JP2022096020A - 動物用忌避機 - Google Patents

動物用忌避機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022096020A
JP2022096020A JP2020208889A JP2020208889A JP2022096020A JP 2022096020 A JP2022096020 A JP 2022096020A JP 2020208889 A JP2020208889 A JP 2020208889A JP 2020208889 A JP2020208889 A JP 2020208889A JP 2022096020 A JP2022096020 A JP 2022096020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
movable body
animal
contact
energized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020208889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7267252B2 (ja
Inventor
裕 石澤
Yutaka Ishizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai No Agri Co Ltd
Original Assignee
Mirai No Agri Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai No Agri Co Ltd filed Critical Mirai No Agri Co Ltd
Priority to JP2020208889A priority Critical patent/JP7267252B2/ja
Publication of JP2022096020A publication Critical patent/JP2022096020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7267252B2 publication Critical patent/JP7267252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

Figure 2022096020000001
【課題】柵や門扉等の建造物と地面との間に隙間を有する場合に、当該隙間から動物が柵内に侵入することを防止する動物用忌避機を提供する。
【解決手段】軸体17と、軸体17に取り付けられ、導電性を有する可動体18と、通電している通電部19と、を備え、可動体18には、通電部19に接触することで可動体18に通電する接点部30を有し、動物が可動体18に外力を付加することで、接点部30が通電部19に接触して可動体18が通電状態となり、外力が除去されると接点部30が通電部19から離れて可動体18が非通電状態となることにより動物を忌避する。
【選択図】図4

Description

本発明は、道路や線路沿い、農耕地等と野山との境界に設置された動物等の進入を防止する金網柵や、金網柵等に備えられた門扉等(以下、「門扉等」という。)の下部に設けられ、門扉等と地面との隙間から動物が侵入することを防止する動物用忌避機に関する。
道路、線路、農耕地等に鹿やイノシシ等の動物の侵入を防止するために、道路、線路、農耕地等と野山との境界に金網柵や金属柵や電気柵等を設けることは一般的に行われている。このような柵には、人が出入りするための門扉が設けられていることがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された出入り口は、ネットを張った本体枠が蝶着部により支柱に取り付けられており、いわゆる片開きの出入り口である。そして、本体枠の下側は地面に接するように設けられている。
特開平11-206305号公報
そのため、出入り口を開閉する際に、本体枠が地面に擦れることで、地面との間で抵抗が生じ、出入り口の開閉がし難いという問題があった。また、開閉の度に本体枠が地面に擦るため、本体枠が損傷し易いという問題もあった。
これらの問題を解決するために、本体枠と地面との間に隙間を設けることが考えられる。しかしながら、本体枠と地面との間に隙間を設けると、鼠等の小動物がその隙間から柵内に侵入するという問題がある。また、当該隙間よりも体の大きな動物であっても、地面を掘ることで本体枠の下方を通過してしまうという問題があった。
また、金網柵本体においても、金網柵自体に動物の忌避効果はないため、動物は少しの綻びを見つけて侵入するという問題があり、忌避効果をもつ一般的な電気柵を使った場合には、動物によっては架電されたワイヤーと地面の隙間を悠々と潜り抜けることがある。これを防ぐためにワイヤーを地面に近い位置に設置すれば、植物等との接触により容易に漏電状態を生じさせ、電気柵の忌避効果を大幅に低減させてしまい、やはり動物の侵入を許すという問題があった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、地面との間に隙間を必要とする門扉等の場合には、その隙間から柵内に侵入しようとする動物を忌避し、地面との間に隙間なく設置された金網柵の場合には、金網柵の下部に部分的に隙間を形成し、その隙間から柵内に侵入しようとする動物を忌避する動物用忌避機を提供することを課題とする。
本発明に係る動物用忌避機は、軸体と、前記軸体に取り付けられ、導電性を有する可動体と、通電している通電部と、を備え、前記可動体には、前記通電部に接触することで前記可動体に通電する接点部を有し、動物が前記可動体に外力を付加することで、前記接点部が前記通電部に接触して前記可動体が通電状態となり、前記外力が除去されると前記接点部が前記通電部から離れて前記可動体が非通電状態となることを特徴とする。
また、本発明に動物用忌避機は、前記軸体を取り付けるカバー体を有し、前記カバー体は、下側が開口した中空状に形成され、前記通電部が前記カバー体の内側面に設けられ、前記接点部が前記カバー体の内部に配置されている場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、前記カバー体は、上板部と、前板部と、後板部と、左板部と、右板部と、を有する中空の直方体形状に形成され、前記軸体が前記左板部と前記右板部に取り付けられ、前記通電部が前記後板部の上側部分に設けられている場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、前記可動体は、前記軸体に回動自在に取り付けられ、前記可動体は矩形板状に形成された本体板部を有し、前記動物が前記本体板部を押圧することで前記可動体が回動し、前記接点部が前記通電部に接触する場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、前記可動体は、前記軸体を挿通する円筒状の軸挿通部を有し、前記本体板部と前記接点部が前記軸挿通部に取り付けられ、前記接点部が前記軸挿通部を中心に前記本体板部と反対方向に延設されている場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、前記本体板部が前記軸体よりも下側に位置する場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、前記通電部が絶縁体により形成された取付具により前記カバー体に取り付けられ、前記通電部と前記カバー体が電気的に接続されていない場合がある。
また、本発明に係る動物用忌避機は、柵に備えられた門扉と地面との間に空間が形成され、前記空間に配置されると共に、前記門扉の下部に取り付けられ、前記可動体と前記地面との間に隙間が形成されている場合がある。
本発明により、門扉等と地面との隙間から柵内に侵入しようとする動物を忌避することができる。
実施例1の金網柵の門扉に動物用忌避機を取り付けた状態を示す正面図である。 実施例1のカバー体の斜視図である。 実施例1の動物用忌避機の内部を正面側から示す図である。 実施例1の動物用忌避機を示す斜視図である。 実施例1の非通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例1の通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例2のカバー体の斜視図である。 実施例2の非通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例2の通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例3のカバー体の斜視図である。 実施例3の非通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例3の通電状態の動物用忌避機の簡略図である。 実施例4の金網柵の下辺部に動物用忌避機を取り付けた状態を示す正面図である。 実施例5の動物用忌避機の内部を正面側から示す図である。
以下、本発明の実施例について、添付図1~図12を参照して説明する。以下に説明する実施例は、請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1~図6は本発明の実施例1を示したものであり、柵である金網柵1は、道路、線路、農耕地等に鹿、猪、鼠等の動物の侵入を防止するためのものであり、この金網柵1には、人間が出入りするための門扉2が備えられている。なお、本実施例の柵は、金網3を用いた金網柵1を用いているが、支柱4に樹脂製のネット(図示せず)を張ったものや電気柵等、動物の侵入を防止できるものであれば、他の材質で形成されたものであってもよい。また、金網柵1は、道路や線路への動物の侵入を防止するため、所定の長さで直線状に配設されたものや、農耕地への動物の侵入を防止するため、農耕地を取り囲むように無端環状に配設されたものであってもよい。以下、図1の手前側を金網柵1の内側とし、奥側を金網柵1の外側として説明する。
図1に示すように、金網柵1は、複数の支柱4を地面Gに立設し、支柱4に金網3を張設したものである。金網3の下端3Aは地面Gに当接させるか埋設することで金網3と地面Gとの間に隙間が形成されないようになっている。金網3は、鼠等の小動物が通り抜けできない程度の目開きを有するものが選択される。
門扉2は、枠体5と、枠体5に張設された網部6を有する。枠体5は、上枠体7と、下枠体8と、左枠体9と、右枠体10が矩形状に組まれている。左枠体9は、蝶番部11A,11Bにより一方の金網柵1Aに連結され、門扉2が金網柵1Aに回動自在に取り付けられている。右枠体10は、留め具12により他方の金網柵1Bに係止可能となっており、留め具12により門扉2を金網柵1Bに係止することで、門扉2を閉じた状態で保持できる。そして、留め具12による係止を解除することで、門扉2は回動可能となり、開閉可能となる。なお、門扉2は鍵部材(図示せず)を設けて施錠可能としてもよい。また、右枠体10には、門扉2の開閉時に把持する把持部13が設けられている。網部6は、金網3と同様に鼠等の小動物が通り抜けできない程度の目開きを有するものが選択される。門扉2と地面Gとの間には空間V1が形成されている。
図4に示すように、下枠体8の下面部8Aには、動物用忌避機14が熔接により取り付けられている。なお、動物用忌避機14は、ボルト及びナット等の締結具(図示せず)により門扉2に着脱可能に取り付けてもよい。動物用忌避機14は、カバー体16と、カバー体16に取り付けられた軸体17と、軸体17に揺動自在に取り付けられた可動体18と、通電部19と、を有する。可動体18と地面Gとの間には非常に狭い隙間S1(図1参照)が形成されるように動物用忌避機14が門扉2に取り付けられる。そのため、可動体18は地面Gに接触しないようになっている。動物用忌避機14は、金網柵1や門扉2を新設する際に、門扉2の製造時に工場等で取り付けてもよく、既設の門扉2に後付け的に取り付けてもよい。
図2に示すように、カバー体16は、金属製の板材により、下側が開口した横長の中空直方体形状に形成されており、上板部20と、前板部21と、後板部22と、左板部23と、右板部24と、を有している。左板部23と右板部24には、軸体17を挿通する挿通孔25A,25Bが形成されている。前板部21と後板部22は同形状であり、左板部23と右板部24は同形状である。なお、下側が開口した中空形状であって、内部に軸体17と可動体18と通電部19を配設できれば、カバー体16は、直方体形状以外の形状であってもよい。
軸体17は、合成樹脂等の絶縁体により円筒形状に形成されている。図3に示すように、軸体17は、軸体17の左側端である一端17A側は左板部23に形成された挿通孔25Aに挿通され、軸体17の右側端である他端17B側が右板部24に形成された挿通孔25Bに挿通された状態でカバー体16に取り付けられている。なお、本実施例の軸体17は、中空であるが、円柱状の棒部材であってもよい。軸体17は、左板部23の外側と右板部24の外側に配置された抜止部材26A,26Bを備えている。抜止部材26A,26Bは、軸体17に着脱可能であり、軸体17が挿通孔25A,25Bから抜け落ちることを防止している。軸体17を着脱可能とすることで、軸体17や可動体18の交換が容易となる。また、軸体17は、後述する絶縁スペーサ27A,27Bを備えている。
図3及び図4に示すように、可動体18は、横長の矩形板状に形成された本体板部28と、本体板部28の上辺部28Aに固定された円筒状の軸挿通部29と、軸挿通部29の上部に設けられた棒状の接点部30と、を有している。本体板部28と軸挿通部29と接点部30は金属等の導電部材により形成されている。なお、本実施例の本体板部28は板状に形成されているが、本体板部28の重量を軽減するために金網状に形成したものや、合成樹脂や木材に導電体の膜材(図示せず)を被覆したようなもの等、動物が接触して押圧可能であり、動物に電気を流せる形状、構造を有するものであればよい。
軸挿通部29には軸体17が挿通され、挿通された軸体17には、左板部23と軸挿通部29との間及び右板部24と軸挿通部29との間に絶縁スペーサ27A,27Bが取り付けられる。これにより、軸挿通部29がカバー体16に接触することを防止し、カバー体16に後述する電源装置31(図1参照)からの電気が流れることを防止できる。軸挿通部29の長さL1は、絶縁スペーサ27A,27Bを配設するため、カバー体16の左板部23と右板部24の間の距離D1よりも短く形成されている。また、本実施例では、本体板部28の横幅W1は、軸挿通部29の長さL1と同一に形成されているが、本体板部28が左板部23、右板部24、絶縁スペーサ27A,27Bに接触しなければ、本体板部の横幅W1を軸挿通部の長さL1よりも長く形成してもよい。なお、本実施例のカバー体16は金属製であるが、絶縁体により形成した膜部材(図示せず)でカバー体16の外面16A全体を被覆したり、カバー体16を合成樹脂等の絶縁体により形成する等により、少なくともカバー体16の外面16Aが絶縁体であれば、絶縁スペーサ27A,27Bや後述する取付具33が不要となる。
接点部30は、軸挿通部29の長手方向の中央部に設けられており、軸挿通部29の軸方向と直角を成すように上方向に延設されている。また、接点部30は、上板部20に接触しないように長さが調節されている。図5及び図6に示すように、側面視において、接点部30は軸挿通部29を中心に本体板部28と反対の方向に延設されており、本体板部28と接点部30は一直線上に配置されている。本実施例の接点部30は、円柱状に形成されているが、通電部19に接触し、可動体18に電気を流すことができるものであれば、板状等、他の形状としてもよい。
図3~図6に示すように、カバー体16の後板部22の内側面22Aには、金属等の導電部材により形成された通電部19が設けられている。通電部19は、門扉2の近くに配設された電源装置31(図1参照)により絶縁電線32を通じて通電されている。通電部19は、絶縁体により形成した取付具33を用いて後板部22に取り付けられており、通電部19は後板部22に接触していない。そのため、通電部19からカバー体16に直接電気が流れないようになっている。電源装置31は、バッテリー式、太陽光発電式、電池式や、近隣の電柱や住宅から給電するもの等を選択することができる。通電部19は、後板部22の上側部分に設けることにより、人間が誤って接触することや、雨水の付着や、地面Gに生えた雑草と接触して漏電することを防止できる。
ここで、動物用忌避機14の機能について説明する。図5に示すように、通常時、可動体18は自重により本体板部28が地面Gに対して略垂直となっており、接点部30が通電部19に接触していないため可動体18は非通電状態である。図6に示すように、動物が金網柵1の外側から本体板部28を押圧すると、可動体18は軸体17を中心に金網柵1の内側方向に回動し、接点部30が通電部19に当接し、可動体18が通電状態となる。通電部19から接点部30、軸挿通部29、本体板部28、動物、地面Gの順に電気が流れ、電気を感じた動物は、可動体18から離れる。すると、動物から本体板部28に付加された力が除去され、可動体18は自重により軸体17を中心に金網柵1の外側方向に回動し、図5に示すように、本体板部28が地面Gに対して略垂直となって停止する。このとき、接点部30が通電部19から離れるため、可動体18は非通電状態となる。
接点部30が通電部19に当接した状態では、本体板部28は前板部21に接触しないようになっており、本体板部28からカバー体16には電気が流れないようになっている。
金網柵1の内側に動物がいた場合には、動物が金網柵1の内側から本体板部28を押圧すると、可動体18は軸体17を中心に金網柵1の外側方向に回動し、接点部30が前板部21に当接する。このとき、可動体18には電気は流れず、可動体18と地面Gとの隙間S1が僅かに広がる。隙間S1の大きさにより、動物が隙間S1を通って金網柵1の外側に移動できる場合がある。また、接点部30が前板部21に当接した状態では、本体板部28は後板部22に接触しないようになっている。
本実施例では、通電部19がカバー体16の後板部22の内側面22Aに設けられているが、通電部19をカバー体16の前板部21の内側面21Aにも設けてもよい。この場合、動物が金網柵1の外側から本体板部28を手前に引くと、可動体18は軸体17を中心に金網柵1の内側方向に回動し、接点部30が通電部19に当接し、可動体18が通電状態となり、動物を忌避することができる。
以上のように、本実施例の動物用忌避機14は、軸体17と、軸体17に取り付けられ、導電性を有する可動体18と、通電している通電部19と、を備え、可動体18には、通電部19に接触することで可動体18に通電する接点部30を有し、動物が可動体18に外力を付加することで、接点部30が通電部19に接触して可動体18が通電状態となり、外力が除去されると接点部30が通電部19から離れて可動体18が非通電状態となることにより、隙間S1から金網柵1の内側へ移動しようとする動物を感電させ、忌避することができる。すなわち、動物が可動体18を回動させる動作を可動体18への通電操作とすることができ、動物を確認するためのセンサー等は不要である。また、動物が可動体18に接触し感電させることで、以降、可動体18に当該動物が接近しなくなるという効果も期待できる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、軸体17を取り付けるカバー体16を有し、カバー体16は、下側が開口した中空状に形成され、通電部19がカバー体16の内側面22Aに設けられ、接点部30がカバー体16の内部に配置されている。通常、雑草(図示せず)は、光屈性により太陽光の当たる方向に成長するため、カバー体16の内部へ侵入するようには伸びない。そのため、通電部19をカバー体16の内側に配置することで、雑草が通電部19に接触し難くなり、雑草による漏電を防止することができる。また、接点部30と通電部19との間に雑草が入り込み、接点部30が通電部19に接触し難くなることを防止できる。さらに、接点部30がカバー体16の内側で通電部19と接触するため、降雨時等に通電部19と接点部30が雨水で濡れることを防止できる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、カバー体16は、上板部20と、前板部21と、後板部22と、左板部23と、右板部24と、を有する中空の直方体形状に形成され、軸体17が左板部23と右板部24に取り付けられ、通電部19が後板部22の上側部分に設けられている。上板部20は平坦に形成されているため、同様に平坦に形成された下枠体8の下面部8Aに取り付け易くなっている。また、カバー体16が直方体形状に形成されているため、同様に直方体形状を有する門扉2と一体性を出すことができる。また、通電部19が後板部22の上側部分に設けられていることにより、人間が誤って接触することや、雨水の付着や、地面Gに生えた雑草と接触して漏電することを防止できる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、可動体18は、軸体17に回動自在に取り付けられ、可動体18は矩形板状に形成された本体板部28を有し、動物が本体板部28を押圧することで可動体18が回動し、接点部30が通電部19に接触することにより、動物が可動体18を押圧し、接点部30が通電部19に接触したときにのみ可動体18を通電状態として動物を忌避することができる。そして、動物が可動体18を押圧していない状態では、可動体18が非通電状態となっており、動物以外の植物等が可動体18に接触しても漏電をすることがない。
また、本実施例の動物用忌避機14は、可動体18は、軸体17を挿通する円筒状の軸挿通部29を有し、本体板部28と接点部30が軸挿通部29に取り付けられ、接点部30が軸挿通部29を中心に本体板部28と反対方向に延設されていることにより、動物が本体板部28を押して可動体18を回動させることで、接点部30が通電部19側に回動し、接点部30に接触することで可動体18を通電状態とすることができる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、本体板部28が軸体17よりも下側に位置することにより、可動体18に動物からの外力が付加されていない状態では、重力により本体板部28が軸体17の真下に位置し、地面Gに対して略垂直となって停止させることができる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、通電部19が絶縁体により形成された取付具33によりカバー体16に取り付けられ、通電部19とカバー体16が電気的に接続されていないことにより、通電部19からカバー体16に電気が直接流れず、カバー体16の外面16Aに雑草が接触している場合であっても、雑草に電気が流れず、雑草による漏電を防止することができる。また、人間がカバー体16に接触して感電することを防止できる。
また、本実施例の動物用忌避機14は、金網柵1に備えられた門扉2と地面Gとの間に空間V1が形成され、空間V1に配置されると共に、門扉2の下部に取り付けられ、可動体18と地面Gとの間に隙間S1が形成されている。そのため、門扉2の下方の空間V1を通って動物が金網柵1の内側へ動物が侵入することを動物用忌避機14で防止することができる。また、可動体18と地面Gとの間に隙間S1が形成されていることにより、門扉2の開閉時に可動体18が地面Gに接触し、抵抗を生じることを防止できる。
図7~図9は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例の動物用忌避機41は、可動体18が上下方向に移動するものである。
本実施例の左板部23と右板部24には、上下方向に長い長孔である挿通孔42A,42Bが形成されている。そして、可動体18が回動しないように軸挿通部29が軸体17に固定されている。そのため、挿通孔42A,42Bに挿通した軸体17が挿通孔42A,42B内を移動可能であり、可動体18が上下方向に移動可能となっている。また、可動体18は、常時、地面Gに対して略垂直となっている。また、通電部19が後板部22ではなく、上板部20の内側面20Aに取付具33により取り付けられている。通電部19は、接点部30の真上に位置している。通常時は、可動体18の自重により、軸挿通部29が挿通孔42A,42Bの下端部43A,43Bに当接した位置にあり、通電部19と接点部30は接触しておらず、可動体18は非通電状態となっている。このとき、可動体18と地面Gとの間には隙間S2が形成されている。
ここで、本実施例の動物用忌避機41の機能について説明する。図8に示すように、通常時、可動体18は、その自重により軸体17が挿通孔42A,42Bの下端部43A,43Bに当接した位置にあり、本体板部28が地面Gに対して略垂直となっている。そして、動物が金網柵1の外側から可動体18の下方を通過しようとすると、動物の体が本体板部28の下端部28Bに接触することで、図9に示すように、本体板部28に上方向の力が付加され、可動体18が持ち上げられ、接点部30が通電部19に当接し、可動体18が通電状態となる。このとき、軸体17は挿通孔42A,42Bの下端部43A,43Bから離れる。そして、通電部19から接点部30、軸挿通部29、本体板部28、動物、地面Gの順に電気が流れ、電気を感じた動物は、可動体18から離れる。すると、動物から本体板部28に付加された力が除去され、可動体18は自重により下降し、軸体17が挿通孔42A,42Bの下端部43A,43Bに当接して停止する。このとき、接点部30が通電部19から離れるため、可動体18は非通電状態となる。
以上のように、本実施例の動物用忌避機41は、軸体17と、軸体17に取り付けられ、導電性を有する可動体18と、通電している通電部19と、を備え、可動体18には、通電部19に接触することで可動体18に通電する接点部30を有し、動物が可動体18に外力を付加することで、接点部30が通電部19に接触して可動体18が通電状態となり、外力が除去されると接点部30が通電部19から離れて可動体18が非通電状態となることにより、隙間S2から金網柵1の内側へ移動しようとする動物を感電させ、忌避することができる。すなわち、動物の可動体18を上方向に移動させるという動作を可動体18への通電操作とすることができ、動物を確認するためのセンサー等は不要である。また、動物が可動体18に接触し感電させることで、以降、可動体18に当該動物が接近しなくなるという効果も期待できる。
図10~図12は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例の動物用忌避機51は、可動体18が前後方向に移動するものである。
本実施例の左板部23と右板部24には、前後方向に長い長孔である挿通孔52A,52Bが形成されている。そして、可動体18が回動しないように軸挿通部29が軸体17に固定されている。そのため、軸体17が挿通孔52A,52B内を移動可能であり、可動体18が前後方向に移動可能となっている。また、可動体18は、常時、地面Gに対して略垂直となっている。このとき、可動体18と地面Gとの間には隙間S3が形成されている。
可動体18は、弾性体である引張コイルばね53により後板部22方向に付勢されている。引張コイルばね53の一端53Aは軸挿通部29に係止され、他端53Bが後板部22に係止されている。そのため、通常時は、通電部19と接点部30が接触しておらず、可動体18は、被通電状態となっている。軸体17は、引張コイルばね53により付勢されて挿通孔52A,52Bの後端部54A,54Bに当接するようにしてもよく、後端部54A,54Bに当接せずに停止するようにしてもよい。
本実施例の、接点部30は前板部21側に傾斜して軸挿通部29に取り付けられている。また、通電部19が前板部21の内側面21Aに取付具33により取り付けられている。
ここで、本実施例の動物用忌避機51の機能について説明する。図8に示すように、通常時、可動体18は引張コイルばね53により付勢されており、通電部19と接点部30が接触しておらず、非通電状態である。また、本体板部28が地面Gに対して略垂直となっている。図12に示すように、動物が金網柵1の外側から本体板部28を押圧すると、動物が可動体18を押圧する力が引張コイルばね53の付勢力よりも大きくなると、可動体18が金網柵1の内側方向(前方向)に移動することで、接点部30が通電部19に当接し、可動体18が通電状態となる。通電部19から接点部30、軸挿通部29、本体板部28、動物、地面Gの順に電気が流れ、電気を感じた動物は、可動体18から離れる。すると、動物から本体板部28に付加された力が除去され、引張コイルばね53の付勢力により可動体18が金網柵1の外側方向(後方向)に移動し、接点部30が通電部19から離れた位置で停止することで、可動体18は非通電状態となる。
以上のように、本実施例の動物用忌避機51は、軸体17と、軸体17に取り付けられ、導電性を有する可動体18と、通電している通電部19と、を備え、可動体18には、通電部19に接触することで可動体18に通電する接点部30を有し、動物が可動体18に外力を付加することで、接点部30が通電部19に接触して可動体18が通電状態となり、外力が除去されると接点部30が通電部19から離れて可動体18が非通電状態となることにより、隙間S3から金網柵1の内側へ移動しようとする動物を感電させ、忌避することができる。すなわち、動物の可動体18を水平方向に移動させるという動作を可動体18への通電操作とすることができ、動物を確認するためのセンサー等は不要である。また、動物が可動体18に接触し感電させることで、以降、可動体18に当該動物が接近しなくなるという効果も期待できる。
図13は、本発明の実施例4を示し、上記実施例1~3と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、動物用忌避機14を金網柵61の下辺部62に取り付けたものである。
本実施例の金網柵1を構成する金網61は、下辺部62が地面Gと接触しておらず、下辺部62と地面Gとの間には空間V2が形成されている。そして、下辺部62に動物用忌避機14を取り付けることで空間V2に動物用忌避機14が配置される。このとき、可動体18と地面Gとの間には非常に狭い隙間S4が形成される。
本実施例では、各金網61の下辺部62にそれぞれ動物用忌避機14が取り付けられている。そのため、1つの動物用忌避機14の通電部19(図13には図示せず)に、電源装置31(図13には図示せず)から絶縁電線32(図13には図示せず)を通じて通電し、その隣の動物用忌避機14の通電部19は、中継絶縁電線63により電源装置31と接続された動物用忌避機14の通電部19と接続され、電源装置31から通電されている。その隣の動物用忌避機14の通電部19も同様である。なお、動物用忌避機14の数が多い場合には、複数の電源装置31を用いてもよい。
本実施例では、全ての金網61に実施例1の動物用忌避機14を取り付けているが、その一部又は全部を実施例2の動物用忌避機41や実施例3の動物用忌避機51としてもよい。
以上のように、金網61の下方に形成された空間V2を塞ぐように動物用忌避機14を取り付けることにより、動物が金網61の下方の地面Gを掘削して金網柵1の内側に侵入しようとしても、可動体18に接触して感電することで動物を忌避することができる。また、金網61を破ったり、金網柵1を破壊して金網柵1の内側に侵入しようとしても、金網61に接近することで体が可動体18に接触し、感電することで忌避することができる。
図14は、本発明の実施例5を示し、上記実施例1~4と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、実施例1の可動体18を、軸挿通部29を設けず、軸体17と本体板部28と接点部30を一体に形成したものである。本実施例の軸体17は、金属等の導電部材により形成されている。また、軸体17の一端17A側と他側17B側は、非導電部材である絶縁軸受部66A,66Bにより被覆されており、軸体17がカバー体16に直接接触してカバー体16に通電することや、カバー体16の外側に突出した軸体17の一端17Aと他側17Bに人間や雑草が接触した場合に、人間に通電することや雑草を介して漏電することを防止している。
本実施例のように、可動体18の軸挿通部29を設けず、軸体17と本体板部28と接点部30を一体に形成した構成は、上記実施例2~4に適用することもできる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施例は、動物用忌避機を金網柵に設けられた門扉と金網に使用したものであるが、地面との間に隙間を有するその他の建造物等に取り付け、その隙間から動物が侵入することを防止するために使用してもよい。また、通常、地面との間に隙間を有しないように設置される金網や塀等の下部に部分的に空間を設け、その空間に動物用忌避機を配設し、動物用忌避機と地面との間の隙間から柵内や塀内に侵入しようとする動物を忌避してもよい。
1 金網柵(柵)
2 門扉
14 動物用忌避機
16 カバー体
17 軸体
18 可動体
19 通電部
20 上板部
21 前板部
22 後板部
22A 内側面
23 左板部
24 右板部
28 本体板部
29 軸挿通部
30 接点部
33 取付具
41 動物用忌避機
51 動物用忌避機
G 地面
S1 隙間
S2 隙間
S3 隙間
S4 隙間
V1 空間
V2 空間

Claims (8)

  1. 軸体と、
    前記軸体に取り付けられ、導電性を有する可動体と、
    通電している通電部と、を備え、
    前記可動体には、前記通電部に接触することで前記可動体に通電する接点部を有し、
    動物が前記可動体に外力を付加することで、前記接点部が前記通電部に接触して前記可動体が通電状態となり、
    前記外力が除去されると前記接点部が前記通電部から離れて前記可動体が非通電状態となることを特徴とする動物用忌避機。
  2. 前記軸体を取り付けるカバー体を有し、
    前記カバー体は、下側が開口した中空状に形成され、
    前記通電部が前記カバー体の内側面に設けられ、
    前記接点部が前記カバー体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の動物用忌避機。
  3. 前記カバー体は、上板部と、前板部と、後板部と、左板部と、右板部と、を有する中空の直方体形状に形成され、
    前記軸体が前記左板部と前記右板部に取り付けられ、
    前記通電部が前記後板部の上側部分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の動物用忌避機。
  4. 前記可動体は、前記軸体に回動自在に取り付けられ、
    前記可動体は矩形板状に形成された本体板部を有し、
    前記動物が前記本体板部を押圧することで前記可動体が回動し、前記接点部が前記通電部に接触することを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の動物用忌避機。
  5. 前記可動体は、前記軸体を挿通する円筒状の軸挿通部を有し、
    前記本体板部と前記接点部が前記軸挿通部に取り付けられ、
    前記接点部が前記軸挿通部を中心に前記本体板部と反対方向に延設されていることを特徴とする請求項4に記載の動物用忌避機。
  6. 前記本体板部が前記軸体よりも下側に位置することを特徴とする請求項4又は5に記載の動物用忌避機。
  7. 前記通電部が絶縁体により形成された取付具により前記カバー体に取り付けられ、前記通電部と前記カバー体が電気的に接続されていないことを特徴とする請求項2~6の何れか1項に記載の動物用忌避機。
  8. 柵に備えられた門扉と地面との間に空間が形成され、
    前記空間に配置されると共に、前記門扉の下部に取り付けられ、
    前記可動体と前記地面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載の動物用忌避機。
JP2020208889A 2020-12-17 2020-12-17 動物用忌避機 Active JP7267252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020208889A JP7267252B2 (ja) 2020-12-17 2020-12-17 動物用忌避機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020208889A JP7267252B2 (ja) 2020-12-17 2020-12-17 動物用忌避機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022096020A true JP2022096020A (ja) 2022-06-29
JP7267252B2 JP7267252B2 (ja) 2023-05-01

Family

ID=82163767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020208889A Active JP7267252B2 (ja) 2020-12-17 2020-12-17 動物用忌避機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7267252B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180762A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Tadashi Ohira 動物用威嚇装置
JP3188859U (ja) * 2013-11-26 2014-02-13 有限会社友修建総 小動物進入防止具
CN107396637A (zh) * 2015-02-23 2017-11-24 麦卡尔平有限公司 改进的防害虫栅栏

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180762A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Tadashi Ohira 動物用威嚇装置
JP3188859U (ja) * 2013-11-26 2014-02-13 有限会社友修建総 小動物進入防止具
CN107396637A (zh) * 2015-02-23 2017-11-24 麦卡尔平有限公司 改进的防害虫栅栏

Also Published As

Publication number Publication date
JP7267252B2 (ja) 2023-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5252449B2 (ja) 静電場発生装置及びそれを用いた飛動生物除去方法
US6199831B1 (en) Non-electric perimeter fence
US20130068503A1 (en) Electric Fence Power Control for Temporary Interruptions
US6209853B1 (en) Electric wire insulator and support bracket for metal fence posts
JP2022096020A (ja) 動物用忌避機
JP2008000066A (ja) 多獣種対応型侵入防止柵
KR200470590Y1 (ko) 야생동물 침입 방지용 펜스
JP4671312B1 (ja) 電気柵及びその制御方法、並びに、電気柵の電源装置、電気柵の電圧発生器及び電気柵の制御回路
JP2009011280A (ja) 獣類侵入防止柵
JP2003219788A (ja) 防獣システムと、防獣用ネット並びに防獣用ネット係止環
KR100801469B1 (ko) 도로변에 설치되는 동물 대피문
KR102262865B1 (ko) 동물 차단구조가 설치된 철망 울타리
GB2471778A (en) A system for controlling the movement of fauna
US20050186238A1 (en) Universal insect repellant enclosure
JP2009254294A (ja) 動物防護柵
JP7039017B2 (ja) 柵における扉取付構造
JP5326082B2 (ja) 害獣侵入防止用フェンス構造体
US8376320B1 (en) Scissor lift assembly with electrified rods for forming a retaining or barrier structure
KR102413470B1 (ko) 야생동물 침입 방지용 울타리 모듈
JP3204465U (ja) 電気柵
KR200221448Y1 (ko) 조류퇴치기
JP3175300U (ja) 電気柵用碍子付支柱
JP3763056B2 (ja) 鳥獣防護電線の保持具及びその張設具
AU2023278075A1 (en) A gate mounted deterrent
JP2002262755A (ja) 有害鳥獣用牧柵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7267252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150