JP2022094412A - 進捗情報管理評価システム、進捗情報管理評価方法、及び進捗情報管理評価プログラム - Google Patents

進捗情報管理評価システム、進捗情報管理評価方法、及び進捗情報管理評価プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022094412000001
【課題】業務の遂行に必要な多種多様な人材募集や依頼業務の発注と、応募したい人材をマッチングする。
【解決手段】タスクの進捗を管理する進捗情報管理評価システムであって、所定の処理を実行する演算装置と、前記演算装置に接続された記憶デバイスとを有する計算機によって構成され、前記演算装置が、発注者が発注するタスクを受け付ける登録管理部と、前記演算装置が、前記タスクと受注者とをマッチングするマッチング部と、前記演算装置が、前記タスクが完了した場合の支払額を試算するタスク管理部とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、進捗情報管理評価システムに関する。
特に、EC(電子通信取引、インターネット取引)などの急増によって、物流業界などにおける物流や配送に関わる人材が不足している。また、物流業界に限らず建設業界やITシステム開発業界においても人材の需要が高まっており、熟練者のリタイアや少子高齢化によって特定の人材の不足が社会問題となっている。特に、荷主などの発注者から物流会社の元請け、配送会社の下請けなどピラミッド型の産業構造にある業界は、中小企業や個人事業主などの多くの事業者の参加によって成り立っている。
これらの業界の一般的な商習慣では、受注して、商品やサービスを引き渡し、納品や検収が完了した後に対価が支払われる。ただし、中小事業者では資金繰りが苦しい事業者もあり、対価の支払いが遅れによって中小事業者の財務が破綻し、当業界における人材確保が困難になるおそれがある。このため、物流業務を支援する配送管理システムやUBER Eatsのような人材をマッチングし、タスク完了後に電子な通貨で支払いを実施する技術・サービスが登場している。
本技術分野の背景技術として、特開2017-16473号公報(特許文献1)がある。特開2017-16473号公報には、製品メーカーから部品供給ベンダーに対して発行されるP/O情報を製品メーカーから受信し、部品供給ベンダーから物流倉庫に入庫する入庫予定情報を管理するとともに、物流倉庫に構成部品が入庫した時点で、P/O情報に対して製品メーカーから各部品供給ベンダーへの支払金額(検収金額)を製品メーカーに代わって検収して、製品メーカー及び部品供給ベンダー間のP/O情報に対する請求・支払管理を代行する。分納が行われた際には、P/O情報に対して部分検収を行い、部分検収毎に製品メーカー及び部品供給ベンダー間のP/O情報に対する請求・支払を管理する物流・支払代行管理システムが記載されている。
特開2017-16473号公報
特許文献1に記載される物流・支払い代行管理システムでは、製品メーカーと複数の供給ベンダーとの間の請求・支払いを物流業者が代行する。例えば、製品メーカから部品供給ベンダに対して発行される注文書の情報を受信すると、部品供給ベンダが物流倉庫への入庫管理情報を提出する。代行する物流倉庫の入庫完了時点で、メーカに代わり検収し、代金を支払っている。特許文献1では、物流会社が配送業務と代金支払い業務とを分離すること、それらを倉庫の入荷時点で代行することで、配達完了の前に支払いを実施でき、支払いの早期化につなげることができる。
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、事前に決められたタスクや受発注取引のみを対象としており、ピラミッド型の産業において、多種多様な中小企業や個人事業主などの事業者の参画は考慮されていない。
多種多様な中小企業や個人事業主などの事業者が参画すると、タスクの完了実績がある事業者や初めて受注する事業者を対象とするため、評価軸が事前に確定できない場合がありうる。また、ピラミッド型の産業である物流業務において、1社のみで作業が完了する場合は少なく、一つのタスクが複数のタスクに分割されて、複数の事業者によって実施される。このような元請けや下請けの階層構造は特許文献1に記載されてたシステムでは考慮されていない。このためリアルタイムの評価が困難であり、業務負荷が高くなり、支払いが遅延する可能性がある。さらに、既存のシステムは、通常1社が管理するが、複数のステークホルダが参画する業務においては、発注者側の一方的なタスクの評価に納得が得られないなどの信頼性の観点から、システムの利用が普及しない課題があった。
そこで、本発明は、業務の遂行に必要な多種多様な人材募集や依頼業務の発注と、応募したい人材をマッチングし、タスクを迅速に評価し、受注者への代金を早期に支払い可能とするシステムの提供を目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、タスクの進捗を管理する進捗情報管理評価システムであって、所定の処理を実行する演算装置と、前記演算装置に接続された記憶デバイスとを有する計算機によって構成され、前記演算装置が、発注者が発注するタスクを受け付ける登録管理部と、前記演算装置が、前記タスクと受注者とをマッチングするマッチング部と、前記演算装置が、前記タスクが完了した場合の支払額を試算するタスク管理部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、求める人材募集や発注する業務と応募したい人材をマッチングし、人材やタスクに対する支払いを効果的に迅速化できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
進捗情報管理評価システムの構成を示す図である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 タスク情報の一例を示す図である。 タスク分割情報の一例を示す図である。 マッチング情報の一例を示す図である。 進捗評価情報の一例を示す図である。 進捗情報管理評価システムによる処理手順のシーケンス図である。 進捗評価処理のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」と称する)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、ピラミッド型の産業として物流業務において荷物を配送するシーンを例とする。業務の流れでは契約、収集、梱包、配送となる。しかしながら、本発明は、物流業務に限らず、人材を求める又は作業を委託するなどの業務や取引における任意の事業に適用可能である。
(ハードウェア)
図1は、進捗情報管理評価システム1の構成を示す図である。
進捗情報管理評価システム1は、業務用のコンピュータや一般的コンピュータで構成され、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を有する。これらは、内部配線やバス規格に準拠し相互に接続されている。
中央制御装置11は、主記憶装置14に格納されたプログラムを実行する演算装置であり、所定のプログラムを実行することによって、登録管理部21、マッチング部22、タスク管理部23及び進捗情報評価部24の機能(詳細後記)を実現する。具体的には、中央制御装置11は、必要な時に、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し、主記憶装置14にロードして実行する。これらのプログラムは、コンピュータ内部の補助記憶装置15だけでなくクラウド上など進捗情報管理評価システム1から独立した箇所に格納される構成でもよい。なお、中央制御装置11がプログラムを実行して行う処理の一部を、他の演算装置(例えば、FPGAやASICなどのハードウェアによる演算装置)で実行してもよい。
登録管理部21は、発注するタスクの情報を発注者から受け付ける。マッチング部22は、発注されるタスクと受注者であるユーザとをマッチングして、受注者を決定する。タスク管理部23は、タスクが完了した場合の支払額をタスク実行前にシミュレーションする。進捗情報評価部24は、前記タスクの進捗に基づいて、当該タスクの達成度を計算し、タスク実行中もタスクの進捗情報を収集し、進捗に応じた支払額を計算する。
主記憶装置14は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子RAMによって構成され、主記憶装置14に実行されるプログラムを格納する。
補助記憶装置15は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置であり、主記憶装置14が実行するプログラム及びデータを格納する。補助記憶装置15が格納するデータは、ユーザ情報31、タスク情報32、タスク分割情報33、マッチング情報34及び進捗評価情報35である。
入力装置12は、キーボードやマウスなどであり、オペレータからの入力を受けるインターフェースである。出力装置13は、ディスプレイ装置やプリンタなどであり、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。なお、進捗情報管理評価システム1にネットワーク2を介して接続された端末が入力装置12及び出力装置13を提供してもよい。
発注者や受注者であるユーザは、現場端末装置3を有する。ユーザとは、物流に関連する契約、出荷、集荷、配送、梱包などの業務をタスクとして発注する事業者(発注者)や、発注されたタスクを受注する事業者(受注者)である。また、タスクは受注者からさらに下請けなど仕事を細分化して発注されてもよい。この場合に、受注者は、サブタスクの発注者となる。
現場端末装置3は、タスクを実施する受注者の作業状況を計測及び収集するための端末の一種である。現場端末装置3は、例えば、スマートフォンのような通信機能を有し、受注者が作業完了の状態などをWebページ等で表示されたボタンなど操作するために利用する。現場端末装置3は、マイクロフォン4及びカメラ5と接続される。マイクロフォン4は、受注者のタスク実施中の音声や環境音を取得する。カメラ5は、現場端末装置3の現場の画像や完了した作業状況を証明するために撮影する。これらのマイクロフォン4で収集した音響データやカメラ5で収集した画像データは、ネットワーク2を介した通信によって進捗情報管理評価システム1に送信される。現場端末装置3は大型のディスプレイを備えたコンピュータでもよい。また、現場端末装置3は、GPSなどの位置情報などを計測するセンサを有してもよい。
ブロックチェーン6は、補助記憶装置15に蓄積されたデータが変換されたハッシュ値を格納するコンピュータである。ブロックチェーン6が格納するデータは、ネットワーク2を介して、現場端末装置3や後述する入力・表示端末7でも閲覧可能である。現場端末装置3で閲覧可能なデータはハッシュ値であり、各種データが改ざんされていないことを証明できるが、業務上のタスクの内容そのものはブロックチェーン6からは閲覧できない。
進捗情報管理評価システム1には、入力・表示端末7が接続される。入力・表示端末7は、進捗情報管理評価システム1に記録されたタスクの情報を入力及び閲覧するために、発注者や受注者が操作するコンピュータである。入力・表示端末7は、発注者がタスクの条件である依頼内容や必要な情報を入力するために使用する。入力・表示端末7は、ネットワーク2を介して、進捗情報管理評価システム1、現場端末装置3及びブロックチェーン6と通信可能である。
(テーブル定義)
(ユーザ情報)
図2は、ユーザ情報31の一例を示す図である。
ユーザ情報31は、発注者及び受注者であるユーザの情報を管理し、ユーザID101、ユーザ名102、ユーザ区分103及び業務区分104のデータ項目を有する。さらに、ユーザ情報31は、ユーザ特性105、地域106、主な活動時間帯107、過去のマッチング総数108及び達成度平均値109の付加的なデータ項目を有してもよい。これら付加的なデータ項目は、後述する変形例で使用されるデータ項目である。
ユーザID101は、ユーザを一意に識別するための識別情報である。ユーザとは、進捗情報管理評価システム1へのアクセスが許可された者である。ユーザ名102は、ユーザの氏名又は名称である。ユーザ区分103は、ユーザの立場であり、タスクを依頼する”発注”、タスクの依頼を受ける”受注”、その両方を行うの”発注・受注”のいずれかである。本実施形態では、元請けのようなタスクを受注し他の事業者へ発注する事業者が、第三者を介さず進捗情報管理評価システム1に直接アクセスすることを想定している。業務区分104は、ユーザの業種である。ユーザ区分103が”発注”の場合、主に荷主やメーカなどの仕事を依頼する製造業の事業者であり、ユーザ区分103が”受注”の場合、主に配送センタ施設を有する物流会社やトラックドライバーなどの配送事業者である。
ユーザ情報31は、必要な情報を一例として図示したが、図示以外の業務上の必要性や利便性が高いユーザの属性情報(例えば、企業名、住所、電話番号など)を記録してもよい。
(タスク情報)
図3は、タスク情報32の一例を示す図である。
タスク情報32は、タスクの条件情報を管理し、タスクID121、タスク名122、場所123、期間124、時間帯125、個数126、タスク分類127、コンテンツガイドライン128、予算総額129及び貢献度130のデータ項目を有する。タスク情報32には、ユーザが発注者である場合に一つのタスクを管理するために一つのレコードが記録される。
タスクID121は、タスクを一意に識別するための識別情報である。タスク名122は、タスクの名称である。場所123は、タスクを引き受ける場所である。期間124は、依頼するタスクの完了日や作業期間である。時間帯125は、作業を行うべき時間である。個数126は、タスクにかかる荷物の個数又は作業回数である。タスク分類127は、タスクの区分又は内容である。コンテンツガイドライン128は、タスクに関連する情報を補足する画像や説明書などの情報であり、これらの情報へのリンクでもよい。予算総額129は、タスクの完了によって支払われる料金の合計金額である。貢献度130は、サブタスクにおける料金の分配を定める貢献度である。
(タスク分割情報)
図4は、タスク分割情報33の一例を示す図である。
タスク分割情報33は、タスクから分割されたサブタスクの情報であり、タスクID111、サブタスクID112、サブタスク名114、完了条件115及び評価式116のデータ項目、及びタスク完了条件のサブテーブルを有する。
タスクID111は、タスクを一意に識別するための識別情報である。サブタスクID112は、当該タスクを分割して生成されたサブタスクを一意に識別するための識別情報である。サブタスク名114は、サブタスクの名称である。完了条件115は、作業の完了条件を示すポインタである。評価式116は、サブタスクにおいて料金を評価するための評価式である。
タスク完了条件は、タスクの完了条件の詳細が格納される情報であり、タスク条件ID117、条件項目118及び判定方式119のデータ項目を有する。タスク条件ID117は、タスク完了条件を一意に識別するための識別情報である。条件項目118は、タスク条件の項目名である。判定方式119は、条件を判定する方法である。
(マッチング情報)
図5は、マッチング情報34の一例を示す図である。
マッチング情報34は、サブタスクが割り当てられた受注者を示す情報であり、タスクID131、日付132、ユーザID133、時間帯134、ステータス135、計測方法136及び評価額137のデータ項目を有する。
タスクID131は、タスク又はサブタスクの識別情報である。日付132は、割り当てられたタスクが実施される日時である。日付132は、期間が記録されてもよく、同じ時間帯で無期限に繰り返されるタスクの場合は記録されなくてもよい。ユーザID133は、受注者のユーザIDであり、タスクによっては、予約済み、空きなどのタスクの状態がユーザID133に格納されてもよい。時間帯134は、タスクが実施される時間帯である。ステータス135は、タスクの割り当て状況とタスクの進捗状況によってリアルタイムに変わるタスクの状態であり、”終了”、”開始前”、”割り込み”、”遅延”及び”キャンセル”のいずれかである。計測方法136は、タスクの状態を計測する方法である。評価額137は、マッチングした際の各サブタスクにおける評価額であり、当初予定されている料金であるサマリと、タスクの進捗によってリアルタイムで増減する算出額の二つが記録されるとよい。マッチング情報34は、マッチングが成立した日時の情報が記録されてもよい。
マッチングした一例について説明すると、タスクIDが”S01”のサブタスクは、0時から7時、7時から9時、9時から24時の三つのタスクに分割されており、2020年3月1日の7時から9時の作業が割り当てられたユーザ(ユーザIDが”U03”)は、2020年3月1日の7時00分~9時00分においてタスク実施し、当該タスクは2020年3月1日に完了ボタンの操作によって終了が計測され、ステータス135には”終了”が記録される。
(進捗管理)
図6は、進捗評価情報35の一例を示す図である。
進捗評価情報35は、タスクの進捗を評価するための情報であり、サブタスクID141、日付142、時間帯143、収集計測項目144、達成度145及び支払結果146のデータ項目を有する。
サブタスクID141は、サブタスクの識別情報である。日付142は、タスクの実施日である。時間帯143は、タスクが実施された時間である。収集計測項目144は、タスクの進捗情報を計測した情報である。
収集計測項目144の各項目は、図4のサブタスクにおける条件と同じであり、場所144a、〆切時刻144b、作業内容144c、ルート144d、モノ144e及びユーザID144fを含む。収集計測項目144は、現場端末装置3で計測や操作によって収集されたデータがリアルタイムで記録される。場所144aは、タスクが実施された場所である。〆切時刻144bは、タスクが実施された場所である。作業内容144cは、タスクの内容である。ルート144dは、配送において使用されるルートである。モノ144eは、タスクにおいて使用される物(例えば、段ボール、トラックなど必要な備品、安全装置など)である。ユーザID144fは、タスクを実施したユーザのユーザIDである。
例えば、場所144a及び〆切時刻144bは、現場端末装置3の測位センサが取得した位置情報やカメラ8が撮像した画像などに基づいて作業場所や作業時間を計測できる。時間帯143が”7:00-8:00”のレコードは、7時から8時の間に場所144aの”東京センタ”において、作業内容144c及びモノ144eとして商品や荷物を集めて梱包材であるSサイズ段ボール箱に詰め込むパッキング作業に、”10分”の作業時間がかかっていることが記録されている。
また、配送状況に応じた計測情報であるルート144dは、現場端末装置3の測位センサが取得した位置情報から解析される。なお、カーナビゲーションシステムが計測した位置情報を利用してルートを記録してもよい。例えば、位置情報から解析された”山側xxxルート利用”などのルート名を記録してもよい。
達成度145は、評価式116に記録された方法で試算されるタスクの進捗度合いであり、収集計測項目144の変化に応じてリアルタイムに計算され、更新される。支払結果146は、達成度145に基づいて計算された、タスクに支払われる料金の額であり、例えば、”353円”である。支払結果146は、達成度145の変化に応じてリアルタイムに計測され、更新される。
(処理手順)
図7は、進捗情報管理評価システム1による処理手順のシーケンス図である。
まず、進捗情報管理評価システム1に関わる人について説明する。
ユーザ(発注者)P101は、入力・表示端末7を操作して、進捗情報管理評価システム1へアクセスし、業務を発注し、タスク完了通知を受ける。例えば、発注者P101は、荷物の配送を依頼する。
ユーザ(元請け事業者)P105は、入力・表示端末7を操作して、進捗情報管理評価システム1へアクセスし、荷物の配送を受注し実施する物流事業者である。元請け事業者P105は、倉庫を保有しており業務を請け負って、実際の配送業務は協力会社や下請け会社などに再委託してもよい。元請け事業者P105は、入力・表示端末7を操作して、進捗情報管理評価システム1からの発注者からの発注業務リスト(タスクの情報)を表示し、発注された業務を請け負って、タスクを分割してサブタスクを登録する。また、元請け事業者P105は、進捗度合いを入力・表示端末7に入力する。
ユーザ(下請け事業者)P106は、入力・表示端末7を操作して、進捗情報管理評価システム1へアクセスし、分割されたタスクを元請け事業者P105から受注する。下請け事業者P106が利用する入力・表示端末7は、元請け事業者P105に固定的に設置されたパーソナルコンピュータでもよいし、下請け事業者P106が保有する現場端末装置3でもよい。
次に、進捗情報管理評価システム1による処理ステップについて説明する。
(前提登録処理)
進捗情報管理評価システム1が実行する処理は、ユーザの登録S201、タスク・条件の登録S202、評価額シミュレーションS203、マッチングS204、進捗収集S205、進捗評価S206、支払い額調整S207及びマッチング精度フィードバックS208の各ステップに大別される。
まず、ステップS201において、進捗情報管理評価システム1の登録管理部21は、ユーザ登録を受け付ける。具体的には、最初に、登録管理部21は、図2に示したユーザ情報31の項目の入力画面を発注者P101の入力・表示端末7に表示するための表示データを送信する。発注者P101は、入力・表示端末7の入力装置を操作して、ユーザ名、ユーザ区分及び業務区分を入力し、進捗情報管理評価システム1は入力された情報を受け付ける。
次に、登録管理部21は、ユーザ情報31の新たなレコードを作成し、ユーザID欄101に採番したユーザIDを登録し、受け付けたユーザ名、ユーザ区分及び業務区分を、それぞれ、ユーザ名102、ユーザ区分103及び業務区分104に格納する。
ステップS201の処理は、発注者P101及び受注者P105、P106からのユーザ登録の要求がある都度実行される。これらはタスクの発注、受注の処理と非同期で事前に実行されてもよい。ユーザ情報31は、1度登録されれば、タスクの発注や受注のたびに登録される必要はない。
ステップS202において、登録管理部21は、図3に示すタスク情報32に登録されるタスクの名称、タスクの場所、タスクの期間(〆切)、時間帯、タスクに関する作業の数、タスクの分類、コンテンツガイドライン、予算総額、貢献度を入力するための業務テンプレート画面を表示するための表示データを生成する。その後、業務テンプレートに入力されたタスクの情報を受け付ける。具体的には、まず、登録管理部21は、発注者が入力・表示端末7の入力装置を介して、タスク名”XX家電_配送”、場所”地下鉄〇駅近辺からYYY個人宅へ”、期間”2020年3月11日”、個数”100個”、タスク分類”配送”、コンテンツガイドラインとして配送物の画像”xxx.jpg”、予算”1,000円”、貢献度”重みづけする、個数で分割するなど”の入力を受け付ける。
次に、登録管理部21は、内部処理として、タスク情報32(図3)に新たなレコードを作成し、採番したタスクIDをタスクID121に格納する。登録管理部21は、該当レコードに対応して事前に準備されたテンプレートを導入してもよく、ユーザが都度追加してもよい。利用頻度が高いテンプレートは上位レコードとして保持してもよいし、頻度を記憶してもよい。
ステップS202の処理は、発注者からタスクの登録の要求がある都度実行される。
発注者P101がタスクのデータを入力した後、元請け事業者P105は、入力・表示端末7を操作して、募集されているタスクを閲覧して、タスクを受注し、受注したタスクを下請け事業者に発注するために分割されたサブタスクを入力する。例えば、図4のタスクID111”T01”のタスクのサブタスクID112”S01”、サブタスクの名称である”検収表作成”、完了条件、及び評価式を入力し、サブタスクID112が”S02”、”S03”のサブタスクも同様に入力する。登録管理部21は、各サブタスクの情報を受け付け、タスク分割情報33へ格納する。例えば、親タスクが配送業務であれば、検収表作成、詰め込み、輸送などのサブタスクに分割されて、登録される。
また、図4において、元請け事業者P105は、テンプレートを読み込んで、サブタスクの完了条件を設定する。別テーブルに構成された完了条件ID”TERM111”の完了条件を例示する。タスク条件ID117によって条件項目118の各項目を管理する。また、判定方式119には各項目の判定条件を格納する。
タスク条件ID117”STi01”では”場所:XXXでの作業”が”完全一致”しているかによって作業場所が正しいかを判定する。同様に、タスク条件ID117”Sti02”では”〆切時刻:”が”指定日以前”であるかによって作業完了時刻を判定する。タスク条件ID117”Sti03”では”作業1:パッキング”が”完全に完了”しているかによって、及びタスク条件ID117”Sti04”では”作業2:分割発送”が”完全一致”であるかによって作業の完了を判定する。タスク条件ID117”Sti05”では”モノ:段ボールサイズ”が”Sサイズ以下”であること、タスク条件ID117”Sti06”では”ルート:Xxxx.jpg”を”距離誤差10%以内”であること、タスク条件ID117”Sti07”では”ヒト:地元事業者”では”地域内部”であることを判定する。このように、各項目で条件を設定できる。
(事前シミュレーション処理)
ステップS203において、登録管理部21は、タスク条件に応じた予算額と各タスクにおける貢献度130に基づきサブタスクの試算額をシミュレーションする。具体的には、まず、登録管理部21は、ユーザ情報31及びタスク情報32に基づいて、タスクが全体の予算が”1,000円”であり、評価式が(時間遅れ*-1 )+(完了個数*1)/タスクの個数で試算される場合、時間遅れがなく全ての個数分の配達が完了し、タスクが達成されたときは、分割されたサブタスクの数が3個であるため、一つのサブタスクの完了に対して1000/3で333円支払われる。この試算結果を図5のマッチング情報34の評価額137に格納する。
(マッチング処理)
ステップS204において、進捗情報管理評価システム1のマッチング部22は、過去のマッチング履歴に基づいて、タスクと受注者の組み合わせを見つけるマッチング処理を実施する。
タスクのレコードとして、タスク情報32(図3)の任意のレコードを一つ取得し、過去にタスクを行ったユーザIDに関連付けられたタスク分割情報33(図4)の全てのレコードを取得する。また、タスク分割情報33(図4)から取得したレコードのマッチング情報34(図5)からユーザIDを取得し、取得したユーザIDをキーとして、進捗評価情報35(図6)から該当ユーザのこれまでの全ての達成度145の値を算出する。例えば、タスクに対するスキル、タスクが行われる場所や時間、過去のタスクの達成度などの指標を用いてマッチングする受注者を選択するとよい。
具体的には、まず、マッチング部22は、タスク情報32(図3)及びタスク分割情報33(図4)の期間124”2020年3月11日”及び時間帯125”7:00-9:00”のレコードを取得する。
次に、マッチング部22は、以下の各項目について、対象タスクレコードと対象ユーザIDとタスクの達成度との個別適合度を算出する。最も簡単な例として、マッチング部22は、適合した場合の個別適合度”1”を、適語しない場合の個別適合度”0”を出力する。
<項目1> 対象タスクレコードのユーザIDと、対象マッチングレコードの達成度
<項目2> 対象タスクレコードの場所と、対象ユーザレコードの業務区分
その後、マッチング部22は、個別適合度を単純合計して、又は、所定の重みを使用して加重合計して、総合適合度を算出する。
なお、ユーザ情報31に所属事業者欄を設け、同じ事業者に所属する者に優先的にタスクがマッチングするように適合度を計算してもよい。
(進捗収集方法)
ステップS205において、進捗情報評価部24は、各サブタスクの作業進捗情報(収集計測項目144)を取得する。作業進捗情報は、進捗評価情報35の収集計測項目144に、現場端末装置3からの計測結果が記録されている。具体的には、現場端末装置3のWebページ又はアプリ上のボタンを操作する、現場端末装置3に計測値を入力する、現場端末装置3で位置情報を取得する、現場端末装置3でピッキングされた物のバーコード読むなどの操作によって計測結果が収集できる。例えば、進捗評価情報35(図6)には、商品や荷物を集めて梱包材に詰め込むパッキング作業において計測され取得された値を示す。取得された値は、タスク分割情報33(図4)のタスク完了条件と比較され、タスクの完了が判定される。
また、配送状況に応じてルートの計測結果が取得される。現場端末装置3の測位センサが取得した位置情報によってルートを判定できる。配送車のカーナビゲーションシステムなどが計測した位置情報を用いてもよい。
収集される作業進捗情報は、現場端末装置3への入力操作、現場端末装置3による計測の他、ユーザシステムや物流管理システムなどの他のシステムから取得して、人手による入力を省力化してもよい。
(評価処理)
図8を参照して、進捗評価処理S206の具体的な処理手順を説明する。
ステップS301において、進捗情報評価部24は、進捗を評価するタスクの入力によって、評価処理開始を受け付ける。
ステップS302において、進捗情報評価部24は、進捗を評価するタスクの各サブタスクの評価式116(例えば、時間遅れ*-1)をタスク分割情報33(図4)から取得する。また、当該サブタスクの完了条件115、すなわち、タスク条件ID117、条件項目118及び判定方式119をタスク分割情報33の完了条件(図4)から取得する。
ステップS303において、進捗情報評価部24は、現場端末装置3が計測した当該タスクの作業進捗情報(収集計測項目144の場所144a、〆切時刻144b、作業内容144c、ルート144d、モノ144e及び担当者144f)を取得する。
ステップS304において、進捗情報評価部24は、S302にて取得した完了条件の各々において、完全一致の二値判定か、一致度や距離の数値判定かを分類する。完了条件が”完全一致”である場合、以下の判定式によって、完全一致で判定する処理を実行する。
taskPacking.equals(actual);
例えば、条件項目118が”場所:東京での作業”である場合、場所144aが”東京センタでの作業”であれば、作業場所は一致しており、判定式は”1”を出力する。収集計測項目144が条件項目118と一致しない場合、判定式は”0”を出力する。
ステップS305において、進捗情報評価部24は、完全一致以外の条件項目118について、以下の判定式によって距離や類似度を算出する。
taskPacking.cluster(actual);
例えば、Sti02では”〆切時刻:”が”指定日以前”と定められており、起点時刻(指定日)からの”分単位”のズレを定量的に算出する。他にも、ルート:Xxxx.jpgから得られたが”距離誤差10%以内となっていれば、逸脱した割合を定量的に算出する。なお、複数の項目を用いて一つの距離の値を算出してもよい。
ステップS306において、進捗情報評価部24は、全ての項目の評価処理を実行したかを判定する。一部の項目の評価処理を実行していなければ、ステップS304に戻って、残りの条件項目の評価を実行し、未評価の条件項目が無くなるまで繰り返す。全ての条件項目の評価処理が完了すれば、ステップS307に進む。
ステップS307において、各項目における判定値の、距離などの値の平均値を算出する。例えば、10分超過した場合、評価式の時間遅れ*-1を適用して-10となり、完全一致で達成している4項目が各々1となる。各条件項目の値を正規化して、下式を用いて平均値で達成度を算出すると-0.2+1+1+1+1=3.8となる。最大100とすると達成度は76となる。
evaluationResult
= evaluate(actureal):
ステップS308において、進捗情報評価部24は、計算された達成度76を進捗評価情報35の達成度145(図6)に格納する。その後、進捗評価処理を終了する。
(支払い額の算出処理)
図7に戻って説明を続ける。ステップS207において、進捗情報評価部24は、計算された達成度145に基づいて、予算総額129から支払結果146を確定し支払データを作成し、支払処理を実施する。総予算額が1000円である場合、1000円を分割数3で除した貢献度(3分の1)と、達成度76/100を乗じて、253.33円と計算される。
(マッチングのフィードバック処理)
その後、ステップS208において、マッチング部22は、マッチング情報34(図5)を用いて過去の履歴からマッチングの適合度を算出してもよい。マッチングした件数や達成度の値に基づいて、以下の数値を算出し、それに基づいてマッチングの優先度を決定してもよい。
・対象マッチングレコードの項目1~nのデータを数値化したn次元媒体ベクトルと、対象タスクレコードの項目1~nのデータを数値化したn次元広告ベクトルとの間の、n次元空間における距離
・n次元タスクベクトルと、n次元マッチングベクトルとの余弦類似度
また、タスク完了後に、進捗情報評価部24は、達成度の情報を書き込んだ値をマッチング部22に通知してもよい。
サブタスクの一部が達成されなかった場合、登録管理部21は、ステップS202と同様に、登録管理部21は当該達成されなかったサブタスクの部分を達成するための新たなタスクを受け付ける。新たなタスクは、ステップS204においてマッチングされ、ステップS205において、進捗情報が収集及び評価され、ステップS207において支払額が算出される。なお、新たなタスクの支払額は、親タスクの予算総額に達成されなかったサブタスクの貢献度と当該サブタスクの未達成度(100-達成度)とを乗じた額とするとよい。
(変形例1:マッチング精度向上)
1.目的
マッチング情報34から動的に生成されるデータを活用することで、マッチングの精度を向上できる。すなわち、タスクに対するユーザの割り当てのマッチング処理を自動的に確定したり、マッチングしやすくなるように過去の傾向に基づいてタスクに対するユーザを優先表示することで、マッチングの精度を向上できる。
2.テーブルの説明
変形例1を実現するために、各情報にデータ項目を追加し、データを取得し変換する。
変形例のユーザ情報31は、ユーザ特性105、地域106、主な活動時間帯107、過去のマッチング総数108及び達成度平均値109の付加的なデータ項目を有する。ユーザ特性105は、ユーザの業務内容や属性(保有する設備など)である。地域106は、ユーザの所在地や所在地の属性である。主な活動時間帯107は、ユーザが活動している時間帯である。マッチング総数108は、進捗情報管理評価システム1によるマッチングによって受発注したタスクの総数である。達成度平均値109は、受注したタスクの達成割合である。タスクに対して受注者を割り当てる際のマッチング精度を向上するために、ユーザ区分103が受注であるユーザがマッチング精度向上のために活用される対象となる。
例えば、ユーザID”U03”のユーザ特性105に”自社配送”を、地域106に”埼玉県川口市”を、主な活動時間帯107に”24時間営業”を、マッチング総数108に”223,300”を、達成度平均値109に”98%”が格納される。特に、マッチング総数108は、マッチング情報34のユーザID133に記録された当該ユーザIDのレコード数を計数し、その件数を格納する。また、達成度平均値109には、進捗評価情報35のユーザID144fが当該ユーザIDのレコードの達成度145を抽出して、その平均値を算出して、格納する。
これらの値は、数値に置き換えて記録されるとよい。例えば、自社配送であれば1とし、他社協力は2とし、3PLは3など物流業務の形態に応じて値を定義するとよい。また、敷地面積に関しては、単位を統一し数値を記録するとよい。地域についても東京であれば24などの数値化して定義したり、郵便番号を使用してもよい。主な活動時間帯も時分に分けて変換して、数値を記録するとよい。24時間営業である場合は25としてもよい。
ユーザ特性105は、項目ごとに別のカラムに記録してもよい。
3.処理の説明
次に、処理の流れについて説明する。以下の流れで処理を実行する。
1)既存テーブルからマッチング用にデータを取得する。
2)優先的に使用するテーブルのカラムを定義する。
3)各値の距離を求める。
4)ソートして表示させる。
1)既存テーブルからマッチング用にデータを取得する。
マッチング部22は、処理シーケンスのS205において、タスク完了時点でマッチング情報34のステータス135を更新する。その後、S208において、マッチングしたユーザIDと達成度を含む一つの履歴のレコードをマッチング情報34に追加して、さらにユーザ情報31を最新の状態に維持する。具体的には、進捗評価情報35のユーザID144fを参照し、達成度145の平均値を算出して達成度平均値109に記録する。
2)優先的に使用するテーブルのカラムを定義する。
マッチングの際に優先的に使用するカラムを定義する。例えば、特定のユーザが実施したタスクのうち、達成したタスクとユーザ情報31(例えば、ユーザ特性105、地域106、主な活動時間帯107)との相関、及び達成できなかったタスクとユーザ情報31(例えば、ユーザ特性105、地域106、主な活動時間帯107)との相関を計算し、最も影響を与えた項目に重み付けをすることで優先的に使用されるカラムを定義できる。
3)各値の距離を求める。
そして、マッチング部22は、新しいタスクをマッチングする際に、受注者であるユーザの最新の情報に基づいて、ユーザとタスクの類似度を計算する。例えば、新しいタスクの項目の値とユーザ情報31の各項目の値とのユークリッド距離によって類似度を算出する。マッチングに成功した過去の事例に基づいて、新しいタスクとユークリッド距離が近いユーザを抽出することで、マッチングしやすいユーザを順位付けできる。タスク毎にマッチング対象ユーザに対するユークリッド距離を計算したが、同様に、ユーザ毎にマッチング対象タスクに対するユークリッド距離を計算する。
マッチングによって、マッチング情報34にある程度のタスクの事例が蓄積された段階で、登録管理部21は、タスク情報32やユーザ情報31の項目において、より業務に適合するように項目を追加したり、変更してもよい。例えば、ユーザ情報31の地域106に、時間帯や受注者層と関連付いた”若者や学生などが多い都市”のような定性的な特性を記録可能としてもよい。また、時間帯ごとのタスクの受注し易さ、タスクの達成度の高さなどの効果を細かく反映した項目を設けてもよい。このような項目によって、特定の時間帯(午前中か夕方か)における、ユーザの属性情報などによってマッチング精度が異なるように、アルゴリズムを変更できる。
4)ソートして表示する。
ユーザがタスク情報テーブルのタスクを閲覧する際に、タスクごとのユーザの順位に従ってソートしてユーザを表示することによって、マッチングしやすいユーザを優先的に表示できる。また、ユーザごとのタスクの順位に従ってソートしてタスクを表示することによって、マッチングしやすいタスクを優先的に表示できる。
4.効果の説明
発注者であるユーザは、マッチングし易いユーザ(受注者)を早く決めることができ、適性が高い(例えば、料金が安い)ユーザを選択できる。また、受注者であるユーザは、膨大なタスクから自身が過去に成功したタスクに似たタスクを請け負うことができ、タスクの達成度を向上できる。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態の進捗情報管理評価システム1は、タスクを発注する際に発注者であるユーザが望むタスクの条件をテンプレート上で記入し受注者を募集することで、各タスクの条件を組み合わせて、当該タスクに適する受注者を選定できる。
(2)本実施形態の進捗情報管理評価システム1は、タスクを分割した複数のサブタスクのデータを登録でき、サブタスク毎に分割された作業を受注者へ依頼できる。これにより、全ての作業を実施できない中小企業や個人事業主などでも作業を請け負うことができ、得意分野に限った受注が可能となる。
(3)本実施形態の進捗情報管理評価システム1は、作業が完全に完了する前の途中の段階で算出された達成度によって、達成度に基づいて支払い額をリアルタイムで調整できる。
(本実施形態の限定の解除)
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えてもよい。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えてもよい。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 進捗情報管理評価システム
2 ネットワーク
3 現場端末装置
4 マイクロフォン
5 カメラ
6 ブロックチェーン
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 登録管理部
22 マッチング部
23 タスク管理部
24 進捗情報評価部
31 ユーザ情報
32 タスク情報
33 タスク分割情報
34 マッチング情報
35 進捗評価情報

Claims (11)

  1. タスクの進捗を管理する進捗情報管理評価システムであって、
    所定の処理を実行する演算装置と、前記演算装置に接続された記憶デバイスとを有する計算機によって構成され、
    前記演算装置が、発注者が発注するタスクを受け付ける登録管理部と、
    前記演算装置が、前記タスクと受注者とをマッチングするマッチング部と、
    前記演算装置が、前記タスクが完了した場合の支払額を試算するタスク管理部とを備えることを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  2. 請求項1に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記演算装置が、前記タスクの進捗に基づいて、当該タスクの達成度を計算する進捗情報評価部を備えることを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  3. 請求項2に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記進捗情報評価部は、予め定められた評価方法における各評価項目について集取した前記タスクの情報に基づいて、前記達成度を計算し、
    前記タスクの情報は、前記タスクが行われる現場に設置された端末、又は他のシステムから収集されることを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  4. 請求項3に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記進捗情報評価部は、前記各評価項目における前記タスクの情報についてのタスク完了条件が完全一致か類似度による判定かによって、異なる式を用いて前記タスクの達成度を判定することを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  5. 請求項2に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記進捗情報評価部は、前記計算された達成度に基づいて、前記発注者が設定した予算総額から支払データを作成することを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  6. 請求項5に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記受注者とマッチングされるタスクは、親タスクから分割して発注されるサブタスクを含み、
    前記進捗情報評価部は、前記サブタスク毎に設定された貢献度と前記計算された達成度とを前記発注者が設定した予算総額に乗じて支払額を計算することを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  7. 請求項1に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記受注者は、前記発注者から提供されるタスクをサブタスクに分割し、
    前記登録管理部は、前記サブタスクを生成した受注者が発注者として、当該サブタスクを他の受注者へ依頼するためのサブタスクの条件の入力を受け付けることを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  8. 請求項1に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記マッチング部は、タスクに対するスキル、タスクが行われる場所及び時間、過去のタスクの達成度の少なくとも一つを考慮してマッチングする受注者を選択することを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  9. 請求項1に記載の進捗情報管理評価システムであって、
    前記登録管理部は、前記タスクの少なくとも一部が達成されなかった場合、当該達成されなかったタスクの少なくとも一部を達成するための新たなタスクを受け付けることを特徴とする進捗情報管理評価システム。
  10. 計算機がタスクの進捗を管理する進捗情報管理評価方法であって、
    前記計算機は、所定の処理を実行する演算装置と、前記演算装置に接続された記憶デバイスとを有し、
    前記進捗情報管理評価方法は、
    前記演算装置が、発注者が発注するタスクを受け付ける登録管理手順と、
    前記演算装置が、前記タスクと受注者とをマッチングするマッチング手順と、
    前記演算装置が、前記タスクが完了した場合の支払額を試算するタスク管理手順とを備えることを特徴とする進捗情報管理評価方法。
  11. 計算機にタスクの進捗を管理させるための進捗情報管理評価プログラムであって、
    発注者が発注するタスクを受け付ける登録管理手順と、
    前記タスクと受注者とをマッチングするマッチング手順と、
    前記タスクが完了した場合の支払額を試算するタスク管理手順とを、前記計算機に実行させることを特徴とする進捗情報管理評価プログラム。
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