する(S422)。したがって、機器管理システム20のタスク管理部25eは、図40および図41に示す動作を実行する。
図43および図44に示すように、仲介装置のF/Wアップデート部は、S422の処理の後、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S423)。
F/Wアップデート部は、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信していないとS423において判断すると、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したか否かを判断する(S424)。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信していないとS424において判断すると、S423の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクを機器管理システム20から受信したとS424において判断すると、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するか否かを判断する(S425)。ここで、F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクに設定されているタスクIDによって、F/Wアップデートタスクを識別する。
F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するとS425において判断すると、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクのうち、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクを仲介装置自身の記憶部に保存する(S426)。
F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されていないF/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在しないとS425において判断するか、S426の処理が終了すると、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するか否かを判断する(S427)。ここで、F/Wアップデート部は、F/Wアップデートタスクに設定されているタスクIDによって、F/Wアップデートタスクを識別する。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在するとS427において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているパッケージIDによって特定されるF/Wパッケージ(以下、図43および図44の説明において「対象のF/Wパッケージ」という。)が仲介装置自身の記憶部に記憶されているか否かを判断する(S428)。
F/Wアップデート部は、対象のF/Wパッケージが仲介装置自身の記憶部に記憶されていないとS428において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているパッケージダウンロード用リンクを使用して機器管理システム20から対象のF/Wパッケージをダウンロードする(S429)。すなわち、F/Wアップデート部は、機器管理システム20から対象のF/Wパッケージを取得して、取得したF/Wパッケージを仲介装置自身の記憶部に記憶する。
F/Wアップデート部は、対象のF/Wパッケージが仲介装置自身の記憶部に記憶されているとS428において判断するか、S429の処理が終了すると、仲介装置自身の記憶部に記憶されている、対象のF/Wパッケージを使用して、対象の自動F/Wアップデートタスクの対象の画像形成装置(以下、図43および図44の説明において単に「対象の画像形成装置」という。)にF/Wアップデートの実行を要求する(S430)。なお、画像形成装置は、例えば印刷を実行している最中である場合など、特定の場合に、F/Wアップデートの実行を開始することができない。
F/Wアップデート部は、S430の処理の後、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されたか否かを判断する(S431)。例えば、画像形成装置は、印刷を実行している最中であった場合に、印刷が終了したとき、F/Wアップデートの実行を開始するとともに、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨を仲介装置に通知する。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されていないとS431において判断すると、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生しているか否かを判断する(S432)。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生していないとS432において判断すると、S431の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートの実行を開始することができた旨が対象の画像形成装置から通知されたとS431において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」を機器管理システム20に送信する(S433)。
F/Wアップデート部は、S433の処理の後、S430において実行を要求したF/Wアップデートが成功したか否かを判断する(S434)。ここで、F/Wアップデート部は、S430において実行を要求したF/Wアップデートが成功した旨が対象の画像形成装置から通知されることによって、S430において実行を要求したF/Wアップデートが成功したとS434において判断することができる。
F/Wアップデート部は、S430において実行を要求したF/Wアップデートが成功していないとS434において判断すると、S430において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したか否かを判断する(S435)。ここで、F/Wアップデート部は、S430において実行を要求したF/Wアップデートが失敗した旨が対象の画像形成装置から通知されることによって、S430において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したとS435において判断することができる。
F/Wアップデート部は、S430において実行を要求したF/Wアップデートが失敗していないとS435において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」を機器管理システム20に直前に送信してから1分間が経過したか否かを判断する(S436)。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」を機器管理システム20に直前に送信してから1分間が経過していないとS436において判断すると、S434の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」を機器管理システム20に直前に送信してから1分間が経過したとS436において判断すると、S433の処理を実行する。
F/Wアップデート部は、S430において実行を要求したF/Wアップデートが成功したとS434において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「成功」を機器管理システム20に送信する(S437)。
F/Wアップデート部は、F/Wアップデートの実行が対象の画像形成装置において開始されない特定の状況が発生しているとS432において判断するか、S430において実行を要求したF/Wアップデートが失敗したとS435において判断すると、対象の自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「失敗」を機器管理システム20に送信する(S438)。
F/Wアップデート部は、送信すべきF/Wアップデートタスクが存在しない旨の通知を機器管理システム20から受信したとS423において判断するか、対象の自動F/Wアップデートタスクが、機器管理システム20から受信したF/Wアップデートタスクに存在しないとS427において判断するか、S437またはS438の処理が終了すると、図43および図44に示す動作を終了する。
以上においては、F/Wアップデート部が仲介有画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合の仲介装置の動作について説明している。
F/Wアップデート部は、仲介有画像形成装置に対してテストF/Wアップデートタスクを、仲介有画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合と同様にして実行する。ここで、テストF/Wアップデートタスクには具体的な実行予定時刻が設定されないので、F/Wアップデート部は、仲介装置自身の記憶部に記憶されているテストF/Wアップデートタスクに関して、テストF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったと即座に判断する。
また、F/Wアップデート部は、仲介有画像形成装置に対して手動F/Wアップデートタスクを、仲介有画像形成装置に対して自動F/Wアップデートタスクを実行する場合と同様にして実行する。
次に、仲介有画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクのタスク情報24nの「Status」項目の値を設定する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図45は、仲介有画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクのタスク情報24nの「Status」項目の値を設定する場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20のタスク管理部25eは、仲介有画像形成装置に対するF/Wアップデートタスク毎に図45に示す動作を実行する。
図45に示すように、タスク管理部25eは、図45に示す動作の対象のF/Wアップデートタスク(以下、図45の説明において単に「対象のF/Wアップデートタスク」という。)に設定されている実行予定時刻になったと判断するまで、対象のF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったか否かを判断する(S441)。
F/Wアップデート部は、対象のF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻になったとS441において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻から特定の時間、タスク情報の「Status」項目の値が仲介装置から送信されてきていないか否かを判断する(S442)。ここで、特定の時間は、例えば30分間である。
F/Wアップデート部は、対象のF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻から特定の時間、タスク情報の「Status」項目の値が仲介装置から送信されてきていなくはないとS442において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から送信されてきたか否かを判断する(S443)。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から送信されてきたとS443において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「実行中」に設定する(S444)。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から送信されてきていないとS443において判断するか、S444の処理が終了すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「成功」が仲介装置から送信されてきたか否かを判断する(S445)。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「成功」が仲介装置から送信されてきていないとS445において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「失敗」が仲介装置から送信されてきたか否かを判断する(S446)。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「失敗」が仲介装置から送信されてきていないとS446において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から直前に送信されてきてから特定の時間が経過したか否かを判断する(S447)。ここで、特定の時間は、例えば10分間など、S436の処理の判断基準である1分間を超える時間である。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から直前に送信されてきてから特定の時間が経過していないとS447において判断すると、S442の処理を実行する。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「成功」が仲介装置から送信されてきたとS445において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「成功」に設定する(S448)。
タスク管理部25eは、対象のF/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻から特定の時間、タスク情報の「Status」項目の値が仲介装置から送信されてきていないとS442において判断するか、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「失敗」が仲介装置から送信されてきたとS446において判断するか、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報の「Status」項目の値として「実行中」が仲介装置から直前に送信されてきてから特定の時間が経過したとS447において判断すると、対象のF/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値を「失敗」に設定する(S449)。
タスク管理部25eは、S448またはS449の処理が終了すると、図45に示す動作を終了する。
次に、自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を示す場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図46は、自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を示す場合の機器管理システム20の動作のフローチャートである。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、特定の1つの自動F/Wアップデートプランを指定して、この自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況の確認の依頼(以下「進捗状況確認依頼」という。)を利用者端末(以下、図46の説明において「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の自動アップデート部25dは、進捗状況確認依頼を受信すると、図46に示す動作を実行する。
図46に示すように、自動アップデート部25dは、進捗状況確認依頼を送信した利用者(以下、図46の説明において「依頼者」という。)の権限が管理者以上であるか否かを、この依頼者の利用者IDと、認可情報24cとに基づいて、S125の処理と同様にして判断する(S461)。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上ではないとS461において判断すると、自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況の確認の権限が依頼者にないことを対象の利用者端末に表示させて(S462)、図46に示す動作を終了する。
自動アップデート部25dは、依頼者の権限が管理者以上であるとS461において判断すると、進捗状況確認依頼の対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を示す画面(以下「進捗状況画面」という。)のデータを対象の利用者端末に送信することによって、対象の利用者端末に進捗状況画面を表示させて(S463)、図46に示す動作を終了する。
図47は、図46に示す動作において利用者端末に表示される進捗状況画面820の一例を示す図である。
図47に示すように、進捗状況画面820は、自動F/Wアップデートプランに基づいたF/Wアップデートに成功した画像形成装置の数を示す「成功」項目と、自動F/Wアップデートプランに基づいたF/Wアップデートをスキップした画像形成装置の数を示す「スキップ」項目と、自動F/Wアップデートプランに基づいたF/Wアップデートに失敗した画像形成装置の数を示す「失敗」項目と、自動F/Wアップデートプランに基づいたF/Wアップデートの対象外の画像形成装置の数を示す「対象外」項目と、自動F/Wアップデートプランに基づいたF/Wアップデートの実行待ちの画像形成装置の数を示す「実行待ち」項目と、自動F/Wアップデートプランの対象の画像形成装置の合計の数を示す「合計」項目とを含んでいる。
次に、進捗状況画面820を更新する場合の機器管理システム20の動作について説明する。
図48は、進捗状況画面820を更新する場合の機器管理システム20の動作の一部のフローチャートである。図49は、図48に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
自動アップデート部25dは、進捗状況画面820に示される進捗状況を最低でも日次で更新する。自動アップデート部25dは、進捗状況画面820を更新するタイミングで図48および図49に示す動作を実行する。
図48および図49に示すように、自動アップデート部25dは、「成功」項目、「スキップ」項目、「失敗」項目、「対象外」項目、「実行待ち」項目および「合計」項目のそれぞれの値を0にする(S481)。
次いで、自動アップデート部25dは、進捗状況画面820の対象の自動F/Wアップデートプラン(以下、図48および図49の説明において単に「対象の自動F/Wアップデートプラン」という。)における「対象グループ」項目に示されている情報に基づいて、対象の自動F/Wアップデートプランによる自動F/Wアップデートの対象のグループを特定する(S482)。
次いで、自動アップデート部25dは、S482において少なくとも1つのグループが特定されたか否かを判断する(S483)。
自動アップデート部25dは、S482において少なくとも1つのグループが特定されたとS483において判断すると、S482において特定したグループのうち、今回の図48および図49に示す動作において未だ対象にしていない1つのグループのみを対象にする(S484)。
次いで、自動アップデート部25dは、現在の対象のグループに少なくとも1つの画像形成装置が所属しているか否かを判断する(S485)。
自動アップデート部25dは、現在の対象のグループに少なくとも1つの画像形成装置が所属しているとS485において判断すると、現在の対象のグループに所属する画像形成装置のうち、今回の図48および図49に示す動作において未だ対象にしていない1つの画像形成装置のみを対象にする(S486)。
次いで、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが存在するか否かを判断する(S487)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが存在しないとS487において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「対象外」に該当する理由であるか否かを判断する(S488)。ここで、「対象外」に該当する理由には、例えば、現在の対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」であったという理由と、現在の対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」であったという理由と、現在の対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていなかったという理由と、現在の対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかったという理由とが存在する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「対象外」に該当する理由であるとS488において判断すると、「対象外」項目の値を1つ増加させる(S489)。すなわち、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの現在の進捗状況を「対象外」と判定する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「対象外」に該当する理由ではないとS488において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「スキップ」に該当する理由であるか否かを判断する(S490)。ここで、「スキップ」に該当する理由には、例えば、現在の対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古くないという理由が存在する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「スキップ」に該当する理由であるとS490において判断すると、「スキップ」項目の値を1つ増加させる(S491)。すなわち、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの現在の進捗状況を「スキップ」と判定する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが存在するとS487において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「成功」であるか否かを判断する(S492)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「成功」であるとS492において判断すると、「成功」項目の値を1つ増加させる(S493)。すなわち、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの現在の進捗状況を「成功」と判定する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「成功」ではないとS492において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「キャンセル」であるか否かを判断する(S494)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「キャンセル」であるとS494において判断すると、S489の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「キャンセル」ではないとS494において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」であるか否かを判断する(S495)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」であるとS495において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「対象外」に該当する理由であるか否かを判断する(S496)。ここで、「対象外」に該当する理由には、例えば、現在の対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定における「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「OFF」であったという理由と、現在の対象のグループの自動F/Wアップデートグループ設定において、「自動F/Wアップデート設定」項目の値が「選択」であって、対象の自動F/Wアップデートプランに対する「プラン許可/禁止」項目の値が「禁止」であったという理由と、現在の対象の画像形成装置に対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていなかったという理由と、現在の対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかったという理由と、印刷枚数などの画像形成装置の情報を画像形成装置が機器管理システム20に送信するタイミングにのみ画像形成装置が機器管理システム20に一時的に接続する状態に対象の画像形成装置がなっていたという理由とが存在する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「対象外」に該当する理由であるとS496において判断すると、S489の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「対象外」に該当する理由ではないとS496において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「スキップ」に該当する理由であるか否かを判断する(S497)。ここで、「スキップ」に該当する理由には、例えば、現在の対象の画像形成装置にインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより古くないという理由が存在する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「スキップ」に該当する理由であるとS497において判断すると、S491の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」である理由が「スキップ」に該当する理由ではないとS497において判断すると、「失敗」項目の値を1つ増加させる(S498)。すなわち、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの現在の進捗状況を「失敗」と判定する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクが生成されていない理由が「スキップ」に該当する理由ではないとS490において判断するか、現在の対象の画像形成装置に対する現在のサイクルにおける自動F/Wアップデートタスクについて、タスク情報24nの「Status」項目の値が「失敗」ではないとS495において判断すると、現在の対象の画像形成装置に対する直前のサイクルの最後において、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を判定したか否かを判断する(S499)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する直前のサイクルの最後において、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を判定したとS499において判定すると、「成功」、「スキップ」、「失敗」、「対象外」および「実行待ち」のうち、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況を判断する(S500)。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況が「成功」であるとS500において判断すると、S493の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況が「スキップ」であるとS500において判断すると、S491の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況が「失敗」であるとS500において判断すると、S498の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況が「対象外」であるとS500において判断すると、S489の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対する直前のサイクルの最後において、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの進捗状況を判定しなかったとS499において判定するか、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートについて直前のサイクルの最後に判定した進捗状況が「実行待ち」であるとS500において判断すると、「実行待ち」項目の値を1つ増加させる(S501)。すなわち、自動アップデート部25dは、現在の対象の画像形成装置に対して、対象の自動F/WアップデートプランによるF/Wアップデートの現在の進捗状況を「実行待ち」と判定する。
自動アップデート部25dは、S489、S491、S493、S498またはS501の処理が終了すると、現在の対象のグループに所属する全ての画像形成装置を対象にしたか否かを判断する(S502)。
自動アップデート部25dは、現在の対象のグループに所属する少なくとも1つの画像形成装置を対象にしていないとS502において判断すると、S486の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、現在の対象のグループに画像形成装置が1つも所属していないとS485において判断するか、現在の対象のグループに所属する全ての画像形成装置を対象にしたとS502において判断すると、S482において特定した全てのグループを対象にしたか否かを判断する(S503)。
自動アップデート部25dは、S482において特定したグループの少なくとも1つを対象にしていないとS503において判断すると、S484の処理を実行する。
自動アップデート部25dは、S482において1つもグループが特定されなかったとS483において判断するか、S482において特定した全てのグループを対象にしたとS503において判断すると、現在の「成功」項目の値と、現在の「スキップ」項目の値と、現在の「失敗」項目の値と、現在の「対象外」項目の値と、現在の「実行待ち」項目の値とを合計することによって「合計」項目の値を算出する(S504)。
次いで、自動アップデート部25dは、現在の「成功」項目の値と、現在の「スキップ」項目の値と、現在の「失敗」項目の値と、現在の「対象外」項目の値と、現在の「実行待ち」項目の値と、現在の「合計」項目の値とによって進捗状況画面820を更新し(S505)、図48および図49に示す動作を終了する。
図50は、進捗状況画面820に示される進捗状況の変化の一例を示す図である。
図50に示す例では、進捗状況は、日次で更新されている。図50においては、自動F/Wアップデートタスクの実行のサイクルは、3回目まで示されている。図50に示す例は、自動F/Wアップデートのモードが「早急にアップデート」である例であるので、全てのサイクルが1週間、すなわち、7日間である。
図50に示す例における1回目のサイクルの1日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置Aおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「2」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Fに対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていない(S488でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、画像形成装置B、画像形成装置C、画像形成装置Gおよび画像形成装置Hの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていない(S499でNO)ので、「4」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「7」である(S504)。なお、画像形成装置Dに関しては、機器管理システム20に未だ管理されていないので、進捗状況画面820に反映されていない。
図50に示す例における1回目のサイクルの2日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Fに対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されていない(S488でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、画像形成装置C、画像形成装置Gおよび画像形成装置Hの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていない(S499でNO)ので、「3」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「7」である(S504)。なお、画像形成装置Dに関しては、機器管理システム20に未だ管理されていないので、進捗状況画面820に反映されていない。
図50に示す例における1回目のサイクルの3日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置Cの自動F/Wアップデートタスクの実行が失敗している(S497でNO)ので、「1」である(S498)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Fに対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されておらず(S488でYES)、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「2」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、画像形成装置Gの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていない(S499でNO)ので、「1」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「7」である(S504)。なお、画像形成装置Dに関しては、機器管理システム20に未だ管理されていないので、進捗状況画面820に反映されていない。
図50に示す例における1回目のサイクルの4日目について説明する。1回目のサイクルの4日目は、画像形成装置Fに対して機器管理システム20を利用したF/Wアップデートが許可されるようになっている。しかしながら、1回目のサイクルの途中であるので、画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが新たに生成されることはない。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「1」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置Cの自動F/Wアップデートタスクの実行が失敗している(S497でNO)ので、「1」である(S498)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていない(S499でNO)ので、「1」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「7」である(S504)。なお、画像形成装置Dに関しては、機器管理システム20に未だ管理されていないので、進捗状況画面820に反映されていない。
図50に示す例における1回目のサイクルの5日目について説明する。1回目のサイクルの5日目は、画像形成装置Dが機器管理システム20に新たに管理されるようになっている。しかしながら、1回目のサイクルの途中であるので、画像形成装置Dの自動F/Wアップデートタスクが新たに生成されることはない。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「1」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、1回目のサイクルにおける画像形成装置Cの自動F/Wアップデートタスクの実行が失敗している(S497でNO)ので、「1」である(S498)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていない(S499でNO)ので、「2」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における1回目のサイクルの6~7日目の進捗状況画面820については、1回目のサイクルの5日目の進捗状況画面820と同様である。
図50に示す例における2回目のサイクルの1日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの最後の進捗状況が「成功」である(S500で「成功」)ので、「2」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置AにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「2」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Cの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Cの最後の進捗状況が「失敗」である(S500で「失敗」)ので、「1」である(S498)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Hの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Hの最後の進捗状況が「対象外」である(S500で「対象外」)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの最後の進捗状況が「実行待ち」である(S500で「実行待ち」)ので、「2」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における2回目のサイクルの2日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Eの最後の進捗状況が「成功」である(S500で「成功」)ので、「1」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置Aおよび画像形成装置BにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「3」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Cの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Cの最後の進捗状況が「失敗」である(S500で「失敗」)ので、「1」である(S498)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの最後の進捗状況が「実行待ち」である(S500で「実行待ち」)ので、「2」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における2回目のサイクルの3日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Cおよび画像形成装置Dの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功しており(S492でYES)、2回目のサイクルにおける画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Eの最後の進捗状況が「成功」である(S500で「成功」)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置Aおよび画像形成装置BにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「3」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの1回目のサイクルにおける画像形成装置Fの最後の進捗状況が「実行待ち」である(S500で「実行待ち」)ので、「1」である(S501)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における2回目のサイクルの4日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、2回目のサイクルにおける画像形成装置C、画像形成装置Dおよび画像形成装置Fの自動F/Wアップデートタスクの実行が成功している(S492でYES)ので、「3」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置EにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「4」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S481)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における2回目のサイクルの5~7日目の進捗状況画面820については、2回目のサイクルの4日目の進捗状況画面820と同様である。
図50に示す例における3回目のサイクルの1日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置Cおよび画像形成装置Dの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置Cおよび画像形成装置Dの最後の進捗状況が「成功」である(S500で「成功」)ので、「2」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置Eの最後の進捗状況が「スキップ」であり(S500で「スキップ」)、画像形成装置FにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「5」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置Hの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置Hの最後の進捗状況が「対象外」である(S500で「対象外」)ので、「1」である(S489)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における3回目のサイクルの2日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置Cおよび画像形成装置Dの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置Cおよび画像形成装置Dの最後の進捗状況が「成功」である(S500で「成功」)ので、「2」である(S493)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置Eの最後の進捗状況が「スキップ」であり(S500で「スキップ」)、画像形成装置A、画像形成装置Bおよび画像形成装置FにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「5」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S481)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における3回目のサイクルの3日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、3回目のサイクルにおける画像形成装置Eの自動F/Wアップデートタスクが未だ実行されていないものの2回目のサイクルにおける画像形成装置Eの最後の進捗状況が「スキップ」であり(S500で「スキップ」)、画像形成装置A、画像形成装置B、画像形成装置C、画像形成装置Dおよび画像形成装置FにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「7」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S481)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における3回目のサイクルの4日目について説明する。進捗状況画面820の「成功」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「スキップ」項目に示す数は、画像形成装置A、画像形成装置B、画像形成装置C、画像形成装置D、画像形成装置Eおよび画像形成装置FにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンと同一であり(S497でYES)、画像形成装置GにインストールされているファームウェアのF/Wバージョンが対象の自動F/Wアップデートタスクに設定されているF/Wバージョンより新しかった(S497でYES)ので、「7」である(S491)。進捗状況画面820の「失敗」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。進捗状況画面820の「対象外」項目に示す数は、画像形成装置Hにインストールされているファームウェアのリリースタイプが「オフィシャル」ではなかった(S496でYES)ので、「1」である(S481)。進捗状況画面820の「実行待ち」項目に示す数は、機器管理システム20に管理されている画像形成装置に、該当するものが存在しないので、「0」である(S481)。したがって、進捗状況画面820の「合計」項目に示す数は、「8」である(S504)。
図50に示す例における3回目のサイクルの5~7日目の進捗状況画面820については、3回目のサイクルの4日目の進捗状況画面820と同様である。
なお、図50に示す例では、進捗状況画面820に示される進捗状況の変化に対する理解を容易にするために、サイクルの更新のタイミングが互いに同一である複数の画像形成装置の進捗状況を示している。しかしながら、進捗状況画面820は、サイクルの更新のタイミングが互いに異なる複数の画像形成装置の進捗状況を示すことが可能である。
次に、自身が管理している画像形成装置の一覧を示す場合の機器管理システム20の動作について説明する。
機器管理システム20にログイン中の利用者は、機器管理システム20が管理している画像形成装置の一覧(以下「デバイスリスト」という。)の表示の依頼(以下「デバイスリスト表示依頼」という。)を利用者端末(以下「対象の利用者端末」という。)を介して機器管理システム20に送信することができる。機器管理システム20の装置管理部25fは、デバイスリスト表示依頼を受信すると、デバイスリストのデータを対象の利用者端末に送信することによって、対象の利用者端末にデバイスリストを表示させる。ここで、装置管理部25fは、F/WアップデートタスクによるF/Wアップデートが実行された最新の日時をデバイスリストにおける各画像形成装置の情報に含める。
以上に説明したように、仲介装置は、仲介装置自身が管理している画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクを機器管理システム20に定期的に要求し(S361~S362)、機器管理システム20から送信されてきたF/Wアップデートタスクを実行する(S430)ので、機器管理システム20からアクセスされることが不可能であっても画像形成装置のファームウェアをアップデートすることができる。
仲介装置は、F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻に、このF/Wアップデートタスクの実行を開始する(S421でYESおよびS430)ので、機器管理システム20からアクセスされることが不可能であっても、機器管理システム20において設定された実行予定時刻に画像形成装置のファームウェアをアップデートすることができる。
仲介装置は、F/Wアップデートタスクに設定されている実行予定時刻に現在の時刻が到達した場合(S421でYES)に、仲介装置自身が管理している画像形成装置に対するF/Wアップデートタスクを機器管理システム20に要求し(S422)、設定されている実行予定時刻に現在の時刻が到達したF/Wアップデートタスクが機器管理システム20から送信されてきたとき(S427でYES)、このF/Wアップデートタスクを実行する(S430)ので、機器管理システム20において中止にされたF/Wアップデートタスクを誤って実行する可能性を低減することができる。
仲介装置は、F/Wアップデートタスクを実行する場合に、このF/Wアップデートタスクの対象のファームウェアを仲介装置自身が保持しているとき(S428でYES)、仲介装置自身が保持している、このファームウェアを使用してタスクを実行し(S430)、このファームウェアを仲介装置自身が保持していないとき(S428でNO)、このファームウェアを機器管理システム20からダウンロードして(S429)、ダウンロードした、このファームウェアを保持するとともに、このファームウェアを使用してタスクを実行する(S430)ので、同一のファームウェアを何回も機器管理システム20からダウンロードすることを防止することができ、機器管理システム20の負荷と、機器管理システム20との間の通信経路の負荷と、仲介装置自身の負荷とを低減することができる。
機器管理システム20は、仲介装置によって送信されてきた、F/Wアップデートタスクの実行の状態を管理し(S443~S449)、仲介装置によってF/Wアップデートタスクが要求された場合に、この仲介装置によって管理されている画像形成装置に対する、未実行のF/Wアップデートタスクのみを仲介装置に送信する(S381~S393)ので、同一のF/Wアップデートタスクを不必要に何回も仲介装置に送信することを防止することができ、機器管理システム20自身の負荷と、仲介装置との間の通信経路の負荷と、仲介装置の負荷とを低減することができる。
本発明の電子機器は、本実施の形態において画像形成装置であるが、例えばPCなど、画像形成装置以外の電子機器でも良い。
本発明のソフトウェアは、本実施の形態においてファームウェアであるが、例えばアプリケーションソフトウェアなど、ファームウェア以外のソフトウェアでも良い。
20 機器管理システム(コンピューター)
24a 機器管理プログラム
24i 手動F/Wアップデートタスク(タスク)
24l 自動F/Wアップデートタスク(タスク)
24m テストF/Wアップデートタスク(タスク)
40 仲介装置(コンピューター)
44a 仲介プログラム
50 仲介有画像形成装置(電子機器)
24a 機器管理プログラム
24i 手動F/Wアップデートタスク(タスク)
24l 自動F/Wアップデートタスク(タスク)
24m テストF/Wアップデートタスク(タスク)
40 仲介装置(コンピューター)
44a 仲介プログラム
50 仲介有画像形成装置(電子機器)
Claims (7)
- 電子機器と、前記電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムとの間を仲介する仲介装置であって、
前記仲介装置自身が管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムに定期的に要求し、前記機器管理システムから送信されてきた前記タスクを実行することを特徴とする仲介装置。 - 前記タスクは、実行の予定の時刻が設定され、
前記仲介装置は、前記タスクに設定されている時刻に、このタスクの実行を開始することを特徴とする請求項1に記載の仲介装置。 - 前記タスクに設定されている時刻に現在の時刻が到達した場合に、前記仲介装置自身が管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムに要求し、設定されている時刻に現在の時刻が到達した前記タスクが前記機器管理システムから送信されてきたとき、このタスクを実行することを特徴とする請求項2に記載の仲介装置。
- 前記タスクを実行する場合に、
このタスクの対象の前記ソフトウェアを前記仲介装置自身が保持しているとき、前記仲介装置自身が保持している、このソフトウェアを使用して前記タスクを実行し、
このソフトウェアを前記仲介装置自身が保持していないとき、このソフトウェアを前記機器管理システムからダウンロードして、ダウンロードした、このソフトウェアを保持するとともに、このソフトウェアを使用して前記タスクを実行することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の仲介装置。 - 電子機器と、前記電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムとの間をコンピューターに仲介させ、
前記コンピューターが管理している前記電子機器に対する前記タスクを前記機器管理システムへ前記コンピューターに定期的に要求させ、前記機器管理システムから前記コンピューターに送信されてきた前記タスクを前記コンピューターに実行させることを特徴とする仲介プログラム。 - 電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクを生成する機器管理システムであって、
前記電子機器と、前記機器管理システムとの間を仲介する仲介装置によって送信されてきた、前記タスクの実行の状態を管理し、
前記仲介装置によって前記タスクが要求された場合に、この仲介装置によって管理されている前記電子機器に対する、未実行の前記タスクのみを前記仲介装置に送信することを特徴とする機器管理システム。 - 電子機器のソフトウェアのアップデートのタスクをコンピューターに生成させ、
前記電子機器と、前記コンピューターとの間を仲介する仲介装置によって前記コンピューターに送信されてきた、前記タスクの実行の状態を前記コンピューターに管理させ、
前記仲介装置によって前記タスクが前記コンピューターに要求された場合に、この仲介装置によって管理されている前記電子機器に対する、未実行の前記タスクのみを前記仲介装置へ前記コンピューターに送信させることを特徴とする機器管理プログラム。
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