JP2022090859A - 打込み管理システム - Google Patents

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智之 新井
Tomoyuki Arai
直希 ▲高▼橋
Naoki Takahashi
純平 石田
Jumpei Ishida
秋 小島
Aki Kojima
一雄 井手
Kazuo Ide
勝識 平野
Katsunori Hirano
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Abstract

Figure 2022090859000001
【課題】生コンクリートの打込みを適切に行うこと。
【解決手段】打込み管理システム1は、生コンクリートを打ち込む時に先端が生コンクリートBの中に挿入される挿入器具20と、挿入器具20の先端が所定の挿入深度で生コンクリートBに挿入された際に生コンクリートBの表面よりも生コンクリートBの内部側に位置するように挿入器具20に取り付けられかつ電波を発信する第1発信器30と、第1発信器30から発信された電波を受信する受信器50と、受信器50による第1発信器30からの電波の受信状況に基づいて挿入器具20の挿入状態を判断する制御装置と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、打込み管理システムに関する。
生コンクリートの打込み時において、生コンクリートに対する締固め又は打重ね等の処理を行う際には、型枠内に流し込まれた生コンクリートの所定深度に所定器具を挿入して行う。打ち込んだ生コンクリートの品質を向上させるためには、器具が適切な深度に挿入される必要がある。例えば、特許文献1には、器具(コンクリートバイブレータ)の挿入深度を検知する生コンクリートの打込み方法が開示されている。
特開2019-023402号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、器具とは別体の距離計を含む複数の距離計を使用するので、生コンクリートの打込み現場において、器具を構成することが煩雑であるという問題があった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、生コンクリートの打込みを適切に行うことができる打込み管理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の打込み管理システムは、生コンクリートを打ち込む時に先端が前記生コンクリートの中に挿入される挿入器具と、前記挿入器具の先端が所定の挿入深度で前記生コンクリートに挿入された際に前記生コンクリートの表面よりも前記生コンクリートの内部側に位置するように前記挿入器具に取り付けられかつ電波を発信する第1発信器と、前記第1発信器から発信された電波を受信する受信器と、前記受信器による前記第1発信器からの電波の受信状況に基づいて前記挿入器具の挿入状態を判断する制御装置と、を備える。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記制御装置は、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信した場合、前記挿入器具が所定の挿入深度で挿入されていないと判断し、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信しなかった場合、前記挿入器具が所定の挿入深度で挿入されていると判断する。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記挿入器具に取り付けられかつ電波を発信する第2発信器を備え、前記受信器は、前記第2発信器から発信された電波を受信し、前記制御装置は、前記受信器による前記第2発信器からの電波の受信状況に基づいて、前記第2発信器の位置を取得する。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記制御装置は、前記第2発信器から発信された電波の前記受信器への電波到達速度及び入射角に基づいて、前記第2発信器のローカル座標を取得する。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記制御装置は、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信しなくなる直前の受信状況に基づいて、前記挿入器具の挿入位置を取得する。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記挿入器具に取り付けられかつ前記第1発信器から発信された電波を前記受信器に中継する中継器を備える。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記挿入器具の挿入状態を視覚的に示す表示情報を表示する表示装置を備える。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記生コンクリートが打込まれる打込み場所は、平面視において複数の区分に区分けされ、前記表示装置は、前記複数の区分に対応する複数の表示区分を視覚的に示す表示画面を有し、前記複数の区分の各々における前記挿入器具の挿入状態を、各々に対応する前記複数の表示区分に表示する。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記挿入器具は、前記生コンクリートに挿入された状態で前記生コンクリートに振動を与えて締固めを促す振動体を含む挿入部を含み、前記生コンクリートを複数層に分けて打ち重ねる場合であって、前記生コンクリートのうち先行して打込まれた下層に対して上層を打ち込む場合、前記第1発信器は、前記挿入部の先端が前記下層の表面から所定の深さで前記下層に挿入された際に、前記上層の表面よりも前記上層の内部側に位置するように前記挿入器具に取り付けられる。
打込み管理システムの望ましい態様として、前記挿入器具は、前記先端から前記生コンクリートを供給するトレミー管を含み、前記トレミー管の先端を先行して打込まれた生コンクリートに挿入して打ち重ねる場合、前記第1発信器は、前記トレミー管の先端が所定の挿入深度で前記先行して打込まれた生コンクリートに挿入された際に、前記先行して打込まれた生コンクリートの表面よりも前記先行して打込まれた生コンクリートの内部側に位置するように前記トレミー管に取り付けられる。
本開示によれば、生コンクリートの打込みを適切に行うことができる。
図1は、第1実施形態に係る打込み管理システムの構成を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態に係る打込み管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す表示装置の表示画面の一例を示す図である。 図4は、挿入器具の非挿入時の状態を説明する図である。 図5は、挿入器具の挿入時の状態を説明する図である。 図6は、第1実施形態の第1変形例に係る打込み管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態の第2変形例に係る打込み管理システムの機能構成を示すブロック図である。 図8は、第2実施形態に係る打込み管理システムの構成を模式的に示す図である。
以下に、本開示に係る打込み管理システムについて実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本開示は、以下の実施形態の記載に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。以下の実施形態では、本開示に係る打込み管理システムの実施形態を例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略する。
(第1実施形態)
[システムの構成]
図1は、第1実施形態に係る打込み管理システム1の構成を模式的に示す図である。図2は、第1実施形態に係る打込み管理システム1の機能構成を示すブロック図である。図3は、図1に示す表示装置70の表示画面78の一例を示す図である。
第1実施形態の打込み管理システム1は、生コンクリートBの打込み現場において、打込み場所10に打ち込まれた生コンクリートBに対する締固め処理を行う際に、生コンクリートBに挿入する挿入器具20の挿入状態を、管理者A及び作業員W等が把握するためのシステムである。図1及び図2に示すように、第1実施形態の打込み管理システム1は、挿入器具20と、第1発信器30と、第2発信器40と、受信器50と、無線ハブ60と、表示装置70と、制御装置80と、を備える。
打込み場所10は、第1実施形態において、鉄筋12を有する鉄筋コンクリート構造物が構築される所定領域である。鉄筋12は、打込み場所10の周囲に設けられた型枠の内側において格子状に組まれて配置される。管理者A及び作業員Wは、例えば、梁状に設けられた鉄筋12に乗って各種作業を行う。生コンクリートBは、例えば、アジテータ車等の供給源に接続されたホースから、型枠の内側に複数の層(例えば、図4、5の下層B1及び上層B2等)に分割して供給される。
生コンクリートBが打込まれる打込み場所10は、平面視において、複数の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lに区分けされる。第1実施形態の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lは、平面視において、一辺50cmの正方形状である。
挿入器具20は、生コンクリートBを打ち込む時に先端が生コンクリートBに挿入される器具である。挿入器具20は、第1実施形態において、打込み場所10に生コンクリートBに打ち込まれた後、生コンクリートBに対する締固め処理を行う器具である。挿入器具20は、第1実施形態において、挿入部22と、ケーブル部24と、を含む。
挿入部22は、挿入器具20において、生コンクリートBに挿入される部分である。挿入部22は、第1実施形態において、生コンクリートBに振動を与えて締固めを促す振動体、すなわち、バイブレータを含む。挿入部22は、例えば、直径が約50mm、長手方向の長さが約40cmの棒形状である。
挿入部22は、生コンクリートBの表面から、長手方向に沿って、下方に挿入される。挿入器具20の挿入部22は、打込み場所10の各々の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lの各々の所定の1箇所のみに挿入され、水平方向に移動させない。挿入部22は、生コンクリートBの内部に振動を付与する。挿入部22は、例えば、15秒間に亘って生コンクリートBに振動を付与する。生コンクリートBは、振動を付与されて締め固められた後、所定時間に亘って養生されることによって、硬化する。
ケーブル部24は、防水性及びフレキシブル性を有する。ケーブル部24は、挿入部22の生コンクリートBに挿入される際に上方に位置する側の端部に接続する。ケーブル部24は、例えば、電源及びスイッチに接続し、挿入部22の振動体を振動させるための電力を供給する。例えば、作業員Wは、ケーブル部24を把持して、挿入部22を鉛直下方に垂らした状態を維持したまま、挿入部22を下方に下ろすことによって、生コンクリートBに挿入部22を挿入する。
第1発信器30は、後述の制御装置80が挿入器具20の挿入状態を判断するための電波を発信する。第1発信器30が発信する電波は、生コンクリートBでの減衰が大きい電波である。電波は、例えば、2.4GHz帯のBluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、又はZiBbee(登録商標)等の近距離無線通信規格、あるいは3.4~4.8GHz、7.25~10.25GHzの帯域である超広帯域無線(UWB;Ultra Wide Band)通信規格の電波を含む。第1発信器30が発信する電波は、水での減衰が大きくなる433MHz以上の周波数を有する電波であることが好ましい。第1発信器30は、例えば、RFID(Radio Frequency Identifier)による通信を行うアクティブタグを含む。アクティブタグは、電池を内蔵し、通信時に自らの電力で電波を発するタグである。
第1発信器30は、挿入器具20の先端から所定距離の位置に取り付けられる。第1発信器30は、第1実施形態において、ケーブル部24に取り付けられる。第1発信器30が取り付けられる位置は、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に存在する位置である。第1発信器30は、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、発信した電波が生コンクリートBの外部まで伝搬するまでに十分に減衰する位置に取り付けられる。十分に減衰するとは、第1発信器30から発信された電波が、後述の受信器50で検出不可となることをいう。
第2発信器40は、後述の制御装置80が挿入器具20の平面視における挿入位置を取得するための電波を発信する。電波は、例えば、2.4GHz帯のBluetooth、Wi-Fi、又はZiBbee等の近距離無線通信規格、あるいは3.4~4.8GHz、7.25~10.25GHzの帯域である超広帯域無線(UWB;Ultra Wide Band)通信規格の電波を含む。第2発信器40は、例えば、RFIDによる通信を行うアクティブタグを含む。
第2発信器40は、挿入器具20の第1発信器30よりも先端から遠い位置に取り付けられる。第2発信器40は、第1実施形態において、ケーブル部24に取り付けられる。第2発信器40が取り付けられる位置は、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、生コンクリートBの表面より外部側に存在する位置である。
受信器50は、電波を受信する。受信器50は、受信した電波から、第1発信器30から発信された電波及び第2発信器40から発信された電波のそれぞれの電波信号を抽出する。受信器50は、抽出した電波信号を、無線ハブ60が属する通信ネットワークを介して制御装置80へ送出する。受信器50は、複数の受信器52、54、56、58を含む。複数の受信器52、54、56、58は、無線ハブ60に無線通信で接続する。
無線ハブ60は、打込み場所10を含む打込み現場において構築される通信ネットワークに属する無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントである。無線ハブ60は、例えば、無線LANルーターであってもよい。無線ハブ60は、受信器50、表示装置70及び制御装置80を互いに無線ネットワーク接続する。なお、打込み管理システム1の通信ネットワークは、実施形態では無線ハブ60を介して各機器を無線で接続するように構築されるが、本開示では一部の接続が有線で接続されてもよい。
表示装置70は、打込み管理のための種々の映像を表示する。表示装置70は、制御装置80から出力された映像信号等を含む制御信号に基づいて、各種情報を表示する。表示装置70は、打込み場所10への挿入器具20の挿入状態を視覚的に示す表示情報を表示する。表示装置70は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等を含むディスプレイである。表示装置70は、各種操作を入力可能な操作部として機能するタッチパネル式のディスプレイであってもよい。
表示装置70は、例えば、大型モニタ、電子ボード、タブレット端末、スマートフォン、スマートウォッチ、ウェアラブルモニタ等を含む。表示装置70は、第1実施形態において、複数種類の表示装置72、74、76を含む。表示装置72は、第1実施形態において、打込み場所10に近接した位置に設置される電子ボードである。表示装置74は、第1実施形態において、管理者Aが操作するタブレット端末である。表示装置76は、第1実施形態において、作業員Wが装着するスマートウォッチである。
表示装置70に打込み場所10への挿入器具20の挿入状態を示す情報を表示させる場合、図3に示すように、各々の表示装置70の表示画面78は、打込み場所10の複数の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lに対応する複数の表示区分78a、78b、78c、78d、78e、78f、78g、78h、78i、78j、78k、78lに分割される。
図3に示す一例では、表示画面78の表示区分78a、78b、78c、78d、78eが灰色で表示され、表示区分78f、78g、78h、78i、78j、78k、78lが白色で表示されている。灰色に表示された表示区分78a、78b、78c、78d、78eは、対応する打込み場所10の区分10a、10b、10c、10d、10eにおいて、挿入器具20による締固め処理が実施済みであることを示す。白色に表示された表示区分78f、78g、78h、78i、78j、78k、78lは、対応する打込み場所10の区分10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lにおいて、挿入器具20による締固め処理が未実施であることを示す。
表示装置70における打込み場所10への挿入器具20の挿入状態の表示方法は、第1実施形態に限定されない。例えば、締固め処理のために挿入器具20を生コンクリートBに挿入中の区分10eにおいて、挿入器具20が所定の挿入深度に挿入されていない場合、表示区分78eを赤色に表示するようにしてもよい。挿入器具20の挿入状態の判断方法については、後述にて説明する。
制御装置80は、打込み管理システム1による処理の制御を行う。制御装置80は、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられるデータが記憶される記憶装置、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置、及び打込み管理システム1の各種の機器との通信手段としての入出力インターフェース装置を含む。制御装置80は、無線ハブ60を介して受信器50から、第1発信器30の電波信号及び第2発信器40の電波信号を取得する。制御装置80は、無線ハブ60を介して表示装置70へ、打込み管理のための種々の映像を表示させるための映像信号等を含む制御信号を出力する。
[挿入状態の判断方法]
図4は、挿入器具20の非挿入時の状態を説明する図である。図5は、挿入器具20の挿入時の状態を説明する図である。図4及び図5に示す一例では、先行して打込まれたn(整数)層目の生コンクリート層(以下、下層B1という)に対して高さ方向に(n+1)層目の生コンクリート層(以下、上層B2という)を打ち重ねる場合の締固め処理を示している。生コンクリートBを複数層に分けて打ち重ねる場合は、1層の生コンクリート層を50cm以下の厚さとする。図4及び図5に示す一例において、下層B1及び上層B2の厚さh1は、例えば、50cmである。
図4に示すように、挿入器具20が生コンクリートBに挿入されてない状態において、第1発信器30は、生コンクリートBの表面より外部側に存在する。この際、第1発信器30から発信された電波が生コンクリートBに伝搬を阻害されないので、受信器50は、第1発信器30から発信された電波を受信可能である。
図5に示すように、挿入器具20が生コンクリートBに挿入深度Hで挿入されている状態において、第1発信器30は、生コンクリートBの表面より内部側に存在する。この際、第1発信器30から発信された電波が生コンクリートBに伝搬を阻害されるので、受信器50は、第1発信器30から発信された電波を受信できない。
なお、挿入深度Hは、上層B2の厚さh1と、挿入器具20を下層B1に挿入させる深さh2と、の合計値である。挿入器具20を下層B1に挿入させる深さh2は、下層B1の表面から挿入器具20の先端までの深さである。例えば施工時において、下層B1の表面の位置は、打込み中の上層B2の表面から、設計上の上層B2の厚さ分、下方の位置である。深さh2は、10cm以上である。挿入深度Hは、例えば、60cmである。硬化途中の下層B1に上層B2を打ち込む際、挿入器具20の挿入部22の先端を下層B1に挿入して、上層B2と下層B1とを合わせて締め固めることによって、コールドジョイントを抑制し、上層B2と下層B1とを一体化させることができる。
制御装置80(図2参照)は、受信器50による第1発信器30からの電波の受信状況に基づいて、挿入器具20の挿入状態を判断する。より詳しくは、制御装置80は、第1発信器30から発信された電波を、受信器50が受信できたか否かに基づいて、第1発信器30が生コンクリートBの内部に挿入されているか否か、すなわち、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されているか否かを判断する。
制御装置80は、第1発信器30から発信された電波を受信器50が受信した場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていないと判断する。制御装置80は、第1発信器30から発信された電波を受信器50が受信しなかった場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていると判断する。
[挿入位置の取得方法]
制御装置80は、受信器50による第2発信器40からの電波の受信状況に基づいて、第2発信器40の位置を取得する。制御装置80は、取得した第2発信器40の位置情報に基づいて、平面視における挿入器具20の挿入位置を取得する。制御装置80は、例えば、第2発信器40から各々の受信器52、54、56、58への電波到達時間及び入射角に基づいて、第2発信器40のローカル座標を取得する。制御装置80は、挿入器具20が各々の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10l(図1参照)に挿入された際に取得したローカル座標を記憶する。制御装置80は、取得した各々のローカル座標に基づいて、挿入器具20が平面視において、例えば、50cm間隔で適切に挿入されているか否かを判断する。
以上説明したように、第1実施形態の打込み管理システム1は、生コンクリートBを打ち込む時に先端が生コンクリートBの中に挿入される挿入器具20と、挿入器具20の先端が所定の挿入深度Hで生コンクリートBに挿入された際に生コンクリートBの表面より内部側に位置するように挿入器具20に取り付けられかつ電波を発信する第1発信器30と、第1発信器30から発信された電波を受信する受信器50と、受信器50による第1発信器30からの電波の受信状況に基づいて挿入器具20の挿入状態を判断する制御装置80と、を備える。
挿入器具20の適切な挿入深度Hは、生コンクリートBに対する処理に応じて決定される。すなわち、第1実施形態の打込み管理システム1は、処理を行う際に挿入器具20が適切な挿入深度Hで挿入されている場合、第1発信器30が生コンクリートBの内部に存在するので、第1発信器30から発信された電波が生コンクリートBによって大きく減衰する。
したがって、受信器50による第1発信器30からの電波の受信状況によって、第1発信器30が生コンクリートBの内部に存在するか否かを判断することができるので、第1発信器30が取り付けられた挿入器具20の挿入状態を判断することができる。このように、生コンクリートBに対する挿入器具20の挿入状態を判断することにより、生コンクリートBの打込みを適切に行うことができる。また、受信器50による第1発信器30からの受信状況に基づいて判断することにより、容易に挿入器具20の挿入状態を判断することができるので、生コンクリートBの打込み作業を効率化することができる。
また、打込み管理システム1において、制御装置80は、第1発信器30から発信された電波を受信器50が受信した場合、挿入器具20が所定の挿入深度Hで挿入されていないと判断し、第1発信器30から発信された電波を受信器50が受信しなかった場合、挿入器具20が所定の挿入深度Hで挿入されていると判断する。これにより、受信器50による第1発信器30からの電波の受信の有無によって、第1発信器30が生コンクリートBの内部に存在するか否かを判断することができるので、第1発信器30が取り付けられた挿入器具20が所定の挿入深度Hで挿入されているか否かを判断することができる。
また、打込み管理システム1は、挿入器具20に取り付けられかつ電波を発信する第2発信器40を備え、打込み管理システム1において、受信器50は、第2発信器40から発信された電波を受信し、制御装置80は、受信器50による第2発信器40からの電波の受信状況に基づいて、第2発信器40の位置を取得する。これにより、挿入器具20が挿入された位置を把握することができるので、打込み場所10の適切な位置において生コンクリートBに対する処理を行うことができる。
また、打込み管理システム1において、制御装置80は、第2発信器40から発信された電波の受信器50への電波到達速度及び入射角に基づいて、第2発信器40のローカル座標を取得する。これにより、挿入器具20が挿入された位置のローカル座標を把握することができるので、打込み場所10の適切な位置において生コンクリートBに対する処理を行うことができる。
また、打込み管理システム1は、挿入器具20の挿入状態を視覚的に示す表示情報を表示する表示装置70を備える。これにより、管理者A及び作業員Wが容易に挿入器具20の挿入状態を把握することができるので、生コンクリートBの打込みを適切に行うとともに、生コンクリートBの打込み作業を効率化することができる。
また、打込み管理システム1において、生コンクリートBが打込まれる打込み場所10は、平面視において複数の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lに区分けされ、表示装置70は、表示画面78が複数の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lに対応する複数の表示区分78a、78b、78c、78d、78e、78f、78g、78h、78i、78j、78k、78lを含み、複数の区分10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10lの各々における挿入器具20の挿入状態を視覚的に示す表示情報を、各々に対応する複数の表示区分78a、78b、78c、78d、78e、78f、78g、78h、78i、78j、78k、78lに表示する。これにより、管理者A及び作業員Wが容易に挿入器具20の挿入状態を把握することができるので、生コンクリートBの打込みを適切に行うとともに、生コンクリートBの打込み作業を効率化することができる。
また、打込み管理システム1において、挿入器具20は、生コンクリートBに挿入された状態で生コンクリートBに振動を与えて締固めを促す振動体を含む挿入部22を含み、生コンクリートBを複数層に分けて打ち重ねる場合であって、先行して打込まれた下層B1に対して上層B2を打ち込む場合、第1発信器30は、挿入部22の先端が所定の深さh2で下層B1に挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に位置するように挿入器具20に取り付けられる。これにより、生コンクリートBを複数層に分けて打ち重ねる際に、好適な挿入深度Hに挿入部22を挿入し、下層B1と上層B2とを合わせて締め固めることができるので、コールドジョイントを抑制し、上層B2と下層B1とを一体化させることができる。
(第1実施形態の第1変形例)
図6は、第1実施形態の第1変形例に係る打込み管理システム2の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態の第1変形例の打込み管理システム2において、第1実施形態の打込み管理システム1と同一の構成については同一の参照符号を付して適宜説明を省略し、異なる構成について説明する。第1実施形態の第1変形例の打込み管理システム2は、第1実施形態の打込み管理システム1と比較して、第1発信器30及び第2発信器40の代わりに、第1発信器32及び中継器90を備える点で異なる。
第1発信器32は、第1実施形態の第1発信器30と同様に、制御装置80が挿入器具20の挿入状態を判断するための電波を発信する。第1発信器32の取り付け位置は、第1実施形態の第1発信器30と同様である。すなわち、第1発信器32が取り付けられる位置は、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に存在する位置である。
中継器90は、第1発信器32から発信された電波を受信器50に中継する。中継器90は、第1実施形態の第2発信器40と同様の位置に取り付けられる。すなわち、中継器90が取り付けられる位置は、挿入器具20の第1発信器30よりも先端から遠い位置であって、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、生コンクリートBの表面より外部側に存在する位置である。
第1実施形態の第1変形例の制御装置80が挿入器具20の挿入状態を判断する方法は、第1実施形態と同様である。すなわち、第1発信器32が生コンクリートBの表面より外部側に存在する場合、第1発信器32から発信された電波は、中継器90を介して受信器50へ伝搬する。制御装置80は、第1発信器32から発信された電波を受信器50が受信した場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていないと判断する。
第1発信器32が生コンクリートBの表面より内部側に存在する場合、第1発信器32から発信された電波は、生コンクリートBに伝搬を阻害されるので、中継器90を介して受信器50へ伝搬されない。制御装置80は、第1発信器32から発信された電波を受信器50が受信しなかった場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていると判断する。
制御装置80は、受信器50による中継器90を介した第1発信器32からの電波の受信状況に基づいて、中継器90の位置を取得する。制御装置80は、取得した中継器90の位置情報に基づいて、平面視における挿入器具20の挿入位置を取得する。制御装置80は、例えば、第1発信器32から各々の受信器52、54、56、58への電波到達時間及び中継器90からの電波の入射角に基づいて、中継器90のローカル座標を取得する。
以上説明したように、第1実施形態の第1変形例の打込み管理システム2は、挿入器具20に取り付けられかつ第1発信器32から発信された電波を受信器50に中継する中継器90を備える。これにより、障害物の多い打込み場所10、又は受信器50を挿入器具20の近傍に配置できない打込み場所10で生コンクリートBを打ち込む場合であっても、生コンクリートBの外部にある第1発信器32から発信された電波を、受信器50へ伝搬させることができる。
(第1実施形態の第2変形例)
図7は、第1実施形態の第2変形例に係る打込み管理システム3の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態の第2変形例の打込み管理システム3において、第1実施形態の打込み管理システム1と同一の構成については同一の参照符号を付して適宜説明を省略し、異なる構成について説明する。第1実施形態の第2変形例の打込み管理システム3は、第1実施形態の打込み管理システム1と比較して、第1発信器30及び第2発信器40の代わりに、第1発信器34を備える点で異なる。
第1発信器34は、制御装置80が挿入器具20の挿入状態を判断するため、及び挿入器具20の平面視における挿入位置を取得するための電波を発信する。第1発信器34の取り付け位置は、第1実施形態の第1発信器30と同様である。すなわち、第1発信器34が取り付けられる位置は、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に存在する位置である。
第1実施形態の第2変形例の制御装置80が挿入器具20の挿入状態を判断する方法は、第1実施形態と同様である。すなわち、第1発信器32が生コンクリートBの表面より外部側に存在する場合、第1発信器34から発信された電波は、生コンクリートBに伝搬を阻害されず、受信器50へ伝搬する。制御装置80は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信した場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていないと判断する。
第1発信器34が生コンクリートBの表面より内部側に存在する場合、第1発信器32から発信された電波は、生コンクリートBに伝搬を阻害されるので、受信器50へ伝搬されない。制御装置80は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信しなかった場合、挿入器具20が生コンクリートBに所定の挿入深度で挿入されていると判断する。
制御装置80は、周期的に受信器50による第1発信器34からの電波の受信状況を取得する。制御装置80は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信しなくなる直前の受信状況に基づいて、挿入器具20の挿入位置を取得する。制御装置80は、取得した第1発信器34の位置情報に基づいて、平面視における挿入器具20の挿入位置を取得する。制御装置80は、例えば、第1発信器34から各々の受信器52、54、56、58への電波到達時間及び入射角に基づいて、第1発信器34のローカル座標を取得する。
以上説明したように、第1実施形態の第2変形例の打込み管理システム3において、制御装置80は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信しなくなる直前の受信状況に基づいて、挿入器具20の挿入位置を取得する。これにより、1つの発信器(第1発信器34)から発信された電波の受信状況に基づいて、挿入器具20の挿入状態と挿入位置とを把握することができる。したがって、簡単な構成で、打込み場所10の適切な位置において、生コンクリートBの打込みを適切に行うとともに、生コンクリートBの打込み作業を効率化することができる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態に係る打込み管理システム4の構成を模式的に示す図である。第2実施形態の打込み管理システム4において、第1実施形態の第2変形例の打込み管理システム3と同一の構成については同一の参照符号を付して適宜説明を省略し、異なる構成について説明する。
第2実施形態の打込み管理システム4は、生コンクリートBの打込み時において、打込み場所110に打ち込まれた生コンクリートBに対する打重ね処理を行う際に、生コンクリートBに挿入する挿入器具120の挿入状態を、管理者及び作業員等が把握するためのシステムである。図8に示すように、第2実施形態の打込み管理システム4は、挿入器具120と、第1発信器34と、を備える。また、第2実施形態の打込み管理システム4は、第1実施形態の第2変形例と同様に、受信器50と、無線ハブ60と、表示装置70と、制御装置80と、を備えるが、図8では図示を省略する。
打込み場所110は、第2実施形態において、地中Gに基礎杭等の杭打ちを行うために掘削された垂直の孔を含む。打込み場所110の孔には、杭の鉄筋である円筒状の鉄筋かご112が建て込まれている。さらに、鉄筋かご112の内側に、挿入器具120が建て込まれている。
挿入器具120は、第2実施形態において、上端に装着されたホッパー126から受け入れた生コンクリートBを、下端(先端)から供給する管状の器具である。挿入器具120は、第2実施形態において、トレミー管である。挿入器具120は、先端が打込み場所110の孔の底部に配置されて、生コンクリートBを孔の底部に供給する。挿入器具120は、生コンクリートBを孔に供給している間、先端の挿入部分122が先行して打ち込まれた生コンクリートBの層から浮き上がらず、挿入深度Hが略一定に維持されるように、順次引き上げられることが好ましい。
第2実施形態の第1発信器34は、挿入器具120の挿入部分122の先端から所定距離の位置に取り付けられる。第1発信器34が取り付けられる位置は、挿入器具20の挿入部分122が生コンクリートBに所定の挿入深度Hで挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に存在する位置である。
すなわち、先行して打込まれた生コンクリートBに打ち重ねる場合、挿入部分122は、先行して打込まれた生コンクリートBに挿入される。この際、挿入部分122が所定の挿入深度Hで挿入されていない場合、第1発信器34は、生コンクリートBの表面より外部側に存在する。この際、第1発信器34から発信された電波が生コンクリートBに伝搬を阻害されないので、受信器50(図1、図7等参照)は、第1発信器34から発信された電波を受信可能である。制御装置80(図2、図7等参照)は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信した場合、挿入器具120が生コンクリートBに所定の挿入深度Hで挿入されていないと判断する。
挿入部分122が所定の挿入深度Hで挿入されている場合、第1発信器34は、生コンクリートBの表面より内部側に存在する。この際、第1発信器34から発信された電波が生コンクリートBに伝搬を阻害されるので、受信器50(図1、図7等参照)は、第1発信器34から発信された電波を受信できない。制御装置80(図2、図7等参照)は、第1発信器34から発信された電波を受信器50が受信しなかった場合、挿入器具120が生コンクリートBに所定の挿入深度Hで挿入されていると判断する。
以上説明したように、第2実施形態の打込み管理システム4において、挿入器具120は、先端から生コンクリートBを供給するトレミー管を含み、トレミー管の先端(挿入部分122)を先行して打込まれた生コンクリートBに挿入して打ち重ねる場合、第1発信器34は、トレミー管の先端が所定の挿入深度Hで前記先行して打込まれた生コンクリートBに挿入された際に、生コンクリートBの表面より内部側に位置するようにトレミー管に取り付けられる。これにより、生コンクリートBを供給しながらトレミー管を順次引き上げる際に、第1発信器34から発信された電波の受信状況を確認することにより、第1発信器34が取り付けられたトレミー管の挿入状態を判断することができる。したがって、トレミー管の先端の挿入部分122が、先行して打ち込まれた生コンクリートBの層から浮き上がらないように、挿入深度Hを略一定に維持させることができるので、生コンクリートBの打込みを適切に行うことができる。
なお、各実施形態において説明した各構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施形態内の他の構成と組み合わせてもよい。また、これらの各構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施形態とは異なる他の実施形態内の構成と組み合わせてもよい。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の改変を行ってもよい。
例えば、第1実施形態では、第2発信器40から発信された電波の受信器50への電波到達時間及び入射角に基づいて、第2発信器40のローカル座標を取得するが、GNSS(Global Navigation Satellite System)によってグローバル座標を取得してもよい。
1、2、3、4 打込み管理システム
10 打込み場所
10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j、10k、10l 区分
12 鉄筋
20 挿入器具
22 挿入部
24 ケーブル部
30、32、34 第1発信器
40 第2発信器
50、52、54、56、58 受信器
60 無線ハブ
70、72、74、76 表示装置
78 表示画面
78a、78b、78c、78d、78e、78f、78g、78h、78i、78j、78k、78l 表示区分
80 制御装置
90 中継器
110 打込み場所
112 鉄筋かご
120 挿入器具
122 挿入部分
126 ホッパー
A 管理者
W 作業員
B 生コンクリート
B1 下層
B2 上層
h1 厚さ
h2 深さ
H 挿入深度
G 地中

Claims (10)

  1. 生コンクリートを打ち込む時に先端が前記生コンクリートの中に挿入される挿入器具と、
    前記挿入器具の先端が所定の挿入深度で前記生コンクリートに挿入された際に前記生コンクリートの表面よりも前記生コンクリートの内部側に位置するように前記挿入器具に取り付けられかつ電波を発信する第1発信器と、
    前記第1発信器から発信された電波を受信する受信器と、
    前記受信器による前記第1発信器からの電波の受信状況に基づいて前記挿入器具の挿入状態を判断する制御装置と、
    を備える、打込み管理システム。
  2. 前記制御装置は、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信した場合、前記挿入器具が所定の挿入深度で挿入されていないと判断し、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信しなかった場合、前記挿入器具が所定の挿入深度で挿入されていると判断する、
    請求項1に記載の打込み管理システム。
  3. 前記挿入器具に取り付けられかつ電波を発信する第2発信器を備え、
    前記受信器は、前記第2発信器から発信された電波を受信し、
    前記制御装置は、前記受信器による前記第2発信器からの電波の受信状況に基づいて、前記第2発信器の位置を取得する、
    請求項1又は2に記載の打込み管理システム。
  4. 前記制御装置は、前記第2発信器から発信された電波の前記受信器への電波到達速度及び入射角に基づいて、前記第2発信器のローカル座標を取得する、
    請求項3に記載の打込み管理システム。
  5. 前記制御装置は、前記第1発信器から発信された電波を前記受信器が受信しなくなる直前の受信状況に基づいて、前記挿入器具の挿入位置を取得する、
    請求項1又は2に記載の打込み管理システム。
  6. 前記挿入器具に取り付けられかつ前記第1発信器から発信された電波を前記受信器に中継する中継器を備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の打込み管理システム。
  7. 前記挿入器具の挿入状態を視覚的に示す表示情報を表示する表示装置を備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の打込み管理システム。
  8. 前記生コンクリートが打込まれる打込み場所は、平面視において複数の区分に区分けされ、
    前記表示装置は、前記複数の区分に対応する複数の表示区分を視覚的に示す表示画面を有し、前記複数の区分の各々における前記挿入器具の挿入状態を、各々に対応する前記複数の表示区分に表示する、
    請求項7に記載の打込み管理システム。
  9. 前記挿入器具は、前記生コンクリートに挿入された状態で前記生コンクリートに振動を与えて締固めを促す振動体を含む挿入部を含み、
    前記生コンクリートを複数層に分けて打ち重ねる場合であって、前記生コンクリートのうち先行して打込まれた下層に対して上層を打ち込む場合、前記第1発信器は、前記挿入部の先端が前記下層の表面から所定の深さで前記下層に挿入された際に、前記上層の表面よりも前記上層の内部側に位置するように前記挿入器具に取り付けられる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の打込み管理システム。
  10. 前記挿入器具は、前記先端から前記生コンクリートを供給するトレミー管を含み、
    前記トレミー管の先端を先行して打込まれた生コンクリートに挿入して打ち重ねる場合、前記第1発信器は、前記トレミー管の先端が所定の挿入深度で前記先行して打込まれた生コンクリートに挿入された際に、前記先行して打込まれた生コンクリートの表面よりも前記先行して打込まれた生コンクリートの内部側に位置するように前記トレミー管に取り付けられる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の打込み管理システム。
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