JP2022096407A - パネルユニットを作製するための架台と方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態では、本発明の実施形態の一つに係る、パネルユニット120を作製するための胴縁124、およびパネルユニット120を作製するための架台150について説明する。
パネルユニット120が用いられる建築物100の斜視図を図1(A)に示す。建築物100の大きさやそのデザイン(すなわち立体的形状)、用途に制約はなく、建築物の100が施工される土地の面積や立地条件、建築物100の目的などに応じて適宜設計される。建築物100の外壁は、少なくとも一部が複数のパネルユニット120によって覆われる。パネルユニット120の構造については後述する。図1(B)の正面図に示すように、建築物100は図示しない杭、あるいは基礎コンクリートに連結される基礎梁102、基礎梁102と連結される躯体104、106を有しており、躯体104、106によって建築物100の外部形状が主に決定される。各パネルユニット120は、建築物100の外側、内部のフロア、または屋上に設置される揚重機(以下、単にクレーンと呼ぶ)110によって吊り上げられ、所定の位置に搬送され、躯体104、106に取り付けられる。
2-1.構造
パネルユニット120の背面図と正面図をそれぞれ図2(A)、図2(B)に示す。図2(A)に示される面は建築物100の内側に配置され、図2(B)において示される面が建築物100の外側に配置される面である。これらの図に示すように、各パネルユニット120は複数の胴縁124と少なくとも一つのパネル122を備える。少なくとも一つのパネル122は複数のパネル122を含んでもよい。胴縁124はパネル122を支持する支持体として機能する。複数の胴縁124は、一方向に延伸し、その長手方向が互いに平行になるように配置される。パネル122の長手方向は胴縁124の長手方向に対して垂直であり、パネル122は胴縁124にボルトやビスによって固定される。
パネル122は、木材、セメント、金属、ロックウールなどの鉱物繊維、ケイ酸カルシウム、石膏、樹脂などを含み、単層構造、あるいは積層構造を有するように構成される。例えばグラスウールやロックウールなどの鉱物繊維、セルロースファイバーなどの天然高分子由来の繊維、ポリウレタンやポリスチレンを含む発砲プラスチックなどの断熱材、ケイ酸カルシウム、石膏などを板状に加工し、これを一対の金属板や樹脂板、木板などで挟持した構造を採用することができる。金属板を用いる場合、金属板はアルミニウムや鉄などの金属、あるいはステンレスなどの合金などを含むことができ、その表面はアルミニウムや亜鉛を含む合金皮膜で覆われていてもよい。各パネル122の長さ(長手方向の長さ)がパネルユニット120の長さLに相当する。パネル122の幅(長手方向に垂直な長さ)は任意に決定することができ、例えば20cm以上200cm以下、60cm以上100cm以下、30cm以上150cm以下、あるいは30cm以上100cm以下の範囲から選択することができる。図示しないが、各パネル122は、長辺の一つが隣接するパネル122の一部と重なるように構成してもよい。
胴縁124の側面図を図3(A)に示す。図3(B)と図3(C)は、図3(A)の鎖線A-A´に沿った断面の模式図である。胴縁124はパネル122を支持、固定し、パネルユニット120に構造的強度を与えてその形状を維持する機能を有する。胴縁124はアルミニウムや鉄などの金属、あるいはステンレスなどの合金、木材、あるいは樹脂を含む、直線状に延伸するフレームである。胴縁124は、一方向に延伸する板、中空管、あるいは空洞を持たないロッドでもよい。例えば胴縁124は、図3(B)に示すように、所謂リップ付き溝形鋼でもよく、あるいは図3(C)に示すように、断面が閉じた形状を有する角鋼管でもよい。図示しないが、胴縁124は、リップを持たない溝形鋼(平行フランジ溝形鋼)やH鋼でもよい。胴縁124の外表面の少なくとも一部は、胴縁124が延伸する方向の全体にわたって平坦であり、この平坦面124aの上にパネル122が配置される。胴縁124の長さや幅、厚さは任意であり、例えば日本工業規格(JIS)G 3350を満たすように構成してもよい。
複数の胴縁124のうち少なくとも一つ、好ましくは二つは、本発明の実施形態の一つである、吊治具130が設けられた胴縁である。吊治具130は、胴縁124に対して取り外し可能なように、胴縁124の一方の端部に取り付けられる(図3(A))。図4(A)に詳細に示すように、吊治具130はハンガープレート134を有し、ハンガープレート134は胴縁124の一方の端部に着脱可能なように、図示しないボルトやねじを用いて取り付けられる。ハンガープレート134は胴縁124に直接取り付けられていてもよく、連結プレート132を介して胴縁124に取り付けられていてもよい。
以下、パネルユニット120を作製するために用いることができる架台150について、図5から図17を用いて説明する。
メインフレーム170は互いに平行に延伸し、これらに直交するように配置されるサイドフレーム172がメインフレーム170同士を固定することによって架台150に構造的強度が与えられる。サイドフレーム172の数に制限はなく、少なくとも二つ、またはそれ以上であればよい。図示しないが、メインフレーム170も三つ以上設けてもよい。メインフレーム170とサイドフレーム172の断面形状は任意に選択され、メインフレーム170とサイドフレーム172は、それぞれ角鋼管、丸鋼管、H鋼、あるいは山形鋼などであってもよい。メインフレーム170とサイドフレーム172は溶接、あるいはボルトによって互いに固定される。
メインフレーム170またはサイドフレーム172には、種々のアングルが設けられ、これらのアングルにベースフレーム152、支持フレーム158、補助フレーム154、連結フレーム156、および回転ロッド160が取り付けられる。なお、アングルとは、狭義にはL字の断面形状を有する山形鋼を指すが、本発明の実施形態においては、各種アングルの断面形状に制約はなく、山形鋼やH鋼、角鋼管、丸鋼管などもアングルとして使用することができる。また、アングルに含まれる材料にも制約はなく、鉄やアルミニウム、ステンレスなどの金属、木材、強化繊維プラスチックでもよい。
回転支持アングル190とその周辺構造の側面図を図7(A)と図9(A)に、平面図を図7(B)に、背面図を図8に示す。回転支持アングル190はメインフレーム170に直接または間接的に連結され、ベースフレーム152と補助フレーム154の間に位置するように設けられる。回転支持アングル190の上端側には、y方向、すなわち、回転ロッド160の長手方向に対して垂直な方向に貫通孔190aが設けられる(図7(A))。一方、回転ロッド160にも貫通孔(図示しない)が設けられ、回転支持アングル190の貫通孔190aと回転ロッド160の貫通孔は、ボルト216とナット218でによって互いに連結・固定される(図7(B)、図8)。これにより、回転ロッド160が回転支持アングル190に取り付けられ、貫通孔190aの中心を回転軸ARとして回転することができる。すなわち、回転ロッド160の長手方向に垂直であり、回転ロッド160を貫通する回転軸ARを中心として回転ロッド160が回転する(図9(A))。この回転軸ARはベースフレーム152や補助フレーム154、連結フレーム156、およびこれらのフレーム上に配置される胴縁124とx方向またはz方向で重ならず、y方向において重なる。換言すると、回転軸ARはこれらのフレームや胴縁124を貫通せず、フレームや胴縁124の下に位置する。回転軸ARは水平方向と平行でもよい。なお、図示しないが、回転支持アングル190の貫通孔190aにベアリングを配置し、回転ロッド160にy方向に延伸する軸を設けてもよい。この軸をベアリングに挿入・固定することで、回転ロッド160のより滑らかな回転が可能となる。
ストッパアングル194は、x方向において回転支持アングル190と対向アングル192の間に配置され、回転ロッド160の回転を規制する機能を有する。具体的には、回転ロッド160がx方向に延伸するように配置される際、回転ロッド160と接してその回転を止めるように配置される。例えば図9(B)に示すように、ストッパアングル194には、回転ロッド160と接するストッパー195を設けることができる。ストッパー195の構造や形状に制約はなく、少なくとも一部が回転ロッド160と接触し、回転ロッド160の回転に対して抵抗するように構成すればよい。ストッパー195を備えるストッパアングル194を設けることにより、回転ロッド160の回転範囲が規制され、回転ロッド160とメインフレーム170やサイドフレーム172との干渉や、それに起因する胴縁124の変形・破損を防止することができる。
一対の対向アングル192は、その上に設けられる支持フレーム158を支持する機能を有し、x方向においてストッパアングル194を回転支持アングル190とで挟むように配置される(図6)。
ベースフレーム152はy方向に延伸し、一対の回転ロッド160に直接または間接的に固定され、一対の回転ロッド160を横切るように配置される(図5)。ベースフレーム152は、その上に配置される複数の胴縁124の一方の端部を支持する機能を有する。このため、その長さは、少なくともパネルユニット120の全ての胴縁124が配置できるように設計される。ベースフレーム152も角鋼管、丸鋼管、H鋼、あるいは山形鋼などであってもよい。
ベースフレーム152と同様、補助フレーム154もy方向に延伸し、一対の回転ロッド160に固定され、一対の回転ロッド160を横切るように配置される(図5)。補助フレーム154も、その上に配置される複数の胴縁124を支持する機能を有するため、その長さは、少なくともパネルユニット120の全ての胴縁124が配置できるように設計される。補助フレーム154の長さは、ベースフレーム152と同一でも異なってもよい。補助フレーム154も角鋼管、丸鋼管、H鋼、あるいは山形鋼などであってもよい。ベースフレーム152とともに補助フレーム154を設けて回転ロッド160に固定することで、回転ロッド160を回転してパネルユニット120を回転する際、パネルユニット120の下に配置される胴縁124のそれぞれを二か所で支持することができる。このため、パネルユニット120の回転が容易になるだけでなく、回転時に胴縁124やパネル122の撓みや変形を抑制することができる。ただし、回転ロッド160に固定されるベースフレーム152と補助フレーム154の変形を抑制できる程度の強度を回転ロッド160が有する場合には、連結フレーム156は設けなくてもよい。
任意の構成である支持フレーム158は、ベースフレーム152とともに、複数の胴縁124を支持するために設けられる。このため、ベースフレーム152と同様、y方向に延伸するように配置され、その長さは、少なくともパネルユニット120の全ての胴縁124が配置できるように設計される(図5)。支持フレーム158は、対向アングル192に取り付けられる。ベースフレーム152や補助フレーム154とは異なり、支持フレーム158はパネルユニット120の回転時に移動せず、対向アングル192に取り付けられた状態を維持する。支持フレーム158も角鋼管、丸鋼管、H鋼、あるいは山形鋼などであってもよい。
(1)ステップボード
図6に示すように、架台150には、メインフレーム170またはサイドフレーム172と重なるように一つまたは複数のステップボード178を設けてもよい。ステップボード178は、プラスチック、木材、あるいは金属製の板であり、一対のメインフレーム170と同時に重なる、あるいは隣接するサイドフレーム172と同人重なる幅または長さを有していればよい。ステップボード178はメインフレーム170またはサイドフレーム172に溶接やボルトなどで固定されていてもよく、あるいは容易に移動可能なように、これらのフレームに固定されていなくてもよい。ステップボード178は、作業者が乗った状態で破壊されない程度の強度を有していればよい。ステップボード178を設けることで、作業者はこの上に立った状態で作業でき、複数の胴縁124を容易に跨いて移動することができる。このことは作業効率の向上に寄与する。
(2)ウエイト
さらに任意の構成として、架台150は、その重心位置を安定化させるためのウエイト176を有してもよい。例えば図5に示すように、隣接するサイドフレーム172と重なるようにウエイト176を配置することができる。後述するように、パネルユニット120は回転ロッド160をy方向に貫通する回転軸ARを中心に回転するため、回転時に全体の重心位置が変化する。重心位置がx方向においてベースフレーム152側へ移動すると、支持フレーム158側が浮き上がる恐れがある。このため、架台150の支持フレーム158により近い位置に(例えば支持フレーム158やハンドル174と重なるように)ウエイト176を設けることで、回転時の重心位置の変化が抑制されて架台150が安定化し、作業の安全性を確保することができる。
長さLの大きなパネルユニット120を用いる場合、ベースフレーム152や補助フレーム154、および支持フレーム158のy方向における長さが長くなるため、ベースフレーム152や補助フレーム154、および支持フレーム158は、一対のメインフレーム170の外側の領域における長さが相対的に大きくなる。ベースフレーム152と補助フレーム154は連結フレーム156によって連結されているため、比較的高い強度を保つことができるものの、支持フレーム158にはこのような連結機構が無いため撓みやすく、このことは、パネル122の取り付けを困難にするだけでなく、パネルユニット120の変形を誘発する。
さらに任意の構成として、図18に示すように、架台150は基準フレーム186を備えてもよい。基準フレーム186は、ベースフレーム152や補助フレーム154、支持フレーム158と直交するように配置され、少なくとも二つのサイドフレーム172上に図示しないアングルを介して連結される。図18に示した例では、基準フレーム186はベースフレーム152や補助フレーム154、支持フレーム158に対して片側に一つ設けられるが、ベースフレーム152や補助フレーム154、支持フレーム158を挟むよう、一対の基準フレーム186を設けてもよい。第3実施形態で詳細に説明するが、基準フレーム186は、胴縁124やパネル122を架台150上に配置するための基準線を提供するために設けられ、この基準線を利用することで、胴縁124やパネル122を所望の位置に正確に配置することが容易となる。
さらに任意の構成として、架台150は、ジャッキ188を備えてもよい(図5)。ジャッキ188の一端はサイドフレーム172またはメインフレーム170に固定される、または着脱可能なように連結することができる。好ましくは、ジャッキ188は、サイドフレーム172またはメインフレーム170に固定される一端において、y方向に延伸する軸を中心に回転するように構成する。一方、ジャッキ188の他端は胴縁124を支持するように構成されてもよく、図示しないが補助フレーム154に連結されるまたは補助フレーム154を支持するように構成されてもよい。図5に示した例では、ジャッキ188は支持フレーム158に対して補助フレーム154の反対側に位置しているが、ジャッキ188は支持フレーム158と補助フレーム154の間に設けてもよい。ジャッキ188は機械式のジャッキでもよく、油圧式または圧縮空気式のジャッキでもよい。ジャッキ188を備えることで、パネルユニット120の回転を補助することができ、クレーン110の負担が軽減されるだけでなく、パネルユニット120の制御を容易に行うことで作業の安全性を向上させることができる。
本実施形態では、第1実施形態で述べた架台150と構造が異なる架台151について図19と図20を用いて説明する。図19と図20はそれぞれ架台151の上面図と側面図であり、図21は架台151の一部の斜視図である。第1実施形態で述べた構成と同一または類似する構成については説明を割愛することがある。
本実施形態では、第1実施形態で述べた架台150を利用するパネルユニット120の作製方法、およびパネルユニット120の取り付けを含む、建築物100の施工方法について説明する。第1、第2実施形態で述べた構成と同一または類似する構成については説明を割愛することがある。架台151を利用するパネルユニット120の作製方法や建築物100の施工方法も同様であるため、説明は省略する。
まず、アジャスター182を用いて架台150の高さを適宜調整し、架台150を固定する。架台150は地面の上に固定してもよく、あるいは建築物100のフロアに固定してもよい。後者の場合、パネルユニット120を施工するフロアよりも下のフロアに架台150が配置、固定すればよい。
胴縁124の配置後、パネル122を胴縁124上に配置する(図25、図26)。パネル122の位置合わせは、例えば基準フレーム186からの距離を測定し、この距離が一定になるようパネル122を配置することで行ってもよい。あるいは、幅が固定されたスペーサを位置合わせ用の治具として用い、基準フレーム186とパネル122の間に挟むことで基準フレーム186とパネル122との間隔を決定してもよい。パネル122は、ねじやビスなどによって胴縁124に固定される。この時、隣接するパネル122間のシーリングを行ってもよい。これにより、パネルユニット120を地面やフロア上に横たえたままシーリングを行うことができるので、高所作業車やゴンドラを用いるシーリングが不要となる。また、上述したように、パネル122の設置や固定の際にステップボード178を配置することで、作業員が容易に胴縁124を跨いで移動することができるため、作業効率と安全性が向上する(図25)。
上述した方法によって作製されたパネルユニット120は、引き続き回転ロッド160の回転機能を利用し、胴縁124が鉛直またはほぼ鉛直方向に配置されるよう回転される。具体的には、図26に示すように、まず、架台150をパネルユニット120が設置される場所の近辺へ移動させる。架台150を建築物100のフロア107-1上に設けてパネルユニット120を作製した場合には、フロア107-1より上のフロア107-2または建築物100の屋上などに配置されるクレーン110による吊り上げを容易にするため、フロア107-1の端へ架台150を移動すればよい。架台150の高さをアジャスター182を用いて調整してもよい。
したがって、本実施形態のパネルユニット120の作製方法、建築物100の施工方法を適用して建築物100の内部でパネルユニット120を作製すると、天候などの外部環境の影響をほぼ無視することができ、天候に起因する工程遅延が生じにくい。また、クレーン110をパネルユニット120の設置場所の近傍に配置することでパネルユニット120の回転と移動ができるため、風の影響をほとんど受けず、安全性の向上、施工性の向上、工期の短縮に貢献することができる。
Claims (18)
- 複数のパネルを有するパネルユニットを作製するための架台であって、
前記パネルユニットをその上に搭載可能な回転部を有し、
前記回転部は、水平方向に延伸する回転軸を中心に回転する架台。 - 前記パネルユニットは、前記複数のパネルを支持する複数の胴縁を備え、
前記回転部は、
前記複数の胴縁を支持するベースフレームと補助フレーム、および
前記ベースフレームと前記補助フレームの下に位置し、前記ベースフレームと前記補助フレームに固定され、互いに平行に配置される一対の回転ロッドを備え、
前記回転軸は、前記一対の回転ロッドの長手方向に垂直である、請求項1に記載の架台。 - 前記ベースフレームと前記補助フレームは互いに平行に配置され、
前記回転ロッドは、前記ベースフレームと前記補助フレームに対して垂直に配置される、請求項2に記載の架台。 - 前記ベースフレームに取り付けられ、前記ベースフレームから前記補助フレームに向かって延伸し、前記胴縁に挿入されるように構成される複数の第1の胴縁ガイドをさらに有する、請求項2に記載の架台。
- 前記複数の第1の胴縁ガイドは、各々前記ベースフレームに沿って移動するように構成される、請求項4に記載の架台。
- 前記複数の胴縁を支持し、前記ベースフレームと平行に配置される支持フレームをさらに備え、
前記補助フレームは前記ベースフレームと前記支持フレームの間に配置される、請求項2に記載の架台。 - 前記支持フレームに取り付けられ、前記胴縁を挟持するように構成される一対のガイドプレートをそれぞれ備える複数の第2の胴縁ガイドをさらに有する、請求項6に記載の架台。
- 前記複数の第2の胴縁ガイドは、前記支持フレームに固定され、
前記支持フレームは、前記支持フレームの長手方向に沿って移動するように構成される、請求項7に記載の架台。 - 前記複数の第2の胴縁ガイドは、各々前記支持フレームに沿って移動するように構成される、請求項7に記載の架台。
- 前記ベースフレーム、前記補助フレーム、および前記回転ロッドを支持する一対のメインフレーム、
前記一対のメインフレームを互いに連結するサイドフレーム、ならびに
前記一対のメインフレームまたは前記サイドフレームに支持され、第1の貫通孔を有する一対の回転支持アングルをさらに備え、
前記一対の回転ロッドは、それぞれ前記一対の回転支持アングルに取り付けられ、
前記回転軸は前記第1の貫通孔を通過する、請求項2に記載の架台。 - 前記一対の回転ロッドは、それぞれ第2の貫通孔を有し、
前記一対の回転支持アングルの各々は、前記回転ロッドが回転する際に前記第2の貫通孔と前記回転軸に平行な方向で重なる第3の貫通孔を有する、請求項10に記載の架台。 - 前記メインフレームまたは前記サイドフレームに連結され、前記回転支持アングルに対して前記補助フレーム側に位置し、前記一対の回転ロッドの回転を制限する一対のストッパアングルをさらに備える、請求項10に記載の架台。
- 前記一対の回転ロッドは、それぞれ第4の貫通孔をさらに有し、
前記一対のストッパアングルの各々は、前記回転ロッドが回転する際に前記第4の貫通孔と前記回転軸に平行な方向で重なる第5の貫通孔を有する、請求項12に記載の架台。 - 前記ベースフレームと前記補助フレームに直交する基準フレームをさらに備え、
前記基準フレームは、前記ベースフレームと前記補助フレームの片側に配置される、請求項2に記載の架台。 - 複数のパネルを有するパネルユニットを作製するための方法であり、
前記複数のパネルを架台の回転部の上に搭載すること、および
前記パネルユニットの端部を鉛直方向に引き上げながら、水平方向に延伸する回転軸を中心に、前記回転部に前記パネルユニットを支持したまま回転させることを含む方法。 - 前記パネルユニットは複数の胴縁を有し、
前記複数の胴縁は前記回転部の上に互いに平行に配置され、
前記複数のパネルは、前記胴縁の上に配置され、
前記回転部は、
前記複数の胴縁を支持するベースフレームと補助フレーム、および
前記ベースフレームと前記補助フレームの下に位置し、前記ベースフレームと前記補助フレームに固定され、前記回転軸に垂直に延伸する一対の回転ロッドを備え、
前記回転軸は、前記複数の胴縁の長手方向に直交し、
前記一対の回転ロッドは、前記回転軸を中心に回転するように構成される、請求項15に記載の方法。 - 前記架台は、前記複数の胴縁を支持し、前記ベースフレームと平行に配置される支持フレームをさらに備え、
前記補助フレームは前記ベースフレームと前記支持フレームの間に配置される、請求項16に記載の方法。 - 前記複数の胴縁の配置は、レーザ墨出し器を用いて前記複数の胴縁と前記ベースフレームとの位置関係を調節しながら行う、請求項16に記載の方法。
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