JP2022101354A - 連結具用回転部材およびそれを備えた連結具 - Google Patents

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Shinichi Horikoshi
慎治 小林
Shinji Kobayashi
慎 津久井
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Abstract

【課題】 タンバックルなどの連結具に施工時の作業性及び施工後の安定性を提供することにある。【解決手段】 連結具用回転部材10は、連結具であるタンバックル80に取り付けて使用されるものであって、ローレット状の外周面11を有する円柱状の部材で、フランジナット81の胴部82に取り付ける取付孔12をその中心部に備えている。そして、胴部82を拡大しつつ胴部82と連動して回転することを特徴としている。【選択図】 図1

Description

本願発明は、タンバックルや防振吊金具(防振支持用吊配管金具)など、垂下された吊りボルトに螺合するフランジナットと、水平な上板からフランジナットの胴部を突出させるとともに、下向きな下板に吊りボルトへ連結する連結対象を固定するフレームと、を備えた連結具に関するものである。
上記連結具について「タンバックル」(非特許文献1等)を例に、図9で説明する。
図9に図示するタンバックル80は、スラブ95等から垂下された吊りボルト96と吊りバンドなどの連結対象(図示省略)とを連結するための連結具である。
タンバックル80は、フランジナット81とフレーム85とを備える。フランジナット81は、胴部82とフランジ部83とからなる。フレーム85は、水平な上板86にフランジナット81の胴部82を差し込む差込孔87を有し、下向きな一対の下板89,89に吊りバンド等を固定するためのボルト孔90,90を有し、輸送などでフランジナット81が脱落しないようにするため突起部91,91を設けられることも多い。
上記構造のタンバックル80は、吊りボルト96にフランジナット81を挿入(螺合)する。フランジナット81を回転させて吊りボルト96への挿入長さを調節する(図示省略する吊りバンドに支持された配管のレベル調整)。
差込孔87よりも大きな径を持つフランジナット81のフランジ部83が、上板86と接触することでフレーム85を支える。
株式会社昭和コーポレーション「2020-2021 PIPE SUPPORTS & HANGERS CATALOGUE」(2020年3月発行)第77頁~第78頁
しかしながら、この従来からあるタンバックル80には、図10に図示する次のような課題があった。
(1)図10(a)に図示するように、吊りボルト96挿入時に、フレーム85を持ち吊りボルト96の先端に近づける際に、突起部91,91によるフランジ部83の支えが不安定で、フランジナット81ががたつき、吊りボルト96と螺合する面が真上を向かず、吊りボルト96に挿入しづらい。
(2)図10(b)に図示するように、フランジナット81回転時に、差込孔87からの胴部82の突出が少なく胴部82をツマミにくく(一般的なフランジナットはナット+ワッシャの機能で使われ、タンバックルのように穿孔に差し込むことは想定されていない)、その上、フレーム85も邪魔でツマミにくい。特に、タンバックル80が作業者の目線よりも上にある場合の作業性の悪さは顕著である。
(3)図10(c)に図示するように、施工後、フランジナット81とフレーム85とに遊びがあるので、支持された配管の振動等によってがたつき音が発生する。
そこで、本願出願人は、従来のタンバックル80等の連結具が抱えていた上記課題等を解決して、当該連結具に施工時の作業性及び施工後の安定性を提供できるように鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成させた。
本願発明の第1の発明は、垂下された吊りボルトに螺合するフランジナットと、水平な上板からフランジナットの胴部を突出させるとともに、下向きな下板に吊りボルトへ連結する連結対象を固定するフレームと、を備えた連結具にあって、フランジナットの胴部に取り付けて、胴部を拡大しつつ胴部と連動して回転することを特徴とした連結具用回転部材である。
第2の発明は、回転部材が上板よりも上側に取り付けられることを特徴とした同連結具用回転部材である。
第3の発明は、回転部材が上板の幅方向に突出することを特徴とした同連結具用回転部材である。
第4の発明は、回転部材が胴部の上部先端よりも上側へ延伸していることを特徴とした同連結具用回転部材である。
第5の発明は、回転部材と上板が当接する又は当接可能であることを特徴とした同連結具用回転部材である。
第6の発明は、回転部材が胴部の外周に圧接して取り付けることを特徴とした同連結具用回転部材である。
第7の発明は、回転部材が胴部の側面から挿入可能に取り付けることを特徴とした同連結具用回転部材である。
第8の発明は、回転部材が吊りボルト挿入のガイド機構を有することを特徴とした同連結具用回転部材である。
第9の発明は、上記第1の発明から第8の発明に係る連結具用回転部材を備えることを特徴とした連結具である。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明に係る連結具用回転部材は、回転部材の下面とタンバックル(フレーム)の上板とが面合わせとなり、フランジナットが安定して吊りボルトと螺合する面が真上を向き、連結具(フランジナットの胴部)を吊りボルトへ挿入する施工時の作業性が飛躍的に向上する。
(2)また、回転部材がフランジナットの胴部に取り付けられることで、胴部が拡大された形(横方向又は/及び縦方向)となり、フランジナットの回転を容易にし、連結具(フランジナットの胴部)を吊りボルトへ挿入する施工時の作業性が飛躍的に向上する。
(3)さらに、回転部材がフランジナットの振れを規制して、がたつきが減少し、施工後の安定性が飛躍的に向上する。
本願発明の第1実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の第1実施形態を示す説明図(2)。 本願発明の第2実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の第2実施形態を示す説明図(2)。 本願発明の第3実施形態を示す説明図。 本願発明の第4実施形態を示す説明図。 本願発明の第5実施形態を示す説明図。 本願発明の第6実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の第6実施形態を示す説明図(2)。 本願発明の第7実施形態を示す説明図(1)。 本願発明の第7実施形態を示す説明図(2)。 従来のタンバックルの構造を示す説明図。 従来のタンバックルの課題を示す説明図。
本願発明の実施形態(一例)を図面に基づいて説明する。なお、図示された実施形態は本願発明の一例で有り、本願発明はこれらに限定されるものではない。
図1及び図2は、第1実施形態に係る連結具用回転部材10を示す説明図である。
図1に図示するように、連結具用回転部材(以下「回転部材」)10は、連結具であるタンバックル80に取り付けて使用されるものである。なお、図1では、配管を支持する吊りバンド97をフレーム85の下板89にボルト・ナット92を介して固定している。
回転部材10は、ローレット状の外周面11を有する円柱状の部材であって、フランジナット81の胴部82に取り付ける取付孔12をその中心部に備えている。なお、外周面11はローレット状に限らず、滑り止め効果を有する凹凸構造などであってもよい。
図2は、回転部材10を胴部82に取り付ける様子を図示したものである。
まず、図2(a)に図示するように、回転部材10の取付孔12にフランジナット81の胴部82を差し込む。この段階で、フランジナット81はフレーム85に半固定状態となる。
次に、図2(b)に図示するように、フランジナット81のフランジ部83が上板86の下面に当接するまで回転部材10を差し込み、回転部材10の取り付けを完了する。この段階で、フランジナット81はフレーム85に完全固定状態となる(上板86を挟むようにして回転部材10とフランジナット81とが一体化する)。
フレーム85に完全固定状態となったフランジナット81は、吊りボルトと螺合する胴部82の先端面が真上を向くことになり、タンバックル80(フランジナット81の胴部82)を吊りボルトへ螺合する施工時の作業が極めて容易になる。
また、差込孔87からの突出が少なく且つフレーム85が邪魔をしていたために摘まみにくかった胴部82が回転部材10によって拡大されて、しかも、連動して回転するので、摘まみやすい回転部材10を操作するだけで胴部82を操作する必要がなくなり、タンバックル80(フランジナット81の胴部82)を吊りボルトへ螺合する施工時の作業が極めて容易になる。
さらに、フランジナット81はフレーム85に完全固定状態となる(上板86を挟むようにして回転部材10とフランジナット81とが一体化する)ので、吊りボルトへの施工後にフランジナット81ががたつくことはなくなり、タンバックル80の施工状態が極めて安定する。
また、胴部82の径が大きくなるので、指でつまみを回したときに簡単にトルクがかかり、配管施工後のレベル調整が極めて容易になる。
図3(図3-1及び図3-2)は、第2実施形態に係る連結具用回転部材10Aを示す説明図である。
図3-1に図示するように、回転部材10A-1は、上板86から突出するように拡径されたものとなっている。
こうすることで、回転部材10A-1を回転させる時にフレーム85(上板86)が障害にならず、吊りボルトへの胴部82の螺合作業が行いやすくなる。
なお、図3-2に図示するように、回転部材10A-2は、その外周の一部が上板86から突出するようなものであってもよい。外周の一部が突出するだけでも吊りボルトへの胴部82の螺合作業が行いやすくなるからである。
図4は、第3実施形態に係る連結具用回転部材10Bを示す説明図である。
図4に図示するように、回転部材10Bは、上板86の幅よりも小さいが、胴部82よりも長身にしたものとなっている。
こうすることで、回転部材10Aを回転させる時にフレーム85が障害にならず、吊りボルトへの胴部82の螺合作業が行いやすくなる。
なお、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせて、回転部材10を拡径且つ長身のものとしてもよい。
図5は、第4実施形態に係る連結具用回転部材10Cを示す説明図である。
図5に図示するように、回転部材10Cは、その底面が平らになっており、上板86と密接に当接することが可能になる。これにより、フランジナット81をフレーム85へ確実に完全固定できる。
図6は、第5実施形態に係る連結具用回転部材10Dを示す説明図である。
図6に図示するように、回転部材10Dは、胴部82の外径よりも小さい内径の取付孔12を持つ弾性体であり、取付孔12を胴部82に圧接するようにして取り付けている。こうすることで、胴部82からの脱落を防止できる。また、回転部材10Dは弾性体によってフランジナット81を保持しているため、タンバックル80の突起部91,91を不要にできる。
なお、回転部材10Dと胴部82とは連動して回転できればよいので、回転部材10Dは胴部82の外周に当接(圧接を含む)して取り付けれることになる。
図7(図7-1及び図7-2)は、第6実施形態に係る連結具用回転部材10Eを示す説明図である。
図7-1に図示するように、回転部材10E-1は、胴部82の側面から挿入(取り付け)できるように切欠きを備えたC字形状をしている。こうすることで、タンバックル80を吊りボルト96に取り付けた後でも、胴部82に回転部材10Eを後付けや取り外しできるようになる。
図7-2に図示するように、回転部材10E-2は、胴部82の側面から挿入(取り付け)できるように分割されたパーツを嵌合させる構造となっている。こうすることで、胴部82に回転部材10Eを後付けや取り外しできるようになる。
図8は、第7実施形態に係る連結具用回転部材10Fを示す説明図である。
図8-1に図示するように、回転部材10Fは、吊りボルト96挿入のガイド機構13を有している。
さらに、図8-2でガイド機構13を詳しく説明する。
図8-2(a)に図示するように、回転部材10Fの上面に形成された傾斜14で取付孔12へ吊りボルト96を誘導する。
図8-2(b)に図示するように、取付孔12の内壁に形成されたR形状15で吊りボルト96が垂直に向くように誘導する。
図8-2(c)に図示するように、取付孔12の内壁で吊りボルト96と接触する接点16を数カ所設けることで、垂直状態が維持されて、胴部82に吊りボルト96が挿入しやすくなる。
本願発明は、タンバックルや防振吊金具(防振支持用吊配管金具)などの、垂下された吊りボルトに螺合するフランジナットと、水平な上板からフランジナットの胴部を突出させるとともに、下向きな下板に吊りボルトへ連結する連結対象を固定するフレームと、を備えた連結具に取り付けて利用できるものである。
10 連結具用回転部材(回転部材)
11 外周面
12 取付孔
13 ガイド機構
14 傾斜
15 R形状
16 接点
80 タンバックル
81 フランジナット
82 胴部
83 フランジ部
85 フレーム
86 上板
87 差込孔
89 下板
90 ボルト孔
91 突起部
92 ボルト・ナット
95 スラブ
96 吊りボルト
97 吊りバンド

Claims (9)

  1. 垂下された吊りボルトに螺合するフランジナットと、水平な上板からフランジナットの胴部を突出させるとともに、下向きな下板に吊りボルトへ連結する連結対象を固定するフレームと、を備えた連結具にあって、
    フランジナットの胴部に取り付けて、胴部を拡大しつつ胴部と連動して回転することを特徴とした連結具用回転部材。
  2. 回転部材は上板よりも上側に取り付けられることを特徴とした請求項1記載の連結具用回転部材。
  3. 回転部材は上板の幅方向に突出することを特徴とした請求項1又は2記載の連結具用回転部材。
  4. 回転部材は胴部の上部先端よりも上側へ延伸していることを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の連結具用回転部材。
  5. 回転部材と上板は当接する又は当接可能であることを特徴とした請求項1から4のいずれかに記載の連結具用回転部材。
  6. 回転部材は胴部の外周に圧接して取り付けることを特徴とした請求項1から5のいずれかに記載の連結具用回転部材。
  7. 回転部材は胴部の側面から挿入可能に取り付けることを特徴とした請求項1から6のいずれかに記載の連結具用回転部材。
  8. 回転部材は吊りボルト挿入のガイド機構を有することを特徴とした請求項1から7のいずれかに記載の連結具用回転部材。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の連結具用回転部材を備えることを特徴とした連結具。
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