JP2022100878A - ロボットハンド - Google Patents
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Abstract
【課題】一方側と他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側と他方側の2つのリンクを連結するリンクを同期して動作させるロボットハンドを提供する。【解決手段】一方側第1ギアと他方側第1ギアと他方側第1ギアと連動して逆方向に回動する一方側第2ギアと、一方側第1ギアと連動して逆方向に回動する他方側第2ギアと、一方側第1ギアの回動と連動する一方側第1リンクと一方側第2ギアの回動と連動する一方側第2リンクと、一方側第1リンクの一方側第1ギアの側とは反対の側と、一方側第2リンクの一方側第2ギアの側とは反対の側とを連結する一方側第3リンクと、他方側第2ギアの回動と連動する他方側第1リンクと、他方側第1ギアの回動と連動する他方側第2リンクと、他方側第1リンクの他方側第2ギアの側とは反対の側と、他方側第2リンクの他方側第1ギアの側とは反対の側とを連結する他方側第3リンクとを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、ロボットハンドに関する。
特許文献1には、ベースと、把持爪と、ベースと把持爪とを連結するチェビシェフリンク機構と、ベースに固定されたハウジングと、ベース及びハウジングの少なくとも一方に回動可能に支持され、チェビシェフリンク機構へ動力を入力する入力軸と、入力軸と平行な出力軸を有し、ハウジングに支持されたモータと、入力軸と同軸上に配設され、ハウジングに回動可能に支持された伝動軸と、出力軸から伝動軸へ動力を伝達する動力伝達機構と、伝動軸と入力軸との間に設けられた減速装置と、を備えるロボットハンドが開示されている。
特許文献2には、回転軸を有するモーターと、ワークを把持する複数の爪部と、モーターの回転運動を爪部がワークを把持する運動に変換する運動伝達経路に設けられた伝達部とを備えたロボットハンドであって、伝達部は、モーターの回転軸が連結され回転する駆動側マグネットと、この駆動側マグネットの近傍に爪部毎に対応して配置して、磁力によって駆動側マグネットの回転力が伝達され回転する受動側マグネットと、を有しているロボットハンドが開示されている。
特許文献3には、基台に複数の指機構を設けてなり、複数の指機構が互いの指先部を接離させるよう動作する構成のロボットハンドであって、複数の指機構の少なくとも1つが、基台に支持される基端部を中心にして回転駆動される原動節と、基端部が基台に揺動可能に連結された従動節と、基端部が原動節の先端部に揺動可能に連結されて中央部が従動節の先端部に揺動可能に連結された中間節と、を備えるチェビシェフリンク機構によって構成され、中間節の先端部に指先部が設けられるロボットハンドが開示されている。
特許文献4には、基部と、基部に回転可能に連結される第一の指リンクと、第一の指リンクに回転可能に連結される第二の指リンクと、第二の指リンクに回転可能に連結される第三の指リンクと、第一の指リンクに対する第二の指リンクの相対的な回転と第二の指リンクに対する第三の指リンクの相対的な回転を連動させる補助リンクと、基部に対して第一の指リンクが相対的に回転するように、第一の指リンクに駆動力を付与する第一のアクチュエータと、第一の指リンクに対して第二の指リンクが相対的に回転し、かつ第二の指リンクに対して第三の指リンクが相対的に回転するように、第二の指リンク及び第三の指リンクの少なくとも一方に駆動力を付与する第二のアクチュエータと、を備えるロボットハンドが開示されている。
一方側ギアが一方側の2つのリンクを動作させ、他方側ギアが他方側の2つのリンクを動作させる構成は考えられる。しかしながら、このような構成では、一方側の2つのリンクも、他方側の2つのリンクも、常に同期して動作することになる。従って、このような構成では、一方側の2つのリンクと他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側の2つのリンクを連結するリンクと他方側の2つのリンクを連結するリンクとを同期して動作させるようなことはできない。
本発明の目的は、一方側の2つのリンクと他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側の2つのリンクを連結するリンクと他方側の2つのリンクを連結するリンクとを同期して動作させることを可能にすることにある。
かかる目的のもと、本発明は、一方側アクチュエータにより回動する一方側第1ギアと、他方側アクチュエータにより回動する他方側第1ギアと、他方側第1ギアと連動して逆方向に回動する一方側第2ギアと、一方側第1ギアと連動して逆方向に回動する他方側第2ギアと、一方側第1ギアの回動と連動する一方側第1リンクと、一方側第2ギアの回動と連動する一方側第2リンクと、一方側第1リンクの一方側第1ギアの側とは反対の側と、一方側第2リンクの一方側第2ギアの側とは反対の側とを連結する一方側第3リンクと、他方側第2ギアの回動と連動する他方側第1リンクと、他方側第1ギアの回動と連動する他方側第2リンクと、他方側第1リンクの他方側第2ギアの側とは反対の側と、他方側第2リンクの他方側第1ギアの側とは反対の側とを連結する他方側第3リンクとを備えたロボットハンドを提供する。
ロボットハンドは、一方側アクチュエータと他方側アクチュエータとを同時に動作させることにより、一方側第1リンク及び一方側第2リンクと、他方側第1リンク及び他方側第2リンクとが開閉動作をするように制御し、一方側アクチュエータを停止して他方側アクチュエータを動作させることにより、一方側第2リンク及び一方側第3リンクと、他方側第2リンク及び他方側第3リンクとが同期して動作するように制御する制御装置を更に備えた、ものであってよい。
ロボットハンドは、一方側第3リンクに連結された一方側指先部を更に備えた、ものであってよい。その場合、一方側指先部は、一方側第1リンク及び一方側第2リンクとは反対側に延伸し、一方側第1リンク及び一方側第2リンクの側に折り曲げ可能に構成されている、ものであってよい。また、一方側指先部は、一方側指先部が把持する物体の落下を防止するためのストッパを備えた、ものであってよい。
また、ロボットハンドは、他方側第3リンクに連結された他方側指先部を更に備えた、ものであってよい。その場合、他方側指先部は、一方側指先部により固定された物体の方向へ送風可能な送風機構を備えた、ものであってよい。また、ロボットハンドは、一方側指先部と他方側指先部との中間に設けられたクリッパを更に備えた、ものであってよい。また、他方側指先部は、一方側指先部よりも短い、ものであってよい。
更に、ロボットハンドは、一方側指先部に設けられた一方側吸着部と、他方側指先部に設けられた他方側吸着部とを更に備えた、ものであってよい。その場合、ロボットハンドは、一方側指先部と他方側指先部との中間に設けられた中間吸着部を更に備えた、ものであってよい。
ロボットハンドは、一方側第3リンクに連結された一方側指先部及び他方側第3リンクに連結された他方側指先部の少なくとも1つである指先部と、一方側指先部に設けられた一方側吸着部、他方側指先部に設けられた他方側吸着部、及び一方側指先部と他方側指先部との中間に設けられた中間吸着部の少なくとも1つである吸着部とを更に備えた、ものであってよい。その場合、ロボットハンドは、物体を認識し、物体の把持方法として指先部で把持する方法が登録されている場合に、物体を指先部で把持するように制御し、物体の把持方法として吸着部で把持する方法が登録されている場合に、物体を吸着部で把持するように制御する制御装置を更に備えた、ものであってよい。その場合、制御装置は、物体の把持方法として指先部及び吸着部の両方で把持する方法が登録されている場合に、物体を指先部及び吸着部の両方で把持するように制御する、ものであってよい。
また、制御装置は、物体の把持方法が登録されていない場合に、物体の指先部での把持、及び物体の吸着部での把持の少なくとも1つを行うように制御し、物体の指先部での把持が成功した場合に、物体の把持方法として指先部で把持する方法を登録し、物体の吸着部での把持が成功した場合に、物体の把持方法として吸着部で把持する方法を登録する、ものであってよい。その場合、制御装置は、物体の指先部での把持が成功したことを触覚センサもしくは力覚センサが検出するように、又は、電流センサがトルクセンシングにより検出するように制御し、物体の吸着部での把持が成功したことを気圧センサが検出するように制御する、ものであってよい。また、制御装置は、物体の把持方法が登録されていない場合に、指先部及び吸着部の両方での把持を行うように制御し、物体の指先部及び吸着部の両方での把持が成功した場合に、物体の把持方法として指先部及び吸着部の両方で把持する方法を登録する、ものであってよい。
本発明によれば、一方側の2つのリンクと他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側の2つのリンクを連結するリンクと他方側の2つのリンクを連結するリンクとを同期して動作させることが可能になる。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態におけるロボット10の全体構成例を示した図である。ロボット10は、アーム部100と、三次元情報取得装置150と、インターフェースケーブル151と、ハンド部200と、インターフェースケーブル201と、コントローラ300とを備える。
図1は、第1の実施の形態におけるロボット10の全体構成例を示した図である。ロボット10は、アーム部100と、三次元情報取得装置150と、インターフェースケーブル151と、ハンド部200と、インターフェースケーブル201と、コントローラ300とを備える。
アーム部100は、ハンド部200を所望の位置に位置付ける。アーム部100は、これに限るものではないが、リンク111~117と、関節121~126とを含む。リンク111~117は、人間の下腕、上腕、手首等に相当する部分である。関節121~126は、人間の関節に相当する部分であり、リンク111~117のうちの隣接するリンクを少なくとも1つの方向に回転可能に連結する。図では、これに限るものではないが、関節121~126はそれぞれ、隣接するリンクを、以下のように回転可能としている。関節121は、リンク111に対してリンク112を、リンク111の中心軸周りに回転可能としている。関節122は、リンク112に対してリンク113を、リンク112,113を含む平面に垂直な軸周りに回転可能としている。関節123は、リンク113に対してリンク114を、関節125は、リンク115に対してリンク116を、関節122と同様に回転可能としている。関節124は、リンク114に対してリンク115を、関節126は、リンク116に対してリンク117を、関節121と同様に回転可能としている。
三次元情報取得装置150は、例えば、ハンド部200に設けられた装置であり、扇形の半径方向の破線で挟まれた範囲内の三次元情報を取得する。三次元情報とは、その範囲内の物体の輪郭上の点群からなる情報である。ここで、三次元情報取得装置150は、三次元情報を取得可能な装置であれば、如何なる装置でもよい。例えば、3Dカメラであってもよいし、超音波等を用いたセンサであってもよい。
インターフェースケーブル151は、三次元情報取得装置150からコントローラ300へ三次元情報を送信するためのケーブルである。
ハンド部200は、ロボット10の用途に応じた実際の操作を行う部分である。ハンド部200は、アーム部100の先端に取り付けられている。ハンド部200の詳細については、後述する。
インターフェースケーブル201は、コントローラ300からハンド部200へ動作指示を送信したり、ハンド部200からコントローラ300へ後述する各種センサ信号を送信したりするためのケーブルである。
コントローラ300は、ロボット10全体を制御する。コントローラ300は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、インターフェース(I/F)304とが、バス305を介して接続されることにより構成されている。CPU301は、ROM302等に記憶された各種プログラムをRAM303にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。ROM302は、CPU301が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。RAM303は、CPU301の作業用メモリ等として用いられるメモリである。I/F304は、三次元情報取得装置150との間でインターフェースケーブル151を介して、ハンド部200との間でインターフェースケーブル201を介して、各種情報の送受信を行う。また、I/F304は、アーム部100との間、及びネットワークとの間でも各種情報の送受信を行う。
図2は、第1の実施の形態におけるロボット10のハンド部200の斜視図である。尚、以下では、図中左側を単に「左側」と称し、図中右側を単に「右側」と称する。視点位置によっては、左側が手前側になって右側が奥側になること、左側が右側になって右側が左側になること、左側が奥側になって右側が手前側になること等があるので、左側は一方側の一例であり、右側は他方側の一例である。
図示するように、ハンド部200は、基部205を含む。基部205は、ハンド部200の基礎となる部分である。
ハンド部200は、モータ211a,211bを含む。モータ211aは、基部205の左側の部分に配置された動力源である。モータ211bは、基部205の右側の部分に配置された動力源である。モータ211aは一方側アクチュエータの一例であり、モータ211bは他方側アクチュエータの一例である。モータ211a,211bは、これらを区別する必要がない場合は、モータ211と称することもある。
ハンド部200は、第1ギア221a,221bを含む。第1ギア221aは、基部205の左側でモータ211aに接続するように配置され、モータ211aが回転することにより回転する。第1ギア221bは、基部205の右側でモータ211bに接続するように配置され、モータ211bが回転することにより回転する。第1ギア221aは一方側第1ギアの一例であり、第1ギア221bは他方側第1ギアの一例である。第1ギア221a,221bは、これらを区別する必要がない場合は、第1ギア221と称することもある。
ハンド部200は、第2ギア222a,222bを含む。第2ギア222aは、基部205の左側で第1ギア221bと噛み合うように配置され、第1ギア221bが回転することによりこれとは逆方向に回転する。第2ギア222bは、基部205の右側で第1ギア221aと噛み合うように配置され、第1ギア221aが回転することによりこれとは逆方向に回転する。第2ギア222aは一方側第2ギアの一例であり、第2ギア222bは他方側第2ギアの一例である。第2ギア222a,222bは、これらを区別する必要がない場合は、第2ギア222と称することもある。
ここで、第1ギア221a及び第2ギア222aは、第1関節J1aを構成し、第1ギア221b及び第2ギア222bは、第1関節J1bを構成する。第1関節J1a,J1bは、これらを区別する必要がない場合は、第1関節J1と称することもあり、第2関節J2a,J2bは、これらを区別する必要がない場合は、第2関節J2と称することもある。
ハンド部200は、第1リンク231a,231a’,231bを含む。第1リンク231a,231a’,231bは、各指の内側のリンクである。第1リンク231a,231a’は、第1ギア221aに連結され、第1ギア221aが回転することにより指が開閉する方向に動く。第1リンク231aと第1リンク231a’とは、剛体として一体化している。第1リンク231bは、第2ギア222bに連結され、第2ギア222bが回転することにより指が開閉する方向に動く。第1リンク231a,231a’は一方側第1リンクの一例であり、第1リンク231bは他方側第1リンクの一例である。第1リンク231a,231a’,231bは、これらを区別する必要がない場合は、第1リンク231と称することもある。
ハンド部200は、第2リンク232a,232a’,232bを含む。第2リンク232a,232a’,232bは、各指の外側のリンクである。第2リンク232a,232a’は、第2ギア222aに連結され、第2ギア222aが回転することにより指が開閉する方向に動く。第2リンク232aと第2リンク232a’とは、剛体として一体化している。第2リンク232bは、第1ギア221bに連結され、第1ギア221bが回転することにより指が開閉する方向に動く。第2リンク232a,232a’は一方側第2リンクの一例であり、第2リンク232bは他方側第2リンクの一例である。第2リンク232a,232a’,232bは、これらを区別する必要がない場合は、第2リンク232と称することもある。
ハンド部200は、第3リンク233a,233a’,233bを含む。第3リンク233a,233a’,233bは、各指の内側のリンクと外側のリンクとをつなぐリンクである。第3リンク233aは、第1リンク231aの第1ギア221aに連結されていない側の端部と、第2リンク232aの第2ギア222aに連結されていない側の端部とを連結する。第3リンク233a’は、第1リンク231a’の第1ギア221aに連結されていない側の端部と、第2リンク232a’の第2ギア222aに連結されていない側の端部とを連結する。第3リンク233bは、第1リンク231bの第1ギア221bに連結されていない側の端部と、第2リンク232bの第2ギア222bに連結されていない側の端部とを連結する。第3リンク233a,233a’は一方側第3リンクの一例であり、第3リンク233bは他方側第3リンクの一例である。第3リンク233a,233a’,233bは、これらを区別する必要がない場合は、第3リンク233と称することもある。
ここで、第1リンク231aと第2リンク232aと第3リンク233aとが連結する部分は、第2関節J2aを構成する。また、第1リンク231a’と第2リンク232a’と第3リンク233a’とが連結する部分は、第2関節J2a’を構成する。更に、第1リンク231bと第2リンク232bと第3リンク233bとが連結する部分は、第2関節J2bを構成する。第2関節J2a,J2a’,J2bは、これらを区別する必要がない場合は、第2関節J2と称することもある。
図3は、図2におけるハンド部200を第1ギア221a及び第2ギア222bを含む平面で切断したときの断面を示す斜視図である。また、図4は、図2におけるハンド部200を第1ギア221b及び第2ギア222aを含む平面で切断したときの断面を示す斜視図である。
以下、図2乃至図4を参照して、モータ211a,211bが、第1リンク231a,231a’,231b、第2リンク232a,232a’,232b、及び第3リンク233a,233a’,233bを回転させる場合の動作について説明する。
まず、第1リンク231a,231a’,231bを回転させる場合の動作について説明する。
この場合は、モータ211aを回転させる。これにより、モータ211aに接続された第1ギア221aが、図3の矢印R1aで示すように回転する。そして、第1ギア221aに連結された第1リンク231a’が、図3の矢印S1aで示すように回転する。また、第1リンク231aは、第1リンク231a’に固定されているので、第1リンク231a’と同時に回転する。
一方、第1ギア221aが回転すると、第1ギア221aと噛み合う第2ギア222bが、図3の矢印R1bで示すように回転する。そして、第2ギア222bに連結された第1リンク231bが、図3の矢印S1bで示すように回転する。
このように、モータ211aを回転させると、それに連動して第1リンク231a,231a’がモータ211aの回転軸周りに回転し、第1リンク231bがモータ211bの回転軸周りに第1リンク231a,231a’とは逆回りに同じ角度だけ回転する。
次に、第2リンク232a,232a’,232bを回転させる場合の動作について説明する。
この場合は、モータ211bを回転させる。これにより、モータ211bに接続された第1ギア221bが、図4の矢印R2bで示すように回転する。そして、第1ギア221bに連結された第2リンク232bが、図4の矢印S2bで示すように回転する。尚、図4では、切断面の位置の関係で第2リンク232bが第1ギア221bに連結していないようになっているが、実際には連結しているものとする。
一方、第1ギア221bが回転すると、第1ギア221bと噛み合う第2ギア222aが、図4の矢印R2aで示すように回転する。そして、第2ギア222aに連結された第2リンク232a’が、図4の矢印S2aで示すように回転する。また、第2リンク232aは、第2リンク232a’に固定されているので、第2リンク232a’と同時に回転する。
このように、モータ211bを回転させると、それに連動して第2リンク232bがモータ211bの回転軸周りに回転し、第2リンク232a,232a’がモータ211aの回転軸周りに第2リンク232bとは逆回りに同じ角度だけ回転する。
次いで、第3リンク233a,233a’,233bを回転させる場合の動作について説明する。
この場合は、例えばモータ211aを停止し、モータ211bを回転させる。これにより、モータ211bに接続された第1ギア221bと、第1ギア221bに連結された第2リンク232bとが回転する。
一方、第1ギア221bと噛み合う第2ギア222aが回転し、第2ギア222aに連結された第2リンク232a’が回転する。また、第2リンク232aは、第2リンク232a’に固定されているので、第2リンク232a’と同時に回転する。
前述のように、モータ211bを回転させると、それに連動して第2リンク232bがモータ211bの回転軸周りに回転し、第2リンク232a,232a’がモータ211aの回転軸周りに第2リンク232bとは逆回りに同じ角度だけ回転する。しかしながら、モータ211aが停止しており、第1リンク231a,231a’,231bが動かないので、第3リンク233a,233a’,233bが連動して各指の第2関節J2周りに回転する。つまり、第3リンク233a,233a’,233bが同期して内側に曲がるように動作する。
即ち、モータ211aとモータ211bとを同時に同じ角度回転させれば、3本の指の第1関節J1が同時に回転し、モータ211aを停止してモータ211bを回転させれば、3本の指の第2関節J2だけが同時に回転する。この動きの組み合わせにより、第1関節J1及び第2関節J2を3本の指どうしで連動させて、任意の角度に回転させることができる。
尚、ここでは、第1ギア221と第2ギア222とが直接噛み合うようにしたが、これには限らない。第1ギア221と第2ギア222とは連動して互いに逆方向に回動するようにしてもよい。
例えば、第1ギア221の側から第2ギア222の側へ順に第1中間ギア、第2中間ギアを設け、これらの中間ギアを介して第1ギア221と第2ギア222とを連動させてもよい。その具体的な態様としては、次の2つの態様が例示される。
第1の態様は、第1ギア221と第1中間ギアとをチェーンで繋ぎ、第1中間ギアと第2中間ギアとを直接噛み合うようにし、第2ギア222と第2中間ギアとをチェーンで繋いだ態様である。
第2の態様は、第1ギア221と第1中間ギア、第1中間ギアと第2中間ギア、第2中間ギアと第2ギア222をそれぞれ、直接噛み合うようにした態様である。
また、再び図2乃至図4を参照して、ハンド部200の構成の説明を続ける。
ハンド部200は、指先部241a,241a’,241bと、指腹部242a,242a’,242bと、触覚センサ243a,243a’,243bとを含む。
指先部241a,241a’,241bはそれぞれ、第3リンク233a,233a’,233bに連結されており、人間の指先に相当する部分である。指先部241a,241a’は一方側指先部の一例であり、指先部241bは他方側指先部の一例である。指先部241a,241a’,241bは、これらを区別する必要がない場合は、指先部241と称することもある。また、上記では指先部241a,241a’,241bを設けたが、このうち少なくとも1つを設けることとしてもよい。その意味で、指先部241は、一方側第3リンクに連結された一方側指先部及び他方側第3リンクに連結された他方側指先部の少なくとも1つである指先部の一例と捉えることもできる。
指腹部242a,242a’,242bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241bの内側に取り付けられており、人間の指の腹に相当する部分である。指腹部242a,241a’,241bは、例えば、弾性のある軟質材料で構成されるとよい。指腹部242a,242a’,242bは、これらを区別する必要がない場合は、指腹部242と称することもある。
触覚センサ243a,243a’,243bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241b内に設けられている。触覚センサ243a,243a’,243bは、図2では見えないので図示していない。触覚センサ243bは、図3及び図4の断面図では見えるので図示しているが、触覚センサ243a,243a’は、図3及び図4の断面図でも見えないので図示していない。触覚センサ243a,243a’,243bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241bが物体を把持したことを検知する。具体的には、指先部241a,241a’,241bが物体を把持した際に、指腹部242a,242a’,242bが所定の支点を中心として若干の角度回転して触覚センサ243a,243a’,243bに接触することにより、このような検知を行う。触覚センサ243a,243a’,243bは、これらを区別する必要がない場合は、触覚センサ243と称することもある。尚、触覚センサ243に代えて、力覚センサを設けてもよい。或いは、触覚センサ243に代えて、電流センサを設け、電流センサがトルクセンシングにより同様の検知を行うようにしてもよい。
また、ハンド部200は、吸着パッド251a,251a’,251b,251cと、吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cとを含む。
吸着パッド251a,251a’,251bはそれぞれ、指先部241a及び指腹部242a、指先部241a’及び指腹部242a’、指先部241b及び指腹部242bに取り付けられている。吸着パッド251a,251a’,251bはそれぞれ、指先部241a及び指腹部242a、指先部241a’及び指腹部242a’、指先部241b及び指腹部242bで物体を吸着して把持するためのものである。これにより、例えば、吸着パッド251a,251a’で名刺の一端を吸着して持ち上げ、吸着パッド251bでその一端を反対側から挟むように吸着して名刺を把持し、名刺入れに収納するようなことも可能となる。或いは、例えば、布や紙のしわを、吸着パッド251a,251a’でその一端を吸着し、吸着パッド251bでその他端を吸着させて、指先部241a,241a’と指先部241bとを広げることにより、伸ばすようなことも可能となる。ここで、吸着パッド251a,251a’,251bは着脱可能になっているので、図の取り付け位置はあくまで一例であり、指先部241a,241a’,241b又は指腹部242a,242a’,242bの任意の位置に取り付けられてよい。吸着パッド251a,251a’は一方側吸着部の一例であり、吸着パッド251bは他方側吸着部の一例である。また、吸着パッド251a,251a’,251bを指腹部242a,242a’,242bに取り付けるのに代えて、指腹部242a,242a’,242bをジャミング転移表皮とし、指腹部242a,242a’,242bで物体を把持できるようにしてもよい。この場合、指腹部242a,242a’は一方側吸着部の一例であり、指腹部242bは他方側吸着部の一例である。
吸着パッド251cは、指先部241a,241a’と指先部241bとの中間の基部205の上面、つまり、人間の手で言えば手のひらの部分に設けられている。吸着パッド251cは、指を広げた状態で物体を吸着して把持するためのものである。吸着パッド251cは中間吸着部の一例である。
吸着パッド251a,251a’,251b,251cは、これらを区別する必要がない場合は、吸着パッド251と称することもある。また、上記では吸着パッド251a,251a’,251b,251cを設けたが、このうち少なくとも1つを設けることとしてもよい。その意味で、吸着パッド251は、一方側指先部に設けられた一方側吸着部、他方側指先部に設けられた他方側吸着部、及び一方側指先部と他方側指先部との中間に設けられた中間吸着部の少なくとも1つである吸着部の一例と捉えることもできる。
吸引ポンプ252a,252a’,252bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241b内に設けられ、吸着パッド251a,251a’,251bに吸引管路を介して接続される。吸引ポンプ252cは、基部205内に設けられ、吸着パッド251cに吸引管路を介して接続される。吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cは、図2では見えないので図示していない。吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cは、図3及び図4の断面図でも見えないので図示していない。吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cはそれぞれ、吸着パッド251a,251a’,251b,251c内から空気を吸引して、吸着パッド251a,251a’,251b,251cに物体を吸着させる。ここで、上記の吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cの設置位置はあくまで一例である。吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cの全てを基部205内に設けてもよい。吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cは、これらを区別する必要がない場合は、吸引ポンプ252と称することもある。
尚、上記では、吸着パッド251cとして3つの吸着パッドを設けたが、これには限らない。例えば、これら3つの吸着パッドを包含する大きさの1つの吸着パッドを設けてもよい。
また、ハンド部200は、気圧センサ261a,261a’,261b,261cを含む。気圧センサ261a,261a’,261bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241b内の吸引管路に接続される。気圧センサ261cは、基部205内の吸引管路に接続される。気圧センサ261a,261a’,261b,261cは、図2では見えないので図示していない。気圧センサ261a,261a’,261b,261cは、図3及び図4の断面図でも見えないので図示していない。気圧センサ261a,261a’,261bはそれぞれ、吸着パッド251aと吸引ポンプ252aとの間、吸着パッド251a’と吸引ポンプ252a’との間、吸着パッド251bと吸引ポンプ252bとの間の吸引管路内の気圧を検知する。気圧センサ261cは、吸着パッド251cと吸引ポンプ252cとの間の吸引管路内の気圧を検知する。ここで、上記の気圧センサ261a,261a’,261b,261cの設置位置はあくまで一例である。例えば、吸引ポンプ252a,252a’,252b,252cの全てが基部205内に設けられている場合は、気圧センサ261a,261a’,261b,261cの全てを基部205内に設けてもよい。気圧センサ261a,261a’,261b,261cは、これらを区別する必要がない場合は、気圧センサ261と称することもある。
また、ハンド部200は、爪部271a,271a’,271bを含む。爪部271a,271a’,271bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241bの先端に設けられる。爪部271a,271a’,271bはそれぞれ、指先部241a,241a’,241bだけでは把持し難い物体を、引っ掛けることにより把持するためのものである。これにより、例えば、薄い板が床に寝かせて配置されている場合に、これを爪部271a,271a’及び爪部271bで両側から引っ掛けて持ち上げるようなことも容易になる。或いは、例えば、本棚に密接して収納された複数の本の中から所望の本を、爪部271a,271a’及び爪部271bで両側から引っ掛けて取り出すようなことも容易になる。爪部271a,271a’,271bは、これらを区別する必要がない場合は、爪部271と称することもある。
また、図には明示していないが、ハンド部200では、指先部241a,241a’がそれぞれ、指先部241a,241a’の中心軸を回転軸として回転可能な構成が採用されている。
更に、ハンド部200では、各指に第1関節J1及び第2関節J2を設けたが、各指に3つ以上の関節を設けてもよい。
更にまた、ハンド部200では、一方側に2本の指を設け、他方側に1本の指を設けたが、これには限らない。一方側及び他方側にそれぞれ1本の指を設けてもよいし、一方側及び他方側にそれぞれ2本以上の指を設けてもよい。
図5は、第1の実施の形態におけるロボット10のコントローラ300の機能構成例を示したブロック図である。但し、図5では、コントローラ300の機能構成以外に、コントローラ300により制御される装置や、コントローラ300へ入力される情報を取得する装置も示している。具体的には、コントローラ300へ入力される三次元情報を取得する三次元情報取得装置150、及び、コントローラ300により制御されたり、コントローラ300へ入力されるセンサ信号を取得したりするハンド部200も示している。
図示するように、第1の実施の形態におけるロボット10のコントローラ300は、三次元情報処理部311と、記憶部312と、判定部313と、動作指示部314と、センサ信号処理部315とを備える。
三次元情報処理部311は、三次元情報取得装置150から三次元情報を受信して処理する。ここで、三次元情報とは、上述したように、空間内の物体の輪郭上の点群からなる情報である。三次元情報処理部311は、点群からなる情報から、空間内に存在する物体を認識する。また、三次元情報処理部311は、点群からなる情報から、認識した物体の位置を特定する。この場合の位置は、例えば、三次元情報取得装置150に対する物体の相対的な位置であってよい。本実施の形態では、物体を認識する手段の一例として、三次元情報処理部311を設けている。
記憶部312は、物体の種別と物体の把持方法との対応を記憶する。ここで、物体の把持方法には、例えば、物体を指先部241で把持する方法と、物体を吸着パッド251で把持する方法とがある。或いは、物体を指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する方法を追加してもよい。
判定部313は、三次元情報処理部311により認識された物体の把持方法が記憶部312に記憶されている場合は、その物体の把持方法として記憶部312に記憶された方法を特定する。そして、判定部313は、この特定した方法を動作指示部314に伝える。
また、判定部313は、三次元情報処理部311により認識された物体の把持方法が記憶部312に記憶されていない場合は、その旨を動作指示部314に伝える。そして、判定部313は、センサ信号処理部315から取得したセンサ信号に基づいて、物体を把持するのに成功した方法を特定し、その物体の把持方法としてこの成功した方法を記憶部312に記憶する。本実施の形態では、物体の把持方法を登録する手段の一例として、判定部313を設けている。
動作指示部314は、記憶部312に記憶された物体の把持方法が判定部313から伝えられた場合は、物体をこの把持方法で把持するようにハンド部200を制御する。例えば、動作指示部314は、物体の把持方法として指先部241で把持する方法が判定部313から伝えられた場合は、第1リンク231及び第2リンク232を開閉する動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うようモータ211に指示する。また、例えば、動作指示部314は、物体の把持方法として吸着パッド251で把持する方法が判定部313から伝えられた場合は、吸着パッド251内の空気を吸引するよう吸引ポンプ252に指示する。或いは、例えば、動作指示部314は、物体の把持方法として指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する方法が判定部313から伝えられた場合は、モータ211及び吸引ポンプ252にこれらの両方の指示を行うようにする。本実施の形態では、物体を指先部及び吸着部の一方又は両方で把持するように制御する手段の一例として、動作指示部314を設けている。
動作指示部314は、物体の把持方法が記憶部312に記憶されていない旨が判定部313から伝えられた場合は、物体の指先部241での把持、及び、物体の吸着パッド251での把持の少なくとも1つを行うようにハンド部200を制御する。例えば、動作指示部314は、物体の指先部241での把持を行う場合は、第1リンク231及び第2リンク232を開閉する動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うようモータ211に指示する。また、例えば、動作指示部314は、物体の吸着パッド251での把持を行う場合は、吸着パッド251内の空気を吸引するよう吸引ポンプ252に指示する。或いは、例えば、動作指示部314は、物体の指先部241及び吸着パッド251による複合動作での把持を行う場合は、モータ211及び吸引ポンプ252に上記の両方の指示を行うようにする。本実施の形態では、物体の指先部での把持及び物体の吸着部での把持の少なくとも1つを行うように制御する手段の一例として、動作指示部314を設けている。
センサ信号処理部315は、動作指示部314がモータ211に指示することにより行われた物体の指先部241での把持の結果を示すセンサ信号を触覚センサ243から取得する。また、センサ信号処理部315は、動作指示部314が吸引ポンプ252に指示することにより行われた物体の吸着パッド251での把持の結果を示すセンサ信号を気圧センサ261から取得する。本実施の形態では、物体の把持が成功したことを検出するように制御する手段の一例として、センサ信号処理部315を設けている。
図6-1及び図6-2は、第1の実施の形態におけるロボット10のコントローラ300の動作例を示したフローチャートである。
図6-1に示すように、コントローラ300では、まず、三次元情報処理部311が、三次元情報取得装置150から三次元情報を受信する(ステップ321)。そして、三次元情報処理部311は、ステップ321で受信した三次元情報を処理することにより、把持対象の物体を認識する(ステップ322)。また、三次元情報処理部311は、ステップ321で受信した三次元情報に基づいて、ステップ322で認識した物体の位置を特定する(ステップ323)。
次に、判定部313が、ステップ322で認識された物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の指先部241のみで把持する物体であるかどうかを判定する(ステップ324)。
その結果、ステップ322で認識された物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の指先部241のみで把持する物体であると、ステップ324で判定されれば、動作指示部314が、ハンド部200に対して、指先部241のみによる把持動作を指示する(ステップ325)。具体的には、動作指示部314は、モータ211に対して、第1リンク231及び第2リンク232の開閉動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、触覚センサ243からセンサ信号である触覚情報を受信する(ステップ326)。
一方、ステップ322で認識された物体が指先部241のみで把持する物体であるとステップ324で判定しなければ、判定部313は、その物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の吸着パッド251のみで把持する物体であるかどうかを判定する(ステップ327)。
その結果、ステップ322で認識された物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の吸着パッド251のみで把持する物体であると、ステップ327で判定されれば、動作指示部314が、ハンド部200に対して、吸着パッド251のみによる把持動作を指示する(ステップ328)。具体的には、動作指示部314は、吸引ポンプ252に対して、吸着パッド251内の空気を吸い込むように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、気圧センサ261からセンサ信号である気圧情報を受信する(ステップ329)。
一方、ステップ322で認識された物体が吸着パッド251のみで把持する物体であるとステップ327で判定しなければ、判定部313は、その物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する物体であるかどうかを判定する(ステップ330)。
その結果、ステップ322で認識された物体が、記憶部312に記憶された学習登録済の指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する物体であると、ステップ330で判定されれば、動作指示部314が、ハンド部200に対して、指先部241及び吸着パッド251による複合動作での把持動作を指示する(ステップ331)。具体的には、動作指示部314は、モータ211に対して、第1リンク231及び第2リンク232の開閉動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うように指示する。加えて、動作指示部314は、吸引ポンプ252に対して、吸着パッド251内の空気を吸い込むように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、触覚センサ243及び気圧センサ261からそれぞれ、センサ信号である触覚情報及び気圧情報を受信する(ステップ332)。
その後、判定部313は、ステップ322で認識された物体の把持に成功したかどうかを判定する(ステップ333)。具体的には、判定部313は、ステップ326で受信された触覚情報、ステップ329で受信された気圧情報、及びステップ332で受信された触覚情報及び気圧情報の何れかに基づいて、このような判定を行う。
その結果、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ333で判定しなければ、判定部313は、把持動作の実行回数が限界回数を超えたかどうかを判定する(ステップ334)。そして、ステップ334で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定しなければ、判定部313は、ステップ324へ処理を戻し、ステップ333までの処理を繰り返す。
一方、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ333で判定されれば、動作指示部314は、アーム部100、ハンド部200等に対して、把持した物体を所望の位置に移動するように指示する(ステップ335)。ここで、移動先の位置は、例えば、物体の種類に対して予め登録しておけばよい。そして、コントローラ300は、処理を終了する。
また、ステップ334で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定した場合も、コントローラ300は処理を終了する。
ところで、上記では、ステップ322で認識された物体が指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する物体であると、ステップ330で判定されなかった場合について、述べなかったので、ここではその場合について述べる。即ち、ここでは、ステップ322で認識された物体が記憶部312に学習登録されていない場合について述べる。
この場合は、図6-2に示すように、動作指示部314が、ハンド部200に対して、指先部241のみによる把持動作を指示する(ステップ341)。具体的には、動作指示部314は、モータ211に対して、第1リンク231及び第2リンク232の開閉動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、触覚センサ243からセンサ信号である触覚情報を受信する(ステップ342)。
その後、判定部313は、ステップ322で認識された物体の把持に成功したかどうかを判定する(ステップ343)。具体的には、判定部313は、ステップ342で受信された触覚情報に基づいて、このような判定を行う。
その結果、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ343で判定しなければ、判定部313は、把持動作の実行回数が限界回数を超えたかどうかを判定する(ステップ344)。そして、ステップ344で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定しなければ、判定部313は、ステップ341へ処理を戻し、ステップ343までの処理を繰り返す。
また、ステップ344で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定されれば、動作指示部314が、ハンド部200に対して、吸着パッド251のみによる把持動作を指示する(ステップ345)。具体的には、動作指示部314は、吸引ポンプ252に対して、吸着パッド251内の空気を吸い込むように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、気圧センサ261からセンサ信号である気圧情報を受信する(ステップ346)。
その後、判定部313は、ステップ322で認識された物体の把持に成功したかどうかを判定する(ステップ347)。具体的には、判定部313は、ステップ346で受信された気圧情報に基づいて、このような判定を行う。
その結果、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ347で判定しなければ、判定部313は、把持動作の実行回数が限界回数を超えたかどうかを判定する(ステップ348)。そして、ステップ348で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定しなければ、判定部313は、ステップ345へ処理を戻し、ステップ347までの処理を繰り返す。
また、ステップ348で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定されれば、動作指示部314が、ハンド部200に対して、指先部241及び吸着パッド251による複合動作での把持動作を指示する(ステップ349)。具体的には、動作指示部314は、モータ211に対して、第1リンク231及び第2リンク232の開閉動作と、第3リンク233を内側に曲げる動作とを行うように指示する。加えて、動作指示部314は、吸引ポンプ252に対して、吸着パッド251内の空気を吸い込むように指示する。
これにより、センサ信号処理部315は、触覚センサ243及び気圧センサ261からそれぞれ、センサ信号である触覚情報及び気圧情報を受信する(ステップ350)。
その後、判定部313は、ステップ322で認識された物体の把持に成功したかどうかを判定する(ステップ351)。具体的には、判定部313は、ステップ350で受信された触覚情報及び気圧情報に基づいて、このような判定を行う。
その結果、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ351で判定しなければ、判定部313は、把持動作の実行回数が限界回数を超えたかどうかを判定する(ステップ352)。そして、ステップ352で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定しなければ、判定部313は、ステップ349へ処理を戻し、ステップ351までの処理を繰り返す。
一方、ステップ322で認識された物体の把持に成功したと、ステップ343、ステップ347、又はステップ351で判定すれば、判定部313は、物体の学習結果を記憶部312に記憶する(ステップ353)。具体的は、判定部313は、ステップ341で物体の指先部241のみによる把持動作が行われて、ステップ343で把持に成功したと判定した場合は、その物体を指先部241のみで把持する物体として記憶部312に記憶する。また、判定部313は、ステップ345で物体の吸着パッド251のみによる把持動作が行われて、ステップ347で把持に成功したと判定した場合は、その物体を吸着パッド251のみで把持する物体として記憶部312に記憶する。更に、判定部313は、ステップ349で物体の指先部241及び吸着パッド251による複合動作での把持動作が行われて、ステップ351で把持に成功したと判定した場合は、その物体を指先部241及び吸着パッド251による複合動作で把持する物体として記憶部312に記憶する。
次に、動作指示部314は、アーム部100、ハンド部200等に対して、把持した物体を所望の位置に移動するように指示する(ステップ354)。ここで、移動先の位置は、例えば、物体の種類に対して予め登録しておけばよい。そして、コントローラ300は、処理を終了する。
また、ステップ352で把持動作の実行回数が限界回数を超えたと判定した場合も、コントローラ300は処理を終了する。
[第2の実施の形態]
図7(a),(b)は、第2の実施の形態におけるハンド部410について説明するための図である。ハンド部410としては、2本の指を有するものを示している。
図7(a),(b)は、第2の実施の形態におけるハンド部410について説明するための図である。ハンド部410としては、2本の指を有するものを示している。
第2の実施の形態におけるハンド部410は、第1の実施の形態におけるハンド部200の指先部241a,241bから吸着パッド251a,251bを取り外し、少なくとも1つの指先部241に送風機構411を設けたものである。ここでは、一例として、指先部241bに送風機構411を設けている。
例えば、図7(a)に示すように、布や紙等の物体Pを床に置いて、指先部241aが物体Pを押さえた状態で、矢印で示すように送風機構411により送風すると、物体Pの一端が風によってめくれる。これにより、図7(b)に示すように、指先部241bが指先部241aとは反対側から物体Pを押さえることにより、物体Pが把持される。
尚、第2の実施の形態では、指先部241a,241bの両方から吸着パッド251を取り外すこととしたが、これには限らない。指先部241a,241bの一方からは吸着パッド251を取り外さないこととしてもよい。
[第3の実施の形態]
図8(a)~(c)は、第3の実施の形態におけるハンド部420について説明するための図である。ハンド部420としては、2本の指を有するものを示している。
図8(a)~(c)は、第3の実施の形態におけるハンド部420について説明するための図である。ハンド部420としては、2本の指を有するものを示している。
第3の実施の形態におけるハンド部420は、第1の実施の形態におけるハンド部200の少なくとも1つの指先部241に送風機構421を追加したものである。ここでは、一例として、指先部241bに送風機構421を追加している。
例えば、図8(a)に示すように、プラスチックバッグ等の物体Pを床に置いて、指先部241aの吸着パッド251aが物体Pを吸着した状態で、矢印で示すように送風機構421により送風すると、物体Pの一端が風によってめくれる。これにより、図8(b)に示すように、指先部241bの吸着パッド251bが指先部241aの吸着パッド251aとは反対側から物体Pを吸着することにより、物体Pが把持される。そして、図8(c)に示すように、指先部241a及び指先部241bが広がるように第1リンク231a,231b、第2リンク232a,232b、第3リンク233a,233bを動かすことで、物体Pを開けることができる。
[第4の実施の形態]
図9は、第4の実施の形態におけるハンド部430について説明するための図である。ハンド部430としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
図9は、第4の実施の形態におけるハンド部430について説明するための図である。ハンド部430としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
第4の実施の形態におけるハンド部430は、第1の実施の形態におけるハンド部200の基部205に、物体を一時的に固定するためのクリッパ431を設けたものである。
例えば、皿を把持する場合、まず、指先部241a,241bで皿を挟んで近寄せてクリッパ431で皿の端部を固定してから指全体で皿を把持することにより、指の強い力で皿を持ち上げることが可能となる。また、クリッパ431で端部を固定した皿を、指先部241a,241bで押し出したり重力によりクリッパ431から落下させたりすることにより、皿置き場に皿を立てて収納することも可能となる。
[第5の実施の形態]
図10(a),(b)は、第5の実施の形態におけるハンド部440について説明するための図である。ハンド部440としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
図10(a),(b)は、第5の実施の形態におけるハンド部440について説明するための図である。ハンド部440としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
第5の実施の形態におけるハンド部440は、第1の実施の形態におけるハンド部200の2本の指の一方を他方よりも短くしたものである。具体的には、図10(a)のハンド部440は、第1の実施の形態におけるハンド部200から指先部241bを取り除いたものである。図10(b)のハンド部440は、第1の実施の形態におけるハンド部200の指先部241bを短くしたものである。
例えば、皿を把持する場合、短い方の指を皿の下の短い空間に滑り込ませることが可能となる。また、このように短い方の指を皿の下に滑り込ませて皿を把持することにより、強い力で皿を把持することが可能となる。
[第6の実施の形態]
図11(a),(b)は、第6の実施の形態におけるハンド部450について説明するための図である。ハンド部450としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
図11(a),(b)は、第6の実施の形態におけるハンド部450について説明するための図である。ハンド部450としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
第6の実施の形態におけるハンド部450は、第1の実施の形態におけるハンド部200の指を長くしたり短くしたりできるようにしたものである。図11(a)は、ハンド部450の指先部241a,241bを外側に曲げて指を短くした状態を示す。これは、指先部が第1リンク及び第2リンクの側に折り曲げられた状態の一例である。図11(b)は、ハンド部450の指先部241a,241bを伸ばして指を長くした状態を示す。これは、指先部が第1リンク及び第2リンクとは反対側に延伸している状態の一例である。第6の実施の形態におけるハンド部450では、第1の実施の形態におけるハンド部200と異なり、指先部241a,241bを外側に曲げることができるように第2リンク232a,232bが外側に湾曲している。
例えば、図11(a)の状態で皿を把持すれば、摩擦力が小さく皿が回転し易いという弱点はあるものの、高いトルクで皿を把持することが可能となる。一方、図11(b)の状態で皿を把持すれば、摩擦力が大きく皿が回転し難くなる。
尚、上記では、指先部241a,241bの両方を折り曲げ可能に構成したが、これには限らない。指先部241a,241bの一方のみを折り曲げ可能に構成してもよい。
[第7の実施の形態]
図12(a),(b)は、第7の実施の形態におけるハンド部460について説明するための図である。ハンド部460としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
図12(a),(b)は、第7の実施の形態におけるハンド部460について説明するための図である。ハンド部460としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
第7の実施の形態におけるハンド部460は、第1の実施の形態におけるハンド部200の指先部241a,241bにストッパ461a,461bを設けたものである。図12(a)は、ハンド部460が物体を把持する前の状態を示す。図12(b)は、ハンド部460が物体Pを把持したときの状態を示す。ストッパ461a,461bが、重力とは逆方向に物体Pを支えることにより、物体Pの落下を防いでいる。
例えば、茶碗の縁等の湾曲した形状を有する物体を把持する場合、ストッパ461a,461bを軟質材料で構成すれば、ストッパ461a,461bがその形状に沿って曲がるので、指先部241a,241bは物体を固定して把持することが可能となる。
尚、上記では、指先部241a,241bにそれぞれストッパ461a,461bを設ける構成を採用したが、これには限らない。指先部241aにストッパ461aを設け、指先部241bにはストッパ461bを設けない構成を採用してもよいし、指先部241aにはストッパ461aを設けず、指先部241bにストッパ461bを設ける構成を採用してもよい。
[第8の実施の形態]
図13(a)~(c)は、第8の実施の形態におけるハンド部470について説明するための図である。ハンド部470としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
図13(a)~(c)は、第8の実施の形態におけるハンド部470について説明するための図である。ハンド部470としては、2本の指を有するものを示している。また、吸着パッド251は図示を省略している。
第8の実施の形態におけるハンド部470は、第1の実施の形態におけるハンド部200の指先部241にストッパ471を設けたものである。第7の実施の形態におけるストッパ461a,461bは、指先部241の外部に設けられていたが、第8の実施の形態におけるストッパ471は、指先部241の内部から飛び出すように設けられている。ストッパ471は、指先部241a,241bの両方に設けてもよいが、ここでは、指先部241bのみに設けた場合を例にとっている。
図13(a)は、ハンド部470がペットボトル等の物体Pを把持しようとしている状態を示す。図13(b)は、図13(a)のA-A断面図の物体Pを把持する前の状態を示す。この状態では、指先部241aと、指先部241bのストッパ471とは、まだ物体Pに接していない。図13(c)は、図13(a)のA-A断面図の物体Pを把持したときの状態を示す。この状態では、指先部241aと、指先部241bのストッパ471とは、物体Pに接している。そして、ストッパ471は、バネ472の力で物体Pに押し付けられることにより、物体Pの落下を防いでいる。
[実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、一方側ギアが一方側の1つのリンク及び他方側の対応する1つのリンクと連動し、他方側ギアが他方側の1つのリンク及び一方側の対応する1つのリンクと連動するように構成した。これにより、一方側の2つのリンクと他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側の2つのリンクを連結するリンクと他方側の2つのリンクを連結するリンクとを同期して動作させることができるようになった。
このように、本実施の形態では、一方側ギアが一方側の1つのリンク及び他方側の対応する1つのリンクと連動し、他方側ギアが他方側の1つのリンク及び一方側の対応する1つのリンクと連動するように構成した。これにより、一方側の2つのリンクと他方側の2つのリンクとを開閉動作させると共に一方側の2つのリンクを連結するリンクと他方側の2つのリンクを連結するリンクとを同期して動作させることができるようになった。
10…ロボット、100…アーム部、150…三次元情報取得装置、200,410,420,430,440,450,460,470…ハンド部、205…基部、211…モータ、221…第1ギア、222…第2ギア、231…第1リンク、232…第2リンク、233…第3リンク、241…指先部、242…指腹部、243…触覚センサ、251…吸着パッド、252…吸引ポンプ、261…気圧センサ、271…爪部、300…コントローラ、311…三次元情報処理部、312…記憶部、313…判定部、314…動作指示部、315…センサ信号処理部
Claims (17)
- 一方側アクチュエータにより回動する一方側第1ギアと、
他方側アクチュエータにより回動する他方側第1ギアと、
前記他方側第1ギアと連動して逆方向に回動する一方側第2ギアと、
前記一方側第1ギアと連動して逆方向に回動する他方側第2ギアと、
前記一方側第1ギアの回動と連動する一方側第1リンクと、
前記一方側第2ギアの回動と連動する一方側第2リンクと、
前記一方側第1リンクの前記一方側第1ギアの側とは反対の側と、前記一方側第2リンクの前記一方側第2ギアの側とは反対の側とを連結する一方側第3リンクと、
前記他方側第2ギアの回動と連動する他方側第1リンクと、
前記他方側第1ギアの回動と連動する他方側第2リンクと、
前記他方側第1リンクの前記他方側第2ギアの側とは反対の側と、前記他方側第2リンクの前記他方側第1ギアの側とは反対の側とを連結する他方側第3リンクと
を備えたことを特徴とするロボットハンド。 - 前記一方側アクチュエータと前記他方側アクチュエータとを同時に動作させることにより、前記一方側第1リンク及び前記一方側第2リンクと、前記他方側第1リンク及び前記他方側第2リンクとが開閉動作をするように制御し、
前記一方側アクチュエータを停止して前記他方側アクチュエータを動作させることにより、前記一方側第2リンク及び前記一方側第3リンクと、前記他方側第2リンク及び前記他方側第3リンクとが同期して動作するように制御する
制御装置を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。 - 前記一方側第3リンクに連結された一方側指先部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
- 前記一方側指先部は、前記一方側第1リンク及び前記一方側第2リンクとは反対側に延伸し、当該一方側第1リンク及び当該一方側第2リンクの側に折り曲げ可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
- 前記一方側指先部は、当該一方側指先部が把持する物体の落下を防止するためのストッパを備えたことを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
- 前記他方側第3リンクに連結された他方側指先部を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
- 前記他方側指先部は、前記一方側指先部により固定された物体の方向へ送風可能な送風機構を備えたことを特徴とする請求項6に記載のロボットハンド。
- 前記一方側指先部と前記他方側指先部との中間に設けられたクリッパを更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のロボットハンド。
- 前記他方側指先部は、前記一方側指先部よりも短いことを特徴とする請求項6に記載のロボットハンド。
- 前記一方側指先部に設けられた一方側吸着部と、
前記他方側指先部に設けられた他方側吸着部と
を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のロボットハンド。 - 前記一方側指先部と前記他方側指先部との中間に設けられた中間吸着部を更に備えたことを特徴とする請求項10に記載のロボットハンド。
- 前記一方側第3リンクに連結された一方側指先部及び前記他方側第3リンクに連結された他方側指先部の少なくとも1つである指先部と、
前記一方側指先部に設けられた一方側吸着部、前記他方側指先部に設けられた他方側吸着部、及び前記一方側指先部と前記他方側指先部との中間に設けられた中間吸着部の少なくとも1つである吸着部と
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。 - 物体を認識し、
前記物体の把持方法として前記指先部で把持する方法が登録されている場合に、当該物体を当該指先部で把持するように制御し、
前記物体の把持方法として前記吸着部で把持する方法が登録されている場合に、当該物体を当該吸着部で把持するように制御する
制御装置を更に備えたことを特徴とする請求項12に記載のロボットハンド。 - 前記制御装置は、前記物体の把持方法として前記指先部及び前記吸着部の両方で把持する方法が登録されている場合に、当該物体を当該指先部及び当該吸着部の両方で把持するように制御することを特徴とする請求項13に記載のロボットハンド。
- 前記制御装置は、
前記物体の把持方法が登録されていない場合に、当該物体の前記指先部での把持、及び当該物体の前記吸着部での把持の少なくとも1つを行うように制御し、
前記物体の前記指先部での把持が成功した場合に、当該物体の把持方法として当該指先部で把持する方法を登録し、
前記物体の前記吸着部での把持が成功した場合に、当該物体の把持方法として当該吸着部で把持する方法を登録する
ことを特徴とする請求項13に記載のロボットハンド。 - 前記制御装置は、
前記物体の前記指先部での把持が成功したことを触覚センサもしくは力覚センサが検出するように、又は、電流センサがトルクセンシングにより検出するように制御し、
前記物体の前記吸着部での把持が成功したことを気圧センサが検出するように制御する
ことを特徴とする請求項15に記載のロボットハンド。 - 前記制御装置は、
前記物体の把持方法が登録されていない場合に、前記指先部及び前記吸着部の両方での把持を行うように制御し、
前記物体の前記指先部及び前記吸着部の両方での把持が成功した場合に、当該物体の把持方法として当該指先部及び当該吸着部の両方で把持する方法を登録する
ことを特徴とする請求項15に記載のロボットハンド。
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