JP2022102532A - 加工装置 - Google Patents

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高志 宮崎
Takashi Miyazaki
政圭 神垣
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Abstract

【課題】搬送エラーの発生と静電気の発生を抑制することができること。【解決手段】加工装置1は、被加工物200を保持するチャックテーブルと、被加工物200を切削加工する切削ユニットと、加工領域と搬出入領域との間でチャックテーブルを移動するX軸移動ユニットと、ロードテーブル50と、アンロードテーブル60と、被加工物200を搬送する搬送ユニットとを備える。被加工物200は、環状フレーム201の開口202に板状物203が位置づけられテープ204によって環状フレーム201と板状物203とが一体になったフレームユニットである。ロードテーブル50,60は、環状フレーム201を接触して支持するフレーム支持面54と、フレーム支持面54に囲まれフレーム支持面54より低く形成され、載置される被加工物200の板状物203に対応する非接触領域である凹部53とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、加工装置に関する。
半導体デバイスウェーハやセラミックス基板、樹脂パッケージ基板、ガラス基板など各種板状の被加工物を個々のチップに分割する加工装置として、切削ブレードを用いる切削装置やレーザービームを用いるレーザー加工装置が知られている。個々のチップに分割されても搬送出来るよう、板状の被加工物は環状フレームにテープで固定されたフレームユニットの形態で加工される。
これら加工装置は、オペレータによる投入と搬出を必要とするが、被加工物を加工中の加工装置に予め加工前のフレームユニットを投入でき、加工後の被加工物が自動的にチャックテーブルから搬出される、所謂自動搬送機構を備えた加工装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6679157号公報
特許文献1に示された自動搬送機構により、加工装置が必要とするオペレータの人数を減らすことが出来、効率的な生産体制が構築できる。
この自動搬送機構で、ロードテーブルとアンロードテーブルを用いる構成では、ロードテーブルの保持面に被加工物が吸引保持されるが、保持面から被加工物を搬出する際に、保持面に密着したテープが剥がれにくく搬出エラーが発生したり、剥離帯電による静電気の発生が懸念される。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送エラーの発生と静電気の発生を抑制することができる加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、被加工物を加工する加工領域と被加工物を搬出入する搬出入領域との間で該チャックテーブルを移動するテーブル移動ユニットと、該搬出入領域に隣接し加工前の被加工物を支持するロードテーブルと、該搬出入領域に隣接し加工後の被加工物を支持するアンロードテーブルと、該チャックテーブルと該ロードテーブル又は該アンロードテーブルとの間で被加工物を搬送する搬送ユニットと、を備える加工装置であって、該被加工物は、環状フレームの開口に板状物が位置づけられテープによって環状フレームと板状物とが一体になったフレームユニットであり、該フレームユニットが載置される該ロードテーブル及び該アンロードテーブルは、該フレームユニットの該環状フレームを接触して支持するフレーム支持面と、該フレーム支持面に囲まれ該フレーム支持面より低く形成され、載置される該フレームユニットの該板状物に対応する非接触領域と、を備えることを特徴とする。
前記加工装置では、該フレーム支持面は、環状の支持面であり、該フレームユニットを吸引保持する吸引路が連通し、該非接触領域は、該フレーム支持面に囲まれた凹部であり、該凹部は大気開放路が連通しても良い。
前記加工装置では、該加工ユニットは、切削ブレードが装着されるスピンドルと、被加工物に切削液を供給する切削液供給ノズルとを備える切削ユニットでも良い。
前記加工装置では、該搬送ユニットは、該テーブル移動ユニットの一方側で該搬出入領域に隣接するロード領域と、該搬出入領域に位置付けられた該チャックテーブルの直上の直上領域との間で該ロードテーブルを移動させるロードテーブル移動ユニットと、該テーブル移動ユニットの他方側で該搬出入領域に隣接するアンロード領域と、該直上領域との間で該アンロードテーブルを移動させるアンロードテーブル移動ユニットと、直動機構によって鉛直方向に移動し、該搬出入領域に位置付けられた該チャックテーブルと、該直上領域に位置付けられた該ロードテーブル又は該アンロードテーブルとの間で被加工物を搬送する載せ替えユニットと、を備えても良い。
本発明は、搬送エラーの発生と静電気の発生を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された加工装置のロードテーブル及びアンロードテーブルの平面図である。 図3は、図2に示されたロードテーブル及びアンロードテーブルが被加工物を保持した状態を示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された加工装置のロードテーブル及びアンロードテーブルの平面図である。図3は、図2に示されたロードテーブル及びアンロードテーブルが被加工物を保持した状態を示す断面図である。
(被加工物)
実施形態1に係る図1に示す加工装置1は、被加工物200を切削加工する切削装置である。実施形態1では、加工装置1の加工対象の被加工物200は、図1に示すように、円環状の環状フレーム201の内側の開口202に板状物203が位置付けられ、外縁部が環状フレーム201に貼着されたテープ204に板状物203が貼着されることによって、環状フレーム201と板状物203とが一体となったフレームユニットである。
なお、実施形態1では、板状物203は、平面形状が矩形状でかつ厚みが一定のガラス基板であるが、本発明では、ガラス基板に限定されることなく、シリコン、サファイア、又はガリウムヒ素などを基板とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハなどのウェーハ、複数のデバイスチップを封止した樹脂パッケージ基板、又はセラミックス基板でも良い。
(加工装置)
次に、加工装置1を説明する。図1に示された加工装置1は、被加工物200をチャックテーブル10で保持し、被加工物200を切削ブレード21で切削加工(加工に相当)して、被加工物200を分割する切削装置である。加工装置1は、図1に示すように、被加工物200を保持面11で保持するチャックテーブル10と、切削ブレード21でチャックテーブル10に保持された被加工物200を切削加工する切削ユニット20と、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像する撮像ユニット30と、制御ユニット100とを備える。
また、加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的に移動させる移動ユニット40を備える。移動ユニット40は、チャックテーブル10を水平方向と平行なX軸方向に加工送りする加工送りユニットであるX軸移動ユニット41と、水平方向と平行でかつX軸方向に直交する割り出し送り方向であるY軸方向に切削ユニット20を移動させる割り出し送りユニットであるY軸移動ユニット42と、X軸方向、Y軸方向及び保持面11と直交する鉛直方向に平行な切り込み送り方向であるZ軸方向に切削ユニット20を移動させるZ軸移動ユニット43と、チャックテーブル10をZ軸方向と平行な軸心回りに回転する回転移動ユニット44とを備える。即ち、移動ユニット40は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向にチャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的に移動させるものである。加工装置1は、図1及び図4に示すように、切削ユニット20を2つ備えた、即ち、2スピンドルのダイサ、いわゆるフェイシングデュアルタイプの切削装置である。
X軸移動ユニット41は、チャックテーブル10を回転移動ユニット44とともに加工送り方向であるX軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。X軸移動ユニット41は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削ユニット20が切削加工する加工領域4と、チャックテーブル10に被加工物200を搬出入する搬出入領域5との間で、チャックテーブル10をX軸方向に沿って移動するテーブル移動ユニットである。
Y軸移動ユニット42は、切削ユニット20を割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。Z軸移動ユニット43は、切削ユニット20を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、チャックテーブル10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。
X軸移動ユニット41、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ及びチャックテーブル10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
チャックテーブル10は、円盤形状であり、被加工物200を保持する保持面11がポーラスセラミック等から形成されている。また、チャックテーブル10は、X軸移動ユニット41により搬出入領域5と加工領域4とに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつ回転移動ユニット44によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。チャックテーブル10は、保持面11が図示しない真空吸引源と接続され、真空吸引源より吸引されることで、保持面11に載置された被加工物200を吸引、保持する。実施形態1では、チャックテーブル10は、テープ204を介して被加工物200を吸引、保持する。また、チャックテーブル10の周囲には、図1に示すように、環状フレーム201をクランプするクランプ部12が複数設けられている。
切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削加工する加工ユニットである。切削ユニット20は、それぞれ、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニット42によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット43によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
切削ユニット20は、図1に示すように、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43などを介して、装置本体2から立設した門型の支持フレーム3に設けられている。切削ユニット20は、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43により、チャックテーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。
切削ユニット20は、図1に示すように、切削ブレード21と、Y軸移動ユニット42及びZ軸移動ユニット43によりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング22と、スピンドルハウジング22に軸心回りに回転可能に設けられかつ図示しないモータにより回転されるとともに先端に切削ブレード21が装着されるスピンドル23と、被加工物200に切削液を供給する切削液供給ノズル24とを備える。切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の環状の切削砥石である。切削ユニット20の切削ブレード21及びスピンドル23の軸心は、Y軸方向と平行である。
撮像ユニット30は、切削ユニット20と一体的に移動するように、切削ユニット20に固定されている。撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持された切削前の被加工物200の分割すべき領域を撮影する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット30は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮影して、被加工物200と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット100に出力する。
また、加工装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニットは、モータのパルスで切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニットは、チャックテーブル10のX軸方向、切削ユニット20のY軸方向又はZ軸方向の位置を制御ユニット100に出力する。なお、実施形態1では、加工装置1のチャックテーブル10及び切削ユニット20のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の位置は、予め定められた図示しない原点位置を基準とした位置で定められる。
また、加工装置1は、ロードテーブル50と、アンロードテーブル60と、搬送ユニット70とを備える。
ロードテーブル50は、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10に隣接し、切削加工前の被加工物200を支持するものである。アンロードテーブル60は、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10に隣接し、切削加工後の被加工物200を支持するものである。
ロードテーブル50及びアンロードテーブル60は、図2及び図3に示すように、上面が水平方向と平行でかつ平面形状が環状フレーム201の外径よりも大きな矩形状のテーブル本体51と、位置決めピン52とを備える。ロードテーブル50及びアンロードテーブル60は、テーブル本体51の上面の中央に被加工物200のテープ204側が載置される。
テーブル本体51は、上面の中央に非接触領域である凹部53が形成されている。テーブル本体51即ちロードテーブル50,60は、帯電を抑制することが可能な制電素材により構成されている。実施形態1では、テーブル本体51即ちロードテーブル50,60は、制電素材である塩化ビニルにより構成されている。
凹部53は、テーブル本体51の上面から凹に形成され、かつ平面形状が、直径が環状フレーム201の内径よりも小さい円形に形成されている。凹部53は、上面の中央に設けられることで、上面に載置される被加工物200の被加工物200と対応する位置(Z軸方向に重なる位置)に配置されている。
また、テーブル本体51の上面の凹部53よりも外周側は、被加工物200のテープ204を介して環状フレーム201が載置されて、テープ204を介して被加工物200の環状フレーム201を接触して下方から支持するフレーム支持面54である。フレーム支持面54は、テーブル本体51の上面の凹部53よりも外周側に配置されているので、環状の支持面となっている。
また、凹部53は、上面から凹に形成されているので、フレーム支持面54により囲まれ、かつフレーム支持面54よりも低く形成されている。このために、凹部53は、フレーム支持面54が支持する被加工物200のテープ204と間隔をあけて、被加工物200のテープ204には接触しない(非接触である)。また、凹部53は、図3に示すように、底にテーブル本体51の外表面に開口した大気開放路55が連通している。
また、フレーム支持面54の内縁部には、被加工物200を吸引保持する吸引溝56が全周に亘って設けられている。吸引溝56の平面形状は、図2に示すように、凹部53と同軸に配置され、内外径が上面に載置される被加工物200の環状フレーム201の内径よりも小さいリング状に形成されている。吸引溝56は、被加工物200を吸引保持する吸引路57が連通している。吸引路57は、開閉弁58が設けられ、吸引源59と接続して、フレーム支持面54に連通している。
ロードテーブル50及びアンロードテーブル60は、吸引源59により、吸引路57及び吸引溝56が吸引されることで、フレーム支持面54に載置された被加工物200の環状フレーム201をテープ204を介して吸引保持する。
位置決めピン52は、上面即ちフレーム支持面54に複数設けられ(実施形態1では、3つ)設けられ、それぞれ、上面から上方に突出している。位置決めピン52は、被加工物200の環状フレーム201の外縁に接触して、被加工物200の環状フレーム201をフレーム支持面54上の凹部53及び吸引溝56と同軸となる位置に位置決めする。
前述した構成のロードテーブル50は、搬送ユニット70により、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10の直上の直上領域6と、直上領域6から離れて搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10に隣接するロード領域7とに亘ってY軸方向に沿って移動される。なお、ロード領域7とは、X軸移動ユニット41のY軸方向の一方側の領域であって、ロードテーブル50上に切削加工前の被加工物200が搬入される領域である。
前述した構成のアンロードテーブル60は、搬送ユニット70により、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10の直上の直上領域6と、直上領域6から離れて搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10に隣接するアンロード領域8とに亘ってY軸方向に沿って移動される。なお、アンロード領域8とは、X軸移動ユニット41のY軸方向の他方側の領域であって、アンロードテーブル60上の切削加工後の被加工物200が搬出される領域である。
搬送ユニット70は、チャックテーブル10とロードテーブル50又はアンロードテーブル60との間で被加工物200を搬送するものである。実施形態1において、搬送ユニット70は、切削加工前の被加工物200をロードテーブル50からチャックテーブル10に搬送し、切削加工後の被加工物200をチャックテーブル10からアンロードテーブル60に搬送するものである。
搬送ユニット70は、ロードテーブル移動ユニット71と、アンロードテーブル移動ユニット72と、載せ替えユニット73とを備える。
ロードテーブル移動ユニット71は、ロード領域7と、直上領域6との間でロードテーブル50をY軸方向に移動させるものである。アンロードテーブル移動ユニット72は、アンロード領域8と、直上領域6との間でアンロードテーブル60をY軸方向に移動させるものである。
ロードテーブル移動ユニット71及びアンロードテーブル移動ユニット72は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ及びロードテーブル50,60をY軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
載せ替えユニット73は、直動機構74によってZ軸方向に移動し、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10と、直上領域6に位置付けられたロードテーブル50又はアンロードテーブル60との間で被加工物200を搬送するものである。実施形態1において、載せ替えユニット73は、切削加工前の被加工物200を直上領域6に位置付けられたロードテーブル50から搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10に搬送し、切削加工後の被加工物200を搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10から直上領域6に位置付けられたアンロードテーブル60に搬送するものである。
載せ替えユニット73は、直動機構74によってZ軸方向に移動するとともに、搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10のZ軸方向の上方に配置されたユニット本体75と、ユニット本体75の外縁部に複数設けられ、被加工物200の環状フレーム201を吸引保持する吸引保持部76とを備える。
制御ユニット100は、加工装置1の上述した各ユニットをそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を加工装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理装置が演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を入出力インターフェース装置を介して加工装置1の上述した構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニットと、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力ユニットとに接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
次に、実施形態1に係る加工装置1の加工動作を説明する。加工装置1は、オペレータにより登録された加工内容情報を制御ユニット100が受け付け、オペレータからの加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、加工動作を開始する。
実施形態1において、加工装置1は、加工動作を開始すると、ロードテーブル50をロード領域7に位置付け、アンロードテーブル60をアンロード領域8に位置付け、チャックテーブル10を搬出入領域5に位置付け、スピンドル23を軸心回りに回転して切削ブレード21を回転するとともに切削液供給ノズル24から切削液を供給する。加工装置1は、ロードテーブル50に被加工物200が載置されると、ロードテーブル50に被加工物200を吸引保持し、ロードテーブル50を直上領域6に向かって移動し、ロードテーブル50を直上領域6に位置付ける。
加工装置1は、載せ替えユニット73のユニット本体75を下降し、吸引保持部76でロードテーブル50上の被加工物200の環状フレーム201を吸引保持する。加工装置1は、ロードテーブル50の被加工物200の吸引保持を停止し、載せ替えユニット73のユニット本体75を上昇した後、ロードテーブル50をロード領域7に向かって移動し、ロードテーブル50をロード領域7に位置付ける。
加工装置1は、載せ替えユニット73のユニット本体75を下降し、被加工物200を搬出入領域5に位置付けられたチャックテーブル10の保持面11に載置した後、載せ替えユニット73の吸引保持部76の環状フレーム201の吸引保持を停止する。加工装置1は、チャックテーブル10の保持面11に被加工物200を吸引保持し、載せ替えユニット73のユニット本体75を上昇するとともに、クランプ部12で環状フレーム201をクランプする。
実施形態1において、加工装置1は、X軸移動ユニット41により搬出入領域5から加工領域4に向けてチャックテーブル10を撮像ユニット30の下方まで移動し、撮像ユニット30によりチャックテーブル10に吸引保持した被加工物200を撮像して、アライメントを遂行する。加工装置1は、加工内容情報に基づいて移動ユニット40により切削ユニット20とチャックテーブル10とを相対的に移動させて、切削ブレード21を被加工物200の板状物203にテープ204に達するまで切り込ませて、被加工物200を分割する。
加工装置1は、被加工物200の分割が完了すると、チャックテーブル10を加工領域4から搬出入領域5に向けて移動し、搬出入領域5においてチャックテーブル10の移動を停止し、チャックテーブル10の被加工物200の吸引保持を停止し、クランプ部12の環状フレーム220のクランプを解除する。加工装置1は、載せ替えユニット73のユニット本体75を下降し、吸引保持部76でチャックテーブル10上の被加工物200の環状フレーム201を吸引保持する。
加工装置1は、載せ替えユニット73のユニット本体75を上昇した後、アンロードテーブル60を直上領域6に向かって移動し、アンロードテーブル60を直上領域6に位置付ける。加工装置1は、載せ替えユニット73のユニット本体75を下降し、被加工物200を直上領域6に位置付けられたアンロードテーブル60に載置した後、載せ替えユニット73の吸引保持部76の環状フレーム201の吸引保持を停止する。
加工装置1は、アンロードテーブル60に被加工物200を吸引保持し、載せ替えユニット73のユニット本体75を上昇し、アンロードテーブル60をアンロード領域8に向かって移動し、アンロードテーブル60をアンロード領域8に位置付ける。加工装置1は、アンロードテーブル60の被加工物200の吸引保持を停止し、アンロードテーブル60から被加工物200が搬出されると、加工動作を終了する。
以上説明したように、実施形態1に係る加工装置1は、ロードテーブル50とアンロードテーブル60が被加工物200の環状フレーム201を支持するフレーム支持面54と、板状物203に対応する非接触領域である凹部53を備えることで、ロードテーブル50とアンロードテーブル60とテープ204との密着面積を削減している。その結果、加工装置1は、被加工物200の搬送エラーの発生とテープ204がロードテーブル50,60から剥離する際に発生する静電気を抑制することができるという効果を奏する。
また、加工装置1は、フレーム支持面54に囲まれた非接触領域である凹部53に大気開放路55が連通しているので、被加工物200によって凹部53が密閉され、フレーム支持面54の吸引によって凹部53内の空気も吸引されても、凹部53が大気開放路55により大気開放されているので、テープ204が撓むのを抑制することができる。その結果、加工装置1は、フレーム支持面54の吸引によってテープ204がたわみ被加工物200が破損する事が無い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。たとえば、実施形態1では、加工装置1として切削装置の例を示したが、本発明では、加工装置は、レーザー発振器が発振したレーザー光線を集光器で集光し被加工物200の分割予定ラインを加工するレーザー加工装置であってもいい。
1 加工装置
4 加工領域
5 搬出入領域
6 直上領域
7 ロード領域
8 アンロード領域
10 チャックテーブル
20 切削ユニット(加工ユニット)
21 切削ブレード
24 切削液供給ノズル
41 X軸移動ユニット(テーブル移動ユニット)
50 ロードテーブル
53 凹部(非接触領域)
54 フレーム支持面
55 大気開放路
57 吸引路
60 アンロードテーブル
70 搬送ユニット
71 ロードテーブル移動ユニット
72 アンロードテーブル移動ユニット
73 載せ替えユニット
74 直動機構
200 被加工物
201 環状フレーム
202 開口
203 板状物
204 テープ

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、被加工物を加工する加工領域と被加工物を搬出入する搬出入領域との間で該チャックテーブルを移動するテーブル移動ユニットと、該搬出入領域に隣接し加工前の被加工物を支持するロードテーブルと、該搬出入領域に隣接し加工後の被加工物を支持するアンロードテーブルと、該チャックテーブルと該ロードテーブル又は該アンロードテーブルとの間で被加工物を搬送する搬送ユニットと、を備える加工装置であって、
    該被加工物は、
    環状フレームの開口に板状物が位置づけられテープによって環状フレームと板状物とが一体になったフレームユニットであり、
    該フレームユニットが載置される該ロードテーブル及び該アンロードテーブルは、
    該フレームユニットの該環状フレームを接触して支持するフレーム支持面と、該フレーム支持面に囲まれ該フレーム支持面より低く形成され、載置される該フレームユニットの該板状物に対応する非接触領域と、を備える加工装置。
  2. 該フレーム支持面は、環状の支持面であり、該フレームユニットを吸引保持する吸引路が連通し、
    該非接触領域は、該フレーム支持面に囲まれた凹部であり、該凹部は大気開放路が連通している請求項1に記載の加工装置。
  3. 該加工ユニットは、切削ブレードが装着されるスピンドルと、被加工物に切削液を供給する切削液供給ノズルとを備える切削ユニットである請求項1または請求項2に記載の加工装置。
  4. 該搬送ユニットは、
    該テーブル移動ユニットの一方側で該搬出入領域に隣接するロード領域と、該搬出入領域に位置付けられた該チャックテーブルの直上の直上領域との間で該ロードテーブルを移動させるロードテーブル移動ユニットと、
    該テーブル移動ユニットの他方側で該搬出入領域に隣接するアンロード領域と、該直上領域との間で該アンロードテーブルを移動させるアンロードテーブル移動ユニットと、
    直動機構によって鉛直方向に移動し、該搬出入領域に位置付けられた該チャックテーブルと、該直上領域に位置付けられた該ロードテーブル又は該アンロードテーブルとの間で被加工物を搬送する載せ替えユニットと、を備えることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の加工装置。
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