JP2022102112A - 作業対価算出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】異常な実績に対する対価算出を抑制する作業対価算出システムを提供する。【解決手段】作業対価算出システム100は、作業IDに紐づく作業の位置情報の実績値を取得し、作業位置の閾値と、位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差を作業IDごとに比較して、位置情報の実績値が適切な値であるかを判定し、作業IDに紐づく作業開始時と終了時の実績値を取得し、作業時間の閾値と、作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間を作業IDごとに比較して、作業開始時と終了時の実績値が適切であるかを判定し、位置情報の実績値および作業開始時と終了時の実績値の判定結果に対して承認された作業に対する作業対価を算出する。【選択図】図9

Description

本発明は、作業実績に基づき対価を算出する作業対価算出システムに関する。
物流業界では、積込みや取卸し、荷待ちなどの追加業務に対する作業日報の記録を義務付けることで、輸配送における労働状況を正確に把握する取り組みが行われている。また、ドライバが作業実態に適した対価を収受できるよう、運送とそれ以外の業務を明確に分け、各作業に対する適切な賃金をドライバに支払うことが求められている。
一方で物流業界では、物流会社が下請けの配送業者に配送を委託することが多く、配送完了後に、発注元の物流会社と発注先の配送業者の調達や経理担当者が都度、作業実績に適した対価を算出し、作業実績と金額の相互確認をするのは作業負担が大きい。近年では、作業実績と料金表を基に、対価を自動算出する技術が利用されている。
サービスの利用時間の実績データを基に、適切に利用料金を課金できる技術として、特開2020-047216号公報(特許文献1)に記載の技術がある。特許文献1によれば、「サービスの利用実績データを記録し、例えば、サービス提供者が記録データを相互に検証することで、特定の管理者を設けることなく、適切な課金の仕組みを実現できる。」という記載がある。
また、携帯情報端末を用いて電子決済可能な店舗の位置情報と店舗名、店舗ごとの電子決済の利用限度額を記憶しておき、携帯情報端末の現在位置情報と店舗位置情報を適合し、電子決済金額が紐づけられた店舗の利用限度額を超えていないかを判定する技術として、特開2006-004264号公報(特許文献2)に記載の技術がある。特許文献2によれば、「現在位置情報が前記店舗位置情報に適合し、かつ、前記支払額が前記利用制限額内である場合に、前記支払額についての決済を許可し、決済に必要な決済用情報を外部に送信する。」という記載がある。
特開2020-047216号公報 特開2006-004264号公報
特許文献1では、ユーザのサービス利用時間の実績データを、耐改ざん性を持ち、分散データベースであるブロックチェーンに記録することで、適切にサービスの利用料金を課金している。しかし、ブロックチェーンに記録されるサービスの利用時間の実績データが、異常値であるかどうかの判定は行っておらず、異常な利用時間の実績データを取得していても、課金処理が行われてしまうという課題がある。また、サービス利用時のユーザの位置情報の収集も行っておらず、サービスが適切な場所で利用されているかどうかの判定ができない。
また、特許文献2では、携帯情報端末の位置情報を基に、その位置に適切な電子決済の利用限度額を事前に定めることで、利用限度額の範囲外となる決済を防止する技術が提供されている。位置情報の適合性の判定と電子決済の利用額が許容範囲内であるかの判定は行っているが、あらかじめ適切な利用限度額を設定しておく必要があり、実績状況に合わせて、利用限度額の更新や調整ができない。
そこで、本発明の一態様は、異常な実績に対する対価算出を抑制することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業対価算出システムは、1以上のプロセッサと、1以上の記憶装置と、を含む。前記1以上の記憶装置は、作業IDに紐づく作業の位置情報の予定値と、前記作業IDに紐づく作業位置の閾値と、前記作業IDに紐づく作業時間の閾値を保持する。前記1以上のプロセッサは、前記作業IDに紐づく作業の位置情報の実績値を取得し、前記作業位置の閾値と、前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差を前記作業IDごとに比較して、前記位置情報の実績値が適切な値であるかを判定し、前記作業IDに紐づく作業開始時と終了時の実績値を取得し、前記作業時間の閾値と、前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間を前記作業IDごとに比較して、前記作業開始時と終了時の実績値が適切であるかを判定し、前記位置情報の実績値および前記作業開始時と終了時の実績値の判定結果に対して承認された作業に対する作業対価を算出する。
本発明の一態様は、異常な実績に対する対価算出を抑制できる。前述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施例1の機能的構成例を示すブロック図である。 実施例1の算出処理手順例を示すフローチャートである。 実施例1の算出処理手順例を示すフローチャートである。 実施例1のサーバへの入力データの配送情報の一例を示す説明図である。 実施例1のサーバへの入力データの作業予定情報の一例を示す説明図である。 実施例1の作業者のモバイル端末への入力データの位置情報実績値の一例を示す説明図である。 実施例1の作業者のモバイル端末への入力データの作業日時実績値の一例を示す説明図である。 実施例1の支払先・支払元端末への出力データの承認判定依頼通知の一例を示す説明図である。 実施例1の閾値更新処理手順例を示すフローチャートである。 実施例1の支払先・支払元端末への出力データの最終判定結果の一例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施例に従って詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。また、多くの場合作業者はドライバを指す。
実施例1は、作業者であるドライバが輸配送時に行う、運送や積込み、取卸し、荷待ちなどの作業の対価算出に本発明を適用した場合の例を示す。本実施例では、作業者がモバイル端末で取得した作業時の日時と位置情報をサーバに送信する。サーバは、異常な実績値でないかの自動判定を行い、その後、それに対する支払先・支払元の承認結果を基に作業対価算出を行う場合の例を示す。
作業者が作業時の日時情報や位置情報を取得し、サーバに送信する作業実績通知装置の一例として、モバイル端末を例に説明する。以下、作業対価算出システムの構成および処理の流れを説明する。
<作業対価算出システムのハードウェア構成例>
図1は、実施例1の作業対価算出システムのハードウェア構成例を示すブロック図である。作業対価算出システム100は、サーバ110と作業者のモバイル端末120と支払先端末130-1と支払元端末130-2を含む。
サーバ110は、ハードウェア構成要素として、演算部111と、情報保持部112と、通信部113と、を含む。演算部111は、サーバ110を制御する。また、演算部111は、情報保持部112に格納されたプログラムに記述された命令に従って、後述する種々の処理を実行する1以上のプロセッサである。例えば、モバイル端末120から送信された実績値などのデータの書き込み、実績値に対する自動判定や金額の自動算出などを行う。
情報保持部112は、例えば半導体記憶装置、磁気ディスク記憶装置、又はそれらの組合せ等であり、演算部111によって実行されるプログラムおよび演算部111の処理の際に参照されるデータや演算部111の処理で出力されたデータなどを格納する。情報保持部112が記憶するデータベースは支払先端末130-1、支払元端末130-2から検索が可能であり、耐改ざん性が担保されたデータベースである。例えば、ブロックチェーンなどの分散台帳技術が使用される。
通信部113は、インターネットなどのネットワーク140と接続し、モバイル端末120や支払先端末130-1または支払元端末130-2との間で情報を送受信する。
モバイル端末120は、輸配送時にドライバなどの作業者に携帯され、各作業の作業開始時と終了時の日時情報と、位置情報とをサーバ110へ送信する。モバイル端末120は、ハードウェア構成要素として、演算部121と、情報保持部122と、通信部123と、入力部124と、表示部125と、を含む。演算部121は、情報保持部122、通信部123、入力部124、および表示部125に接続し、モバイル端末120の動作全般を制御する。
情報保持部122は、演算部121によって実行されるプログラムおよび演算部111の処理で出力されたデータなどを格納する。例えば、入力部124によって作業開始と終了の情報が入力されると、演算部121がその時点のモバイル端末120の位置情報や日時情報を情報保持部122に格納する。
通信部123は、ネットワーク140を通じて、情報保持部122に格納された各作業の位置情報や日時情報をサーバ110に送信する。
入力部124は、作業者が、作業報告を開始する配送IDの選択、実施する作業項目の選択、または作業開始と終了時の日時情報や位置情報を送信するための、入力装置である。入力部124としては、例えば、タッチパネルやキーボード、マウスを想定する。配送IDを運行指示書などに印字されたバーコードから読み取る場合、入力部124はバーコードリーダや二次元コードリーダなどを含んでも良い。
表示部125は、例えば画像表示装置(ディスプレイ)のような、情報を出力するデバイスである。表示部125は、作業一覧から記録を開始する作業を選択する画面や、作業開始と終了を入力するためのボタン、作業者への伝達事項などを画面上に表示する。
支払先端末130-1と支払元端末130-2は、例えば、サーバ110から情報を送受信するためのPCおよびモバイル端末である。支払先端末130-1及び支払元端末130-2は、それぞれ、ハードウェア構成要素として、演算部131と、情報保持部132と、通信部133と、入力部134と、表示部135と、を含む。
演算部131は、支払先・支払元端末130の動作全般を制御する。また、演算部131は、情報保持部132に格納されたプログラムに記述された命令に従って、後述する種々の処理を実行する1以上のプロセッサである。例えば、サーバ110から送信された自動判定結果に対する承認判定依頼通知の表示や、承認判定結果の送信を行う。通信部133は、ネットワーク140を通じて承認判定結果をサーバ110に送信する。
入力部134は、サーバ110の自動判定結果に対する承認判定結果を入力するための入力装置である。入力部134としては、例えば、タッチパネルやキーボード、マウスなどを想定する。表示部135は、例えば画像表示装置(ディスプレイ)のような、情報を出力するデバイスである。表示部135は、サーバ110から送信された、自動判定結果に対する承認判定依頼通知などを画面上に表示する。
<作業対価算出システムの機能的構成例>
図2は、実施例1の作業対価算出システム100の機能的構成例を示すブロック図である。作業対価算出システム100のサーバ110は、予定情報記憶部211と、作業実績記憶部212と、位置閾値記憶部213と、を含む。サーバ110は、位置情報評価部214と、作業時間評価部215と、時間閾値記憶部216と、判定結果記憶部217と、料金表記憶部218と、承認依頼通知部219と、承認結果取得部220と、金額算出部221と、を含む。これら機能部は、演算部111が他の構成要素と協働することが実現できる。
配送情報243、作業予定情報244、位置誤差閾値初期値245、時間閾値初期値246および料金表247は、サーバ110の情報保持部112に記憶されている。
作業対価算出システム100のモバイル端末120は、位置情報取得部225と、時間情報取得部222と、作業実績送信部223と、を含む。これら機能部は、演算部121が他の構成要素と協働することが実現できる。位置情報実績値241と作業日時実績値242は、モバイル端末120の情報保持部122に記憶されている。
作業対価算出システム100の支払先・支払元端末130は、承認依頼表示部231と、承認結果入力部232と、最終結果表示部233と、を含む。支払先・支払元端末130は、支払先端末130-1おより支払元端末130-2のそれぞれを意味する。これら機能部は、演算部131が他の構成要素と協働することが実現できる。承認判定依頼通知248、金額情報250および最終判定結果251は、支払先・支払元端末130の表示部135に表示される。承認判定結果249は、支払先・支払元端末130の入力部134に入力される。
ここで承認判定依頼通知248については、必ずしも表示部135に表示される必要はない。また、承認判定結果249についても、必ずしも入力部134で入力される必要はない。例えばネットワーク140を介して、支払先・支払元端末130が、支払先や支払元が各々持つ外部システムに承認判定依頼通知248を送信し、外部システムが自動処理した承認判定結果249を、外部システムから支払先・支払元端末130が受信してもよい。これにより、人が承認する作業が効率化される。
<作業対価算出システムによる算出処理手順例>
図3Aおよび図3Bは、実施例1の作業対価算出システム100による算出処理手順例を示すフローチャートである。
作業対価算出処理を開始する前に、サーバ110の位置閾値記憶部213が、各作業の位置誤差の閾値の初期値である、位置誤差閾値初期値245を情報保持部112に格納し、時間閾値記憶部216が、各作業の作業時間の閾値の初期値である、時間閾値初期値246を情報保持部112に格納しておく(ステップS301)。つぎに、サーバ110の料金表記憶部218が料金表247を情報保持部112に格納しておく(ステップS302)。
ここで、サーバ110が取得する各作業の位置誤差閾値初期値245と、時間閾値初期値246と、料金表247の詳細について説明する。位置誤差の閾値は、作業IDに紐づけられる。位置誤差の閾値は、例えば、作業を実施した場所の緯度の実績値と予定値との間の誤差の閾値、経度の実績値と予定値との間の誤差の閾値で表される。また、作業時間の閾値は、作業IDに紐づけられる。作業時間の閾値は、例えば、作業開始から終了までに経過した時間の閾値である。料金表247は、作業IDに紐づく、単位時間あたりの作業の対価を示す。料金表247は、例えば、時間給を設定してもよいし、分給などを設定してもよい。料金表により作業により適した対価の計算が可能となる。
つぎに、サーバ110の予定情報記憶部211が、配送情報243と作業予定情報244を情報保持部112に格納しておく(ステップS303)。配送情報243の詳細については図4を用いて、作業予定情報244の詳細については図5を用いて後述する。
つぎに、作業対価算出システム100は、作業者による算出処理の開始指示の有無を判定する(ステップS304)。開始指示がある場合(ステップS304:YES)、作業対価算出システム100は算出処理を開始する。開始指示がない場合(ステップS304:NO)、作業対価算出システム100はステップS305以降の算出処理を実行することなく終了する。
つぎに、モバイル端末120の位置情報取得部225が、各作業の開始時と終了時の位置情報の実績値241を取得し、時間情報取得部222が各作業の開始時と終了時の作業日時の実績値242を取得する(ステップS305)。位置情報の実績値241の詳細については図6を用いて、作業日時の実績値242の詳細については図7を用いて後述する。
モバイル端末120は、作業者によって、画面上で配送IDを選択するボタンが押されるか、作業者が持つ運行指示書などに印字されたバーコードを読み取ることで、配送IDを取得する。また、モバイル端末120は、作業者によって、画面上で作業項目が選択されることにより作業IDを取得する。その後、作業開始時に画面上で開始ボタンが押され、作業終了時に終了ボタンが押されることに応答して、モバイル端末120は、開始ボタンと終了ボタン押下時の位置情報と日時情報を自動的に取得する。
ただし、実績情報を取得するタイミングをモバイル端末120に通知する手段として、モバイル端末120の画面上のボタンを押下する方法に限定しない。例えば、作業者のモバイル端末120や作業者が装備したウェアラブル端末などの加速度センサから、加速度データを収集し、それを基に作業対価算出システム100が作業開始と終了のタイミングを自動的に判定し、作業開始時と終了時の位置情報と日時情報を取得してもよい。これにより、人がボタンを押下する作業が効率化される。
なお、作業者のモバイル端末120による、位置情報の取得方法も限定しない。位置情報取得部225は、GPSから位置情報を取得する以外にも、屋内に取り付けたビーコンや無線ネットワーク装置のSSIDから位置情報を取得してもよい。また作業場所の建物内にビーコンや無線ネットワーク装置がない場合、作業場所の近くにある建物のビーコンや無線ネットワーク装置のSSIDから位置情報を取得してもよい。これにより、屋内や地下で作業を行うため、GPSから位置情報を取得できない場合も、他の方法により位置情報を取得することが可能となる。
さらに、モバイル端末120の画面上に、現在の位置情報と、配送ID、作業IDに紐づいた作業実施予定の位置情報を表示し、モバイル端末120の画面上で、作業者が位置情報の予定値とずれていた場合に、作業者に移動するように指示しても良い。また、位置情報の予定値と実績値がずれている場合、作業者が位置補正をし、位置補正した情報をサーバ110に送信後、支払先・支払元端末130に送信してもよい。これにより、位置補正の情報を基に、位置誤差の閾値を更新することが可能となる。
また、作業者が運ぶ荷物を動かすなどの動作を伴う作業に関しては、作業開始・終了時に荷物のRFIDタグを読み込み、作業完了後の荷物を撮影し、位置情報や作業時間の実績値と共に、画像情報もサーバ110に送信してもよい。また、モバイル端末や作業者が装備したウェアラブル端末の加速度センサから取得した加速度データや、ジャイロセンサから取得した角速度データなどをサーバ110に送信してもよい。これにより、作業実績の根拠となる証拠情報を収集できるため、より詳細な自動判定を実施することが可能となる。
つぎに、モバイル端末120の作業実績送信部223が、位置情報取得部225から位置情報の実績値241を取得し、時間情報取得部222から作業日時の実績値242を取得する(ステップS306)。
つぎに、サーバ110の作業実績記憶部212が、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242をモバイル端末120の作業実績送信部223から取得し、情報保持部112に格納する(ステップS307)。
つぎに、サーバ110の位置情報評価部214が、作業実績記憶部212から各作業の位置情報の実績値241を取得した後、各配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値を予定情報記憶部211から取得し、位置閾値記憶部213から各作業IDに紐づいた位置情報の実績値と予定値の誤差の閾値を取得する(ステップS308)。なお、位置情報の実績値と予定値との間の誤差の閾値は、作業実施場所と作業予定場所の緯度の絶対誤差の閾値と、作業実施場所と作業予定場所の経度の絶対誤差の閾値である。位置情報の予定値の取得方法については、図4、図5を用いて後述する。
つぎに、サーバ110の位置情報評価部214が、各作業の開始時と終了時の位置情報の実績値と予定値の誤差が閾値以下であるか自動判定する。具体的には、ある作業IDに紐づく作業の開始時と終了時の場所の緯度の予定値と、配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業の開始時と終了時の場所の緯度の実績値の絶対誤差が、同じ作業IDに紐づく緯度の位置誤差の閾値以下であるかを自動判定する。開始時と終了時の場所の経度に対しても、上記と同様の処理を行う(ステップS309)。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、各作業の位置情報の実績値241に対する自動判定結果を位置情報評価部214から取得する。位置情報の自動判定結果が、緯度および経度の位置誤差が閾値以下であることを示す場合、判定結果記憶部217は、配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対する自動判定の承認フラグを、情報保持部112に格納する(ステップS310)。
つぎに、サーバ110の作業時間評価部215が、作業実績記憶部212から各作業の作業日時の実績値242を取得した後、各作業の開始時と終了時の作業日時から作業時間を算出する。(ステップS311)。
つぎに、サーバ110の作業時間評価部215が、時間閾値記憶部216から各作業IDに紐づいた作業時間の閾値を取得し、作業日時の実績値242から算出した各作業の作業時間が、同じ作業IDに紐づいた作業時間の閾値以下であるか自動判定する。(ステップS312)。
なお、ここでは、位置情報と作業時間の実績値に対する自動判定において、実績値が閾値以下であるか、閾値より大きいかの二段階評価の例を記載しているが、サーバ110の情報保持部112に閾値を複数設定する、もしくは閾値との誤差が小さい実績値に対し、中間の評価値を割り当てることにより、三段階評価など、多段階の評価にしてもよい。これにより、より詳細な判定が可能となる。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、各作業の作業日時の実績値242に対する自動判定結果を作業時間評価部215から取得する。作業時間の自動判定結果が、作業時間が閾値以下であることを示す場合、判定結果記憶部217は、配送ID、作業IDの作業日時の実績値242に対する自動判定の承認フラグを、情報保持部112に格納する(ステップS313)。
つぎに、作業対価算出システム100は、情報保持部112に新しく登録された配送IDに紐づく、位置情報の実績値241の自動判定結果と作業日時の実績値242の自動判定結果を検索し、どちらかの自動判定で却下された作業IDの有無を判定する(ステップS314)。上述のように、位置誤差絶対値が閾値を超える場合または作業時間が閾値を超える場合、却下の自動判定がなされる。却下された作業IDがある場合(ステップS314:YES)、作業対価算出システム100はステップS315以降の処理を開始する。却下された作業IDがない場合(ステップS314:NO)、作業対価算出システム100はステップS322以降の処理を開始する。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、情報保持部112に新しく登録された配送IDに対し、自動判定の承認フラグがない作業IDに紐づく、配送ID、作業ID、位置情報の実績値241、作業日時の実績値242、閾値情報および自動判定結果を、承認依頼通知部219に送信する(ステップS315)。
ここで、すべての配送に対し、すべての作業が必ず実施される場合は、実績値が取得されなかった配送ID、作業IDに対しても、承認依頼通知部219に送信してもよい。
つぎに、サーバ110の承認依頼通知部219が、位置情報の自動判定と作業日時の自動判定の少なくとも一方で却下された配送ID、作業IDに対する、承認判定依頼を支払先・支払元端末130の承認依頼表示部231に送信する(ステップS316)。
つぎに、支払先・支払元端末130の承認依頼表示部231が承認判定依頼通知248を支払先・支払元端末130の画面に表示する(ステップS317)。
つぎに、支払先・支払元端末130の承認結果入力部232が、支払先・支払元端末130に入力された支払先と支払元の承認判定結果249を各々取得する(ステップS318)。支払先・支払元端末130の画面に表示する承認判定依頼通知248と承認判定結果249の詳細については図8を用いて後述する。
つぎに、サーバ110の承認結果取得部220が、支払先・支払元端末130の承認結果入力部232から支払先と支払元の承認判定結果249を各々取得する(ステップS319)。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、支払先と支払元の承認判定結果249を承認結果取得部220から取得し、位置情報の自動判定と作業日時の自動判定の少なくとも一方で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせに対する、支払先と支払元の支払承認フラグを情報保持部112に格納する(ステップS320)。承認判定結果249は、支払が承認された配送ID及び作業IDの組み合わせに対して、支払い承認フラグを与える。
なお、承認判定依頼通知248を支払元端末130-2のみに送信してもよい。その場合、支払元担当者が支払先担当者に作業が実際に行われていたか確認の連絡をし、支払先担当者が作業者に作業が適切に行われていたかどうかを確認する。支払先担当者が、作業が行われていることを確認できた場合、その旨を支払元担当者に通知することで、その情報を基に作成された承認判定結果249を、支払元端末130-2の承認結果入力部232が取得してもよい。
ここで、自動判定と支払先・支払元による承認判定で共に却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせに対して、さらに支払先・支払元の上位責任者に再度通知が行き、承認判定を促すようにしてもよい。また、上位責任者の支払承認フラグも情報保持部112に格納してもよい。これにより、複数の承認者の判定結果を作業対価算出処理に反映できる。
つぎに、サーバ110の位置閾値記憶部213と時間閾値記憶部216が、支払先と支払元の支払承認フラグを基に、位置誤差の閾値と作業時間の閾値を更新する(ステップS321)。位置閾値記憶部213は位置閾値を更新する位置閾値更新部であり、時間閾値記憶部216は、時間閾値を更新する時間閾値更新部である。閾値の更新処理については図9を用いて後述する。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242に対し、自動判定の承認フラグが両方にある、もしくは、支払先と支払元の支払承認フラグが両方にある、配送IDおよび作業IDの組み合わせを選択する。サーバ110の判定結果記憶部217は、選択配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業時間の実績値と、作業IDのデータセットとを、金額算出部221に送信する(ステップS322)。
つぎに、サーバ110の金額算出部221が、料金表記憶部218から料金表247に基づき、該当する作業IDに紐づく単位時間あたりの料金を取得し、判定結果記憶部217から取得した作業時間の対価を算出する。その後、算出した対価を情報保持部112に格納し、判定結果記憶部217に送信する(ステップS323)。作業時間の対価は、単位時間あたりの料金に作業時間を乗算することで算出される。ただし、作業時間の対価の算出方法は限定されない。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、該当する配送IDの作業IDの実績値に対する金額情報250と最終判定結果251を、支払先・支払元端末130の最終結果表示部233に送信する(ステップS324)。
つぎに、支払先・支払元端末130の最終結果表示部233が、金額情報250と最終判定結果251を支払先・支払元端末130の画面上に表示する。(ステップS325)。ここで、金額情報250は配送IDに紐づく、全ての作業IDの実績値それぞれに対する対価と、それらの合計金額である。支払先・支払元端末130の画面に表示する最終判定結果251の詳細については、図10を用いて後述する。
また、最終判定結果251を受け入れるかどうかの判断結果を支払先・支払元端末130から取得し、サーバ110に情報保持部112に記憶後、支払先・支払元端末130にその判断結果を送信しても良い。
つぎに、図3Aに示すステップS304に戻り、作業対価算出システム100は、作業者による算出処理の開始指示がなければ(ステップS304:No)、算出処理を終了する。
<入力データの配送情報の一例>
図4は、作業対価算出システム100のサーバ110への入力データの配送情報243の一例を示す説明図である。なお、図4に記載されているデータについてはあくまで一例であり、限定されない。
配送情報243は、作業者が実施予定の配送に関する情報である。配送情報243は、配送ID411、積込先412、納品先413、配送依頼業者ID414の項目を含む。積込先412、納品先413の項目は、拠点の住所情報を格納してもよいし、拠点の緯度・経度を格納してもよい。ただし、拠点の住所情報を格納する場合は、ステップS308において、予定情報記憶部211が位置情報評価部214に送信する位置情報の予定値として、ジオコーディングなどによって、住所を緯度・経度に変換したデータを送信する必要がある。また、積込先から納品先への配送時に、立ち寄り拠点が複数存在する場合は、立ち寄り拠点の住所を配送情報243に追加してもよい。
また、ある配送IDに対し、元請、孫請など複数の下請配送業者が存在する場合、配送依頼業者ID414の項目は、配送を依頼する下請配送業者のIDを格納する。また、作業IDによって、作業を依頼する配送依頼業者が異なる場合は、配送情報243に作業ID欄を追加し、配送依頼業者ID414の項目は、作業IDごとの配送依頼業者IDを格納してもよい。また、積込日時、納品日時、および配送依頼業者名称などの情報を配送情報243に追加してもよい。これにより、複数の下請配送業者が存在する場合でも、本実施例を適用できる。
<入力データの作業予定情報の一例>
図5は、作業対価算出システム100のサーバ110への入力データの作業予定情報244の一例を示す説明図である。なお、図5に記載されているデータは一例であり、限定されない。
作業予定情報244は、各作業が実施される予定場所の情報である。作業予定情報244は、作業ID511、作業名512、作業開始予定場所513、作業終了予定場所514の項目を含む。作業開始予定場所513、作業終了予定場所514の項目は、配送情報243に拠点の住所情報もしくは緯度・経度が登録されている拠点名を示す。例えば、配送情報243に、積込先412、納品先413の他に、立ち寄り拠点1、立ち寄り拠点2の住所情報もしくは緯度・経度も登録されている場合、作業開始予定場所513、作業終了予定場所514として、積込先、納品先、立ち寄り拠点1、立ち寄り拠点2のいずれかを登録できる。
<位置情報の予定値の取得方法の一例>
ここで、図4、図5を用いて、位置情報評価部214が、該当する配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値を取得する方法について説明する。以下に説明するように配送情報243および作業予定情報244を使用した処理により、情報保持部で保持する情報量を低減できる。
サーバ110の位置情報評価部214が、各作業の位置情報の実績値241から配送IDおよび作業IDの組み合わせのデータセットを読み出し、予定情報記憶部211に送信する。つぎに、予定情報記憶部211が、図5の作業予定情報244から、作業IDに紐づく作業開始予定場所513と作業終了予定場所514を検索する。
つぎに、予定情報記憶部211が、図4の配送情報243から、配送IDに紐づく作業開始予定場所513と作業終了予定場所514の住所もしくは緯度・経度を検索する。つぎに、予定情報記憶部211が、各配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値の情報として、配送ID、作業ID、作業開始予定場所の緯度・経度および作業終了予定場所の緯度・経度のデータセットを、位置情報評価部214に送信する。上述のように、予定情報記憶部211は、予定場所の情報を検索する予定情報検索部である。
<入力データの位置情報実績値の一例>
図6は、作業対価算出システム100のモバイル端末120への入力データの位置情報実績値241の一例を示す説明図である。なお、図6に記載されているデータについてはあくまで一例であり、限定されない。
位置情報実績値241は、作業者が各作業の作業を開始する時と終了する時に、モバイル端末120から取得する位置情報である。位置情報実績値241は、配送ID411、作業ID511、作業開始時の緯度611、作業開始時の経度612、作業終了時の緯度613、作業終了時の経度614の項目を含む。
<入力データの作業日時実績値の一例>
図7は、作業対価算出システム100のモバイル端末120への入力データの作業日時実績値242の一例を示す説明図である。なお、図7に記載されているデータは一例であり、限定されない。
作業日時実績値242は、作業者による各作業の作業開始時と終了時に、モバイル端末120から取得する日時情報である。作業日時実績値242は、配送ID411、作業ID511、作業開始日時711、作業終了日時712の項目を含む。作業開始日時711、作業終了日時712は、西暦、月、日および時間などを示す。
<出力データの承認判定依頼通知の一例>
図8は、作業対価算出システム100の支払先・支払元端末130の画面上に出力される承認判定依頼通知248の一例を示す説明図である。なお、図8に記載されているデータについてはあくまで一例であり、限定されない。
承認判定依頼通知248は、ステップS317において承認依頼表示部231が支払先・支払元端末130の画面に表示する通知である。承認判定依頼通知248は、配送ID411、作業ID511、作業開始日時711、作業終了日時712、作業時間811、時間閾値812、時間自動判定結果813、作業予定場所の緯度814、作業予定場所の経度815の項目を含む。承認判定依頼通知248は、さらに、作業開始時の緯度611、作業開始時の経度612、作業終了時の緯度613、作業終了時の経度614、緯度閾値816、経度閾値817、位置自動判定結果818、支払承認819の項目を含む。
サーバ110の位置情報評価部214、作業時間評価部215のどちらかで却下された作業IDに対しては、支払を承認するか、却下するかの選択を支払先、支払元に促すために、画面上に支払承認819の選択項目として、支払承認ボタン820、支払却下ボタン821が表示されている。
支払承認ボタン820が押された場合、承認結果入力部232は承認判定結果249として支払承認情報を取得し、支払却下ボタン821が押された場合、承認結果入力部232は承認判定結果249として支払却下情報を取得する。ただし、支払先端末の画面には、支払承認ボタン820ではなく受取承認ボタンを表示し、支払却下ボタン821ではなく受取却下ボタンを表示してもよい。
ただし、承認判定結果249が入力部134で入力された結果ではなく、外部システムが処理した結果を基に、作成される場合は、承認判定依頼通知248として、支払承認ボタン820、支払却下ボタン821を支払先・支払元端末130の画面に表示する必要はない。
また、承認判定依頼通知248として、支払先・支払元端末130の画面上で支払承認ボタン820が押された場合、閾値更新可否を選択するための、閾値更新ボタン、閾値更新無しボタンを表示してもよい。閾値更新可否とは、承認判定結果249を、閾値更新に反映させるかどうかの情報である。閾値更新ボタンが押された場合のみ、ステップS321において、閾値更新処理手順に従って、閾値の更新をする。
これにより、通常は支払承認をしないような実績に対して、その時だけ特別な理由から支払承認をせざるを得ない場合にも、閾値の更新をせずに、承認判定結果249として、支払承認情報を取得することが可能となる。
<閾値更新処理手順例>
図9は、作業対価算出システム100による、閾値更新処理手順例を示すフローチャートである。図3Bのステップ321で行う、閾値更新処理について詳細を説明する。
サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。双方の支払承認フラグがある場合は、判定結果記憶部217は、位置閾値記憶部213に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置情報の実績値と予定値との間の誤差と作業IDを送信する(ステップS901)。
つぎに、サーバ110の位置閾値記憶部213が、判定結果記憶部217から取得した位置情報の実績値と予定値の誤差を、作業IDに紐づく位置誤差の新たな閾値として更新する(ステップS902)。
つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、作業日時の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。双方の支払承認フラグある場合は、判定結果記憶部217は、時間閾値記憶部216に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の実績値と作業IDを送信する(ステップS903)。
つぎに、サーバ110の時間閾値記憶部216が、判定結果記憶部217から取得した作業時間の実績値を、作業IDに紐づく作業時間の新たな閾値として更新する(ステップS904)。
他の例において、ステップS902において、サーバ110の位置閾値記憶部213が、新たに判定結果記憶部217から取得した作業IDの位置情報の実績値と予定値の誤差と同じ作業IDに紐づく過去の位置誤差の閾値との平均値を、作業IDの新たな位置誤差の閾値として更新してもよい。これにより、支払先・支払元端末130から取得する、承認判定結果249にばらつきがある場合にも、過去の閾値の判定結果を基に標準的な水準の閾値を設定できる。
<出力データの最終判定結果の一例>
図10は、作業対価算出システム100の支払先・支払元端末130への出力データの最終判定結果251の一例を示す説明図である。なお、図10に記載されているデータについてはあくまで一例であり、限定されない。
最終判定結果251は、支払先・支払元端末130の画面に表示される支払可否の最終判定結果である。最終判定結果251は、配送ID411、作業ID511、時間自動判定結果813、位置自動判定結果818、及び支払元の支払可否最終判定結果1011の項目を含む。
実施例1によれば、作業対価算出システム100を用いて、作業者のモバイル端末120から収集した、各作業の位置情報と作業日時の実績値を基に、作業実績の対価を自動算出できる。また、サーバ110に登録された位置誤差と作業時間の閾値を用いて、異常な実績値でないかの自動判定結果をすることで、異常値に対する作業対価算出と支払を防止できる。これにより、例えば、作業者が作業終了時に終了ボタンを押し忘れたことで、間違えて実績データを記録してしまった場合や、故意に作業者が作業実績を改ざんしようとした場合にも、異常値を検知することができる。
さらに、サーバ110に登録された閾値が適切な値でない場合に、自動判定結果で却下された実績値に対する支払先と支払元の承認判定結果をフィードバックすることで、閾値を適切な値に更新することが可能となる。これにより、支払先もしくは支払元の担当者が作業者へ直接電話するなどにより、作業者に実際の状況を確認できるため、実態に沿った閾値の更新が実現できる。
また、実績値や閾値の更新履歴、算出した金額情報は、耐改ざん性を持ち、支払先と支払元が共有可能なデータベースに保存されるため、支払先と支払元がお互い監視した状態で、これらの情報を管理することができる。これにより、作業対価算出システム100で算出され、記憶された金額情報を基に、銀行などの中央機関が発行する法定通貨に限らず、仮想通貨などでも支払いも可能となる。
さらに、本実施例では、自動判定で却下された実績値に対してのみ、支払先・支払元端末130から承認判定結果を取得すればよいので、支払先、支払元の担当者が承認判定結果を入力する場合、全実績を確認する従来と比較して、実績確認作業の工数削減につながる。また、支払先と支払元が共通のデータベースで同じ金額情報を管理することにより、従来業務における金額明細書のやり取りが不要となり、郵送費や人件費の削減にもつながる。
上述のように、本実施例により、異常な実績値を検知し、判定の基準となる閾値を適切に更新することで、異常な実績に対する対価算出を高精度に防止することができる。
つぎに実施例2について説明する。実施例1では、作業IDごとに位置誤差と作業時間の閾値を更新する場合について記載した。実施例2では、作業IDに加え、場所IDと端末IDごとに閾値を更新する場合の作業対価算出処理について説明する。場所IDは作業場所を識別する番号を指し、端末IDは作業者のモバイル端末の機種を識別するIDを指す。
以下に説明する相違点を除き、実施例2の作業対価算出システム100の各部は、図1~図10に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。以下、図4、図6、および図7を参照し、実施例1から変更がある箇所を説明する。
<実施例2における入力データの配送情報の一例>
実施例2では、配送情報243は、図4の配送情報243に対して、積込先の場所IDと、納品先の場所IDの項目を追加で含む。
<実施例2における入力データの位置情報実績値の一例>
実施例2では、位置情報実績値241は、図6の位置情報実績値241に対して、端末IDの項目を追加で含む。
<実施例2における入力データの作業日時実績値の一例>
実施例2では、作業日時実績値242は、図7の作業日時実績値242に対して、端末IDと、を追加で含む。
実施例1から変更があるステップを、以下に示す。ステップS301:作業対価算出処理を開始する前に、サーバ110の位置閾値記憶部213が、場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせごとの位置誤差の閾値の初期値245を情報保持部112に格納し、時間閾値記憶部216が場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせごとの作業時間の閾値の初期値246を情報保持部112に格納しておく。
ステップS308:サーバ110の位置情報評価部214が、作業実績記憶部212から各作業の位置情報の実績値241を取得した後、各配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値を予定情報記憶部211から取得し、位置閾値記憶部213から各場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の実績値と予定値の誤差の閾値を取得する。
ステップS309:、サーバ110の位置情報評価部214が、各作業の開始時と終了時の位置情報の実績値と予定値の誤差が閾値以下であるか自動判定する。具体的には、ある作業IDに紐づく作業の開始時と終了時の場所の緯度の予定値と、配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業の開始時と終了時の場所の緯度の実績値の絶対誤差が、同じ場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置誤差の閾値以下であるかを自動判定する。開始時と終了時の場所の経度に対しても、上記と同様の処理を行う。
ステップS312:サーバ110の作業時間評価部215が、位置情報評価部214から場所IDを取得し、時間閾値記憶部216から、各場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた作業時間の閾値を取得し、作業日時の実績値242から算出した各作業の作業時間が、同じ場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の閾値以下であるか自動判定する。
ステップS901:サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。ある場合は、位置閾値記憶部213に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置情報の実績値と予定値の誤差、配送ID、作業ID、場所ID、および端末IDを送信する。
ステップS902:サーバ110の位置閾値記憶部213が、判定結果記憶部217から取得した位置情報の実績値と予定値の誤差を、場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置誤差の閾値として更新する。
ステップS903:サーバ110の判定結果記憶部217が、作業日時の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。ある場合は、時間閾値記憶部216に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の実績値、配送ID、作業ID、場所ID、および端末IDを送信する。
ステップS904:サーバ110の時間閾値記憶部216が、判定結果記憶部217から取得した作業時間の実績値を、場所ID、端末IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の閾値として更新する。
<実施例2における位置情報の予定値の取得方法の一例>
図4、図5を参照して、実施例2における、位置情報評価部214が、該当する配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値を取得する方法について説明する。
サーバ110の位置情報評価部214が、各作業の位置情報の実績値241から配送IDおよび作業IDの組み合わせのデータセットを読み出し、予定情報記憶部211に送信する。つぎに、予定情報記憶部211が、図5の作業予定情報244から、作業IDに紐づく作業開始予定場所513と作業終了予定場所514を検索する。つぎに、予定情報記憶部211が、図4の配送情報243から、配送IDに紐づく作業開始予定場所513と作業終了予定場所514の住所もしくは緯度・経度と場所IDを検索する。
つぎに、予定情報記憶部211が、各配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づいた位置情報の予定値の情報として、配送ID、作業ID、作業開始予定場所の緯度・経度、作業開始予定場所の場所ID、作業終了予定場所の緯度・経度、作業終了予定場所の場所IDのデータセットを、位置情報評価部214に送信する。
実施例2によれば、作業IDに加え、場所IDと端末IDごとに、位置誤差と作業時間の閾値を更新することが可能となる。作業場所や作業者が持つモバイル端末の機種によって、位置情報の取得やすさが異なるため、場所IDと端末IDごとに位置情報の誤差の閾値を更新できることにより、場所やモバイル端末の機種に応じた、閾値を設定することができる。
ここで、モバイル端末120の作業実績送信部223が、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242と共に、作業者IDをサーバ110の作業実績記憶部212に送信してもよい。作業者IDに紐づけて、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242、時間自動判定結果813、および位置自動判定結果818を情報保持部112に格納することで、作業者ごとの自動判定結果を管理することが可能となる。
また、ステップS316において、サーバ110の承認依頼通知部219が、承認判定依頼通知248と共に作業者IDに紐づく自動判定結果の履歴を、支払先・支払元端末130に送信し、画面に表示してもよい。これにより、支払元や支払先の担当者が承認判定を行う時に参考とすることができる。
また、サーバ110の情報保持部112に、場所IDに紐づけて実績値を保存し、自動判定結果で却下されることが多い場所IDに紐づく配送に対し、作業者に場所の間違いが多いことを注意喚起するメッセージを、モバイル端末120の画面上に表示してもよい。これにより、作業者による作業場所のミスを防止することができる。
つぎに実施例3について説明する。実施例1、2では、承認判定結果249として、支払承認情報を取得する場合について記載した。実施例3では、承認判定結果249として、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242の各々に対する、実績承認情報を取得する場合について説明する。
以下に説明する相違点を除き、実施例3の作業対価算出システム100の各部は、図1~図10に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。以下、図8と図10を参照し、実施例1から変更がある箇所を説明する。
<実施例3における出力データの承認判定依頼通知の一例>
実施例3では、承認判定依頼通知248は、図8の承認判定依頼通知248の支払承認819の項目は持たず、作業時間の実績承認と位置情報の実績承認の項目を追加で含む。
サーバ110の位置情報評価部214で却下された作業IDに対しては、位置情報の実績値を承認するか、却下するかの選択を支払先、支払元に促すために、画面上に位置情報の実績承認の選択項目として、実績承認ボタン、実績却下ボタンが表示される。
同様に、作業時間評価部215で却下された作業IDに対しては、作業時間の実績値を承認するか、却下するかの選択を支払先、支払元に促すために、画面上に作業時間の実績承認の選択項目として、実績承認ボタン、実績却下ボタンが表示される。
実績承認ボタンが押された場合、承認結果入力部232は承認判定結果249として実績承認情報を取得し、実績却下ボタンが押された場合、承認結果入力部232は承認判定結果249として実績却下情報を取得する。なお、これらの情報は、位置情報の実績値、作業時間の実績値それぞれに対して取得する。つまり、承認判定結果は、位置情報の実績値の判定結果と作業時間の実績値の判定結果を個別に示す。
実施例1から変更があるステップを、以下で説明する。ステップS320:サーバ110の判定結果記憶部217が、支払先と支払元の承認判定結果249を承認結果取得部220から取得し、位置情報の自動判定と作業日時の自動判定のどちらかで却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせに対する、支払先と支払元の位置情報の実績承認フラグ、作業時間の実績承認フラグを情報保持部112に記録する。
ステップS321:サーバ110の位置閾値記憶部213と時間閾値記憶部216が、支払先と支払元の位置情報と作業時間各々に対する実績承認フラグを基に、位置誤差の閾値と作業時間の閾値を更新する。
ステップS322:つぎに、サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242に対し、自動判定の承認フラグが両方にある、もしくは、支払先と支払元の位置情報の実績承認フラグと作業時間の実績承認フラグが共にある、配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業時間の実績値と作業IDのデータセットを金額算出部221に送信する。
ステップS901:サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対し、支払先と支払元の位置情報の実績承認フラグが共にあるかを検索し、ある場合は、位置閾値記憶部213に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置情報の実績値と予定値の誤差と作業IDを送信する。
ステップS903:サーバ110の判定結果記憶部217が、作業日時の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元の作業時間の実績承認フラグが共にあるかを検索する。ある場合は、時間閾値記憶部216に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の実績値と作業IDを送信する。
実施例3によれば、支払先・支払元端末130から、位置情報と作業時間の実績値に対する承認判定結果を、各々取得することできるため、位置誤差の閾値と作業時間の閾値を別々に更新することが可能となる。これにより、位置誤差と作業時間の閾値に、それぞれの承認判定結果を反映させて、より適切な値に調整することができる。
つぎに実施例4について説明する。実施例1~3では、自動判定結果で却下された実績値に対してのみ、支払先・支払元端末130から承認判定結果249を取得していた。実施例4では、自動判定結果で承認された実績値に対しても、承認判定依頼通知248を送信する場合について説明する。
以下に説明する相違点を除き、実施例4の作業対価算出システム100の各部は、図1~図10に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。以下、図8を参照し、実施例1から変更がある箇所を説明する。
<実施例4における出力データの承認判定依頼通知の一例>
実施例4では、承認判定依頼通知248は、すべての作業IDに対して、支払を承認するか、却下するかの選択を支払先、支払元に促す。そのために、図8の承認判定依頼通知248に対して、支払承認819の選択項目として、全ての作業IDの支払承認ボタン820、支払却下ボタン821が表示される。
実施例1から変更があるステップを、以下に説明する。実施例4ではステップS314は実施しない。自動判定で却下された作業があるかどうかに関わらず、ステップS315以降の処理を開始する。
ステップS315:サーバ110の判定結果記憶部217が、情報保持部112に新しく登録された配送IDに対し、配送ID、作業ID、位置情報の実績値241、作業日時の実績値242、閾値情報および自動判定結果を承認依頼通知部219に送信する。
ステップS316:サーバ110の承認依頼通知部219が、配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業実績に対する承認判定依頼を、支払先・支払元端末130の承認依頼表示部231に送信する。
ステップS320:サーバ110の判定結果記憶部217が、支払先と支払元の承認判定結果249を承認結果取得部220から取得し、配送IDに紐づく、各作業IDに対する、支払先と支払元の支払承認フラグを情報保持部112に格納する。
ステップS322:サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の実績値241と作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが両方にある、配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業時間の実績値と作業IDのデータセットを、金額算出部221に送信する。
ステップS901:サーバ110の判定結果記憶部217が、位置情報の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。また、位置情報の自動判定で承認された配送IDおよび作業IDの組み合わせの位置情報の実績値241に対し、支払先と支払元どちらかの支払承認フラグがないかを検索する。どちらかの検索で該当する作業IDがある場合は、位置閾値記憶部213に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく位置情報の実績値と予定値の誤差と作業IDを送信する。
ステップS903:サーバ110の判定結果記憶部217が、作業日時の自動判定で却下された配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元の支払承認フラグが共にあるかを検索する。また、作業日時の自動判定で承認された配送IDおよび作業IDの組み合わせの作業日時の実績値242に対し、支払先と支払元どちらかの支払承認フラグがないかを検索する。どちらかの検索で該当する作業IDがある場合は、時間閾値記憶部216に配送IDおよび作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の実績値と作業IDを送信する。
上述のように、位置閾値記憶部213は、位置情報評価部214の判定で却下され、承認判定結果で承認された位置情報の実績値、および、位置情報評価部214の判定で承認され、承認判定結果で却下された位置情報の実績値に対し、位置情報の実績値と位置情報の予定値の誤差に基づき位置情報の実績値と予定値の誤差の閾値を更新する。
また、時間閾値記憶部216は、作業時間評価部215の判定で却下され、承認判定結果で承認された作業開始時と終了時の実績値、および、作業時間評価部215の判定で承認され、承認判定結果で却下された作業開始時と終了時の実績値に対し、作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間に基づき作業時間の閾値を更新する。
実施例4によれば、位置情報、作業日時の自動判定で却下された実績値に限らず、承認された実績値に対しても、支払先・支払元端末130から、承認判定結果249を取得することできる。これにより、自動判定で承認された実績に対して、支払先・支払元の承認判定で却下された場合にも閾値を更新できるため、閾値による実績値の許容範囲を広げるだけではなく、許容範囲を狭めることも可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成・機能・処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 作業対価算出システム、110 サーバ、120 作業者のモバイル端末、130 支払先・支払元の端末、211 予定情報記憶部、212 作業実績記憶部、213 位置閾値記憶部、214 位置情報評価部、215 作業時間評価部、216 時間閾値記憶部、217 判定結果記憶部、218 料金表記憶部、221 金額算出部、222 時間情報取得部、225 位置情報取得部、232 承認結果入力部、241 位置情報の実績値、242 作業日時の実績値、243 配送情報、244 作業予定情報、247 料金表、249 承認判定結果

Claims (10)

  1. 作業対価を算出する作業対価算出システムであって、
    1以上のプロセッサと、
    1以上の記憶装置と、を含み、
    前記1以上の記憶装置は、
    作業IDに紐づく作業の位置情報の予定値と、
    前記作業IDに紐づく作業位置の閾値と、
    前記作業IDに紐づく作業時間の閾値を保持し、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記作業IDに紐づく作業の位置情報の実績値を取得し、
    前記作業位置の閾値と、前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差を前記作業IDごとに比較して、前記位置情報の実績値が適切な値であるかを判定し、
    前記作業IDに紐づく作業開始時と終了時の実績値を取得し、
    前記作業時間の閾値と、前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間を前記作業IDごとに比較して、前記作業開始時と終了時の実績値が適切であるかを判定し、
    前記位置情報の実績値および前記作業開始時と終了時の実績値の判定結果に対して承認された作業に対する作業対価を算出する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  2. 請求項1に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記位置情報の実績値または前記作業開始時と終了時の実績値について不適切と判定された実績値に対する承認判定結果を取得し、
    前記承認判定結果で承認された前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差に基づき、前記作業IDに紐づく位置情報の実績値と予定値の誤差を更新し、
    前記承認判定結果で承認された前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間に基づき、前記作業IDに紐づく作業時間を更新する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  3. 請求項2に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    作業対価の支払先の承認判定結果および支払元の承認判定結果を取得し、
    前記支払先の承認判定結果と前記支払元の承認判定結果で共に承認された前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差に基づき、前記作業IDに紐づく位置情報の実績値と予定値の誤差を更新し、
    前記支払先の承認判定結果と前記支払元の承認判定結果で共に承認された前記作業時間に基づき、前記作業IDに紐づく作業時間の閾値を更新する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  4. 請求項1に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上の記憶装置は、配送情報および作業予定情報を保持し、
    前記配送情報は、配送IDに紐づく複数の作業の予定場所の位置情報を含み、
    前記作業予定情報は、前記作業IDに紐づく作業の予定場所を含み、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記作業IDおよび配送IDに紐づく前記作業の位置情報の実績値を取得し、
    前記作業IDおよび前記配送IDに紐づく前記作業開始時と終了時の実績値を取得し、
    前記位置情報の実績値に紐づく前記配送IDおよび前記作業IDの組み合わせを取得し、
    前記作業予定情報から、前記作業IDに紐づく作業の予定場所を検索し、前記配送情報から、前記配送IDに紐づく検索した前記作業の予定場所の位置情報を検索し、前記作業IDに紐づく作業の位置情報の予定値として、前記作業の予定場所の位置情報を取得する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  5. 請求項2に記載の作業対価算出システムであって、
    前記作業位置の閾値は、場所ID、端末IDおよび前記作業IDの組み合わせに紐づき、
    前記作業時間の閾値は、前記場所ID、前記端末IDおよび前記作業IDの組み合わせに紐づき、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記作業位置の閾値と、前記位置情報の実績値と前記作業の位置情報の予定値の誤差を、前記場所ID、前記端末IDおよび前記作業IDの組み合わせごとに比較して、前記位置情報の実績値が適切な値であるかを判定し、
    前記作業時間の閾値と、前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間を前記場所ID、前記端末IDおよび前記作業IDの組み合わせごとに比較して、前記作業開始時と終了時の実績値が適切であるかを判定し、
    前記承認判定結果で承認された前記作業の位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差に基づき、前記場所ID、前記端末IDおよび前記作業IDの組み合わせに紐づく作業位置の閾値を更新し、
    前記承認判定結果で承認された前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間に基づき、前記場所ID、前記端末IDおよび前記作業IDの組み合わせに紐づく作業時間の閾値を更新する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  6. 請求項2に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    前記位置情報の実績値または前記作業開始時と終了時の実績値の判定で承認された実績値に対する承認判定結果をさらに取得し、
    前記位置情報の実績値の判定で却下され、前記承認判定結果で承認された前記位置情報の実績値、および、前記位置情報の実績値の判定で承認され、前記承認判定結果で却下された前記位置情報の実績値に対し、前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差に基づき、前記作業IDに紐づく作業位置の閾値を更新し、
    前記作業開始時と終了時の実績値の判定で却下され、前記承認判定結果で承認された前記作業開始時と終了時の実績値、および、前記作業開始時と終了時の実績値の判定で承認され、前記承認判定結果で却下された前記作業開始時と終了時の実績値に対し、前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間に基づき、前記作業IDに紐づく作業時間の閾値を更新する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  7. 請求項2に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上の記憶装置は、前記作業IDに紐づく料金の情報を示す料金表をさらに保持しており、
    前記1以上のプロセッサは、前記承認判定結果で承認された作業、または、前記位置情報の実績値および前記作業開始時と終了時の実績値について適切と判定された作業の作業時間と前記料金表とに基づき、前記作業の作業時間の対価を算出する、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  8. 請求項1に記載の作業対価算出システムであって、
    前記1以上のプロセッサは、前記位置情報の実績値および前記作業開始時と終了時の実績値について適切と判定された作業を前記承認された作業として、前記作業対価を算出する、作業対価算出システム。
  9. 請求項2記載の作業対価算出システムであって、
    前記承認判定結果は、前記位置情報の実績値および前記作業開始時と終了時の実績値それぞれに対する承認結果を個別に示す、ことを特徴とする、作業対価算出システム。
  10. 作業対価算出システムが、配送における作業の作業対価を算出する方法であって、
    前記作業対価算出システムは、作業IDに紐づく作業の位置情報の予定値、前記作業IDに紐づく作業位置の閾値、および前記作業IDに紐づく作業時間の閾値を保持し、
    前記方法は、
    前記作業IDに紐づく作業の位置情報の実績値を取得し、
    前記作業位置の閾値と、前記位置情報の実績値と前記位置情報の予定値の誤差を前記作業IDごとに比較して、前記位置情報の実績値が適切な値であるかを判定し、
    前記作業IDに紐づく作業開始時と終了時の実績値を取得し、
    前記作業時間の閾値と、前記作業開始時と終了時の実績値から算出した作業時間を前記作業IDごとに比較して、前記作業開始時と終了時の実績値が適切であるかを判定し、
    前記位置情報の実績値の判定結果および作業開始時と終了時の実績値の判定結果に対して承認された作業に対する作業対価を算出する、ことを特徴とする、方法。
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