JP2022102037A - 昇降装置及び自動設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品が載置される載置台の動作状態に関わらず、物品を適正な状態で保持できる昇降機構を提供する【解決手段】昇降装置は、物10が載置される載置台32と、載置台32を昇降させる昇降機構34と、載置台32に載置される物10を吸着する吸着部36とを備える。吸着部36は、負圧によって物10を吸着する部分であり、皿状に広がるパッド部を有する。吸着部36は、配管39aを介して真空ポンプに接続されている。真空ポンプの吸引によって吸着部36内に負圧が発生し、この負圧によって物10が吸引される。【選択図】図4

Description

この発明は、昇降装置及び自動設備に関する。
特許文献1は、複数の物品を複数段に対応する各位置に昇降移動させる昇降機構部と、格納棚の各段に対応して設けられた支持台と、物品を支持して水平方向に移動する移動搬送体と、を備える自動倉庫を開示している。物品は、昇降機構部から支持台に移載される。支持台上の物は、移動搬送体に移され移動搬送体によって格納棚に移載される。
特開2014-159340号公報
昇降機構部において、物品が載置される載置台の動作状態(例えば昇降速度、昇降加速度等)に関わらず、物品が適正な状態で保持されることが要請される。
本開示に係る昇降装置は、物を昇降させる昇降装置であって、物が載置される載置台と、前記載置台を昇降させる昇降機構と、前記載置台に載置される前記物を吸着する吸着部と、を備える、昇降装置である。
また、本開示に係る自動設備は、前記昇降装置と、前記昇降装置との間で前記物の受け渡しを行い、前記物を水平方向に沿って移動させる移動搬送体と、前記移動搬送体の移動方向に沿って並ぶ複数の格納空間が形成された格納棚と、を備える、自動設備である。
この昇降装置及び自動設備によると、載置台上において、物を吸着部によって吸着するため、昇降される物を適正な状態に支持できる。
自動倉庫を示す概略側面図である。 自動倉庫を示す概略平面図である。 昇降装置、移載装置及び移動搬送体を示す平面図である。 昇降装置及び移載装置を示す部分側面図である。 自動倉庫及び移載装置の機能ブロック図である。 吸着動作の処理例を示すフローチャートである。 載置台上における吸着部の動作を示す説明図である。 載置台上における吸着部の動作を示す説明図である。 昇降装置の第1変形例を示す部分側面図である。 昇降装置の第2変形例を示す平面図である。
以下、実施形態に係る昇降装置及び自動設備について説明する。本実施形態では、自動設備が自動倉庫である例が説明される。
<全体構成について>
自動倉庫の全体構成について説明する。図1は自動倉庫20を示す概略側面図であり、図2は自動倉庫20を示す概略平面図である。
自動倉庫20は、昇降装置30と、移動搬送体40と、格納棚50と、移載装置60とを備える。
格納棚50は、移動搬送体40の走行路48の少なくとも一方側に設けられる。ここでは、走行路48の両側に一対の格納棚50が設けられる。格納棚50は、上下方向において間隔をあけて支持された複数段の棚52を有する。それぞれの段の棚52に物10を支持することができる。各段における棚52においても、複数の物10を支持することができる。このため、格納棚50全体として見ると、複数の物10が上下左右に配列した状態で格納される。格納棚50において、物10が格納される空間が格納空間である。このため、格納棚50には、走行路48を走行する移動搬送体40の移動方向に沿って並ぶ複数の格納空間が形成される。各格納空間は仕切無く連続していておよいし、仕切られていてもよい。
走行路48は、格納棚50の延在方向に沿って、ここでは、一対の格納棚50の間で、その間の延在方向に沿って設けられている。走行路48は、格納棚50の延在方向に沿い、かつ、移載装置60迄延在している。走行路48は、上下の複数の棚段のそれぞれに対応して設けられている。各走行路48は、例えば、一対のレールを備えた構成であってもよい。レールは、格納棚50の横フレームを兼ねていてもよいし、格納棚50とは別体として構成されていてもよい。
移動搬送体40は、ピッカーとも呼ばれる装置であり、上記走行路48を往復走行可能に構成されている。移動搬送体40には、格納棚50及び移載装置60に対して物10を出し入れする物出し入れ機構が設けられている。格納棚50に対しては、走行路48側から物10が出し入れされる。走行路48を走行する移動搬送体40は、一対の格納棚50の両方に対して物10を出し入れすることができる。
本実施形態では、複数の走行路48及び複数の移動搬送体40が、上下の各棚段に対応して設けられている例で説明するが、これは必須ではない。例えば、上下の複数の棚段に共通する1つの走行路が設けられ、当該走行路を移載台車が走行してもよい。この場合、移載台車に昇降機構を設けて、上下の複数の棚に対して格納物を出し入れできるようにするとよい。また、1つの走行路に対して複数の移載台車が走行してもよい。
例えば移動搬送体40は、一対のアーム43(図3参照)と引っ掛け部とを備える出し入れ機構によって、物10を出し入れする。一対のアーム43は、移動搬送体40における支持部の両側部から格納棚50又は移載装置60側に向けて進退可能かつ伸縮可能に構成されている。引っ掛け部は、一対のアーム43の端部で、一対のアーム43に向けて突出する姿勢と当該突出姿勢から退避した姿勢との間で起伏可能に構成されている。
移動搬送体40が格納棚50又は支持台62上の物10を取込む際には、移動搬送体40が、走行路48に沿って走行して上記格納棚50又は支持台62に対向する位置に移動する。この状態で、一対のアーム43が格納棚50又は支持台62側に向けて延び出ると、一対のアーム43が格納棚50又は支持台62上の物10の両側外側に位置することとなる。この状態で、退避姿勢にある引っ掛け部が突出姿勢に姿勢変更すると、引っ掛け部が物10に対して移動搬送体40とは反対側に位置することとなる。この状態で、一対のアーム43が縮みつつ退避すると、引っ掛け部が引っ掛っている物10が支持部に向けて押されるようにして移動する。これにより、物10が格納棚50又は支持台62から移動搬送体40に向けて引込まれるようにして移載される。物10が移動搬送体40内に取込まれた後、移動搬送体40が走行路48に沿って移動し、支持台62又は格納棚50における所定の格納予定位置に対向する位置に移動する。この後、移載方向反対側の引っ掛け部を突出させた姿勢で、一対のアーム43が支持台62又は所定の格納位置に向けて進出移動することで、移動搬送体40上の物10が支持台62又は所定の格納位置に向けて移載される。
格納棚50の延在方向の一部には昇降装置30及び移載装置60が設けられる。本実施形態では、一対の格納棚50のそれぞれの一端部に入庫用の移載装置60及び入庫用の昇降装置30が設けられる。また、一対の格納棚50のそれぞれの他端部に出庫用の移載装置60及び出庫用の昇降装置30が設けられる。一対の格納棚50の長手方向中間部に、移載装置及び昇降装置が設けられてもよい。移載装置及び昇降装置は、入庫用と出庫用とに分けられている必要は無く、入出庫兼用とされてもよい。
移載装置60は、仮置き棚とも呼ばれる部分であり、昇降装置30と移動搬送体40との間で物10を中継する装置である。移載装置60は、複数の棚段それぞれに対応する複数の支持台62を備える。複数の支持台62は、格納棚50と隣の位置で、対応する棚52と同じ高さ位置に設けられる。このため、各棚段に対応して設けられた移動搬送体40が、当該棚段において、支持台62及び棚52に対して物10を移載することができる。
昇降装置30は物10を昇降させる装置であり、物10を支持した状態で昇降する載置台32を備える。載置台32は、昇降機構34によって昇降駆動される。昇降機構34は、例えば、モータと、スプロケット又は循環ベルトを有し、モータを回転させることで、スプロケット又は循環ベルトが循環回転され、これにより、当該スプロケット又は循環ベルトに連結された載置台32が昇降する構成であってもよい。載置台32が昇降駆動されることで、載置台32が、移載装置60の隣の位置で、複数の支持台62のそれぞれに対応する位置に昇降移動される。載置台32がいずれかの支持台62に対応する高さ位置で、当該物10と隣り合うことで、物10が載置台32と支持台62との間で水平移動して移載されることができる。
制御部90は、昇降装置30の昇降動作、移載動作、移載装置60における移載動作、移動搬送体40の走行動作、物10の出入動作を制御する。この自動倉庫20においては、制御部90による制御下、物10の入庫、及び、出庫がなされる。
入庫される物10に着目すると、入庫用のコンベア16等によって入庫される物10が昇降装置30に移載される。すると、昇降装置30は、当該物10を、その物10が格納される棚段に対応する位置に昇降移動させる。この後、載置台32に支持された物10が移載装置60に移載される。移載装置60によって支持された物10は、移動搬送体40に移載される。移動搬送体40は、物10を支持した状態で走行路48を走行し、格納棚50における物10の格納予定位置に向けて移動する。移動搬送体40が格納予定位置に達すると、物10が移動搬送体40から格納棚50に移載され、当該物10が格納棚50に格納される。昇降装置30によって物10が格納予定となる棚段の位置に昇降された後、移動搬送体40が当該物10を取込むまで、物10が移載装置60に一時的に支持される。このため、昇降装置30及び移動搬送体40の待機時間を減らすことができ、物10の入庫が効率的に行われる。
出庫される物10に着目すると、当該物10の格納位置に対応する棚段の移動搬送体40が、当該物10の格納位置に対応する位置に走行移動する。この後、移動搬送体40が格納棚50から物10を取込む。物10を取込んだ移動搬送体40は、出庫用の移載装置60に向けて移動し、物10を移載装置60に移載する。出庫用の昇降装置30は、載置台32を、当該出庫される物10に対応する棚段の位置に昇降移動させる。そして、当該棚段において移載装置60上の物10が載置台32に移載される。出庫用の昇降装置30は、載置台32を出庫に適した位置、例えば、出庫用のコンベア16の高さ位置に移動させ、物10を当該出庫用のコンベア16に移載する。物10は、出庫用のコンベア16によって外部に出庫される。移動搬送体40が出庫用の移載装置60に向けて移動した後、載置台32が出庫のための高さ位置に移動するまで、物10が移載装置60に一時的に支持され得る。このため、出庫に際しても、昇降装置30及び移動搬送体40の待機時間を減らすことができ、物10の出庫が効率的に行われる。
なお、本自動倉庫20においては、物10が入庫される際に、当該物10の特定情報(物10の識別符号又は識別名称)と格納位置とを対応付けたデータベースが生成、更新される。物10が入庫される際、当該データベースを参照することで、格納棚50における空き位置が特定され、当該空き位置のうちの1つが格納予定位置として選ばれる。また、物10が出庫される際には、データベースを参照することで、当該物10の格納位置が特定される。データベースは、上記制御部90における記憶部93に格納されてもよいし、他の記憶部に格納されてもよい。
<昇降装置について>
昇降装置30に着目した説明がなされる。図3は、コンベア16、昇降装置30、移載装置60及び移動搬送体40を示す平面図である。移載装置60及び移動搬送体40については、いずれか1つの棚段におけるものが示されている。図4は、コンベア16、昇降装置30及び移載装置60を示す部分側面図である。
図3及び図4では、昇降装置30を介して入庫される物10の流れが実線で示され、昇降装置30を介して出庫される物10の流れが二点鎖線で示される。また図4において、載置台32が、第1の棚段に位置した状態が実線で示され、第2の棚段に位置した状態が実線で示される。載置台32が、第1の棚段に位置した状態では、載置台32と当該棚段における支持台62とが同じ高さ位置に配置され、載置台32と支持台62との間でのみ、物10が受渡される。載置台32が、第2の棚段に位置した状態では、載置台32と当該棚段における支持台62とコンベア16とが同じ高さ位置に配置され、載置台32と支持台62との間のほか、載置台32とコンベア16との間においても、物10が受渡される。なお、本例では、入庫部と出庫部とが別に設けられている。以下では入庫部と出庫部との区別が必要な場合、入庫部と出庫部とを個別に説明し、入庫部と出庫部との区別が不要な場合、入庫部と出庫部とをまとめて説明する。
コンベア16は、いわゆるローラコンベアであり、枠部17fに複数のローラ17aが並列状態で回転可能に支持された構成とされる。コンベア16の載置台32側の一端部において、複数のローラ17aは、コンベア16から載置台32に向う方向に並んでいる。複数のローラ17aのうちの一部又は全部は、駆動ローラとしてモータによって回転駆動される。コンベア16上に物10が載置された状態で、駆動ローラが回転駆動されることによって、コンベア16上の物10が、載置台32に向けて又は載置台32から遠ざかるように水平方向に移動する。
支持台62は、いわゆるローラコンベアであり、枠部63fに複数のローラ63aが並列状態で回転可能に支持された構成とされる。複数のローラ63aは、支持台62から載置台32に向う方向に並んでいる。複数のローラ63aのうちの一部又は全部は、駆動ローラとしてモータによって回転駆動される。支持台62上に物10が載置された状態で、駆動ローラが回転駆動されることによって、支持台62上の物10が、載置台32に向けて又は載置台32から遠ざかるように水平方向に移動する。
昇降装置30は、載置台32と昇降機構34と吸着部36とを備える。
昇降装置30は入庫側、出庫側のそれぞれに設けられる。入庫側、出庫側のそれぞれにおいて、載置台32に対する上流側設備から物10が昇降装置30に移載される。また、入庫側、出庫側のそれぞれにおいて、昇降装置30は、当該移載された物10を、載置台32に対する下流側設備に移載する。本開示では、載置台32に対して上流側設備から昇降装置30に物10が移載されることを搬入と称し、昇降装置30から載置台32に対して下流側設備に物10が移載されることを搬出と称することがある。また、入庫側において、載置台32に対する上流側設備及び下流側設備は、それぞれ入庫用のコンベア16及び入庫用の移載装置60である。また、出庫側においては、載置台32に対する上流側設備及び下流側設備は、それぞれ出庫用の移載装置60及び出庫用のコンベア16である。従って、載置台32に対する上流側設備は、入庫用のコンベア16又は出庫用の移載装置60である。また、載置台32に対する下流側設備は、入庫用の移載装置60又は出庫用のコンベア16である。
載置台32は、物10を支持した状態で、昇降機構34によって昇降される部分である。本実施形態では、載置台32は、いわゆるローラコンベアであり、枠部33fに複数のローラ33aが並列状態で回転可能に支持された構成とされる。複数のローラ33aは、載置台32から支持台62に向う方向に並んでいる。複数のローラ33aのうちの一部又は全部は、駆動ローラとしてモータによって回転駆動される。支持台62上の物10が載置台32に送られると、駆動ローラが回転駆動されることによって、当該物10が支持台62から遠ざかる位置に移動する。例えば、物10は、その重心が、なるべく載置台32の中央に近くなるような位置に移動する。
本実施形態では、載置台32は、1つの物10を載置可能なサイズであり、支持台62は、複数(例えば2つ)の物10を載置可能なサイズである。支持台62が複数(例えば2つ)の物10を載置可能であれば、載置台32から移載された複数の物10が、移動搬送体40により取込まれるまで、支持台62上で一時的に支持され得る。このため、昇降装置30及び移動搬送体40の稼働効率がさらに向上する。なお、載置台32、支持台62のサイズは任意である。載置台32が複数の物10を支持可能なサイズであってもよいし、支持台62が1つの物10を支持可能なサイズであってもよい。
本実施形態では、ローラ17a、33a、63aのうちの駆動ローラによって物10が、載置台32とコンベア16との間、または載置台32と支持台62との間で移載される例が説明されたが、必ずしもその必要は無い。例えば、アクチュエータの駆動によって進退可能なプッシャ等によって物10を押して、当該物10を載置台32とコンベア16との間、または載置台32と支持台62との間で移載させてもよい。この場合、コンベア16の端部、載置台32及び支持台62の少なくとも1つは、コンベアでなく、単なる板であってもよい。
上記のように、載置台32から下流側設備に物10が移載される際、コンベア又はプッシャなどの移載機構が用いられる。上流側設備から物10を取り込む高さと、取り込んだ物10を下流側設備に受け渡す高さとが異なる場合、上流側設備から載置台32に物10が移載された後、載置台32は、下流側設備に向けて昇降する。このとき、載置台32の昇降中に物10が載置台32から浮くと、物10が傾いたり、適正な位置からずれたりし得る。そうすると、載置台32から下流側設備への物10の移載作業中、又は、載置台32よりも下流側設備での物10の移載作業中などに、物10が周辺部材と干渉するなどして、移載作業がうまく行われない場合があり得る。また、載置台32の昇降中に物10が載置台32から浮くと、載置台32の停止時に浮いた物10が載置台32に当たって、物10への衝撃が生じ得る。そうすると、物10において、衝撃を吸収するために耐衝撃性を有する追加の梱包が必要な場合が生じ得る。
吸着部36は、載置台32に載置された物10を少なくとも1つの方向で吸着して、載置台32上において物10を適正な状態に保持する。吸着部36は、載置台32に載置された物10を少なくとも1つの方向で吸着すればよい。吸着方向としては、鉛直方向であってもよいし、水平方向であってもよい。吸着部36が複数の吸着方向から吸着する場合、複数の吸着方向の組み合わせとしては、鉛直方向のうちの上下の両方向であってもよいし、複数の水平方向であってもよいし、水平方向と鉛直方向との組み合わせであってもよい。本実施形態では、吸着部36は、物10の底面を吸着可能な位置に設けられている。吸着部36は、底吸着部の一例である。また、適正な状態とは、下流側設備に対する移載に適した状態であり、本実施形態では、昇降前の状態である。つまり、物10の適正な状態は、当該物10の位置及び姿勢の少なくとも一方によって定義されてもよい。
より具体的には、載置台32に対してローラ33aの間に吸着部36が設けられる。吸着部36は、負圧によって物10を吸着する部分であり、皿状に広がるパッド部36aを有する。吸着部36は、パッド部36aの小径側開口に連なるベローズ部36bを有していてもよい(図5、図7及び図8参照)。パッド部36a及びベローズ部36bは、ゴム等の弾性材によって形成されていてもよい。吸着部36は、吸着用パッドと呼ばれる部品であってもよい。吸着部36は、配管39aを介して真空ポンプ38に接続されている。真空ポンプ38の吸引によって吸着部36内に負圧が発生し、この負圧によって物10が吸引される。吸着部は、真空ポンプ等の吸引によって吸引を行う構成である必要は無い。例えば、吸着部は、皿状の吸盤部分に物10が押付けられることによって吸盤部分が物10を吸着し、アクチュエータ等の駆動によって吸盤部分を平たい状態に変形させることによって吸着状態を解放する構成であってもよい。
吸着部36は、パッド部36aの大径側開口を鉛直上方に向けた姿勢で、載置台32に支持される。このため、上流側設備から載置台32に向けて物10が移動していくと、上記パッド部36aの大径側開口に対向する。そして、パッド部36a内に負圧を生じさせることで、物10がパッド部36aに吸引される。
本実施形態では、負圧が生じていない自然状態の吸着部36は、載置面よりも下方の位置で待機する。自然状態の吸着部36は、載置台32に向けて移載される物10の移動方向から直交方向に離れた位置にあり、物10は、吸着部36に干渉せず、載置面上を進退することができる。そして、パッド部36aの上方に物10が位置する状態で、パッド部36a内に負圧を生じさせることで、パッド部36aが物10に向けて伸び変形することができる。これにより、パッド部36aの大径側開口の周縁部が載置面上の物10に当接し、物10と吸着部36との吸着状態を作り出すことができる。
吸着部36は伸縮可能に形成される。パッド部36aと物10における吸着面との間に隙間がある状態でパッド部36aと吸着面との間が負圧にされた際、吸着部36が伸びて吸着面に吸着可能である。ここでは、吸着部36はゴム等の弾性材によって形成されていることによって、吸着部36は伸縮可能である。さらにここでは、吸着部36にベローズ部36bが設けられることによっても、吸着部36が伸縮可能である。
パッド部36aと物10における吸着面との間に隙間がある状態としては、例えば、吸着部36が吸着面と離れて設けられている場合、吸着面が平坦面でない場合などが想定される。
吸着部36が吸着面と離れて設けられている場合としては、例えば、吸着部36が載置台32における載置面よりも下方に設けられる場合が想定される。この場合、物10の搬送軌跡上に吸着部36が突出しない。また例えば、吸着部36が吸着面と離れて設けられている場合としては、物10における吸着面が載置台32における載置面よりも高い位置にある場合なども想定される。例えば、物10の底面において鉛直上方に凹む凹部があり、凹部の縁が載置面に接触し、凹部の底が吸着面とされる場合などが想定される。この場合、物10の搬送軌跡上(凹部の縁の搬送軌跡上)に吸着部36が突出していてもよいし、していなくてもよい。吸着部36が載置台32における載置面よりも下方に設けられる場合、及び、物10における吸着面が載置台32における載置面よりも高い位置にある場合のいずれでも、物10の搬送軌跡上に吸着部36が大きく突出することを抑制でき、物10の搬入及び搬出時に吸着部36が邪魔となることを抑制できる。
また、吸着面が平坦面でない場合としては、例えば、吸着面がもともと湾曲面などである場合が想定される。また例えば、吸着面が平坦面でない場合としては、物10が収容部材と収容部材に収容された収容物とを含み、収容部材の表面に設定された吸着面が収容物によって変形している場合なども想定される。例えば、収容部材が段ボールなどの比較的に剛性の低い部材であると、収容部材の表面に設定された吸着面が収容物によって変形しやすい。
吸着部36は、1つであってもよいし、複数であってもよい。ここでは、複数(図では3つ)の吸着部36が、載置台32上における物10の移動方向及びそれに直交する水平方向の2つの方向と交差する水平方向に沿って間隔をあけて並ぶように設けられる。このため、載置台32に移載される物10は、複数の吸着部36の少なくとも1つで吸着されやすい。
物10が、図3に示すように、平面視で方形状であり、かつ、側面が移動方向に平行である場合に、複数の吸着部36のうち2以上の吸着部36によって物10が吸着されることが好ましい。これにより、物10の底面のうち対角にある部分が吸着され、吸着された物10の状態が、適正な状態に保持されやすい。
また、載置台32には、物10の適正な位置を検出するための位置センサが設けられてもよい。位置センサは、光センサであってもよい。物10の物理的性質に応じ、位置センサとして、その他の磁気センサ、誘電形近接センサ等が用いられてもよい。
図5は自動倉庫20及び昇降装置30の機能ブロック図である。図5では物10を上流側設備(入庫用のコンベア16又は出庫用の移載装置60)から昇降装置30を経て下流側設備(入庫用の移載装置60又は出庫用のコンベア16)に移載する際の機能を中心とする機能ブロックが示される。
同図に示すように、制御部90は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ92、記憶部93等を備えるコンピュータによって構成されている。記憶部93は、フラッシュメモリ或はハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。プロセッサ92は、記憶部93に予め格納されたプログラム93aに従って処理を行うことで、自動倉庫20の入出庫に係る動作を制御する。自動倉庫20の入出庫に係る動作の一部が、上流側設備(入庫用のコンベア16又は出庫用の移載装置60)から昇降装置30を経て下流側設備(入庫用の移載装置60又は出庫用のコンベア16)に物10を移載する際の動作である。プロセッサ92は、単コアプロセッサであってもよいし、マルチコアプロセッサであってもよい。制御部90による処理は、単一のコンピュータによって行われてもよいし、互いに連結する複数のコンピュータによって行われてもよい。
制御部90とコンベア16、昇降装置30、及び移載装置60は、通信可能に接続されている。制御部90による制御下、コンベア16における移載動作、昇降装置30における昇降動作、吸着動作及び移載動作、移載装置60における移載動作の制御がなされる。昇降装置30に位置センサなどが設けられる場合、各種センサの検出出力が制御部90に出力される。
また、真空ポンプ38は、上記載置台32の吸着部36に配管39aを介して接続されている。載置台32において、配管39aに電磁弁39b及び圧力センサ39cが設けられる。電磁弁39bは、例えば、真空ポンプ38、吸着部36及び外空間に繋がる3つのポートを有し、吸着部36側のポートを、真空ポンプ38側のポートと外空間側のポートとに切替可能な電磁弁である。吸着部36側のポートを、真空ポンプ38側のポートに切替えることで、真空ポンプ38によって吸着部36内の空間が吸引され、吸着部36内に負圧が生じ、吸着部36が物10を吸引可能な状態となる。吸着部36側のポートを外空間側のポートに切替えることで、吸着部36内の空間が外空間に開放され、吸着状態が解放される。圧力センサ39cは、例えば、電磁弁39bと吸着部36との間の配管39aにおける圧力を検出するセンサである。吸着部36が物10を吸引すると、吸着部36から外気が吸引され難くなり、圧力センサ39cによる検出圧力が小さくなる。
配管39aは、載置台32の外部から、載置台32に向けて延びる。配管39aは、例えば、載置台32に設けられる電気機器(例えば、ローラ33aのうちの駆動ローラ、電磁弁39b、各種センサ等)に電源を供給する配線と併設される。配管39a及び配線(以下、配管39a類と称する)は、載置台32側の一端部の位置から載置台32の外部の他端部に向けて、第1部分39a1、第2部分39a2、第3部分39a3を有する。第1部分39a1は、載置台32に支持される部分である。第1部分39a1は、載置台32の昇降移動に伴って、昇降移動する。第3部分39a3は、第1部分39a1よりも配管39a類の延在方向に沿った他端部側の部分である。第3部分39a3は、昇降装置30の高さ方向に沿った中間部の位置において、支持柱部31などに支持される部分である。第3部分39a3は、載置台32の昇降移動に対して静止している。第2部分39a2は、配管39a類の延在方向に沿って第1部分39a1と第3部分39a3との間の部分である。第2部分39a2は、第1部分39a1の昇降移動に伴って変形する。
具体的には、ここでは第2部分39a2は、第1部分39a1及び第3部分39a3からそれぞれ下方に延び、垂れ下がった状態とされる。第2部分39a2には、U字状に湾曲する湾曲部が設けられる。第1部分39a1の昇降移動に伴って、第2部分39a2は、湾曲部の位置が第2部分39a2の延在方向に沿って第1部分39a1側又は第3部分39a3側に遷移するように変形する。例えば、図3の状態において、湾曲部の位置は、第2部分39a2の延在方向に沿って第3部分39a3寄りの位置にある。この状態から載置台32が下降すると、湾曲部の位置は、第2部分39a2の延在方向に沿って第1部分39a1側に遷移していく。これにより、載置台32は、配管39a類と接続された適正な状態を保ちつつ、昇降移動することができる。
図3に示す例では、第2部分39a2には、ケーブルキャリアが装着されている。ケーブルキャリアは、複数のリンク機構を含む。複数のリンク機構のうち隣り合うリンク機構は、相対回転可能に連結される。第1部分39a1の昇降移動に伴って、複数のリンク機構のうち相対回転するリンク機構、相対回転量が変わる。これにより、第2部分39a2において、湾曲部が遷移する変形時に、第2部分39a2が屈曲することが抑制される。これにより、配管39aが屈曲して、配管39a内の流路が狭くなったり、塞がれたりすることが抑制される。
電磁弁39b及び圧力センサ39cが上記制御部90に接続されている。制御部90は、圧力センサ39cの検出出力に基づき、電磁弁39bを制御することができる。制御部90は、吸着部36の吸着動作を制御する吸着制御部としての機能を有する。吸着制御部は、少なくとも載置台32に移載された物10が適正位置に達するタイミングで吸着状態にし、少なくとも載置台32から他の場所(ここでは支持台62又はコンベア16)へ物10が移載されるタイミングで解放状態となるように、吸着部36を制御する。
制御部90による吸着動作の例についてより具体的に説明する。図6は制御部90による吸着動作の処理例を示すフローチャートである。
ステップS1では、載置台32の上流側設備において、次に載置台32が受け取る予定の物10が位置する段の搬入高さに応じて、昇降装置30へ昇降指令を与える。即ち、入庫処理においては、入庫すべき物10を支持した入庫用のコンベア16と同じ搬入高さの位置へ移動するように、昇降装置30に昇降指令を与える。また、出庫処理においては、出庫すべき物10を支持した支持台62と同じ搬入高さの位置へ移動するように、昇降装置30に昇降指令を与える。
次ステップS2において、昇降装置30の動作信号等に基づき、載置台32が搬入高さに位置したか否かが判定される。NOと判定されると本処理が繰返され、載置台32が搬入高さに位置すると判定されると次ステップS3に進む。
次ステップS3では、制御部90は、載置台32の上流側設備及び載置台32に移載指令を与える。これにより、載置台32の上流側設備のローラ(入庫処理においてはコンベア16のローラ17a、出庫処理においては支持台62のローラ63a)及び載置台32のローラ33aのうちの駆動ローラが回転駆動して、物10が載置台32の上流側設備から載置台32に向けて移動する。
次ステップS4において、物10が載置台32における載置位置に位置したか否かが判定される。NOと判定されると本処理が繰返され、物10が載置位置に位置すると判定されると次ステップS3に進む。
例えば、次ステップS4における物10が載置台32における載置位置に位置したか否かの判定として、位置センサの検出出力に基づいて物10の検知の有無が判定されてもよい。位置センサは、物10が載置台32上を上流側から下流側へ移動経路のうちの一部に設けられる。例えば、位置センサによる物10の検出は、物10の下流側を向く側面を基準になされてもよい。すなわち、載置台32において、位置センサは、物10の移動方向に沿って下流側の位置に設けられる。そして、位置センサが物10を検出した場合、物10の下流側を向く側面が、位置センサを下流側に超えて位置することになる。これにより、物10が載置台32における載置位置に位置したと判定する。また、例えば、位置センサによる物10の検出は、物10の上流側を向く側面を基準になされてもよい。すなわち、載置台32において、位置センサは、物10の移動方向に沿って上流側の位置に設けられる。そして、位置センサが一度、物10を検出することによって物10の下流側を向く側面が、位置センサを下流側に超えて位置したことになる。その後に、物10が位置センサを越えるまで検出されるつづけ、物10が位置センサを越えると検出信号が途絶える。この場合、物10の上流側を向く側面が、位置センサの位置を下流側に超えて位置することになる。これにより、物10が載置台32における載置位置に位置したと判定する。
また例えば、ステップS4における物10が載置台32における載置位置に位置したか否かの判定として、駆動ローラの動作信号等に基づいて、なされてもよい。すなわち、搬入時に物10が上流側設備から載置台32における所定の載置位置に位置するための駆動ローラの駆動条件(例えば、駆動時間など)が予め定められており、物10が載置台32における載置位置に位置したか否かの判定として、駆動条件の達成の有無の判定がなされてもよい。
ステップS5では、制御部90は吸着部36が吸着動作を行うように、電磁弁39bに指令を与える。電磁弁39bは、真空ポンプ38と吸着部36とが配管39aを介して繋がるように弁体を切替える。これにより、吸着部36内の空間が真空ポンプ38によって吸引される。この際、本実施形態では、パッド部36aと物10の底面における吸着面との間に隙間がある状態でパッド部36aと吸着面との間が負圧にされる。そして、負圧にされることによって、パッド部36aが伸びて吸着面に吸着する。
ステップS6では、吸着がされたか否かが判定される。すなわち、物10が載置位置に位置し、当該吸着部36によって吸着されると、吸着部36の開口が物10の吸着面によって閉じられる。このため、吸着部36と電磁弁39bとの間の気圧が真空状態に近づき、圧力センサ39cによる検出圧力が小さくなる。圧力センサ39cによる検出圧力が予め定められた基準値以下又は未満となることをもって、吸着部36による吸着の有無が判定される。載置台32に複数の吸着部36が設けられる場合、複数の吸着部36のそれぞれに圧力センサ39cを設けてもよいし、複数の吸着部36に対して共通する1つの圧力センサ39cを設けてもよい。前者の場合、複数の圧力センサによる検出値の全てを基準値と比較して吸着の有無を判定してもよい。ステップS6において吸着無しと判定されると、本ステップS6を繰返し、吸着有りと判定されると、ステップS7に進む。
ステップS7では、搬出高さの位置に応じて、昇降装置30へ昇降指令を与える。入庫処理においては、物10が載置台32に取り込まれると、予め生成更新されたデータベースを参照することで、当該物10の格納予定位置が決定される。ステップS7では、決定された格納予定位置に応じて、昇降装置30へ昇降指令を与える。即ち、入庫すべき物10を支持した載置台32が、当該格納予定位置に応じた搬出高さの位置へ移動するように、昇降装置30に昇降指令を与える。また、出庫処理におけるステップS7では、出庫すべき物10を支持した載置台32が、出庫用のコンベア16に応じた搬出高さの位置へ移動するように、昇降装置30に昇降指令を与える。
次ステップS8において、昇降装置30の動作信号等に基づき、載置台32が搬出高さの位置に位置したか否かが判定される。NOと判定されると本処理が繰返され、載置台32が搬出高さの位置に位置すると判定されると次ステップS9に進む。
ステップS9では、制御部90は、吸着部36を解放状態とするように、電磁弁39bに指令を与える。電磁弁39bは、吸着部36内の空間が外空間と繋がるように、弁体を切替える。これにより、吸着部36内の空間が外空間に解放され、吸着部36による物10の吸着状態が解放される。このとき、パッド部36aは、伸びた状態から自然状態に戻り、パッド部36aの開口周縁部は、載置面よりも下方に退避する。また、物10自体は載置台32上に載置されているため、吸着部36による吸着が解除されても、上記適正位置及び適正姿勢を維持する。
次ステップS10において、制御部90は、載置台32及び下流側設備に移載指令を与える。これにより、載置台32のローラ33a及び下流側設備のローラ17a、63aのうちの駆動ローラが回転駆動して、物10が載置台32から下流側設備に向けて移動する。このとき、パッド部36aの開口周縁部は、載置面よりも下方に退避しているため、載置台上を移動する物10が、パッド部36aと干渉することが抑制される。
ステップS1からS3が完了するまでの間、吸着部36はオフにされている。すなわち、ステップS1における物10が載置されていない載置台32の昇降移動時、及び、ステップS3における載置台32への物10の搬入時に、吸着部36はオフにされている。そして、ステップS4からS6を経ることによって、吸着部36による吸着がなされる。この後、ステップS7において、物10が載置された載置台32が昇降移動する。このため、吸着部36は、少なくとも物10が載置された載置台32の昇降を開始するタイミングで吸着状態にあるように制御される。
また、ステップS7からS8が完了するまでの間、吸着部36はオンにされている。すなわち、ステップS7における物10が載置されている載置台32の昇降移動時に吸着部36はオンにされている。そして、ステップS9を経ることによって、吸着部36による吸着が解放される。この後、ステップS10において、物10が載置台32から下流側設備に搬出される。このため、吸着部36は、少なくとも載置台32から物10が搬出されるタイミングで解放状態にあるように制御される。
このように構成された昇降装置30及びこれを備える自動倉庫20によると、載置台32に載置される物10が吸着部36によって吸着されることによって、昇降中に物10と載置台32とが相対移動することが抑制される。これにより、昇降装置30において昇降中の物10を適正な状態に保持することができる。例えば、物10が載置台32において浮き上がったり、転倒したり、位置ずれする等の事象が抑制される。
適正な状態とは、次の処理、例えば、下流側設備である入庫用の支持台62又は出庫用のコンベア16へ物10を移載させるための適正位置であってもよい。これにより、載置台32から入庫用の支持台62又は出庫用のコンベア16への物10の移載が円滑に行われ得る。
特に、物10の入出庫速度を上げるため、昇降装置30における物10の移動速度を上げる場合を考える。この場合、物10の移動速度を速めるほど、加速度が大きくなったり、加速時間が長くなったりして、物10が浮き上がったり、物10の位置が所定位置からずれたり、傾いたりし易くなる。物10の状態によっては、昇降装置30の動作を停止して、人が手作業で、物10の不適正な状態を解消することも考えられる。このとき、昇降装置30の動作停止に伴い、自動倉庫20全体の動作が停止される場合もあり得る。また、昇降装置30においては、下流側設備に問題なく搬出できたとしても、下流側設備において、昇降装置30において生じた物10の姿勢のずれに基づいて、エラーが生じる場合もあり得る。
上記のように吸着部36によって物10を適正な状態に吸着することで、昇降中に物10を適正な状態に保持することができ、物10の浮き上がり、過度な傾きなども発生し難くなる。また、載置台32の停止時に、浮き上がっていた物10が載置台32に衝突することも抑制されるため、物10及び昇降装置30に対するダメージも少ない。また、昇降装置30において物10が適正な状態に保持されることができ、昇降装置30における物10の状態に基づくエラーによって自動倉庫20が停止することが抑制される。
また、制御部90によって吸着部36の吸着動作を制御することによって、昇降装置30の昇降動作の中で、吸着部36が適切なタイミングで物10に吸着しやすくなる。例えば、物10の移動タイミング等に合わせて吸着及び吸着解放状態を制御でき、物10の移載が円滑に行われ得る。
例えば、制御部90は、少なくとも物10が載置された載置台32の昇降を開始するタイミングで吸着部36が吸着状態にあり、かつ、少なくとも載置台32から物10が搬出されるタイミングで吸着部36が解放状態にあるように、吸着部36を制御するとよい。これにより、静止状態にある載置台32に加速度が発生する前に、吸着部36が物10に吸着することができ、昇降中の物10の姿勢がより確実に保持される。また、吸着部36が載置台32からの物10の搬出作業の邪魔となることを抑制できる。
また、吸着部36は、物10との間に負圧を生じさせて物に吸着するパッド部36aを含むため、物10の材質に対する制約を少なくでき、各種の物10を吸着部36によって吸着することができる。
また、パッド部36aは伸縮可能に形成され、パッド部36aと物10における吸着面との間に隙間がある状態でパッド部36aと吸着面との間が負圧にされた際、パッド部36aが伸びて吸着面に吸着可能である。これにより、吸着部36が吸着面と離れて設けられていたり、吸着面が平坦面でなかったりしても、パッド部36aが物10に吸着できる。
また、載置台32への物10の搬入及び載置台32からの物10の搬出を行う複数のローラ33aが設けられ、吸着部36は複数のローラ33aの間に設けられる。これにより、吸着部36と搬出入用のローラ33aとを共存させることができる。
また、吸着部36は物10の底面を吸着可能な位置に設けられた底吸着部である。これにより、物10の底面が吸着部36に吸着されることによって、物10の姿勢が保持される。物10は載置台32に載置されるため、物10の底面のうち吸着面は、載置面と接するか、載置面よりもわずかに上方に位置するにとどまる場合が多い。このため、吸着部36が設けられることによって、各種の物10に吸着しやすい。
{変形例}
図9は、昇降装置30の第1変形例を示す部分側面図である。
実施形態では、吸着部36が載置台32上を移動する物10と接触しない位置に設けられる例が説明されたが、必ずしもその必要は無い。図9に示す例の昇降装置130のように、吸着部36は、載置台32上を移動する物10と接触する位置に設けられてもよい。このとき吸着部36は、載置台32への物10の搬入又は載置台32からの物10の搬出時に物10と接触したときに、物10から離れる方向に弾性変形可能に設けられているとよい。これにより、物10の搬入及び搬出時に吸着部36の一部が物10と接触する位置に突出していても、物10の搬入及び搬出の邪魔となりにくい。また、吸着動作時に吸着部36が適正に物10に吸着することができる。
具体的には、本例の吸着部36は、上記吸着部36と同様に、パッド部36a及びベローズ部36bを含み、ゴムなどの弾性材によって形成されている。吸着部36は、パッド部36aの先端部が載置面よりも鉛直上方に突出するように配置されている。このため、物10の搬入及び搬出時にパッド部36aの先端部が物10と接触し得る。吸着部36は、吸着部36自体が弾性体であることによって、鉛直下方に弾性変形可能である。吸着部36は、載置面上を移動する物10と接触したとき、鉛直下方に弾性変形することにより、物10の搬入及び搬出の邪魔となりにくい。
物10における吸着面が物10の最下部(例えばフレーム)よりも高い位置にあるときなどの場合、吸着部36が載置面よりも下方に位置すると、吸着部36が吸着面に吸着する際、吸着部36が大きく伸びるなどして、大きなストロークが必要となる。これに対して、本例のように、吸着部36の先端部が物10と接触する位置に突出しつつ、物10と接触したときに退避可能であると、吸着部36が吸着面に吸着する際、大きなストロークが不要となる。
なお、吸着部36は、ばねなどの弾性体で支持されることによって、物10から離れる方向に弾性変形可能に設けられていてもよい。
図10は、昇降装置30の第2変形例を示す平面図である。
実施形態では、吸着部36が物10の底面を吸着する例が説明されたが、必ずしもその必要は無い。吸着部36は、物10の側面又は上面を吸着してもよい。図10に示す例では、吸着部36が物10の側面を吸着する側方吸着部である昇降装置230が示されている。これにより、物10の側面が側方吸着部に吸着されることによって、物10の姿勢が保持される。
図10に示す例では、吸着部36は、物10の側面のうち移動方向と交差する方向を向く側面に吸着するように設けられる。例えば、載置台32には、吸着部36を支持するフレーム37が設けられるとよい。
なお、吸着部36として、図7などに示す底面吸着部と、図10に示す側方吸着部との両方が設けられてもよい。
このほか、実施形態では、吸着部36による物10の吸着検出によって昇降装置30に昇降指令を出したが、必ずしもその必要は無い。例えば、ステップS5における吸着指令後、所定時間経過後に昇降指令を出してもよい。この場合の所定時間は、例えば、吸着指令後に吸着部36が吸着状態に達するのに要する時間(以下、吸着応答時間という)以上の時間として設定されてもよい。吸着応答時間は、真空ポンプ38の性能、配管39aにおける流路の大きさ及びパッド部36aの大きさなどに応じて決まる値であり、経験的又は実験的に求めることができる。また、例えば、吸着応答時間が短い場合などには、吸着指令と昇降指令とが同じタイミングで出されてもよい。
また、実施形態では、吸着部36が負圧によって物10を吸着する構成が説明されたが、必ずしもその構成である必要は無い。吸着部は、電磁石等のように、磁力で物10を吸着する構成であってもよい。この場合、物10が磁力で吸着可能な被吸着材(鉄等)で形成されていてもよいし、物10にそのような被吸着材が取付けられてもよい。
また、実施形態では、パッド部36aを負圧にするために真空ポンプ38を用いて吸引していたが、必ずしもその必要は無い。例えば、パッド部36aに圧縮空気を流して、ベンチュリの法則を利用して、負圧を生じさせるものであってもよい。この場合の真空ポンプは、エジェクタなどとも呼ばれる。
また、実施形態では、吸着部36自体が伸長又は短縮されることによって、物10との距離を変更可能であったが、必ずしもその必要は無い。例えば、移動機構によって、パッド部36aが物10に対して接近離間移動するように構成されていてもよい。すなわち、実施形態のように、パッド部36aが物10の底面を吸着する場合、移動機構はパッド部36aを鉛直方向に沿って移動可能に支持していてもよい。かかる移動機構は、如何なるものであってもよいが、例えば、シリンダ、又はボールねじなどのアクチュエータであってもよい。
また、本実施形態では、移動搬送体40は、移載装置60を介して昇降装置30との間で物10の受け渡しを行っていたが、必ずしもその必要は無い。例えば、自動倉庫20において、移載装置60が省略されて、昇降装置30と移動搬送体40とが直接的に物10の受け渡しを行うように構成されてもよい。
また、上流側設備から下流側設備に物10を移載する際、昇降装置30が昇降しない場合、つまり、載置台32が、コンベア16と、当該コンベア16と同じ高さの支持台62との間に介在して、物10を移載する場合、ステップS4からステップS9は省略されてもよい。
また、搬入される物10が位置する上流側設備と、物10を搬出する下流側設備との高さの差が小さい場合、すなわち、ステップS7の昇降指令において、鉛直方向に沿って昇降する距離が短い場合、ステップS4からステップS6は省略されてもよい。具体的には、例えば、棚52が複数段設けられる場合において、搬入される物10が位置する上流側設備と、物10を搬出する下流側設備との高さの差が複数段の棚52の半分以下の場合、ステップS4からステップS6は省略されてもよい。また、例えば、棚52が7段以上設けられる場合において、搬入される物10が位置する上流側設備と、物10を搬出する下流側設備との高さの差が、3段分以下の場合、ステップS4からステップS6は省略されてもよい。
また、物10が載置された載置台32が昇るときと、降るときとの両方において、吸着部36が作動する必要は無い。物10が載置された載置台32が昇るときのみ、吸着部36が作動するよう構成されてもよいし、物10が載置された載置台32が降るときのみ、吸着部36が作動するよう構成されてもよい。物10が載置された載置台32が昇るときと、降るときとのいずれか一方において、ステップS4からステップS6が省略されて、吸着部36が作動しないように構成されてもよい。
また、入庫用の昇降装置30と、出庫側用の昇降装置30との両方において、吸着部36が設けられる必要は無い。入庫用の昇降装置30のみに吸着部36が設けられてもよいし、出庫側用の昇降装置30のみに吸着部36が設けられてもよい。
また入庫用のコンベア16と、出庫用のコンベア16とが同じ高さである必要は無い。入庫用のコンベア16が、出庫用のコンベア16よりも高い位置に配置されていてもよいし、出庫用のコンベア16が、入庫用のコンベア16よりも高い位置に配置されていてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
本明細書及び図面は、下記の各態様を開示する。
第1の態様は、物を昇降させる昇降装置であって、物が載置される載置台と、前記載置台を昇降させる昇降機構と、前記載置台に載置される前記物を吸着する吸着部と、を備える、昇降装置である。
この昇降装置によると、載置台に載置される物が吸着部によって吸着されることによって、昇降中に物と載置台とが相対移動することが抑制される。これにより、昇降装置において昇降中の物を適正な状態に保持することができる。例えば、物が載置台において浮き上がったり、転倒したり、位置ずれする等の事象が抑制される。
第2の態様は、第1の態様に係る昇降装置であって、前記吸着部の吸着動作を制御する制御部をさらに備える。これにより、昇降装置の昇降動作の中で、吸着部が適切なタイミングで物に吸着しやすくなる。
第3の態様は、第2の態様に係る昇降装置であって、前記制御部は、少なくとも前記物が載置された前記載置台の昇降を開始するタイミングで前記吸着部が吸着状態にあり、かつ、少なくとも前記載置台から前記物が搬出されるタイミングで前記吸着部が解放状態にあるように、前記吸着部を制御する。これにより、静止状態にある載置台に加速度が発生する前に、吸着部が物に吸着することができ、昇降中の物の姿勢がより確実に保持される。また、吸着部が載置台からの物の搬出作業の邪魔となることを抑制できる。
第4の態様は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る昇降装置であって、前記吸着部は、前記物との間に負圧を生じさせて前記物に吸着するパッド部を含む。これにより、各種の物をパッド部によって吸着することができる。
第5の態様は、第4の態様に係る昇降装置であって、前記吸着部は伸縮可能に形成され、前記パッド部と前記物における吸着面との間に隙間がある状態で前記パッド部と前記吸着面との間が負圧にされた際、前記吸着部が伸びて前記吸着面に吸着可能である。これにより、吸着部が吸着面と離れて設けられていたり、吸着面が平坦面でなかったりしても、吸着部が物に吸着できる。
第6の態様は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る昇降装置であって、前記吸着部は、前記載置台への前記物の搬入又は前記載置台からの前記物の搬出時に前記物と接触したときに前記物から離れる方向に弾性変形可能に設けられている。これにより、物の搬入及び搬出時に吸着部の一部が物と接触する位置に突出していても、物の搬入及び搬出の邪魔となりにくい。また、吸着動作時に吸着部が適正に物に吸着することができる。
第7の態様は、第1から第6のいずれか1つの態様に係る昇降装置であって、前記載置台への前記物の搬入及び前記載置台からの前記物の搬出を行う複数のローラが設けられ、前記吸着部は前記複数のローラの間に設けられる。これにより、吸着部と搬出入用のローラとを共存させることができる。
第8の態様は、第1から第7のいずれか1つの態様に係る昇降装置であって、前記吸着部は物の底面を吸着可能な位置に設けられた底吸着部を含む。これにより、物の底面が底吸着部に吸着されることによって、物の姿勢が保持される。
第9の態様は、第1から第8のいずれか1つの態様に係る昇降装置であって、前記吸着部は物の側面を吸着可能な位置に設けられた側方吸着部を含む。これにより、物の側面が側方吸着部に吸着されることによって、物の姿勢が保持される。
第10の態様に係る自動設備は、第1から第9のいずれか1つの態様に係る昇降装置と、前記昇降装置との間で前記物の受け渡しを行い、前記物を水平方向に沿って移動させる移動搬送体と、前記移動搬送体の移動方向に沿って並ぶ複数の格納空間が形成された格納棚と、を備える、自動設備である。
第10の態様によると、自動設備における昇降装置において物が適正な状態に保持されることができ、昇降装置における物の状態に基づくエラーによって自動設備が停止することが抑制される。
上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 物
20 自動倉庫
30 昇降装置
32 載置台
33a ローラ
34 昇降機構
36 吸着部
36a パッド部
36b ベローズ部
40 移動搬送体
50 格納棚
52 棚
60 移載装置
62 支持台
90 制御部

Claims (10)

  1. 物を昇降させる昇降装置であって、
    物が載置される載置台と、
    前記載置台を昇降させる昇降機構と、
    前記載置台に載置される前記物を吸着する吸着部と、
    を備える、昇降装置。
  2. 請求項1に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部の吸着動作を制御する制御部をさらに備える、昇降装置。
  3. 請求項2に記載の昇降装置であって、
    前記制御部は、少なくとも前記物が載置された前記載置台の昇降を開始するタイミングで前記吸着部が吸着状態にあり、かつ、少なくとも前記載置台から前記物が搬出されるタイミングで前記吸着部が解放状態にあるように、前記吸着部を制御する、昇降装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部は、前記物との間に負圧を生じさせて前記物に吸着するパッド部を含む、昇降装置。
  5. 請求項4に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部は伸縮可能に形成され、
    前記パッド部と前記物における吸着面との間に隙間がある状態で前記パッド部と前記吸着面との間が負圧にされた際、前記吸着部が伸びて前記吸着面に吸着可能である、昇降装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部は、前記載置台への前記物の搬入又は前記載置台からの前記物の搬出時に前記物と接触したときに前記物から離れる方向に弾性変形可能に設けられている、昇降装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の昇降装置であって、
    前記載置台への前記物の搬入及び前記載置台からの前記物の搬出を行う複数のローラが設けられ、
    前記吸着部は前記複数のローラの間に設けられる、昇降装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部は物の底面を吸着可能な位置に設けられた底吸着部を含む、昇降装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の昇降装置であって、
    前記吸着部は物の側面を吸着可能な位置に設けられた側方吸着部を含む、昇降装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の昇降装置と、
    前記昇降装置との間で前記物の受け渡しを行い、前記物を水平方向に沿って移動させる移動搬送体と、
    前記移動搬送体の移動方向に沿って並ぶ複数の格納空間が形成された格納棚と、
    を備える、自動設備。
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