JP2022097608A - ペット用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】飼い主の負担を軽減することができ、長時間放置することが可能で、トイレ砂を用いるものよりも高さ寸法を小さくすることができるペット用トイレを提供する。【解決手段】ペットの尿を通過させる通過孔が形成された板状の足場部材3と、足場部材3の下方に配置され通過孔31を通過した尿を回収するタンクと、を備えたペット用トイレ1において、足場部材3の上面にトイレ砂が配置されておらず、タンクは、液体を貯留可能な凹部と、凹部の開口を閉塞し足場部材3の通過孔31を通過した尿を上面で受け止める板状の閉塞部と、を有し、閉塞部には上面で受け止められた尿をタンク内へ流入させる回収孔が形成され、閉塞部の上面は通過孔31の下方から回収孔にわたって回収孔へ向かって下るよう傾斜し、タンクの凹部内に貯留され回収孔から流入した尿を処理する尿処理液を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、ペット用トイレに関する。
近年、ペット需要の高まりとともに、屋内でペットが飼われる機会が増えてきている。特に、都市部では、ペットを屋外でなく、屋内で飼うことが主流となりつつある。ペットを屋内で飼う際に、問題となるのがペットのトイレである。
ペット用トイレとして、中心部に透孔を穿ち透孔へ向かって下向きにテーパーをつけた中蓋を嵌装すると共に、中蓋の上方部に底部を網目の如き細かい目の網体となし網体上にトイレ砂を収容した便器本体を、貯蔵容器の上方部に嵌装したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このペット用トイレによれば、便器本体、トイレ砂、中蓋等に尿が止まることがなく、中蓋の透孔から流れ落ちた尿が貯蔵容器に溜められる。
また、ペット用トイレとして、多数の小孔を有するトイレ砂保持基板を底壁とする排尿用トレイと、排尿用トレイの下側に配置されトイレ砂保持基板の小孔を通過して落下する尿を集液し且つ集液された尿を排出する集液ロートと、集液ロートの下側に配置され集液ロートの排液管からの液を受ける口部を備えた排尿収納容器とからなるものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。このペット用トイレによれば、集液ロートにより集液された尿は、排尿収納容器の口部に挿入された排液菅を通って排尿収納容器に収納され、排尿収納容器の周縁部が尿で汚れることはない。また、排尿収納容器は、口部のみが開放されているに過ぎず、臭いが発散される開放面が著しく小さいばかりか、その上部が集液ロートによりカバーされているため、排尿用トレイに置かれるトイレ砂として、脱臭性に優れたものを使用することにより、アンモニア集等の悪臭を脱臭することができる、とされている。
実開昭48-89769号公報 特開2006-149372号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のペット用トイレは、貯蔵容器又は排尿収納容器から発散される臭いを防止するため、網体上又は排尿用トレイ上の底部にトイレ砂が敷き詰められた状態を維持しなければならない。従って、飼い主はトイレ砂を常に監視しなければならず、飼い主の負担が大きい。また、トイレ砂を定期的に交換する必要があることから、トイレを長時間放置することができず、飼い主が時間的に拘束されてしまう。さらに、敷き詰められたトイレ砂の分だけ、ペット用トイレの高さ方向寸法が嵩むという問題点もある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、飼い主の負担を軽減することができ、長時間放置することが可能で、トイレ砂を用いるものよりも高さ寸法を小さくすることのできるペット用トイレを提供することにある。
本発明では、ペットの尿を通過させる通過孔が形成された板状の足場部材と、前記足場部材の下方に配置され、前記通過孔を通過した前記尿を回収するタンクと、を備えたペット用トイレにおいて、前記足場部材の上面にトイレ砂が配置されておらず、前記タンクは、液体を貯留可能な凹部と、前記凹部の開口を閉塞し前記足場部材の前記通過孔を通過した前記尿を上面で受け止める板状の閉塞部と、を有し、前記閉塞部には、上面で受け止められた前記尿を前記タンク内へ流入させる回収孔が形成され、前記閉塞部の上面は、前記通過孔の下方から前記回収孔にわたって、前記回収孔へ向かって下るよう傾斜し、前記タンクの凹部内に貯留され、前記回収孔から流入した前記尿を処理する尿処理液を備えたペット用トイレが提供される。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクは、作業者が把持するための把持部と、前記回収孔と別個に形成され内部の液体を排出するためのメンテナンス孔と、前記メンテナンス孔を開閉自在な開閉部と、を有してもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクは、4つの側壁、底壁及び上壁を有する略直方体状に形成され、前記把持部は、4つの側壁のうち1つの側壁の水平方向中央側に設けられ、前記メンテナンス孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向については前記タンクの一端側に配置され、当該側壁の延在方向と直交する方向については当該側壁側の端部側に配置されてもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクは、前記タンク内の液体の飛散を防止する飛散防止部を有し、前記飛散防止部は、平面視にて前記回収孔と重なる略水平な板状の防止部本体と、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向について前記防止部本体における前記メンテナンス孔と反対側の周縁から上方へ延び前記閉塞部と接続され前記防止部本体の上方を前記メンテナンス孔と反対側から包囲する包囲壁と、前記包囲壁の周方向両端の間に形成され前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向について前記防止部本体の前記メンテナンス孔側の周縁から上方へ延びる開口と、を含んでもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記包囲壁は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向について前記防止部本体の上方の前記把持部側及び前記把持部と反対側を包囲してもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクは、前記防止部本体の周縁における前記開口の下側から下方へ延びるフランジ部を有してもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクは、前記閉塞部から下方へ延び下端が前記開口の上端をなす絞り壁を有してもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記回収孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向と直交する方向について、前記上壁の中央よりも前記把持部側に形成されてもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記回収孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向について、前記上壁の中央よりも前記メンテナンス孔と反対側に形成されてもよい。
上記ペット用トイレにおいて、タンク内の液体が前記防止部本体の下面と一致する水位となる容量を基準容量としたとき、前記タンクを前記把持部が設けられた前記側壁が上方となる把持姿勢とした際に、前記タンク内の前記基準容量の液体の水位は、前記回収孔よりも低くともよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記タンクを、前記把持姿勢から、前記メンテナンス孔側を下方に傾斜させていき、前記基準容量の液体の水位が前記メンテナンス孔に到達する排出姿勢とした際に、前記タンク内の前記基準容量の液体の水位は、前記回収孔よりも低くともよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記尿処理液は、アンモニアと反応する酸を含んでもよい。
上記ペット用トイレにおいて、前記尿処理液は、微生物を死滅させる界面活性剤を含んでもよい。
本発明のペット用トイレによれば、飼い主の負担を軽減することができ、長時間放置することが可能で、トイレ砂を用いるものよりも高さ寸法を小さくすることができる。
本発明の第1の実施形態を示すペット用トイレの斜視図である。 ケースの前部開口を開放した状態を示すペット用トイレの斜視図である。 ペット用トイレの分解斜視図である。 タンクの平面図である。 図4のA-A断面図である。 図4のB-B断面図である。 図4のC-C断面図である。 タンクの姿勢が変化した際の基準容量の液体の水位を示す平面説明図である。 本発明の第2の実施形態を示すペット用トイレの斜視図である。 ケースの前部開口を開放した状態を示すペット用トイレの斜視図である。 ペット用トイレの分解斜視図である。 タンクの平面図である。 タンクの正面断面図である。 カバーの設置位置を変更したペット用トイレの斜視図である。
図1から図8は本発明の第1の実施形態を示すものであり、図1はペット用トイレの斜視図、図2はケースの前部開口を開放した状態を示すペット用トイレの斜視図、図3はペット用トイレの分解斜視図、図4はタンクの平面図、図5は図4のA-A断面図、図6は図4のB-B断面図、図7は図4のA-A断面図、図8はタンクの姿勢が変化した際の基準容量の液体の水位を示す平面説明図である。
図1及び図2に示すように、このペット用トイレ1は、上方を開放したケース2と、ケース2内に配置されペットが用を足すための足場部材3と、ケース2内に配置されペットから放出された尿を貯留するタンク4と、を有する。本実施形態においては、ケース2は上方を開放した略直方体状に形成され、足場部材3がケース2の上部開口をほぼ塞ぐよう設けられる。また、タンク4は、ケース2内における足場部材3の下方に配置される。足場部材3の上面にトイレ砂は配置されておらず、ペットから放出された尿は、専ら、タンク4内の尿処理液6(図5、図6、図7等参照)で処理される。
図3に示すように、ケース2は、例えばプラスチックからなり、前壁21と、右側壁22と、後壁23と、左側壁24と、底壁25と、を有し、上部開口を塞ぐ足場部材3とともに略箱体を呈する。図2に示すように、前壁21は、右側壁22、底壁25、左側壁24及び足場部材3により形成される前部開口1aを開閉する。本実施形態においては、前壁21には左右両端から後方へ延びる一対のフランジ部21aが形成され、図3に示すように、各フランジ部21aに右側壁22及び左側壁24に軸支される軸支部21bが形成される。すなわち、前壁21は右側壁22及び左側壁24に対して回転自在であり、図2に示すように、前部開口1aを開放してタンク4のケース2に対する出し入れが可能となる。
足場部材3は、例えばプラスチックからなり、ペットの尿を通過させる通過孔31が形成された平坦部32と、平坦部32の下面の外縁側に形成され下方へ突部する下側突出部33と、を有する。平坦部32は、所定厚さの平板状に形成され、中央側に複数の通過孔31が形成される。本実施形態においては、平坦部32の中央側はメッシュ状に形成され、各通過孔31は、平面視正方形状を呈し、前後左右に整列して配置されている。下側突出部33は、平坦部32の全周にわたって形成され、タンク4の上面と当接する。
タンク4は、例えばプラスチックからなり、足場部材3の通過孔31を通過した尿を回収する。図4及び図5に示すように、タンク4は、4つの側壁、底壁及び上壁を有する略直方体状に形成される。具体的に、タンクは4、4つの側壁としての前壁41、右側壁42、後壁43及び左側壁44と、底壁45と、上壁46と、を有する。本実施形態においては、前壁41、右側壁42、後壁43、左側壁44及び底壁45が液体を貯留可能な凹部をなし、上壁46が凹部の開口を閉塞する板状の閉塞部をなしている。
上壁46には、足場部材3の通過孔31を通過した尿を上面で受け止め、尿をタンク4内へ流入させる回収孔4aが形成される。図4に示すように、回収孔4aは、前後方向及び左右方向について、上壁46の中央からずらして配置され、平面視長方形状に形成される。また、本実施形態においては、上壁46は、外縁から中央へ向かって下るよう傾斜して形成される。すなわち、上壁46の上面は、通過孔31の下方から回収孔4aにわたって、回収孔4aへ向かって下るよう傾斜している。
また、図2に示すように、タンク4は、作業者が把持するための把持部4bと、回収孔4aと別個に形成され内部の液体を排出するためのメンテナンス孔4cと、メンテナンス孔4cを開閉自在な開閉部としての蓋49と、を有している。本実施形態においては、把持部4bは、前壁41の水平方向中央側に設けられている。メンテナンス孔4cは、把持部4bが設けられている前壁41の延在方向(左右方向)についてはタンクの右端側に配置され、前壁41の延在方向と直交する方向(前後方向)については前端側に配置される。本実施形態においては、タンク4における前壁41及び右側壁42の会合部分に、直方体の角部を落とす形状の傾斜面48が形成され、この傾斜面48にメンテナンス孔4cが配置される。
また、図4に示すように、タンク4は、タンク4内の液体の飛散を防止する飛散防止部47を有している。飛散防止部47は、平面視にて回収孔4aと重なる略水平な板状の防止部本体47aと、左右方向について防止部本体47aにおけるメンテナンス孔4cと反対側の周縁から上方へ延び上壁46と接続され防止部本体47aの上方をメンテナンス孔47cと反対側から包囲する包囲壁47b,47cと、包囲壁47b,47cの周方向両端の間に形成され左右方向について防止部本体のメンテナンス孔47c側の周縁から上方へ延びる開口47dと、を含んでいる。本実施形態においては、包囲壁47b,47cは、防止部本体47aの左端から上方へ延び上壁46と接続される左包囲壁47bと、防止部本体47aの前後両端からそれぞれ上方へ延び上壁46と接続される前後一対の前後包囲壁47cとから構成される。すなわち、図5に示すように、各前後包囲壁47cは、前後方向について防止部本体47aの上方の把持部4b側(前側)及び把持部4bと反対側(後側)を包囲している。また、図7に示すように、タンク4は、防止部本体47aの周縁における開口47dの下側から下方へ延びるフランジ部47eと、上壁46から下方へ延び下端が開口47dの上端をなす絞り壁47fと、を有している。フランジ部47dにより防止部本体47a近傍で飛散する液体の回収孔4a側への浸入が抑制され、絞り壁47fにより開口47dが絞られることによっても液体の回収孔4a側への浸入が抑制される。
図6に示すように、把持部4bは、前壁41に後方へ凹んで形成された凹部4b1と、上壁46の前端から下方へ延びる前壁4b2と、前壁4b2から後方へ延びる返し部4b3と、から構成される。本実施形態においては、凹部4b1は、前壁41に上下にわたって形成される。また、前壁4b2は、凹部4b1と前後に間隔をおいて形成される。
図4に示すように、回収孔4aは、把持部4bが設けられる前壁41の延在方向と直交する方向(前後方向)について、上壁46の中央よりも把持部4b側(前側)に形成される。また、回収孔4aは、把持部4bが設けられる前壁41の延在方向(左右方向)について、上壁46の中央よりもメンテナンス孔4cと反対側(左側)に形成される。
本実施形態においては、回収孔4aの位置は、タンク4が把持された状態の把持姿勢、タンク4内の液体が排出される状態の排出姿勢、及び、タンク4内が右側壁42を下側にして所定箇所に載置される載置姿勢を考慮して設定されている。図7に示すように、タンク4内の液体が防止部本体47aの下面と一致する水位L1となる容量を基準容量とする。そして、図8に示すように、タンク4を把持部4bが設けられた前壁41が上方となる把持姿勢とした際に、タンク4内の基準容量の液体の水位L2が、回収孔4aよりも低くなるように、回収孔4aの位置が設定されている。さらに、タンク4を、把持姿勢から、メンテナンス孔4c側を下方に傾斜させていき、基準容量の液体の水位L3がメンテナンス孔4cに到達する排出姿勢とした際に、タンク4内の基準容量の液体の水位L3が、回収孔4aよりも低くなるように、回収孔4aの位置が設定されている。さらにまた、タンク4を右側壁42を下側にして所定箇所に載置される載置姿勢とした際に、タンク4内の基準容量の液体の水位L3が、回収孔4aよりも低くなるように、回収孔4aの位置が設定されている。
さらに、図7に示すように、タンク4は、内部に貯留され尿を処理する尿処理液6を有している。尿処理液6は、溶媒として水が使用され、溶質としてアンモニアと反応する酸、及び、微生物を死滅させる界面活性剤が使用される。本実施形態においては、尿処理液6の酸として酒石酸が用いられ、尿処理液6の界面活性剤としてベンザルコニウム塩化物が用いられる。タンク4の容量は任意であるが、例えば、前述の基準容量を5リットル以上20リットル以下とすることができる。タンク4に液体を5リットル以上貯留可能とすることで、小型犬の約1週間分の尿に対応することができ、タンク4の容量を20リットル以下とすることで、タンク4をコンパクトにしてペット用トイレ1の小型化を図ることができる。
以上のように構成されたペット用トイレ1によれば、足場部材3上でペットが用を足すと、放出された尿は各通過孔31を通じて足場部材3の下方へ落下する。足場部材3の下方へ落下した尿は、タンク4の上壁46の上面で受け止められた後、上面の傾斜部分を伝って回収孔4aへ案内され、回収孔4aからタンク4内に流入する。タンク4内に流入した尿は、尿処理液6により処理され、タンク4内に貯留される。
本実施形態においては、尿処理液6に含まれる酒石酸により、尿に含まれるアンモニアが中和され、酒石酸アンモニウムとなる。これにより、尿がタンク4へ流入した直後に尿に含まれるアンモニアが消失し、タンク4内にアンモニアに起因する異臭が充満することはない。これに加え、尿処理液6に含まれるベンザルコニウム塩化物により、尿に含まれる微生物が死滅させられる。これにより、尿に含まれる尿素が微生物によりアンモニアに分解されることはなく、タンク4内でのアンモニアの発生を抑制することができる。また、尿に含まれる尿素以外の成分についても、微生物により分解されることはない。従って、長期にわたってタンク4内に尿を貯留したとしても、尿素その他の成分が分解されて異臭が生じることはない。
ここで、尿処理液6中の酒石酸及び塩化ベンザルコニウムの濃度は、初期にタンク4内に貯留された状態から、タンク4内に尿が流入するにつれて消費かつ希釈されて低下していく。尿処理液6中の酒石酸及び塩化ベンザルコニウムの濃度は任意であるが、タンク4内に尿が流入してタンク4内の液体が前述の基準容量に達した際に、尿を処理する効果が維持されるよう設定される必要がある。例えば、酒石酸を0.05重量%以上、塩化ベンザルコニウムを0.05重量%以上に保つことができれば、尿を処理する効果を維持することができる。従って、初期にタンク4内に貯留される尿処理液6の量を、基準容量に達するまでの酒石酸及び塩化ベンザルコニウムの消費量及び希釈度合を考慮して決定することがのぞましい。例えば、初期の尿処理液6中の酒石酸及び塩化ベンザルコニウムの濃度を、それぞれ、2.0重量%以上10.0重量%以下とすることができる。また、例えば、初期の尿処理液6の量を、50cc~1000ccとすることができる。塩化ベンザルコニウムの濃度を10.0重量%以下とすることで、人体へ対し比較的安全なものとすることができる。また、酒石酸の濃度を10.0重量%以下とすることで、酒石酸の臭いをトイレ周辺の人間が気付くことのないレベルに抑えることができる。
このように、ペットから放出された尿はタンク4に回収され、尿処理液6により処理されることから、タンク4内の尿処理液6が全て消費されない限り、尿に起因した異臭が発生することはない。従って、従来のように臭いを防止するために足場部材3上にトイレ砂が敷き詰められた状態を維持する必要はなく、飼い主のペット用トイレ1の監視負担を軽減することができる。
また、一旦、タンク4内に尿処理液6を補充しておけば、長期にわたってペットの尿の処理を行うことができる。従って、従来のようにトイレ砂を定期的に交換する必要はなく、長時間放置することが可能で、飼い主をストレスから解放することができる。
さらに、従来のように足場部材3上にトイレ砂を敷き詰める必要はなく、トイレ砂を省略して、トイレ砂の分だけ、ペット用トイレ1の高さ方向寸法を小さくすることができ、ペット用トイレ1の小型化を図ることができる。
また、尿処理液6が液体であることから、尿処理液6中の界面活性剤及び酸をそれぞれ均一に、かつ、確実に消費させていくことができる。これに対し、タンク4内に固形の尿処理材を入れる構成では、流入部近傍の尿処理材が先行して消費され、タンク4内における尿処理材の消費状態にムラが生じ、安定して消臭性能を発揮させることはできない。さらに、タンク4内に固形の尿処理材を入れる構成では、長期にわたって尿処理機能が損なわれないように尿処理材における界面活性剤及び酸の含有量を多くしてしまうと、使用開始直後の少量の尿に対して必要以上の界面活性剤及び酸が溶け出してしまう。これにより、タンク4中の液体の界面活性剤及び酸の濃度が極端に濃くなり、液体の排出作業時に人体等に悪影響を及ぼすおそれがあり大変危険である。本実施形態のペット用トイレ1では、尿を処理するに従って界面活性剤及び酸が消費されることから、時間が経つにつれて尿処理液中の界面活性剤及び酸の濃度が低下していく。従って、使用開始時の尿処理液6中の界面活性剤及び酸の濃度を人体に対して安全な濃度としておけば、使用中にこの濃度を上回ることはなく、タンク4中の液体の排出作業時に人体等に悪影響を及ぼすおそれはない。
また、タンク4は、液体が貯留される凹部が上壁46により閉塞されているので、タンク4内に貯留されている尿処理液6が周囲に飛散することもない。特に、本実施形態によれば、ペット用トイレ1を移動させる等により、タンク4に振動が加わったり、タンク4が傾斜したりしたとしても、タンク4内に配置された飛散防止部47により、タンク4内の液体の回収孔4aの外部への飛散が防止される。
また、ペット用トイレ1の使用者は、蓋49を外してメンテナンス孔4cを開放することにより、処理された尿の排出をメンテナンス孔4cを通じて行うことができる。尿の排出にあたり、作業者は、まず、図2のように前壁21を開放状態とし、把持部4bを利用してタンク4を前方へスライドさせ、タンク4をケース2から取り出す。そして、把持部4bを利用してタンク4を把持し、家屋のトイレ等のような尿の排出が可能な場所までタンク4を運ぶ。このとき、タンク4の姿勢は、上壁46が上方の基本姿勢から前壁41が上方の把持姿勢に変化し、これにともなってタンク4内の液体も主として底壁45側から後壁43側へ移動する。タンク4内の液体は、回収孔4aに対して相対的に前後方向及び上下方向へ主として移動するものの、回収孔4aの真下には防止部本体47aが位置し、防止部本体47aの上方の前後は各前後包囲壁47cにより覆われているため、回収孔4a側への液体の飛散を的確に防止することができる。さらに、把持姿勢で、タンク4内の基準容量の液体の水位L2が、回収孔4aよりも低いので、タンク4の運搬時にタンク4内の尿が回収孔4aを通じて外部へ流出することもない。
また、把持姿勢からメンテナンス孔4c側を下方に傾斜させて、基準容量の液体の水位L3がメンテナンス孔4cに到達する排出姿勢で、タンク4内の基準容量の液体の水位L3が、回収孔4aよりも低いので、尿の排出時にタンク4内の尿が回収孔4aを通じて外部へ流出することもない。さらに、タンク4を右側壁42を下側にして所定箇所にタンク4が載置された載置姿勢とした際にも、タンク4内の基準容量の液体の水位L3が、回収孔4aよりも低いので、タンク4内の尿が回収孔4aを通じて外部へ流出することもない。これにより、例えば、作業者が尿の排出作業前にタンク4を所定箇所に載置して仮置きした際にも、タンク4内の尿が回収孔4aを通じて外部へ流出することはない。また、作業者がタンク4を所定箇所に載置する際の振動等により、万が一、タンク4内の尿が開口4dから防止部本体47a上へ浸入したとしても、開口4dがメンテナンス孔4c側に形成されていることから、防止部本体47a上の尿は開口4dを通じてタンク4内に速やかに落下する。
尚、前記実施形態においては、尿処理液6のアンモニアと反応する酸として酒石酸を用いたものを示したが、例えばクエン酸等の他の酸を用いてもよい。また、尿処理液6の微生物を死滅させる界面活性剤としてベンザルコニウム塩化物を用いたものを示したが、例えば第4級アンモニウム塩等の他の界面活性剤を用いてもよい。さらに、尿処理液6が酸と界面活性剤の両方を含むものを示したが、いずれか一方を含むものであってもよい。さらにまた、尿処理液6として、酸及び界面活性剤以外の芳香成分を含む液体を用いることもできる。
また、前記実施形態のペット用トイレ1に、タンク4内の液体が前述の基準容量に達したことを、飼い主等に報知する報知手段を設けてもよい。例えば、報知手段を、タンク4内に配置され液体の水位に応じて上下動するフローターと、フローターを上下に案内しタンク4の底壁45及び上壁46を接続する柱と、により構成し、タンク4を半透明のプラスチックとするとともにフローターの上部をタンク4と異なる色彩に着色しておき、タンク4内の液体が防止部本体47aの下面と一致する水位L1に達した際に、フローターの上部が上壁46と接触するようにしてもよい。例えば、フローターは、上部がタンク4と異なる色彩とされた本体と、本体に設けられ柱と係合する係合部と、を有している。この場合、タンク4の上壁46にフローター上部の色彩が浮かび上がることにより、飼い主等はタンク4内の液体が前述の基準容量に達したことを知ることができる。ここで、フローター及び柱の設置位置は任意であるが、外部からのフローターの色彩の視認性を考慮すると、前後方向及び左右方向についてタンク4の中央付近に設置することがのぞましい。また、柱を平面視中央に設置することにより、タンク4の剛性及び強度も効果的に向上させることができる。
また、前記実施形態においては、タンク4を略直方体状に形成したものを示したが、液体を貯留可能な凹部と、凹部の開口を閉塞し足場部材の通過孔を通過した尿を上面で受け止める板状の閉塞部と、を備えていれば、形状は適宜変更可能である。また、タンク4の把持部4b、メンテナンス孔4c及び飛散防止部47の具体的構成も、任意に変更可能であるし、これらの一部又は全部を省略した構成とすることもできる。
図9から図14は本発明の一実施形態を示すものであり、図9はペット用トイレの斜視図、図10はケースの前部開口を開放した状態を示すペット用トイレの斜視図、図11はペット用トイレの分解斜視図、図12はタンクの平面図、図13はタンクの正面断面図、図14はカバーの設置位置を変更したペット用トイレの斜視図である。
図9及び図10に示すように、このペット用トイレ101は、上方を開放したケース102と、ケース102内に配置されペットが用を足すための足場部材103と、ケース102内に配置されペットから放出された尿を貯留するタンク104と、足場部材103の外縁の一部から上方へ延びるカバー5と、を有する。本実施形態においては、ケース102は上方を開放した略直方体状に形成され、足場部材103がケース102の上部開口をほぼ塞ぐよう設けられる。また、タンク104は、ケース102内における足場部材103の下方に配置される。足場部材103の上面にトイレ砂は配置されておらず、ペットから放出された尿は、専ら、タンク104内の尿処理液6(図13参照)で処理される。
図11に示すように、ケース102は、例えばプラスチックからなり、前壁121と、右側壁22と、後壁23と、左側壁24と、底壁25と、を有し、上部開口を塞ぐ足場部材103とともに略箱体を呈する。図10に示すように、前壁121は、右側壁22、底壁25、左側壁24及び足場部材103により形成される前部開口1aを開閉する。本実施形態においては、前壁121には左右両端から後方へ延びる一対のフランジ部121aが形成され、図12に示すように、各フランジ部121aに右側壁22及び左側壁24に軸支される軸支部21bが形成される。本実施形態の前壁121及びフランジ部121aは、前記実施形態の前壁21及びフランジ部21aよりも上方へ長く形成されている。前壁121は右側壁22及び左側壁24に対して回転自在であり、図10に示すように、前部開口1aを開放してタンク104のケース102に対する出し入れが可能となる。
足場部材103は、例えばプラスチックからなり、ペットの尿を通過させる通過孔31が形成された平坦部32と、平坦部32の下面の外縁側に形成され下方へ突部する下側突出部33と、平坦部32の上面の外縁側に形成され上方へ突出する上側突出部134と、を有する。本実施形態の足場部材103は、上側突出部134を有する点で前記実施形態の足場部材3と異なっている。
タンク104は、例えばプラスチックからなり、足場部材103の通過孔31を通過した尿を回収する。図12及び図13に示すように、タンク104は、略直方体状に形成され、前壁41と、右側壁42と、後壁43と、左側壁44と、底壁45と、上壁146と、を有する。本実施形態においては、前壁41、右側壁42、後壁43、左側壁44及び底壁45が液体を貯留可能な凹部をなし、上壁146が凹部の開口を閉塞する板状の閉塞部をなしている。
上壁146は、足場部材103の通過孔31を通過した尿を上面で受け止め、尿をタンク104内へ流入させる回収孔104aが形成される。図12に示すように、回収孔104aは、上壁146の前後左右の中央に配置され、平面視正方形状に形成される。本実施形態においては、回収孔104aの形成位置が、前記実施形態の回収孔4aと異なっている。本実施形態においても、上壁146は、前後方向及び左右方向について、外縁から中央へ向かって下るよう傾斜して形成される。すなわち、上壁146の上面は、通過孔31の下方から回収孔104aにわたって、回収孔104aへ向かって下るよう傾斜している。
また、図12に示すように、タンク104は、回収孔104aと別個に形成され、内部の液体を排出するためのメンテナンス孔104cを有する。本実施形態においては、タンク104における前壁41、右側壁42及び上壁46の会合部分に、直方体の角部を落とす形状の傾斜面148が形成され、この傾斜面148にメンテナンス孔104cが配置される。また、タンク104は、メンテナンス孔104cを塞ぐ着脱自在の蓋149を有している。本実施形態においては、蓋149が、メンテナンス孔104cを開閉自在な開閉部をなしている。
また、図12に示すように、タンク104は、タンク104内の液体の飛散を防止する飛散防止部147を有している。飛散防止部147は、回収孔104aの真下に回収孔104aより大きく形成される略水平な板状の防止部本体147aと、防止部本体147aの左右一端から上方へ延び上壁146と接続される第1接続壁147bと、防止部本体147aの前後両端からそれぞれ上方へ延びる一対の第2接続壁147cと、を有している。すなわち、防止部本体147aの上側は、左右他端を除いて、第1接続壁147b及び各第2接続壁147cにより包囲されている。本実施形態においては、第1接続壁147b及び各第2接続壁147cが包囲壁をなし、各第2接続壁147cの左右他端間に開口147dが形成される。さらに、防止部本体147aの左右他端には、下方へ延びるフランジ部147eが形成される。第1接続壁147b、各第2接続壁147c及びフランジ部147dにより、タンク104内の液体の回収孔104a側への浸入が効果的に阻止される。
さらに、図13に示すように、タンク4は、内部に貯留され尿を処理する尿処理液6を有している。尿処理液6は、溶媒として水が使用され、溶質としてアンモニアと反応する酸、及び、微生物を死滅させる界面活性剤が使用される。本実施形態においても、尿処理液6の酸として酒石酸が用いられ、尿処理液6の界面活性剤としてベンザルコニウム塩化物が用いられる。タンク4の容量は任意であるが、例えば、5リットル以上20リットル以下とすることができる。タンク104内に液体を5リットル以上貯留可能とすることで、小型犬の約1週間分の尿に対応することができ、20リットル以下とすることで、タンク104をコンパクトにしてペット用トイレ1の小型化を図ることができる。
図9に示すように、カバー5は、平面視長方形状の足場部材103の一方の長辺側を覆うよう形成される。カバー5の長手方向長さは、足場部材103の長辺と短辺を足し合わせた寸法に形成され、長手方向の任意の位置に選択的に折り曲げ可能な複数の折り目5aが形成される。本実施形態においては、長手方向両端から足場部材103の短辺の半分の長さの位置と、足場部材103の短辺の長さの位置とに折り目5aが形成されている。これにより、カバー5は、図9に示すように足場部材103の一方の長辺及び両方の短辺の半分を覆う形態と、図14に示すように足場部材103の一方の長辺及び片方の短辺を覆う形態をとることができる。カバー5は、足場部材103に選択的に取り付けられ、雄の犬のように、用を足す際に足を上げるペットについて好適に使用される。
以上のように構成されたペット用トイレ101によれば、ペットから放出された尿はタンク104に回収され、尿処理液6により処理されることから、タンク104内の尿処理液6が全て消費されない限り、尿に起因した異臭が発生することはない。従って、従来のように臭いを防止するために足場部材103上にトイレ砂が敷き詰められた状態を維持する必要はなく、飼い主のペット用トイレ101の監視負担を軽減することができる。
また、一旦、タンク104内に尿処理液6を補充しておけば、長期にわたってペットの尿の処理を行うことができる。従って、従来のようにトイレ砂を定期的に交換する必要はなく、長時間放置することが可能で、飼い主をストレスから解放することができる。
さらに、従来のように足場部材103上にトイレ砂を敷き詰める必要はなく、トイレ砂を省略して、トイレ砂の分だけ、ペット用トイレ101の高さ方向寸法を小さくすることができ、ペット用トイレ101の小型化を図ることができる
本実施形態においても、尿処理液6に含まれる酒石酸により、尿に含まれるアンモニアが中和され、酒石酸アンモニウムとなる。これにより、尿がタンク104へ流入した直後に尿に含まれるアンモニアが消失し、タンク104内にアンモニアに起因する異臭が充満することはない。これに加え、尿処理液6に含まれるベンザルコニウム塩化物により、尿に含まれる微生物が死滅させられる。これにより、尿に含まれる尿素が微生物によりアンモニアに分解されることはなく、タンク104におけるアンモニアの発生を抑制することができる。また、尿に含まれる尿素以外の成分についても、微生物により分解されることはない。従って、長期にわたってタンク104内に被処理液を貯留したとしても、尿素その他の成分が分解されて異臭が生じることはない。
また、タンク104は、液体が貯留される凹部が上壁146により閉塞されているので、タンク104内に貯留されている液体が周囲に飛散することもない。特に、本実施形態によれば、ペット用トイレ101を移動させる等により、タンク104に振動が加わったり、タンク104が傾斜したりしたとしても、タンク104内に配置された飛散防止部147により、タンク104内の液体の回収孔104aの外部への飛散が防止される。
また、ペット用トイレ101の使用者は、蓋149を外してメンテナンス孔104cを開放することにより、貯留した液体の排出をメンテナンス孔104cを通じて行うことができる。使用者によるメンテナンス作業は、図10のように前壁121を開放状態とし、タンク104を前方へスライドさせて取り出して行うことができる。本実施形態においては、尿処理液6に有害成分が含まれていないので、使用者は、尿処理液6により処理された尿を簡単容易に廃棄することができる。尚、尿処理液6の補充は、回収孔104a、メンテナンス孔104cのいずれからも行うことができる。
尚、前記実施形態においては、タンク104の飛散防止部147が上壁146と接続されるものを示したが、例えば、前壁141、左側壁142、後壁143または右側壁144と接続されるものであってもよい。また、飛散防止部147が、第1接続壁147b、各第2接続壁147c及びフランジ部147dを有しているものを示したが、平面視にて回収孔104aと重なる部分を有していれば、形状等は任意に変更することができる。さらに、飛散防止部147を省略した構成とすることも可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組み合わせの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 ペット用トイレ
1a 前部開口
2 ケース
3 足場部材
4 タンク
4a 回収孔
4b 把持部
4c メンテナンス孔
5 カバー
5a 折り目
6 尿処理液
21 前壁
21a フランジ部
21b 軸支部
22 左側壁
23 後壁
24 右側壁
25 底壁
31 通過孔
32 平坦部
33 下側突出部
41 前壁
42 左側壁
43 後壁
44 右側壁
45 底壁
46 上壁
47 飛散防止部
47a 防止部本体
47b 左包囲壁
47c 前後包囲壁
47d 開口
47e フランジ部
47f 絞り壁
48 傾斜面
49 蓋
101 ペット用トイレ
102 ケース
103 足場部材
104 タンク
104a 回収孔
104c メンテナンス孔
121 前壁
121a フランジ部
134 上側突出部
146 上壁
147 飛散防止部
147a 防止部本体
147b 第1接続壁
147c 第2接続壁
147d 開口
147e フランジ部
148 傾斜面
149 蓋
L1 タンク内の液体が防止部本体の下面と一致する水位
L2 タンクを把持姿勢とした際の基準容量の液体の水位
L3 タンクを排出姿勢とした際の基準容量の液体の水位
L4 タンクを載置姿勢とした際の基準容量の液体の水位

Claims (7)

  1. ペットの尿を通過させる通過孔が形成された板状の足場部材と、
    前記足場部材の下方に配置され、前記通過孔を通過した前記尿を回収するタンクと、を備えたペット用トイレにおいて、
    前記足場部材の上面にトイレ砂が配置されておらず、
    前記タンクは、液体を貯留可能な凹部と、前記凹部の開口を閉塞し前記足場部材の前記通過孔を通過した前記尿を上面で受け止める板状の閉塞部と、を有し、
    前記閉塞部には、上面で受け止められた前記尿を前記タンク内へ流入させる回収孔が形成され、
    前記閉塞部の上面は、前記通過孔の下方から前記回収孔にわたって、前記回収孔へ向かって下るよう傾斜し、
    前記タンクの凹部内に貯留され、前記回収孔から流入した前記尿を処理する尿処理液を備えたペット用トイレ。
  2. 前記タンクは、作業者が把持するための把持部と、前記回収孔と別個に形成され内部の液体を排出するためのメンテナンス孔と、前記メンテナンス孔を開閉自在な開閉部と、を有する請求項1に記載のペット用トイレ。
  3. 前記タンクは、4つの側壁、底壁及び上壁を有する略直方体状に形成され、
    前記把持部は、4つの側壁のうち1つの側壁の水平方向中央側に設けられ、
    前記メンテナンス孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向については前記タンクの一端側に配置され、当該側壁の延在方向と直交する方向については当該側壁側の端部側に配置される請求項2に記載のペット用トイレ。
  4. 前記回収孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向と直交する方向について、前記上壁の中央よりも前記把持部側に形成される請求項3に記載のペット用トイレ。
  5. 前記回収孔は、前記把持部が設けられた前記側壁の延在方向について、前記上壁の中央よりも前記メンテナンス孔と反対側に形成される請求項4に記載のペット用トイレ。
  6. 前記尿処理液は、アンモニアと反応する酸を含む請求項1から5のいずれか1項に記載のペット用トイレ。
  7. 前記尿処理液は、微生物を死滅させる界面活性剤を含む請求項1から6のいずれか1項に記載のペット用トイレ。
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