JP2022096844A - 表示パネル及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査用スイッチング素子が破損するのを防止して、表示不良となるのを防止することが可能な表示パネル及び表示装置を提供する。【解決手段】表示パネルは、複数のデータ線11b及び複数の走査線11aと、複数のデータ線11bに個別に接続されている複数の検査用スイッチング素子15aと、複数の検査用スイッチング素子15aの少なくとも1つに接続された検査用配線と、当該検査用配線に接続され、検査用スイッチング素子15aの抵抗値R2よりも低い抵抗値R1を有する保護用スイッチング素子18と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、検査用スイッチング素子を備えた表示パネル及び表示装置に関する。
従来、検査用スイッチング素子を有する基板を備えた表示パネル及び表示装置が知られている。このような表示パネル及び表示装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
上記特許文献1の表示パネルの基板上には、複数の画素電極にそれぞれ接続された複数のデータ線が形成されている。また、基板上には、複数のデータ線にそれぞれ接続された複数の検査用スイッチング素子と、当該検査用スイッチング素子に検査用の信号を入力するための検査用配線とが設けられている。そして、検査用スイッチング素子に検査用の信号が入力されることにより、データ線を介して、複数の画素電極のそれぞれに電圧が印加される。そして、表示装置の画面の表示が目視により確認されることにより、表示装置における欠陥が検査される。
特開平11-338376号公報
ここで、表示パネルが高解像度化される程、データ線へ信号を印加する時間(書き込み時間)を短くする必要が生じる。この書き込み時間を短くするために、複数の検査用スイッチング素子の抵抗値を小さくする必要が生じる。しかしながら、上記特許文献1に記載のような従来の表示装置(表示パネル)において、基板の外部から検査用配線に静電気が侵入した場合、検査用配線に接続された複数の検査用スイッチング素子に静電気が印加されてしまう。この結果、抵抗値が小さい検査用スイッチング素子に大きな電流が流れてしまい、検査用スイッチング素子が破損する場合があると考えられる。この場合、破損した検査用スイッチング素子が常に導通した状態となってしまう。これによって、上記特許文献1に記載されているような従来の表示装置では、表示装置に映像が表示される際にデータ線に印加される信号にノイズが含まれてしまい、表示不良となる場合がある。
この開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、検査用スイッチング素子が破損するのを防止して、表示不良となるのを防止することが可能な表示パネル及び表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の第1の態様に係る表示パネルは、複数の画素電極と、複数の画素電極に個別に接続される複数の画素スイッチング素子と、複数の画素スイッチング素子に接続された複数のデータ線及び複数の走査線と、複数のデータ線に個別に接続されているか、または、複数の走査線に個別に接続され、検査用の信号の供給をスイッチングするための複数の検査用スイッチング素子と、複数の検査用スイッチング素子の少なくとも1つに接続され、検査用の信号を伝達する検査用配線と、検査用配線に接続された検査用スイッチング素子を保護するための保護用スイッチング素子であって、検査用配線に接続された検査用スイッチング素子の抵抗値よりも低い抵抗値を有するとともに、検査用配線に接続されている保護用スイッチング素子と、を備える。
また、第2の態様に係る表示装置は、上記第1の態様に係る表示パネルと、複数の画素スイッチング素子に走査信号及びデータ信号を送信する制御回路と、を備える。
上記構成の表示パネル及び表示装置によれば、検査用スイッチング素子が破損するのを防止して、表示不良となるのを防止することができる。
図1は、一実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 図2は、一実施形態に係る表示パネルの構成を示す断面図である。 図3は、一実施形態に係る第1基板の構成を模式的に示す平面図である。 図4は、走査線及びデータ線と画素スイッチング素子との接続に関する構成を説明するための回路図である。 図5は、図3における保護用スイッチング素子の近傍の構成を示す部分拡大図である。 図6は、保護用スイッチング素子の断面図である。 図7Aは、検査用スイッチング素子の平面図である。 図7Bは、保護用スイッチング素子の平面図である。
以下、図面を参照し、本開示の一実施形態を詳しく説明する。図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。
[表示装置の全体構成]
本実施形態による表示装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態による表示装置100の基本的な構成を示すブロック図であり、図2は、表示装置100の表示パネル1の基本的な構成を示す断面図である。
図1に示すように、表示装置100は、表示パネル1と、制御回路2とを備える。表示パネル1は、制御回路2からの走査信号及びデータ信号に基づいて、画像及び映像を表示する。制御回路2は、表示装置100におけるホストコンピューターである。制御回路2は、表示パネル1に走査信号及びデータ信号を出力する。
図2に示すように、表示パネル1は、第1基板10と、第2基板20と、液晶層30とを備える。第1基板10は、例えば、アクティブマトリクス基板である。第2基板20は、第1基板10に対向して配置される対向基板である。液晶層30は、第1基板10と第2基板20との間に配置されている。具体的には、液晶層30は、第1基板10と第2基板20との間に挟持されている。また、表示パネル1は、第1基板10と第2基板20とを挟むように一対の偏光板40aおよび40bが設けられている。また、例えば、偏光板40bの表面には、カバーガラス50が設けられ、偏光板40aに対向してバックライト60が設けられている。第2基板20は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のカラーフィルタ(図示せず)を備えている。
図3は、第1基板10を平面視した模式的な図である。第1基板10は、複数の走査線11aと、複数のデータ線11bと、ゲートドライバ12aと、ソースドライバ12bと、を有する。第1基板10では、複数の走査線11aと複数のデータ線11bとが格子状に形成されている。そして、走査線11aとデータ線11bとにより区画された領域の各々に、画素電極13が設けられている。そして、複数の画素電極13が設けられた領域は、映像が表示される表示領域E1を構成する。各画素電極13は、第2基板20に設けられたカラーフィルタ(図示略)のR、G、Bのいずれかの色に対応して設けられている。
図4は、走査線11aとデータ線11bとにより区画された領域における回路図である。この区画された領域には、画素電極13と、画素スイッチング素子14と、共通電極21とを有する。画素スイッチング素子14は、例えば、TFT(薄膜トランジスタ)である。画素スイッチング素子14のゲート電極は、走査線11aと接続され、画素スイッチング素子14のソース電極は、データ線11bと接続され、画素スイッチング素子14のドレイン電極は、画素電極13と接続されている。また、液晶層30に含まれる液晶分子の駆動方式は、横電界駆動方式である。また、共通電極21は、第1基板10において画素電極13よりも液晶層30側に設けられており、複数の画素電極13に対向して配置されている。また、共通電極21は、複数の画素電極13に共通して設けられている。
そして、ゲートドライバ12aとソースドライバ12bとは、例えば、表示領域E1より外側の額縁領域に設けられる。ゲートドライバ12aは、各走査線11aに対応して設けられたシフトレジスタ(図示せず)を有する。シフトレジスタは、対応する一の走査線11aと接続されている。ゲートドライバ12aの各シフトレジスタは、制御回路2から供給される走査信号に基づいて走査線11aを選択または非選択に切り替える走査電圧を各走査線11aに対して印加する。ソースドライバ12bは、各データ線11bと接続されている。ソースドライバ12bは、制御回路2から供給されるデータ信号に基づいて、画像を表示するための電圧を各データ線11bに対して印加する。
(検査用スイッチング素子及び保護用スイッチング素子の構成)
図3に示すように、表示パネル1の第1基板10には、表示領域E1よりも外側の額縁領域において、複数の検査用スイッチング素子15a及び15bと、複数の検査用入力端子16及び17と、複数の保護用スイッチング素子18と、複数の保護用スイッチング素子19と、コンデンサ71及び72とが設けられている。ここで、本実施形態では、保護用スイッチング素子18は、複数の検査用スイッチング素子15aを保護する機能を有する。また、保護用スイッチング素子19は、複数の検査用スイッチング素子15bを保護する機能を有する。保護用スイッチング素子18及び19による保護に関する動作(保護動作)の詳細は、後述する。
また、図3に示すように、複数の検査用スイッチング素子15aは、データ線11bに対する検査用の信号の供給をスイッチングする素子である。表示パネル1が製造される際に、検査用スイッチング素子15aに検査用の信号(検査用のデータ信号)が入力されることにより、データ線11bを介して、複数の画素電極13のそれぞれに電圧が印加される。検査用スイッチング素子15bは、走査線11aに対する検査用の信号の供給をスイッチングする素子である。また、表示パネル1が製造される際に、検査用スイッチング素子15bに検査用の信号(検査用の走査信号)が入力されることにより、走査線11aを介して、複数の画素電極13のそれぞれに電圧が印加される。そして、表示パネル1の画面に表示が行われることにより欠陥が検査される。また、検査用スイッチング素子15a及び15bは、それぞれ、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)である。複数の検査用スイッチング素子15aは、それぞれ、複数のデータ線11bに個別に接続されている。例えば、平面視において、検査用スイッチング素子15aは、複数のデータ線11bの間に配置されている。また、複数の検査用スイッチング素子15bは、それぞれ、複数の走査線11aに個別に接続されている。
複数の検査用スイッチング素子15aは、平面視において、X方向に直線状に並んで配置されている。複数の検査用スイッチング素子15bは、平面視において、Y方向に直線状に並んで配置されている。また、複数の検査用スイッチング素子15aは、検査用配線81(図5参照)に並列に接続されている。また、複数の検査用スイッチング素子15bは、検査用配線82に並列に接続されている。
また、図3に示すように、保護用スイッチング素子18は、平面視において、直線状に並んで配置された複数の検査用スイッチング素子15aにX方向の反対側に隣り合って配置されている。保護用スイッチング素子19は、平面視において、直線状に並んで配置された複数の検査用スイッチング素子15bにY方向の反対側に隣り合って配置されている。この構成によれば、保護用スイッチング素子18(19)と検査用入力端子16(17)との間の検査用配線81(82)を、検査用スイッチング素子15a(15b)と検査用入力端子16(17)との間の検査用配線81(82)よりも短くすることができるので、保護用スイッチング素子18(19)と検査用入力端子16(17)との間の検査用配線81(82)の抵抗値を、検査用スイッチング素子15a(15b)と検査用入力端子16(17)との間の検査用配線81(82)の抵抗値よりも小さくすることができる。
図5は、複数の検査用スイッチング素子15a及び保護用スイッチング素子18の構成を説明するための回路図である。図5に示すように、複数の検査用入力端子16は、検査用配線81に接続されている。そして、複数の検査用入力端子16には、それぞれ、検査用の信号が入力される。例えば、複数の検査用スイッチング素子15aのゲート電極92a及び複数の保護用スイッチング素子18のゲート電極91aに接続された検査用入力端子16(図5の「SW」)には、検査用のゲート信号が入力される。また、複数の検査用スイッチング素子15aのソース電極92b及び複数の保護用スイッチング素子18のソース電極91bに接続された検査用入力端子16(図5の「R」、「G」及び「B」)には、検査用のデータ信号が入力される。また、図5に示すように、保護用スイッチング素子18は、複数の検査用スイッチング素子15aよりも検査用入力端子16に近い位置において、検査用配線81に接続されている。
また、図3に示すように、複数の検査用入力端子17は、検査用配線82に接続されている。そして、複数の検査用入力端子17には、それぞれ、検査用の信号が入力される。例えば、複数の検査用スイッチング素子15bのゲート電極及び複数の保護用スイッチング素子19のゲート電極に接続された検査用入力端子17(図3の「SW」)には、検査用の信号が入力される。また、複数の検査用スイッチング素子15bのソース電極及び複数の保護用スイッチング素子19のソース電極に接続された検査用入力端子17(図3の「S」)には、検査用の信号が入力される。また、保護用スイッチング素子19は、複数の検査用スイッチング素子15bよりも検査用入力端子17に近い位置において、検査用配線82に接続されている。
また、図3に示すように、コンデンサ71は、保護用スイッチング素子18と共通配線83との間に配置されている。コンデンサ72は、保護用スイッチング素子19と共通配線84との間に配置されている。これにより、保護用スイッチング素子18または19が静電気により短絡した場合でも、コンデンサ71及び72により共通配線83と検査用配線81とが短絡すること、及び、共通配線84と検査用配線82とが短絡することを防止することができる。また、コンデンサ71及び72の電気容量の大きさは、静電気が検査用配線81または82に印加された場合に、静電気による電流を通過可能な大きさに設定されている。言い換えると、コンデンサ71及び72は、静電気によっては短絡して破損しないように構成されている。また、コンデンサ71及び72の電気容量の大きさは、検査用の信号の周波数に対しては、電流が通過しにくい(インピーダンスが大きくなる)値に設定されている。
また、図3に示すように、検査用配線81は、複数の検査用スイッチング素子15aと検査用の信号が入力される検査用入力端子16とを接続する。検査用配線82は、複数の検査用スイッチング素子15bと検査用の信号が入力される検査用入力端子17とを接続する。また、検査用配線81は、検査用入力端子16を越えて第1基板10の端部10aまで延びている。また、検査用配線82は、検査用入力端子17を越えて第1基板10の端部10aまで延びている。また、端部10aは、複数の表示パネル1が一括して製造される際に表示パネル1の分割位置(分割面)に対応する。
図6は、第1基板10における保護用スイッチング素子18が設けられた部分の断面図である。図6では、保護用スイッチング素子18のよりも下の層、及び保護用スイッチング素子18のよりも上の層の図示を省略している。なお、「上」とは、図6におけるZ方向を意味するものとし、「下」とは図6におけるZ方向とは反対方向を意味するものとして説明上記載したものであり、配置方向を限定したものではない。また、保護用スイッチング素子19の構成は、保護用スイッチング素子18の構成と同様であるため、説明を省略する。
図6に示すように、保護用スイッチング素子18は、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)であり、ゲート電極91aと、ソース電極91bと、ドレイン電極91cと、半導体層91dとを含む。また、ゲート電極91aと、ソース電極91b及びドレイン電極91cとの間には、絶縁層91eが設けられている。半導体層91dは、ゲート電極91aの上層に形成されている。ゲート電極91aとソース電極91bとは、半導体層91d及び絶縁層91eの上層に形成されている。
図7Aに検査用スイッチング素子15aの平面図を示し、図7Bに保護用スイッチング素子18の平面図を示す。検査用スイッチング素子15aは、薄膜トランジスタ(TFT)であり、ゲート電極92aと、ソース電極92bと、ドレイン電極92cと、半導体層92dとを含む。ここで、図7A及び図7Bに示すように、平面視において、ソース電極91bとドレイン電極91cとの距離D1は、ソース電極92bとドレイン電極92cとの距離D2よりも小さい。また、平面視において、ソース電極91bとドレイン電極91cとの間に配置された半導体層91dの幅W1は、ソース電極92bとドレイン電極92cとの間に配置された半導体層92dの幅W2よりも大きい。これにより、ソース電極91bからドレイン電極91cに向かう方向Aの単位長さ当たりの半導体層91dの抵抗値を、ソース電極92bからドレイン電極92cに向かう方向Aの単位長さ当たりの半導体層92dの抵抗値よりも小さくすることができる。なお、「ソース電極とドレイン電極との距離」とは、ソース電極とドレイン電極との最も近接する部分同士の間隔の大きさを意味するものとする。例えば、距離D1は、ソース電極91bのドレイン電極91c側の端部と、ドレイン電極91cのソース電極91b側の端部との距離を意味する。また、「半導体層の幅」とは、ソース電極からドレイン電極に向かう方向Aに直交する方向Bの半導体層の寸法を意味する。
例えば、ゲート電極91aとゲート電極92aとは、同一の材料により構成されており、同一の層において略同一の厚みに形成されている。また、ソース電極91bとソース電極92bとは、同一の材料により構成されており、同一の層に形成されている。また、ドレイン電極91cとドレイン電極92cとは、同一の材料により構成されており、同一の層に形成されている。半導体層91dと半導体層92dとは、同一の材料により構成されており、同一の層に形成されている。「略同一の厚み」とは、同一の工程で成膜される際の製造誤差の範囲内の厚みを意味するものとして記載している。
これにより、保護用スイッチング素子18の抵抗値R1は、検査用スイッチング素子15aの抵抗値R2よりも低い。また、保護用スイッチング素子19の抵抗値R3は、検査用スイッチング素子15bの抵抗値R4よりも低い。特に、半導体層91dの抵抗値が半導体層92dの抵抗値よりも小さい。なお、「抵抗値が低い」とは、同一の電圧の条件に対して電流が流れやすいことを意味し、特に静電気における電圧における抵抗値が低いことを意味する。
共通配線83と共通配線84とは、それぞれ、共通電極21に接続されている。なお、共通配線83と共通電極21との接続及び共通配線83と共通電極21との接続は、第1基板10上または第2基板20上で接続されていることに限られず、表示パネル1と制御回路2との間で電気的に接続されていてもよい。
(表示パネルにおける保護動作)
次に、図3及び図5を参照して、表示パネル1における保護動作について説明する。
例えば、図5に示すように、第1基板10の端部10aから検査用配線81に、静電気が侵入すると、複数の検査用スイッチング素子15aと、保護用スイッチング素子18とは、互いに並列に接続されているため、検査用スイッチング素子15aの抵抗値R2よりも低い抵抗値R1を有する保護用スイッチング素子18に電流が流れる。そして、保護用スイッチング素子18に流れた電流はコンデンサ71を介して、共通配線83に流れ、表示パネル1の外部に静電気は逃がされる。一方、検査用スイッチング素子15aには静電気による電流がほとんど流れないので、検査用スイッチング素子15aが破損することが防止される。これにより、静電気が検査用配線81に侵入した場合でも、検査用スイッチング素子15aを保護することが可能となる。これにより、検査用スイッチング素子15aが破損するのを防止して、表示パネル1の表示不良を防止することができる。
また、図3に示すように、第1基板10の端部10aから検査用配線82に、静電気が侵入すると、複数の検査用スイッチング素子15bと、保護用スイッチング素子19とは、互いに並列に接続されているため、検査用スイッチング素子15bの抵抗値R4よりも低い抵抗値R3を有する保護用スイッチング素子19に電流が流れる。そして、保護用スイッチング素子19に流れた電流はコンデンサ72を介して、共通配線84に流れ、表示パネル1の外部に静電気は逃がされる。一方、検査用スイッチング素子15bには静電気による電流がほとんど流れないので、検査用スイッチング素子15bが破損することが防止される。これにより、静電気が検査用配線82に侵入した場合でも、検査用スイッチング素子15bを保護することが可能となる。これにより、検査用スイッチング素子15bが破損するのを防止して、表示パネル1の表示不良を防止することができる。
[変形等]
以上、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、画素スイッチング素子14、検査用スイッチング素子15a及び15b、及び保護用スイッチング素子18及び19を、それぞれ、薄膜トランジスタにより構成する例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、画素スイッチング素子14、検査用スイッチング素子15a及び15b、及び保護用スイッチング素子18及び19を、薄膜トランジスタ以外のスイッチング素子(例えば、サイリスタ)により構成してもよい。
(2)また、上記実施形態では、データ線11bに接続された検査用スイッチング素子15aを保護するための保護用スイッチング素子18と、走査線11aに接続された検査用スイッチング素子15bを保護するための保護用スイッチング素子19との両方を設ける例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、保護用スイッチング素子18及び19のうちの少なくとも一方が設けられていればよい。
(3)また、上記実施形態では、共通電極21を第1基板10に設けて、液晶層30に含まれる液晶分子の駆動方式を横電界駆動方式とする例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、共通電極21を第2基板20に設けて、液晶層30に含まれる液晶分子の駆動方式を縦電界駆動方式としてもよい。
(4)また、上記実施形態では、ゲート電極91aとゲート電極92aとを、ソース電極91bとソース電極92bとを、ドレイン電極91cとドレイン電極92cとを、ドレイン電極91cとドレイン電極92cとを、半導体層91dと半導体層92dとを、それぞれ、同一の材料、同一の層、略同一の厚みに形成する例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、ゲート電極91aとゲート電極92aとを、ソース電極91bとソース電極92bとを、ドレイン電極91cとドレイン電極92cとを、ドレイン電極91cとドレイン電極92cとを、半導体層91dと半導体層92dとを、互いに異なる材料、互いに異なる層、互いに異なる厚みに形成してもよい。
(5)また、上記実施形態では、図7A及び図7Bに示すように、保護用スイッチング素子18のソース電極91bとドレイン電極91cとの距離D1を、検査用スイッチング素子15aのソース電極92bとドレイン電極92cとの距離D2よりも小さくする例を示したが、本開示は、これに限られない。また、保護用スイッチング素子18の半導体層91dの幅W1を、検査用スイッチング素子15aの半導体層92dの幅W2よりも大きくする例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、保護用スイッチング素子18の抵抗値R1が検査用スイッチング素子15aの抵抗値R2よりも小さければ、保護用スイッチング素子18のソース電極91bとドレイン電極91cとの距離が、検査用スイッチング素子15aのソース電極92bとドレイン電極92cとの距離以上でもよく、また、保護用スイッチング素子18の半導体層91dの幅が、検査用スイッチング素子15aの半導体層92dの幅以下でもよい。
(6)また、上記実施形態では、保護用スイッチング素子18または19と、共通電極21とを、共通配線83または84を介して接続する例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、保護用スイッチング素子18または19と、共通電極21とは必ずしも接続されていなくてもよい。
(7)また、上記実施形態では、保護用スイッチング素子18を、複数の検査用スイッチング素子15aに隣り合って配置する例、及び、保護用スイッチング素子19を、複数の検査用スイッチング素子15bに隣り合って配置する例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、保護用スイッチング素子18(19)を、複数の検査用スイッチング素子15a(15b)の隣りではない位置に配置してもよい。
(8)また、上記実施形態では、保護用スイッチング素子18(19)を、複数の検査用スイッチング素子15a(15b)よりも検査用入力端子16(17)に近い位置に配置する例を示したが、本開示は、これに限られない。すなわち、保護用スイッチング素子18(19)を、検査用入力端子16(17)から複数の検査用スイッチング素子15a(15b)よりも遠い位置に配置してもよい。
また、上述した表示パネル及び表示装置は、以下のように説明することができる。
第1の構成に係る表示パネルは、複数の画素電極と、複数の画素電極に個別に接続される複数の画素スイッチング素子と、複数の画素スイッチング素子に接続された複数のデータ線及び複数の走査線と、複数のデータ線に個別に接続されているか、または、複数の走査線に個別に接続され、検査用の信号の供給をスイッチングするための複数の検査用スイッチング素子と、複数の検査用スイッチング素子の少なくとも1つに接続され、検査用の信号を伝達する検査用配線と、検査用配線に接続された検査用スイッチング素子を保護するための保護用スイッチング素子であって、検査用配線に接続された検査用スイッチング素子の抵抗値よりも低い抵抗値を有するとともに、検査用配線に接続されている保護用スイッチング素子と、を備える(第1の構成)。
上記第1の構成によれば、検査用配線に静電気が侵入した場合でも、検査用スイッチング素子に比べて抵抗値が低い保護用スイッチング素子に電流が流れるので、検査用スイッチング素子に流れる電流を小さくすることができる。この結果、検査用配線に静電気が侵入した場合でも、検査用スイッチング素子が破損するのを防止することができる。これにより、検査用スイッチング素子が破損するのを防止して、表示不良となるのを防止することが可能な表示パネルを提供することができる。
第1の構成において、検査用スイッチング素子は、第1ソース電極と第1ドレイン電極とを有する検査用薄膜トランジスタを含んでもよく、保護用スイッチング素子は、第2ソース電極と第2ドレイン電極とを有する保護用薄膜トランジスタを含んでもよく、第2ソース電極と第2ドレイン電極との距離が、第1ソース電極と第1ドレイン電極との距離よりも小さくなるように表示パネルを構成してもよい(第2の構成)。
上記第2の構成によれば、第2ソース電極と第2ドレイン電極との距離が、第1ソース電極と第1ドレイン電極との距離よりも小さくなるので、第2ソース電極と第2ドレイン電極との間の抵抗値を小さくすることができる。この結果、保護用スイッチング素子の抵抗値を、検査用スイッチング素子の抵抗値よりも、容易に低くすることができる。
第2の構成において、検査用薄膜トランジスタは、平面視において、第1ソース電極と第1ドレイン電極との間に配置された第1半導体層を、さらに有してもよく、保護用薄膜トランジスタは、平面視において、第2ソース電極と第2ドレイン電極との間に配置された第2半導体層を、さらに有してもよく、第2ソース電極から第2ドレイン電極に向かう方向に直交する方向における第2半導体層の幅が、第1ソース電極から第1ドレイン電極に向かう方向に直交する方向における第1半導体層の幅以上の大きさになるように表示パネルを構成してもよい(第3の構成)。
上記第3の構成によれば、第2半導体層の幅が第1半導体層の幅以上であるので、第2ソース電極から第2ドレイン電極に向かう方向の単位長さ当たりの第2半導体層の抵抗値を、第1ソース電極から第1ドレイン電極に向かう方向の単位長さ当たりの第1半導体層の抵抗値以下にすることができる。これにより、第2ソース電極と第2ドレイン電極との距離が、第1ソース電極と第1ドレイン電極との距離よりも小さいので、第1半導体層と第2半導体層とを同一の材料でかつ同一の厚みに形成する場合でも、保護用スイッチング素子の抵抗値を、検査用スイッチング素子の抵抗値よりも低くすることができる。
第1~第3のいずれか1つの構成において、表示パネルは、複数の画素電極に対向して配置され、複数の画素電極に共通して形成されている共通電極と、共通電極に接続された共通配線と、保護用スイッチング素子と共通配線との間に配置されたコンデンサと、をさらに備えてもよい(第4の構成)。
上記第4の構成によれば、検査用配線に静電気が侵入した場合でも、保護用スイッチング素子とコンデンサを介して、静電気による電流を共通配線に逃がすことができる。また、保護用スイッチング素子と共通配線との間にコンデンサを配置することにより、保護用スイッチング素子が静電気により導通した場合でも、検査用配線と共通配線とが短絡するのを防止することができる。
第1~第4のいずれか1つの構成において、複数の検査用スイッチング素子は、平面視において、直線状に並んで配置され、保護用薄膜トランジスタは、平面視において、直線状に並んで配置された複数の検査用スイッチング素子に隣り合って配置されていてもよい(第5の構成)。
上記第5の構成によれば、保護用薄膜トランジスタが、複数の検査用スイッチング素子に隣り合って配置されることにより、保護用薄膜トランジスタが、複数の検査用スイッチング素子の隣ではない遠方の位置に設けられる場合に比べて、検査用配線を短くすることができる。
第1~第5のいずれか1つの構成において、表示パネルは、検査用配線に接続され、検査用の信号が入力される検査用端子を、さらに備えてもよく、複数の検査用スイッチング素子は、検査用配線に並列に接続されていてもよく、保護用スイッチング素子は、複数の検査用スイッチング素子よりも検査用端子に近い位置において、検査用配線に接続されていてもよい(第6の構成)。
上記第6の構成によれば、保護用薄膜トランジスタと検査用端子との間の検査用配線を、検査用薄膜トランジスタと検査用端子との間の検査用配線よりも短くすることができるので、保護用薄膜トランジスタと検査用端子との間の検査用配線の抵抗値を、検査用薄膜トランジスタと検査用端子との間の検査用配線の抵抗値よりも小さくすることができる。
本開示の他の実施形態は、上記第1~6の構成のいずれか1つの表示パネルと、複数の画素スイッチング素子に走査信号及びデータ信号を送信する制御回路と、を備える、表示装置(第7の構成)。
上記第7の構成によれば、検査用スイッチング素子が破損するのを防止して、表示不良となるのを防止することが可能な表示装置を提供することができる。
1…表示パネル、2…制御回路、11a…走査線、11b…データ線、13…画素電極、14…画素スイッチング素子、15a,15b…検査用スイッチング素子、16,17…検査用入力端子、18、19…保護用スイッチング素子、21…共通電極、71,72…コンデンサ、81,82…検査用配線、83,84…共通配線、91a,92a…ゲート電極、91b,92b…ソース電極、91c,92c…ドレイン電極、91d,92d…半導体層、100…表示装置

Claims (7)

  1. 複数の画素電極と、
    前記複数の画素電極に個別に接続される複数の画素スイッチング素子と、
    前記複数の画素スイッチング素子に接続された複数のデータ線及び複数の走査線と、
    前記複数のデータ線に個別に接続されているか、または、前記複数の走査線に個別に接続され、検査用の信号の供給をスイッチングするための複数の検査用スイッチング素子と、
    前記複数の検査用スイッチング素子の少なくとも1つに接続され、前記検査用の信号を伝達する検査用配線と、
    前記検査用配線に接続された前記検査用スイッチング素子を保護するための保護用スイッチング素子であって、前記検査用配線に接続された前記検査用スイッチング素子の抵抗値よりも低い抵抗値を有するとともに、前記検査用配線に接続されている保護用スイッチング素子と、を備える、表示パネル。
  2. 前記検査用スイッチング素子は、第1ソース電極と第1ドレイン電極とを有する検査用薄膜トランジスタを含み、
    前記保護用スイッチング素子は、第2ソース電極と第2ドレイン電極とを有する保護用薄膜トランジスタを含み、
    前記第2ソース電極と前記第2ドレイン電極との距離は、前記第1ソース電極と前記第1ドレイン電極との距離よりも小さい、請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記検査用薄膜トランジスタは、平面視において、前記第1ソース電極と前記第1ドレイン電極との間に配置された第1半導体層を、さらに有し、
    前記保護用薄膜トランジスタは、平面視において、前記第2ソース電極と前記第2ドレイン電極との間に配置された第2半導体層を、さらに有し、
    前記第2ソース電極から前記第2ドレイン電極に向かう方向に直交する方向における前記第2半導体層の幅は、前記第1ソース電極から前記第1ドレイン電極に向かう方向に直交する方向における前記第1半導体層の幅以上の大きさである、請求項2に記載の表示パネル。
  4. 前記複数の画素電極に対向して配置され、前記複数の画素電極に共通して形成されている共通電極と、
    前記共通電極に接続された共通配線と、
    前記保護用スイッチング素子と前記共通配線との間に配置されたコンデンサと、をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の表示パネル。
  5. 前記複数の検査用スイッチング素子は、平面視において、直線状に並んで配置されており、
    前記保護用薄膜トランジスタは、平面視において、直線状に並んで配置された前記複数の検査用スイッチング素子に隣り合って配置されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の表示パネル。
  6. 前記検査用配線に接続され、検査用の信号が入力される検査用端子を、さらに備え、
    前記複数の検査用スイッチング素子は、前記検査用配線に並列に接続されており、
    前記保護用スイッチング素子は、前記複数の検査用スイッチング素子よりも前記検査用端子に近い位置において、前記検査用配線に接続されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の表示パネル。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の表示パネルと、
    前記複数の画素スイッチング素子に走査信号及びデータ信号を送信する制御回路と、を備える、表示装置。
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