JP2022093504A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
上記手段によれば、複数の演出モードのうちから任意のものを遊技者が選択するためのモード選択画像が表示される。このモード選択画像上では複数の演出モードのうち選択対象とされたものが他のものに比べて強調表示され、しかも、見本画像が表示されることに応じて選択対象とされた演出モードで表示可能な演出が遊技者に示唆されるので、遊技者が所望の演出モードを容易に設定することが可能となる。
上記手段によれば、モード選択画像上で2以上の演出モードが同時に表示されるので、遊技者が演出モードのバリエーションを認識し易くなる。しかも、2以上の演出モードのうち選択対象とされた1つが残りに比べて視覚的に目立つ態様で強調表示されるので、遊技者は選択対象とされた演出モードを認識し易くなる。
上記手段によれば、モード選択画像上で選択対象とされた1つの演出モードだけが表示されるので、遊技者が選択対象とされた演出モードを認識し易くなる。
上記手段によれば、遊技者がモード選択画像の表示状態で操作手段を操作することに応じて選択対象とされた演出モードおよび見本画像を変更することができるので、複数の演出モードのうちから所望のものを設定し易くなる。
上記手段によれば、遊技者がモード選択画像の表示状態で操作手段を操作することに応じて演出モードが選択対象とされたものに設定されるので、演出モードの設定操作が容易になる。
上記手段によれば、遊技者が操作手段を操作した場合には操作手段の操作内容に応じたモード選択画像が表示される。このモード選択画像上では1以上の演出モードからなる演出モード群のうち選択対象とされたものが強調表示され、見本画像が表示されることに応じて選択対象とされた演出モードで表示可能な演出が示唆される。このため、遊技者が操作手段を操作することに応じて演出モードの大分類を選択し、演出モードの大分類から小分類を選択することが可能になる。
1.遊技機の構造
図1の外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものである。この外枠1は前面および後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には本体枠2が装着されている。この本体枠2は額縁状をなすものであり、図2に示すように、本体枠2には遊技盤3が支持されている。
図3の主制御基板50は主制御回路51が搭載されたものである。この主制御回路51はマイクロコンピュータを主体とするものであり、ROMとRAMとCPUを有している。この主制御回路51は特図1抽選と特図2抽選と特図の可変表示と大当り遊技と小当り遊技と遊技状態の設定と普図抽選と普図の可変表示と普図遊技等の遊技利益に関する制御を行うものであり、主制御回路51のROMにはメイン処理用のプログラムとタイマ割り込み処理用のプログラムと普図当り判定テーブルと普図変動表示時間テーブルと普図遊技パターンテーブルと特図1大当り判定テーブルと特図2大当り判定テーブルと特図1大当り種別テーブルと特図2大当り種別テーブルと特図1変動パターンテーブルと特図2変動パターンテーブルと大当り遊技パターンテーブルと普図当り判定テーブルと普図遊技パターンテーブルと小当り遊技パターンテーブル等が格納され、主制御回路51のRAMには特図1領域および特図2領域等が設定されている。この主制御回路51は当否判定手段と開閉遊技手段と判定手段に相当する。
3-1.普図遊技
3-1-1.普図抽選
遊技球が普図始動口20を通過した場合には図5(a)の普通図柄当否判定用乱数の値が取得され、図5(b)の普図当り判定テーブルから普通図柄当否判定用乱数の値の取得結果に応じた普図当否の判定結果が取得される。この普図当り判定テーブルには非電サポ状態および電サポ状態のそれぞれが設定されており、電サポ状態では非電サポ状態に比べて当りの判定結果が高確率で取得される。
普図当否の判定結果が取得された場合には普図変動表示が行われる。この普図変動表示はLED表示器31の所定の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に「普図当り」「普図外れ」のいずれかの態様で点滅停止させるものであり、所定の複数のLEDは「普図当り」と判定されている場合に「普図当りの態様」で点滅停止され、「普図外れ」と判定されている場合に「普図外れの態様」で点滅停止される。この普図変動表示の所要時間は図5(c)の普図変動表示時間テーブルのデータに基づいて設定される。この普図変動表示時間テーブルは「電サポ状態」および「非電サポ状態」のそれぞれに普図変動時間を割付けたものであり、「電サポ状態」では「非電サポ状態」に比べて短い普図変動表示時間が設定される。
普図変動表示が「普図当り」の態様で停止された場合には図5(d)の普図遊技パターンテーブルから現在の遊技状態に応じた普図遊技パターンが選択され、普図遊技パターンの選択結果で普図遊技が開始される。この普図遊技は第2可変始動口16を開放状態とするものであり、「電サポ状態」では第2可変始動口16の1回の長時間(30秒)の開放が普図遊技として実行され、「非電サポ状態」では第2可変始動口16の1回の短時間(1秒)の開放が普図遊技として実行される。
3-2-1.特図1遊技データの取得
遊技球が第1始動口15に有効に入球した場合には図5(a)の特別図柄当否判定用乱数の値と大当り種別決定用乱数の値と変動パターン乱数の値が取得され、特別図柄当否判定用乱数の値の取得結果~変動パターン乱数の値の取得結果が1組の特図1遊技データとしてRAMに格納される。このRAMには、図5(g)に示すように、特図1保留領域1~4が設定されており、特図1遊技データは取得された順に「特図1保留領域4」「特図1保留領域3」「特図1保留領域2」「特図1保留領域1」の順序で格納される。即ち、特図1保留領域1~4の全てに特図1遊技データが格納されている場合には「特図1保留領域4」の特図1遊技データが最も古く、「特図1保留領域1」の特図1遊技データが最も新しい。これら特図1保留領域1~4の全てに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「4」であると称し、特図1保留領域2~4の3つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「3」であると称し、特図1保留領域3~4の2つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「2」であると称し、特図1保留領域4の1つに特図1遊技データが格納されている状態を特図1保留数が「1」であると称し、特図1保留領域1~4のいずれにも特図1遊技データが格納されていない状態を特図1保留数が「0」であると称す。
「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されている場合には現在が遊技停止状態にあることを条件に特図1抽選が行われる。この遊技停止状態は特図1遊技と特図2遊技と大当り遊技と小当り遊技が全て停止している状態を称するものであり、特図1抽選は普図遊技中には許容される。この遊技停止状態で「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されている場合には「特図1保留領域4」から特別図柄当否判定用乱数の値の格納結果が検出され、「高確率状態」では図5(e)の高確率状態用の特図1大当り判定テーブルから特別図柄当否判定用乱数の値の検出結果に応じて「大当り」「小当り」「外れ」のいずれかの判定結果が取得され、「通常確率状態」では通常確率状態用の特図1大当り判定テーブルから特別図柄当否判定用乱数の値の検出結果に応じて「大当り」「小当り」「外れ」のいずれかの判定結果が取得される。この「通常確率状態」での大当りの判定確率は「220/65536」に設定され、「高確率状態」での大当りの判定確率は「2191/65536」に設定されている。
特図変動パターンおよび特図変動表示時間が選択された場合には特図1変動表示が開始される。この特図1変動表示はLED表示器31の所定の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に点滅停止させるものであり、所定の複数のLEDは外れと判定されている場合に「特図1外れ」の態様で点滅停止され、大当りと判定されている場合に大当り種別の判定結果に応じた「大当り」の態様で点滅停止され、小当りと判定されている場合に「小当り」の態様で点滅停止される。この点滅開始から点滅停止までは特図変動表示時間の選択結果に応じた所要時間で行われる。
LED表示器31の所定の複数のLEDが大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止された場合には図7(c)の大当り遊技パターンテーブルから大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パーンが選択され、大当り遊技が大当り遊技パターンの選択結果で開始される。この大当り遊技は大入賞口18を開閉することに応じて遊技球が大入賞口18に入球することを許容するものであり、大当り遊技パターンには初回のラウンドの開始前にオープニング期間が設定され、最終回のラウンドの終了後にエンディング期間が設定されている。オープニング期間は大入賞口18を閉鎖状態とする期間であり、大入賞口18を遊技球が入球不能な状態から入球可能な状態とすることを待つ待機期間である。エンディング期間は大入賞口18を閉鎖状態とする期間であり、大当り遊技の終了を遊技者に認識させる期間である。このオープニング期間の開始からエンディング期間の終了までを大当り遊技と称する。この大当り遊技は開閉遊技に相当する。
[2]大当り遊技パターン23は「大当り図柄2」または「大当り図柄3」が選択された場合に行われるものである。この大当り遊技パターン23は2回のラウンドのそれぞれで大入賞口18を開放するものであり、各回のラウンドには大入賞口18に遊技球が入球可能な限度時間(2秒)が設定されている。この大当り遊技パターン23は遊技者の目線で大当り遊技パターン1と同一に設定されている。この大当り遊技パターン23は所定の態様の開閉遊技に相当する。
[4]大当り遊技パターン5は「大当り図柄5」が選択された場合に行われるものである。この大当り遊技パターン5は15回のラウンドのそれぞれで大入賞口18を開放するものであり、各回のラウンドには大入賞口18に遊技球が入球可能な限度時間(30秒)が設定されている。この大当り遊技パターン5は遊技者の目線で大当り遊技パターン4と同一に設定されている。
LED表示器31の所定の複数のLEDが「小当り」の態様で点滅停止された場合には図7(d)の小当り遊技パターンテーブルから小当り遊技パーンが検出され、小当り遊技が小当り遊技パターンの検出結果で開始される。この小当り遊技パターンは2回のラウンドのそれぞれで大入賞口18を開放するものであり、各回のラウンドには大入賞口18に遊技球が入球可能な限度時間(2秒)が設定されている。この小当り遊技パターンには初回のラウンドの開始前にオープニング期間が設定され、最終回のラウンドの終了後にエンディング期間が設定されている。即ち、小当り遊技パターンは遊技者の目線で大当り遊技パターン1および大当り遊技パターン23と同一に設定されている。この小当り遊技は所定の態様の開閉遊技に相当する。
3-2-6―1.高確率状態
大当り遊技で遊技球が大入賞口18のVゾーンに入球した場合には当該大当り遊技が終了するときに「高確率状態」が設定される。この大入賞口18のVゾーンは、図7(c)に示すように、大当り遊技が「大当り遊技パターン23」「大当り遊技パターン5」で実行される場合に大入賞口18が開放状態とされることに同期して当り状態とされるものであり、大入賞口18に入球した遊技球が全て大入賞口18のVゾーンに進入する。即ち、大当り遊技が「大当り遊技パターン23」「大当り遊技パターン5」で実行される場合には遊技球が右打ちされていることを条件に大入賞口18のVゾーンに必ず進入し、大当り遊技が終了するときに「高確率状態」が設定される。この「高確率状態」は新たに「大当り」と判定されるまで継続される。
大当り種別の判定結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」である場合には、図5(f)に示すように、大当り遊技が終了するときに「電サポ状態」が設定される。この「電サポ状態」は限度回数「20回」が設定されたものであり、特図1遊技および特図2遊技の合計回数が大当りと判定されることなく限度値に到達した場合に終了する。大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」「大当り図柄5」である場合には大当り遊技が終了するときに「電サポ状態」が設定される。この「電サポ状態」には限度回数が設定されておらず、「大当り」と新たに判定されるまで継続される。
遊技球が第1始動口15に入球したことに応じて特図1遊技データの取得結果が特図1保留領域1~4のいずれかに格納された場合には特図1遊技データの取得結果に応じて当否の事前判定(小当りを含む)と変動パターンの事前判定と変動表示時間の事前判定が行われ、当否の事前判定結果が大当りである場合には大当り種別の事前判定および遊技状態の事前判定が行われる。これら当否の事前判定~大当り種別の事前判定は上述の手順で行われるものであり、遊技状態の事前判定は当否の事前判定結果が大当りであった場合に大当り種別の事前判定結果に応じて行われる。即ち、大当り種別の事前判定結果が「大当り図柄1」である場合には「20回の電サポ状態」「通常確率状態」が事前判定され、「大当り図柄2」である場合には「20回の電サポ状態」「次回までの高確率状態」が事前判定され、「大当り図柄3」「大当り図柄5」である場合には「次回までの電サポ状態」「次回までの高確率状態」が事前判定され、「大当り図柄4」である場合には「非電サポ状態」「通常確率状態」が事前判定される。
3-3-1.特図2遊技データの取得
遊技球が第2可変始動口16に入球した場合には図5(a)の特別図柄当否判定用乱数の値と大当り種別決定用乱数の値と変動パターン乱数の値が取得され、特別図柄当否判定用乱数の値の取得結果~変動パターン乱数の値の取得結果が1組の特図2遊技データとしてRAMに格納される。このRAMには、図5(h)に示すように、特図2保留領域1~4が設定されており、特図2遊技データは取得された順に「特図2保留領域4」「特図2保留領域3」「特図2保留領域2」「特図2保留領域1」の順序で格納される。これら特図2保留領域1~4の全てに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「4」であると称し、特図2保留領域2~4の3つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「3」であると称し、特図2保留領域3~4の2つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「2」であると称し、特図2保留領域4の1つに特図2遊技データが格納されている状態を特図2保留数が「1」であると称し、特図2保留領域1~4のいずれにも特図2遊技データが格納されていない状態を特図2保留数が「0」であると称す。
特図2抽選は特図1抽選に対して優先的に行われるものであり、「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されている場合には現在が遊技停止状態にあることを条件に特図2抽選が行われる。即ち、特図1遊技データおよび特図2遊技データの双方が存在する場合には特図2遊技データに応じて特図2抽選が開始され、特図1抽選は特図2遊技データの全てが抽選済となった後に特図1遊技データに応じて開始される。この特図2抽選は「特図2保留領域4」から特図2遊技データを検出し、特図2遊技データの検出結果に応じて行われるものであり、当否の判定には図7(a)の特図2大当り判定テーブルが使用される。この特図1大当り判定テーブルは「通常確率状態」「高確率状態」での大当り確率が特図1大当り判定テーブルと同一に設定されたものであり、「通常確率状態」「高確率状態」のいずれでも「小当り」が設定されていない点で特図1大当り判定テーブルと異なる。
特図2用の特図変動パターンおよび特図変動表示時間が選択された場合には特図変動表示時間の選択結果に応じた所要時間で特図2変動表示が行われる。この特図2変動表示はLED表示器31の特図2用の複数のLEDを所定のパターンで点滅開始させた後に点滅停止させるものであり、特図2用のLEDは外れと判定されている場合に「特図2外れ」の態様で点滅停止され、大当りと判定されている場合に大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止される。
LED表示器31の特図2用のLEDが大当り種別の判定結果に応じた態様で点滅停止された場合には図7(c)の大当り遊技パターンテーブルから大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パターンが選択され、大当り遊技が大当り遊技パターンの選択結果で開始される。
大当り種別の判定結果が「大当り図柄4」である場合には、図7(b)に示すように、大当り遊技が終了するときに「通常確率状態」「非電サポ状態」が設定され、大当り種別の判定結果が「大当り図柄5」である場合には大当り遊技が終了するときに「次回までの高確率状態」「次回までの電サポ状態」が設定される。
遊技球が第2可変始動口16に入球したことに応じて特図2遊技データの取得結果が特図2保留領域1~4のいずれかに格納された場合には特図2遊技データの取得結果に応じて当否の事前判定と変動パターンの事前判定と変動表示時間の事前判定が行われ、当否の事前判定結果が大当りである場合には大当り種別の事前判定および遊技状態の事前判定が行われる。これら当否の事前判定~遊技状態の事前判定は上述の手順で行われるものであり、当否の事前判定結果~遊技状態の事前判定結果は1組の特図2先読みデータとしてRAMに格納される。このRAMには、図5(h)に示すように、特図2先読み領域1~4が設定されており、「特図2保留領域4」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域4」に格納され、「特図2保留領域3」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域3」に格納され、「特図2保留領域2」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域2」に格納され、「特図2保留領域1」の特図2遊技データに応じた特図2先読みデータは「特図2先読み領域1」に格納される。
4-1.メイン処理
主制御回路51は電源が投入されることに応じてROMから図8のメイン処理用のプログラムを検出し、S1の電源投入時処理でRAMへのアクセス許可とCPUとSIOとPIOとCTCとRTC等の設定を行う。そして、S2で割込み禁止を設定し、S3で図5(a)の各乱数の値を更新し、S4で割込み許可を設定する。これら各乱数の値は現在値に「1」が加算されるものであり、上限値に加算された場合には「0」に戻して再び加算される。
主制御回路51はS3で割込み許可を設定すると、S5のタイマ割込み処理の起動を許容する。このタイマ割込み処理は一定周期で実行されるものであり、今回のタイマ割込み処理が終了してから次回のタイマ割込み処理が開始されるまでの待機時間にはS3の乱数更新処理が繰返される。
4-3.普図処理
図10はS21の特図2処理であり、主制御回路51は特図2処理でS31の特図2抽選処理とS32の特図2変動停止処理とS33の特図2大当り遊技開始処理とS34の特図2大当り遊技中処理とS35の特図2大当り遊技停止処理をRAMの第2ポインタP2の値の設定結果に応じて択一的に実行する。この第2ポインタP2の値は電源投入時に「1」に初期設定されるものである。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「1」に設定されている場合にS31の特図2抽選処理へ移行する。この第2ポインタP2の値は特図1遊技と特図2遊技と大当り遊技と小当り遊技がいずれも停止した遊技停止状態で「1」に設定されるものであり、主制御回路51はS31の特図2抽選処理で「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されているか否かを判断する。ここで「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されていないと判断した場合には特図2抽選処理を終え、「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されていると判断した場合には「特図2保留領域4」の特図2遊技データに基づいて当否の判定と変動パターンの判定と変動表示時間の判定を行い、当否の判定結果が大当りである場合には大当り種別の判定を行う。そして、当否の判定結果と変動パターンの判定結果と大当り種別の判定結果をサブ制御回路81に特図2遊技データとして送信すべくRAMの出力バッファにセッし、変動開始コマンド2をサブ制御回路81に送信すべくRAMの出力バッファにセッし、第2ポインタP2の値に「2」を設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「2」に設定されている場合にS32の特図2変動停止処理へ移行する。ここでタイマの値を加算し、タイマの値の加算結果を特図変動表示時間の判定結果と比較する。ここでタイマの値の加算結果が特図変動表示時間の判定結果に到達していない場合には特図2変動停止処理を終え、タイマの値の加算結果が特図変動表示時間の判定結果に到達している場合には特図変動表示を当否の判定結果に応じた態様で停止し、サブ制御回路81に変動停止コマンド2を送信すべく出力バッファにセットする。そして、当否の判定結果が「外れ」である場合には第2ポインタP2の値を「1」に初期設定し、当否の判定結果が「大当り」である場合には第2ポインタP2の値を「3」に設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「3」に設定されている場合にはS33の特図2大当り遊技開始処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パターンで大当り遊技を開始し、サブ制御回路81に大当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第2ポインタP2の値に「4」を設定する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値に「4」がセットされている場合にはS34の特図2大当り遊技中処理へ移行し、大当り遊技パターンの設定結果で大当り遊技を進行させる。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを開始する毎にラウンド開始コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを停止する毎にラウンド停止コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。
主制御回路51は第2ポインタP2の値が「5」が設定されている場合にはS35の特図2大当り遊技停止処理へ移行し、大当り種別の判定結果を検出する。ここで大当り種別の判定結果が「大当り図柄4」である場合には遊技状態を「通常確率状態」「非電サポ状態」に設定し、サブ制御回路81に「遊技状態コマンド00」を送信すべく出力バッファにセットする。この遊技状態コマンド00は「通常確率状態」「非電サポ状態」の設定を通知するものであり、主制御回路51は遊技状態コマンド00をセットした場合には第2ポインタP2の値を「1」に初期設定する。この主制御回路51は大当り種別の判定結果が「大当り図柄5」である場合には遊技状態を「電サポ状態」に設定し、Vフラグがオン状態に設定されていることを条件に遊技状態を「高確率状態」に設定し、サブ制御回路81に遊技状態コマンド11を送信すべく出力バッファにセットする。この遊技状態コマンド11は「高確率状態」「電サポ状態」の設定を通知するものであり、主制御回路51は遊技状態コマンド11をセットした場合には第2ポインタP2の値を「1」に初期設定する。
図11はS22の特図1処理であり、主制御回路51は特図1処理でS41の特図1抽選処理とS42の特図1変動停止処理とS43の小当り遊技開始処理とS44の小当り遊技中処理とS45の小当り遊技停止処理とS46の特図1大当り遊技開始処理とS47の特図1大当り遊技中処理とS48の特図1大当り遊技停止処理をRAMの第1ポインタP1の値の設定結果に応じて択一的に実行する。この第1ポインタP1の値は電源投入時に「1」に初期設定されるものである。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「1」に設定されている場合にS41の特図1抽選処理へ移行する。この第1ポインタP1の値は特図1遊技と特図2遊技と大当り遊技がいずれも停止した遊技停止状態で「1」に設定されるものであり、主制御回路51はS41の特図1抽選処理で「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されているか否かを判断する。ここで「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されていないと判断した場合には特図1抽選処理を終え、「特図1保留領域4」に特図1遊技データが格納されていると判断した場合には「特図2保留領域4」に特図2遊技データが格納されているか否かを判断する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「2」に設定されている場合にS42の特図1変動停止処理へ移行し、タイマの値の加算結果が特図変動表示時間の判定結果に到達することに応じて特図1変動表示を当否の判定結果に応じた態様で停止し、サブ制御回路81に変動停止コマンド1を送信すべく出力バッファにセットする。そして、当否の判定結果が「外れ」である場合には第1ポインタP1の値を「1」に初期設定し、当否の判定結果が「小当り」である場合には第1ポインタP1の値を「3」に設定し、「大当り」である場合には第1ポインタP1の値を「6」に設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「3」に設定されている場合にはS43の小当り遊技開始処理へ移行する。ここで小当り遊技を小当り遊技パターンで開始し、サブ制御回路81に小当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第1ポインタP1の値に「4」を設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値に「4」がセットされている場合にはS44の小当り遊技中処理へ移行し、小当り遊技パターンの設定結果で小当り遊技を進行させる。この主制御回路51は小当り遊技でラウンドを開始する毎にラウンド開始コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は小当り遊技でラウンドを停止する毎にラウンド停止コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は小当り遊技を小当り遊技パターンの最後まで進行させた場合には小当り遊技を終え、第1ポインタP1の値に「5」を設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「5」が設定されている場合にはS45の小当り遊技停止処理へ移行する。ここでサブ制御回路81に小当り遊技終了コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第1ポインタP1の値を「1」に初期設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「6」に設定されている場合にはS46の特図1大当り遊技開始処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果に応じた大当り遊技パターンで大当り遊技を開始し、サブ制御回路81に大当り遊技開始コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第1ポインタP1の値に「7」を設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値に「7」がセットされている場合にはS47の特図1大当り遊技中処理へ移行し、大当り遊技パターンの設定結果で大当り遊技を進行させる。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを開始する毎にラウンド開始コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は大当り遊技でラウンドを停止する毎にラウンド停止コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は大当り遊技で最終回のラウンドを停止した場合には最終ラウンド停止コマンドを出力バッファにセットし、サブ制御回路81に送信する。この主制御回路51は大当り遊技を大当り遊技パターンの最後まで進行させた場合には大当り遊技を終え、サブ制御回路81に大当り遊技終了コマンドを送信すべく出力バッファにセットし、第1ポインタP1の値に「8」を設定する。
主制御回路51は第1ポインタP1の値が「8」が設定されている場合にはS48の特図1大当り遊技停止処理へ移行する。ここで大当り種別の判定結果が「大当り図柄1」である場合には遊技状態を「通常確率状態」「20回の電サポ状態」に設定し、カウンタの値を「20」に初期設定する。この主制御回路51は大当り種別の判定結果が「大当り図柄2」である場合には遊技状態を「20回の電サポ状態」に設定し、カウンタの値を「20」に初期設定する。この主制御回路51は大当り種別の判定結果が「大当り図柄3」「大当り図柄5」である場合には遊技状態を「次回までの電サポ状態」に設定し、大当り種別の判定結果が「大当り図柄4」である場合には遊技状態を「非電サポ状態」に設定する。この主制御回路51は大当り種別の判定結果が「大当り図柄2」「大当り図柄3」「大当り図柄5」である場合にはVフラグがオン状態に設定されていることを条件に遊技状態を「高確率状態」に設定し、第1ポインタP1の値を「1」に初期設定する。
電源が投入された場合には遊技モード00が設定される。この遊技モード00は「非電サポ状態」「通常確率状態」を称するものであり、遊技球を左打ちすることに応じて第1始動口15に入球させて大当りを獲得する遊技モードである。この遊技モード00で大当りと判定された場合には大当り種別の選択結果に応じて遊技モード10または遊技モード11が設定される。遊技モード10は「電サポ状態」「通常確率状態」を称するものであり、遊技球が右打ちされることに応じて普図遊技での第2可変始動口16の長時間の開放が高頻度で行われる状態である。この遊技モード10では少ない遊技球の消費個数で多数回の特図2遊技が実行されるので、遊技者にとって遊技モード00に比べて少ない遊技球の消費個数で大当りを獲得可能な状態となる。
遊技演出は演出モードに応じた演出内容で行われるものであり、演出モードには「客待ち演出モード」「図柄遊技演出モード」「大当り遊技演出モード」が設定されている。 「客待ち演出モード」は特図1遊技と特図2遊技と大当り遊技と小当り遊技の全ての遊技停止状態で設定される演出モードであり、客待ち演出モード中には演出図柄表示器32に客待ち用の演出画像が表示され、盤面ランプ37および枠ランプ39が客待ち用の演出パターンで点滅し、スピーカ40から客待ち用の楽曲が出力される。
大当り遊技演出モードは大当り図柄3と大当り図柄4と大当り図柄5のそれぞれが選択された場合に大当り遊技が開始されることに応じて設定されるものであり、大当り遊技が終了することに応じて解除される。この大当り遊技演出モードでは演出図柄表示器32に大当り遊技演出画像が表示され、盤面ランプ37および枠ランプ39が大当り遊技演出パターンで点滅し、スピーカ40から大当り遊技演出用の楽曲が出力され、大当り遊技が映像と音と光で演出される。この大当り遊技演出モードは大当り図柄1および大当り図柄2が選択された場合には設定されず、小当りが判定された場合にも設定されない。
図柄遊技演出モードは特図1遊技または特図2遊技が開始される場合に設定されるものであり、特図1遊技または特図2遊技の終了後に遊技停止状態が一定時間継続した場合には図柄遊技演出モードが解除されることに応じて客待ち演出モードが設定される。この図柄遊技演出モードでは演出図柄表示器32に演出図柄遊技の画像が表示される。この演出図柄遊技は特図変動表示の開始に時間的に同期して開始されるものであり、特図変動表示の終了に時間的に同期して終了する。
スクロール演出の画像は「1」~「9」の数字からなる演出図柄を左列と中列と右列の横3列にスクロール状態およびスクロール停止状態で順に表示するものであり、各列のスクロール表示は「1」→「2」・・・「9」の昇順で行われた後に「9」から「1」に戻して繰返される。これら各列のスクロール表示は「1」~「9」のうちのいずれか1つで停止されるものであり、3列のスクロール表示の停止状態での組合せには「大当りの組合せ」「外れリーチの組合せ」「完全外れの組合せ」の3種類が設定されている。これら3列の演出柄は識別図柄に相当し、3列の演出図柄のスクロール表示は識別図柄の可変表示に相当する。
背景演出はスクロール演出の背景として演出図柄表示器32に表示される画像による演出を称するものであり、背景演出には大分類として通常演出モードとチャレンジ演出モードと暗黒演出モードが設定されている。
6-2―2―1.通常演出モード
通常演出モードでは、図15(a)に示すように、スクロール演出の画像が通常背景画像またはバトル背景画像の前方に重ねて表示される。通常背景画像は3列の演出図柄の背景となる静的な景色であり、スクロール演出としてノーマル演出が行われる場合および全図同時停止演出が行われる場合のそれぞれには、図15(b)(c)に示すように、3列の演出図柄のスクロール表示の開始から停止に至る全行程が通常背景画像の前に重ねて表示される。バトル背景画像は女性のシルエットの画像を主体とした物語調の動的な景色であり、スクロール演出としてリーチ演出が行われる場合には、図15(d)に示すように、3列の演出図柄のスクロール表示の開始から右列の演出図柄のスクロール表示が停止するまでの前半部が通常背景画像の前に重ねて表示され、右列の演出図柄のスクロール表示が停止してから中列の演出図柄のスクロール表示が停止するまでのリーチ状態である後半部がバトル背景画像の前に重ねて表示される。
チャレンジ演出モードでは、図19(a)に示すように、スクロール演出の画像が通常背景画像またはダンス背景画像の前方に重ねて表示される。通常背景画像は3列の演出図柄の背景となる静的な景色であり、スクロール演出としてノーマル演出が行われる場合および全図同時停止演出が行われる場合のそれぞれには、図19(b)(c)に示すように、3列の演出図柄のスクロール表示の開始から停止に至る全行程が通常背景画像の前に重ねて表示される。ダンス背景画像は女性のシルエットの画像を主体とした物語調の動的な景色であり、スクロール演出としてリーチ演出が行われる場合には、図19(d)に示すように、3列の演出図柄のスクロール表示の開始から右列の演出図柄のスクロール表示が停止するまでの前半部が通常背景画像の前に重ねて表示され、右列の演出図柄のスクロール表示が停止してから中列の演出図柄のスクロール表示が停止するまでのリーチ状態である後半部がダンス背景画像の前に重ねて表示される。
保留演出は図柄遊技演出モードで行われるものであり、特図1保留数および特図2保留数の合計を表示する演出である。これら特図1保留数および特図2保留数の合計は、図13に示すように、雲画像Cの数として遊技者に報知される。
特図1特別演出は大当りと判定されたことに応じて大当り図柄1が選択された場合と大当り図柄2が選択された場合と小当りと判定された場合のそれぞれに画像として演出図柄表示器32に表示される演出である。これら大当り図柄1~2が選択された場合および小当りと判定された場合のそれぞれには、図21(a)に示すように、3列の演出図柄がリーチ状態となり、リーチ状態で消去される。これら一連のスクロール演出は陸モードと海モードと空モードと現代モードと中世モードのうち演出モードの小分類の設定結果に応じた通常背景画像の前に重ねて行われるものであり、特図1特別演出は3列の演出図柄がリーチ状態で通常背景画像の前方から消去されることに応じて開始される。
図25(a)は客待ち演出画像である。この客待ち演出画像は遊技停止状態で演出図柄表示器32に表示されるものであり、表示領域S4を有している。この表示領域S4は画面の左上隅部に設定されるものであり、表示領域S4内には直前の演出図柄遊技での3列の演出図柄が静止状態で表示される。この客待ち演出画像は遊技停止状態であると遊技者に示唆するものであり、「パチンコはゲームです。節度を持って遊びましょう。」のアナウンス画像A9を有している。
図25(b)はモード選択画像11である。このモード選択画像11は客待ち演出画像の表示状態で半球形ボタン29の1回の操作が行われた場合に客待ち演出画像に換えて表示されるものであり、ウィンドウ画像Wを有している。このウィンドウ画像Wは長方形の枠からなるものであり、ウィンドウ画像W内には通常演出モードの小分類である「陸モード」の名称画像Nlと「海モード」の名称画像Noと「空モード」の名称画像Nsが上下方向に並べて表示される。名称画像Nlは演出モードの小分類「陸モード」を意味するものであり、名称画像Noは同「海モード」を意味するものであり、名称画像Nsは同「空モード」を意味するものであり、モード選択画像11では名称画像Nlが名称画像Noおよび名称画像Nsのそれぞれに比べて大きなサイズの太字で表示され、名称画像Noおよび名称画像Nsのそれぞれが互いに同一の小さなサイズで表示される。即ち、モード選択画像11では「陸モード」の名称画像Nlが残りの名称画像Noおよび名称画像Nsのそれぞれに比べて視覚的に目立つように強調されている。このウィンドウ画像Wは確定待ち画像に相当し、「陸モード」と「海モード」と「空モード」は演出モード群に相当し、名称画像Nlと名称画像Noと名称画像Nsはモード情報に相当する。
図26(b)はモード選択画像21である。このモード選択画像21は、図26(a)(b)に示すように、客待ち演出画像の表示状態で半球形ボタン29の連打が行われた場合に客待ち演出画像に換えて表示されるものであり、アナウンス画像A11と街並み画像T1と表示領域S6と表示領域S7を有している。アナウンス画像A11はチャレンジ演出モードの小分類である「現代モード」を文字で遊技者に認識させるものであり、モード情報に相当する。街並み画像T1は「現代モード」を画像で遊技者に認識させるものであり、アナウンス画像A11および街並み画像T1は「現代モード」を遊技者に目立つように強調表示するものである。表示領域S6は現代モードで表示される画像を遊技者に紹介する画像が表示される領域であり、表示領域S6内にはダンス背景画像DB1の一部からなる動画像V1とダンス背景画像DB2の一部からなる動画像V2とダンス背景画像DB3の一部からなる動画像V3とダンス背景画像DB4の一部からなる動画像V4が「V1→V2→V3→V4→V1・・・」の順序で循環的に表示される。表示領域S7は現代モードで表示されるダンス背景画像の演出内容を遊技者に紹介する文字が表示される領域であり、表示領域S7内には「近代のダンスコンテストで勝利せよ」の紹介画像I3が表示される。
7-1.メイン処理
サブ制御回路81は電源が投入されることに応じてROMから図27のメイン処理用のプログラムを検出し、S101でRAMへのアクセス許可を設定し、S102で割込み禁止を設定する。そして、S103の乱数更新処理でRAMの複数の乱数の値を更新し、S104で割込みを許可した後にS102~S104をループする。この割込み許可中にはS105の受信割り込み処理およびS106のタイマ割込み処理の起動を許容する。
サブ制御回路81は主制御回路51からのSTB信号がINT端子に入力される毎にS105の受信割込み処理を起動する。この受信割込み処理はS106のタイマ割込み処理に優先して実行されるものであり、サブ制御回路81は主制御回路51が図9のS11の出力処理で送信したコマンド等を受信割込み処理でRAMの受信バッファに格納する。
サブ制御回路81は一定周期でタイマ割込み信号が入力される毎にS106のタイマ割込み処理を起動する。図28はタイマ割込み処理であり、サブ制御回路81はS110の演出モード設定処理で演出モードの大分類を設定する。この演出モードの大分類は電源投入時に「通常演出モード」に設定されるものであり、「通常演出モード」の小分類は電源投入時に「陸モード」に設定される。下記[1]~[6]はS110の演出モード設定処理でのサブ制御回路81の処理内容である。
[1] サブ制御回路81は主制御回路51からの遊技モードコマンド00を受信した場合には演出モードの大分類を「通常演出モード」に設定する。
[2]サブ制御回路81は「通常演出モード」の設定状態で主制御回路51からの遊技モードコマンド10を受信した場合に「チャレンジ演出モード」を設定する。
[3]サブ制御回路81は「通常演出モード」の設定状態で主制御回路51からの大当り種別「大当り図柄2」を受信した場合には遊技モードコマンド11を受信することに応じて「チャレンジ演出モード」を設定する。
[4]サブ制御回路81は「チャレンジ演出モード」の設定状態で主制御回路51からの電サポ解除コマンドを受信した場合には「暗黒演出モード」を設定する。
[5]サブ制御回路81は「通常演出モード」の設定状態で主制御回路51からの小当りの判定結果を受信した場合には小当り遊技終了コマンドを受信することに応じて「暗黒演出モード」を設定する。
[6]サブ制御回路81は「暗黒演出モード」の設定状態で主制御回路51からの外れの判定結果を大当りの判定結果および小当りの判定結果を受信することなく「100回」受信した場合には「通常演出モード」を設定する。
図29はS111の受信コマンド解析処理であり、サブ制御回路81はS131で主制御回路51からの変動開始コマンド1または変動開始コマンド2が受信バッファに格納されているか否かを判断し、変動開始コマンド1または変動開始コマンド2が格納されていると判断した場合にはS132で図柄遊技演出開始処理フラグをオンする。この図柄遊技演出開始処理フラグのオン状態ではタイマ割込み処理でS112からS113へ移行し、図柄遊技演出開始処理を実行する。
図30(a)はS113の図柄遊技演出開始処理であり、サブ制御回路81はS141のモード確定処理で演出モードの確定等に係る処理を行い、S142で特図1遊技データ(当否の判定結果と大当り種別の判定結果と特図変動パターンの判定結果)の受信結果または特図2遊技データ(当否の判定結果と大当り種別の判定結果と特図変動パターンの判定結果)の受信結果を受信バッファから検出し、S143で3列の演出図柄の組合せを設定する。この3列の演出図柄は大当り種別の検出結果が「大当り図柄3」~「大当り図柄5」である場合に「大当りの組合せ」に設定されるものであり、大当り種別の検出結果が「大当り図柄1」「大当り図柄2」である場合には「外れリーチの組合せ」に設定される。この3列の演出図柄は特図変動パターンの検出結果が外れ用の「PH01~PH05」である場合および小当り用の「PH10」である場合に「外れリーチの組合せ」に設定されるものであり、特図変動パターンの検出結果が外れ用の「PH06~PH07」である場合には「完全外れの組合せ」に設定される。このサブ制御回路81は3列の演出図柄の組合せを設定すると、組合せの設定結果を画像制御回路91に送信する。
図30(b)はS115の図柄遊技演出停止処理であり、サブ制御回路81はS151で特図1特別遊技処理フラグがオフされているか否かを判断する。ここで特図1特別遊技処理フラグのオンを判断した場合にはS155で図柄遊技演出停止処理フラグをオフし、特図1特別遊技処理フラグのオフを判断した場合にはS152で画像制御回路91に変動停止コマンドを送信する。この画像制御回路91は変動停止コマンドを受信した場合には3列の演出図柄をサブ制御回路81からの組合せの設定結果で確定表示する。即ち、特図1特別演出の実行中にはサブ制御回路81から画像制御回路91に変動停止コマンドが送信されず、3列の演出図柄が組合せの確定状態で表示されない。
図31(a)はS121の特図1特別演出処理であり、サブ制御回路81はS161で主制御回路51からの2ラウンド目のラウンド停止コマンドが有るか否かを判断する。このラウンド停止コマンドは大当り遊技パターン1での2ラウンド目の終了時と大当り遊技パターン23での2ラウンド目の終了時と小当り遊技での2ラウンド目の終了時に送信されるものであり、サブ制御回路81は2ラウンド目のラウンド停止コマンドが有ると判断した場合にはS162で特図1特別演出フラグをオフし、S163で画像制御回路91にエンディング開始コマンドを送信する。この画像制御回路91は特図1特別演出のモード告知画像1またはモード告知画像2の表示状態でエンディング開始コマンドを受信し、モード告知画像1またはモード告知画像2をエンディング画像に切換える。即ち、モード告知画像1は小当り遊技の2ラウンド目の終了に同期して停止表示され、モード告知画像2は大当り遊技パターン1での大当り遊技の2ラウンド目の終了または大当り遊技パターン23での大当り遊技の2ラウンド目の終了に同期して停止表示されるものであり、エンディング画像は小当り遊技のエンディング期間の開始または大当り遊技パターン1での大当り遊技のエンディング期間の開始または大当り遊技パターン23での大当り遊技のエンディング期間の開始に同期して表示開始される。
図31(b)はS123の遊技停止状態処理であり、サブ制御回路81はS171でタイマの値を更新し、S172でタイマの値の更新結果を待機時間(30秒)と比較する。ここでタイマの値の更新結果が待機時間より大きいと判断した場合にはS173でモード選択処理フラグをオンし、S174で遊技停止状態処理フラグをオフし、S175で画像制御回路91に客待ち画像表示コマンドを送信する。この画像制御回路91は客待ち画像表示コマンドを受信した場合には演出図柄表示器32に図25(a)の客待ち画像を表示開始する。即ち、客待ち画像は今回の演出図柄遊技が停止してから待機時間が経過しても次回の演出図柄遊技が開始されない場合に表示開始されるものであり、客待ち画像の表示状態で遊技球が第1始動口15または第2可変始動口16に入球した場合には図30(a)の演出図柄遊技開始処理が開始されることに応じて客待ち画像が演出図柄遊技の画像に切換えられる。
サブ制御回路81は客待ち画像の表示状態では図28のS124で演出モード選択処理フラグのオンを判断し、S125の演出モード選択処理へ移行する。図31(c)はS125の演出モード選択処理であり、サブ制御回路81はS181で半球形ボタン29が操作されたか否かを判断する。ここで半球形ボタン29が操作されたと判断した場合にはS182で半球形ボタン29の操作内容に応じてモード選択画像表示コマンドを設定し、S183でモード選択画像表示コマンドの設定結果を画像制御回路91に送信する。下記[1]~[5]はS182での処理内容である。
[2] サブ制御回路81はモード選択画像11の表示状態で半球形ボタン29の1回の操作を検出した場合にはモード選択画像表示コマンド12を設定し、画像制御回路91にモード選択画像表示コマンド12を送信する。この画像制御回路91はモード選択画像表示コマンド12を受信した場合には演出図柄表示器32に図25(c)のモード選択画像12を表示する。
[3] サブ制御回路81はモード選択画像12の表示状態で半球形ボタン29の1回の操作を検出した場合にはモード選択画像表示コマンド13を設定し、画像制御回路91にモード選択画像表示コマンド13を送信する。この画像制御回路91はモード選択画像表示コマンド13を受信した場合には演出図柄表示器32に図25(d)のモード選択画像13を表示する。
[4]サブ制御回路81は客待ち画像またはモード選択画像11またはモード選択画像12またはモード選択画像13の表示状態で半球形ボタン29の連打を検出した場合にはモード選択画像表示コマンド21を設定し、画像制御回路91にモード選択画像表示コマンド21を送信する。この画像制御回路91はモード選択画像表示コマンド21を受信した場合には演出図柄表示器32に図26(b)のモード選択画像21を表示する。
[5] サブ制御回路81はモード選択画像21の表示状態で半球形ボタン29の1回の操作を検出した場合にはモード選択画像表示コマンド22を設定し、画像制御回路91にモード選択画像表示コマンド22を送信する。この画像制御回路91はモード選択画像表示コマンド22を受信した場合には演出図柄表示器32に図26(c)のモード選択画像22を表示する。
[2]サブ制御回路81はモード選択画像12の表示状態ではモード選択画像表示コマンド12に応じて演出モードの大分類を「通常演出モード」に設定し、小分類を「海モード」に設定する。
[3]サブ制御回路81はモード選択画像13の表示状態ではモード選択画像表示コマンド13に応じて演出モードの大分類を「通常演出モード」に設定し、小分類を「空モード」に設定する。
[4]サブ制御回路81はモード選択画像21の表示状態ではモード選択画像表示コマンド21に応じて演出モードの大分類を「チャレンジ演出モード」に設定し、小分類を「現代モード」に設定する。
[5]サブ制御回路81はモード選択画像22の表示状態ではモード選択画像表示コマンド22に応じて演出モードの大分類を「チャレンジ演出モード」に設定し、小分類を「中世モード」に設定する。
図32(a)は図柄遊技演出開始処理のS141でのモード確定処理であり、サブ制御回路81はS191で遊技停止状態処理フラグをオフし、S192でモード選択処理フラグをオフし、S193でモード確定待ちフラグがオンされているか否かを判断する。ここでモード確定待ちフラグのオンを判断した場合にはS194で演出モードの大分類および小分類のそれぞれを仮の設定結果で確定させ、S195でモード確定待ちフラグをオフする。即ち、モード選択画像11~13および21~22のいずれかの表示状態で演出図柄遊技が開始された場合には演出モードの大分類および小分類のそれぞれがモード選択画像の種類に応じたもので確定され、演出図柄遊技が演出モードの大分類および小分類の確定結果に応じた画像で演出される。
図32(b)はS117の大当り遊技演出開始処理であり、サブ制御回路81はS201で特図1特別演出が実行中であるか否かを判断する。ここで特図1特別演出が実行中であると判断した場合にはS203で大当り遊技演出開始処理フラグをオフし、特図1特別演出が実行されていないと判断した場合にはS202で画像制御回路91に大当り遊技演出開始コマンドを送信し、S203で大当り遊技演出開始処理フラグをオフする。この画像制御回路91はサブ制御回路81からの大当り遊技演出開始コマンドを受信した場合には大当り遊技演出開始コマンドの受信結果に応じたビデオデータをCGROMから検出し、ビデオデータの検出結果を再生することに応じて演出図柄表示器32に大当り遊技演出の画像を表示開始する。
図32(c)はS119の大当り遊技演出停止処理であり、サブ制御回路81はS211で画像制御回路91に大当り遊技演出停止コマンドを送信し、S212で大当り遊技演出停止処理フラグをオフする。この画像制御回路91は特図1特別演出中にサブ制御回路81からの大当り遊技停止コマンドを受信した場合には特図1特別演出の画像を表示停止し、大当り遊技演出中にサブ制御回路81からの大当り遊技停止コマンドを受信した場合には大当り遊技演出の画像を表示停止する。
演出図柄遊技の画像の演出態様が通常演出モードからチャレンジ演出モードまたは暗黒演出モードに変更される場合には特図1特別演出の画像を表示することに応じて演出態様の変更を遊技者に示唆した。しかも、チャレンジ演出モードが設定される場合には特図1特別演出中に「チャレンジモード」のアナウンス画像A6を繰返し表示することに応じて遊技者にチャレンジ演出モードへの変更を繰返し示唆し、暗黒演出モードが設定される場合には特図1特別演出中に「暗黒モード」のアナウンス画像A5を繰返し表示することに応じて遊技者に暗黒演出モードへの変更を繰返し示唆したので、総じて、遊技者が演出図柄遊技の画像の演出態様の変更に戸惑いを感じてしまうことを防止することが可能となる。
3列の演出図柄をスターティング画像の開始前には通常のサイズでスクロール表示し、スターティング画像の開始後からエンディング画像の開始前までの期間内には通常のサイズに比べて小さな縮小のサイズでスクロール表示したので、3列の演出図柄の影響でボタン演出画像とモード確定画像とモード告知画像の見栄えが低下することを抑えることが可能になる。
小当り遊技が行われる場合には特図1特別演出のスターティング画像を小当り遊技のオープニング期間が開始されることに応じて表示開始し、小当り遊技のエンディング期間が終了するまで継続させたので、大入賞口18の開閉中には特図1特別演出の画像が表示される。このため、遊技者の目線を特図1特別演出の画像に向けさせることができるので、遊技者が小当り遊技の実行に気付くことを防止することが可能となる。この効果は大当り遊技が大当り遊技パターン1で行われる場合および大当り遊技パターン23で行われる場合のそれぞれについても同様である。
モード選択画像21上で選択対象とされた1つの演出モード「現代モード」だけを表示したので、遊技者が「現代モード」が選択されていることを認識し易くなる。この効果はモード選択画像22についても同様である。
客待ち画像の表示状態で遊技者が半球形ボタン29を1回操作した場合には通常演出モード用の「陸モード」~「空モード」を選択するためのモード選択画像11を表示したので、遊技者が半球形ボタン29を操作することに応じて演出モードの大分類「通常演出モード」を選択することが可能となる。しかも、モード選択画像11上では「陸モード」~「空モード」からなる演出モード群のうち選択対象とされた「陸モード」を強調表示し、バトル背景画像BL1を表示することに応じて「陸モード」で表示可能な演出を示唆したので、演出モードの大分類から小分類を選択することが可能になる。
遊技者が半球形ボタン29を連打した場合にはチャレンジ演出モード用の「現代モード」「中世モード」を選択するためのモード選択画像21を表示したので、遊技者が半球形ボタン29を操作することに応じて演出モードの大分類「チャレンジ演出モード」を選択することが可能となる。しかも、モード選択画像21上では「現代モード」「中世モード」からなる演出モード群のうち選択対象とされた「現代モード」を強調表示し、ダンス背景画像DB1を表示することに応じて「現代モード」で表示可能な演出を示唆したので、演出モードの大分類から小分類を選択することが可能になる。
サブ制御回路81は主制御回路51からの特図変動パターンPO10またはPH10を受信した場合に演出モードの小分類の設定結果を「陸モード」と比較する。ここで演出モードの小分類の設定結果が「陸モード」であると判断した場合には特図1特別演出を発生させ、「陸モード」でないと判断した場合には演出モードの小分類の設定結果に応じて通常背景画像およびバトル背景画像を発生させる。
サブ制御回路81はモード選択画像11の表示状態で剣形ボタン30が操作された場合に「陸モード」を設定し、モード選択画像12の表示状態で剣形ボタン30が操作された場合に「海モード」を設定し、モード選択画像13の表示状態で剣形ボタン30が操作された場合には「空モード」を設定する。このサブ制御回路81はモード選択画像21の表示状態で剣形ボタン30が操作された場合に「現代モード」を設定し、モード選択画像22の表示状態で剣形ボタン30が操作された場合には「中世モード」を設定する。
上記実施例3によれば、モード選択画像11~13の表示状態およびモード選択画像21~22の表示状態で剣形ボタン30が操作されることに応じて演出モードが選択対象とされたものに設定されるので、演出モードの設定操作が容易になる。
上記実施例1ないし3においては、1回の演出図柄遊技で通常背景画像に続けてバトル背景画像BL4およびバトル背景画像BL1を当該順序で表示する等、演出図柄遊技の画像の演出内容を発展させる構成としても良い。この構成の場合には演出内容がバトル背景画像BL4からバトル背景画像BL1に変わることを遊技者に示唆する示唆演出の画像をバトル背景画像BL4の表示後からバトル背景画像BL1の表示前までの期間内に表示し、当該示唆演出中に「リーチ発展」等の文字からなるリピート画像を繰返し表示することが好ましい。
上記実施例1ないし3においては、小当りと判定された場合と大当り図柄1が選択された場合と大当り図柄2が選択された場合のそれぞれに特図1特別演出で3列の演出図柄を大当りの組合せとは異なる所定の外れの組合せで停止表示しても良い。
本発明は上記実施例1ないし3に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することが可能である。
遊技機には遊技球が所定の入球領域に有効に入球した場合に当否の判定を行い、当否の判定を行った場合に演出遊技の画像を表示する構成のものがある(特開2016-158689号公報参照)。この従来の遊技機の場合には演出遊技の画像の演出態様が演出モードの変更や遊技モードの変更やリーチ演出の発展等に応じて大きく変わることがあり、遊技者が演出態様の突然の大きな変更に戸惑いを感じることがあった。参考発明[1-1][1-6]は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者が演出遊技の画像の演出態様の変更に戸惑いを感じてしまうことを防止することが可能な遊技機を提供することにある。
遊技球が所定の入球領域に有効に入球したことに応じて当否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段が当否を判定したことに応じて演出遊技の画像が表示される表示器と、
前記表示器に前記演出遊技の画像を表示するものであって、前記演出遊技の画像の演出態様を変更する場合には当該変更を遊技者に示唆する示唆演出の画像を前記演出遊技中に表示する演出遊技手段を備え、
前記演出遊技手段は、前記示唆演出中に所定のリピート画像を繰返し表示することが可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、演出遊技の画像の演出態様が変更される場合には示唆演出の画像が表示されることに応じて演出態様の変更が遊技者に示唆される。しかも、示唆演出中に所定のリピート画像が繰返し表示されることに応じて遊技者に演出態様の変更が繰返し示唆されるので、総じて、遊技者が演出遊技の画像の演出態様の変更に戸惑いを感じてしまうことを防止することが可能となる。
前記演出遊技手段は、前記演出遊技の演出態様を変更する場合には前記リピート画像として変更後の演出態様を遊技者に示唆する画像を表示することを特徴とする参考発明[1-1]に記載の遊技機。
上記手段によれば、演出遊技の演出態様が変更される場合には変更後の演出態様を遊技者に示唆するリピート画像が示唆演出中に繰返し表示されるので、遊技者が変更後の演出態様を見逃すことなく確実に認識することが可能となる。
前記演出遊技手段は、前記演出遊技中に当否の判定結果を報知する識別図柄を表示するものであって、当該識別図柄を前記示唆演出の開始前には第1のサイズで可変表示し、前記示唆演出中には当該第1のサイズに比べて小さな第2のサイズで可変表示することが可能なものであることを特徴とする参考発明[1-1]または[1-2]に記載の遊技機。
上記手段によれば、示唆演出中には識別図柄が示唆演出の開始前に比べて小さなサイズで可変表示されるので、識別図柄の影響で示唆演出の画像の見栄えが低下することを抑えることが可能になる。
前記演出遊技手段は、前記リピート画像の表示が開始されることを遊技者に示唆する事前演出の画像および前記リピート画像の表示が終了したことを遊技者に示唆する事後演出の画像を前記示唆演出中に表示することが可能なものであることを特徴とする参考発明[1-1]ないし[1-3]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、事前演出の画像が表示されることに応じてリピート画像の表示開始が遊技者に示唆され、事後演出の画像が表示されることに応じてリピート画像の表示終了が遊技者に示唆される。このため、遊技者にリピート画像の表示が明確に示唆されるので、遊技者がリピート画像を見逃すことなく確実に視認することが可能となる。
前記当否判定手段の判定結果に応じて所定の特別入球口を開閉する開閉遊技を行う開閉遊技手段を備え、
前記演出遊技手段は、前記開閉遊技手段が前記開閉遊技を所定の態様で行う場合には前記示唆演出の画像の表示を前記開閉遊技が始められることに応じて開始した後に前記開閉遊技の終了まで継続させることを特徴とする参考発明[1-1]ないし[1-4]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、開閉遊技中に示唆演出の画像が表示される。このため、遊技者の目線を示唆演出の画像に向けさせることができるので、遊技者が開閉遊技の実行に気付くことを防止することが可能となる。
遊技球が所定の入球領域に有効に入球したことに応じて当否を判定するものであって、当りとして下記の[1]第1の当りおよび[2]第2の当りを判定することが可能な当否判定手段と、
[1]遊技状態に係る第1の特典および限度期間付きの第2の特典の双方が付与されることとなる第1の当り
[2]前記第1の特典が付与されず、前記第2の特典が付与されることとなる第2の当り
前記当否判定手段が当否を判定したことに応じて演出遊技の画像が表示される表示器と、
前記演出遊技の画像の演出態様を設定するものであって、前記当否判定手段が前記第1の当りと判定した場合および前記第2の当りと判定した場合間で前記第2の特典の限度期間に対応する限度期間が付与された同一の所定の演出態様を設定することが可能な演出態様設定手段と、
前記表示器に前記演出遊技の画像を表示するものであって、前記所定の演出態様が設定される場合には当該演出態様が設定されることを遊技者に示唆する示唆演出の画像を前記演出遊技中に表示する演出遊技手段を備え、
前記演出遊技手段は、前記示唆演出中に所定のリピート画像を繰返し表示することが可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、第1の当りと判定された場合および第2の当りと判定された場合のそれぞれに示唆演出の画像が表示されることに応じて所定の演出態様の設定が遊技者に示唆される上に示唆演出中に所定のリピート画像が繰返し表示されるので、遊技者が所定の演出態様の設定に戸惑いを感じてしまうことを防止することが可能となる。この所定の演出態様は第1の当りと判定された場合および第2の当りと判定された場合のそれぞれで第2の特典の限度期間に相当する限度期間だけ継続されるものであり、遊技者が所定の演出態様の終了時点で第2の特典の終了を認識することは出来るものの、第1の特典が付与されているか否かを判別することは困難になる。
遊技球が所定の入球領域に有効に入球した場合に遊技者にとって有利さの度合いが互いに異なる複数の状態を判定することが可能な判定手段と、
前記判定手段が前記複数の状態のいずれかを判定した場合に所定の特別入球口を開閉する開閉遊技を行う開閉遊技手段と、
前記判定手段が前記複数の状態のいずれかを判定した場合に演出遊技の画像が表示される表示器と、
前記表示器に前記演出遊技の画像を表示するものであって、前記判定手段が前記複数の状態のいずれかを判定した場合には前記演出遊技の画像の表示を前記開閉遊技で前記特別入球口の開閉が開始された後まで継続する演出遊技手段を備え、
前記演出遊技手段は、
前記開閉遊技で前記特別入球口の開閉が開始された場合には前記演出遊技で所定のリピート画像を繰返し表示することが可能なものであることを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、遊技者にとって有利さの度合いが互いに異なる複数の状態が判定された場合には開閉遊技で特別入球口の開閉が開始された後まで演出遊技の画像が継続されるので、遊技者が特別入球口の開閉に気付き難くなる。しかも、特別入球口の開閉が開始された場合には演出遊技で所定のリピート画像が繰返し表示されるので、複数の状態のそれぞれに対応して独自の画像を表示する場合とは異なり、遊技者が演出遊技の画像の演出態様の違いに戸惑いを感じてしまうことを防止することが可能となる。これと共に開閉遊技の所要時間が長い場合および短い場合のそれぞれに対応して独自の画像を再生する手間を省くことも可能になる。
遊技機には遊技球が所定の入球領域に有効に入球した場合に当否の判定を行い、当否の判定を行った場合に図柄遊技の画像を演出モードの設定結果に応じた態様で表示する構成のものがある。この遊技機の場合には遊技者が操作可能な操作手段を備えており、操作手段が有効に操作されることに応じて演出モードを変更することが行われている(特開2016-158689号公報参照)。この従来の遊技機の場合には遊技者が演出モードに関する情報を十分に得られず、所望の演出モードを設定することが困難だった。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は遊技者が所望の演出モードを容易に設定することが可能な遊技機を提供することにある。
遊技球が所定の入球領域に有効に入球したことに応じて当否を判定する判定手段と、
演出モードを設定するモード設定手段と、
前記判定手段の判定結果を遊技者に示唆する図柄遊技の画像を前記モード設定手段の演出モードの設定結果に応じた態様で表示する図柄遊技手段と、
前記モード設定手段が設定可能な複数の演出モードのうちから任意のものを遊技者が選択するためのモード選択画像を表示するものであって、当該モード選択画像上で前記複数の演出モードのうち選択対象とされたものを他のものに比べて強調表示する画像表示手段を備え、
前記画像表示手段は、前記複数の演出モードのうち選択対象とされたものにおいて表示可能な演出を遊技者に示唆する見本画像を前記モード選択画像上で表示することを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、複数の演出モードのうちから任意のものを遊技者が選択するためのモード選択画像が表示される。このモード選択画像上では複数の演出モードのうち選択対象とされたものが他のものに比べて強調表示され、しかも、見本画像が表示されることに応じて選択対象とされた演出モードで表示可能な演出が遊技者に示唆されるので、遊技者が所望の演出モードを容易に設定することが可能となる。
前記画像表示手段は、前記モード選択画像上で2以上の演出モードを同時に表示するものであって、当該2以上の演出モードのうち選択対象とされた1つを残りに比べて視覚的に目立つ態様で強調表示することを特徴とする参考発明[3-1]に記載の遊技機。
上記手段によれば、モード選択画像上で2以上の演出モードが同時に表示されるので、遊技者が演出モードのバリエーションを認識し易くなる。しかも、2以上の演出モードのうち選択対象とされた1つが残りに比べて視覚的に目立つ態様で強調表示されるので、遊技者は選択対象とされた演出モードを認識し易くなる。
前記画像表示手段は、前記モード選択画像上で選択対象とされた1つの演出モードだけを表示することに応じて当該演出モードを強調表示することを特徴とする参考発明[3-1]に記載の遊技機。
上記手段によれば、モード選択画像上で選択対象とされた1つの演出モードだけが表示されるので、遊技者が選択対象とされた演出モードを認識し易くなる。
遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記画像表示手段は、前記モード選択画像の表示状態で前記操作手段が有効に操作された場合に前記モード選択画像上で選択対象とされた演出モードを変更するものであって、当該演出モードの変更に応じて見本画像を変更することを特徴とする参考発明[3-1]ないし[3-3]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、遊技者がモード選択画像の表示状態で操作手段を操作することに応じて選択対象とされた演出モードおよび見本画像を変更することができるので、複数の演出モードのうちから所望のものを設定し易くなる。
遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記モード設定手段は、前記モード選択画像の表示状態で前記操作手段が有効に操作された場合に前記モード選択画像上で選択対象とされた演出モードを設定することを特徴とする参考発明[3-1]ないし[3-4]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、遊技者がモード選択画像の表示状態で操作手段を操作することに応じて演出モードが選択対象とされたものに設定されるので、演出モードの設定操作が容易になる。
遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記複数の演出モードは、1以上の演出モードからなる2以上の演出モード群に分類されたものであり、
前記画像表示手段は、前記操作手段が有効に操作された場合に前記2以上の演出モード群のうち前記操作手段の操作内容に応じたものに関して前記モード選択画像を表示することを特徴とする参考発明[3-1]ないし[3-5]のいずれかに記載の遊技機。
上記手段によれば、遊技者が操作手段を操作した場合には操作手段の操作内容に応じたモード選択画像が表示される。このモード選択画像上では1以上の演出モードからなる演出モード群のうち選択対象とされたものが強調表示され、見本画像が表示されることに応じて選択対象とされた演出モードで表示可能な演出が示唆される。このため、遊技者が操作手段を操作することに応じて演出モードの大分類を選択し、演出モードの大分類から小分類を選択することが可能になる。
遊技球が所定の入球領域に有効に入球した場合に当否を判定する判定手段と、
演出モードを設定するモード設定手段と、
前記判定手段の判定結果を遊技者に示唆する図柄遊技の画像を前記モード設定手段の演出モードの設定結果に応じた態様で表示する図柄遊技手段と、
前記モード設定手段が設定可能な複数の演出モードのうちから1つを遊技者が選択するためのモード選択画像を表示する画像表示手段を備え、
前記画像表示手段は、前記複数の演出モードのうちの1つで表示可能な演出を示唆する見本画像を前記モード選択画像上で表示ものであって、当該見本画像に応じた1つの演出モードが前記選択画像上で選択可能であることを遊技者に示唆するモード情報を前記モード選択画像上で表示することを特徴とする遊技機。
上記手段によれば、複数の演出モードのうちから1つを遊技者が選択するためのモード選択画像が表示される。このモード選択画像上では複数の演出モードのうちの1つで表示可能な演出を示唆する見本画像が表示され、モード情報が表示されることに応じて見本画像に応じた1つの演出モードが選択可能であると遊技者に示唆される。このため、遊技者が所望の演出モードを容易に設定することが可能となる。しかも、モード選択画像上で選択可能な1つの演出モードだけが表示されるので、遊技者が選択可能な演出モードを認識し易くなる。
Claims (6)
- 遊技球が所定の入球領域に有効に入球したことに応じて当否を判定する判定手段と、
演出モードを設定するモード設定手段と、
前記判定手段の判定結果を遊技者に示唆する図柄遊技の画像を前記モード設定手段の演出モードの設定結果に応じた態様で表示する図柄遊技手段と、
前記モード設定手段が設定可能な複数の演出モードのうちから任意のものを遊技者が選択するためのモード選択画像を表示するものであって、当該モード選択画像上で前記複数の演出モードのうち選択対象とされたものを他のものに比べて強調表示する画像表示手段を備え、
前記画像表示手段は、前記複数の演出モードのうち選択対象とされたものにおいて表示可能な演出を遊技者に示唆する見本画像を前記モード選択画像上で表示することを特徴とする遊技機。 - 前記画像表示手段は、前記モード選択画像上で2以上の演出モードを同時に表示するものであって、当該2以上の演出モードのうち選択対象とされた1つを残りに比べて視覚的に目立つ態様で強調表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記画像表示手段は、前記モード選択画像上で選択対象とされる1つの演出モードだけを表示することに応じて当該演出モードを強調表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記画像表示手段は、前記モード選択画像の表示状態で前記操作手段が有効に操作された場合に前記モード選択画像上で選択対象とされた演出モードを変更するものであって、当該演出モードの変更に応じて見本画像を変更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。 - 遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記モード設定手段は、前記モード選択画像の表示状態で前記操作手段が有効に操作された場合に前記モード選択画像上で選択対象とされた演出モードを設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機。 - 遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記複数の演出モードは、1以上の演出モードからなる2以上の演出モード群に分類されたものであり、
前記画像表示手段は、前記操作手段が有効に操作された場合に前記2以上の演出モード群のうち前記操作手段の操作内容に応じたものに関して前記モード選択画像を表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技機。
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JP2022073874A JP2022093504A (ja) | 2022-04-27 | 2022-04-27 | 遊技機 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
US11141692B2 (en) | 2012-08-30 | 2021-10-12 | Element 1 Corp | Hydrogen generation assemblies and hydrogen purification devices |
JP7412803B2 (ja) | 2022-12-15 | 2024-01-15 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018099427A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
JP2021137431A (ja) * | 2020-03-06 | 2021-09-16 | 株式会社平和 | 遊技機 |
-
2022
- 2022-04-27 JP JP2022073874A patent/JP2022093504A/ja active Pending
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