JP2022093806A - 紫外線治療器 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば特許文献1には、紫外線によって皮膚疾患を治療する紫外線治療器が開示されている。この紫外線治療器は、紫外線源としてランプ光源やLEDを備える。
なお、以下の説明においては、紫外線および紫外線を含む光を、単に「光」と呼ぶこともある。
これに対して、紫外線を放射するLEDの一つとして、波長308nmにピークを有する光を放射するもの(以下「308nmLED」と呼ぶ。)がある。そこで、上記のエキシマランプを用いたUVB治療器の代替として、308nmLEDを用いた治療器を採用することが考えられる。
しかしながら、LEDはランプとは異なり、ピーク波長308nmを狙って製造されたLEDであっても、製造上のばらつきにより、LEDから放射される光のピーク波長には±5nm程度のばらつきが生じ得る。つまり、308nmLEDの中には、308nmに波長のピークを持つものだけでなく、303nm~313nmの波長範囲にピークを持つものが含まれる。
そのため、光源として使用するLEDの個体差によって、紫外線治療器から放射される光の波長に機差が生じると、患部に対して、副作用の出ない範囲で光を照射したつもりであっても副作用が生じたり、反対に治療効果が不足したりすることがある。
この場合、簡易な演算で補正後の設定照射量を導出することができる。
この場合、適切に補正後の設定照射量を導出することができる。
この場合、LED光源の点灯時間を制御して、光の照射量が補正後の設定照射量となるように適切に制御することができる。
この場合、LED光源の電流値を制御して、光の照射量が補正後の設定照射量となるように適切に制御することができる。
この場合、基準光による人体への影響度と本治療器から放射される光による人体への影響度とに基づいて適切に補正された設定照射量を得ることができる。
この場合、紅斑作用スペクトルが定義されている波長区間で適切に導出された影響度に基づく補正後の設定照射量を得ることができる。
この場合、UVインデックス測定器を用いることで、より簡易的に人体への影響度を測定、算出することができる。
この場合、中波紫外線療法が適応される各種皮膚疾患を適切に治療することができる。
この場合、波長308nmにピークを有する従来のエキシマランプを光源とする紫外線治療器と同様に各種皮膚疾患を適切に治療することができる。
この場合、ランプを光源とする紫外線治療器に設定していた照射量を、本治療器に入力する設定照射量として使用することができる。
この場合、従来のエキシマランプを光源とする紫外線治療器に設定していた照射量を、本治療器に入力する設定照射量として使用することができる。
この場合、特定の波長のLEDを光源としたときの実際の照射量を、本治療器に入力する設定照射量として使用することができる。
この場合、適切に補正後の設定照射量を算出することができる。
本実施形態では、紫外線を含む光として、例えばUVB(波長280nm~320nm)の領域の紫外線を含む光を放射する治療具を備える紫外線治療器について説明する。ここでは、波長308nmにピークを有する光を放射するように製造されたLED光源を備える紫外線治療器について説明する。
また、紫外線による紅斑の出やすさ、つまり紫外線による人体への影響度は、当該紫外線の波長により異なる。波長毎の人体への相対影響度については、国際照明委員会(CIE:Commission Internationale de l'Eclairage)により紅斑作用スペクトルとして定義されている。
この図1において、横軸は波長λ(nm)であり、縦軸は紅斑作用スペクトルSerである。紅斑作用スペクトルSerは、250nm~400nmの波長区間において定義されており、下記(1)式に定義式を示すように、波長250nm~298nmの光が皮膚に与える影響を1とした場合の、各波長の相対影響度として示される。
このことから、波長が短い方がMEDは小さいということがわかる。つまり、MEDは、この紅斑作用スペクトルSerと反比例の関係にある。
IUV=ICIE/25 ………(3)
図2は、ピーク波長が306nm、307nm、308nm、309nmのLED光の分光スペクトルを示すグラフである。この分光スペクトルは、波長250nm~400nmの区間で波長積分した値が1となるように規格化されている。図2の縦軸の値は、次式で表される。
そのため、例えばピーク波長308nmを狙って製造されたLED素子(308nmLED)を使用した紫外線治療器で治療を受けようとする場合、その308nmLEDから放射される光のピーク波長が、LED素子の製造上のばらつきにより1nmずれるだけで、副作用が生じたり、反対に治療効果が不足したりする。
反対に、その紫外線治療器の308nmLEDが、実際は波長309nmにピークを持つLEDであった場合は、皮膚に与える影響が想定よりも小さくなる。したがって、190mJ/cm2の照射では、患部に対して最大の治療効果をあげられない、言い換えると、紅斑の出ない範囲で、もう少し多くの照射ができたということになる。
図4は、個々人のMEDの比率を示す図である。図4における□、△、〇、◇は、4人の被験者のMED比をプロットしたものである。このプロットの値は、個々人の波長毎のMED(306nmLED、307nmLED、308nmLED、309nmLEDのMED)を、個々人の308nmLEDのMEDで除した値である。また、図4の破線で示す曲線は、紅斑作用スペクトルSerをもとに計算されたMED比である。
本実施形態では、波長308nmにピークを有する光を放射するエキシマランプを基準光源として用いる場合について説明する。
エキシマランプは、LEDとは異なり、製造上の波長のばらつきは殆どなく、紫外線治療器として狙った波長308nmの光を放射することができる。そのため、波長の機差を考慮して紫外線照射量を補正する必要がない。ここでは、光源として、波長308nmの光を放射するように製造されたエキシマランプを使用する場合について説明する。
ステップS11では、紫外線治療器の光放射面における放射照度E[mW/cm2]を測定し、測定された放射照度Eを紫外線治療器に記録する。
紫外線治療器に入力される設定照射量Hは、波長308nmのエキシマランプ光での患者のMEDに応じた照射量であり、例えば、波長308nmのエキシマランプ光での患者のMEDよりも若干小さい照射量とすることができる。
t=H/E ………(6)
上述したように、LEDでは素子間で波長にばらつきが生じ得る。つまり、波長308nmの光を放射するように製造されたLEDを光源として使用した場合であっても、紫外線治療器から放射される光のピーク波長は308nmからずれる可能性がある。そのため、波長308nmの光での患者のMEDに応じて設定された照射量は、本治療器での最適な照射量とは限らない。
そこで、本実施形態では、波長の機差を考慮して上記設定照射量Hを補正し、補正後の設定照射量に基づいて紫外線照射を実施する。
ステップS11では、紫外線治療器の光放射面における放射照度E[mW/cm2]を測定し、測定された放射照度Eを紫外線治療器に記録する。LEDを光源とした紫外線治療器は、一般に複数のLED光源(例えば5×5のLEDアレイ)を備える。ここで測定される放射照度Eは、複数のLED光源から放射される光の合成光の放射照度である。
まず、本治療器の光放射面における分光放射照度Eλと、CIEの紅斑作用スペクトルSerとを乗算し、波長250nm~400nmの区間で波長積分した値である紅斑紫外線量ICIE[mW/cm2]を算出する。紅斑紫外線量ICIEは、上記(2)式により表される。
したがって、ここでは分光放射照度Eλと紅斑作用スペクトルSerとの積を波長250nm~400nmの区間で波長積分して紅斑紫外線量ICIEを算出し、紅斑紫外線量ICIEを規格化して相対紅斑紫外線量Irelを算出する場合について説明したが、本治療器から放射される光の分光スペクトルと紅斑作用スペクトルSerとの積を波長250nm~400nmの区間で波長積分して、相対紅斑紫外線量Irelを直接算出するようにしてもよい。
例えば、基準光の分光放射照度Eλ_stdを波長250nm~400nmの区間で測定し、測定した分光放射照度Eλ_stdと紅斑作用スペクトルSerとの積を波長250nm~400nmの区間で波長積分して基準の紅斑紫外線量(基準紅斑紫外線量)ICIE_stdを算出する。そして、その基準紅斑紫外線量ICIE_stdを基準光の分光放射照度Eλ_stdの波長250nm~400nmの区間の積分値で規格化し、基準相対紅斑紫外線量Irel_stdを算出する。
または、基準光の分光スペクトルと紅斑作用スペクトルSerとの積を波長250nm~400nmの区間で波長積分して、基準相対紅斑紫外線量Irel_stdを算出する。
p=Irel_std/Irel ………(8)
上記(8)式により算出された補正係数pは、紫外線治療器に記録される。
紫外線治療器に入力される設定照射量Hは、上記任意の基準光(例えば、波長308nmのエキシマランプ光)での患者のMEDに応じた照射量であり、例えば、基準光での患者のMEDよりも若干小さい照射量とすることができる。
t’=H×p/E ………(9)
本治療器によって補正後の設定照射量H’で処置した場合の副作用の生じ方は、上記基準光を放射する基準治療器によって設定照射量Hで処置した場合の副作用の生じ方と同等となる。すべての紫外線治療器で同一の基準治療器を設定することで、波長が異なる治療器を使っても、医師は波長の違いを意識することなく治療に専念することができる。
紫外線治療器1は、紫外線を含む光を放射するLED光源を有する治療具(光源部)2と、治療具2が有するLED光源を制御する本体部4と、を備える。
本体部4は、入力部41と、表示部42と、記録部43と、電源ユニット44と、制御ユニット(制御部)45と、LED駆動ユニット46と、を備える。治療具2と本体部4とは接続線6により接続されており、当該接続線6は、太線で示す電源線6aと、細線で示す信号線6bとを備える。
表示部42は、紫外線の照射強度や照射時間、紫外線照射中の経過時間などを表示することができる。また、表示部42は、紫外線治療器1において何らかの異常が発生した場合には、異常が発生していることを示す情報(エラーメッセージなど)を表示することもできる。
記録部43は、紫外線治療器1の光放射面における放射照度Eと、設定照射量Hを補正するための補正係数pとを記録する。
制御ユニット45は、入力部41から入力された設定照射量Hを記録部43に記録された補正係数pを用いて補正し、補正後の設定照射量H’を記録部43に記録された放射照度Eで除算することで照射時間t’を算出する。そして、制御ユニット45は、LED駆動ユニット46を制御し、治療具2が有するLED光源の照射量(照射時間t’)を制御する。つまり、制御ユニット45は、設定照射量Hを補正する補正部と、LED光源からの光の照射量が補正後の設定照射量H’となるようにLED光源を点灯させる点灯制御部と、を有する。
LED駆動ユニット46は、制御ユニット45からの制御信号に従い、LED光源に給電を行う。
まず、操作者は、入力部41を操作して、患部に照射する紫外線の照射量(設定照射量H)を入力する。このとき、紫外線治療器1において、設定照射量Hの補正が行われ、紫外線の照射時間t’が算出される。
次に操作者は、治療具2を持ち、光放射面を患部に当接もしくは近接させる。そして、操作者は、治療具2に設けられたスイッチ(不図示)を押す。すると、LED光源が点灯し、患部への紫外線照射が開始される。
その後、紫外線の照射量が補正後の設定照射量H’に達すると(照射時間が算出された照射時間t’に達すると)、自動的にLED光源が消灯する。
ここで、記録部43は、上記パラメータとして、基準光による人体への影響度(基準相対紅斑紫外線量Irel_std)と、本治療器の光放射面から放射される光による人体への影響度(相対紅斑紫外線量Irel)とに基づいて決定される補正係数pを記録する。また、記録部43は、本治療器の光放射面における光の放射照度Eも記録する。
また、この第二の工程においては、基準光の分光放射照度Eλ_stdを、上記波長区間で測定する。また、基準光の分光放射照度Eλ_stdと紅斑作用スペクトルSerとを乗算し、上記波長区間で波長積分して、基準紅斑紫外線量ICIE_stdを算出する。さらに、基準紅斑紫外線量ICIE_stdを基準光の分光放射照度Eλ_stdの上記波長区間の積分値で規格化して、基準光による人体への影響度である基準相対紅斑紫外線量Irel_stdを算出する。
そして、この第二の工程において、基準相対紅斑紫外線量Irel_stdを相対紅斑紫外線量Irelで除して補正係数pを算出し、設定照射量Hに補正係数pを乗じて、補正後の設定照射量H’を算出する。
また、上記基準光を、従来の紫外線治療器の光源であるエキシマランプから放射される光とすることで、医師は、従来の紫外線治療器において設定していた照射量を本治療器に入力する設定照射量Hとしてそのまま使用することができる。つまり、医師は、紫外線治療器の光源の違い(エキシマランプであるかLEDであるか)や、LED光源の個体差による波長の違い等を意識することなく、従来と同様に紫外線治療器を使用することができる。
上記実施形態においては、紫外線治療器1の記録部43に放射照度Eを記録し、制御ユニット45は、補正後の設定照射量H’を放射照度Eで除算することで、LED光源からの光の照射時間t’を算出し、算出された照射時間t’、LED光源を点灯させる場合について説明した。しかしながら、光の照射量が補正後の設定照射量H’となるようにLED光源を点灯させることができればよく、制御ユニット45は、光の照射時間ではなく、光の放射照度(LED光源の電流値)を制御するようにしてもよい。
この場合、制御ユニット45は、補正後の設定照射量H’を予め設定された照射時間で除算することで光放射面からの放射照度を算出し、算出された放射照度で、上記の予め設定された照射時間、LED光源を点灯させる。つまり、この場合には、記録部43に放射照度Eを記録する必要はない。
この場合、制御ユニット45は、記録部43に記録された情報に基づいて補正係数pを算出し、設定照射量Hに算出された補正係数pを乗じて補正後の設定照射量H’を算出する。
また、上記実施形態においては、基準光を放射する基準光源がエキシマランプである場合について説明したが、基準光は、蛍光灯などのランプが放射する光、LEDが放射する光、単一の線スペクトルなどの任意のスペクトル形状を有する光であってもよい。
例えば、分光放射照度を積分して放射照度を算出したり、分光スペクトルと放射照度とに基づいて分光放射照度を算出したりしてもよい。
あるいは、分光放射照度や分光スペクトルを介さず、UVインデックスから紅斑紫外線量や補正係数を算出してもよい。
Claims (15)
- 紫外線を含む光を放射するLED光源、および当該LED光源からの光を放射する光放射面を有する光源部と、当該LED光源の点灯を制御する制御部と、を備える紫外線治療器であって、
基準光源から放射される基準光を治療光として用いた場合に患者に照射すべき当該治療光の照射量である設定照射量を入力する入力部と、
前記設定照射量を補正するためのパラメータを記録する記録部と、を備え、
前記制御部は、
前記記録部に記録された前記パラメータに基づいて、前記入力部により入力された設定照射量を補正する補正部と、
前記光の照射量が前記補正部により補正された補正後の設定照射量となるように前記LED光源を点灯させる点灯制御部と、を備え、
前記補正後の設定照射量は、前記基準光による人体への影響度と、前記光放射面から放射される光による人体への影響度とに基づいて導出される照射量であることを特徴とする紫外線治療器。 - 前記記録部は、前記パラメータとして、前記基準光による人体への影響度を前記光放射面から放射される光による人体への影響度で除した値である補正係数を記録し、
前記補正部は、前記入力部により入力された設定照射量に、前記記録部に記録された前記補正係数を乗じることで、前記補正後の設定照射量を算出することを特徴とする請求項1に記載の紫外線治療器。 - 前記記録部は、前記パラメータとして、前記基準光の分光スペクトルと、前記光放射面から放射される光の分光スペクトルと、紅斑作用スペクトルと、を少なくとも記録し、
前記補正部は、
前記記録部に記録された前記基準光の分光スペクトルと前記紅斑作用スペクトルとの積に基づいて前記基準光による人体への影響度を算出するとともに、前記記録部に記録された前記光放射面から放射される光の分光スペクトルと前記紅斑作用スペクトルとの積に基づいて前記光放射面から放射される光による人体への影響度を算出し、
前記基準光による人体への影響度を前記光放射面から放射される光による人体への影響度で除した値である補正係数を算出し、
前記入力部により入力された設定照射量に前記補正係数を乗じることで、前記補正後の設定照射量を算出することを特徴とする請求項1に記載の紫外線治療器。 - 前記記録部は、前記光放射面から放射される光の放射照度を記録し、
前記点灯制御部は、
前記補正後の設定照射量を前記光放射面から放射される光の放射照度で除することで、前記LED光源からの光の照射時間を算出し、算出された照射時間で、前記LED光源を点灯させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の紫外線治療器。 - 前記点灯制御部は、
前記補正後の設定照射量を予め設定された照射時間で除することで、前記光放射面から放射される光の放射照度を算出し、算出された放射照度で、前記照射時間、前記LED光源を点灯させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の紫外線治療器。 - 前記影響度は、分光スペクトルと紅斑作用スペクトルとの積を予め設定された波長区間で波長積分した値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の紫外線治療器。
- 前記波長区間は、250nm以上400nm以下であることを特徴とする請求項6に記載の紫外線治療器。
- 前記影響度は、UVインデックスであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の紫外線治療器。
- 前記LED光源は、波長308nm以上313nm以下にピークを有する光を放射するように製造されたものであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の紫外線治療器。
- 前記LED光源は、波長308nmにピークを有する光を放射するように製造されたものであることを特徴とする請求項9に記載の紫外線治療器。
- 前記基準光源は、波長308nm以上313nm以下にピークを有する光を放射するランプであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の紫外線治療器。
- 前記基準光源は、エキシマランプであることを特徴とする請求項11に記載の紫外線治療器。
- 前記基準光源は、波長308nm以上313nm以下にピークを有する光を放射するLED光源であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の紫外線治療器。
- LED光源から出射される紫外線を含む光を放射する光放射面を有する紫外線治療器の紫外線照射方法であって、
基準光源から放射される基準光を治療光として用いた場合に患者に照射すべき当該治療光の照射量である設定照射量を入力する第一の工程と、
前記基準光による人体への影響度と、前記光放射面から放射される光による人体への影響度とを比較して、前記設定照射量を補正する第二の工程と、
前記光の照射量が補正後の前記設定照射量となるように前記LED光源を点灯させる第三の工程と、を含むことを特徴とする紫外線治療器の紫外線照射方法。 - 前記第二の工程は、
前記光放射面から放射される光の分光スペクトルを、予め設定された波長区間で測定する工程と、
前記光放射面から放射される光の分光スペクトルと紅斑作用スペクトルとを乗算し、前記波長区間で波長積分して、紅斑紫外線量を算出する工程と、
前記紅斑紫外線量を前記光放射面から放射される光の分光スペクトルの前記波長区間の積分値で規格化して、前記光放射面から放射される光による人体への影響度である相対紅斑紫外線量を算出する工程と、
前記基準光の分光スペクトルを、前記波長区間で測定する工程と、
前記基準光の分光スペクトルと前記紅斑作用スペクトルとを乗算し、前記波長区間で波長積分して、基準紅斑紫外線量を算出する工程と、
前記基準紅斑紫外線量を前記基準光の分光スペクトルの前記波長区間の積分値で規格化して、前記基準光による人体への影響度である基準相対紅斑紫外線量を算出する工程と、
前記基準相対紅斑紫外線量を前記相対紅斑紫外線量で除し、補正係数を算出する工程と、
前記設定照射量に前記補正係数を乗じて、前記補正後の設定照射量を算出する工程と、を含むことを特徴とする請求項14に記載の紫外線治療器の紫外線照射方法。
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