JP2002202357A - 杭の打設方法および墨出位置確認システム - Google Patents

杭の打設方法および墨出位置確認システム

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JP2002202357A
JP2002202357A JP2000400979A JP2000400979A JP2002202357A JP 2002202357 A JP2002202357 A JP 2002202357A JP 2000400979 A JP2000400979 A JP 2000400979A JP 2000400979 A JP2000400979 A JP 2000400979A JP 2002202357 A JP2002202357 A JP 2002202357A
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English (en)
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Tatsuji Oura
達司 大浦
Yasushi Oura
寧 大浦
Akira Oura
章 大浦
Kiyokazu Hirose
清和 廣瀬
Michio Hashinaga
通男 橋永
Takeshi Abe
武史 阿部
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OURA KOSOKU KK
Nikon Corp
Nikon Geotecs Co Ltd
Original Assignee
OURA KOSOKU KK
Nikon Corp
Nikon Geotecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に、かつ、精度よく杭を打設する。 【解決手段】 基準点Paに光学式測量機をセットし、
杭芯位置Pnの墨出を行う。次いで、杭を打設する前
に、一対のアンテナ11,21、受信機12,22、通信
機14,24、コントローラ13,23からなるGPS測
量機により墨出位置の確認作業を行う。これにより、基
準点Paと墨出位置Pnの間に障害物がある場合等、視通
の確保が困難な場合でも、容易に、かつ、精度よく墨出
位置Pnを確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の基礎をな
す杭の打設方法、および墨出位置を確認する墨出位置確
認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地盤がやわらかい箇所に高層
ビルなどの大型建築物を建築する場合には、地中深くの
硬い地盤面まで多数の杭を打設し、その杭の上に建築物
を建築するようにしている。杭として、現在は、鉄筋コ
ンクリート製の既製コンクリート杭や鋼杭(鋼管杭)、
場所打ちコンクリート杭、地上部を備えた構芯杭、拡底
杭などが主に用いられる。既製コンクリート杭は、杭打
ち機械を用いたハンマー工法によって地中に打ち込まれ
るが、騒音や振動が発生しやすいという欠点があり、こ
れに代わって埋め込み工法も採られる。場所打ちコンク
リート杭は、アースドリルなどによって地盤に孔をあ
け、その中にコンクリートを流し込むものである。
【0003】地面に既製杭や場所打ち杭などを打設する
際には、まず、設計図に沿って地面の杭芯位置に印を付
ける必要がある。これを墨出という。墨出位置の精度
は、通常5mm以内にしなければならない。したがって、
墨出を行うにあたっては、光学式測量機を用いて杭芯位
置を精度よく検測し、そこに鋲などを打ち込む。墨出作
業が終了すると、たて1.5m×よこ5m×厚さ20mmほ
どの敷鉄板(以下、鉄板という)を地面に複数枚敷設
し、鉄板上にアースドリルや油圧ショベル等の重機を運
搬する。杭を打設する際には、その打設位置に置かれた
鉄板を取り除き、杭芯が鋲の位置に一致するように杭を
打つ。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところで、地面に鋲などを打ち込んで墨出
を行うと、重機の往来や杭の打設作業等によって墨出位
置がずれるおそれがある。したがって、杭を打設する際
には、その前に墨出位置を確認する作業が必要となる。
しかしながら、現場作業が進むにつれて現場には多数の
機械や大型部品等が配置されており、これらが障害とな
って、基準点からその墨出位置まで一直線に視通を確保
することは困難である。その場合には、視通を確保でき
る点を経由して墨出位置を検測しなければならず、光学
式測量機を用いて墨出位置を確認することは、非常に手
間がかかるばかりか、熟練を要するものであった。
【0005】本発明の目的は、容易に、かつ、精度よく
杭を打設することができる杭の打設方法、および、墨出
位置を確認することができる墨出位置確認システムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図面
を参照して説明する。なお、カッコ付きで示した工程に
ついては、発明の実施の形態で詳しく述べる。 1,請求項1の発明による杭の打設方法は、設計図に従
って杭の打設位置を墨出する墨出工程(6)と、この墨
出工程(6)で得られた墨出位置Pnに杭を打設する打
設工程(10)とを含む。そして、打設工程(10)で
杭を打設する前に、GPS測量機11〜14,21〜2
4を用いて墨出位置Pnを確認する確認工程(8)を設
けたことにより上述した目的が達成される。 2,請求項2の発明は、請求項1に記載の杭の打設方法
において、確認工程(8)の後に、墨出位置Pnの設計
値とGPS測量機11〜14,21〜24による観測値
とを比較する比較工程(8)を設け、設計値と観測値と
の較差が所定値Δx,Δy以内のとき、打設工程(1
0)に進み、所定値Δx,Δyを越えるとき、墨出工程
(6)をやり直すものである。 3,請求項3の発明は、請求項1または2に記載の杭の
打設方法において、墨出工程(6)による墨出を、光学
式測量機により行うものである。 4,請求項4の発明は、請求項1に記載の杭の打設方法
において、確認工程(8)の後に、墨出位置Pnの設計
値とGPS測量機11〜14,21〜24による観測値
とを比較する比較工程(8)を設け、設計値と観測値と
の較差が所定値Δx,Δy以内のとき、打設工程(1
0)に進み、所定値Δx,Δyを越えるとき、観測値に
基づいて新たに墨出し、その墨出位置に杭を打設するも
のである。 5,請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載
の杭の打設方法において、GPS測量機11〜14,2
1〜24により得られた公共座標(X,Y)を設計図に
対応するローカル座標(x,y)に変換する変換工程
(4)を含み、比較工程(8)がローカル座標(x,
y)で比較するものである。 6,請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載
の杭の打設方法において、比較工程(8)により得られ
た情報を表示出力する情報管理工程(9)を含むもので
ある。 7,請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載
の杭の打設方法において、墨出工程(6)の後に板部材
33を敷設し、この板部材33上に杭打用の機械34を
配置した後(7)、確認工程(8)を行うものである。 8,請求項8の発明による墨出位置確認システムは、請
求項1〜7のいずれかに記載の杭の打設方法に用いる。
そして、基準位置Paに置かれる第1のGPS位置検出
手段11〜13と、墨出位置Pnに置かれる第2のGP
S位置検出手段21〜23と、第1のGPS位置検出手
段11〜13で検出された基準位置Paの位置情報と、
第2のGPS位置検出手段21〜23で検出された墨出
位置Pnの位置情報とに基づいて、墨出位置Pnを演算す
る演算手段23,14,24とを有することにより上述し
た目的は達成される。 9,請求項9の発明は、請求項8に記載の墨出位置確認
システムにおいて、墨出位置Pnの設計値を記憶する記
憶手段30と、演算手段23,14,24による演算値と
記憶手段30に記憶された設計値とを比較する比較手段
23と、比較手段23による比較結果を表示する表示手
段20とを備えるものである。 10,請求項10の発明は、請求項9に記載の墨出位置
確認システムにおいて、演算値と設計値との差が所定値
Δx,Δy以上のときに作動する報知手段20を備える
ものである。 11,請求項11の発明は、設計図に従って印された杭
打ちの墨出位置を確認する墨出位置確認システムであっ
て、基準位置Paに置かれる第1のGPS位置検出手段
11〜13と、墨出位置Pnに置かれる第2のGPS位
置検出手段21〜23と、第1のGPS位置検出手段1
1〜13で検出された基準位置Paの位置情報と、第2
のGPS位置検出手段21〜23で検出された墨出位置
Pnの位置情報とに基づいて、墨出位置Pnを演算する演
算手段23,14,24と、墨出位置Pnの設計値を記憶
する記憶手段30と、演算手段23,14,24による演
算値と記憶手段30に記憶された設計値とを比較する比
較手段23と、比較手段23による比較結果を表示する
表示手段20とを備えることにより上述した目的は達成
される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。本発明では、RTK−GP
S(リアルタイムキネマティック)測量を利用して墨出
位置を確認する。RTK−GPS測量とは、基準局(固
定局)で観測したGPS受信データを無線などを使って
移動局に転送することにより移動局の位置をリアルタイ
ムに精度よく求めるものである。この手法による位置精
度は約2cmほどである。
【0009】図1は、本発明の実施の形態に係わる墨出
位置確認システムの構成を示す図である。図1に示すよ
うに、このシステムは、固定局100および移動局20
0を備える。固定局100および移動局200は、それ
ぞれGPSアンテナ11,21と、各アンテナ11,21
を介して衛星データを受信するGPS受信機12,22
と、受信機12,22からの信号を取り込み、所定の演
算を行うコントローラ13,23と、固定局100と移
動局200の間で信号を送受信する一対の無線機14,
24とを備える。固定局100では、三脚15によって
基準点Paにアンテナ11が固定され、移動局では、キ
ネマティックポール25によって杭芯位置Pnにアンテ
ナ21が固定される。これによって、基準点Paを基準
とした杭芯位置Pnの座標が後述するように観測され
る。
【0010】図2は、コントローラ13,23の外観図
である。コントローラ13,23には操作部10から各
種指令が入力され、この入力情報と受信機12,22か
らの情報に基づいて、コントローラ13,23は、アン
テナ11,21の位置を演算する。コントローラ13,2
3には表示部20が設けられ、表示部20にアンテナ1
1,21の位置の演算結果などの情報が表示される。な
お、図では表示部20に初期画面が表示されている。表
示部20はタッチパネルであり、操作部10からだけで
なく表示部20からも各種指令が入力可能である。コン
トローラ13,23には挿脱自在にデータカード30が
設けられ、データカード30にアンテナ11,21の位
置情報などが記憶される。なお、コントローラ13,2
3は手のひらサイズであり、手に持ちながら容易に観測
作業を行える。
【0011】このような墨出位置確認システムを用いて
杭の打設作業を行う場合の作業手順について説明する。 (1)観測計画 良好なGPS観測結果を得るには、所定数以上の衛星を
連続して捕捉しなければならず、そのために初めに観測
計画を立てる。この観測計画にあたっては、まず、屋外
にアンテナ11または21を設置し、衛星の軌道歴情報
を取得する。衛星の飛来状況は日毎変化しているため、
良好な観測結果を得るためにはできるだけ最新の軌道歴
を使用することが望ましく、目安として、杭芯確認作業
を行う日より1週間以内の軌道歴情報を取得する。そし
て、この情報を用いて後続の静止測量、杭芯確認を行う
のに適した時間帯を選定する。この場合、高度角が低い
衛星データを使用すると精度劣化を引き起こす可能性が
高いため、高度角15゜以下の衛星データは使用しな
い。
【0012】(2)基準点位置の設置 図3は、杭打ち作業を行う現場の平面図である。図中、
点線で囲まれた範囲A内の各点(P1,P2,...)が杭芯
位置に相当する。観測計画にて十分な衛星捕捉が可能で
あることが確認されると、図3に示すように、作業範囲
Aよりも外側の境界石を基準とした箇所(例えば道路)
2点に鋲を打ち込んで基準点Pa,Pbを設置し、光学式
測量機(トータルステーション)により基準点Pa,Pb
の座標を検測する。基準点Pa,Pbは、後述する杭芯確
認作業における基準となる点であり、そのうちの1点
(Pa)は、例えば現場のxy座標(これをローカル座
標という)の原点に設置され、残り(Pb)はx軸上の
点に設置される。設計図では、このローカル座標により
杭芯位置が与えられる。なお、図中のXY軸は、便宜
上、公共座標の座標軸を表す。以下ではローカル座標を
(x,y)で、公共座標を(X,Y)とする。
【0013】(3)静止測量 GPS観測では、WGS楕円体を基準とした公共座標、
すなわち緯度,経度,楕円体の座標によりアンテナ11,
21の位置が観測される。したがって、設計値と比較す
るためには、公共座標(X,Y)をローカル座標(x,
y)に精度よく変換することが必要となる。そのため
に、まず、ローカル座標(x,y)が既知である基準点
Pa,Pbにそれぞれアンテナ11,21を設置し、2点の
公共座標(X,Y)を観測する。これを静止測量とい
う。静止測量を行うにあたっては、アンテナ11,21
に接続された受信機12,22およびコントローラ13,
23の電源をオンし、図2の初期画面から「現場管理」
を選択する。この「現場管理」では現場名、作業者名な
どを入力する。次いで、「静止測量」を選択し、例えば
以下のような観測条件を入力し、観測を開始する。 ・観測時間:1時間 ・最小衛星数:4衛星 ・データ取得間隔:15秒 ・最低高角度:15゜ ・観測点名、アンテナ高さ、アンテナタイプなど これによって、データカード30には現場名の下に観測
データが記憶される。
【0014】(4)基線解析、パラメータ設定 次に、静止測量により得られた観測データ(緯度,経度,
楕円体データ)をパソコンなどにより基線解析する。こ
れによって、平面直角座標に変換後の基準点Pa,Pbの
公共座標(X,Y)を確定する。次いで、コントローラ
13,23の初期画面から「データ確認」を選択し、こ
の公共座標(X,Y)と光学式測量機により得られたロ
ーカル座標(x,y)をそれぞれ入力する。コントロー
ラ13,23では、これらの入力値からローカル座標
(x,y)による基準点Pa,Pb間の距離と公共座標
(X,Y)による基準点Pa,Pb間の距離および距離の差
をそれぞれ算出し、その算出結果を表示部20に表示す
る。表示結果の一例を図4(a)に示す。
【0015】光学式測量機による検測とGPSによる静
止測量がともに良好に行われていれば、距離差は0に近
いはずである。オペレータは、距離差が杭芯確認作業の
要求精度を満たしているか否かにより、基準点Pa,Pb
の公共座標(X,Y)およびローカル座標(X,Y)のデ
ータを採用するか否かを決定する。採用する場合には、
この座標データを基準として公共座標(X,Y)からロ
ーカル座標(x,y)への変換パラメータがコントロー
ラ13,23に設定される。なお、例えば基準点Paの公
共座標が(100,100)、ローカル座標が(10,1
0)のとき、変換パラメータは(−90,−90)とな
る。距離差が大きすぎて未採用とする場合には、座標観
測を再度繰り返す。
【0016】(5)杭芯設計データ取り込み 次に、測量CADなどにより作成された杭芯設計データ
を、データカード30を媒体としてコントローラ13に
取り込む。各設計データには現場名および杭芯位置に対
応した識別番号(P1,P2,...)が付されている。
【0017】(6)墨出 一方、上述した(2)〜(5)の作業とは別に、現場で
は杭芯位置の墨出を行う。墨出を行うには、まず、基準
点PaまたはPbに光学式測量機をセットし、光学式測量
機による座標系をローカル座標(x,y)に合わせる。
そして、設計図に沿って杭芯位置を順次検測し、図5
(a)に示すように、検測した位置に墨出用の鋲31を
打ち込む。なお、鋲31にひも32などをつけておき、
そのひも32に識別番号を記しておけば、杭芯確認作業
時にその鋲31がどの位置のものかを即座に認識するこ
とができる。このように光学式測量機を用いて墨出を行
うので、初期の墨出の精度は5mm以内である。
【0018】(7)重機の運搬 墨出が終了すると、図5(b)に示すように、地面に厚
さ20mmほどの鉄板33を敷き詰める。これにより鋲3
1は鉄板33で覆われる。次いで、鉄板33の上にアー
スドリルなどの重機34や杭打用の部品を搬送する。そ
して、図5(c)に示すように、杭打ち作業を行う位置
まで重機34を移動し、その位置に置かれた鉄板33を
取り除く。
【0019】(8)杭芯確認 次に、誤った位置に杭が打設されないよう墨出位置を確
認する。これを杭芯確認作業という。杭芯確認作業を行
う場合には、まず、基準点Paを固定局として、この基
準点Paにアンテナ11を設置する。そして、コントロ
ーラ13の初期画面から「現場管理」を選択し、現場名
を入力した後、「杭芯確認観測」を選択し、例えば以下
のような観測条件を入力する。 ・固定局 ・静止測量で得られた公共座標値とローカル座標値(変
換パラメータの入力) ・最小衛星数:5衛星 ・データ取得間隔:1秒 ・最低高角度:15゜ ・観測点名、アンテナ高さ、アンテナタイプなど
【0020】一方、移動局では、アンテナ21の位置が
移動可能なように受信機22と無線機24とを背負子に
セットする。そして、コントローラ23の初期画面から
「現場管理」を選択し、現場名を入力した後、「杭芯確
認観測」を選択し、例えば以下のような観測条件を入力
する。 ・移動局 ・静止測量で得られた公共座標値とローカル座標値(変
換パラメータの入力) ・較差制限:Δx0.02m,Δy0.02m ・最小衛星数:5衛星 ・データ取得間隔:1秒 ・最低高角度:15゜ ・観測点名、アンテナ高さ、アンテナタイプなど
【0021】これにより、固定局のアンテナ11で観測
されたGPSデータは、無線機14,24によって移動
局に送信される。移動局では、この送信データとアンテ
ナ21で観測されたGPSデータから移動局のローカル
座標(x,y)のFix解を算出し、表示部20にその結果
を表示する。この場合、Fix解の算出に要する時間は数
秒程度である。なお、作業の初めに動作チェック、すな
わち、衛星の状態が良好か、無線の状態が良好か、座標
変換パラメータが適切かのチェックを行う。これは、例
えば、アンテナ21を作業範囲Aの外側4隅に順次移動
し、各点のローカル座標を算出することで行う。
【0022】動作チェックの結果が正常であれば、アン
テナ21を所定の墨出位置(例えば図3の点P10)に移
動し、鋲31の上にアンテナ21を垂直にセットする。
続いて、鋲31に付された識別番号(点名P10)を参照
し、その点名P10をコントローラ23に入力する。これ
により、図4(b)に示すように、コントローラ23に
は点名P10に対応した「設計値」が表示されるととも
に、GPS観測による「観測値」、および設計値と観測
値の「較差」が表示される。較差が所定の制限値(Δx
0.02m,Δy0.02m)以内に入っていれば、観測データを
データカード30に記録し、その点P10における杭芯確
認作業を終了する。この場合、図3に示すように、観測
点P10と基準点Paの間に障害物Bがあったとしても、
GPS観測によればその障害物Bに拘わらず墨出位置を
観測することができる。これに対して光学式測量機を用
いる場合には、基準点Paから視通を確保できる点(例
えば点P20)の座標を求め、その点P20に光学式測量機
を移動して点P10の座標を検測しなければならず、手間
がかかる。
【0023】観測結果が較差制限(Δx0.02m,Δy0.02
m)をオーバーすると、図4(c)に示すようにエラー
メッセージが表示される。この場合には、光学式測量機
を用いて再度その点における墨出を行う。なお、GPS
観測の精度(20mm)を許容できるならば、光学式測量
機を用いずにGPS観測結果に基づいて新たに墨出を行
ってもよい。すなわち、鋲31の位置から較差(Δx,
Δy)分だけずらした位置に墨出を行えばよい。エラー
メッセージは較差制限をオーバーしたときだけでなく、
動作チェックの結果が異常のときにも表示される。
【0024】(9)杭芯観測精度管理 杭芯確認作業が終了すると、データカード30に保存さ
れた設計値,観測値などにより、予め決められた所定の
フォーマットに沿って杭芯観測精度管理表が作成され
る。その一例を図6に示す。これによって、杭芯の精度
管理や杭芯確認作業の出来高管理などを行うことができ
る。
【0025】(10)打設作業 杭芯確認作業が終了すると、現場ではアースドリルやド
ロップハンマーなどを用いて杭の打設作業を行う。杭の
種類は、建築物の大きさや地盤の強度、周囲の環境、予
算などを考慮して決定する。一例として、場所打ちコン
クリート杭を打設する場合には、墨出位置にアースドリ
ルのセンターを合わせ、地面に垂直に孔を掘る。次い
で、その孔に鉄筋とともにコンクリートを打ち、場合に
よってはコンクリートの中央に鉄骨などを埋め込む。こ
の場合、墨出位置は前述した工程(8)で確認済みなの
で、精度よく杭を打設することができる。
【0026】このように本実施の形態によると、墨出位
置に杭を打設する前に、GPS観測により墨出位置を確
認するようにしたので、容易に、かつ、精度よく墨出位
置を確認することができ、杭の打設作業を適切に行うこ
とができる。また、GPS観測による公共座標をローカ
ル座標に変換して杭芯確認を行うようにしたので、観測
値と設計値の比較を容易に行える。さらに、GPS観測
値と設計値、および両者の較差を表示するようにしたの
で、作業者は墨出位置の良否をその場で判断することが
できる。この場合、較差が所定値以上のとき墨出作業を
やり直すので、杭芯位置のずれを所定値以内に抑えるこ
とができる。また、較差が所定値以上のとき、エラーメ
ッセージを表示するので、墨出作業のやり直しを確実に
認識することができる。そして、墨出作業を光学式測量
機により行うので、杭芯の位置精度が向上する。また、
光学式測量機ではなくGPS観測値に基づいて墨出作業
を行うこともでき、この場合には、作業効率が向上す
る。さらに、確認作業による結果をデータ管理し、杭芯
観測精度管理表に出力するようにしたので、杭芯の精度
管理などを行える。
【0027】なお、上記実施の形態では、鉄板33を使
用して杭打ち作業を行うようにしたが、地面全体にわた
って厚さ10mmほどのにコンクリートを打ち(捨てコン
クリート)、このコンクリート上で作業を行うようにし
てもよい。この場合、杭打ち作業が終了すると、コンク
リートを破砕し、廃棄処理しなければならなず、多大な
コストと時間を要する。この点、鉄板33は、リサイク
ル可能であり、コストを大幅に節約できる。
【0028】また、上記実施の形態では、墨出位置確認
システムを杭打ち作業に適用した場合について説明した
が、墨出が必要な作業であれば、杭打作業以外にも適用
することができる。さらに、基準点の位置が決定した後
は、基準点にアンテナ11を固設するようにしてもよ
い。さらにまた、上記実施の形態では、固定局から移動
局へ衛星データを送信するようにしたが、移動局から固
定局へデータを送信し、固定局で移動局の座標を取得す
るようにしてもよい(リバースRTK観測)。較差が所
定値以上のとき、エラーメッセージを発するようにした
が、警報音を発するようにしてもよい。
【0029】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、鉄板33が板部材を、GPSアンテナ11とGPS
受信機12とコントローラ13が第1のGPS位置検出
手段を、GPSアンテナ21とGPS受信機22とコン
トローラ23が第2のGPS位置検出手段を、コントロ
ーラ23と無線機14,24が演算手段を、データカー
ド30が記憶手段を、コントローラ23が比較手段を、
表示部20が表示手段を、表示部20が報知手段をそれ
ぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る杭の打設方法によれば、墨出位置に杭を打設する前
に、GPS測量機を用いて墨出位置を確認するようにし
たので、容易に、かつ、精度よく杭を打設することがで
きる。また、本発明による墨出位置確認システムによれ
ば、基準位置および墨出位置に置かれた一対のGPS位
置検出手段により検出された位置情報に基づいて、基準
位置からの墨出位置を演算するようにしたので、容易
に、かつ、精度よく墨出位置を確認することができる。
【0031】また、(1)墨出位置の設計値とGPS測
量機による観測値との較差が所定値を越えるとき、墨出
工程をやり直すようにすれば、杭芯位置のずれを所定値
以内に抑えることができる。(2)光学式測量機により
墨出を行えば、杭芯の位置精度が向上する。(3)確認
作業に続いてGPS観測値に基づいて墨出作業を行え
ば、作業効率が向上する。(4)GPS測量機により得
られた公共座標を設計値のローカル座標に変換すれば、
GPS観測値と設計値との比較が容易である。(5)設
計値と観測値との比較を表示出力すれば、杭打ち作業の
精度管理を容易に行える。(6)板部材上に杭打用の機
械をセットした後、確認作業を行えば、捨てコンクリー
トを打つ必要がなく、作業コスト、時間とも節約でき
る。(7)墨出位置の設計値とGPS観測値を表示すれ
ば、作業者は墨出し位置の良否をその場で判断すること
ができる。(8)設計値とGPS観測値との差が所定値
以上のときに作動する報知手段を備えれば、作業者は墨
出作業のやり直しを確実に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる墨出位置確認シス
テムの構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる墨出位置確認シス
テムを構成するコントローラの外観を示す図。
【図3】杭打ち作業を行う現場の平面図。
【図4】コントローラの表示結果の一例を示す図。
【図5】杭打ち作業の進行状況を説明する図。
【図6】杭芯観測精度管理表の一例を示す図。
【符号の説明】
11,21 GPSアンテナ 12,22 G
PS受信機 13,23 コントローラ 14,24 無
線機 20 表示部 30 データ
カード 33 鉄板 34 重機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浦 達司 東京都北区浮間2−25−1 (72)発明者 大浦 寧 東京都北区浮間2−25−1 (72)発明者 大浦 章 東京都北区浮間2−25−1 (72)発明者 廣瀬 清和 東京都大田区南蒲田2−16−2 (72)発明者 橋永 通男 東京都大田区南蒲田2−16−2 (72)発明者 阿部 武史 東京都大田区南蒲田2−16−2 Fターム(参考) 2D050 EE17 5J062 BB08 CC07 EE04 HH04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計図に従って杭の打設位置を墨出する
    墨出工程と、 この墨出工程で得られた墨出位置に杭を打設する打設工
    程とを含む杭の打設方法であって、 前記打設工程で杭を打設する前に、GPS測量機を用い
    て前記墨出位置を確認する確認工程を設けたことを特徴
    とする杭の打設方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の杭の打設方法におい
    て、 前記確認工程の後に、前記墨出位置の設計値と前記GP
    S測量機による観測値とを比較する比較工程を設け、前
    記設計値と前記観測値との較差が所定値以内のとき、前
    記打設工程に進み、前記所定値を越えるとき、前記墨出
    工程をやり直すことを特徴とする杭の打設方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の杭の打設方法
    において、 前記墨出工程による墨出は、光学式測量機により行うこ
    とを特徴とする杭の打設方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の杭の打設方法におい
    て、 前記確認工程の後に、前記墨出位置の設計値と前記GP
    S測量機による観測値とを比較する比較工程を設け、前
    記設計値と前記観測値との較差が所定値以内のとき、前
    記打設工程に進み、前記所定値を越えるとき、前記観測
    値に基づいて新たに墨出し、その墨出位置に杭を打設す
    ることを特徴とする杭の打設方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の杭の打
    設方法において、 前記GPS測量機により得られた公共座標を前記設計図
    に対応するローカル座標に変換する変換工程を含み、前
    記比較工程はローカル座標で比較することを特徴とする
    杭の打設方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の杭の打
    設方法において、 前記比較工程により得られた情報を表示出力する情報管
    理工程を含むことを特徴とする杭の打設方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の杭の打
    設方法において、 前記墨出工程の後に板部材を敷設し、この板部材上に杭
    打用の機械を配置した後、前記確認工程を行うことを特
    徴とする杭の打設方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の杭の打
    設方法に用いる墨出位置確認システムであって、 基準位置に置かれる第1のGPS位置検出手段と、 前記墨出位置に置かれる第2のGPS位置検出手段と、 前記第1のGPS位置検出手段で検出された前記基準位
    置の位置情報と、前記第2のGPS位置検出手段で検出
    された前記墨出位置の位置情報とに基づいて、前記墨出
    位置を演算する演算手段とを有することを特徴とする墨
    出位置確認システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の墨出位置確認システム
    において、 前記墨出位置の設計値を記憶する記憶手段と、 前記演算手段による演算値と前記記憶手段に記憶された
    設計値とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果を表示する表示手段とを備
    えることを特徴とする墨出位置確認システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の墨出位置確認システ
    ムにおいて、 前記演算値と前記設計値との差が所定値以上のときに作
    動する報知手段を備えることを特徴とする墨出位置確認
    システム。
  11. 【請求項11】 設計図に従って印された杭打ちの墨出
    位置を確認する墨出位置確認システムであって、 基準位置に置かれる第1のGPS位置検出手段と、 前記墨出位置に置かれる第2のGPS位置検出手段と、 前記第1のGPS位置検出手段で検出された前記基準位
    置の位置情報と、前記第2のGPS位置検出手段で検出
    された前記墨出位置の位置情報とに基づいて、前記墨出
    位置を演算する演算手段と、 前記墨出位置の設計値を記憶する記憶手段と、 前記演算手段による演算値と前記記憶手段に記憶された
    設計値とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果を表示する表示手段とを備
    えることを特徴とする墨出位置確認システム。
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